JP6499201B2 - 自動陽圧固相抽出装置および方法 - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2014年1月17日に出願された、同時係属中である米国仮特許出願第61/928,873号に対する35USC119(e)に基づく優先権を主張するものであり、同出願の開示内容全体は参照により本願中に組み込まれる。
(技術分野)
本発明は概略的には陽圧(正圧)固相抽出装置および方法に関し、特に、スタンドアロン(単体)での利用、および例えば自動ピペット(ピペッティング)ワークステーションのような自動材料ハンドリングシステムと共に利用する、自動陽圧固相抽出装置および方法に関する。
現在、固相抽出(SPE)プロセスにおける化合物の分離は、真空及び陽圧などの手法で行われている。真空で使用するための自動システムは存在するが、フィルタプレート全体に亘って真空にする点が欠点となる。これは、メディア(media)がフィルタを通って取り出される際に、潜在的な交差汚染ないし二次汚染を排除するために、得られた化合物/成分が当該化合物の捕捉を意図したウェル以外のものと接触できないためである。ウェル(現在のところ384個まで)のアレイを含むフィルタプレートに対して、メディアがフィルタ(漉)される際のアレイ内のウェルの抵抗の違いによってアレイ内の個々のウェルに加えられる真空は他のウェルに等しくない。アレイ内のいつくかのウェルは他のものよりも早くフィルタを通ってメディアが通過し、これらウェルはメディアが完全に通過したときは、さらに制限(抵抗)が小さくなるためにより多くの空気が流れるようになり、このために残りのウェルを流れる空気の量が減少する。この結果、所定の割当てられた時間内に全てのウェルにおいてメディアがフィルタされることの保証が困難になる。
現在知られている真空ベースの(真空を利用した)装置の別の欠点は、コレクションプレートないしマイクロプレートのウェル内にフィルタプレートのノズルを係合することを意図してフィルタプレートとコレクションプレートないしマイクロプレートとの間の高さを設定するためのアダプタの選択および/または調節の際にユーザの相互作用(手作業)が必要であることである。この係合は、ウェル間の交差汚染の可能性をなくすために必要である。この手動のプロセス(処理)は、時間を要とする反復的なものとなりがちであり、さらに交差汚染を防止するための正しい係合を決定する際に問題となりがちである。
真空ベースのSPE装置の例として、ML4000およびML STAR上のAVS、ML STAR上のCVS、およびML Nimbus上のNVSがある。これら全ての機器およびシステムは、本特許出願の譲受人である、アメリカ合衆国、ネバダ州 89502、リノ、エナジー ウェイ 4970のハミルトン カンパニーによって製造および販売されている。
陽圧(正圧)は、個々のウェルへの圧力および流れの均一な分配を保証するために流量制限器(制流体)を利用できるので、均一な流れ分配(分布)の問題に対する解決策である。真空システム上ではウェル毎に流量制限器を採用できない。これら流量制限器が処理される液体と接触して汚染の可能性が生じるからである。現在利用可能な陽圧装置は存在するが、これらの装置には次の欠点がある。即ち、これらは、特に自動ピペットワークステーションに対して使い勝手が悪く、またスタンドアロンユニットとしてSPEプロセスの実質的に全ての段階でユーザの相互作用が必要となる。
よって、上述した公知の従来技術の大きな欠点を解消する必要がある。
従って、および1つの観点において、本発明の実施例は、以下の陽圧(正圧)固相抽出(SPE)装置を提供することで、公知の従来技術の1つ以上の欠点を改善ないし解消するものである。この陽圧SPE装置は、ベースプレートの上に装置され且つベースプレートの長手方向の長さに沿って往復移動自在なシャトルを有するシャトルアセンブリと、ラボウェア(labware)を、シャトルから、マニホルドプレートの下方に配置された階層化された(段式の(以下同様))エレベータアセンブリの上側および/または下側の階層化されたリフト装置に出現させるため、ベースプレートの長手方向の長さをアクセス可能なホーム位置(接近可能な定位置)(例えば、グリッパおよびピペッタ/プローブヘッドアセンブリがアクセス可能なホーム位置)と垂直に上昇したマニホルドプレートの下側のアクセス不能な離間位置とに区分するように、ベースプレート上に載置され且つそこから垂直方向に延在する階層化されたエレベータリフトアセンブリ(昇降リフトアセンブリ)を有し、上側および下側の階層化されたリフト装置とシャトルは、ラボウェアをエレベータアセンブリ内に往復動すると共に、1つのラボウェアピースまたは2つの階層化されたラボウェアピースの持ち上げ高さを上側および下側の階層化されたリフト装置の垂直上方に位置決めされたマニホルドまで垂直方向に制御可能(調整可能)である階層化されたエレベータリフト機構の上側および下側リフト装置に出現させるために個別に制御可能(調整可能)であり、マニホルドプレートに出現される2つの階層化されたラボウェアピースの間の高さの設定が制御可能(調整可能)となり、マニホルドに出現された階層化されたラボウェアがコレクションプレートの上にそれらの間の調整された高さで置かれたフィルタプレートである場合に実証される通り、1つの観点において交差汚染が阻止される。
他の観点において、本発明の実施例は、自動ピペットワークステーション(自動ピペッティングワークステーション)上のアクセス可能な位置に出現される、自動陽圧SPE装置を提供する。自動ピペットワークステーションは、シャトルアセンブリが装置されたベースプレートの長手方向の長さに沿って往復移動可能である装置のシャトルアセンブリのシャトルに対してラボウェアを載せおよび取外すことで、自動陽圧SPE装置と相互作用ないし協働する。さらに、ピペットワークステーションはSPEプロセスの間において必要に応じてラボウェアに液体を分注する。さらに、陽圧SPE装置は、ラボウェアを階層化されたエレベータリフトアセンブリの上側の階層化されたリフト装置および下側の階層化されたリフト装置に出現させるために、ベースプレートに沿ってシャトルが長手方向に移動する長さによってシャトルは階層化されたエレベータリフトアセンブリの内外に往復移動できるように、ベースプレート上に装置され且つそこから垂直方向に延在する階層化されたエレベータリフトアセンブリを有してなり、自動ピペットワークステーションとの相互作用の後、装置はラボウェアを階層化されたエレベータリフトアセンブリ内に往復移動すると共に上側および下側の階層化されたリフト装置に対して垂直上方で且つ実質的に平行な水平面内に配置された陽圧マニホルドにフィルタプレートのようなラボウェアを出現させるために独立して駆動される上側および下側の階層化されたリフト装置にラボウェアを出現させるものであり、液体化合物を目的の個々の成分に分離するためにユーザが指定し且つソフトウェアにより制御ないし調整された圧力が、陽圧マニホルドを介してフィルタプレートに、ユーザが指定し且つソフトウェアにより制御ないし調整された時間期間の間だけ加えられる。階層化されたエレベータリフトアセンブリはさらに、フィルタプレートの下のコレクションプレートないし廃棄物プレートの同時的または逐次的(連続的)な垂直持ち上げを提供する。さらに、および1つの観点において、階層化されたエレベータリフトアセンブリは、ソフトウェアによるラボウェアの定義により、コレクションプレートのウェル内にフィルタプレートのノズルを係合するためのフィルタプレートとコレクションプレートとの位置決めを行うようにソフトウエア制御されるものであり、これによりユーザの調整のための相互作用の必要がなくなる。これにより、ユーザの調整のために相互作用なしに、使用すべきフィルタプレートとコレクションプレートとの多数の組み合わせが可能となる。
他の観点において、本発明の実施例は、SPEプロセスの間において、例えば96個までの、ウェルのアレイに対して、圧力および温度変化を時間と共にモニタする圧力センサおよび温度センサを使用することでプロセスの安全性を提供するプロセスセキュリティシステム(プロセス保安システム)を有してなる、自動陽圧SPE装置を提供する。圧力センサを使用し、圧力データを集め、これをプロセス安全システムがプロセスのカーブ(分布曲線)を構築するために利用することで、ラボウェアの各ウェルに対するプロセスの安全性を提供する。このカーブは次いでプロセス安全システムによって先に蓄積(記憶)されている、定義された公差の境界付きの標準的に許容される曲線と比較され、これから、測定されているプロセスの完全性および適時性に関してプロセス安全システムにより合格/エラー判定が行われる。エラーはユーザに提示されると共に、トレーサビリティのためにログファイル中に日時と共に永続的に記録される。温度センサを用い、プロセスの間における種々の時間においてラボウェア内の各ウェルの温度を記録(記憶)することで、温度のバラツキ(温度ムラ)に影響を受ける用途における追加のプロセス安全性を提供でき、また例えば、合格/エラー判定のために記録された温度と比較されるベンチマークを有する構成とすれば良い。温度値はトレーサビリティおよび将来の利用のために日時と共にログファイル内に同様に永続的に記録される。
他の観点において、本発明の実施例は、蒸発器アダプタをシャトルアセンブリ上に配置する(シャトルアセンブリがこのアダプタを上側の階層化されたリフト装置まで出現させる)ことで、下流のSPEプロセス用の蒸発器として機能する自動陽圧SPE装置を提供する。上側の階層化されたリフト装置は、蒸発器アダプタをマニホルドプレートまで出現させ、これにより装置はヒータ制御ユニットを経てシステムの空気に加えられるフロー(流れ)と熱の両方を制御(調節)する。次いで、この空気流は蒸発器アダプタを通って、下側の階層化されたリフト装置によりアダプタまで出現されたラボウェア内に流れる。ラボウェアは、蒸発器アダプタと近接して出現しており、アダプタが蒸発される液体と直接接触することなしに、制御(調節)され加熱された空気が蒸発される液体表面上に向けられる(導かれる)。蒸発した蒸気は、プレナムを通って、ユーザの換気システムに接続されたダクトに向けられる。蒸発プロセス(蒸発処理)の効率を最大化するため、蒸発プロセスの間、下側の階層化されたリフト装置は、蒸発される液体が蒸発器アダプタと近接した状態を維持させつつ移動する。
他の観点において、本発明の実施例は、シャトルアセンブリによってチップのラックを上側の階層化されたリフト装置まで出現させることにより、チップドライヤーとして機能する自動陽圧SPE装置を提供する。上側の階層化されたリフト装置はチップのラックをマニホルドプレートまで出現させ、これにより装置は制御(調節)された加熱空気の流れを制御する。次いで、この空気流れは個々のチップを通って流れ、任意の液体がシャトルアセンブリにより捕捉され液体廃棄物容器に向かう。
他の観点において、本発明の実施例は、キャップマット・シール装置として機能する自動陽圧SPE装置を提供する。まず、ラボウェアがシャトルアセンブリ上に置かれる。次いで、キャップマットがラボウェアの最上部に置かれる。シャトルアセンブリはこのスタック(ラボウェアの上にキャップマットを置いたもの)を上側の階層化されたリフト装置まで出現させる。上側の階層化されたリフト装置はスタックをマニホルドプレートに出現させると共に、SPEプロセスにおいてラボウェアをマニホルドプレートに対してシールする際と同様な力を加える。これによりキャップマットがラボウェア内に取付られる。キャップマットをラボウェア内にさらにしっかり固定して必要なシールを作るために空気圧を追加的に加えても良い。
より具体的には、本願の自動陽圧固相抽出装置は、階層化されたラボウェアをその上に置くための階層化された積載ステージに配置された階層化された下側及び上側のリフト装置を有し、階層化されたラボウェアを前記階層化された積載ステージの垂直上方に配置された陽圧マニホルドプレートまで垂直軸に沿って垂直に移動させる昇降アセンブリ、および前記陽圧マニホルドプレートの下側の前記階層化された積載ステージと前記階層化された積載ステージから水平方向に遠位にあるアクセス可能なホーム位置との間で前記垂直軸と実質的に垂直に配置されると共に、これらの間で前記階層化されたラボウェアを保持しつつ往復移動自在なシャットルを有してなり、前記昇降アセンブリが、前記シャトルから前記階層化されたラボウェアを受け取り、前記階層化されたラボウェアを前記垂直軸に沿って前記陽圧マニホルドプレートまで垂直方向に移動するように動作可能であり、同時に前記シャトルを往復移動するための操作性を有する。
また、本願の自動陽圧固相抽出装置は、水平に配置された上側および下側の階層化されたリフト装置、前記上側および下側の階層化されたリフト装置が垂直方向に移動するエレベータシャフトを規定するために、前記上側および下側の階層化されたリフト装置の上方の垂直距離を有する実質的に水平な平面内において、垂直なフレームワークにより支持されたマニホルドプレート、前記エレベータシャフト内において前記垂直距離のそれぞれ第1および第2の垂直範囲を通って前記上側および下側の階層化されたリフト装置を個別に垂直方向に平行移動するため、および前記上側および下側の階層化されたリフト装置の間の間隔を設定するための手段、およびラボウェアを支持するシャトルを前記エレベータシャフトの内外に往復移動させるための手段であって、前記ラボウェアを前記上側および下側の階層化されたリフト装置に出現させるため、および前記シャトルを前記エレベータシャフト外に出しおよび前記エレベータシャフト内に戻す往復移動を選択的に行いながらラボウェアをマニホルドプレートまで選択的に持ち上げるための手段を有してなる。
