JP6502608B2 - 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ - Google Patents

被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ Download PDF

Info

Publication number
JP6502608B2
JP6502608B2 JP2012202789A JP2012202789A JP6502608B2 JP 6502608 B2 JP6502608 B2 JP 6502608B2 JP 2012202789 A JP2012202789 A JP 2012202789A JP 2012202789 A JP2012202789 A JP 2012202789A JP 6502608 B2 JP6502608 B2 JP 6502608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
relief
corner
stress concentration
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012202789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014057970A (ja
Inventor
正典 山岸
正典 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2012202789A priority Critical patent/JP6502608B2/ja
Publication of JP2014057970A publication Critical patent/JP2014057970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6502608B2 publication Critical patent/JP6502608B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/025Synchro rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D2023/0625Details of members being coupled, e.g. gears

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)

Description

本発明は、被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤに関する。
従来から、溶接方法の一つとして、真空中でフィラメントを加熱することにより放出される熱電子を高電圧で加速させてビームとし、この高速の電子ビームを電磁レンズで絞って母材(被溶接部材)に衝突させ、その際に生じる衝撃発熱を利用して溶接を行う電子ビーム溶接(EBW:Electron Beam Welding)が知られている。この電子ビーム溶接は、他の溶接方法と比較して、被溶接部材に狭い範囲で深い箇所まで溶接を行うことができるという特徴を有している。
ここで、特許文献1には、メインギヤにシンクロ用のクラッチギヤを挿入して、電子ビーム溶接により一体化する変速機用歯車の製造方法が開示されている。より詳細には、この製造方法によれば、まず、メインギヤの外周接合面にクラッチギヤが挿入され、その後、該外周接合面から垂直に立ち上がるメインギヤの当接面とクラッチギヤの背側接合面とが電子ビーム溶接で溶接され、クラッチギヤがメインギヤと一体化される。
特開2004−11816号公報
ところで、上記変速機用歯車(メインギヤ)の溶接部では、電子ビームの入射方向に隅部(上記外周接合面と当接面とが交わる部位)があるため、メインギヤの逃げ形状部(隅R部)に電子ビーム溶接の熱影響が及ぶことが有り得る。その場合、逃げ形状である隅R部が熱によって変形することにより、当該部位が応力集中部位となるおそれがある。
特に、変速機用歯車では、トルク伝達強度を満足するだけの溶接深さが必要となるが、例えば、レイアウトや製造上の要件等から溶接可能範囲(溶接深さ)に余裕がない場合、電子ビーム溶接の溶接深さばらつきによって電子ビーム溶接の熱影響が隅R部にかかるおそれがある。このような場合、高応力発生部位である隅R部が電子ビーム溶接の熱影響によって変形して応力集中部位となり、該変形部位を起点にして破損が発生することが懸念される。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、隅部が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、当該隅部への応力集中を緩和することが可能な被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤを提供することを目的とする。
本発明に係る被溶接部材は、電子ビーム溶接時に照射される電子ビームの入射方向に隅部を有する被溶接部材であって、隅部が、電子ビームの入射方向に窪んだ逃げ部と、逃げ部から連続して凹状に湾曲するように形成された応力集中緩和部とを有していることを特徴とする。
本発明に係る被溶接部材によれば、被溶接部材の隅部が、逃げ部と応力集中緩和部とを含む段付き形状とされているため、電子ビーム溶接時に、逃げ部が電子ビームによる熱影響を受けたとしても、その熱影響が応力集中緩和部に及ぶことを防止することができる。よって、当該被溶接部材が、溶接された後に機器に組み込まれて使用される際に、凹状に湾曲するように形成された応力集中緩和部によって、高応力が隅部(逃げ部)に集中することを防止することができる。その結果、隅部(逃げ部)が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、当該隅部(逃げ部)への応力集中を緩和することが可能となる。
