JP6491815B2 - エネルギー管理装置、エネルギー管理システム、エネルギー管理方法およびエネルギー管理プログラム - Google Patents

エネルギー管理装置、エネルギー管理システム、エネルギー管理方法およびエネルギー管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、エネルギー管理装置、エネルギー管理システム、エネルギー管理方法およびエネルギー管理プログラムに関し、特に、対象施設における電気料金の算出に適用される電気料金メニューを管理するエネルギー管理装置、エネルギー管理システム、エネルギー管理方法およびエネルギー管理プログラムに関する。
一般家庭およびオフィス等の施設において、各種電気機器と通信することにより複数の電気機器を管理する機器管理システムが開発されている(たとえば、「ECHONET Lite規格書 Ver1.01」、エコーネットコンソーシアム、2012年3月5日発行(非特許文献1)参照)。
「ECHONET Lite規格書 Ver1.10」、エコーネットコンソーシアム、2013年5月31日発行
ところで、たとえば電力供給の逼迫が予測される場合、電気料金を一時的に高く設定することにより消費電力の削減を促すことがある。そして、このように電気料金が高く設定された場合、上記のような機器管理システムは、電気料金が高く設定された時間帯において電力系統から供給される電力供給量が抑えられるように、対象施設に設けられている各種電気機器の動作を制御する。
しかしながら、機器管理システムによる制御の対象となる電気機器の種類および機能等は対象施設間で異なるため、対象施設がそれぞれ受ける負担には大きな差がある。
たとえば、蓄電池が設置されている家庭では、電気料金が高い時間帯では蓄電池に充電されている電力を用いるように電気機器を制御することで、各電気機器の動作状態を変更することなく電力系統からの電力供給量を抑えることが可能であり、電気料金の上昇を抑えることができる。
これに対して、蓄電池などの装置が設置されていない家庭では、エアコンの冷房設定温度を上げるなど各電気機器の動作状態を変更することにより電力消費量を抑える必要があり、また、各電気機器の動作状態を変更しない場合には電気料金が高くなる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、各施設における電力使用環境に応じた、電力消費に対する適切な課金を実現することができるエネルギー管理装置、エネルギー管理システム、エネルギー管理方法およびエネルギー管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるエネルギー管理装置は、複数種類の電気料金情報をネットワーク経由で受信する受信部と、前記受信部により受信された複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信する送信部とを備える。
(7)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるエネルギー管理システムは、複数種類の電気料金情報を配信する料金情報配信装置と、対象施設におけるエネルギー消費を管理し、前記料金情報配信装置から配信された複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信し、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を、前記対象施設の電気料金を管理する料金管理装置へ前記ネットワーク経由で送信するエネルギー管理装置とを備える。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるエネルギー管理方法は、対象施設における電気料金の算出に適用される電気料金情報を管理するエネルギー管理装置におけるエネルギー管理方法であって、複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信するステップと、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信するステップとを含む。
(9)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるエネルギー管理プログラムは、対象施設における電気料金の算出に適用される電気料金情報を管理するエネルギー管理装置において用いられるエネルギー管理プログラムであって、コンピュータに、複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信するステップと、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信するステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備えるエネルギー管理システムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとするエネルギー管理方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、各施設における電力使用環境に応じた、電力消費に対する適切な課金を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置による料金管理処理の動作手順を定めたシーケンス図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置が受信する複数種類の電気料金メニューの例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置が取得する機器情報および気象情報の例を示す図である。 図6は、図5に示す機器情報および気象情報に基づいて決定される電気機器の動作の制御内容と、電気機器が当該制御内容に従って動作した場合における電力系統からの電力供給量との例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムにおけるエネルギー管理装置が取得する機器情報および気象情報の例を示す図である。 