JP6501183B2 - 看板装置および看板システム - Google Patents

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Description

本発明は、看板装置および看板システムに関する。
特許文献1は、可視光通信する複数の照明装置が、時系列的に順次可視光通信するように制御されるため、互いに隣接する照明装置の配光エリアが一部重複していても、隣接する照明装置が同時に可視光通信を行わない可視光通信システムを開示している。これにより、可視光通信を行う際に情報の混信防止を図っている。
特開2007−266794号公報
例えば、複数の店舗を案内する集合看板では、従来は、1つの光源(バックライトシステム)を共有するため、複数の店舗から1つを選び、当該店舗の情報を直接取り出すことができない。複数のパネル毎に異なる可視光通信の光信号を送信するシステムでは、店舗の情報を個別に直接取り出すことが可能になる。例えば、カメラによる撮像画像をパネル毎に空間的に分離することにより、所望の店舗の情報を得ることが可能になる。
しかしながら、カメラによる撮像エリア内に、複数のパネルからの光信号が入ると、空間分離の処理負荷が大きくなる。例えば、空間分離がうまくできない場合は、再度空間分離をリトライすることにより処理負荷が重くなり、情報の読み取り速度が遅くなるという問題がある。また、間違った空間分離をした場合には間違った情報を認識するという問題もある。
本発明は、隣接する複数の光源からの異なる光信号を送信する看板装置であって、光信号の誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減する看板装置および看板システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る看板装置の一形態は、可視光通信の送信機能および発光面を有し、二次元状に配列された複数の面発光装置と、前記複数の面発光装置に対して前記送信機能の排他制御を行う制御装置とを備え、前記複数の面発光装置は集合看板として配列される。
また、本発明に係る看板システムの一形態は、前記看板装置と、前記看板装置からの可視光通信の信号を受信する携帯装置とを備え、前記携帯装置は、カメラを有し、前記カメラにより前記可視光通信の信号を受信する。
本発明に係る看板装置によれば、可視光通信の受信に際して、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
図1は、実施の形態1における看板装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1における看板システムの一例を示す外観図である。 図3は、実施の形態1における看板装置の排他制御の一例を示すタイムチャートである。 図4は、実施の形態1における看板装置の排他制御の他の例を示すタイムチャートである。 図5は、実施の形態1における携帯装置および撮像した画像の一例を示す説明図である。 図6は、実施の形態1における照明装置のより詳細な構成例を示すブロック図である。 図7は、実施の形態1における休止区間および変調区間での光源の電流波形の例を示すタイムチャートである。 図8は、実施の形態1における制御装置および照明装置による処理例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1における看板装置の排他制御の別の例を示すタイムチャートである。 図10は、実施の形態1における看板装置の排他制御のさらに別の変形例を示すタイムチャートである。 図11は、実施の形態2における看板装置の構成例を示すブロック図である。 図12Aは、実施の形態2における看板装置と携帯装置と通信を示す説明図である。 図12Bは、実施の形態2における看板装置におけるモードの移行例を示すタイムチャートである。 図13は、実施の形態2における照明装置の処理例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態1または2における照明装置の変形例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示す。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明する。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係る看板装置および看板システムについて説明する。
[1.1 看板装置の構成]
図1は、実施の形態1における看板装置1の構成例を示すブロック図である。看板装置1は、図1に示すように、複数の照明装置2と制御装置4とを備える。
複数の照明装置2のそれぞれは、可視光通信(VLC(Visible Light Communication)とも呼ぶ)の送信機能および発光面を有する面発光装置である。複数の照明装置2は、集合看板として二次元状に配列される。
制御装置4は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)であり、複数の照明装置2と通信線で接続され、通信線を介して看板装置1に各種コマンドを送信することにより看板装置1の調光および可視光通信を制御する。各種コマンドは、例えば、調光レベルを指示するコマンド、可視光通信の実施を指示するコマンドを含む。なお、制御装置4と複数の照明装置2との通信は、有線であっても無線であってもよい。また、制御装置4は、複数の照明装置2に対して可視光通信の送信機能の排他制御を行う。
