JP6488996B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子を備えた電力変換装置に関する。
例えば電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載されるインバータ等の電力変換装置は、複数のスイッチング素子をオンオフすることにより、直流電力と交流電力との間の電力変換を行うよう構成されている。かかる電力変換装置におけるスイッチング回路においては、スイッチング素子のオンオフ動作に伴い、回路に寄生するインダクタンスに起因して、サージ電圧が発生する。
このサージ電圧を抑制するために、寄生インダクタンスを低減する技術が提案されている。特許文献1には、正極電極、負極電極それぞれの外部への接続部(以下において、それぞれ正極端子、負極端子という。)を出力電極の外部への接続部(以下において、出力端子という。)と対向する反対側の位置にそれぞれ平行に隣接させて配置する構成が開示されている。かかる構成により、電流経路の各部の周りに発生する周回磁束が互いに打ち消し合う状態として、回路の寄生インダクタンスの抑制を図っている。
特開2008−306872号公報
しかしながら、上記構成においては、正極端子と出力端子との間、及び負極端子と出力端子との間は、それぞれ充分な間隔を設ける必要がある。すなわち、正極端子と出力端子との間、及び負極端子と出力端子との間は、充分な電気的絶縁を図るために、充分な距離を保つ必要がある。そうすると、寄生インダクタンスの低減効果を得にくいという課題が生じやすい。
また、正極端子、負極端子、及び出力端子の位置関係を所定の位置関係に規定すると、配線自由度が小さくなるおそれもある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、寄生インダクタンスを効果的に抑制することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、互いに隣接した状態で並列配置された正極端子(21)及び負極端子(22)と、
上記正極端子に接続された正極側スイッチング素子(31)と、
上記負極端子に接続された負極側スイッチング素子(32)と、
上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子との接続点に接続された出力端子(23)と、
上記正極端子の少なくとも一部及び上記負極端子の少なくとも一部に対して、上記正極端子及び上記負極端子の並び方向(X)及び突出方向(Y)の双方に直交する高さ方向(Z)から対向して配置された対向導体(4)とを有し、
上記対向導体は、上記正極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記負極端子とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されており、
上記対向導体は、上記正極端子及び上記負極端子における、上記高さ方向の両側に配置されている、電力変換装置(1)にある。
本発明の他の態様は、互いに隣接した状態で並列配置された正極端子(21)及び負極端子(22)と、
上記正極端子に接続された正極側スイッチング素子(31)と、
上記負極端子に接続された負極側スイッチング素子(32)と、
上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子との接続点に接続された出力端子(23)と、
上記正極端子の少なくとも一部及び上記負極端子の少なくとも一部に対して、上記正極端子及び上記負極端子の並び方向(X)及び突出方向(Y)の双方に直交する高さ方向(Z)から対向して配置された対向導体(4)とを有し、
上記対向導体は、上記正極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記負極端子とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されており、
上記正極側スイッチング素子及び上記負極側スイッチング素子を制御する制御回路を備えた回路基板(6)をさらに有し、上記対向導体は、上記回路基板に形成されている、電力変換装置(1)にある。
本発明のさらに他の態様は、互いに隣接した状態で並列配置された正極端子(21)及び負極端子(22)と、
上記正極端子に接続された正極側スイッチング素子(31)と、
上記負極端子に接続された負極側スイッチング素子(32)と、
上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子との接続点に接続された出力端子(23)と、
