JP6494228B2 - 画像形成装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置とその制御方法、及びプログラムに関するものである。
印刷データをユーザのPCから印刷装置に投入して印刷装置に記憶した後、その印刷装置で、その記憶している印刷データの印刷設定を変更して印刷する技術が知られている。このような技術の代表的な例として、ホールド印刷機能が挙げられる。ホールド印刷機能では、PCからの印刷ジョブを一旦、印刷装置内にスプールする。その後、ユーザが、その印刷装置の操作部を操作し、操作画面に表示された印刷データのリストから所望の印刷データ(ジョブ)を選択して印刷開始を指示すると印刷処理が行われる。ここでユーザは、操作画面で印刷データを選択する際に、その選択した印刷データに対して、新たに印刷設定を行うことができる。特許文献1では、ホールド印刷機能において、ユーザにより選択された印刷データの中に含まれる印刷指定(ジョブチケット)を解析し、そのジョブチケットに含まれる印刷設定を表示して編集できるようにしている(図12)。このように、投入された印刷データに含まれる印刷設定と、編集対象の印刷設定とをジョブチケット編集/確認ウインドウに表示することで、印刷設定の変更操作の利便性を向上させている。
特開2008−269325号公報
印刷設定の中には印刷データに含まれる描画情報によっては、その設定が無効となるものがある。ユーザが印刷データに対して有効な設定であると考えていても、実際の描画処理では無効となる設定の場合、ユーザの設定により期待される印刷結果とは異なる印刷結果が得られることになる。このように無効となる印刷設定は、印刷データを解析して描画情報を参照することにより初めて判別できるものである。しかし、ホールド印刷において、ユーザがホールドされている印刷データの印刷設定を変更するときは、まだ印刷処理の開始前で、印刷データの解析処理がなされていない。このため、ユーザが設定した印刷設定に、印刷データに含まれる描画情報によっては無効となるものがあっても、この時点では装置がそれを判別できないため、ユーザに対してエラー等が通知されない。従って、この場合は、ユーザが設定したつもりの印刷設定とは異なる印刷設定で印刷が実行されることになり、ユーザが意図したものとは異なる印刷結果が得られるおそれがある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、記憶している印刷データの印刷設定を変更する際、その印刷データの描画情報に対して有効或いは無効となる印刷設定の項目を識別可能に表示する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
印刷ジョブを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている印刷ジョブを印刷対象の印刷ジョブとして選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された印刷ジョブの印刷設定の項目の表示を指示する指示手段と、
前記指示手段による前記指示に応じて、当該選択された印刷ジョブに対して有効或いは無効となる印刷設定の項目を識別可能に表示する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記選択された印刷ジョブに含まれる印刷データの属性に基づいて、有効或いは無効となる印刷設定の項目を判定し、
前記印刷データの属性には、印刷データがテキストであるか、グラフィックであるか、又は、イメージであるかを示す情報が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、記憶している印刷データの印刷設定を変更する際、その印刷データの描画情報に対して有効或いは無効となる印刷設定の項目を識別可能に表示することにより、ユーザによる誤った印刷設定の変更を防止することができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図。 実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 本実施形態に係る画像形成装置のソフトウェアモジュールを説明する機能ブロック図。 実施形態に係る画像形成装置が処理する印刷データの描画情報の一例を説明する図。 本実施形態に係る画像形成装置の操作部に表示された、ホールドされている印刷ジョブの一覧表示画面の一例を示す図。 実施形態係る画像形成装置の操作部に表示される印刷設定画面の一例を示す図。 実施形態に係る画像形成装置において、設定内容を変更できない設定項目を明示した印刷設定画面の一例を示す図。 実施形態に係る画像形成装置の操作部に表示されるエラー処理画面の一例を示す図。 実施形態に係る画像形成装置による印刷設定の変更から印刷までの処理の流れを説明するフローチャート。 図9のS902の印刷データ解析の処理を説明するフローチャート(A)と、図9のS910で実行される印刷設定の変更処理を説明するフローチャート(B)。 図10のS1011の無効設定項目の抽出処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。
この印刷システムは、印刷装置として機能する画像形成装置101、クライアント端末102,103を有し、これらはネットワーク104を介して接続されている。
