JP6491502B2 - 撮影装置 - Google Patents
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Description
しかし、従来のシステムは、黙々とダンスするものであり、プレイが単調であった。
・第2の発明は、第1の発明の撮影装置において、プレイヤを少なくとも2方向から撮影する少なくとも2つの前記撮像部(40)を備え、前記制御部(70)は、少なくとも2つの前記撮像部の撮像情報を画像処理することにより、視線導き方向からの画像(536)を生成すること、を特徴とする撮影装置である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の撮影装置において、プレイヤに対向配置された鏡部(10)と、前記鏡部に対向配置され動画が投影される表示部(25)とを備え、プレイヤが前記鏡部及び前記表示部の間に位置してプレイするものであり、前記視線導き部(535)は、前記表示部に表示される目印であり、前記鏡部で観察される前記目印によって、プレイヤの視線を導くこと、を特徴とする撮影装置である。
・第4の発明は、第1又は第2の発明の撮影装置において、プレイヤに対向配置されたマジックミラー(310)を備え、前記視線導き部(635)は、前記マジックミラーの前記プレイヤ側とは反対側に配置された発光部であり、前記マジックミラーを通過して観察される前記発光部によって、プレイヤの視線を導くこと、を特徴とする撮影装置である。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の撮影装置において、前記視線導き部(545)は、複数の音出力部を備え、前記制御部(70)は、前記音出力部を制御することにより撮像されることを示す合図の聞こえる方向を視線導き方向と同じにさせることによって、プレイヤの視線を導くこと、を特徴とする撮影装置である。
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のダンス装置1を右側X2から見た斜視図である。
図2は、第1実施形態のダンス装置1を上側Z2から見た図である。
なお、実施形態及び図面では、便宜上、プレイヤPが鏡部10に対向した状態を基準として、鉛直方向Z、前後方向Y、左右方向Xを定義する。
また、実施形態では、ダンスする人をプレイヤPといい、プレイヤPがダンスすることを適宜プレイという。さらに、実施形態では、スクリーン25に表示される人をダンサという。
操作部2は、プレイヤPがプレイ開始前、終了後に操作する入力装置である。操作部2は、複数のボタン等を備える。
鏡部10は、プレイヤPの前側Y1に配置されている。鏡部10は、プレイヤPがプレイヤPの全身、スクリーン25の動画を観察できる程度の大きさ(1辺が例えば2m以上)の長方形である。
鏡部10は、一枚の大型の鏡である。
鏡部10の中央の領域は、プレイヤPがダンスプレイする像であるプレイ像PAを、プレイヤPが観察する領域(プレイ像観察鏡部)である。
鏡部10の左右の領域(つまりプレイヤPがプレイ像PAを観察する左右の領域)は、プレイヤPが、複数のダンサがダンスする動画(以下、「ダンサ動画」という)を観察する領域(ダンサ動画観察部)である。
プロジェクタ21は、複数のダンサ動画を投影する投影装置である。プロジェクタ21は、液晶プロジェクタ等である。プロジェクタ21は、天井に配置されている。プロジェクタ21は、プレイヤPの真上付近に配置され、プレイヤPの後側Y2のスクリーン25に向けてダンサ動画を投影する。このため、スクリーン25には、プレイヤPの影が映らない。
スクリーン25は、ダンサ動画が投影される部材である。スクリーン25の色彩は、ダンサ動画が明確に投影されるように、白色系である。スクリーン25は、液晶プロジェクタ用の専用のものを用意してもよく、また、部屋の壁自体、ホワイトボート等を利用してもよい。
スクリーン25は、鏡部10に対向配置されている。スクリーン25は、プレイヤPの後側Y2に配置されている。スクリーン25は、複数のダンサを表示可能な大きさ(1辺が例えば2m以上)の長方形である。
後述するように、表示装置20のプロジェクタ21は、ダンサ動画のうちダンサの身体の一部を、床29にも映す。つまり、床29は、スクリーンの一部を構成する。このため、床29の色彩は、スクリーン25と同様に、白色系が好適である。
