JP6501870B2 - 1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(dbdcb)およびピリチオン亜鉛(zpt)を含有する組成物 - Google Patents

1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(dbdcb)およびピリチオン亜鉛(zpt)を含有する組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6501870B2
JP6501870B2 JP2017510333A JP2017510333A JP6501870B2 JP 6501870 B2 JP6501870 B2 JP 6501870B2 JP 2017510333 A JP2017510333 A JP 2017510333A JP 2017510333 A JP2017510333 A JP 2017510333A JP 6501870 B2 JP6501870 B2 JP 6501870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition according
composition
dbdcb
zpt
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017510333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017524027A (ja
Inventor
ペーター・ヴァッハトラー
ターニャ・ゲルハルツ
Original Assignee
ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー filed Critical ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー
Publication of JP2017524027A publication Critical patent/JP2017524027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6501870B2 publication Critical patent/JP6501870B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/34Nitriles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/34Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • A01N43/40Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom six-membered rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N59/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
    • A01N59/16Heavy metals; Compounds thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/02Emulsion paints including aerosols
    • C09D5/024Emulsion paints including aerosols characterised by the additives
    • C09D5/025Preservatives, e.g. antimicrobial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/14Paints containing biocides, e.g. fungicides, insecticides or pesticides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J11/00Features of adhesives not provided for in group C09J9/00, e.g. additives
    • C09J11/02Non-macromolecular additives
    • C09J11/06Non-macromolecular additives organic

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本出願は、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(DBDCB)およびピリチオン亜鉛(ZPT)を含む組成物と、本発明によるこの組成物を製造するための方法と、微生物による攻撃および/または破壊から産業材料を保護するためのそれらの使用と、また、本発明による組成物を含む産業材料とに関する。
1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(DBDCB、「Tektamer 38」)は、活性な殺生物剤であり、産業製品または化粧品において有害な細菌、真菌または酵母を防除するための抗微生物剤配合物を製造するために、これまで長い間にわたって実際に使用されてきた。この活性物質は、原理的には、細菌、真菌または酵母などの微生物に対して、ブロードな抗微生物剤効果を示し、保護を必要とする多くの製品と相溶性が良いという利点を有している。しかしながら、いくつかの用途では、DBDCBが比較的高い親油性を有しているため、効果が常に満足のいくレベルであるわけではなく、したがって、良好な保存効果を達成するのに必要な使用濃度が経済的に不利な範囲となる可能性がある。したがって、少量で使用した場合でも、DBDCBのブロードな抗微生物剤が利用できるようにする必要がある。
(特許文献1)は、DBDCBと殺生物剤の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(BIT)との混合物を記載している。しかしながら、その活性な殺生物剤混合物では、BITの量が多すぎるため、BITの最大許容(未布告)量についての規制限界に適合しない((非特許文献1);(非特許文献2)の第二次修正規制に従えば、49ppm以下のBIT)。
