JP6501380B2 - 多段圧縮機システム、制御装置、異常判定方法及びプログラム - Google Patents

多段圧縮機システム、制御装置、異常判定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、多段圧縮機システム、制御装置、異常判定方法及びプログラムに関する。
ガスを圧縮し、ガス系統の下流側に接続された機械等に圧縮ガスを供給する圧縮機が知られている。そのような圧縮機としてIGV(Inlet Guide Vane)を上流側に配置し、IGVの開度を調整することで、圧縮機本体へのガス流量を調整するものがある。
特許文献1には、関連する技術として、多段圧縮機を構成する複数の圧縮機本体のうち2つの初段圧縮機本体の間に性能差が生じた場合であっても、適切にIGVの開度を制御し、最適な運転を行うことを可能とする技術が記載されている。
特開2013−170573号公報
ところで、特許文献1に記載のような多段圧縮機では、1段目の圧縮機に設けた流量計が異常状態となり、実際のガス流量より多くのガス流量の計測結果を示した場合、その誤ったガス流量の計測結果に基づいて流量偏差補正することで、少ないガス流量で運転することとなる。そのため、サージ状態に陥ることが懸念される。この場合、流量計が異常状態となっているため、流量計を用いてサージ状態に陥ることを避けるアンチサージ制御も正常に動作しない。
また、特許文献1に記載のような多段圧縮機では、シール部の破損などによりガスのリーク量が増えるような現象が発生した場合に、そのガスのリークを検知できない。
また、一般的に、流量計などの計測器の異常を検知するためには、冗長化による方法などが考えられる。しかしながら、冗長化による方法を用いた場合、コストがアップしてしまう。
そのため、計測器を冗長化することなく、多段圧縮機システムにおける異常を検知することができる技術が求められていた。
そこでこの発明は、上記の課題を解決することのできる多段圧縮機システム、制御装置、異常判定方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、多段圧縮機システムは、圧縮機を直列に複数段接続した多段圧縮機システムであって、第1のセンサが測定する初段圧縮機の流体の吸込流量と第2のセンサが測定する前記多段圧縮機の出口より下流の前記流体の排出流量とを比較し、前記吸込流量と前記排出流量との差が所定の誤差の範囲内であるか否かを判定し、所定の誤差の範囲内で無い場合に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを少なくとも含む計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定し、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、放風弁を一定開度開く制御を行う制御部を有する。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様における多段圧縮機システムにおいて、前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、当該一対の初段圧縮機が圧縮した前記流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有するものであってもよい。
本発明の第3の態様によれば、制御装置は、圧縮機を直列に複数段接続した多段圧縮機の制御装置であって、第1のセンサが測定する初段圧縮機の流体の吸込流量と第2のセンサが測定する前記多段圧縮機の出口より下流の前記流体の排出流量とを比較し、前記吸込流量と前記排出流量との差が所定の誤差の範囲内であるか否かを判定し、所定の誤差の範囲内で無い場合に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを少なくとも含む計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定し、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、流量偏差補正を停止する、または、放風弁を一定開度開く制御を行う制御部を有する。
本発明の第4の態様によれば、第1の態様における制御装置において、前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、当該一対の初段圧縮機が圧縮した前記流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有するものであってもよい。
本発明の第5の態様によれば、異常判定方法は、圧縮機を直列に複数段接続し、第1のセンサが測定する初段圧縮機の流体の吸込流量と第2のセンサが測定する前記多段圧縮機の出口より下流の前記流体の排出流量とを比較し、前記吸込流量と前記排出流量との差が所定の誤差の範囲内であるか否かを判定し、所定の誤差の範囲内で無い場合に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを少なくとも含む計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定し、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、流量偏差補正を停止する、または、放風弁を一定開度開く制御を行うものである。
本発明の第6の態様によれば、第5の態様における前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、当該一対の初段圧縮機が圧縮した流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有するものであってもよい。
