JP6498645B2 - 外壁診断装置及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、外壁診断装置及びシステムに関し、詳しくは、上下方向に延びる支持部材により支持されて、建物の外壁の状態を診断するための外壁診断装置及びシステムに関する。
従来、建物の外壁は、風雨や紫外線に曝されたり、地震等の外力による振動により劣化するため、その状態を診断する必要がある。ところが、建物が高層になると、上方の外壁は、地上からは診断できない。
このため、特許文献1には、外壁打撃装置と打撃振動検出装置を備え、屋上側昇降装置と地上側昇降装置により、外壁に沿って昇降され、外壁打撃装置が、建物の外壁を打撃する打撃体と、打撃体が先端に取り付けられたアームと、アームの基端側に装着されたハブと、ハブを回転することにより、アームに取り付けられた打撃体を外壁に向けて周回させるモータを有している外壁診断装置本体が提案されている(特許文献1)。
この外壁診断装置本体によれば、屋上側昇降装置により、屋上から外壁に沿って昇降させることで、地上からは診断できない上方の外壁を診断することが可能となる。
特開2012−220188号公報
しかしながら、建物の外壁には、庇等の外壁の表面より突出する凹凸がある。特許文献1の屋上側昇降装置は、外壁にこのような凹凸があった場合、昇降経路が遮られるために、凹凸がある部分の外壁を診断することができない。
本発明は、建物の外壁に庇等の凹凸がある部分も、診断することが可能な外壁診断装置及びシステムを提供することを目的とする。
(1) 上下方向に延びるワイヤにより支持されて、建物の外壁の状態を診断するための外壁診断装置であって、
前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に延びるフレームと、
前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記フレームを前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に移動可能な駆動部と、
前記フレームの、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらず前記フレームを水平に保つバランス調整部と、
前記駆動部及び前記バランス調整部の駆動を制御する制御部と、
前記フレームに固定され、前記外壁の状態を検知する検知部と、を備え、かつ
前記ワイヤが、
上方において、前後及び左右方向の移動が規制されている上支点と、
下方において、前後及び左右方向の移動が規制されている下支点と、を有し、
前記上支点と前記下支点との間において、支持されている外壁診断装置。
(1)の発明によれば、外壁診断装置は、上下方向に延びるワイヤにより支持されて、建物の外壁の状態を診断するためのものであり、フレームと、駆動部と、バランス調整部と、制御部と、検知部と、を備える。
フレームは、ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、ワイヤが延びる方向と直交する方向に延びる。
駆動部は、ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、フレームをワイヤが延びる方向と直交する方向に移動可能である。
バランス調整部は、フレームの、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらずフレームを水平に保つ。
制御部は、駆動部及びバランス調整部の駆動を制御する。
検知部は、フレームに固定され、外壁の状態を検知する。
ワイヤの前後及び左右方向の移動が規制されている上支点と下支点との間で、外壁診断装置を支持できる。
これにより、外壁診断装置は、建物の外壁に凹凸があった場合、駆動部により、検知部が固定されたフレームを、ワイヤが延びる方向(例えば、垂直方向)と直交する方向(例えば、水平方向であって、建物の外壁から離れる方向)に移動させ、この凹凸を回避してから、駆動部により、検知部が固定されたフレームを、建物の外壁に近接させることができる。また、この場合、バランス調整部により、フレームの、ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらずフレームを水平に保つことができる。
したがって、建物の外壁に庇等の凹凸がある部分も、診断することが可能な外壁診断装置を提供できる。
また、ワイヤの前後及び左右方向の移動が規制されている上支点と下支点との間で、外壁診断装置を支持できるので、上支点から外壁診断装置を吊っているだけの場合に比べ、前後及び左右方向の安定性が向上し、外壁の診断精度を向上することが可能となる。
(2) 前記フレームは、
上下方向に所定間隔を空けて配置され、上面視で略四角形状に形成された上フレーム及び下フレームと、
