JP6501472B2 - 排気熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置。
内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置として、様々な態様のものが提案されている。下記特許文献1に開示された排気熱回収装置は、消音機構が形成された内側空間と、熱交換器が配置された外側空間とを形成するように、複数の筒状部材を配置した構成を採用している。この排気熱回収装置は、内側空間の下流側に配置した開閉弁を閉じると排気ガスが外側空間に流れ込み、熱交換器において熱交換媒体との間で熱交換を行なって下流側に流れ出るように構成されている。一方、開閉弁を開くと排気ガスが内側空間に流れ込み、熱交換を行わないで下流側に流れ出るように構成されている。
下記特許文献2に開示された排気熱回収装置は、内側空間と、熱交換器が配置された外側空間とを形成するように、複数の筒状部材を配置した構成を採用している。この排気熱回収装置は、内側空間の下流側に配置した遮断弁を閉じると排気ガスが外側空間に流れ込み、熱交換器において熱交換媒体との間で熱交換を行なって下流側に流れ出るように構成されている。一方、遮断弁を開くと排気ガスが内側空間に流れ込み、熱交換を行わないで下流側に流れ出るように構成されている。
更に、下記特許文献2に開示された熱交換器は、中空で偏平で円形のドーナツ形状から上下を直線的に切り取った一対の切欠部を有するチューブとして形成された複数の偏平チューブを、互いに重なり合うように積層してチューブ積層体を構成することで形成されている。このチューブ積層体は、排気流入側エンドプレートと、排気流出側エンドプレートとによってケースに取り付けられている。排気流入側エンドプレートに設けられた一つの切欠部は、チューブ積層体の一方の切欠部に対応するように配置されている。また、排気流出側エンドプレートに設けられた一つの切欠部は、チューブ積層体の他方の切欠部に対応するように配置されている。
下記特許文献2に開示された排気熱回収装置は、内燃機関の暖機時には遮断弁を閉じ、排気ガスをチューブ積層体側に一方の切欠部から流出させ、各偏平チューブの隙間を全体として上方から下方に流す。その排ガス流入と共に、熱交換媒体を各偏平チューブ内に全体として下方から上方に流して排気ガスと熱交換媒体との熱交換を行ない、排気の熱を回収する。
特開2007−270702号公報 特開2009−114995号公報
ところで、熱交換器を、複数の単体部品を組み合わせて構成した場合、それら複数の単体部品間の空間にいかにして排気ガスを送り込み、その空間内において効率的に熱交換させるためにいかにして排気ガスを流すかということが、熱交換効率向上のためには必要となる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置であって、より効率的に熱交換を行うことを可能とする排気熱回収装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る排気熱回収装置は、内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置であって、熱交換器を備える。熱交換器は、互いに所定の間隔をおいて積層配置可能な複数の単体部品を有し、これら複数の単体部品それぞれの内部空間に熱交換媒体が流れる一方で、複数の単体部品相互間のガス流入空間に排気ガスが流れることで熱交換を行うように構成されている。単体部品は、前記ガス流入空間を画定するためのガス流動面を一対有する。ガス流動面には、ガス流入空間への排気ガスの流入量を調整する量調整凸部と、ガス流入空間へ流入した排気ガスの流れ方向を調整する方向調整凸部と、が設けられている。
本発明によれば、ガス流動面に量調整凸部を設けているので、ガス流入空間へ適切な流量の排気ガスを導入することができる。また、ガス流動面には方向調整凸部を設けているので、ガス流入空間に流入した適切な流量の排気ガスの流れ方向を調整し、外側部材側へと排気ガスを円滑に流出させることができる。
また、本発明に係る排気熱回収装置では、上流側から流れ込む排気ガスを受け入れる受入口と、その受け入れた排気ガスを下流側に送り出す主送出口と、を繋ぐ主流路の少なくとも一部を形成する内側部材と、前記内側部材を囲むように配置され、前記内側部材との間で熱交換流路を形成する外側部材と、前記熱交換流路において前記内側部材を囲むように配置され、排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、を備え、前記ガス流動面は、前記内側部材から前記外側部材に向かう方向に沿うように設けられていることも好ましい。
