JP6496587B2 - 情報提示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報提示装置に関する。
近年、位置情報に関連付けられた種々の情報をユーザに提示する情報提示技術が活用されている。以上の技術において、新規な情報に対する利用者の反応の度合いを示す情報反応度を取得し、情報反応度に応じて情報を配信する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−206113号公報
以上の技術において、ユーザの情報反応度は、個々の施設に対するユーザの訪問履歴に応じて決定される。一方で、所定の地理的領域であるエリアごとの情報反応度については特に考慮されていない。
以上の事情を考慮して、本発明は、位置情報に関連付けられた種々の情報である位置コンテンツをエリア単位で適切に提示することを目的とする。
本発明の情報提示装置は、ユーザからの情報提示要求に含まれる要求パラメータを取得する要求取得部と、前記要求パラメータが示す要求エリアにおける前記ユーザの開拓指標を算定する開拓指標算定部と、前記要求エリア内に存在する位置コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記開拓指標に基づいて、前記位置コンテンツ毎に提示優先度を決定する優先度決定部と、決定された前記提示優先度に従って前記位置コンテンツを提示する情報提示部とを備える。
本発明は、以上の情報提示装置によって提供される情報提示方法として把握することも可能である。
本発明によれば、要求エリア単位で算定される開拓指標に基づいて決定される提示優先度に基づいて、位置コンテンツが適切に提示される。
実施形態に係る情報提示サーバと、情報提示サーバに関連するコンピュータ装置とを示す図である。 第1実施形態のサーバの物理構成ブロック図である。 第1実施形態のクライアント端末の物理構成ブロック図である。 第1実施形態の情報提示サーバの論理構成ブロック図である。 第1実施形態の訪問情報テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態の位置コンテンツテーブルの一例を示す図である。 第1実施形態の情報提示処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のカレンダーテーブルの一例を示す図である。 第3実施形態の天候テーブルの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
1. 第1実施形態
1(1). 構成概略
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る情報提示サーバISと、情報提示サーバISに関係するコンピュータ装置とを概略的に示す。本実施形態のコンピュータ装置は、所定のプロトコル(TCP/IP等)に従って通信を実行する。
情報提示サーバISは、位置情報サーバLSから提供されるユーザ(携帯端末)の位置情報に基づいて、新規なスポット(Point Of Interest,POI)に対するユーザの嗜好を示す開拓指標を算定する。開拓指標がより高いユーザほど、新規なPOIをより好む傾向を示す。情報提示サーバISは、算定された開拓指標に基づいて位置コンテンツの提示優先度を決定し、決定された提示優先度に従って位置コンテンツを提示する。
本実施形態における情報提示の地理的単位はエリアである。本実施形態において、エリアは、例えば、市区町村を示す領域である。また、任意に設定される一定の領域(例えば、赤坂領域)がエリアであってもよい。
1(2). 物理的構成
1(2)−1. サーバ装置の構成
図2は、情報提示サーバISを始めとする本実施形態の各サーバ装置の物理的構成を示すブロック図である。各サーバ装置(IS,LS)は、ネットワークインタフェース10と入力部12と出力部14とCPU(Central Processing Unit)16とRAM(Random Access Memory)18とROM(Read Only Memory)20とHDD(Hard Disk Drive)22とを備える。
