JP6488630B2 - 電力測定装置及び電力測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は,電力測定装置及び電力測定方法に関する。
高密度サーバなどのコンピュータシステムは,一つの筐体またはマザーボード内に複数の論理ユニットを実装する。各論理ユニットは,単一のまたは複数のCPUコアと入出力回路を集積したCPUチップと,複数のメモリチップと,外部とのインターフェース装置とを実装する。このようなコンピュータシステムでは,外部の電源供給ユニットから第1の直流電圧が複数の論理ユニットに供給され,直流電圧変換デバイスである電源装置が第1の直流電圧を電圧変換して第2,第3の直流電圧を生成し,各論理ユニット内の各CPUチップ,メモリチップ,外部インターフェース装置などに供給する。
外部の電源供給ユニットからある程度高い電圧で第1の直流電圧を各論理ユニットに供給し,各論理ユニット近傍の電源装置で第1の直流電圧より低い第2,第3の直流電圧に変換し,それらを電源電圧として各論理ユニット内の各LSIチップ等に供給することで,外部電源供給ユニットから論理ユニットまでの電源電圧配線におけるIRドロップによる電力ロスを小さくすることができる。
一般的なコンピュータシステムでは,論理ユニット単位で電源をON/OFFできるよう構成されている。そのため,各論理ユニットは,実装しているLSIチップ等への電源電圧を供給する電源装置をそれぞれ専用に設けている。その結果,論理ユニットに専用に設けられている電源装置の出力電力を集計することで,各論理ユニットの消費電力を測定することができる。
特開2012−98135号公報 特開平10−103737号公報 特開平02−38975号公報
しかしながら,高性能サーバやスーパーコンピュータなどでは,更に実装密度を上げるために,1枚のマザーボード上に複数の論理ユニットを実装し,電源装置は各論理ユニットに専用の電源装置と,複数の論理ユニットに共用の電源装置とが混在している。その結果,各論理ユニット毎に消費電力を取得することが容易ではない。
そこで,実施の形態の第1の側面の目的は,論理ユニット毎の消費電力を取得することができる電力測定装置及び電力測定方法を提供することにある。
本実施の形態の第1の側面は,CPUコア群を含むCPUチップと,少なくともメモリを含む周辺装置とをそれぞれ有する複数の論理ユニットと,前記CPUコア群それぞれに電源電圧を供給する専用電源装置と,前記複数の論理ユニットの前記周辺装置に電源電圧を供給する共用電源装置とを有する情報処理装置の電力測定装置において,
前記専用電源装置の出力電圧と出力電流を取得して前記専用電源装置の出力電力を生成する出力電力生成部と,
前記CPUチップの温度を取得する温度取得手段と,
前記CPUチップの温度に対する係数であって,前記CPUコアの動作率に非依存の第1の消費電力係数と,前記動作率に依存する第2の消費電力係数と,前記出力電力とから,前記CPUコアの動作率を生成する動作率生成部と,
第1の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の消費電力係数と,前記第2の消費電力係数と,前記第1の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第1の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定し,第2の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の消費電力係数と,前記第2の消費電力係数と,前記第2の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第2の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定する消費電力推定部と,
前記第1,第2の論理ユニットそれぞれについて,前記専用電源装置の出力電力と前記周辺装置の推定消費電力とを加算して前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの消費電力を生成する消費電力生成部とを有する電力測定装置である。
第1の側面によれば,論理ユニット毎の消費電力を取得することができる。
本実施の形態における電力測定装置の被測定情報処理装置の一例を示す図である。 本実施の形態における電源装置の一例を示す図である。 CPUコア,メモリ,光モジュールなどの半導体デバイスの消費電力と動作率の関係を示す図である。 本実施の形態における第1,第2の電力係数b(t),a(t)を求めるための消費電力測定方法を示すフローチャート図である。 CPUコアの第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のパッケージ温度Tに対するデータの一例を示す図である。 本実施の形態における論理ユニットの消費電力測定方法を示すフローチャート図である。 図1とは異なる情報処理装置の構成例を示す図である。 図7の電力測定装置20の構成例を示す図である。 図7の情報処理装置の共用電源装置D00による各論理ユニットの消費電力を測定する方法を示すフローチャート図である。
