JP6490241B1 - レーザ光のビームプロファイル測定装置 - Google Patents

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Abstract

レーザ光のビームプロファイル測定装置は、レーザ光が入射する入射面とレーザ光が出射する出射面とを有する、板状またはブロック状の蛍光発生素子と、当該素子内で発生し出射面から出射する蛍光をレーザ光から分離する光分離素子と、蛍光を受けるイメージ素子とを含む。蛍光発生素子は、その入射面に形成された第1の膜を含む。第1の膜は、レーザ光の波長λ1を透過し蛍光の波長λ2を反射する反射率の波長特性を持つ。光分離素子は、波長λ2を透過し波長λ1を反射する反射率の波長特性を持つ第2の膜、または波長λ2を反射し波長λ1を透過する反射率の波長特性を持つ第3の膜を含むと良い。第1の膜はさらに波長λ1及び波長λ2の間のある波長λ0を反射する反射率の波長特性を持ち、第2の膜はさらに波長λ0を反射する反射率の波長特性を持つと良い。代替的に、第1の膜はさらに波長λ1及び波長λ2の間のある波長λ0を反射する反射率の波長特性を持ち、第3の膜はさらに波長λ0を透過する反射率の波長特性を持つと良い。

Description

本発明は、レーザ光のビームプロファイル測定装置に関し、特に、高光強度のレーザ光の二次元ビームプロファイルを高い位置精度で、且つ高精度に測定できるレーザ光のビームプロファイル測定装置に関するものである。
従来の100mWを超える高出力レーザ光のビームプロファイル(二次元光強度分布)を測定する方法としては、フィルタやミラーでレーザ光を減光してCCD、CMOS等のイメージセンサで観測する方法、ピンホールやスリット、ナイフエッジでビームの一部を遮光しながら透過光強度を測定し、遮光位置と透過光強度の相関から計算により求める方法、先端に小さなミラーの付いた棒あるいは先端に小さな穴の開いた導光棒をビーム内で二次元にスキャンして強度分布を測定する方法、光を散乱する板にレーザ光を照射し、その散乱光の像を後方からカメラで測定する方法等が知られていた。なお、本明細書においてカメラとは、映像を撮影するための装置全般を意味する。一般的にカメラは、その内部に、像を検出するためのイメージ素子(例えばCCDまたはCMOS等のイメージセンサ)と、イメージ素子上に像を結ぶための光学系(レンズ等)とを含む。
しかし、フィルタやミラーで減光する方法には、イメージセンサの前にフィルタやミラーを挿入する空間が必要であるが、測定したいビームの位置によってはそれらが挿入できない場合があった。加えて、フィルタやミラーを挿入することでビームプロファイルが熱や収差で変形してしまう可能性もあった。他方、ピンホールやスリット、ナイフエッジでビームの一部を遮光しながら測定する方法では、ビーム形状が単峰でなく複雑な場合には、計測で得られる情報量の関係で測定精度が大幅に低下する可能性があった。また、小さなミラーの付いた棒あるいは先端に小さな穴の開いた導光棒をビーム内で二次元にスキャンする方法では、棒の先端に取り付けているミラーの大きさや穴の径の関係で1mm以下の微小なビーム径のプロファイルは計測できず、また、棒を高速で機械的にスキャンする際に先端にブレが生じるため、位置精度も低下する可能性があった。さらに、光を散乱する板にレーザ光を照射し、その散乱光の像を後方からカメラで測定する方法では、測定する散乱光は板の中で複数回散乱されるために、像にぼけが生じ、特にレーザ光のビーム径が1mm以下と小さくなると測定精度が急激に低下する可能性があった。
一方、レーザ光を板状の蛍光体(蛍光板)に当てて、そこから発せられる蛍光の二次元強度分布をカメラやイメージセンサで測定する方法も知られていた(例えば、特許文献1〜3、非特許文献1)。特許文献1及び2には、レーザ光を蛍光板の前方から照射し、照射された領域からの蛍光を、レーザ光を照射した蛍光板の前面、あるいは蛍光板の裏面からカメラで観測する方法が提案されている。また、特許文献3と非特許文献1には、蛍光板としてNd:YAGを用いる方法が提案され、実験の結果が報告されている。なお、非特許文献1は本発明者が共同執筆者の一人となっている過去の実験結果の報告である。
図10を参照して、従来提案された蛍光を利用したビームプロファイル測定法について説明する。測定したいレーザ光(波長808nm)1103を、透明なブロック1100の一面に形成されたフィルム状の蛍光体1101に照射する。蛍光体1101に吸収されなかったレーザ光は、界面1102を透過し外部に放出される。一方、蛍光体から発生した蛍光1104は、界面1102で反射され、さらにフィルタ1105で蛍光波長以外の光が取り除かれ、カメラ1106に入射、結像される。非特許文献1もレーザ光の透過と反射の方向が逆であるだけで基本的な構成は同じである。蛍光体の例としてはNd:YAGが示されている。
前記した従来技術のうち、蛍光を用いた方法がそれ以外の測定方法に比べ優れている点を以下に説明する。まず、測定されるレーザ光のビームの光軸方向(Z軸方向)位置を、蛍光板の位置で厳密に且つ高精度に特定することができる。すなわちビームを測定したい位置に蛍光板を置くことで、その場所のビームプロファイルが忠実に蛍光強度プロファイル(蛍光像)に変換され、それをカメラで結像して観測、保存できる。蛍光板から発生する蛍光はレーザ光の波長と離れているため、ダイクロイックミラー(波長分離ミラー)などでレーザ光と容易に分離することができ、高い信号対ノイズ比(S/N)で観測できる。蛍光は蛍光板内で散乱や吸収の影響を受けることが少ないので、蛍光像はぼけを生じることなく高分解能で、高精度にカメラで計測できる。発生する蛍光の光強度は、蛍光板の材料や蛍光体濃度(吸収特性)、厚みを工夫(薄くする)することで、入射するレーザ光の光強度に比べ1/100以下まで弱くすることも容易である。つまり、蛍光板が一種の減光フィルタとしても機能するので、蛍光を波長分離ミラーで分離した後イメージセンサを用いて信号の飽和や破壊を起こすことなく観測できる。また、このとき蛍光板で発生する熱量も少なく抑えられるので、高出力レーザ光を直接入射しても温度上昇が抑えられ、長時間安定した測定が可能になる。加えて、蛍光はレーザ光やその散乱光と違いインコヒーレント光であるため、スペックルの発生がなく、また開口(NA)の小さな光学系を用いてもイメージセンサ上に正確に結像できるために、光学系の自由度が高い。さらに、レンズの組み合わせにより結像の倍率も自由に設定でき、微小なビームプロファイルも拡大することで高精度に測定できるなどの利点がある。