ネットワークインタフェース10は、ネットワークを介して他のコンピュータ装置と通信を実行する。入力部12は、キーボード等の入力装置からの入力信号を受け付ける。出力部14は、ディスプレイ等の出力装置に対して出力信号を送信する。CPU16は、主記憶装置であるRAM18及びROM20に記憶されているプログラムを実行することにより種々の制御及び演算を行う。HDD22は、RAM18上に展開可能なプログラム及びデータを記憶する補助記憶装置である。なお、HDD22に代えて又は加えてSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体が採用されてもよい。
当業者が当然に理解する通り、1つのサーバが複数のコンピュータ装置によって構成されてもよいし、1つのコンピュータ装置が仮想化された複数のサーバを備えてもよい。
1(2)−2. クライアント端末の構成
図3は、本実施形態のクライアント端末CLの物理的構成を示すブロック図である。クライアント端末CLは、ネットワークインタフェース30と入力部32と出力部34とCPU36とRAM38とROM40とHDD42とを備える。以上の各要素は、各サーバが備える、図2を参照して説明された要素と同様の構成を有する。なお、クライアント端末CLは、位置情報サーバLSへ位置情報を提供するスマートフォン等の携帯端末であってもよいし、一般的なパーソナルコンピュータであってもよい。
1(3). 論理的構成
1(3)−1. 情報提示サーバの構成
図4は、情報提示サーバISの論理的構成を示すブロック図である。情報提示サーバISは、位置情報分析部100と要求取得部110と開拓指標算定部120とコンテンツ取得部130と優先度決定部140と情報提示部150とを備える。また、情報提示サーバISは、訪問情報テーブルVITと位置コンテンツテーブルLCTとを備える。
位置情報分析部100は、位置情報サーバLSから取得したユーザ(クライアント端末CL)の位置情報を分析し、その結果を訪問情報テーブルVITに記憶する。位置情報は、ある時刻におけるユーザの位置を示す情報であり、ユーザ識別子、測位時刻、及び測位時刻におけるユーザ位置(緯度・経度)を少なくとも含む。要求取得部110は、ユーザからの情報提示要求に含まれる要求パラメータを取得する。開拓指標算定部120は、要求パラメータが示す要求エリアにおけるユーザの開拓指標を算定する。コンテンツ取得部130は、要求エリア内に存在する位置コンテンツを取得する。優先度決定部140は、開拓指標に基づいて、位置コンテンツ毎に提示優先度を決定する。情報提示部150は、決定された提示優先度に従って位置コンテンツを提示する。
図5に示すように、訪問情報テーブルVITは、ユーザ識別子、ユーザが訪問した訪問エリア及び訪問POIの識別子、並びに訪問開始時刻及び訪問終了時刻を記憶する。図6に示すように、位置コンテンツテーブルLCTは、POI識別子、POIが位置するエリアのエリア識別子、POI名称、POIの定番度、POIの目新しさ度、及びPOI位置(緯度・経度)を記憶する。「POIの定番度」とは、そのPOIが定番のスポットであるか(古くから人気があるスポットであるか)の程度を示す値である。「POIの目新しさ度」とは、そのPOIが目新しいスポットであるか(最近人気があるスポットであるか)の程度を示す値である。
以上の機能ブロックは、情報提示サーバISの主記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムを、CPU16が実行することにより実現される。また、論理テーブルは、複数のテーブルが所定の関係(リレーション)に基づいて連結される関係データベースの構成要素である。関係データベースは、不揮発性メモリであるHDD22にデータが記憶されるオンディスクデータベースで実装されてもよいし、揮発性メモリであるRAM18にデータが記憶されるインメモリデータベースで実装されてもよい。
1(4). 情報提示処理
本実施形態の情報提示処理の一例を以下に説明する。図7は、情報提示処理を示すフローチャートである。
要求取得部110は、ユーザが使用するクライアント端末CLから情報提示要求を受信し、その情報提示要求に含まれる要求パラメータを取得する(S1010)。以上の要求パラメータは、情報提示要求を送信したユーザの識別子、情報提示が要求される要求エリア、及び情報提示が要求される要求日時を含む。以下、インデックスiを用いて1人のユーザを特定し、インデックスjを用いて1つのエリア(要求エリア)を特定する場合がある。