上記の排他制御は、例えば、次の(A)〜(C)の少なくとも1つを含む。
(A)制御装置4は、複数の照明装置2のそれぞれに対して、左右に隣接する面発光装置2と排他的に送信機能を実行するよう制御する。この場合、制御装置4は、複数の照明装置2のそれぞれに対して、斜めに隣接する照明装置2と同時に送信機能を実行することを許容してもよい。
(B)制御装置4は、複数の照明装置2のそれぞれに対して、上下に隣接する面発光装置2と排他的に送信機能を実行するよう制御する。この場合、制御装置4は、複数の照明装置2のそれぞれに対して、斜めに隣接する照明装置2と同時に送信機能を実行することを許容してもよい。
(C)制御装置4は、複数の照明装置2のそれぞれに対して、所定の方向に隣接する照明装置2と排他的に送信機能を実行するよう制御し、所定の方向以外の方向に隣接する照明装置2と同時に送信機能を実行することを許容する。所定の方向は、左右方向、上下方向、斜め方向の何れかであり、隣接する照明装置2同士が所定の方向での重なりが最も大きくなるような方向を任意に定めればよい。
このような排他制御は、隣接する照明装置2からの光信号の誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減する。
図1において、複数の照明装置2のそれぞれは、光源10と駆動回路30と制御部40とを備える。なお、図中の複数の照明装置2を特に区別する場合は、パネルA1、A2、・・・、C3と呼ぶ。
光源10は、パネル状の発光体である。光源10は、例えば、板状の透明樹脂板と、複数のLED(Light Emitting Diode)とを備える。複数のLEDは、透明樹脂板の背面または側面から光を入射し、透明樹脂板の表面全体を発光させる。透明樹脂板の表面には、看板として、例えば、店舗の案内表示が描かれる。なお、光源10は、透明樹脂板と複数のLEDの組合せに限らず、有機EL(Electro-Luminescence)発光パネルであってもよく、可視光通信可能な発光体であればよい。
駆動回路30は、制御部40からの指示(アナログ調光信号)に従って光源10に調光レベルに応じた値の定電流を供給し、また、制御部40の指示(パルス変調信号)に従って可視光通信の送信機能としてパルス変調を行う。このパルス変調は、例えば、電子情報技術産業協会(JEITA)規格の「可視光IDシステム」(CP−1222)にて定められた4PPM(4値パルス位置変調)でよい。この4PPMでは、例えば1シンボル時間が0.416mS、1スロット時間が0.104mSである。1シンボルが2ビットを表すので、ビットレートは4.8kbpsである。本実施例でのパルス変調は、点灯時間比率を大きくするために、上記の4PPMを反転させたI4PPM(反転4値パルス位置変調)であるものとする。
制御部40は、マイコンであり、制御装置4からのコマンドに従って、アナログ調光信号とパルス変調信号とを駆動回路30に指示する。アナログ調光信号は、調光レベルを示す信号であり、かつ、定電流の大きさを示す信号である。パルス変調信号は、上記のI4PPMの信号である。パルス変調は、制御装置4からのコマンドに指示された区間に実施される。パルス変調が実施される区間を変調区間、パルス変調が実施されない区間を休止区間と呼ぶ。制御部40は、制御装置4からコマンドに従って、変調区間と休止区間とを繰り返えすように駆動回路30を制御する。変調区間は、制御装置4によって、隣接する照明装置2の変調区間と重ならないように、上記の(A)〜(C)の何れかに従って排他制御される。
[1.2 看板システムの構成]
次に、本実施の形態における看板システムの構成について説明する。
図2は、実施の形態1における看板システムの一例を示す外観図である。図2のように、看板システムは、看板装置1と複数の携帯装置5とを備える。
複数の照明装置2は、図2では、複数の発光面が3×3の行列状に配置されているが、配列は行列状に限らない。例えば、フロアのレイアウトに合わせた形状、大きさおよび配置であってもよい。また、各発光面の大きさは同じでなくてもよい。
携帯装置5は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末装置であり、カメラを有し、カメラにより可視光通信を受信する。
また、図2の看板装置1は、複数の照明装置2(面発光装置)の配列の表面に、可視光通信の受信を誘引するアイコンまたは案内文を有する誘引表示部(1a等)を有する。誘引表示部1a〜1eのそれぞれは、例えば、「可視光通信実施中、スマホで詳しい添付情報を受信可能」、「アプリを起動してお好みの店舗看板にカメラを向けて下さい」、「スマホを縦にして店舗看板を撮ろう。お勧めメニューが見られます」、「スマホを横にして店舗看板にカメラをかざそう。」、「可視光通信対応」等々の誘引文またはアイコンを含む。これにより、携帯装置5のユーザは、詳しい店舗情報として、例えば、店舗のURL(Uniform Resource Locator)、店内画像、お勧めメニュー、料金、空席の有無、待ち時間、割引クーポン、等を得ることができる。
誘引表示部1a〜1cのように、複数の誘引表示部が発光面同士の間に略等間隔で配置されていてもよい。
[1.3 制御装置4による排他制御の一例]
次に、制御装置4による、複数の照明装置2に対する送信機能の排他制御の一例について説明する。
図3は、実施の形態1における看板装置1の排他制御の一例を示すタイムチャートである。図3左側には、図1および図2の複数の照明装置2(パネルA1〜A3、B1〜B3、C1〜C3)の配列を示してある。図3右側には、パネル毎の変調区間(図のID送信の区間)を示すタイムチャートを示す。