さらに、本願発明の自動陽圧固相抽出装置は、中央長手軸および前方矩形セクションと後方矩形セクションとを有する上側平面を有してなるベースプレートを有し、マニホルドプレートを有し、前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの前記上側平面上に載置されると共に、前記マニホルドプレートを、前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの前記上側平面に平行且つ垂直上方にある実質的に水平な面内において、エレベータシャフトを規定する中空内部を形成するための所定の垂直距離で、支持するマニホルドフレームワークを有し、前記マニホルドフレームワークは、前記ベースプレートの前記長手軸に実質的に垂直な平面内で前記前方矩形セクションの後部横端に直接隣接した前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの前横縁において、前記ベースプレートの前記上側平面から垂直上方に延在する垂直支持プレートを有してなり、前記垂直支持プレートは、前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの垂直上方に並置された所定のアクセス可能なホーム位置と、前記マニホルドプレートの垂直下方の前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの垂直上方に並置された所定の縦方向に完全に延在した位置との間の通路を通れるようにするための、前記垂直支持プレートを貫通して中央に配置された開口部を有しており、少なくとも1つのラボウェアを支持するように構成されたシャトルを有し、前記エレベータシャフト外の前記所定のアクセス可能なホーム位置と前記エレベータシャフト内の前記所定の縦方向に完全に延在した位置との間で相互に前記ラボウェアを支持するように構成された、前記シャトルを水平に配置するための手段、前記マニホルドプレートの垂直下方において前記エレベータシャフト内に水平に配置された二股の上側および下側の階層化されたリフト部材を有し、前記二股の下側リフト部材は、前記エレベータシャフト内に配置されると共に前記ベースプレートの前記中央軸に対して平行で長手方向に延在して位置決めされ且つ前記垂直支持プレートの前記開口部に向かって開口している横方向に離間した長手方向支持部材を有してなり、これにより前記長手方向支持部材の間の開口した受容領域が、ラボウェアをその上に搭載した前記シャトルが遮られることなく受容される大きさになるように規定されており、前記二股の上側リフト部材は、前記二股の下側リフト部材の上部に階層化されており、また前記エレベータシャフト内に配置されると共に前記ベースプレートの前記中央軸に対して平行で長手方向に延在して位置決めされ且つ前記垂直支持プレートの前記開口部に向かって開口している横方向に離間した長手方向支持部材を有してなり、これにより前記長手方向支持部材の間の開口した受容領域が、ラボウェアをその上に搭載した前記シャトルが遮られることなく受容される大きさになるように規定されており、および前記マニホルドプレートと階層化して隣接するため、前記エレベータシャフト内に往復移動すると共に前記上側および下側の階層化されたリフト装置によってそれぞれ支持された2つのラボウェア片の高さの設定の調節ができるように、前記垂直距離の第1および第2の垂直範囲をそれぞれ通って前記上側および下側の階層化されたリフト装置を個別に持ち上げるための手段を有してなる。
また、本願の自動陽圧固相抽出方法は、2つの階層化されたリフト装置を個別に垂直方向に平行移動するステップであって、前記2つの階層化されたリフト装置が、エレベータフレームワーク内において、エレベータフレームワークが据付けられたベースプレートの後方矩形セクションに対して上方に近接した垂直ホーム位置と、2つの階層化されたリフト装置に対して平行且つ垂直方向上方の実質的に水平な面内においてフレームワークによって支持されたマニホルドプレートの下側に隣接し垂直方向に上昇した離間位置との間のエレベータフレームワーク内にある上側リフトおよび下側リフトを有してなるステップと、シャトルアセンブリを直線的に平行移動するステップであって、前記シャトルアセンブリは、ベースプレートのアクセス可能な前方矩形セクションの垂直上方に並置された所定のアクセス可能なホーム位置と、2つの階層化されたエレベータリフトの一方または両方にラボウェアを渡すために前記ベースプレートの後方矩形セクションの垂直上方に並置された所定の完全に長手方向に延在した位置との間でラボウェアを支持するシャトルを有してなるステップとを有してなる。
上記方法において、廃棄物トレイを載せるフィルタプレートをラボウェアとして利用し、アクセス可能なホーム位置に置かれた前記フィルタプレート内に液体を分注し、フィルタプレートと廃棄物トレイを支持してなるシャトルを、ベースプレートの後方矩形セクションの垂直上方のエレベータフレームワーク内に平行移動し、およびフィルタプレートをマニホルドプレートおよびフィルタプレート下側の廃棄物トレイに対して位置決めする2つの階層化されたリフト装置を個別に垂直方向に平行移動すると共にマニホルドプレートに所定の圧力を所定の時間期間の間だけ加えるステップ、をさらに有してなる。
上記方法において、下側リフトを垂直ホーム位置まで垂直方向に平行移動する間にフィルタプレートとマニホルドとの係合を保持し、およびコレクションプレートを受容するために、廃棄物トレイを支持するシャトルを有してなるシャトルアセンブリを、所定の長手方向に完全に延在した位置と、ベースプレートのアクセス可能な前方矩形セクションの垂直上方に並置された位置との間で直線的に平行移動するステップをさらに有してなる。
また、上記方法において、コレクションプレートを支持するシャトルを有してなるシャトルをベースプレートの後方矩形セクションの上方のエレベータフレームワーク内に直線的に平行移動すると共にコレクションプレートをフィルタプレートに対して位置決めする下側の階層化されたリフトを個別に垂直方向に平行移動し、および後続の液体を受容するために、フィルタプレートとコレクションプレートの両方を垂直ホーム位置まで個別に垂直方向に平行移動すると共にフィルタプレートとコレクションプレートを支持するシャトルを有してなるシャトルアセンブリを直線的に平行移動し、およびフィルタプレートとコレクションプレートを支持するシャトルを有してなるシャトルアセンブリを、ベースプレートの後方矩形セクションの垂直上方のエレベータフレームワーク内に直線的に平行移動すると共に、フィルタプレートをマニホルドプレートとフィルタプレートの下側のコレクションプレートとに対して位置決めする2つの階層化されたリフト装置を個別に垂直方向に平行移動し、および対象のサンプルをコレクションプレートに押し入れるためにマニホルドプレートに所定の圧力を所定の時間期間の間だけ加えるステップをさらに有してなる
本発明の自動陽圧SAPE装置および方法の別の特長は、添付の図面および請求の範囲と共に以下に提供される詳細な説明を参照して明らかとなる。しかしながら、発明の詳細な説明に続いて以下に記述された請求の範囲の範囲および公正な意味を逸脱することなしに多くの改変や応用が可能であることは理解されるべきである。
図1は、側面板を除去した自動陽圧固相抽出(SPE)装置の実施例の前方側端部および正面縦側部の斜視図である。 図2は、自動ピペットワークステーションの実施例の後方側面デッキ部上に配置された自動陽圧SPE装置を例示した斜視図であり、該ワークステーションはロボットガントリ(robotic gantry)に作動的(動作可能)に結合ないし接続されたグリッパ(把持部)およびピペッタ/プローブヘッド(検出ヘッド)アセンブリを有し、またこの図はさらに該ワークステーションおよび自動陽圧SPE装置に作動的に連結されたコンピュータを例示しており、さらにこの図は自動陽圧SPE装置に作動的に連結されたマニホルド圧力源アセンブリと、廃棄物アセンブリとを例示している。 図3は、自動ピペットワークステーションに作動的に連結した状態で示された自動陽圧SPE装置の概略的なブロック線図であり、これらは共に、オプションのLANまたはサーバに連結できるコンピュータ/コントローラに作動的に連結されている。 図4は、自動化陽圧SPE装置のベースプレート、シャトルアセンブリ、マニホルドフレームワーク(枠組)アセンブリ、および垂直ガイドレールアセンブリの詳細を示す分解部品斜視図である。 図5は、シャトルアセンブリおよび下側の階層化リフト装置(階層化されたリフト装置)の各部を詳細に示した一部分解部品の斜視図である。 図6は、自動陽圧SPE装置のシャトルアセンブリと下側の階層化リフト装置を詳細に示した底面図である。 図7は、高架されたマニホルドアセンブリ(高架マニホルドアセンブリ)とPCBハウジングおよびPCBコントローラを詳細に示した一部分解部品斜視図であり、また自動陽圧SPE装置のシャトルアセンブリおよび階層化エレベータリフトアセンブリ(階層化されたエレベータリフトアセンブリ)の斜視図である。 図8は、上側の階層化リフト装置を詳細に示した一部分解部品の斜視図、および自動陽圧SPE装置のシャトルアセンブリおよび下側の階層化リフト装置の詳細を例示した斜視図である。 図9は、自動陽圧SPE装置の廃棄物トレイないし廃棄物トラフ、マニホルドフレームワークアセンブリ、垂直ガイドレールアセンブリ、および階層化エレベーターリフトアセンブリを含むシャトルアセンブリを詳細に示した上部正面縦断面図である。 図10は、自動陽圧SPE装置の廃棄物トレイ(廃液トレイ)、マニホルドフレームワークアセンブリ、垂直ガイドレールアセンブリ、および階層化エレベータリフトアセンブリを含むシャトルアセンブリを詳細に示した平面図である。 図11は、一対の前方縦側板と一対の後方縦側板をさらに備えて例示された、自動陽圧SPE装置の前方側端部および後方縦側部の斜視図である。 図12は、自動化陽圧SPE装置の自動陽圧SPEの処理シーケンス(sequencing process)の実施例の概略的なフロー図である。 図13は、図12に図表にした自動陽圧SPE装置の自動陽圧SPE処理シーケンスの更に詳細なフロー図である。 図14は、初期化状態の自動陽圧SPE装置の正面図である。 図15は、フィルタプレートの形態のラボウェアを自動ピペットワークステーションのグリッパから受け取っている自動陽圧SPE装置の正面図であり、フィルタプレートを位置決めすると共に、該アクセス可能な位置においてフィルタプレート内に調整剤を分注する調整ステップを実行しつつ調整ステップにおいてフィルタプレートを通って押し出された全ての液体を捕捉するために、フィルタプレートは自動ピペットワークステーションのグリッパおよびピペッタまたはプローブヘッドアセンブリのアクセス可能な位置に配置されたシャトルアセンブリ上に装置された廃棄物トレイに対して上方に階層化され且つ結合されている。 図16は、高架マニホルドアセンブリ内にシャトルアセンブリが運ばれ、およびフィルタプレートがマニホルドと係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために上側のエレベータ装置の位置決めピンの上方にセンサによりフィルタプレートが位置決めされ、同時に一方で、廃棄物トレイがマニホルドプレートの下側に係合したフィルタプレートの下側に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために廃棄物トレイが下側エレベータ装置の位置決めピンの上方に出現した状態の、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図17は、上側エレベータと共にフィルタプレートをマニホルドプレートまで出現させると共に、調節段階の間において廃棄物トレイを下側エレベータで位置決めすることを示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図18は、フィルタプレートが自動ピペットワークステーションがアクセスできる位置まで戻って再位置決めされると共に、ピペッタが分離されるサンプルをフィルタプレート内に分注できるようにするためにエレベータアセンブリがコンディションプロセスの完了と共に降下する状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図19は、シャトルアセンブリが高架マニホルドアセンブリ内に戻るように移動され、およびフィルタがマニホルドと係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するためにフィルタプレートが上側エレベータ装置の位置決めピンの上方にセンサによって位置決めされ、同時に一方で、廃棄物トレイがマニホルドプレートの下側に係合したフィルタプレートの下側に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために、廃棄物トレイを下側エレベータ装置の位置決めピンの上方に出現させた状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図20は、サンプルを内部に備えたフィルタプレートを上側エレベータでマニホルドまで出現させ、およびサンプル追加段階の間において廃棄物トラフを下側エレベータで位置決めする状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図21は、フィルタプレートが自動ピペットワークステーションまで戻って再位置決めされると共にピペッタがフィルタプレート内に洗浄剤を分注できるようにエレベータアセンブリが下降した状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図22は、シャトルアセンブリが高架マニホルドアセンブリ内に移動して戻ると共に、フィルタプレートがマニホルドプレートと係合するために持ち上げられる間における位置決め精度を確保するために洗浄剤を備えたフィルタプレートが上側エレベータ装置の位置決めピンの上方にセンサにより位置決めされ、同時に一方で、廃棄物トレイがマニホルドプレートの下側に係合したフィルタプレートの下側と係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために廃棄物トレイを下側エレベータ装置の位置決めピンの上方に出現させた状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図23は、フィルタプレートが内部の洗浄剤と共に上側エレベータによりマニホルドまで出現する共に、洗浄段階の間において廃棄物トラフを下側エレベータにより位置決めする状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図24は、下側エレベータがホーム位置にあり、上側エレベータが、残りのサンプルをその内部に備えたフィルタプレートにおけるマニホルドプレート下方での垂直方向の隣接を維持している間においてピペッタがコレクションプレートをシャトルアセンブリ上に装置できるようにするために、シャトルアセンブリが廃棄物トレイと共に自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置またはシャトルアセンブリのホーム位置まで戻って再位置決めされた状態を示す、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図25は、コレクションプレートがマニホルドプレートの下側に係合したフィルタプレートの下側に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保して、上側エレベータ装置がフィルタプレートをコレクションプレート上まで下降できるようにするために、コレクションプレートが高架マニホルドアセンブリ内に移動されると共に下側エレベータ装置の位置決めピンの上方にセンサにより位置決めされた状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図26は、エレベータアセンブリが比較的(相対的)に下の位置にあり、ピペッタが溶出剤をフィルタプレートに分注できるようにするために、シャトルアセンブリがその上のコレクションプレートとフィルタプレートの両方と共に自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで移動して戻った状態を示した、自動陽圧SPE装置を示した正面図である。 図27は、シャトルアセンブリおよびコレクションプレートとその上に溶出剤が配置されたフィルタプレートとが共に高架マニホルドアセンブリ内に移動しており、フィルタプレートがマニホルドプレートに係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するためにフィルタプレートが溶出剤と共に上側エレベータ装置の位置決めピンの上方にセンサにより位置決めされており、同時に一方で、コレクションプレートがマニホルドプレートの下側と係合されたフィルタプレート上のノズルと係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するためにコレクションプレートを下側エレベータ装置の位置決めピンの上方に出現させた状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図28は、溶出剤を備えたフィルタプレートが上側エレベータによりマニホルドと係合した状態、およびコレクションプレートがフィルタプレートと係合した状態の自動陽圧SPE装置の正面図であり、交差汚染を排除するためにフィルタプレートのノズルがコレクションプレートのウェルと整列している。 図29は、ピペッタがコレクションプレートをシャトルから取り外せるように、コレクションプレートが、自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで往復動して戻った状態の自動陽圧SPE装置の正面図である。 図30は、ピペッタがシャトルからフィルタプレートを取り外せるように、フィルタプレートが、自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで戻って出現した状態を示した、自動陽圧固相抽出装置の正面図である。 図31は、自動ピペットワークステーションの他の実施例の後方横デッキ部上に配置された複数の自動陽圧SPE装置を例示した斜視図であり、デッキ部上に配置された各SPE装置を明示するために該ワークステーションのフレームワークだけが例示されている。 図32は、自動ピペットワークステーション上に配置された自動陽圧SPE装置を例示した斜視図であり、該ワークステーションはロボットガントリに連結されたグリッパおよびピペッタ/プローブヘッドアセンブリを有しており、またこの図は該ワークステーションおよび自動陽圧SPE装置に作動的に連結されたコンピュータをさらに例示しており、さらにこの図は自動陽圧SPE装置に作動的に連結されたヒーター制御ユニット、マニホルド圧力源アセンブリ、および廃棄物アセンブリを例示している。 図33は、蒸発プロセスをさらに有する、自動陽圧SPE装置の自動陽圧SPE処理シーケンスの実施例の概略的なフロー図である。 図34は、蒸発プロセスのさらに詳細なフロー図である。 図35は、蒸発プロセスの間において自動ピペットワークステーションから蒸発器アダプタを受け取る状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図36は、蒸発プロセスの間において蒸発器アダプタを上側エレベータでマニホルドまで出現させた状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図37は、自動ピペットワークステーションがコレクションプレートをシャトル上に配置できるようにするためシャトルアセンブリが、自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで戻って出現した状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図38は、シャトルアセンブリがコレクションプレートと共に、コレクションプレートを蒸発器アダプタのニードルに係合するために持ち上げる下側エレベータまで戻って出現した状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図39は、蒸発器アダプタとコレクションプレートが共に係合された状態で示された、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図40は、自動陽圧SPE装置のヒーターマニホルドアセンブリを詳細に示した分解部品斜視図であり、ヒーターマニホルドアセンブリは、ヒーターPCBと、ユーザの換気システムに連結されたダクトに作動的に連結されたプレナムとを収容したヒーターマニホルドユニットを有している。 図41は、自動ピペットワークステーションがシャトルからコレクションプレートを取り外せるようにするために、コレクションプレートが、自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで戻って出現した状態を示した、自動陽圧SPE装置の正面図である。 図42は、自動ピペットワークステーションがシャトルから蒸発器アダプタを取り外せるようにするために蒸発器アダプタが、自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで戻って出現した状態を示した、自動陽圧SPE装置の平面図である。 図43は、圧力監視システムおよび温度監視システムからなるプロセスセキュリティシステムを有してなる自動陽圧SPEシステムの実施例の電気ブロック図である。 図44は、最上部(上端)エレベータ階層駆動部モータのエレベータ外側位置を例示するために、側面板を取り外した陽圧固相抽出(SPE)機構の実施例の前方横端部と前縦側部の斜視図である。 図45は、自動陽圧SPE装置の最上部(上端)エレベータ階層駆動部、底部階層駆動部、シャトル駆動部、および階層化エレベータリフトのエレベータ外側位置の詳細を示した上部背面縦方向の断面図である。 図46は、最上部(上端)エレベータ階層駆動部用の上側の階層化リフトベルトアセンブリをさらに詳しく示した上部背面縦方向の一部分解部品図である。
各図面について、種々の図面を通して同様な参照番号は同様な部品を示しており、参照番号10は自動陽圧固相抽出(SPE)装置の実施例を指し、また410(図3)は、自動陽圧固相抽出装置10により構成される陽圧固相抽出システムを示しており、また関連する方法は、これに限定されないが自動ピペットワークステーション420の形態である自動材料ハンドリングシステム(自動材料処理システム)との組み合わせで以下に説明されている。
図1を参照して、要するに、装置10はベースプレート(底板)20、シャトル60を有してなるシャトルアセンブリ(シャトル組立体)44、マニホルドフレームワークアセンブリ(マニホルド枠組み組立体)112とマニホルドプレートアセンブリ(マニホルド板組立体)160を有してなる高架マニホルドアセンブリ110、廃棄物トレイ580を有してなる廃棄物トレイアセンブリ、および階層化されたエレベータリフトアセンブリ192を有してなる。エレベータリフトアセンブリ192は、下側の階層化された(下側階層)リフト装置230と上側の階層化された(上側階層)リフト装置280を有してなる。
図2は、自動ピペットのワークステーション(自動ピペッティングワークステーション)420のデッキ部422の後方部分の上に配置された陽圧SPE装置10の実施例を例示したものである。同じく例示されているように、陽圧SPE装置10は、廃棄物アセンブリ560、マニホルド圧力源アセンブリ550、およびコンピュータ520に作動的(動作可能)に結合ないし接続されており、コンピュータはワークステーション420に同様に作動的に結合ないし接続されている。図32に例示したように、陽圧SPE装置10はさらにヒータ制御ユニット700に作動的に連結されている。
ワークステーション
図2を参照して、一つの実施例として、自動ピペットのワークステーション420は、ワークステーションデッキ部422の垂直上方において、多チャンネルのピペットヘッド(分注ヘッド)442を有する多チャンネルのピペットアセンブリ440および係合用フィンガ452を有するラボウェアグリッパアーム(把持腕)アセンブリ450の両方を作動的に担持ないし支持する、ロボットガントリ430を有している。
ロボットガントリ430は、両端矢印「X」の方向に沿った縦方向(長手方向)の平行移動(並進)、両端矢印「Y」に沿った横方向の平行移動、および両端矢印「Z」に沿った垂直方向の平行移動を含む3つの自由度を提供し、これにより、ピペットヘッド442と係合フィンガ452はデッキ部422の長さおよび幅に沿って且つこれらに対して垂直方向上下に移動できる。さらに、ラボウェアグリッパアームアセンブリ450は係合フィンガ452に対して、両端矢印「W」の回りで回転する機能を付与し、および伸縮延長を提供する。係合フィンガ452は後述するラボウェアの側端を把持する。
一般的に、および当業技術では従前であり、また本願で開示されているように、流体送出システムは、システム設定によりそれぞれ指定された同じあるいは異なる流体を運ぶことができる多数の個々のプローブチップを有する多チャンネルのピペットヘッド442内の流体の送出の制御を行う。一つの実施例において、多チャンネルのピペットヘッド442は、8×12のアレイに配向(方向付け)された92個のチップを有する。他のプローブアレイやチップ密度でも良い。
一つの実施例として、多チャンネルのピペットヘッド442の制御はコンピュータ520で行われ、またこのコンピュータによってロボットガントリ430、および陽圧SPE装置10とそのシーケンス制御用プロトコルを同様に制御すれば良い。
コントローラ
次に、図1から3を参照して、一つの実施例として、陽圧SPE装置10は、プリント基板(PCB)上に配置されたコントローラ400を有しており、これにより、図7にさらに例示したように、スタンドオフやネジを介して背面ないし後部横板172に取り付けられたコントローラPCB400が規定される。
コントローラ400は、自動ピペットワークステーション420とコンピュータ/コントローラ520の両方に作動的に接続されており、これによりこれらの間の通信を提供できて、階層化エレベータリフトアセンブリ192およびシャットルアセンブリ44の制御を行うことができる。