図1は,本実施の形態における電力測定装置の被測定情報処理装置の一例を示す図である。図1の情報処理装置(コンピュータ)は,筐体またはマザーボード10に,複数の論理ユニットLU_0,LU_1と,論理ユニット内のデバイス群に電源電圧を供給する電源装置D00〜D03,D05,D07,D09とを搭載する。各論理ユニットLUは,単一または複数のCPUコアと入出力装置I/Oとを有するCPUチップ(SOC:System on a chip)12と,CPUチップ12からアクセスされるDRAMなどのメモリ14と,外部の情報処理装置やストレージ装置とのインターフェースである光モジュール16とを搭載する。本実施の形態では,メモリ14,光モジュール16などを周辺装置と呼ぶ。
図1の2つの論理ユニットLU_0,LU_1は,同じ構成であるが,2つの論理ユニットが異なる数の光モジュール16,メモリ14を搭載しても良く,CPUチップ12_1,12_2が異なる数のCPUコアを有していても良い。
図1の情報処理装置10は,外部から例えば12Vの直流電圧を供給される。そして,電源装置D00〜D03,D05,D07,D09は,その外部直流電圧をそれぞれのデバイスや装置に供給する直流電圧に変換する。これらの電源装置は,例えば外部供給直流電圧(12V)を内部の直流電源電圧に変換するDCDCコンバータである。
電源装置D00は,2つの論理ユニット内の複数,合計4個,の光モジュール16_1〜16_4に共有され,複数の光モジュール16_1〜16_4に共通の電源電圧V3を供給する。電源装置D01は,2つの論理ユニットのCPUチップ12_1,12_2内の入出力装置I/Oに共用され,複数の入出力装置I/Oに共通の電源電圧V1を供給する。
電源装置D02,D03は,論理ユニットLU_0,LU_1内のCPUチップ12_1,12_2内のCPUコア群にそれぞれ専用に設けられ,それぞれの電源電圧V1を供給する。電源装置D05,D09は,論理ユニットLU_0,LU_1内のメモリ14_1,14_4にそれぞれ専用に設けられ,それぞれの電源電圧V1を供給する。一方,電源装置D07は,論理ユニットLU_0,LU_1内のメモリ14_2,14_3に共通に設けられ,両メモリ14_2,14_3に共通の電源電圧V1を供給する。
上記のように,電源装置D02,D03,D05,D09は,複数の論理ユニットLU_0,LU_1それぞれに専用で設けられた専用電源装置であり,生成する電源電圧が複数の論理ユニットで共用されることはない。一方,電源装置D00,D01,D07は,複数の論理ユニットLU_0,LU_1に共通に設けられた共用電源装置であり,生成する電源電圧が複数の論理ユニットで共用される。共用電源装置を設けることで,電源装置の数を減らしマザーボード10の面積を小さくすることができ,情報処理装置の小型化を図ることができ,または,マザーボード10内により多くの論理ユニットLUを搭載することができる。
本実施の形態の電力測定装置20は,全ての電源装置D##及び全てのCPUチップ12と通信可能であり,電源装置D##からその出力電圧と出力電流のデータを取得可能であり,CPUチップ12が内蔵する温度センサの温度Tのデータを取得可能である。電力測定装置20と電源装置D##やCPUチップ12との通信は,例えばICなど1ビットで通信可能な方式で行われる。
なお,メモリ14や光モジュール16にも温度センサを搭載し,電力測定装置20がそれらとの通信により温度データを取得可能になっていてもよい。
図2は,本実施の形態における電源装置の一例を示す図である。図2の電源装置は,直流の入力電圧Vinを降圧して直流の出力電圧Voutを生成するDCDCコンバータである。図2の電源装置は,PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1を有するスイッチング部と,それらのトランジスタのドレイン接続ノードと出力端子N0との間に接続されたインダクタLoutと,出力端子N0に接続されたキャパシタCoutとを有し,出力電圧Voutがフィードバック電圧Vfbとして制御回路30に入力される。制御回路30は,フィードバック電圧Vfbを図示しない基準電圧と比較し,出力電圧Voutが所望の電圧を維持するように,トランジスタP1を導通するためのゲートパルスを生成する。トランジスタP1が導通すると,入力電圧VinからトランジスタP1とインダクタLoutを介してキャパシタCoutに電流が供給され,トランジスタP1がオフになった後は,トランジスタN1が導通するよう制御され,引き続きインダクタLoutからキャパシタCoutに電流が供給される。この出力電圧Voutが電源電圧として,各チップや装置に供給される。
図2の電源装置は,更に,出力端子N0の電圧と電流を計測する電圧測定回路と電流測定回路32を有する。そして,電力測定装置20からの通信に応答して,計測した出力電圧と出力電流のデータを電力測定装置20に返信する。これにより,電力測定装置20は,各電源装置が出力する出力電圧と出力電流のデータを取得することができ,各電源装置が出力する電力のデータを取得することができる。
図1に戻り,前述のとおり,電力測定装置20は,各電源装置D00〜D09の出力電力を取得することができる。しかし,光モジュールの電源装置D00,I/O部の電源装置D01,メモリ14_2,14_3の電源装置D07は,第1,第2の論理ユニットLU_0,LU_1で共有される共用電源装置である。そのため,第1,第2の論理ユニットLU_0,LU_1毎の消費電力を知るためには,それらの共用電源装置の出力電力が2つの論理ユニットによりどのような割合で消費されているのかを知る必要がある。