制御装置4は、上記の複数のパネルをグループに分類して記憶している。同図ではグループG1はパネルA1、B3、C2からなる。グループG2は、パネルA2、B1、C3からなる。グループG3は、パネルA3、B2、C1からなる。このグループ分けは、上記の(A)および(B)を満たす。つまり、グループG1〜G3はそれぞれ、複数のパネルのそれぞれが、上下左右に隣接するパネルと排他的に送信機能を実行するようにグループ分けされている。
制御装置4は、時刻t1にグループG1に属するパネルA1、B3、C2に対して変調の開始を指示するコマンドを送信する。これにより、パネルA1、B3、C2は休止区間から変調区間に移行する。この変調区間では、パネルA1、B3、C2のそれぞれの上下左右に隣接する他のパネルは休止区間になっている。その後、パネルA1、B3、C2のそれぞれは、一定時間経過後に変調区間から休止区間に移行する。一定時間は、t2−t1以下の時間である。
さらに、制御装置4は、時刻t2にグループG2に属するパネルA2、B1、C3に対して変調の開始を指示するコマンドを送信する。これにより、パネルA2、B1、C3は休止区間から変調区間に移行する。この変調区間では、パネルA2、B1、C3のそれぞれの上下左右に隣接する他のパネルは休止区間になっている。その後、パネルA2、B1、C3のそれぞれは、一定時間経過後に変調区間から休止区間に移行する。
さらに、制御装置4は、時刻t3にグループG3に属するパネルA3、B2、C1に対して変調の開始を指示するコマンドを送信する。これにより、パネルA3、B2、C1は休止区間から変調区間に移行する。この変調区間では、パネルA3、B2、C1のそれぞれの上下左右に隣接する他のパネルは休止区間になっている。その後、パネルA3、B2、C1のそれぞれは、一定時間経過後に変調区間から休止区間に移行する。
時刻t4以降も制御装置4は、上記t1〜t3のコマンド送信を同様にして繰り返す。
このように、制御装置4は、排他制御に対応するグループを記憶しておき、変調区間の開始を指示するコマンドをグループ毎に送信するだけで、簡単に排他制御を実現することができる。
なお、変調区間から休止区間への移行は、一定時間後ではなく、制御装置4からのコマンドをトリガーにしてもよい。また、グループ毎の変調区間の長さは、同じでなくてもよく、グループ毎に異なっていてもよい。
[1.4 制御装置4による排他制御の他の例]
次に、制御装置4による、複数の照明装置2に対する送信機能の排他制御の他の例について説明する。
図4は、実施の形態1における看板装置1の排他制御の他の例を示すタイムチャートである。図4は、図3と比べて、グループが3つではなく2つに分けられている点が異なる。以下異なる点を中心に説明する。
グループG1は、パネルA1、A3、B2、C1、C3からなる。グループG2は、パネルA2、B1、B3、C2からなる。このグループ分けも、上記の(A)および(B)を満たす。つまり、グループG1、G2はそれぞれ、複数のパネルのそれぞれが、上下左右に隣接するパネルと排他的に送信機能を実行するようにグループ分けされている。
制御装置4は、時刻t1、t3、t5・・・において、グループG1に属するパネルそれぞれに対して変調の開始を指示するコマンドを送信する。その後、これらのパネルのそれぞれは、一定時間経過後に変調区間から休止区間に移行する。
制御装置4は、時刻t2、t4、t6・・・において、グループG2に属するパネルそれぞれに対して変調の開始を指示するコマンドを送信する。その後、これらのパネルのそれぞれは、一定時間経過後に変調区間から休止区間に移行する。
図3では、各パネルの変調区間と休止区間が1対2の割合であるのに対して、図4では、変調区間と休止区間が1対1になっている。つまり、図4では、各パネルが可視光通信する時間が増加している。
[1.5 携帯装置5による受信例]
次に、携帯装置5による可視光通信の受信例について説明する。可視光通信の受信は、1個のフォトダイオード等の受光素子でも、カメラのイメージセンサでも可能である。ここでは、一般的なスマートフォンで用いられるMOS型のイメージセンサをカメラとして備える携帯装置5で可視光通信を受信する場合ついて説明する。
図5は、携帯装置5および撮像した画像の一例を示す説明図である。同図中の「携帯装置の向き」は、カメラ撮像時に携帯装置5の長手方向を横(水平方向)にした横撮影の場合と、長手方向を縦(垂直方向)にした縦撮影の場合とを示している。一般に、MOS型のイメージセンサは、行列状に配置された多数の画素を有し、画素の行単位(水平ライン単位)に画素信号が読み出される。このため、1フレームの画像は、全画素が同時刻の画像ではなく、水平ライン毎に撮像時刻が1水平走査期間だけ異なっている。「横撮影」はイメージセンサの水平ラインも横向きであり、「縦撮影」は、イメージセンサの水平ラインも縦向きである。
同図中の「排他制御あり」は本実施形態における排他制御を実施した看板装置1の撮像画像を、「排他制御なし」は排他制御を実施していない場合の撮像画像を現している。
まず、「排他制御あり」の画像について説明する。
破線で囲った画像d1は、排他制御を実施している看板装置1を携帯装置5で横撮像した画像のうちの一部分(パネルA3およびB3の部分)を切り出した画像を模式的に表している。
