JP6491001B2 - 端末管理システム、携帯端末装置及びプログラム - Google Patents
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Description
このように撮影機能付きの携帯端末装置を業務に使用する場合には、不適切な撮影(例えば、私的な撮影、不用意にプライバシーを侵害してしまう撮影、又は秘密情報の撮影など)が行われないように措置を講じることが好ましい。
例えば、特許文献1に記載の通信システムでは、警備員に所持される通信装置の撮影機能の制限を、遠隔の監視員によるセンタ装置の操作によって制御する。この結果、業務の目的で撮影する必要があるときのみ撮影機能の制限を解除することができる。
例えば、監視対象を点検する点検業務では、多数の監視対象で異常が発生するとこれに対応する作業員の作業を遠隔から管理する監視員の作業が増加する。さらに、このような状況では監視対象を撮影する機会も増加し、監視員がこれらの撮影の必要性を判断する判断作業も増加する。この結果、これらの作業が輻輳して、監視員の業務が非効率になるおそれがある。
本発明は、監視対象の異常に対応する作業において使用する携帯端末装置の撮影機能の使用を遠隔から管理する作業を、監視対象の異常が増加した場合に軽減することを目的とする。
遠隔装置は、携帯端末装置の動作モードを解除モードに設定する操作入力を受け付ける操作部と、操作入力を受け付けたときに第1解除信号を携帯端末装置へ送信する撮影制御部と、複数の監視対象に各々設置された設置機器のうち異常状態の設置機器の数を判定し、異常状態の設置機器の数が閾値以上の場合に第2解除信号を携帯端末装置へ送信する制限解除部を備える。
携帯端末装置は、第2解除信号の受信によって設定された解除モードで撮影が行われたことを識別可能に記憶部に記録する記録部を備えてもよい。
記携帯端末装置は、撮像部が撮像した画像に対応付けて異常度を記憶部に記録する記録部を備えてもよい。
携帯端末装置は、撮像部が撮像した画像に対応付けて異常度を記憶部に記録する記録部を備えてもよい。
モード設定部は、災害情報配信装置から災害情報が受信された場合に、入力された点検結果に予め対応付けられた異常度に応じて、動作モードを解除モードへ設定してもよい。
ただし、本発明の位置監視システムは、このような警備業務支援システムに限定されるものではなく、監視対象の異常に対応する作業において使用する携帯端末装置の撮影機能の使用を遠隔から管理する端末管理システムに広く適用可能である。
図1を参照する。警備業務支援システム1は、監視対象である複数の監視区域2にそれぞれ設置されるセンサ4、センサ6、及び警備装置7を備える。センサ4は、監視区域2内の施設3の内部に設置され異常を検知する。センサ6は、施設3の外側の外側領域5に設置され異常を検知する。警備装置7は、センサ4及びセンサ6に接続されて、センサ4及びセンサ6の検知信号を受信する。
警備業務支援システム1は、監視センタ9に設置され通信回線8を通じて警備装置7に接続されるセンタ装置10を備える。警備業務支援システム1は、センタ装置10を監視する監視員11からの対処要請により、監視区域2へ向かう作業員12によって所持される携帯端末装置13を備える。
警備装置7は、センサ4又はセンサ6の検知結果に基づいて監視区域2における異常の発生を検知する。警備装置7の動作モードには「警備セットモード」及び「警備解除モード」がある。
例えば、作業員12は、監視区域2を点検して、その点検結果を携帯端末装置13に入力する。図2の(a)及び図2の(b)を参照する。
対象施設入力欄24には、作業員12による対処業務が行われる監視区域2内の施設を指定する情報を入力する。図2の(b)に示す例では施設3の名称「西B棟」が入力される。点検結果入力欄25には、施設3について行われた点検結果が入力される。図2の(b)に示す例では、施設3の状態を示す値「建物損壊」が点検結果として入力される。点検結果入力欄25に入力可能な値の他の例については後述する。
点検結果を監視センタ9に報告する際に、点検結果によっては、監視区域2の状況を撮影して監視区域2の画像を送信する必要が生じることがある。例えば、図2の(b)の例では、施設3の損壊状態が分かる画像を監視センタ9に画像を送信する。
携帯端末装置13の動作モードには、「制限モード」と「解除モード」がある。制限モードでは、携帯端末装置13の撮影機能の使用が制限されており、作業員12は携帯端末装置13を撮影に使用できない。一方で、解除モードでは、撮像部による撮影機能の使用制限が解除されており、作業員12は携帯端末装置13を撮影に使用できる。携帯端末装置13の起動時には、動作モードは制限モードにセットされ、監視員11の許可がない限り携帯端末装置13は制限モードで動作する。
携帯端末装置13は、ステップS10において撮影要求操作を受け付けると、ステップS11において撮影機能の使用許可を要求する「撮影要求信号」をセンタ装置10へ送信する。撮影要求信号を受信したセンタ装置10は、作業員12が撮影機能の使用許可を要求していることを監視員11に通知する。
