JP6490023B2 - 生体情報通信装置、サーバ、生体情報通信方法及び生体情報通信プログラム - Google Patents

生体情報通信装置、サーバ、生体情報通信方法及び生体情報通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は生体情報通信装置、サーバ、生体情報通信方法及び生体情報通信プログラムに係り、特に複数のユーザの間で生体情報を自動的に共有する技術に関する。
近年、生体情報センサを内蔵したウェアラブル端末の普及や技術的な発展(小型化、省電力化、スマートフォンとの連携)に伴い、ウェアラブル端末を身につけ、心拍数、体温、姿勢などの種々の生体情報をリアルタイムに取得するユーザが増加している。
また、取得した生体情報を解析することで、例えば、健康管理、行動分析、感情分析などの様々な用途への応用が考えられている。
従来、ユーザが撮影により取得した画像情報と撮影時のユーザの生体情報とを、提示対象情報としてサーバに送信し、他のユーザからサーバに提示対象情報の送信要求があると、その要求に応じてサーバが1又は複数の提示対象情報を選択し、選択した提示対象情報を他のユーザに提示(送信)する情報提示方法が提案されている(特許文献1)。
提示対象情報の提示を受けたユーザは、他のユーザの画像を共有することができるとともに、他のユーザの撮影時の感情などを共有することができる。人の脈拍や呼吸などの生体情報は、人の感情などを表すからである。
一方、特許文献2には、各ユーザがどのようなコンテンツを視聴しているかを表す情報(コンテンツの視聴情報)をユーザ間で共有する技術が開示されている。即ち、特許文献2に記載の情報処理装置は、あるユーザから他のユーザの視聴情報の取得要求を受信すると、ユーザ相互に設定された情報共有レベル(親密度レベル)に応じて、視聴情報の開示対象のユーザを選別し、選別したユーザの視聴情報を抽出して送信するようにしている。
また、特許文献3には、各ユーザの滞在エリアが一致した度合い、及び滞在エリアの属性等によりユーザ間の親密度(関係強度)を算出する技術が記載されている(特許文献3の段落[0045]−[0046]参照)。
特開2009−187233号公報 特開2009−124606号公報 特開2009−98967号公報
特許文献1には、ユーザ間で生体情報を共有する記載があるものの、プライバシーに関わる生体情報の共有に制限をかけるという発想は開示されていない。
特許文献2に記載の発明は、個人のプライバシーに関わるコンテンツの視聴情報をユーザ間で共有する際に、ユーザ相互に設定された情報共有レベル(親密度レベル)に応じて視聴情報の開示対象のユーザを選別し、選別したユーザの視聴情報を抽出して送信し、これにより視聴情報をユーザ間で共有しているが、視聴情報自体に制限をかけるものではない。
また、特許文献3には、ユーザ同士で形成される人的ネットワークを分析するために、ユーザ間の親密度(関係強度)を算出する技術が記載されているが、算出した親密度に応じてユーザ間で共有する情報に制限をかけるという発想は開示されていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、プライバシーに関わる生体情報をユーザ間で共有する際に、ユーザの手を煩わせることなく、簡単にかつユーザの意図に沿う形で生体情報を共有することができる生体情報通信装置、サーバ、生体情報通信方法及び生体情報通信プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様に係る生体情報通信装置は、送信元である第1のユーザと送信先である第2のユーザとの関連度に応じた制限情報であって、第1のユーザと第2のユーザとの間で共有する生体情報に制限をかける制限情報を記憶する制限情報記憶部と、第1のユーザと第2のユーザとの関連度を取得する関連度取得部と、第1のユーザと第2のユーザとの間で共有する生体情報を取得する生体情報取得部と、関連度取得部により取得した第1のユーザと第2のユーザとの関連度に応じて制限情報記憶部から制限情報を読み出し、読み出した制限情報に基づいて、生体情報取得部により取得した生体情報に制限をかける生体情報制限部と、生体情報制限部により制限がかけられた生体情報を第2のユーザに送信する通信部と、を備え、制限情報記憶部に記憶される制限情報は、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に関連付けられた制限情報であって、生体情報を取得した時間帯により取得した生体情報の送信を制限する制限情報、生体情報の精度を制限する制限情報、及び複数の種類の生体情報から送信する生体情報の種類を制限する制限情報のうちの2以上の組合せを含む制限情報である。
本発明の一の態様によれば、送信元である第1のユーザと送信先である第2のユーザとの間で生体情報を共有する際に、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に応じた制限情報に基づいて共有する生体情報に制限をかける。送信元である第1のユーザは、自分自身の生体情報であっても、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に応じた制限情報に基づいて適切に制限をかけた生体情報であれば、他のユーザ(第2のユーザ)と生体情報を共有することになっても送信元であるユーザの意図に沿うものとなる。また、制限情報記憶部に記憶された制限情報(ユーザ間の関連度に応じた制限情報)を、関連度取得部により取得した関連度に基づいて読み出し、読み出した制限情報に基づいて生体情報に制限をかけるため、ユーザの手を煩わせることなく、簡単に(自動的に)生体情報に制限をかけることができ、制限をかけた生体情報を第2のユーザに送信すること(第2のユーザと共有すること)ができる。更に、生体情報を制限する制限情報(制限内容)としては、生体情報特有の制限情報があり、生体情報を取得した時間帯により制限する制限情報(特定の時間帯に取得した生体情報の共有を許可又は不許可にする制限情報)、送信する生体情報の精度(高精度、中精度、低精度、取得する時間間隔)を制限する制限情報、及び複数の種類(心拍数、脳波、体温、血圧、姿勢等)の生体情報から送信する生体情報の種類を制限する制限情報等がある。そして、これらの制限情報のうちの2以上の組合せを含む制限情報にて生体情報を制限することで、よりユーザの意図に沿った生体情報の制限を可能にしている。
本発明の他の態様に係る生体情報通信装置において、送信する生体情報は、生体情報を解析した情報を含むことが好ましい。例えば、喜怒哀楽などの感情、運動量、カロリー消費量又は睡眠時間等も生体から得られる生体情報として含み得る。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信装置において、第1のユーザの生体情報を測定する生体情報測定部を備え、生体情報取得部は、生体情報測定部により測定された生体情報を取得してもよい。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信装置において、生体情報取得部は、生体情報を測定する生体情報測定部を備えたウェアラブル端末と通信し、生体情報測定部により測定された生体情報を取得してもよい。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信装置において、制限情報記憶部に記憶される制限情報は、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に関連付けられた制限情報であって、生体情報を取得した場所により取得した生体情報の送信を制限する制限情報、又は生体情報を取得したときの姿勢により取得した生体情報の送信を制限する制限情報を含むことが好ましい。例えば、生体情報を取得した場所が風呂やトイレなどの場合、又は生体情報を取得したときの姿勢が寝ている姿勢の場合、取得した生体情報の送信を制限することが考えられる。