画像d1中のパネルA3に対応する部分画像d11は、撮像時点で変調区間にある、つまり可視光通信の光信号を送信中である。部分画像d11には、バーコード状の明るい横縞と暗い横縞とが現れている。これは水平ライン毎に読み出し時刻が異なることから、パルス変調による時系列的なパネルの明暗が横縞となって現れている。暗い横縞は、I4PPM変調の反転パルスを表している。携帯装置5は、撮像した画像において、暗い横縞が現れる部分画像を特定し(空間分離し)、暗い横縞の位置を判別することによりI4PPMを復調つまりデータを取り出すことができる。
一方、画像d1中のパネルB3に対応する部分画像d12は、排他制御により休止区間であり、どの水平ラインの読み取り時刻でも点灯している。
また、破線で囲った画像d2は、排他制御を実施している看板装置1を携帯装置5で縦撮像した画像のうちの一部分(パネルA2およびA3の部分)を切り出した画像を模式的に表している。パネルA2に対応する部分画像d21は、休止区間にあるので黒い横縞は現れない。パネルA3に対応する部分画像d22は、変調区間にあり、黒い横縞が現れている。
次に「排他制御なし」の画像について説明する。
破線で囲った画像e1は、排他制御を実施していいない看板装置を携帯装置5で横撮像した画像のうちの一部分(パネルA3およびB3の部分)を切り出した画像を模式的に表している。
画像e1中のパネルA3に対応する部分画像e11およびパネルB3に対応する部分画像e12は、撮像時点で変調区間にある、つまり可視光通信の光信号を送信中である。部分画像e11にも部分画像e12にも、バーコード状の明るい横縞と暗い横縞とが現れている。携帯装置5は、撮像した画像において、暗い横縞が現れる部分画像を特定し(空間分離し)、暗い横縞の位置を判別することによりI4PPMを復調つまりデータを取り出すことができる。ところが、画像e1のように、黒い縞模様がパネルA3からパネルB3に渡って存在することから、パネルA3およびパネルB3を含む部分を1つの照明パネルとして誤って空間分離することがある。この場合、暗い横縞の位置を判別することによりI4PPMを復調しても、エラーが発生し、または、間違ったデータを取り出す可能性がある。また、エラー発生により空間分離をリトライして、パネルA3とパネルB3とをそれぞれ正しく分離できる可能性もある。リトライが成功したとしても、データ取り出しまでの処理時間が長くなる。また、2つのパネルに対する復調処理をするので処理負荷が2倍以上に増える。その結果、撮像してからデータ取り出しまでの応答速度が劣化する。パネル間の距離が短いほど空間分離が困難になる。
また、破線で囲った画像e2は、排他制御を実施していない看板装置を携帯装置5で縦撮像した画像のうちの一部分(パネルA2およびA3の部分)を切り出した画像を模式的に表している。
画像e2中のパネルA2に対応する部分画像e21およびパネルA3に対応する部分画像e22は、撮像時点で変調区間にある、つまり可視光通信の光信号を送信中である。部分画像e21にも部分画像e22にも、バーコード状の明るい縦縞と暗い縦縞とが現れている。上記の画像e1と同様に、正しく空間分離することが困難であり、間違ったデータを取り出す可能性がある。また、エラー発生後のリトライが成功したとしても、撮像してからデータ取り出しまでに応答速度が劣化する。
このように、制御装置4による排他制御は、携帯装置5のカメラによる撮像画像に対して、パネルに対応する画像部分の空間分離を容易にする。その結果、撮像してからデータ取り出しまでの応答速度の劣化を低減することができる。
なお、可視光通信の受信は、カメラでなくてもフォトダイオード等の受光素子でも可能である。例えば、フォトダイオードを内蔵する携帯装置5をパネルに近づければ近づけるほど(例えば数cmまで)、容易に受信することができる。
[1.6 照明装置2(面発光装置)の構成]
次に、面発光装置としての照明装置2の構成について説明する。
図6は、実施の形態1における照明装置2のより詳細な構成例を示すブロック図である。同図のように照明装置2は、光源10と点灯装置3とを備える。
光源10は、既に説明したように、パネル状の発光体である。
点灯装置3は、スイッチ20、抵抗21、駆動回路30、制御部40、電源部50を備える。
スイッチ20は、駆動回路30から光源10に供給される電流をオンおよびオフする。このオンおよびオフは、光源10からの可視光をパルス変調する。このパルス変調は、例えば、既に説明したI4PPMである。
抵抗21は、スイッチ20と並列に接続され、光源10と直列に接続される。抵抗21は、スイッチ20がオフのときに光源10に電流を流すことができる。上記のパルス変調では、スイッチ20のオンおよびオフに対応して光源10を「暗い発光」と「明るい発光」の2状態を高速に切り替える。抵抗21の抵抗値に応じて「暗い発光」のレベルを定めることができる。可視光を100%変調する場合(「暗い発光」を「発光なし」にする場合)、抵抗21は備える必要がない。なお、抵抗21の代わりにLEDを備えてもよい。
駆動回路30は、第1受信部31、電流制御部32、定電流回路33、第2受信部34、変調部35を備える。
第1受信部31は、制御部40からアナログ調光信号を受信し、電流制御部32に調光レベルを指示する。
電流制御部32は、第1受信部31から指示された調光レベルに従って、定電流回路33が光源10に供給すべき定電流の大きさを定電流回路33に指示する。
定電流回路33は、電流制御部32から指示された大きさの定電流を光源10に供給する。
第2受信部34は、制御部40から可視光通信用のパルス変調信号を受信し、当該パルス変調信号のレベルを変換して変調部35に出力する。
変調部35は、第2受信部34からのパルス変調信号に従って、スイッチ20のオンおよびオフさせるゲート制御信号をスイッチ20に出力する。
