JP6492839B2 - 光給電システム、光給電システムの異常検出方法 - Google Patents

光給電システム、光給電システムの異常検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、光給電システム、光給電システムの異常検出方法に関する。
特許文献1に記載の従来技術では、光を電力に変換する光電変換部(太陽光パネル)を上方からカメラで撮像し、撮像した画像データのうち、輝度が低下している特徴部分を、日射遮蔽物による影又は汚れとして検出し、乗員に知らせることを提案している。
特開2007−110038号公報
光電変換部には、内部のセルにクラック(ひび、割れ等)が生じることがあるが、上記従来例のように、光電変換部をそのままカメラで撮像するだけでは、内部に生じる異常を検出することはできない。
本発明の課題は、光電変換部の内部に生じる異常を検出することである。
本発明の一態様に係る光給電システムは、受光によって発電する光電変換部と、光電変換部が発電した電力を充電する充電部を備える。そして、光電変換部に電圧を印加することにより、光電変換部を発光させ、発光した光電変換部を撮像し、撮像した画像に基づいて光電変換部の異常を検出する。
本発明によれば、発光させた光電変換部を撮像することにより、光電変換部の内部を可視化することができる。したがって、撮像した画像から、光電変換部の内部に生じる異常を検出することができる。
光給電システムを示す概略構成図である。 光電変換部を備えた車両の外観である。 光源側光給電制御処理の一例を示すフローチャートである。 光電変換部の断面図である。 EL画像の一例を示す。 汚れの種類及び程度を示す。 車両側光給電制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の光源側光給電制御処理を示すフローチャートである。 レーザ光の照射範囲を示す図である。 第3実施形態の光源側光給電制御処理を示すフローチャートである。 EL画像を時系列で示した図である。 第4実施形態の光源側光給電制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《第1実施形態》
《構成》
図1は、光給電システムの概略構成図である。
光給電システム11は、車載システム12と、光源システム13と、を備える。
車載システム12は、移動体としての車両14に搭載されるシステムであり、光電変換部21と、充電部22と、報知部23と、車両側通信装置24と、車両側制御部25と、を備える。
光源システム13は、インフラストラクチャ側のシステムであり、光照射部31と、赤外線カメラ32と、画像処理装置33と、光源側通信装置34と、光源側制御部35と、を備える。
図2は、光電変換部を備えた車両の外観である。
光電変換部21は、例えば結晶シリコン系太陽電池や、カルコパイライト系太陽電池等の太陽光パネルからなり、車両14のルーフ面に設けられ、照射された光によって発電を行ない、電力を出力する。光電変換部21は、発光ダイオードと同じPN接合半導体素子からなるため、電圧を印加すると、エレクトロルミネセンスにより発光(以下、EL発光と称す)する。この発光は、赤外線を放出する赤外線発光である。このように、光電変換部21は、光から電力への変換となる発電、及び電力から光への変換となるEL発光が選択的に可能となっている。
充電部22は、例えばリチウムイオンバッテリやニッケル水素バッテリからなり、光電変換部21から出力される電力を充電する。充電部22に充電された電力は、図示しない車両用駆動モータへと供給され、車両14の駆動に用いられる。さらに、充電部22に充電された電力は、光電変換部21に対しても供給することができ、光電変換部21のEL発光にも用いられる。このように、充電部22は、光電変換部21との間で電力の授受が可能となっている。
報知部23は、光電変換部21の異常を知らせる例えばインジケータである。このインジケータは、乗員が視認可能な位置に設けてあり、光電変換部21の異常が検出されたときに、予め定めたシンボルが点灯又は点滅する。
車両側通信装置24は、例えばIEEE802.11やBluetooth(登録商標)等の無線通信を利用し、光源側通信装置34を介した光源システム13との通信を行なう。
車両側制御部25は、例えばマイクロコンピュータからなり、後述する車両側光給電制御処理を実行し、光電変換部21と充電部22との間でなされる電力の授受を制御し、且つ光電変換部21の異常を検出したときに、報知部23を駆動し、異常を検出した旨を乗員に知らせる。また、車両側制御部25は、車両側通信装置24と光源側通信装置34との通信を介して、光源システム13と各種情報の送受信を行なう。例えば、後述する光給電要求や判定信号を受信したり、充電状態やEL発光信号を送信したりする。
光照射部31は、例えばレーザダイオード(LD)、及びドライバを備え、ドライバを介した駆動によってレーザダイオードからレーザ光を照射する。光照射部31は、例えば車両14を駐車又は停車可能な予め定めた光給電エリアの上方に設けられ、光給電エリアに駐車又は停車された車両14のルーフ面に設けられた光電変換部21に向かってレーザ光を照射する。