細菌、かび、酵母、および藻類に対してブロードな抗微生物剤活性を有するさらなる活性殺生物剤は、ピリチオン亜鉛(亜鉛ビス[2−ピリジンチオレ−ト]−N,N’−ジオキシド;亜鉛2−ピリジンチオン−l−オキシド;ZPT)である。ZPTの場合にも、高い親油性のため、実際には、ピリチオン亜鉛に固有の良好な活性が必ずしも所望のレベルで実現できるわけではないという結果になっている。したがって、広く採用することが可能な殺生物剤製品に対する要求は、ZPTを単体の殺生物性活性物質として使用するすべての場合に満たされるわけではない。
(特許文献2)は、ZPTと1,2−ベンズイソチアゾリノン(BIT)との混合物を記載している。しかしながら、この場合にも、満足のいく殺生物性活性を得るために必要なBITの量が(上記と同様の理由で)BITの最大許容(未布告)量を超える。
米国特許第4,830,657号明細書 国際公開第2012130822A1号パンフレット
CLP regulation 1272/2008,no.286/2011(10.03.2011),Official Journal of the European Union,p.33 CLP regulation 1272/2008,no.1272/2008(16.12.2008),Official Journal of the European Union,p.688
したがって、DBDCB/ZPTに固有の抗微生物剤活性スペクトルを最適化するための改良された製品の組合せが必要とされている。
驚くべきことに、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(DBDCB)およびピリチオン亜鉛(ZPT)をベースとする組成物が、それぞれ個別の成分の欠点を有利な方法で克服することが今や見出された。さらに、驚くべきことに、本発明による組成物は相乗効果も示す。
したがって、本発明は、活性成分として1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(DBDCB)およびピリチオン亜鉛(ZPT)を含むことを特徴とする組成物に関する。
本発明による組成物におけるDBDCBとZPTとの相対比は、広い範囲で変化させることができる。組成物におけるDBDCBとZPTとの重量比は、好ましくは100:1〜1:100、特に好ましくは50:1〜1:50、極めて特に好ましくは10:1〜1:10、さらにより好ましくは4:1〜1:4である。
さらに、本発明による組成物中には、好ましくは少なくとも60重量%、特に好ましくは少なくとも80重量%、極めて特に好ましくは少なくとも90重量%、さらにより好ましくは少なくとも95重量%の、活性成分DBDCBおよびZPTを合計したものが溶解形態で存在している。
さらに驚くべきことに、本発明による組成物は、特定の混合物比率では、予想されなかった高い相乗的活性上昇を示すという特徴を有している。したがって、本発明による組成物の場合、産業製品を製造するために必要とされる使用濃度を、それぞれ個別の活性物質の場合に必要とされる濃度と比較して下げることが可能である。このことは、経済、環境および性能面で極めて有利であり、保存品質の向上に寄与する。
さらなる殺生物性活性物質
本発明による組成物は、DBDCBおよびZPTに加えて、さらなる殺生物性活性物質をまったく含まなくてもよく、または少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質を含んでいてもよい。
本発明による組成物は、DBDCB、ZPT、および追加の少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質を含んでいるのが好ましい。
好ましいさらなる殺生物性活性物質としては、以下の活性物質が挙げられる。
塩化ベンザルコニウム
1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン(BIT)
ベンジルアルコール
2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール)
ブロモクロロジメチルヒダントイン
5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(CMIT/MIT)
2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)
ジアゾリジニル尿素
3,3−ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン(DMDMH)
ジクロロベンジルアルコール
塩化ジデシルジメチルアンモニウム
ジメチロールヒダントイン
4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリジン
エチレングリコールビスヘミホルマール
イミダゾリジニル尿素
ヨードプロパルギルブチルカルバメート(IPBC)
2−n−オクチルイソチアゾリン−3−オン(OIT)
フェノキシエタノール
フェニルエチルアルコール
o−フェニルフェノール(OPP)
ポリ(ヘキサメチレンビグアニド)ヒドロクロリド(PHMB)
テトラメチロールアセチレンジ尿素(TMAD)
本発明による組成物が、1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン(BIT)、ヨードプロパルギルブチルカルバメート(IPBC)および2−n−オクチルイソチアゾリン−3−オン(OIT)からなる群から選択される少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質を含んでいる場合に特に好ましい。
少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質と、DBDCBおよびZPTの合計との重量比は、好ましくは1:2〜1:100である。
本発明による組成物では、DBDCBと、ZPTと、追加のさらなる殺生物性活性物質なしまたは少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質との重量%の合計を広い範囲で変化させることができる。
DBDCBと、ZPTと、追加のさらなる殺生物性活性物質なしまたは少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質との合計が、本発明による組成物の全重量を基準にして、好ましくは1〜80重量%、特に好ましくは5〜40%である。
さらに添加される物質
本発明による組成物は、さらなる添加物質をまったく含まなくてもよく、または少なくとも1種のさらなる添加物質を含んでいてもよい。
本発明による組成物は、少なくとも1種のさらなる添加物質を含んでいるのが好ましい。
本発明による組成物は、さらなる添加物質として少なくとも酸化亜鉛(ZnO)を含んでいることが特に好ましい。