また、本発明に係る排気熱回収装置では、前記主流路に受け入れた排気ガスを通過させて前記主送出口に流す非回収モードと、前記主流路に受け入れた排気ガスを前記熱交換流路を経由させて前記主送出口とは異なる副送出口に流す熱回収モードと、を切り替える切替器を備えることも好ましい。
また、本発明に係る排気熱回収装置では、前記単体部品は、前記一対のガス流動面を繋ぎ前記内側部材の外周面に沿った内側側面と、前記外側部材の内周面に沿った外側側面と、を有することも好ましい。
また本発明に係る排気熱回収装置では、方向調整凸部は、ガス流入空間に入った排気ガスがガス流入空間から出るまでの流動長が、内側側面と外側側面との最短距離よりも長くなるように形成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、方向調整凸部がガス流入空間に入った排気ガスがガス流入空間から出るまでの流動長を長くするように排気ガスの流れ方向を調整しているので、熱交換を効率的に行いつつ排気ガスを円滑に流出させることができる。
また本発明に係る排気熱回収装置では、方向調整凸部は、ガス流入空間に入った排気ガスがガス流入空間から出るまでに、外側部材の内周面に沿う方向に方向づけを行うように形成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、方向調整凸部が、ガス流入空間から流出する排気ガスの方向づけを、外側部材の内周面に沿う方向に行うので、ガス流入空間から外側部材に向けて流出する排気ガスの流れが外側部材の内周面に阻害されることなく円滑に流すことができる。
また本発明に係る排気熱回収装置では、隣接する一方の単体部品に設けられてなる方向調整凸部と、他方の単体部品に設けられてなる方向調整凸部とは、ガス流入空間において互いに沿うようにオフセット配置されていることも好ましい。
この好ましい態様では、隣接する一方の単体部品に設けられてなる方向調整凸部と、他方の単体部品に設けられてなる方向調整凸部とを、ガス流入空間において互いに沿うようにオフセット配置しているので、その一対を成す方向調整凸部によって排気ガスが流れる流路を形成することができる。
また本発明に係る排気熱回収装置では、単体部品は、一対のプレート部品を組み合わせることで構成されており、方向調整凸部は、プレート部品を変形させることで形成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、方向調整凸部をプレート部品を変形されることで形成するので、別途の部品を設けることなく簡便に方向調整凸部を形成することができる。また、方向調整凸部の裏側が凹部となるので、当該凹部に熱交換媒体を流しこむことができ、熱交換効率を上げることができる。
また本発明に係る排気熱回収装置では、隣接する一方の単体部品に設けられてなる量調整凸部と、他方の単体部品に設けられてなる量調整凸部とは、ガス流入空間において互いに向き合うように配置されていることも好ましい。
この好ましい態様では、隣接する単体部品に設けられてなる量調整凸部を互いに向き合うように配置するので、向き合う量調整凸部の間の隙間を調整することで、ガス流入空間に入り込む排気ガスの流量を簡易に調整することができる。
また本発明に係る排気熱回収装置では、量調整凸部は、内側側面に近接して設けられる入側調整部と、外側側面に近接して設けられる出側調整部と、を有することも好ましい。
この好ましい態様では、入側調整部と出側調整部とを形成しているので、ガス流入空間に入り込む排気ガスの流量を、入側と出側との双方において調整することができるので、より確実にガス流入空間に入り込む排気ガスの流量を調整することができる。
また本発明に係る排気熱回収装置では、入側調整部及び出側調整部は、入側調整部と出側調整部との間に方向調整凸部が位置するように配置されてなることも好ましい。
この好ましい態様では、入側調整部と出側調整部との間に方向調整凸部が位置するように形成されているので、入側調整部及び出側調整部によって適切に流量調整された排気ガスが方向調整凸部によって所望の方向に方向付けることができる。
本発明によれば、内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置であって、より効率的に熱交換を行うことを可能とする排気熱回収装置を提供することができる。