本発明の第7の態様によれば、プログラムは、圧縮機を直列に複数段接続した多段圧縮機を制御する制御装置のコンピュータを、第1のセンサが測定する初段圧縮機の吸込流量と第2のセンサが測定する前記多段圧縮機の出口より下流の流量とを比較して自システムにおける異常の有無を判別し、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、流量偏差補正を停止する、または、放風弁を一定開度開く制御を行う制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明の第8の態様によれば、第7の態様における前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、当該一対の初段圧縮機が圧縮した前記流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有するものであってもよい。

本発明の実施形態による多段圧縮機システムによれば、計測器を冗長化することなく、多段圧縮機システムにおける異常を検知することができる。
本発明の第一の実施形態による多段圧縮機システム1の構成の一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態による多段圧縮機システム1aの構成の一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態における圧縮機制御装置200aの構成の一例を示す図である。 本発明の第三の実施形態による多段圧縮機システム1bの構成の一例を示す図である。 本発明の第四の実施形態による多段圧縮機システム1cの構成の一例を示す図である。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の第一の実施形態による多段圧縮機システム1の構成の一例を示す図である。
図1で示すように、第一の実施形態による多段圧縮機システム1は、多段圧縮機10と、第1のセンサ20aと、第2のセンサ20bと、制御部30と、報知部40と、を備える。
多段圧縮機10は、初段圧縮機本体101と、最終段圧縮機本体102、二段目圧縮機本体103、・・・とを備える。
初段圧縮機本体101は、多段圧縮機10の初段の圧縮機本体である。初段圧縮機本体101は、ガスを取り入れ、圧縮ガスを生成する。
最終段圧縮機本体102は、多段圧縮機10の最終段の圧縮機本体である。最終段圧縮機本体102は、前段が圧縮したガスを取り入れ、圧縮ガスを生成する。
二段目圧縮機本体103は、初段圧縮機本体101に直列に接続される。二段目圧縮機本体103は、初段圧縮機本体101が圧縮したガスを取り入れる。二段目圧縮機本体103は、取り入れたガスを圧縮して、直列に接続されている後段のである三段目圧縮機本体に排出する。三段目圧縮機本体よりも後段の圧縮機本体も同様に直列接続される。また、三段目圧縮機本体よりも後段のそれぞれの圧縮機本体も同様に圧縮したガスを取り入れ、取り入れたガスを圧縮して後段圧縮機本体に出力する。
第1のセンサ20aは、初段圧縮機本体101が取り入れるガス流量を測定する。
第2のセンサ20bは、最終段圧縮機本体102が排出するガス流量を測定する。
制御部30は、第1のセンサ20aが測定したガス流量と、第2のセンサ20bが測定したガス流量とを比較し、2つの測定値が所定の誤差の範囲内で同一であるか否かを判定する。
制御部30は、2つの測定値が所定の誤差の範囲内で同一であると判定した場合、多段圧縮機システム1は正常であると判定する。
また、制御部30は、2つの測定値が所定の誤差の範囲内で同一ではないと判定した場合、多段圧縮機システム1に異常が発生していると判定する。
なお、この判定は、多段圧縮機システム1が正常な場合、初段圧縮機本体101が取り入れたガスはすべて、二段目圧縮機本体103を通過し、後段の圧縮機本体を通過し、最終段圧縮機本体102を通過して排出されることに基づいている。初段圧縮機本体101が取り入れたガスの流量の計測値と、最終段圧縮機本体102を含む二段目以降の圧縮機本体を通過して排出されるガスの流量の計測値が異なる場合、まず、計測器の故障が考えられる。計測器に故障が見られない場合には、初段圧縮機本体101と二段目以降の圧縮機本体との間でガスが漏れている可能性がある。初段圧縮機本体101と二段目以降の圧縮機本体との間でガスが漏れている場合、圧縮機のシール部の破損の可能性がある。
制御部30は、第1のセンサ20aによる流量計測結果と第2のセンサ20bによる流量計測結果とが異なる場合に、多段圧縮機システム1において何らかの異常が発生している可能性があることを報知部40を介してユーザに報知する。例えば、報知部40は、ディスプレイ、スピーカ、振動装置などである。報知部40は、「計測器が正常であるか確認してください。」、「ガスが漏れている可能性があります。」など表示したり、音声で報知しても良い。また、報知部40は、振動で多段圧縮機システム1の異常を知らせても良い。
なお、制御部30は、多段圧縮機システム1において異常が発生している可能性があると判定した場合に、流量偏差補正を停止するものであっても良い。また、制御部30は、サージ運転防止のため、放風弁108を一定開度開く制御を行うものであっても良い。また、制御部30は、システムを停止するものであっても良い。