監視員11が、撮影機能の使用を禁止する「不許可操作」をセンタ装置10で行うと、センタ装置10はステップS17にて不許可操作を受け付ける。不許可操作を受け付けると、ステップS18においてセンタ装置10は「不許可信号」を携帯端末装置13へ送信する。不許可信号を受信すると、携帯端末装置13は動作モードを変更せずに制限モードで動作し続ける。
次に、監視区域2に設置された設置機器であるセンサ4、センサ6又は警備装置7の異常状態が多発している状況における動作について説明する。
センタ装置10は、警備装置7から異常信号を受信することにより、設置機器の異常状態の有無を監視している。設置機器の異常状態が発生すると、監視センタ9の監視員11には、発生した異常状態の確認や、異常状態に対処する作業員12への対処要請などの作業が発生する。
したがって、例えば災害などによって異常状態の設置機器の数が急増すると、監視員11は、異常状態の確認や対処要請などの作業に追われ、撮影機能の使用許可の要求に対応できなくなるおそれがある。
そこで、センタ装置10は、複数の監視区域2にそれぞれ設置された設置機器のうち異常状態の設置機器の数が閾値以上であると判定した場合に、監視員11が許可操作を行わなくても、作業員12による携帯端末装置13の撮影機能の使用を可能にする。
撮影要求信号を受信すると、ステップS23においてセンタ装置10は、複数の監視区域2にそれぞれ設置された設置機器のうち異常状態の設置機器の数が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する。異常状態の設置機器の数が閾値以上である場合、センタ装置10は、監視センタ9が「ビジー状態」であることを検出する。なお、「ビジー状態」であることの判定は撮影要求信号を受信したときに限らず、ステップS20の異常信号を受信したときに異常状態の設置機器の数と閾値とを比較して「ビジー状態」か否かを判定して、判定結果を記憶しておいてもよい。また、「ビジー状態」であることの判定は、異常状態の設置機器の数に限らず、異常信号が出力された監視区域2の数と閾値とを比較することによって判定してもよい。
監視センタ9がビジー状態である場合、ステップS24においてセンタ装置10は、第1解除信号と異なる第2解除信号を携帯端末装置13へ送信する。
また、監視センタ9がビジー状態である場合には、点検結果に対応付けられている異常度に基づいて撮影機能の使用を制限することによって、作業員12が安易に撮影機能を使用して不適切な撮影を行うことを防止できる。
(警備装置7の構成)
図6を参照して警備装置7の構成を説明する。警備装置7は、入出力インタフェース30と、制御部31と、記憶部32と、通信回路33を備える。入出力インタフェース30は、センサ4及びセンサ6に接続され、異常を検知したことを知らせる検知信号を受信する。
制御部31は、プロセッサ、及びその周辺回路を備える。警備装置7の動作モードが警備セットモードである間に、入出力インタフェース30を介してセンサ4又はセンサ6から検知信号を受信すると、制御部31は、監視区域2における異常の発生を知らせる異常信号を、通信回路33を介してセンタ装置10へ送信する。
なお、図4に示すステップS20の動作は、制御部31の動作に相当する。
記憶部32は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部32は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部32には、制御部31により実行されるプログラム、及びプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
通信回路33は、通信回線8を経由してセンタ装置10との有線通信又は無線通信を行うための回路である。
次に、図7を参照して携帯端末装置13の構成を説明する。携帯端末装置13として、スマートフォンや携帯電話を採用可能である。ただし携帯端末装置13はこれらに限定されるものではない。携帯端末装置13は、携帯可能であり、センタ装置10との通信機能、撮影機能及び情報処理機能を有し、アプリケーションプログラムを記憶してこれらの機能を実現することができる他の装置でもよい。
携帯端末装置13は、操作部40と、表示部41と、記憶部42と、撮像部43と、通信回路44と、制御部45を備える。
表示部41は、表示手段として機能し、制御部45の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部41には、例えば図2の(a)に示すメニュー画面20及び図2の(b)に示す点検結果入力画面23が表示されてよい。
さらに、記憶部42には、監視対象の点検結果として入力可能な値と、それぞれの点検結果について予め設定された監視対象の異常度合いを示す異常度とが、予め対応付けて記憶される。