図8は、図7に示す機器情報および気象情報に基づいて決定される電気機器の動作の制御内容と、電気機器が当該制御内容に従って動作した場合における電力系統からの電力供給量との例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムにおけるエネルギー管理装置が取得する機器情報および気象情報の例を示す図である。 図10は、図9に示す機器情報および気象情報に基づいて決定される電気機器の動作の制御内容と、電気機器が当該制御内容に従って動作した場合における電力系統からの電力供給量との例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置による電気機器の動作の制御処理の動作手順を定めたシーケンス図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係るエネルギー管理装置は、複数種類の電気料金情報をネットワーク経由で受信する受信部と、前記受信部により受信された複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信する送信部とを備える。
このような構成により、複数種類の電気料金情報の中から施設において選択された電気料金情報を電気料金の算出に適用することができるため、各施設における電力使用環境に応じた、電力消費に対する適切な課金を実現することができる。また、施設側で選択された電気料金情報をネットワーク経由で送信することにより、適用する電気料金情報の変更に伴う手続き等を簡易化することができる。
(2)好ましくは、前記エネルギー管理装置は、さらに、対象施設に設けられている電気機器に関する機器情報を取得する機器情報取得部と、前記機器情報に基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択する選択部とを備える。
このような構成により、対象施設における電力使用環境を把握し、適切な電気料金情報を選択することができる。
(3)より好ましくは、前記選択部は、各前記電気料金情報が適用された場合における電気料金を前記機器情報に基づいて推定し、推定した各前記電気料金に基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択する。
このような構成により、対象施設における電力使用環境から電気料金が最も低くなると推定される電気料金情報を選択することができる。
(4)好ましくは、前記選択部は、前記機器情報と環境情報とに基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択する。
このように、機器情報に加えてさらに気象情報などの環境情報を用いることにより、各施設における電力使用環境をより的確に把握することが可能となり、より適切な電気料金情報を選択することができる。
(5)好ましくは、前記エネルギー管理装置は、さらに、前記選択部により選択された1または複数の前記電気料金情報を利用者に提示する提示部を備え、前記送信部は、前記提示部により提示された各前記電気料金情報のうち、前記利用者により選択された前記電気料金情報を前記ネットワークへ送信する。
このような構成により、利用者が希望していない電気料金情報が適用されることを防ぎ、利用者の行動予定等に応じた課金内容の設定が可能となる。
(6)好ましくは、前記エネルギー管理装置は、さらに、対象施設に設けられている電気機器に関する機器情報を取得する機器情報取得部と、前記機器情報に基づいて前記電気機器の動作の制御内容を決定する制御内容決定部と、前記制御内容決定部により決定された前記制御内容を利用者に提示する提示部とを備える。
このような構成により、電気機器の動作の制御内容を利用者が事前に確認しておくことができる。また、提示部により提示された電気料金情報が利用者により選択されると当該電気料金情報をネットワークへ送信する構成である場合、電気料金情報と共に電気機器の動作の制御内容を提示することにより、エネルギー管理装置により選択された電気料金情報の妥当性を判断し易くすることができる。
(7)本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムは、複数種類の電気料金情報を配信する料金情報配信装置と、対象施設におけるエネルギー消費を管理し、前記料金情報配信装置から配信された複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信し、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を、前記対象施設の電気料金を管理する料金管理装置へ前記ネットワーク経由で送信するエネルギー管理装置とを備える。
このような構成により、複数種類の電気料金情報の中から施設において選択された電気料金情報を電気料金の算出に適用することができるため、各施設における電力使用環境に応じた、電力消費に対する適切な課金を実現することができる。また、施設側で選択された電気料金情報をネットワーク経由で送信することにより、適用する電気料金情報の変更に伴う手続き等を簡易化することができる。
(8)本発明の実施の形態に係るエネルギー管理方法は、対象施設における電気料金の算出に適用される電気料金情報を管理するエネルギー管理装置におけるエネルギー管理方法であって、複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信するステップと、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信するステップとを含む。
このような方法により、複数種類の電気料金情報の中から施設において選択された電気料金情報を電気料金の算出に適用することができるため、各施設における電力使用環境に応じた、電力消費に対する適切な課金を実現することができる。また、施設側で選択された電気料金情報をネットワーク経由で送信することにより、適用する電気料金情報の変更に伴う手続き等を簡易化することができる。
(9)本発明の実施の形態に係るエネルギー管理プログラムは、対象施設における電気料金の算出に適用される電気料金情報を管理するエネルギー管理装置において用いられるエネルギー管理プログラムであって、コンピュータに、複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信するステップと、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信するステップとを実行させるためのプログラムである。