以上のように、多段圧縮機システム1において、制御部30は、第1のセンサ20aが測定した初段圧縮機本体101が取り入れたガス流量と第2のセンサ20bが測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とを比較する。制御部30は、第1のセンサ20aが測定した初段圧縮機本体101が取り入れたガス流量と、第2のセンサ20bが測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とが異なる場合、多段圧縮機システム1におけるセンサ異常またはガス漏れの可能性があると判定する。そして、制御部30は、報知部40を介して多段圧縮機システム1において何らかの異常が発生している可能性があることをユーザに報知する。
こうすることで、計測器を冗長化することなく、多段圧縮機システムにおける異常を検知することができる。
<第二の実施形態>
図2は、本発明の第二の実施形態による多段圧縮機システム1aの構成の一例を示す図である。
第二の実施形態による多段圧縮機システム1aは、多段圧縮機10aと、圧縮機制御装置200aとを備える。
多段圧縮機10aは、ガスの流れの上流側から下流側へ配置された初段圧縮機本体101(101a、101b)と、二段目圧縮機本体103と、最終段圧縮機本体102とを備える。初段圧縮機本体101は、初段圧縮機本体101aと初段圧縮機本体101bとが対を成している。
初段圧縮機本体101(101a、101b)と、二段目圧縮機本体103と、最終段圧縮機本体102は、シャフト106を介して結合されている。シャフト106の上流側には、初段圧縮機本体と101aと101bとが並列に対を成して配置される。シャフトの下流側には、二段目圧縮機本体103と最終段圧縮機本体102とが並列に配置される。モータ104は、シャフト106の中間に接続される。各圧縮機本体とモータ104は、ギアボックス105を介してシャフト106に接続される。
供給ライン130aと130bは、ガスを初段圧縮機本体101aと101bにガスを供給するための配管である。供給ライン130aは、初段圧縮機本体101aの入口に接続される。また、供給ライン130bは、初段圧縮機本体101bの入口に接続される。初段圧縮機本体101aは、供給ライン130aを介して、ガスを取り入れてそのガスを圧縮することで圧縮ガスを生成する。初段圧縮機本体101bは、供給ライン130bを介して、ガスを取り入れてそのガスを圧縮することで圧縮ガスを生成する。
第一接続ライン132は、初段圧縮機本体101aと101bで生成された圧縮ガスを二段目圧縮機本体103に供給するための配管である。第一接続ライン132は、初段圧縮機本体101aの出口と101bの出口とに接続される。また、第一接続ライン132は、二段目圧縮機本体103の入口に接続される。第一接続ライン132は合流部を有し、その合流部で2つの初段圧縮機本体101aと101bとが吐出するそれぞれの圧縮ガスが合流する。第一接続ライン132は、合流した圧縮ガスを二段目圧縮機本体103に供給する。
二段目圧縮機本体103は、第一接続ライン132を介して、取り入れた圧縮ガスをさらに圧縮した圧縮ガスを生成する。第二接続ライン133は、二段目圧縮機本体103で生成された圧縮ガスを最終段圧縮機本体102に供給するための配管である。第二接続ライン133は、二段目圧縮機本体103の出口と最終段圧縮機本体102の入口に接続される。第二接続ライン133は、圧縮ガスを最終段圧縮機本体102に供給する。
最終段圧縮機本体102は、第二接続ライン133を介して、取り入れた圧縮ガスをさらに圧縮した圧縮ガスを生成する。吐出ライン131は、最終段圧縮機本体102で生成された圧縮ガスを下流プロセスに供給するための配管である。吐出ライン131は、最終段圧縮機本体102の出口と下流プロセスの入口に接続される。吐出ライン131は、圧縮ガスを下流プロセスに供給する。
初段圧縮機本体101aの入口付近の供給ライン130aには、インレットガイドベーン(Inlet Guide Vane、以下IGV)107aが備えられている。初段圧縮機本体101bの入口付近の供給ライン130bには、IGV107bが備えられている。供給ライン130aに備えられたIGV107aは、初段圧縮機本体101aに流入するガスの流量を制御する。供給ライン130bに備えられたIGV107bは、初段圧縮機本体101bに流入するガスの流量を制御する。
最終段圧縮機本体102の出力付近の吐出ライン131には、放風弁108が備えられている。吐出ライン131に備えられた放風弁108は、圧縮するガスが空気である圧縮機である場合は、放風ライン136を介して空気を大気に放出する。また、ガスが窒素等の場合は、リサイクル弁とすることができる。その場合、放風弁108は、放風ライン136を供給ライン130aまで接続したリサイクルラインを介して、ガスを供給ライン130aに戻すことが可能である。放風弁108は、放風ライン136を供給ライン130bまで接続されたリサイクルラインを介して、ガスを供給ライン130bに戻すことが可能である。
IGV107a、IGV107b及び放風弁108は、圧縮機の出口圧力を制御したり、サージングを回避したりするために、その開度が制御される。
供給ライン130aには、入口流量検出器114aが配置される。入口流量検出器114aは、初段圧縮機本体101aに流入する入口ガス流量を検出し、入口流量検出値を生成する。供給ライン130bには、入口流量検出器114bが配置される。入口流量検出器114bは、初段圧縮機本体101bに流入する入口ガス流量を検出し、入口流量検出値を生成する。
第一接続ライン132の合流部よりも下流側には、合流後圧力検出器110が配置される。合流後圧力検出器110は、初段圧縮機本体101aと101bから流出するガスの合流後の圧力を検出することにより、合流後圧力検出値を生成する。また、第一接続ライン132には、クーラ109aが配置される。クーラ109aは、第一接続ライン132の内部を流れるガスを冷却する。
第二接続ライン133には、クーラ109bが配置される。クーラ109bは、第二接続ライン133の内部を流れるガスを冷却する。