すなわち、プレイ位置P1から鏡部10の間の距離は2mである。このため、実施形態とは異なりプレイヤPを直接撮像する態様では、これらの間に撮像装置を配置し、また、広角レンズを用いる必要がある。広角レンズの動画は、歪みが大きくなってしまう。
スピーカ45は、ダンス音楽を出力する音出力装置である。スピーカ45は、プレイの邪魔にならないように、天井に設置されている。
また、ダンス装置1は、撮像部40をプレイヤPの前側Y1(正面)に配置しなくてもよい。このため、プレイヤPは、撮像部40を意識しないでプレイできる。
ダンス装置1は、記憶部50、制御部70を備える。
記憶部50は、ダンス装置1の動作に必要な情報、プログラム等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。
記憶部50は、ダンスプログラム60、正面動画作成プログラム65、正面動画記憶部66を備える。
ダンスプログラム60は、このダンス装置1でダンスのプレイをするためのプログラムである。
ダンスプログラム60は、ダンス音楽、ダンサ動画の情報等を備える。ダンサ動画は、例えば、実在するダンスユニットを撮影した動画、コンピュータグラフィックを用いた動画、アニメーションの動画等を用いることができる。
ダンスプログラム60は、一列ダンスプログラム61、前ダンスプログラム62の2種類を有する。
一列ダンスプログラム61は、一列ダンスをプレイするためのプログラムである。一列ダンスは、プレイヤPが他のダンサと一緒に、左右方向Xに一列に並んでプレイする種類である。実施形態では、3人のダンサのダンスユニットの例を説明する。3人のダンサのダンサ動画61a〜61cは、個別の情報であり、1人ずつ個別にダンサ動画61a〜61cを出力することができる。
前ダンスのダンサ動画62aは、2人のダンサが含まれ、かつ、個別の情報ではない。このため、前ダンスのダンサ動画62aは、2人のダンサのうち一方を選択することはできず、2人同時にダンスしている態様でのみ投影できる。
正面動画記憶部66は、正面動画を記憶するための記憶領域である。
制御部70は、記憶部50に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、実施形態の各種機能を実現している。制御部70は、例えば、音楽の音出力処理、ダンサ動画61a〜61c,62aの投影に関する処理、正面動画の作成処理等を行う。
制御部70の詳細な処理は、後述する。
図5は、第1実施形態の一列ダンスのプレイを説明する図である。
図6は、第1実施形態の前ダンスのプレイを説明する図である。
図5(A)、図6(A)は、それぞれスクリーン25及びプレイヤPを前側Y1から見た図ある。
図5(B)、図6(B)は、それぞれプレイヤPが鏡部10で観察される画像を説明する図である。
S2において、プレイヤPが操作部2を操作してダンスの種類を選択すると、制御部70は、この操作を受け付ける。
S3において、制御部70は、選択されたダンスが一列ダンスか、前ダンスかを判定する。制御部70は、一列ダンスであると判定した場合には(S3:YES)、S10に進んで一列ダンスの処理を行う。一方、制御部70は、一列ダンスではないと判定した場合(S3:NO)、つまり前ダンスであると判定した場合には、S21に進んで前ダンスの処理を行う。
図4、図5を参照しながら、一列ダンスの処理について説明する。
S11において、制御部70は、プレイするダンサの選択を受け付ける。前ダンスのユニットは、3人のダンサからなる。プレイヤPは、操作部2を操作することにより、自分が担当したいダンサを選択できる。
プレイヤPは、操作部2を操作後には、プレイ位置P1(図2参照)でプレイする。
以下、プレイヤPが、1列に並んだ3人のダンサのうち、中央のダンサを選択した例を説明する。
S11において、制御部70は、一列ダンスのプレイを開始する。
すなわち、実施形態では、プレイヤPからスクリーン25までの距離は、2mである。このため、ダンサ動画61a,61cのダンサの大きさと、プレイヤPの大きさとを同じ程度にしてしまうと、プレイヤPによる鏡部10での観察態様は、この離れている分だけ、スクリーン25のダンサが小さく観察されてしまう。そのため、ダンサをプレイヤPと同じ程度の大きさにした場合には、プレイヤPによる鏡部10での観察態様は、プレイヤPよりもダンサが小さくなってしまうという問題がある。