制御部40は、既に説明したように、制御装置4からのコマンドに従って、アナログ調光信号およびパルス変調信号を生成し、駆動回路30に出力する。
電源部50は、AC(Alternating Current)−DC(Direct Current)コンバータつまり交流―直流変換器であり、PFC(Power Factor Correction)回路(力率改善回路)および高調波低減回路を含む。
次に、休止区間および変調区間において光源10に供給される電流について説明する。
図7は、実施の形態1における休止区間および変調区間での光源10の電流波形の例を示すタイムチャートである。図7の(a)は、変調区間の平均電流値を休止期間の電流値に合わせた場合のタイムチャートである。図7の(b)は、変調区間の平均電流値を休止期間の電流値に合わせない場合のタイムチャートである。
図7の(a)(b)のように、休止区間では、可視光通信のためのパルス変調が実施されていない。休止区間では、定電流回路33から定電流が光源10に供給される。この定電流の大きさは、制御装置4からの調光レベルを指示するコマンドに従って、制御部40、第1受信部31および電流制御部32によって可変である。
図7の(a)(b)のように、変調区間では、パルス変調が実施される。このパルス変調は、制御部40からのパルス変調信号に従ってスイッチ20のオンおよびオフによって実施される。
図7の(a)では、変調区間の平均電流値を休止期間の電流値に合わせるために、電流ピーク値を増加させている。これは、パルス変調区間の開始時に、制御部40が、調光レベルを、休止区間の調光レベルを変調区間のデューティで除算した値に変更するようにアナログ調光信号を出力することにより実現される。こうすれば、休止区間および変調区間の周期が長い場合や、変調が深い場合(100%変調等)でも、休止区間と変調区間との平均的な明るさを同じにするので、視覚上のちらつきを抑制することができる。
一方、図7の(b)では、変調区間の電流ピーク値が、休止区間の平均電流値を同じである。そのため、休止区間と変調区間との明るさの差異が視覚上のちらつきとして目立つことがある。ちらつきを低減するためには、休止区間と変調区間の繰り返し周波数を高くすればよい。例えば、この周波数が60Hz以上であれば、視覚上のちらつきを抑制することができる。なお、この周波数をあえて低速(例えば30Hz以下)にしてもよい。こうすれば、視覚上のちらつきを発生させることにより看板装置1中の可視光通信しているパネルを明示することができる。
[2.1 看板装置1の動作]
以上のように構成された看板装置1についてその動作を説明する。
図8は、実施の形態1における制御装置4および照明装置2による処理例を示すフローチャートである。同図は、図3に示した3グループG1〜G3の排他制御に対応している。制御装置4は、図3のグループG1、G2、G3それぞれに属するパネル(照明装置2)のアドレスを予め記憶している。
まず、制御装置4の動作について説明する。
制御装置4は、図3に示した時刻t1〜t6、・・・を一定間隔として時間計測しているものとする。まず、一定の時間が経過したとき(S61でyes)、グループG1に属するパネルのアドレス宛に可視光通信(VLC)の実施を指示するコマンドを送信する(S62)。このコマンドは、パネルに対して変調区間の開始を指示する。
さらに、一定の時間が経過したとき(S63でyes)、グループG2に属するパネルのアドレス宛に可視光通信(VLC)の実施を指示するコマンドを送信する(S64)。
さらに、一定の時間が経過したとき(S65でyes)、グループG3に属するパネルのアドレス宛に可視光通信(VLC)の実施を指示するコマンドを送信する(S66)。
ステップS61〜S66を繰り返すことによって、制御装置4は図3に示した時刻t1、t2、・・・のそれぞれにおいて、排他的に分類されたグループ毎に可視光通信の実施を指示する。
次に、パネル(照明装置2)の動作について説明する。
制御装置4から、可視光通信の実施を指示するコマンドを受信したパネルのそれぞれは(S71でyes)、可視光通信を開始または再開する、つまり、休止区間から変調区間に移行する(S72)。さらに、これらのパネルは、変調区間の長さである時間T1が経過したとき(S73でyes)、可視光通信を停止する、つまり、変調区間から休止区間に移行する(S74)。これにより、各パネルは、上記コマンドの受信から時間T1の期間だけ変調区間として可視光通信を実施し、変調区間以外は休止区間として可視光通信を実施しない。
このように、看板装置1における排他制御は、携帯装置5のカメラによる撮像画像に対して、パネルに対応する画像部分の空間分離を容易にする。その結果、撮像してからデータ取り出しまでの応答速度の劣化を低減することができる。
なお、制御装置4は、図4に示した2グループG1、G2の排他制御をする場合は、当該グループG1、G2に属するパネルのアドレスを記憶しておき、図8のステップS61〜S64を繰り返し実行すればよい。
[3.1 排他制御の別の例]
次に、排他制御の他の例について説明する。
図9は、実施の形態1における看板装置1の排他制御の別の例を示すタイムチャートである。図3および図4では、上記の(A)および(B)を共に満たす排他制御の例を説明した。図9では、上記の(A)を満たし(B)を満たさない排他制御の例を示す。図9において、グループG1は、パネルA1、B1、C1からなる。グループG2は、パネルA2、B2、C2からなる。グループG3は、パネルA3、B3、C3からなる。パネルのそれぞれは、左右に隣接するパネルと排他的に送信機能を実行し、上下に隣接するパネルと同時に送信機能を実行する。つまり、上記の(A)を満たしている。