上記正極端子の少なくとも一部及び上記負極端子の少なくとも一部に対して、上記正極端子及び上記負極端子の並び方向(X)及び突出方向(Y)の双方に直交する高さ方向(Z)から対向して配置された対向導体(4)とを有し、
上記対向導体は、上記正極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記負極端子とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されており、
上記正極端子と上記負極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記出力端子とは、モールド樹脂(11)と共に一体化された半導体モジュール(10)を構成しており、かつ、上記対向導体は、上記モールド樹脂内に保持されている、電力変換装置(1)にある。
上記電力変換装置は、上記対向導体を有する。そして、対向導体は、正極端子と正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子と負極端子とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されている。これにより、上記電流経路における寄生インダクタンスを抑制することができる。すなわち、対向導体が上記のように配置されているため、上記電流経路に流れる交流電流に起因して生じる磁束を打ち消すように、対向導体に誘導電流が流れる。これにより、上記電流経路における寄生インダクタンスを抑制することができる。また、電流経路に流れる交流電流に起因する高周波磁束を低減することができる。そのため、電力変換装置内又はその周辺の電子部品への電磁ノイズの影響を防ぎやすくなる。
そして、対向導体は、正極端子、負極端子、出力端子とは異なるため、正極端子及び負極端子との間の間隔を小さくした状態で配置することができる。また、対向導体を用いることにより、寄生インダクタンスの抑制のために、正極端子と負極端子と出力端子との位置関係を工夫するなどの必要がない。それゆえ、電力変換装置の設計自由度を確保することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、寄生インダクタンスを効果的に抑制することができる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、半導体モジュールの平面説明図。 参考形態1における、半導体モジュールの斜視説明図。 参考形態1における、対向導体と正極端子及び負極端子との位置関係を示す側面説明図。 参考形態1における、電力変換装置の平面説明図。 参考形態1における、電力変換回路の説明図。 参考形態1における、半導体モジュールの斜視説明図であり、Z方向の寸法を拡大した説明図。 図6のVII−VII線矢視断面説明図。 参考形態2における、半導体モジュールの斜視説明図。 参考形態2における、対向導体と正極端子及び負極端子との位置関係を示す側面説明図。 実施形態1における、半導体モジュールの斜視説明図。 実施形態1における、対向導体と正極端子及び負極端子との位置関係を示す側面説明図。 実施形態2における、半導体モジュールの平面説明図。 実施形態3における、半導体モジュールの平面説明図。 実施形態4における、半導体モジュールの平面説明図。 実施形態5における、半導体モジュールの平面説明図。 実施形態6における、電力変換装置の平面説明図。 実施形態6における、正極端子及び負極端子の突出方向から見た電力変換装置の平面説明図。 実施形態6における、対向導体と正極端子及び負極端子との位置関係を示す側面説明図。 実施形態7における、半導体モジュールの斜視説明図。 実施形態7における、対向導体と正極端子及び負極端子との位置関係を示す側面説明図。 比較形態における、半導体モジュールの平面説明図。 比較形態における、半導体モジュールの斜視説明図。 参考形態1における、半導体モジュールの作用効果を示す斜視説明図。
参考形態1
電力変換装置の参考形態につき、図1〜図7を参照して説明する。
本形態の電力変換装置1は、図1、図2に示すごとく、正極端子21及び負極端子22と、正極側スイッチング素子31と、負極側スイッチング素子32と、出力端子23と、対向導体4とを有する。
正極端子21及び負極端子22は、互いに隣接した状態で並列配置されている。正極側スイッチング素子31は、正極端子21に接続されたスイッチング素子である。負極側スイッチング素子31は、負極端子22に接続されたスイッチング素子である。出力端子23は、正極側スイッチング素子32と負極側スイッチング素子32との接続点に接続されている。