画像形成装置101は、スキャン、ファクシミリ、プリント、コピーなどの複数の機能を有する複合機、或いは印刷機能を有するプリンタである。画像形成装置101は、ネットワーク104を介してクライアント端末から印刷データを受信すると、その印刷データをスプール領域に一旦留め置き、操作部208(図2)を介してユーザの印刷指示を受け付けると、その印刷データの印刷を開始する。この機能はホールド印刷機能と呼ばれる。本実施形態が想定しているユースケースは、このホールド印刷機能を使用する際、クライアント端末から印刷データが投入された後、操作部208などを介してユーザが、印刷したい印刷ジョブの印刷設定を変更することを想定している。そして実施形態では、その場合における、印刷設定を行う操作画面の表示制御方法を提供する。
クライアント端末102は、ユーザが保有しているPC(パーソナルコンピュータ)や携帯電話、PDA、或いは、近年急速に普及しつつある、多機能携帯電話(スマートフォン)やタブレットなどの携帯端末を含む。クライアント端末102は、ネットワーク104を介して画像形成装置101に印刷データを送信する。ネットワーク104は、例えばWANやLANで構成される無線又は有線のネットワークである。尚、クライアント端末103もクライアント端末102と同様の機能を有する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置101のハードウェア構成を説明するブロック図である。
制御部200は、この画像形成装置101全体の動作を制御している。中央演算装置(CPU)201は、補助記憶部203に記憶されたプログラムを主記憶部(RAM)202に展開して、そのプログラムを実行することにより、後述する各種制御を実行する。CPU201は、システムバス212に接続される各デバイスを統括的に制御する。主記憶部(RAM)202は、CPU201の主メモリ、ワークメモリとして機能する。補助記憶部203は、CPU201により実行されるプログラムやOSを記憶しており、また大容量データを一時的或いは長期的に保持する目的でも使用される。RIP(Raster Image Processor)204は、中間データをラスタイメージに展開する。RIP204は、CPU201により主記憶部202に生成された中間プリントデータを高速、かつCPU201の実行と並行して、ラスタイメージに展開できる。ネットワークI/F205はネットワーク104と接続し、ネットワーク104を介して各種データの送受信を行う。操作部I/F206は、操作部208とのインターフェース部で、操作部208に表示する画像データを操作部208に出力し、また操作部208を介してユーザが入力した情報をCPU201に伝える。デバイスI/F207は、CPU201の指示に基づき、プリンタエンジン209への画像信号の送出、動作指示、プリンタエンジン209からのデバイス情報の受信等を行う。制御部200は、デバイスI/F207を介してプリンタエンジン209と接続される。操作部208は表示パネル(タッチパネル機能を備える)と音源、ハードキー群、マイク等を備え、ユーザとのインタフェースを実現している。プリンタエンジン209は、制御部200から受け取った画像データに基づいてシートなどの記録媒体に画像を印刷する。このプリンタエンジン209の印刷方式は、電子写真方式、インクジェット方式、或いはそれ以外の方式の何れでも構わない。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置101のソフトウェアモジュールを説明する機能ブロック図である。この図3に示す各ソフトウェアモジュールは、プログラムとして補助記憶部203に格納され、そのプログラムは実行時に主記憶部202に展開されてCPU201により実行されることにより、各モジュールの機能が実現される。
送受信部301は、ネットワークI/F205を介して印刷データを受信する。データ解析部302は、送受信部301より受信された印刷データを制御部303を介して読み込み、印刷データの描画情報を解析する。このデータ解析処理の結果として抽出された描画情報は、制御部303を介して設定画面制御部305及びレンダラ304に送られ、設定を変更する際の設定画面の表示制御、及びレンダリング処理に使用される。制御部303は、印刷データの受信、印刷データの解析、印刷設定のための操作画面の制御、画像のレンダリング等の各種処理の制御の全般を司る。レンダラ304は、データ解析部302からの描画情報を制御部303を介して受け取り、RIP204を使用してビットマップイメージを生成する。こうして生成されたビットマップイメージは、デバイスI/F208を介してプリンタエンジン209に送られて印刷される。設定画面制御部305は、データ解析部302より出力され、制御部303を介して受け取った描画情報を基に、印刷設定を変更する操作画面の表示制御を行う。この設定画面の表示制御処理の詳細は、図10及び図11を参照して詳しく後述する。
図4は、実施形態に係る画像形成装置101が処理する印刷データの描画情報の一例を説明する図である。
図4(A)は、印刷データに基づいてプリンタエンジン209で印刷された描画結果の一例を示している。この描画結果には、文字領域401、グラフ領域402及び写真領域403が含まれている。