図9の排他制御は、図6に示した縦撮影に適している。この場合、図2に示した誘引表示部1a〜1eの少なくとも1つに「縦撮影」を案内するアイコンまたは文を表示することが望ましい。こうすれば、携帯装置5は、図9の排他制御がなされた看板装置1に対して、可視光通信の受信に際して、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
なお、図9においてグループG1とG3とを1つの新たなグループとして、新たなグループおよびグループG2の2つのグループを交互に変調区間とするようにしてもよい。
また、図10は、実施の形態1における看板装置1の排他制御のさらに別の例を示すタイムチャートである。図9では、上記の(B)を満たし(A)を満たさない排他制御の例を示す。図10において、グループG1は、パネルA1、A2、A3からなる。グループG2は、パネルB1、B2、B3からなる。グループG3は、パネルC1、C2、C3からなる。パネルのそれぞれは、上下に隣接するパネルと排他的に送信機能を実行し、左右に隣接するパネルと同時に送信機能を実行する。つまり、上記の(B)を満たしている。
図10の排他制御は、図6に示した横撮影に適している。この場合、図2に示した誘引表示部1a〜1eの少なくとも1つに「横撮影」を案内するアイコンまたは文を表示することが望ましい。こうすれば、携帯装置5は、図10の排他制御がなされた看板装置1に対して、可視光通信の受信に際して、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
なお、図10においてグループG1とG3とを1つの新たなグループとして、新たなグループおよびグループG2の2つのグループを交互に変調区間とするようにしてもよい。
また、照明装置2は内照式に限らず、外照式であってもよい。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に係る看板装置および看板システムについて説明する。
図11は、実施の形態2における看板装置1の構成例を示すブロック図である。図11の看板装置1は、図1と比べて無線部41が追加されている点と、可視光通信の送信機能としてさらに高速な動作モードを有している点とが異なっている。以下、異なる点を中心に説明する。
無線部41は、無線LAN(Local Area Network)で携帯装置5と無線通信する。
照明装置2のそれぞれは、実施の形態1で可視光通信をする第1モードと、第1モードよりも高速の可視光通信をする第2モードとを有する。第1モードのビットレートは、数kbps(例えば4.8kbps)であるが、第2モードのビットレートは、数Mbpsである。第2モードで伝送可能な情報量は第1モードよりも数百倍以上になる。つまり、第2モードでは、携帯装置5のユーザに、さらに詳細な情報を素早く提供することができる。照明装置2のそれぞれは、制御装置4からモード切り替えコマンドを受けたとき、第1モードから第2モードに一時的に変更する。
図12Aは、実施の形態2における看板装置1と携帯装置5との通信を示す説明図である。同図の携帯装置5は、カメラ51、フォトセンサ52、無線回路53を備えている。
カメラ51は、同図の二点鎖線(1)に示すように、第1モードの可視光通信の信号を受信する。詳細については図5を用いて既に説明した。
フォトセンサ52は、例えばフォトダイオードであり、図12Aの二点鎖線(3)のように、第2モードの可視光通信の信号を受信する。
無線回路53は、ユーザ操作に従って、照明装置2の識別情報を含む切り替え要求を看板装置1に送信する。例えば、ユーザが、第1モードの可視光通信(1)の受信データの再生画面で、「詳細情報」アイコンをタップした場合に、照明装置2の識別情報を含む切り替え要求を看板装置1に送信する。
図12Bは、実施の形態2における看板装置1におけるモードの移行例を示すタイムチャートである。
携帯装置5は、照明装置2の識別情報を含む切り替え要求を看板装置1に送信する。制御装置4は、無線部41において照明装置2の識別情報を含むモード切り替え要求を受信したとき、当該識別情報に対応する照明装置2にモード切り替えコマンドを送信する。看板装置1は、モード切り替えコマンドを受信したとき、第1モードから第2モードに移行する。図12Bでは、モード切り替えコマンドを休止区間に受信し、次の変調区間から第2モードに移行する例を示している。モード切り替えコマンドを変調区間に受信した場合は、直ちに、第1モードから第2モードに移行する。
図13は、実施の形態2における照明装置2の処理例を示すフローチャートである。同図のように、照明装置2は、モード切り替えコマンドを受信したとき(S81でyes)、第1モードから第2モードに移行し(S82)、さらに、条件を満たすか否かを判定する(S83)。この条件は、例えば、第1モードから第2モードへの変更から一定時間の経過または第2モードでの一連のコンテンツの送信完了である。
照明装置2は条件を満たす場合には、第2モードから第1モードに復帰する(S84)。
以上説明してきたように、本実施の形態における看板装置1は、携帯装置5のユーザに、可視光通信の受信を誘引し、さらに詳細な情報を素早く提供することができる。看板装置1は、携帯装置5からのモード切り替え要求に応じて、第1モードから第2モードへ切り替えるので、特定の照明装置2に興味を有するユーザに、さらに詳細な情報を提供することができる。また、必要とされるときだけ高速な第2モードを実施するので、情報を短い時間で効率よく携帯装置5のユーザに提供することができる。さらに、フォトセンサ52での受信はカメラ51での受信よりも電力消費が少ないので、第1モードから第2モードへの切り替えによって、携帯装置5の消費電力を低減することができる。
