JP6497222B2 - センサ装置、送信制御方法及び送信制御プログラム - Google Patents

センサ装置、送信制御方法及び送信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、センサ装置、送信制御方法及び送信制御プログラムに関する。
馬や牛等の動物に温度センサ、傾斜センサ等の各種のセンサを有するセンサ装置を装着し、センサ装置により収集されたセンシングデータを、無線アクセスポイントを介した無線通信により取得する技術が提案されている。
特表2009−517047号公報 特開2006−262848号公報
馬や牛等の動物を放牧する場合には、その放牧地は広大である場合が多い。このため、動物に装着されたセンサ装置を広大な放牧地の全体で無線アクセスポイントと通信可能とするために電波出力が大きいセンサ装置を使用すると、センサ装置の消費電力が増大するとともに、センサ装置が高価になってしまう。一方で、電波出力が小さいセンサ装置を用いる代わりに、放牧地の全体をカバーするように多数の無線アクセスポイントを設置したのでは、無線アクセスポイントの設置費用が増大してしまう。
そこで、放牧地内の特定の箇所にだけ無線アクセスポイントを設置し、センサ装置を装着された動物がその無線アクセスポイントの近くに来たときにだけ、センサ装置が無線アクセスポイントと通信可能とすることが考えられる。これにより、センサ装置の電波出力を小さくできるためセンサ装置の省電力化及び低価格化を図ることができるとともに、無線アクセスポイントの設置費用を抑えることができる。
しかしながら、センサ装置を装着された動物は、無線アクセスポイントに一旦近づいても、直ぐに、無線アクセスポイントから離れてしまうことがある。このため、センサ装置の電波出力が小さいと、センサ装置と無線アクセスポイントとの間で一旦開始された無線通信が、直ぐに切断されてしまうことがある。センサ装置から無線アクセスポイントへのセンシングデータの送信途中に無線通信が切断されてしまうと、センシングデータの送信途中で通信が異常終了してしまうため、センサ装置と無線アクセスポイントとの間の通信が不安定になってしまう。
1つの側面では、本発明は、データ通信の安定化を図ることを目的とする。
1つの態様では、センサ装置は、送信部と、滞在時間予測部と、制御部とを有する。前記送信部は、データを通信装置へ送信する。前記滞在時間予測部は、前記通信装置との通信可能領域内に自装置が滞在する滞在時間を予測する。前記制御部は、予測された前記滞在時間の長さに応じて、前記送信部から前記通信装置へのデータ送信における送信データ量を決定する。
データ通信の安定化を図ることができる。
図1は、実施例1の通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1のセンサ装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図3は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図4は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図5は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図6は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図7は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図8は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図9は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図10は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図11は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。 図12は、実施例1のセンサ装置の処理例の説明に供するフローチャートである。 図13は、センサ装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示するセンサ装置、送信制御方法及び送信制御プログラムの実施例を図面に基づいて説明する。なお、この実施例により本願の開示するセンサ装置、送信制御方法及び送信制御プログラムが限定されるものではない。また、同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[実施例1]
