JP6495096B2 - マルチアンテナシステムに対する送信電力依存アンバランス補償 - Google Patents

マルチアンテナシステムに対する送信電力依存アンバランス補償 Download PDF

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Description

関連出願に対する相互参照
本特許出願は、2010年5月7日に出願された、“マルチアンテナシステムに対する、送信電力依存アンバランス補償”と題する米国仮特許出願シリアル番号第61/332,654の利益を主張し、この出願は、本特許出願の譲受人に譲渡され、それにより、参照によりここに明確に組み込まれている。
本開示のある態様は、一般的に、ワイヤレス通信に関連し、さらに詳細に述べると、アンバランス補償によって得られる、低電力レベルでの改善したリンク効率の利益と、高電力レベルでのバッテリー寿命を保存することの利益とを組み合わせることに関連する。
背景
音声や、データのような、さまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために、ワイヤレス通信システムが広範囲に展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートできる多元接続システムであってもよい。このような多元接続システムの例は、コード分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
一般的に、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数の端末に対する通信を同時にサポートできる。各端末は、フォワードリンクおよびリバースリンク上での送信を通して、1つ以上の基地局と通信する。フォーワードリンク(すなわちダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクのことを意味し、リバースリンク(すなわちアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクのことを意味する。これらの通信リンクは、単一入力単一出力、複数入力単一出力、または複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立されてもよい。
ワイヤレス標準規格は、アップリンク送信のために、各ユーザ機器(UE)によって利用される送信電力を制御および制限するための電力制御技術を含んでいてもよい。例えば、LTE標準規格において規定されている電力制御技術は、UEのすべてのアンテナに対して使用されてもよい、単一の共通電力値を、各UEに対して発生させる。しかしながら、UEの異なるアンテナは、異なる時点において、異なるフェージング環境を経験するかもしれない。
概要
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信を受信することと、複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを送信することとを含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信を受信する手段と、複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを送信する手段とを備える。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信を受信し、複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを送信するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを備える。
ある態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトは、その上に記憶されている命令を有するコンピュータ読み取り可能記憶媒体を含み、命令は、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信をコンピュータに受信させ、複数のアンテナからの送信電力の知覚されたアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージをコンピュータに送信させるためのものである。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを、基地局から受信することと、メッセージに基づいて、複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによってアンバランスを補償することとを含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信する手段と、メッセージに基づいて、複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによってアンバランスを補償する手段とを備える。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信し、メッセージに基づいて、複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによってアンバランスを補償するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを備える。
ある態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトは、その上に記憶されている命令を有するコンピュータ読み取り可能記憶媒体を含み、命令は、ユーザ機器の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージをコンピュータに受信させ、メッセージに基づいて、複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによってアンバランスをコンピュータに補償させるためのものである。
本開示のさまざまな態様および特徴を、以下でさらに詳細に記述する。
本開示の先に記載した特徴を詳細に理解できるように、先で簡潔に要約したより詳細な説明が、態様に対する参照により得られる。この態様のうちのいくつかは、添付図面中で図示した。しかしながら、添付図面は、本開示のある典型的な態様のみを図示しており、それゆえ、その範囲を限定するものとして考えられるものではなく、説明のために、他の同等に効率的な態様を認めてもよいことに留意すべきである。
図1は、本開示のある態様にしたがった、多元接続ワイヤレス通信システムのブロックダイヤグラムを図示している。 図2は、本開示のある態様にしたがった、ワイヤレス通信システムのブロックダイヤグラムを図示している。 図3は、本開示のある態様にしたがった、P out に対する、複数状態電力増幅器(PA)の電流の関係を図示している。 図4は、本開示のある態様にしたがった、ユーザ機器(UE)と基地局とを図示している。 図5は、本開示のある態様にしたがった、UEの複数のアンテナからの送信電力の知覚されたアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージ(DPCM)を送信するための方法を説明している。 図6は、本開示のある態様にしたがった、DPCMを受信した際に、UEの複数のアンテナから送信された電力のアンバランスを補償するための方法を説明している。 図7は、本開示のある態様にしたがった、伝導電力と放射電力とのためのテストポイントを図示している。 図8は、本開示のある態様にしたがった、異なるアンテナのアンバランスのソースを図示している。 図9は、本開示のある態様にしたがった、異なる基地局へのパス損失の項を図示している。 図10は、本開示のある態様にしたがった、電力制御基準ポイントを図示している。
詳細な説明
マルチアンテナ送信システムでは、複数のアンテナからの受信電力が、同じでないことがある。電力のアンバランスの一因となる例は、UEの電力設定エラー、アンテナ利得アンバランス(AGI)、シャドーイング、本体損失、ならびに短期的および長期的フェードを含む。いくつかの態様では、アンバランスは、受信機からフィードバックされる訂正を適用することによって補償されてもよい。このような訂正を行うことは、低い送信電力レベルでは十分であるかもしれないが、高い送信電力レベルでの電力消費およびバッテリー寿命には好ましくないかもしれない。いくつかの態様では、訂正は、受信機によって観測およびフィードバックされるアンバランスの関数だけではなく、現在の送信電力の関数でもあってもよい。現在の送信電力は、送信機によって正確に知られているかもしれない。したがって、高電力レベルでの、アンバランス補償のレンジ圧縮は、送信機によって実行されてもよい。
コード分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のような、さまざまなワイヤレス通信ネットワークに対して、ここで記述した技術を使用できる。“ネットワーク”および“システム”という用語は、互換性があるように使用されることが多い。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、CDMA2000等のような無線技術を実現できる。
