JP6498762B2 - 高周波無線ネットワーク用の効率的なビーム走査 - Google Patents

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Description

本開示は、無線ネットワークにおけるビーム走査に関する。
スマートフォンの人気の爆発的な高まりによって、ユビキタスモバイルデータサービスに対する需要が非常に増加している。モバイルデータトラフィックの急激な増大に対処するために、今のモバイル通信に利用可能な帯域幅よりも大幅に広い帯域幅を有する新たな電波スペクトルが将来必要になることが予想される。そのため、あまり利用されていない多くのスペクトルを利用できる高周波帯域(たとえば、ミリメートル波(mmW)帯域)での無線通信を可能にする技術が最近特に注目されている。
mmW帯域などの高周波帯域での無線通信には課題がないわけではない。そのような帯域で送信される無線信号は通常、セルラー通信に現在使用されている低周波数帯域で送信される無線信号よりも多くの経路損失を被る。無線信号が酸素および雨の吸収によってさらなる損失を被るアンライセンスの60ギガヘルツ(GHz)帯域においては、この問題はさらに悪化する。
結果として生じる厳しいリンクバジェットを克服するために、高周波帯域での無線通信は、たとえば適応可動型のアンテナアレイを使用して無線信号の狭ビームを形成することによって実現される大きな指向性利得に頼る必要がある。幸いなことに、高周波帯域における短縮した波長によって、適正サイズのアクセスノード(AN)またはユーザ機器(UE)などのデバイスに狭ビームフォーミングのための比較的多くのアンテナを備えつけることが可能になる。多くのアンテナによって、通信デバイスは高い空間分解能が得られるようになる。ただし、高い空間分解能は、高い空間的不確実性も誘導する。狭ビームフォーミングによる高い空間的選択性によって、ビーム方向の選択におけるわずかな誤差が、信号対雑音比(SNR)の大きな低下につながることがある。したがって、無線通信デバイス(たとえば、ANまたはUE)がその相手方と通信するための適切なビーム方向を特定するには、効果的なビーム発見手順が必要とされている。
無線ネットワークにおける非適応的ビーム走査に関するシステムおよび方法を開示する。いくつかの実施形態では、送信ノードのサービスカバーエリアを送信パーティションセルに分割する送信ノードの送信ビームパターンについて、非適応的ビーム走査を実施する送信ノードの動作方法が提供される。送信ノードの動作方法は、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信することを含む。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノードの異なる送信ビームパターンに対応するようになったものである。このマルチステージビーム走査手法は、従来のシーケンシャルビームスイーピング(SBS)手法よりはるかに効率的なビーム走査のプロセスを提供する。
いくつかの実施形態では、各ビーム走査ステージについて、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、送信ノードのサービスカバーエリアをビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割することによって、ビーム走査ステージについての走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの各対は互いに素になり、ビーム走査ステージについての走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの和集合は送信ノードのサービスカバーエリア全体をカバーする。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査パーティションセルからなる走査パーティションセルのそれぞれ一意の結合について、走査パーティションセルの固有の結合の共通部分が、送信ノードのサービスカバーエリアの送信パーティションセルのうちの異なる1つ、したがって送信ノードの送信ビームパターンのうちの異なる送信ビームパターンに対応するようになったものである。
いくつかの実施形態では、送信ノードの動作方法は、受信ノードから、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンの指標を受信することと、受信ノードによって指示される好ましい走査ビームパターンの結合に対応する、送信ビームパターンのうちの1つを、送信ノードから受信ノードへの送信のための送信ビームパターンとして選択することとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、ビーム走査ステージのそれぞれにおける走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信することは、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、第1のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信することと、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、第2のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信することとを含む。いくつかの実施形態では、第1のビーム走査ステージにおける重なっていない無線リソーススロットは、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および重なっていない符号リソースからなる群の少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、送信ノードは複数のアンテナを備え、各ビーム走査ステージは、アンテナの異なる部分集合を使用する。
いくつかの実施形態では、重なっていない無線リソーススロットは、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および/または重なっていない符号リソースを含む。
送信ノードのサービスカバーエリアを複数の送信パーティションセルに分割する、送信ノードの複数の送信ビームパターンについて、非適応的ビーム走査を実施することを可能にした送信ノードの実施形態も開示する。いくつかの実施形態では、送信ノードは、複数のアンテナに結合された無線周波数送信機および無線周波数受信機を含む無線周波数送受信機と、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、無線周波数送信機を介して、ビーム走査ステージの複数のうちのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを備える。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノードの異なる送信ビームパターンに対応するようになったものである。
送信ノードのサービスカバーエリアを複数の送信パーティションセルに分割する、送信ノードの複数の送信ビームパターンから送信ビームパターンを選択するために、送信ノードによる非適応的ビーム走査および選択を支援するためのフィードバックを提供する、受信ノードの動作方法の実施形態を開示する。いくつかの実施形態では、受信ノードの動作方法は、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンから好ましい走査ビームパターンを決定することと、送信ノードに、ビーム走査ステージのそれぞれについての好ましい走査ビームパターンの指標を送ることとを含む。
いくつかの実施形態では、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノードの送信ビームパターンのうちの異なる送信ビームパターンに対応するようになったものである。
いくつかの実施形態では、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンを決定することは、各ビーム走査ステージについて、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために送信ノードが使用する重なっていない無線リソーススロットを、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つについての既知の信号に対する信号品質尺度値が、あらかじめ定義された品質閾値を満たすまで順次観察することと、既知の信号の信号品質尺度値が、あらかじめ定義された品質閾値を満たすビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つを、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択することとを含む。
いくつかの実施形態では、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンを決定することは、各ビーム走査ステージについて、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために送信ノードが使用する重なっていない無線リソーススロットを観察することによって、複数のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれについての既知の信号に対する品質尺度値を決定することと、ビーム走査ステージにおけるビーム走査パターンについての既知の信号の信号品質尺度値に基づいて、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つを、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択することとを含む。さらに、いくつかの実施形態では、走査ビームパターンのうちの1つをビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択することは、最適な信号品質尺度を有するビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つを選択することを含む。
いくつかの実施形態では、重なっていない無線リソーススロットは、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および/または重なっていない符号リソースを含む。
他の実施形態では、送信ノードのサービスカバーエリアを複数の送信パーティションセルに分割する、送信ノードの複数の送信ビームパターンから送信ビームパターンを選択するために、送信ノードによる非適応的ビーム走査および選択を支援するためのフィードバックを提供する、受信ノードの動作方法は、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンから好ましい走査ビームパターンを決定することを含む。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノードの異なる送信ビームパターンに対応するようになったものである。方法は、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの結合に対応する送信ノードのための送信ビームパターンのうちの1つを、送信ノードから受信ノードへの送信のために選択される送信ビームパターンとして選択することと、選択された送信ビームパターンの指標を送信ノードに送信することとをさらに含む。
送信ノードのサービスカバーエリアを複数の送信パーティションセルに分割する、送信ノードの複数の送信ビームパターンから送信ビームパターンを選択するために、送信ノードによる非適応的ビーム走査を支援するためのフィードバックを提供することを可能にした受信ノードの実施形態を開示する。いくつかの実施形態では、受信ノードは、複数のアンテナに結合された無線周波数送信機および無線周波数受信機を含む無線周波数送受信機と、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンから好ましい走査ビームパターンを決定し、無線周波数送信機を介して、ビーム走査ステージのそれぞれについての好ましい走査ビームパターンの指標を送信ノードに送るように構成された少なくとも1つのプロセッサとを備える。
いくつかの実施形態では、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノードの送信ビームパターンの異なる送信ビームパターンに対応するようになったものである。
いくつかの実施形態では、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、各ビーム走査ステージについて、無線周波数受信機を介して、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために送信ノードが使用する重なっていない無線リソーススロットを、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つについての既知の信号に対する信号品質尺度値が、あらかじめ定義された品質閾値を満たすまで順次観察するようにさらに構成されている。受信ノードは、既知の信号の信号品質尺度値が、あらかじめ定義された品質尺度を満たすビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つを、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択するように構成されている。