図4(B)は、この印刷データを画像形成装置101でレンダリング処理する場合の、オブジェクト種別、色空間の属性を示している。これらオブジェクト種別、色空間の属性は、データ解析部302が印刷データを解析することで描画情報として抽出される。図4(A)の描画結果において、文字を含む領域401は、Text(テキスト)かつCMYK色空間の属性を有する。またグラフを含む領域402は、Graphic(グラフィック)かつCMYK色空間の属性を有する。更に、写真を含む領域403は、Image(イメージ)かつRGB色空間の属性を有する。
図4(C)は、印刷データの描画情報として、全体の領域450が、ImageかつRGB色空間の属性のみを有する例を示している。
印刷データを解析した結果、図4(C)のようになる場合は、例えば印刷データがスキャン画像データであった場合や、印刷データが他の文書データの写真画像を貼り付けて作成されたデータである場合などに発生する。この場合、その印刷データは、見た目には文字、グラフ、写真を含む画像を印刷するものと見えたとしても、実際の印刷処理では、1つのImageで、かつRGB色空間のオブジェクトとして処理される。この場合は、TextやGraphic,CMYK色空間の属性を持つオブジェクトに対して意味のある(影響を与える)印刷設定を変更しても、その変更された印刷設定は印刷処理には反映されない。従って、ユーザが意図した印刷結果が得られないおそれがある。
従って実施形態では、印刷データを受信してその印刷処理を開始する前に、その印刷データの印刷設定に関係する描画情報のみを事前に解析する。そして、その解析結果に基づいて、その描画情報から、無効となる設定項目を抽出して、印刷設定画面で、そのことがユーザに分かるように表示する。こうして、上述した不具合の発生を防止する。
図5は、本実施形態に係る画像形成装置101の操作部208に表示された、ホールドされている印刷ジョブの一覧表示画面の一例を示す図である。
ジョブリスト501は、クライアント端末102(或いは103)から受信して記憶(ホールド)されている印刷ジョブをリスト形式で表示している。ここでリスト表示される項目には、ファイル名、受信日時(日時)、その印刷ジョブを投入したユーザ名が含まれる。図5の例では、複数のユーザから投入された印刷データをジョブリスト画面に表示しているが、セキュリティの面から、ユーザの認証を行い、認証済のユーザが投入した印刷データのみをリスト表示するようにしても良い。チェックボックス502は、ジョブリスト501でユーザが、選択した印刷対象の印刷ジョブを示す。本実施形態では、ユーザが印刷ジョブを選択すると、チェックボックス502には、その選択された順に数字が割り振られる。図5の例では、最初にファイル名「yyyy.pdf」の印刷ジョブ505が選択されているため、そのチェックボックス502には「1」が割り振られている。次にファイル名「vvvv.ppt」の印刷ジョブ506が選択されたため、そのチェックボックス502には「2」が割り振られている。ここでは、このチェックボックス502がチェックされた印刷ジョブに対して本実施形態における設定変更が適用される。
印刷設定ボタン503は、チェックボックス502で選択された印刷ジョブの印刷設定を変更するときに指示されるボタンである。この印刷設定ボタン503が指示されると、印刷設定画面へ遷移し、その選択された印刷ジョブの印刷設定を変更できる。本実施形態が想定しているユースケースは、前述の通り、ホールド印刷機能を使用する際の印刷設定画面の制御を対象としている。印刷設定ボタン503が押下されることにより遷移する先の印刷設定画面(図6)が本実施形態の制御対象にあたる。
印刷ボタン504は、チェックボックス502で選択されたジョブの印刷開始を指示するボタンである。印刷ボタン504が指示されると、選択された印刷ジョブの印刷処理が開始される。
図6は、実施形態係る画像形成装置101の操作部208に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。
図6(A)は、図5の画面で印刷設定ボタン503が指示されたときに操作部208に表示される印刷設定画面を示し、設定項目601は、画面形成装置101がサポートしている印刷機能に対する設定項目を表示している。図6(A)では、用紙サイズ、印刷部数、カラー選択(カラー指定)、中間調、RGBプロファイル、CMYKプロファイルを設定項目の例として表示しているが、その他にも、画像形成装置101がサポートしている機能も設定項目対象としてよい。
設定内容602は、設定項目601に対する、現在の設定内容を表示している。1つの設定項目に対して1つの設定内容が対応する場合は、例えば610で示すように、用紙サイズに対して設定内容602に内容(A4)が表示される。しかし設定項目601が中間調のように、更に詳細な設定がある場合は、その設定内容は表示されない。変更ボタン603は、設定項目601の設定内容を変更したい場合に指示されるボタンである。変更ボタン603が指示されると、その変更ボタンに対応する設定項目で変更可能な設定内容の選択画面へ遷移し、その設定内容を変更することができる。
有効ジョブアイコン604は、各設定項目において、図5で複数の印刷ジョブが選択された場合に特定の印刷ジョブのみに対して有効である場合に変更ボタン603にオーバーレイして表示される。有効ジョブアイコン604に表示される数字は、図5のチェックボックス502に表示される数字と対応しており、設定変更が有効なジョブは選択中のどのジョブであるか識別可能になっている。