このようなプログラムにより、複数種類の電気料金情報の中から施設において選択された電気料金情報を電気料金の算出に適用することができるため、各施設における電力使用環境に応じた、電力消費に対する適切な課金を実現することができる。また、施設側で選択された電気料金情報をネットワーク経由で送信することにより、適用する電気料金情報の変更に伴う手続き等を簡易化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[構成および基本動作]
(エネルギー管理システム全体の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201は、エネルギー管理装置101と、管理サーバ(料金情報配信装置または料金管理装置)102と、1または複数の電気機器131とを備える。
エネルギー管理装置101は、家庭およびオフィスなどの対象施設に設置され、当該対象施設に設けられた電気機器131と通信を行うことにより、当該電気機器131の動作を制御する。エネルギー管理装置101および電気機器131は、たとえば、イーサネット(登録商標)規格に従う通信、無線LANの規格に従う通信、PLC(Power Line Communication)の規格に従う通信、または、ZigBee規格に従う通信を行う。なお、電気機器131は、エネルギー管理システム201に必ずしも含まれていなくても良い。
管理サーバ102は、たとえば翌日の時間帯別の電気料金を示す電気料金メニューを電気料金情報としてネットワーク161経由でエネルギー管理装置101へ配信する。たとえば、管理サーバ102は、電力供給の逼迫が予測される時間帯における消費電力の削減を促すために、当該時間帯の電気料金が高く設定された電気料金メニューを含む複数種類の電気料金メニューを配信する。
エネルギー管理装置101は、複数種類の電気料金メニューをネットワーク161経由で管理サーバ102から受信すると、受信した複数種類の電気料金メニューをタブレットおよびノートPC等の端末装置へ送信する。そして、利用者が、端末装置の画面に表示された複数種類の電気料金メニューの中から1つの電気料金メニューを選択すると、エネルギー管理装置101は、端末装置から選択結果を受信する。
そして、エネルギー管理装置101は、選択結果の示す電気料金メニューをたとえば対象施設における翌日の電気料金の算出に適用することを決定し、当該電気料金メニューを示す料金メニュー情報をネットワーク161経由で管理サーバ102へ送信する。
管理サーバ102は、エネルギー管理装置101から受けた料金メニュー情報に従い、利用者により選択された電気料金メニューが、たとえば対象施設における翌日の電気料金の算出に適用されるように設定する。
なお、電気料金メニューは、時間帯別の電気料金を示すものに限らず、電力消費量の範囲別の電気料金を示すもの、たとえば電力消費量が所定値未満である場合には定額料金となることを示すものなどであっても良い。
また、エネルギー管理システム201は、管理サーバ102の代わりに、料金情報配信装置と、料金管理装置とを備えていても良い。この場合、料金情報配信装置は、複数種類の電気料金メニューをネットワーク161経由でエネルギー管理装置101へ配信する。また、料金管理装置は、対象施設の電気料金を管理し、利用者により選択された電気料金メニューを受信すると、当該電気料金メニューがたとえば対象施設における翌日の電気料金の算出に適用されるように設定する。
(エネルギー管理装置の構成)
図2は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置の構成を示す図である。
図2を参照して、エネルギー管理装置101は、料金管理部11と、機器制御部12とを含む。料金管理部11は、受信部21と、選択部22と、提示部23と、決定部24と、送信部25とを有する。選択部22は、料金推定部26と、推奨メニュー選択部27とを有する。また、機器制御部12は、機器情報取得部31と、気象情報取得部32と、制御内容決定部33と、制御部34とを有する。
機器制御部12において、機器情報取得部31は、対象施設に設けられている電気機器131に関する機器情報を各電気機器131から受信する。この機器情報には、たとえば、電気機器131の消費電力情報、電気機器131が充電機能を有している場合には電池残量を示す蓄電量情報、および、電気機器131が発電する機能を有している場合には単位時間当たりに発電可能な電力量を示す発電量情報、などのうち少なくともいずれか1つの電力消費に関する情報が含まれる。そして、機器情報取得部31は、受信した機器情報を制御内容決定部33へ出力する。
気象情報取得部32は、翌日の環境情報、たとえば翌日の天気予報を示す気象情報、をネットワーク161経由で取得する。そして、気象情報取得部32は、取得した気象情報を制御内容決定部33へ出力する。なお、環境情報は、気象情報に限らず、翌日の湿度の予測値、または、塵、ほこり、もしくは花粉の翌日の推定飛散量などを示す情報であっても良い。
制御内容決定部33は、機器情報取得部31から受けた機器情報と、気象情報取得部32から受けた気象情報とに基づいて、対象施設に設けられている電気機器131の動作の制御内容を決定する。
たとえば、制御内容決定部33は、電気料金が比較的低い夜間に、電気自動車充電器(EVSE(Electric Vehicle Service Equipment))の充電を行うこと、昼間に太陽発電機により発電される電力を用いてエアコンを動作させることなど決定する。そして、制御内容決定部33は、決定した制御内容を選択部22の料金推定部26へ出力する。
なお、制御内容決定部33は、気象情報を用いることなく、機器情報のみを用いて電気機器131の動作の制御内容を決定する構成であっても良い。
また、制御内容決定部33は、電気機器131の種類情報を機器情報として取得しても良い。この場合、制御内容決定部33は、たとえば電気機器131の種類ごとの消費電力情報を予め記憶し、電気機器131の種類情報と、電気機器131の種類ごとの消費電力情報とに基づいて電気機器131の動作の制御内容を決定することができる。
料金管理部11において、受信部21は、複数種類の電気料金メニューを管理サーバ102から受信し、受信した電気料金メニューを選択部22の料金推定部26へ出力する。