吐出ライン131には、出口圧力検出器111が配置される。出口圧力検出器111は、最終段圧縮機本体102から流出するガスの圧力を検出することにより、出口圧力検出値を生成する。また、吐出ライン131には、出口流量検出器115が配置される。出口流量検出器115は、最終段圧縮機本体102から流出するガスの流量を検出することにより、出力流量検出値を生成する。
次に、本発明の第二の実施形態における圧縮機制御装置200aの構成について、説明する。
図3は、本発明の第二の実施形態における圧縮機制御装置200aの構成の一例を示す図である。
本発明の第二の実施形態における圧縮機制御装置200aは、制御部30aと、報知部40と、IGV開度制御部50(50a、50b)と、放風弁開度制御部53とを備える。
IGV開度制御部50aは、IGV107aの開度の制御を行う。IGV開度制御部50bは、IGV107bの開度の制御を行う。IGV開度制御部50aとIGV開度制御部50bとの構成は等しい。
IGV開度制御部50aは、IGV開度指令値生成部51とIGV開度指令値補正部52aとを備える。IGV開度制御部50bは、IGV開度指令値生成部51とIGV開度指令値補正部52bとを備える。IGV開度指令値生成部51は、IGV開度制御部50aと、IGV開度制御部50bとで共通のものである。
IGV開度指令値生成部51は、IGV107aの開度を示すIGV開度指令値を生成し、出力する。IGV開度指令値生成部51は、IGV107bの開度を示すIGV開度指令値を生成し、出力する。IGV開度指令値生成部51は、圧力制御器129と、関数発生器116とを備える。
IGV開度指令値補正部52aと52bは、IGV開度指令値生成部51が出力したIGV開度指令値の補正を行う。
IGV開度指令値補正部52aは、入力された入口流量検出値をそのまま出力する流量インジケータ125aと、入力された合流後圧力検出値をそのまま出力する圧力インジケータ126と、IGV開度補正値を出力する関数発生器117aとを備える。
IGV開度指令値補正部52bは、入力された入口流量検出値をそのまま出力する流量インジケータ125bと、入力された合流後圧力検出値をそのまま出力する圧力インジケータ126と、IGV開度補正値を出力する関数発生器117bとを備える。
圧力インジケータ126は、IGV開度指令値補正部52aとIGV開度指令値補正部52bとで共通のものとしているが、これに限るものではない。
放風弁開度制御部53は、放風弁108の開度の制御を行う。放風弁開度制御部53は、上流側アンチサージ制御部54(54a、54b)と、出口圧力制御部55と、下流側アンチサージ制御部56と、指令値選択部112とを備える。
ここで、アンチサージ制御とは、圧縮機における流量が少なくなることで発生する、いわゆるサージングにより、圧縮機が損傷することを防止するために、流量を一定値以上に保つ制御である。
上流側アンチサージ制御部54aは、初段圧縮機本体101aにおいてサージングが発生することを防ぐために、放風弁108の開度を制御する。上流側アンチサージ制御部54bは、初段圧縮機本体101bにおいてサージングが発生することを防ぐために、放風弁108の開度を制御する。ここで、上流側アンチサージ制御部54aと上流側アンチサージ制御部54bの構成は等しい。
上流側アンチサージ制御部54aは、入力された合流後出口圧力検出値をそのまま出力する圧力インジケータ126と、入口流量目標値を出力する関数発生器118aと、入力された入口流量検出値をそのまま出力する流量インジケータ125aと、入口流量目標値に基づいて放風弁開度指令値を出力する流量制御器127aとを備える。上流側アンチサージ制御部54bは、入力された合流後出口圧力検出値をそのまま出力する圧力インジケータ126と、入口流量目標値を出力する関数発生器118bと、入力された入口流量検出値をそのまま出力する流量インジケータ125bと、入口流量目標値に基づいて放風弁開度指令値を出力する流量制御器127bとを備える。
また、圧力インジケータ126は、上流側アンチサージ制御部54aと上流側アンチサージ制御部54bとで共通のものとしているが、これに限るものではない。
出口圧力制御部55は、入力された出口圧力検出値が設定値となるような操作値を出力する圧力制御器129と、放風弁開度指令値を出力する関数発生器119とを備える。
下流側アンチサージ制御部56は、出口流量目標値を出力する関数発生器120と、出口流量目標値に基づいて放風弁開度指令値を出力する流量制御器128とを備える。
また、IGV開度指令値補正部52aは、性能差補正係数生成部124と、入口流量目標値生成部122と、関数発生器121aとを備える。IGV開度指令値補正部52bは、性能差補正係数生成部124と、入口流量目標値生成部122と、関数発生器121bとを備える。
性能差補正係数生成部124及び入口流量目標値生成部122は、IGV開度指令値補正部52a及びIGV開度指令値補正部52bとで共通のものである。性能差補正係数生成部124は、2つの初段圧縮機本体101aと101bとの間の性能差を補正する性能差補正係数を生成し、出力する。入口流量目標値生成部122には、性能差補正係数と、初段圧縮機本体101aおよび101bにおける入口流量検出値が入力され、初段圧縮機本体101aおよび101bについて入口流量目標値を生成する。
入口流量目標値は、対応する関数発生器121aと121bへと入力される。関数発生器121aは、指令値選択部113aと対応して設けられている。関数発生器121bは、指令値選択部113bと対応して設けられている。