例えば図5と図6(A)の例では、RGBプロファイルの設定変更は、チェックボックス「1」の印刷ジョブ505に対してのみ有効であることが分かる。即ち、図6(A)では、図5の印刷ジョブ506に対応する番号「2」が、RGBプロファイルの変更ボタンにオーバーレイされていない。このため、ファイル「vvvv.ppt」は、CMYK色空間の属性をもつオブジェクトしか含まず、RGBプロファイルを有していないことが分かる。OKボタン605は、この画面での印刷設定の変更が完了した場合にユーザにより指示されるボタンである。OKボタン605が指示されると、図5の印刷ジョブリスト画面へ戻る。
図6(B)は、図6(A)の画面で、設定項目が中間調に対応する変更ボタン603が指示されたときに表示される画面例を示す図である。
本実施形態では、中間調の設定はText,Graphic,Imageの属性を持つそれぞれのオブジェクトに対して個別に設定可能としている。設定項目611は、中間調の設定変更の対象となるオブジェクト種を表示しており、ここではテキスト(Text)、グラフィック(Graphic)、イメージ(Image)が含まれる。設定内容606は、各設定項目に対する、現在の設定内容を表示している。変更ボタン607は、設定項目の内容を変更したい場合にユーザが指示するボタンである。変更ボタン607が指示されると、その変更ボタンに対応する設定項目で変更可能な設定内容の選択画面へ遷移し、設定内容を変更することができる。
有効ジョブアイコン608,609は、図5の画面で複数の印刷ジョブが選択された場合に、その設定項目が特定の印刷ジョブのみに対して有効である場合に、変更ボタン607にオーバーレイして表示される。例えば、図5と図6(B)の例では、グラフィックの中間調の設定内容の変更は、チェックボックス502の番号「1」の印刷ジョブ505に対してのみ有効であることが分かる。また設定項目611がイメージの設定内容である中間調の変更は、チェックボックス502の番号「2」の印刷ジョブ506に対してのみ有効であることが分かる。これは印刷ジョブ505のファイル「yyyy.pdf」の描画情報にはImageの属性をもつものがなく、印刷ジョブ506のファイル「vvvv.ppt」の描画情報には、Graphicの属性をもつものがないことを示している。
OKボタン612は、この画面で、中間調の設定変更が完了した時にユーザが指示するボタンである。OKボタン612が指示されると、この画面を閉じて図6(A)の印刷設定画面へ遷移する。
本実施形態では、オブジェクト種別で設定変更できる設定項目として、中間調を例に挙げているが、その他オブジェクト種別、例えば輪郭強調や濃度調整などにも適用可能である。
図7は、実施形態に係る画像形成装置101において、設定内容を変更できない設定項目を明示した印刷設定画面の一例を示す図である。
図7(A)は、図5の画面で印刷設定ボタン503が指示されたときに操作部208に表示される印刷設定画面を示し、無効ボタン701により、その選択された印刷ジョブではCMYKプロファイルの設定変更が無効であることを示している。
図7(B)は、図7(A)の画面で、設定項目が中間調に対応する変更ボタン603が指示されたときに表示される画面例を示す図である。
ここでは、無効ボタン702,703により、それぞれテキスト、グラフィックの属性をもつオブジェクトの中間調の設定変更が無効であることを示している。これら無効ボタン701〜703はいずれも、指示されても画面が遷移せず、操作部208からの無効ボタン701〜703への操作指示は受け付けられない。
上記図6の設定画面において、有効ジョブアイコン604,608,609は、複数の印刷ジョブが選択され、かつそれら複数の印刷ジョブの内、特定の印刷ジョブのみにしか有効とならない設定項目をユーザに通知するために表示される。有効ジョブアイコンが表示されていない項目は、複数の印刷ジョブで共通して設定及び変更可能である。また無効ボタン701〜703は、複数の印刷ジョブが選択されている場合、それら選択されている全ての印刷ジョブに対して設定が無効な項目であることを示している。
本実施形態ではこれら、有効及び無効の判定条件を、印刷データの描画情報に含まれる、オブジェクト種別、色空間の属性を対象としていたが、その他の属性を対象としてもよい。例えば、印刷データの描画情報から画像の印刷に必要なCMYK値を計算し、CMY値が所定の閾値(例えば、全て「255」、或いは同値)である場合に、黒単色で印刷するグレー処理の機能等に適用しても良い。またオブジェクトの重なりを見て、背面と全面の色値の合成処理を制御するオーバープリント機能も、制御項目の対象として適用可能である。
このように、印刷開始よりも前に印刷データを解析して、無効となる印刷設定を抽出し、設定変更画面からの設定変更が無効であることをユーザに明示的に通知することで、誤った設定や変更を防止することができる。
図8は、実施形態に係る画像形成装置101の操作部208に表示されるエラー処理画面の一例を示す図である。
本実施形態では、このエラー処理は、印刷開始前の印刷データの解析処理においてエラーが発生した場合に有効となる。即ち、ここでのエラー処理は、通常印刷の場合、レンダリングが開始される前に印刷データを解析し、中間データを生成してレンダリング処理を行うが、この印刷データの解析においてエラーが発生した時のエラー処理を指している。また印刷データの解析時のエラー処理には、エラー内容を印刷するエラーページプリント処理と、エラーが発生したページをスキップし、継続して印刷処理を続けるエラースキップ処理とがある。