特開平6−221917号公報 特開2004−245778号公報 特開2008−519263号公報
常包正樹ほか、「新しい高精度2Dビーム形状計測法の提案」、2015年1月11日〜12日、レーザー学会学術講演会第35回年次大会、講演予稿集 12pIX03、一般社団法人レーザー学会
上記特許文献及び非特許文献には、蛍光材料、蛍光体あるいは蛍光板(以下、まとめて「蛍光板」と称する)の表面において、蛍光板内で発生する蛍光の波長における光の反射を制御するための膜の形成について、具体的な記述はない。一般に蛍光板にレーザ光が照射、吸収されると、蛍光板内で発生した蛍光はあらゆる方向に放出されるため、ビームプロファイル測定用のカメラやイメージセンサに向かう以外の蛍光は周囲に散逸する。この散逸した蛍光のうち、一部は蛍光板の表面から装置外部に出るが、その蛍光が外部の光学部品や筺体表面などで反射した後、再び上記蛍光板の表面から入射し、さらには上記ビームプロファイル測定用のカメラやイメージセンサに入射する場合が多々ある。かかる散逸した蛍光の再入射があると、その蛍光が本来測定したい蛍光板内で発生した光と重なってしまい、ビームプロファイル形状が変形したり、実際にはない像(ゴースト像)が観測されたり、あるいはバックグラウンドレベルが上がり測定のS/Nが低下するおそれがあった。上記蛍光板から発生する蛍光のうち、装置外ではなく装置内に散逸した光に関しては、装置内の壁で反射しないように壁の表面形状等を工夫する等、カメラやイメージセンサに混入する蛍光を少なくするような対策を講ずることができる。しかし、装置外部から反射して蛍光板を通して戻ってきた蛍光は、本来測定したい蛍光板の蛍光との判別、分離が困難であるため、測定精度や再現性、並びに測定結果の信頼性を深刻に低下させるおそれがあった。
また、特許文献3及び非特許文献1の構成において、特に蛍光の波長に近い波長のレーザ光が入射した場合、レーザ光と蛍光を分離する光学素子においてレーザ光が蛍光と完全に分離されず、高出力のレーザ光が蛍光と同じ光路をたどって、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサに侵入し、これらを破損あるいは焼損する可能性があった。
したがって、本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、蛍光板より発生した蛍光が装置外部に散逸すること、及びその散逸した蛍光が蛍光板内に再入射することを抑制して、高出力レーザのビームプロファイルを高精度に測定することを可能とすることを目的とする。
また、本発明は、いかなる波長のレーザ光が入射した場合においても、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサが破損あるいは焼損することを未然に防ぐことを目的とする。
上記した課題の一つ目を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明は、レーザ光の二次元光強度分布を測定するビームプロファイル測定装置であって、レーザ光が入射する入射面と前記レーザ光が出射する出射面とを有する、板状またはブロック状の蛍光発生素子と、前記蛍光発生素子内で発生し前記出射面から出射する蛍光を、前記レーザ光から分離する光分離素子と、前記蛍光を受けるイメージ素子と、を含み、前記板状またはブロック状の蛍光発生素子は、当該蛍光発生素子の前記入射面に形成された第1の膜を含み、当該第1の膜は前記レーザ光の波長λ1を透過し前記蛍光の波長λ2を反射する反射率の波長特性を持つ。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記蛍光の波長λ2における前記第1の膜の反射率が70%以上であると良い。
また、本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記蛍光の波長λ2における前記第1の膜の反射率が90%以上であると良い。
さらに、本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記光分離素子は第2の膜を含み、当該第2の膜を含む前記蛍光の波長λ2を透過し前記レーザ光の波長λ1を反射する反射率の波長特性を持つと良い。
また、本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記第1の膜はさらに、前記レーザ光の波長λ1及び前記蛍光の波長λ2の間のある波長λ0を反射する反射率の波長特性を持ち、前記第2の膜はさらに、前記波長λ0を反射する反射率の波長特性を持つと良い。
さらに、本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記光分離素子は第3の膜を含み、当該第3の膜は前記蛍光の波長λ2を反射し前記レーザ光の波長λ1を透過する反射率の波長特性を持つと良い。
また、本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記第1の膜はさらに、前記レーザ光の波長λ1及び前記蛍光の波長λ2の間のある波長λ0を反射する反射率の波長特性を持ち、前記第3の膜はさらに、前記波長λ0を透過する反射率の波長特性を持つと良い。