さらに、一つの実施例として、コントローラ400は、光学式割り込スイッチ102、104、402および404のような4つのセンサに作動的に接続されている。
3および4を参照し、一つの実施例として、センサ102,104は、以下に説明するようにシャトル60の側面上に取り付けられた対応するセンサ・ターゲット、トリップ、又はフラグ部材98を有するシャトル60の、2つの位置ないし状態の一つを表示する。センサ402は、二股(フォーク形)の下側のリフト部材232の支持部材234上に載置され且つこの支持部材から内側下方向に垂下する対応するセンサ・ターゲット、トリップ、またはフラグ部材406(図5)を有する、下側のリフト装置230の規定(定義)された下側ホーム位置の表示を提供する。同様に、センサ404は、二股の上側のリフト部材282の支持部材286(図8)上に載置され且これから内側下方向に垂下した対応するセンサ・ターゲット、トリップ、又はフラグ部材408(図10)を有する、上側のリフト装置280の規定(定義)された下側ホーム位置の表示を提供する。コントローラ400は、コンピュータ/コントローラ520とワークステーション420にセンサ情報を通信できる。
さらに、電源570は、陽圧SPE装置10およびコントローラ400に電力を供給する。自動ピペットワークステーション420は電源572から電力を受領する。
上記したように、コンピュータ/コントローラ520は、メインコントローラ454およびピペット軸コントローラ456を介して自動分注ワークステーション420の制御を行う。上記したのと同様に、コンピュータ/コントローラ520はまた、マニホルドにより制御された圧力源アセンブリ550および廃棄物アセンブリ560の制御を行う。コンピュータ/コントローラ520は同様に、ヒータ制御ユニット700を制御する。
さらに、コンピュータ/コントローラ520は、オペレーティングシステム532およびソフトウェア534が記憶された非一時的なコンピュータ可読媒体530から構成される記憶装置528を有している。非一時的なコンピュータ可読媒体530には、陽圧固相抽出装置10に対するユーザ定義のSPEプロセス536を記憶させても良い。コンピュータ/コントローラ520は、オプションでLANおよび/またはサーバ538に作動的に連結しても良い。
ベースプレート
次に図4を参照し、一つの実施例として、装置10は、装置10の中央長手軸でもある中央長手軸22を有するベースプレート20を有している。ベースプレート20は前方および後方矩形セクション24および26を有しており、後方矩形セクション26は前方矩形セクション24よりも長さと幅が大きいが高さは同じであり、上側平面28と下側平面30との間に延在するベースプレート20の均一な断面積を画定する。
ベースプレート20は、前方端または前端32と後方端または後端34をさらに有している。ベースプレート20の第1ないし前側長手方向側36は、前端と後端32と34の間に延在し、前方と後方矩形セクション24と26の間の遷移端においてステップ(段部)38を備えている。同様に、第2ないし後側長手方向側40は、前端と後端32と34の間に延在し、2つの矩形セクション24、26の間の遷移端においてステップ(段部)42を備えている。
シャットルアセンブリ
図4および図5を参照して、シャットルアセンブリ44は、ガイドレール穴50を通過すると共にガイドレールベース穴52内に螺合されたボルト48を用いてベースプレート20の上側平面28上にその中心の中央長手軸22に沿って取り付けられた、所定の長さを有するリニアガイドレール46を有している。
また、シャトルアセンブリ44は、その所定の長さに沿ってリニアガイドレール46上にスライド自在(摺動可能)に取り付けられた一対のシャトル・ベアリングガイド(案内軸受)54および56を有している。
シャトルアセンブリ44は、シャトル・ベアリングガイド54,56を介してその所定の長さに沿ってリニアガイドレール46上にスライド自在に取り付けられたシャトル60をさらに有している。具体的には、シャトル60は、その前後の位置においてシャトル60の上面64を貫通して配置された、2つの長手方向に離間した対の4つの穴62を有している。一方、2つの対の4つのボルト66は、2つの対の4つの穴62を通り、各シャトル・ベアリングガイド54,56の上面を貫通して配置された相補的な離間されたネジ穴68内に螺合され、これにより、シャトルおよびいずれかの取り付けられたラボウェアはリニアガイドレール46上にスライド自在に取り付けられ、この結果、シャトルはリニアガイドレール46の所定の長さに沿って往復移動する。シャトル60は、相補的な離間されたラボウェア位置決めピンを受容するための、前後に位置した開口部61(図4)および63(図5)のセットを有している。
さらに、シャトルアセンブリ44は、ボルト74を介してモータ70を取り付けおよびベースプレート20の穴78内にボルト76を螺合してベースプレート20を取り付ける水平な踊り場を有する略逆L字状のブラケット72を介してベースプレート20の後方長手方向隅に近接するベースプレート20上に取り付けられたモータ70を有しており、これにより、モータがベースプレート20から垂直方向に離間されてプーリ空間が画定される。それらの間にタイミングベルト84が走行している2つのプーリ80および82は、長手方向に所定の間隔で離間して配置されており、これにより、タイミングベルト84はリニアガイドレール46およびベースプレート20の後側長手方向側面との間でこれらと平行に走行する。一つの実施例として、ベースプレート20に沿ったタイミングベルト84の長さないしスパンは、リニアガイドレール46の長さよりも大きい。プーリ80は駆動プーリであり、L字状のブラケット72の下のプーリ空間内に嵌合されており、またブラケットに支持されたモータ70の駆動軸に作動的に連結されている。従動プーリ82はシャフト85により回転自在に支持されており、また円盤状部材86はベースプレート20内に配置されたプーリ取付穴88内に嵌合されている。以下に詳しく説明するように、一対のプーリ80、82およびタイミングベルト84は組み合わされてモータ70の軸の回転移動をシャトル60の直線運動に変換する駆動リンクとして機能する。
さらに、図5および図6を参照して、タイミングベルト84は、屈曲ブラケット90と一対の固定ブロック92,94(図6)の間に介装されている。屈曲ブラケット90はボルト96によりシャトル60の平らな上面64に取付けられている。このようにして、タイミングベルト84が駆動および従動プーリ80,82上を走行する際にモータ70の回転は、リニアガイドレール46に沿ってホーム位置に対して向かい又は遠ざかる方向の、シャトル60の直線運動に変換される。
図4および6を参照して、シャトルアセンブリ44は、ボルト100によってシャトル60の後側長手方向側面に取り付けられた、センサ・ターゲット、トリップ、又はフラグ部材98をさらに有している。
さらに、シャトルアセンブリ44は、隣接して通過又は通り抜けるフラグ部材98の存在を検知する、割り込み型である2つの整列し長手方向に離間したセンサ102と104を有している。2つの整列し長手方向に離間したセンサ102と104は、それぞれボルト106と108によりベースプレート20に固定されている。
センサ102は、シャトル60が、ベースプレート20の前方矩形セクション24の上方で垂直方向に並置された所定のホーム位置(グリッパおよびピペッタ/プローブヘッドアセンブリがアクセス可能なホーム位置)にあることを示す。同様に、センサ104は、シャトル60が、ベースプレート20の後方矩形セクション26の上方で垂直方向に並置された所定の長手方向に完全に延在(伸長)した位置にあることを示す。シャトル60の直線運動の制御に使用するために、トリガないし検知信号はコントローラ400およびコンピュータ520に送信される。一つの実施例として、これら信号は、リニアガイドレート46に沿ってシャトル60を水平方向に位置決めする際に標準的である内部モータエンコーディングにおいて利用される。
高架マニホルドアセンブリ
図1を再度参照して、また上記したように、装置10は、ベースプレート20の上側平面28に対して平行で且つ垂直上方においてマニホルドプレートアセンブリ160を所定の距離で支持するマニホルドフレームワークアセンブリ112を有する、高架マニホルドアセンブリ110をさらに有している。
マニホルドフレームワークアセンブリ
次に、図1と図4を参照して、マニホルドフレームワークアセンブリ112は、ベースプレート20の上側平面28から垂直に上方に延在する、逆転させた、略U形状の垂直支持プレート114を有している。一つの実施例として、U形状の垂直支持プレート114は、ベースプレート20の中央長手軸22に実質的に垂直な平面において第1の矩形セクション24に直接隣接するベースプレート20の第2の矩形セクション26の前方緯度方向(横方向)端部に配置される。マニホルドフレームワークアセンブリ112をベースプレート20に固定的に取り付けるために、ボルト116が、ベースプレート20の下側平面30を通って延在すると共にU形状をした垂直支持プレート114の水平面端部118,120を貫通して配置されたネジ付き盲穴に螺合される。
垂直支持プレート114は、実質的に均一なU形状の断面積を有しており、また一対の略平行な垂直メインフレーム部材124,126内に移行すると共に水平面端部118,120で終端する外側両端を備えた横部材122を有している。
垂直支持プレート114は、実質的に平らで垂直な前面ないし外面128と、この前面128から離間した実質的に平らで垂直な後面ないし内面130(図)をさらに有している。図4に例示したように、垂直支持プレート114は、横部材122の水平に配置された上側外面と各メインフレーム部材124,126の略平行な垂直外部側面により画定された外周を有している。
さらに、垂直支持プレート114は、U形状の開口138を画定する略U形状の内周面136を有している。このU形状の内周面136は、メインフレーム部材124,126のそれぞれに略平行で垂直な内側面内に円弧状に下方に移行する両端部を備えた、水平に配置された上側内面を有しており、該内側面は、メインフレーム部材124,126のそれぞれの内側に切込みが入れられた下側端部を画定する凹面140,142内にそれぞれ移行している。
図4および図5を参照して、U形状の開口138は、垂直支持プレート114を通して中央に設けられ、これによって両者の中央縦軸は一致し且つ垂直支持プレート114の中央縦軸144により画定される。垂直支持プレート114の中央縦軸144は、ベースプレート20の中央長手軸22と中央長手軸22に沿って配置されたリニアガイドレール46とに対して、垂直且つ同一平面上にある。垂直なメインフレーム部材124,126は、垂直支持プレート114の中央縦軸144から等距離で緯度方向(横方向)に離間しており、ベースプレート20の前方矩形セクション24の上方で垂直方向に並置された第1の所定のホーム位置(グリッパとピペッタ/プローブヘッドアセンブリがアクセス可能なホーム位置)と、ベースプレート20の後方矩形セクション26の上方で垂直方向に並置された第2の所定の完全に長手方向に延在(伸長)した位置との間において、シャトルに支持されたラボウェアの有無に拘わらず、シャトル60が通過できるようになっている。
さらに、垂直なマニホルドフレームワークアセンブリ112は、垂直支持プレート114の垂直メインフレーム部材124,126のそれぞれに対して平行で且つ所定距離後方において長手方向に配置された2つの垂直な支持ロッド146と148を有している。ロッド146と148はベースプレートおよびマニホルドプレートアセンブリにボルト150で取り付けられている。スペーサ147,149は、ベースプレート20の上面に隣接した各ロッド146,148を囲んでいる。
また、垂直なマニホルドフレームワークアセンブリ112は、長手方向後方ないし背側の中央垂直支持プレート152を有している。背側の中央垂直支持プレート152は、前側の凹部154を除いて、実質的に均一な断面を備えた実質的に矩形の形状を有している。一つの実施例において、凹部154は、支持されたラボウェアの有無によらず、シャトル60のための追加ないし予備のクリアランス(隙間)を提供する。支持プレート152の各面と各端部は実質的に平面である。背側の中央垂直支持プレート152は、ベースプレート20に実質的に垂直な平面内でベースプレート20から垂直上方へ延在している。このプレート152をベースプレート20に固着するために、ボルト156がベースプレート20の下側平面30を通って延在すると共に背側の中央垂直支持プレート152の水平方向下側の平面端部を通って配置されたねじ付き盲穴に螺合される。
図5を参照して、背側の中央垂直支持プレート152は、ベースプレート20の中央長手軸22と垂直且つ同一平面上である中央垂直軸158と、中央長手軸22に沿って配置されたリニアガイドレール46とを有している。従って、垂直軸144と垂直軸146は、長手方向に整列されると共に所定の長手方向の距離だけ離間している。
マニホルドプレートアセンブリ

図1および図7を参照して、並びに上述したように、高架マニホルドアセンブリ110は、ベースプレート20の上側平面28に対して平行且つ垂直上方に所定の距離にある実質的に水平な平面内に配置されたマニホルドプレートアセンブリ160を有している。