UTRAは、ワイドバンド−CDMA(W−CDMA(登録商標))および低チップレート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856標準規格をカバーする。TDMAネットワークは、グローバルシステムフォーモバイル通信(GSM)(登録商標)のような無線技術を実現できる。OFDMAネットワークは、進化したUTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM等のような無線技術を実現できる。UTRA、E−UTRAおよびGSMは、ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)の一部である。LTEは、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、“第3世代パートナーシッププロジェクト”(3GPP)と名付けられている機関による文書中に記述されている。CDMA2000は、“第3世代パートナーシッププロジェクト2”(3GPP2)と名付けられている機関による文書中に記述されている。明確にするために、技術のいくつかの態様をLTEについて以下で記述し、以下の記述の大部分ではLTEの専門用語を使用する。
単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、単一搬送波変調および周波数ドメイン等化を利用する。SC−FDMA信号は、この固有の単一搬送波構造であるために、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。特に、より低いPAPRが送信電力効率の点で移動端末に大いに利益をもたらすアップリンク通信では、SC−FDMAが、大きな注目を集めている。LTEでは、アップリンク多元接続スキームに対して、SC−FDMAを使用する。
MIMOシステムは、データ送信のために、複数(N T 本)の送信アンテナおよび複数(N R 本)の受信アンテナを用いる。N T 本の送信アンテナおよびN R 本の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、N S 個の独立チャネルに分解されてもよく、これは空間チャネルとも呼ばれ、ここで、N S ≦min{N T ,N R }である。N S 個の独立チャネルのそれぞれは、次元に対応する。複数の送信および受信アンテナによって生成される付加的な次元が利用される場合、MIMOシステムは、改善した性能(例えば、より高いスループットおよび/またはより高い信頼性)を提供できる。
MIMOシステムは、時分割複信(TDD)および周波数分割複信(FDD)システムをサポートする。TDDシステムでは、相反原理によって、リーバスリンクチャネルからフォワードリンクチャネルの推定が可能になるように、フォワードおよびリバースリンク送信は同じ周波数領域上でなされる。これによって、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて利用可能であるときに、アクセスポイントが、フォワードリンク上での送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
図1を参照すると、本開示のある態様にしたがった、多元接続ワイヤレス通信システムを図示している。アクセスポイント100(AP)は、複数のアンテナグループを含み、1つのグループは104と106とを含み、別のグループは108と110とを含み、付加的なグループは112と114とを含む。図1では、各アンテナグループに対して、アンテナを2本のみ示しているが、各アンテナグループに対して、より多くのアンテナを、または、より少ないアンテナを利用できる。アクセス端末116(AT)(例えば、UE)は、アンテナ112および114と通信しており、ここで、アンテナ112および114は、フォワードリンク120を通して、アクセス端末116に情報を送信し、リバースリンク118を通して、アクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122は、アンテナ106および108と通信しており、ここで、アンテナ106および108は、フォワードリンク126を通して、アクセス端末122に情報を送信し、リバースリンク124を通して、アクセス端末122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124、および126は、通信のために、異なる周波数を使用できる。例えば、フォワードリンク120は、リバースリンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用できる。いくつかの態様では、アクセス端末116、122が、上述した動作を実行してもよく、ここで、高電力レベルでの、アンバランス補償のレンジ圧縮が、端末116、122によって実行されてもよい。
通信するように設計されている、アンテナおよび/またはエリアの各グループは、アクセスポイントのセクタと呼ばれることが多い。1つの態様では、アンテナグループそれぞれが、アクセスポイント100によってカバーされているエリアのセクタ中のアクセス端末と通信するように設計されている。
フォワードリンク120および126を通しての通信では、異なるアクセス端末116および122に対するフォワードリンクの信号対ノイズ比を改善するために、アクセスポイント100の送信アンテナは、ビームフォーミングを利用する。また、そのカバレッジを通して分散されているアクセス端末への送信にビームフォーミングを使用するアクセスポイントは、単一のアンテナを通してすべてのアクセス端末に送信するアクセスポイントよりも、隣接セル中のアクセス端末に、より少ない干渉をもたらす。
アクセスポイントは、端末と通信するために使用される固定局とすることができ、また、基地局、ノードB、進化型ノードB(eNB)と呼ぶことがあり、または、他の何らかの専門用語で呼ぶこともある。アクセス端末はまた、移動局、UE、ワイヤレス通信デバイス、端末、アクセス端末と呼ぶことがあり、または他のいくつかの専門用語で呼ぶこともある。
図2は、MIMOシステム200における、(アクセスポイントとも呼ばれる)送信機システム210と、(アクセス端末とも呼ばれる)受信機システム250との態様のブロックダイヤグラムである。送信機システム210において、多数のデータストリームに対するトラフィックデータが、データソース212から送信(TX)データプロセッサ214に提供される。
1つの態様では、各データストリームが、それぞれの送信アンテナを通して送信される。TXデータプロセッサ214は、各データストリームに対して選択された特定のコーディングスキームに基づいて、各データストリームに対するトラフィックデータをフォーマットし、コード化し、インターリーブして、コード化されたデータを提供する。
各データストリームに対するコード化されたデータは、OFDM技術を使用して、パイロットデータにより多重化されてもよい。パイロットデータは、典型的に、既知の方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されることもある、既知のデータパターンである。その後、各データストリームに対して選択された特定の変調スキーム(例えば、2位相シフトキーイング(BPSK)、直角位相シフトキーイング(QPSK)、M−PSK、または直角振幅変調(M−QAM))に基づいて、各データストリームに対する、多重化されたパイロットおよびコード化されたデータは、変調(すなわち、シンボルマッピング)されて、変調シンボルが提供される。各データストリームに対する、データレート、コーディングおよび変調を、プロセッサ230によって実行される命令によって決定してもよい。メモリ232は、送信機システム210に対する、データとプログラムコードとを記憶してもよい。
すべてのデータストリームに対する変調シンボルは、その後、TX MIMOプロセッサ220に提供され、TX MIMOプロセッサ220は、(例えば、OFDMのために)変調シンボルをさらに処理できる。TX MIMOプロセッサ220は、その後、N T 個の変調シンボルストリームをN T 個の送信機(TMTR)222aないし222tに提供する。ある実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルに、および、シンボルが送信されているアンテナに、ビームフォーミング重みを適用する。
各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受け取り、処理して、1つ以上のアナログ信号を提供し、アナログ信号をさらに調整(例えば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを通した送信に適した変調信号を提供する。送信機222aないし222tからのN T 個の変調信号は、その後、それぞれ、N T 本のアンテナ224aないし224tから送信される。いくつかの態様では、ここでさらに記述するように、差分電力制御メセージ(DPCM202)が、アンテナ224aないし224tから送信されてもよい。
受信機システム250において、変調され送信された信号が、N R 本のアンテナ252aないし252tによって受信され、各アンテナ252からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)254aないし254rに提供される。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、調整した信号をデジタル化してサンプルを提供し、サンプルをさらに処理して、対応する“受信”シンボルストリームを提供する。
