JP6502625B2 - 缶蓋および飲料缶 - Google Patents
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Description
ところで、分岐部の下流側に複数のスコア線が形成されている場合、各スコア線にて破断が開始される際の破断開始タイミングが開口の形成に影響を与えることがあり、この破断開始タイミングが予め定めたタイミングとは異なるようになると、一部のスコア線にてパネルの破断が生じにくくなったりし、意図した状態とは異なる状態の開口が形成されるおそれがある。
本発明の目的は、分岐部を有するスコア線に沿ったパネルの破断が良好に行われるようにすることにある。
ここで、前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、前記一方の分岐後スコア線には、溝幅が小さくなる部分あるいは溝幅が大きくなる部分が設けられ、進行速度の前記一時的な低下は、溝幅が小さくなる前記部分あるいは溝幅が大きくなる前記部分にて行われることを特徴とすることができる。この場合、分岐後スコア線の溝幅を部分的に小さくしたり、部分的に大きくしたりすることで、分岐後スコア線に沿ってパネルの破断が進行していく際の進行速度を一時的に低下できるようになる。
また、前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、前記溝には、底部と、当該溝の幅方向において当該溝の一方の脇に位置し当該溝内に面する第1の側面と、当該溝の幅方向において当該溝の他方の脇に位置し当該溝内に面する第2の側面とが設けられ、前記第1の側面および前記第2の側面の少なくとも一方の側面には、凸部又は凹部が形成され、進行速度の前記一時的な低下は、前記凸部又は凹部が設けられている箇所にて行われることを特徴とすることができる。この場合、分岐後スコア線を形成する溝の側面に凸部又は凹部を設けることで、分岐後スコア線に沿ってパネルの破断が進行していく際の進行速度を一時的に低下できるようになる。
また、前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、前記溝には、底部と、当該溝の幅方向において当該溝の一方の脇に位置し当該溝内に面する第1の側面と、当該溝の幅方向において当該溝の他方の脇に位置し当該溝内に面する第2の側面とが設けられ、前記第1の側面および前記第2の側面の少なくとも一方の側面には、他方の側面の対向箇所に位置する第1の部位と、前記溝が延びている方向において当該第1の部位とは異なる位置に配置され且つ当該第1の部位よりも当該他方の側面に近い側に位置する第2の部位とが設けられるとともに、当該第1の部位と当該第2の部位との間には、段差が形成され、進行速度の前記一時的な低下は、前記段差が設けられている箇所にて行われることを特徴とすることができる。この場合、分岐後スコア線を形成する溝の側面に段差を形成することで、分岐後スコア線に沿ってパネルの破断が進行していく際の進行速度を一時的に低下できるようになる。
また、前記一方の分岐後スコア線は、進行方向における下流側に向かって進行していく途中で当該進行方向が変化するように形成され、進行速度の前記一時的な低下は、前記一方の分岐後スコア線のうちの進行方向が変化する箇所にて行われることを特徴とすることができる。この場合、分岐後スコア線の進行方向を途中で変化させることで、分岐後スコア線に沿ってパネルの破断が進行していく際の進行速度を一時的に低下できるようになる。
また、前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成されるとともに、当該一方の分岐後スコア線には、当該溝の深さの浅い部分が設けられ、進行速度の前記一時的な低下は、前記溝の深さの浅い前記部分にて行われることを特徴とすることができる。