図1〜図3に示すごとく、対向導体4は、正極端子21の少なくとも一部及び負極端子22の少なくとも一部に対して、高さ方向から対向して配置されている。ここで、高さ方向とは、正極端子21及び負極端子22の並び方向及び突出方向の双方に直交する方向である。ただし、高さ方向は、便宜的な表現であり、特に鉛直方向に限定されるものではない。以下において、この高さ方向を、適宜、Z方向という。また、正極端子21及び負極端子22の並び方向を、適宜、X方向という。また、正極端子21及び負極端子22の突出方向を、適宜、Y方向という。
そして、対向導体4は、正極端子21と正極側スイッチング素子31と負極側スイッチング素子32と負極端子22とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されている。この電流経路を、以下において適宜、交流電流経路という。本形態においては、対向導体4は、正極端子21及び負極端子22における、高さ方向すなわちZ方向の一方側に配置されている。なお、対向導体4は、正極端子21及び負極端子22に対して、電気的に絶縁されている。
本形態の電力変換装置1は、直流電力を三相交流電力に変換するインバータ装置である。具体的には、図5の回路図に示すごとく、直流電源51と三相交流負荷52との間において電力変換を行うよう構成されている。そして、正極側スイッチング素子31と負極側スイッチング素子32とをそれぞれ3つずつ備えている。正極側スイッチング素子31と負極側スイッチング素子32とは互いに直列接続されて、一つのスイッチングレッグを構成している。すなわち、電力変換装置1は、3つのスイッチングレッグを備えている。3つのスイッチングレッグは、直流電源51の正極及び負極に対して、互いに並列接続されている。
また、各スイッチング素子31、32は、MOSFETからなる。MOSFETは、金属酸化物電界効果トランジスタの略称である。なお、スイッチング素子31、32は、MOSFETに限定されるものではなく、IGBT等を用いることもできる。IGBTは、絶縁ゲートバイポーラトランジスタの略称である。IGBTを用いる場合、FWDが逆並列に接続される形態もある。FWDは、フライホイールダイオードの略称である。
正極側スイッチング素子31のドレインが正極端子21に接続されている。負極側スイッチング素子32のソースが負極端子22に接続されている。
正極側スイッチング素子31のソースと負極側スイッチング素子32のドレインとが互いに電気的に接続されている。そして、正極側スイッチング素子31のソースと負極側スイッチング素子32のドレインとの接続点に、出力端子23が接続されている。
上述の一つのスイッチングレッグを構成する正極側スイッチング素子31と負極側スイッチング素子32とが、一つの半導体モジュール10に内蔵されている。図1、図2に示すごとく、正極端子21と負極端子22と正極側スイッチング素子31と負極側スイッチング素子32と出力端子23とは、モールド樹脂11と共に一体化された半導体モジュール10を構成している。対向導体4の少なくとも一部がモールド樹脂11内に保持されている。そして、図4に示すごとく、電力変換装置1は、3つの半導体モジュール10を備えている。なお、図1〜図4等において、モールド樹脂11は二点鎖線によって外形を示されている。そして、各図面において、モールド樹脂11を透過させた状態で内部の要素が表されている。図1〜図4に準ずる以降の図面においても同様である。
図1、図2に示すごとく、各半導体モジュール10において、2つのスイッチング素子31、32は、X方向に並んでいる。そして、2つのスイッチング素子31、32に対してY方向の同じ側に、正極端子21及び負極端子22がY方向に突出している。具体的には、正極側スイッチング素子31に対してY方向の一方側に正極端子21が突出し、負極側スイッチング素子32に対してY方向の一方側に負極端子22が突出している。また、負極側スイッチング素子32に対して、Y方向における負極端子22と反対側に、出力端子23が突出している。
図6、図7に示すごとく、半導体モジュール10は、主面をZ方向に向けたベースプレート12の上面に、正極側スイッチング素子31及び負極側スイッチング素子32を、それぞれ他の構成要素とともに積層してなる。なお、上下の表現は便宜的なものである。ベースプレート12に対するスイッチング素子31、32の配置側を上側、その反対側を下側として定義している。また、図6、図7は、半導体モジュール10における各層の積層構造を分かりやすくするために、特にZ方向の厚みを大きくして表した説明図である。また、図6、図7においては、一部の構成要素を省略している。
