JP6506866B1 - 仮設トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】保管、搬送、設置が容易で、衛生的な仮設トイレを提供する。
【解決手段】地面に立設される支柱111a〜111dを有するパイプテント11と、支柱間111aと支柱111bとの間に連結部材131〜134を介して横架される横架部材121、122と、シート状物からなり、開口部141a〜141dと受部142a〜142dと排水部143a〜143dとを有する小便器ボウル14a〜14dと、横架部材121、122に小便器ボウル14a〜14dを取り付けるための取付用部材15a〜15dと、排水部143a〜143dより排水された水分を貯めるタンク16a〜16dと、一方の端部が排水部143a〜143dに接続され、他方の端部がタンク16a〜16dと接続され、小便器ボウル14a〜14dの排水部より排水された水分をタンク16a〜16dへと導く接続部材17a〜17dとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被災地などに設置され、保管、搬送、設置が容易で、衛生的な仮設トイレに関する。
従来、特許文献1に示すようなボックス型の仮設トイレが知られている。この従来のボックス型の仮設トイレは、大型で、重量が重く、コンパクトにできないため、搬送及び設置が大変であるという問題があった。
このような問題を解決すべく、例えば特許文献2に示すような軽量かつ折り畳み可能なテント型の仮設トイレが知られている。この仮設トイレは、フレーム式のテントの側面用幕(小便用外幕)に複数溶着されたシート状の受け部と、各受け部の上縁、及び、正面に取り付けられる成形バーとで複数の小便器を構成するものである。
この仮設トイレによれば、成形バーを取り外すことで、小便用外幕を折り畳み、小便器が汚れた際には、小便用外幕をフレーム部から取外し、新しい小便用外幕に交換することができる。
特開2011−94427号公報 特開2013−133632号公報
しかしながら、特許文献2に開示された仮設トイレでは、複数の受け部が小便用外幕に溶着されることで、複数の小便器が形成されているため、交換する際には、小便用外幕を交換しなければならず、交換作業に大変な手間がかかっていた。また、各小便器は個別に取り外して交換することができないため、こまめな交換ができず、不衛生であった。加えて、あらかじめ受け部が小便用外幕に溶着されているため、ユーザは状況に応じて、小便器の数を変更することができなかった。
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一は、保管、搬送、設置が容易で、小便器の数をユーザのニーズに合わせて容易に変更でき、衛生的な仮設トイレを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る仮設トイレによれば、地面に立設される支柱及び屋根の骨格からなるフレーム部と、前記フレームを覆うよう設けられる外幕部とで構成されるパイプテントと、前記支柱間に直接或いは間接的に横架される棒状物である第一横架部材と、前記第一横架部材と略平行になるよう、前記支柱間に直接或いは間接的に横架される棒状物である第二横架部材と、シート状物からなり、水分が注水される第一開口部と、前記第一開口部より注水された水分を排水する排水部と、前記第一開口部より注水された水分を受け、該水分を前記排水部へと誘導する受部とを有する小便器ボウルと、前記第一横架部材及び第二横架部材に前記小便器ボウルを取り付けるための取付用部材と、前記小便器ボウルの排水部より排水された水分を貯めるタンクと、一方の端部が前記排水部に接続され、他方の端部が前記タンクと接続され、前記小便器ボウルの排水部より排水された水分を前記タンクへと導く接続部材とを備えることができる。
前記構成によれば、仮設トイレは、パイプテント、第一横架部材、第二横架部材、小便器ボウル、取付用部材、タンク及び接続部材は分離可能であり、さらに、パイプテントは、フレーム部と外幕部とで分離可能であるので、分離することで容易に保管、搬送できる。また、パイプテントを主とした構成であるため、当然、容易に設置することができる。また、前述のとおり個別に分離可能な構成であるため、小便器ボウルの洗浄が容易であり、衛生的である。
本発明の第2の側面に係る仮設トイレによれば、前記取付用部材は、略矩形状のシート状物であって、前記第一開口部と連設される第二開口部と、対向する二辺の縁部のうち、一方に前記第一横架部材が挿通される第一取付部と、他方に前記第二横架部材が挿通される第二取付部とを有することができる。