いくつかの実施形態では、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンを決定するために、少なくとも1つのプロセッサは、各ビーム走査ステージについて、無線周波数受信機を介して、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために送信ノードが使用する重なっていない無線リソーススロットを観察することによって、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのそれぞれについての既知の信号に対する品質尺度値を決定するようにさらに構成されている。ビーム走査ステージにおけるビーム走査パターンについての既知の信号の信号品質尺度値に基づいて、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つが、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択される。いくつかの実施形態では、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択されるビーム走査ステージにおける走査ビームパターンのうちの1つは、最適な信号品質尺度を有するビーム走査ステージにおけるビーム走査パターンである。
いくつかの実施形態では、重なっていない無線リソーススロットは、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および/または重なっていない符号リソースを含む。
送信ノードのサービスカバーエリアを複数の送信パーティションセルに分割する、送信ノードの複数の送信ビームパターンに対する非適応的ビーム走査の実施を可能にするシステムの実施形態を開示する。システムは、送信ノードおよび受信ノードを備える。いくつかの実施形態では、送信ノードは、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信するように構成されている。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノードの異なる送信ビームパターンに対応するようになったものである。いくつかの実施形態では、受信ノードは、走査ステージのそれぞれにおける走査ビームパターンを使用する既知の信号の送信に基づいて、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンを決定するように構成されている。
いくつかの実施形態では、受信ノードは、送信ノードに、複数のビーム走査ステージのそれぞれについての好ましい走査ビームパターンの指標を送るようにさらに構成されている。
他の実施形態では、受信ノードは、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの結合に対応する送信ノードのための送信ビームパターンのうちの1つを、送信ノードから受信ノードへの送信のために選択される送信ビームパターンとして選択し、選択された送信ビームパターンの指標を送信ノードに送信するようにさらに構成されている。
当業者は、実施形態についての以下の詳細な説明を添付の図面と併せて読むと、本開示の範囲を認識し、そのさらに別の態様を理解することになろう。
本明細書に組み込まれ、その一部をなす添付の図面は、本開示のいくつかの態様を示しており、明細書本文と併せて本開示の原理を明確にする役割がある。
本開示の実施形態による、送信ノードから受信ノードへの送信のためのビームパターン、すなわちビーム方向を選択するために、マルチステージビーム走査手順を実施するように動作する送信ノードを備えたシステムの図である。 シーケンシャルビームスイーピング(SBS)のビーム走査手法を説明する図である。 8つの送信ビームパターンを含む送信ビームパターン集合の1つの例に対する、マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の1つの例を示す図である。 8つの送信ビームパターンを含む送信ビームパターン集合の1つの例に対する、マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の1つの例を示す図である。 8つの送信ビームパターンを含む送信ビームパターン集合の1つの例に対する、マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の1つの例を示す図である。 8つの送信ビームパターンを含む送信ビームパターン集合の1つの例に対する、マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の1つの例を示す図である。 8つの送信ビームパターンを含む送信ビームパターン集合の1つの例に対する、マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の1つの例を示す図である。 8つの送信ビームパターンを含む送信ビームパターン集合の1つの例に対する、マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の1つの例を示す図である。 8つの送信ビームパターンを含む送信ビームパターン集合の1つの例に対する、マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の1つの例を示す図である。 マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の別の例を示す図である。 マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の別の例を示す図である。 マルチステージビーム走査手順のための走査ビームパターン集合の別の例を示す図である。 本開示の1つの実施形態によるマルチステージビーム走査プロセスを実施するための図1の送信ノードの動作を示すフローチャートである。 本開示の1つの実施形態による図1の送信ノードおよび受信ノードの両方の動作を示す図である。 本開示の1つの実施形態によるビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンを選択する受信ノードの動作を示す図である。 本開示の別の実施形態によるビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンを選択する受信ノードの動作を示す図である。 重なっていない無線リソーススロットが重なっていないタイムスロットである1つの例に従った送信ノードおよび受信ノードの動作を示す図である。 本開示の別の実施形態による送信ノードおよび受信ノードの動作を示す図である。 従来のSBS手法の性能とマルチステージビーム走査手法の1つの実施形態を比較する図である。 図11の比較と類似するが、信号対雑音比(SNR)の代わりにデータスループットに基づいた比較を示す図である。 送信ノードおよび受信ノードがセルラー通信ネットワークに実装された1つの実施形態を示す図である。 本開示の1つの実施形態による送信ノードの構成図である。 本開示の1つの実施形態による受信ノードの構成図である。 本開示の別の実施形態による送信ノードの構成図である。 本開示の別の実施形態による受信ノードの構成図である。
以下の実施形態は、当業者が実施形態を実践できるようにするための情報を表し、実施形態を実践するのに最適な形態を示す。以下の説明を添付の図面に照らして読めば、当業者は、本開示の概念を理解し、本明細書において具体的には取り上げていないこれらの概念の応用例を認識することになろう。これらの概念および応用例は本開示の範囲および添付の特許請求の範囲に含まれることを理解されたい。
送信ノードと受信ノードの間のリンクの品質を最適化する、送信ノードから受信ノードへの送信のための送信ビーム方向、すなわち送信ビームパターンを特定するシステムおよび方法の実施形態が本明細書において開示されている。これは、高周波(たとえば、ミリメートル波(mmW))帯域において2つのデバイスが信頼性のある通信リンクを確立しようとするときに重大な問題となる。というのも、送信デバイスは初め、(送信ビームとともに送られる)信号が、その意図した受信機によって確実に受信されるようにするために、いずれの方向に送信ビームが形成されるべきか知らないためである。
送信ノードが受信ノードと通信するために使用する適切な送信ビーム方向、すなわちパターンを特定するためのパイロット支援手順を利用する実施形態が本明細書において開示される。送信ノードは、非適応的な(かつ、必須ではないが、好ましくは特定の受信機に依存しない)方式で、異なるビーム方向を使用してパイロット信号を送る。いくつかの実施形態では、次いで、送信ノードが、受信ノードからのフィードバックに基づいて、特定の受信機に到達する好ましいビーム方向を決定する。本明細書で使用される「非適応的」なビーム走査手順は、ビーム走査に使用されるビーム方向が、ビーム走査手順の間、受信ノードからのフィードバックに左右されないビーム走査手順である。ただし、ビーム走査方向、すなわちパターンは、たとえばアクセスノードの配置転換により経時的に変化するか、またはユーザトラフィックが変化して、意図したカバーエリアに相応の変化を生じさせる可能性があることに留意されたい。さらに、いくつかの実施形態では、ビーム走査手順は、実施されるビーム走査プロセスが、送信ノードとの接続を確立しようとしている受信ノードの数に左右されないという点で、特定の受信機に依存しない。特定の受信機に依存せず、非適応的な手順は、送信ノードが多くの受信ノードについて適切な送信ビーム方向を発見する必要があるときに最も効率的である。というのも、ビーム走査に使用される共通の無線リソースは、すべての潜在的な受信機にサービス提供し得るためである。ビーム走査に使用されるビームパターンが受信機からのフィードバックに従って適応的に変化させられるいくつかの既存のビーム走査手順(たとえば、S.Hurら、「Multilevel Millimeter Wave Beamforming for Wireless Backhaul」、2011 IEEE GLOBECOM Workshops、2011年12月5〜9日、253〜257ページ(以下、「Hur」)参照)とは異なり、非適応的な手順は、送信ノードと、その受信ノードのそれぞれとの間で必要な相互のハンドシェークを減らして、信頼性のある通信を確立する。これは送信ノードが受信ノードの存在に気づいてさえいないときに初期接続をセットアップする場合に特に魅力的である。
図1は、送信ノード12から、たとえば本開示の実施形態による受信ノード14などの受信機ノードへの送信のためのビームパターン、すなわちビーム方向を選択するために、特定の受信機に依存せず、非適応的なビーム走査手順を提供するように動作する送信ノード12を備えたシステム10を示す。本明細書に記載される実施形態は、一般に、特定の受信機に依存しないビーム走査手順に関するが、本明細書において開示される実施形態は、特定の受信機に依存する実装に使用されてもよいことに留意されたい。いくつかの実施形態では、送信ノード12は、たとえば、セルラー通信システム(たとえば、第3世代パートナーシッププログラム(3GPP)のLong Term Evolution(LTE)セルラー通信システム)の無線アクセスネットワークにおける無線アクセスノード(たとえば、基地局またはリモート無線ヘッドなど)などの無線通信システムにおけるアクセスノードであり、受信ノード14は、アクセスノードを介して無線通信システムにアクセスするワイヤレスデバイス(たとえば、ユーザ機器(UE))である。
この例では、送信ノード12は、送信ノード12のサービスカバーエリア18を複数の送信パーティションセル20−1から20−8(概ね、本明細書においては、まとめて各送信パーティションセル20、また個々を送信パーティションセル20と呼ぶ)に分割する複数の送信ビームパターン16−1から16−8(概ね、本明細書においては、まとめて各送信ビームパターン16、また個々を送信ビームパターン16と呼ぶ)を使用して送信する。この例では、送信ビームパターン16の数、したがって送信パーティションセル20の数は8であるが、送信ビームパターン16および送信パーティションセル20の数(N)は、2を超えるいずれの数であってもよいことに留意されたい。多くの実装形態では、数(N)は大きい可能性がある(たとえば、16、64、128、またはこれ以上)。
動作において、送信ノード12は、送信ノード12のサービスカバーエリア18において、受信ノード14などの受信ノードへの送信のための最適な送信ビームパターン16(言い換えると、最適な送信ビーム方向)を特定するために、マルチステージビーム走査手順を実施する。マルチステージビーム走査手順は、非適応的かつ、必須ではないが、好ましくは特定の受信機に依存しない。
マルチステージビーム走査手順を述べる前に、送信ビームを特定する問題に対する、ある簡単でよく使用される手法は、送信ノード12に、有限集合の可能なビーム方向からラウンドロビン式に一度に1つのビーム方向を周期的に選択させ、選択された方向にパイロット信号を送信させるものである(たとえば、L.Zhouら、「Efficient Codebook−Based MIMO Beamforming for Millimeter−Wave WLANs」、2012 IEEE 23rd International Symposium on Personal Indoor and Mobile Radio Communications、2012年9月9〜12日、1885〜1889ページ(以下、「Zhou」)参照)ことに留意されたい。この手法を用いて、送信ノード12は、特定の受信機に依存せず、非適応的な方式で、所定の有限集合のビーム方向におけるすべての可能なビーム方向、すなわち送信ビームパターン16を事実上走査する。受信ノード14は、各タイムスロットにおいてパイロット信号品質を観察し、送信ノード12に、最適な受信パイロット信号品質を生み出すサイクル内の無線リソース(時間または周波数)スロットの指数の報告を返す。最適なリソーススロット指数は事実上、受信ノード14に到達するために送信ノード12が使用するのに最も適したビーム方向、すなわち送信ビームパターン16がいずれであるかを指示する。異なる可能な送信ビームパターン16が合計N個の場合、この手法は、N個の異なる送信ビームパターン16について処理するために合計N個のリソーススロット(たとえば、時分割または周波数分割方式)を要する。この手法は、以下、シーケンシャルビームスイーピング(SBS)と称する。SBS手法は図2に示されている。図2において、各送信ビームパターン16は対応する2進符号を有する。