関数発生器121aには、入口流量目標値と、対応する流量インジケータ125aから出力された入口流量検出値が入力される。関数発生器121bには、入口流量目標値と、対応する流量インジケータ125bから出力された入口流量検出値が入力される。関数発生器121(121a、121b)は、入口流量目標値と入口流量検出値の差分に比例したIGV開度指令補正値を生成し、出力する。ここで、関数発生器121(121a、121b)は、入口流量目標値と入口流量検出値とを差分したものの積分を考慮し、IGV開度指令補正値を生成し、出力しても良い。
制御部30aは、流量インジケータ125aから入口流量検出器114aに対応する入口流量検出値と、流量インジケータ125bから入口流量検出器114bに対応する入口流量検出値と、出口流量検出器115の出力流量検出値とを入力する。制御部30aは、入口流量検出値と出力流量検出値とに基づいて、多段圧縮機システム1aにおける異常の有無を判定する。
次に、第二の実施形態による圧縮機制御装置200aが備える制御部30a及び報知部40の動作について説明する。
制御部30aは、流量インジケータ125aから入口流量検出器114aに対応する入口流量検出値と、流量インジケータ125bから入口流量検出器114bに対応する入口流量検出値と、出口流量検出器115の出力流量検出値とを入力する。制御部30aが流量インジケータ125aから入力した入口流量検出値をFI11とする。制御部30aが流量インジケータ125bから入力した入口流量検出値をFI12とする。制御部30aが出口流量検出器115から入力した出力流量検出値をFC3とする。制御部30aは、(FI11+FI12−FC3)の絶対値が所定の基準値以上であるか否かを判定する。この基準値は、正常動作時の流量応答遅れやガス漏れ量、圧縮機インタークーラにおけるドレン流量などを考慮して決定する値である。
制御部30aは、(FI11+FI12−FC3)の絶対値が所定の基準値よりも小さい場合には、多段圧縮機システム1aが正常であると判定する。
また、制御部30aは、(FI11+FI12−FC3)の絶対値が所定の基準値以上である場合に、多段圧縮機システム1aにおいて異常が発生していると判定する。この場合、制御部30aは、多段圧縮機システム1aにおいて何らかの異常が発生している可能性があることを報知部40を介してユーザに報知する。例えば、報知部40は、ディスプレイ、スピーカ、振動装置などである。報知部40は、「計測器が正常であるか確認してください。」、「ガスが漏れている可能性があります。」など表示したり、音声で報知しても良い。また、報知部40は、振動で多段圧縮機システム1aの異常を知らせても良い。
なお、制御部30aは、多段圧縮機システム1aにおいて異常が発生している可能性があると判定した場合に、流量偏差補正を停止するものであっても良い。また、制御部30aは、サージ運転防止のため、放風弁108を一定開度開く制御を行うものであっても良い。また、制御部30aは、システムを停止するものであっても良い。
以上のように、多段圧縮機システム1aにおいて、制御部30aは、入口流量検出器114a及び114b(第1のセンサ)が測定した初段圧縮機本体101a及び101bが取り入れたガス流量と、出口流量検出器115(第2のセンサ)が測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とを比較する。制御部30aは、入口流量検出器114a及び114bが測定した初段圧縮機本体101が取り入れたガス流量と、出口流量検出器115が測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とが異なる場合、多段圧縮機システム1aにおける検出器の異常またはガス漏れの可能性があると判定する。そして、制御部30aは、報知部40を介して多段圧縮機システム1aにおいて何らかの異常が発生している可能性があることをユーザに報知する。
こうすることで、計測器を冗長化することなく、多段圧縮機システムにおける異常を検知することができる。
<第三の実施形態>
図4は、本発明の第三の実施形態による多段圧縮機システム1bの構成の一例を示す図である。
第三の実施形態による多段圧縮機システム1bは、多段圧縮機10aと、圧縮機制御装置200bとを備える。
第三の実施形態による多段圧縮機システム1bは、第二の実施形態による多段圧縮機システム1aに、入口圧力検出器134(134a、134b)と、入力温度検出器135(135a、135b)と、圧力インジケータ136(136a、136b、136c)と、温度インジケータ137(137a、137b、137c)と、出口圧力検出器138と、出口温度検出器139と、流量インジケータ140と、を追加システムである。
ここでは、第三の実施形態による多段圧縮機システム1bの第二の実施形態による多段圧縮機システム1aと異なる点について説明する。
入口圧力検出器134aは、初段圧縮機本体101aに流入するガスの圧力を検出することにより、入口圧力検出値を生成する。圧力インジケータ136aは、入口圧力検出器134aから入力された入口圧力検出値を流量インジケータ125aに出力する。
入口温度検出器135aは、初段圧縮機本体101aに流入するガスの温度を検出することにより、入口温度検出値を生成する。温度インジケータ137aは、入口温度検出器135aから入力された入口温度検出値を流量インジケータ125aに出力する。
流量インジケータ125aは、入力した入口圧力検出値及び入口温度検出値に基づいて流量検出値を補正する。
入口圧力検出器134bは、初段圧縮機本体101bに流入するガスの圧力を検出することにより、入口圧力検出値を生成する。圧力インジケータ136bは、入口圧力検出器134bから入力された入口圧力検出値を流量インジケータ125bに出力する。
入口温度検出器135bは、初段圧縮機本体101bに流入するガスの温度を検出することにより、入口温度検出値を生成する。温度インジケータ137bは、入口温度検出器135bから入力された入口温度検出値を流量インジケータ125bに出力する。