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信装置において、関連度取得部は、第1のユーザの第1の時間帯における地理的範囲、生体情報、発話音声、撮影画像、及びソーシャルネットワーキングサービス上の活動のうち少なくとも1つを含む第1のユーザ情報を取得する第1のユーザ情報取得部と、第2のユーザの第2の時間帯における地理的範囲、生体情報、発話音声、撮影画像、及びソーシャルネットワーキングサービス上の活動のうち少なくとも1つを含む第2のユーザ情報を取得する第2のユーザ情報取得部と、取得された第1のユーザ情報及び取得された第2のユーザ情報から、第1のユーザと第2のユーザとが共有する時間、地理的範囲、生体情報、発話音声、撮影画像、及びソーシャルネットワーキングサービス上のつながりのうち少なくとも1つを含む共有情報に基づいて、第1のユーザと第2のユーザとの関連度を算出する関連度算出部と、を更に備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信装置において、関連度取得部は、第1のユーザ情報取得部が取得した第1のユーザの第1の時間帯における第1のユーザの生体情報と、第2のユーザ情報取得部が取得した第2のユーザの第2の時間帯における第2のユーザの生体情報であって、第1のユーザの第1の時間帯と同じ時間帯である第2の時間帯における第2のユーザの生体情報とに基づいて、第1のユーザと第2のユーザとの関連度を算出することが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信装置において、通信部から生体情報を送信する前に、送信先である第2のユーザを示すユーザ情報及び送信する生体情報を提示する情報提示部と、情報提示部による情報の提示後に送信する生体情報の送信の許可又は不許可を受け付ける受付部と、を備え、通信部は、受付部が生体情報の送信の許可を受け付けると、生体情報を送信することが好ましい。生体情報を送信する前に、送信先である第2のユーザを示すユーザ情報と送信する生体情報を提示し、送信元である第1のユーザに確認させる手順を踏み、生体情報の送信の許可を受け付けた場合に生体情報を送信することが好ましい。また、送信する生体情報を変更して送信を許可するようにしてもよい。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信装置において、情報提示部に提示されたユーザ情報及び生体情報と、受付部が受け付けた生体情報の送信の許可又は不許可を示す情報とに基づいて、制限情報記憶部に記憶させた制限情報を更新する制限情報更新部を更に備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様は、上述した生体情報通信装置と、第1のユーザ及び第2のユーザを含む複数のユーザのうちの1のユーザと他のユーザとの関連度を記憶する関連度記憶部と、を備え、複数のユーザのユーザ端末とネットワークを介して通信するサーバであって、関連度取得部は、第1のユーザのユーザ端末から受信する第1のユーザのユーザ識別情報に基づいて、関連度記憶部から第1のユーザと第2のユーザを含む他のユーザとの関連度を取得し、生体情報取得部は、第1のユーザのユーザ端末からネットワークを介して生体情報を取得し、通信部は、生体情報制限部により制限がかけられ、又は制限がかけられていない生体情報を、第1のユーザのユーザ端末から第2のユーザを含む他のユーザのユーザ端末にネットワークを介して送信する。
本発明の更に他の態様に係る生体情報通信方法は、コンピュータが、送信元である第1のユーザと送信先である第2のユーザとの関連度に応じた制限情報であって、第1のユーザと第2のユーザとの間で共有する生体情報に制限をかける制限情報を記憶する制限情報記憶部を備え、第1のユーザと第2のユーザとの関連度を取得するステップと、第1のユーザと第2のユーザとの間で共有する生体情報を取得するステップと、取得した第1のユーザと第2のユーザとの関連度に応じて制限情報記憶部から制限情報を読み出し、読み出した制限情報に基づいて取得した生体情報に制限をかけるステップと、制限がかけられた生体情報を第2のユーザに送信するステップと、を実行させ、制限情報記憶部に記憶される制限情報は、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に関連付けられた制限情報であって、生体情報を取得した時間帯により取得した生体情報の送信を制限する制限情報、生体情報の精度を制限する制限情報、及び複数の種類の生体情報から送信する生体情報の種類を制限する制限情報のうちの2以上の組合せを含む制限情報である。
本発明の更に他の態様は、上述の生体情報通信方法をコンピュータに実行させる生体情報通信プログラムである。
本発明によれば、プライバシーに関わる生体情報をユーザ間で共有する際に、送信元である第1のユーザと送信先である第2のユーザとの関連度に応じた制限情報に基づいて共有する生体情報に制限をかけるようにしたため、送信元である第1のユーザは、自分自身の生体情報であっても、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に応じた制限情報に基づいて適切に制限をかけた生体情報となり、他のユーザ(第2のユーザ)と生体情報を共有することになっても送信元であるユーザの意図に沿うものとすることができる。
また、制限情報記憶部に記憶された制限情報(ユーザ間の関連度に応じた制限情報)に基づいて生体情報に制限をかけるため、ユーザの手を煩わせることなく、簡単に生体情報に制限をかけることができ、制限をかけた生体情報を第2のユーザに送信すること(第2のユーザと共有すること)ができる。
更に、生体情報を制限する制限情報(制限内容)としては、生体情報を取得した時間帯により制限する制限情報、送信する生体情報の精度を制限する制限情報、及び複数の種類の生体情報から送信する生体情報の種類を制限する制限情報等の生体情報特有の制限情報があり、これらの制限情報のうちの2以上の組合せを含む制限情報にて生体情報を制限することで、よりユーザの意図に沿った生体情報の制限を行うことができる。
図1は本発明に係る生体情報通信装置及びサーバを含む生体情報通信システムの概念図 図2は図1に示したユーザ端末10−1の外観を示す図 図3は図2に示したスマートフォン100の構成を示すブロック図 図4は図2に示したウェアラブル端末1の構成を示すブロック図 図5は図1に示したサーバ200の機能構成例を示すブロック図 図6は関連度記憶部240に記憶されている、ユーザ間の関連度の一例を示す図 図7は制限情報記憶部250に記憶されている、ユーザ間の関連度に応じた制限情報の一例を示す図 図8は本発明に係る生体情報通信方法の第1の実施形態を示すフローチャート 図9は本発明に係る生体情報通信方法の第2の実施形態を示すフローチャート
以下、添付図面に従って本発明に係る生体情報通信装置、サーバ、生体情報通信方法及び生体情報通信プログラムの好ましい実施形態について説明する。
[生体情報通信システム]
図1は、本発明に係る生体情報通信装置及びサーバを含む生体情報通信システムの概念図である。本実施形態に係る生体情報通信システムは、ユーザ毎のユーザ端末10(10−1、10−2、10−3、10−4、…)と、生体情報通信装置として機能するサーバ200とから構成され、各ユーザ端末10とサーバ200とは、ネットワーク(インターネット)5を介して接続されている。
各ユーザ端末10は、それぞれユーザ自身の生体情報を、直接又はサーバ200を経由して他のユーザのユーザ端末10に送信したり、他のユーザのユーザ端末10から他のユーザの生体情報を、直接又はサーバ200を経由して受信する生体情報通信装置として機能する。
ユーザ端末10−1は、生体情報を計測する生体情報センサ(生体情報測定部)を内蔵したリストバンド型のウェアラブル端末1と、ウェアラブル端末1と通信するウェアラブル端末1の所有者の携帯端末(本例では、スマートフォン100)とから構成されている。
ウェアラブル端末1は、生体情報センサとして機能する心拍センサ、体温計、加速度センサ等を内蔵し、これらのセンサにより心拍数、体温、加速度を計測するとともに、これらの計測結果に基づいて運動状態、身体の姿勢、消費カロリー、歩数、睡眠時間、心的状態(リラックス、ストレス、興奮等)などを算出(解析)する。ウェアラブル端末1により計測された生体情報は、ウェアラブル端末1の内部メモリに保存管理され、又はモニタに表示できるようになっている。
また、ウェアラブル端末1は、ウェアラブル端末1に対応したアプリケーションがインストールされたスマートフォン100と連携し、スマートフォン100との間で生体情報を含む種々の情報のやり取りを行うことができ、また、スマートフォン100を通じて生体情報をサーバ200にアップロードすることができる。