本発明の実施形態である排気熱回収装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す排気熱回収装置の中心軸付近における断面を示す断面図である。 図2に示す単体部品の平面図である。 図3のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1及び図2を参照しながら、本発明の実施形態である排気熱回収装置について説明する。図1は、本発明の実施形態である排気熱回収装置HEの概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す排気熱回収装置の中心軸付近における断面を示す断面図である。
排気熱回収装置HEは、例えば自動車に搭載され、自動車の内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行うものである。排気熱回収装置HEには、上流側から流れ込む排気ガスを受け入れる受入口HEaと、その受け入れた排気ガスを下流側に送り出す送出口HEbとが設けられている。
排気熱回収装置HEは、内筒10(内側部材)と、外筒20(外側部材)と、媒体入口部21と、媒体出口部22と、切替バルブユニット30(切替器)と、シェル40と、を備えている。内筒10は、受入口HEaと送出口HEbとを繋ぐ主流路ZAの一部を形成している。
外筒20は、内筒10を同軸上において囲むように配置され、内筒10との間に熱交換流路を形成するものである。媒体入口部21は、熱交換流路内の熱交換器50に熱交換媒体を供給する入口となる部分である。媒体出口部22は、媒体入口部21から供給され、排気ガスとの間で熱交換を行った熱交換媒体を排出する出口となる部分である。熱交換媒体としては、内燃機関の冷却に用いる液体が用いられる。尚、熱交換媒体としてはこのような冷却液に限られるものではなく、エンジンオイルといった駆動装置の潤滑液を用いることも好ましい。
切替バルブユニット30は、内筒10の下流側に設けられている。切替バルブユニット30の下流端は、主送出口30aを形成している。切替バルブユニット30は、筒状部30bと、回転弁体30cとを有している。回転弁体30cが回転することで、主送出口30aを閉塞したり、開放したりすることができる。尚、切替バルブユニット30としては、このような形態に限られるものではなく、いわゆるスイング式バルブを含む様々な態様のものが用いられる。
外筒20は内筒10と中心軸を共有するように配置され、外筒20の内径は内筒10の外径よりも大きくなるように構成されている。従って、内筒10と外筒20との間には空間が形成され、熱交換流路ZBを形成している。
内筒10と外筒20とを繋ぐように、外筒20の上流端は絞られて内筒10と接合されている。従って、外筒20の上流端は、熱交換流路ZBの上流端側を閉塞している。尚、本実施形態では、外筒20の上流端を絞って内筒10と接合したが、外筒20と内筒10との接合態様はこれに限られるものではなく、例えば別部品を介在させて接合してもよい。
熱交換流路ZBには、熱交換器50が配置されている。熱交換器50は、熱交換流路ZBにおいて内筒10を囲むように配置され、外形が円筒形状をなすものであって、排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行うものである。尚、熱交換器50の外形は完全な円を形成する外周を有する必要はなく、部分的に凸部が形成されたり、部分的に凹部や平坦部が形成されたりしても構わない。
熱交換器50は、内筒10から所定の距離をおいて離隔するように配置されていると共に、外筒20からも所定の距離をおいて離隔するように配置されている。このように熱交換器50を配置することで、熱交換器50と内筒10との間には第1熱交換流路ZB1が形成されると共に、熱交換器50と外筒20との間には第2熱交換流路ZB2が形成される。
内筒10の下流端には、主流路ZAから第1熱交換流路ZB1に排気ガスを流出させるための側部流出口101が形成されている。側部流出口101は、熱交換流路ZBの下流端近傍において、内筒10の側面が開口するように形成されている。尚、側部流出口101の形成態様としては、必ずしも内筒10の側面が開口している態様に限られるものではなく、主流路ZAから第1熱交換流路ZB1に排気ガスを流出させることが可能であれば様々な態様のものとすることができる。また、側部流出口101の形成位置は、排気ガスの流入に最適な位置に適宜変更可能なものである。