料金推定部26は、受信部21から受けた複数種類の電気料金メニューと、制御内容決定部33から受けた制御内容とに基づいて、電気料金メニューごとに、当該電気料金メニューが適用された場合における1日分の電気料金を推定する。そして、料金推定部26は、複数種類の電気料金メニューと、電気料金メニューごとの電気料金の推定結果と、電気機器131の動作の制御内容とを推奨メニュー選択部27へ出力する。
推奨メニュー選択部27は、複数種類の電気料金メニューのうち、電気料金が最も低くなると推定される電気料金メニューを推奨メニューとして選択する。そして、推奨メニュー選択部27は、複数種類の電気料金メニューと、電気料金メニューごとの電気料金の推定結果と、電気機器131の動作の制御内容とに加えて、さらに、推奨メニューの選択結果を提示部23へ出力する。
なお、推奨メニュー選択部27は、電気料金メニューごとの電気料金の推定結果に基づいて推奨メニューを選択する構成に限らず、電気機器131の機器情報に基づいて推奨メニューを選択する構成であっても良い。また、推奨メニュー選択部27は、電気機器131の機器情報および気象情報に基づいて推奨メニューを選択する構成であっても良い。
また、推奨メニューとして選択される電気料金メニューは1つに限らず、たとえば、電気料金が所定の額より低くなると推定される複数の電気料金メニューが推奨メニューとして選択されても良い。
提示部23は、複数種類の電気料金メニューと、電気料金メニューごとの電気料金の推定結果と、電気機器131の動作の制御内容と、推奨メニューの選択結果とを端末装置へ送信する。
そして、利用者は、端末装置を用いてこれらの情報を確認し、複数種類の電気料金メニューの中から、たとえば翌日の電気料金の算出に適用する電気料金メニューを選択する。なお、利用者は、推奨メニューを選択しても良いし、推奨メニュー以外の電気料金メニューを選択しても良い。
決定部24は、利用者により選択された選択結果を端末装置から受信し、当該選択結果に示される電気料金メニューを、たとえば翌日の電気料金の算出に適用する電気料金メニューとして決定する。そして、決定部24は、適用することを決定した当該電気料金メニューを送信部25へ通知する。
送信部25は、決定部24から電気料金メニューの通知を受けると、当該電気料金メニューを示す料金メニュー情報をネットワーク161経由で管理サーバ102へ送信する。
また、機器制御部12において、制御部34は、制御内容決定部33により決定された電気機器131の制御内容を、制御内容決定部33から受ける。そして、制御部34は、利用者により選択された電気料金メニューが適用される当日、制御内容決定部33により決定された制御内容に従い、電気機器131の動作を制御する。
なお、料金管理部11は、電気機器131の動作の制御内容と、当日適用される電気料金メニューとに基づいて、当日の1日分の電気料金を算出し、算出した電気料金を利用者に提示することができる。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201の動作について説明する。エネルギー管理システム201における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリからそれぞれ読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
(料金管理処理)
図3は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置による料金管理処理の動作手順を定めたシーケンス図である。
図3を参照して、まず、エネルギー管理装置101は、複数種類の電気料金メニューを管理サーバ102から受信する(ステップS11)。
次に、エネルギー管理装置101は、対象施設に設けられている電気機器131に関する機器情報、および、たとえば翌日の気象情報を取得する(ステップS12)。そして、エネルギー管理装置101は、取得した機器情報および気象情報に基づいて、電気機器131の動作の制御内容を決定する(ステップS13)。
次に、エネルギー管理装置101は、決定した制御内容と、管理サーバ102から受信した複数種類の電気料金メニューとに基づいて、電気料金メニューごとに、当該電気料金メニューが適用された場合における1日分の電気料金を推定する(ステップS14)。
そして、エネルギー管理装置101は、複数種類の電気料金メニューのうち、電気料金が最も低くなると推定される電気料金メニューを推奨メニューとして選択する(ステップS15)。
次に、エネルギー管理装置101は、複数種類の電気料金メニューと、電気料金メニューごとの電気料金の推定結果と、電気機器131の動作の制御内容と、推奨メニューの選択結果とを端末装置へ送信することにより、利用者に提示する(ステップS16)。
次に、エネルギー管理装置101は、端末装置を用いて利用者により選択された電気料金メニューを、たとえば翌日の電気料金の算出に適用する電気料金メニューとして決定し、決定した当該電気料金メニューを示す料金メニュー情報をネットワーク161経由で管理サーバ102へ送信する(ステップS17)。
(料金管理処理の具体例)
ここで、上記のようなエネルギー管理装置101による料金管理処理の具体例について図面を用いて説明する。
図4は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置が受信する複数種類の電気料金メニューの例を示す図である。
図4(a)に示す電気料金メニューは、昼間の電気料金が高くなり、夜間の電気料金が低くなるように課金内容が設定されている。また、図4(b)に示す電気料金メニューは、昼間の電気料金が図4(a)に示す昼間の電気料金より低くなり、夜間の電気料金が図4(a)に示す夜間の電気料金より高くなるように課金内容が設定されている。また、図4(c)に示す電気料金メニューは、時間帯に関係なく一律の電気料金となるように課金内容が設定されている。
(i)具体例1
図5は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置が取得する機器情報および気象情報の例を示す図である。また、図6は、図5に示す機器情報および気象情報に基づいて決定される電気機器の動作の制御内容と、電気機器が当該制御内容に従って動作した場合における電力系統からの電力供給量との例を示す図である。