<通信システムの構成例>
図1は、実施例1の通信システムの構成例を示す図である。図1において、通信システム1は、センサ装置10−1〜10−3と、無線アクセスポイント20とを有する。センサ装置10−1〜10−3はそれぞれ、放牧地l内に放牧された馬h1〜h3に装着され、無線アクセスポイント20と通信可能である。無線アクセスポイント20は、放牧地l内の特定の箇所(例えば、餌場)に設置される。センサ装置10−1〜10−3と無線アクセスポイント20とは、例えば、Wi-Fi通信を行う。以下では、センサ装置10−1〜10−3を特に区別しない場合にはセンサ装置10と総称し、馬h1〜h3を特に区別しない場合には馬hと総称することがある。また、無線アクセスポイントを「AP」と表記することがある。また、無線アクセスポイントは、センサ装置10と通信可能な通信装置の一例である。
<センサ装置の構成例>
図2は、実施例1のセンサ装置の構成例を示す機能ブロック図である。図2において、センサ装置10は、センシングデータ取得部101と、位置測位部103と、記憶部105と、位置判定部107と、移動状態予測部109と、滞在時間予測部111と、送信制御部113とを有する。また、センサ装置10は、パケット形成部115と、送信部117と、アンテナ119とを有する。
センシングデータ取得部101は、各種のセンシングデータを取得し、取得したセンシングデータを記憶部105へ出力する。センシングデータ取得部101は、例えば、センサそのものであっても良いし、または、センサと離れて配置され、センサから出力されるセンシングデータを有線または無線を介して受信する受信部であっても良い。センサでのセンシング対象としては、例えば、心拍数、体温、気温、加速度、角速度、進行方位、気圧、照度等が挙げられる。例えば、心拍数は心拍センサにより、体温及び気温は温度センサにより、加速度は加速度センサにより、角速度はジャイロセンサにより、進行方位は地磁気センサにより、気圧は気圧センサにより、照度は照度センサによりそれぞれセンシングされる。各センサでのセンシングはセンサ毎に一定の周期で行われ、各センサは、センシングデータをセンシング日時と対応付けて出力する。
位置測位部103は、センサ装置10の現在位置を一定の周期で測位し、センサ装置10の位置を示すデータ(以下では「センサ位置データ」と呼ぶことがある)を測位日時と対応付けて記憶部105、位置判定部107、移動状態予測部109及び滞在時間予測部111へ出力する。センサ位置データは、例えば、緯度及び経度によって表される。
記憶部105は、各種のセンシングデータをセンシング日時と対応付けて記憶する。また、記憶部105は、センサ位置データを測位日時と対応付けて記憶する。また、記憶部105には、AP20の設置位置を示す情報(以下では「AP位置情報」と呼ぶことがある)が予め登録されている。AP位置情報は、例えば、緯度及び経度によって表される。また、記憶部105には、センサ装置10によるAP20との通信が可能な領域(以下では「通信可能領域」と呼ぶことがある)を特定する情報(以下では「通信領域情報」と呼ぶことがある)が予め登録されている。通信可能領域の詳細は後述する。
位置判定部107は、センサ位置データ、AP位置情報及び通信領域情報に基づいて、センサ装置10が通信可能領域外から通信可能領域内に入ったか否かを判定する。位置判定部107は、センサ装置10が通信可能領域外から通信可能領域内に入った時点で、トリガー信号を移動状態予測部109及び送信制御部113へ出力する。
移動状態予測部109は、トリガー信号を入力されたときに、センサ位置データ、AP位置情報及び通信領域情報に基づいて、通信可能領域内でのセンサ装置10の移動状態を予測し、移動状態の予測結果を滞在時間予測部111へ出力する。移動状態の予測の詳細は後述する。
滞在時間予測部111は、移動状態予測部109での予測結果に基づいて、通信可能領域内にセンサ装置10が滞在する時間(以下では「領域滞在時間」と呼ぶことがある)を予測し、領域滞在時間の予測結果を送信制御部113へ出力する。領域滞在時間の予測の詳細は後述する。