要求エリアは、ユーザが任意に指定するエリアであってもよいし、ユーザが任意に指定する地点(緯度・経度)を含むエリアであってもよいし、ユーザが位置する現在地(緯度・経度)を含むエリアであってもよい。要求日時は、ユーザが任意に指定する日時であってもよいし、現在日時であってもよい。
開拓指標算定部120は、訪問情報テーブルVITを参照して、要求パラメータが示す要求エリアにおける開拓指標PIを算定する(S1020)。開拓指標PIは、基礎開拓指標FPIと特定開拓指標SPIとに基づいて算定される。より詳細には以下の通りである。
基礎開拓指標FPIは、エリアや日時等の外的要因に依存しない値であり、所定期間においてユーザごとに定まる値である。換言すると、基礎開拓指標FPIは、ユーザが新しいPOIを開拓するのを好むのか、定番のPOIに繰り返し訪れるのを好むのかの基礎的傾向(外的要因に左右されない傾向)を示す値である。あるユーザiの基礎開拓指標FPI(i)は、そのユーザiが所定期間内(例えば、現在日時から1ヶ月以内)に訪問したエリア数narea(i)または訪問したPOI数nPOI(i)として表されると好適である。訪問するエリア又はPOIの数が多いユーザほど、新しいPOIを開拓するのを好むと想定されるからである。
他方、特定開拓指標SPIは、外的要因の変動に応じて変化する値である。特定開拓指標SPIは、外的要因が特定の値を取る場合において、ユーザが新しいPOIを開拓するのを好む程度を示す値である。本実施形態における外的要因は、エリアである。あるユーザiのある要求エリアjにおける特定開拓指標SPI(i,j)は、そのユーザiが所定期間内にその要求エリアjを訪問した頻度であるエリア訪問頻度指標freqarea(i,j)として表されると好適である。あるエリアへの訪問頻度が高いユーザほど、そのエリアを開拓するのを好むと想定されるからである。
特定開拓指標SPI(i,j)は、そのユーザiが所定期間内にその要求エリアjにおいて訪問したPOI数であるエリア内開拓指標nvisited_places(i,j)として表されてもよい。あるエリアにおける訪問POI数が多いユーザほど、そのエリアを開拓するのを好むと想定されるからである。
特定開拓指標SPI(i,j)は、以上のエリア訪問頻度指標freqarea(i,j)とエリア内開拓指標nvisited_places(i,j)とを線形結合した値として表されてもよい。すなわち、以下の式(1)のように表されてもよい。
SPI(i,j)=β・freqarea(i,j)+γ・nvisited_places(i,j) ……(1)
本実施形態において、開拓指標算定部120が算定する開拓指標PIは、基礎開拓指標FPIと特定開拓指標SPIとの線形結合として、以下の式(2)で表される。なお、式(2)中のα及びωは、0≦PI(i,j)≦1が成立するように定められる。
PI(i,j)=α・FPI(i)+ω・SPI(i,j) ……(2)
以上の式(2)は、基礎開拓指標FPI(i)としてエリア数narea(i)が採用され、特定開拓指標SPI(i,j)としてエリア訪問頻度指標freqarea(i,j)とエリア内開拓指標nvisited_places(i,j)との線形結合が採用される場合には、以下の式(3)で表される。なお、式(3)中のα,β,及びγは、式(2)と同様に、0≦PI(i,j)≦1が成立するように定められる。
PI(i,j)=α・narea(i)+β・freqarea(i,j)+γ・nvisited_places(i,j) ……(3)
コンテンツ取得部130は、位置コンテンツテーブルLCTを参照して、要求パラメータが示す要求エリアに対応する位置コンテンツを取得する(S1030)。例えば、図6の例において、要求エリアがarea1である場合には、area1内に存在するpoi1,poi2,及びpoi3に対応する位置コンテンツが取得される。以下、インデックスpを用いて1つの位置コンテンツを特定する場合がある。
ステップS1030において、コンテンツ取得部130は、ある位置コンテンツpが示すPOI位置に対するユーザの現在地からの距離distを算定し、その位置コンテンツpに付与してもよい。