図7の実施例に示したように、マニホルドプレートアセンブリ160は天板162を有しており、この天板162はこれとマニホルド164との間に挟まれたマニホルド天板ガスケット166を介して、マニホルド164に従来方式で結合されている。マニホルドプレートアセンブリ160は、マニホルド164の下面ないし底面に取付けられた、下方に配置されたプレートガスケット168をさらに有している。
例示したように、多数のボルト169は、マニホルドを垂直支持プレート114の上部の水平な平面および背側中央垂直支持プレート152に取付け、さらにロッド146および148に取付けるために利用される。また、複数のボルト169はマニホルド164を天板162に取付けるために利用され、マニホルド天板ガスケット166はそれらの間に挟持され、マニホルド164は下方に配置されたプレートガスケット168を支持する。
マニホルドに制御された圧力源アセンブリは、マニホルドプレートアセンブリ160の上部プレート162を通って配置されたエルボ継手554(図14)を介して、従来の方法でマニホルドに作動連結された圧力ライン552(図3)を含んでいる。
PCBハウジングおよび前方エンドキャップ
陽圧SPE装置10は、ベースプレート20の後方側上部の平坦な端から垂直方向に延在し且つこの端にボルト174を介して取り付けられた後部横板172と、ボルト178により後部横板172に取付けられた水平板176とを有する、PCBハウジング170をさらに有している。ハウジング170は、ボルト184(図4)によりベースプレート20に取り付けられ且つボルト186により水平板176に取付けられた、一対の横方向に離間し且つ長手方向にオフセットした(ズレた)ロッド180,182をさらに有している。
陽圧SPE装置10は、ベースプレート20の前方側上部の平面端から垂直方向に延在し且つこの端にボルト190により取付けられた、エンドキャップ188をさらに有している。
廃棄物トレイアセンブリ
図7、図9、および図10を参照して、廃棄物トレイアセンブリ560は廃棄物トレイ580を有しており、この廃棄物トレイは、シャトル60内の位置決め用開口部と嵌合する廃棄物トレイ内の位置決めピンによりシャトル60上に配置される。廃棄物トレイ580は内床部を有しており、この床部の後方の下方向にテーパ状の部分は、廃棄物トレイ580の後方壁を通って延在する廃棄物トレイ出口581に通じると共にエルボ継手582に作動的に連結されている。一方、図10に例示したように、エルボ継手582は、フレキシブルライン(可撓性導管)584の一端に作動的に連結されている。
フレキシブルライン584は、廃棄物トレイ580と共に移動し、またフレキシブルライン584は廃棄物アセンブリ560(図3)の廃棄物ライン(廃液ライン)562と開放流体継手連通した両端部を有している。
また、廃棄物トレイ580は2対の側耳部585を有しており、これら対は廃棄物トレイの長手方向両端部に配置されており、ロケータ受容用の開口部586が長手方向後側の対の側耳部585に配置されており、この開口部は下側の階層化されたリフト装置230、特に、シャトル60により制御可能に整列される後側の対の側耳部585内に配置された下面開口部586内に受容される内棚部の支持部材236上に配置された1以上の嵌合ピン231により捕捉される。
フィルタおよびコレクションプレート
さらに、図7から図10を参照して、フィルタプレート取付リング588は、廃棄物トレイ580の上に位置してこれを囲んでおり、また各側部上にはオーバハング(突出部)589が設けられており、このオーバーハングは上側の階層化されたリフト装置280、特に、シャトル60が例えばフィルタプレート590(図15)を上側のリフト装置280に対して位置決めするときに、制御可能に整列されたオーバハング589の下側開口内に受容される内部棚「U」形状部材318上に配置された1つ以上の嵌合ピン281により捕捉される。
さらに、コレクションプレート600は、廃棄物トレイ580の上に位置しこれと共に下側のリフト装置230により持ち上げられるように構成され、例えば、図28に例示したようにコレクションプレート600とフィルタプレート590との間の制御可能な高さHでフィルタプレート590に対して出現させる。
階層化エレベータリフトアセンブリ(段式昇降リフトアセンブリ)
図1を参照し、および上記したように、陽圧固相抽出(SPE)装置10は階層化エレベータリフトアセンブリ192をさらに有している。階層化されたエレベータリフトアセンブリ192、上側のリフト装置280、下側のリフト装置230、および垂直ガイドレールアセンブリは、三角状に配置された垂直なトラックウェイ(軌道路)196、198、および200(図4および図9)を有している。
垂直ガイドレールアセンブリ
図4および図5を参照して、垂直ガイドレールアセンブリは、それぞれ所定の長さを有する3つの三角状に配置された垂直トラックウェイ(ガイドレール)196,198,および200を有している。
平行に離間された垂直トラックウェイ196、198はそれぞれ、垂直支持プレート114の中央縦軸144に平行で且つベースプレート20の中央長手軸22対して垂直な平面内において、垂直メインフレーム部材124,126の後方面または内面上に配置されている。垂直トラックウェイ196、198のそれぞれは、中心縦軸144、ベースプレート20の中央長手軸22、および該プレート上に配置されたリニアガイドレール46から等しい緯度距離(横距離)にある。図に最も良く例示したように、ボルト199は、平行に離間した垂直トラックウェイ196、198を、垂直支持プレート114の垂直メインフレーム部材124、126のそれぞれの後面に取り付ける。
トラックウェイ200は背側中央垂直支持プレート152の後面ないし内面上に配置されており、トラックウェイ200の垂直中心軸は背側中央垂直支持プレート152の中央縦軸158と一致している。従って、トラックウェイ200の垂直な中央軸(軸158)は、ベースプレート20の中央長手軸22と、中央長手軸22に沿って配置されたリニアガイドレール46に対して、実質的に垂直で同一平面上にある。さらに3つの三角状に配置された垂直トラックウェイ196,198、および200の縦軸は、実質的に互いに平行であり、また所定の距離だけ離間されている。
ガイドレールアセンブリは、垂直方向(上下方向)に階層的な態様で、垂直トラックウェイ196,198、および200のそれぞれの上にスライド自在(摺動可能)に取付けられた一対のベアリングガイド(案内軸受)をさらに有している。より詳しくは、第1の下側ベアリングガイド202と第1の上側ベアリングガイド204はトラックウェイ196上にスライド自在に取付けられ、第2の下側ベアリングガイド206と第2の上側ベアリングガイド208はトラックウェイ198上にスライド自在に取付けられ、および第3の下側ベアリングガイド210(図6)と第3の上側ベアリングガイド212(図10)はトラックウェイ200上にスライド自在に取付けられている。
以下にさらに説明するように、下側のリフト装置230と上側のリフト装置280を垂直トラックウェイ196,198および200に垂直方向(上下方向)に階層的な態様でスライド自在に連結するために、ガイドレールアセンブリは、それぞれボルト226により6個のベアリングガイド202,204,206,208,および210に取り付けられた、6個のL字型のリフト連結用ブラケット214,216,218,220,222,224をさらに有している(図6)。
下側リフト装置
図5を参照して、および一つの実施例として、下側のリフト装置230は、実質的にU形状ないし二股の下側リフト部材232を有しており、二股の下側リフト部材232は、ベースプレート20の中心軸22に対して平行且つ長手方向に延在すると共にシャトル60に向かって開口するように配置された、横方向に離間した長手方向の縦支持部材234,236を有している。そして、縦支持部材234,236の間に開口した受容領域が規定され、またこの受容領域は、その上にラボウェアが載置されたシャトル60が遮られることなく受容されるように寸法付けされている。
縦支持部材234,236にはそれぞれ、ロッド146,148をそれらの間に通して受容するための隙間開口部238、240が設けられている。縦支持部材234,236にはさらに、上側リフトバンプストップ(端止め隆起部)242,244が設けられている。
さらに、上側のリフト装置280と下側のリフト装置230が、図7に示したように、近接し垂直に階層化して並置される態様で嵌合できるように、下側リフト部材232の支持部材234,236はそれぞれ凹部246,248を有している。また、凹部246,248はそれぞれ、リードスクリュー(親ネジ)306および316が妨げられることなくそれを通って延在するための隙間開口部250,252を有している。
また、下側リフト部材232の支持部材234,236はそれぞれ、垂直ガイドレール196,198に連結する終端部ないしガイドパッド254,256を有している。詳しくは、ガイドパッド254は、内側に曲げられたL字状のリフト結合用ブラケット214の下側分岐部上に載置され且つ複数のボルト226によってこれに取付けられており、一方、少なくとも図5および図6に示したようにブラケット214は垂直トラックウェイ196にスライド自在に連結されたベアリングガイド202にボルト226により固定されている。同様に、ガイドパッド256は、内側に曲げられたL字状のリフト結合用ブラケット218の下側分岐部上に載置され且つ複数のボルトによってこれに取付けられ、一方、ブラケット218は垂直トラックウェイ198にスライド自在に連結されたベアリングガイド206にボルトにより固定されている。さらに、図6に例示されたように、U形状のブラケット262は、ボルト264により下側リフト部材232の下側に固定されると共に、複数のボルト226によりベアリングガイド210に固定されたL形状のリフト連結用のブラケット222を有しており、ベアリングガイド210は垂直トラックウェイ200にスライド自在に連結されている
従って、垂直なガイドレールアセンブリは、下側エレベータ装置230に対して、3点式のスライド自在なリンク機構を提供する。
リニアアクチュエータ
図5を参照して、下側のリフト装置230は、これに限定されないがステッパモータ式リニアアクチュエータ270の形態のリニアアクチュエータ270をさらに有している。
図6に例示されたように、リニアアクチュエータ270は、ボルト274によって下側リフト部材に取付られたモータアセンブリ272を有している。図1から図5を参照して、リニアアクチュエータ270は、軸並進(軸方向平行移動)阻止ナット278によってマニホルドプレートアセンブリ160の上板162内に固定的で非回転的に取付られた垂直な条ネジ(付きスクリュー)276を有している。
一つの実施例として、モータアセンブリ272は、コンピュータ520による統合下でコントローラ400による可逆モータの起動に応答して条ネジ276上で垂直方向に上下に転送されるナットに作動的に連結された可逆モータを有しており、下側リフト部材232に取付けられたモータアセンブリはモータの回転を制御することで垂直方向に上昇または下降され、下側リフト部材232およびその上に載置されたラボウェアの高さが所定ないし制御可能な高さとされる。上記したように、下側リフト部材232はさらに、この下側リフト部材232をガイドレール200にスライド自在に連結するベアリングガイド210によってガイドされる。
上側リフト装置
図8から図10を参照して、一つの実施例として、上側のリフト装置280は、実質的に「U」形状または二股の上側リフト部材282、リニアアクチュエータ300,310、モータアセンブリ330、第1の歯付きプーリ342(図8)と第2の歯付きプーリ352(図10)とを有する歯付きプーリアセンブリ、およびベルト364、366、および368を有している。
二股(フォーク形)上側リフト部材
二股上側リフト部材282は、ベースプレート20の中心軸22に対して平行に且つ長手方向に延在するように位置決めされた、横方向に離間した縦(長手方向)支持部材284,286を有しており、縦支持部材284,286の間には、その上にラボウェアが載置されたシャトル60が遮られることなく受容されるように寸法付けされた開口した受容領域が規定される。
縦支持部材284,286にはそれぞれ、ロッド146,148を受容すると共に垂直な条ネジ276が通るための隙間開口部が設けられている。
また、上側リフト部材282の縦支持部材284,286はそれぞれ、垂直トラックウエイ(ガイドレール)196,198に連結される終端部ないしガイドパッド288,290を有している。詳しくは、ガイドパッド288は、内側に曲げられたL字状のリフト結合用ブラケット216の下側分岐部上に載置され且つ複数のボルト228によってこれに取付けられており、一方、ブラケット216は垂直トラックウェイ196にスライド自在に連結されたベアリングガイド204にボルト228により固定されている。同様に、ガイドパッド290は、内側に曲げられたL字状のリフト連結用ブラケット220の下側分岐部上に載置され且つ複数のボルト228によりこれに取り付けられ、一方、ブラケット220は垂直トラックウェイ198にスライド自在に連結されたベアリングガイド208にボルト228により固定されている
また、図10に例示したように、U形状のブラケット292は、ボルト294によって上側リフト部材282の上面に固定されており、また複数のボルト226によってベアリングガイド212に固定されたL形状のリフト連結用ブラケット224を有しており、ベアリングガイド212は垂直なトラックウェイ200にスライド自在に連結されている。従って、垂直なガイドレールアセンブリは上部エレベータ装置280に対して3点式のスライド自在なリンク機構を提供する。