そこで,本実施の形態の電力測定装置20は,各電源装置の出力電力と,CPUチップ12_1,12_2の温度Tとを手がかりにして,共用電源装置の出力電力の2つの論理ユニットによる消費電力を推定する。
図3は,CPUコア,メモリ,光モジュールなどの半導体デバイスの消費電力と動作率の関係を示す図である。動作率とは,単位時間当たりに所定の動作を実行する頻度であり,CPUコアであれば,単位時間当たりにCPUコアが実行する命令数等,メモリであれば,単位時間当たりのアクセス回数等,光モジュールや入出力装置I/Oであれば,単位時間当たりの入出力回数等である。
シリコンなどの半導体基板上に形成された回路は,電源が起動した状態で特に動作していなくても静的に電力を消費し,動作率が高くなるにしたがって動作率に依存する電力を消費する。したがって,ある動作率における消費電力は,次の一次式で近似することができる。
消費電力(t)=b(t)+a(t)×動作率 (式1)
ここで,b(t)は動作率に非依存の消費電力であり,a(t)は動作率に依存する消費電力である。
そして,動作率非依存消費電力係数b(t)と動作率依存消費電力係数a(t)は,いずれも,温度tが上昇するにつれて大きくなる傾向を有する。つまり,温度tが上昇すると非動作状態で発生するリーク電流が増大し,動作状態で消費する電流も増大する。
そこで,本実施の形態では,CPUコア,メモリ,光モジュール,入出力装置について,所定の温度範囲の異なる温度における消費電力を測定して,それぞれの動作率非依存の第1の消費電力係数b(t)と動作率依存の第2の消費電力係数a(t)とを求めておく。そして,情報処理装置が動作中に,上記の式1に基づいて,CPUコアの動作率を算出し,算出したCPUコアの動作率を論理ユニットLUの動作率と推定し,共用電源装置から電源電圧を供給されている周辺装置の消費電力を,その推定動作率と各装置の温度に対する電力係数b(t),a(t)から推定する。
図4は,本実施の形態における第1,第2の電力係数b(t),a(t)を求めるための消費電力測定方法を示すフローチャート図である。まず,事前に次の2つのプログラムを用意する。
同じ動作を継続して実行しCPUコアの動作率α1が小さい第1のプログラム。
同じ動作を継続して実行しCPUコアの動作率α2が大きい第2のプログラム。
第1,第2のプログラムを実行した時のCPUコアの動作率α1,α2をシミュレーションなどにより予め求めておく。
そして,図1に示した情報処理装置であるコンピュータの筐体またはマザーボードを恒温漕に挿入する(S1)。そして,コンピュータの全てのCPUコアに第1のプログラムを実行させ(S2),CPUチップ12のパッケージに内蔵されている温度計が一定値になるまで待つ(S3)。この場合,CPUチップ内の電力消費により発生する熱と,恒温漕内の温度による放熱とがバランスする状態で,パッケージの温度計が一定値で安定する。
温度計が一定値になった状態で,温度計が目標温度Tになるまで恒温漕を冷却(または加熱)する(S4)。そして,電力測定装置20が,温度計が目標温度Tに維持されている時の,CPUコアの消費電力C1を,CPUコア用の電源装置D02,D03から取得する(S5)。これにより,動作率α1,目標温度TでのCPUコアの消費電力C1を取得する。
次に,第1のプログラムを第2のプログラムに変更して,上記の工程S2〜D5を繰り返す。これにより,動作率α2,目標温度TでのCPUコアの消費電力C2を取得する。
そして,前述の式1に上記動作率α1,α2と温度Tと消費電力C1,C2を代入した以下の連立方程式を解いて,CPUチップの温度Tにおける第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)を算出する(S8)。この算出は,電力測定装置20によって行っても良いし,他のパーソナルコンピュータなどにより行っても良い。
C1=b(T)+a(T)×α1
C2=b(T)+a(T)×α2
上記の一連の処理による第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)を,動作温度領域内の複数の目標温度Tについて繰り返し求める。これにより,CPUコア(CPUチップが複数のCPUコアを有する場合はそのCPUコア群,以下同様)の異なる動作温度Tに対する第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のデータを取得することができる。
図5は,CPUコアの第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のパッケージ温度Tに対するデータの一例を示す図である。図5の例は,パッケージ温度Tが0°〜100°のレンジで10°毎の第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)を有する。この例においても,パッケージ温度Tが上昇するほど,第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のワット数は上昇している。
本実施の形態では,更に,メモリ14,入出力装置I/O,光モジュール16についても,図4の方法により,それぞれの異なる動作温度に対する第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のデータを取得する。この場合のデータは,メモリ1個当たりの,入出力装置1個当たりの,光モジュール1個当たりのデータであることが望ましい。