図1−図7を参照して、本発明によるビームプロファイル測定装置の構成例の概略と機能を以下に説明する。ここで図1は、光分離素子として、レーザ光を反射し蛍光を透過する45度プリズムを用いた、レーザ光反射分離型ビームプロファイラの構成例を示す図、図2は、光分離素子として、図1における45度プリズムに換えて、レーザ光を透過し蛍光を反射する45度ミラーを用いた、レーザ光透過分離型ビームプロファイラの構成例を示す図である。また、図3は、本発明における第1の膜S1、第2の膜S2、第3の膜S3の機能を模式的に示すブロック図、図4(A)及び(B)は、レーザ光反射分離型ビームプロファイラに適した、第1の膜S1及び第2の膜S2の反射率の波長特性の例を示す図、図5(A)及び(B)は、レーザ光透過分離型ビームプロファイラに適した、第1の膜S1及び第3の膜S3の反射率の波長特性の例を示す図、図6(A)及び(B)は、レーザ光反射分離型ビームプロファイラにより適した、第1の膜S1及び第2の膜S2の反射率の波長特性の例を示す図、図7(A)及び(B)は、レーザ光透過分離型ビームプロファイラにより適した、第1の膜S1及び第3の膜S3の反射率の波長特性の例を示す図である。
図1に示す、レーザ光反射分離型ビームプロファイラの例において、蛍光発生素子10は、波長λ1のレーザ光が入射したとき、その一部を吸収して内部で波長λ2の蛍光を発生する蛍光板1を含む。同様に、図2に示す、レーザ光透過分離型ビームプロファイラの例において、蛍光発生素子30は、波長λ1のレーザ光が入射されたとき、その一部を吸収して内部で波長λ2の蛍光を発生する蛍光板21を含む。蛍光板1の入射面1a、蛍光板21の入射面21aには、それぞれ、レーザ光の波長λ1を透過し蛍光の波長λ2を反射する反射率の波長特性を持つ第1の膜S1が形成されている。この第1の膜S1は図4(A)から図7(A)のいずれかに示すような反射率の波長特性を有する。なお、本明細書において、膜がレーザ光の波長を透過し蛍光の波長を反射する反射率の波長特性を持つとは、当該膜が、反射率の波長特性上、レーザ光の波長において低い反射率を持ち、蛍光の波長において高い反射率を持つこと、換言すれば、レーザ光の波長において高い透過率を有し、蛍光の波長において低い透過率を持つことを意味する。逆に、膜がレーザ光の波長を反射し蛍光の波長を透過する反射率の波長特性を持つとは、当該膜が、反射率の波長特性上、レーザ光の波長において高い反射率を持ち、蛍光の波長において低い反射率を持つこと、換言すれば、レーザ光の波長において低い透過率を有し、蛍光の波長において高い透過率を持つことを意味する。ある膜の反射率は、当該膜に入射する光量に対する当該膜で反射される光量の割合と定義される。図4−図7に示される反射率の波長特性を参照した以下の説明において、70%あるいは90%の反射率が高い反射率に対応し、ほぼ0%の反射率が低い反射率に対応する。しかし、これら反射率の数値は例示であって、これらに限定されない。
さて、図1及び図2においてそれぞれ波長λ1のレーザ光は、蛍光板1、21の入射面1a、21aに形成された第1の膜S1を通って蛍光板1、21内に入射する。蛍光板1、21内で発生した波長λ2の蛍光うちの一部は、入射面1a、21aに向かうが、入射面1a、21aに形成された第1の膜S1によって反射され、ほとんどが出射面1b、21bの方向に戻される。つまり、第1の膜S1は、蛍光板1、21内で発生した蛍光の一部が入射面1a、21aを通って装置外部に散逸するのを抑制する。加えて、入射面1a、21aに向かう蛍光のうちの一部が、第1の膜S1を透過して入射面1a、21aから装置外部に散逸し、その散逸した蛍光が装置外部で反射して、入射面1a、21aに向かうことがあっても、その蛍光は同じく第1の膜S1によってほとんどが装置外部に反射される。つまり、第1の膜S1は、装置外部に散逸した一部の蛍光が再び入射面1a、21aから蛍光板1、21に入射することも抑制する。これにより、装置外に散逸した蛍光が蛍光板内に再入射することによるビームプロファイル測定への悪影響を抑制または防止することができる。さらに蛍光板から発生した蛍光が入射面から装置外に出ず、第1の膜S1によって装置内に向かって反射されるため、蛍光板で発生した蛍光がイメージセンサで画像として観測される光量が増え、S/Nが改善されるという利点も生じる。
例えば、蛍光の波長λ2における第1の膜S1の反射率が70%である場合(例えば、図4(A)、図5(A)、図6(A)、図7(A)に示す第1の膜S1の反射特性)、蛍光板1、21から装置外部に散逸される蛍光の光量は、第1の膜S1の反射率が低い(例えば反射率がほぼ0%)場合の30%となり、さらにその装置外部に散逸した蛍光の一部が外部で反射して再び蛍光板1、21に戻る際に、蛍光板1、21表面で再度70%が外部に反射されるため、蛍光板1、21内部に入射する光量は、第1の膜S1の反射率が低い場合に比べて9%にまで低減される。これにより、装置外に散逸した蛍光が蛍光板内に再入射することによるビームプロファイル測定への悪影響を、大幅に抑制することができる。
さらに、蛍光の波長λ2における第1の膜S1の反射率が90%である場合(図8(A)の実施例に示す)、装置外から蛍光板1、21内部に再入射する光量は、第1の膜S1の反射率が低い(例えば反射率がほぼ0%)場合に比べて1%にまで低減される。これにより、装置外に散逸した蛍光が蛍光板内に再入射することによるビームプロファイル測定への悪影響を、より一層抑制することができる。さらに蛍光板から発生した蛍光が入射面から装置外に出ず、第1の膜S1によって装置内に向かって反射されるため、蛍光板で発生した蛍光がイメージセンサで画像として観測される光量が増え、S/Nがさらに改善されるという利点も生じる。
次に、波長がレーザ光の波長λ1と大きく異なる第2のレーザ光、特に波長が蛍光の波長λ2に近い波長λ2’を持つ第2のレーザ光が、蛍光発生素子に入射した場合を考察する。図1に示す、レーザ光反射分離型のレーザ光のビームプロファイル測定装置の例において、光分離素子である45度プリズム3内の反射面3bには、蛍光の波長λ2を透過しレーザ光の波長λ1を反射する反射率の波長特性を持つ第2の膜S2が形成されている。同様に、図2に示す、レーザ光透過分離型のビームプロファイル測定装置の例において、光分離素子である45度ミラー23の反射面23aには、蛍光の波長λ2を反射しレーザ光の波長λ1を透過する反射率の波長特性を持つ第3の膜S3が形成されている。これら第2の膜S2及び第3の膜S3は、光分離素子において蛍光発生素子透過後のレーザ光をそれぞれ反射、透過して装置外に排出し、蛍光をそれぞれ透過、反射してイメージセンサに導く。