また、前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、前記パネルの予め定められた箇所であって、前記一方の分岐後スコア線が通る当該予め定められた箇所に対して、押圧加工が施され、進行速度の前記一時的な低下は、前記押圧加工が施された箇所にて行われることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される缶蓋は、缶胴の開口に取り付けられるパネルと、前記パネルに形成され、予め定められた進行方向に向かって進行した後、分岐部にて分岐し、複数の方向に向かってさらに進行するように形成され、当該分岐部よりも進行方向における下流側に、第1の分岐後スコア線と第2の分岐後スコア線とを備え、当該パネルの破断を促すスコア線と、前記第1分岐後スコア線および前記第2分岐後スコア線の双方の分岐後スコア線に対応して設けられ、当該第1分岐後スコア線に沿って前記パネルの破断が進行していく際の進行速度を一時的に低下させ、当該第2分岐後スコア線に沿って当該パネルの破断が進行していく際の進行速度を一時的に低下させる速度低下手段と、を備える缶蓋である。
他の観点から捉えると、本発明が適用される缶蓋は、缶胴の開口に取り付けられるパネルと、前記パネルに形成され、予め定められた進行方向に向かって進行した後、分岐部にて分岐し、複数の方向に向かってさらに進行するように形成され、当該分岐部よりも進行方向における下流側に、第1の分岐後スコア線と第2の分岐後スコア線とを備え、当該パネルの破断を促すスコア線と、前記第1の分岐後スコア線および前記第2の分岐後スコア線のうちの少なくとも一方の分岐後スコア線に対応して設けられ、当該一方の分岐後スコア線に沿って進行する前記パネルの破断を一時的に滞らせる手段と、を備える缶蓋である。
また、本発明を飲料缶として捉えた場合、本発明が適用される飲料缶は、飲料が収容された缶胴と、当該缶胴に取り付けられた缶蓋と、を備える飲料缶であって、前記缶蓋が、上記に記載の缶蓋である飲料缶である。
図1は、本実施の形態が適用される飲料缶100の上面図である。この飲料缶100は、同図に示すように、上部に開口を有するとともに下部に底部を有し且つ筒状に形成された容器本体(缶胴)200と、容器本体200の開口に取り付けられこの開口を塞ぐ缶蓋300とを有している。なお、飲料缶100の内部には、清涼飲料、炭酸飲料、アルコール飲料などの飲料が収容されている。
なお、同図(A)はタブ500の正面図であり、同図(B)は同図(A)の矢印IIB方向からタブ500を眺めた場合の図である。また、同図(C)はタブ500の裏面を示した図である。また、同図(D)は、同図(A)の矢印IID方向からタブ500を眺めた場合の図である。
本実施形態の缶蓋300は、円盤状に形成されたパネル400を備えている。このパネル400は、曲げ加工が施された外周縁410を有している。本実施形態では、この外周縁410と容器本体200(図1参照)の上縁部(不図示)とが互いに接触した状態で、この外周縁410および上縁部に対し、いわゆる巻き締め加工が施される。これにより、缶蓋300(パネル400)が容器本体200の上縁部に固定される。
また、本実施形態では、図3に示すように、中心線CLと直交する仮想線であってパネル400の中心部CPを通る第2仮想線KL2を挟んで相対する2つの領域のうちの一方の領域内に頂部433Aが位置し、他方の領域内に一端部431および他端部432が位置する。
なお、本明細書では、以下、第1スコア線430にて生じる破断により形成される上記舌片状の部位を舌片部と称する場合がある。
換言すれば、第1スコア線430で囲まれた内側の領域は、タブ500により押圧され、第1スコア線430が破断しパネル400と分離するが、第1スコア線430の一端部431と他端部432の間のスコア線が形成されていない前記不連続部では、スコア線の破断が成立しないため、パネル400との分離は問題にならない。つまり、第1スコア線430で囲まれた内側の領域は、前記不連続部でパネル400との接続を保持した状態で屈曲し、飲料缶100の内部に押し込まれる。
さらに、第2スコア線450は、他端部452から突出部420に向かう直線部453を有する。また、直線部453に接続されるとともに円柱状に形成された突出部420との間に距離を有して配置され且つ突出部420の外周縁に沿うように形成された湾曲部454を有する。
また、第2スコア線450は、領域RAと突出部420との間を通過した後、第1仮想線KL1から次第に離れるように進行し、第1スコア線430に接続される。