送信制御部113は、トリガー信号を入力されたときに、滞在時間予測部111での予測結果に基づいて、センシングデータ及びセンサ位置データの送信量を決定する。すなわち、送信制御部113は、滞在時間予測部111で予測された領域滞在時間の長さに応じて、送信部117からAPP20へのデータ送信における送信データ量を決定する。送信制御部113は、決定した送信データ量に相当するセンシングデータ及びセンサ位置データを記憶部105から読み出してパケット形成部115へ出力する。これにより、送信制御部113は、決定した送信データ量に相当するセンシングデータ及びセンサ位置データを送信部117に送信させる。また、送信制御部113は、記憶部105から読み出したセンシングデータ及びセンサ位置データを記憶部105から削除する。
パケット形成部115は、送信制御部113から入力されるセンシングデータ及びセンサ位置データから所定長のパケットを形成し、形成したパケットを送信部117へ出力する。
送信部117は、パケット形成部115から入力されるパケットをアンテナ119からAP20へ無線送信する。つまり、送信部117は、送信制御部113が決定した送信データ量に相当するセンシングデータ及びセンサ位置データをAP20へ送信する。
<センサ装置の動作例>
図3〜図11は、実施例1のセンサ装置の動作例の説明に供する図である。
まず、図3を用いて、通信可能領域について説明する。図3に示すように、センサ装置10から出力される電波の到達範囲C1は、例えば、センサ装置10の現在位置を中心とする半径R[m]の円で規定される。また、到達範囲C1は放牧地の面積より小さく、例えば、R=15mである。よって、AP20の設置位置がセンサ装置10の現在位置から距離R以内にあれば、センサ装置10はAP20と通信可能である。換言すれば、AP20の設置位置を中心とする半径Rの円で規定される領域C2が、通信可能領域となる。そこで、記憶部105には、通信領域情報として、半径Rの値が予め登録されている。そして、位置判定部107は、センサ位置データが示す現在位置が、AP位置情報が示すAP20の設置位置から距離R以内になった時点で、センサ装置10が通信可能領域C2に入ったと判定する。
次いで、図4〜図6を用いて、移動状態の予測について説明する。
図4に示すように、馬h1に装着されたセンサ装置10−1が、通信可能領域C2の外部から斜め左下方向に向かってAP20へ近づき、位置P0において、センサ装置10−1が通信可能領域C2に入ったものとする。センサ装置10−1が通信可能領域C2に入った時点で、移動状態予測部109は、センサ装置10−1の移動状態を予測する。移動状態予測部109は、センサ装置10−1が通信可能領域C2に入った時点の移動方向がそのまま維持されると仮定して、通信可能領域C2内でのセンサ装置10−1の移動状態を予測する。つまり、移動状態予測部109は、馬h1が、進入位置P0を起点として、通信可能領域C2への進入方向と同一方向へ通信可能領域C2内を直進するものと仮定する。この仮定の下で、移動状態予測部109は、センサ装置10−1が通信可能領域C2に入った位置P0(つまり、進入位置P0)から、センサ装置10−1が通信可能領域C2から出る位置P1(つまり、退出位置P1)までの直線距離L1[m]を、センサ装置10−1の移動状態として予測する。
同様に、図4に示すように、馬h2に装着されたセンサ装置10−2が、通信可能領域C2の外部から斜め左上方向に向かってAP20へ近づき、位置P0において、センサ装置10−2が通信可能領域C2に入ったものとする。センサ装置10−2が通信可能領域C2に入った時点で、移動状態予測部109は、センサ装置10−2の移動状態を予測する。移動状態予測部109は、センサ装置10−2が通信可能領域C2に入った時点の移動方向がそのまま維持されると仮定して、通信可能領域C2内でのセンサ装置10−2の移動状態を予測する。つまり、移動状態予測部109は、馬h2が、進入位置P0を起点として、通信可能領域C2への進入方向と同一方向へ通信可能領域C2内を直進するものと仮定する。この仮定の下で、移動状態予測部109は、センサ装置10−2が通信可能領域C2に入った位置P0(つまり、進入位置P0)から、センサ装置10−2が通信可能領域C2から出る位置P2(つまり、退出位置P2)までの直線距離L2[m]を、センサ装置10−2の移動状態として予測する。
ここで、移動状態予測部109は、進入位置P0を示すセンサ位置データの1つ前に取得されたセンサ位置データが示す位置から、進入位置P0までを直線で結んだ方向を、センサ装置10の移動方向として求める。よって、図4に示すように、上記のような仮定の下では、通信可能領域C2に対するセンサ装置10の進入方向によって、通信可能領域C2内でのセンサ装置10の移動距離が異なるため、領域滞在時間も異なったものになる。