ベースプレート12の上面の一部に、銅パターン層131、絶縁層141、銅パターン層132、正極側スイッチング素子31を、順次積層してある。また、ベースプレート12の上面の他の一部に、銅パターン層133、絶縁層142、銅パターン層134、負極側スイッチング素子32を、順次積層してある。なお、各構成要素の間には、適宜はんだ層15が介在している。
また、正極側スイッチング素子31及び負極スイッチング素子32は、それぞれの下面にドレインを有し、上面にソースを有する。なお、スイッチング素子がIGBTである場合、下面にコレクタを有し、上面にエミッタを有することとなる。正極側スイッチング素子31の下側に配された銅パターン層132と正極端子21とは、接続導体板161を介して接続されている。また、正極側スイッチング素子31の上面にあるソースと、負極側スイッチング素子32の下側に配された銅パターン層134とは、接続導体板162を介して接続されている。さらに、負極側スイッチング素子32の上面にあるドレインと負極端子22とは、接続導体板163を介して接続されている。また、図1、図6に示すごとく、負極側スイッチング素子32の下側の銅パターン層134と出力端子23とは、接続導体板164によって接続されている。
また、図1、図2に示すごとく、スイッチング素子31、32における、X方向の外側において、複数の制御端子17がZ方向の上側に向かって突出している。制御端子17の一部は、半導体モジュール10内において、スイッチング素子31、32のゲートに接続されている。
上述した半導体モジュール10の各構成要素は、モールド樹脂11に封止されている。ただし、正極端子21、負極端子22、出力端子23、制御端子17、及びベースプレート12は、部分的にモールド樹脂11から露出している。本形態においては、対向導体4も、部分的にモールド樹脂11から露出している。また、正極端子21及び負極端子22は、モールド樹脂11から露出した先端側の一部に、それぞれの端子に接続される導体との接続部213、223を有する。
正極端子21及び負極端子22は、それぞれ金属板からなると共に厚み方向が高さ方向すなわちZ方向となるように配置されている。図1に示すごとく、対向導体4は、正極端子21及び負極端子22における互いに隣接する内側端縁211、221に沿う部分を有する。本形態において、対向導体4は、環状に形成されている。具体的には、対向導体4は、Z方向から見た形状が長方形の環状形状を有する。また、この長方形は、Y方向に長い形状を有する。すなわち、対向導体4は、Y方向に延びる一対の長辺部41と、X方向に延びる一対の短辺部42とを有する。そして、一対の長辺部41が、正極端子21及び負極端子22の内側端縁にそれぞれ沿うように配置されている。また、一対の短辺部42のうち、スイッチング素子31、32に近い側の短辺部42は、Z方向から見て、ベースプレート12と重なる位置に配されている。
対向導体4は、例えば銅等、導電性に優れた金属によって構成することができる。また、対向導体4は、例えば、金属板をプレス打ち抜きすることにより環状形状としたものとすることができる。あるいは、対向導体4は、金属線材を環状に形成したもの等とすることもできる。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置1は、対向導体4を有する。そして、対向導体4は、上記交流電流経路に沿って配置されている。これにより、交流電流経路における寄生インダクタンスを抑制することができる。すなわち、対向導体4が上記のように配置されているため、交流電流経路に流れる交流電流に起因して生じる磁束を打ち消すように、対向導体4に誘導電流が流れる。これにより、交流電流経路における寄生インダクタンスを抑制することができる。また、交流電流経路に流れる交流電流に起因する高周波磁束を低減することができる。そのため、電力変換装置1内又はその周辺の電子部品への電磁ノイズの影響を防ぎやすくなる。
そして、対向導体4は、正極端子21、負極端子22、出力端子23とは異なるため、正極端子21及び負極端子22との間の間隔を小さくした状態で配置することができる。また、対向導体4を用いることにより、寄生インダクタンスの抑制のために、正極端子21と負極端子22と出力端子23との位置関係を工夫するなどの必要がない。それゆえ、電力変換装置1の設計自由度を確保することができる。