さらに説明すると、本実施形態におけるスコア線は、接続部(分岐部)にて分岐し枝分かれした後、一部が第1分岐後スコア線となり、他の一部が第2分岐後スコア線となる。そして、この第1分岐後スコア線は、上記一端部431に向かって進行し、第2分岐後スコア線は、上記他端部432に向かって進行する。
なお、本実施形態では、折れ曲がるタブ500を一例に説明したが、折れ曲がりが生じないタブ500を用いることも当然可能である。なお、このように折れ曲がりを生じないタブ500を用いる場合には、タブ500の被操作部505の突出量を少なくすることが好ましくなる。
本実施形態では、上記のとおり、タブ500の被操作部505がユーザにより持ちあげられると、第2スコア線450の湾曲部454と第1スコア線430の頂部433A(図3参照)との間に位置する領域RA(図3参照)がタブ500により押圧される。これにより、まず、第2スコア線450の湾曲部454(図5参照)にてパネル400が破断する。
ここで、例えば、接続部よりも一端部431側および接続部よりも他端部432側の両側にて同時に、パネル400の破断が生じる場合、二箇所にて同時にパネル400の破断が生じるようになる。かかる場合、タブ500に対し、二箇所の破断に要する操作荷重を加える必要が生じ、タブ500の操作荷重が大きくなる。
ここで、接続部よりも一端部431側にて先にパネル400の破断が生じてしまうと、接続部から他端部432側に向かうパネル400の破断が生じにくくなり、第1スコア線430の内側に位置する領域の全てが開口とならず、不完全な状態の開口が形成されるおそれがある。
さらに言えば、接続部から一端部431側にパネル400の破断が生じていて、接続部から他端部432側にパネル400の破断が全く生じていない場合、パネル400は符号4Aで示す領域が飲料缶100の内部に押し込まれ、タブ500の先端部510は、図1の符号1Aで示す部分において、小開口の縁を押圧することになる。この時、小開口の縁は、タブ500の先端部510の中心線CLからずれた位置に接触するため、前記押圧に対する小開口の縁からの反力はタブ500にとって偏荷重となり、タブ500は傾斜し、リベット900を中心として時計回り方向に回転することがある。その場合、タブ500の先端部510は、領域RBを押圧するようになり、接続部から一端部431側のパネル400の破断のみが進行し、接続部から他端部432側のパネル400の破断は生じないようになる。この場合、パネル400では、本来形成されるべき開口の半分程度しか開口できないことになる。一方、接続部から他端部432側にパネル400の破断が生じていて、接続部から一端部431側にパネル400の破断が全く生じていない場合、タブ500は前述のような傾斜や回転をすることなく領域RA(図3参照)を押圧し続けることができるため、接続部から一端部431側にパネル400の破断を生じることができる。また、タブ500の先端部510が領域4Aを飲料缶100の内部に押し込み、前記小開口の縁に接触しても、この時点で領域4Bのパネル400は破断しているため、小開口の縁からの反力は小さく、タブ500は傾斜もしくは回転することはない。この場合、パネル400では、本来形成されるべき開口が形成される。そのため、接続部以降のパネル400の破断は、一端部431側への進行に優先して、他端部432側への進行がされることが望ましくなる。
同図に示すように、本実施形態では、第1スコア線430の溝幅を、他の部分における溝幅とは異ならせた(他の部分における溝幅よりも溝幅を大きくした)溝幅変更部435を設けている。より詳細には、本実施形態では、第1スコア線430のうち、接続部よりも一端部431側に位置する部分に対して、溝幅変更部435を設けている。
上記にて説明したように、また、図7に示すように、第1スコア線430には、底面430A、底面430Aとの接続部から上方に向かって延びる第1側面430B、底面430Aとの接続部から上方に向かって延びる第2側面430Cが設けられている。
ここで、同図(A)に示す構成例では、第1側面430Bにのみ凹部を設けることで溝幅変更部435を形成している。なお、この構成例では、同図(A)に示すように、外縁形状が三角形となる凹部を形成したが、外縁形状は三角形に限らず、例えば、矩形状や半円状とすることもできる。また、この構成例では、第1側面430Bに凹部を形成したが、第2側面430Cの下方にてパネル400の破断が生じる可能性が高い場合には、第2側面430Cに凹部を形成する。