レーザ光の波長は、レーザダイオードのバンドギャップによって決定され、レーザ光の光強度は、ドライバを介してレーザダイオードに印加される電圧によって決定される。レーザ光の波長は、光電変換部21の吸収端に整合する範囲に設定され、これにより発電効率の向上が図られる。例えば、光電変換部21が結晶系シリコン太陽電池からなる場合、そのバンドギャップが1.1[eV]となるため、1100[nm]付近が吸収端となるため、レーザ光の波長は1100[nm]程度の赤外線を照射する。
また、光照射部31は、レーザ光の照射方向及び照射範囲を変更可能な可動光学系からなる。例えば、光学系の手振れ補正等に用いられるボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)の駆動により、レーザ光の照射方向が変更される。また、光学系のオートフォーカス等に用いられる超音波モータの駆動により、コリメート(集光)又はデフォーカス(拡散)され、照射範囲が変更される。
赤外線カメラ32は、EL発光した光電変換部21を撮像し、撮像した画像データを画像処理装置33へ出力する。
画像処理装置33は、赤外線カメラ32で撮像した画像データに、所定の画像処理を実行する。
光源側通信装置34は、例えばIEEE802.11やBluetooth(登録商標)等の無線通信を利用し、車両側通信装置24を介した車載システム12との通信を行なう。
光源側制御部35は、例えばマイクロコンピュータからなり、後述する光源側光給電制御処理を実行し、光照射部31によるレーザ光の照射を制御する。また、光源側制御部35は、光源側通信装置34と車両側通信装置24との通信を介して、車載システム12と各種情報の送受信を行なう。例えば、後述する充電状態やEL発光信号を受信したり、光給電要求や判定信号を送信したりする。
次に、光源側制御部35で実行する光源側光給電制御処理について説明する。
図3は、光源側光給電制御処理の一例を示すフローチャートである。
先ずステップS101では、光給電要求があるか否かを判定する。具体的には、ユーザによる予め定めた光給電開始操作の有無に応じて、光給電要求があるか否かを判定する。ここで、ユーザによる光給電開始操作がないときには、光給電要求はないと判断してステップS102に移行する。一方、ユーザによる光給電開始操作があるときには、光給電要求があると判断してステップS103に移行する。
ステップS102では、光照射部31の駆動を中止状態にする、つまり光給電を中止状態にしてから所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS103では、光給電要求を、車載システム12へ送信する。
続くステップS104では、車載システム12より、充電部22の充電状態(SOC)を受信したか否かを判定する。ここでは、充電部22の充電状態を受信するまで待機し、充電状態を受信したときにステップS105に移行する。
ステップS105では、充電部22は充電可能であるか否かを、充電状態に応じて判定する。充電部22の充電状態が満充電であるときには、充電不可能であると判断してステップS106に移行する。一方、充電部22の充電状態が満充電でないときには、充電可能であると判断してステップS108に移行する。
ステップS106では、充電状態が満充電である旨を報知する。例えば、ユーザが視認可能なインジケータを点灯又は点滅させることにより報知する。
続くステップS107では、光給電要求を解除(リセット)してからステップS102に移行する。
ステップS108では、判定フラグfjが0にリセットされているか否かを判定する。判定フラグfjは、異常の有無が判定済であるか否かを表すフラグであり、判定フラグがfj=0にリセットされているときには、異常の有無が未判定であると判断してステップS109に移行する。一方、判定フラグがfj=1にセットされているときには、異常の有無が判定済であると判断してステップS116に移行する。なお、ユーザによって予め定めた光給電開始操作がなされたときには、判定フラグはfj=0にリセットされているものとする。
ステップS109では、EL発光要求を、車載システム12へ送信する。EL発光要求とは、光電変換部21をEL発光させることを、車載システム12に対して要求するものである。
ステップS110では、車載システム12より、EL発光信号を受信したか否かを判定する。ここでは、EL発光信号を受信するまで待機し、EL発光信号を受信したときにステップS111に移行する。
ステップS111では、赤外線カメラ32でEL発光した光電変換部21を撮像する。
続くステップS112では、赤外線カメラ32で撮像した画像データに、所定の画像処理を実行する。
続くステップS113では、判定フラグをfj=1にセットする。
ステップS114では、異常部位の有無を判定する。具体的には、EL画像を参照し、光電変換部21を複数の区画に分割し、区画ごとに発光輝度の平均値が閾値以上であるか否かを判定する。ここで、全区画で発光輝度の平均値が閾値以上であるときには、光電変換部21に異常はないと判断してステップS115に移行する。一方、発光輝度の平均値が閾値未満となる区画があるときには、光電変換部21に異常があると判断してステップS117に移行する。光電変換部21の異常とは、例えば表面に付着する鳥糞、花粉、水垢、埃等の汚れや、内部に発生するひびや割れといった内部欠陥を指す。
