JP6506059B2 - 圧縮機 - Google Patents
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Description
好ましくは、調整手段は、筒状部材をリテーナ形成板に向けて押圧する弾性部材を更に有する。
好ましくは、筒状部材は、バルブプレートにリテーナ形成板とともに一体に固定される端部を有し、端部が筒状部材の先端面を形成する。
好ましくは、オイル分離室と吐出通路との間には、吐出通路からオイル分離室への冷媒の逆流を阻止する逆止弁が配設され、筒状部材は、逆止弁と一体に形成されている。
<第1実施形態>
図1に示すように、可変容量圧縮機100は、複数のシリンダボア101aを備えたシリンダブロック101と、シリンダブロック(ハウジング部材、圧縮機ハウジング)101の一端に設けられたフロントハウジング102と、シリンダブロック101の他端にバルブプレート103を介して設けられたシリンダヘッド(圧縮機ハウジング)104とを備えている。
シリンダヘッド104は、冷媒の吸入室141及び吐出室142が区画されるとともに、吐出室142と外部のエアコンシステムの高圧側外部冷媒回路とを連通する吐出通路104cが形成されている。
また、図3に示すように、リテーナ形成板150は、各リード弁138aに対応して放射状に設けられた複数のリテーナ150aと、複数のリテーナ150aの基端部を連結するリテーナ連結部150bとから構成されている。
更に、シリンダヘッド104には、制御弁300が設けられている。制御弁300は、圧力導入通路147を介して導入された吸入室141の圧力及び外部信号に基づいてソレノイドのコイルに流れる電流により発生する電磁力に応答して吐出室142とクランク室140とを連通する圧力供給通路145の開度を調整し、クランク室140への吐出ガス導入量を制御する。
以下、筒状部材160の位置決め手順について説明する。
先ず、図5に示すように、シリンダヘッド104の開口端面104eと筒状部材160の先端面160bとが駆動軸110の軸線に沿って距離Dで離間するように、筒状部材160の他端側の外周面160cをガイド壁104dの内周面104d1に仮圧入する。
次に、この状態で圧縮機100を組み立てるべく、フロントハウジング102、シリンダブロック101、バルブプレート103、シリンダヘッド104を、ガスケットを介在させて複数の通しボルト105で締め付けていく。
一方、リテーナ連結部150bの一端面と対峙するオイル分離室142aの底壁104fの中央部には、吐出通路104cの開口端104c1が配置され、連通路160a、オイル分離室142a、吐出通路104cで吐出通路が構成されている。なお、開口端104c1は、底壁104fよりリテーナ連結部150b側に向けて突出した位置に配置されている。
以下、オイル分離室142aにおける冷媒ガスからのオイル分離プロセスについて説明する。
以上のように本実施形態の圧縮機100によれば、リテーナ形成板150に過大な偏荷重が作用することを防止し、且つ、吸入室141及び吐出室142の気密性低下を防止しつつ、オイル分離室142aでのオイル分離効率を向上することができる。
また、オイル戻し通路を圧力供給通路145とは別に設け、オイルを貯留する貯油室を経由して吸入室141と連通させても良い。
図6に示すように、第2実施形態の筒状部材161は、弾性部材170に付勢されることによって、その一端面がリテーナ連結部150bの一端面を押圧する。以下、主として第1実施形態と相違する部分について説明し、重複する内容については同符号を付して説明を省略する。
筒状部材161は、筒状部161aと、筒状部161aから径方向に延設され、弾性部材170の一方を受ける環状のガイド部161bとを有している。
図7に示すように、筒状部材162は、バルブプレート103にリテーナ形成板150とともに一体に固定される端部162bを有し、この端部162bが筒状部材162の先端面を形成している。そして、筒状部材162は、締結部材151により吐出弁138、リテーナ形成板150とともにバルブプレート103に一体的に組立てられることにより、その一端面がリテーナ連結部150bを押圧する。以下、主として第1実施形態と相違する部分について説明し、重複する内容については同符号を付して説明を省略する。
筒状部材162は、端部162bがリテーナ連結部150bの一端面に当接した状態で、締結部材151により、リテーナ形成板150、吐出弁138、バルブプレート103及び吸入弁(図示せず)と一体的に組立てられている。
以上のように、本実施形態では、締結部材151によって筒状部材162をリテーナ連結部150bに予め締結しておくことにより、筒状部材162の一端面をリテーナ連結部150bの一端面に確実に押圧させることができる。これにより、オイル分離室142aの気密性を高め、オイル分離効率をより一層向上することができる。
図8及び図9に示すように、本実施形態では、オイル分離室142aと吐出通路104cとの間には、吐出通路104cからオイル分離室142aへの冷媒の逆流を阻止する逆止弁200が配設され、第1実施形態〜3で説明した筒状部材を逆止弁200と一体に形成するものである。以下、主として第1実施形態と相違する部分について説明し、重複する内容については同符号を付して説明を省略する。