スマートフォン100は、ウェアラブル端末1に対応したアプリケーションソフトウェアがインストールされ、このアプリケーションソフトウェアが実行されることによりウェアラブル端末1との間で通信し、ウェアラブル端末1からの生体情報の取得、取得した生体情報の保存管理、及び生体情報の確認用のモニタ出力等を行う。
また、ウェアラブル端末1又はスマートフォン100は、本発明に係る生体情報通信プログラムがインストールされることにより生体情報を他のユーザと自動的に共有する機能を備える。ウェアラブル端末1及びスマートフォン100の詳細については後述する。
ユーザ端末10−2は、ユーザ端末10−1がリストバンド型のウェアラブル端末1を有しているのに対し、指輪型のウェアラブル端末2を有する点で相違する。指輪型のウェアラブル端末2は、リストバンド型のウェアラブル端末1と同様に生体情報を計測する生体情報センサを備えている。
ユーザ端末10−3及びユーザ端末10−4は、それぞれネットワーク5に接続可能なウォッチ型のウェアラブル端末及び眼鏡型のウェアラブル端末であり、生体情報を計測する生体情報センサを備えている。
眼鏡型のウェアラブル端末であるユーザ端末10−4は、撮像部、ディスプレイ、GPS(Global Positioning System)装置、加速度センサ、脳波センサ、眼電位センサ等を備え、脳波の計測、まばたき、視線方向、視線移動、体の動きなどの生体情報を計測する機能を有し、計測データその他必要な情報を眼鏡に仕込んだディスプレイに表示したり、ネットワーク5を介してサーバ200にアップロードすることができる。
生体情報を計測することができるウェアラブル端末としては、上記のリストバンド型、指輪型、ウォッチ型、及び眼鏡型に限らず、着衣型、ペンダント型及びヘルメット型等の種々のウェアラブル端末が考えられ、また、計測される生体情報、及び計測データを解析して得られる情報(生体情報)も本実施形態に限定されない。
サーバ200は、各ユーザのユーザ端末10からアップロードされる生体情報を、ユーザアカント毎に保存管理し、ユーザからのアクセス要求に応じて保存している生体情報を対応するユーザのユーザ端末又はパーソナルコンピュータ等に送信する機能を有するほか、ユーザ間で生体情報を共有させる機能(本発明に係る生体情報通信装置としての機能、ユーザ間の関連度を算出及び記憶する機能等)を備えている。尚、ユーザ間で生体情報を共有させるサーバ200の機能等の詳細については後述する。
<ユーザ端末10−1>
図2は、図1に示したユーザ端末10−1の外観を示す図である。
図2に示すユーザ端末10−1は、ウェアラブル端末1とスマートフォン100とから構成されている。
スマートフォン100は、ウェアラブル端末1に対応するアプリケーションソフトウェアを起動することにより、ウェアラブル端末1が計測及び解析した生体情報を無線通信によりウェアラブル端末1から生体情報を取得し、取得した生体情報を保存管理し、生体情報を表示パネル121に表示し、あるいはサーバ200にアップロードし、本発明に係る生体情報通信装置として機能し得る。
[スマートフォン100]
図2に示すスマートフォン100は、平板状の筐体102を有し、筐体102の一方の面に表示部としての表示パネル121と、入力部としての操作パネル122とが一体となった表示入力部120を備えている。また、筐体102は、スピーカ131と、マイクロホン132と、操作部140と、カメラ部141とを備えている。尚、筐体102の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用することや、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用することもできる。
図3は、図2に示したスマートフォン100の構成を示すブロック図である。図3に示すように、スマートフォン100の主たる構成要素として、無線通信部110と、表示入力部120と、通話部130と、操作部140と、撮像部として機能するカメラ部141と、記憶部150と、外部入出力部160と、GPS(Global Positioning System)受信部170と、モーションセンサ部180と、電源部190と、主制御部101とを備える。また、スマートフォン100の主たる機能として、基地局装置と移動通信網とを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部110は、主制御部101の指示に従って、移動通信網に収容された基地局装置に対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部120は、主制御部101の制御により、画像(静止画及び動画)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル121と、操作パネル122とを備える。生成された3次元画像を鑑賞する場合には、表示パネル121は、3次元表示パネルであることが好ましい。
表示パネル121は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro-Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル122は、表示パネル121の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指やタッチペンによって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスをユーザの指やタッチペンによって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部101に出力する。次いで、主制御部101は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル121上の操作位置(座標)を検出する。
図2に示すように、スマートフォン100の表示パネル121と操作パネル122とは一体となって表示入力部120を構成しているが、操作パネル122が表示パネル121を完全に覆うような配置となっている。この配置を採用した場合、操作パネル122は、表示パネル121外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル122は、表示パネル121に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル121に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
尚、表示領域の大きさと表示パネル121の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要はない。また、操作パネル122が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。更に、外縁部分の幅は、筐体102の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル122で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部130は、スピーカ131やマイクロホン132を備え、マイクロホン132を通じて入力されたユーザの音声を主制御部101にて処理可能な音声データに変換して主制御部101に出力したり、無線通信部110あるいは外部入出力部160により受信された音声データを復号してスピーカ131から出力するものである。また、図2に示すように、例えば、スピーカ131及びマイクロホン132を表示入力部120が設けられた面と同じ面に搭載することができる。