ここで、光電変換部21の異常について説明する。
図4は、光電変換部の断面図である。
光電変換部21は、バックシート41に、エヴァ42及び強化ガラス43を順に積層して構成される。エヴァ42は、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA:Ethylene-Vinyl Acetate)からなり、受光素子となるセル44を封止しており、このセル44に電圧を印加することでEL発光する。ここでは、EL発光を上向きのブロック矢印で図示している。
図中の(a)は、光電変換部21に異常がない状態を示す。すなわち、EL発光を遮る部位や、EL発光しない部位が存在しないため、全区画で発光輝度が予め定めた閾値以上である。
図中の(b)は、光電変換部21に異常がある状態を示す。すなわち、強化ガラス43の表面に付着した鳥糞、花粉、水垢、埃等の汚れ45によってEL発光を遮る部位や、セル44に発生するひびや割れ等のクラック46によってEL発光しない部位が存在することにより、発光輝度が閾値未満となる区画が生じている。
図5は、EL画像の一例を示す。
EL画像において、汚れ45やクラック46が生じている異常部位は、発光輝度が予め定めた閾値未満となり、略黒色となる。したがって、発光輝度が閾値未満となる部位があるときには、その部位が含まれるセル44に、汚れ45やクラック46等の異常部位があると判断する。ここでは、セル44a、44b、44c、及び44dの区画を示し、そのうちセル44a、44b、44cで異常が検出され、セル44dだけに異常部位が検出されていない。なお、夫々の異常部位が、汚れ45に起因するのか、それともクラック46に起因するのかは判別することができない。
図6は、汚れの種類及び程度を示す。
図中の(a)は、異常部位のない状態であり、この状態における一区画当たりの発光輝度の平均値を100%とし、例えば80%を閾値として設定する。区画の分割は任意であり、例えば一つのセル44を一区画としてもよい。
図中の(b)は、全面に花粉や埃が付着している状態であり、一区画当たりの発光輝度の平均値が80%未満となるため、異常な区画と判断する。
図中の(c)は、濃い小さな汚れが付着している状態であり、一区画当たりの発光輝度の平均値が80%以上となるため、正常な区画と判断する。
図中の(d)は、薄い小さな汚れが付着している状態であり、一区画当たりの発光輝度の平均値が80%以上となるため、正常な区画と判断する。
図中の(e)は、濃い大きな汚れが付着している状態であり、一区画当たりの発光輝度の平均値が80%未満となるため、異常な区画と判断する。
図中の(f)は、薄い大きな汚れが付着している状態であり、一区画当たりの発光輝度の平均値が80%以上となるため、正常な区画と判断する。
ステップS115では、光電変換部21に異常部位は検出されなかった旨の判定信号(正常信号)を、車載システム12へ送信する。
続くステップS116では、光照射部31を駆動し、光電変換部21に向かってレーザ光を照射することにより、光給電を実行してから所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS117では、光電変換部21に異常部位がある旨を報知する。例えば、ユーザが視認可能なインジケータを点灯又は点滅させることにより報知する。
続くステップS118では、光電変換部21に異常部位が検出された旨の判定信号(異常信号)を、車載システム12へ送信する。
続くステップS119では、光給電要求を解除(リセット)する。
続くステップS120では、判定フラグをfj=0にリセットしてからステップS102に移行する。
上記が光源側光給電制御処理である。
次に、車両側制御部25で実行する車両側光給電制御処理について説明する。
図7は、車両側光給電制御処理の一例を示すフローチャートである。
先ずステップS131では、光源システム13より、光給電要求を受信したか否かを判定する。ここで、光給電要求を受信していないときには、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、光給電要求を受信しているときにはステップS132に移行する。
ステップS132では、充電部22の充電状態(SOC)を、光源システム13へ送信する。
続くステップS133では、判定フラグが0にリセットされているか否かを判定する。判定フラグfjは、異常の有無が判定済であるか否かを表すフラグであり、判定フラグがfj=0にリセットされているときには、異常の有無が未判定であると判断してステップS134に移行する。一方、判定フラグがfj=1にセットされているときには、異常の有無が判定済であると判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。なお、ユーザによって予め定めた光給電開始操作がなされたときには、判定フラグはfj=0にリセットされているものとする。
ステップS134では、光源システム13より、EL発光要求を受信したか否かを判定する。ここでは、EL発光要求を受信するまで待機し、EL発光要求を受信したときにステップS135に移行する。
ステップS135では、光電変換部21をEL発光させる。