内筒10と外筒20との間には、側部流出口101から流れ出す排気ガスを第1熱交換流路ZB1に導くように、第1熱交換流路ZB1の下流端を閉塞する下流側エンドプレート25が配置されている。下流側エンドプレート25は、側部流出口101よりも下流側の内筒10と外筒20とを繋ぐように配置されている。尚、下流側エンドプレート25は、側部流出口101よりも上流側に設けられてもよい。
外筒20の下流端はシェル40によって覆われている。切替バルブユニット30の下流端とシェル40との間には隙間が設けられており、この隙間が副送出口401として機能している。
シェル40と、内筒10及び切替バルブユニット30との間の空間は、バッファ室ZCとして構成されている。下流側エンドプレート25には、熱交換流路ZBからバッファ室ZCに排気ガスが流れるように、連通口251が設けられている。
上述した構成によって、切替バルブユニット30の開閉により、主流路ZAに受け入れた排気ガスを通過させて主送出口30aから送出口HEbに流す非回収モードと、主流路ZAに受け入れた排気ガスを熱交換流路ZBを経由して副送出口401に流す熱回収モードとが選択的に可能となる。
排気熱回収装置HEにおいては、上述したように、熱交換器50と内筒10との間に第1熱交換流路ZB1が形成され、熱交換器50と外筒20との間に第2熱交換流路ZB2が形成されている。排気熱回収装置HEにおいては、主流路ZAから第1熱交換流路ZB1に排気ガスが流れ出す側部流出口101が上流側、第1熱交換流路ZB1の主送出口30aが下流側に形成されている。
排気熱回収装置HEにおいては、熱回収モードにおいて排気ガスは側部流出口101から熱交換流路ZBに流れ出す。その熱交換流路ZBに流れ出した排気ガスが、第1熱交換流路ZB1から熱交換器50の内側から外側に向かう径方向に流れて第2熱交換流路ZB2に至り、その流れる間に熱交換器50において熱交換を行う。
本実施形態では、主流路ZAから第1熱交換流路ZB1に排気ガスが流れ出す側部流出口101が、第1熱交換流路ZB1の主送出口30a側端部に形成されているので、切替バルブユニット30の近傍に側部流出口101を形成することができる。このように側部流出口101の配置を工夫することで、切替バルブユニット30を操作して非回収モードの排気ガス流れを形成した場合に、側部流出口101から熱交換流路ZBを経由して副送出口401に至る経路と、主流路ZAとの間の圧力差を小さくすることができる。従って、非回収モードの際に排気ガスを熱交換流路ZB側に入り込ませず、そのまま主流路ZAを経由して主送出口30aから送出口HEbに向けて流すことができる。
熱交換器50は、複数の単体部品51を組み合わせて構成されている。単体部品51について、図3、図4、及び図5を参照しながら説明する。図3は、単体部品51の平面図である。図4は、図3のIV−IV断面を示すものであって、一対の単体部品51があるものとして描いた部分断面図である。図5は、図3のV−V断面を示すものであって、一対の単体部品51があるものとして描いた部分断面図である。
単体部品51は、互いに離隔して積層配置されることで、ガス流入空間ZB12を形成している。単体部品51は、中央部に穴が形成された環形状の円盤部材である。単体部品51は、円環状の円板部材である第1単体部品511及び第2単体部品512を組み合わせて形成されている。第1単体部品511と第2単体部品512とが組み合わされることで、熱交換媒体が流通する内部空間52を形成している。
第1単体部品511には、ガス流動面511gと、内側側面511hと、外側側面511iと、が形成されている。ガス流動面511gは、内筒10から外筒20に向かう方向に沿って配置されるものである。ガス流動面511gは、中央部に穴が形成された環形状を成している。
ガス流動面511gの内筒10側には、内側側面511hが形成されている。ガス流動面511gの外筒20側には、外側側面511iが形成されている。
第2単体部品512には、ガス流動面512gと、内側側面512hと、外側側面512iと、が形成されている。ガス流動面512gは、内筒10から外筒20に向かう方向に沿って配置されるものである。ガス流動面512gは、中央部に穴が形成された環形状を成している。
ガス流動面512gの内筒10側には、内側側面512hが形成されている。ガス流動面512gの外筒20側には、外側側面512iが形成されている。