流量インジケータ125bは、入力した入口圧力検出値及び入口温度検出値に基づいて流量検出値を補正する。
出口圧力検出器138は、最終段圧縮機本体102が流出するガスの圧力を検出することにより、出口圧力検出値を生成する。圧力インジケータ136cは、出口圧力検出器138から出力された出口圧力検出値を流量インジケータ140に出力する。
出口温度検出器139は、最終段圧縮機本体102が流出するガスの温度を検出することにより、出口圧力検出値を生成する。温度インジケータ137cは、出口温度検出器139から出力された出口温度検出値を流量インジケータ140に出力する。
流量インジケータ140は、入力した出口圧力検出値及び出口温度検出値に基づいて流量検出値を補正する。
制御部30bは、流量インジケータ125aから入口流量検出器114aに対応する入口流量検出値と、流量インジケータ125bから入口流量検出器114bに対応する入口流量検出値と、流量インジケータ140からの出力流量検出値とを入力する。制御部30bが流量インジケータ125aから入力した入口流量検出値をFI11cとする。制御部30bが流量インジケータ125bから入力した入口流量検出値をFI12cとする。制御部30bが流量インジケータ140から入力した出力流量検出値をFC3cとする。制御部30bは、(FI11+FI12−FC3)の絶対値が所定の基準値以上であるか否かを判定する。この基準値は、正常動作時の流量応答遅れやガス漏れ量、圧縮機インタークーラにおけるドレン流量などを考慮して決定する値である。
制御部30bは、(FI11c+FI12c−FC3c)の絶対値が所定の基準値よりも小さい場合には、多段圧縮機システム1bが正常であると判定する。
また、制御部30bは、(FI11c+FI12c−FC3c)の絶対値が所定の基準値以上である場合に、多段圧縮機システム1bにおいて異常が発生していると判定する。この場合、制御部30bは、多段圧縮機システム1bにおいて何らかの異常が発生している可能性があることを報知部40を介してユーザに報知する。例えば、報知部40は、ディスプレイ、スピーカ、振動装置などである。報知部40は、「計測器が正常であるか確認してください。」、「ガスが漏れている可能性があります。」など表示したり、音声で報知しても良い。また、報知部40は、振動で多段圧縮機システム1bの異常を知らせても良い。
なお、制御部30baは、多段圧縮機システム1bにおいて異常が発生している可能性があると判定した場合に、流量偏差補正を停止するものであっても良い。また、制御部30bは、サージ運転防止のため、放風弁108を一定開度開く制御を行うものであっても良い。また、制御部30bは、システムを停止するものであっても良い。
以上のように、多段圧縮機システム1bにおいて、制御部30bは、入口流量検出器114a及び114b(第1のセンサ)が測定した初段圧縮機本体101a及び101bが取り入れたガス流量と、出口流量検出器115(第2のセンサ)が測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とを比較する。制御部30b、入口流量検出器114a及び114bが測定した初段圧縮機本体101が取り入れたガス流量と、出口流量検出器115が測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とが異なる場合、多段圧縮機システム1bにおける検出器の異常またはガス漏れの可能性があると判定する。そして、制御部30bは、報知部40を介して多段圧縮機システム1bにおいて何らかの異常が発生している可能性があることをユーザに報知する。
こうすることで、計測器を冗長化することなく、多段圧縮機システムにおける異常を検知することができる。
また、以上のように、多段圧縮機システム1bにおいて、制御部30bは、多段圧縮機システム1aにおける制御部30aに加え、圧力や温度の計測値に基づいて補正したガス流量を用いて多段圧縮機システム1bにおける検出器の異常またはガス漏れの可能性があると判定する。
こうすることで、制御部30bは、より正確な判定を行うことができる。
なお、上述の例のように、圧力と温度を計測する場合、上流側で圧力を計測し、下流側で温度を計測することが望ましい。温度計測器が上流側にあり圧力を下流側で計測する場合、温度計測器によるガスの流れの乱れが圧力の計測に影響する可能性があるためである。
また、上述の例では、圧力と温度の計測結果に基づいて流量の補正を行ったが、これに限定するものではない。ガスの分子量を計測し、分子量に基づいて流量を補正しても良い。こうすることで、空気以外のガスによる影響を考慮した補正を行うことができ、制御部30bは、より正確な判定を行うことができる。
<第四の実施形態>
図5は、本発明の第四の実施形態による多段圧縮機システム1cの構成の一例を示す図である。
第四の実施形態による多段圧縮機システム1cは、多段圧縮機10aと、圧縮機制御装置200cとを備える。
第四の実施形態による多段圧縮機システム1cは、第二の実施形態による多段圧縮機システム1aに、ドレン流量計141(141a、141b)と、ドレン弁142(142a、142b)とを追加したシステムである。
ここでは、第四の実施形態による多段圧縮機システム1cの第二の実施形態による多段圧縮機システム1aと異なる点について説明する。
クーラ109aおよび109bで冷却されるときのドレン流量は、ドレン流量計141(141a、141b)から計測する、またはドレン弁142(142a、142b)の弁開度に基づいて流量を推定する。
例えば、ドレン流量と弁開度の対応関係を予め実験などで取得し、記憶部に記録する。そして、それらの対応関係に基づいてドレン流量を推定する。