本発明に係るギヤは、電子ビーム溶接時に照射される電子ビームの入射方向に隅部を有するギヤであって、隅部が、電子ビームの入射方向に窪んだ逃げ部と、逃げ部から連続して凹状に湾曲するように形成された応力集中緩和部とを有していることを特徴とする。
本発明に係るギヤによれば、ギヤの隅部が、逃げ部と応力集中緩和部とを含む段付き形状とされているため、電子ビーム溶接時に、逃げ部が電子ビームによる熱影響を受けたとしても、その熱影響が応力集中緩和部に及ぶことを防止することができる。よって、当該ギヤが、溶接された後、機器に組み込まれて使用される際に、凹状に湾曲するように形成された応力集中緩和部によって、高応力が隅部(逃げ部)に集中することを防止することができる。その結果、隅部(逃げ部)が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、当該隅部(逃げ部)への応力集中を緩和することが可能となる。
本発明に係るギヤでは、逃げ部が、円弧状に形成され、応力集中緩和部が、逃げ部から滑らかに連続するように形成されていることが好ましい。このようにすれば、逃げ部及び応力集中緩和部の加工を比較的簡易に行うことができる。すなわち、逃げ部及び応力集中緩和部それぞれの機能を効果的に発揮できる形状を比較的簡易に形成することができる。
本発明に係るギヤでは、応力集中緩和部が、逃げ部よりも電子ビームの入射方向に対して深く形成されていることが好ましい。このようにすれば、隅部(逃げ部)が電子ビーム溶接の熱影響を受け、例えば変形したとしても、該隅部(逃げ部)への応力集中をより効果的に緩和することが可能となる。
本発明に係るトランスミッションギヤは、上記いずれかのギヤと、該ギヤと電子ビーム溶接により一体化されたカップリングとを備えることを特徴とする。
本発明に係るトランスミッションギヤによれば、上記いずれかのギヤとカップリングとが電子ビーム溶接により一体化されている。よって、上述したように、ギヤとカップリングとが電子ビーム溶接される際に、該ギヤの隅部(逃げ部)が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、当該トランスミッションギヤがトランスミッションに組み込まれて使用される際に、ギヤの隅部(逃げ部)への応力集中を緩和することが可能となる。
本発明によれば、隅部が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、当該隅部への応力集中を緩和することが可能となる。
実施形態に係るトランスミッションギヤの構成を示す断面図である。 実施形態に係るトランスミッションギヤ(メインギヤ)の隅部の強度解析結果を示す図である。 比較例に係る(従来形状の隅R部を有する)トランスミッションギヤの構成を示す断面図である。 比較例に係る(従来形状の隅R部を有する)トランスミッションギヤの耐久試験後の溶接部の状態(耐久試験結果)を示す図である。 比較例に係る(従来形状の隅R部を有する)トランスミッションギヤの他の耐久試験後の溶接部の状態(耐久試験結果)を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。なお、ここでは、被溶接部材として、自動車のマニュアルトランスミッションに用いられるトランスミッションギヤ(メインギヤ)を例にして説明する。
まず、図1を用いて、実施形態に係るトランスミッションギヤ1の構成について説明する。図1は、トランスミッションギヤ1の構成を示す断面図である。
上述したように、トランスミッションギヤ1は、自動車のマニュアルトランスミッションに用いられるギヤであり、ギヤ(以下「メインギヤ」という)10、及び、メインギヤ10と電子ビーム溶接により一体化されたカップリング(以下「クラッチギヤ」という)20を備える。
メインギヤ10は、軸心方向に所定の厚みを持ち、外周部に歯部14を有する円盤状の本体部15と、本体部15から軸心方向に突出する円筒状の円筒部16とを備えている。メインギヤ10には、軸心方向に貫通する軸孔17が形成されており、トランスミッションに組み込まれる際には、該軸孔17にメインシャフトが挿入される。
クラッチギヤ20は、外周部にスプライン21が形成された本体部22と、本体部22から軸心方向へ突出されたコーン部23とを有している。クラッチギヤ20には、メインギヤ10の円筒部16に外嵌可能な貫通孔が形成されている。
メインギヤ10とクラッチギヤ20とを溶接する際には、まず、メインギヤ10の円筒部16にクラッチギヤ20が嵌め込まれる。そして、メインギヤ10の軸心方向と平行な方向(図1中の入射方向EB)から電子ビームが入射され、メインギヤ10の円筒部16の外周面と、クラッチギヤ20の本体部22(貫通孔)の内周面との接合面(溶接部)が全周にわたって溶接される。このようにして、メインギヤ10とクラッチギヤ20とが電子ビーム溶接により一体化される。
上述したように、メインギヤ10とクラッチギヤ20とを電子ビーム溶接する際には、メインギヤ10の軸心方向と平行な入射方向EBから電子ビームが入射される。そのため、電子ビームの入射方向EBの前方には、メインギヤ10の本体部15の側面と円筒部16の外周面とによって画成される隅部(以下「隅R部」ともいう)13が位置する。なお、該隅R部13は、トランスミッションに組み込まれて使用される際に、応力が集中する部位となる。
ここで、メインギヤ10の隅R部13について説明する。図1の円内に拡大して示されるように、隅R部13は、段付き形状に形成されている。すなわち、隅R部13は、電子ビームの入射方向EBに円弧状に窪んだ逃げ部11と、逃げ部11から滑らかに連続して凹状に湾曲するように形成された応力集中緩和部12とを有して構成されている。
また、応力集中緩和部12は、逃げ部11よりも、電子ビームの入射方向EB(軸心方向と同じ)に対して深く、すなわちRの径が大きく形成されている。なお、図1では断面を示したが、隅R部13は、円筒部16の外縁に沿って、該円筒部16の全周にわたって形成されている。