続くステップS136では、光電変換部21をEL発光させた旨のEL発光信号を、光源システム13へ送信する。
続くステップS137では、光源システム13より、判定信号を受信したか否かを判定する。ここでは、判定信号を受信するまで待機し、判定信号を受信したときにステップS138に移行する。
ステップS138では、光電変換部21のEL発光を停止させる。
続くステップS139では、判定フラグをfj=1にセットする。
続くステップS140では、判定信号に応じて、光電変換部21に異常部位があるか否かを判定する。すなわち、正常信号を受信しているときには、光電変換部21に異常部位は検出されなかったと判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、異常信号を受信しているときには、光電変換部21に異常部位が検出されたと判断してステップS141に移行する。
ステップS141では、報知部23を駆動し、光電変換部21に異常部位が検出された旨を乗員に知らせてから所定のメインプログラムに復帰する。
上記が車両側光給電制御処理である。
《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
光電変換部21には、内部のセル44にクラック46が生じることがあるが、光電変換部21をそのままカメラで撮像するだけでは、内部のセル44に生じるクラック46等の異常を検出することができない。
また、光電変換部21は黒いため、やはり光電変換部21をそのままカメラで撮像するだけでは、暗色の汚れを検出しにくい。また、光電変換部21に光を照射し、その反射光を撮像することも考えられる。しかしながら、発電効率を高めるために光電変換部21の表面に微小な凹凸を設けたテクスチャ構造にしたり、車両14のルーフ面に沿って光電変換部21を曲面に成形したりすることもある。これらの場合、反射光が戻りにくくなるため、やはり汚れを検出しにくい。
そこで、光電変換部21のセル44に電圧を印加することにより、光電変換部21をEL発光させ(ステップS135)、EL発光した光電変換部21を赤外線カメラ32で撮像し(ステップS111)。そして、撮像したEL画像に基づいて、光電変換部21の異常を検出する(ステップS114)。このように、EL発光させた光電変換部21を撮像することにより、光電変換部21の内部を可視化することができる。したがって、撮像したEL画像から、光電変換部21のセル44に生じるクラック46を検出することができる。
また、光電変換部21の強化ガラス43に付着する汚れを検出することもできる。さらに、EL発光させた光電変換部21を撮像しているため、暗色の汚れであっても、背景色とのコントラストが高くなり、容易に検出することができる。また、光電変換部21に光を照射し、その反射光を撮像する構成ではないので、光電変換部21の表面をテクスチャ構造にしたり、曲面に成形したりしても、汚れが検出しにくくなることはない。
具体的には、EL画像のうち、発光輝度が閾値未満となる部位を、異常部位として検出する。したがって、全区画で発光輝度が閾値以上であるときには(ステップS114の判定が“Yes”)、光電変換部21に異常はないと判断し、光給電を実行する(ステップS116)。これにより、高効率の適正な発電を実施することができる。なお、充電部22の充電状態が満充電に達したときには(ステップS105の判定が“No”)、その旨を報知し(ステップS106)、光給電実行要求を解除し(ステップS107)、光給電を中止する(ステップS102)。これにより、充電部22の過充電を抑制し、充電部22の劣化を抑制することができる。
一方、発光輝度が閾値未満となる区画があるときには(ステップS114の判定が“No”)、光電変換部21に異常があると判断する。この場合は、報知部23を駆動し、光電変換部21の異常を検出した旨をユーザ又は乗員に知らせ(ステップS117、S141)、且つ光給電を中止する(ステップS102)。このように、光電変換部21の異常を報知することにより、光電変換部21の修理や交換、又は清掃等のメンテナンスをユーザ又は乗員に促し、異常部位の早期解消を図ることができる。また、光給電を中止することにより、非効率的な発電が継続されることを抑制できる。そして、光電変換部21の修理や交換、又は清掃によって、異常部位が解消されれば、光給電を再開し、再び効率的で適正な発電を実施することができる。
《変形例》
第1実施形態では、異常検出の診断を、光源側制御部35で実行しているが、これに限定されるものではなく、車両側制御部25で実行してもよい。例えば、車両側制御部25が光電変換部21をEL発光させてから、光電変換部21の撮像要求を光源システム13に送信する。光源側制御部35が撮像要求を受信すると、赤外カメラ32で光電変換部21を撮像し、そのEL画像を車載システム12へ送信する。そして、車両側制御部25がEL画像に基づいて異常検出の診断を実行すればよい。
第1実施形態では、移動体用の光給電システムについて説明したが、これに限定されるものではない。要は、EL発光させた光電変換部を赤外線カメラで撮像し、撮像した画像に基づいて光電変換部の異常を検出できればよいので、移動体に限らず、建造物や道路構造物、他の光給電システムにも適用することができる。なお、光電変換部の撮像は、遠隔操作可能な無人航空機(ドローン)等を用い、空撮してもよい。このように、既存の太陽光発電設備にも拡張して適用することができる。