ZnOと、成分:DBDCB、ZPTおよび任意選択的な少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質の合計との重量比は、広い範囲で変化させることができる。ZnOと、成分:DBDCB、ZPTおよび任意選択的な少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質の合計との重量比は、好ましくは1:1〜1:10である。
ZnOを含む、本発明による好ましい組成物の1つの利点は、起こりうる変色からの保護である。
本発明による組成物の適用は、そのそれぞれの物理的性質および/または化学的性質/解決するべき保存問題における特定の要件に依存して、個々の活性物質を計量添加する形式で個別に実施してもよく(この場合、対象となっている保存問題に応じて、濃度比を個別に調節しうる)、または本発明による組成物の計量添加を配合物として実施してもよい。
本発明による組成物は、配合物の形態で存在することが好ましい。
本発明による組成物は、配合物の形態で存在することが特に好ましく、配合物としては以下のものが挙げられる:溶液、分散体、エマルション、懸濁液、粉体、発泡体、ペースト、粒状物、エアロゾル、またはポリマー物質中のマイクロカプセル化形態。
したがって、本発明による組成物は、さらなる添加物質として、配合物を製造するのに好適な少なくとも1種の助剤をさらに含んでいてもよく、または含んでいなくてもよい。
本発明による組成物は、さらなる添加物質として、少なくとも1種の助剤を含んでいることが好ましい。
本発明の好ましい助剤は、界面活性物質、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定剤、粘着剤、増粘剤、展着剤(spreading agent)、有機溶媒、芳香剤、着色剤、制塵剤(dedustant)、バッファー物質、バッファー系、pH調節剤、固体状キャリヤ(solid carrier)、および水である。
本発明の特に好ましい助剤は、水である。
本発明による組成物は、界面活性物質、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定剤、粘着剤、増粘剤、展着剤、有機溶媒、芳香剤、着色剤、制塵剤(antidusting agent)、バッファー物質、バッファー系、pH調節剤、固体状キャリヤ、および水からなる群から選択される少なくとも1種の助剤、特に好ましくは水を含んでいるのが好ましい。
上述の群から複数の助剤が選択されている、本発明による好ましい組成物では、それらの助剤は相互に区別されている。
以下の例を挙げて、本発明の好ましい助剤をより具体的に説明する。
− 界面活性物質、たとえば界面活性剤。界面活性剤は、たとえば、ノニオン性、カチオン性および両性の界面活性剤であることができ、アニオン性界面活性剤であるのが好ましい。好適なアニオン性界面活性剤は、たとえば、以下のものである:アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルコイルサルコシネート、アシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレート、アルファ−オレフィンスルホネート、特に、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、たとえば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ならびにアンモニウムおよびトリエタノールアミン塩。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェートおよびアルキルエーテルカルボキシレートは、それぞれ、たとえば1〜10個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位、好ましくは1〜3個のエチレンオキシド単位を有していてよい。好適な物質は、たとえば、以下のものである:ナトリウムラウリルスルフェート、アンモニウムラウリルスルフェート、ナトリウムラウリルエーテルスルフェート、アンモニウムラウリルエーテルスルフェート、ナトリウムラウリルサルコシネート、ナトリウムオレイルスクシネート、アンモニウムラウリルスルホスクシネート、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、トリエタノールアミンドデシルベンゼンスルホネート。
− 湿潤剤、たとえば、芳香族スルホン酸、たとえばリグノ−、フェノール−、ナフタレン−およびジブチルナフタレン−スルホン酸、および脂肪酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属およびアンモニウム塩、アルキル−およびアルキルアリール−スルホネート、アルキルおよびラウリルエーテルおよび脂肪族アルコールスルフェート、さらにはスルフェート化ヘキサ−、ヘプタ−およびオクタデカノールまたは脂肪族アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレンおよびその誘導体とホルムアルデヒドとの縮合反応生成物、ナフタレンおよびナフタレンスルホン酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合反応生成物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチル−、オクチル−またはノニル−フェノール、アルキルフェノールまたはトリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪族アルコールのエチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルまたはポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビトールエステル、リグノスルフィット廃液、またはメチルセルロース。