SBSの主な問題は、受信ノード14が送信ノード12に対してどの程度近くに配置されているかにかかわらず、受信ノード14がリソーススロットの指数、言い換えると送信ビームパターン16の指数を決定するために必要な時間の長さが、平均でN/2であり、最悪でN−1であることである。たとえ受信ノード14が送信ノード12の極めて近くに配置されることによって極めて高い信号対雑音比(SNR)を実現する場合であっても、受信ノード14は、依然としてほぼ全サイクルのN−1のタイムスロットについて待機しなければならないことがあり、その後、受信ノード14は適切な送信ビームパターン16を特定するのに必要な情報を特定することができる。SNRが低い受信ノード14、たとえば送信ノード12から遠く離れて配置された受信ノード14の場合、これは問題ではない。というのも、こういった低SNRの受信ノード14は、雑音の存在下で最適な送信ビームパターン16を正確に検出するのに十分な量の受信エネルギーを蓄積するために、いずれにしても多くのタイムスロットについて待機する必要があるためである。しかしながら、SNRの高い受信ノード14、たとえば送信ノード12の比較的近くに配置された受信ノード14の場合は、より洗練された設計のビーム走査プロセスが、これらの受信ノード14が最適なビーム方向を特定するために、リソーススロットの数、すなわち一般に無線リソースの量を大きく減少させることができる。
SBSを見る1つのやり方は、図2に示すように、事実上、パイロット信号を送るために送信ビームパターン16が使用されるタイムスロットを介して受信ノード14と通信する際のビーム方向、すなわち送信ビームパターン16の指数(または簡単にビーム指数)を相互に直交する符号の集合によって符号化することである。ただし、そのような直交符号の集合の使用は、ビーム指数の固有の特定可能性を保証するために必須ではなく、それどころか非効率である。というのも、図2に示すように、わずかN個の別個の可能性を表現するために合計Nビットが使用されるが、Nビットは、2個の別個の可能性を表現するために使用することができるためである。
これらの問題を克服するために、SBS手法を使用するのではなく、送信ノード12はマルチステージビーム走査手順を利用する。以下で詳細に述べるように、マルチステージビーム走査手順は、複数のビーム走査ステージにおける複数の走査ビームパターンを使用して既知の(たとえば、パイロット)信号を送信する。複数のビーム走査ステージおよびビーム走査ステージのそれぞれについて異なる走査ビームパターン集合を使用して、特定の各受信ノード(たとえば、受信ノード14)に送信するための好ましいビームパターンのより効率的な特定が実現できる。従来のSBS手法と同じく、任意の数の受信ノード14についてのビーム発見をサポートするために同じビーム走査プロセスが使用され、すべてのビーム走査ステージにおいて使用されるビームパターンは、受信ノード14からのいずれのフィードバックにも左右されないという意味で非適応的である。
各ビーム走査ステージにおいて、受信ノード14は、そのビーム走査ステージにおける走査ビームパターンでの既知の(たとえば、パイロット)信号の送信に使用される無線リソーススロットを観察して、これらの無線リソーススロットのそれぞれにおける既知の信号の品質を確定する。既知の信号が最適な信号品質を有する無線リソーススロットに対応する走査ビームパターンが、そのステージについての好ましい走査ビームパターンとして特定、すなわち選択される。特に、受信ノード14は、いくつかの実施形態では、使用される走査ビームパターンについて知らないことがあり、この場合、受信ノード14は、既知の信号に対する最適な信号品質を有する無線リソーススロットを特定する。各ビーム走査ステージについて、既知の信号に対して最適な信号品質を有する無線リソーススロットの指標(たとえば、指数)は、そのビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標として送信ノード12に返される。各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標は、ステージごとに(たとえば、各ビーム走査ステージについて)個別に返されてもよく、または、たとえばすべてのビーム走査ステージが完了した後で単一の報告として返されてもよい。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンの集合は、受信ノード14が報告する好ましい走査ビームパターンに基づいて、受信ノード14と通信するための最適なビームパターンを送信ノード12が一意に特定することができるように設計される。また、好ましい走査ビームパターンは、いくつかの実施形態では、既に述べたように、無線リソーススロット指数として報告されてもよい。受信ノード14への送信に選択された最適なビームパターンは、このビームパターンを異なるビーム走査ステージに使用される走査ビームパターンと区別するために、以下、送信ビームパターンと称することがある。事実上、本明細書において開示されたマルチステージビーム走査手法は、直交しないことがあるが、直交する集合よりはるかに効率的な符号の集合を使用して、ビーム指数を表現し、これにより、SNRが十分に高いとき、受信ノード14を指す所望のビームの指数を受信ノード14が一意に特定するために必要なチャネル使用(たとえば、無線リソーススロット)は、はるかに少なくなる。
マルチステージビーム走査プロセスを詳細に述べる前に、全般的なビーム発見問題、送信ビーム発見問題、およびSBS手法について述べておくことが有益である。
ビーム発見の全般的な問題
は送信機における送信アンテナの数を、nは受信機における受信アンテナの数を示すものとする。Hは、i番目の行とj番目の列の要素が送信機のj番目の送信アンテナから受信機のi番目の受信アンテナへの複素数値のチャネル応答であるn×nの行列であるとする。任意の所与の送信ビームフォーミング(BF)の重みベクトル
および受信BFの重みベクトル
の場合、受信機で受信される信号は、
(1)
として単純にモデル化することができ、式中、kはチャネル使用に対する指数を指し、s[k]は送信機と受信機の両方に知られているパイロット信号を指し、w[k]は根底にある雑音−干渉を示す。特に、BFの重みベクトルの使用によって、各方向においてどの程度の送信電力が放出されるかを伝える、対応するビームフォーミングパターンが形成される。したがって、BFの重みベクトル、または単にBFベクトルは、以下、ビームフォーミングパターンとも称する。目標は、ある関数
で測られる送信機と受信機の間のリンク品質を最大にする、送信機における最適な送信BFベクトルpおよび受信機における最適な受信BFベクトルpを、チャネル行列Hを知ることなく特定することである。言い換えれば、本発明者らは、
(2)
を、後述するように、ビーム走査と呼ぶ既知の信号の一連の探索送信によって発見することに関心があり、式中、
は最適な送信BFベクトルを示し、
は最適な受信BFベクトルを示し、
は検討中の許容送信BFベクトルを示し、
は検討中の許容受信BFベクトルを示す。
リンク品質関数の例は、
であり、式中、f(・)は何らかの単調非減少実関数である。この場合、Hが送信機および/または受信機に知られている場合、最適な送信BFベクトル
と最適な受信BFベクトル
は、単に、Hの左右の特異ベクトルである。ただし、Hは概して送信機にも受信機にも知られていないため、最適なBFベクトル
および
は、Hを知ることなく発見しなければならない。
送信ビーム発見問題
本明細書において対処される送信ビーム発見問題は、ある(たとえば、最適な)受信BFベクトルpが使用されると仮定して、最適な送信BFベクトル
を発見することである。(自明なケースでは、ベクトルpは、アンテナ要素を1つだけ使用して全方向の受信に至る1つだけの0でない要素を含むことができる。)この場合、式(2)における本発明者らの目標は、単純化して
(3)
となり、式中、q’(・┃・)は、
によって得ることができ、これは最適な対応する受信BFベクトルが使用されることを想定している。
送信機がHを事前に知ることなく
を発見するために、対応するBFベクトル集合
を使用して、N個の異なる無線リソーススロット(たとえば、時間、周波数、および/または符号)にわたって、受信機に一連の試験ビームが典型的には送信される。これらのリソーススロットにわたって受信される信号を受信し、計測すると、受信機は次いで、ある測定報告を送信機にフィードバックする。測定報告に基づいて、送信機は、後続の通信に使用される最適な送信BFベクトルを決定する。これらの試験ビーム、および関連する試験BFベクトル
は、受信機において知られていても知られていなくてもよい。n番目のリソーススロットにおける受信信号
は、
としてモデル化することができ、k=0,1,2,…,N、n=0,1,2,…,N−1とし、式中、Nは、N個のリソーススロットのそれぞれにおけるチップ(またはチャネル使用)の数を示し、
は、n番目のスロットで送信されるパイロット信号を示し、
は、n番目のスロットにおける雑音−干渉を示す。受信信号
に基づいて、受信機は、送信機が最適な送信BFベクトルを決定できるように、あるビーム測定報告(BMR)を構築して、送信機に送る。主要な問題は、送信機が受信機のフィードバックから何が最適なBFベクトルかを確実に決定できるように、Nをどれだけ小さくできるかである。
BMRに可能なフィードバックの量に制限がない場合、受信機は、原則として、受信信号(またはその任意精度の近似値)を送信機にフィードバックすることができる。この場合、送信機が最適な送信BFベクトルを計算するために、N=n個のみの試験ビームが必要とされる。たとえば、試験BFベクトル
を、n次元の複素ベクトル空間を張る任意の基底ベクトル集合として選ぶことができ、受信信号を行列の形で
として表すことができ、式中、SはN×(N)のブロック対角行列であり、s[n]がn番目の対角ブロックである。送信機は、式(3)を解く最適な送信BFベクトル
が許容集合
の大きさにかかわらず計算できる
によって、チャネル応答を簡単に推定することができる。したがって、Nには自明な上界があり、N≦nである。しかしながら、送信アンテナの数nが大きい場合、N=nに設定すると、許容できない量のオーバーヘッドを招くことになるはずである。さらに、そのような大きいBMRをサポートするのに必要なリンク容量は、特に送信機が複数の受信機をサポートしなければならないときにしばしば大きすぎる。実際上は、BMRに可能な受信機から送信機へのフィードバックの量は、むしろ限定されていることがある。
送信機が受信機と通信するための最適な送信BFベクトルを決定するのに要するフィードバックの量を最小にするために、本発明者らは、送信機が
における最適なBFベクトルの指数を決定するだけですむように、許容BFベクトルの集合
が有限であるケースを考える。
サイズが有限であることに加えて、集合
は、ハードウェア制限のために、ある制約を満たすようにさらに制限され得ることに留意されたい。たとえば、送信機がアナログのBFフロントエンドを採用する場合、各アンテナ重みは、各アンテナで送信される信号に位相ずれを加えることしかできない。言い換えれば、ベクトル
の各要素は、一定係数をもたなければならない(たとえば、複素平面の単位円上)。この場合、集合
は、
によって与えることができ、式中、
であり、
i=1,2,…,Nであり、λは無線信号の波長を示し、xはj番目のアンテナの三次元座標ベクトルを示し、Θとφはそれぞれ、i番目のBFベクトル
に関連するアンテナアレイに対する方位角と仰角を表し、
は、方位角Θおよび仰角φを指す単位法線方向のベクトルである。言い換えれば、BFベクトルの集合
は、ビームフォーミングのために所定の集合
の方位と仰角の対に一致するように選ばれる。
シーケンシャルビームスイーピング
たとえば、従来のSBS(たとえば、Zhou参照)では、送信機は、i番目のリソーススロットにおいてi番目のBFベクトル
を使用してパイロット信号を送信する。受信機は、
における最も好ましいビームに対応する最適なリソーススロットの指数、つまりiを送信機にフィードバックするだけでよい。最も好ましいビームは、たとえば、最高の信号強度、最高のSNR、または最小のチャネル推定誤差の観点で最適な信号品質を生み出すビームであり得る。あるいは、最も好ましいビームは、あらかじめ定義された閾値を超える受信信号品質を生み出す最初のリソーススロットで使用されるビームであってもよい。いずれの場合も、この指数に基づいて、送信機は、受信機に到達するのに最適なBFベクトル
を知る。というのも、
においてスロット指数とビーム指数の間には1対1の対応が存在するためである。SBSに必要なフィードバックの量は、したがってlogNビットである。
SBSと下記のマルチステージビーム走査方式をよりうまく比較するために、Sは、受信機がスロットiで使用される送信ビーム
を好ましいものとして選択する送信機のカバーエリアの部分、すなわちパーティションセルを示すものとする。したがって、集合
は、カバーエリアのパーティションを形成する(体積ゼロの位置の集合は除く)。各Sは、以下、カバーエリアのパーティションセルと称し、集合Ωは、以下、カバーエリアのパーティションセル集合と称する。たとえば、Sは、好ましいビームが他のビームと比較することで選ばれた場合に、
と定義することができ、式中、Hは、地点xに配置された受信機と送信機の間のチャネル応答を示し、または、好ましいビームが最初の十分に良好なビームとなるように選ばれた場合に、
と定義してもよく、式中、γは、あらかじめ定義された閾値を示す。従来のSBSでは、任意の所与のスロットiで、パーティションセルSに配置された受信機のみが送信機から有意な信号エネルギーを集めることができる。
しかしながら、従来のSBSの主要な問題は、そのシグナリングの非効率性である。いつでも、カバー範囲全体のほんの一部が、意味のある信号を送信機から受信することができる。その結果、ビーム方向に関するわずかな情報、(logN)/Nビットが、各リソーススロットにわたって平均して搬送され、送信機が受信機に送信するのに適切なビーム方向を決定するために必要なリソーススロットの数Nは、Nに比例する(すなわち、N=O(N))。
マルチステージ(ツリー)ビーム走査
本明細書において開示された実施形態によれば、送信ノード12は、本質的に同じフィードバック要件でSBSより実質的に少ない数のリソーススロットにおいて、送信ノード12が適切なビームパターン、すなわちビーム方向を発見できるようにするマルチステージビーム走査手法を利用する。具体的には、マルチステージビーム走査手法を使用して、N個の可能なビームパターン、すなわちビーム方向から1つを特定するのに必要なリソーススロットの数はlogNに比例する(すなわち、N=O(logN))。