RXデータプロセッサ260は、その後、N R 個の受信機254からN R 個の受信シンボルストリームを受け取り、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N T 個の“検出した”シンボルストリームを提供する。RXデータプロセッサ260は、その後、各検出したシンボルストリームを復調し、デインターリーブし、デコードして、データストリームに対するトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210における、TX MIMOプロセッサ220およびTX データプロセッサ214によって実行される処理に相補的である。
プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用するかを周期的に決定する。プロセッサ270は、行列インデックス部分とランク値部分とを含む、リバースリンクメッセージを構築する。メモリ272は、受信機システム250に対する、データとプログラムコードとを記憶してもよい。
リバースリンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関するさまざまなタイプの情報を含むことができる。リバースリンクメッセージは、その後、TXデータプロセッサ238によって処理される。TXデータプロセッサ238はまた、多数のデータストリームに対するトラフィックデータをデータソース236から受け取り、これは、変調器280によって変調され、送信機254aないし254rによって調整され、送信機システム210に返信される。
送信機システム210において、受信機システム250によって送信されたリバースリンクメッセージを抽出するために、受信機システム250からの変調信号が、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理される。プロセッサ230は、プリコーディング行列を使用して、抽出されたメッセージに対してビームフォーミングを実行する。いくつかの態様では、ここでさらに記述するように、サウンディング基準信号(SRS204)が、アンテナ252aないし252rによって送信されてもよく、送信機システム210において測定されてもよい。
マルチアンテナ送信システムでは、複数のアンテナからの受信電力が、同じでないかもしれない。電力のアンバランスの一因となる例は、ユーザ機器(UE)電力設定エラー、アンテナ利得アンバランス(AGI)、シャドーイング、本体損失、ならびに短期的および長期的フェードを含む。いくつかの態様では、アンバランスは、受信機からフィードバックされる訂正を適用することによって補償されてもよい。このような訂正を行うことは、低い送信電力レベルでは十分であるかもしれないが、高い送信電力レベルでの電力消費およびバッテリー寿命には好ましくないかもしれない。いくつかの態様では、訂正は、受信機によって観測およびフィードバックされるアンバランスの関数だけではなく、現在の送信電力の関数でもあってもよい。現在の送信電力は、送信機によってのみ正確に知られているかもしれない。したがって、高い電力レベルでの、アンバランス補償のレンジ圧縮は、送信機によって実行されてもよい。
アップリンクMIMOは、例えば、電力制御方程式の適用可能性のポイント(例えば、コードワードごとの、レイヤごとの、アンテナごとの、または総送信ごとの、電力制御)のような電力制御の公式化の、および、電力制御方程式中の各項(例えば、アンテナごとのパス損失またはアンテナに対する平均;コードワードごとの、レイヤごとのトランスポートフォーマット(TF)デルタ項、あるいは、平均のTFデルタ)の公式化の、多数の態様に影響を与えることがある。一般的に、LTEにおけるような、LTEアドバンスド(LTE−A)における電力制御は、反作用する低速なフェード、シャドーイングの変化をターゲットとしていてもよく、反転する短期的フェードと対照的に、セル間干渉調整(ICIC)のイネーブラとして機能していてもよい。セル内のユーザは、(マルチユーザMIMO(MU−MIMO)を確保して)直交化されてもよい。したがって、電力変動は、セル間にしか影響を与えないかもしれない。
理想的なケースでは、UEからのMIMOアンテナからの、eNBにおける平均受信電力は、同じであるべきである。Rel−8の電力制御の公式化は、多かれ少なかれ適用可能になり、実行する必要はあまりないだろう。しかしながら、以下でさらに記述するシチュエーションでは、MIMOアンテナからの電力は、等しくないかもしれない。いくつかの態様では、電力制御は、リンクスループットを最大にしながら、UEバッテリー電力を効率的に利用すること(メトリックA)と、E−UTRANリソースを効率的に使用すること(メトリックB)との間のトレードオフに基づいていてもよい。
いくつかの態様では、バッテリー消費が出力電力(P out )に比例している(これは、一般的なケースでないかもしれない)と仮定すると、適切なメトリックは、アンテナ全体にわたった一定の長期の伝導電力合計の制約の下で、異なる電力制御スキームのリンクのパフォーマンスを評価することであってもよい(メトリックA)。この条件の下で、適切なスキームは、ランク1の送信に対して、(および、複数のアンテナにマッピングされるレイヤ、例えば、ランク送信2に対して)チャネル利得が重み付けされるP out の割り振りであってもよく、1よりも大きいランク送信に対して、注水(water filling)であってもよい。
いくつかの態様では、(例えば、低電力領域では、電力増幅器(PA)の電力は、他のUEブロックの電力消費と比較して取るに足らないかもしれないことから)バッテリー消費がファクターでないと仮定すると、適切なメトリックは、アンテナ全体にわたって長期的に放射される電力の合計が同じであるという制約の下で、異なる電力制御スキームのリンクのパフォーマンスを評価することであってもよい(メトリックB)。この条件の下で、仮定は、(シグナリングオーバーヘッドを除いて)コストなしでAGIを取り除くことに相当するかもしれないことから、AGIの完全反転と、シャドーイングの反転は、適切な結果につながるかもしれない。電力制御のトレードオフは、異なるP out 領域では異なっていてもよい。
図3は、本開示のある態様にしたがった、複数のステージにおけるPA電流の関係を図示しているグラフである。低電力領域においてUEが動作するとき、送信チェーンの電力消費は、UEの電力使用を支配しないかもしれない。したがって、バッテリー寿命を決定しないかもしれない。例えば、0dBmよりも低い(例えば、302より下である)P out では、PAの電力消費は、取るに足らないかもしれず、静止電流によって支配されているかもしれない(すなわち、P out に依存しないかもしれない)。0dBm以上であり、かつ、10dBmよりも低い(例えば、302と304との間の)P out では、PAの電力消費は、P out に依存しているかもしれないが、総電力消費において、ほどほどに有意なファクターに過ぎないかもしれない。しかしながら、10dBm以上の(例えば、304と306との間の)P out では、PAは、総電力消費に対する有意な要因であってもよく、PAの電力は、P out に強く依存(例えば、P out の平方根に比例)していてもよい。いくつかの態様では、電力制御のストラテジーの評価の目的のために、10dBm以上のP out に対しては、メトリックAを使用してもよく(すなわち、UEのバッテリー電力を効率的に利用する)、10dBmよりも低いP out に対しては、メトリックBを使用してもよい(すなわち、E−UTRANリソースを効率的に使用する)。
図4は、ここで記述する、高電力レベルでの、アンバランス補償のレンジ圧縮を実行できる、基地局(BS)410(例えば、eNB)とUE420とを備えるシステム400の例を図示している。図示されているように、UE420は、SRS発生モジュール424を備えていてもよい。SRS発生モジュール424は、送信機モジュール422を通してBS410に送信されることになる1つ以上のSRSを発生させてもよい。BS410は、受信機モジュール416を通して、SRSを受信してもよい。BS410は、SRS処理モジュール414を通してSRSを測定した後に、差分電力制御メッセージ(DPCM)を構成してもよい。DPCMは、送信機モジュール412を通して、UE420に送信されてもよい。
この方法では、UE420における電力のアンバランスは、BS410からフィードバックされるDPCMを適用することによって補償されてもよい。上述したように、補償は、BS410によって観測およびフィードバックされるアンバランスの関数だけではなく、UE420における現在の送信電力の関数でもあってもよい。現在の送信電力は、UE420によってのみ正確に知られていてもよい。したがって、高電力レベルにおける、アンバランス補償のレンジ圧縮が、UE420によって実行されてもよい。
図5は、本開示のある態様にしたがった、UEの複数のアンテナからの送信電力の知覚されたアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージ(DPCM)を送信するための方法500を図示している。動作500は、例えば、DPCMを送るために担当eNBによって実行されてもよい。