リニアアクチュエータ
さらに図8から図10を参照して、上側のリフト装置280は、中央長手軸22から等距離にある一対の平行で横方向に離間し垂直方向に延在するステッパモータ式のリニアアクチュエータ300,310(図9)をさらに有している。
前側アクチュエータ
一つの実施例として、リニアアクチュエータ300は、二股のリフト部材232の支持部材234内のバカ穴250(図5)と同軸である二股上側リフト部材282の支持部材284内のアクセス開口320の上に位置するリードナット駆動式滑車のアセンブリ302を有してなるリードナット式のリニアアクチュエータの形態である。
リニアアクチュエータ300は、支持部材284を捕捉するリードナット駆動式のプーリインターフェースアセンブリ302とのインターフェース結合を行うために、「U」形状のリードナットベアリング支持部308内の開口322を通過する、リードナット駆動式のプーリインターフェイスアセンブリ304を有している。リードナットベアリング支持部308は、支持部材284の下側に取付けられており、下側リフト部材232の支持部材234と近接し、垂直に階層化して並置される態様で嵌合できるようになっている。
例示したように、リードスクリュー306は、リードナット駆動式のプーリアセンブリ302とインタフェースアセンブリ304の両方を作動的に通過している。一端において、リードスクリュー306はベースプレート20に、また反対端においてトッププレート162に、それぞれ軸並進阻止ナット278によって取付けられている(図7)。
後側アクチュエータ
一つの実施例として、リニアアクチュエータ310はリードナット式リニアアクチュエータの形態であり、二股の下側リフト部材232の支持部材236内のバカ穴252(図5)と同軸である二股の上側リフト部材282の支持部材286内のアクセス開口322の上に位置するリードナット駆動式プーリアセンブリ312を有してなる。
さらに、支持部材286を捕捉するリードナット駆動式のプーリインターフェースアセンブリ312とのインターフェース結合を行うため、リニアアクチュエータ310は、「U」形状のリードナットベアリング支持部318内の開口324を通過する、リードナット駆動式のプーリインターフェイスアセンブリ314を有している。リードナットベアリング支持部318は、縦支持部材286の下側に取り付けられており、および下側リフト部材232の支持部材236と近接し垂直に階層化して並置される態様で嵌合される。
例示したように、リードスクリュー316は、リードナット駆動式のプーリアセンブリ312とインタフェースアセンブリ314の両方を作動的に通過している。リードスクリュー316の一端はベースプレート20に、また反対端はトッププレート162に、それぞれ軸並進阻止ナット278によって取付けられている。
モータアセンブリ
図8と図9を参照して、また一つの実施例として、上側のリフト装置280は、モータアセンブリ330をさらに有している。モータアセンブリ330は、略「U」形状のモータブラケット334によって、二股の上側リフト部材282の後方隅に近接して据え付けられた可逆的に励磁可能なモータ332を有している。略「U」形状のモータブラケット334は、モータボルト336によるモータ332への水平な床面取付およびボルト338により上側のリフト装置280の上面への離間した水平取付を行うために、横向きになっており、ブラケット334の上記床面間ないし水平方向に延在する側部間の空間が、後述するように可逆的に励磁可能なモータ332に作動的に連結された歯付きプーリアセンブリ342を受容するための、歯付きプーリのスペースが画定される。
歯付きプーリアセンブリ
次に図8から図10を参照して、および上記したように、上側のリフト装置280の実施例は、第1の歯付きプーリアセンブリ342(図8)および第2の歯付きプーリアセンブリ352(図10)をさらに有している。
第1の歯付きプーリアセンブリ342は、ブラケット334の水平方向に延在する両端部により規定される歯付きプールスペース内に受容され、またモータ332に作動的に連結されて回転するようになっている。第1の歯付きプーリアセンブリ342は、第1の水平方向に配置された下側歯付きプーリ344と、第1の水平方向に配置された上側歯付きプーリ346とを有している。
第2の歯付きプーリアセンブリ352は、第2の水平方向に配置された下側歯付きプーリ354と、横向きに配置された「U」形状のブラケット358内での回転のために垂直方向に固定された第2の水平方向に配置された上側歯付きプーリ356を有している。第2の歯付きプーリアセンブリ352を第1の歯付きプーリアセンブリ342と補足的(補完的)な高さで横方向に整列させるために、ボルト360を利用して、ブラケット358が、第1の歯付きプーリ342と横方向で対向する後方隅において、二股の上側リフト部材282の上面に取り付けられている
ベルト
第1の歯付きベルト364は、第1の歯付きプーリアセンブリ342の上側歯付きプーリ346および第2の歯付きプーリアセンブリ352の上側歯付きプーリ356の周りを横方向に通過する。
一方、第2の歯付きベルト366は、第1の歯付きプーリアセンブリ342の下側歯付きプーリ344の周りおよびリードナット駆動式のプーリアセンブリ302の第1の歯付きリードナット駆動式プーリ301の周りを長手方向に通過する。
同様に、第3の歯付きベルト368は、第2の歯付きプーリアセンブリ352の下側歯付きプーリ354の周りおよびリードナット駆動式のプーリアセンブリ312の第2の歯付きリードナット駆動式プーリ311の周りを長手方向に通過する。
上側および下側の歯付きプーリアセンブリはそれぞれ、回転自在に一緒に固定されており、モータが上側および下側の歯付きプーリ346,344を一斉に(一体として)駆動し、よって上側および下側の歯付きプーリ356,354も同様に一斉に駆動される。
従って、単一のモータ332を方向性を持たせて回転駆動することで、リニアアクチュエータ300,310が同時的にリニア駆動され、二股の上側リフト部材282をその上に載置されたモータ332で上昇および下降する。
より詳しくは、モータ332が作動されると、下側歯付きプーリ344と上側歯付きプーリ346が駆動され、これは第1の歯付きリードナット駆動式プーリ301を駆動するための歯付きベルト366への運動に変換され、同時に、第2の下側歯付きプーリ354からの運動を受けた歯付きベルト368により第2の歯付きリードナット駆動式プーリ311が駆動される。これにより今度は、モータの回転をリニアアクチュエータ300,310のリニア動作に変換して二股の上側リフト部材282をその上に載置されたモータ332により垂直方向に上昇及び下降するために、第1の上側歯付きプーリ346により駆動される歯付きベルト364からの運動を受けた第2の上側歯付きプーリ356からの動作を受けるものであり、二股の上側リフト部材282は、ベースプレート20とトッププレート162と実質的に平行な実質的に水平な平面内において、上昇および下降される。
一つの実施例として、図11に例示したように、装置10は、一対の前方長手側保護プレート370,372および一対の後方長手側保護プレート374,376をさらに有している。
使用(使用法)および動作
装置10の使用および動作を一例によりさらに詳述するが、多くの陽圧SPEプロセス、並びにシャトル60の2段プレート(2段に階層化したプレート)取付方式により解決され提供される、多プレート管理手法を行うことができることが理解されるべきである。
従って、図12には各陽圧SPEプロセスの例の概要を、図13にはこれらをさらに詳しく示してあり、また以下に説明する図14から図30にはこれらが図式的に示されている。
最初に、図14は、初期化された状態の、自動陽圧SPE装置10を例示したものであり、下側および上側のリフト装置230,280は下側の初期積載位置にあり、シャトルアセンブリ44は廃棄物トレイ580により囲まれたホーム位置にあり、また廃棄物トレイの上にオーバハング(突出部)589を備えたフィルタプレート取付リング588が載っている。
図15は、自動陽圧SPE装置10が、フィルタプレート590の形態のラボウェアを、自動ピペットワークステーション420の係合フィンガまたはグリッパ452から受容する態様を例示したものであり、フィルタプレート590は、フィルタプレート取付用リング588を介して、自動ピペットワークステーション420のグリッパおよびピペッタまたはプローブヘッドがアクセス可能な位置に配置されたシャトルアセンブリ44のシャトル60上に搭載された廃棄物トレイ580の上に階層化され且つ嵌合されており、これにより、フィルタプレート590を位置決めすると共にアクセス可能な位置においてフィルタプレート590内に調整剤を分注することを有してなる調整ステップ(コンデショニングステップ)を実行する一方で調整ステップにおいてフィルタプレート590を介して押し出された全ての流体を捕捉することができる。
図16は、フィルタプレート590がマニホルド164に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために、シャトルアセンブリ44が高架マニホルドアセンブリ110内で運ばれると共にフィルタプレート590が上記のセンサにより上側エレベータ装置280の位置決めピンの上方に位置決めされており、同時に一方で、廃棄物トレイ580がマニホルドプレート164の下側に係合したフィルタプレート590の下側に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために、廃棄物トレイを下側のリフト装置230の位置決めピンの上方に出現させた状態の、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。
図17は、調整段階の間において、フィルタプレート590を上側のリフト装置280によってマニホルドプレート164まで出現させ、また廃棄物トレイ580を下側のリフト装置230によって位置決めする、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。一つの実施例として、シャトルは、廃棄物トレイ580と共に、フィルタプレート590が持ち上げられている間は、エレベータフレームワーク内に残っている。フィルタプレート590がマニホルドプレート164に対して一旦位置決めされると、廃棄物トレイ580は次いで下側のリフト装置230によってフィルタプレート590の下方に持ち上げられる。次いで陽圧がマニホルド164に加えられ、これにより調整用流体がフィルタプレート590から廃棄物トレイ580内に押し出される。廃液(廃棄流体)は、その後、装置10から吸い出される。
図18は、フィルタプレート590が自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置に戻って再位置決めされ、また下側及び上側のリフト装置230,280が調整プロセスの完了と共に下降して、ピペッタがフィルタプレート590内にサンプルを分配できるようになった状態の自動陽圧SPE装置10を例示している。
図19は、フィルタプレート590がマニホルド164に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するため、シャトルアセンブリ44が高架マニホルドアセンブリ110内に運び戻されると共にフィルタプレート590がセンサにより上側エレベータ装置280の位置決めピンの上方に位置決めされ、同時に一方で、廃棄物トレイ580が、マニホルドプレート164の下側に係合したフィルタプレート590の下側に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するため、廃棄物トレイ580を下側エレベータ装置230の位置決めピンの上部に出現させた状態の自動陽圧SPE装置10を例示したものである。
図20は、サンプル追加段階の間において、フィルタプレート590をその内部のサンプルと共に上側エレベータ280によってマニホルドプレート164まで出現させ、また廃棄物トレイ580を下側エレベータ装置230で位置決めする、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。一つの実施例として、シャトルアセンブリ44は、廃棄物トレイ580と共に、シャトルは、廃棄物トレイ580と共に、内部にサンプルを備えたフィルタプレート590が持ち上げられている間は、エレベータフレームワーク110内に残っている。フィルタプレート590がマニホルドプレート164に対して一旦位置決めされると、廃棄物トレイ580は次いで下側のリフト装置230によりフィルタプレート590の下側に持ち上げられる。次いで陽圧がマニホルド164に加えられ、廃液は次いで装置10から吸い出される。
図21は、フィルタプレート590が自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置に戻って再位置決めされ、またエレベータアセンブリ230,280が下降してピペッタが洗浄剤をフィルタプレート590内に分配できる状態の、自動陽圧SPE装置10を例示している。