一例では、第2の膜S2は、レーザ光の波長λ1において100%に近い反射率を有し、蛍光の波長λ2において0%に近い反射率を有して良い(図4(B)、図6(B)に示す第2の膜S2の反射率の波長特性)。同様に、第3の膜S3は、レーザ光の波長λ1において0%に近い反射率を有し、蛍光の波長λ2において100%に近い反射率を有して良い(図5(B)、図7(B)に示す第3の膜S3の反射率の波長特性)。
ここで、まず図1に示すレーザ光反射分離型ビームプロファイラの例において、レーザ光の波長λ1及び蛍光の波長λ2の間のある波長λ0における第1の膜S1及び第2の膜S2の反射率の波長特性に着目する。図4に示す一般的な反射率の波長特性の例では、第1の膜S1は、ある波長λ0において波長λ1におけるのと同じ0%に近い反射率を有し(A)、第2の膜S2は、当該波長λ0において波長λ2におけるのと同じ0%に近い反射率を有する(B)。この例において、もし入射する第2のレーザ光の波長λ2’が、蛍光の波長λ2と同じかその近傍であると、第2のレーザ光が入射した際、第1の膜S1により70%の光が装置外に反射され、残りの30%が蛍光発生素子内に透過する。その後第2のレーザ光は、その波長が蛍光と同じまたはその近傍の波長であるため、光分離素子の反射面に形成された第2の膜S2も透過してイメージセンサの方に向かうが、すでに第1の膜S1において70%が反射され減光しているので、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサを破損あるいは焼損する可能性を大幅に低減することができる。すなわち、前述したような、被測定対象であるレーザ光の波長λ1を透過し蛍光の波長λ2を反射する反射率の波長特性を持つ第1の膜S1が蛍光発生素子の入射面1aに形成されていれば、蛍光の波長λ2と同じかそれに近い波長の第2のレーザ光が入射しても、装置の光学系またはイメージ素子の損傷を低減することができる。
しかしながら、もし入射する第2のレーザ光の波長λ2’が、波長λ0と同じかその近傍であると、第2のレーザ光のほぼすべては第1の膜S1を透過し蛍光発生素子10を通過して、光分離素子の反射面3bに形成された第2の膜S2も透過してイメージセンサの方向に向かう。このため、強い第2のレーザ光がバンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサに侵入し、これらを破損あるいは焼損する可能性がある。そのため、第1の膜S1及び第2の膜S2が図4に示す反射率の波長特性を有する場合には、入射するレーザ光の波長が波長λ0と同じでなくその近傍でもないことを確認し、そうでない場合にはその波長のレーザ光を装置に入射させないように注意する必要がある。
同様に、図2に示すレーザ光透過分離型ビームプロファイラの例において、図5に示す一般的な反射率の波長特性の例では、第1の膜S1は、ある波長λ0において波長λ1におけるのと同じ0%に近い反射率を有し(A)、第3の膜S3は、当該波長λ0において波長λ2におけるのと同じ100%に近い反射率を有する(B)。この例において、もし入射する第2のレーザ光の波長λ2’が、蛍光の波長λ2と同じかその近傍であると、第2のレーザ光が入射した際、第1の膜S1により70%の光が装置外に反射されるので、前述のレーザ光反射分離型と同じく装置の損傷を低減することができる。しかしながら入射する第2のレーザ光の波長λ2’がこの波長λ0と同じかその近傍であると、レーザ光のほぼすべては蛍光発生素子30の入射面に形成された第1の膜S1を透過し蛍光発生素子30を透過後、そのすべてが光分離素子23の反射面23aに形成された第3の膜S3で反射されてイメージセンサの方向に向かう。このため、強い第2のレーザ光がバンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサに侵入し、これらを破損あるいは焼損する可能性がある。そのため、第1の膜S1及び第3の膜S3が図5に示す反射率の波長特性を有する場合には、入射するレーザ光の波長が当該波長λ0と同じでなくその近傍でもないことを確認し、そうでない場合にはその波長のレーザ光を装置に入射させないように注意する必要がある。よって、いかなる波長のレーザ光が入射した場合においても、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサが破損あるいは焼損することを未然に防ぐことができる装置の提供が望まれる。
そこで、図1に示すレーザ光反射分離型ビームプロファイラの例において、より好ましくは、レーザ光の波長λ1及び蛍光の波長λ2の間のある波長λ0において、第1の膜S1は、当該波長λ0において高い反射率を持ち、第2の膜S2も、当該波長λ0において高い反射率を持つと良い。具体例として図6に第1の膜S1(A)と第2の膜S2(B)の反射率の波長特性を示す。ここで第1の膜S1は、波長λ0において蛍光の波長λ2におけるのと同じ70%の反射率を有し、第2の膜S2は、波長λ0においてはレーザ光の波長λ1におけるのと同じ100%に近い反射率を有する。第1の膜S1及び第2の膜S2がこのような反射率の波長特性を持つ場合に、装置に入射する第2のレーザ光の波長によりレーザ光の光路の違いを順に説明する。まず波長λ1以下のレーザ光が入射したとき、レーザ光は第1の膜S1を透過した後に、そのすべてが第2の膜S2により反射されて装置外に排出されるので、レーザ光はイメージセンサ側に向かわない。また、λ1を超えλ0以下の波長のレーザ光が入射したとき、λ1に近い波長の光はそのすべてが第1の膜S1を透過し、λ0に近い波長の光は、その70%は第1の膜S1で反射されて装置外に排出されるが、残りの30%の光は第1の膜S1を透過する。しかし、いずれの波長のレーザ光もそのすべてが第2の膜S2により反射されて装置外に排出されるため、レーザ光はイメージセンサに向かわない。さらに、λ0を超える波長のレーザ光が入射したとき、波長によらず第1の膜S1によりその70%が反射され、残りの30%の光が光分離素子に向かう。