例えば,メモリ14の場合は,メモリアクセス頻度などに基づきメモリ14の動作率が小さいα1になるプログラムP1と,それより大きいα2になるプログラムP2とを全CPUコアに実行させ,図4の方法により,メモリ14の異なる動作温度に対する第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のデータを取得する。図1の構成では,例えば,メモリ専用電源装置D05,D09の消費電力をメモリの個数で除算することで,1個のメモリの消費電力を取得する。コンピュータが恒温漕内に挿入されているので,メモリのパッケージの温度はCPUチップの温度と等しくなるので,メモリの動作温度はCPUチップの温度計から取得できる。
入出力装置I/O,光モジュール16それぞれについても,それぞれの動作率をα1,α2を再現できる第1,第2のプログラムをCPUコアに実行させることで,異なる動作温度に対する第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のデータを同様に取得する。図1の構成では,共用電源装置D00の消費電力を入出力装置の個数で除算することで,1個の入出力装置当たりの消費電力を取得できる。光モジュールの場合も同様である。
本実施の形態では,図5に示した異なる動作温度Tに対する第1,第2の消費電力係数のデータを,CPUコア,メモリ,入出力装置I/O,光モジュールそれぞれについて取得してから,以下に示す方法により,論理ユニットの消費電力の測定を行う。
図6は,本実施の形態における論理ユニットの消費電力測定方法を示すフローチャート図である。図1に示した情報処理装置であるコンピュータが実際のプログラムを実行中において,論理ユニット毎の消費電力を取得するためには,各論理ユニットの動作率を知る必要がある。なぜなら,前述の式1に基づいて,各デバイスの温度tとその温度に対する第1,第2の消費電力係数b(t),a(t)と,動作率があれば,各デバイスの消費電力を推定することができるからである。そして,各デバイスの消費電力が求まれば,各論理ユニットが搭載するデバイスの消費電力を加算することで各論理ユニットの消費電力を求めることができる。
図6に示すとおり,コンピュータが実際のプログラムを実行している状態で,まず,電力測定装置20が,CPUコアの電源装置D02,D03の出力電圧と出力電流のデータを,通信により取得し,取得した出力電圧と出力電流を乗算して各CPUコアの消費電力Cを算出する(S21)。
次に,電力測定装置20が,各CPUチップのパッケージに設けた温度計から温度Tを取得する(S22)。これも電力測定装置20は,通信手段により温度Tのデータを取得することができる。
そして,電力測定装置20は,前述の式1を変形した以下の式2により各CPUチップ12_1,12_2内のCPUコア(またはCPUコア群)の動作率α_0,α_1を算出する(S23)。
CPUコアの動作率α=(CPUコア消費電力C−第1の消費電力係数b(T))/第2の消費電力係数a(T) (式2)
ここで,電力測定装置20は,予め取得しておいたCPUコアの異なる動作温度に対する第1,第2の消費電力係数b(t),a(t)のデータを参照し,取得した動作温度Tに対する第1,第2の消費電力係数b(T),a(T)のデータを抽出し,式2に代入する。
このようにして求めた各CPUコアの動作率α_0,α_1を,それぞれの論理ユニットLU_0,LU_1の動作率α_0,α_1と推定する。
次に,電力測定装置20は,第1,第2の論理ユニットLU_0,LU_1のメモリ14_2,14_3の消費電力C_M_0,C_M_1を以下の式により推定する(S24)。
LU_0側メモリ14_2の推定消費電力C_M_0=
個数×(メモリ動作率非依存消費電力b(t)+LU_0の動作率α_0×メモリ動作率依存消費電力a(t)) (式3)
LU_1側メモリ14_3の推定消費電力C_M_1=
個数×(メモリ動作率非依存消費電力b(t)+LU_1の動作率α_1×メモリ動作率依存消費電力a(t)) (式4)
ここで,個数は各論理ユニットが有するメモリの個数である。図1の例では,1個である。そして,メモリ14_2,14_3の動作温度は,例えば,同じ論理ユニット内のCPUチップの動作温度と等しいと推定する。また,メモリ14_2,14_3の動作率は,同じ論理ユニットの動作率α_0,α_1と推定する。なお,前述のとおり,論理ユニットの動作率α_0,α_1は,式2で求めたそれぞれのCPUコアの動作率と等しいと推定している。
メモリの動作温度は,CPUチップの動作温度とコンピュータの外部温度から推定することもできる。たとえば,実験によりコンピュータを動作させた場合のCPUチップの動作温度と外部温度とメモリの動作温度を測定しておき,その測定値の対応関係に基づいて,CPUチップの動作温度と外部温度からメモリの動作温度を推定する。一般に,CPUチップの動作温度が上昇すれば,メモリの動作温度も上昇する関係を有し,更に,外部温度が高い場合の放熱効果が低い場合と,外部温度が低い場合の放熱効果が高い場合とで,CPUチップとメモリの動作温度の差が異なる関係を有すると考えられる。そのような関係に基づいてメモリ動作電圧を推定しても良い。
