JP6488685B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
図4は電力変換装置を示す図である。図4では、電力変換装置は、入力リアクトルLinと入力コンデンサCinと整流器11,12と昇圧チョッパ回路20とスイッチ素子S1とコンデンサC1とインバータ30とを有している。
整流器12は、ダイオード全波整流器であり、入力リアクトルLinと入力コンデンサCinとから形成されるLCフィルタを介して、交流電源E1に接続されている。入力リアクトルLinは、整流器12と交流電源E1とを繋ぐ入力線ACL1,ACL2のうち、入力線ACL1の上に設けられる。入力コンデンサCinは入力線ACL1,ACL2の間に設けられる。
整流器12は、その出力側において直流線LH1,LLに接続される。整流器12は、入力線ACL1,ACL2を介して入力される交流電圧を整流し、整流した直流電圧を直流線LH1,LLの間に印加する。
直流線LH1,LLの間には、スイッチ素子S1とコンデンサC1とが互いに直列に接続される。コンデンサC1はスイッチ素子S1よりも直流線LL側に位置する。
インバータ30は、その入力側において直流線LH1,LLに接続され、直流線LH1,LLの間の直流電圧を交流電圧に変換して負荷M1に出力する。
整流器11は、ダイオード全波整流器であり、入力リアクトルLinを介さずに、交流電源E1と接続される。整流器11の出力側には昇圧チョッパ回路20が設けられており、この昇圧チョッパ回路20は整流器11が出力する直流電圧を昇圧する。昇圧された直流電圧はコンデンサC1に印加される。
昇圧チョッパ回路20は、リアクトルL20と、スイッチ素子S20と、ダイオードD20とを有している。リアクトルL20とスイッチ素子S20とは、整流器11の出力端の間において、互いに直列に接続されている。またリアクトルL20は、例えばスイッチ素子S20に対して、整流器11の高電位の出力端側に設けられている。ダイオードD20は、リアクトルL20とスイッチ素子S20とを接続する接続点と、コンデンサC1の高電位端との間に接続されており、コンデンサC1側にカソードを有している。
また本発明に関連する技術として、特許文献1〜4を掲示する。
特許第5381970号公報 特開2014−82926号公報 特開2014−96976号公報 特開2011−193678号公報
図4の電力変換装置においては、入力リアクトルLinを経由しない経路が存在する。この経路は、例えば入力リアクトルLinが設けられていない入力線ACL2、整流器12、直流線LH1、インバータ30、直流線LL、整流器11および入力線ACL1を通る経路である。この経路を流れる電流のリプルは大きくなりやすい。
上述の点に鑑みて、本発明は、電流のリプルを低減できる直流電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる電力変換装置の第1の態様は、入力リアクトル(Lin)と、前記入力リアクトルを介して交流電源(E1)に接続される第1整流器(11)と、前記第1整流器が出力する直流電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路(20)と、前記昇圧チョッパ回路が出力する直流電圧が印加されるコンデンサ(C1)と、第1直流線(LH1)、および、前記第1直流線よりも低い電位が印加される第2直流線(LL)を有する直流リンク(DCL)と、前記コンデンサを前記直流リンクに放電/非放電するスイッチ(S1)と、入力側において、前記入力リアクトルを介して前記交流電源に接続され、出力側において前記直流リンクに接続される第2整流器(12)と、前記直流リンクを介して前記第2整流器に接続され、負荷に交流電圧を出力するインバータとを備え、前記第1整流器及び前記第2整流器によって、前記昇圧チョッパ回路の入力側が、前記第1直流線及び前記第2直流線のいずれか一方と非導通となる。