そのうちλ2と同じかそれに近い波長の光は第2の膜S2も透過してイメージセンサの方に向かうが、すでに第1の膜S1において70%が反射され減光しているので、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサを破損あるいは焼損する可能性を大幅に低減することができる。つまり、図1の構成のビームプロファイラにおいて、第1の膜S1及び第2の膜S2が図6の反射率の波長特性を有するよう構成することにより、装置外部より、蛍光の波長λ2を含むいかなる波長のレーザ光が入射しても、そのほとんどが第1の膜S1または第2の膜S2によって装置外部に排出される。これにより、入射するレーザ光の波長によらずカメラやイメージセンサに到達するレーザ光の光量が適正に制限されるので、装置の信頼性を向上させることができる。図6において第1の膜S1が有する反射率の波長特性は、波長λ0及び波長λ2における反射率が70%であるよう規定したが、これが後述する実施形態に例示するような90%、あるいは100%近くのより高い反射率であると、第2のレーザ光がいかなる波長であってもイメージセンサへ到達するレーザ光の光量をほぼ0%にまで低くすることができ、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサの破損あるいは焼損を完全に防止することができる。
同様に、図2に示す、レーザ光透過分離型ビームプロファイラの例において、より好ましくは、レーザ光の波長λ1及び蛍光の波長λ2の間のある波長λ0において、第1の膜S1は、当該波長λ0において高い反射率を持ち、第3の膜S3は、当該波長λ0において低い反射率を持つと良い。具体例として図7に第1の膜S1と第3の膜S3の反射率の波長特性を示す。ここで第1の膜S1は、波長λ0において蛍光の波長λ2におけるのと同じ70%の反射率を有し、第3の膜S3は、波長λ0においてレーザ光の波長λ1におけるのと同じ0%に近い反射率を有する。第1の膜S1及び第3の膜S3がこのような反射率の波長特性を持つ場合に、装置に入射する第2のレーザ光の波長によりレーザ光の光路の違いを順に説明する。まず波長λ1以下のレーザ光が入射したとき、レーザ光は第1の膜S1を透過した後に、そのすべてが第3の膜S3も透過して装置外に排出されるので、レーザ光はイメージセンサ側に向かわない。また、λ1を超えλ0以下の波長のレーザ光が入射したとき、λ1に近い波長の光はそのすべてが第1の膜S1を透過し、λ0に近い波長の光は、その70%は第1の膜S1で反射されて装置外に排出されるが、残りの30%の光は第1の膜S1を透過する。しかし、いずれの波長のレーザ光もそのすべてが第3の膜S3を透過して装置外に排出されるため、レーザ光はイメージセンサに向かわない。また、λ0を超える波長のレーザ光が入射したとき、波長によらず第1の膜S1によりその70%が反射され、残りの30%の光が光分離素子に向かう。そのうちλ2と同じかそれに近い波長の光は第3の膜S3で反射されてイメージセンサの方に向かうが、すでに第1の膜S1において70%が反射され減光しているので、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサを破損あるいは焼損する可能性を大幅に低減することができる。すなわち、図2の構成のビームプロファイラにおいて、第1の膜S1及び第3の膜S3が図7の反射率の波長特性を有するよう構成することにより、装置外部より、いかなる波長のレーザ光が入射しても、そのほとんどが第1の膜S1または第3の膜S3によって装置外部に排出される。これにより、入射するレーザ光の波長によらずカメラやイメージセンサに到達するレーザ光の光量が適正に制限されるので、装置の信頼性を向上させることができる。さらに図7において第1の膜S1が有する反射率の波長特性は、波長λ0及び波長λ2における反射率が70%であるよう規定したが、これが後述する実施例形態に例示するような90%、あるいは100%近くのより高い反射率であると、第2のレーザ光がいかなる波長であってもイメージセンサへ到達するレーザ光の光量をほぼ0%近くまで低くすることができ、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサの破損あるいは焼損を完全に防止することができる。なお、図4−図7並びに後述する図8及び図9においては、レーザ光の波長λ1<波長λ0<蛍光の波長λ2なる関係があるものとする。
図3は以上の膜の機能を模式的に表したブロック図であり、蛍光発生素子の第1の膜S1の反射率の波長特性と波長分離素子の第2の膜S2または第3の膜S3の反射率の波長特性を図6または図7に示されるように選ぶことで、いかなる波長のレーザ光がビームプロファイラに入射しても、レーザ光がイメージセンサに到達する前に、第1の膜S1と第2の膜S2または第3の膜S3により装置外に排出される一方、蛍光板で発生した蛍光のみが、イメージセンサに入射し観測される。なお、ここではレーザ光の波長λ1<波長λ0<第2のレーザ光の波長λ2’なる関係があるものとする。
ここで波長λ0は、主に測定したいレーザ光の中心波長(本発明におけるレーザ光の波長λ1を含む)や蛍光板の吸収波長領域、蛍光の検出波長(本発明における蛍光の波長λ2を含む)や蛍光の発生波長領域に応じて最適な波長が選択されると良い。選択された波長λ0と当該波長λ0において必要とされる反射率に応じて、第1の膜S1、第2の膜S2、第3の膜S3の構造設計をすると良い。
本発明による蛍光を利用したビームプロファイル測定装置は、蛍光発生素子内で発生した蛍光が装置外部に散逸すること、及びその散逸した蛍光が蛍光発生素子内に再入射することを抑制して、高出力レーザのビームプロファイルを高精度に測定することが可能となる。
また、本発明による蛍光を利用したビームプロファイル測定装置の好ましい実施形態によれば、装置外部よりいかなる波長のレーザ光が入射しても、そのほとんどが第1の膜S1または第2の膜S2もしくは第3の膜S3によって装置外部に排出される。これにより、従来の構成において蛍光の波長λ2に近い波長の第2のレーザ光を入射させた場合に発生し得る、バンドパスフィルタやカメラあるいはイメージセンサが破損あるいは焼損するリスクを大幅に低減することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