− 乳化剤、たとえば、鎖長C12〜C20の直鎖脂肪族カルボン酸のナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩、ナトリウムヒドロキシオクタデカンスルホネート、鎖長C12〜C20のヒドロキシ脂肪酸のナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩およびそれらのスルフェート化またはアセチル化反応生成物、アルキルスルフェート、さらにはトリエタノールアミン塩、アルキル−(C10〜C20)−スルホネート、アルキル−(C10〜C20)−アリールスルホネート、ジメチルジアルキル−(C〜C18)−塩化アンモニウム、アシル、アルキル、オレイルおよびアルキルアリールのオキシエチラートおよびそれらのスルフェート化反応生成物、鎖長C〜C16の脂肪族飽和一価アルコールとのスルホコハク酸エステルのアルカリ金属塩、鎖長C10〜C12の一価脂肪族アルコールのポリエチレングリコールエーテルとのスルホコハク酸4−エステル(二ナトリウム塩)、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテルとのスルホコハク酸4−エステル(二ナトリウム塩)、スルホコハク酸ビス−シクロヘキシルエステル(ナトリウム塩)、リグノスルホン酸およびそのカルシウム、マグネシウム、ナトリウムおよびアンモニウム塩、20個のエチレンオキシド基を有するポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、尿酸、水素化および脱水素化尿酸およびそれらのアルカリ金属塩、ドデシル化ジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ならびに最少でも10重量%のエチレンオキシド含量を有するエチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー。好適に使用される乳化剤は以下のものである:ナトリウムラウリルスルフェート、ナトリウムラウリルエーテルスルフェート、エトキシル化(3エチレンオキシド基);オレイルアルコールのポリエチレングリコール(4〜20)エーテル、およびノニルフェノールのポリエテンオキシド(4〜14)エーテル。
− 分散剤、たとえば、アルキルフェノールポリグリコールエーテル。
− 安定剤、たとえば、セルロースおよびセルロース誘導体。
− 粘着剤および増粘剤、たとえばカルボキシメチルセルロース、天然および合成の粉末、粒状またはラテックス状のポリマーが採用され、たとえばアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルおよび天然リン脂質、たとえば、ケファリンおよびレシチン、および合成リン脂質、鉱物油または植物油。
− 展着剤、たとえば、イソプロピルミリステート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、およびポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル。
− 有機溶媒、たとえば一価または多価アルコール、エステル、ケトン、および炭化水素。好適な溶媒の例は、パラフィン、たとえば原油留分、鉱物油および植物油、ブタノールまたはグリコールおよびそれらのエーテルおよびエステル、ケトン、たとえば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンである。
− 芳香剤および着色剤、たとえば、無機顔料、たとえば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、ならびに有機着色剤、たとえば、アリザリン、アゾおよびメタロフタロシアニン着色剤、ならびにトレース量の養分(nutrient)、たとえば、鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン、および亜鉛の塩。
− 制塵剤(dedusting agent)、たとえば、ポリグリコール、およびポリグリコールエーテル。少なくとも実質的に固体の配合物にはそれぞれ、たとえば0.01〜2、好ましくは0.05〜1、特に好ましくは0.1〜0.5重量%の制塵剤が含まれていてよい。
− バッファー物質、バッファー系またはpH調節剤。少なくとも実質的に固体の配合物にはそれぞれ、たとえば0.01〜10、好ましくは0.1〜5重量%のバッファー物質、バッファー系、またはpH調節剤が含まれていてよい。
− 固体状キャリヤ、たとえば天然の岩粉(rock flour)、たとえば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト、または珪藻土、ならびに合成の岩粉、たとえば、微粉砕のシリカ、酸化アルミニウム、およびシリケート。好適な固体状キャリヤ、特に粒状物としては、たとえば、以下のものが挙げられる:破砕および分別された天然岩、たとえば、方解石、大理石、軽石、セピオライトおよびドロマイト、ならびに無機および有機粉末から作られた合成の粒状物、さらには有機物質、たとえば、おがくず、ヤシ殻、トウモロコシの穂軸、およびたばこの茎から作られた粒状物。
− 水。
本発明による組成物は、助剤として少なくとも水を含んでいるのが好ましい。
本発明による組成物は、本発明による組成物の全重量を基準にして、好ましくは20〜99重量%、特に好ましくは60〜95重量%の少なくとも1種のさらなる添加物質を含んでいる。
製造
本発明はさらに、本発明による組成物を製造するための方法において、任意選択的に少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質を添加して、かつ、任意選択的に少なくとも1種のさらなる添加物質を添加して、DBDCBおよびZPTを共に混合する工程を含むことを特徴とする、方法に関する。
本発明による組成物の好ましい製造は、DBDCBおよびZPTと、少なくとも1種のさらなる添加物質、好ましくは助剤とを共に混合する工程を含むことを特徴とする。
本発明による組成物のさらに好ましい製造は、DBDCBおよびZPTと、少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質および少なくとも1種の助剤とを共に混合する工程を含むことを特徴とする。
本発明による組成物の特に好ましい製造は、DBDCBと、ZPTと、BIT、IPBCおよびOITからなる群から選択される少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質と、少なくとも1種の助剤の助剤とを共に混合する工程を含むことを特徴とする。
さらなる殺生物性活性物質、添加される物質および助剤に関する先の記述は、本発明における製造にも同様にあてはまる。
使用
本発明はさらに、微生物による攻撃および/または破壊から産業材料を保護するための、本発明による組成物の使用にも関する。
本発明による組成物を使用することにより、微生物による攻撃および/または破壊から保護される産業材料が、水含有機能性液体および水含有産業製品である場合に好ましい。
例として以下の産業材料を挙げることができるが、それらは、限定を目的としたものではない。
− 水性のコーティング、ペイント、および下塗り材(render)
− 土木建築(building and construction)用の化学製品、たとえば、コンクリート添加剤、たとえば糖蜜、リグニンスルホネートまたはポリアクリレートをベースとするもの、ビチューメンエマルション、またはシーリング用コンパウンド物