制御部30cは、流量インジケータ125aから入口流量検出器114aに対応する入口流量検出値と、流量インジケータ125bから入口流量検出器114bに対応する入口流量検出値と、出口流量検出器115の出力流量検出値とを入力する。制御部30cが流量インジケータ125aから入力した入口流量検出値をFI11とする。制御部30cが流量インジケータ125bから入力した入口流量検出値をFI12とする。制御部30caが出口流量検出器115から入力した出力流量検出値をFC3とする。制御部30cがドレン流量計141またはドレン弁142から入力したドレン流量合計値をΣFLとする。制御部30cは、(FI11+FI12−FC3−ΣFL)の絶対値が所定の基準値以上であるか否かを判定する。この基準値は、正常動作時の流量応答遅れ、ガス漏れ量などを考慮して決定する値である。
制御部30cは、(FI11+FI12−FC3−ΣFL)の絶対値が所定の基準値よりも小さい場合には、多段圧縮機システム1cが正常であると判定する。
また、制御部30cは、(FI11+FI12−FC3−ΣFL)の絶対値が所定の基準値以上である場合に、多段圧縮機システム1cにおいて異常が発生していると判定する。この場合、制御部30cは、多段圧縮機システム1cにおいて何らかの異常が発生している可能性があることを報知部40を介してユーザに報知する。例えば、報知部40は、ディスプレイ、スピーカ、振動装置などである。報知部40は、「計測器が正常であるか確認してください。」、「ガスが漏れている可能性があります。」など表示したり、音声で報知しても良い。また、報知部40は、振動で多段圧縮機システム1cの異常を知らせても良い。
なお、制御部30cは、多段圧縮機システム1cにおいて異常が発生している可能性があると判定した場合に、流量偏差補正を停止するものであっても良い。また、制御部30cは、サージ運転防止のため、放風弁108を一定開度開く制御を行うものであっても良い。また、制御部30cは、システムを停止するものであっても良い。
なお、ドレン流量は、入力ガス条件(温度、圧力、湿度など)と運転条件(温度、圧力)の関係から推定するものであっても良い。
以上のように、多段圧縮機システム1cにおいて、制御部30cは、入口流量検出器114a及び114b(第1のセンサ)が測定した初段圧縮機本体101a及び101bが取り入れたガス流量と、出口流量検出器115(第2のセンサ)が測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とを比較する。制御部30cは、入口流量検出器114a及び114bが測定した初段圧縮機本体101が取り入れたガス流量と、出口流量検出器115が測定した最終段圧縮機本体102が排出したガス流量とが異なる場合、多段圧縮機システム1cにおける検出器の異常またはガス漏れの可能性があると判定する。そして、制御部30cは、報知部40を介して多段圧縮機システム1cにおいて何らかの異常が発生している可能性があることをユーザに報知する。
こうすることで、計測器を冗長化することなく、多段圧縮機システムにおける異常を検知することができる。
なお、上述の例のように、圧力と温度を計測する場合、上流側で圧力を計測し、下流側で温度を計測することが望ましい。温度計測器が上流側にあり圧力を下流側で計測する場合、温度計測器によるガスの流れの乱れが圧力の計測に影響する可能性があるためである。
また、上述の例では、圧力と温度の計測結果に基づいて流量の補正を行ったが、これに限定するものではない。ガスの分子量を計測し、分子量に基づいて流量を補正しても良い。こうすることで、空気以外のガスによる影響を考慮した補正を行うことができ、制御部30cは、より正確な判定を行うことができる。
また、以上のように、多段圧縮機システム1cにおいて、制御部30cは、多段圧縮機システム1aにおける制御部30aに加え、ドレン流量を用いて多段圧縮機システム1cにおける検出器の異常またはガス漏れの可能性があると判定する。
こうすることで、制御部30cは、より正確な判定を行うことができる。
なお、上述の実施形態で示した例は、最終段圧縮機本体102のガス流量を測定するものであったが、それに限定するものではない。制御部は、任意の異なる段の圧縮機本体における計測値の比較で良く、この場合、計測に使用した計測器の故障の可能性と、2つの異なる段の圧縮機本体の間でのガス漏れの可能性を判定することになる。
なお本発明の実施形態について説明したが、上述の多段圧縮機システム1は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
1、1a、1b、1c・・・多段圧縮機システム
10、10a・・・多段圧縮機
20a・・・第1のセンサ
20b・・・第2のセンサ
30、30a、30b、30c・・・制御部
40・・・報知部
50a、50b・・・インレットガイドベーン(IGV)開度制御部
51・・・インレットガイドベーン開度指令値生成部
52a、52b・・・インレットガイドベーン開度指令値補正部
53・・・放風弁開度制御部
54a、54b・・・上流側アンチサージ制御部
55・・・出口圧力制御部
56・・・下流側アンチサージ制御部
101、101a、101b・・・初段圧縮機
102・・・最終段圧縮機
103・・・二段目圧縮機
104・・・モータ
105・・・ギアボックス
106・・・シャフト
107a、107b・・・インレットガイドベーン
108・・・放風弁
109a、109b・・・クーラ
110・・・合流後圧力検出器
111、138・・・出口圧力検出器
112、113a、113b・・・指令値選択部
114a、114b・・・入口流量検出器
115・・・出口流量検出器
116、117a、117b、118a、118b、119,120、121a、121b、122・・・関数発生器
123a、123b・・・補正取消信号生成部
124・・・性能差補正係数生成部