隅R部13が上述したような構成(段付き形状)を有することにより、電子ビーム溶接時に、電子ビームの入射方向EBにある逃げ部11が電子ビームによる熱影響を受けたとしても、その熱影響が応力集中緩和部12に及ぶことが防止される。よって、当該メインギヤ10が、クラッチギヤ20と溶接され、トランスミッションに組み込まれて使用される際に、凹状に湾曲するように形成された応力集中緩和部12によって、高応力が隅R部13(逃げ部11)に集中することが防止される。その結果、隅R部13(逃げ部11)が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、当該隅R部13(逃げ部11)への応力集中が緩和される。
続いて、隅R部13を、逃げ部11と応力集中緩和部12からなる段付き形状としたことの効果を確認するために、隅R部13の強度解析を行った。より詳細には、電子ビーム溶接の熱影響により隅R部13の逃げ部11が埋まった場合を想定し、該逃げ部11を埋めて、従来(すなわち、応力集中緩和部12を有しない場合)であれば応力が集中しやすくなる形状を模擬して強度解析を行った。その解析結果を図2に示す。ここで、図2は、トランスミッションギヤ1(メインギヤ10)の隅R部13の強度解析結果を示す図である。なお、図2中の濃淡は作用する応力の強さを示し、色が濃いほど応力が強いことを示している。
図2に示されるように、応力集中緩和部12のR部で応力が分散されて緩和されるため、埋まった逃げ部11に高い応力が集中しないことが確認された。よって、電子ビーム溶接の熱影響により隅R部13の逃げ部11が埋められたとしても、隅R部13(逃げ部11)に応力が集中することを緩和できることが確認された。
なお、比較例として、図3に示された従来の隅R部(すなわち段付き形状ではない隅R部)113を有するメインギヤ110とクラッチギヤ20とを電子ビーム溶接したトランスミッションギヤ100について耐久試験を行った。その試験結果を図4及び図5に示す。ここで、図3は、比較例に係る(従来形状の隅R部113を有する)トランスミッションギヤ100の構成を示す断面図である。図4は、比較例に係る(従来形状の隅R部113を有する)トランスミッションギヤ100の耐久試験後の溶接部の状態(耐久試験結果)を示す図である。また、図5は、比較例に係る(従来形状の隅R部113を有する)トランスミッションギヤ100の他の耐久試験後の溶接部の状態(耐久試験結果)を示す図である。
図4に示されるように、比較例に係る(従来形状の隅R部113を有する)トランスミッションギヤ100では、電子ビーム溶接の熱影響により隅R部113が変形して異常形状(突起形状)が生じ、該異常形状が応力集中部位となりクラックが発生した。また、図5に示されるように、比較例に係る(従来形状の隅R部113を有する)トランスミッションギヤ100では、電子ビーム溶接の熱影響により隅R部113が略埋まってしまい、その部位を起点にクラックが発生した。
以上のように、本実施形態に係るメインギヤ10によれば、隅R部13を、逃げ部11及び応力集中緩和部12からなる段付き形状とすることにより、電子ビーム溶接による熱影響によって逃げ部11が変形した場合であっても、応力集中緩和部12のR部で応力が分散されて緩和されるため、逃げ部11に高い応力が集中しないことが確認された。
以上、説明したように、本実施形態に係るメインギヤ10(被溶接部材)によれば、メインギヤ10の隅部13が、逃げ部11及び応力集中緩和部12を含む段付き形状とされているため、電子ビーム溶接時に、逃げ部11が電子ビームによる熱影響を受けたとしても、その熱影響が応力集中緩和部12に及ぶことを防止することができる。よって、該メインギヤ10が、クラッチギヤ20と溶接され、トランスミッションに組み込まれて使用される際に、凹状に湾曲するように形成された応力集中緩和部12によって、高応力が隅部13(逃げ部11)に集中することを防止することができる。その結果、隅部13(逃げ部11)が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、当該隅部13(逃げ部11)への応力集中を緩和することが可能となる。
特に、本実施形態に係るメインギヤ10では、応力集中緩和部12が、逃げ部11よりも電子ビームの入射方向EB(軸心方向)に対して深く、すなわちRが大きく形成されているため、隅部13(逃げ部11)が電子ビーム溶接の熱影響を受け、例えば変形したとしても、該隅部13(逃げ部11)への応力集中をより効果的に緩和することが可能となる。
本実施形態に係るメインギヤ10では、逃げ部11が、円弧状に形成され、応力集中緩和部12が、逃げ部11から滑らかに連続するように円弧状に形成されているため、逃げ部11及び応力集中緩和部12の加工を比較的簡易に行うことができる。すなわち、逃げ部11及び応力集中緩和部12それぞれの機能を効果的に発揮できる形状を比較的簡易に形成することができる。
また、本実施形態に係るトランスミッションギヤ1によれば、上述したメインギヤ10とクラッチギヤ20とが電子ビーム溶接により一体化されている。よって、上述したように、メインギヤ10とクラッチギヤ20とが電子ビーム溶接される際に、該メインギヤ10の隅部13(逃げ部11)が電子ビーム溶接による熱影響を受けたとしても、トランスミッションギヤ1がトランスミッションに組み込まれて使用される際に、メインギヤ10の隅部13(逃げ部11)への応力集中を緩和することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、被溶接部材として、トランスミッションギヤ1のメインギヤ10を例にして説明したが、被溶接部材は、トランスミッションギヤのメインギヤには限られない。
また、上記実施形態では、段付き形状の隅R部13が、メインギヤ10の円筒部16の外縁に沿って円状に形成されていたが、該隅R部13が延びる形状は円状に限られることなく、溶接形状に応じて任意に設定することができる。
1 トランスミッションギヤ
10 メインギヤ(被溶接部材)
11 逃げ部
12 応力集中緩和部
13 隅R部(隅部)
20 クラッチギヤ(カップリング)
EB 電子ビーム入射方向