通信回路44は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
第1解除信号が受信されると、モード設定部48は、携帯端末装置13の動作モードを制限モードから解除モードへ設定する。不許可信号が受信されると、携帯端末装置13の動作モードを制限モードから解除モードへ変更しない。
例えば、モード設定部48は、記憶部42から読み出した異常度と設定値とを比較する。異常度が設定値以上である場合に、携帯端末装置13の動作モードを制限モードから解除モードへ設定する。記憶部42から読み出した異常度が設定値未満である場合に携帯端末装置13の動作モードを制限モードから解除モードへ変更しない。
この終了条件は、例えば、動作モードが解除モードに設定されてから所定時間が経過したことであってもよく、動作モードが解除モードに設定された後に撮像部43で撮影された画像数が所定数に至ったことでもよい。所定時間は例えば10分でよい。また所定数は10枚でよい。
通信処理部47は、第2解除信号の受信によって設定された解除モードにおいて撮影が行われたことが識別可能な履歴情報をセンタ装置10へ送信してもよい。また、通信処理部47は、第2解除信号の受信によって設定された解除モードにおいて撮影された撮像画像とともに、入力された点検結果及び/又は点検結果に対応付けられた異常度をセンタ装置10へ送信してもよい。通信処理部47は、第2解除信号の受信によって設定された解除モードにおいて撮影された撮像画像を特定する情報をセンタ装置10へ送信してもよい。
操作部40及び処理実行部46は、特許請求の範囲に記載の入力受付部の一例である。通信処理部47は、通信部の一例である。また、処理実行部46は、撮像部43により撮像された画像を、センタ装置10が有する復号鍵に対応する暗号鍵で暗号化し、暗号化された画像をセンタ装置10へ送信する暗号化部として機能する。
次に、図8を参照してセンタ装置10の構成を説明する。センタ装置10は、例えば監視センタ9に設置された1又は複数のコンピュータで構成されている。センタ装置10は、操作部50と、表示部51と、記憶部52と、通信回路53と、制御部54を備える。
操作部50は、情報入力手段として機能し、センタ装置10を構成するコンピュータに含まれるキーボード、マウス、タッチペン、タッチパッド又はトラックボールや、表示部51の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。
操作部50は、監視員11によるセンタ装置10への操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部50は、携帯端末装置13の撮影機能の使用を許可する許可操作や、撮影機能の使用を禁止する不許可操作を受け付ける。
記憶部52は、例えば、ROM及びRAMを備える。記憶部52は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部52には、制御部54により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
通信回路53は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
通信処理部55は、通信回路53を介して、警備装置7から送信される異常信号を受信してよい。通信処理部55は、監視員11による対処要請操作を操作部50が受け付けた場合に、対応する作業員12の携帯端末装置13に対処要請信号を送信してよい。
撮影要求信号が受信されると、撮影制御部56は、作業員12が撮影機能の使用許可を要求していることを監視員11に知らせるメッセージを表示部51に表示する。操作部50が監視員11による許可操作を受け付けると、撮影制御部56は、第1解除信号を携帯端末装置13へ送信する。操作部50が監視員11による不許可操作を受け付けると、撮影制御部56は、不許可信号を携帯端末装置13へ送信する。
撮影要求信号が受信されると、ビジー状態判定部58は、異常状態の設置機器の数を判定する。異常状態の設置機器の数が閾値以上であると判定した場合に、ビジー状態判定部58は、監視センタ9がビジー状態であることを検出する。なおビジー状態判定部58は、異常信号を受信したときに異常状態の設置機器の数と閾値とを比較して「ビジー状態」か否かを判定して、判定結果を記憶部52に記憶してもよい。撮影要求信号が受信されると、ビジー状態判定部58は、記憶部52から判定結果を読み出して、現在、監視センタ9がビジー状態であるか否かを判断してもよい。
なお、図3に示すステップS12及びS17の動作は、操作部50の動作に相当する。ステップS13及びステップS18の動作は、撮影制御部56の動作に相当する。図4に示すステップS23の動作は、ビジー状態判定部58の動作に相当する。ステップS24の動作は、制限解除部59の動作に相当する。