本発明にかかる電力変換装置の第2の態様は、第1の態様にかかる電力変換装置であって、前記交流電源(E1)と前記第1整流器(11)とを接続し、前記入力リアクトルが設けられる第1入力線(ACL1)と、前記交流電源と前記第1整流器とを接続する第2入力線(ACL2)と、前記第1整流器と前記昇圧チョッパ回路(20)を接続する第3直流線(LH2)と、前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第1入力線と前記第1直流線との間に接続される第1ダイオード(D1)と、前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第2入力線と前記第1直流線との間に接続される第2ダイオード(D2)と、前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第1入力線と前記第2直流線との間に接続される第3ダイオード(D3)と、前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第2入力線と前記第2直流線との間に接続される第4ダイオード(D4)と、前記第3直流線側にカソードを有し、前記第1入力線と前記第3直流線との間に接続される第5ダイオード(D5)と、前記第3直流線側にカソードを有し、前記第2入力線と前記第3直流線との間に接続される第6ダイオード(D6)とを備え、前記第1から前記第4ダイオードは前記第2整流器(12)を形成し、前記第3から前記第6ダイオードは前記第1整流器(11)を形成し、前記昇圧チョッパ回路は、前記第1整流器が出力する、前記第2直流線と前記第3直流線との間の前記直流電圧を昇圧する。
本発明にかかる電力変換装置の第3の態様は、第1の態様にかかる電力変換装置であって、前記交流電源(E1)と前記第1整流器(11)とを接続し、前記入力リアクトルが設けられる第1入力線(ACL1)と、前記交流電源と前記第1整流器とを接続する第2入力線(ACL2)と、前記第1整流器と前記昇圧チョッパ回路(20)を接続する第3直流線(LL2)と、前記第3直流線側にアノードを有し、前記第1入力線と前記第3直流線との間に接続される第1ダイオード(D1)と、前記第3直流線側にアノードを有し、前記第2入力線と前記第3直流線との間に接続される第2ダイオード(D2)と、前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第1入力線と前記第2直流線との間に接続される第3ダイオード(D3)と、前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第2入力線と前記第2直流線との間に接続される第4ダイオード(D4)と、前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第1入力線と前記第1直流線との間に接続される第5ダイオード(D5)と、前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第2入力線と前記第1直流線との間に接続される第6ダイオード(D6)とを備え、前記第1、前記第2、前記第5および前記第6ダイオードは前記第2整流器(12)を形成し、前記第3から前記第6ダイオードは前記第1整流器(11)を形成し、前記昇圧チョッパ回路は、前記第1整流器が出力する、前記第1直流線と前記第3直流線との間の前記直流電圧を昇圧する。
本発明にかかる電力変換装置の第1の態様によれば、第1整流器および第2整流器のいずれもが入力リアクトルを介して交流電源に接続されるので、交流電源からインバータへのいずれの経路においても入力リアクトルが介在する。よって、電流のリプルが抑制される。
本発明にかかる電力変換装置の第2の態様によれば、第3ダイオードおよび第4ダイオードが第1整流器の一部および第2整流器の一部として機能するので、これらを別々に設ける場合に比して、製造コストを低減できる。
本発明にかかる電力変換装置の第3の態様によれば、第1ダイオードおよび第2ダイオードが第1整流器の一部および第2整流器の一部として機能するので、これらを別々に設ける場合に比して、製造コストを低減できる。
電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。 比較例に係る電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。 電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。 電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
図1は電力変換装置の一例を概略的に示す図である。電力変換装置は、整流器11,12と、昇圧チョッパ回路20と、インバータ30と、コンデンサC1と、スイッチ素子S1と、入力リアクトルLinとを備えている。