操作部140は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、操作部140は、スマートフォン100の筐体102の表示部の下部、下側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部150は、主制御部101の制御プログラムや制御データ、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部150は、スマートフォン内蔵の内部記憶部151と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部152により構成される。尚、記憶部150を構成するそれぞれの内部記憶部151と外部記憶部152は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、Micro SD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部160は、スマートフォン100に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバスなど)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN(Local Area Network)、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン100に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続される携帯情報端末、イヤホンなどがある。外部入出力部は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン100の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン100の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部170は、主制御部101の指示に従って、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、スマートフォン100の緯度、経度、高度からなる位置情報(GPS情報)を検出する。GPS受信部170は、無線通信部110や外部入出力部160(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できるときには、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部180は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部101の指示に従って、スマートフォン100の物理的な動きを検出する。スマートフォン100の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン100の動く方向や加速度が検出される。この検出結果は、主制御部101に出力されるものである。
電源部190は、主制御部101の指示に従って、スマートフォン100の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部101は、マイクロプロセッサを備え、記憶部150が記憶する制御プログラムや制御データに従って動作し、スマートフォン100の各部を統括して制御するものである。また、主制御部101は、無線通信部110を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部150が記憶するアプリケーションソフトウェアに従って主制御部101が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部160を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などの他に、ウェアラブル端末1の専用のアプリケーションソフトウェアによりウェアラブル端末1から生体情報を自動取得し、保存及び表示等を行う機能、及び本発明に係る生体情報通信プログラムにより、取得した生体情報を他のユーザと共有させる機能などがある。
また、主制御部101は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画や動画のデータ)に基づいて、映像を表示入力部120に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部101が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部120に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部101は、表示パネル121に対する表示制御と、操作部140、操作パネル122を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。
表示制御の実行により、主制御部101は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示し、あるいは電子メールを作成するためのウィンドウを表示する。尚、スクロールバーとは、表示パネル121の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部101は、操作部140を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル122を通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部101は、操作パネル122に対する操作位置が、表示パネル121に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル121に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル122の感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部101は、操作パネル122に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部141は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge-Coupled Device)などのイメージセンサを用いて電子撮像する撮像装置である。
また、カメラ部141は、主制御部101の制御により、撮像によって得た可視光の画像データを、例えばJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)などの圧縮した画像データに変換し、記憶部150に記録したり、外部入出力部160や無線通信部110を通じて出力することができ、同様に被写体の距離を示す距離画像を記憶部150に記録したり、外部入出力部160や無線通信部110を通じて出力することができる。図2に示すにスマートフォン100において、カメラ部141は表示入力部120と同じ面に搭載されているが、カメラ部141の搭載位置はこれに限らず、表示入力部120の背面に搭載されてもよいし、あるいは、複数のカメラ部141が搭載されてもよい。尚、複数のカメラ部141が搭載されている場合には、撮像に供するカメラ部141を切り替えて単独にて撮像したり、あるいは、複数のカメラ部141を同時に使用して撮像することもできる。
また、カメラ部141はスマートフォン100の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル121にカメラ部141で取得した画像を表示することや、操作パネル122の操作入力のひとつとして、カメラ部141の画像を利用することができる。また、GPS受信部170が位置を検出する際に、カメラ部141からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部141からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、あるいは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン100のカメラ部141の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部141からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
[ウェアラブル端末1]
図2に示すウェアラブル端末1は、ユーザの手首に装着されるリストバンド型のウェアラブル端末であり、ユーザの生体情報を検出可能であり、本発明に係る生体情報通信装置として機能し得る。
生体情報とは、生体から計測可能な情報であり、典型的には、心拍数、脈拍、血圧、体温、呼吸数、発汗量、脳波パターンなどのバイタルサインが含まれ、また、これらの計測結果を解析して得られる喜怒哀楽などの感情、姿勢(寝た姿勢、立った姿勢、座った姿勢、歩行姿勢、走行姿勢等)、運動量、歩数、カロリー消費量又は睡眠時間が含まれてもよい。
図4は、図2に示したウェアラブル端末1の構成を示すブロック図である。