ここでは、エネルギー管理装置101は、たとえば、蓄電池および太陽発電機などの電気機器131が設置されている対象施設に設けられているとする。そして、エネルギー管理装置101は、翌日に適用される電気料金メニューの候補である図4(a)〜(c)に示す電気料金メニューと、図5に示す機器情報および気象情報とを取得する。
すなわち、エネルギー管理装置101は、エアコン、テレビ、蓄電池、太陽発電機およびEVSEが対象施設に設けられていることを示す種類情報を取得する。また、エネルギー管理装置101は、エアコンが動作している場合における単位時間当たりの消費電力およびテレビが動作している場合の単位時間当たりの消費電力を示す消費電力情報を取得する。また、エネルギー管理装置101は、蓄電池の電池残量が80%であることを示す蓄電量情報、および、EVSEの電池残量が15%であることを示す蓄電量情報を取得する。また、エネルギー管理装置101は、太陽発電機が単位時間当たりに発電可能な電力量を示す発電量情報を取得する。
また、エネルギー管理装置101は、翌日の天気が晴れであり、最高気温が38℃であることを示す気象情報を取得する。
このような場合、エネルギー管理装置101は、たとえば図6に示すように、EVSEの充電が早期に必要な状況であるため、夜間にEVSEの充電を行うことを決定する。また、エネルギー管理装置101は、昼間に太陽発電機の発電が期待できるため、エアコンおよびテレビの電力消費を蓄電池に充電されている電力の放電と太陽発電機により発電される電力とでまかなうことを決定する。さらに、エネルギー管理装置101は、夜間に蓄電池の充電を行うことを決定する。
そして、エネルギー管理装置101は、決定した制御内容で電気機器131を動作させた場合における1日分の電気料金を、図4(a)〜(c)に示す電気料金メニューについてそれぞれ推定する。たとえば、エネルギー管理装置101は、図4(a)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は110円であり、図4(b)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は140円であり、図4(c)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は160円であると推定する。
この場合、エネルギー管理装置101は、図4(a)に示す電気料金メニューを推奨メニューとして選択し、選択結果を利用者に提示する。そして、利用者は、エネルギー管理装置101により選択された推奨メニューを確認して、当該推奨メニューを適用することを承認する場合には、当該推奨メニューを翌日に適用する電気料金メニューとして選択する。
(ii)具体例2
図7は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムにおけるエネルギー管理装置が取得する機器情報および気象情報の例を示す図である。また、図8は、図7に示す機器情報および気象情報に基づいて決定される電気機器の動作の制御内容と、電気機器が当該制御内容に従って動作した場合における電力系統からの電力供給量との例を示す図である。
ここでは、エネルギー管理装置101は、蓄電池および太陽発電機以外の多くの種類の電気機器131が対象施設に設けられているとする。そして、エネルギー管理装置101は、翌日に適用される電気料金メニューの候補である図4(a)〜(c)に示す電気料金メニューと、図7に示す機器情報および気象情報とを取得する。
すなわち、エネルギー管理装置101は、エアコンA、エアコンB、テレビ、パソコンおよび空気清浄器が対象施設に設けられていることを示す種類情報を取得する。また、エネルギー管理装置101は、これらの電気機器131について、それぞれ、動作している場合における単位時間当たりの消費電力を示す消費電力情報を取得する。
また、エネルギー管理装置101は、翌日の天気が晴れであり、最高気温が38℃であることを示す気象情報を取得する。
このような場合、エネルギー管理装置101は、たとえば図8に示すように、夜間にエアコンAの冷房設定温度を2℃上げることを決定する。また、エネルギー管理装置101は、昼間は気温が高いことが予測されるため、エアコンAおよびエアコンBの冷房設定温度は上げず、代わりにパソコンおよび空気清浄器の電源をオフにすることを決定する。
そして、エネルギー管理装置101は、決定した制御内容で電気機器131を動作させた場合における1日分の電気料金を、図4(a)〜(c)に示す電気料金メニューについてそれぞれ推定する。たとえば、エネルギー管理装置101は、図4(a)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は170円であり、図4(b)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は150円であり、図4(c)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は200円であると推定する。
この場合、エネルギー管理装置101は、図4(b)に示す電気料金メニューを推奨メニューとして選択し、選択結果を利用者に提示する。そして、利用者は、エネルギー管理装置101により選択された推奨メニューを確認して、当該推奨メニューを適用することを承認する場合には、当該推奨メニューを翌日に適用する電気料金メニューとして選択する。
(iii)具体例3
図9は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムにおけるエネルギー管理装置が取得する機器情報および気象情報の例を示す図である。また、図10は、図9に示す機器情報および気象情報に基づいて決定される電気機器の動作の制御内容と、電気機器が当該制御内容に従って動作した場合における電力系統からの電力供給量との例を示す図である。
ここでは、エネルギー管理装置101は、設置されている電気機器131の種類が少ない対象施設に設けられているとする。そして、エネルギー管理装置101は、翌日に適用される電気料金メニューの候補である図4(a)〜(c)に示す電気料金メニューと、図9に示す機器情報および気象情報とを取得する。