本実施形態では、設定画面の制御のために印刷開始前に印刷データを解析するが、この印刷前の印刷データの解析においてエラーが発生した場合は、その印刷ジョブが選択されて印刷設定ボタン503が選択されると、図8に示すエラー処理画面を表示する。図5の画面で複数の印刷ジョブが選択されていて、その中にエラーが発生した印刷ジョブがある場合は、前述の有効ジョブアイコンを付けて表示することにより、どの印刷ジョブでエラーが発生したかを分かるようにする。
図8(A)は、エラーページプリントの設定画面の一例を示す図である。
「する」ボタン801は、エラーページプリントを実行する場合に選択される。「する」ボタン801が選択されると、その印刷ジョブによる印刷時に、エラー内容を印刷する印刷処理が実行される。一方、「しない」ボタン802は、エラーページプリントをしない場合に選択される。「しない」ボタン802が選択されると、その印刷ジョブによる印刷時は何も印刷されずに印刷処理が終了する。OKボタン803は、この画面で、エラーページプリントの設定が完了した時にユーザにより指示されるボタンである。OKボタン803が指示されると、複数の印刷ジョブ選択されている場合は図6(A)の印刷設定画面へ、一つの印刷ジョブのみが選択されている場合は図5の印刷ジョブリスト画面へ遷移する。
図8(B)は、エラースキップの設定画面の一例を示す図である。
「する」ボタン804は、エラースキップをする場合に選択される。「する」ボタン804が選択されると、その印刷ジョブによる印刷時、エラーが発生するページをスキップして印刷処理が実行される。一方、「しない」ボタン805は、エラースキップを実施しない場合に選択される。「しない」ボタン805が選択されると、その印刷ジョブによる印刷時は、エラーが発生するページまで印刷処理され、エラーが発生するページ以降は印刷されない。OKボタン806は、この画面を介してエラースキップの設定が完了した時に、ユーザにより指示されるボタンである。OKボタン806が指示されると、図5で複数の印刷ジョブが選択されている場合は図6(A)の印刷設定画面へ、一つの印刷ジョブだけが選択されている場合は図5の印刷ジョブリスト画面へ遷移する。
尚、図5から図8を参照して説明した画面は、本実施形態では、画像形成装置101の操作部208に表示されることを想定しているが、その形態に限られるものではない。例えば、画面形態装置101のコントローラにhttpサーバ機能を有し、ウェブブラウザからの印刷指示が可能な場合、そのウェブブラウザ上で同等の役割を果たす印刷画面制御を取り入れてもよい。また、携帯端末用に作成された印刷アプリに対して同等の役割を果たす印刷画面制御を実施させてもよい。
図9は、実施形態に係る画像形成装置による印刷設定の変更から印刷までの処理の流れを説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムは補助記憶部203に格納されており、実行時CPU201によりRAM202に展開され、その展開したプログラムをCPU201が実行することにより達成される。
この処理は、ユーザがクライアント端末102から印刷データを投入することにより開始され、まずS901においてCPU201は、ネットワークI/F205を介して印刷データを受信する。次にS902に進みCPU201は、受信した印刷データを解析する。印刷データ解析の詳細は図10(A)のフローチャートを参照して後述する。次にS903に進みCPU201は、追加で印刷データが送信されていないか判定する。クライアント端末102から追加で印刷データが投入されている場合はS901へ戻って、前述の処理を繰り返す。S903でCPU201は、追加で印刷データが投入されていないと判定するとSS904へ処理を進める。
S904でCPU201は、例えば図5に示すような印刷ジョブリストを操作部208に表示する。そしてS905でCPU201は、その表示した印刷ジョブリストの中に、ユーザにより選択された印刷ジョブがあるか否かを判定する。ここで選択された印刷ジョブがない場合はS904へ戻って、前述の処理を繰り返す。S905でCPU201は、選択された印刷ジョブがあると判定するとS906へ処理を進める。S906でCPU201は、図5の画面の印刷選択ボタン503が指示されたか否かを判定する。ここで印刷選択ボタン503が指示されていない場合はS911へ処理を進め、S911で、その選択されている印刷ジョブの印刷の開始が指示されていないときはS904に戻る。
S906でCPU201は、印刷選択ボタン503が指示されたと判定するとS907に処理を進める。S907でCPU201は、選択されているジョブのデータ解析で、一つのジョブ或いは複数のジョブが選択されているときはいずれかのジョブでエラーが発生しているか否かを判定する。S907でエラーが発生していないと判定するとS910へ処理を進めるが、エラーが発生していると判定するとS908へ処理を進める。
尚、ここでは、S902でデータ解析の結果を参照しているが、本発明はこれに限らず、S907で印刷設定の変更指示が入力された後、選択されている印刷ジョブのデータ解析を行っても良い。