制御部70は、この問題を解決するために、ダンサの大きさを拡大した映像を表示することにより、プレイヤPとダンサとが同じ大きさに観察でき、かつ、左右方向Xの位置も一致するようにしている。
前述したように、プレイヤPからスクリーン25までの距離は、2m程度である。このため、スクリーン25のみに動画を投影した場合には、ダンサの上半身しか投影できず、不自然な形態になってしまうという問題がある。
これにより、プレイヤPは、プレイヤP及び複数のダンサが同じ大きさになるように観察できるので、複数のダンサと同列の位置でダンスしている感覚でプレイできる。
制御部70は、撮像部40からの2つのプレイ動画を画像処理して、プレイヤPの正面から画角の動画を作成し、また、これにダンサ動画61a,61bを追加した正面動画を作成する。なお、撮像部40が取得するプレイ動画に、スクリーン25のダンサの映像が含まれる場合には、制御部70は、画像処理することにより、このダンサの映像を削除する。
制御部70は、この場合、ダンサ動画のダンサの大きさを、プレイヤPの大きさと同じになるように補正する。
制御部70は、正面動画を正面動画記憶部66に記憶する。
このように、一列ダンスでは、プレイヤPは、複数のダンサで構成されるダンスユニットのうち、自分が担当したいダンサを選択してプレイできる。
図4、図6を参照しながら、前ダンスの処理について説明する。
S21において、制御部70は、前ダンスのプレイを開始する。
制御部70は、プレイヤPの後側Y2の1mにダンサが位置するように、ダンサ動画62aのダンサの大きさを拡大したダンサ動画62aをスクリーン25に投影する。
つまり、前ダンスにおいても、一列ダンスと同様に、プレイヤPによる鏡部10での観察態様は、ダンサが小さく観察されるという問題がある。制御部70は、ダンサの大きさを拡大した映像を表示することにより、この問題を解決する。
なお、制御部70は、前ダンスのダンサ動画62aの拡大率を、一列ダンスのダンサ動画61a,61cよりも小さくする。その理由は、ダンサがプレイヤPと同列に位置する一列ダンスの場合と、ダンサがプレイヤPの後側Y2に位置する前ダンス場合とでは、プレイヤPには、後者のダンサ画像の方が小さく観察されるためである。
なお、図示及び詳細な説明は、省略するが、制御部70は、前ダンスの場合にも、一列ダンスと同様に、床29にダンサの身体の一部を投影してもよい。制御部70は、この場合には、プレイヤPの後側Y2の1mに位置が、ダンサの足(つま先)の位置になるように投影すればよい。
制御部70は、上記S13と同様に、撮像部40からの2つの動画を画像処理して、プレイヤPの正面から動画を作成する。
また、制御部70は、スクリーン25のダンサの画像を削除して、記憶部50のダンサ動画62aを追加する。制御部70は、この場合、ダンサ動画62aを、プレイヤPの後側Y2の1mにダンサが位置する大きさに補正する。これにより、制御部70は、正面動画を、プレイヤP及び複数のダンサの配置を、鏡部10での観察態様に対応した配置にして作成できる。
制御部70は、正面動画を正面動画記憶部66に記憶する。
その後、制御部70は、操作部2の操作に応じて、正面動画記憶部66に記憶した正面動画をスクリーン25に投影したり、外部機器(携帯情報端末等)に出力したりする。これにより、プレイヤPは、プレイ後に、自分のダンスを確認したりすることができる。
この検出部等がない形態では、設置環境に応じて鏡部10及びスクリーン25の間の長さが変わるときには、設置時において、プロジェクタ21を調整することによりスクリーン25に投影されるダンサ動画の大きさを調整する必要がある。このため、この検出部等がない形態では、ダンス装置の設置作業が煩雑になる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第2実施形態のダンス装置201を、右側X2から見た断面図である。
プレイヤP及びスクリーン225の間の床229cは、後側Y2に至る程、下側Z1に至るように傾斜している。
スクリーン225は、床229cに達するまで設けられている。
プロジェクタ221は、スクリーン225の下部領域225aまで、ダンサ動画(図5のダンサ動画61a,61b参照)を投影する。この場合、プロジェクタ221は、ダンサの足をスクリーン225の下部領域225aに投影する。
このため、プレイヤPは、プレイヤPと、ダンサ動画のダンサとが、左右方向Xに一列に並んでいるように、鏡部10で観察できる。