次に、図9を参照して、センタ装置10における撮影要求信号に対する応答処理の一例を説明する。
ステップS30において通信処理部55は、撮影要求信号を受信する。ステップS31においてビジー状態判定部58は、監視センタ9の現状態がビジー状態であるか否かを判断する。ビジー状態判定部58は、予め判定されていたビジー状態か否かの判定結果を記憶部52から読み出して、監視センタ9の現状態がビジー状態であるか否かを判断してもよい。現状態がビジー状態である場合(ステップS31:Yes)に処理はステップS37へ進む。現状態がビジー状態でない場合(ステップS31:No)に処理はステップS32へ進む。
ステップS34において撮影制御部56は、不許可信号を携帯端末装置13へ送信する。その後に処理は終了する。
ステップS36において撮影制御部56は、第1解除信号を携帯端末装置13へ送信する。その後に処理は終了する。
ステップS37において制限解除部59は、第2解除信号を携帯端末装置13へ送信する。ステップS38において制限解除部59は、撮影要求信号に対して第2解除信号を自動送信したことを示す応答履歴を記憶部32に記録する。
次に、図10を参照して携帯端末装置13における撮影処理の一例を説明する。この撮影処理は、例えば、操作部40が作業員12による撮影要求操作を受け付けた時に実行してもよく、または、携帯端末装置13にインストールされているカメラアプリケーションにおいて行われた作業員12の撮影操作を受け付けた時に実行してもよい。
ステップS40において通信処理部47は、撮影要求信号をセンタ装置10へ送信する。ステップS41においてモード設定部48は、センタ装置10から第1解除信号を受信したか否かを判断する。第1解除信号を受信した場合(ステップS41:Yes)に処理はステップS42へ進む。第1解除信号を受信しない場合(ステップS41:No)に処理はステップS45へ進む。
ステップS43においてモード設定部48は、解除モードを終了させる終了条件が満たされるか否かを判断する。終了条件が満たされる場合(ステップS43:Yes)に処理はステップS44へ進む。終了条件が満たされない場合(ステップS43:No)に処理はステップS43へ戻る。ステップS44においてモード設定部48は、携帯端末装置13の動作モードを解除モードから制限モードへ設定する。その後に処理は終了する。
ステップS46において処理実行部46は、作業員12による監視区域2の点検結果の入力操作を受け付ける。なお、点検結果は、ステップS46より前に入力されていてもよい。この場合にステップS46において処理実行部46は、最後に入力されていた点検結果を記憶部42から読み出してもよい。ステップS47においてモード設定部48は、入力された点検結果に予め対応付けられた異常度が設定値以上であるか否かを判断する。異常度が設定値以上である場合(ステップS47:Yes)に処理はステップS48へ進む。異常度が設定値未満である場合(ステップS47:No)に処理は終了する。
ステップS51においてモード設定部48は、センタ装置10から不許可信号を受信したか否かを判断する。不許可信号を受信した場合(ステップS51:Yes)に処理は終了する。不許可信号を受信しない場合(ステップS51:No)に処理はステップS40に戻る。
(1)実施形態によれば、異常状態の設置機器の数(あるいは異常状態の監視区域の数)が閾値以上であると判定した場合に、監視員11がセンタ装置10で許可操作を行わなくても、作業員12による携帯端末装置13の撮影機能の使用が可能になる。このため、監視対象である監視区域2の異常が増加した場合に、携帯端末装置13の撮影機能の使用を管理する監視員11の作業が軽減される。
(2)実施形態によれば、異常状態の設置機器の数(あるいは異常状態の監視区域の数)が閾値以上の場合には、監視区域2について作業員12により入力される点検結果に対応付けられている異常度に基づいて撮影機能の使用が制限される。このため、作業員12が安易に撮影機能を使用して不適切な撮影を行うことを防止できる。
(5)実施形態によれば、動作モードが解除モードに設定されてから所定時間が経過すると携帯端末装置13の動作モードを解除モードから制限モードへ設定する。撮影可能な期間を制限することにより、作業員12が安易に撮影機能を使用して不適切な撮影を行うことを防止する。
(6)実施形態によれば、動作モードが解除モードに設定された後に撮像部43で撮影された画像数が所定数に至ると、携帯端末装置13の動作モードを解除モードから制限モードへ設定する。撮影可能な画像数を制限することにより、作業員12が安易に撮影機能を使用して不適切な撮影を行うことを防止する。
(1)携帯端末装置13の通信処理部47は、第2解除信号に代えて又は第2解除信号に加えて、災害情報を受信してもよい。災害情報は、例えば、地震の発生を知らせる緊急地震速報や、重大な災害が起こるおそれを知らせる気象警報情報であってよい。携帯端末装置13は、これらの緊急地震速報や気象警報情報を、センタ装置10と異なる外部の災害情報配信装置から受信してもよく、センタ装置10から受信してもよい。