次にS908においてCPU201は、図8に示されるエラー処理画面を表示する。そして、この画面を介してユーザにより設定されたエラーページをプリントするか、スキップするか等の設定をRAM202に記憶する。この情報は後のS912の印刷処理で参照され、前述のように、その設定に応じてエラーページを印刷したり、エラーをスキップして印刷したり、或いはエラーが発生した箇所で印刷を停止するなどの処理を行う。
次にS909に進みCPU201は、図5の画面で複数ジョブが選択され、かつそのジョブの中に印刷データ解析時にエラーが発生していないジョブがあるかを判定する。ここで、印刷データ解析時にエラーが発生していないジョブが選択されていればS910へ処理を進めて、エラーが発生しないジョブの印刷設定が変更できるようにする。一方、S909でCPU201が、印刷データ解析時のエラーが発生していないジョブがない、つまりエラーが発生しているジョブだけが選択されていると判定するS911へ処理を進める。
S910でCPU201は、例えば図6や図7に示される印刷設定の選択画面を操作部208に表示し、印刷設定の変更処理を行う。この印刷設定の変更処理の詳細は図10(B)及び図11を参照して詳しく後述する。
次にS911に進みCPU201は、図5の画面で印刷ボタン504が指示されたかを判定する。印刷ボタン504が選択された場合はS912へ処理を進め、CPU201は、RIP204及びデバイスI/Fを用いて印刷処理を開始する。一方、S911で印刷ボタン504が指示されていない場合はS904へ戻って、前述の処理を繰り返す。
こうして、ホールドされている印刷ジョブのリストから所望の印刷ジョブを選択し、その選択した印刷ジョブの印刷設定を変更して印刷することができる。そして、このとき、その選択したジョブのオブジェクトに対する印刷設定の変更が、そのオブジェクトの属性から有効でない場合、その旨が印刷設定画面で表示される。これにより、その設定を変更しようとしたユーザは、その印刷設定の変更が有効かどうかを、印刷を実行する前に確認できる。
図10(A)は、図9のS902の印刷データ解析の処理を説明するフローチャートである。
通常、印刷データの解析は、印刷設定コマンドの抽出、描画オブジェクトの抽出、画像オブジェクトのデコード、色処理、中間データの生成処理等を含む。しかしながら本実施形態に係る印刷開始前の印刷データの解析処理では、処理の高速化のため印刷設定に関わる印刷データの解析処理のみを実施する。そして印刷処理が開始されてから、印刷データを解析する場合は、印刷設定に関わらない解析処理も実施する。
先ずS1001でCPU201は、印刷データから印刷設定のコマンドを抽出する。ここで抽出された印刷設定は、図6(A)の設定項目601のそれぞれに対応する設定内容602に反映される。次にS1002に進みCPU201は、印刷データから描画オブジェクトを抽出する。ここでいう描画オブジェクトの抽出とは、印刷データに含まれる描画オブジェクトのオブジェクト種別、色空間の属性を抽出することを指している。本実施形態では、これオブジェクト種別、色空間の属性に基づいて、印刷設定の画面の表示制御を行う。
次に図10(B)のフローチャートを参照して、実施形態に係る印刷設定の変更処理を説明する。
図10(B)は、図9のS910で実行される印刷設定の変更処理を説明するフローチャートである。
まずS1010でCPU201は、S902で実行した印刷データ解析の解析結果である描画情報を参照する。次にS1011に進みCPU201は、その印刷データに対して無効となる設定項目を抽出する。この無効設定項目の抽出処理の詳細は、図11を参照して後述する。次にS1012に進みCPU201は、図6及び図7に示す印刷設定画面を表示する。次にS1013でCPU201は、その印刷設定画面でOKボタンが押されたか否かを判定する。ここでOKボタンが押されていないと判定するとS1012に戻って、前述の処理を繰り返す。S1013でOKボタン605が押されたと判定すると、この処理を終了する。
図11は、図10のS1011の無効設定項目の抽出処理を説明するフローチャートである。
先ずS1101でCPU201は、S902の印刷データの解析により得られた描画情報にCMYK色空間のオブジェクトが存在するか否かを判定する。ここでCPU201が、存在しないと判定した場合はS1105へ処理を進めるが、存在すると判定した場合はS1102へ処理を進める。S1102でCPU201は、図5の画面で複数のジョブが選択されていて、他のジョブでCMYK色空間のオブジェクトが存在し、CMYK色空間に関係する印刷設定が有効となるジョブが存在するかを判定する。ここでCPU201が存在すると判定した場合はS1104へ処理を進めCPU201は、有効ジョブのアイコンを表示する。ここでは、複数のジョブが選択され、その中にCMYK色空間に関係する印刷設定が有効となるジョブが存在し、そのジョブに有効ジョブアイコンを付与して表示する。この処理により、例えば図6(A)に示される有効ジョブアイコン604のような有効ジョブアイコンをCMKプロファイルに対応する変更ボタン603に表示してS1105に進む。一方、S1102でCPU201は、CMYK色空間に関係する印刷設定が有効となるジョブが存在しないと判定した場合はS1103へ処理を進める。S1103でCPU201は、CMYK色空間に関係する印刷設定を無効化してS1105に進む。これにより例えば図7(A)の無効ボタン701が表示される。