前記構成によれば、取付用部材が、第一横架部材及び第二横架部材に挿通されて取り付ける構成であるため、第一横架部材及び第二横架部材の長さに応じて、取付用部材を複数取り付けることも可能である。すなわち、必要に応じて、小便器ボウルの数をユーザのニーズに合わせて適宜変更することが可能である。逆に、第一横架部材及び第二横架部材の長さを変更することで、部材を変更することなく、小便器ボウルの数の異なる仮設トイレを製造できるので、製造の観点からも好適であるといえる。
本発明の第3の側面に係る仮設トイレによれば、前記第二横架部材が前記第一横架部材よりも、地面側で、且つ、前記支柱から離れた位置で、前記支柱間に間接的に横架されるよう、前記第二横架部材と前記支柱とを連結する連結部材を備えることができる。
前記構成によれば、取付用部材を介して、小便器ボウルを傾斜させて取り付けることができるので、使用に適した態様にできる。また、連結部材は、例えば、トラス構造とすることで、高い強度で第二横架部材を前記支柱と連結することができる。
本発明の第4の側面に係る仮設トイレによれば、前記小便器ボウルの受部は、略中空円錐台形状であって、一方の端部は前記第一開口部であり、他方の端部は前記排水部と連設されることを特徴とする。
前記構成によれば、小便器ボウルを容易に製造することができる。
本発明の第5の側面に係る仮設トイレによれば、前記取付用部材及び小便器ボウルは、防水性を有する。
本発明の第6の側面に係る仮設トイレによれば、前記複数の小便器ボウル間を仕切るシート状物である内幕部を備えることができる。
以上の通り、本発明によれば、保管、搬送、設置が容易で、小便器の数をユーザのニーズに合わせて容易に変更でき、衛生的な小便器ボウル、及び、仮設トイレを得ることができる。
本実施の形態に係る仮設トイレの内部の模式図である。 本実施の形態に係る仮設トイレの外部の模式図である。 図3Aは、本発明を適用した連結部材の一実施例を示した模式図、図3B、3Cは他の実施例を示した模式図である。 本発明を適用した小便器ボウルを示した模式図である。 図5A〜図5Cは、小便器ボウルの製造方法の説明図である。 第一の実施例に係る取付用部材を示した模式図である。 図7A〜図7Cは小便器ボウルと取付用部材の接合方法の説明図である。 図8Aは第二の実施例に係る取付用部材を示した模式図であり、図8Bは取付用部材を横架部材に取り付けた状態を示す図である。 図9Aは第三の実施例に係る取付用部材を示した模式図であり、図9Bは取付用部材を横架部材に取り付けた状態を示す図である。 図10Aは第四の実施例に係る取付用部材を示した模式図であり、図10Bは取付用部材を横架部材に取り付けた状態を示す図である。 図11Aは第五の実施例に係る取付用部材を示した模式図であり、図11Bは取付用部材を横架部材に取り付けた状態を示す図である。 本発明を適用した接続部材の説明図であって、図12Aは外観図、図12Bは断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための仮設トイレを例示するものであって、本発明はそれらを以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(仮設トイレ1)
本実施の形態に係る仮設トイレ1について、仮設トイレ1の、内部の模式図である図1及び外部の模式図である図2に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る仮設トイレ1は、主として、パイプテント11、横架部材121(特許請求の範囲における「第一横架部材」の一例に対応する。)、122(特許請求の範囲における「第二横架部材」の一例に対応する。)、連結部材131〜134、小便器ボウル14a〜14d、取付用部材15a〜15d、タンク16a〜16d、接続部材17a〜17d、パーティション18a〜18c(特許請求の範囲における「内幕部」の一例に対応する。)で構成される。以下、各部材について詳細に説明する。
(パイプテント11)
パイプテント11は、一般的な、組立式のパイプテントであって、図1に示すように、地面に立設される4本の支柱111a〜111dと、支柱111a〜111dの上端に連設される屋根の骨格112a〜112iと、支柱111a〜111d及び屋根の骨格112a〜112iを連結するための連結部材113a〜113fと、これらを覆うよう設けられる外幕部114とからなる。
支柱111a〜111dと屋根の骨格112a〜112iとは、円形パイプからなり、外幕部114は、防水性のシート状物からなる。また、接続部材17a〜17dのホース171a〜171dを通すためのスリット114a〜114dを有する。