整流器11は、複数の入力線ACL1,ACL2を介して交流電源E1に接続されている。整流器11は、入力線ACL1,ACL2を介して入力される交流電圧を整流して、直流電圧を出力する。
入力リアクトルLinは入力線ACL1の上に設けられている。よって整流器11は入力リアクトルLinを介して交流電源E1に接続される。入力リアクトルLinは、入力線ACL1,ACL2を流れる入力電流のリプルを抑制する。
図1の例示では、入力線ACL1,ACL2の間には、入力コンデンサCinが接続されている。入力コンデンサCinは、入力リアクトルLinよりも整流器11側に設けられている。このような入力コンデンサCinは入力リアクトルLinとともに、LCフィルタを形成することができる。かかるLCフィルタは、入力線ACL1,ACL2を流れる電流のリプルをより効果的に抑制する。
図1の例示では、入力線ACL2の上に入力リアクトルが設けられていないものの、入力線ACL2の上にも入力リアクトルが設けられてもよい。
昇圧チョッパ回路20は整流器11が出力する直流電圧を昇圧する。図1の例示では、昇圧チョッパ回路20は、直流線LH2,LLを介して整流器11の出力側に接続されている。整流器11は直流線LH2,LLの間に直流電圧を印加し、昇圧チョッパ回路20はこの直流電圧を昇圧するのである。昇圧チョッパ回路20の出力端はコンデンサC1の両端にそれぞれ接続されており、昇圧された直流電圧はコンデンサC1に印加されることとなる。なおここでは、直流線LH2に印加される電位は直流線LLに印加される電位よりも高い。
例えば整流器11は、ダイオード全波整流器であって、ダイオードD3〜D6によって形成される。ダイオードD3は入力線ACL1と直流線LLとの間に接続されており、直流線LL側にアノードを有する。ダイオードD4は入力線ACL2と直流線LLとの間に接続されており、直流線LL側にアノードを有する。ダイオードD5は入力線ACL1と直流線LH2との間に接続されており、直流線LH2側にカソードを有する。ダイオードD6は入力線ACL2と直流線LH2との間に接続されており、直流線LH2側にカソードを有する。
昇圧チョッパ回路20は、例えば、リアクトルL20と、ダイオードD20と、スイッチ素子S20とを備えている。リアクトルL20とスイッチ素子S20とは直流線LH2,LLの間において、互いに直列に接続される。リアクトルL20は、スイッチ素子S20に対して直流線LH2側に設けられている。ダイオードD20は、リアクトルL20とスイッチ素子S20との間の接続点と、コンデンサC1の高電位端との間に接続されている。ダイオードD20は、コンデンサC1側にカソードを有している。コンデンサC1の低電位端は直流線LLに接続されている。
スイッチ素子S20がオンする期間では、直流線LH2から直流線LLへと、リアクトルL20およびスイッチ素子S20を介して電流が流れる。これにより、リアクトルL20には電磁エネルギーが蓄積される。
スイッチ素子S20がオフする期間では、直流線LH2から直流線LLへと、リアクトルL20およびコンデンサC1を介して電流が流れる。よって、直流線LH2,LLの間の直流電圧(整流器11の出力電圧)と、リアクトルL20の電圧とが加算された電圧がコンデンサC1に印加されることになる。つまり、昇圧された直流電圧がコンデンサC1に印加されることとなる。
図1に示すように、整流器12も、入力リアクトルLinを介して交流電源E1に接続されている。整流器12は、入力線ACL1,ACL2を介して入力される交流電圧を整流して、直流電圧を直流線LH1,LLの間に印加する。なお直流線LH1に印加される電位は直流線LLに印加される電位よりも高い。また直流線LH1と直流線LH2は異なる。直流線LH1,LLによって直流リンクDCLが形成される。
例えば整流器12は、ダイオード全波整流器であって、ダイオードD1〜D4によって形成される。ダイオードD1は入力線ACL1と直流線LH1との間に接続され、直流線LH1側にカソードを有する。ダイオードD2は入力線ACL2と直流線LH1との間に接続され、直流線LH1側にカソードを有する。
図1の例示では、ダイオードD3,D4のいずれもが整流器11の一部および整流器12の一部として機能する。よって整流器11専用のダイオードD3,D4と、整流器12専用のダイオードD3,D4とを、別途に設ける場合に比べて、製造コストおよび回路規模を低減できる。