前記上フレームの前後方向に延びる2本の横部材の中間部分を、前記フレームの、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動を妨げない状態で連結する補助部材と、を備え、
前記バランス調整部は、前記補助部材に回動自在に支持されている(1)に記載の外壁診断装置。
(3) (1)又は(2)に記載の外壁診断装置と、
前記外壁診断装置の下方に設けられ、前記ワイヤに支持され、前記下支点となるクランプ駆動装置と、を備える外壁診断システムであって、
前記クランプ駆動装置は、
前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に延びるクランプフレームと、
前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記クランプフレームを前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に移動可能なクランプ駆動部と、
前記クランプフレームに固定され、前記外壁に係止可能なクランプ部と、
前記クランプフレームの、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらず前記クランプフレームを水平に保つクランプバランス調整部と、
前記クランプ駆動部、前記クランプ部及び前記クランプバランス調整部の駆動を制御するクランプ制御部と、
を備える外壁診断システム。
(3)の発明によれば、外壁診断システムは、(1)又は(2)の外壁診断装置と、この外壁診断装置の下方に設けられ、ワイヤに支持され、下支点となるクランプ駆動装置と、を備える。
クランプ駆動装置は、クランプフレームと、クランプ駆動部と、クランプ部と、クランプバランス調整部と、クランプ制御部と、を備える。
クランプフレームは、ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に延びる。
クランプ駆動部は、ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、クランプフレームをワイヤが延びる方向と直交する方向に移動可能である。
クランプ部は、クランプフレームに固定され、外壁に係止可能である。
クランプバランス調整部は、クランプフレームの、ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらずクランプフレームを水平に保つ。
クランプ制御部は、クランプ駆動部、クランプ部及びクランプバランス調整部の駆動を制御する。
これにより、外壁診断システムのクランプ駆動装置は、建物の外壁に凹凸があった場合、クランプ駆動部により、クランプ部が固定されたクランプフレームを、ワイヤが延びる方向(例えば、垂直方向)と直交する方向(例えば、水平方向であって、建物の外壁から離れる方向)に移動させ、この凹凸を回避してから、クランプ駆動部により、クランプフレームを、建物の外壁に近接させ、例えば、外壁の一部である凹凸(例えば、庇等)に係止させる。これにより、クランプ駆動装置が、前後及び左右方向の移動が規制された下支点として機能する。また、この場合、クランプバランス調整部により、クランプフレームの、ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらずクランプフレームを水平に保つことができる。
よって、上支点から外壁診断装置を吊っているだけの場合に比べ、前後及び左右方向の安定性が向上し、外壁の診断精度を向上することが可能となる。
本発明によれば、建物の外壁に庇等の凹凸がある部分も、診断することが可能な外壁診断装置及びシステムを提供できる。
本発明の実施形態に係る外壁診断システム1の概要を説明する図である。 前記実施形態に係る外壁診断装置20の斜視図である。 前記実施形態に係るクランプ駆動装置30の斜視図である。 前記実施形態に係る外壁診断システム1の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 前記実施形態に係る外壁診断装置20のフレーム21が前方に移動した状態の斜視図である。 前記実施形態に係る外壁診断システム1により、外壁50の状態を診断する手順を説明する図である。 前記実施形態に係る外壁診断システム1により、外壁50の状態を診断する手順を説明する図である。 前記実施形態に係る外壁診断システム1により、外壁50の状態を診断する手順を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
[外壁診断システム1]
まず、前記実施形態に係る外壁診断システム1の構成について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る外壁診断システム1の概要を説明する図である。
