JP6506373B1 - ベルトのバックル - Google Patents

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Abstract

【課題】バックルに激しい衝撃を受けてもベルトの連結端部が留め具から外れないようにする。
【解決手段】上下プレート(11)(21)でベルト本体(4)の連結端部(41)を上下から挟み込んで抜け止め状態に保持すると共に前方に開放可能な留め具(1)と、ベルト本体(4)の自由端部(42)側が挿通可能な枠体(30)と、ベルト孔(40)に挿通可能なピン部材(3)を有し、留め具(1)を、上プレート(11)の前端部(12)を下プレート(21)の前端部(20)に被せた閉塞状態で開放阻止状態に保持する係合手段が設けられ、上プレート(11)の前端部(12)の中央には、ピン部材(3)が挿通及び回動可能な大きさを有し且つ周縁が閉じられた形状の貫通孔(10)が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトのバックル、例えば、スポーツ用衣服、作業服、服飾などに使用されるベルトのバックルに関する。
従来のベルトのバックルは、図5に示すように、略矩形状の枠体(53)と、ベルト本体(4)の連結端部(41)を抜け止め状態に固定する留め具(5)と、ベルト本体(4)のベルト孔(40)に挿通させるピン部材(50)を備えている。
留め具(5)は、上プレート(51)と下プレート(52)からなり、下プレート(52)の前端部に設けられた中空の筒部(52a)に、枠体(53)の一辺が回動自在に取付けられていると共に、枠体(53)の前記一辺の中央に、ピン部材(50)が、枠体(53)内に突出するように回動自在に取り付けられている。上プレート(51)は、枠体(53)側である前方が開放するように、後端部が下プレート(52)に回動自在に軸支されている。
また、上プレート(51)の両側端縁からは係合片(51a)が垂下しており、上プレート(51)を下プレート(52)側へ倒して、上プレート(51)の前端部を下プレート(52)の前端部の筒部(52a)に上から被せると、係合片(51a)が、下プレート(52)の両側端縁の所定個所に設けられた被係合部に各々係合するように設定されており、これにより、留め具(5)は閉塞状態に維持される。
上プレート(51)の後端部には、先端が鋸刃状に形成された噛込片(54)が垂下されており、上プレート(51)の前方を開放させると、噛込片(54)と下プレート(52)との間に隙間が生じるように設定されている。この隙間に、ベルト本体(4)の連結端部(41)を後方から挿入し、挿入完了後に、上述したように、上プレート(51)の前端部を下プレート(52)側に倒して、係合片(51a)を下プレート(52)の両側端縁の被係合部に係合させると、噛込片(54)の鋸刃状の先端がベルト本体(4)の表面に噛み込み、ベルト本体(4)の連結端部(41)は、留め具(5)に抜け止め状態に固定される。
また、上プレート(51)の前端部を下プレート(52)の筒部(52a)に上から被せても、ピン部材(50)の回動の邪魔にならないように、上プレート(51)の前端部中央には、ピン部材(50)の軸支部が回動自在に収容可能な大きさ形状の切欠部(55)が前方に開放するように形成されている。
ベルトを装着するには、枠体(53)に、ベルト本体(4)の自由端部(42)を挿通させた後に、ベルト孔(40)の一つにピン部材(50)を挿通させる。この装着状態では、ピン部材(50)は、枠体(53)と共に、ベルト本体(4)の表面に押し倒された姿勢で保持される。
実開平6−66317号公報
しかしながら、上記した従来のバックルを具備するベルトを、例えば、野球用ユニフォームに使用した場合、ヘッドスライディング等によりバックルに激しい外的衝撃が加えられると、ベルト本体(4)の連結端部(41)が留め具(5)から抜け外れてしまうという問題があった。
これは、留め具(5)を閉塞させた状態で、上プレート(51)の係合片(51a)を下プレート(52)の被係合部に係合させているが、上プレート(51)の前端部は、下プレート(52)の前端の筒部(52a)に上方から被せた状態にあるため、上プレート(51)の前端部に強い衝撃が加わると、係合片(51a)の係合状態が外れ、上プレート(51)が起き上がってしまうことにより、留め具(5)の後端部に前記隙間が生じてしまうからである。