第1単体部品511と第2単体部品512とが組み合わされて単体部品51が形成されると、内側側面511hと内側側面512hとは一部が重なりあって、単体部品51の内側側面を形成する。同様に、外側側面511iと外側側面511iとは一部が重なりあって、単体部品51の外側側面を形成する。
ガス流動面511gには、方向調整凸部511aが形成されている。方向調整凸部511aは、ガス流入空間ZB12へ流入した排気ガスの流れ方向を調整するものである。ガス流動面512gにも、方向調整凸部512aが形成されている。方向調整凸部512aも、ガス流入空間ZB12へ流入した排気ガスの流れ方向を調整するものである。
方向調整凸部511a及び方向調整凸部512aは、ガス流入空間ZB12に流入した排気ガスがガス流入空間ZB12から出るまでの流動長(図3の矢印の長さに相当する)が、内側側面511hと外側側面511iとの最短距離及び内側側面512hと外側側面512iとの最短距離よりも長くなるように湾曲形状となっている。
また、方向調整凸部511a及び方向調整凸部512aは、ガス流入空間ZB12に入った排気ガスがガス流入空間ZB12から出るまでに、外筒20の内周面に沿う方向に方向づけを行うように形成されている。
また、方向調整凸部511a及び方向調整凸部512aは、ガス流入空間ZB12において互いに沿うようにオフセット配置されている。このように配置されることで、方向調整凸部511aと方向調整凸部512aとの間に、それぞれの湾曲形状に沿った排気ガスの流動経路が形成される。
このようにガス流入空間ZB12に流れ込んだ排気ガスの方向づけを、方向調整凸部511a及び方向調整凸部512aがより的確に行うことができるように、本実施形態では、量調整凸部を設けている。具体的には、ガス流動面511gに量調整凸部としての入側調整部511b及び出側調整部511cを設け、ガス流動面512gに量調整凸部としての入側調整部512b及び出側調整部512cを設けている。
入側調整部511bは、ガス流動面511gの内側側面511hに近接するように設けられている。出側調整部511cは、ガス流動面511gの外側側面511iに近接するように設けられている。同様に、入側調整部512bは、ガス流動面512gの内側側面512hに近接するように設けられている。出側調整部512cは、ガス流動面512gの外側側面512iに近接するように設けられている。
入側調整部511bと入側調整部512bとは、ガス流入空間ZB12において互いに向き合うように配置されている。入側調整部511bと入側調整部512bとは、このように対向配置されることで、それぞれの間の隙間から排気ガスがガス流入空間ZB12に入り込むように調整することができ、より的確な流入量の調整が可能となる。
出側調整部511cと出側調整部512cとは、ガス流入空間ZB12において互いに向き合うように配置されている。出側調整部511cと出側調整部512cとは、このように対向配置されることで、それぞれの間の隙間から排気ガスが流出するように調整することができ、入側調整部511b及び入側調整部512bの流入調整と相まってより的確な流入量の調整が可能となる。
入側調整部511b及び入側調整部512bと出側調整部511c及び出側調整部512cとの間に、方向調整凸部511a及び方向調整凸部512aが設けられている。より具体的には、入側調整部511bと入側調整部512bとの間を通った排気ガスが、方向調整凸部511aと方向調整凸部512aとの間を通り、出側調整部511cと出側調整部512cの間を通って流出するように構成されている。
上記実施形態は、一例に過ぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10:内筒
20:外筒
30:切替バルブユニット
40:シェル
50:熱交換器
51:単体部品
52:内部空間
511:第1単体部品
511a:方向調整凸部
511b:入側調整部
511c:出側調整部
511g:ガス流動面
511h:内側側面
511i:外側側面
512:第2単体部品
512a:方向調整凸部
512b:入側調整部
512c:出側調整部
512g:ガス流動面
512h:内側側面
512i:外側側面
HE:排気熱回収装置
ZB12:ガス流入空間

Claims (21)

  1. 内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置であって、
    熱交換器を備え、