なお、ダンス装置201は、前ダンスのみプレイする場合には、図中点線で示すように、傾斜した床229c−2を、より後側Y2に配置できる。この場合、プレイヤPは、床229c−2の傾斜を、気にすることなくプレイできる。
また、ダンス装置201は、傾斜した床229c,229c−2の代わりに、床を窪ませた段を備えていてもよい。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、第3実施形態のダンス装置301を右側X2から見た斜視図である。
図9は、第3実施形態のダンス装置301を上側Z2から見た図である。
ダンス装置301は、マジックミラー310、モニタ320(320L,320C,320R)(ダンサ動画表示部)、モニタ移動装置325、位置検出部330L,330C,330Rを備える。
マジックミラー310は、明るい側からは鏡に見えるが暗い側からは向こうが見える光学部材である。マジックミラー310の図中後側Y2である一方側には、プレイヤPが位置し、また、マジックミラー310の図中前側Y1である他方側(マジックミラー310のプレイヤP側とは反対の面側)には、モニタ320が配置されている。
マジックミラー310よりもプレイヤP側の空間は、十分に明るい。一方、マジックミラー310よりもモニタ320側の空間は、プレイヤP側の空間よりも暗い。このため、プレイヤPは、マジックミラー310に映るプレイ像PAを観察できる。また、モニタ320の表示は、十分な輝度を有しているため、プレイヤPは、モニタ320の動画を、マジックミラー310を通過して観察できる。
中央観察領域310Cは、マジックミラー310の中央の領域である。中央観察領域310Cは、プレイヤPがプレイ像PAを観察する領域である。中央観察領域310Cは、基準位置PCでプレイしているプレイヤPに対向する部分である。
中央観察領域310Cは、基準位置PCに位置するプレイヤPに対向配置されている。プレイヤPは、中央観察領域310Cにおいて、ダンスプレイする像であるプレイ像PAを観察する。
左観察領域310L、右観察領域310Rは、中央観察領域310Cのそれぞれ左側X1及び右側X2の領域である。プレイヤPは、左観察領域310Lにおいて、モニタ320Lのダンサ動画を観察でき、また、右観察領域310Rにおいて、モニタ320Rのダンサ動画を観察できる。
モニタ320Cは、基準位置PCに位置するプレイヤPに対向する領域のうち中央領域に設けられている。モニタ320L,320Rは、中央領域の左側X1及び右側X2の領域にそれぞれ設けられている。つまり、モニタ320L,320C,320Rは、それぞれ、マジックミラー310の左観察領域310L、中央観察領域310C、右観察領域310Rの図中前側Y1に、配置されている。
一方、図9(B)に示すように、プレイヤPは、基準位置PCの右側X2でプレイしている状態では、右観察領域310Rに自分のプレイ像PAを観察でき、また、右観察領域310Rから左側X1に順番に、モニタ320C,320Rのダンサ動画を観察できる。
このため、モニタ320は、マジックミラー310に最も接近した位置P320aにおいて、マジックミラー310からの距離が2m程度であり、一方、マジックミラー310から最も離間した位置P320bにおいて、マジックミラー310からの距離が3m程度である。
位置検出部330L,330C,330Rは、例えばロードセル等である。
位置検出部330Lは、基準位置PCの左側X1の床面に配置されている。
位置検出部330Cは、基準位置PCの床面に配置されている。
位置検出部330Rは、基準位置PCの右側X2の床面に配置されている。
前ダンスプログラム362のダンサ動画362a,362bは、一列ダンスプログラム61のダンサ動画61a〜61cと同様に、個別の情報である。このため、ダンス装置301は、ダンサ動画362a,362bのダンサを個別に出力することができる。
(一列ダンス)
S11までの処理は、第1実施形態と同様である。
S311aにおいて、制御部370は、モニタ移動装置325を制御して、モニタ320を位置P320aに配置する。
S312において、制御部370は、第1実施形態のS12と同様に、ダンス音楽をスピーカ45から出力する。
また、制御部370は、左側X1及び右側X2に位置する2人のダンサのダンサ動画61a,61cを、モニタ320L,320Rに等身大で表示する。制御部370は、輝度が十分に小さく全画面が黒色の映像(以下「ブラック画面」という)を表示する。