優先度決定部140は、ステップS1030にて取得されたユーザiの要求エリアj内の位置コンテンツの各々について、開拓指標PI(i,j)に基づいて提示優先度PRを決定する(S1040)。ある位置コンテンツpの提示優先度PRは、以下の式(4)のように表される。spop(p)は位置コンテンツpの定番度を表し、sfre(p)は位置コンテンツpの目新しさ度を表す。
PR=(1−PI(i,j)・spop(p))+PI(i,j)・sfre(p) ……(4)
以上の式(4)においては、開拓指標PI(i,j)が高いほど、目新しさ度が提示優先度PRに与える影響が大きい。逆に、開拓指標PI(i,j)が低いほど、定番度が提示優先度PRに与える影響が大きい。
なお、優先度決定部140は、以下の式(5)のように提示優先度PRを決定してもよい。式(5)は、式(4)の右辺を距離distで除算した式である。式(5)によれば、ユーザの現在地から位置コンテンツ(POI位置)までの距離がより小さいほど、提示優先度PRがより大きく算定される。
PR={(1−PI(i,j)・spop(p))+PI(i,j)・sfre(p)}/dist ……(5)
情報提示部150は、ステップS1040にて決定された提示優先度PRに従って位置コンテンツを提示する(S1050)。情報提示部150は、提示優先度PRが高い順に1つずつ位置コンテンツをユーザに提示してもよいし、提示優先度PRの降順に複数の位置コンテンツをユーザに提示してもよいし、画面上に表示可能な提示優先度PRの上位所定件数(例えば、上位10件)をユーザに提示してもよい。
また、情報提示部150は、提示優先度PRが所定閾値以上の位置コンテンツを地図上に表示してもよい。提示優先度PRが大きい程、位置コンテンツを指し示すマーカの大きさが大きくなるように表示されると好適である。マーカの大きさを規定する提示優先度PRは、式(4)によって算定されてもよいし、式(5)によって算定されてもよい。例えば、地図上への表示に用いられる提示優先度PRが式(5)によって算定され、マーカの大きさに反映される提示優先度PRが式(4)によって算定されてもよい。
1(5). 第1実施形態の効果
以上の第1実施形態の構成によれば、要求エリア単位で算定される開拓指標PIに基づいて提示優先度PRが決定され、決定された提示優先度PRに基づいて位置コンテンツがユーザに提示される。したがって、エリアを考慮せずに位置コンテンツを提示する構成と比較して、より適切な位置コンテンツの提示が可能となる。
提示優先度PRには、開拓指標PIが大きいほど位置コンテンツの目新しさ度が強く反映され、開拓指標PIが小さいほど位置コンテンツの定番度が強く反映される。したがって、新規なPOIの開拓をより好むユーザには目新しい位置コンテンツがより提示され易くなり、定番のPOIに繰り返し訪問するのをより好むユーザには定番の位置コンテンツが提示され易くなる。すなわち、いずれのユーザにとっても自らの行動パターンに適した位置コンテンツが提示される。
2. 第2実施形態
本発明の第2実施形態を以下に説明する。以下に例示する各実施形態において、作用、機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の説明を適宜に省略する。
2(1). 特定開拓指標(時間帯別開拓指標)
第2実施形態の論理テーブルには、カレンダーテーブルCTが含まれる。図8に示すように、カレンダーテーブルCTは、カレンダー情報(日付ごとの曜日情報及び祝日情報)を記憶する。
第2実施形態では、特定開拓指標SPIに、時間帯別開拓指標nvisited_areas(i,k)が含まれる。時間帯別開拓指標nvisited_areas(i,k)は、要求パラメータが示す要求日時timeが属する対象時間帯kにおいて、所定期間内にユーザiが訪問したエリア数に基づいて開拓指標算定部120が算定する値である。時間帯別開拓指標nvisited_areas(i,k)は、対象時間帯kにおいてユーザiが新しいPOIを開拓することを好む程度を示す値である。対象時間帯kは、所定の時間単位(例えば、1時間単位)で示されてもよいし、日単位(例えば、平日又は土日祝日の別)で示されてもよい。
例えば、対象時間帯kが昼休み時間帯(12時から13時)である場合には、所定期間内(例えば1ヶ月以内)に含まれる複数の昼休み時間帯においてユーザiが訪問したエリア数に基づいて、時間帯別開拓指標nvisited_areas(i,k)が算定される。対象時間帯kが日単位で示される場合も同様である。