125a、125b、140・・・流量インジケータ
126、136a、136b、136c・・・圧力インジケータ
127a、127b、128・・・流量制御器
129・・・圧力制御器
130a、130b・・・供給ライン
131・・・吐出ライン
132・・・第一接続ライン
133・・・第二接続ライン
134a、134b・・・入口圧力検出器
135a、135b・・・入口温度検出器
136・・・放風ライン
137a、137b、137c・・・温度インジケータ
139・・・出口温度検出器
141a、141b・・・ドレン流量計
142a、142b・・・ドレン弁

Claims (8)

  1. 圧縮機を直列に複数段接続した多段圧縮機システムであって、
    第1のセンサが測定する初段圧縮機の流体の吸込流量と第2のセンサが測定する前記多段圧縮機の出口より下流の前記流体の排出流量とを比較し、前記吸込流量と前記排出流量との差が所定の誤差の範囲内であるか否かを判定し、所定の誤差の範囲内で無い場合に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを少なくとも含む計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定し、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、放風弁を一定開度開く制御を行う制御部
    を有する多段圧縮機システム。
  2. 前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、
    当該一対の初段圧縮機が圧縮した前記流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有す
    請求項1に記載の多段圧縮機システム。
  3. 圧縮機を直列に複数段接続した多段圧縮機の制御装置であって、
    第1のセンサが測定する初段圧縮機の流体の吸込流量と第2のセンサが測定する前記多段圧縮機の出口より下流の前記流体の排出流量とを比較し、前記吸込流量と前記排出流量との差が所定の誤差の範囲内であるか否かを判定し、所定の誤差の範囲内で無い場合に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを少なくとも含む計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定し、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、放風弁を一定開度開く制御を行う制御部
    を有する制御装置。
  4. 前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、
    当該一対の初段圧縮機が圧縮した前記流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有す
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 圧縮機を直列に複数段接続し、
    第1のセンサが測定する初段圧縮機の流体の吸込流量と第2のセンサが測定する多段圧縮機の出口より下流の前記流体の排出流量とを比較し、前記吸込流量と前記排出流量との差が所定の誤差の範囲内であるか否かを判定し、所定の誤差の範囲内で無い場合に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを少なくとも含む計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定し、
    前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、放風弁を一定開度開く制御を行う
    異常判定方法。
  6. 前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、
    当該一対の初段圧縮機が圧縮した前記流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有す
    請求項5に記載の異常判定方法。
  7. 圧縮機を直列に複数段接続した多段圧縮機を制御する制御装置のコンピュータを、
    第1のセンサが測定する初段圧縮機の流体の吸込流量と第2のセンサが測定する前記多段圧縮機の出口より下流の前記流体の排出流量とを比較し、前記吸込流量と前記排出流量との差が所定の誤差の範囲内であるか否かを判定し、所定の誤差の範囲内で無い場合に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを少なくとも含む計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定し、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、放風弁を一定開度開く制御を行う制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 前記多段圧縮機は、一対の初段圧縮機と後段圧縮機とを備え、
    当該一対の初段圧縮機が圧縮した前記流体を当該初段圧縮機に直列に接続した後段圧縮機により圧縮する多段圧縮機であり、前記計測器に異常が発生している、または、前記流体のリーク量が増える異常が発生していると判定した場合に、一対の初段圧縮機の流量偏差補正を停止する制御を行う制御部を有す
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
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