    前記熱交換器は、互いに所定の間隔をおいて積層配置可能な複数の単体部品を有し、これら複数の単体部品それぞれの内部空間に熱交換媒体が流れる一方で、前記複数の単体部品相互間のガス流入空間に排気ガスが流れることで熱交換を行うように構成されており、
    前記単体部品は、前記ガス流入空間を画定するためのガス流動面を一対有し、
    前記ガス流動面には、前記ガス流入空間への排気ガスの流入量を調整する量調整凸部と、前記ガス流入空間へ流入した排気ガスの流れ方向を調整する方向調整凸部と、が設けられ、
    隣接する一方の前記単体部品に設けられてなる前記方向調整凸部と、他方の前記単体部品に設けられてなる前記方向調整凸部とは、前記ガス流入空間において互いに沿うようにオフセット配置されていることを特徴とする排気熱回収装置。
  2. 上流側から流れ込む排気ガスを受け入れる受入口と、その受け入れた排気ガスを下流側に送り出す主送出口と、を繋ぐ主流路の少なくとも一部を形成する内側部材と、
    前記内側部材を囲むように配置され、前記内側部材との間で熱交換流路を形成する外側部材と、
    前記熱交換流路において前記内側部材を囲むように配置され、排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、を備え、
    前記ガス流動面は、前記内側部材から前記外側部材に向かう方向に沿うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排気熱回収装置。
  3. 前記主流路に受け入れた排気ガスを通過させて前記主送出口に流す非回収モードと、前記主流路に受け入れた排気ガスを前記熱交換流路を経由させて前記主送出口とは異なる副送出口に流す熱回収モードと、を切り替える切替器を備えることを特徴とする請求項2に記載の排気熱回収装置。
  4. 前記単体部品は、前記一対のガス流動面を繋ぎ前記内側部材の外周面に沿った内側側面と、前記外側部材の内周面に沿った外側側面と、を有することを特徴とする請求項2に記載の排気熱回収装置。
  5. 前記方向調整凸部は、前記ガス流入空間に入った排気ガスが前記ガス流入空間から出るまでの流動長が、前記内側側面と前記外側側面との最短距離よりも長くなるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の排気熱回収装置。
  6. 前記方向調整凸部は、前記ガス流入空間に入った排気ガスが前記ガス流入空間から出るまでに、前記外側部材の内周面に沿う方向に方向づけを行うように形成されていることを特徴とする請求項5に記載の排気熱回収装置。
  7. 前記単体部品は、一対のプレート部品を組み合わせることで構成されており、
    前記方向調整凸部は、前記プレート部品を変形させることで形成されていることを特徴とする請求項5に記載の排気熱回収装置。
  8. 内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置であって、
    上流側から流れ込む排気ガスを受け入れる受入口と、その受け入れた排気ガスを下流側に送り出す主送出口と、を繋ぐ主流路の少なくとも一部を形成する内側部材と、
    前記内側部材を囲むように配置され、前記内側部材との間で熱交換流路を形成する外側部材と、
    前記熱交換流路において前記内側部材を囲むように配置され、排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、を備え、
    前記熱交換器は、互いに所定の間隔をおいて積層配置可能な複数の単体部品を有し、これら複数の単体部品それぞれの内部空間に熱交換媒体が流れる一方で、前記複数の単体部品相互間のガス流入空間に排気ガスが流れることで熱交換を行うように構成されており、
    前記単体部品は、前記ガス流入空間を画定するためのガス流動面を一対有し、
    前記ガス流動面は、前記内側部材から前記外側部材に向かう方向に沿うように設けられ、前記ガス流入空間への排気ガスの流入量を調整する量調整凸部と、前記ガス流入空間へ流入した排気ガスの流れ方向を調整する方向調整凸部と、を有し、
    前記単体部品は、前記一対のガス流動面を繋ぎ前記内側部材の外周面に沿った内側側面と、前記外側部材の内周面に沿った外側側面と、を有し、
    隣接する一方の前記単体部品に設けられてなる前記量調整凸部と、他方の前記単体部品に設けられてなる前記量調整凸部とは、前記ガス流入空間において互いに向き合うように配置されていることを特徴とする排気熱回収装置。