次いで、直線距離L1及びL2の算出例を図5及び図6に示す。図5及び図6に示すように、AP20の設置位置Paを原点として、+x方向を東方向、−x方向を西方向、+y方向を北方向、−y方向を南方向とするxy平面を規定する。進入位置P0は、AP20の設置位置Paを基準にしてP0=(x,y)の座標で示される。また、センサ装置10の進行方向は、x軸を基準にして角度θ’によって示される。よって、AP20の設置位置Paと進入位置P0とを結ぶ直線と、x軸との為す角度をθと規定すると、進入位置P0から退出位置P1までの直線距離L1、及び、進入位置P0から退出位置P2までの直線距離L2は式(1)に従って算出される。半径Rの値は上記のように既知である。移動状態予測部109は、このようにして算出した直線距離L[m]、つまり、通信可能領域C2内でのセンサ装置10の移動距離L[m]を滞在時間予測部111へ出力する。
Figure 0006497222
滞在時間予測部111は、移動状態予測部109で算出された距離Lと、センサ装置10の移動速度[m/s]とに基づいて、式(2)に従って、領域滞在時間[s]を予測する。
領域滞在時間 = 距離L/センサ装置10の移動速度 …(2)
ここで、通信可能領域C2内でのセンサ装置10の移動速度は一定であり、通信可能領域C2内では通信可能領域C2へのセンサ装置10の進入速度が維持されると仮定する。そこで、滞在時間予測部111は、通信可能領域C2へのセンサ装置10の進入速度を、式(2)におけるセンサ装置10の移動速度として用いる。また、滞在時間予測部111は、進入位置P0を示すセンサ位置データの1つ前に取得されたセンサ位置データが示す位置から、進入位置P0までを直線で結んだ距離を、センサ位置データの取得周期(つまり、位置測位部103での測位の周期)で除した値を、通信可能領域C2へのセンサ装置10の進入速度[m/s]として算出する。滞在時間予測部111は、このようにして予測した領域滞在時間を送信制御部113へ出力する。
送信制御部113は、滞在時間予測部111で予測された領域滞在時間の長さに応じて、送信部117の送信データ量を決定する。記憶部105には、図7に示すような、領域滞在時間と、送信データ量[KB]との対応関係を示すテーブルが記憶されており、送信制御部113は、図7に示すテーブルを参照して送信データ量を決定する。図7に示すテーブルに設定された送信データ量は、領域滞在時間の長さに応じて異なり、各々の領域滞在時間内で送信を完了できるデータ量が「送信データ量」として予め設定されている。例えば、送信制御部113は、滞在時間予測部111で予測された領域滞在時間が3秒以上4秒未満(3〜4)であるときは、送信データ量を300[KB]に決定する。また例えば、送信制御部113は、滞在時間予測部111で予測された領域滞在時間が10秒以上15秒未満(10〜15)であるときは、送信データ量を1000[KB]に決定する。
ここで、記憶部105では、センシングデータ及びセンサ位置データの記憶領域が、例えば図8に示すようにして、データの種別毎に区分されている。例えば、センサ位置データはアドレス00000000−02ffffffの領域に記憶され、体温データはアドレス05000000−06ffffffの領域に記憶され、気圧データはアドレス33000000−34ffffffの領域に記憶される。また、記憶部105では、図8に示す各領域に、例えば、図9に示すようなデータ量[MB]のセンシングデータ及びセンサ位置データが蓄積されている。
さらに、記憶部105には、図10または図11に示すような、複数のデータ種別と、各種別の優先順位との対応関係を示すテーブルが記憶されていても良い。送信制御部113は、送信データ量を決定後、図10または図11に示すテーブルを参照して、記憶部105から読み出すデータ(つまり、送信対象のデータ)を決定しても良い。図10に示すテーブルは、例えば、センサ装置10が装着された動物のバイタル情報の把握を優先する場合に用いられる。一方で、図11に示すテーブルは、例えば、センサ装置10が装着された動物の行動の把握を優先する場合に用いられる。送信制御部113は、例えば図10に示すテーブルを参照する場合、記憶部105から読み出すデータ量が、領域滞在時間に基づいて決定した送信データ量に達するまで、優先順位の降順に、センサ位置データ、心拍数データ、体温データ…の順に、各データを記憶部105から読み出す。また、送信制御部113は、例えば図11に示すテーブルを参照する場合、記憶部105から読み出すデータ量が、領域滞在時間に基づいて決定した送信データ量に達するまで、優先順位の降順に、センサ位置データ、加速度データ、角速度データ…の順に、各データを記憶部105から読み出す。つまり、送信制御部113は、優先順位が高いデータ種別から順に各データを記憶部105から読み出す。