すなわち、エネルギー管理装置101は、エアコンおよびテレビが対象施設に設けられていることを示す種類情報を取得する。また、エネルギー管理装置101は、これらの電気機器131について、それぞれ、動作している場合における単位時間当たりの消費電力を示す消費電力情報を取得する。
また、エネルギー管理装置101は、翌日の天気が晴れであり、最高気温が38℃であることを示す気象情報を取得する。
このような場合、エネルギー管理装置101は、たとえば図10に示すように、夜間にエアコンの冷房設定温度を2℃上げ、かつ、テレビの電源をオフにすることを決定する。また、エネルギー管理装置101は、昼間にエアコンの冷房設定温度を1℃上げることを決定する。
そして、エネルギー管理装置101は、決定した制御内容で電気機器131を動作させた場合における1日分の電気料金を、図4(a)〜(c)に示す電気料金メニューについてそれぞれ推定する。たとえば、エネルギー管理装置101は、図4(a)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は110円であり、図4(b)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は100円であり、図4(c)に示す電気料金メニューを適用した場合の電気料金は90円であると推定する。
この場合、エネルギー管理装置101は、図4(c)に示す電気料金メニューを推奨メニューとして選択し、選択結果を利用者に提示する。そして、利用者は、エネルギー管理装置101により選択された推奨メニューを確認して、当該推奨メニューを適用することを承認する場合には、当該推奨メニューを翌日に適用する電気料金メニューとして選択する。
なお、利用者が、翌日の昼間に外出するため昼間に電気機器131を動作させる予定ではない場合、または、昼間にエアコンの冷房設定温度を上げることを希望しない場合など、エネルギー管理装置101により決定された制御内容を承認しない場合、利用者は、端末装置を介して他の制御内容をエネルギー管理装置101へ通知することができる。そして、エネルギー管理装置101は、他の制御内容の通知を受けると、当該他の制御内容に従って電気機器131の動作を制御する。
そして、このような場合、翌日の電気料金は、エネルギー管理装置101により推定された電気料金とは異なる額となる可能性が高い。すなわち、利用者により設定される電気機器131の動作内容等によっては、エネルギー管理装置101により選択された推奨メニュー以外の電気料金メニューを適用した場合の方が、電気料金が低くなることがある。
このため、利用者は、エネルギー管理装置101から提示された複数種類の電気料金メニューと、電気料金メニューごとの電気料金の推定結果と、電気機器131の動作の制御内容と、推奨メニューの選択結果とを確認し、さらに翌日の自己の行動予定等と照らし合わせて、適用する電気料金メニューを選択することができる。
(電気機器の動作の制御処理)
図11は、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システムのエネルギー管理装置による電気機器の動作の制御処理の動作手順を定めたシーケンス図である。
図11を参照して、まず、エネルギー管理装置101は、料金管理処理において決定した電気機器131の動作の制御内容に従って、電気機器131の動作を制御する。なお、エネルギー管理装置101は、端末装置から他の制御内容の通知を受けた場合には、当該他の制御内容に従って電気機器131の動作を制御する(ステップS21)。
次に、エネルギー管理装置101は、電気機器131の制御内容および適用される電気料金メニューに基づいて、電気料金を算出する(ステップS22)。そして、エネルギー管理装置101は、算出した電気料金を、端末装置へ送信することにより利用者に提示する(ステップS23)。これにより、利用者は、自己が選択した電気料金メニューが適切であったか否かなどを確認することができる。
[変形例1]
なお、上述した本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201では、エネルギー管理装置101は、機器情報および気象情報に基づいて電気機器131の動作の制御内容を決定し、決定した制御内容に基づいて電気料金メニューごとに、当該電気料金メニューが適用された場合における電気料金を推定する。そして、エネルギー管理装置101は、電気料金が最も低くなると推定される電気料金メニューを推奨メニューとして選択する。
しかしながら、このような構成に限定されず、エネルギー管理装置101は、電気料金メニューごとに、電気機器131の動作の適切な制御内容を決定し、決定した各制御内容を対応する電気料金メニューと共に利用者に提示する構成であっても良い。
たとえば、エネルギー管理装置101は、複数種類の電気料金メニューのうち、昼間の電気料金が高くなり、夜間の電気料金が低くなるように課金内容が設定されている電気料金メニューに対しては、夜間の電力供給量よりも昼間の電力供給量が優先的に抑えられるように電気機器131の動作の制御内容を決定する。
また、エネルギー管理装置101は、たとえば、複数種類の電気料金メニューのうち、時間帯に関係なく一律の電気料金となるように課金内容が設定されている電気料金メニューに対しては、時間帯に関係なく平均的に電力供給量が抑えられるように電気機器131の動作の制御内容を決定する。
そして、エネルギー管理装置101は、決定した複数の制御内容を、それぞれ対応する電気料金メニューと共に利用者に提示する。そして、利用者は、提示された複数の制御内容と、自己の行動予定等とを照らし合わせて、1つの制御内容を決定する。
そして、エネルギー管理装置101は、選択された制御内容に対応する電気料金メニューを、たとえば翌日の電気料金の算出に適用することを決定し、当該電気料金メニューを示す料金メニュー情報をネットワーク161経由で管理サーバ102へ送信する。
[変形例2]
また、上述した本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201では、エネルギー管理装置101は、料金管理処理において決定した電気機器131の動作の制御内容に従って、電気機器131の動作を制御する。
しかしながら、このような構成に限定されず、エネルギー管理装置101は、利用者により選択された電気料金メニューが適用される当日、適用される電気料金メニューに応じて、電気機器131の動作の適切な制御内容を新たに決定しても良い。