《対応関係》
光電変換部21が「光電変換部」に対応する。充電部22が「充電部」に対応する。車両側制御部25で実行するステップS135の処理が「第一の制御部」に対応する。赤外線カメラ32が「撮像部」に対応する。車両側制御部25で実行するステップS114の処理が「異常検出部」に対応する。光照射部31が「光照射部」に対応する。報知部23、及びステップS117、S141の処理が「報知部」に対応する。
《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第1実施形態に係る光給電システムは、受光によって発電する光電変換部21と、光電変換部21が発電した電力を充電する充電部22と、を備える。そして、光電変換部21に電圧を印加することにより、光電変換部21をEL発光させ、EL発光した光電変換部21を撮像を赤外線カメラ32で撮像し、撮像したEL画像に基づいて光電変換部21の異常を検出する。
このように、EL発光させた光電変換部21を撮像することにより、光電変換部21の内部を可視化することができる。したがって、撮像したEL画像から、光電変換部21の内部に生じる異常を検出することができる。
(2)第1実施形態に係る光給電システムは、EL画像のうち、発光輝度が予め定めた閾値未満となる部位を、異常部位として検出する。
このように、EL画像の発光輝度を求めることにより、異常部位を容易に検出することができる。
(3)第1実施形態に係る光給電システムは、光電変換部21、及び充電部22は、移動体に搭載され、充電部22に蓄えられた電力は、移動体の駆動に用いられる。
このように、移動体用の光給電システムに適用することができる。したがって、電気自動車(EV)の普及に資する。
(4)第1実施形態に係る光給電システムの異常検出方法は、受光によって光電変換部21が発電した電力を充電する光給電システムにあって、光電変換部21に電圧を印加することにより、光電変換部21をEL発光させる。そして、EL発光した光電変換部21を撮像し、撮像した画像に基づいて光電変換部21の異常を検出する。
このように、EL発光させた光電変換部21を撮像することにより、光電変換部21の内部を可視化することができる。したがって、撮像したEL画像から、光電変換部21の内部に生じる異常を検出することができる。
《第2実施形態》
《構成》
第2実施形態は、レーザ光の照射範囲に含まれる異常部位が最小となるように、レーザ光の照射方向及び照射範囲(集光/拡散)の少なくとも一方を制御するものである。
システム構成につては、前述した第1実施形態と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図8は、第2実施形態の光源側光給電制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、ステップS201、S202の処理を追加したことを除いては、前述した第1実施形態と同様の処理を実行するため、共通する部分については、詳細な説明を省略する。
ステップS201は、ステップS118の処理をした後に実行され、レーザ光の照射方向及び照射範囲(集光/拡散)の少なくとも一方を制御することにより、異常部位を回避できるか否かを判定する。但し、異常部位を回避しても、光電変換部21の受光面積のうち、予め定めた閾値(例えば80%)以上にレーザ光を照射できることを条件とする。異常部位を回避しても受光面積の閾値以上に照射できるときにはステップS202に移行する。一方、異常部位を回避すると受光面積の閾値以上に照射できないときにはステップS119に移行する。
ここで、異常部位の回避について説明する。
図9は、レーザ光の照射範囲を示す図である。
光電変換部21に汚れ45が付着している場合、その異常部位を回避して、レーザ光を照射することになる。レーザ光の照射範囲36は、破線で示すように、略円形であるものとする。また、照射エネルギーの損失を可及的に低減するために、照射範囲36が光電変換部21からはみ出す量を最小限に抑制することが望ましい。
図中の(a)は、光電変換部21のやや外側寄りに汚れ45が付着している状態を示しており、この場合には、汚れ45を回避してレーザ光を照射しても、受光面積の80%以上にレーザ光を照射できる。図中の(b)は、光電変換部21のやや中央寄りに汚れ45が付着している状態を示しており、この場合には、レーザ光の照射方向を、光電変換部21の中心から、より外側へと変位させ、且つ照射範囲を集光によって狭めなければならない。このように、汚れ45を回避してレーザ光を照射すると、受光面積の80%以上にレーザ光を照射できない。
このように、異常部位の位置や大きさによって、その異常部位を回避できるか否かが左右される。ここでは、異常部位を完全に回避させた例を説明したが、これに限定されるものではない。要は、レーザ光の照射範囲36に含まれる異常部位が最小となるように、レーザ光の照射方向及び照射範囲(集光/拡散)を演算すればよいので、レーザ光の照射範囲36には異常部位が含まれていてもよい。したがって、光電変換部21の受光面積に対して、異常部位の面積が20%未満であるなら、レーザ光の照射方向や照射範囲を変化させないという選択肢もある。