図22は、フィルタプレート590がマニホルド164に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために、シャトルが高架マニホルドアセンブリ110内に運び戻され、およびフィルタプレート590が洗浄剤と共に上側エレベータアセンブリ280の位置決めピンの上方にセンサによって位置決めされ、同時に一方で、廃棄物トレイ580がマニホルドプレート164の下側に係合したフィルタプレート590の下側に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために、廃棄物トレイ580を下側エレベータ装置230の位置決めピンの上部に出現させた状態の、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。
図23は、洗浄段階の間において、内部に洗浄剤を備えたフィルタプレート590を上側エレベータ装置280でマニホルド164まで出現させ、また下側エレベータ装置230で廃棄物トレイ580を位置決めする、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。一つの実施例として、フィルタプレート590が内部の洗浄剤と共に持ち上げられている間は、シャトルアセンブリ44は廃棄物トレイ580と共に高架マニホルドアセンブリ(エレベータフレームワーク)110内に残っている。フィルタプレート590がマニホルドプレート164に対して一旦位置決めされると、廃棄物トレイ580は次いで下側のリフト装置230によりフィルタプレート590の下側に持ち上げられる。次いで陽圧がマニホルドに加えられ、これにより廃液が装置10から吸い出される。
図24は、上側エレベータ装置280が残りのサンプルを入れた状態のフィルタプレート590をマニホルドプレート164の下側において垂直に隣接した状態を維持させつつ、ピペッタがコレクションプレート600をシャトル上に位置できるようにするために、下側エレベータ装置230がホーム位置にあり、シャトルアセンブリが廃棄物トレイ580と共に自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置、つまりシャトルホーム位置に戻って再位置決めされた状態の、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。
図25は、コレクションプレート600が、マニホルドプレート164の下側に係合したフィルタプレート590の下側に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保して、上側エレベータ装置280がフィルタプレートをコレクションプレート600の上まで下げることができるようにするために、コレクションプレート600が高架マニホルドアセンブリ110内で運搬され、下側エレベータ装置230の位置決めピンの上部にセンサで位置決めされた状態の、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。
図26は、ピペッタが溶出剤をフィルタプレート590に分注できるようにするために、エレベータアセンブリ230,280が比較的低い位置にあり、コレクションプレート600およびその上のフィルタプレート590の両方と共にシャトルアセンブリ44が自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで運ばれて戻った状態の、自動陽圧SPE装置10を例示している。
図27は、シャトルアセンブリ44と、コレクションプレート600および溶出剤がその上に配置されてなるフィルタプレート590の両方が高架マニホルドアセンブリ110内に運ばれており、フィルタプレート590がマニホルド164に係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために溶出剤を有してなるフィルタプレート590が上側エレベータ装置280の位置決めピンの上方に位置決めされており、同時に一方で、コレクションプレート600が、マニホルドプレート164の下側に係合したフィルタプレート590上のノズルに係合するために持ち上げられる間の位置精度を確保するために、コレクションプレート600を下側エレベータアセンブリの位置決めピンの上方に出現させた状態の、自動陽圧SPE装置10を例示したものである。
図28は、その内部に溶出剤を備えたフィルタプレート590が上側エレベータ装置280によりマニホルド164と係合した状態を示し、さらに、コレクションプレート600がフィルタプレート590と係合しており、交差汚染を排除するためにフィルタプレートのノズルはコレクションプレートのウェルと整列していることが示された。自動陽圧SPE装置10を例示したものである。
図29は、ピペッタがシャトルアセンブリ44からコレクションプレート600を取り外す(移動させる)ことができるようにするために、コレクションプレート600が自動ピペットワークステーションにアクセス可能な位置まで往復して戻った状態の、自動陽圧SPE装置10を例示している。
図30は、ピペッタがフィルタプレート590をシャトルアセンブリ44から取り外す(移動させる)ことができるよう、自動ピペットワークステーションが、アクセス可能な位置にフィルタプレート590が戻った状態の自動陽圧SPE装置10を例示している。
従って、および1つの観点において、上側および下側リフト部材ならびにシャトルは、ラボウェアを階層エレベータリフトアセンブリ内で垂直に往復動させるために個別に制御されると共に、1つのラボウェア片または2つの階層化されたラボウェア片を処理のためにマニホルドまで持ち上げるために階層エレベータリフトアセンブリの上側および下側リフトの階層化されたリフト装置への引き渡しを個別に行い、同時に一方で、現ユーザが規定したあるいは所定のSPEプロセスのステップに従ってシャトルがグリッパおよピペッタ/プローブヘッドアセンブリがアクセス可能なホーム位置まで戻るように移動させる。
ソフトウェアを含む自動ピペットワークステーションの例としては、本特許出願の承継人である、アメリカ合衆国、ネバダ州 89502、リノ、エネルギー ウェイ 4970のハミルトンカンパニーにより製造および販売されているものが挙げられる。
図31は、自動ピペットワークステーション1010の他の実施例の後部横デッキ部上に複数の自動陽圧SPE装置10が配置された構成を例示しており、デッキ上に配置された各SPE装置10の例示の明確化のためにそのフレームワークだけが例示されている。
エバポレータ
図32を参照して、および1つの観点において、本発明の実施例は、下流側のSPEプロセス用の蒸発器として機能するためにシステムエアーに熱を加えるためのヒータ制御ユニット700をさらに有してなる自動陽圧SPE装置10を提供する。
図33を参照して、自動陽圧SPEプロセスの実施例の一般的なフローダイアグラムは、図34に詳述され且つ図35から図42に図式的に例示された蒸発プロセスをさらに有して例示されている。
上述したように、自動ピペットワークステーション420および陽圧固相抽出装置10はソフトウェアにより制御される。
図34および図35を参照して、蒸発プロセスの最初において、自動ピペットワークステ−ション420は、蒸発器アダプタ710を陽圧固相抽出装置10のシャトル60上に配置するためにソフトウェア制御され、これにより、図35に例示したように装置10は自動ピペットワークステーション420から蒸発器アダプタ710を受け取る。
次に、図36に例示されているように蒸発器アダプタ710を上側のリフト装置280によりマニホルド164まで出現させるために、装置10は次いで蒸発器アダプタ710をソフトウェア制御によりマニホルド164まで移動させる。
装置10は次いで、シャトル60を自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで戻して出現させて、図37に例示したようにピペッタがコレクションプレート810をシャトル60上に配置できるようにするために、ソフトウェア制御によりシャトル60を自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで移動させる。
図38および図39に例示したように、ソフトウェアの制御下において、コレクションプレート810を備えたシャトル60を出現させるためにコレクションプレート810は次いで装置10により下側エレベータ230に戻るように移動され、装置は次いでコレクションプレート810内の液体高さ方向真上にある蒸発器アダプタ710のニードルと係合させるためにコレクションプレート810を持ち上げるようにソフトウェア制御される。よって、ユーザが指定した加熱空気が、液体を蒸発させ溶質を残すためにユーザが指定した時間間隔の間だけ液体表面に加えられる。
図40を参照して、蒸発した蒸気は、プレナム820を通って、ユーザの換気システムに接続されたダクト822に導かれる。蒸発プロセスの間、下側の階層化リフト装置230は、蒸発プロセスの効率を最大化するために、蒸発した液体が蒸発アダプタ710との近接が保持されるように移動する。
図41に例示したように、装置10は次いで、コレクションプレ−ト810を自動ピペットワークステーションがアクセス可能な位置まで戻し、ソフトウェア制御で自動ピペットワークステーション420によってコレクションプレート810をシャトル60から取り除くために、ソフトウェア制御によってコレクションプレート810がピペッタがアクセス可能な位置まで戻るように、シャトルを移動させる。
図42に例示したように、ソフトウェア制御で、蒸発器アダプタ710を自動ピペットワークステーションがアクセス可能位置まで戻し、自動ピペットワークステーション420によって取外すため、装置10は次いで、ソフトウェア制御によって、蒸発器アダプタ710を収集すると共に、シャトル60を蒸発器アダプタ710と共にピペッタがアクセス可能な位置まで戻るように移動する。
従って、上記で説明した蒸発プロセスは、蒸発器アダプタ710をシャトルアセンブリ60上に載置し、アダプタ710を上側の(階層)リフト装置280に出現させることを有している。上側のリフト装置280は、蒸発器アダプタ710をマニホルドプレートアセンブリ164まで出現させ、これにより、装置はマニホルド圧力源アセンブリ550を介しての流れと、ヒータ制御ユニット700を介してのシステム空気に加えられる熱との両方を制御する。
次に、この空気は蒸発器アダプタ710を通って、下側の(階層)リフト装置230によりアダプタ710に出現するラボウェア810内に流れる。ラボウェア810は蒸発器アダプタ710に近接して出現し、これにより、蒸発される液体とアダプタ710が直接接触することなしに、制御された空気が蒸発されるべき液体表面上に向けられる。蒸発された蒸気はプレナム820を通って、ユーザの換気システムに連結されたダクト822に向けられる。
蒸発プロセスの間は、蒸発プロセスの効率を最大化するため、蒸発される液体が蒸発器アダプタ710と近接した状態を維持するように、下側のリフト装置230は移動する。
プロセスセキュリティシステム900
図43を参照して、および1つの観点において、自動陽圧SPE装置10の実施例は、SPEプロセスの間において、例えば96個までのウェルからなるウェルのアレイに対する圧力および温度の変化を時間と共にモニタする、それぞれ圧力センサ912および温度センサ922を有してなる圧力センサシステム910および温度センサシステム920を使用することでプロセスセキュリティを提供する、プロセスセキュリティシステムをさらに有している。
圧力センサ912の使用により、上述したコンピュータ/コントローラ520を利用したプロセスの曲線(分布曲線)914を構築するために、プロセスセキュリティシステム900が利用する圧力データを集めることでラボウェアの各ウェルのプロセスセキュリティを提供できる。この曲線は次いでコンピュータ/コントローラ520を介してプロセスセキュリティシステム900により、先に蓄積した交差の境界を備えた標準的に許容される曲線(標準許容曲線)916と比較され、これに基づいて測定されたプロセスの完全性、適時性に関してプロセスセキュリティシステム900によりパス/エラーの決定が行われる。
典型的には、1つ以上の標準許容曲線916が非一時的なコンピュータ可読媒体530内に記憶される。エラーはユーザに提示され、トレーサビリティのためにログファイルに日時と共に永続的に記録される。ログファイルも同様に、非一時的なコンピュータ可読媒体530に記憶しても良い。
温度センサ922は、プロセス中の様々な時間でラボウェア内の各ウェルの温度924を記録することで、温度分散ないし温度変化に敏感なアプリケーション(適用例、用途)において追加のプロセスセキュリティを提供するもので、例えば決定を行うための、記録された温度924が比較される1つ以上のベンチマーク温度926を有している。一つ以上のベンチマーク温度926および記録された温度924は、非一時的なコンピュータ可読媒体530に記憶しても良い。
温度値は同様にトレーサビリティおよび将来の利用のために日時と共にログファイル内に永続的に記録される。このログファイルはまた、非一時的なコンピュータ可読媒体530に記憶しても良い。エラーはユーザに提示され、トレーサビリティのために日時と共にログファイル内に記録される。
チップドライヤー