大径部201dの他端側の外周面はガイド壁104dに内嵌合して圧入され、小径部201cの外周面は、逆止弁の収容室104c2とガイド壁104dの内側の空間との間の隔壁104hに圧入されている。
図10に示すように、本実施形態では、第1実施形態〜4に示すような別体の筒状部材を使用せず、底壁104bから一体でリテーナ連結部150bに向けて底壁104bと一体に突設されたボス形状の筒状部として環状隔壁104jが形成されている。また、この筒状部とリテーナ形成板150との間にはシート部材171が介挿されている。以下、主として第1実施形態と相違する部分について説明し、重複する内容については同符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態では、第5実施形態に示すシート部材171を使用せず、底壁104bから一体形成された筒状部となる環状隔壁104jの一端面がリテーナ連結部150bの一端面を直接押圧するようにしても良い。以下、主として第1実施形態と相違する部分について説明し、重複する内容については同符号を付して説明を省略する。
以上で本発明の各実施形態についての説明を終えるが、本発明はこれらの形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
101 シリンダブロック(ハウジング部材、圧縮機ハウジング)
101a シリンダボア
103 バルブプレート
103b 吐出孔
104 シリンダヘッド(圧縮機ハウジング)
104a 隔壁
104a1 隔壁の先端面
104b 底壁
104c 吐出通路
104k 外周壁
104k1 外周壁の先端面
105 通しボルト(締結部材)
136 ピストン
138 吐出弁
141 吸入室
142 吐出室
142a オイル分離室
150 リテーナ形成板
150a リテーナ
160a 連通路
160b 環状隔壁の先端面
163 環状隔壁
302 圧縮機構
Claims (7)
- ハウジング部材に収容され、シリンダボア内に配置されたピストンの往復動によりオイルを含む冷媒を吸入して圧縮する圧縮機構と、
前記冷媒の吸入室及び吐出室が区画されるとともに、前記吐出室と外部冷媒回路とを連通する吐出通路を有するシリンダヘッドと、
前記ハウジング部材と前記シリンダヘッドとの間に介挿され、前記シリンダボアと前記吐出室とを連通する吐出孔を有するバルブプレートと、
前記吐出室にて前記吐出孔を開閉する吐出弁と、
前記吐出室にて前記バルブプレートに固定され、前記吐出弁の開度を規制するリテーナを有するリテーナ形成板と、
前記吐出室と区画され、前記冷媒から前記オイルを分離して前記冷媒を前記吐出通路に導くオイル分離室と
を備え、
前記シリンダヘッドは、
前記シリンダヘッドの底壁から前記バルブプレートに向けて突設され、前記吸入室の外側を覆う外周壁と、
前記底壁から前記バルブプレートに向けて突設され、前記吸入室と前記吐出室とを区画する隔壁と、
前記底壁から前記リテーナ形成板に向けて突設され、前記吐出室と前記オイル分離室を区画するとともに、前記吐出室と前記オイル分離室とを連通する連通路を有する環状隔壁と、
締結部材によって前記シリンダヘッドが前記ハウジング部材に締結され、前記外周壁及び前記隔壁の各先端面が前記バルブプレート側を押圧したとき、前記環状隔壁の先端面が前記リテーナ形成板を押圧した状態で、前記底壁から前記リテーナ形成板に至る前記環状隔壁の壁高さが調整される調整手段と
を有し、
前記環状隔壁は、
前記底壁から前記リテーナ形成板に向けて前記底壁と一体に突設されたボス形状のガイド壁と、
前記底壁と別体をなし、前記ガイド壁に嵌合される筒状部材と
を含む、圧縮機。 - 前記調整手段は、前記締結部材によって前記シリンダヘッドが前記ハウジング部材に締結され、前記外周壁及び前記隔壁の前記各先端面が前記バルブプレート側を押圧したとき、前記環状隔壁の前記先端面が前記リテーナ形成板を押圧した状態で、前記ガイド壁に対する前記筒状部材の嵌入長が長くなることにより、前記環状隔壁の前記壁高さを調整する、請求項1に記載の圧縮機。
- 前記筒状部材は、前記ガイド壁に圧入により嵌合され、前記圧入による圧入力は、前記締結部材によって前記シリンダヘッドと前記ハウジング部材を締結することにより形成される圧縮機ハウジングの締結力よりも小さい、請求項2に記載の圧縮機。
- 前記調整手段は、前記筒状部材を前記リテーナ形成板に向けて押圧する弾性部材を更に有する、請求項1から3の何れか一項に記載の圧縮機。
- 前記調整手段は、前記ガイド壁に対する前記筒状部材の嵌入部位をシールするシール部材を更に有する、請求項1から4の何れか一項に記載の圧縮機。
- 前記筒状部材は、前記バルブプレートに前記リテーナ形成板とともに一体に固定される端部を有し、前記端部が前記筒状部材の前記先端面を形成する、請求項1から5の何れか一項に記載の圧縮機。
- 前記オイル分離室と前記吐出通路との間には、前記吐出通路から前記オイル分離室への冷媒の逆流を阻止する逆止弁が配設され、
前記筒状部材は、前記逆止弁と一体に形成されている、請求項1から5の何れか一項に記載の圧縮機。
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