上記した本発明の目的及び利点並びに他の目的及び利点は、以下の実施の形態の説明を通じてより明確に理解される。もっとも、以下に記述する実施の形態は例示であって、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明によるレーザ光のビームプロファイル測定装置においてレーザ光反射分離型ビームプロファイラの構成例を示す図である。 本発明によるレーザ光のビームプロファイル測定装置においてレーザ光透過分離型ビームプロファイラの構成例を示す図である。 本発明における第1の膜S1、第2の膜S2、第3の膜S3の機能を模式的に示すブロック図である。 レーザ光反射分離型ビームプロファイラにおける第1の膜S1、第2の膜S2の反射率の波長特性の一例を示す図である。 レーザ光透過分離型ビームプロファイラにおける第1の膜S1、第3の膜S3の反射率の波長特性の一例を示す図である。 レーザ光反射分離型ビームプロファイラにおける第1の膜S1、第2の膜S2の反射率の波長特性のより望ましい例を示す図である。 レーザ光透過分離型ビームプロファイラにおける第1の膜S1、第3の膜S3の反射率の波長特性のより望ましい例を示す図である。 レーザ光反射分離型ビームプロファイラにおける第1の膜S1、第2の膜S2の反射率の波長特性のさらに望ましい例を示す図である。 レーザ光透過分離型ビームプロファイラにおける第1の膜S1、第3の膜S3の反射率の波長特性のさらに望ましい例を示す図である。 蛍光を利用したビームプロファイル測定法の従来例を説明する図である。
以下、本発明によるレーザ光のビームプロファイル測定装置の好ましい実施の形態を、レーザ光のビームプロファイル測定装置の複数の例に言及しながら、図面に基づいて詳細に説明する。
再び図1を参照して、本発明によるレーザ光のビームプロファイル測定装置の一例を説明する。すでに繰り返したように図1はレーザ光反射分離型ビームプロファイラ100の構成例を示し、特に装置を上方から見たときの構成部分の配置関係を示している。レーザ光反射分離型ビームプロファイラ100が有する蛍光発生素子10は直径10mmの円筒形状を有し、蛍光板1と支持体2より構成される。蛍光板1の材質はNd:YAG結晶でNd濃度は1.0at.%、厚みは0.2mmである。支持体2の材質は、Ndを含まないYAG結晶で、厚みは2mmである。蛍光板1と支持体2の相対する面(図1において符号1bで示す)は、熱圧着法により接着剤を使わず接合、一体化した。これらは母材が同じYAGであるため、直接張り合わせても界面で屈折率の違いによる光の反射が起こらず、また熱膨張係数も同じであるため、蛍光板1が発熱しても歪により支持体2から剥がれるなどの故障が起こりにくい。本発明による課題の解決手段の一例として、蛍光板1のレーザ光入射面1aの表面には、主に測定を想定しているレーザ光12の波長範囲800nmから900nmにおいて0.5%の反射率、かつ蛍光板1で発生しイメージセンサ8で検出する蛍光の波長1064nmにおいて90%の反射率を有する誘電体膜S1が形成されている。ここで第1の膜S1は、本発明による課題の解決手段の一例として、図8(A)に示す反射率の波長特性においてλ1が800nm、λ0が950nm、λ2が1064nmになるように構造設計した。一方、支持体2の蛍光板1が形成された面との反対側の面2bには、レーザ光12及び蛍光板1内で発生した蛍光13が反射しないように800nmから1100nmに亘る広帯域で反射率が0.5%の誘電体膜(図示せず)が形成されている。また、レーザ光12と蛍光13を分離する光分離素子である45度プリズム3は15mm角の石英製で、2個の直角プリズムを組み合わせて構成されている。45度プリズム3の入射面3aには、レーザ光12及び発生した蛍光13が反射しないように800nmから1100nmにわたり反射率が0.5%の誘電体膜(図示せず)が形成され、45度プリズム3内の45度傾いた面3bには、入射角45度において、波長800nmから900nmにわたり反射率が99.7%、かつ蛍光の波長1064nmの光を透過させるべくその波長での反射率が3%の誘電体膜S2が形成されている。ここで誘電体膜S2は、本発明による課題の解決手段の一例として、図8(B)に示す反射率の波長特性においてλ1が808nm、λ0が950nm、λ2が1064nmになるように構造設計した。さらに、面3bを透過した蛍光13が出射するプリズムの面3cには、1064nmにおける反射率が0.5%の誘電体膜(図示せず)が形成され、面3bで45度折り返されたレーザ光12が出射する45度プリズム3の面3dには、波長800nmから900nmにわたり反射率が0.5%の誘電体膜(図示せず)が形成されている。
図1に示したレーザ光反射分離型ビームプロファイラ100において、被測定対象のレーザ光の一例として入射させた波長808nmのレーザ光12は、蛍光板1、支持体2を透過し、45度プリズム3にて反射され、装置外に排出される。蛍光板1を透過したレーザ光12の一部は蛍光板1のNd:YAGに吸収され、エネルギー変換されてレーザ光強度分布に比例した波長1μmを中心とする蛍光を周囲に向け発生するが、そのうちの1064nmの蛍光13は、45度プリズム3を透過して、対物レンズ4、減光フィルタ5、バンドパスフィルタ6、結像レンズ7を透過後、CMOSイメージセンサ8に到達する。対物レンズ4及び結像レンズ7は一般名称「BK7」で知られる光学ガラス製の凸レンズであり、レンズの焦点距離は共に50mm、レンズの表面には1064nmにおいて反射率が0.5%の誘電体膜(図示せず)が形成されている。さらに対物レンズ4の焦点位置に蛍光板1、結像レンズ7の焦点位置にCMOSイメージセンサ8が位置しており、この構成で蛍光板1の蛍光像は1:1でCMOSイメージセンサ8内の受光面上(図示せず)に結像される。減光フィルタ5は1064nmの波長において10%の透過率を有し、CMOSイメージセンサ8が飽和しないように蛍光を減衰させる。入射するレーザ光が弱く、蛍光板1から届く蛍光の強度が弱い場合には、この減光フィルタ5を取り外し、逆にレーザ光及び蛍光の強度が強い場合には、減光フィルタ5を複数枚挿入することにより、CMOSイメージセンサ8における光の感度が適切になるように調節されて良い。バンドパスフィルタ6は1064nm以外の光がCMOSイメージセンサ8に到達しないようにこれを遮断する特性を有する。バンドパスフィルタ6の1064nmにおける透過波長幅は例えば10nmである。