このとき、ベルト孔(40)に挿通した状態のピン部材(50)は、枠体(53)を介して、ベルト本体(4)の表面に押し倒された状態に保持されているが、上プレート(51)には上記したような切欠部(55)が形成されているから、上プレート(51)は、ピン部材(53)の上記姿勢とは無関係に起き上がる。これにより、留め具(5)は前方に開放し、ベルト本体(4)の連結端部(41)が留め具(5)から抜け外れてしまうのである。
本発明は、ベルトの連結端部を抜け止め状態に保持する留め具が設けられたバックルにおいて、激しい外的衝撃を受けても、前記留め具から、ベルトの連結端部が抜け外れることなく、抜け止め状態が保持されるベルトのバックルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の技術的手段は、
『上プレートと下プレートで、ベルト本体の連結端部を上下から挟み込んで抜け止め状態に保持する留め具と、
留め具の前端部に一辺が回動自在に取付けられていると共に、ベルト本体の自由端部側が挿通可能な枠体と、
枠体の前記一辺の中央に回動自在に取り付けられていると共に、ベルト本体のベルト孔に挿通可能なピン部材とからなり、
留め具は、上プレートの後端部を下プレートの後端部に回動自在に軸支させることにより、前方に開放可能に構成されており、
上プレートの前端部を下プレートの前端部に被せた留め具の閉塞状態にて開放阻止状態となるように係合する係合手段が設けられ、
上プレートの前端部の中央には、ピン部材が挿通及び回動可能な大きさを有し且つ、周縁が閉じられた形状の貫通孔が形成されている』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
留め具は、上プレートの後端部が下プレートの後端部に回動自在に軸支されることにより、前方開放可能に構成されている。下プレートの前端部に上プレートの前端部を上方から被せた留め具の閉塞状態は係合手段によって保持され、この閉塞状態にて、ベルト本体の連結端部が上プレートと下プレートとで挟み込まれて抜け止め状態に固定される。
なお、ピン部材が挿通し突出する貫通孔は、周縁が閉じられた形状であるから、ピン部材は、貫通孔の前端縁と後端縁との間にて回動自在となっている。
上記構成のバックルを具備させたベルトを装着するには、体の前で、ベルト本体の自由端部を、留め具に具備させた枠体内に挿通させると共に、ベルト本体に複数設けられているベルト孔の一つにピン部材を挿通させる。ベルトの装着完了状態においては、ピン部材は、所定のベルト孔に挿通した状態で、枠体と共にベルト本体の表面側に押し倒された姿勢で保持される。このとき、貫通孔の周縁のうち、前端縁は、ピン部材の下方に位置する態様となっている。
上記ベルトの装着状態において、バックルに強い外的衝撃が加えられることがあったとしても、上プレートに形成されている貫通孔の前端縁はピン部材の下方に位置しており、そのピン部材は、枠体と共にベルト本体の表面側に押し倒された姿勢に保持されていることから、上プレートの起立は、ピン部材によって阻止され、上プレートの起き上がり方向への回動が抑制される。これにより、留め具は不用意に開放することはないから、バックルに強い外的衝撃が加えられても、留め具からベルト本体の連結端部が外れることがない。
前記ベルトのバックルにおいて、『上プレートの前端部から突片が、さらに前方に向かって延設されており、
前記突片の基端部に沿って、前記貫通孔の前端縁が位置するように設けられている』ものである。
ベルト装着時には、突片は、ピン部材の下方に位置することとなり、ピン部材により確実に押さえられる。これにより、上プレートの起き上がりを一層防止することが出来る。 なお、留め具を強制的に開放させる際に、突片に指をかけて上プレートを引き上げれば、係合手段による係合を容易に解除させることが出来、上プレートを起立させることが出来る。
また、ベルト未装着時では前記突片の表面は外観できるので、この突片にロゴマークなどを表示して外観に変化を与えることもできる。
前記ベルトのバックルにおいて、『前記係合手段は、下プレートの両側縁部から起立し且つ先端に係合突起を内方へ突設させた係合片と、
上プレートを下プレート側へ倒したときに、前記係合突起が対応する上プレートの両側縁部の所定位置に設けられた被係合部とからなり、
前記係合突起は、前記被係合部に、外側から係合可能に設定されている』ものである。
係合片の係合突起は、上プレートの両側縁部に設けた被係合部に、外側から内側に向かって係合する構成としたから、ベルトの装着中に、バックルの側方から強い外的衝撃が加えられても、前記衝撃の方向は、係合突起の係合方向と同じとなり、前記係合手段による係合状態は外的衝撃によって外れにくい。