外壁診断システム1は、建物の外壁50の状態を診断するためのシステムであり、特に、外壁に庇51等の凹凸がある外壁50を診断可能とするシステムである。
外壁診断システム1は、建物の屋上に設置され、支持部材の一例であるワイヤ100を上下方向に移動可能なウィンチ装置10と、上下方向に延びるワイヤ100により支持されて、建物の外壁50の状態を診断するための外壁診断装置20と、外壁診断装置20の下方に設けられ、ワイヤ100に支持されたクランプ駆動装置30と、ウィンチ装置10、外壁診断装置20及びクランプ駆動装置30と接続され、情報通信が可能な操作端末40と、を備える。
ウィンチ装置10は、1本又は2本(本実施形態では2本)のワイヤ100が巻き回されたドラムを、動力により回転させることで、ワイヤ100を巻き取ったり、送り出したりするウィンチ11と、中間部分がウィンチ11に支持され、外壁50から離れる方向である前方側から、外壁50に近接する方向である後方側に延びるシャフト12と、シャフト12の前端近傍に設けられ、ウィンチ11に巻き回されたワイヤ100が掛けられた滑車13と、シャフト12の後端近傍に設けられた錘14と、を備える。
ウィンチ11は、例えば、有線又は無線により、操作端末40から送信された信号に基づき駆動する。また、ウィンチ11は、建物の屋上において、外壁50に沿って延びるレールの上に設置され、外壁50に沿って移動可能である。
シャフト12は、前後方向に、動力又は手動にて移動可能である。
滑車13は、ウィンチ11に巻き回されたワイヤ100を、下方に吊り下げる。このような滑車13は、外壁診断装置20の上方において、前後及び左右方向の移動が規制されている支持部材(ワイヤ100)の上支点の一例である。
錘14は、シャフト12の前端側に掛かる負荷(滑車13を介して、ワイヤ100、外壁診断装置20及びクランプ駆動装置30の重量)に応じて、シャフト12の後端側の負荷を調整する。具体的には、錘14の量を調整したり、シャフト12に沿って錘14の位置を調整したりすることで、シャフト12の後端側の負荷を調整する。
なお、外壁診断装置20を支持することができれば、支持部材は、ワイヤ100に限らず、例えば、単管パイプ等の任意の素材で形成することができる。また、外壁診断装置20やクランプ駆動装置30が、支持部材に沿って自走できれば、ウィンチ装置10を省略することもできる。
図2は、前記実施形態に係る外壁診断装置20の斜視図である。
外壁診断装置20は、フレーム21と、フレーム21に固定された、外壁診断装置制御部200、第1駆動部201R,201L、第2駆動部202R,202L、ハンマー駆動部203T,203B、集音部204T,204B、撮像部205T,205B、バランス調整部206及びバッテリー210と、を備える。
フレーム21は、上下方向に所定間隔を空けて配置された上フレーム21Tと、下フレーム21Bと、を備える。
上フレーム21T及び下フレーム21Bは、それぞれ、上面視で略四角形状に形成され、前後方向(ワイヤ100が延びる方向(上下方向)と直交する方向)に延びる2本の横部材211と、2本の横部材211の前端及び後端近傍をそれぞれ連結する2本の縦部材212と、を備える。
上フレーム21Tは、更に、2本の横部材211の中間部分を連結する補助部材213を備える。
なお、本実施形態において、フレーム21は、第1駆動部201R,201L及び第2駆動部202R,202Lを介して、間接的に、ワイヤ100に支持されているが、これに限らず、ワイヤ100に直接支持されていてもよい。
外壁診断装置制御部200は、上フレーム21Tの補助部材213に回動自在に支持され、下方に吊り下げられた状態で配置されている。
第1駆動部201R,201Lは、2本のワイヤ100にそれぞれ支持されている。
具体的には、第1駆動部201R,201Lは、ワイヤ100を挟持する複数のローラと、これらのローラを回転させるモータを備え、モータが回転することで、ワイヤ100に沿って、上下方向に移動する。この第1駆動部201R,201Lがワイヤ100に沿って、上下方向に移動することで、外壁診断装置20がワイヤ100に沿って、上下方向に移動する。
なお、第1駆動部201R,201Lを省略し、ウィンチ11によるワイヤ100の巻取り及び送り出しにより、外壁診断装置20を昇降させてもよい。
第2駆動部202R,202Lは、第1駆動部201R,201Lにそれぞれ固定されている。また、第2駆動部202R,202Lは、駆動部の一例であり、フレーム21を前後方向(ワイヤ100が延びる方向(上下方向)と直交する方向)に移動可能である。