Claims (5)

  1. 電子ビーム溶接時に照射される電子ビームの入射方向に隅部を有する被溶接部材であって、
    前記隅部は、
    前記電子ビームの入射方向に窪むように、かつ、前記電子ビームの入射位置から離れるように形成された逃げ部と、
    前記逃げ部から連続して凹状に湾曲しつつ前記電子ビームの入射位置から離れるように形成され、溶接後に機器に組み込まれて使用される際に前記隅部に作用する応力を緩和する応力集中緩和部と、
    前記電子ビームの入射位置から前記逃げ部を挟んでオフセットした位置において、前記逃げ部と前記応力集中緩和部とを分けるように段付き状に形成された段付き部と、
    を有し、
    前記段付き部は、溶接時に生じ得る前記電子ビームによる前記逃げ部の変形が前記応力集中緩和部の応力を緩和する機能に影響をぼさないように、前記逃げ部と前記応力集中緩和部との境界に、凸状に出っ張るように形成されていることを特徴とする被溶接部材。
  2. 電子ビーム溶接時に照射される電子ビームの入射方向に隅部を有するギヤであって、
    前記隅部は、
    前記電子ビームの入射方向に窪むように、かつ、前記電子ビームの入射位置から離れるように形成された逃げ部と、
    前記逃げ部から連続して凹状に湾曲しつつ前記電子ビームの入射位置から離れるように形成され、溶接後に機器に組み込まれて使用される際に前記隅部に作用する応力を緩和する応力集中緩和部と、
    前記電子ビームの入射位置から前記逃げ部を挟んでオフセットした位置において、前記逃げ部と前記応力集中緩和部とを分けるように段付き状に形成された段付き部と、
    を有し、
    前記段付き部は、溶接時に生じ得る前記電子ビームによる前記逃げ部の変形が前記応力集中緩和部の応力を緩和する機能に影響をぼさないように、前記逃げ部と前記応力集中緩和部との境界に、凸状に出っ張るように形成されていることを特徴とするギヤ。
  3. 前記逃げ部は、円弧状に形成され、
    前記応力集中緩和部は、前記逃げ部から滑らかに連続するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のギヤ。
  4. 前記応力集中緩和部は、前記逃げ部よりも前記電子ビームの入射方向に対して深く形成されていることを特徴とする請求項3に記載のギヤ。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載のギヤと、
    前記ギヤと電子ビーム溶接により一体化されたカップリングと、を備えることを特徴とするトランスミッションギヤ。
JP2012202789A 2012-09-14 2012-09-14 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ Active JP6502608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202789A JP6502608B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202789A JP6502608B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018208223A Division JP6637142B2 (ja) 2018-11-05 2018-11-05 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014057970A JP2014057970A (ja) 2014-04-03
JP6502608B2 true JP6502608B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=50614946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012202789A Active JP6502608B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6502608B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019134433A1 (de) 2019-12-16 2020-07-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungskörperanordnung für eine Synchronisiereinrichtung eines Getriebes