他の観点において、本発明の実施例は、シャトルアセンブリ60によってチップのラックを上側の(階層)リフト装置280に出現させることで、チップドライヤーとして機能する自動陽圧SPE装置10を提供する。上側のリフト装置280は、チップのラックをマニホルドプレートに出現させ、これにより装置は、ヒータ制御ユニット700により提供される制御ないし調整された加熱空気の流れを制御する。次いで、この空気は個々のチップを通過し、全ての液体はシャトルアセンブリ60により捕捉され、さらに液体廃棄物容器(廃液容器)564に導かれる(図32)。
キャップマットシーリング
他の観点において、本発明の実施例は、キャップマットシーリング装置として機能する自動陽圧SPE装置10を提供する。最初に、ラボウェアはシャトルアセンブリ60上に置かれる。次いで、キャップマットがラボウェアの上に置かれる。シャトルアセンブリ60はこのスタック(ラボウェアの上にキャップマットを置いたもの)を上側のリフト装置に出現させる。上側のリフト装置は、スタックをマニホルドプレートまで出現させ、SPEプロセスにおいてマニホールドプレート164に対してラボウェアをシールする際のような力を加える。これによりキャップマットはラボウェア内に着座する。キャップマットをラボウェア内にさらに着座させて必要なシールを生み出すために空気圧を追加的に加えても良い。
プロファイルを低減するための外側モータ位置決めアセンブリ
図44から図46を参照して、および他の観点において、自動陽圧SPE装置10は、装置10の高さないしプロファイル(外形、形状)を低減するために、モータ332を上側のエレベーターリフトの外側に配置する構成をさらに有している。
本質的には、モータ332および支持用の「U」形状のモータブラケット334は、上側エレベータリフト装置280から移動し、第2の歯付きプーリアセンブリ352と横方向に対向する後部コーナーから後方に配置されている。モータ332は、その外側位置において、下方に配置された歯付きプーリ346に作動的に連結されている。
次に、ベルト384を介して可逆的に励磁可能なモータ332により駆動される歯付きプーリ346に作動的に連結された歯付きプーリ345に連結された、下方に配置されたプーリ駆動部382を有するボールスプラインアセンブリ380が設けられる。
ボールスプラインアセンブリ380は、開口390を介して下側の(階層)リフト装置を、また開口392を介して上側の(階層)リフト装置をそれぞれ通過している。
上側のリフト装置の上部には、アセンブリ342に代わって、ブッシング(軸受筒、入れ子)ジャケットスプライン394がベルト364,366と相補的な高さで配置されており、該スプラインは、ベルト384がモータ332により駆動される際に一緒に回転するように該ベルトに作動的に連結されており、およびベルト364の回転は上述したように第2の歯付きプーリアセンブリ352を介してベルト368の回転を生じさせる。
上記した装置10の説明は、その使用および動作を含めて、本発明の産業上の利用可能性を例証したものである。
従って、上述され且つ特許請求の範囲に記載された本発明の範囲および正しい意図から逸脱することなく、別の多くの構造的な変更および改変を行うことができることは明らかである。

Claims (14)

  1. 中央長手軸および前方矩形セクションと後方矩形セクションとを有する上側平面を有してなるベースプレートを有し、
    第1のラボウェア片と接するときに陽圧を加えるように構成されたマニホルドプレートを有し、
    前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの前記上側平面上に載置されると共に、前記マニホルドプレートを、前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの前記上側平面に平行且つ上方にある第1の実質的に水平な面内において支持し、エレベータシャフトを規定する中空内部を形成するマニホルドフレームワークを有し、
    前記マニホルドフレームワークは、前記ベースプレートの前記長手軸に実質的に垂直な平面内で前記前方矩形セクションの後部横端に直接隣接した前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの前横縁において、前記ベースプレートの前記上側平面から上方に延在する垂直支持プレートを有してなり、
    前記垂直支持プレートは、前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの上方に並置された所定のアクセス可能なホーム位置と、前記マニホルドプレートの下方の前記ベースプレートの前記後方矩形セクションの垂直上方に並置された所定の縦方向に完全に延在した位置との間で、前記垂直支持プレートを通過することを可能にする、前記垂直支持プレートを貫通して中央に配置された開口部を有しており、
    前記第1のラボウェア片および第2のラボウェア片を支持するように構成されたシャトルを有し、
    前記エレベータシャフト外の前記所定のアクセス可能なホーム位置と前記エレベータシャフト内の前記所定の縦方向に完全に延在した位置との間で相互に前記第1のラボウェア片および前記第2のラボウェア片を支持するように構成された、前記シャトルを水平に配置するための手段を有し、
    前記エレベータシャフト内に配置された二股の上側の階層化されたリフト部材および二股の下側の階層化されたリフト部材を有し、前記二股の上側の階層化されたリフト部材は、前記二股の下側の階層化されたリフト部材の上方の垂直距離離れた第2の実質的に水平な面内において配置されており、
    前記二股の下側の階層化されたリフト部材は、前記エレベータシャフト内に配置されると共に前記ベースプレートの前記中央軸に対して平行で長手方向に延在して位置決めされ且つ前記垂直支持プレートの前記開口部に向かって開口している、複数の下側の横方向に離間した長手方向支持部材を有してなり、これにより前記複数の下側の横方向に離間した長手方向支持部材の間の開口した受容領域が、前記第1のラボウェア片および前記第2のラボウェア片をその上に搭載した前記シャトルが遮られることなく受容される大きさになるように規定されており、
    前記二股の上側の階層化されたリフト部材は、前記二股の下側の階層化されたリフト部材の上部に位置決めされており、また前記エレベータシャフト内に配置されると共に前記ベースプレートの前記中央軸に対して平行で長手方向に延在して位置決めされ且つ前記垂直支持プレートの前記開口部に向かって開口している、複数の上側の横方向に離間した長手方向支持部材を有してなり、これにより前記複数の上側の横方向に離間した長手方向支持部材の間の開口した受容領域が、前記第1のラボウェア片および前記第2のラボウェア片をその上に搭載した前記シャトルが遮られることなく受容される大きさになるように規定されており、および
    前記第1のラボウェア片および前記第2のラボウェア片を前記マニホルドプレートと階層化して隣接するため、前記第1のラボウェア片と前記第2のラボウェア片との間の高さの設定の調節ができるように、前記第1のラボウェア片を支持する前記二股の上側の階層化されたリフト部材を第1の垂直範囲で、および前記第2のラボウェア片を支持する前記二股の下側の階層化されたリフト部材を第2の垂直範囲で個別に持ち上げるための手段を有してなる、自動陽圧固相抽出装置。
  2. 前記第1の垂直範囲が、前記二股の上側の階層化されたリフト部材の第1のホーム位置から前記マニホルドプレートの下方の第1の垂直上昇位置までに規定され、および前記第2の垂直範囲が、前記第1のホーム位置の下方にある前記二股の下側の階層化されたリフト部材の第2のホーム位置から前記第1の垂直上昇位置の垂直下方の第2の垂直上昇位置までに規定される、請求項1記載の装置。
  3. 前記エレベータシャフトの内外で前記第1のラボウェア片および前記第2のラボウェア片を支持するように構成された前記シャトルを水平に配置するための手段が、所定の長さを有すると共にその前記中央長手軸に沿って前記ベースプレートの前記上側平面上に取付けられたリニアガイドレールと、前記所定の長さに沿って前記リニアガイドレール上にスライド自在に据付けられた一対のシャトルベアリングガイドとを有してなるシャトルアセンブリを有してなり、前記シャトルが前記一対のシャトルベアリングガイドと共に前記リニアガイドレールに沿ってスライド自在に移動するために前記シャトルは前記一対のシャトルベアリングガイド上に取付けられる、請求項2記載の装置。
  4. 前記シャトルアセンブリが、前記ベースプレートの後方長手方向隅に近接し且つプーリ空間を規定するために前記ベースプレートから垂直方向に離間した位置において、前記ベースプレートに据付けられたモータをさらに有してなる、請求項3記載の装置。
  5. 前記シャトルアセンブリが、前記プーリ空間内に取付けられ且つ前記モータの軸に作動的に連結された駆動プーリをさらに有してなる、請求項4記載の装置。
  6. 前記シャトルアセンブリが、前記駆動プーリに対して長手方向に離間し且つ整列した位置において前記ベースプレート上に取付けられた従動プーリをさらに有してなる、請求項5記載の装置。
  7. 前記シャトルアセンブリが、前記リニアガイドレールおよび前記ベースプレートの後方長手方向側に対して平行且つこれらの間の位置において前記駆動プーリおよび前記従動プーリ上を走行するタイミングベルトをさらに有し、および
    前記駆動プーリ、前記従動プーリ、および前記タイミングベルトが組み合わさって駆動リンク機構アセンブリとして機能し、前記モータの前記軸の回転運動を、前記エレベータシャフト外の前記所定のアクセス可能なホーム位置と前記エレベータシャフト内の前記所定の長手方向に完全に延在した位置との間での往復的な前記シャトルの直線運動に変換する、請求項6記載の装置。
  8. 前記二股の上側の階層化されたリフト部材および前記二股の下側の階層化されたリフト部材を個別に持ち上げるための手段が、前記エレベータシャフト内において三角配置された第1の垂直通路、第2の垂直通路、および第3の垂直通路を有する3つの垂直通路を有してなる階層化されたエレベータリフトアセンブリを有してなり、
    前記第1の垂直通路および前記第2の垂直通路は、前記垂直支持プレート内の前記開口部よりも大きな長さで横方向に離間し且つ前記二股の上側の階層化されたリフト部材および前記二股の下側の階層化されたリフト部材の前方で前記垂直支持プレートの内側上において前記ベースプレートの前記中央長手軸から等距離で配置されており、および
    前記第3の垂直通路は、前記ベースプレートの前記中央長手軸から等間隔で離間した前記第1の垂直通路および前記第2の垂直通路に対して三角配置されるように、前記二股の上側の階層化されたリフト部材および前記下側の階層化されたリフト部材の後方において前記ベースプレート上に且つ前記ベースプレートの前記中央長手軸上に配置されている、請求項7記載の装置。
  9. 前記階層化されたエレベータリフトアセンブリが3対のベアリングガイドをさらに有してなり、前記ベアリングガイドの各対が下側ガイドと上側ガイドを有し、
    前記3対のベアリングガイド内の前記下側ベアリングガイドの各1つが前記3つの垂直通路のそれぞれの内部にスライド自在に連結され且つ前記下側ベアリングガイドと共に垂直摺動を行うために前記二股の下側の階層化されたリフト部材に作動的に連結されている、請求項8記載の装置。
  10. 前記3対のベアリングガイド内の前記上側ベアリングガイドの各1つが前記3つの垂直通路のそれぞれの内部にスライド自在に連結され且つ前記上側ベアリングガイドと共に垂直摺動を行うために前記二股の階層化された上側リフト部材に作動的に連結されている、請求項9記載の装置。
  11. 前記階層化されたエレベータリフトアセンブリが、前記第2のラボウェア片を支持する前記二股の下側の階層化されたリフト部材の高さを調整可能にするため、前記二股の下側の階層化されたリフト部材を垂直方向に昇降するために前記二股の下側の階層化されたリフト部材に作動的に連結された第1の可逆駆動モータを有する第1の駆動手段をさらに有してなる、請求項10記載の装置。
  12. 前記階層化されたエレベータリフトアセンブリが、前記第1のラボウェア片を支持する前記二股の上側の階層化されたリフト部材の高さを調整可能にするため、前記二股の上側の階層化されたリフト部材を垂直方向に昇降するために前記二股の上側の階層化されたリフト部材に作動的に連結された第2の可逆駆動モータを有する第2の駆動手段をさらに有してなる、請求項11記載の装置。
  13. 前記第2の駆動手段が、第2の可逆駆動モータと、前記第2の可逆駆動モータに作動的に連結された、一対の平行で横方向に離間した垂直に延在するリニアアクチュエータとを有してなり、
    前記垂直に延在するリニアアクチュエータが、前記ベースプレートの前記中央長手軸から等距離離間した位置に配置され且つ前記二股の下側の階層化されたリフト部材の前記複数の下側の横方向に離間した長手方向支持部材内の開口部を通過しており、および
    前記第2の可逆駆動モータの可逆モータ回転により前記二股の上側の階層化されたリフト部材を昇降するために、前記垂直に延在するリニアアクチュエータが前記二股の上側の階層化されたリフト部材の前記複数の上側の横方向に離間した長手方向支持部材に作動的に連結されている、請求項12記載の装置。
  14. 前記第2の駆動手段が、前記対の平行横方向に離間した垂直に延在するリニアアクチュエータを前記第2の可逆駆動モータに作動的に連結する多数のベルトとコグのアセンブリをさらに有してなる、請求項13記載の装置
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