また、対向導体4は、正極端子21及び負極端子22における互いに隣接する内側端縁211、221に沿う部分として、一対の長辺部41を有する。それゆえ、交流電流経路における寄生インダクタンスを、より効果的に抑制することができる。すなわち、正極端子21及び負極端子22に流れる電流のほとんどは、表皮効果により、実際には各端子の表面付近を流れる。さらに、正極端子21に流れる電流と負極端子22に流れる電流とは互いに逆向きとなるため、近接効果によって正極端子21及び負極端子22の内側端縁211、221に集中して電流が流れる。それゆえ、対向導体4が内側端縁211、221に沿う部分を備えることにより、効果的に寄生インダクタンスを抑制することができる。
また、対向導体4は環状に形成されている。そのため、対向導体4による寄生インダクタンス抑制効果を確保しつつ、軽量化及び材料費低減を図ることができる。すなわち、交流電流経路に交流電流が流れることに伴って対向導体4に流れる誘導電流は、環状に形成される。そして、この環状の誘導電流によって、交流電流に伴う磁束を打ち消して、寄生インダクタンスを低減する。それゆえ、対向導体4は、環状の誘導電流が流れる経路に沿った形状に形成されていれば、寄生インダクタンスの抑制効果を得ることができる。その一方で、対向導体4を板状等とするよりも、軽量化、材料費低減を図ることができる。
また、対向導体4は、モールド樹脂11内に保持されている。これにより、対向導体4を、交流電流経路に対する位置ずれを生じることなく、安定して保持しておくことができる。それゆえ、対向導体4を交流電流経路に近接して配置しやすく、寄生インダクタンスを抑制する効果を向上させやすい。
以上のごとく、本形態によれば、寄生インダクタンスを効果的に抑制することができる電力変換装置を提供することができる。
参考形態2
本形態は、図8、図9に示すごとく、対向導体4を、正極端子21及び負極端子22の下側に配置した形態である。
すなわち、参考形態1においては、正極端子21及び負極端子22の上側に対向導体4を配置したものを開示したが、これとは逆に、本形態においては、正極端子21及び負極端子22の下側に対向導体4を配置している。つまり、下方から、正極端子21及び負極端子22に対して対向導体4を対向配置させている。
その他の構成は、参考形態1と同様である。なお、参考形態2以降において用いた符号のうち、既出の形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
形態においても、参考形態1と同様の作用効果を得ることができる。
実施形態1
本実施形態においては、図10、図11に示すごとく、対向導体4は、正極端子21及び負極端子22における、高さ方向の両側に配置されている。
すなわち、本実施形態においては、正極端子21及び負極端子22に対して、対向導体4が、Z方向の両側から対向配置されている。正極端子21及び負極端子22の上側に配された対向導体4と、下側に配された対向導体4とは、電気的に互いに独立している。また、一対の対向導体4は、Z方向から見て互いに重なるように、同じ位置、同じ形状に形成されている。ただし、必ずしもこれに限定されるものではない。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、一対の対向導体4の双方に、正極端子21及び負極端子22を含む交流電流経路に生じる交流電流に基づく磁束を打ち消す誘導電流が形成される。それゆえ、より効果的に、寄生インダクタンスの低減を図ることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態2
本実施形態は、図12に示すごとく、対向導体4の形状を、参考形態1に示したものに対し、X方向に大きくした実施形態である。
本実施形態において、対向導体4は、Y方向に延びる一対の側辺部411と、X方向に延びる前辺部421及び後辺部422とを有する。対向導体4は、Z方向から見て略正方形状の環状形状を有する。一対の側辺部411は、それぞれ正極端子21及び負極端子22の外側端縁212、222に沿って配置されている。そして、Z方向から見て、対向導体4は、正極端子21及び負極端子22を囲むように配置されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
実施形態3
本実施形態は、図13に示すごとく、対向導体4のX方向の大きさを、参考形態1に示したものよりも大きく、実施形態2に示したものよりも小さくした実施形態である。
本実施形態において、対向導体4の一対の長辺部41は、Z方向から見て、正極端子21及び負極端子22にそれぞれ形成された接合部213、223を通過する位置に配されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
実施形態4
本実施形態は、図14に示すごとく、Z方向から見て、半導体モジュール10における複数の接続導体板161、162、163の配置形状にも沿うように、対向導体4を形成した実施形態である。