なお、支柱の数は4本に限定されず、例えば6本や8本であってもよく、パイプテント11の大きさによって適宜変更してよい。また、支柱及び屋根の骨格は円形パイプに限定されず、径の大きさも特に限定されない。
(横架部材121、122)
横架部材121、122は、共に、円形パイプである。
横架部材121は、連結部材131、132によって、支柱111aと支柱111bとの間を横架するよう取り付けられる。一方、横架部材122は、連結部材133、134(特許請求の範囲における「連結部材」の一例に対応する。詳細は後述する。)によって、支柱111aと支柱111bとの間を横架し、横架部材121より、地面に近く、支柱111a、111bから離れた位置に配されるよう取り付けられる。
これによって、取付用部材15a〜15dを介して取り付けられた小便器ボウル14a〜14dの開口部141a〜141d(特許請求の範囲における「第一開口部」の一例に対応する。)に使用に適した傾斜を付けることができる。
なお、パイプの形状や、径の大きさは特に限定されないが、例えば、支柱111a〜111d及び屋根の骨格112a〜112iと同経の円形パイプを用いてもよい。この態様は、パイプテント11と同じ材料(パイプ)から、製造できるという点で優れている。また逆に、所望の強度に応じて、径の大きさの異なるパイプを使い分けてもよい。
(連結部材133、134)
連結部材133、134は、前述のとおり、開口部141a〜141dに使用に適した傾斜が付くよう、横架部材122を支柱111aと支柱111bとの間に取り付けるための部材である。以下で詳細について説明するが、連結部材133、134は同一の部材であるため、連結部材134については説明を省略する。
連結部材133について、図3に基づいて説明する。連結部材133は、図3Aに示すように、支柱111aと略三角形状を形成する部材133a、133bと、支柱111aと部材133a、133bを連結するための部材133c〜133eの5つの部材によって構成される。また、部材133dが横架部材122の一端を、部材134dが横架部材122の他端を固設支持することで、横架部材122を、支柱111aと支柱111bとの間を横架し、横架部材121より、地面に近く、支柱111a、111bから離れた位置に配されるよう取り付けることができる。
以上の構成から、横架部材122の位置は、連結部材133、134によって決定され、開口部141a〜141dの傾斜は、横架部材121と横架部材122との位置関係によって決まる。すなわち、連結部材133、134の態様、取付位置等を変更することで、開口部141a〜141dの傾斜を適宜調節することが可能である。
なお、連結部材133、134は前述の構成に限定されず、所望の強度や、生産コストに合わせて適宜変更してもよい。例えば、図3Bのように、連結部材131に変えて部材133cが横架部材121を支柱111aと支柱111bとの間に取り付けるような態様であってもよい。また、図3Cに示すように、3つの部材133a'〜133c'で横架部材122を支柱111aと支柱111bとの間に取り付けるような態様であってもよい。
(小便器ボウル14a〜14d)
小便器ボウル14a〜14dについて、図4に基づき説明する。なお、小便器ボウル14a〜14dは同一の部材であるため、小便器ボウル14b〜14dについては説明を省略する。
小便器ボウル14aは、図4に示すように、開口部141a、受部142a及び排水部143aを有し、取付用部材15aと接合するための接合部J1が開口部141aに連設される。開口部141aより注水された水分は、受部142aで一旦、受けられた後、排水部143aへと誘導されて排水される。
(小便器ボウルの製造方法)
ここで、小便器ボウル14a〜14dの製造方法について図5に基づき説明する。なお、小便器ボウル14a〜14dは同一の製造方法であるため、小便器ボウル14b〜14dについては説明を省略する。
まず、市販の防水性テント用シート材を図5Aに示す形状に裁断する。次に、図5Bに示すようにシート材を丸め、接合部J2及び接合部J3で縫合し、図5Cに示すように縫合した部分を防水テープWTで補強して完成する。
なお、接合部J2と接合部J3は縫合以外の方法で接合してもよい。例えば、高周波ウェルダー加工を用いて溶着してもよく、この場合、防水テープWTによる補強は不要である。また、小便器ボウルは、前述の機能を満たす範囲であれば、その形状を適宜変更してもよい。
(取付用部材の第一の実施例:取付用部材15a〜15d)