このため、プレイヤPは、モニタ320L,320Rのダンサ動画61a,61cを、マジックミラー310を通過して観察でき、また、プレイ像PAをマジックミラー310で観察できる(図9(A)参照)。
また、プレイヤPは、マジックミラー310の後側Y2に2m程度に位置する。モニタ320は、マジックミラー310の前側Y1に2m程度に位置する。このため、プレイヤPには、中央観察領域310Cでのプレイ像PAと、右観察領域310Rのダンサ動画のダンサと、左観察領域310Lのダンサ動画のダンサとが、同じ大きさであるように観察される。これにより、プレイヤPは、プレイヤPと、ダンサとが同列に並んでいるような感覚でプレイできる。
なお、S330に進む場合には、制御部370は、表示位置変更処理を行う。表示位置変更処理の詳細は、後述する。
S21までの処理は、第1実施形態と同様である。
S321aにおいて、制御部370は、モニタ移動装置325を制御して、モニタ320を位置P320bに配置する。
S322において、制御部370は、第1実施形態のS22と同様に、ダンス音楽をスピーカ45から出力する。
また、制御部370は、左側X1及び右側X2に位置する2人のダンサ動画362a,362bのダンサを、モニタ320L,320Rに等身大で表示する。つまり、制御部370は、一列ダンス及び前ダンスの両方とも、ダンサを等身大で表示する。また、制御部370は、ブラック画面をモニタ320Cに表示する。
このため、図9(A)に二点鎖線で示すように、上記S312と同様に、プレイヤPは、モニタ320L,320Rのダンサ動画362a,362bを、マジックミラー310を通過して観察でき、また、プレイ像PAをマジックミラー310で観察できる。
図12は、第3実施形態の表示位置変更処理(S330)のフローチャートである。
S331において、制御部370は、位置検出部330Rの出力に基づいて、プレイヤPが基準位置PCから右側X2に移動したか否かを判定する。制御部370は、右側X2に移動したと判定した場合には(S331:YES)、S331aに進み、一方、右側X2に移動していないと判定した場合には(S331:NO)、S332に進む。
S331aにおいて、図9(B)に示すように、制御部370は、ダンサ動画61cを中央のモニタ320Cに表示し、また、ブラック画面を右側X2のモニタ320を表示する。
これにより、プレイヤPは、自分のプレイ像PAを右観察領域310Rで観察できる。また、プレイヤPは、右観察領域310Rの左側X1に、右側X2から順に、モニタ320Cのダンサ動画61c、モニタ320Lのダンサ動画61aを観察できる。このため、プレイヤPは、基準位置PCから右側X2に移動した状態であっても、2人のダンサとプレイヤPとの計3人で並んでいるような感覚で、プレイできる。
S332aにおいて、制御部370は、ダンサ動画61aを中央のモニタ320Cに表示し、また、左側X1のモニタ320Lにブラック画面を表示する(図示は省略する)。
これにより、上記S331aと同様に、プレイヤPは、自分のプレイ像PAを左観察領域310Lで観察でき、また、モニタ320C,320Rに表示されたダンサ動画61a,61bを観察できる。これにより、プレイヤPは、計3人で並んでいるような感覚で、プレイできる。
制御部370は、プレイヤPが基準位置PCに移動したと判定した場合には(S333:YES)、S333aに進み、一方、基準位置PCに移動していないと判定した場合には(S333:NO)、S334に進む。
S333aにおいて、制御部370は、ダンサ動画61a,61bを表示するモニタ310を初期状態、つまり、図9(A)に示す状態に変更する。
S334において、制御部370は、図11の処理のS13に進む。
なお、図11に戻り、繰り返されるS312aからの処理では、制御部370は、ダンサ動画61a,61bを、表示位置変更処理によって変更されたモニタ320に継続して表示する。
例えば、制御部370は、プレイヤPが右側X2に移動したと判定した場合には、ダンサ動画362bを中央のモニタ320Cに表示し、また、ブラック画面を右側X2のモニタ320Rに表示する。前述したように、本実施形態の前ダンスのダンサ動画362a,362bは、個別の情報であるため、各ダンサを個別に選択されたモニタ320に表示できる。