交流電流経路には、複数の接続導体板161、162、163も含まれる。この交流電流経路は、正極端子21と正極側スイッチング素子31と負極側スイッチング素子32と負極端子22との配置形状である略U字形状となっている。この中でも、電流が特に集中して流れる部分は、略U字形状の内周側部分である。この内周側部分は、正極端子21及び負極端子22の内側端縁211、221と共に、各接続導体板161、162、163の端縁によって形成されている。具体的には、上記内周側部分には、接続導体板161のX方向における接続導体板163側の端縁と、接続導体板162のY方向における正極端子21及び負極端子22が突出している側の端縁の一部と、接続導体板163のX方向における接続導体板161側の端縁の一部とが含まれる。そこで、これらの部分に沿わせるように、対向導体4を形成している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、対向導体4を、交流電流経路の中でも特に電流が集中する経路に、より正確に沿わせることができる。そのため、寄生インダクタンスを一層効果的に抑制することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態5
本実施形態は、図15に示すごとく、環状の対向導体4の幅を大きくした実施形態である。
すなわち、環状の対向導体4における交流電流経路に直交する断面における導体の幅が、実施形態4に示した対向導体4よりも大きい。ここで、導体の幅は、Z方向に直交する方向の幅である。
その他の構成は、実施形態4と同様である。
本実施形態においては、対向導体4に流れる誘導電流に対する電気抵抗を小さくすることができる。それゆえ、誘導電流が流れやすくなり、正極端子21及び負極端子22を含む交流電流経路の寄生インダクタンスを、より効果的に抑制することができる。なお、対向導体4のZ方向の厚みを大きくして、誘導電流に対する電気抵抗を小さくすることもできる。
その他、実施形態4と同様の作用効果を有する。
実施形態6
本実施形態は、図16〜図18に示すごとく、対向導体4が、回路基板6に形成されている実施形態である。
すなわち、電力変換装置1は、正極側スイッチング素子31及び負極側スイッチング素子32を制御する制御回路を備えた回路基板6を有する。そして、対向導体4は、回路基板6に形成されている。
対向導体4は、回路基板6に導体パターンとして形成されている。対向導体4を構成する導体パターンは、例えば、他の配線パターンと共に、メッキ等によって、回路基板6に形成されている。図17、図18に示すごとく、本実施形態において、対向導体4は回路基板6の下面に形成されている。
回路基板6は、半導体モジュール10の上側に配置されている。回路基板6と半導体モジュール10とは互いにZ方向に対向するように略平行に配置されている。回路基板6には複数のスルーホールが形成されており、該スルーホールに制御端子17が挿通している。これにより、回路基板6と半導体モジュール10とが電気的に接続されている。また、回路基板6は、正極端子21及び負極端子22に対しても、Z方向に対向配置されている。そして、回路基板6における正極端子21及び負極端子22に対向配置された領域に、対向導体4が形成されている。なお、図16に示すごとく、回路基板6には、正極端子21及び負極端子22に形成された接続部213、223に向かって開口する開口部61が形成されている。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、回路基板6に対向導体4を形成する。そのため、対向導体4を他の配線パターンと共に形成することができる。それゆえ、対向導体4を形成するための工程を新たに設ける必要が特になく、生産性に優れた電力変換装置1を得ることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態7
本実施形態は、図19、図20に示すごとく、対向導体4の全体を、モールド樹脂11内に封止した実施形態である。
すなわち、本実施形態においては、半導体モジュール10のモールド樹脂11を、正極端子21及び負極端子22の下側において、正極端子21及び負極端子22の先端まで延ばしている。そして、正極端子21及び負極端子22の下側に対向導体4を配置すると共に、対向導体4をモールド樹脂11によって封止している。
その他の構成は、参考形態2と同様である。
本実施形態においては、対向導体4の全体をモールド樹脂11によって封止しているため、対向導体4をより安定して保持することができる。その結果、対向導体4を交流電流経路に近接配置しやすくなり、寄生インダクタンスの低減を一層効果的に抑制することができる。