図2及び図4に示すウェアラブル端末1は、ユーザの生体情報の計測結果等の各種情報を表示可能な画面の一例である表示画面21(例えば、LCD、OELD等)を有する表示部20と、表示部20の表示画面21上でのタッチ操作の位置であるタッチ位置を検出可能なタッチセンサ22と、ユーザの指紋を検出可能な検出部の一例である指紋センサ23と、ウェアラブル端末1本体の側面に設けられ、かつウェアラブル端末1に対して各種操作を入力可能な操作ボタン24と、コントローラ25と、記憶部26と、生体情報センサ27と、通信部28とを有している。本実施形態では、表示部20及びタッチセンサ22は、所謂タッチパネルディスプレイとして機能する。
コントローラ25は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、記憶部26に記憶されたプログラムを実行することにより、ウェアラブル端末1が備える各部を制御する。記憶部26は、ROM及びRAM等により構成され、コントローラ25が実行するプログラム、コントローラ25がプログラムを実行する際に使用するデータ等の各種情報を記憶可能である。
生体情報センサ27は、心拍センサ、体温計、加速度センサ等を含み、ウェアラブル端末1を装着したユーザの生体情報(例えば、心拍数、体温、運動状態等)を計測する。通信部28は、無線通信によってスマートフォン100等の外部機器と通信可能である。
<サーバ200>
図5は、図1に示したサーバ200の機能構成例を示すブロック図である。
サーバ200は、主として通信部210(受信部212及び送信部214)、生体情報制限部220、関連度取得部230、関連度記憶部240及び制限情報記憶部250から構成されている。
サーバ200は、ユーザ間で生体情報を共有させる、本発明に係る生体情報通信装置として機能する。また、サーバ200は、各ユーザのユーザ端末10からアップロードされた生体情報を、ユーザアカント毎に保存管理する生体情報データベースを有し、ユーザからのアクセス要求に応じて保存している生体情報を対応するユーザのユーザ端末又はパーソナルコンピュータ等に送信する機能を有するが、図5では、生体情報データベース等は省略されている。
本発明は、生体情報はプライバシーに関わる情報であるため、一律にユーザ間で共有すべき情報ではないという課題に着目し、送信元であるユーザ(第1のユーザ)と送信先であるユーザ(第2のユーザ)との関連度(親密度)に応じて生体情報に制限をかけ、特に生体情報の内容に制限をかけることで、プライバシーの保護を図っている。
また、本発明は、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に応じて、共有する生体情報に自動的に制限をかけることで、ユーザの手を煩わせることなく、簡単に生体情報の共有を可能にするものである。
図5において、ユーザ端末10のうちの送信元である第1のユーザのユーザ端末をユーザ端末10Aとし、送信先である第2のユーザのユーザ端末をユーザ端末10Bとすると、生体情報取得部として機能する受信部212は、ユーザ端末10Aからネットワーク5を介して送信(アップロード)される生体情報等を受信し、受信した生体情報等を生体情報制限部220及び関連度取得部230に出力する。
尚、受信部212は、生体情報とともに、又は生体情報とは別にユーザ端末10Aの所有者の第1のユーザを一意に特定するユーザ識別情報(ユーザID(identification))、第1のユーザの現在位置(地理的範囲)を示す情報(GPS情報)、ユーザ端末10Aで撮像した静止画又は動画、発話音声、文字会話(メール、チャット)等も受信することができる。また、これらの情報には、タイムスタンプなどの時間情報が付加されている。
関連度取得部230は、生体情報の送信先である第1のユーザと送信先である第2のユーザとの関連度を取得する部分であり、ユーザ情報取得部232及び関連度算出部234を備えている。
ユーザ情報取得部232は、第1のユーザ及び第2のユーザに関する情報(第1のユーザ情報及び第2のユーザ情報)を取得する第1のユーザ情報取得部及び第2のユーザ情報取得部として機能する部分であり、第1のユーザ情報は、第1のユーザのユーザIDの他に、第1のユーザの生体情報を計測した時刻(第1の時間帯を含む)における第1のユーザの現在位置を示すGPS情報、計測した生体情報、発話音声、撮影画像、又はソーシャルネットワーキングサービス(SNS:social networking service)上の活動を含む情報であり、同様に第2のユーザ情報は、第2のユーザの生体情報を計測した時刻(第2の時間帯を含む)における第2のユーザの現在位置を示すGPS情報、計測した生体情報、発話音声、撮影画像、又はSNS上の活動を含む情報である。
関連度算出部234は、ユーザ情報取得部232により取得された第1のユーザ情報及び第2のユーザ情報から、第1のユーザと第2のユーザとが共有する時間、地理的範囲、生体情報、発話音声、撮影画像、及びSNS上のつながりのうち少なくとも1つを含む共有情報に基づいて、第1のユーザと第2のユーザとの関連度を算出する。尚、関連度算出部234による具体的な関連度の算出方法については後述する。
関連度算出部234により算出された第1のユーザと第2のユーザとの関連度を示す情報は、生体情報制限部220に出力される。また、関連度算出部234により算出された関連度を示す情報は、関連度記憶部240に出力され、次回以降の関連度の取得のために保存される。
関連度記憶部240は、第1のユーザと第2のユーザとのユーザ間の関連度を記憶する部分であり、例えば、図6に示すようにユーザIDに関連付けて、送信元である第1のユーザと送信先である第2のユーザ(他のユーザ)との関連度を記憶している。
図6に示した第1のユーザと第2のユーザとの関連度は、非対称性を有する関連度と、対称性を有する関連度とが存在し得る。ここで、非対称性を有する関連度とは、第1のユーザから見た第2のユーザの関連度と、第2のユーザから見た第1のユーザの関連度とが異なる場合の関連度をいい、対称性を有する関連度とは、第1のユーザから見た第2のユーザの関連度と、第2のユーザから見た第1のユーザの関連度とが一致する場合の関連度をいう。
例えば、家族や同僚の関連度は、対称性を有する関連度となるが、家族を示す関連度が、親、子、兄弟、姉妹、祖父母等に細分化されている場合、第1のユーザと第2のユーザとの関連度は非対称性を有する関連度となる。
また、第1のユーザは第2のユーザを「友人」と認識していても、第2のユーザは第1のユーザを「友人」とは認識していない場合が、この場合の第1のユーザと第2のユーザとの関連度は、非対称性を有するものとなる。
また、図6に示す友人Aと友人Bとは親密度が異なる友人として区別することが可能であり、例えば、第1のユーザにとって友人Aは親友を意味し、友人Bはクラスメートなどの親友以外の友人を意味するものとして区別可能である。この場合、友人Aに該当する第2のユーザにとって、第1のユーザが親友(友人A)となるとは限らず、友人Bとなる場合もあり得る。
尚、ユーザ間の関連度は、複数段(5段階、10段階等)のレベルに数値化されたものでもよい。
<関連度の判定>
生体情報を送信する第1のユーザと、生体情報を受信する第2のユーザ(共有相手)との関連度は、以下のように判定することができる。
[生体情報の解析による判定]
関連度算出部234は、送信元である第1のユーザのユーザ端末10Aと、送信先である第2のユーザのユーザ端末10Bとからそれぞれアップロードされた生体情報を解析する。この場合の生体情報は、共有しようとする生体情報でもよいし、別に計測した生体情報でもよい。
いま、生体情報として、心拍数、呼吸数、心拍変動、脳波、体温、及び発汗などが計測されている場合、これらの生体情報から感情を分析し、第1のユーザと第2のユーザとが特定の感情の動きを判断することができる。また、生体情報の付属情報として位置情報(GPS情報)が含まれている場合、第1のユーザと第2のユーザとが同じ場所にいることも分かる。
これにより、関連度算出部234は、第1のユーザと第2のユーザとの関連度として、同じ場所で同じ感情を持っているユーザ同士である推定する。また、第1のユーザと第2のユーザとの生体情報から第1のユーザと第2のユーザとが同じ場所でスポーツをしていることが判定することが可能であり、この場合、第1のユーザと第2のユーザとはスポーツ仲間と推定する。