具体的には、第2駆動部202R,202Lは、上フレーム21T及び下フレーム21Bの2本の横部材211とそれぞれ係合し、上フレーム21T及び下フレーム21Bを同期させて前後方向に移動させる。例えば、第2駆動部202R,202Lは、それぞれ、上フレーム21Tの横部材211及び下フレーム21Bの横部材211にそれぞれ設けられ、横部材211の延びる方向に延びるラックと、このラックと係合するピニオンと、このピニオンを回転させるモータと、を備え、このモータを回転させることで、上フレーム21T及び下フレーム21Bを同期させて前後方向に移動させる。
なお、本実施形態において、第2駆動部202R,202Lは、第1駆動部201R,201Lを介して、間接的に、ワイヤ100に支持されているが、これに限らず、ワイヤ100に直接支持されていてもよい。
ハンマー駆動部203T,203B、集音部204T,204B及び撮像部205T,205Bは、フレーム21に固定され、外壁50の状態を検知する検知部の一例である。なお、検知部は、外壁50の状態を検知可能な任意の構成とすることができる。
ハンマー駆動部203T,203Bは、上フレーム21T及び下フレーム21Bの後側(図1に示す外壁50側)の縦部材212に、それぞれ固定されている。
具体的には、ハンマー駆動部203T,203Bは、外壁50の表面を打撃するヘッドと、このヘッドを支持するシャフトと、このシャフトを前後方向に回動させるモータと、を備え、このモータを回転させることで、ヘッドで外壁50(図1参照)の表面を打撃する。
集音部204T,204Bは、ハンマー駆動部203T,203Bや、ハンマー駆動部203T,203Bの近傍に設けられている。
具体的には、集音部204T,204Bは、マイクロフォンで構成され、ハンマー駆動部203T,203Bが外壁50の表面を打撃した打撃音を集音する。
撮像部205T,205Bは、上フレーム21T及び下フレーム21Bの前側(図1に示す外壁50と反対側)の縦部材212に、それぞれ固定されている。
具体的には、撮像部205T,205Bは、カメラで構成され、外壁50の表面を撮像する。
バランス調整部206は、上フレーム21Tの補助部材213に回動自在に支持されている。
具体的には、バランス調整部206は、上フレーム21Tに固定部と、外壁診断装置制御部200やバッテリー210が設けられた本体と、この固定部と本体とを回動自在に連結するリンク機構と、リンク機構により固定部に対して本体を回動させるモータと、固定部の前後方向の傾きを検知する加速度センサと、を備え、固定部が下がった方向と反対方向に、本体を回動させることで、外壁診断装置20が水平に保たれるようにする。
例えば、外壁診断装置20は、2本のワイヤ100に支持されているが、第2駆動部202R,202Lにより、上フレーム21T及び下フレーム21Bを前方向に移動させた場合、重心が前方向に移動するため、2本のワイヤ100に支持されている点を支点として、前方が下がる。この場合、バランス調整部206の固定部も前方が下がる。バランス調整部206の加速度センサが、この傾きを検知し、比較的重い外壁診断装置制御部200やバッテリー210が設けられた本体を後方に回動させることで、外壁診断装置20を水平に戻す。
バッテリー210は、バランス調整部206の本体に設けられ、外壁診断装置制御部200、第1駆動部201R,201L、第2駆動部202R,202L、ハンマー駆動部203T,203B、集音部204T,204B、撮像部205T,205B及びバランス調整部206に電気を供給する。
具体的には、バッテリー210は、例えば、リチウムイオンバッテリーで構成されている。
図3は、前記実施形態に係るクランプ駆動装置30の斜視図である。
クランプ駆動装置30は、クランプフレーム31と、クランプフレーム31に固定された、クランプ駆動装置制御部300、クランプ第1駆動部301R,301L、クランプ第2駆動部302R,302L、クランプ部303、クランプバランス調整部306及びバッテリー310と、を備える。
クランプフレーム31は、上下方向に所定間隔を空けて配置された上クランプフレーム31Tと、下クランプフレーム31Bと、を備える。
上クランプフレーム31T及び下クランプフレーム31Bは、それぞれ、上面視で略四角形状に形成され、前後方向(ワイヤ100が延びる方向(上下方向)と直交する方向)に延びる2本の横部材311と、2本の横部材311の前端及び後端近傍をそれぞれ連結する2本の縦部材312と、を備える。
上クランプフレーム31Tは、更に、2本の横部材311の中間部分を連結する補助部材313を備える。
なお、本実施形態において、クランプフレーム31は、クランプ第1駆動部301R,301L及びクランプ第2駆動部302R,302Lを介して、間接的に、ワイヤ100に支持されているが、これに限らず、ワイヤ100に直接支持されていてもよい。
クランプ駆動装置制御部300は、上クランプフレーム31Tの補助部材313に回動自在に支持され、下方に吊り下げられた状態で配置されている。
クランプ第1駆動部301R,301Lは、2本のワイヤ100にそれぞれ支持されている。