以上のように、本発明によると、ベルト装着時には、ベルト孔に挿通状態にあって、ベルト本体の表面側に押し倒された姿勢に保持されているピン部材によって、上プレートは押さえ付けられる態様となるから、バックルが外的衝撃を受けたとしても、上プレートの起立方向への回動はピン部材で阻止され、留め具が不用意に開放することはない。よって、留め具からベルト本体の連結端部が抜け外れる不都合を防止することが出来、例えば、バックルに強い衝撃を受けるようなスポーツのユニフォーム用のベルトとしても安心して使用することが可能となる。
本発明の実施の形態のベルトのバックルを示した斜視図である。 本発明の実施の形態のベルトのバックルの留め具を開放した状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態のベルトのバックルの使用状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態のベルトのバックルの使用状態を示す斜視図である。 従来のベルトのバックルの構造を示した斜視図である。
本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。
この実施の形態によるベルトのバックルは、スポーツ用衣服として、特に野球用ユニフォームに装着するベルトに使用されるものとするが、作業服や一般の服飾用に使用されても良い。
なお、本実施の形態では、従来のものと同様、留め具(1)が開放する側を前方とし、上下プレート(11)(21)が軸支されている側を後方とし、その両側を左右とすると共に、ベルトを装着したとき、外面となる側を上方、身体側となる側を下方と言う。
本発明のバックルは、図1に示すように、ベルト本体(4)の連結端部(41)を抜け止め状態に保持する留め具(1)と、この留め具(1)の前方端に一辺が回動自在に取付けられた略矩形状の枠体(30)と、枠体(30)内に突出するように、枠体(30)の前記一辺の中央に回動自在に軸支されたピン部材(3)とを具備する。
留め具(1)は、上下に配置された二枚の上プレート(11)と下プレート(21)とからなり、上プレート(11)の後端両側部から左右方向に突出させた軸部(11a)を、下プレート(21)の後端両側部に起立させた起立片(22)の先端近傍に設けた挿通孔(22a)に回動自在に軸支させることにより、前方に開放する構造となっており、上プレート(11)の後端部には、先端辺を鋸刃状に形成させた噛込片(14)を垂下させている。
また、上プレート(11)の前端部には、上方に凸の断面円弧状の被せ部(12)が形成されており、その中央部分からさらに前方へ、突片(13)が延設されている。そして、突片(13)の基端部から、被せ部(12)の後方基端部にかけて、前後に長い長方形状の貫通孔(10)が形成されている。
下プレート(21)の左右両側部には、上述した起立片(22)と、その前方に、先端に係合突起(23a)を内方に突出させた係合片(23)が起立している。
下プレート(21)の前端部は上向きに円弧状に曲げ加工されて、上プレート(11)の被せ部(12)がちょうど上から被覆可能な円弧状前端部(20)が後方に開放するように形成されている。この円弧状前端部(20)の中央部には、スリット部(20a)が後方端縁に開放するように形成されており、これにより、円弧状前端部(20)は、スリット部(20a)を介して左右に分かれた状態となっている。この一対の円弧状前端部(20)に、枠体(30)の前記一辺を回動軸(31)として収容させると共に、回動軸(31)のうち、スリット部(20a)から露出する中央部分に、図2に示すように、ピン部材(3)の一端を回動自在に巻回させた構造となっている。
枠体(30)は、上記したように、後端辺を回動軸(31)とする略矩形枠状体であり、回動軸(31)から前端辺(32)に向かう両側辺(33)は、図2及び図3に示すように、上方に凸の円弧状に形成されている。また、前端辺(32)の中央には凹み部(34)が設けられている。
なお、ピン部材(3)は、上記したように、一端を、枠体(30)の回動軸(31)に巻回させて回動自在に取り付けられていると共に、前方に倒した状態にて、図3に示すように、下方に凸となるように屈曲した形状を呈しており、その先端は、枠体(30)の前端辺(32)の中央の凹み部(34)にちょうど当接する寸法関係に設定されている。