− 天然の粗原料をベースとする印刷用増粘剤、たとえばアルギネート、グアー粉、アラビアゴム、トウモロコシ、コムギ、またはイネのデンプン
− 皮革、織物または光化学産業のための助剤
− 鉱油含有、半合成または合成濃縮物をベースとする、金属加工のための冷却用潤滑性濃縮物および/またはそれらの水性エマルションまたは希釈液
− 動物性、植物性または合成由来の公知の粗原料をベースとする膠および粘着剤
− たとえばポリアクリレート、ポリスチレンアクリレート、スチレン−ブタジエン、ポリ酢酸ビニルをベースとするポリマー分散体
− デンプン溶液もしくはスラリーまたはその他のデンプンベースの製品、たとえば、印刷用増粘剤または壁紙用糊
− 他の粗原料、たとえば着色顔料(たとえば、酸化鉄顔料、カーボンブラック顔料、二酸化チタン顔料)のスラリー、または充填剤およびコーティング顔料、たとえば、カオリン、炭酸カルシウムまたはタルクのスラリー
− たとえば着色剤の製造および貯蔵における化学産業の前駆体および中間体
− 溶媒系または水系のインク
− ワックスおよびクレーのエマルション
本発明による組成物は、特に好ましくは、次の用途で採用される:水性のコーティング、ペイントおよび下塗り材の保護、土木建築のための化学製品、たとえばビチューメンエマルションもしくはシーリング用コンパウンド物、皮革もしくは織物産業のための助剤、動物性、植物性もしくは合成由来の公知の粗原料をベースとする膠および粘着剤、たとえばポリアクリレート、ポリスチレンアクリレート、スチレン−ブタジエン、ポリ酢酸ビニルをベースとするポリマー分散体、ならびに/または着色剤の製造および着色剤の貯蔵における化学産業の前駆体および中間体。
本発明において使用される本発明の混合物の使用濃度は、防除するべき微生物のタイプおよび発生率、初期微生物負荷(initial microbial load)、保護するべき製品の予想される貯蔵期間、および微生物の影響を受けやすい末端製品の組成に依存する。最適使用量は、実験室における一連の予備的な実験および試験による当業者に十分公知の方法で簡単に決定することができる。
本発明による組成物は、産業材料を保護するために、保護するべき材料の重量を基準にして、好ましくは0.01〜5重量%、特に好ましくは0.05〜1.0重量%の範囲の量で使用される。
本発明はさらに、本発明による組成物を用いて処理されている産業材料にも関する。
本発明はさらに、本発明による組成物を含む産業材料にも関する。
例として先に挙げた産業材料は、それらの産業材料と同様にあてはまる。
本発明による組成物は、極めて広い各種の微生物、たとえば細菌、かび、酵母およびスライムなどの生物体に対しても活性がある。
本発明による組成物が活性を示すものとしては、たとえば以下のものが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
細菌:
アルカリゲネス(Alcaligenes)属、たとえばアルカリゲネス・フェカーリス(Alcaligenes faecalis)、バシラス(Bacillus)属、たとえばバシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)、エンテロバクター(Enterobacter)属、たとえばエンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes)、エシュリキア(Escherichia)属、たとえば大腸菌(Escherichia coli)、プロテウス(Proteus)属、たとえばプロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris)、シュードモナス(Pseudomonas)属、たとえばシュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginosa)またはシュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)、セラチア(Serratia)属、たとえばセラチア・マルセッセンス(Serratia marescens)、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属、たとえばスタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)。
酵母:
カンジダ(Candida)属、たとえばカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ゲオトリクム(Geotrichum)属、たとえばゲオトリクム・カンジドゥム(Geotrichum candidum)、ロドトルラ(Rhodotorula)属、たとえばロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)、ロドトルラ・ムチラギノーザ(Rhodotorula mucilaginosa)、サッカロミセス(Saccharomyces)属、たとえばサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisiae)。
真菌:
アクレモニウム(Acremonium)属、たとえばアクレモニウム・ストリクツム(Acremonium strictum)、アルテルナリア(Alternaria)属、たとえばアルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis)、アスペルギルス(Aspergillus)属、たとえばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、カエトミウム(Chaetomium)属、たとえばカエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)、フザリウム(Fusarium)属、たとえばフザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、レンチヌス(Lentinus)属、たとえばレンチヌス・チグリヌス(Lentinus tigrinus)、ペシロミセス(Paecilomyces)属、たとえばペシロミセス・バリオッティ(Paecilomyces variotti)、ペニシリウム(Penicillium)属、たとえばペニシリウム・グラウクム(Penicillium glaucum)、トリコデルマ(Trichoderma)属、たとえばトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)。