は、それぞれが1を超えるM個の整数へのNの因数分解であるとする。マルチステージビーム走査プロセスは、M個のステージを使用して、送信ノード12から、たとえば受信ノード14への送信のための送信ビームパターン、すなわち送信ビーム方向のうち最適なものを選択する。m番目のステージにおいて、ビーム走査(たとえば、SBS)は、ステージごとの走査ビームパターン集合
からN個の走査ビームパターンの集合にわたって実施され、ここで、
である。したがって、マルチステージビーム走査手法に要するリソーススロットの総数は
である。M個の数の和はそれらの積よりも実質的に小さい可能性があるので、NはNよりも有意に小さい可能性がある。差は、Nが最小化されて2になり、したがってステージの数Mが最大化されたときに、最大になる。たとえば、すべてのmについてN=bのとき、M=logNであり、N=blogNである。
いくつかの実施形態では、マルチステージビーム走査プロセスのm番目のステージにおいて、受信ノード14は、
内の最も好ましい走査ビームパターンを有する、そのステージにおけるリソーススロットの指数
を送信ノード12に送る。
内の最も好ましいビームパターンを有する、そのステージにおけるリソーススロットの指数
は例でしかないことに留意されたい。
内の最も好ましい走査ビームパターンの任意の適切な指標が、送信ノード12にフィードバックされてもよい。フィードバックは各ステージの後すぐに行われる必要はなく、代わりに、すべてのビーム走査ステージを観察した後に行うことができる。最も好ましい走査ビームパターンは、最適なリンク品質をそのステージにおいて生み出す走査ビームパターンによって決定されても、所定の閾値を超えるリンク品質を生み出す第1の走査ビームパターンによって決定されてもよい。したがって、必要なフィードバックの総量は
ビットであり、これは従来のSBSのものと本質的に同じであり、式中、
は天井関数(すなわち、x以上の最小の整数)を示す。使用されるビームパターンが受信機からのフィードバックに従って、あるステージから別のステージに適応的に変化させられるいくつかの既存のビーム走査方法(たとえば、Hur参照)とは異なり、マルチステージビーム走査手順は非適応的であり、したがって、適応的な手法に要する信頼性のある通信を確立するために送信機とその受信機のそれぞれとの間で必要な相互のハンドシェークを回避している。
m番目のステージについて選ばれる最も好ましいスロット指数
の異なる走査ビームパターン、したがって異なる可能な値は、事実上、任意の対の
が互いに素になるように送信ノード12のサービスカバーエリアをパーティションセル集合
に分け、すべての
の和集合は送信ノード12のカバーエリアに等しく、
は、受信ノード14が分類されるΩ(m)において最も可能性の高いパーティションセルである。パーティションセル集合
は、以下、m番目のステージにおける走査パーティションセル集合と称し、送信ビームパターンによって誘導されるパーティションセル集合
とは区別する。送信ビームパターンによって誘導されるパーティションセル集合
は、以下、送信パーティションセル集合と称する。たとえば、
は、好ましい走査ビームパターンが他の走査ビームパターンと比較することで選ばれた場合に、
と定義することができ、式中、すべてのiについて
であり、または、好ましい走査ビームパターンが最初の十分に良好な走査ビームパターンになるように選ばれた場合に、
と定義してもよく、式中、γは、あらかじめ定義された閾値を示す。
異なる走査パーティションセルの集まり
は、走査パーティションセル集合Ω(m)のうちの1つからそれぞれ選択されるM個の走査パーティションセルの各結合の共通部分が、以下、送信ビームパターン集合とも称する送信BFベクトル
の集合によって誘導される送信パーティションセルの集合Ωにおける送信パーティションセルに対応するように構築される。より正確には、好ましいビームパターンまたは無線リソーススロット指数i∈{1,2,…,N}ごとに、
(4)
になるように、各指数の固有ベクトル
が存在し、式中、
は、無視できる体積(すなわち、測度0)の部分集合を除いて、2つの集合が等しいことを示し、
、また
である。言い換えれば、すべてのM個のステージからの指数
は、受信ノード14が配置されている送信パーティションセルの集合Ωにおける送信パーティションセル、したがって、その受信ノード14に到達するために使用される最も好ましい送信ビームパターン
をまとめて指定する。各指数
は何らかの情報を提供するが、好ましい送信ビームパターン
に関する十全な情報を提供する指数
はない。実際のところ、各指数
は、指数iに関するlogビットを提供するので、m番目のステージの各無線リソーススロットは、平均して、好ましいビーム方向に関する(log)/Nビットの情報を搬送し、これは、(logx)/xはx≧eで単調減少関数なので、(logN)/Nよりも実質的に大きい可能性がある。
ステージビームごとのパターン集合の構築
許容送信ビームパターンの集合
を仮定すると、m番目のステージにおける各走査ビームパターン
は、
における送信ビームパターンのうちの1つまたは複数の特定の(線形)結合によって構築されてもよい。同じビーム走査ステージ内の、または異なるビーム走査ステージからの異なる走査ビームパターンは、
における送信ビームパターンの異なる結合によって形成され得る。得られる走査ビームパターンは、誘導される走査パーティションセル集合
が、式(4)を満たし、送信ノード12のハードウェア制約下で実装され得るように設計されている。
図3Aから図3Gまでは、送信ビームパターン集合
が図3Aに示した8つのビームパターンを含む1つの例における走査ビームパターンを示す。送信ビームパターンは、この例では送信パーティションセルSからSを含む送信パーティションセル集合Ωを誘導する。この例では、3つのビーム走査ステージが存在し(すなわち、M=3)、ビーム走査ステージのそれぞれにおける走査ビームパターンの数は2である(すなわち、N=N=N=2)。図3Bおよび図3Cは、第1のビーム走査ステージにおける走査ビームパターン集合
の走査ビームパターンを示す。図3Bに示すように、第1のビーム走査ステージにおける第1の走査ビームパターン
は、送信ビームパターン1、2、3、および4の結合、すなわち和集合である。第1のビーム走査ステージにおける第1のビーム走査パターン
は、第1のビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合Ω(1)の第1の走査パーティションセル
に対応する。図3Cに示すように、第1のビーム走査ステージにおける第2の走査ビームパターン
は、送信ビームパターン5、6、7、および8の結合、すなわち和集合である。第1のビーム走査ステージにおける第2のビーム走査パターン
は、第1のビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合Ω(1)の第2の走査パーティションセル
に対応する。一実施形態において、指数
は、第1のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンが、第1のビーム走査ステージにおける第1のビーム走査パターン
である場合には0に設定され、第1のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンが、第1のビーム走査ステージにおける第2のビーム走査パターン
である場合には1に設定される。
図3Dおよび図3Eは、第2のビーム走査ステージにおける走査ビームパターン集合
の走査ビームパターンを示す。図3Dに示すように、第2のビーム走査ステージにおける第1の走査ビームパターン
は、送信ビームパターン1、2、5、および6の結合、すなわち和集合である。第2のビーム走査ステージにおける第1のビーム走査パターン
は、第2のビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合Ω(2)の第1の走査パーティションセル
に対応する。図3Eに示すように、第2のビーム走査ステージにおける第2の走査ビームパターン
は、送信ビームパターン3、4、7、および8の結合、すなわち和集合である。第2のビーム走査ステージにおける第2のビーム走査パターン
は、第2のビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合Ω(2)の第2の走査パーティションセル
に対応する。一実施形態において、指数
は、第2のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンが、第2のビーム走査ステージにおける第1のビーム走査パターン
である場合には0に設定され、第2のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンが、第2のビーム走査ステージにおける第2のビーム走査パターン
である場合には1に設定される。
図3Fおよび図3Gは、第3のビーム走査ステージにおける走査ビームパターン集合
における走査ビームパターンを示す。図3Fに示すように、第3のビーム走査ステージにおける第1の走査ビームパターン
は、送信ビームパターン1、3、5、および7の結合、すなわち和集合である。第3のビーム走査ステージにおける第1のビーム走査パターン
は、第3のビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合Ω(3)の第1の走査パーティションセル
に対応する。図3Gに示すように、第3のステージにおける第2の走査ビームパターン
は、送信ビームパターン2、4、6、および8の結合、すなわち和集合である。第3のステージにおける第2のビーム走査パターン
は、第3のビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合Ω(3)の第2の走査パーティションセル
に対応する。一実施形態において、指数
は、第3のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンが、第3のビーム走査ステージにおける第1のビーム走査パターン
である場合には0に設定され、第3のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンが、第3のビーム走査ステージにおける第2のビーム走査パターン
である場合には1に設定される。
図3Aから図3Gまでの例を使用して、受信ノード(たとえば、受信ノード14)への送信に好ましいか、または最適な送信ビームパターンが、以下の表1に基づいて3つのビーム走査ステージについて受信ノードによって報告される指数
に基づいて決定され得る。
図3Aから図3Gまでの例は1つの例にすぎない。図4Aから図4Cまでは、複数のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンの別の例を示す。この例は、均一間隔のアンテナ要素を有する2次元アンテナアレイに対するマルチステージビーム走査方式のステージごとの走査ビームパターン集合を示す。n=nT,aT,eであるものとし、式中、nT,aとnT,eはそれぞれ水平方向と高さ方向にステアリングする2つの寸法に沿ったアンテナ要素の数を示す。この例では、2つの寸法のそれぞれにおけるアンテナの部分集合のみが、任意の所与のビーム走査ステージの任意の無線リソーススロットにおいて作動させられるが、異なる部分集合は異なるビーム走査ステージで作動させられる。具体的には、N≡N1,a×N1,eのアンテナのサブアレイが作動させられ、ここで、nT,aはN1,aで割り切れると仮定し、nT,eはN1,eで割り切れると仮定する。異なるビーム走査ステージでは、これらN≡N1,a1,eの作動させられるアンテナは、異なる間隔で配置される。第1のビーム走査ステージでは、これらのアンテナは互いに隣り合っていてもよく、したがって広いビームパターンを形成する。
図4Aは、8×8のアンテナアレイ中の作動させられるアンテナ、および得られる走査ビームパターンの例を示す。同じステージ内の異なる走査ビームパターンは、異なる方向を指す単に同じ走査ビームパターンである。第2のビーム走査ステージでは、作動させられるアンテナは、図4Bに示すように、8×8のアレイについて2つのアンテナ間スペース分だけ離れていてもよく、ここでは、ビーム幅が狭くなった意図的なグレーティングローブが形成される。また、同じステージ内の異なる走査ビームパターンは、この例では、異なる方向を指す同じ走査ビームパターンである。同様に、第3のビーム走査ステージでは、作動させられるアンテナは、図4Cに示すように、4つのアンテナ間スペース分だけ離れており、ここでは、ビーム幅がさらに狭くなった意図的なグレーティングローブが形成される。
この例では、ビーム発見に十分な空間分解能をもたらすために、ビーム走査の各ステージにつき4×4=16の走査ビームパターンが存在し得る。したがって、3ステージのビーム走査の場合、合計でわずか48のリソーススロットが、合計N=16×16=256の可能なビーム方向を特定するために必要である。対照的に、従来のSBS手法であれば、同じ数のビームを特定するために256のリソーススロットが必要になると思われる。
任意の所与のリソーススロットでは、すべてのアンテナ要素のうちのわずかな部分しか作動させられないので、各ステージ内の異なるリソーススロットが周波数領域において分けられる場合は、対応する所望の方向を指すビームパターンを形成するために異なるアンテナ集合が使用されてもよいことに留意されたい。各アンテナが自身の電力増幅器をもつ典型的な状況では、これによってより多くのアンテナが全体の送信に電力の点で貢献することが可能になり得る。
図5は、本開示の1つの実施形態による上記のマルチステージビーム走査プロセスを実施するための送信ノード12の動作を示すフローチャートである。マルチステージビーム走査プロセスは、あるステージにおける走査ビームパターンが前のステージにおける受信ノード14からのフィードバックに左右されないという意味で非適応的である。いくつかの実施形態では、マルチステージビーム走査プロセスはまた、すべての受信ノードについて最適な送信ビームパターンを特定するために同じ送信が使用できるという点で特定の受信機に依存せず、任意の特定の受信ノードには限定されない。