次に、再び図2を参照して、本発明によるレーザ光のビームプロファイル測定装置の他の例を説明する。すでに繰り返したように図2はレーザ光透過分離型ビームプロファイラ200の構成例を示し、特に装置を上方から見た時の構成部分の配置関係を示している。レーザ光透過分離型ビームプロファイラ200が有する蛍光発生素子30は入射面が6mm角の正方形の四角柱形状を有し、蛍光板21とその支持体22より構成される。蛍光板21の材質はNd:YAG透光性セラミックで、Nd濃度は0.7at.%、厚みは0.05mmである。支持体22の材質は、Ndを含まないYAG透光性セラミックで、厚みは2mmである。蛍光板21と支持体22の相対する面(図2において符号21bで示す)は、低温融着法により接着剤を使わず接合、一体化した。本発明による課題の解決手段の一例として、蛍光板21の入射面21aの表面には、主に測定を想定しているレーザ光32の波長範囲800nmから900nmにおいて0.5%の反射率、かつ蛍光板21で発生しイメージセンサ8で検出する蛍光の波長1064nmにおいて99%の反射率を有する誘電体膜S1が形成されている。ここで第1の膜S1は、本発明による課題の解決手段の一例として、図9(A)に示す反射率の波長特性においてλ1が800nm、λ0が950nm、λ2が1064nmになるように構造設計した。蛍光発光素子30の蛍光板21が形成された面の反対側の面22bには、レーザ光32及び蛍光板21内で発生した蛍光33が反射しないように800nmから1100nmに亘る広帯域で反射率が0.5%の誘電体膜(図示せず)が形成されている。また、45度ミラー23の表面23aには、入射角45度において、波長1000nmから1100nmにわたり反射率が99%、800nmから950nmにわたり反射率が0.3%の誘電体膜S3が形成されている。ここで誘電体膜S3は、本発明による課題の解決手段の一例として、図9(B)に示す反射率の波長特性においてλ1が808nm、λ0が950nm、λ2が1064nmになるように構造設計した。
図2に示したレーザ光透過分離型ビームプロファイラ200において、被測定対象のレーザ光の波長の一例として入射させた808nmのレーザ光32は、蛍光板21、支持体22を透過し、さらに45度ミラー23も透過して、装置外に排出される。蛍光板21を透過する際、レーザ光の一部は、蛍光板21のNd:YAGに吸収され、エネルギー変換されてレーザ光強度分布に比例した波長1μmを中心とする蛍光を周囲に発生するが、そのうちの1064nmの蛍光33は45度ミラー23で反射して、対物レンズ4、減光フィルタ5、バンドパスフィルタ6、結像レンズ7を透過後、CMOSイメージセンサ8に到達する。対物レンズ4及び結像レンズ7は石英製の凸レンズであり、対物レンズ4の焦点距離は50mm、結像レンズ7の焦点距離は100mm、両レンズの表面には1064nmにおいて反射率が0.5%の誘電体膜(図示せず)が形成されている。対物レンズ7の焦点位置に蛍光板21、結像レンズ7の焦点位置にCMOSイメージセンサ8が配置され、蛍光板21の蛍光像はCMOSイメージセンサ8内部の受光面上(図示せず)に2倍に拡大されて結像、映像化される。減光フィルタ5は1064nmの波長において10%の透過率を有し、CMOSイメージセンサ8が飽和しないように蛍光を減衰させる。入射するレーザ光が弱く、蛍光板21から届く蛍光の強度が弱い場合には、この減光フィルタ5を取り外し、逆にレーザ光及び蛍光の強度が強い場合には、減光フィルタ5を複数枚挿入することにより、CMOSイメージセンサ8における光の感度が適切になるように調節されて良い。バンドパスフィルタ6は1064nm以外の光がCMOSイメージセンサ8に到達しないようにこれを遮断する特性を有する。バンドパスフィルタ6の1064nmにおける透過波長幅は例えば10nmである。
以上の例においては、誘電体膜S1、S2、S3、また蛍光発生素子、45度プリズム、45度ミラー、及び凸レンズの表面に形成される、波長に対する反射率の制御のための誘電体膜の材質としては、TiO、Ta、HfO、Nb、ZrO、MgF、YF、SiO、Al等が好適に用いられ、これらの誘電体の材料のうち1つまたは複数を用いて、特定の厚み(例えば0.5μm以下)の単層の薄膜、あるいは異なる材料の複数の膜を特定の厚みで積層した多層膜を形成することができる。これにより、形成された膜に、特定の波長帯において所望の反射率を持たせることが可能である。膜を形成する方法としては、真空中で材料を加熱して対象物の表面に付着させる真空蒸着法や、材料に別のイオンをぶつけて材料を弾き飛ばし対象物の表面に付着させるスパッター法等があるが、特に限定されない。要するに、必要とされる波長帯で必要とされる反射率を得るための最適な材料、膜厚、製膜方法が選択されれば良い。