以下の実施例において、本発明による組成物の驚くべき活性向上の例を挙げるが、これらに限定されるわけではない。
以下において、例を挙げて、実務上特に関係の深いある種の微生物、たとえばシュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginosa)(実施例1)に対する本発明による組成物の相乗作用を説明する。
本発明による組成物で観察される相乗作用は、次の数式によって求めることができる(F.C.Kull,P.C.Elisman,H.D.Sylwestrowicz,P.K.Mayer,Appl.Mcirobiol.9,p.538(1961)参照)。
Figure 0006501870
上式に従って得られた相乗指数SIが1未満であるということは、活性物質の混合物の相乗効果を表している。SIの価が小さいほど、相乗効果が大きい。
以下の実施例および計算を参照しながら、相乗的活性上昇を説明するが、これらに限定されるわけではない。
実施例1:シュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginoasa)に対する相乗作用
試験微生物のシュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginoasa)を使用して、表1に示した本発明の組成物の最小発育阻止濃度を検討した。
Figure 0006501870
ある種の濃度比では、本発明の組成物は、試験微生物のシュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginoasa)に対して顕著な相乗効果を示している。
実施例2:エンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes)に対する相乗作用
試験微生物のエンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes)を使用して、表2に示した本発明の組成物の最小発育阻止濃度を検討した。
Figure 0006501870
ある種の濃度比では、本発明の組成物は、試験微生物のエンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes)に対して顕著な相乗効果を示している。
実施例3:ロドトルラ・ムチラギノーザ(Rhodotorula mucilaginosa)に対する相乗作用
試験微生物のロドトルラ・ムチラギノーザ(Rhodotorula mucilaginosa)を使用して、表3に示した本発明の組成物の最小発育阻止濃度を検討した。
Figure 0006501870
ある種の濃度比では、本発明の組成物は、試験微生物(酵母)のロドトルラ・ムチラギノーザ(Rhodotorula mucilaginosa)に対して顕著な相乗効果を示している。
実施例4:微生物学的ストレス試験:ポリマーエマルションの保存
ポリマーエマルション(アクリレートベース、pH=6.5)中における、DBDCBおよびZPTを含む本発明の組成物の保存効果を、微生物学的ストレス試験を使用して検討した。
微生物学的ストレス試験では、水ベースの系の、微生物による攻撃の受けやすさおよび保存剤の効果を調べる。この目的のために、水ベースの系中に保存剤を所定の濃度で組み入れる。その配合が完了したら、3週間〜6週間以内の試験期間にわたり、1週間の周期で所定のタイプの微生物を混入させる。それぞれの混入から2〜3日後および7日後に微生物の数を測定し、保存処理をしていない対照試料のレベルと比較して、導入された微生物が完全に死滅しているか、または少なくとも生長阻害されているかを調べる。
ポリマーエマルションおよび分散体中で優勢となる微生物の個体群についての知識を有しているため、実験では、以下の微生物タイプの混合物を試験のために採用した:
細菌:大腸菌(Escherichia coli)、シュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginosa)およびスタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)。
かび:アクレモニウム・ストリクツム(Acremonium strictum)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)およびゲオトリクム・カンジドゥム(Geotrichum candidum)。
酵母:カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)およびロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)。
保存した試料が、導入した微生物の完全死滅(1gあたり、0個の細菌/かび/酵母細胞)を達成している場合、極めて良好な活性が得られている(評点3=優)。
保存料非添加の試料(いわゆる参照試料)と比較して、顕著に低下した微生物レベル(1gあたり10〜10個の細菌/10〜10個のかび/酵母細胞)が観察された場合、効果は良好とみなす(評点2=良)。
保存料非添加の試料と比較して、少し低下した微生物レベル(1gあたり10〜10個の細菌/10〜10個のかび/酵母細胞)が観察された場合、効果は許容可能とみなす(評点1=可)。
保存料非添加の試料と比較して、微生物レベルの低下がまったくないか、またはごくわずかであること(1gあたり少なくとも10個の細菌/10個のかび/酵母細胞の残存レベル)が観察された場合、効果は不十分とみなす(評点0=不可)。達成された結果を表4に示す。
Figure 0006501870
DBDCBおよびZPTを含む本発明の組成物を添加すると、それぞれ個々の活性物質の場合と比較して、活性物質の量を顕著に低下させても有効な保持効果が達成される、すなわち、試験に用いたすべてのタイプの微生物に対して良好な活性が観察される。

Claims (12)

  1. 細菌および/または酵母による攻撃および/または破壊から製品を保護するための組成物であって、前記製品が、水含有機能性液体および水含有産業製品から選択され、前記組成物が、活性成分として1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(DBDCB)およびピリチオン亜鉛(ZPT)を含むことを特徴とする、組成物。