このような整流器11,12の構成及びリアクトルL20との接続関係により、昇圧チョッパ回路20の入力側は、互いに逆方向に接続されたダイオードD1,D5の直列接続及び互いに逆方向に接続されたダイオードD2,D6の直列接続によって、直流線LH1と非導通となっている。つまり直流線LH1と直流線LH2は異なっており、かつ互いに直接には接続されていない。
スイッチ素子S1とコンデンサC1とは直流線LH1,LLの間において互いに直列に接続される。図1の例示では、スイッチ素子S1はコンデンサC1に対して直流線LH1側に設けられている。スイッチ素子S1は、コンデンサC1の直流リンクDCLへの放電/非放電を選択する。スイッチ素子S1がオンすると、コンデンサC1が直流リンクDCLへと放電し、スイッチ素子S1がオフすると、コンデンサC1から直流リンクDCLへの放電が停止する。
図1の例示では、スイッチ素子S1は片方向導通のスイッチ素子(例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であり、その順方向は直流線LLから直流線LH1へと向かう方向である。そこで図1の例示では、スイッチ素子S1に逆並列にダイオードD10が接続されている。つまりダイオードD10は、そのアノードが直流線LH1側に向くように、配置されている。ダイオードD10はスイッチ素子S1に生じる逆方向の電圧を抑制する。
インバータ30は直流リンクDCL(直流線LH1,LL)を介して整流器12に接続されている。インバータ30は、直流線LH1,LLの間の直流電圧を交流電圧に変換して、負荷M1へと出力する。
インバータ30は例えば三相の電圧形インバータであって、スイッチ素子Su1,Sv1,Sw1,Su2,Sv2,Sw2と、ダイオードDu1,Dv1,Dw1,Du2,Dv2,Dw2とを備えている。スイッチ素子Sx1,Sx2(xはu,v,wを代表する。以下同様)は、直流線LH1,LLの間において互いに直列に接続されている。ダイオードDx1,Dx2は直流線LL側にアノードを有し、それぞれスイッチ素子Sx1,Sx2と並列に接続されている。
スイッチ素子Sx1,Sx2を接続する接続点は、インバータ30の出力端として機能し、当該出力端が負荷M1に接続される。
負荷M1は例えばモータであって、入力された交流電圧に応じて回転する。
かかる電力変換装置において、スイッチ素子S1,S20およびインバータ30は制御部40によって制御される。これらを制御する方法は公知であって、例えば特許文献1〜4の制御を利用できる。
本電力変換装置によれば、昇圧チョッパ回路20に入力される直流線LH2が直流線LH1と異なっている。これにより、スイッチS1のオン/オフの状態によらず、昇圧チョッパ回路20の昇圧機能を発揮させることができる。これをより詳細に説明すべく、整流器11,12を一つ整流器11で構成し、直流線LH1,LH2を一つの直流線LH1で共通にした構造を考慮する。この構造は、ダイオードD1,D2が省略され、直流線LH1,LH2が互いに直接に接続された構成で実現できる。直流線LH1と、直流線LLとの間に、整流器11が整流電圧を出力する。リアクトルL20は直流線LH1も接続されるので、スイッチS1をオンしたときに、リアクトルL20がスイッチS1を介してダイオードD20と短絡する。このとき、リアクトルL20の電圧をコンデンサC1に印加できないので、昇圧チョッパ回路20の昇圧機能を発揮できない。しかるに本電力変換装置によれば、スイッチS1がオンした状態であっても、スイッチS20がオフしたときにリアクトルL20の電圧をコンデンサC1に印加できるので、昇圧機能を維持することができる。
本電力変換装置によれば、交流電源E1から負荷M1への経路のいずれにも、入力リアクトルLinが介在する。したがって、電流のリプルが抑制される。
比較例としての電力変換装置を図2に示す。図2では、整流器12は、ダイオードD1,D2,D7,D8によって形成されている。ダイオードD7は入力線ACL1と直流線LLとの間に設けられ、直流線LL側にアノードを有している。ダイオードD8は入力線ACL2と直流線LLとの間に設けられ、直流線LL側にアノードを有している。
また図2では、整流器11はLCフィルタを介さずに、交流電源E1に接続されている。即ち、整流器11の入力端の一つ(図2では、ダイオードD3,D5を接続する接続点)は、入力リアクトルLinに対して交流電源E1側で、入力線ACL1に接続されている。