上記の工程S24では,電力測定装置20は,メモリについて異なる動作温度に対する第1,第2の消費電力計数b(t),a(t)のデータを参照して,現在の動作温度に対応する第1,第2の消費電力計数b(t),a(t)のデータを抽出し,上記の式3,4に代入する。
以上の通り,電力測定装置20は,工程S24で,式3,式4を演算することで,共用電源装置D07により電源電圧を供給されている2つの論理ユニットそれぞれのメモリ14_2,14_3の消費電力C_M_0,C_M_1を求めることができる。式3,式4によるメモリ14_2,14_3の消費電力C_M_0,C_M_1は,メモリについて実験で求めた動作温度に対する第1,第2の消費電力係数b(t),a(t)と,各論理ユニット内のCPUコアチップの動作率α_0,α_1とに基づいて算出されているので,比較的精度の高い推定消費電力といえる。
本実施の形態では,メモリ14_2,14_3のより精度の高い消費電力を求めるために,工程S24で算出した推定消費電力C_M_0,C_M_1を次の方法により補正する。すなわち,図6の工程S25では,電力測定装置20は,共用電源装置D07の出力電圧と出力電流を通信手段を介して取得し,出力電圧と出力電流を乗算した実際の消費電力を推定消費電力C_M_0,C_M_1で按分して,共用電源装置D07の第1,第2の論理ユニットLU_0,LU_1での消費電力を算出する。すなわち,以下の式5,式6により算出する。
D07のLU_0分の消費電力=D07の出力電圧×D07の出力電流×C_M_0/(C_M_0+C_M_1)(式5)
D07のLU_1分の消費電力=D07の出力電圧×D07の出力電流×C_M_1/(C_M_0+C_M_1)(式6)
式5,式6は,共用電源装置D07の実際の消費電力を推定消費電力C_M_0,C_M_1で按分しているので,式5の共用電源装置D07のLU_0分の消費電力は,論理ユニットLU_0のメモリ14_2の精度の高い消費電力であり,式6の共用電源装置D07のLU_1分の消費電力は,論理ユニットLU_1のメモリ14_3の精度の高い消費電力である。
電力測定装置20は,上記の工程S23,S24,S25を,全ての共用電源装置D00,D01についても実行する。その場合,光モジュールの動作温度は,メモリの動作温度と同様の方法で推定する。また,入出力装置I/Oの動作温度はCPUコアチップの動作温度と等しい。
そして,全ての共用電源装置について,2つの論理ユニットに供給する電力を求めると(S26のYES),電力測定装置20は,各論理ユニットに対応する専用電力装置の消費電力と,共用電力装置の分配された電力とを合計して,各論理ユニットの消費電力を算出する(S27)。
図7は,図1とは異なる情報処理装置の構成例を示す図である。図7の情報処理装置についても本実施の形態の消費電力の測定が可能である。
図7の情報処理装置であるコンピュータの筐体またはマザーボード10は,3つの論理ユニットLU_0,LU_1,LU_2と,電源装置D00〜D12を有する。そして,各論理ユニットは,それぞれ3つのCPUコア(CPUコア群)と入出力装置I/Oを有するCPUチップ12_1,12_2,12_3と,それぞれ4個のメモリからなる2組のメモリ群14_1,14_2と,14_3,14_4と,14_5,14_6とを有する。さらに,左右の論理ユニットLU_0,LU_2は共に3個の光モジュール16_1,16_2,16_3を有し,真ん中の論理ユニットLU_1は2個の光モジュール16を有する。
CPUコア群に専用の電源装置D02は,論理ユニットLU_0のCPUチップ12_1内のCPUコア群に電源電圧を供給する。同様に,専用電源装置D03,D04も,論理ユニットLU_1,LU_2のCPUチップ12_2,12_2内のCPUコア群それぞれに電源電圧を供給する。
図7の情報処理装置では,メモリ電源は電圧V1,V2の2種類からなる。それに伴い,メモリ電源電圧を生成する専用電源装置D05,D06が論理ユニットLU_0内のメモリ群14_1にそれぞれの電源電圧V1,V2を供給し,専用電源装置D11,D12が論理ユニットLU_2内のメモリ群14_6に電源電圧V1,V2を供給する。
そして,共用電源装置D07,D08は,隣接する2つの論理ユニットLU_0,LU_1内のメモリ群14_2,14_3に電源電圧V1,V2を供給する。同様に,共用電源装置D09,D10は,隣接する2つの論理ユニットLU_1,LU_2内のメモリ群14_4,14_5に電源電圧V1,V2を供給する。
さらに,図1と同様に,光モジュール電源電圧V3を生成する共用電源装置D00が,3つの論理ユニットLU_0,LU_1,LU_2内の光モジュール16_1,16_2,16_3に電源電圧V3を供給し,I/O電源V1を生成する共用電源装置D01も,3つの論理ユニット内の入出力装置I/Oに電源電圧V1を供給する。
図8は,図7の電力測定装置20の構成例を示す図である。図8には,電力測定装置20と通信接続されているCPUチップ12_1,12_2,12_3と,電源装置D00−D12が示されている。電力測定装置20は,CPU22,メモリ24,ROM25,イーサーネットなどの外部インターフェース26と,ICの通信回路を有するシステムコントローラ23を有する一種のマイクロプロセッサである。そして,電力測定装置20は,電力測定の制御を行うためのファームウエア21を有し,CPUがファームウエア21を実行することで電力測定を行う。