取付用部材の第一の実施例に係る取付用部材15a〜15dは、横架部材121、122に小便器ボウル14a〜14dを取り付けるための部材である。以下で詳細について、図6に基づき説明するが、取付用部材15a〜15dは同一の部材であるため、取付用部材15b〜15dについては説明を省略する。
取付用部材15aは、図6に示すように、矩形状に裁断された市販の防水性テント用シート材からなり、対向する二辺のうち、一方に横架部材121を、他方に横架部材122を挿通するため筒状に形成されてなる挿通部151a(特許請求の範囲における「第一取付部」の一例に対応する。)、152a(特許請求の範囲における「第二取付部」の一例に対応する。)を備える。また、取付用部材15aは、略中央に、挿通部151a、152aを有する辺の対向方向に長軸を有する略楕円形状の開口部153a(特許請求の範囲における「第二開口部」の一例に対応する。)を有する。
前記構成により、取付用部材15aは、挿通部151aに横架部材121を、挿通部152aに横架部材122を挿通することで、小便器ボウル14aをパイプテント11に取り付けることができる。
(小便器ボウルと取付用部材の接合方法)
ここで、小便器ボウル14a〜14dと取付用部材15a〜15dとを接合する方法について図7に基づき説明する。なお、以下では、小便器ボウル14aを取付用部材15aに接合する方法を説明し、小便器ボウル14b〜14dを取付用部材15b〜15dに接合する方法は同様であるため省略する。
まず、図7Aに示すように、開口部141aと開口部153aとが連設し、接合部J1が取付用部材の上面に配されるよう小便器ボウル14aと取付用部材15aを組み合わせる。
次に、図7Bに示すように接合部J1を縫合し、図7Cに示すように縫合した部分を防水テープWTで補強して完成する。
なお、接合部J1は縫合以外の方法で接合してもよい。例えば、高周波ウェルダー加工を用いて溶着してもよく、この場合、防水テープWTによる補強は不要である。また、接合部J1を面ファスナーに変更してもよい。この構成であれば、取付用部材から小便器ボウルを取り外して洗浄することができるので、より衛生的である。
以上、特許請求の範囲における取付用部材の一例として取付用部材15a〜15dについて説明したが、本発明における取付用部材は取付用部材15a〜15dの態様に限定されるものではない。以下、他の実施例について説明する。
(取付用部材の第二の実施例:取付用部材2)
取付用部材の第二の実施例にかかる取付用部材2は、図8Aに示すように、開口部211を有する平シート21と、平シート21の4つの角それぞれに取り付けられる4つの紐22とからなる。取付用部材2は、第一の実施例と同様の方法で小便器ボウル14a〜14dと接合される。なお、図8Aは、一例として、取付用部材2と小便器ボウル14aを接合した状態を示している。
前記構成により、図8Bに示すように、第二の実施例にかかる取付用部材2の紐22を横架部材121、122に結ぶことで小便器ボウル14aをパイプテント11に取り付けることができる。
(取付用部材の第三の実施例:取付用部材3)
取付用部材の第三の実施例にかかる取付用部材3は、図9Aに示すように、小便器ボウル14a〜14dの各々に取り付けられる4つの紐である。この場合、小便器ボウル14a〜14dに接合部J1は不要である。なお、図9Aは、一例として、取付用部材3と小便器ボウル14aを接合した状態を示している。
前記構成により、図9Bに示すように、第三の実施例にかかる取付用部材3を横架部材121、122に結ぶことで小便器ボウル14aをパイプテント11に取り付けることができる。
(取付用部材の第四の実施例:取付用部材4)
取付用部材の第四の実施例にかかる取付用部材4は、図10Aに示すように、開口部411を有する平シート41と、平シート41の4つの角それぞれに取り付けられる4つの紐42と、紐42に取り付けられるC字型のクリップ43とからなる。第一及び第二の実施例と同様の方法で小便器ボウル14a〜14dと接合される。なお、クリップ43の形状はC字型に限定されない。例えば、角パイプを用いたパイプテントに適用する場合であれば、コの字型のクリップを用いることができる。また、図10Aは、一例として、取付用部材4と小便器ボウル14aを接合した状態を示している。
前記構成により、図10Bに示すように、第四の実施例にかかる取付用部材4のクリップ43を横架部材121、122に取り付けることで小便器ボウル14aをパイプテント11に取り付けることができる。
(取付用部材の第五の実施例:取付用部材5)