すなわち、エネルギー管理装置101は、利用者により選択された電気料金メニューに基づいて、たとえば、夜間の電力供給量よりも昼間の電力供給量が優先的に抑えられるように電気機器131の動作の制御内容を新たに決定したり、または、時間帯に関係なく電力供給量が抑えられるように電気機器131の動作の新たに制御内容したりすることができる。
そして、エネルギー管理装置101は、新たに決定した制御内容に従って電気機器131の動作を制御することができる。
[変形例3]
また、上述した本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201では、エネルギー管理装置101は、利用者により選択された電気料金メニューを示す料金メニュー情報を管理サーバ102へ送信する。
しかしながら、このような構成に限定されず、エネルギー管理装置101は、利用者による承認を受けることなく、推奨メニューとして自己が選択した電気料金メニューを示す料金メニュー情報を管理サーバ102へ送信する構成であっても良い。
ところで、たとえば電力供給の逼迫が予測される場合、電気料金を一時的に高く設定することにより消費電力の削減を促すことがある。そして、このように電気料金が高く設定された場合、上記のような機器管理システムは、電気料金が高く設定された時間帯において電力系統から供給される電力供給量が抑えられるように、対象施設に設けられている各種電気機器の動作を制御する。
しかしながら、機器管理システムによる制御の対象となる電気機器の種類および機能等は対象施設間で異なるため、対象施設がそれぞれ受ける負担には大きな差がある。
たとえば、蓄電池が設置されている家庭では、電気料金が高い時間帯では蓄電池に充電されている電力を用いるように電気機器を制御することで、各電気機器の動作状態を変更することなく電力系統からの電力供給量を抑えることが可能であり、電気料金の上昇を抑えることができる。
これに対して、蓄電池などの装置が設置されていない家庭では、エアコンの冷房設定温度を上げるなど各電気機器の動作状態を変更することにより電力消費量を抑える必要があり、また、各電気機器の動作状態を変更しない場合には電気料金が高くなる。
これに対して、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201におけるエネルギー管理装置101では、受信部21が、複数種類の電気料金メニューをネットワーク161経由で受信する。また、送信部25が、受信部21により受信された複数種類の電気料金メニューの中から選択された電気料金メニューをネットワーク161へ送信する。
このような構成により、複数種類の電気料金メニューの中から施設において選択された電気料金メニューを電気料金の算出に適用することができるため、各施設における電力使用環境に応じた、電力消費に対する適切な課金を実現することができる。また、施設側で選択された電気料金メニューをネットワーク161経由で送信することにより、適用する電気料金メニューの変更に伴う手続き等を簡易化することができる。
また、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201におけるエネルギー管理装置101では、機器情報取得部31が、対象施設に設けられている電気機器131に関する機器情報を取得する。また、選択部22が、機器情報に基づいて、複数種類の電気料金メニューの中から電気料金メニューを選択する。
このような構成により、対象施設における電力使用環境を把握し、適切な電気料金メニューを選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201におけるエネルギー管理装置101では、選択部22は、各電気料金メニューが適用された場合における電気料金を機器情報に基づいて推定し、推定した各電気料金に基づいて、複数種類の電気料金メニューの中から電気料金メニューを選択する。
このような構成により、対象施設における電力使用環境から電気料金が最も低くなると推定される電気料金メニューを選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201におけるエネルギー管理装置101では、選択部22は、機器情報と環境情報とに基づいて、複数種類の電気料金メニューの中から電気料金メニューを選択する。
このように、機器情報に加えてさらに気象情報などの環境情報を用いることにより、各施設における電力使用環境をより的確に把握することが可能となり、より適切な電気料金メニューを選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201におけるエネルギー管理装置101では、提示部23が、選択部22により選択された1または複数の電気料金メニューを利用者に提示する。また、送信部25が、提示部23により提示された各電気料金メニューのうち、利用者により選択された電気料金メニューをネットワーク161へ送信する。
このような構成により、利用者が希望していない電気料金メニューが適用されることを防ぎ、利用者の行動予定等に応じた課金内容の設定が可能となる。
また、本発明の実施の形態に係るエネルギー管理システム201におけるエネルギー管理装置101では、機器情報取得部31が、対象施設に設けられている電気機器131に関する機器情報を取得する。また、制御内容決定部33が、機器情報に基づいて電気機器131の動作の制御内容を決定する。また、提示部23が、制御内容決定部33により決定された制御内容を利用者に提示する。
このような構成により、電気機器131の動作の制御内容を利用者が事前に確認しておくことができる。また、提示部23により提示された電気料金メニューが利用者により選択されると当該電気料金メニューをネットワーク161へ送信する構成である場合、電気料金メニューと共に電気機器131の動作の制御内容を提示することにより、エネルギー管理装置101により選択された電気料金メニューの妥当性を判断し易くすることができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
複数種類の電気料金情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、