ステップS202では、照射範囲を制御してからステップS116に移行する。
上記が車両側光給電制御処理である。
《作用》
次に、第2実施形態の作用について説明する。
光電変換部21の異常部位を検出したときに(ステップS114の判定が“No”)、直ぐに光給電の実行を断念する必要はない。すなわち、レーザ光の照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を制御すれば、異常部位を回避することができるからである。但し、ある程度の発電効率は維持する必要があるため、異常部位を回避しても、光電変換部21の受光面積のうち、予め定めた閾値(例えば80%)以上にレーザ光を照射できるかどうかを識別する。
そこで、異常部位を回避しても受光面積の閾値以上に照射できると判断された場合は(ステップS201の判定が“Yes”)、照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を制御してから(ステップS202)、光給電を実行する(ステップS116)。これにより、発電量の低減を抑制することができる。一方、異常部位を回避すると受光面積の閾値以上に照射できないと判断された場合は(ステップS201の判定が“No”)、光給電の実行を断念する(ステップS102)。これにより、非効率的な発電が継続されることを抑制できる。
第2実施形態において、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《対応関係》
光照射部31が「光照射部」に対応する。光源側制御部35で実行するステップS202の処理が「第二の制御部」に対応する。
《効果》
次に、第2実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第2実施形態に係る光給電システムは、レーザ光の照射範囲に含まれる異常部位が最小となるように、レーザ光の照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を制御する。
このように、レーザ光の照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を制御することで、発電量の低減を抑制することができる。
《第3実施形態》
《構成》
第3実施形態は、異常部位が予め定めた所定期間にわたって維持されているときに、光電変換部21に異常が生じている旨を報知するものである。
システム構成につては、前述した第1実施形態と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図10は、第3実施形態の車両側光給電制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、ステップS301の処理を追加したことを除いては、前述した第1実施形態と同様の処理を実行するため、共通する部分については、詳細な説明を省略する。
ステップS301は、ステップS114の処理で、光電変換部21に異常部位があると判定された後に実行され、異常部位が予め定めた所定期間(例えば数週間)にわたって維持されているか否かを判定する。ここで、異常部位が所定期間にわたって維持されているときには、異常部位がクラック46である可能性が高いと判断してステップS110に移行する。一方、異常部位が所定期間にわたって維持されていないときには、異常部位がクラック46であるか汚れ45であるかは判別できないと判断してステップS109に移行する。
ここで、異常部位の経時的な変化について説明する。
図11は、EL画像を時系列で示した図である。
図中の(a)は、第一の時点でのEL画像である。図中の(b)は、第一の時点よりも後の第二の時点でのEL画像である。図中の(c)は、第二の時点よりも後の第三の時点でのEL画像であって、この第三の時点は、第一の時点から予め定めた所定期間を経過した後の状態を示している。
第一の時点では、光電変換部21の二箇所に異常部位が検出されているが、この時点では、夫々の異常部位が、汚れ45に起因するのか、それともクラック46に起因するのかは判別することができない。第二の時点では、依然として光電変換部21の二箇所に異常部位が検出されている。しかしながら、第一の時点と比べて、汚れ45が風雨に晒されて風化し、濃度が薄くなっている。一方、クラック46には経時的な変化が見られない。第三の時点では、汚れ45が略消失しているが、クラック46にはやはり経時的な変化が見られない。このように、予め定めた所定時間が経過しても、異常部位の位置、形状、大きさが変化しないのであれば、それは汚れ45ではなく、クラック46である可能性が高いと判断することができる。
上記が車両側光給電制御処理である。
《作用》
次に、第3実施形態の作用について説明する。
光電変換部21の異常部位を検出したときに(ステップS114の判定が“No”)、その旨を直ぐに報知しなくともよい。すなわち、光電変換部21の表面に付着した鳥糞、花粉、水垢、埃等の汚れ45であれば、放置していても、風雨に晒されて消えてゆくからである。一方、光電変換部21の内部にクラック46が生じているのであれば、放置しておくと、それが拡大することはあっても、解消されることはない。