502において、担当eNBが、UEの複数のアンテナからの送信を受信してもよい。いくつかの態様では、この送信は、UEのアンテナのそれぞれからのSRSであってもよい。他の態様では、この送信は、UEのアンテナのそれぞれからの復調基準信号(DM−RS)であってもよい。
504において、担当eNBが、複数のアンテナからの送信電力の知覚されたアンバランスに基づいているDPCMを送信してもよい。
図6は、本開示のある態様にしたがった、DPCMを受信した際に、UEの複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための方法600を図示している。動作600は、例えば、送信電力依存アンバランス補償のためにUEによって実行されてもよい。
602において、UEが、UEの複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを、BS(例えば、担当eNB)から受信してもよい。いくつかの態様では、メッセージは、共通の値と、差分値とを含んでいてもよい。共通の値は、UEのすべてのアンテナに適用されてもよい。いくつかの態様では、共通の値および差分値に対する更新レートは異なっていてもよい。例えば、差分値は、共通の値よりも頻度が少なく受信されてもよい。
604において、メッセージに基づいて、UEは、複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによってアンバランスを補償してもよい。いくつかの態様では、アンバランスに対する補償は、差分値に基づいていてもよい。いくつかの態様では、アンバランスに対する補償は、差分値と、前に受信した差分値との組み合せに基づいていてもよい。いくつかの態様では、アンバランスに対する補償は、以下で記述するように、UEの現在の送信電力に基づいていてもよい。いくつかの態様では、UEの送信電力は、複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変える際に同じままであってもよい。いくつかの態様では、UEの送信電力は、UEの複数のアンテナからの送信電力の合計に等しくてもよい。いくつかの態様では、アンバランスに対する補償は、複数のアンテナのそれぞれからのSRSに適用されてもよい。
オプションとして、606において、UEは、複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失測定値に基づいて、パス損失を決定してもよい。608において、複数のアンテナのそれぞれに対する測定値に基づいて、UEは、複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによってパス損失を補償してもよい。
図7は、本開示のある態様にしたがった、伝導電力および放射電力のための、テストポイントの例を図示している。AGI補償を有する電力制御およびAGI補償を有さない電力制御が、例えば、0dB、3dBおよび6dB AGIで評価されてもよい。いくつかの態様では、評価は、スループットと信号対ノイズ比(SNR)との間の比較に基づいていてもよく、ここで、SNRの‘信号’成分は、メトリックAによる伝導電力と、メトリックBによる放射電力とを考慮することに基づいていてもよい。高電力(例えば、10dBm以上のP out )において、メトリックAの下で、アンテナに対するAGI補償は、スループットを低減させ得る。例えば、AGI補償により、高SNRでは、損失は、2.5dBまであるかもしれない。しかしながら、低電力(例えば、10dBmよりも低いP out )では、メトリックBの下で、アンテナに対するAGI補償が、スループットを増加させることができる。例えば、AGI補償により、利得は、1dBまであるかもしれない。
いくつかの態様では、無線によるAGI補償の能力が追加されてもよい。これは、eNBによってUEに送られる電力オフセットコマンドによって達成できる。オフセットは、正規の(すなわち、コードワードごとの、または、アンテナ全体にわたった全部の)電力制御に加えて適用されるべき、伝導された送信電力間の‘静的な’電力オフセットとして解釈されてもよい。AGI補償は、正規の電力制御よりも大幅に低いレートで行われてもよく、AGI補償を適用する暗黙的なアクション時間は必要とされないかもしれない。しかしながら、バッテリー寿命への、AGI補償の負の影響に起因して、スライディングスケールまたはステップ関数を、AGI補償レンジに対して規定してもよい。例えば、UEは、
23dBm>P out ≧20dBmの場合、0dB
20dBm>P out ≧15dBmの場合、2dB
15dBm>P out ≧10dBmの場合、3dB、および、
10dBm>P out の場合、6dBとしてAGI補償を限定してもよい。
UEにおける送信機のAGIは、eNBにおける、長期的な受信電力のアンバランスの共通ソースである。AGIは重要なファクターであるかもしれないが、アンバランスの他の原因は、UEによって送信された電力較正エラー、シャドーイングおよびパス損失を含む。
図8は、本開示のある態様にしたがった、異なる、アンテナアンバランスの原因を図示している。低電力レベルにおける、UEにより送信された電力の較正エラーに対して、UEの実際の出力電力を測定するための回路は、非効率的であるかもしれない。したがって、UEは、実際は、その出力電力を正確に知らないかもしれない。このことは、まったくAGIを有さなくても、それ自体でアンバランスを生むかもしれない。いくつかの態様では、このようなエラーは、eNBのフィードバックによって補償され得る。AGIに対して、UEは、設計により、‘1次’および‘2次’チェーンに対して、異なる品質のアンテナを持っていてもよい。標準規格は、この差異に対して適切な制限を設定してもよい。いくつかの態様では、このような差異は、低電力領域では補償されるかもしれないが、高電力領域では補償されないかもしれない。シャドーイングおよびパス損失に対して、異なるUEアンテナが、例えば、異なる本体損失を受けるかもしれない。しかしながら、これらの差異は、以下で説明するように、補償されるかもしれず、または、補償されないかもしれない。
低電力レベルにおける、UEにより送信された電力の較正エラーに対して、実際の出力電力を測定するための回路は、非効率的であるかもしれない。したがって、UEは、実際には、出力電力を正確に知らないかもしれない。許されるUEの電力設定エラーの例は、以下に与えられる(表1)。
Figure 0006495096
中間から低い電力領域では、UEの電力設定エラーが、かなり大きいかもしれない。2つの送信機チェーン上の伝導電力間では、±14dBがありうるかもしれない。上記の表において与えられている許容差は、UEの最大電力に対するものであり、UEの電力設定には直接的に適用可能でないかもしれない。しかしながら、それらは、予想されるUEの絶対電力設定許容差の良好な指示として見てもよい。
許される(および予想される)電力設定エラーは、かなり大きいかもしれないが、整合性のあるコンポーネントが使用される場合には、エラーは、2つの送信機チェーンにわたって対称的であるかもしれない。予想される相対的な電力設定エラーが大きい場合、無線による相対的な電力補償のための、明確な使用ケースであるかもしれない。AGI補償とは異なり、シグナリングオーバーヘッドは別として、バッテリー寿命コストがないかもしれない。しかしながら、電力設定エラーは、電力レンジ全体にわたって一定ではなく、そのことは、UL RBの割り振りサイズが、それゆえに、UEにより送信される電力が広く変化する場合に、補償の有用性を低くするかもしれないことを考慮すべきである。
いくつかの態様では、アンテナごとのダウンリンク(DL)のパス損失の測定と、アンテナごとの開ループ電力制御とを、DL測定に基づいてイネーブルにしてもよい。このようなメカニズムの利益は、無線によるシグナリングオーバーヘッドが何もなくても、AGIとパス損失との両方の差異を自動的に補償できることである。このことは、アンテナごとの開ループコンポーネントを魅力的な選択にするかもしれない。しかしながら、以下で記述するように、アンテナごとのパス損失補償に関するいくつかの問題があるかもしれない。
パス損失は、送信された電力較正エラーを取り込まないかもしれない。したがって、付加的な閉ループ補償スキームが必要とされるかもしれない。高電力レベルでは、パス損失補償は、バッテリー寿命に好ましくないかもしれない。したがって、高電力ケースの場合には、平均的なパス損失に切り替えることが有益であるかもしれない。
パス損失測定値は、受信機チェーンの較正エラーに敏感であるかもしれず、一般的には、大きい較正エラーを持つ。開ループ電力の許容差の要件の例が、以下(表2)で与えられる。
Figure 0006495096
上記の許容差は、実施された測定に対するものである。したがって、UEは、AGIがないときでさえも、大きい電力設定エラーを生じることが許容(および予想)されるかもしれない。最悪のケースを仮定すると、UEは、AGIがないときでさえも、アンテナ開ループごとに、かなり大きい、±24dBの、電力のアンバランスを生むかもしれない。AGIの典型的なレンジを考慮すると、アンテナごとの開ループ補償は、AGI自体よりも、より大きいエラーを生成するかもしれない。
表1および表2を比較することによって、アンテナごとの開ループパス損失の補償についての、余分な望まれていない項である、低ノイズ増幅器(LNA)の較正エラーのために、おおよそ2dBないし5dBのレンジが予約されてもよい。エラーは、異なる送信機チェーンまたは受信機チェーンの間で、大きい程度の対称となるかもしれない。