  2. 前記組成物におけるDBDCBとZPTとの重量比が、100:1〜1:100であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質が存在していることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質が、1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オン(BIT)、ヨードプロパルギルブチルカルバメート(IPBC)および2−n−オクチルイソチアゾリン−3−オン(OIT)からなる群から選択されることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  5. DBDCBと、ZPTと、全く存在しないかまたは少なくとも1種存在している前記さらなる殺生物性活性物質との合計が、前記組成物の全重量を基準にして、1〜80重量%であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 少なくとも1種のさらなる添加物質を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. さらなる添加物質として少なくとも酸化亜鉛を含むことを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
  8. さらなる添加物質として少なくとも1種の助剤を含むことを特徴とする、請求項6または7に記載の組成物。
  9. 前記組成物の全重量を基準にして、20〜99重量%の少なくとも1種のさらなる添加物質を含むことを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物を製造するための方法であって、任意選択的に少なくとも1種のさらなる殺生物性活性物質を添加して、および任意選択的に少なくとも1種のさらなる添加物質を添加して、DBDCBおよびZPTを共に混合する工程を含むことを特徴とする、方法。
  11. 細菌および/または酵母による攻撃および/または破壊から産業材料を保護するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物の使用であって、前記産業材料が、水性のコーティング、ペイントおよび下塗り材、土木建築のための化学製品、皮革もしくは織物産業において使用される助剤、動物性、植物性もしくは合成由来の公知の粗原料に基づいて調製される膠および粘着剤、ポリマー分散体、ならびに/または、化学産業において着色剤の製造および着色剤の貯蔵において使用される前駆体および中間体であることを特徴とする、使用。
  12. 前記組成物が、産業材料を保護するために、前記保護されるべき材料の重量を基準にして、0.01〜5重量%の範囲の量で使用されることを特徴とする、請求項11に記載の使用。
JP2017510333A 2014-08-22 2015-08-20 1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(dbdcb)およびピリチオン亜鉛(zpt)を含有する組成物 Active JP6501870B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14181920.1A EP2987406A1 (de) 2014-08-22 2014-08-22 Zusammensetzung enthaltend 1,2-Dibrom-2,4-dicyanobutan (DBDCB) und Zinkpyrithion (ZPT)
EP14181920.1 2014-08-22
PCT/EP2015/069170 WO2016026935A1 (de) 2014-08-22 2015-08-20 Zusammensetzung enthaltend 1,2-dibrom-2,4-dicyanobutan (dbdcb) und zinkpyrithion (zpt)

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017524027A JP2017524027A (ja) 2017-08-24
JP6501870B2 true JP6501870B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=51417163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017510333A Active JP6501870B2 (ja) 2014-08-22 2015-08-20 1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(dbdcb)およびピリチオン亜鉛(zpt)を含有する組成物

Country Status (8)

Country Link
US (2) US20170265466A1 (ja)
EP (2) EP2987406A1 (ja)
JP (1) JP6501870B2 (ja)
KR (1) KR102460965B1 (ja)
CN (1) CN106659158B (ja)
AU (1) AU2015306126B2 (ja)
SG (1) SG11201701345SA (ja)
WO (1) WO2016026935A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102020337B1 (ko) * 2017-09-05 2019-09-10 주식회사 유엔아이 친환경 금속광택성 잉크조성물
CN108605982A (zh) * 2018-03-28 2018-10-02 颜国和 一种吡啶硫酮锌氧化锌乳液的制备

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4830657A (en) 1982-06-21 1989-05-16 Calgon Corporation Synergistic antimicrobial combination
DE3361289D1 (en) * 1982-06-21 1986-01-02 Merck & Co Inc Synergistic antimicrobial combination
AU2670292A (en) * 1991-10-04 1993-05-03 Olin Corporation Fungicide tablet
US5529807A (en) * 1993-11-12 1996-06-25 Lynn Burkhart, Jr. Composition and method for treating heat exchange surfaces
JP3102838B2 (ja) * 1994-04-08 2000-10-23 株式会社デンソー アルミニウム含有金属複合材料およびその製造方法
JP2001114581A (ja) * 1999-10-19 2001-04-24 Kumagai Gumi Co Ltd セメント系硬化体用防水処理剤
