JP5643119B2 - 缶蓋および飲料缶 - Google Patents
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Description
また、前記パネルの前記周縁部側に向かって膨らむように形成された前記第1のスコア線は、当該周縁部側に頂部を有し、前記第2のスコア線は、前記第1のスコア線のうちの前記頂部と前記一端との間に位置する部位、又は、当該第1のスコア線のうちの当該頂部と前記他端との間に位置する部位に接続して設けられていることを特徴とすることができる。
さらに、前記リベットは、前記パネルのうちの前記第1のスコア線により囲まれている部位であって当該第1のスコア線の前記一端および前記他端よりも前記頂部側に位置する部位に対して前記タブを固定することを特徴とすることができる。
図1は、本実施の形態が適用される飲料缶100の上面図である。この飲料缶100は、同図(A)に示すように、上部に開口を有するとともに下部に底部を有し且つ筒状に形成された容器本体(缶胴)200と、容器本体200の開口に取り付けられ容器本体200の開口を塞ぐ缶蓋300とを有している。なお飲料缶100の内部には、清涼飲料、炭酸飲料、アルコール飲料などの飲料が充填(収容)されている。
パネル400は、上記のとおり円盤状に形成されている。またパネル400は、曲げ加工が施された外周縁410を有している。本実施形態では、この外周縁410と容器本体200の上縁部(不図示)とが互いに接触した状態で、この外周縁410および上縁部に対しいわゆる巻き締め加工が施される。これにより、パネル400が容器本体200の上縁部に固定される。またパネル400には、タブ500がパネル400に固定される際に押しつぶされ上述したリベット900となる突出部(ニップル)420が形成されている。ここでこの突出部420は、パネル400の中心部CPから外れた箇所に設けられている。
図4および図5は、タブ500を説明するための図である。また図6は、ユーザによりタブ500が操作されパネル400に開口が形成された際の状態を示した図である。なお図4(A)はタブ500の正面図であり、同図(B)は同図(A)の矢印IVB方向からタブ500を眺めた場合の図である。また、同図(C)はタブ500の裏面図である。付言すると、パネル400と対向する対向面側からタブ500を眺めた場合の図である。また同図(D)は、同図(A)の矢印IVD方向からタブ500を眺めた場合の図である。また図5(A)はタブ500に設けられた伸長部(後述)を説明するための図であり、同図(B)はタブ500が引き起こされた際の状態を示した図である。
ユーザによりタブ500が操作される際には、タブ500の後端部とパネル400との間にユーザの指が挿入され、図5(B)に示すように、タブ500が引き起こされる。ここでこの際、まず、第1片部561と第2片部562とにより形成された伸長部560が延びるようになる。付言すると、第1片部561と第2片部562とによって折れ曲がった状態にあった伸長部560が直線状となり、伸長部560が伸びるようになる。そして、伸長部560が伸びきると、伸長部560からリベット900に荷重が伝わるようになり、リベット900を上方に引っ張り上げようとする力がリベット900に作用する。
図9に示すパネル400では、上記にて説明した第2スコア線450は設けられていない。また本パネル400では、上記第1スコア線430に相当するスコア線460が設けられている。ここで、図2にて示した第1スコア線430は、第1仮想線CL1を中心として線対象となる関係で形成されていたが、本実施形態におけるスコア線460は、線対象となる関係で配置されていない。
なおスコア線の破断をより円滑に進行させタブ500の操作荷重をより低減させる場合には、図2に示したように、第2仮想線CL2から次第に離れるように第2スコア線450を設けることが好ましくなる。付言すると、図2に示したように、第2仮想線CL2から次第に離れるように第2スコア線450を設けた場合、第2仮想線CL2に次第に近づくように第2スコア線450を設けた場合に比べ、パネル400のうちのタブ500により押圧される領域RAに対して、第2スコア線450がより近づくようになる。そしてこの場合、第2仮想線CL2に次第に近づくように第2スコア線450を設けた場合に比べ、スコア線の破断は進行しやすくなり、タブ500の操作荷重が小さくなる。
Claims (7)
- 缶胴の開口に取り付けられるパネルと、
前記パネルに形成され、一端および他端を有するとともに当該パネルの周縁部側に向かって膨らむように形成され当該周縁部側に頂部を有する第1のスコア線と、
前記パネルに設けられ、当該パネルのうちの前記第1のスコア線により囲まれている囲まれ部位内に設けられ、当該第1のスコア線の前記一端および前記他端よりも前記頂部側に位置する部位に設けられたリベットと、
一端部および他端部を有し、一方向に沿って配置され、当該一端部と当該他端部との間に位置する部位が前記リベットによって前記囲まれ部位に固定され、当該囲まれ部位内の予め定められた押圧箇所であって、当該リベットよりも前記第1のスコア線の前記頂部側に位置する当該押圧箇所を当該一端部で押圧するタブと、
前記パネルに形成され、当該パネルのうちの前記タブにより押圧される前記押圧箇所と前記リベットとの間を通過するように設けられるとともに、当該押圧箇所と当該リベットとの当該間では、前記一方向と交差する方向に向かって進行し、当該押圧箇所と当該リベットとの当該間を通過した後、当該一方向と交差する方向に向かってさらに進行し、前記第1のスコア線のうちの前記一端と前記他端との間に位置する部位に接続される第2のスコア線と、
を備え、
前記第2のスコア線と前記第1のスコア線との接続部にて、スコア線が分岐した状態となり、