図7の情報処理装置の各論理ユニットの消費電力を測定するためには,共用電源装置D00,D01,D07,D08,D09,D10による各論理ユニットへの供給電力を,図6の方法により算出する必要がある。そこで,図7の構成で図1と異なる構成の一つである光モジュールの共用電源装置D00について説明する。
図9は,図7の情報処理装置の共用電源装置D00による各論理ユニットの消費電力を測定する方法を示すフローチャート図である。図9は,図7と異なる工程S24,S25について詳述している。図7の情報処理装置においても,図7の工程S21,S22,S23は同じである。但し,図7の場合情報処理装置10が3つの論理ユニットを有しているので,3つの論理ユニットのCPUコア(またはCPUコア群)の動作率α_0,α_1,α_2を求めている。
図9の工程S24は,共用電源装置D00による3つの論理ユニットへの消費電力を求める工程であり,論理ユニットLU_0の光モジュール16_1の推定消費電力を以下の式により算出する。
LU_0内光モジュール16_1の推定消費電力C_Op_0=
個数×(光モジュール動作率非依存消費電力b(t)+LU_0の動作率α_0×光モジュール動作率依存消費電力a(t)) (式7)
ここで,第1,第2の消費電力係数b(t),a(t)は,図4により予め求めていたデータから現在の動作電圧に基づいて抽出する。論理ユニットLU_0には3個の光モジュール16_1が設けられているので,式7における個数は3になる。
残りの論理ユニットLU_1,LU_2の光モジュール16_2,16_2の推定消費電力C_Op_1,C_Op_2も同様にして算出できる。但し,論理ユニットLU_1の光モジュールの個数は2,論理ユニットLU_2の光モジュールの個数は3である。具体的な式は,図9に示されるとおりである。
図9の工程S25では,共用電源装置D00の出力電圧と出力電流から求められる実際の消費電力を,工程S24で算出した各論理ユニットの光モジュールの推定消費電力で按分して算出する。例えば,共用電源装置D00の論理ユニットLU_0分の消費電力は,次の式により算出される。
D00 のLU_0分の消費電力=
D00の出力電圧×D00の出力電流 ×C_Op_0/(C_Op_0+C_Op_1+C_Op_2) (式8)
すなわち,共用電源装置D00の消費電力の実測値を,各論理ユニットの光モジュールの推定消費電力C_Op_0,C_Op_1,C_Op_2で按分している。残りの論理ユニットLU_1,LU_2分の消費電力も上記の式8と同様である。具体的な式は,図9に示されるとおりである。
図7の情報処理装置の入出力装置I/Oに電源を供給する共用電源装置D01も,上記と同様にして算出される。また,メモリに電源を供給する共用電源装置D07,D08の論理ユニットLU_0,LU_1への消費電力と,共用電源装置D09,D10の論理ユニットLU_1,LU_2への消費電力は,図6に示した計算式により算出される。
以上のとおり,本実施の形態の電力測定装置20によれば,論理ユニット間で共有する共用電源装置を有する場合でも,CPUコアの消費電力からその動作率を求め,各論理ユニットの動作率をCPUコアの動作率で推定し,共用電力装置による各論理ユニットに分配される電力を論理ユニットの動作率に基づいて推定する。さらに,精度を上げるために,共用電力装置の消費電力を各論理ユニットの推定消費電力で按分する。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
CPUコアを含むCPUチップと,少なくともメモリを含む周辺装置とをそれぞれ有する複数の論理ユニットと,前記CPUコアそれぞれに電源電圧を供給する専用電源装置と,前記複数の論理ユニットの前記周辺装置に電源電圧を供給する共用電源装置とを有する情報処理装置の電力測定装置において,
前記専用電源装置の出力電圧と出力電流を取得して前記専用電源装置の出力電力を生成する出力電力生成部と,
前記CPUチップの温度を取得する温度取得手段と,
前記CPUチップの温度に対する係数であって,前記CPUコアの動作率に非依存の第1の消費電力係数と,前記動作率に依存する第2の消費電力係数と,前記出力電力とから,前記CPUコアの動作率を生成する動作率生成部と,
第1の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の消費電力係数と,前記第2の消費電力係数と,前記第1の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第1の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定し,第2の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の消費電力係数と,前記第2の消費電力係数と,前記第2の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第2の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定する消費電力推定部と,
前記第1,第2の論理ユニットそれぞれについて,前記専用電源装置の出力電力と前記周辺装置の推定消費電力とを加算して前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの消費電力を生成する消費電力生成部とを有する電力測定装置。
(付記2)