その他、参考形態2と同様の作用効果を有する。
(比較形態)
比較形態として、対向導体4を設けていない電力変換装置につき、図21、図22を参照して説明する。比較形態の電力変換装置は、図21、図22に示す半導体モジュール90を3個備えたものである。半導体モジュール90は、対向導体を設けていない以外は、参考形態1の電力変換装置1における半導体モジュール10と同様である。
比較形態にかかる電力変換装置においては、交流電流経路に交流電流I1が流れたとき、交流電流経路の内側を貫くように、磁束φが発生する。この発生磁束φが周囲の電子部品や電子機器に影響を与える。また、この発生磁束φが大きいほど、発生するサージ電圧が大きくなる。
そこで、この発生磁束φを打ち消すように、参考形態1等においては、対向導体4を適切な位置に配置している。つまり、図23に示すごとく、交流電流経路に対向導体4を対向配置することで、交流電流I1と逆向きに対向導体4に電流I2が流れる。これにより、発生磁束φを弱めている。すなわち、対向導体4を配置することで、交流電流経路における寄生インダクタンスを抑制している。
(実験例1)
上述した参考形態1、2、及び実施形態1にかかる電力変換装置、及び比較形態にかかる電力変換装置につき、シミュレーションによって、交流電流経路における寄生インダクタンスの大きさを比較した。
参考形態1、2、及び実施形態1にかかる電力変換装置をそれぞれ試料1、2、3とし、比較形態にかかる電力変換装置を試料10とする。試料1、2、3において、対向導体4と正極端子21及び負極端子22とのZ方向の距離は同等であり、約1.0mmとしている。また、対向導体4のZ方向の厚みは0.2mm、導体幅は0.5mmとしている。
シミュレーションは、3次元境界要素法を用いて行った。また、このシミュレーションにおいて、交流電流の設定周波数は100kHzとした。
シミュレーションの結果、交流電流経路の寄生インダクタンスとして以下のデータが得られた。すなわち、交流電流経路の寄生インダクタンスは、試料1においては10.8nH、試料2においては10.4nH、試料3においては9.7nH、試料10においては12.5nHであった。
上記の結果から、参考形態1、2、実施形態1のように、対向導体4を設けることにより、交流電流経路の寄生インダクタンスを抑制することができることが分かる。また、実施形態1のように、交流電流経路の上下の双方に対向導体4を配置することにより、一層、寄生インダクタンスの抑制効果を向上させることができることも分かる。
(実験例2)
次に、実施形態1、2、3、4、5にかかる電力変換装置、及び比較形態にかかる電力変換装置につき、シミュレーションによって、交流電流経路における寄生インダクタンスの大きさを比較した。
実施形態2、3、4、5にかかる電力変換装置をそれぞれ試料4、5、6、7とする。試料4、5、6、7においても、対向導体4と正極端子21及び負極端子22との距離は、上述の試料3と同等である。また、対向導体4のZ方向の厚みも、試料3と同等である。対向導体4の導体幅は、試料4、5、6については試料1と同等であるが、試料7における対向導体4の導体幅は3.0mmとしている。
シミュレーションの方法及び条件は、実験例1と同様である。
シミュレーションの結果、交流電流経路の寄生インダクタンスとして以下のデータが得られた。すなわち、交流電流経路の寄生インダクタンスは、試料3においては10.7nH、試料4においては10.9nH、試料6においては8.6nH、試料7においては6.5nHであった。
上記の結果から、試料3〜7のいずれにおいても、試料10と比較すると、充分に交流電流経路の寄生インダクタンスを抑制することができている。そして、試料6、7のように、対向導体4を、交流電流経路の中でも特に電流が集中する経路に、より正確に沿わせることにより、寄生インダクタンスを一層効果的に抑制することができることも確認できた。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、参考形態2又は実施形態1と、実施形態2〜6のいずれかとを組み合わせた実施形態とすることもできる。また、対向導体の形状は特に限定されるものではなく、必ずしも環状形状でなくてもよい。
1 電力変換装置
21 正極端子
22 負極端子
23 出力端子
31 正極側スイッチング素子
32 負極側スイッチング素子
4 対向導体

Claims (7)

  1. 互いに隣接した状態で並列配置された正極端子(21)及び負極端子(22)と、
    上記正極端子に接続された正極側スイッチング素子(31)と、
    上記負極端子に接続された負極側スイッチング素子(32)と、