第2実施形態の特定開拓指標SPI(i,j,k)は、エリア訪問頻度指標freqarea(i,j)とエリア内開拓指標nvisited_places(i,j)と時間帯別開拓指標nvisited_areas(i,k)とを線形結合した値として表される。具体的には、以下の式(6)のように表される。
SPI(i,j,k)=β・freqarea(i,j)+γ・nvisited_places(i,j)+δ・nvisited_areas(i,k) ……(6)
また、開拓指標PIは、基礎開拓指標FPIと特定開拓指標SPIとの線形結合として、以下の式(7)のように表される。なお、式(7)中のα,β,γ,及びδは、第1実施形態と同様に、0≦PI(i,j,k)≦1が成立するように定められる。
PI(i,j,k)=α・narea(i)+β・freqarea(i,j)+γ・nvisited_places(i,j)+δ・nvisited_areas(i,k) ……(7)
2(2). 第2実施形態の効果
以上の第2実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様の技術的効果が奏される。さらに、開拓指標PIを算定する際に要求日時timeが属する対象時間帯kが考慮されるので、要求日時に関わらず開拓指標PIを算定する構成と比較して、より精度良くユーザの開拓指標が算出され、ひいては、より適切な位置コンテンツが提示される。
3. 第3実施形態
3(1). 特定開拓指標(天候別開拓指標)
第3実施形態の論理テーブルには、天候テーブルWTが含まれる。図9に示すように、天候テーブルWTは、エリアごとの天候情報(晴れ、曇り、雨等)を所定の時間帯(例えば、1時間)ごとに記憶する。
第3実施形態では、特定開拓指標SPIに、天候別開拓指標nvisited_areas(i,l)が含まれる。天候別開拓指標nvisited_areas(i,l)は、要求パラメータが示す天候weather(晴れ、曇り、雨等)において、所定期間内にユーザiが訪問したエリア数に基づいて開拓指標算定部120が算定する値である。天候別開拓指標nvisited_areas(i,l)は、天候weatherにおいてユーザiが新しいPOIを開拓することを好む程度を示す値である。
例えば、要求パラメータが示す天候weatherが晴れである場合には、所定期間内(例えば1ヶ月以内)において天候が晴れであったときにユーザiが訪問したエリア数に基づいて、天候別開拓指標nvisited_areas(i,l)が算定される。
第3実施形態の特定開拓指標SPI(i,j,k,l)は、エリア訪問頻度指標freqarea(i,j)とエリア内開拓指標nvisited_places(i,j)と時間帯別開拓指標nvisited_areas(i,k)と天候別開拓指標nvisited_areas(i,l)とを線形結合した値として表される。具体的には、以下の式(8)のように表される。
SPI(i,j,k,l)=β・freqarea(i,j)+γ・nvisited_places(i,j)+δ・nvisited_areas(i,k)+ε・nvisited_areas(i,l) ……(8)
また、開拓指標PIは、基礎開拓指標FPIと特定開拓指標SPIとの線形結合として、以下の式(9)のように表される。なお、式(9)中のα,β,γ,δ,及びεは、第1実施形態と同様に、0≦PI(i,j,k,l)≦1が成立するように定められる。
PI(i,j,k,l)=α・narea(i)+β・freqarea(i,j)+γ・nvisited_places(i,j)+δ・nvisited_areas(i,k)+ε・nvisited_areas(i,l) ……(9)
以上の第3実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様の技術的効果が奏される。さらに、開拓指標PIを算定する際に天候weatherが考慮されるので、天候に関わらず開拓指標PIを算定する構成と比較して、より精度良くユーザの開拓指標が算出され、ひいては、より適切な位置コンテンツが提示される。
4. 変形例