取付用部材の第五の実施例にかかる取付用部材5は、図11Aに示すように、小便器ボウル14a〜14dの各々に取り付けられる4つの紐51と、紐51に取り付けられるC字型のクリップ52とからなる。この場合、小便器ボウル14a〜14dに接合部J1は不要である。なお、クリップ52の形状は、第四の実施例同様、C字型に限定されない。また、図11Aは、一例として、取付用部材5と小便器ボウル14aを接合した状態を示している。
前記構成により、図11Bに示すように、第五の実施例にかかる取付用部材5のクリップ52を横架部材121、122に取り付けることで小便器ボウル14aをパイプテント11に取り付けることができる。
以上の構成により、取付用部材は、挿通した横架部材121、122に沿ってスライドすることができるので、小便器ボウルの横方向の位置を調整が可能である。この構成により、本発明は、小便器の数をユーザのニーズに合わせて容易に変更することが可能である。具体的に、本実施例では4つの小便器ボウル14a〜14dを取り付ける態様を説明しているが、例えば、各小便器ボウルの間隔を狭めるようスライド移動させ、5以上の小便器ボウルを取り付けることが可能である。逆に、各小便器ボウルの間隔を広げるようスライド移動させ、取り付ける小便器ボウルの数を減らすことも可能である。
(タンク16a〜16d)
タンク16a〜16dは小便器ボウル14a〜14dの排水部143a〜143dから排水される水分を一時的に貯めておくための部材である。例えば、一般的なポリタンク等が利用できる。
(接続部材17a〜17d)
接続部材17a〜17dは、一方の端部が排水部143a〜143d(排水部143b〜143dは図示していない。)に接続され、他方の端部がタンク16a〜16dと接続され、小便器ボウル14a〜14dの排水部143a〜143dから排水された水分をタンク16a〜16dへ導くための部材である。以下で詳細について、図12に基づき説明するが、接続部材17a〜17dは同一の部材であるため、接続部材17b〜17dについては説明を省略する。
接続部材17aの外観図を図12Aに、断面図を図12Bに示す。接続部材17aは、一方の縁部が排水部143aを覆うよう配されるホース171aと、ホース171aと排水部143aとを固定するバンド172aと、バンド172aによる固定を補助する補助部材173aとからなる。
(ホース171a)
ホース171aは、排水部143aから排水された水分をタンク16aへ送るための部材である。
ホース171aは、排水部143aよりやや口径の大きな市販のホースである。ホース171aの一方の縁部は、バンド172aによって、排水部143aに固定され、他方の端部は、外幕部114に設けられたスリット114aを貫通し、テント外部に設置されたタンク16aと接続される。
(バンド172a)
バンド172aは、ホース171aと排水部143aとを固定するための固定部材である。バンド172aは、例えば、ゴム製の紐などである。なお、バンド172aは、ホース171aと排水部143aとを固定できるようなその他の固定部材に置き換えることができる。
(補助部材173a)
補助部材173aは、ホース171aと排水部143aとの固定を容易にするための部材である。
補助部材173aは、図12Bに示すように、円筒形状の部材である。補助部材173aは、樹脂、金属等、ホース171aを排水部143aに固定する際に変形しない程度の硬度を有するものであればよい。また、形状も前述のものに限定されず、例えば、上部にフランジを設けることで、小便器ボウル14aの受部142aに引っ掛かって支持されるような態様としてもよい。
(パーティション18a〜18c)
パーティション18a〜18cは、各小便器ボウル間に設置され、空間を仕切り、プライベート空間を作るための部材である。
図1に示すようにパーティション18a〜18cは、空間を仕切る仕切布181a〜181cと、屋根の骨格112g、112iに取り付けるための仕切布取付部182からなる。
仕切布181a〜181cは、例えば、一般的なトイレに設置されるパーティション板サイズに裁断された防水性テント用シートである。仕切布取付部182は、例えば、支柱111a〜111dと同じパイプや、一端が仕切布181a〜181cに縫い付けられた紐などである。
前記構成により、パーティション18a〜18cは、着脱し易く、容易に洗浄できるため、衛生的である。なお、パーティション18a〜18cは、プラスチックなどの板でもよく、ネジなどでパイプに固定してもよい。
(仮設トイレ1の組立方法)
まず、一般的なテントを組み立てる要領で、パイプテント11を組み立て、連結部材131〜134を用いて横架部材121、122を支柱111a、111bに取り付ける。