また、生体情報として、ユーザの視線方向の測定が可能なユーザ端末の場合(例えば、図1に示した眼鏡型のウェアラブル端末であるユーザ端末10−4の場合)、関連度算出部234は、ユーザ端末10−4で計測した視線方向、眼鏡型のウェアラブル端末の方位方向(ユーザが向いている方向)、及びGPS情報等から、ユーザ同士の視線が一定回数以上、又は一定時間以上合っているかどうか判別する。そして、ユーザ同士の視線が一定回数以上、又は一定時間以上合っている場合、これらのユーザ同士は、視線を合わせる関係(関連度)があると推定する。
[音声情報の解析による判定]
関連度算出部234は、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bから生体情報とともに、又は生体情報とは別に音声付き動画又は音声情報がサーバ200にアップロードされた場合、第1のユーザの発話音声と第2のユーザの発話音声を解析し、会話の内容、会話のトーン、会話している間の感情の動き(この場合、生体情報が同時に取得されていることが前提)に基づいて第1のユーザと第2のユーザとの関連度を推定する。
[画像情報の解析による判定]
関連度算出部234は、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bから生体情報とともに、又は生体情報とは別に静止画又は動画がサーバ200にアップロードされた場合、アップロードされた画像を解析することにより、第1のユーザと第2のユーザとの関連度を推定する。
例えば、関連度算出部234は、第1のユーザと第2のユーザとが一緒に写っている写真(又はその枚数)、ユーザの表情、ユーザ同士の位置関係(隣り合っている)、距離が近い、スキンシップ(肩を組んでいる、手を握っている)、ツーショットなどから第1のユーザと第2のユーザとの関連度を推定する。この場合、各ユーザの顔画像がサーバ200内の図示しないデータベースにユーザアカントに対応して登録されていることが必要であり、また、関連度算出部234は、アップロードされた画像からユーザの顔認証を行う機能を有する必要がある。尚、各ユーザの顔画像は、ユーザがサーバ200のデータベースに登録してもよいし、例えば、「自分撮り」のタグが付加された画像に基づいて関連度算出部234(又はサーバ200)が各ユーザの顔画像を登録してもよい。
[位置情報の解析による判定]
関連度算出部234は、ユーザ端末10A及びユーザ端末10Bから生体情報とともに位置情報(GPS情報)がサーバ200にアップロードされた場合、又は生体情報とともに(又は生体情報とは別に)GPS情報がメタ情報として付加された静止画又は動画がサーバ200にアップロードされた場合、GPS情報を解析するにより第1のユーザと第2のユーザとの関連度を推定する。
例えば、関連度算出部234は、第1のユーザと第2のユーザとが一緒にいる時間、及び一緒にいる場所(自宅、会社、学校、テーマパーク、映画館、飲食店、非日常の場所、イベント会場など)から第1のユーザと第2のユーザとの関連度を推定する。
[SNS上の繋がりによる判定]
サーバ200がSNSを提供している場合、また、サーバ200がSNSを提供しているサーバから情報を取得することができる場合、関連度算出部234は、SNS上の繋がり、例えば、姻戚や親子関係、同じ団体に属するユーザ、興味を持っている対象が同じ(趣味が同じ)ユーザ、投稿に対するコメントの内容(「いいね!」など)から第1のユーザと第2のユーザとの関連度を推定する。
関連度算出部234は、上記のようにして推定したユーザ間の関連度が複数算出された場合には、最も信頼性が高い関連度、又は複数の関連度にそれぞれ異なる重み付けをして算出した関連度を、関連度記憶部240に記憶させる。また、サーバ200は、各ユーザのユーザ端末10からユーザ間の関連度を受け付けることが可能であり、ユーザ端末10からユーザ間の関連度を受け付けた場合、ユーザ端末10から受け付けた関連度は最も信頼性が高い関連度とすることができる。
また、ユーザ間の関連度は不変ではないため、関連度算出部234は、古い解析結果と新しい解析結果で異なる重み付けをして関連度を算出し、算出した関連度により関連度記憶部240に記憶された関連度を更新するようにしてもよい。
関連度取得部230は、関連度算出部234により算出された第1のユーザと第2のユーザとの関連度を取得し、又は第1のユーザのユーザIDに基づいて関連度記憶部240から第1のユーザと第2のユーザとの関連度を取得し(図6参照)、取得した関連度を示す情報を生体情報制限部220に出力する。
制限情報記憶部250は、第1のユーザと第2のユーザとの関連度に応じた制限情報であって、第1のユーザと第2のユーザとの間で共有する生体情報に制限をかける制限情報を記憶している。
図7は、制限情報記憶部250に記憶されている、ユーザ間の関連度に応じた制限情報の一例を示す図である。
図7に示す例では、生体情報を取得した時間帯により生体情報の送信を制限する制限情報、送信する生体情報の精度を制限する制限情報、及び送信する生体情報の種類を制限する制限情報の3つの制限情報が組み合わされた制限情報となっている。
生体情報を取得した時間帯により生体情報の送信に制限をかける制限情報とは、生体情報を取得した時間帯がどのような時間帯に属するかに応じて、その時間帯に取得した生体情報の送信に制限をかける情報であり、例えば、図6に示すように全ての時間帯を可とする情報、9:00〜21:00の時間帯に取得した生体情報のみの送信を可とする情報、又は全ての時間帯を不可とする情報などを含む。
即ち、通常の活動中の時間帯に取得された生体情報は他者との共有を許可するが、寛いでいる時間帯や睡眠中の時間帯はプライベートな時間帯であるため、これらの時間帯に取得された生体情報は他者との共有を不可とするといった制限情報である。尚、時間帯により制限をかける制限情報は、上記の例に限らず、例えば、平日は許可するが、休日及び祝日は不可とするという情報も含む。
送信する生体情報の精度を制限する制限情報とは、送信する生体情報の精度に関する情報であり、例えば、図7に示すように高精度、中精度、又は低精度などの情報を含む。
ここで、高精度を示す制限情報は、ウェアラブル端末により測定されたオリジナルの生体情報をそのまま送信(精度による制限をかけずに高精度のまま送信)することを許可する情報であり、中精度を示す制限情報は、高精度の生体情報の精度を落した生体情報にして送信することを許可する情報であり、低精度を示す制限情報は、中精度の生体情報の精度を更に落した生体情報にして送信することを許可する情報である。
例えば、生体情報が心拍数の場合、心拍数の一の位を0又は5に丸める、又は四捨五入することで精度を落すことができ、また、心拍数の算出周期を長くすることで精度を落すこともできる。
送信する生体情報の種類を制限する制限情報は、送信可能な生体情報の種類が複数存在する場合、どの種類の生体情報を送信するかを示す情報である。例えば、図7に示すように脳波、心拍数及び姿勢の3種類の生体情報の送信が可能な場合に、脳波、心拍数及び姿勢(即ち、全ての種類)の生体情報の送信を許可する情報、心拍数及び姿勢の生体情報の送信を許可する情報、又は姿勢のみの生体情報の送信を許可する情報等を含む。
また、生体情報の種類は、脳波、心拍数及び姿勢の他に体温、血圧、あるいは喜怒哀楽などの感情、運動量、歩数、走行距離、カロリー消費量又は睡眠時間等も含み得る。生体情報には、その種類により他者と共有してもよい情報と共有したくない情報とがあり、「姿勢」は、「脳波」又は「心拍数」と比較して他者と共有してもよい生体情報に含まれる。
尚、制限情報は、「時間帯」、「精度」及び「種類」に関する3つの制限情報に限らず、これらの3つの制限情報のうちの2つを組合せた制限情報でもよい。また、複数の制限情報の組合せからなる制限情報には、複数の制限情報のうちのいずれか1つの制限情報のみからなる制限情報(例えば、「時間帯」のみを制限し、「精度」及び「種類」については制限しない制限情報)、あるいは送信する生体情報に全く制限をかけない情報(制限情報)が含まれていてもよい。
更に、制限情報の種類は、上記の3つの制限情報の他に、生体情報を取得した場所により生体情報の送信を制限する制限情報、又は生体情報を取得したときの姿勢により生体情報の送信を制限する制限情報を含んでいてもよい。生体情報を取得した場所により生体情報の送信を制限する制限情報によれば、例えば、「自宅」、「風呂」、「トイレ」又は「寝室」などの場所で取得された生体情報の共有は不可とすることができる。また、姿勢により生体情報の送信を制限する制限情報によれば、例えば、「寝ている」ときに取得された生体情報の共有は不可とすることができる。