図に示すように、送信ノード12は、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、M個のビーム走査ステージのそれぞれにおける走査ビームパターンを使用して既知の(たとえば、パイロット)信号を送信する(ステップ100)。本明細書で使用される、無線リソーススロットは、時間ベースの無線リソーススロット、周波数ベースの無線リソーススロット、符号ベースの無線リソーススロット、またはその任意の組み合わせであってもよい。既に述べたように、M個のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、M個のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノード12のN個の送信ビームパターンのうちの異なる1つに対応するように画定される。具体的には、各ビーム走査ステージについて、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、送信ノード12のサービスカバーエリア18を、そのビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割する。ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合の走査パーティションセルの各対は互いに素であり、ビーム走査ステージにおける走査パーティションセルの和集合は、送信ノード12のサービスカバーエリア18全体をカバーする。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査パーティションセルからなる走査パーティションセルのそれぞれ一意の結合について、走査パーティションセルの固有の結合の共通部分が、サービスカバーエリア18の送信パーティションセル20のうちの1つに、したがって送信ノード12の送信ビームパターン16のうちの1つに対応するようになったものである。ビーム走査ステージにおける送信ビームパターンの数N、ビーム走査ステージの数M、および異なる走査ビームパターン集合は、たとえば、あらかじめ定義されても、送信ノード12によってプログラムで決定されてもよく、またはその何らかの組み合わせであってもよいことに留意されたい。
送信ノード12は、M個のビーム走査ステージのそれぞれについて、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標を受信ノード14から受信する(ステップ102)。既に述べたように、いくつかの実施形態では、m番目のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームの指標は、m番目のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに対応する無線リソーススロットの指数
である。好ましい走査ビームパターンの指標は、各ビーム走査ステージの後に個別に送信ノード12にフィードバックされてもよい。あるいは、M個のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標は、最後の(すなわち、M番目の)ビーム走査ステージの後に一緒に送信ノード12にフィードバック、すなわち報告されてもよい。
送信ノード12は、M個のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの結合に対応する送信ノード12の送信ビームパターンを、送信ノード12から受信ノード14への送信のための送信ビームパターンとして選択する(ステップ104)。具体的には、いくつかの実施形態では、好ましい走査ビームパターンの指標は指数集合
として表され、指数集合は、たとえば、あらかじめ定義されたルックアップテーブルを介して、対応する送信ビームパターンに写される。
図5は送信ノード12の動作を示すが、図6は、本開示の1つの実施形態による送信ノード12と受信ノード14の両方の動作を示す。図に示すように、送信ノード12は、図5のステップ100について既に述べたように、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、M個のビーム走査ステージのそれぞれにおける走査ビームパターンを使用して、既知の(たとえば、パイロット)信号を送信する(ステップ200)。各ビーム走査ステージについて、受信ノード14は好ましい走査ビームパターンを決定する(ステップ202)。具体的には、以下で検討するように、受信ノード14は、ビーム走査ステージのそれぞれにおける無線リソーススロットの少なくとも一部について、送信ノード12による既知の信号の送信に使用される無線リソーススロットを観察することによって、限定はしないが、SNRなどのリンク品質尺度についての対応する値を決定する。各ビーム走査ステージにおいて、好ましい走査ビームパターンは、たとえば、あらかじめ定義された閾値よりも良い、そのビーム走査ステージにおける無線リソーススロットのすべての中で最適なリンク品質またはそのビーム走査ステージにおけるリンク品質尺度の値を有する無線リソーススロットに対応する走査ビームパターンである。
受信ノード14は、送信ノード12に、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンの指標を送信する(ステップ204)。既に述べたように、m番目のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標は、m番目のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに対応する無線リソーススロットの指数
として表すことができる。好ましい走査ビームパターンの指標は、各ビーム走査ステージの後に個別に送信ノード12フィードバックされてもよい。あるいは、M個のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標は、M番目のビーム走査ステージの後に一緒に送信ノード12にフィードバック、すなわち報告されてもよい。
送信ノード12は、M個のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの結合に対応する送信ノード12の送信ビームパターンを、図5のステップ104について既に述べたように、送信ノード12から受信ノード14への送信のための送信ビームパターンとして選択する(ステップ206)。具体的には、いくつかの実施形態では、好ましい走査ビームパターンの指標は指数集合
として表され、指数集合は、たとえば、あらかじめ定義されたルックアップテーブルを介して、対応する送信ビームパターンに写される。
図7は、本開示の1つの実施形態による図6のステップ202をより詳細に示す。図に示すように、受信ノード14は、ビーム走査ステージの1つにおける走査ビームパターンを使用して既知の信号を送信するために送信ノード12によって使用される重なっていない無線リソーススロットを観察することによって、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンについての既知の信号に対する信号品質尺度値を決定する(ステップ300)。具体的には、ビーム走査ステージの走査ビームパターンごとに、受信ノード14は、ビーム走査ステージにおけるその走査ビームパターンについての既知の信号を送信するために送信ノード12によって使用される無線リソーススロット観察することによって、対応する信号品質尺度値を決定する。信号品質尺度は、たとえばSNRであってもよく、信号品質尺度値はSNR値である。ただし、SNR以外の信号品質尺度が使用されてもよい。同じように、受信ノード14は、ビーム走査ステージの走査ビームパターンのそれぞれについての既知の信号に対する信号品質尺度値を取得する。
次いで、受信ノード14は、信号品質尺度値に基づいて、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンを選択する(ステップ302)。一実施形態において、受信ノード14は、最適な信号品質尺度値に対応する走査ビームパターンを、ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択する。特に、既に述べたように、受信ノード14は、使用される走査ビームパターンの知識を有している必要はない。たとえば、既に述べたように、受信ノード14は、最適な信号品質尺度値に対応する無線リソーススロットの指数を選択する。次いで、この指数は、ビーム走査ステージにおける好ましいビーム走査パターンの指標として送信ノード12に報告されてもよい。このプロセスは、残りのビーム走査ステージについて繰り返される(ステップ304)。本明細書では図7(および他の流れ図)に関して「ステップ」と称しているが、「ステップ」は、任意の適切な順序で実施することができ、同時に実施することすらできることに留意されたい。たとえば、重なっていない無線リソーススロットが周波数スロットまたは符号スロットである場合、ステップ300および302は、ビーム走査ステージのすべてに対して並行して実施されてもよい。
図8は、本開示の1つの実施形態による図6のステップ202をより詳細に示す。図に示すように、受信ノード14は、ビーム走査ステージの1つにおける走査ビームパターンを使用して既知の信号を送信するために送信ノード12によって使用される重なっていない無線リソーススロットを、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンの1つについての既知の信号に対する信号品質尺度が、あらかじめ定義された閾値を満たすまで、順次観察する(ステップ400)。具体的には、受信ノード14は、ビーム走査ステージにおける第1の走査ビームパターンについての無線リソーススロットを観察して、既知の信号に対する信号品質尺度値(たとえば、SNR値)を決定する。受信ノード14は、信号品質尺度値をあらかじめ定義された閾値と比較する。信号品質尺度値が、あらかじめ定義された閾値より良ければ、観察は終了する。しかしながら、信号品質尺度値が、あらかじめ定義された閾値よりも良くなければ、受信ノード14は、ビーム走査ステージにおける次の走査ビームパターンについての無線リソーススロットに対してプロセスを繰り返す。
観察が完了すると、受信ノード14は、ステップ400の観察によって特定された走査ビームパターンを、そのビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンとして選択する(ステップ402)。既に述べたように、受信ノード14は、使用される走査ビームパターンの知識を有している必要はない。たとえば、既に述べたように、受信ノード14は、あらかじめ定義された閾値よりも良い第1の信号品質尺度値に対応する無線リソーススロットの指数を選択する。次いで、この指数は、ビーム走査ステージにおける好ましいビーム走査パターンの指標として送信ノード12に報告されてもよい。ステップ400および402のプロセスは、残りのビーム走査ステージについて繰り返される(ステップ404)。
既に述べたように、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンについての既知の信号の送信に使用される無線リソーススロットは、重なっていない無線リソーススロットである。図9は、重なっていない無線リソーススロットが、重なっていないタイムスロットである1つの例を示す。ただし、これは例にすぎない。重なっていない無線リソーススロットは、重なっていないタイムスロット、重なっていない周波数スロット、重なっていない符号(以下、符号スロットと称する)、またはその任意の組み合わせであってもよい。さらに、重なっていない無線リソーススロットの各種を合わせたものが使用されてもよい。たとえば、異なるタイムスロットが異なるステージに使用されてもよいが、異なる周波数スロットが同じステージ内の異なる走査ビームパターンに使用されてもよい。
図9に示すように、この例では、送信ノード12は、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、第1のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンを使用して既知の(たとえば、パイロット)信号を送信する(ステップ500)。一実施形態において、重なっていない無線リソーススロットは、重なっていないタイムスロットであり、送信ノード12は、重なっていないタイムスロットにわたって、第1のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンを順番に使用して既知の信号を送信する。以下、これをステージごとのSBSと称する。
受信ノード14は、第1のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンを決定する(ステップ502)。具体的には、既に述べたように、受信ノード14は、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンの少なくとも一部について、送信ノード12による既知の信号の送信に使用される無線リソーススロットを観察することによって、限定はしないが、SNRなどのリンク品質尺度についての対応する値を決定する。一実施形態において、第1のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンは、第1のビーム走査ステージにおける無線リソーススロットのすべての中で最適なリンク品質を有する無線リソーススロットに対応する走査ビームパターンである。別の実施形態において、第1のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンは、あらかじめ定義された閾値よりも良い信号品質、すなわちリンク品質を有する第1のステージにおける第1の無線リソーススロットに対応する走査ビームパターンである。
同じように、送信ノード12は、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、第2のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンを使用して既知の(たとえば、パイロット)信号を送信する(ステップ504)。受信ノード14は、第2のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンを決定する(ステップ506)。このプロセスは、送信ノード12が、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、M番目のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンを使用して既知の(たとえば、パイロット)信号を送信し(ステップ508)、受信ノード14が、M番目のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンを決定する(ステップ510)まで継続する。