そこで、検出された異常部位が、予め定めた所定期間(例えば数週間)にわたって維持されているか否かを判定する(ステップS301)。なお、クラック46は時間の経過と共に拡大することもあるため、異常部位が維持されるとは、当初、検出した異常部位において、発光輝度が増加したり(黒色が薄くなる)、面積が狭くなったりすることがない、という意味である。したがって、発光輝度が減少したり(黒色が濃くなる)、面積が広くなったりしても、異常部位が維持されているものと判断する。
そして、検出された異常部位が所定期間にわたって維持されているときには(ステップS301の判定が“Yes”)、それがクラック46のように光電変換部21の内部に生じている異常であると判断し、その旨を報知する(ステップS117、S141)。このように、異常部位の原因が、単なる汚れ45であるのか、それとも内部に生じるクラック46であるのかを、容易に、且つ的確に識別することができる。また、原因がクラック46であることが判断できたときだけ報知を行なうため、光電変換部21の修理や交換等のメンテナンスを乗員に促し、異常部位の早期解消を図ることができる。
一方、検出された異常部位を検出してから所定期間が経過していないときには(ステップS301の判定が“No”)、それが汚れ45であるのか、クラック46であるのかが不明である。そこで、異常部位を検出した旨は報知せず、光給電を実行する(ステップS116)。このように、異常部位の原因を特定できていない段階では、性急な報知をしないため、単なる汚れ45のように軽微な異常によって、頻繁に報知がなされるといった事態を抑制することができる。さらに、原因を特定することよりも、先ずは発電を優先することにより、発電量の低減を抑制できる。
また、異常部位の発光輝度が増加したり、面積が狭くなったりしているときには(ステップS301の判定が“No”)、それが光電変換部21の表面に付着した鳥糞、花粉、水垢、埃等の汚れ45である可能性が高いと考えられる。そこで、異常部位を検出した旨は報知せず、光給電を実行する(ステップS116)。異常部位の原因が汚れ45であるならば、清掃によって容易に解消することができ、仮に放置しておいても次第に消えてゆくものである。このように、単なる汚れ45が原因であるときには、光給電を実行したとしても、非効率的な発電が長期化することはないので、発電を優先することにより、発電量の低減を抑制できる。
第3実施形態において、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《対応関係》
報知部23、及びステップS301、S117、S141の処理が「報知部」に対応する。
《効果》
次に、第3実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第3実施形態に係る光給電システムは、検出した異常部位が、予め定めた所定期間にわたって維持されているときに、光電変換部21の異常を報知する。
このように、異常部位が所定期間にわたって維持されているときに、光電変換部21の異常を報知するため、異常部位の原因が、単なる汚れ45であるのか、それとも内部に生じるクラック46であるのかを、容易に、且つ的確に識別することができる。また、原因がクラック46であることが判断できたときだけ報知を行なうため、光電変換部21の修理や交換等のメンテナンスを乗員に促し、異常部位の早期解消を図ることができる。
《第4実施形態》
《構成》
第4実施形態は、異常部位の面積が予め定めた閾値以上であるときに、光電変換部21に異常が生じている旨を報知するものである。
システム構成につては、前述した第1実施形態と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図12は、第4実施形態の車両側光給電制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、ステップS401の処理を追加したことを除いては、前述した第1実施形態と同様の処理を実行するため、共通する部分については、詳細な説明を省略する。
ステップS401は、ステップS114の処理で、光電変換部21に異常部位があると判定された後に実行され、光電変換部21の全受光面積に対して、異常部位の面積が予め定めた閾値(例えば20%)以上である区画が存在するか否かを判定する。ここで、異常部位の面積が閾値以上であるときにはステップS110に移行する。一方、異常部位の面積が閾値未満であるときにはステップS109に移行する。
上記が車両側光給電制御処理である。
《作用》
次に、第4実施形態の作用について説明する。
光電変換部21の異常部位を検出したときに(ステップS114の判定が“No”)、その旨を直ぐに報知しなくともよい。すなわち、光電変換部21の全受光面積に対して、異常部位の面積が極僅かであるならば、発電効率が著しく低下することはないからである。但し、ある程度の発電効率は維持する必要があるため、光電変換部21における全受光面積の80%以上にレーザ光を照射できるかどうかを識別する。