さて、図7に示すように制限情報は、ユーザ間の関連度に応じて設定されており、制限情報記憶部250には、関連度が高い程、制限がない、又は制限の少ない制限情報が記憶されている。
生体情報制限部220には、ユーザ端末10Aから受信部212を介して第1のユーザの生体情報が加えられるとともに、関連度取得部230が取得した第1のユーザと第2のユーザとの関連度を示す情報が加えられており、生体情報制限部220は、関連度取得部230から入力する関連度を示す情報に基づいて、制限情報記憶部250から関連度に対応する制限情報を読み出す。そして、生体情報制限部220は、読み出した制限情報に基づいて受信部212を介して取得した生体情報に制限をかける。
生体情報制限部220により制限がかけられた生体情報は、送信先である第2のユーザのユーザ端末10Bに送信される。
ここで、第2のユーザのユーザ端末10Bから第1のユーザの生体情報の送信要求をサーバ200が受信した場合に、送信要求のあった第2のユーザのユーザ端末10Bに第1のユーザの生体情報を送信する形態では、第1のユーザと送信要求のあった第2のユーザと関連度に応じて制限がかけられた生体情報が送信されることになる。
また、第1のユーザの生体情報の共有相手である第2のユーザが複数存在し、例えば、図6に示したように第1のユーザに対応して複数の第2のユーザの関連度が登録されており、複数の第2のユーザの各ユーザ端末10Bにそれぞれ生体情報を送信する形態の場合、第1のユーザと複数の第2のユーザとの関連度をそれぞれ取得し、取得した関連度に応じてそれぞれ異なる制限がかけられた生体情報が複数の第2のユーザの各ユーザ端末10Bに送信されることになる。
[生体情報通信方法]
次に、本発明に係る生体情報通信方法の実施形態について説明する。
<生体情報通信方法の第1の実施形態>
図8は、本発明に係る生体情報通信方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。
図8において、コンピュータの一形態であるサーバ200は、送信先である第2のユーザのユーザ端末10Bから送信元である第1のユーザの生体情報の送信要求があったか否かを判別する(ステップS10)。
送信要求があった場合(「Yes」の場合)、サーバ200(関連度取得部230)は、第1のユーザと第2のユーザとの関連度を取得する(ステップS12)。関連度の取得は、第1のユーザのユーザIDと第2のユーザのユーザIDとに基づいて関連度記憶部240から読み出す(取得する)ことができる。
続いて、サーバ200は、第1のユーザのユーザ端末10A(ウェアラブル端末)からリアルタイムの生体情報を取得する(ステップS14)。尚、第1のユーザのユーザ端末10Aからサーバ200にアップロードされ、ユーザアカント毎に保存管理されている生体情報データベースから第1のユーザの生体情報を取得してもよい。
次に、サーバ200(生体情報制限部220)は、ステップS12で取得したユーザ間の関連度に応じた制限情報を制限情報記憶部250から取得し、取得した制限情報に基づいてステップS14で取得した生体情報に制限をかける(ステップS16)。
そして、通信部210(送信部214)は、ステップS16にて制限がかけられた生体情報を第2のユーザのユーザ端末10Bに送信する(ステップS18)。
これにより、送信要求した第2のユーザは、第1のユーザの生体情報であって、ユーザ間の関連度に応じて制限がかけられた生体情報を取得することができる。
<生体情報通信方法の第2の実施形態>
図9は、本発明に係る生体情報通信方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。
図9において、サーバ200は、送信元である第1のユーザのウェアラブル端末(ユーザ端末10A)から第1のユーザの生体情報を取得する(ステップS20)。
続いて、サーバ200は、第1のユーザの生体情報とともに取得可能な第1のユーザのユーザIDから第1のユーザの生体情報の共有相手である第2のユーザのユーザIDを取得し(ステップS22)、第1のユーザのユーザIDと第2のユーザのユーザIDとから、第1のユーザと第2のユーザとの関連度をそれぞれ取得する(ステップS24、図6参照)。
次に、サーバ200(生体情報制限部220)は、ステップS24で取得したユーザ間の関連度に応じた制限情報を制限情報記憶部250から取得し、取得した制限情報に基づいてステップS20で取得した生体情報に制限をかける(ステップS26)。
そして、通信部210(送信部214)は、ステップS26にて制限がかけられた生体情報を第2のユーザのユーザ端末10Bに送信する(ステップS28)。
次に、共有相手である全ての第2のユーザに第1のユーザの生体情報が送信されたか否かが判別され(ステップS30)、送信していない第2のユーザが存在する場合(「No」の場合)には、ステップS22に戻り、ここで、送信していない第2のユーザのユーザIDを取得し、上記ステップS24からステップS30の処理を繰り返す。
一方、ステップS30において、共有相手である全ての第2のユーザに第1のユーザの生体情報が送信されたと判別されると(「Yes」の場合)、ステップS20にて取得した第1のユーザの生体情報の送信が終了する。
これにより、第1のユーザの生体情報の共有相手である全ての第2のユーザは、第1のユーザの生体情報であって、第1のユーザと各々の第2のユーザ(自分自身)との関連度に応じて制限がかけられた生体情報をそれぞれ取得することができる。
[その他]
上記の実施形態では、サーバ200が本発明に係る生体情報通信装置として機能する場合について説明したが、これに限らず、本発明は、ユーザ端末10(スマートフォン、ウェアラブル端末等)が生体情報通信装置として機能する場合も含む。
この場合、ユーザ端末10が、図5に示したサーバ200と同様の構成を備えることになるが、ユーザ間の関連度は、サーバ200から取得するようにしてもよい。また、第1のユーザのユーザ端末10Aから第2のユーザのユーザ端末10Bへの第1のユーザの生体情報の送信は、サーバ200を経由して行ってもよいし、ユーザ端末10Aからユーザ端末10Bに直接送信するようにしてもよい。
また、生体情報通信装置は、ユーザ端末10Aから第1のユーザの生体情報をユーザ端末10Bに直接、又はサーバ200を経由して送信する場合、送信前に一旦、ユーザ端末10Aの情報提示部として機能する表示部に、送信先である第2のユーザを示すユーザ情報(例えば、ユーザ名)及び送信予定の生体情報を表示(提示)させ、表示部による情報の提示後に、ユーザ端末10Aの操作部(受付部)での操作に応じて生体情報の送信の許可又は不許可を受け付け、受付部が生体情報の送信の許可を受け付けたときのみ、生体情報を送信するようにしてもよい。これによれば、送信元である第1のユーザの意思に反して、第1のユーザの生体情報が他のユーザに送信されることを未然に防止することができる。
また、上記のように第1のユーザにより生体情報の送信の許可又は不許可を受け付ける構成を有する場合、生体情報通信装置は、情報提示部に提示されたユーザ情報及び生体情報と、受付部が受け付けた生体情報の送信の許可又は不許可を示す情報とに基づいて、制限情報記憶部250に記憶させた制限情報(ユーザ間の関連度)を更新する制限情報更新部を更に備えることが好ましい。これによれば、自動的に生成された制限情報を、第1のユーザが手動で設定した情報(生体情報の送信の許可又は不許可の情報)により修正することができ、第1のユーザの意思を次回の制限情報に反映させることができる。
更に、本発明は、スマートフォンを含む携帯端末、ウェアラブル端末又はパーソナルコンピュータにインストールされることにより生体情報通信方法を実現させる生体情報通信プログラム、及び生体情報通信プログラムが記録された記録媒体を含む。
更にまた、第1のユーザの生体情報の共有とともに、ユーザ端末10Aで撮像した第1のユーザの画像(静止画又は動画)の共有を行うようにしてもよく、この場合、ユーザ間の関連度に応じて送信する画像に制限(画像サイズ、画質(圧縮率)等の制限)をかけることが好ましい。
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1、2 ウェアラブル端末
5 ネットワーク
10、10−1〜10−4、10A、10B ユーザ端末
20 表示部
21 表示画面
22 タッチセンサ
23 指紋センサ
24 操作ボタン
25 コントローラ
26 記憶部
27 生体情報センサ
28、210 通信部
100 スマートフォン
101 主制御部
102 筐体
110 無線通信部
120 表示入力部