既に述べたように、M個のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、M個のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、送信ノード12の異なる送信ビームパターンに対応するように画定される。具体的には、各ビーム走査ステージについて、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、送信ノード12のサービスカバーエリア18を、そのビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割する。ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合の走査パーティションセルの各対は互いに素であり、ビーム走査ステージにおけるパーティションセルの和集合は、送信ノード12のサービスカバーエリア18全体をカバーする。ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンは、ビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査パーティションセルからなる走査パーティションセルのそれぞれ一意の結合について、走査パーティションセルの固有の結合の共通部分が、サービスカバーエリア18の送信パーティションセル20のうちの1つに、したがって送信ノード12の送信ビームパターン16のうちの1つ対応するようになったものである。
本実施形態において、受信ノード14がすべてのM個のビーム走査ステージに対して好ましい走査ビームパターンを選択した後、受信ノード14は、送信ノード12に、ビーム走査ステージのそれぞれにおける好ましい走査ビームパターンの指標を含む報告を送信する(ステップ512)。既に述べたように、m番目のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームの指標は、m番目のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに対応する無線リソーススロットの指数
として表すことができる。あるいは、M個のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標は、M番目のビーム走査ステージの後に一緒に送信ノード12にフィードバック、すなわち報告されてもよい。
送信ノード12は、M個のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの結合に対応する送信ノード12の送信ビームパターンを、図5のステップ104について既に述べたように、送信ノード12から受信ノード14への送信のための送信ビームパターンとして選択する(ステップ514)。具体的には、いくつかの実施形態では、好ましい走査ビームパターンの指標は指数集合として表され、指数集合は、たとえば、あらかじめ定義されたルックアップテーブルを介して、対応する送信ビームパターンに写される。
ここまで述べてきた実施形態では、受信ノード14は、フィードバックを送信ノード12に提供し、次いで送信ノード12は、受信ノード14からのフィードバックに基づいて最適な送信ビームパターン16を選択する。ただし、いくつかの実施形態では、受信ノード14は、送信ビームパターン16の知識を有し、M個のビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに基づいて、最適な、または好ましい送信ビームパターン16を選択してもよい。この点について、図10は、本開示の別の実施形態による送信ノード12と受信ノード14の両方の動作を示す。図に示すように、送信ノード12は、図5のステップ100について既に述べたように、重なっていない各無線リソーススロットにわたって、M個のビーム走査ステージのそれぞれにおける走査ビームパターンを使用して、既知の(たとえば、パイロット)信号を送信する(ステップ600)。各ビーム走査ステージについて、受信ノード14は、既に述べたように、好ましい走査ビームパターンを決定する(ステップ602)。ただし、本実施形態において、受信ノードは、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに従って、送信ノード12から受信ノード14への送信のための送信ビームパターン16を選択する(ステップ604)。具体的には、いくつかの実施形態では、好ましい走査ビームパターンの指標は指数集合
として表され、指数集合は、たとえば、受信ノード14に格納されているあらかじめ定義されたルックアップテーブルを介して、対応する送信ビームパターンに写される。このルックアップテーブルは、受信ノード14において事前に構成されていてもよいし、たとえば、送信ノード12または無線ネットワークによって構成されてもよい。受信ノード14は、送信ノード12に、ビーム走査ステージのそれぞれにおける選択された走査ビームパターンの指標を送信する(ステップ606)。
本明細書に記載のマルチステージビーム走査手法は、本質的に同じフィードバック要件で、従来のSBS手法よりはるかに効率的な、特定デバイスに依存しないビーム発見のための方法を提供する。具体的には、合計Nの可能なビーム方向があり、Nが
のように因数分解できる場合、マルチステージビーム走査手法は、パイロット信号を送信するのに
のリソーススロットがあればよく、これに対して、SBSにはN個のリソーススロットが必要である。
図11は、従来のSBSの性能と、本明細書において開示されたマルチステージビーム走査手法の1つの実施形態を比較している。グラフ上の各ドットは、屋内平面図におけるレイトレーシングモデルに基づいて発生したチャネル応答のランダムな実現に対応する。各ドットのX座標は、送信機におけるチャネル応答が完璧に知られていると仮定したときに、送信機から受信機への固有のビームフォーミングを使用して実現可能な理想的なSNRレベルを表し、Y座標は、対応するビーム走査方法によって発見されたビームを使用して実現可能な実際のSNRレベルを表す。図示した曲線は、2デシベル(dB)のビン幅を有するドットのヒストグラムに相当する。図11に示されるように、マルチステージビーム走査手法は、はるかに少ない無線リソースの使用でありながら、従来のSBSに匹敵するパフォーマンスを示す。
図12は、SNRの代わりにデータスループットに基づく類似の比較を示す。このプロットでは、Y座標は、対応するビーム走査方式を使用して発見されるビームによって実現可能な実際のスループットと、チャネル知識が送信機にあると仮定した固有ビームフォーミングによって実現可能な理想的なスループットとの比を表す。図12に示されるように、マルチステージビーム走査手法は、はるかに少ない無線リソースの使用でありながら、従来のSBSに匹敵するパフォーマンスを示す。
上記の検討は、任意のタイプの無線通信システムに実装され得る送信ノード12および受信ノード14に焦点を当てている。図13は、送信ノード12および受信ノード14がセルラー通信ネットワーク22に実装される1つの特定の実施形態を示す。この特定の実施形態では、送信ノード12は、セルラー通信ネットワーク22の無線アクセスネットワーク(RAN)における基地局24であり、受信ノード14はワイヤレスデバイス26である。基地局24は送信ノード12の例にすぎないことに留意されたい。送信ノード12は、別のタイプの無線アクセスノード(たとえば、リモート無線ヘッド(RRH))に実装されてもよいし、ワイヤレスデバイスに実装されていてもよい。同様に、ワイヤレスデバイス26は受信ノード14の例にすぎない。受信ノード14は、たとえば無線アクセスノードに実装され、次いで送信ノード12がワイヤレスデバイスに実装されてもよい。図13の例では、基地局24は、上記のマルチステージビーム走査手法を利用して、ワイヤレスデバイス26への送信に使用する最適な、または好ましいビームパターンを特定する。ただし、同じように、ワイヤレスデバイス26は、送信ノード12として動作し、マルチステージビーム走査手順を実施して、基地局24への送信に使用する最適な、または好ましいビームパターンを特定することができる。
図14は、本開示の1つの実施形態による送信ノード12の構成図である。既に述べたように、一実施形態において、送信ノード12は、セルラー通信ネットワーク22における基地局24または類似の無線アクセスノードである。図に示すように、送信ノード12は、1つまたは複数のプロセッサ28(たとえば、中央処理装置(CPU))と、メモリ30と、1つまたは複数の信号プロセッサ32と、複数のアンテナ40に結合された送信機36および受信機38を含むワイヤレス送受信機34とを備える。信号プロセッサ32は、エンコーダ41、変調器42、およびプリコーダ44を備える。エンコーダ41は、信号プロセッサ32の入力信号に符号化を実施する(たとえば、情報ビットを、たとえば誤り防止のために、符号化して符号化ビットにする)。変調器42は、符号化信号を変調(たとえば、直交周波数分割多重(OFDM)または類似の変調を実施)して、変調信号をもたらす。プリコーダ44は、変調器42からの変調信号にビームフォーミングベクトルを適用することによって、ビームフォーミングを実施するように動作する。ビームフォーミングベクトルはまた、プリコーディングマトリックスと呼ぶこともある。次いで、送信機36は、信号プロセッサ32からの出力信号を処理(たとえば、変調信号をアップコンバート、増幅、およびフィルタリング)することによって、適切な送信信号をアンテナ40に出力する。受信経路については、信号プロセッサ32は復調器46を備え、いくつかの実施形態によってはデコーダ48を備える。
動作において、いくつかの実施形態では、プロセッサ28は、上記のように、信号プロセッサ32を制御することによって上記のマルチステージビーム走査手順を実施して、M個のビーム走査ステージにおける走査ビームパターンを使用してパイロット信号を送信する。これは、プリコーダ44を構成し、所望のパイロット信号のベースバンド表現を信号プロセッサ32の入力に提供することによって行うことができる。さらに、いくつかの実施形態では、信号プロセッサ32は、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標を、受信ノード14から、受信機38を介して受信する。次いで、信号プロセッサ32は、上記のように、受信ノード14からのフィードバックに基づいて、受信ノード14への送信に最適な、または好ましい送信ビームパターンを選択することができる。
いくつかの実施形態では、送信ノード12の機能群は、プロセッサ28による実行のために、ソフトウェアに実装され、メモリ30に格納される。このソフトウェアを実行することによって、送信ノード12は、上記の実施形態のいずれかに従って動作する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ(たとえば、プロセッサ28)によって実行されたときに、本明細書に記載の実施形態のいずれか1つに従って送信ノード12の機能群を少なくとも1つのプロセッサに行わせる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。一実施形態において、上記のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(たとえば、メモリ30などの一時的でないコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
図15は、本開示の1つの実施形態による受信ノード14の構成図である。既に述べたように、一実施形態において、受信ノード14は、セルラー通信ネットワーク22におけるワイヤレスデバイス26である。図に示すように、受信ノード14は、1つまたは複数のプロセッサ50(たとえば、CPU)と、メモリ52と、1つまたは複数の信号プロセッサ54と、1つまたは複数のアンテナ62に結合された受信機58および送信機60を含むワイヤレス送受信機56とを備える。受信経路のために、受信機58は受信信号を処理(たとえば、増幅、ダウンコンバート、フィルタリング、およびアナログ−デジタル変換)して、受信信号のデジタル表現をもたらす。信号プロセッサ54は復調器64を備え、実施形態によってはデコーダ66を備える。復調器64は、受信信号のデジタル表現を復調する(たとえば、OFDM復調を実施する)ように動作する。デコーダ66は、たとえば、複数のランク、すなわち送信ストリームが送信ノード12によって送信された場合に、復調信号を復号するように動作することができる。送信経路は、エンコーダ67、変調器68、プリコーダ70(オプション)、および送信機60を含む。
動作において、いくつかの実施形態では、プロセッサ50は、ビーム走査ステージの走査ビームパターンに使用される無線リソーススロットにおいて、受信信号のベースバンド表現を観察することによって、ステージごとに好ましい走査ビームパターンを決定または選択する。いくつかの実施形態では、プロセッサ50は、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標を、信号プロセッサ54および送信機60を介して送信ノード12にフィードバックする。他の実施形態では、プロセッサ50は、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに基づいて、最適な、または好ましい送信ビームパターン16を選択し、選択された送信ビームパターンの指標を、信号プロセッサ54および送信機60を介して送信ノード12に送信する。