以上の実施形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以上の実施の形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。
4(1). 変形例1
エリアは、緯度及び経度に基づいて格子状に分割された矩形領域(メッシュ)であってもよい。以上のメッシュは、日本国の総務省統計局が提供する標準地域メッシュ(例えば、4分の1地域メッシュ)であってもよいし、他の手法により画定されたメッシュであってもよい。
4(2). 変形例2
ユーザがエリアを訪問したか否かは、任意の手法によって判定される。例えば、位置情報分析部100は、位置情報サーバLSから取得した位置情報に基づいて、ユーザがあるエリア内に滞在していた時間長が所定の閾値を上回ったと判定した場合に、ユーザがそのエリアを訪問したと判定する。そして、その訪問に対応するエントリを生成して訪問情報テーブルVITに記憶する。
また、位置情報分析部100は、位置情報に基づいてユーザの滞留点を算出し、その滞留点が存在するエリアをユーザが訪問したと判定してもよい。「滞留点」とは、ユーザが一定時間にわたって滞在した場所(緯度・経度)を示す点であり、種々の公知のアルゴリズム(例えば、Time-based clustering、Stay-point algorithm、時空間mean-shiftなど)に基づいて決定され得る。
訪問POI数(例えば、エリア内開拓指標nvisited_places(i,j))も滞留点を用いて算定することが可能である。例えば、要求エリアjにおけるユーザiの複数の滞留点を算出した後、位置に基づいて滞留点をクラスタリングし、得られたクラスタの数を訪問POI数とすることができる。
4(3). 変形例3
基礎開拓指標FPI(i)が、訪問したエリア数narea(i)または訪問したPOI数nPOI(i)ではなく、所定期間内に存在する全ユーザの訪問エリア数の平均値または訪問POI数の平均値に対するユーザiの偏差(例えば、標準偏差に乗算される係数)として表されてもよい。
また、エリア訪問頻度指標freqarea(i,j)が、ユーザiが所定期間内に要求エリアjを訪問した頻度ではなく、所定期間内に要求エリアjを訪問した全ユーザの訪問頻度の平均値に対するユーザiの偏差として表されてもよい。
また、エリア内開拓指標nvisited_places(i,j)が、ユーザiが所定期間内に要求エリアjにおいて訪問したPOI数ではなく、所定期間内に要求エリアjを訪問した全ユーザの訪問POI数の平均値に対するユーザiの偏差として表されてもよい。
4(4). 変形例4
時間帯別開拓指標nvisited_areas(i,k)は、要求パラメータが示す要求日時timeが属する対象時間帯kにおいて、所定期間内にユーザiが訪問したPOI数に基づいて算定される時間帯別開拓指標nvisited_places(i,k)であってもよい。
天候別開拓指標nvisited_areas(i,l)は、要求パラメータが示す天候weatherにおいて、所定期間内にユーザiが訪問したPOI数に基づいて算定される天候別開拓指標nvisited_places(i,l)であってもよい。
4(5). 変形例5
位置コンテンツ(位置コンテンツテーブルLCTに含まれるエントリ)は、情報提示サーバISに対して直接的に入力されてもよいし、外部のサーバから取得されてもよい。複数のサーバから取得された情報を統合して1つの位置コンテンツとしてもよい。
4(6). 変形例6
POIの定番度およびPOIの目新しさ度は、訪問情報テーブルVITに予め記憶されていてもよいし、外部のサーバが提供するサービスにおける利用者評価の投稿結果(例えば、各ユーザの5段階評価)を取得したものであってもよい。また、POIへの評価の投稿数、POIの検索数、SNS上でのPOIに関する投稿数などの時系列データに基づいて算定されてもよい。
なお、一般的に、定番度と目新しさ度が逆相関することに基づき、定番度及び目新しさ度を1次元の指標とすることも可能である。例えば、定番度をx、目新しさ度をyとしたとき(x及びyはいずれも1から5の整数)、目新しさ度をy=6−xと定義してもよい。
4(7). 変形例7
以上の実施形態では、1つの装置である情報提示サーバISが、情報提示動作を実行する。しかしながら、複数の装置によって構成される情報提示システムが情報提示動作を実行してもよい。例えば、位置情報分析部100、要求取得部110、開拓指標算定部120、コンテンツ取得部130、優先度決定部140、及び情報提示部150が、2以上のサーバ装置を含むシステムによって実装されてもよい。