前記受信部により受信された複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信する送信部とを備え、
前記電気料金情報は、時間帯別の電気料金を示す電気料金メニューであり、
前記送信部は、利用者により選択された前記電気料金情報を端末装置から受信し、受信した前記電気料金情報を前記ネットワークへ送信する、エネルギー管理装置。
[付記2]
複数種類の電気料金情報を配信する料金情報配信装置と、
前記料金情報配信装置から配信された複数種類の前記電気料金情報を、ネットワークを介して受信し、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を、前記ネットワークを介して前記料金情報配信装置へ送信するエネルギー管理装置とを備え、
前記電気料金情報は、時間帯別の電気料金を示す電気料金メニューであり、
前記送信部は、利用者により選択された前記電気料金情報を端末装置から受信し、受信した前記電気料金情報を前記ネットワークへ送信する、エネルギー管理システム。
11 料金管理部
12 機器制御部
21 受信部
22 選択部
23 提示部
24 決定部
25 送信部
26 料金推定部
27 推奨メニュー選択部
31 機器情報取得部
32 気象情報取得部
33 制御内容決定部
34 制御部
101 エネルギー管理装置
102 管理サーバ(料金情報配信装置または料金管理装置)
131 電気機器
161 ネットワーク
201 エネルギー管理システム

Claims (8)

  1. 複数種類の電気料金情報をネットワーク経由で受信する受信部と、
    前記受信部により受信された複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信する送信部と、
    対象施設に設けられている電気機器に関する機器情報を取得する機器情報取得部と、
    前記機器情報に基づいて前記電気機器の動作の制御内容を決定する制御内容決定部と、
    各前記電気料金情報が適用された場合における電気料金を前記制御内容に基づいて推定し、推定した各前記電気料金に基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択する選択部とを備える、エネルギー管理装置。
  2. 前記エネルギー管理装置は、さらに、
    前記選択部により選択された1または複数の前記電気料金情報を利用者に提示する提示部を備え、
    前記送信部は、前記提示部により提示された各前記電気料金情報のうち、前記利用者により選択された前記電気料金情報を前記ネットワークへ送信する、請求項に記載のエネルギー管理装置。
  3. 前記提示部は、前記制御内容決定部により決定された前記制御内容をさらに利用者に提示する、請求項に記載のエネルギー管理装置。
  4. 前記提示部は、前記選択部により選択された1または複数の前記電気料金情報を推奨情報として提示するとともに、前記複数種類の電気料金情報、推定した前記各電気料金、および前記制御内容をさらに利用者に提示する、請求項3に記載のエネルギー管理装置。
  5. 前記選択部は、前記機器情報と環境情報とに基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエネルギー管理装置。
  6. 複数種類の電気料金情報を配信する料金情報配信装置と、
    対象施設におけるエネルギー消費を管理し、前記料金情報配信装置から配信された複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信し、受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を、前記対象施設の電気料金を管理する料金管理装置へ前記ネットワーク経由で送信するエネルギー管理装置とを備え
    前記エネルギー管理装置は、対象施設に設けられている電気機器に関する機器情報を取得し、前記機器情報に基づいて前記電気機器の動作の制御内容を決定し、各前記電気料金情報が適用された場合における電気料金を前記制御内容に基づいて推定し、推定した各前記電気料金に基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択する、エネルギー管理システム。
  7. 対象施設における電気料金の算出に適用される電気料金情報を管理するエネルギー管理装置におけるエネルギー管理方法であって、
    複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信するステップと、
    受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信するステップと
    対象施設に設けられている電気機器に関する機器情報を取得するステップと、
    前記機器情報に基づいて前記電気機器の動作の制御内容を決定するステップと、
    各前記電気料金情報が適用された場合における電気料金を前記制御内容に基づいて推定するステップと、
    推定した各前記電気料金に基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択するステップとを含む、エネルギー管理方法。
  8. 対象施設における電気料金の算出に適用される電気料金情報を管理するエネルギー管理装置において用いられるエネルギー管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    複数種類の前記電気料金情報をネットワーク経由で受信するステップと、
    受信した複数種類の前記電気料金情報の中から選択された電気料金情報を前記ネットワークへ送信するステップと
    対象施設に設けられている電気機器に関する機器情報を取得するステップと、
    前記機器情報に基づいて前記電気機器の動作の制御内容を決定するステップと、
    各前記電気料金情報が適用された場合における電気料金を前記制御内容に基づいて推定するステップと、
    推定した各前記電気料金に基づいて、複数種類の前記電気料金情報の中から電気料金情報を選択するステップとを実行させるための、エネルギー管理プログラム。
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