S1105でCPU201は、S902の印刷データの解析により得られた描画情報にRGB色空間のオブジェクトが存在するか否かを判定する。ここでCPU201が存在しないと判定したS1109へ処理を進めるが、存在すると判定した場合はS1106へ処理を進める。S1106でCPU201は、複数のジョブが選択されていて、かつ他のジョブでRGB色空間のオブジェクトが存在し、RGB色空間に関係する印刷設定が有効となるジョブが存在するか判定する。ここでCPU201が存在すると判定した場合はS1108へ処理を進めCPU201は、有効ジョブアイコンを表示する。ここでは、複数のジョブが選択され、その中にRGB色空間に関係する印刷設定が有効となるジョブが存在し、そのジョブに有効ジョブアイコンを付与して表示してS1109に進む。この処理により、図6(A)に示される有効ジョブアイコン604のような有効ジョブアイコンを表示する。一方、S1106でCPU201は、RGB色空間に関係する印刷設定が有効となるジョブが存在しないと判定するとS110に進みCPU201は、RGB色空間に関係する印刷設定を無効化してS1109に進む。
S1109でCPU201は、S902の印刷データの解析により得られた描画情報にText属性のオブジェクトが存在するか否か判定する。ここでCPU201が存在すると判定した場合はS1113へ処理を進めるが、存在しないと判定した場合はS1110へ処理を進める。S1110でCPU201は、複数のジョブが選択されていて、かつ他のジョブでText属性のオブジェクトが存在し、Text属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在するか判定する。ここでCPU201が存在すると判定した場合はS1112へ処理を進め、CPU201は、有効ジョブアイコンを表示する。ここでは、複数のジョブが選択され、その中にText属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在し、そのジョブの有効ジョブアイコンを表示する。この処理により、例えば図6(B)に示される有効ジョブアイコン608或いは609をテキストに対応する変更ボタン607に表示してS1113に進む。一方、S1110でCPU201が、Text属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在しないと判定した場合はS1111へ処理を進める。S1111でCPU201は、Text属性のオブジェクトに関係する印刷設定を無効化してS1113に処理を進める。
S1113でCPU201は、S902の印刷データの解析により得られた描画情報にGraphic属性のオブジェクトが存在するか判定する。ここでCPU201が存在すると判定した場合はS1117へ処理を進めるが、存在しないと判定した場合はS1114へ処理を進める。S1114でCPU201は、複数のジョブが選択されていて、他のジョブでGraphic属性のオブジェクトが存在し、Graphic属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在するか判定する。ここでCPU201はGraphic属性のオブジェクトが存在すると判定した場合はS1116へ処理を進めて、CPU201は有効ジョブアイコンを表示する。ここでは、複数のジョブが選択され、その中にGraphic属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在し、そのジョブの有効ジョブアイコンを表示する。この処理により、例えば図6(B)に示される有効ジョブアイコン608,609のような有効ジョブアイコンを、対応する変更ボタンに表示してS1117に処理を進める。一方、S1114でCPU201は、Graphic属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在しないと判定するとS115に処理を進める。S1115でCPU201は、Graphic属性のオブジェクトに関係する印刷設定を無効化してS1117に処理を進める。
S1117でCPU201は、S902の印刷データの解析により得られた描画情報にImage属性のオブジェクトが存在するか判定する。ここでCPU201は存在すると判定した場合はS1121へ処理を進めるが、存在しないと判定した場合はS1118へ処理を進める。S1118でCPU201は、複数のジョブが選択されていて、他のジョブでImage属性のオブジェクトが存在し、Image属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在するか判定する。ここでCPU201が、存在すると判定した場合はS1120へ処理を進めCPU201は、有効ジョブアイコンを表示する。ここでは、複数のジョブが選択され、その中にImage属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在し、そのジョブの有効ジョブアイコンを制御する処理をしている。この処理により、例えば図6(B)に示される有効ジョブアイコ609のような有効ジョブアイコンを、Image属性のオブジェクトに対応する変更ボタンに表示してS1121に処理を進める。一方、S1118でCPU201は、Image属性のオブジェクトに関係する印刷設定が有効となるジョブが存在しないと判定するとS1119へ処理を進める。