災害情報が受信されると、モード設定部48は、監視区域2の点検結果に予め対応付けられた異常度に応じて携帯端末装置13の動作モードを制限モードから解除モードへ設定してもよい。
この場合、記録部49は、異常度に応じて撮影が行われたことが識別可能な履歴情報を記憶部42に記録してよい。または、撮像画像と、入力された点検結果及び/又は点検結果に対応付けられた異常度とを対応付けて記憶部42に記憶してもよい。また、記録部49は、異常度に応じて撮影された撮像画像を特定する情報を記憶部42に記憶してもよい。
Claims (9)
- 携帯端末装置と、前記携帯端末装置と通信する遠隔装置と、を備える端末管理システムであって、
前記携帯端末装置は、
撮像部と、
前記遠隔装置から第1解除信号及び第2解除信号を受信する通信部と、
前記第1解除信号及び前記第2解除信号の少なくとも一方が受信された場合に、前記携帯端末装置の動作モードを、前記撮像部による撮影が制限される制限モードから、前記撮像部による撮影の制限が解除された解除モードへ設定するモード設定部と、を備え、
前記遠隔装置は、
前記携帯端末装置の前記動作モードを前記解除モードに設定する操作入力を受け付ける操作部と、
前記操作入力を受け付けたときに前記第1解除信号を前記携帯端末装置へ送信する撮影制御部と、
複数の監視対象に各々設置された設置機器のうち異常状態の設置機器の数を判定し、前記異常状態の設置機器の数が閾値以上の場合に前記第2解除信号を前記携帯端末装置へ送信する制限解除部と、を備えることを特徴とする端末管理システム。 - 前記携帯端末装置は、前記監視対象の点検結果の入力を受け付ける入力受付部を備え、
前記モード設定部は、前記第2解除信号が受信された場合に、入力された前記点検結果に予め対応付けられた異常度に応じて、前記動作モードを前記制限モードから前記解除モードへ設定することを特徴とする請求項1に記載の端末管理システム。 - 前記携帯端末装置は、前記第2解除信号の受信によって設定された前記解除モードで撮影が行われたことを識別可能に記憶部に記録する記録部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の端末管理システム。
- 前記携帯端末装置は、前記撮像部が撮像した画像に対応付けて前記異常度を記憶部に記録する記録部を備えることを特徴とする請求項2に記載の端末管理システム。
- 携帯端末装置であって、
撮像部と、
監視員による操作入力に応じて遠隔装置から送信される解除信号を受信する通信部と、
監視対象の点検結果の入力を受け付ける入力受付部と、
前記点検結果の入力内容と予め対応付けた前記監視対象の異常度合いを示す異常度を記憶する記憶部と、
前記解除信号が受信された場合に、前記携帯端末装置の動作モードを、前記撮像部による撮影が制限される制限モードから前記撮像部による撮影の制限が解除された解除モードへ設定するとともに、前記点検結果が入力された場合に、前記記憶部に記憶された当該点検結果に予め対応付けられた異常度に応じて前記動作モードを前記制限モードから前記解除モードへ設定するモード設定部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記携帯端末装置は、前記異常度に応じて設定された前記解除モードで撮影が行われたことを識別可能に記憶部に記録する記録部を備えることを特徴とする請求項5に記載の携帯端末装置。
- 前記携帯端末装置は、前記撮像部が撮像した画像に対応付けて前記異常度を記憶部に記録する記録部を備えることを特徴とする請求項5に記載の携帯端末装置。
- 前記モード設定部は、災害情報配信装置から災害情報が受信された場合に、入力された
前記点検結果に予め対応付けられた異常度に応じて、前記動作モードを前記解除モードへ設定することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の携帯端末装置。 - 携帯端末装置が備える撮像部による撮影を制御するプログラムであって、
前記携帯端末装置に、
監視員による操作入力に応じて遠隔装置から送信される解除信号を受信する処理と、
監視対象の点検結果の入力を受け付ける処理と、
前記点検結果の入力内容と予め対応付けた前記監視対象の異常度合いを示す異常度を記憶装置に記憶する処理と、
前記解除信号が受信された場合に、前記携帯端末装置の動作モードを、前記撮像部による撮影が制限される制限モードから前記撮像部による撮影の制限が解除された解除モードへ設定するとともに、前記点検結果が入力された場合に、前記記憶装置に記憶された当該点検結果に予め対応付けられた異常度に応じて前記動作モードを前記制限モードから前記解除モードへ設定する処理と、
を実行させる命令を含むことを特徴とするプログラム。
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