JP6489028B2 - 燃料電池システムおよび燃料電池システムにおける触媒の回復処理方法 - Google Patents
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Description
図1は本実施例に係る燃料電池システムの構成を模式的に示す説明図である。燃料電池システムFCは、燃料電池10、燃料ガス供給系、酸化ガス供給系、冷却系および制御部50を備えている。なお、本実施例において、反応ガスは、燃料電池10における電気化学反応に供する燃料ガスおよび酸化ガスの総称である。なお、燃料ガスとしては、例えば、純水素、水素含有量の高い水素リッチガスが含まれ、酸化ガスとしては、例えば、空気(大気)、酸素が含まれる。
第2の実施形態に係るリフレッシュ処理について図6を参照して説明する。図6は第2の実施形態に係る燃料電池制御処理およびリフレッシュ処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。第1の実施形態においては、燃料電池10に対する出力要求の有無に関わらす、すなわち、車両の走行させるための燃料電池制御処理とは独立してリフレッシュ処理が開始、実行されたが、第2の実施形態においては、燃料電池10に対する出力要求を考慮して、すなわち、車両の走行させるための燃料電池制御処理の一部としてリフレッシュ処理が実行される。なお、リフレッシュ処理自体は第1の実施形態におけるリフレッシュ処理と同様であり、ステップS220、S230およびS250〜S280は、第1の実施形態におけるリフレッシュ処理におけるステップS100〜S150と同様であり、その説明を省略する。
第3の実施形態では、リフレッシュ処理自体は第1および第2の実施形態と同様であるが、経過時間Trの計時に際してカソード触媒の性能低下または劣化をもたらす状態にある期間のみを積算し、経過時間Trとして計時する。すなわち、第3の実施形態は、計時時間に関する実施形態であり、リフレッシュ間隔T1を決定する第1および第2の実施形態に組み合わせて実行され得る。図7は第3の実施形態における経過時間を計時するための処理フローを示すフローチャートである。
第4の実施形態では、経過時間Trの計時に際してカソード電位に応じて経過時間Trに加算時間ΔTraを加算して、あるいは、経過時間Trに重み付けをした重み付け経過時間ΔTrを用いてリフレッシュ間隔T1の時間経過を判断する。図8は第4の実施形態におけるカソードセル電圧と加算時間との関係を示す説明図である。図9は第4の実施形態におけるカソードセル電圧と経過時間との関係を示す説明図である。
(1)第1の変形例:第1および第2の実施形態では、最低電圧値V1に基づいてリフレッシュ間隔T1が決定されているが、最低電圧値V1に代えて、リフレッシュ処理時における所定の電圧値を用いてリフレッシュ間隔T1が決定されても良い。所定の電圧値としては、例えば、リフレッシュ処理開始から所定時間経過時における電圧値、を用いることができる。図5を用いて説明したように、回復度とリフレッシュ処理時における電圧値とは相関関係を有しているので、所定の電圧値を用いてもカソード触媒の性能回復の度合いに応じたリフレッシュ間隔T1を決定することができる。
(2)第2の変形例:第3の実施形態では、CPU51がタイマ54の計時実行および停止を制御しているが、タイミング信号を受信するCPU51によって計時が行われても良い。すなわち、発振器によって、所定時間間隔、例えば、1sec毎、1msec毎に出力されるタイミング信号をカウントアップすることによって、経過時間Trを計時すれば良い。この場合、CPU51は、V2>Vrefの場合にカウントアップを実行し、V2>Vrefでない場合にカウントアップを実行しない。
(3)第3の変形例:上記の各実施形態において、制御部50は1つ以上のCPU51を備えることが可能であり、各CPU51単位にて個別の制御部と称しても良い。この場合、リフレッシュ処理を実行する制御部と、燃料電池制御処理を実行する制御部とは物理的に別個であっても良く、これら制御部は相互に通信を実行することによって連携して互いの処理を実行することができる。なお、特許請求の範囲における制御部は、少なくとも、一のCPUによってリフレッシュ処理を実行する制御部であり、当該制御部が他のCPUまたはマルチスレッドタイプの一のCPUによって燃料電池制御処理および計時処理を実行しても良い。また、特許請求の範囲における制御部は、リフレッシュ処理を実行する制御部と、当該制御部とは別の燃料電池制御処理および計時処理を実行する制御部とを含む制御部であっても良い。さらに、リフレッシュ処理を狭義のリフレッシュ処理とリフレッシュ間隔T1とを決定し再設定する処理とに分けて個別のCPU51によって実行可能である。