図9は、本開示のある態様にしたがった、異なるeNBに対するパス損失の項を図示している。パス損失のアンバランスは、担当eNBと、UEが干渉しているかもしれない別のeNB(干渉eNB)とに対して異なっているかもしれない。このケースでは、他のセル(例えば、干渉eNB)への増加した干渉によって、担当eNBに対するリンクのパフォーマンスの利得が否定されるかもしれない。例えば、担当eNBへのリンクのパフォーマンス904a、904bにおける利得は、干渉eNBへの、増加した干渉902a、902bによって否定されるかもしれない。
いくつかの態様では、パス損失の差分が対称的であるとき、すなわち、以下の同等、PathLoss_00(dB)−PathLoss_01(dB)=PathLoss_10(dB)−PathLoss_11(dB)が、おおよそ満たされるとき、パス損失の補償が意味をなす。特に、条件、PathLoss_00(dB)−PathLoss_01 (dB)>0、かつ、PathLoss_10(dB)−PathLoss_11(dB)>PathLoss_00(dB)−PathLoss_01(dB)が当てはまるとき、担当eNBにおける受信信号は、絶対項においてでさえも、干渉eNBにおける受信干渉よりも多く増加するかもしれないことから、パス損失補償による大きい利得があるかもしれない。しかしながら、条件、PathLoss_00(dB)−PathLoss_01(dB)>0、かつ、PathLoss_11(dB)−PathLoss_10(dB)>PathLoss_00(dB)−PathLoss_01(dB)が当てはまる場合、所望の信号電力の増加よりも干渉が増加するかもしれないことから、パス損失補償は、いくつかの態様に対するシステム容量には好ましくないかもしれない。いくつかの態様では、アンテナごとのパス損失補償の適用は、L3シグナリングによってオプションにしてもよい。いくつかの態様では、アンテナごとのパス損失補償が実現される場合、パス損失補償は、UL電力制御構成により、eNBによってディセーブルされてもよい。
図10は、本開示のある態様にしたがった、電力を制御するための電力制御基準ポイント1002、1004、1006を図示している。Rel−8における、電力制御のための基準ポイントは、送信機チェーン全体が、仕様書目的のために線形であると考えられることから、任意のものであった。しかしながら、Rel−10のUL MIMOでは、異なる基準ポイントを選ぶことは、異なる意味を持つことがある。例えば、あるMCS電力制御デルタが、所定のコードワードに対して計算される場合、デルタがコードワードのレイヤに適用されてもよい、または、むしろ、それらのレイヤのそれぞれに関係するアンテナに適用されてもよい。
PUSCHに対するRel−8の電力制御は、以下:
Figure 0006495096
のように与えられる。いくつかの態様では、以下のインデックスの注記:
i:サブフレームインデックス、
k:TXアンテナインデックス
j:(例えば、半永続的に、または、動的にスケジューリングされる等の)PUSCH送信タイプ、および
m:コードワードインデックスを使用して、マルチアンテナ送信スキームは、以下のものであってもよい:
Figure 0006495096
ここで、P MAX (K)は、アンテナごとの最大電力であり、M PUSCH (i)は、サブフレームi中で有効な、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースの割り振りの帯域幅であり(クラスタを通して加算されてもよい)、S(i,k)は、プリコーダのスケールファクタであり、P O_PUSCH (j)は、電力オフセットであり、PL(k)は、アンテナK上でのパス損失の測定値であり、α(i,k)は、パス損失係数であり、Δ TF (i,m)は、コードワードmに対する、サブフレームi中の送信フォーマットデルタであり、f(i)は、(すべてのアンテナにわたって共通な)送信電力制御(TPC)であり、g(i,k)は、(アンテナ間での相対的な電力を調整のみする)アンテナごとの相対的な電力制御であり、h(l(i,m))は、マルチレイヤ電力調整であり(l(i,m)は、サブフレームi中のコードワードmにおけるレイヤの数である)、H(L(i))は、MIMO電力調整である(L(i)は、サブフレームi中のレイヤの総数である)。
いくつかの態様では、
Figure 0006495096
を使用してもよい。ここで、N TX は、UEにおけるTxアンテナの数である。しかしながら、アンテナごとの電力制御が適用される場合、
Figure 0006495096
を満たすように、P MAX (k)は、他のアンテナ送信電力の関数であってもよい。総電力制限を維持するための、アンテナごとのスケーリングは、UE処理系依存であってもよいし、または、UE処理系依存でなくてもよい。
S(i,k)は、サブフレームi中で使用されるプリコーダに依存していてもよい。S(i,k)は、ターンオフファクタを効果的なものとするように実現するために必要であるかもしれない。いくつかの態様では、これは、送信プリコーディングマトリックス指示(TPMI)の変化に起因して、総電力ジャンプを3dBにする。
PL(k)は、Rxパス全体にわたって組み合わせないものの、Rel−8におけるものと類似していてもよい。アンテナごとのエレメントは、N TX ×1列ベクトルで配置されてもよい。
α(i,k)は、N TX ×N TX 係数‘行列’である。例えば、アンテナごとのパス損失補償は、
Figure 0006495096
であるときにイネーブルされる。他の予め規定されたα(i,k)がありうるかもしれないが、オプションの数は、ほんの数個に限定されるかもしれない。パス損失ファクターは、アンテナ全体にわたって何らかの重み付け平均することを適用する前に線形に変換されてもよく、後に、dBに戻すように変換されてもよい。
Δ TF (i,m)は、コードワードごとに決定され、コードワードの各レイヤに適用されてもよい。その後、各レイヤに対する係数が、そのレイヤに関係する各アンテナに適用されてもよい。
g(i,k)は、より低速なレートで、かつ、動的レンジが限定されて送られてもよい。
h(l(i,m))は、l(i,m)の関数であり、ここで、l(i,m)は、サブフレームi中のコードワードmにおけるレイヤの数である。その目的は、Δ TF (i,m)の目的に類似している。しかしながら、(Δ TF に対するK S のような)固有の係数は、異なっているかもしれない。いくつかの態様では、h(l(i,m))=10log 10 (l(i,m))である。h(l(i,m))は、サブフレームi中で、プリコーダを通して、レイヤl(i,m)に関係する各アンテナkに適用されてもよい。
H(L(i))は、L(i)の関数であり、ここで、L(i)は、現在のサブフレーム中での、SU−MIMOレイヤの総数である。安定した相関が、レイヤの数と、適切な第1の送信ブロックエラーレート(BLER)を確実にするために必要とされる電力調整との間に存在すると判明した場合に、H(L(i))は有用であるかもしれない。
上述の公式化では、マルチレイヤ電力制御調整(h(l(i,m)))は、ディセーブルされないかもしれない。しかしながら、マルチレイヤ電力制御をディセーブルすることが、K s に類似する付加的なシグナリングされるパラメータにより達成されることもあり得る。
Δ TF (i)に対する計算方法は、Rel−8中では、
Figure 0006495096
として指定された。ここで、MPRは、
Figure 0006495096
として計算される。
MIMOケースでは、これは、(2までの)各コードワードmに個々に適用するように修正してもよい。
Figure 0006495096
ここで、MPR M は、
Figure 0006495096
として計算される。ここで、l(m)は、コードワードm中のレイヤの数である。
上述した方法のさまざまな動作は、さまざまなハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントによって実行されてもよい。本開示に関連して記述した、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで記述した機能を実行するように設計されているこれらの任意の組み合わせで実現しても、あるいは、実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの商業的に利用可能なプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせとして、複数のマイクロプロセッサとして、DSPコアに関連した1つ以上のマイクロプロセッサとして、あるいは、このような他の何らかの構成として実現してもよい。
本開示に関連して記述した、方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または、2つのものを組み合わせたもので直接的に具体化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、技術的に知られている、何らかの形態の記憶媒体中に存在していてもよい。使用してもよい記憶媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM等を含む。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多くの命令を含んでいてもよく、異なるプログラムの中のいくつかの異なるコードセグメントにわたって、複数の記憶媒体全体にわたって分散させてもよい。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり、記憶媒体に情報を書き込んだりできるようにプロセッサに結合させてもよい。代替実施形態では、記憶媒体はプロセッサと一体化してもよい。