(変形例)
図14は、実施の形態1または2における照明装置2の変形例を示すブロック図である。同図の照明装置2は、図6と比べて、制御部40、第1受信部31、電流制御部32、および第2受信部34が1チップIC60に統合されている点が異なっている。以下、異なる点を中心に説明する。
図14において、定電流回路33の定電流を制御するためのアナログ調光信号、および変調部35を制御するためのパルス変調信号は、制御部40(マイコン)で生成している。そのため、1チップIC60に対応する回路は、図6では、アナログの発振器を含むアナログ回路と、識別情報を含む送信データを記憶し、アナログ調光信号およびパルス変調信号を出力する回路(マイコン)の大きく2つに分かれている。このため、コストが高くなっている。コストを低減するため、図14では、制御部40、第1受信部31、電流制御部32、および第2受信部34が1チップIC60に統合されている。
このように、図14の看板装置1は、実施の形態1および2の看板装置1よりも低コスト化することができる。
なお、上記各実施の形態におけるパルス変調は、変調度が100%、つまり100%の点灯状態と0%の消灯状態を用いているが、100%以外の変調度でもよい。また、I4PPMの代わりにInPPM(nは2以上の整数)でもよいし、他のパルス変調であってもよい。
以上のように実施の形態に係る看板装置は、可視光通信の送信機能および発光面を有し、二次元状に配列された複数の面発光装置2と、複数の面発光装置2に対して送信機能の排他制御を行う制御装置4とを備え、複数の面発光装置2は集合看板として配列される。
この構成によれば、可視光通信の受信に際して、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
ここで、制御装置4は、複数の面発光装置2のそれぞれに対して、左右に隣接する面発光装置2と排他的に送信機能を実行するよう制御してもよい。
この構成によれば、例えば、携帯装置のカメラで縦撮影によって可視光通信を受信する場合に、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
ここで、制御装置4は、複数の面発光装置2のそれぞれに対して、上下に隣接する面発光装置2と排他的に送信機能を実行するよう制御してもよい。
この構成によれば、例えば、携帯装置のカメラで横撮影によって可視光通信を受信する場合に、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
ここで、制御装置4は、複数の面発光装置2のそれぞれに対して、斜めに隣接する面発光装置2と同時に送信機能を実行することを許容してもよい。
この構成によれば、同時に光通信の送信機能を実行する面発光装置の数をより多くすることができる。
ここで、制御装置4は、複数の面発光装置2のそれぞれに対して、第1の方向に隣接する面発光装置2と排他的に送信機能を実行するよう制御し、第1の方向と異なる第2の方向に隣接する面発光装置2と同時に送信機能を実行することを許容してもよい。
この構成によれば、携帯装置のカメラの長手方向を第1の方向または第2の方向に対応させれば、撮影によって可視光通信を受信する場合に、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
ここで、複数の面発光装置2の配列の表面に、可視光通信の受信を誘引するアイコンまたは案内文を有する誘引表示部1a等を有してもよい。
この構成によれば、携帯装置のユーザに可視光通信の受信を誘引し、看板の表示よりも詳細な情報を提供することができる。
ここで、看板装置は、複数の誘引表示部1a〜1cを有し、
複数の誘引表示部は、発光面同士の間に略等間隔で配置されてもよい。
この構成によれば、携帯装置のユーザに可視光通信の受信をより確実に誘引することができる。
ここで、面発光装置2は、可視光通信をする第1モードと、第1モードよりも高速の可視光通信をする第2モードとを有し、モード切り替えコマンドを受けたとき、第1モードから第2モードに変更してもよい。
この構成によれば、携帯装置のユーザに、可視光通信の受信を誘引し、さらに詳細な情報を素早く提供することができる。
ここで、制御装置4は、無線部41を有し、無線部41において、面発光装置2の識別情報を含むモード切り替え要求を受信したとき、当該識別情報に対応する面発光装置2にモード切り替えコマンドを送信してもよい。
この構成によれば、携帯装置からのモード切り替え要求に応じて、第1モードから第2モードへ切り替えるので、特定の面発光装置に興味を有するユーザに、さらに詳細な情報を提供することができる。また、必要とされるときだけ高速な第2モードを実施するので、情報を短時間で効率よく携帯装置のユーザに提供することができる。
ここで、面発光装置2は、第2モードへの変更から一定時間経過後にまたは一連のコンテンツの送信後に第1モードに復帰してもよい。
この構成によれば、必要とされるときにだけ高速な第2モードを実施するので、情報を効率よく携帯装置のユーザに提供することができる。
ここで、面発光装置2は、発光面を発光させる光源として複数のLED(Light Emitting Diode)を備えてもよい。
この構成によれば、可視光通信に適した高速点滅が可能な光源を低コストで実現することができる。
また、実施の形態に係る看板システムは、上記の看板装置1と、看板装置1からの可視光通信の信号を受信する携帯装置5とを備え、携帯装置5は、カメラ51を有し、カメラ51により可視光通信の信号を受信する。