  9. 前記量調整凸部は、前記内側側面に近接して設けられる入側調整部と、前記外側側面に近接して設けられる出側調整部と、を有することを特徴とする請求項8に記載の排気熱回収装置。
  10. 前記入側調整部及び前記出側調整部は、前記入側調整部と前記出側調整部との間に前記方向調整凸部が位置するように配置されてなることを特徴とする請求項9に記載の排気熱回収装置。
  11. 内燃機関から排出される排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う排気熱回収装置であって、
    熱交換器を備え、
    前記熱交換器は、互いに所定の間隔をおいて積層配置可能な複数の単体部品を有し、これら複数の単体部品それぞれの内部空間に熱交換媒体が流れる一方で、前記複数の単体部品相互間のガス流入空間に排気ガスが流れることで熱交換を行うように構成されており、
    前記単体部品は、前記ガス流入空間を画定するためのガス流動面を一対有し、
    前記ガス流動面は、環形状に形成されており、
    前記ガス流動面には、前記ガス流入空間への排気ガスの流入量を調整する量調整凸部と、前記ガス流入空間へ流入した排気ガスの流れ方向を調整する複数の方向調整凸部と、が設けられ、
    複数の前記方向調整凸部は、前記ガス流動面の平面視において前記ガス流動面の中心部側から同一の円周方向に向かって湾曲して設けられていることを特徴とする排気熱回収装置。
  12. 上流側から流れ込む排気ガスを受け入れる受入口と、その受け入れた排気ガスを下流側に送り出す主送出口と、を繋ぐ主流路の少なくとも一部を形成する内側部材と、
    前記内側部材を囲むように配置され、前記内側部材との間で熱交換流路を形成する外側部材と、
    前記熱交換流路において前記内側部材を囲むように配置され、排気ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、を備え、
    前記ガス流動面は、前記内側部材から前記外側部材に向かう方向に沿うように設けられていることを特徴とする請求項11に記載の排気熱回収装置。
  13. 前記主流路に受け入れた排気ガスを通過させて前記主送出口に流す非回収モードと、前記主流路に受け入れた排気ガスを前記熱交換流路を経由させて前記主送出口とは異なる副送出口に流す熱回収モードと、を切り替える切替器を備えることを特徴とする請求項12に記載の排気熱回収装置。
  14. 前記単体部品は、前記一対のガス流動面を繋ぎ前記内側部材の外周面に沿った内側側面と、前記外側部材の内周面に沿った外側側面と、を有することを特徴とする請求項12に記載の排気熱回収装置。
  15. 前記方向調整凸部は、前記ガス流入空間に入った排気ガスが前記ガス流入空間から出るまでの流動長が、前記内側側面と前記外側側面との最短距離よりも長くなるように形成されていることを特徴とする請求項14に記載の排気熱回収装置。
  16. 前記方向調整凸部は、前記ガス流入空間に入った排気ガスが前記ガス流入空間から出るまでに、前記外側部材の内周面に沿う方向に方向づけを行うように形成されていることを特徴とする請求項15に記載の排気熱回収装置。
  17. 隣接する一方の前記単体部品に設けられてなる前記方向調整凸部と、他方の前記単体部品に設けられてなる前記方向調整凸部とは、前記ガス流入空間において互いに沿うようにオフセット配置されていることを特徴とする請求項16に記載の排気熱回収装置。
  18. 前記単体部品は、一対のプレート部品を組み合わせることで構成されており、
    前記方向調整凸部は、前記プレート部品を変形させることで形成されていることを特徴とする請求項15に記載の排気熱回収装置。
  19. 隣接する一方の前記単体部品に設けられてなる前記量調整凸部と、他方の前記単体部品に設けられてなる前記量調整凸部とは、前記ガス流入空間において互いに向き合うように配置されていることを特徴とする請求項14に記載の排気熱回収装置。
  20. 前記量調整凸部は、前記内側側面に近接して設けられる入側調整部と、前記外側側面に近接して設けられる出側調整部と、を有することを特徴とする請求項19に記載の排気熱回収装置。
  21. 前記入側調整部及び前記出側調整部は、前記入側調整部と前記出側調整部との間に前記方向調整凸部が位置するように配置されてなることを特徴とする請求項20に記載の排気熱回収装置。
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