ここで開示した方法は、記述した方法を達成するための1つ以上のステップまたはアクションを含む。方法ステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲の範囲から逸脱せずに、互いに交換してもよい。すなわち、ステップまたはアクションの特定の順序の明記がない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲の範囲から逸脱せずに変更してもよい。
ソフトウェアまたは命令はまた、送信媒体を通して送信してもよい。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイトから、サーバから、あるいは、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、撚り対、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線や、無線や、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用している他の遠隔ソースから送信された場合、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、撚り対、DSL、あるいは、赤外線や、無線や、マイクロ波のようなワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
さらに、ここで記述した、方法および技術を実行する、モジュールおよび/または他の適切な手段は、適用できるように、端末および/または基地局によって、ダウンロードできること、ならびに/あるいは、そうでなければ取得できることを正しく認識すべきである。例えば、このようなデバイスは、ここで記述した方法を実行する伝送の手段を促進するためのサーバに結合させることができる。代替的に、ここで記述したさまざまな方法は、記憶手段をデバイス結合または提供する際に、ユーザ端末および/または基地局がさまざまな方法を取得できるように、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピー(登録商標)ディスク等のような物理記憶媒体)を通して提供できる。さらに、ここで記述した方法および技術をデバイスに提供するための他の何らかの適した技術を利用できる。
特許請求の範囲は、先に説明した正確な構成およびコンポーネントに限定されないことを理解すべきである。さまざまな修正、変更、およびバリエーションは、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、上述した方法および装置の、配置、動作、および詳細においてなされてもよい。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]ワイヤレス通信のための方法において、
ユーザ機器の複数のアンテナからの送信を受信することと、
前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを送信することとを含む方法。
[2]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[1]記載の方法。
[3]前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で送信される[2]記載の方法。
[4]前記送信を受信することは、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを受信することを含む[1]記載の方法。
[5]ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器の複数のアンテナからの送信を受信する手段と、
前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを送信する手段とを具備する装置。
[6]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[5]記載の装置。
[7]前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で送信される[6]記載の装置。
[8]前記送信を受信する手段は、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを受信する手段を備える[5]記載の装置。
[9]ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器の複数のアンテナからの送信を受信し、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを送信するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
[10]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[9]記載の装置。
[11]前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で送信される[10]記載の装置。
[12]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを受信するように構成されている[9]記載の装置。
[13]コンピュータ読み取り可能記憶媒体を具備するコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
前記コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、
ユーザ機器の複数のアンテナからの送信をコンピュータに受信させるための命令と、
前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを前記コンピュータに送信させるための命令とを含むコンピュータプログラムプロダクト。
[14]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[13]記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[15]前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で送信される[14]記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[16]前記送信を前記コンピュータに受信させるための命令は、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを前記コンピュータに受信させるための命令を含む[13]記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[17]ワイヤレス通信のための方法において、
ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信することと、
前記メッセージに基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償することとを含む方法。
[18]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[17]記載の方法。
[19]前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される[18]記載の方法。
[20]前記アンバランスを補償することは、前記差分値に基づいている[18]記載の方法。
[21]前記アンバランスを補償することは、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている[18]記載の方法。
[22]前記アンバランスを補償することは、前記UEの現在の送信電力にさらに基づいている[17]記載の方法。
[23]前記UEの送信電力は、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの前記送信電力を変える際に実質的に同じままである[17]記載の方法。
[24]前記UEの送信電力は、前記UEの複数のアンテナからの送信電力の合計に等しい[23]記載の方法。
[25]前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を決定することと、
前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を補償することとさらに含む[17]記載の方法。
[26]前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号(SRS)と、復調基準信号(DM−RS)とのうちの1つを送信することをさらに含む[17]記載の方法。
[27]前記アンバランスを補償することは、前記複数のアンテナのそれぞれからの前記SRSと前記DM−RSとのうちの1つに適用される[26]記載の方法。