前記消費電力推定部は,更に,前記共用電源装置の出力電圧と出力電流から求められる出力電力を,前記第1の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力と,前記第2の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力とで按分して,前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの周辺装置の推定消費電力を補正する,付記1に記載の電力測定装置。
(付記3)
前記消費電力推定部は,前記第1,第2の論理ユニットの前記周辺装置について,前記周辺装置と同じ論理ユニット内のCPUチップの温度における前記周辺装置の第1,第2の消費電力係数を用いて,前記周辺装置の消費電力を推定する,付記1に記載の電力測定装置。
(付記4)
前記消費電力推定部は,前記第1,第2の論理ユニットの前記周辺装置について,前記周辺装置と同じ論理ユニット内のCPUチップの温度と外気温度とから推定される前記周辺装置の温度における前記周辺装置の第1,第2の消費電力係数を用いて,前記周辺装置の消費電力を推定する,付記1に記載の電力測定装置。
(付記5)
前記CPUコアを第1,第2の動作率でそれぞれ動作させる第1,第2のプログラムをそれぞれ実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記専用電源装置の第1,第2の出力電力と,前記第1,第2の動作率とに基づいて,前記CPUコアの第1,第2の消費電力係数が予め求められ,複数の温度毎の前記CPUコアの前記第1,第2の消費電力係数が前記動作率生成部により参照可能にされている,付記1に記載の電力測定装置。
(付記6)
前記周辺装置を第3,第4の動作率でそれぞれ動作させる第3,第4のプログラムをそれぞれ前記CPUコアに実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記周辺装置の専用電源装置の第3,第4の出力電力と,前記第3,第4の動作率とに基づいて,前記周辺装置の第1,第2の消費電力係数が予め求められ,複数の温度毎の前記周辺装置の前記第1,第2の消費電力係数が前記消費電力推定部により参照可能にされる,付記1または5に記載の電力測定装置。
(付記7)
前記電力測定装置は,前記専用電源装置と前記共用電源装置の出力電圧と出力電流のデータを取得可能である,付記1に記載の電力測定装置。
(付記8)
CPUコアを含むCPUチップと,少なくともメモリを含む周辺装置とをそれぞれ有する複数の論理ユニットと,前記CPUコアそれぞれに電源電圧を供給する専用電源装置と,前記複数の論理ユニットの前記周辺装置に電源電圧を供給する共用電源装置とを有する情報処理装置の電力測定方法において,
前記専用電源装置の出力電圧と出力電流を取得して前記専用電源装置の出力電力を生成する出力電力生成工程と,
前記CPUチップの温度を取得する温度取得工程と,
前記CPUチップの温度に対する係数であって,前記CPUコアの動作率に非依存の第1の消費電力係数と,前記動作率に依存する第2の消費電力係数と,前記出力電力とから,前記CPUコアの動作率を生成する動作率生成工程と,
第1の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の消費電力係数と,前記第2の消費電力係数と,前記第1の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第1の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定し,第2の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の消費電力係数と,前記第2の消費電力係数と,前記第2の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第2の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定する消費電力推定工程と,
前記第1,第2の論理ユニットそれぞれについて,前記専用電源装置の出力電力と前記周辺装置の推定消費電力とを加算して前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの消費電力を生成する消費電力生成工程とを有する電力測定方法。
(付記9)
前記消費電力推定工程は,更に,前記共用電源装置の出力電圧と出力電流から求められる出力電力を,前記第1の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力と,前記第2の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力とで按分して,前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの周辺装置の推定消費電力を補正する,付記8に記載の電力測定方法。
(付記10)
さらに,前記CPUコアを第1,第2の動作率でそれぞれ動作させる第1,第2のプログラムをそれぞれ実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記専用電源装置の第1,第2の出力電力と,前記第1,第2の動作率とに基づいて,前記CPUコアコアの第1,第2の消費電力係数求め,複数の温度毎の前記CPUコアの前記第1,第2の消費電力係数を求める工程を有し,