いくつかの実施形態では、受信ノード14の機能群は、プロセッサ50による実行のために、ソフトウェアに実装され、メモリ52に格納される。このソフトウェアを実行することによって、受信ノード14は、上記の実施形態のいずれかに従って動作する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ(たとえば、プロセッサ50)によって実行されたときに、本明細書に記載の実施形態のいずれか1つに従って受信ノード14の機能群を少なくとも1つのプロセッサに行わせる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。一実施形態において、上記のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(たとえば、メモリ52などの一時的でないコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
図16は、本開示の別の実施形態による送信ノード12を示す。本実施形態において、送信ノード(mode)12は走査ビーム送信モジュール72を備え、実施形態によっては受信モジュール74および送信ビームパターン選択モジュール76を備え、それぞれソフトウェアに実装されている。走査ビーム送信モジュール72は、関連する送信機を介して、ビーム走査ステージの走査ビームパターンを使用する既知の信号の送信(たとえば、パイロット信号)を生じさせるように動作する。受信モジュール74は、いくつかの実施形態において、関連する受信機を介して、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標を受信ノード14から受信するように動作する。送信ビーム選択モジュール76は、既に述べたように、送信ノード12によって指示される各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに従って、最適な、または好ましい送信ビームパターン16を選択する。他の実施形態では、受信モジュール74は、関連する受信機を介して、最適な、または好ましい送信ビームパターンの指標を受信ノード14から受信する。
図17は、本開示の別の実施形態による受信ノード14を示す。本実施形態において、受信ノード14は、好ましい走査ビームパターン決定モジュール78および報告モジュール80を備え、実施形態によっては選択モジュール82を備え、それぞれソフトウェアに実装されている。好ましい走査ビームパターン決定モジュール78は、上記のように、ビーム走査ステージにおける走査ビームパターンを使用する既知の信号の送信に使用される無線リソーススロットを観察して、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンを決定するように動作する。いくつかの実施形態では、報告モジュール80は、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンの指標を報告する。他の実施形態では、選択モジュール82は、各ビーム走査ステージにおける好ましい走査ビームパターンに従って、最適な、または好ましい送信ビームを選択し、この場合、報告モジュール80は次いで選択された送信ビームパターンの指標を報告する。
以下の頭字語が本開示全体を通して使用されている。
・3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
・AN アクセスノード
・BF ビームフォーミング
・BMR ビーム測定報告
・CPU 中央処理装置
・dB デシベル
・GHz ギガヘルツ
・LTE Long Term Evolution
・mmW ミリメートル波
・OFDM 直交周波数分割多重
・RAN 無線アクセスネットワーク
・RRH リモート無線ヘッド
・SBS シーケンシャルビームスイーピング
・SNR 信号対雑音比
・UE ユーザ機器
当業者は、本開示の実施形態に対する改良および修正を認識するであろう。すべてのそのような改良および修正は、本明細書において開示された概念の範囲および添付の特許請求の範囲に含まれると考えられる。

Claims (23)

  1. 送信ノード(12)のサービスカバーエリア(18)を複数の送信パーティションセル(20)に分割する、前記送信ノード(12)の複数の送信ビームパターン(16)について、非適応的ビーム走査を実する前記送信ノード(12)の動作方法であって、
    重なっていない各無線リソーススロットにわたって、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信することを含み、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものであり、
    前記複数のビーム走査ステージの各ビーム走査ステージについて、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンが、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)を前記ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割することによって、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの各対が互いに素になり、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における前記走査パーティションセルの和集合が前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)全体をカバーし、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査パーティションセルからなる走査パーティションセルのそれぞれ一意の結合について、走査パーティションセルの前記一意の結合の共通部分が、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)の前記複数の送信パーティションセル(20)のうちの異なる1つ、したがって前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものである、方法。
  2. 受信ノード(14)から、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記複数の走査ビームパターンのうちの好ましい走査ビームパターンの指標を受信することと、
    前記受信ノード(14)によって指示される好ましい走査ビームパターンの結合に対応する、前記送信ノード(12)についての前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの1つを、前記送信ノード(12)から前記受信ノード(14)への送信のための送信ビームパターン(16)として選択することと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 重なっていない各無線リソーススロットにわたって、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して前記既知の信号を送信することが、
    重なっていない各無線リソーススロットにわたって、前記複数のビーム走査ステージのうちの第1のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信することと、
    重なっていない各無線リソーススロットにわたって、前記複数のビーム走査ステージのうちの第2のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信することと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のビーム走査ステージにおける前記重なっていない無線リソーススロットが、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および重なっていない符号リソースからなる群の少なくとも1つを含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記送信ノード(12)が複数のアンテナ(40)を備え、前記複数のビーム走査ステージの各ビーム走査ステージが、前記複数のアンテナ(40)の異なる部分集合を使用する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記重なっていない無線リソーススロットが、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および重なっていない符号リソースからなる群の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 送信ノード(12)のサービスカバーエリア(18)を複数の送信パーティションセル(20)に分割する、前記送信ノード(12)の複数の送信ビームパターン(16)について、非適応的ビーム走査を実することを可能にした前記送信ノード(12)であって、
    複数のアンテナ(40)に結合された送信機(36)および受信機(38)を含む送受信機(34)と、
    重なっていない各無線リソーススロットにわたって、前記送信機(36)を介して、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサ(28)と
    を備え、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものであり、
    前記複数のビーム走査ステージの各ビーム走査ステージについて、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンが、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)を前記ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割することによって、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの各対が互いに素になり、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における前記走査パーティションセルの和集合が前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)全体をカバーし、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査パーティションセルからなる走査パーティションセルのそれぞれ一意の結合について、走査パーティションセルの前記一意の結合の共通部分が、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)の前記複数の送信パーティションセル(20)のうちの異なる1つ、したがって前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものである、送信ノード(12)。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサ(28)が、
    前記受信機(38)を介して、受信ノード(14)から、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記複数の走査ビームパターンのうちの好ましい走査ビームパターンの指標を受信し、
    前記受信ノード(14)によって指示される好ましい走査ビームパターンの結合に対応する、前記送信ノード(12)についての前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの1つを、前記送信ノード(12)から前記受信ノード(14)への送信のための送信ビームパターン(16)として選択するようにさらに構成されている、請求項に記載の送信ノード(12)。
  9. 前記重なっていない無線リソーススロットが、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および重なっていない符号リソースからなる群の少なくとも1つを含む、請求項に記載の送信ノード(12)。
  10. 送信ノード(12)のサービスカバーエリア(18)を複数の送信パーティションセル(20)に分割する、前記送信ノード(12)の複数の送信ビームパターン(16)から送信ビームパターン(16)を選択するために、前記送信ノード(12)による非適応的ビーム走査を支援するためのフィードバックを提供する、受信ノード(14)の動作方法であって、
    複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンから好ましい走査ビームパターンを決定することと、
    前記送信ノード(12)に、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれについての前記好ましい走査ビームパターンの指標を送ることと
    を含む、方法であって、
    前記複数のビーム走査ステージの各ビーム走査ステージについて、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンが、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)を前記ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割することによって、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの各対が互いに素になり、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における前記走査パーティションセルの和集合が前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)全体をカバーし、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものである、方法
  11. 前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記好ましい走査ビームパターンを決定することが、各ビーム走査ステージについて、