[28]ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信する手段と、
前記メッセージに基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償する手段とを具備する装置。
[29]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[28]記載の装置。
[30]前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される[29]記載の装置。
[31]前記アンバランスを補償する手段は、前記差分値に基づいている[29]記載の装置。
[32]前記アンバランスを補償する手段は、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている[29]記載の装置。
[33]前記アンバランスを補償する手段は、前記UEの現在の送信電力にさらに基づいている[28]記載の装置。
[34]前記UEの送信電力は、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの前記送信電力を変える際に実質的に同じままである[28]記載の装置。
[35]前記UEの送信電力は、前記UEの複数のアンテナからの送信電力の合計に等しい[34]記載の装置。
[36]前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を決定する手段と、
前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を補償する手段とさらに具備する[28]記載の装置。
[37]前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号(SRS)と、復調基準信号(DM−RS)とのうちの1つを送信する手段をさらに具備する[28]記載の装置。
[38]前記アンバランスを補償する手段は、前記複数のアンテナのそれぞれからの前記SRSと前記DM−RSとのうちの1つに適用される[37]記載の装置。
[39]ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信し、前記メッセージに基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
[40]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[39]記載の装置。
[41]前記アンバランスに対する補償は、前記差分値に基づいている[40]記載の装置。
[42]前記アンバランスに対する補償は、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている[40]記載の装置。
[43]前記アンバランスに対する補償は、前記UEの現在の送信電力にさらに基づいている[39]記載の装置。
[44]前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を決定し、
前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を補償するようにさらに構成されている[39]記載の装置。
[45]コンピュータ読み取り可能記憶媒体を具備するコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
前記コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、
ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージをコンピュータに受信させるための命令と、
前記メッセージに基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記アンバランスを前記コンピュータに補償させるための命令とを含むコンピュータプログラムプロダクト。
[46]前記メッセージは、共通の値と差分値とを含む[45]記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[47]前記アンバランスに対する補償は、前記差分値に基づいている[46]記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[48]前記アンバランスに対する補償は、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている[46]記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[49]前記アンバランスに対する補償は、前記UEの現在の送信電力にさらに基づいている[45]記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[50]前記コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、
前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を前記コンピュータに決定させるための命令と、
前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を前記コンピュータに補償させるための命令とをさらに含む[45]記載のコンピュータプログラムプロダクト。

Claims (36)

  1. ワイヤレス通信のための方法において、
    ユーザ機器の複数のアンテナから送信を送信することと、
    前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信することと、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    前記メッセージに基づいて、前記ユーザ機器により送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償することとを含み、
    ここにおいて、前記アンバランスを補償することは、前記ユーザ機器の現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、方法。
  2. 前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される請求項記載の方法。
  3. 前記送信を送信することは、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを送信することを含む請求項1記載の方法。
  4. ワイヤレス通信のための装置において、
    ユーザ機器の複数のアンテナから送信を送信する手段と、
    前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信する手段とを具備し、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    ここにおいて、前記ユーザ機器は、前記メッセージに基づいて、送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償する手段を具備し、
    ここにおいて、前記アンバランスを補償する手段は、前記ユーザ機器の現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、装置。
  5. 前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される請求項記載の装置。
  6. 前記送信を送信する手段は、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを送信する手段を備える請求項記載の装置。
  7. ワイヤレス通信のための装置において、
    ユーザ機器の複数のアンテナから送信を送信し、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信するように構成され、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    ここにおいて、前記ユーザ機器は、前記メッセージに基づいて、送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償するように構成され、
    ここにおいて、前記アンバランスに対する補償は、前記ユーザ機器の現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
  8. 前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される請求項記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを送信するように構成されている請求項記載の装置。
  10. コンピュータ実行可能命令を具備するコンピュータ読み取り可能記憶媒体において、
    前記コンピュータ実行可能命令は、
    ユーザ機器の複数のアンテナから送信をコンピュータに送信させるための命令と、