上記したように、留め具(1)と枠体(30)とピン部材(3)とを具備するバックルに、ベルト本体(4)の連結端部(41)を抜け止め状態に固定するには、まず、上プレート(11)を、図2に示すように、軸部(11a)を回動支点として、後方へ回動させて、留め具(1)の前方を大きく開放させる。すると、上プレート(11)の噛込片(14)と下プレート(21)との間に所定の隙間(S)が形成され、この隙間(S)に、二点鎖線に示すように、所定の長さに裁断したベルト本体(4)の連結端部(41)を後方から差し込む。
差し込み後、ピン部材(3)を上プレート(11)の貫通孔(10)に挿通させながら、上プレート(11)を前方へ倒すと、噛込片(14)の先端の鋸刃状部が、ベルト本体(4)の表面に噛み込むと共に、被せ部(12)が、下プレート(21)の円弧状前端部(20)の上面に上方から被覆され、これと同時に、下プレート(21)の係合片(23)の係合突起(23a)を、上プレート(11)の対応個所に形成されている係合凹部(11b)に各々係合させることにより、留め具(1)は閉塞状態に保持される。
ベルト本体(4)の連結端部(41)を、上下プレート(11)(21)間に挟持させ、噛込片(14)の先端をベルト本体(4)に噛み込ませた状態にて、留め具(1)を、係合突起(23a)と係合凹部(11b)からなる係合手段によって閉塞状態に保持することにより、ベルト本体(4)の連結端部(41)は、留め具(1)に抜け止め状態に固定されることとなり、ベルト本体(4)が留め具(1)の後方(引き抜き方向)に引っ張られても、留め具(1)から抜け外れることはない。
上記構造のバックルを具備させたベルトを装着するには、ベルト本体(4)をズボンのベルト通し部に通し、図1及び図3に示すように、ベルト本体(4)の自由端部(42)側を枠体(30)に下方から挿通させ、胴部周りを適度に締め付ける長さとなるように、ベルト本体(4)の自由端部(42)側に設けられている複数のベルト孔(40)のうちの一つにピン部材(3)を挿通させる。
ベルトの装着状態においては、ベルト本体(4)の連結端部(41)側は、図4の実線の矢印に示すように、留め具(1)の後方へ引っ張られ、自由端部(42)側は、ベルト孔(40)にピン部材(3)を挿通させた状態で、同図の二点鎖線の矢印に示すように、留め具(1)の前方へ引っ張られる態様となる。
これにより、ベルト孔(40)に挿通させた状態にあるピン部材(3)は、ベルト孔(40)の周縁で押されて、図3及び図4に示すように、前方へ倒れた状態に保持される。そして、この状態にて、ピン部材(3)は、貫通孔(10)の前端縁を上から押えていると共に、ピン部材(3)の先端は、枠体(30)の前端辺(32)の凹み部(34)に当接する態様となる。
このベルトを、例えば、野球のユニフォームに装着した状態で、ヘッドスライディングを実施することで、バックルの側方から、地面からの強い衝撃が与えられて、上プレート(11)の被せ部(12)に、下プレート(21)の円弧状前端部(20)から浮き上がる方向の力が加えられた場合、 前記力が作用する方向は、下プレート(21)の係合片(23)に設けられた係合突起(23a)が、上プレート(11)の係合凹部(11b)に係合する係合方向と同一であるため、前記地面からの衝撃によって、係合突起(23a)の係合凹部(11b)への係合状態は外れ難く、留め具(1)は閉塞状態は保持される。
また、ベルト本体(4)のベルト孔(40)に挿通した状態のピン部材(3)は、図3及び図4に示したように、ベルト孔(40)の周縁で押されて、前方へ倒れた状態に保持されていると共に、その下方に貫通孔(10)の前端縁及び突片(13)が位置する態様となっているから、バックルに、著しく強い外的衝撃が与えられた場合でも、上プレート(11)の、下プレート(21)から起き上がる方向への回動はピン部材(3)によって阻止される。
このように、ベルト装着状態では、不用意に上プレート(11)が起き上がる方向に回動することがなく、留め具(1)は閉塞状態に保持されるから、バックルが外的衝撃を受けても、留め具(1)の前方は開放することなく、その後端部から、ベルト本体(4)の連結端部(41)が抜け外れたり、バックルが分解したりする不都合を防止することが出来る。
ベルト本体(4)の連結端部(41)を強制的に留め具(1)から取り外すには、上プレート(11)を、後端部の軸部(11a)を回動支点として後方へ回動させて、留め具(1)の前方を開放させればよいが、このとき、突片(13)に指をかけて、突片(13)を上方へ引き上げるようにすれば、係合凹部(11b)への係合突起(21a)の係合を容易に解除して、上プレート(11)を容易に回動させることが出来る。留め具(1)の前方を開放すれば、噛込片(14)によるベルト本体(4)の(41)への噛み込みが解除され、ベルト本体(4)を留め具(1)から引き抜いて取り外すことが可能となる。