    前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために前記送信ノード(12)が使用する重なっていない無線リソーススロットを、前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの1つについての前記既知の信号に対する信号品質尺度値が、あらかじめ定義された品質閾値を満たすまで順次観察することと、
    前記既知の信号の前記信号品質尺度値が、前記あらかじめ定義された品質閾値を満たす前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの前記1つを、前記ビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンとして選択することと
    を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記好ましい走査ビームパターンを決定することが、各ビーム走査ステージについて、
    前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために前記送信ノード(12)が使用する重なっていない無線リソーススロットを観察することによって、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれについての前記既知の信号に対する品質尺度値を決定することと、
    前記ビーム走査ステージにおける前記複数のビーム走査パターンについての前記既知の信号の前記信号品質尺度値に基づいて、前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの1つを、前記ビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンとして選択することと
    を含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記走査ビームパターンのうちの前記1つを前記ビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンとして選択することが、最適な信号品質尺度を有する前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの前記1つを選択することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記重なっていない無線リソーススロットが、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および重なっていない符号リソースからなる群の少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 送信ノード(12)のサービスカバーエリア(18)を複数の送信パーティションセル(20)に分割する、前記送信ノード(12)の複数の送信ビームパターン(16)から送信ビームパターン(16)を選択するために、前記送信ノード(12)による非適応的ビーム走査を支援するためのフィードバックを提供することを可能にした受信ノード(14)であって、
    複数のアンテナ(40)に結合された送信機(36)および受信機(38)を含むワイヤレス送受信機(34)と、
    複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンから好ましい走査ビームパターンを決定し、前記送信機(36)を介して、前記送信ノード(12)に、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれについての前記好ましい走査ビームパターンの指標を送るように構成された少なくとも1つのプロセッサ(28)と
    を備え
    前記複数のビーム走査ステージの各ビーム走査ステージについて、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンが、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)を前記ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割することによって、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの各対が互いに素になり、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における前記走査パーティションセルの和集合が前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)全体をカバーし、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものである、受信ノード(14)
  16. 前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記好ましい走査ビームパターンを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサ(28)が、各ビーム走査ステージについて、
    前記受信機(38)を介して、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために前記送信ノード(12)が使用する重なっていない無線リソーススロットを、前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの1つについての前記既知の信号に対する信号品質尺度値が、あらかじめ定義された品質閾値を満たすまで順次観察し、
    前記既知の信号の前記信号品質尺度値が、前記あらかじめ定義された品質閾値を満たす前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの前記1つを、前記ビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンとして選択するようにさらに構成されている、請求項15に記載の受信ノード(14)。
  17. 前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記好ましい走査ビームパターンを決定するために、前記少なくとも1つのプロセッサ(28)が、各ビーム走査ステージについて、
    前記受信機(38)を介して、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用した既知の信号の送信のために前記送信ノード(12)が使用する重なっていない無線リソーススロットを観察することによって、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンのそれぞれについての前記既知の信号に対する品質尺度値を決定し、
    前記ビーム走査ステージにおける前記複数のビーム走査パターンについての前記既知の信号の前記信号品質尺度値に基づいて、前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの1つを、前記ビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンとして選択するようにさらに構成されている、請求項15に記載の受信ノード(14)。
  18. 前記ビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンとして選択された前記ビーム走査ステージにおける前記走査ビームパターンのうちの前記1つが、最適な信号品質尺度を有する前記ビーム走査ステージにおける前記ビーム走査パターンである、請求項17に記載の受信ノード(14)。
  19. 前記重なっていない無線リソーススロットが、重なっていない時間リソース、重なっていない周波数リソース、および重なっていない符号リソースからなる群の少なくとも1つを含む、請求項17に記載の受信ノード(14)。
  20. 送信ノード(12)のサービスカバーエリア(18)を複数の送信パーティションセル(20)に分割する、前記送信ノード(12)の複数の送信ビームパターン(16)に対する非適応的ビーム走査の実を可能にするシステムであって、
    重なっていない各無線リソーススロットにわたって、複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける複数の走査ビームパターンのそれぞれを使用して既知の信号を送信するように構成された前記送信ノード(12)であって、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものである、前記送信ノード(12)と、
    前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記複数の走査ビームパターンを使用する前記既知の信号の前記送信に基づいて、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれにおける前記複数の走査ビームパターンから好ましい走査ビームパターンを決定するように構成された受信ノード(14)と
    を備え
    前記複数のビーム走査ステージの各ビーム走査ステージについて、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンが、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)を前記ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割することによって、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの各対が互いに素になり、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における前記走査パーティションセルの和集合が前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)全体をカバーし、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査パーティションセルからなる走査パーティションセルのそれぞれ一意の結合について、走査パーティションセルの前記一意の結合の共通部分が、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)の前記複数の送信パーティションセル(20)のうちの異なる1つ、したがって前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものである、システム。
  21. 前記受信ノード(14)が、前記送信ノード(12)に、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれについての前記好ましい走査ビームパターンの指標を送るようにさらに構成されている、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記受信ノード(14)が、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンの結合に対応する前記送信ノード(12)のための前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの1つを、前記送信ノード(12)から前記受信ノード(14)への送信のために選択される送信ビームパターン(16)として選択し、
    前記選択された送信ビームパターン(16)の指標を前記送信ノード(12)に送信するようにさらに構成されている、請求項20に記載のシステム。
  23. 送信ノード(12)のサービスカバーエリア(18)を複数の送信パーティションセル(20)に分割する前記送信ノード(12)の複数の送信ビームパターン(16)から送信ビームパターンを選択するために、前記送信ノード(12)による非適応的ビーム走査および選択を支援するためのフィードバックを提供する、受信ノード(14)の動作方法であって、
    複数のビーム走査ステージのそれぞれについての複数の走査ビームパターンから好ましい走査ビームパターンを決定することであって、
    前記複数のビーム走査ステージの各ビーム走査ステージについて、前記ビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンが、前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)を前記ビーム走査ステージにおける走査パーティションセル集合に分割することによって、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における走査パーティションセルの各対が互いに素になり、前記ビーム走査ステージについての前記走査パーティションセル集合における前記走査パーティションセルの和集合が前記送信ノード(12)の前記サービスカバーエリア(18)全体をカバーしており、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記複数の走査ビームパターンは、前記複数のビーム走査ステージのそれぞれから得た1つの走査ビームパターンからなる走査ビームパターンのそれぞれ一意の結合が、前記送信ノード(12)の前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの異なる送信ビームパターン(16)に対応するようになったものである、決定することと、
    前記複数のビーム走査ステージにおける前記好ましい走査ビームパターンの結合に対応する前記送信ノード(12)のための前記複数の送信ビームパターン(16)のうちの1つを、前記送信ノード(12)から前記受信ノード(14)への送信のために選択される送信ビームパターン(16)として選択することと、
    前記選択された送信ビームパターン(16)の指標を前記送信ノード(12)に送信することと
    を含む、方法。
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