前記第2のスコア線に沿って前記接続部まで前記パネルの破断が生じた後、当該接続部を始点として2つの方向に向かっての当該パネルの破断が開始され、一方の破断は、前記タブの一方の脇を通り当該タブの前記他端部が位置する側に向かって進行し、他方の破断は、前記第1のスコア線の前記頂部を経て当該タブの他方の脇を通り当該タブの当該他端部が位置する側に向かって進行することを特徴とする缶蓋。 - 前記第2のスコア線は、前記押圧箇所と前記リベットとの前記間を通過した後、前記第1のスコア線の前記頂部と前記リベットとを通る直線に直交する直交直線であって当該リベットを通る当該直交直線から次第に離れるように進行し、当該第1のスコア線に接続されることを特徴とする請求項1記載の缶蓋。
- 前記第2のスコア線は、前記第1のスコア線のうちの前記頂部と前記一端との間に位置する部位、又は、当該第1のスコア線のうちの当該頂部と前記他端との間に位置する部位に接続して設けられていることを特徴とする請求項1記載の缶蓋。
- 前記第1のスコア線の前記頂部と前記リベットとを通る直線に直交する直交直線であって当該リベットを通る当該直交直線を想定した場合において、
前記第1のスコア線と前記直交直線とは、第1の箇所および第2の箇所の2箇所で交わり、
前記第1のスコア線のうちの、前記頂部と前記第1の箇所との間に位置する部位、又は、当該第1のスコア線のうちの、当該頂部と前記第2の箇所との間に位置する部位に対して、前記第2のスコア線が接続されていることを特徴とする請求項1記載の缶蓋。 - 前記第1のスコア線における前記パネルの破断によって、舌片状の部位が形成され、
前記パネルのうちの前記タブが取り付けられている面側を第1の面側とし、当該タブが取り付けられている面とは反対側の面側を第2の面側とした場合に、前記タブによって、前記舌片状の部位は、当該第2の面側に向かって曲げられ、
前記第2の面側に向かって曲げられる前記舌片状の部位とともに、前記リベットが移動し、当該リベットが、当該第2の面側に向かって移動することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の缶蓋。 - 缶胴の開口に取り付けられるパネルと、
前記パネルに形成され、一端および他端を有するとともに当該パネルの周縁部側に向かって膨らむように形成され当該周縁部側に頂部を有し、当該パネルに破断を生じさせるための第1のスコア線と、
前記パネルに設けられ、当該パネルのうちの前記第1のスコア線により囲まれている囲まれ部位内に設けられ、当該第1のスコア線の前記一端および前記他端よりも前記頂部側に位置する部位に設けられたリベットと、
一端部および他端部を有し、一方向に沿って配置され、当該一端部と当該他端部との間に位置する部位が前記リベットによって前記囲まれ部位に固定され、当該囲まれ部位内の予め定められた押圧箇所であって、当該リベットよりも前記第1のスコア線の前記頂部側に位置する当該押圧箇所を当該一端部で押圧するタブと、
前記パネルに形成され当該パネルに破断を生じさせるための第2のスコア線であって、当該パネルのうちの前記タブにより押圧される前記押圧箇所と前記リベットとの間を通過するように設けられるとともに、当該押圧箇所と当該リベットとの当該間では、前記一方向と交差する方向に向かって進行し、当該押圧箇所と当該リベットとの当該間を通過した後、当該一方向と交差する方向に向かってさらに進行し、前記第1のスコア線のうちの前記一端と前記他端との間に位置する部位に接続される第2のスコア線と、
を備える缶蓋。 - 開口を有し飲料を内部に収容した缶胴と、当該缶胴の当該開口を塞ぐ缶蓋とを有し、
前記缶蓋は、
前記缶胴の前記開口に取り付けられるパネルと、
前記パネルに形成され、一端および他端を有するとともに当該パネルの周縁部側に向かって膨らむように形成され当該周縁部側に頂部を有する第1のスコア線と、
前記パネルに設けられ、当該パネルのうちの前記第1のスコア線により囲まれている囲まれ部位内に設けられ、当該第1のスコア線の前記一端および前記他端よりも前記頂部側に位置する部位に設けられたリベットと、
一端部および他端部を有し、一方向に沿って配置され、当該一端部と当該他端部との間に位置する部位が前記リベットによって前記囲まれ部位に固定され、当該囲まれ部位内の予め定められた押圧箇所であって、当該リベットよりも前記第1のスコア線の前記頂部側に位置する当該押圧箇所を当該一端部で押圧するタブと、
前記パネルに形成され、当該パネルのうちの前記タブにより押圧される前記押圧箇所と前記リベットとの間を通過するように設けられるとともに、当該押圧箇所と当該リベットとの当該間では、前記一方向と交差する方向に向かって進行し、当該押圧箇所と当該リベットとの当該間を通過した後、当該一方向と交差する方向に向かってさらに進行し、前記第1のスコア線のうちの前記一端と前記他端との間に位置する部位に接続される第2のスコア線と、
を備え、
前記第2のスコア線と前記第1のスコア線との接続部にて、スコア線が分岐した状態となり、
前記第2のスコア線に沿って前記接続部まで前記パネルの破断が生じた後、当該接続部を始点として2つの方向に向かっての当該パネルの破断が開始され、一方の破断は、前記タブの一方の脇を通り当該タブの前記他端部が位置する側に向かって進行し、他方の破断は、前記第1のスコア線の前記頂部を経て当該タブの他方の脇を通り当該タブの当該他端部が位置する側に向かって進行することを特徴とする飲料缶。
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JP2011005431A Active JP5643119B2 (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | 缶蓋および飲料缶 |
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