EP1502508B1 (en) * 2002-01-31 2011-02-23 Rohm And Haas Company Synergistic microbicidal combinations
DE10237264A1 (de) * 2002-08-14 2004-03-04 Schülke & Mayr GmbH Wässrige Dispersion mit fungizider und algizider Wirkung
US9034905B2 (en) * 2003-02-05 2015-05-19 Rohm And Haas Company Synergistic microbicidal combinations
TW200932107A (en) * 2008-01-18 2009-08-01 Dow Global Technologies Inc Stable, low VOC, low viscous biocidal formulations and method of making such formulations
US8317912B2 (en) * 2011-03-28 2012-11-27 Arch Chemicals, Inc. Wet state preservation of mineral slurries
DE102012208291A1 (de) * 2012-05-16 2013-11-21 Schülke & Mayr GmbH Antimikrobiell wirksame Zusammensetzungen auf Basis von Zinkverbindung, Glycerinmonoalkylether und Antioxidans

Also Published As

Publication number Publication date
EP3182825B1 (de) 2018-04-18
AU2015306126B2 (en) 2017-12-07
CN106659158B (zh) 2019-04-16
US20170265466A1 (en) 2017-09-21
AU2015306126A1 (en) 2017-03-16
SG11201701345SA (en) 2017-03-30
EP3182825A1 (de) 2017-06-28
KR20170048343A (ko) 2017-05-08
CN106659158A (zh) 2017-05-10
KR102460965B1 (ko) 2022-11-01
EP2987406A1 (de) 2016-02-24
US20190269129A1 (en) 2019-09-05
JP2017524027A (ja) 2017-08-24
WO2016026935A1 (de) 2016-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2094090B1 (en) Synergistic microbicidal compositions including a cyanodithiocarbimate and a second microbicide, and methods of using the same
US20110009462A1 (en) Stable, synergistic mixtures
US9693560B2 (en) Microbicide substances
EP2932850A1 (en) Microbicidal composition
WO2000038522A1 (en) Synergistic antimicrobial combination of 4,5-dichloro-2-n-octyl-4-isothiazolin-3-one and a mixture of a chlorinated isocyanurate and a bromide compound and methods of using same
KR20060006761A (ko) 살균제
US20210235699A1 (en) Adjuvant Compositions Comprising a Tetramethylguanidine and a 4-Isothiazolin-3-One
US5985934A (en) Synergistic antimicrobial composition of 2,4,4'-trichloro-2'-hydroxydiphenyl ether and 1,2-dibromo-2,4-dicyanobutane
US20060135485A1 (en) Microbicidal compositions and their use
JP2022141874A (ja) 殺微生物組成物
US9119395B2 (en) Active substance mixtures comprising OPP and amines, microbicidal agents
JP6501870B2 (ja) 1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン(dbdcb)およびピリチオン亜鉛(zpt)を含有する組成物
JP2009096754A (ja) 工業用抗カビ組成物
US11116217B2 (en) Synergistic biocidal compositions containing 5-chloro-2-methylisothiazolin-3-one
US20180116216A1 (en) Microbicidal composition containing glutaraldehyde and orthophenylphenol
US20060205716A1 (en) Microbicidal agents
US9642367B2 (en) Microbicidal composition
AU2014329442B2 (en) Microbicidal composition
JP5666221B2 (ja) 水性懸濁組成物
US20180092360A1 (en) Microbicidal composition

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180105

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190121

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6501870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250