図2の昇圧チョッパ回路20は図1と比較してリアクトルL21とダイオードD21とを更に備えている。リアクトルL21は、整流器11の出力線たる直流線LH2,LL2の間において、リアクトルL20およびスイッチ素子S20と直列に接続されている。リアクトルL21はスイッチ素子S20に対してリアクトルL20とは反対側に位置する。ダイオードD21は、スイッチ素子S20およびリアクトルL21を接続する接続点と、直流線LLとの間に接続されており、直流線LL側にアノードを有している。
比較例にかかる電力変換装置によれば、交流電源E1とインバータ30との経路のいずれにも、入力リアクトルLinおよびリアクトルL21の少なくともいずれか一方が介在する。よって比較例においても、電流のリプルを低減できる。しかしながら、比較例にかかる電力変換装置では、リアクトルL21が必要となり、製造コストが高い。またリアクトルL21やダイオードD21において導通損失も発生する。
一方で、本実施の形態にかかる電力変換装置によれば、リアクトルL21を用いる必要がない。よってリアクトルL21を用いない場合には、製造コストを低減でき、また損失を低減できる。
図3は本実施の形態にかかる電力変換装置の他の一例である。この電力変換装置は、コンデンサC1とスイッチ素子S1の順序、整流器12の内部構成、昇圧チョッパ回路20の内部構成、および、直流線LH2,LL2の有無の点で、図1と相違する。
図3の例示では、コンデンサC1はスイッチ素子S1よりも直流線LH1側に位置している。
また直流線LH2は設けられず、直流線LL2が設けられており、整流器11は直流線LH1,LL2の間に直流電圧を出力する。直流線LL2は直流線LLと異なる。この整流器11はダイオードD3〜D6によって形成されている。ダイオードD5は直流線LH1と入力線ACL1との間に設けられ、直流線LH1側にカソードを有する。ダイオードD6は直流線LH1と入力線ACL2との間に設けられ、直流線LH1側にカソードを有する。ダイオードD3は直流線LL2と入力線ACL1との間に設けられ、直流線LL2側にアノードを有する。ダイオードD4は直流線LL2と入力線ACL2との間に設けられ、直流線LL2側にアノードを有する。
直流線LH1,LL2の間の直流電圧は昇圧チョッパ回路20に入力され、昇圧チョッパ回路20はこれを昇圧してコンデンサC1に印加する。昇圧チョッパ回路20はスイッチ素子S20とリアクトルL20とダイオードD20とを備えている。スイッチ素子S20とリアクトルL20とは直流線LH1,LL2の間で互いに直列に接続されており、スイッチ素子S20はリアクトルL20に対して直流線LH1側に位置している。ダイオードD20は、スイッチ素子S20とリアクトルL20とを接続する第1接続点と、コンデンサC1とスイッチ素子S1とを接続する第2接続点との間に接続されている。ダイオードD20の順方向は第2接続点から第1接続点へと向かう方向である。
整流器12はダイオードD1,D2,D5,D6によって形成されている。ダイオードD1は入力線ACL1と直流線LLとの間に設けられており、直流線LL側にアノードを有している。ダイオードD2は入力線ACL2と直流線LLとの間に設けられており、直流線LL側にアノードを有している。
この場合であっても、ダイオードD5,D6が整流器11,12の一部として機能するので、製造コストを低減できる。なお、図3の例示であっても、入力リアクトルLinは入力線ACLACL2に設けられてもよい。
このような整流器11,12の構成及びリアクトルL20との接続関係により、昇圧チョッパ回路20の入力側は、互いに逆方向に接続されたダイオードD1,D3の直列接続及び互いに逆方向に接続されたダイオードD2,D4の直列接続によって、直流線LLと非導通になっている。つまり直流線LLと直流線LL2は異なっており、かつ互いに直接には接続されていない。
また、本発明は、その発明の範囲内において、相互に矛盾しない限り、上記の種々の実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
11,12 整流器
20 昇圧チョッパ回路
30 インバータ
D1〜D6 ダイオード
DCL 直流リンク
Lin 入力リアクトル
LH1,LH2,LL 直流線

Claims (3)

  1. 入力リアクトル(Lin)と、
    前記入力リアクトルを介して交流電源(E1)に接続される第1整流器(11)と、
    前記第1整流器が出力する直流電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路(20)と、