4(8). 変形例8
コンピュータ装置、特に、情報提示サーバISにおいてCPUが実行する各機能は、FPGA(Field Programmable Gate Array)またはDSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行されてもよい。
10……ネットワークインタフェース、12……入力部、14……出力部、16……CPU、18……RAM、20……ROM、22……HDD、30……ネットワークインタフェース、32……入力部、34……出力部、36……CPU、38……RAM、40……ROM、100……位置情報分析部、110……要求取得部、120……開拓指標算定部、130……コンテンツ取得部、140……優先度決定部、150……情報提示部、CL……クライアント端末、CT……カレンダーテーブル、IS……情報提示サーバ、LCT……位置コンテンツテーブル、LS……位置情報サーバ、VIT……訪問情報テーブル、WT……天候テーブル。

Claims (9)

  1. ユーザからの情報提示要求に含まれる要求パラメータを取得する要求取得部と、
    前記要求パラメータが示す要求エリアにおける前記ユーザの指として、POI(Point Of Interest)に対する前記ユーザの嗜好の度合いを表す開拓指標を算定する開拓指標算定部と、
    前記要求エリア内に存在する位置コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    前記開拓指標に基づいて、前記開拓指標が大きいほど、大きな値をとる提示優先度を前記位置コンテンツ毎に決定する優先度決定部と、
    決定された前記提示優先度に従って前記位置コンテンツを提示する情報提示部と
    を備える情報提示装置。
  2. 前記開拓指標算定部は、
    外的要因に依存しない第1開拓指標と外的要因に依存する第2開拓指標とに基づいて、前記ユーザの前記開拓指標を算定する
    請求項1の情報提示装置。
  3. 前記開拓指標算定部は、
    前記ユーザが訪問したエリア数又はPOI数に基づいて前記第1開拓指標を算定する
    請求項2の情報提示装置。
  4. 前記開拓指標算定部が算定する前記第2開拓指標には、
    前記要求パラメータが示す前記要求エリアに前記ユーザが訪問した頻度に基づいて算定されるエリア訪問頻度指標が含まれる
    請求項2または3の情報提示装置。
  5. 前記開拓指標算定部が算定する前記第2開拓指標には、
    前記要求パラメータが示す前記要求エリアにおいて前記ユーザが訪問したPOI数に基づいて算定されるエリア内開拓指標が含まれる
    請求項2から4のいずれかの情報提示装置。
  6. 前記開拓指標算定部が算定する前記第2開拓指標には、
    前記要求パラメータが示す要求日時が属する対象時間帯において前記ユーザが訪問したエリア数又はPOI数に基づいて算定される時間帯別開拓指標が含まれる
    請求項2から5のいずれかの情報提示装置。
  7. 前記開拓指標算定部が算定する前記第2開拓指標には、
    前記要求パラメータが示す天候において前記ユーザが訪問したエリア数又はPOI数に基づいて算定される天候別開拓指標が含まれる
    請求項2から6のいずれかの情報提示装置。
  8. 前記コンテンツ取得部は、前記要求パラメータが示す前記ユーザの現在地から、取得された前記位置コンテンツが示すPOI位置までの距離を算定し、当該位置コンテンツに付与し、
    前記優先度決定部は、前記距離に応じて前記提示優先度を変化させる
    請求項1から7のいずれかの情報提示装置。
  9. 前記コンテンツ取得部が取得する前記位置コンテンツは、定番度および目新しさ度を含み、
    前記優先度決定部は、前記ユーザの前記開拓指標が高いほど、前記目新しさ度が当該目新しさ度に相当する前記位置コンテンツの前記提示優先度に与える影響を大きくする
    請求項1から8のいずれかの情報提示装置。
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