この理由について、さらに説明する。
仮に接続部から他端部432側より一端部431側の破壊が先行した場合、一端部431側に設けられた溝幅変更部435により一端部431側の破断の速度が低下し、一端部431側への破断が一時的に停留する。そのため他端部432側への破断の進行が促され、他端部432側の破断が進行する。しかし、他端部432側の破断の進行が一気に他端部432に到達することは望ましくない。
このとき、タブ500がパネル400を押圧した状態で、タブ500からの押圧に対する反力により、突出部420は図5の手前側方向に引っ張られた状態にあり、突出部420は符号4Cもしくは符号4Eの第1スコア線430と第2スコア線450で囲まれた領域にあるため、符号4Cもしくは符号4Eの第1スコア線430と第2スコア線450が破断すると、突出部420は手前側方向にわずかに移動する。この突出部420の移動量は、破断が符号4Cに比べ破断量の多い符号4Eのほうが大きくなる。突出部420が手前側方向に移動すると、突出部420に接続するタブ500も手前側に移動することになり、タブ500とパネル400の距離が増加しタブ500が領域RAを押圧しにくくなり開口が阻害される。そのため、他端部432側の破断が一気に他端部432に到達せずに途中で停滞することが望ましい。
本実施形態では、図3に示すように、第1スコア線430の一端部431と他端部432との間に位置する領域に(舌片部の根元となる部分に)、溝600が設けられている。この溝600は、一端部431が設けられている側から他端部432が設けられている側に向かうように形成されている。これにより、本実施形態では、舌片部の折れ曲がりが生じやすくなっている。なお、溝600は必ずしも必要ではなく溝600は省略することもできる。また、溝600は直線状に限らず曲率を付与して形成してもよい。
Claims (9)
- 缶胴の開口に取り付けられるパネルと、
前記パネルに形成され、予め定められた進行方向に向かって進行し分岐部へ達する分岐前スコア線と、当該分岐部から下流側へ進行する第1の分岐後スコア線と第2の分岐後スコア線とを備え、当該第1の分岐後スコア線および当該第2の分岐後スコア線の各々では、当該分岐部から離れる方向への当該パネルの破断が進行するスコア線と、
前記第1の分岐後スコア線および前記第2の分岐後スコア線のうち一方の分岐後スコア線に対応して設けられ、当該一方の分岐後スコア線に沿って前記パネルの破断が進行していく際の進行速度を一時的に低下させる速度低下手段と、
を備え、
前記スコア線は、一端部および他端部を有するとともに頂部を有しU字状に形成されたU字状スコア線と、当該U字状スコア線の内側に形成されるとともに当該U字状スコア線のうちの当該頂部と当該他端部との間に位置する部分に接続された接続スコア線とを備え、
前記分岐部は、前記U字状スコア線と前記接続スコア線との接続部であり、
前記分岐前スコア線は、前記接続スコア線であり、
前記第1の分岐後スコア線は、前記U字状スコア線のうちの前記接続部と前記一端部との間に位置する部分であり、
前記第2の分岐後スコア線は、前記U字状スコア線のうちの前記接続部と前記他端部との間に位置する部分であり、
前記速度低下手段は、前記U字状スコア線のうちの前記接続部と前記頂部との間に位置する部分に設けられている缶蓋。 - 前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、
前記一方の分岐後スコア線には、溝幅が小さくなる部分あるいは溝幅が大きくなる部分が設けられ、
進行速度の前記一時的な低下は、溝幅が小さくなる前記部分あるいは溝幅が大きくなる前記部分にて行われることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋。 - 前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、
前記溝には、底部と、当該溝の幅方向において当該溝の一方の脇に位置し当該溝内に面する第1の側面と、当該溝の幅方向において当該溝の他方の脇に位置し当該溝内に面する第2の側面とが設けられ、