    前記昇圧チョッパ回路が出力する直流電圧が印加されるコンデンサ(C1)と、
    第1直流線(LH1)、および、前記第1直流線よりも低い電位が印加される第2直流線(LL)を有する直流リンク(DCL)と、
    前記コンデンサを前記直流リンクに放電/非放電するスイッチ(S1)と、
    入力側において、前記入力リアクトルを介して前記交流電源に接続され、出力側において前記直流リンクに接続される第2整流器(12)と、
    前記直流リンクを介して前記第2整流器に接続され、負荷に交流電圧を出力するインバータ(30)と
    を備え、
    前記第1整流器及び前記第2整流器によって、前記昇圧チョッパ回路の入力側が、前記第1直流線及び前記第2直流線のいずれか一方と非導通となる、電力変換装置。
  2. 前記交流電源(E1)と前記第1整流器(11)とを接続し、前記入力リアクトルが設けられる第1入力線(ACL1)と、
    前記交流電源と前記第1整流器とを接続する第2入力線(ACL2)と、
    前記第1整流器と前記昇圧チョッパ回路(20)を接続する第3直流線(LH2)と、
    前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第1入力線と前記第1直流線との間に接続される第1ダイオード(D1)と、
    前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第2入力線と前記第1直流線との間に接続される第2ダイオード(D2)と、
    前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第1入力線と前記第2直流線との間に接続される第3ダイオード(D3)と、
    前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第2入力線と前記第2直流線との間に接続される第4ダイオード(D4)と、
    前記第3直流線側にカソードを有し、前記第1入力線と前記第3直流線との間に接続される第5ダイオード(D5)と、
    前記第3直流線側にカソードを有し、前記第2入力線と前記第3直流線との間に接続される第6ダイオード(D6)と
    を備え、
    前記第1から前記第4ダイオードは前記第2整流器(12)を形成し、
    前記第3から前記第6ダイオードは前記第1整流器(11)を形成し、
    前記昇圧チョッパ回路は、前記第1整流器が出力する、前記第2直流線と前記第3直流線との間の前記直流電圧を昇圧する、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記交流電源(E1)と前記第1整流器(11)とを接続し、前記入力リアクトルが設けられる第1入力線(ACL1)と、
    前記交流電源と前記第1整流器とを接続する第2入力線(ACL2)と、
    前記第1整流器と前記昇圧チョッパ回路(20)を接続する第3直流線(LL2)と、
    前記第3直流線側にアノードを有し、前記第1入力線と前記第3直流線との間に接続される第1ダイオード(D1)と、
    前記第3直流線側にアノードを有し、前記第2入力線と前記第3直流線との間に接続される第2ダイオード(D2)と、
    前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第1入力線と前記第2直流線との間に接続される第3ダイオード(D3)と、
    前記第2直流線(LL)側にアノードを有し、前記第2入力線と前記第2直流線との間に接続される第4ダイオード(D4)と、
    前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第1入力線と前記第1直流線との間に接続される第5ダイオード(D5)と、
    前記第1直流線(LH1)側にカソードを有し、前記第2入力線と前記第1直流線との間に接続される第6ダイオード(D6)と
    を備え、
    前記第1、前記第2、前記第5および前記第6ダイオードは前記第2整流器(12)を形成し、
    前記第3から前記第6ダイオードは前記第1整流器(11)を形成し、
    前記昇圧チョッパ回路は、前記第1整流器が出力する、前記第1直流線と前記第3直流線との間の前記直流電圧を昇圧する、請求項1に記載の電力変換装置。
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