一方、制御部370は、プレイヤPが左側X1に移動した判定した場合には、ダンサ動画362aを中央のモニタ320Cに表示し、また、ブラック画面を左側X1のモニタ320Lを表示する。
(1)モニタ320は、移動可能な例を説明したが、これに限定されない。モニタ320は、設置位置に固定された形態でもよい。この形態では、第1実施形態と同様に、ダンサ動画のダンサの大きさを変更することにより、一列ダンス、前ダンスの両方に対応できる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態に加えて第3実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図13は、第4実施形態のダンス装置401を右側X2から見た斜視図である。
図14は、第4実施形態のダンス装置401を、右側X2から見た断面図である。
ダンス装置401は、鏡部10、表示装置420を備える。
表示装置420は、プロジェクタ421(投影部)、スクリーン425を備える。
スクリーン425は、鏡部10のプレイヤP側に配置されている。
スクリーン425は、横格子状に配置された複数の単位スクリーン426を備える。
単位スクリーン426は、左右方向Xに細長い部材である。複数の単位スクリーン426は、鉛直方向Zに並べられている。
単位スクリーン426のプレイヤP側(後側Y2)の面は、実際にダンサ動画が投影される投影面427である。投影面427の色彩は、プロジェクタ421から投影されるダンサ動画を明確に結像させるために、例えば白色系である。
なお、図面では、単位スクリーン426の大きさ(鉛直方向Zの長さ等)は、形状を明確にするために、実際よりも大きく図示した。例えば、単位スクリーン426の大きさ、隙間428の大きさは、それぞれ、鉛直方向Zの長さが数mm〜十数mm程度である。
制御部(図10に示す制御部370参照)は、ダンサ動画を、モニタに表示する代わりにスクリーン425に投影する。
一方、単位スクリーン426の投影面427のうち中央観察領域10Cの左側X1及び右側X2の部分に投影されたダンサ動画は、その投影面427に結像する。これにより、プレイヤPは、ダンサ動画のダンサを観察することができる(矢印D参照)。
図15は、第4実施形態の鏡部10で観察される画像を説明する図である。
図15(A)は、一列ダンスのプレイにおいて観察される画像である。
図15(B)は、前ダンスのプレイにおいて観察される画像である。
ダンス装置401は、制御部が、スクリーン425にダンサ動画を投影することにより、一列ダンス、前ダンスのプレイを行うことができる。
投影されるダンサ動画の内容は、以下説明するように、第3実施形態と同様である。
一方、図15(B)に示すように、制御部は、操作部2が操作されることにより、前ダンスが選択された場合には、ダンサ動画362a,362bを投影する。制御部は、ダンサ動画362a,362bを、プレイ像PAよりも小さい大きさであり、かつ、鉛直方向Zにおいてプレイ像PAよりも上側Z2の位置に観察されるように、投影する。
さらに、正面動画作成処理(図4のS13,S24)等の処理については、第1実施形態と同様である。
ダンス装置401Bは、スクリーン425Bの形状を上記ダンス装置401から変更したものである。
スクリーン425Bの単位スクリーン426Bの投影面427Bは、鏡部10側に至る程上側Z2に至る傾斜面である。
投影面427Bは、傾斜面であることにより、プロジェクタ421の投影光(投影光421a,421b参照)とのなす角が、上記ダンス装置401の場合よりも直角に近くなる。このため、プロジェクタ421は、短焦点対応のものでなくても、歪みの少ないダンサ動画を投影できる。
また、投影面427Bは、下側Z1に配置される単位スクリーン426B程、水平面に近づく。このため、下側Z1に配置された単位スクリーン426Bであっても、投影面427B及びプロジェクタ421の投影光(投影光421b参照)のなす角が直角に近いので、歪みの少ないダンサ動画を投影することができる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
第5実施形態のダンス装置501(撮影装置)は、第1実施形態に対して、プレイヤPのプレイしている画像を生成する機能を追加したものである。
図17は、第5実施形態のダンス装置501を右側X2から見た斜視図である。