次に、小便器ボウル14a〜14dが接合された取付用部材15a〜15dの挿通部151a〜151d、152a〜152dに横架部材121、122を挿通することで、小便器ボウル14a〜14dを取り付ける。
次いで、小便器ボウル14a〜14dの排水部143a〜143dに接続部材17a〜17dを接続する。
次いで、接続部材17a〜17dのホース171a〜171dをスリット114a〜114dに通し、タンク16a〜16dへと接続する。
最後に、仕切布取付部182を屋根の骨格112g、112iに取り付け、取り付けられた仕切布取付部182に仕切布181a〜181cが取り付けることで仮設トイレ1の組立が完了する。
以上説明したように、本発明に係る仮設トイレは、保管、搬送、設置が容易で、小便器の数をユーザのニーズに合わせて容易に変更でき、衛生的な小便器ボウル、及び、仮設トイレを得ることができる。
また、本発明は、一般的なパイプテントに、小便器ボウル及び小便器ボウルをパイプテントに取り付けるための諸部材を適用することもできる。すなわち、災害発生時に避難場所として指定される学校等が予め所有しているパイプテントに適用することも可能である。
本発明に係る仮設トイレは、被災地などで、長時間屋外に設置される仮設トイレの用途に使用できる。
1…仮設トイレ
11…パイプテント
111a〜111d…支柱;112a〜112i…屋根の骨格;113a〜113f…連結部材;114…外幕部;114a〜114d…スリット
121、122…横架部材
131〜134…連結部材
133a〜133e、134a〜134e…部材
14a〜14d…小便器ボウル
141a〜141d…開口部;142a…受部;143a〜143d…排水部
15a〜15d…取付用部材
151a〜151d、152a〜152d…挿通部;153a…開口部
16a〜16d…タンク
17a〜17d…接続部材
171a〜171d…ホース;172a…バンド;173a…補助部材
18a〜18c…パーティション
181a〜181c…仕切布;182…仕切布取付部
2…取付用部材
21…平シート
211…開口部
22…紐
3…取付用部材
4…取付用部材
41…平シート
411…開口部
42…紐
43…クリップ
5…取付用部材
51…紐
52…クリップ
J1〜J3…接合部
WT…防水テープ

Claims (5)

  1. 地面に立設される支柱及び屋根の骨格からなるフレーム部と、前記フレームを覆うよう設けられる外幕部とで構成されるパイプテントと、
    前記支柱間に直接或いは間接的に横架される棒状物である第一横架部材と、
    前記第一横架部材と略平行になるよう、前記支柱間に横架される棒状物である第二横架部材と、
    前記第二横架部材が前記第一横架部材よりも、地面側で、且つ、前記支柱から離れた位置で、前記支柱間に間接的に横架されるよう、前記第二横架部材と前記支柱とを連結する連結部材と、
    シート状物からなり、水分が注水される第一開口部と、前記第一開口部より注水された水分を排水する排水部と、前記第一開口部より注水された水分を受け、該水分を前記排水部へと誘導する受部とを有する小便器ボウルと、
    前記第一横架部材及び第二横架部材に前記小便器ボウルを取り付けるための取付用部材と、
    前記小便器ボウルの排水部より排水された水分を貯めるタンクと、
    一方の端部が前記排水部に接続され、他方の端部が前記タンクと接続され、前記小便器ボウルの排水部より排水された水分を前記タンクへと導く接続部材と、
    を備える仮設トイレ。
  2. 請求項1に記載の仮設トイレであって、
    前記取付用部材は、略矩形状のシート状物であって、前記第一開口部と連設される第二開口部と、対向する二辺の縁部のうち、一方に前記第一横架部材が挿通される第一取付部と、他方に前記第二横架部材が挿通される第二取付部とを有する仮設トイレ。
  3. 請求項1又は2に記載の仮設トイレであって、
    前記小便器ボウルの受部は、略中空円錐台形状であって、一方の端部は前記第一開口部であり、他方の端部は前記排水部と連設されることを特徴とする仮設トイレ。
  4. 請求項1〜のいずれか一に記載の仮設トイレであって、
    前記取付用部材及び小便器ボウルは、防水性を有することを特徴とする仮設トイレ。
  5. 請求項1〜のいずれか一に記載の仮設トイレであって、さらに、
    前記複数の小便器ボウル間を仕切るシート状物である内幕部
    を備える仮設トイレ。
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