具体的には、クランプ第1駆動部301R,301Lは、ワイヤ100を挟持する複数のローラと、これらのローラを回転させるモータを備え、モータが回転することで、ワイヤ100に沿って、上下方向に移動する。このクランプ第1駆動部301R,301Lがワイヤ100に沿って、上下方向に移動することで、クランプ駆動装置30がワイヤ100に沿って、上下方向に移動する。
なお、クランプ第1駆動部301R,301Lを省略し、ウィンチ11によるワイヤ100の巻取り及び送り出しにより、クランプ駆動装置30を昇降させてもよい。
クランプ第2駆動部302R,302Lは、クランプ第1駆動部301R,301Lにそれぞれ固定されている。また、クランプ第2駆動部302R,302Lは、クランプ駆動部の一例であり、クランプフレーム31を前後方向(ワイヤ100が延びる方向(上下方向)と直交する方向)に移動可能である。
具体的には、クランプ第2駆動部302R,302Lは、上クランプフレーム31T及び下クランプフレーム31Bの2本の横部材311とそれぞれ係合し、上クランプフレーム31T及び下クランプフレーム31Bを同期させて前後方向に移動させる。例えば、クランプ第2駆動部302R,302Lは、それぞれ、上クランプフレーム31Tの横部材311及び下クランプフレーム31Bの横部材311にそれぞれ設けられ、横部材311の延びる方向に延びるラックと、このラックと係合するピニオンと、このピニオンを回転させるモータと、を備え、このモータを回転させることで、上クランプフレーム31T及び下クランプフレーム31Bを同期させて前後方向に移動させる。
なお、本実施形態において、クランプ第2駆動部302R,302Lは、クランプ第1駆動部301R,301Lを介して、間接的に、ワイヤ100に支持されているが、これに限らず、ワイヤ100に直接支持されていてもよい。
クランプ部303は、クランプフレーム31に固定され、外壁50(図1参照)に係止可能である。
具体的には、クランプ部303は、外壁50の庇51(図1参照)等の凹凸に当接するヘッドと、ヘッドを支持するシャフトと、シャフトの延びる方向に延びるラックと、このラックと係合するピニオンと、このピニオンを回転させるモータと、を備え、このモータを回転させることで、ヘッドを上下方向に移動させ、ヘッドを外壁50に係止させ、この係止を解除する。
クランプ部303のヘッドが外壁50に係止した状態におけるクランプ駆動装置30は、外壁診断装置20の下方において、前後及び左右方向の移動が規制されている支持部材(ワイヤ100)の下支点の一例である。
クランプバランス調整部306は、上クランプフレーム31Tの補助部材313に回動自在に支持されている。
具体的には、クランプバランス調整部306は、上クランプフレーム31Tに固定部と、クランプ駆動装置制御部300やバッテリー310が設けられた本体と、この固定部と本体とを回動自在に連結するリンク機構と、リンク機構により固定部に対して本体を回動させるモータと、固定部の前後方向の傾きを検知する加速度センサと、を備え、固定部が下がった方向と反対方向に、本体を回動させることで、クランプ駆動装置30が水平に保たれるようにする。
例えば、クランプ駆動装置30は、2本のワイヤ100に支持されているが、クランプ第2駆動部302R,302Lにより、上クランプフレーム31T及び下クランプフレーム31Bを前方向に移動させた場合、重心が前方向に移動するため、2本のワイヤ100に支持されている点を支点として、前方が下がる。この場合、クランプバランス調整部306の固定部も前方が下がる。クランプバランス調整部306の加速度センサが、この傾きを検知し、比較的重いクランプ駆動装置制御部300やバッテリー310が設けられた本体を後方に回動させることで、クランプ駆動装置30を水平に戻す。
バッテリー310は、クランプバランス調整部306の本体に設けられ、クランプ駆動装置制御部300、クランプ第1駆動部301R,301L、クランプ第2駆動部302R,302L、クランプ部303及びクランプバランス調整部306に電気を供給する。
具体的には、バッテリー310は、例えば、リチウムイオンバッテリーで構成されている。
なお、建物の高さが比較的低い場合等、屋上に設置されたウィンチ装置10から吊り下げられているワイヤ100の下端が、例えば、地上で固定できれば、クランプ駆動装置30を省略してもよい。
図4は、前記実施形態に係る外壁診断システム1の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。
外壁診断システム1は、ウィンチ11、外壁診断装置20及びクランプ駆動装置30と通信可能なコンピュータで構成された操作端末40により制御可能である。
操作端末40は、例えば、ノート型PC、スマートフォン、ネットブック端末、スレート端末といった携帯型端末であってもよい。また、操作端末40は、ウィンチ11、外壁診断装置20及びクランプ駆動装置30と直接、有線又は無線により通信できない場合には、ルータ等を介して、通信してもよい。