前記第1の側面および前記第2の側面の少なくとも一方の側面には、凸部又は凹部が形成され、
進行速度の前記一時的な低下は、前記凸部又は凹部が設けられている箇所にて行われることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋。 - 前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、
前記溝には、底部と、当該溝の幅方向において当該溝の一方の脇に位置し当該溝内に面する第1の側面と、当該溝の幅方向において当該溝の他方の脇に位置し当該溝内に面する第2の側面とが設けられ、
前記第1の側面および前記第2の側面の少なくとも一方の側面には、他方の側面の対向箇所に位置する第1の部位と、前記溝が延びている方向において当該第1の部位とは異なる位置に配置され且つ当該第1の部位よりも当該他方の側面に近い側に位置する第2の部位とが設けられるとともに、当該第1の部位と当該第2の部位との間には、段差が形成され、
進行速度の前記一時的な低下は、前記段差が設けられている箇所にて行われることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋。 - 前記一方の分岐後スコア線は、進行方向における下流側に向かって進行していく途中で当該進行方向が変化するように形成され、
進行速度の前記一時的な低下は、前記一方の分岐後スコア線のうちの進行方向が変化する箇所にて行われることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋。 - 前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成されるとともに、当該一方の分岐後スコア線には、当該溝の深さの浅い部分が設けられ、
進行速度の前記一時的な低下は、前記溝の深さの浅い前記部分にて行われることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋。 - 前記一方の分岐後スコア線は、前記パネルの表面に形成された溝により形成され、
前記パネルの予め定められた箇所であって、前記一方の分岐後スコア線が通る当該予め定められた箇所に対して、押圧加工が施され、
進行速度の前記一時的な低下は、前記押圧加工が施された箇所にて行われることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋。 - 缶胴の開口に取り付けられるパネルと、
前記パネルに形成され、予め定められた進行方向に向かって進行し分岐部へ達する分岐前スコア線と、当該分岐部から下流側へ進行する第1の分岐後スコア線と第2の分岐後スコア線とを備え、当該第1の分岐後スコア線および当該第2の分岐後スコア線の各々では、当該分岐部から離れる方向への当該パネルの破断が進行するスコア線と、
前記第1の分岐後スコア線および前記第2の分岐後スコア線のうちの少なくとも一方の分岐後スコア線に対応して設けられ、当該一方の分岐後スコア線に沿って進行する前記パネルの破断を一時的に滞らせる手段と、
を備え、
前記スコア線は、一端部および他端部を有するとともに頂部を有しU字状に形成されたU字状スコア線と、当該U字状スコア線の内側に形成されるとともに当該U字状スコア線のうちの当該頂部と当該他端部との間に位置する部分に接続された接続スコア線とを備え、
前記分岐部は、前記U字状スコア線と前記接続スコア線との接続部であり、
前記分岐前スコア線は、前記接続スコア線であり、
前記第1の分岐後スコア線は、前記U字状スコア線のうちの前記接続部と前記一端部との間に位置する部分であり、
前記第2の分岐後スコア線は、前記U字状スコア線のうちの前記接続部と前記他端部との間に位置する部分であり、
前記滞らせる手段は、前記U字状スコア線のうちの前記接続部と前記頂部との間に位置する部分に設けられている缶蓋。 - 飲料が収容された缶胴と、当該缶胴に取り付けられた缶蓋と、を備える飲料缶であって、
前記缶蓋が、請求項1乃至8の何れかに記載の缶蓋である飲料缶。
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