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6412383B2 (ja) * 2014-09-24 2018-10-24 株式会社Subaru 車両用差動装置の溶接構造
CN104923889B (zh) * 2015-07-02 2017-10-03 重庆齿轮箱有限责任公司 焊接齿轮的组装焊接方法
JP7405523B2 (ja) * 2019-06-28 2023-12-26 武蔵精密工業株式会社 伝動装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332476A (ja) * 1989-06-29 1991-02-13 Mitsubishi Motors Corp 電子ビーム溶接部構造
JP2001150155A (ja) * 1999-12-01 2001-06-05 Kobe Steel Ltd アルミニウム又はアルミニウム合金材の電子ビーム溶接方法
JP2004011816A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Aichi Mach Ind Co Ltd 変速機用歯車の製造方法
JP5614054B2 (ja) * 2010-02-22 2014-10-29 日産自動車株式会社 ビーム溶接部材およびこれを備えた差動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019134433A1 (de) 2019-12-16 2020-07-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungskörperanordnung für eine Synchronisiereinrichtung eines Getriebes

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014057970A (ja) 2014-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6502608B2 (ja) 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ
JP6217023B2 (ja) 差動装置及びその製造方法
JP6189745B2 (ja) 差動装置の製造方法
JP2015124874A5 (ja)
JP6119795B2 (ja) 金属部材の接合方法及び金属部材の接合構造
JP2011169444A (ja) ビーム溶接部材およびこれを備えた差動装置
JP6412383B2 (ja) 車両用差動装置の溶接構造
JP5172183B2 (ja) 等速自在継手の外側継手部材
JP2012229714A (ja) 等速自在継手用外側継手部材の製造方法および等速自在継手用外側継手部材
JP2011161506A (ja) 溶接方法
JP2010207850A (ja) 溶接接合部材及び溶接接合方法
JP5327130B2 (ja) リングギヤの溶接方法及び溶接構造
JP6637142B2 (ja) 被溶接部材、ギヤ、及び、トランスミッションギヤ
US10393162B2 (en) Joint part and manufacturing method therefor
US11353100B2 (en) Differential gear for a motor vehicle
JP2011106504A (ja) 車両用差動歯車装置
WO2017017805A1 (ja) デファレンシャルケース
JP6457031B2 (ja) 差動装置
JP2016172266A (ja) リングギヤをデフケースに取り付ける方法
JP6644404B2 (ja) 溶接構造および溶接方法
JP6420942B2 (ja) 溶接方法および溶接品
JP2004011816A (ja) 変速機用歯車の製造方法
JP2016047552A5 (ja) レーザ溶接方法
JP5527222B2 (ja) ショートアーク型放電ランプ
JP6187280B2 (ja) 差動歯車装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170811

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170821

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20171020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6502608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250