外壁診断装置制御部200、クランプ駆動装置制御部300及び操作端末40は、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、記憶部として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備え、通信部として、例えば、WiFi(Wireless Fidelity)対応デバイス(有線であってもよい)等を備える。
外壁診断装置制御部200は、外壁診断装置20における第1駆動部201R,201L、第2駆動部202R,202L、ハンマー駆動部203T,203B、集音部204T,204B、撮像部205T,205B及びバランス調整部206を制御する。
具体的には、外壁診断装置制御部200は、操作端末40から送信された制御信号に基づき、第1駆動部201R,201Lのモータを回転させることで、ワイヤ100に沿って、外壁診断装置20を上下方向に移動させる。
また、外壁診断装置制御部200は、操作端末40から送信された制御信号に基づき、第2駆動部202R,202Lにより、フレーム21を前後方向に移動させる。
図5は、前記実施形態に係る外壁診断装置20のフレーム21が前方に移動した状態の斜視図である。
具体的には、外壁診断装置制御部200は、例えば、外壁50に庇51(図1参照)等の凹凸がある場合、図2示す状態から、操作端末40から送信された制御信号に基づき、第2駆動部202R,202Lのモータを回転させ、上フレーム21T及び下フレーム21Bを同期させて前方に移動させる。
すると、外壁診断装置20の重心が前方向に移動するため、2本のワイヤ100に支持されている点を支点として、前方が下がる。この場合、バランス調整部206は、本体を後方に回動させることで、外壁診断装置20を水平に戻す。
これにより、図5に示す状態となる。
図4に戻って、外壁診断装置制御部200は、操作端末40から送信された制御信号に基づき、ハンマー駆動部203T,203Bを制御して、ハンマー駆動部203T,203Bのモータを回転させて、ヘッドで外壁50(図1参照)の表面を打撃させる。そして、外壁診断装置制御部200は、集音部204T,204Bにより、この打撃音を集音させ、この打撃音の音データを、操作端末40に送信する。また、外壁診断装置制御部200は、撮像部205T,205Bに外壁50の表面を撮像させ、この外壁50の画像データを、操作端末40に送信する。
クランプ駆動装置制御部300は、クランプ駆動装置30におけるクランプ第1駆動部301R,301L、クランプ第2駆動部302R,302L、クランプ部303及びクランプバランス調整部306を制御する。
具体的には、クランプ駆動装置制御部300は、操作端末40から送信された制御信号に基づき、クランプ第1駆動部301R,301Lのモータを回転させることで、ワイヤ100に沿って、クランプ駆動装置30を上下方向に移動させる。
また、クランプ駆動装置制御部300は、操作端末40から送信された制御信号に基づき、クランプ第2駆動部302R,302Lにより、クランプフレーム31を前後方向に移動させる。
また、クランプ駆動装置制御部300は、クランプフレーム31を後方(外壁50に近接する方向)に移動させてから、クランプ部303のモータを回転させることで、ヘッドを上下方向に移動させ、ヘッドを外壁50に係止させる。
次に、外壁診断システム1により、外壁50の状態を診断する手順について説明する。
図6から図8は、前記実施形態に係る外壁診断システム1により、外壁50の状態を診断する手順を説明する図である。
外壁診断システム1により外壁50の状態を診断する場合において、外壁50に庇51がある場合、図1に示す状態から、外壁診断装置20を降下させる場合、操作端末40を操作するユーザは、第2駆動部202R,202Lにより、フレーム21の後端が庇51に接触しない位置まで前方に移動させ、図6に示す状態とする。
なお、このとき、滑車13が、外壁診断装置20の上方において、前後及び左右方向の移動が規制されているワイヤ100の上支点となり、クランプ駆動装置30が、外壁診断装置20の下方において、前後及び左右方向の移動が規制されているワイヤ100の下支点となっているので、外壁診断装置20が安定した状態となっている。
この状態において、ユーザは、第1駆動部201R,201Lにより、外壁診断装置20を庇51をかわす位置まで降下させ、第2駆動部202R,202Lにより、フレーム21の後端を外壁50近傍まで移動させ、図7に示す状態とする。
そして、ユーザは、この状態において、図2に示すハンマー駆動部203T,203B、集音部204T,204B及び撮像部205T,205B等により、外壁50の診断を行う。