<センサ装置の処理>
図12は、実施例1のセンサ装置の処理例の説明に供するフローチャートである。図12に示すフローチャートは、センサ装置10が通信可能領域外から通信可能領域内に入った時点で開始される。
ステップS301では、センサ装置10は、通信可能領域内でのセンサ装置10の移動状態を予測する。
次いで、ステップS303では、センサ装置10は、ステップS301で予測した移動状態に基づいて、領域滞在時間を予測する。
次いで、ステップS305では、センサ装置10は、ステップS303で予測した領域滞在時間に基づいて、送信データ量を決定する。
次いで、ステップS307では、センサ装置10は、ステップS305で決定した送信データ量に相当するセンシングデータ及びセンサ位置データを記憶部105から読み出してAP20へ送信する。
次いで、ステップS309では、センサ装置10は、送信済みのセンシングデータ及びセンサ位置データを記憶部105から削除する。
以上のように、実施例1では、センサ装置10は、送信部117と、滞在時間予測部111と、送信制御部113とを有する。送信部117は、センシングデータ及びセンサ位置データをAP20へ送信する。滞在時間予測部111は、領域滞在時間を予測する。送信制御部113は、滞在時間予測部111で予測された領域滞在時間の長さに応じて、送信部117からAP20へのデータ送信における送信データ量を決定する。
こうすることで、センサ装置10はAP20との通信が可能な時間内でデータ送信を完了できるため、データの送信途中に通信が切断されることを防止できデータ通信の安定化を図ることができる。また、領域滞在時間の長さはセンサ装置10の電波出力の大きさに応じたものになるため、領域滞在時間の長さに応じて送信データ量を決定することで、センサ装置10の電波出力が小さくても、データの送信途中に通信が切断されることを防止できる。よって、センサ装置10の省電力化及び低価格化を図ることができる。また、AP20を放牧地内の特定の箇所にだけ設置してもデータ通信の安定化を図ることができるため、AP20の設置費用を抑えることができる。
また、センサ装置10は、移動状態予測部109を有する。移動状態予測部109は、通信可能領域内でのセンサ装置10の移動状態を予測する。滞在時間予測部111は、移動状態予測部109で予測された移動状態に基づいて領域滞在時間を予測する。
こうすることで、領域滞在時間を精度良く予測することができる。
また、移動状態予測部109は、センサ装置10が通信可能領域に入った時点でのセンサ装置10の移動方向(つまり、通信可能領域への進入方向)に基づいてセンサ装置10の移動状態を予測する。
半径15m程の比較的狭い範囲を採る通信可能領域内では、センサ装置10が装着された動物は通信可能領域への進入方向をそのまま維持して直線的に移動することが多いと推測される。このため、通信可能領域への進入方向に基づいてセンサ装置10の移動状態を予測することで、移動状態を精度良く予測することができる。
また、センサ装置10は、記憶部105を有する。記憶部105は、データ種別と、各データ種別の優先順位との対応関係を記憶するとともに、データ種別毎にセンシングデータ及びセンサ位置データを蓄積する。送信制御部113は、記憶部105に蓄積されたセンシングデータ及びセンサ位置データを、決定した送信データ量に達するまで、データ種別と優先順位との対応関係に基づいて記憶部105から読み出して送信部117に送信させる。
こうすることで、優先順位の高いデータほど優先的にデータ送信を完了させることができる。
[他の実施例]
[1]センサ装置10は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図13は、センサ装置のハードウェア構成例を示す図である。図13に示すように、センサ装置10は、ハードウェアの構成要素として、プロセッサ10aと、メモリ10bと、センサモジュール10cと、GPS(Global Positioning System)モジュール10dと、無線通信モジュール10eとを有する。プロセッサ10aの一例として、CPU(Central Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、センサ装置10は、プロセッサ10aと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有しても良い。メモリ10bの一例として、SDRAM等のRAM,ROM,フラッシュメモリ等が挙げられる。