    上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子との接続点に接続された出力端子(23)と、
    上記正極端子の少なくとも一部及び上記負極端子の少なくとも一部に対して、上記正極端子及び上記負極端子の並び方向(X)及び突出方向(Y)の双方に直交する高さ方向(Z)から対向して配置された対向導体(4)とを有し、
    上記対向導体は、上記正極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記負極端子とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されており、
    上記対向導体は、上記正極端子及び上記負極端子における、上記高さ方向の両側に配置されている、電力変換装置(1)。
  2. 上記正極側スイッチング素子及び上記負極側スイッチング素子を制御する制御回路を備えた回路基板(6)をさらに有し、上記対向導体は、上記回路基板に形成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記正極端子と上記負極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記出力端子とは、モールド樹脂(11)と共に一体化された半導体モジュール(10)を構成しており、かつ、上記対向導体は、上記モールド樹脂内に保持されている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 互いに隣接した状態で並列配置された正極端子(21)及び負極端子(22)と、
    上記正極端子に接続された正極側スイッチング素子(31)と、
    上記負極端子に接続された負極側スイッチング素子(32)と、
    上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子との接続点に接続された出力端子(23)と、
    上記正極端子の少なくとも一部及び上記負極端子の少なくとも一部に対して、上記正極端子及び上記負極端子の並び方向(X)及び突出方向(Y)の双方に直交する高さ方向(Z)から対向して配置された対向導体(4)とを有し、
    上記対向導体は、上記正極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記負極端子とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されており、
    上記正極側スイッチング素子及び上記負極側スイッチング素子を制御する制御回路を備えた回路基板(6)をさらに有し、上記対向導体は、上記回路基板に形成されている、電力変換装置(1)。
  5. 互いに隣接した状態で並列配置された正極端子(21)及び負極端子(22)と、
    上記正極端子に接続された正極側スイッチング素子(31)と、
    上記負極端子に接続された負極側スイッチング素子(32)と、
    上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子との接続点に接続された出力端子(23)と、
    上記正極端子の少なくとも一部及び上記負極端子の少なくとも一部に対して、上記正極端子及び上記負極端子の並び方向(X)及び突出方向(Y)の双方に直交する高さ方向(Z)から対向して配置された対向導体(4)とを有し、
    上記対向導体は、上記正極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記負極端子とを流れる交流電流の電流経路に沿って配置されており、
    上記正極端子と上記負極端子と上記正極側スイッチング素子と上記負極側スイッチング素子と上記出力端子とは、モールド樹脂(11)と共に一体化された半導体モジュール(10)を構成しており、かつ、上記対向導体は、上記モールド樹脂内に保持されている、電力変換装置(1)。
  6. 上記正極端子及び上記負極端子は、それぞれ金属板からなると共に厚み方向が上記高さ方向となるように配置されており、上記対向導体は、上記正極端子及び上記負極端子における互いに隣接する内側端縁(211、221)に沿う部分を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 上記対向導体は、環状に形成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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