そこで、光電変換部21の全受光面積に対して、異常部位の面積が20%未満であるときには(ステップS401の判定が“No”)、光給電を継続できると判断し、異常部位を検出した旨は報知せず、光給電を実行する(ステップS116)。このように、異常部位の面積が僅かであるときには、光電変換部21の異常を報知せず、光給電の実行を許容することにより、光電変換部21の修理や交換、又は清掃等といったメンテナンスまでの期間を延ばすことができる。したがって、メンテナンスの頻度を抑制することができる。さらに、発電量の低減を抑制することもできる。
一方、光電変換部21の全受光面積に対して、異常部位の面積が20%以上であるときには(ステップS401の判定が“Yes”)、光給電の継続は難しいと判断し、異常部位を検出した旨を報知し(ステップS117、S141)、光給電の実行を断念する(ステップS102)。これにより、異常のレベルに応じて、適切なタイミングで報知を行なうことができる。そして、光電変換部21の修理や交換、又は清掃等のメンテナンスを乗員に促し、異常部位の早期解消を図ることができる。また、光給電を中止することにより、非効率的な発電が継続されることを抑制できる。
第4実施形態において、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《対応関係》
報知部23、及びステップS401、S117、S141の処理が「報知部」に対応する。
《効果》
次に、第4実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第4実施形態に係る光給電システムは、光電変換部21のうち、異常部位の面積が、予め定めた閾値以上であるときに、光電変換部21の異常を報知する。
このように、異常部位の面積が閾値以上であるときに報知を行なうため、検出された異常のレベルに応じて、適切なタイミングで報知を行なうことができる。また、異常部位の面積が閾値未満であるときには報知をしないので、メンテナンスの期間を延ばすことができる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。また、各実施形態は、任意に組み合わせて採用することができる。
11 光給電システム
12 車載システム
13 光源システム
14 車両
21 光電変換部
22 充電部
23 報知部
24 車両側通信装置
25 車両側制御部
31 光照射部
32 赤外線カメラ
33 画像処理装置
34 光源側通信装置
35 光源側制御部
36 照射範囲
41 バックシート
42 エヴァ
43 強化ガラス
44 セル
45 汚れ
46 クラック

Claims (5)

  1. 受光によって発電する光電変換部と、
    前記光電変換部が発電した電力を充電する充電部と、
    前記光電変換部に電圧を印加することにより、前記光電変換部を発光させる第一の制御部と、
    前記光電変換部を撮像する撮像部と、
    前記第一の制御部が前記光電変換部を発光させているときに前記撮像部が前記光電変換部を撮像した画像に基づいて、前記光電変換部の異常を検出する異常検出部と
    前記光電変換部に光を照射すると共に、光の照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を変更可能な光照射部と、
    前記光照射部の照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を制御する第二の制御部と、を備え、
    前記異常検出部は、
    前記画像のうち、輝度が予め定めた閾値未満となる部位を、異常部位として検出し、
    前記第二の制御部は、
    前記光照射部の照射範囲に含まれる前記異常部位が最小となるように、前記光照射部の照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を制御することを特徴とする光給電システム。
  2. 前記異常検出部で検出した前記異常部位が、予め定めた期間にわたって維持されているときに、前記光電変換部の異常を報知する報知部を備えることを特徴とする請求項に記載の光給電システム。
  3. 前記光電変換部のうち、前記異常検出部で検出した前記異常部位の面積が、予め定めた閾値以上であるときに、前記光電変換部の異常を報知する報知部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光給電システム。
  4. 前記光電変換部、及び前記充電部は、移動体に搭載され、
    前記充電部に充電された電力は、前記移動体の駆動に用いられることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の光給電システム。
  5. 光照射部によって光電変換部に光を照射し、受光によって前記光電変換部が発電した電力を充電する光給電システムにあって、前記光電変換部に電圧を印加することにより、前記光電変換部を発光させ、発光した前記光電変換部を撮像し、撮像した画像のうち、輝度が予め定めた閾値未満となる部位を、前記光電変換部の異常部位として検出し、
    前記光照射部の照射範囲に含まれる前記異常部位が最小となるように、前記光照射部の照射方向及び照射範囲の少なくとも一方を制御することを特徴とする光給電システムの異常検出方法。
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