121 表示パネル
122 操作パネル
130 通話部
131 スピーカ
132 マイクロホン
140 操作部
141 カメラ部
150 記憶部
151 内部記憶部
152 外部記憶部
160 外部入出力部
170 GPS受信部
180 モーションセンサ部
190 電源部
200 サーバ
212 受信部
214 送信部
220 生体情報制限部
230 関連度取得部
232 ユーザ情報取得部
234 関連度算出部
240 関連度記憶部
250 制限情報記憶部
S10〜S30 ステップ

Claims (12)

  1. 送信元である第1のユーザと送信先である第2のユーザとの関連度に応じた制限情報であって、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間で共有する生体情報に制限をかける制限情報を記憶する制限情報記憶部と、
    前記第1のユーザと前記第2のユーザとの前記関連度を取得する関連度取得部と、
    前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間で共有する前記生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記関連度取得部により取得した前記第1のユーザと前記第2のユーザとの前記関連度に応じて前記制限情報記憶部から前記制限情報を読み出し、前記読み出した前記制限情報に基づいて、前記生体情報取得部により取得した前記生体情報に制限をかける生体情報制限部と、
    前記生体情報制限部により制限がかけられた前記生体情報を前記第2のユーザに送信する通信部と、を備え、
    前記制限情報記憶部に記憶される前記制限情報は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの関連度に関連付けられた制限情報であって、前記生体情報を取得した時間帯により前記取得した生体情報の送信を制限する制限情報、前記生体情報の精度を制限する制限情報、及び複数の種類の生体情報から送信する生体情報の種類を制限する制限情報のうちの2以上の組合せを含む制限情報である生体情報通信装置。
  2. 前記送信する生体情報は、前記生体情報を解析した情報を含む請求項1に記載の生体情報通信装置。
  3. 前記第1のユーザの生体情報を測定する生体情報測定部を備え、
    前記生体情報取得部は、前記生体情報測定部により測定された前記生体情報を取得する請求項1又は2に記載の生体情報通信装置。
  4. 前記生体情報取得部は、前記生体情報を測定する生体情報測定部を備えたウェアラブル端末と通信し、前記生体情報測定部により測定された前記生体情報を取得する請求項1から3のいずれか1項に記載の生体情報通信装置。
  5. 前記制限情報記憶部に記憶される前記制限情報は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの関連度に関連付けられた制限情報であって、前記生体情報を取得した場所により前記取得した生体情報の送信を制限する制限情報、又は前記生体情報を取得したときの姿勢により前記取得した生体情報の送信を制限する制限情報を含む請求項1から4のいずれか1項に記載の生体情報通信装置。
  6. 前記関連度取得部は、
    前記第1のユーザの第1の時間帯における地理的範囲、生体情報、発話音声、撮影画像、及びソーシャルネットワーキングサービス上の活動のうち少なくとも1つを含む第1のユーザ情報を取得する第1のユーザ情報取得部と、
    前記第2のユーザの第2の時間帯における地理的範囲、生体情報、発話音声、撮影画像、及びソーシャルネットワーキングサービス上の活動のうち少なくとも1つを含む第2のユーザ情報を取得する第2のユーザ情報取得部と、
    前記取得された前記第1のユーザ情報及び前記取得された前記第2のユーザ情報から、前記第1のユーザと前記第2のユーザとが共有する時間、地理的範囲、生体情報、発話音声、撮影画像、及びソーシャルネットワーキングサービス上のつながりのうち少なくとも1つを含む共有情報に基づいて、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの関連度を算出する関連度算出部と、
    を更に備えた請求項1から5のいずれか1項に記載の生体情報通信装置。
  7. 前記関連度取得部は、
    前記第1のユーザ情報取得部が取得した前記第1のユーザの第1の時間帯における前記第1のユーザの生体情報と、前記第2のユーザ情報取得部が取得した前記第2のユーザの第2の時間帯における前記第2のユーザの生体情報であって、前記第1のユーザの第1の時間帯と同じ時間帯である前記第2の時間帯における前記第2のユーザの生体情報とに基づいて、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの関連度を算出する請求項6に記載の生体情報通信装置。
  8. 前記通信部から前記生体情報を送信する前に、前記送信先である第2のユーザを示すユーザ情報及び前記送信する生体情報を提示する情報提示部と、
    前記情報提示部による情報の提示後に前記送信する生体情報の送信の許可又は不許可を受け付ける受付部と、を備え、
    前記通信部は、前記受付部が前記生体情報の送信の許可を受け付けると、前記生体情報を送信する請求項1から7のいずれか1項に記載の生体情報通信装置。
  9. 前記情報提示部に提示された前記ユーザ情報及び前記生体情報と、前記受付部が受け付けた前記生体情報の送信の許可又は不許可を示す情報とに基づいて、前記制限情報記憶部に記憶させた前記制限情報を更新する制限情報更新部を更に備えた請求項8に記載の生体情報通信装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の生体情報通信装置と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザを含む複数のユーザのうちの1のユーザと他のユーザとの関連度を記憶する関連度記憶部と、を備え、前記複数のユーザのユーザ端末とネットワークを介して通信するサーバであって、
    前記関連度取得部は、前記第1のユーザのユーザ端末から受信する前記第1のユーザのユーザ識別情報に基づいて、前記関連度記憶部から前記第1のユーザと前記第2のユーザを含む他のユーザとの関連度を取得し、
    前記生体情報取得部は、前記第1のユーザの前記ユーザ端末から前記ネットワークを介して前記生体情報を取得し、
    前記通信部は、前記生体情報制限部により制限がかけられ、又は制限がかけられていない前記生体情報を、前記第1のユーザのユーザ端末から前記第2のユーザを含む前記他のユーザのユーザ端末に前記ネットワークを介して送信するサーバ。
  11. コンピュータが、
    送信元である第1のユーザと送信先である第2のユーザとの関連度に応じた制限情報であって、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間で共有する生体情報に制限をかける制限情報を記憶する制限情報記憶部を備え、
    前記第1のユーザと前記第2のユーザとの前記関連度を取得するステップと、
    前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間で共有する前記生体情報を取得するステップと、
    前記取得した前記第1のユーザと前記第2のユーザとの前記関連度に応じて前記制限情報記憶部から前記制限情報を読み出し、前記読み出した前記制限情報に基づいて前記取得した前記生体情報に制限をかけるステップと、
    前記制限がかけられた前記生体情報を前記第2のユーザに送信するステップと、
    を実行させ、
    前記制限情報記憶部に記憶される前記制限情報は、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの関連度に関連付けられた制限情報であって、前記生体情報を取得した時間帯により前記取得した生体情報の送信を制限する制限情報、前記生体情報の精度を制限する制限情報、及び複数の種類の生体情報から送信する生体情報の種類を制限する制限情報のうちの2以上の組合せを含む制限情報である生体情報通信方法。
  12. 請求項11に記載の生体情報通信方法をコンピュータに実行させる生体情報通信プログラム。
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