S1119でCPU201は、Image属性のオブジェクトに関係する印刷設定を無効化してS1121に処理を進める。S1121でCPU201は、複数のジョブが選択されていて、まだ無効設定項目の抽出処理がされていないジョブがあるか判定する。無効設定項目の抽出処理がされていないジョブがあると判定した場合はS1101へ戻って、前述の処理を繰り返す。そして無効設定項目の抽出処理がされていないジョブがないと判定すると、この処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、印刷データ投入後の印刷設定の変更において、印刷データの描画情報に応じた印刷設定項目の制御が可能となる。印刷データに含まれる描画情報に対して無効である印刷設定項目を制御し、誤った設定変更を防止することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…画像形成装置、102,103…クライアント端末、104…ネットワーク、201…CPU,202…主記憶装置(RAM)、208…操作部、302…データ解釈部、501…ジョブリスト

Claims (10)

  1. 印刷ジョブを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている印刷ジョブを印刷対象の印刷ジョブとして選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された印刷ジョブの印刷設定の項目の表示を指示する指示手段と、
    前記指示手段による前記指示に応じて、当該選択された印刷ジョブに対して有効或いは無効となる印刷設定の項目を識別可能に表示する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記選択された印刷ジョブに含まれる印刷データの属性に基づいて、有効或いは無効となる印刷設定の項目を判定し、
    前記印刷データの属性には、印刷データがテキストであるか、グラフィックであるか、又は、イメージであるかを示す情報が含まれることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記選択手段は、複数の印刷ジョブを選択でき、
    前記制御手段は、前記選択手段が複数の印刷ジョブを選択した場合、前記複数の印刷ジョブのそれぞれに対して有効或いは無効となる印刷設定の項目を識別可能に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記選択手段は、前記記憶手段に記憶されている印刷ジョブの一覧を表示する表示手段を有し、
    前記表示手段に表示された印刷ジョブの一覧から、ユーザに印刷対象の印刷ジョブを選択させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記印刷設定の項目に対応して有効或いは無効を示すボタンを表示し、前記有効を示すボタンが指示されると、対応する前記印刷設定の項目の設定画面に遷移し、前記無効を示すボタンへの指示を受け付けないように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記選択手段が複数の印刷ジョブを選択した場合、前記制御手段は、前記選択された印刷ジョブのいずれが前記ボタンに対応しているかを識別可能に表示することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷設定の項目は、用紙サイズ、印刷部数、カラー指定の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. エラーが発生した印刷ジョブの内容を印刷するか、エラーが発生した印刷ジョブのページをスキップして印刷をするかを設定できる設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、選択された印刷ジョブに含まれる印刷データにテキスト属性を有するオブジェクトが含まれないと判定した場合に、テキスト属性のオブジェクトに関係する印刷設定を無効化する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置を制御する制御方法であって、
    印刷ジョブを記憶するメモリに記憶する記憶工程と、
    前記メモリに記憶されている印刷ジョブを印刷対象の印刷ジョブとして選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択された印刷ジョブの印刷設定の項目の表示を指示する指示工程と、
    前記指示工程による前記指示に応じて、当該選択された印刷ジョブに対して有効或いは無効となる印刷設定の項目を識別可能に表示する制御工程と、を有し、
    前記制御工程は、前記選択された印刷ジョブに含まれる印刷データの属性に基づいて、有効或いは無効となる印刷設定の項目を判定し、
    前記印刷データの属性には、印刷データがテキストであるか、グラフィックであるか、又は、イメージであるかを示す情報が含まれることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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