(4)第4の変形例:図3および図6のフローは、起動スイッチのオフを処理ルーチン中に含んでいるが、起動スイッチオフの割り込み信号の受信によって終了されても良い。
(5)第5の変形例:上記の各実施形態では、燃料電池システムFCが車両に搭載される場合について説明したが、車両は、自動車、自動二輪車を問わず適用可能であり、この他にも、鉄道車両、船舶といった移動体に対して適用すれば、同様の技術的効果を得ることができる。
11…水素ガスタンク
12…水素供給装置
13…気液分離器
14…マフラ
15…熱交換器
21…圧力制御弁
22…アノード封止弁
23…第1カソード封止弁
24…第2カソード封止弁
31…燃料オフガス循環ポンプ
32…酸化ガスブロワー
33…冷却液用ポンプ
40…電力制御部
41…二次電池
42…駆動用モータ
50…制御部
51…CPU
52…メモリ
53…入出力インターフェース
54…タイマ
60…電圧計
61…電流計
65…出力要求検出部
80…車両
81…車輪
100a…燃料ガス供給部
100b…燃料オフガス排出部
100c…酸化ガス供給部
100d…酸化オフガス排出部
101…アノード端子
102…カソード端子
110…燃料ガス供給管
111…燃料オフガス排出管
112…燃料オフガス循環管
120…酸化ガス供給管
121…酸化オフガス排出管
130…冷却液配管
FC…燃料電池システム
P1…リフレッシュ処理プログラム
P2…燃料電池制御プログラム
P3…計時プログラム
Claims (10)
- 燃料電池システムであって、
触媒を有するカソードを備える燃料電池と、
前記燃料電池の電圧を測定する電圧測定部と、
前記燃料電池の電圧を調整する電圧調整部と、
前記電圧調整部を動作させ、前記燃料電池の電圧を低下させて前記触媒の性能を回復させる回復処理を実行する制御部とを備え、
前記制御部は、前回の前記回復処理からの経過時間が所定の時間間隔を超えると前記回復処理を実行し、前記回復処理の実行中に前記電圧測定部により測定された電圧値を用いて前記所定の時間間隔を再設定する、
燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、前記所定の時間間隔の期間に前記電圧測定部により測定される電圧値が基準電圧値以上である時間の積算値を、前記経過時間として計時する、燃料電池システム。 - 請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、前記所定の時間間隔の期間に測定された電圧値に応じて重み付けされた重み付け経過時間を前記経過時間として用い、前記重み付けは前記所定の時間間隔の期間に測定された電圧値が高くなるほど大きくなる、燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、前記経過時間に対して、前記所定の時間間隔の期間に測定された電圧値に応じて加算時間を加え、前記加算時間は前記所定の時間間隔の期間に測定された電圧値が高くなるほど長くなる、燃料電池システム。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、前記回復処理の際に測定された前記電圧値が高くなるほど前記所定の時間間隔が短くなるように再設定する、燃料電池システム。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、前記回復処理の際に測定された最低の電圧値を用いて前記所定の時間間隔を再設定する、燃料電池システム。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の燃料電池システムにおいて、
前記制御部は、予め用意された時間間隔を前記所定の時間間隔の初期値に設定する、燃料電池システム。 - 請求項1から請求項7いずれか一項に記載の燃料電池システムはさらに、
前記燃料電池システムに対する出力要求を検出する出力要求検出部を備え、
前記制御部は、前記出力要求検出部によって前記出力要求が検出されない期間、前記回復処理を実行する、燃料電池システム。 - 請求項8に記載の燃料電池システムにおいて、
前記制御部はさらに、前記所定の時間間隔の期間、前記電圧調整部を制御して、前記燃料電池の電圧を維持電圧に維持する間欠処理を実行する、燃料電池システム。 - 燃料電池システムにおける触媒の性能の回復処理方法であって、
前回の回復処理からの経過時間が所定の時間間隔を超えると、前記触媒を有するカソードを備える燃料電池の電圧を低下させて前記触媒の性能を回復させる回復処理を実行し、
前記回復処理の実行中に前記燃料電池の電圧値を測定し、
前記回復処理を終えた後、前記測定された電圧値を用いて前記所定の時間間隔を再設定すること、
を備える方法。
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