この構成によれば、例えば、携帯装置のカメラで縦撮影によって可視光通信を受信する場合に、誤認識を低減し、ユーザが情報を認識するまでの読み取り速度の劣化を低減することができる。
ここで、看板装置1は、モード切り替えコマンドを受けたとき、第1モードから第2モードに変更する看板装置1であり、携帯装置5は、さらに、フォトセンサ52を有し、カメラ51は、第1モードの可視光通信の信号を受信し、フォトセンサ52は、第2モードの可視光通信の信号を受信してもよい。
この構成によれば、第2モードで可視光通信を受信することにより、第1モードよりも情報を短時間で効率よく情報を受信でき、しかも、第1モードよりも消費電力を低減することができる。
ここで、携帯装置5は、さらに、無線回路53を有し、無線回路53は、面発光装置の識別情報を含む切り替え要求を看板装置に送信し、制御装置4は、無線部41を有し、無線部41において面発光装置の識別情報を含むモード切り替え要求を受信したとき、当該識別情報に対応する面発光装置にモード切り替えコマンドを送信してもよい。
この構成によれば、必要とされるときにだけ高速な第2モードを実施するので、情報を効率よく携帯装置のユーザに提供することができる。また、通常のスマートフォンを携帯装置として利用できる。
以上、本発明に係る看板装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、実施の形態および変形例における一部の構成要素を任意に組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
1 看板装置
1a、1b、1c、1d、1e 誘引表示部
2 照明装置
4 制御装置
5 携帯装置
41 無線部
51 カメラ
52 フォトセンサ
53 無線回路

Claims (11)

  1. 可視光通信の送信機能および発光面を有し、二次元状に配列された複数の面発光装置と、
    前記複数の面発光装置に対して前記送信機能の排他制御を行う制御装置とを備え、
    前記複数の面発光装置は集合看板として配列され
    前記制御装置は、前記複数の面発光装置のそれぞれに対して、斜めに隣接する面発光装置と同時に送信機能を実行することを許容する
    看板装置。
  2. 可視光通信の送信機能および発光面を有し、二次元状に配列された複数の面発光装置と、
    前記複数の面発光装置に対して前記送信機能の排他制御を行う制御装置とを備え、
    前記複数の面発光装置は集合看板として配列され、
    前記制御装置は、前記複数の面発光装置のそれぞれに対して、第1の方向に隣接する面発光装置と排他的に送信機能を実行するよう制御し、前記第1の方向と異なる第2の方向に隣接する面発光装置と同時に送信機能を実行することを許容する
    看板装置。
  3. 前記複数の面発光装置の配列の表面に、前記可視光通信の受信を誘引するアイコンまたは案内文を有する誘引表示部を有する
    請求項1または2に記載の看板装置。
  4. 前記看板装置は、複数の前記誘引表示部を有し、
    複数の前記誘引表示部は、前記発光面同士の間に略等間隔で配置される
    請求項3に記載の看板装置。
  5. 可視光通信の送信機能および発光面を有し、二次元状に配列された複数の面発光装置と、
    前記複数の面発光装置に対して前記送信機能の排他制御を行う制御装置とを備え、
    前記複数の面発光装置は集合看板として配列され、
    前記面発光装置は、可視光通信をする第1モードと、第1モードよりも高速の可視光通信をする第2モードとを有し、モード切り替えコマンドを受けたとき、前記第1モードから前記第2モードに変更する
    看板装置。
  6. 前記制御装置は、無線部を有し、前記無線部において、前記面発光装置の識別情報を含むモード切り替え要求を受信したとき、当該識別情報に対応する面発光装置に前記モード切り替えコマンドを送信する
    請求項に記載の看板装置。
  7. 前記面発光装置は、前記第2モードへの変更から一定時間経過後にまたは一連のコンテンツの送信後に前記第1モードに復帰する
    請求項5または6に記載の看板装置。
  8. 前記面発光装置は、前記発光面を発光させる光源として複数のLED(Light Emitting
    Diode)を備える
    請求項1〜の何れか1項に記載の看板装置。
  9. 請求項1〜の何れか1項に記載の看板装置と、
    前記看板装置からの可視光通信の信号を受信する携帯装置とを備え、
    前記携帯装置は、カメラを有し、前記カメラにより可視光通信の信号を受信する
    看板システム。
  10. 前記看板装置は、請求項に記載の看板装置であり、
    前記携帯装置は、さらに、フォトセンサを有し、
    前記カメラは、前記第1モードの可視光通信の信号を受信し、
    前記フォトセンサは、前記第2モードの可視光通信の信号を受信する
    請求項に記載の看板システム。
  11. 前記携帯装置は、さらに、無線回路を有し、
    前記無線回路は、前記面発光装置の識別情報を含む切り替え要求を前記看板装置に送信し、
    前記制御装置は、無線部を有し、前記無線部において前記面発光装置の識別情報を含むモード切り替え要求を受信したとき、当該識別情報に対応する面発光装置に前記モード切り替えコマンドを送信する
    請求項10に記載の看板システム。
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