    前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを前記コンピュータに受信させるための命令とを含み、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    ここにおいて、前記ユーザ機器は、前記メッセージに基づいて送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償するように構成され、
    ここにおいて、前記アンバランスに対する補償は、前記ユーザ機器の現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  11. 前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される請求項10記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  12. 前記送信を前記コンピュータに送信させるための命令は、前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号と、復調基準信号とのうちの1つを前記コンピュータに送信させるための命令を含む請求項10記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  13. ワイヤレス通信のための方法において、
    ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信することと、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    前記メッセージに基づいて、前記UEにより送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償することとを含み、
    ここにおいて、前記アンバランスを補償することは、前記UEの現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、方法。
  14. 前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される請求項13記載の方法。
  15. 前記アンバランスを補償することは、前記差分値に基づいている請求項13記載の方法。
  16. 前記アンバランスを補償することは、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている請求項13記載の方法。
  17. 前記UEの送信電力は、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの前記送信電力を変える際に実質的に同じままであり、
    前記UEの前記送信電力は、前記UEの前記複数のアンテナからの前記送信電力の合計に等しい請求項13記載の方法。
  18. 前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を決定することと、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を補償することとさらに含む請求項13記載の方法。
  19. 前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号(SRS)と、復調基準信号(DM−RS)とのうちの1つを送信することをさらに含む請求項13記載の方法。
  20. 前記アンバランスを補償することは、前記複数のアンテナのそれぞれからの前記SRSと前記DM−RSとのうちの前記1つに適用される請求項19記載の方法。
  21. ワイヤレス通信のための装置において、
    ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信する手段と、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    前記メッセージに基づいて、前記UEにより送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償する手段とを具備し、
    ここにおいて、前記アンバランスを補償する手段は、前記UEの現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、装置。
  22. 前記差分値は、前記共通の値よりも少ない頻度で受信される請求項21記載の装置。
  23. 前記アンバランスを補償する手段は、前記差分値に基づいている請求項21記載の装置。
  24. 前記アンバランスを補償する手段は、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている請求項21記載の装置。
  25. 前記UEの送信電力は、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの前記送信電力を変える際に実質的に同じままであり、
    前記UEの前記送信電力は、前記UEの前記複数のアンテナからの前記送信電力の合計に等しい請求項21記載の装置。
  26. 前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を決定する手段と、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を補償する手段とさらに具備する請求項21記載の装置。
  27. 前記複数のアンテナのそれぞれから、サウンディング基準信号(SRS)と、復調基準信号(DM−RS)とのうちの1つを送信する手段をさらに具備する請求項21記載の装置。
  28. 前記アンバランスを補償する手段は、前記複数のアンテナのそれぞれからの前記SRSと前記DM−RSとのうちの前記1つに適用される請求項27記載の装置。
  29. ワイヤレス通信のための装置において、
    ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージを受信し、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    前記メッセージに基づいて、前記UEにより送信電力を変えることによって前記アンバランスを補償するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備し、
    ここにおいて、前記アンバランスに対する補償は、前記UEの現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、装置。
  30. 前記アンバランスに対する補償は、前記差分値に基づいている請求項29記載の装置。
  31. 前記アンバランスに対する補償は、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている請求項29記載の装置。
  32. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を決定し、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を補償するようにさらに構成されている請求項29記載の装置。
  33. コンピュータ実行可能命令を具備するコンピュータ読み取り可能記憶媒体において、
    前記コンピュータ実行可能命令は、
    ユーザ機器(UE)の複数のアンテナからの送信電力のアンバランスに基づいている差分電力制御メッセージをコンピュータに受信させるための命令と、ここにおいて、前記差分電力制御メッセージは、前記複数のアンテナの全てに共通に電力制御を適用するための共通の値と、前記複数のアンテナからの送信電力のアンバランスを補償するための差分値とを含み、
    前記メッセージに基づいて、前記UEにより送信電力を変えることによって前記アンバランスを前記コンピュータに補償させるための命令とを含み、
    ここにおいて、前記アンバランスに対する補償は、前記UEの現在の送信電力レベルにさらに基づいており、かつ前記アンバランス補償のレンジ圧縮が前記送信電力レベルの高電力レベルで実行される、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  34. 前記アンバランスに対する補償は、前記差分値に基づいている請求項33記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  35. 前記アンバランスに対する補償は、前記差分値と、前に受信した差分値との組み合わせに基づいている請求項33記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  36. 前記コンピュータ実行可能命令は、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対する受信したダウンリンクのパス損失の測定値に基づいて、パス損失を前記コンピュータに決定させるための命令と、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対する前記測定値に基づいて、前記複数のアンテナのうちの1つ以上からの送信電力を変えることによって前記パス損失を前記コンピュータに補償させるための命令とをさらに含む請求項33記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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