図18は、第5実施形態のダンス装置501を上側Z2から見た図である。
ダンス装置501は、カメラ画像535(視線導き部)、4つのスピーカ545(視線導き部、音出力部)を備える。
カメラ画像535は、スクリーン25(表示部)に表示されるカメラの形状の画像である。カメラ画像535は、プレイヤPの視線を導く目印である。カメラ画像535は、鏡部10で反射してプレイヤPに観察されることによって、プレイヤPの視線を導く。実施形態では、プレイヤPの視線を導く方向を、以下「視線導き方向535a」という。
4つのスピーカ545は、ダンス音楽の他に、プレイヤPの視線を導くための合図音を出力する。合図音は、例えば、拍手等である。この合図音が聞こえる方向は、視線導き方向535aに一致する。なお、合図音は、声優等の人物の音声を録音したものを、出力してよい。
図20は、第5実施形態の視線画像作成処理S531のフローチャートである。
図21は、第5実施形態の視線画像作成処理で生成した画像531を説明する図である。
以下、一列ダンスにおける処理(S530,S531)の例を説明するが、前ダンスの処理(S540,S541)も同様である。
S530において、制御部(図3に示す制御部70参照)は、プレイ時間中に、視線画像作成処理を行うか否かを判定する。つまり、制御部は、プレイ継続中(「S14:NO」によってS12からの処理が繰り返される過程)において、この判定を行う。
制御部は、視線画像作成処理を行うと判定した場合には(S530:YES)、S531に進み、一方、行わないと判定した場合には(S530:NO)、S14に進む。
S531において、制御部は、視線画像作成処理を行う。
S532において、制御部は、視線導き処理を行う。
視線導き処理では、以下のように、カメラ画像535の投影、合図音の再生の2つの処理が行われる。
図17、図18に示すように、制御部は、プロジェクタ21を制御することにより、カメラ画像535をスクリーン25に投影する。
カメラ画像535は、鏡部10で反射してプレイヤPに観察される。これにより、プレイヤPは、現時点から数秒経過するまでに、視線導き方向535aからの画像を生成されることを確認できる。プレイヤPは、カメラに実際に撮影されるような感覚で、視線導き方向535aに顔を向けたりして、写真写りのよいポーズを決めたりすることができる。
制御部は、音出力部を制御することにより撮像されることを示す合図の聞こえる方向を視線導き方向535aに一致させる。これにより、プレイヤPは、合図音が聞こえる方向に注意が向けられ、視線が自然に導かれる。また、上記カメラ画像535の投影と同様に、視線導き方向535aからの画像を生成されることを確認できる。
制御部は、現時点が撮像時点であると判定した場合には(S533:YES)、S534に進み、一方、撮像時点ではないと判定した場合には(S533:NO)、S532からの処理を繰り返す。
これにより、制御部は、プレイヤPの視線を視線導き方向535aに導いた状態で、プレイヤPを撮像できる。
図21に示すように、これにより、制御部は、視線導き方向535aからプレイヤPを撮影したような視線画像536を生成することができる。
このように、ダンス装置501は、2つの撮像部40の撮像情報を画像処理するので、視線導き方向535aに実際にカメラを配置しなくても、視線導き方向535aからの視線画像536を生成できる。また、ダンス装置501は、数回の各視線画像作成処理において、各視線導き方向535aを変える場合でも、撮像部40を固定した状態で、各視線導き方向535aの視線画像536を生成できる。
また、プレイヤPは、ダンスのプレイ時間(例えば数分〜十数分程度)における視線導き処理時間(例えば数秒程度)というごくわずかな時間に、カメラを向けられて撮影されるというような疑似体験をすることができる。
視線画像536の情報は、正面動画と同様に、スクリーン25に投影されたり、外部機器(携帯情報端末等)に出力される。これにより、プレイヤPは、プレイ後に、視線画像536を確認したりすることができる。
S536において、制御部は、図19のS14に進む。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態に加えて第3、第5実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