以上の例においては蛍光板の例としてNd:YAGを媒質として挙げたが、本発明の範囲は、蛍光板の材質としてこれに限定されるものではなく、この他に、940nm、970nmの光を吸収して1050nmの蛍光を発するYb:YAG、または蛍光寿命を下げる目的でYb:YAGにCr4+イオンを添加したCr,Yb:YAGでも良く、785nmや1.5μm近傍の光を吸収して1.6μmや2.9μmの蛍光を発するEr:YAGでも良く、780nm、785nmの光を吸収して2.01μmの蛍光を発するTm:YAGでも良く、1.9μm近傍の光を吸収して、2.01μmの蛍光を発するHo:YAGでも良く、780nm近傍の光を吸収して、2.08μmの蛍光を発するCr,Tm,Ho:YAGでも良く、350nm、450nm近傍の光を吸収して550nmの蛍光を発するCe:YAGでも良い。また、可視光領域を吸収して1μmの蛍光を発するCr3+イオンを添加したCr,Nd:YAGでも良い。以上記述した吸収波長や蛍光の波長は代表的な例であって、その媒質固有の吸収波長帯、蛍光波長の中から、個々の目的、仕様に応じて選択すれば良い。検出する蛍光波長も必ずしもその媒質の蛍光ピーク波長に設定する必要はなく、蛍光ピーク波長に近い波長のレーザ光の迷光を避けるために、蛍光ピーク波長から離れた波長で検出するようにバンドパスフィルタの透過波長を設定しても良い。また、以上の例では蛍光板、支持体の母材としてYAGを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、透明な材料であれば石英やBK7でも良いし、YAGより熱伝導の高いYやLu、LuAG、YAP、Sc、GGG、GSGG、YSGG、YSO、サファイアでも良い。また、母材の材質としては単結晶でも良いし、透光性セラミックでも良い。測定したいレーザ光の波長を吸収する媒質を選べば良い。蛍光板と支持体との接合は、透明な接着剤を用いても良いし、接着剤を用いず、合わせる面を互いに高精度に研磨して押し付けた光学接着(オプティカルコンタクト)でも良いが、接着強度の点では温度を上げて接着する熱圧着、拡散接合(高温融着)や低温融着がより好ましい。蛍光板の発熱による変形を避けるためには、蛍光板と支持体は膨張係数が近い、同じ母材であることがより好ましいが、発熱が小さければ支持体には蛍光板とは別の母材、例えば蛍光板の母材がYAGで支持体が熱伝導の良いサファイアであっても良い。また、蛍光板の厚みはビームの光軸方向の測定位置精度を上げるためには薄い方が望ましい。しかし蛍光板を薄くするとレーザ光の透過する距離が減り、発生する蛍光の強度が低下するので、蛍光板への蛍光元素の添加量を増やすことにより所望の蛍光の強度が得られるようにすると良い。
以上の例において、対物レンズ4と結像レンズ7に焦点距離が同じレンズを用いて、蛍光板のイメージを1:1でイメージセンサ8上に結像する例と、結像レンズ7に焦点距離の異なるレンズを用いて1:2でイメージセンサ8上に結像する例を示したが、これ以外の焦点距離の異なるレンズを用いて、蛍光板上の像をイメージセンサ上に拡大、あるいは縮小して投影しても良く、レンズを3枚以上用いた結像光学系であっても良く、特に限定されない。また装置全体のサイズを小さくするために、上記の結像光学系の中に折り返しミラーを挿入して光路を折り曲げても良い。減光フィルタやバンドパスフィルタの挿入位置は、上記の例に限定されるものではなく、結像光学系のどこに挿入しても良い。
さらに減光フィルタやバンドパスフィルタの位置について、光強度が最も低くなる対物レンズと結像レンズの間にこれらを置く構成を上記例では示したが、かかる位置とは異なる位置に配置しても良く、必要に応じてそれぞれ複数枚のフィルタを用いても良い。減光フィルタの種類や減衰率、バンドパスフィルタの透過波長、透過波長幅、透過率等は、測定したいレーザ光や蛍光板の仕様等で最適に選択されると良い。さらに、イメージ素子として用いるCMOSあるいはCCDイメージセンサとしては、その蛍光板が発する蛍光の波長で適切な感度がある、例えばSiやGe、GaAs、InGaAs、InP等の材料が選択されると良い。
産業上の利用分野
本発明は、レーザ光のビームプロファイルを計測する機能を有する種々の装置に広く適用することができる。
10、30 蛍光発生素子
1、21 蛍光板
2、22 支持体
1a、21a レーザ光の入射面
1b、21b 蛍光板と支持体との界面
S1 第1の膜
S2 第2の膜
S3 第3の膜
12、32 レーザ光
13、33 蛍光
3 45度プリズム
4 対物レンズ
5 減光フィルタ
6 バンドパスフィルタ
7 結像レンズ
8 イメージセンサ
1100 透明なブロック
1101 蛍光体
1102 界面
1103 レーザ光
1104 蛍光
1105 フィルタ
1106 カメラ

Claims (7)

  1. レーザ光の二次元プロファイルを測定するレーザ光のビームプロファイル測定装置であって、
    レーザ光が入射する入射面と前記レーザ光が出射する出射面とを有する、板状またはブロック状の蛍光発生素子と、
    前記蛍光発生素子内で発生し前記出射面から出射する蛍光を、前記レーザ光から分離する光分離素子と、
    前記蛍光を受けるイメージ素子と、
    を含み、
    前記板状またはブロック状の蛍光発生素子は、当該蛍光発生素子の前記入射面に形成された第1の膜を含み、当該第1の膜は前記レーザ光の波長λ1を透過し前記蛍光の波長λ2を反射する反射率の波長特性を持ち、かつλ1<λ2なる関係を満たす
    レーザ光のビームプロファイル測定装置。
  2. 前記蛍光の波長λ2における前記第1の膜の反射率が70%以上である、請求項1に記載のレーザ光のビームプロファイル測定装置。
  3. 前記蛍光の波長λ2における前記第1の膜の反射率が90%以上である、請求項1に記載のレーザ光のビームプロファイル測定装置。
  4. 前記光分離素子は第2の膜を含み、当該第2の膜は前記蛍光の波長λ2を透過し前記レーザ光の波長λ1を反射する反射率の波長特性を持つ、請求項1に記載のレーザ光のビームプロファイル測定装置。
  5. 前記第1の膜はさらに、前記レーザの波長λ1及び前記蛍光の波長λ2の間のある波長λ0を反射する反射率の波長特性を持ち、前記第2の膜はさらに、前記波長λ0を反射する反射率の波長特性を持つ、請求項4に記載のレーザ光のビームプロファイル測定装置。
  6. 前記光分離素子は第3の膜を含み、当該第3の膜は前記蛍光の波長λ2を反射し前記レーザ光の波長λ1を透過する反射率の波長特性を持つ、請求項1に記載のレーザ光のビームプロファイル測定装置。
  7. 前記第1の膜はさらに、前記レーザ光の波長λ1及び前記蛍光の波長λ2の間のある波長λ0を反射する反射率の波長特性を持ち、前記第3の膜はさらに、前記波長λ0を透過する反射率の波長特性を持つ、請求項6に記載のレーザ光のビームプロファイル測定装置。
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