次に、更に下の外壁50の診断を行う場合、ユーザは、クランプ駆動装置30のクランプ部303の庇51との係止を解除させ、クランプ第2駆動部302R,302Lにより、クランプフレーム31の後端が庇51に接触しない位置まで前方に移動させ、図7に示す状態とする。
そして、ユーザは、クランプ第1駆動部301R,301Lにより、クランプ駆動装置30を、下階の庇51まで降下させ、クランプ第2駆動部302R,302Lにより、クランプフレーム31の後端を外壁50近傍まで移動させ、クランプ部303を、下階の庇51に係止させる。
ユーザは、上記のような手順で外壁診断システム1を操作することで、外壁50に庇51等の凹凸があっても、例えば、屋上から、外壁診断装置20及びクランプ駆動装置30を降下させ、外壁50状態を診断することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1 外壁診断システム
10 ウィンチ装置
11 ウィンチ
12 シャフト
13 滑車
14 錘
20 外壁診断装置
21 フレーム
21B 下フレーム
21T 上フレーム
30 クランプ駆動装置
31 クランプフレーム
31B 下クランプフレーム
31T 上クランプフレーム
40 操作端末
50 外壁
51 庇
100 ワイヤ
200 外壁診断装置制御部
201L 第1駆動部
201R 第1駆動部
202L 第2駆動部
202R 第2駆動部
203B ハンマー駆動部
203T ハンマー駆動部
204B 集音部
204T 集音部
205B 撮像部
205T 撮像部
206 バランス調整部
210 バッテリー
211 横部材
212 縦部材
213 補助部材
300 クランプ駆動装置制御部
301L クランプ第1駆動部
301R クランプ第1駆動部
302L クランプ第2駆動部
302R クランプ第2駆動部
303 クランプ部
306 クランプバランス調整部
310 バッテリー
311 横部材
312 縦部材
313 補助部材

Claims (3)

  1. 上下方向に延びるワイヤにより支持されて、建物の外壁の状態を診断するための外壁診断装置であって、
    前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に延びるフレームと、
    前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記フレームを前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に移動可能な駆動部と、
    前記フレームの、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらず前記フレームを水平に保つバランス調整部と、
    前記駆動部及び前記バランス調整部の駆動を制御する制御部と、
    前記フレームに固定され、前記外壁の状態を検知する検知部と、を備え、かつ
    前記ワイヤが、
    上方において、前後及び左右方向の移動が規制されている上支点と、
    下方において、前後及び左右方向の移動が規制されている下支点と、を有し、
    前記上支点と前記下支点との間において、支持されている外壁診断装置。
  2. 前記フレームは、
    上下方向に所定間隔を空けて配置され、上面視で略四角形状に形成された上フレーム及び下フレームと、
    前記上フレームの前後方向に延びる2本の横部材の中間部分を、前記フレームの、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動を妨げない状態で連結する補助部材と、を備え、
    前記バランス調整部は、前記補助部材に回動自在に支持されている請求項1に記載の外壁診断装置。
  3. 請求項1又は2に記載の外壁診断装置と、
    前記外壁診断装置の下方に設けられ、前記ワイヤに支持され、前記下支点となるクランプ駆動装置と、を備える外壁診断システムであって、
    前記クランプ駆動装置は、
    前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に延びるクランプフレームと、
    前記ワイヤに、直接的又は間接的に支持され、前記クランプフレームを前記ワイヤが延びる方向と直交する方向に移動可能なクランプ駆動部と、
    前記クランプフレームに固定され、前記外壁に係止可能なクランプ部と、
    前記クランプフレームの、前記ワイヤが延びる方向と直交する方向への移動後の位置に関わらず前記クランプフレームを水平に保つクランプバランス調整部と、
    前記クランプ駆動部、前記クランプ部及び前記クランプバランス調整部の駆動を制御するクランプ制御部と、
    を備える外壁診断システム。
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