ダンス装置601(撮影装置)は、第5実施形態と同様な視線画像を生成する機能を、第3実施形態のダンス装置301に対して追加したものである。
ダンス装置601は、ランプ635(視線導き部,目印)、カメラ640(撮像部)を備える。
ランプ635は、マジックミラー310のプレイヤP側とは反対側(図中前側Y1)に配置されている。ランプ635は、カメラ640に固定されている。ランプ635とカメラ640のレンズとの距離は、十分に短く、例えば、数十mm程度である。
カメラ640は、プレイヤPを撮像する装置である。カメラ640は、ランプ635と同様に、マジックミラー310のプレイヤP側とは反対側に配置されている。カメラ640は、三脚等(図示せず)によって、設置されている。
本実施形態の視線画像作成処理と、第5実施形態の視線画像作成処理(図19に示すS532、図20参照)とは、以下の点が異なる。
・制御部(図3に示す制御部70参照)は、視線導き処理(図20に示すS532参照)において、ランプ635を発光させる。ランプ635は、十分な輝度を有する。このため、プレイヤPは、マジックミラー310を通過して、ランプ635を視認できる。これにより、プレイヤPは、ランプ635が配置されている視線導き方向635aへと、視線が導かれる。なお、合図音の再生に関する処理は、第5実施形態と同様である。
(1)視線導き方向635aに向いたプレイヤPの画像は、カメラ640の撮像情報に基づいて生成する例を説明したが、これに限定されない。例えば、この画像は、第5実施形態と同様に、2つの撮像部40の撮像情報に基づいて、生成してもよい。この場合には、装置の構成を簡単にできる。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第2実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図23は、第7実施形態のダンス装置701を右側X2から見た断面図である。
ダンス装置701(撮影装置)は、第2実施形態に、透明板729dを追加したものである。
透明板729dは、プレイヤPの後側Y2に配置され、例えば、前後方向Yにおいて、床229と傾斜した床229c(又は傾斜した床229c−2)とが交差する位置に配置される。
Claims (4)
- プレイするプレイヤの視線を導く視線導き部と、
プレイヤを撮像する撮像部と、
プレイヤに対向配置された鏡部と、
前記鏡部に対向配置され動画が投影される表示部と、
プレイ時間の間継続してプレイ進行し、プレイ時間内のうちの視線導き時間の間前記視線導き部を制御することによりプレイヤの視線を導き、視線を導いた状態でプレイヤを撮像部で撮像することにより視線導き方向からの画像を生成する制御部と、を備え、
プレイヤが前記鏡部及び前記表示部の間に位置してプレイするものであり、
前記視線導き部は、前記表示部に表示される目印であり、前記鏡部で観察される前記目印によって、プレイヤの視線を導くこと、
を特徴とする撮影装置。 - プレイするプレイヤの視線を導く視線導き部と、
プレイヤを撮像する撮像部と、
プレイヤに対向配置されたマジックミラーと、
プレイ時間の間継続してプレイ進行し、プレイ時間内のうちの視線導き時間の間前記視線導き部を制御することによりプレイヤの視線を導き、視線を導いた状態でプレイヤを撮像部で撮像することにより視線導き方向からの画像を生成する制御部と、を備え、
前記視線導き部は、前記マジックミラーの前記プレイヤ側とは反対側に配置された発光部であり、前記マジックミラーを通過して観察される前記発光部によって、プレイヤの視線を導くこと、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の撮影装置において、
プレイヤを少なくとも2方向から撮影する少なくとも2つの前記撮像部を備え、
前記制御部は、少なくとも2つの前記撮像部の撮像情報を画像処理することにより、視線導き方向からの画像を生成すること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮影装置において、
前記視線導き部は、複数の音出力部を備え、
前記制御部は、前記音出力部を制御することにより撮像されることを示す合図の聞こえる方向を視線導き方向と同じにさせることによって、プレイヤの視線を導くこと、
を特徴とする撮影装置。
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