センシングデータ取得部101は、例えば、センサモジュール10cにより実現される。位置測位部103は、例えば、GPSモジュール10dにより実現される。記憶部105は、例えば、メモリ10bにより実現される。位置判定部107、移動状態予測部109、滞在時間予測部111、送信制御部113及びパケット形成部115は、例えば、プロセッサ10aにより実現される。送信部117及びアンテナ119は、例えば、無線通信モジュール10eにより実現される。
[2]センサ装置10での上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサ10aに実行させることによって実現しても良い。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリ10bに記憶され、各プログラムがプロセッサ10aによってメモリ10bから読み出されて実行されても良い。また、各プログラムは、必ずしも予めメモリ10bに記憶されていなくても良い。すなわち、例えば、センサ装置10に接続可能な磁気ディスク、光ディスク、ICカード、メモリカード等の可搬の記録媒体に各プログラムが予め記録され、各プログラムがプロセッサ10aにより記録媒体から読み出されて実行されても良い。また例えば、インターネット、LAN、無線LAN等を介して無線または有線によりセンサ装置10に接続されるコンピュータまたはサーバ等に各プログラムが記憶され、各プログラムがプロセッサ10aへ読み出されて実行されても良い。
1 通信システム
10 センサ装置
20 無線アクセスポイント
101 センシングデータ取得部
103 位置測位部
105 記憶部
107 位置判定部
109 移動状態予測部
111 滞在時間予測部
113 送信制御部
115 パケット形成部
117 送信部
119 アンテナ

Claims (4)

  1. データを通信装置へ送信する送信部と、
    前記通信装置との通信可能領域への自装置の進入位置から、前記通信可能領域からの自装置の退出位置までの直線距離を、自装置が前記通信可能領域に入った時点での自装置の移動方向に基づいて予測する第一予測部と、
    予測された前記直線距離に基づいて、前記通信装置との通信可能領域内に自装置が滞在する滞在時間を予測する第二予測部と、
    予測された前記滞在時間の長さに応じて、前記送信部から前記通信装置へのデータ送信における送信データ量を決定する制御部と、
    を備えるセンサ装置。
  2. 優先順位付けされた複数の前記データを蓄積する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部に蓄積された複数の前記データの各々を、決定した前記送信データ量に達するまで、前記優先順位に従って前記記憶部から読み出して前記送信部に送信させる、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  3. データを通信装置へ送信するセンサ装置における送信制御方法であって、
    前記通信装置との通信可能領域への前記センサ装置の進入位置から、前記通信可能領域からの前記センサ装置の退出位置までの直線距離を、前記センサ装置が前記通信可能領域に入った時点での前記センサ装置の移動方向に基づいて予測し、
    予測した前記直線距離に基づいて、前記通信装置との通信可能領域内に前記センサ装置が滞在する滞在時間を予測し、
    予測した前記滞在時間の長さに応じて、前記センサ装置から前記通信装置へのデータ送信における送信データ量を決定する、
    送信制御方法。
  4. データを通信装置へ送信するセンサ装置に用いられる送信制御プログラムであって、
    前記通信装置との通信可能領域への前記センサ装置の進入位置から、前記通信可能領域からの前記センサ装置の退出位置までの直線距離を、前記センサ装置が前記通信可能領域に入った時点での前記センサ装置の移動方向に基づいて予測し、
    予測した前記直線距離に基づいて、前記通信装置との通信可能領域内に前記センサ装置が滞在する滞在時間を予測し、
    予測した前記滞在時間の長さに応じて、前記センサ装置から前記通信装置へのデータ送信における送信データ量を決定する、
    処理を、前記センサ装置が有するプロセッサに実行させる送信制御プログラム。
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