言い換えれば、突片(13)に指をかけて意図的に引き上げない限り、上プレート(11)は起き上がらない構成となっているから、留め具(1)の前方は不用意に開放することなく、ベルト本体(4)は留め具(1)から抜け止め状態に固定されることとなる。
また、留め具(1)を意図的に開放するには、突片(13)に指をかけて上プレート(11)を引き上げれば容易に開放させることが出来るので、ベルト本体(4)の連結端部(41)の取外しも容易に出来る。
なお、ベルト未装着時では突片(13)は外観出来るので、この突片(13)にロゴマークなどを表示して外観に変化を与えることもできる。
また、枠体(30)の側辺(33)は、上記したように、上方に凸の円弧状に形成されていると共に、ピン部材(3)の先端は、前端辺(32)の中央に設けられた凹み部(34)に当接する保持姿勢となるから、例えば、ヘッドスライディング時に地面から外的衝撃を受けても、枠体(30)の側辺(33)や、前端辺(32)における凹み部(34)の両側部分がガードとなって、ピン部材(3)が直接衝撃を受けることがない。よって、ピン部材(3)の先端が地面からの衝撃で持ち上げられ、ベルト孔(40)から脱落するようなことがないから、ピン部材(3)がベルト孔(40)から抜け出てベルト本体(4)の装着が解除されてしまうことがない。
以上のように、前記実施の形態のバックルによると、ベルト装着時には、バックルが衝撃を受けても、上プレート(11)が起き上がって留め具(1)の前方が開くことがないから、留め具(1)からベルト本体(4)が抜け外れたり、バックルが分解したりする不都合はない。また、ピン部材(3)がベルト孔(40)から抜け出てベルト本体(4)の装着が解除されてしまうこともない。よって、バックルに強い衝撃を受ける激しいスポーツのユニフォーム用のベルトとしても安心して使用することが出来る。
また、下プレート(21)の前端部中央に延設させた突片(13)を利用すれば、上プレート(11)の開放作業を楽に出来ると共に、突片(13)にロゴマークなどを表示して外観に変化を持たせることもできる。
(1) ・・・・・・・・・留め具
(3) ・・・・・・・・・ピン部材
(4) ・・・・・・・・・ベルト本体
(10)・・・・・・・・・貫通孔
(11)・・・・・・・・・上プレート
(11b) ・・・・・・・・係合凹部(係合手段)
(12)・・・・・・・・・被せ部(前端部)
(20)・・・・・・・・・前端部
(21)・・・・・・・・・下プレート
(23a) ・・・・・・・・係合突起(係合手段)
(31)・・・・・・・・・回動軸(一辺)
(30)・・・・・・・・・枠体
(40)・・・・・・・・・ベルト孔
(41)・・・・・・・・・連結端部
(42)・・・・・・・・・自由端部

Claims (3)

  1. 上プレートと下プレートで、ベルト本体の連結端部を上下から挟み込んで抜け止め状態に保持する留め具と、
    留め具の前端部に一辺が回動自在に取付けられていると共に、ベルト本体の自由端部側が挿通可能な枠体と、
    枠体の前記一辺の中央に回動自在に取り付けられていると共に、ベルト本体のベルト孔に挿通可能なピン部材とからなり、
    留め具は、上プレートの後端部を下プレートの後端部に回動自在に軸支させることにより、前方に開放可能に構成されており、
    上プレートの前端部を下プレートの前端部に被せた留め具の閉塞状態にて開放阻止状態となるように係合する係合手段が設けられ、
    上プレートの前端部の中央には、ピン部材が挿通及び回動可能な大きさを有し且つ、周縁が閉じられた形状の貫通孔が形成されているベルトのバックル。
  2. 請求項1に記載のベルトのバックルにおいて、
    上プレートの前端部から突片が、さらに前方に向かって延設されており、
    前記突片の基端部に沿って、前記貫通孔の前端縁が位置するように設けられているベルトのバックル。
  3. 請求項1または2に記載のベルトのバックルにおいて、
    前記係合手段は、下プレートの両側縁部から起立し且つ先端に係合突起を内方へ突設させた係合片と、
    上プレートを下プレート側へ倒したときに、前記係合突起が対応する上プレートの両側縁部の所定位置に設けられた被係合部とからなり、
    前記係合突起は、前記被係合部に、外側から係合可能に設定されているベルトのバックル。
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