前記動作率生成工程で,前記第1,第2の消費電力係数を参照する,付記8に記載の電力測定方法。
(付記11)
さらに,前記周辺装置を第3,第4の動作率でそれぞれ動作させる第3,第4のプログラムをそれぞれ前記CPUコアに実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記周辺装置の専用電源装置の第3,第4の出力電力と,前記第3,第4の動作率とに基づいて,前記周辺装置の第1,第2の消費電力係数を求め,複数の温度毎の前記周辺装置の前記第1,第2の消費電力係数を求める工程を有し,
前記消費電力推定工程で,前記第1,第2の消費電力係数を参照する,付記8または10に記載の電力測定方法。
10:情報処理装置,コンピュータ,筐体,マザーボード
LU_0,LU_1:論理ユニット
D00〜D03,D05,D07,D09:電源装置
DDC:電源装置,DCDCコンバータ
12:CPUコアチップ
I/O:入出力装置
14:メモリ
16:光モジュール
20:電力測定装置
b(t),a(t):第1,第2の消費電力計数
α:動作率
C:消費電力

Claims (10)

  1. CPUコアを含むCPUチップと,少なくともメモリを含む周辺装置とをそれぞれ有する複数の論理ユニットと,前記CPUコアそれぞれに電源電圧を供給する専用電源装置と,前記複数の論理ユニットの前記周辺装置に電源電圧を供給する共用電源装置とを有する情報処理装置の電力測定装置において,
    前記専用電源装置の出力電圧と出力電流を取得して前記専用電源装置の出力電力を生成する出力電力生成部と,
    前記CPUチップの温度を取得する温度取得手段と,
    前記CPUチップの温度に対する係数であって,前記CPUコアの動作率に非依存の第1の消費電力係数と,前記動作率に依存する第2の消費電力係数と,前記出力電力とから,前記CPUコアの動作率を生成する動作率生成部と,
    第1の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の論理ユニットの周辺装置の動作率に非依存の第3の消費電力係数と,前記動作率に依存する第4の消費電力係数と,前記第1の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第1の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定し,第2の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第2の論理ユニットの周辺装置の動作率に非依存の第5の消費電力係数と,前記動作率に依存する第6の消費電力係数と,前記第2の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第2の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定する消費電力推定部と,
    前記第1,第2の論理ユニットそれぞれについて,前記専用電源装置の出力電力と前記周辺装置の推定消費電力とを加算して前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの消費電力を生成する消費電力生成部とを有する電力測定装置。
  2. 前記消費電力推定部は,更に,前記共用電源装置の出力電圧と出力電流から求められる出力電力を,前記第1の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力と,前記第2の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力とで按分して,前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの周辺装置の推定消費電力を補正する,請求項1に記載の電力測定装置。
  3. 前記消費電力推定部は,前記第1,第2の論理ユニットの前記周辺装置について,前記周辺装置と同じ論理ユニット内のCPUチップの温度における前記周辺装置の第3,第4,第5,第6の消費電力係数を用いて,前記周辺装置の消費電力を推定する,請求項1に記載の電力測定装置。
  4. 前記CPUコアを第1,第2の動作率でそれぞれ動作させる第1,第2のプログラムをそれぞれ実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記専用電源装置の第1,第2の出力電力と,前記第1,第2の動作率とに基づいて,前記CPUコアの第1,第2の消費電力係数が予め求められ,複数の温度毎の前記CPUコアの前記第1,第2の消費電力係数が前記動作率生成部により参照可能にされている,請求項1に記載の電力測定装置。
  5. 前記周辺装置を第3,第4の動作率でそれぞれ動作させる第3,第4のプログラムをそれぞれ前記CPUコアに実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記周辺装置の専用電源装置の第3,第4の出力電力と,前記第3,第4の動作率とに基づいて,前記周辺装置の第3,第4,第5,第6の消費電力係数が予め求められ,複数の温度毎の前記周辺装置の前記第3,第4,第5,第6の消費電力係数が前記消費電力推定部により参照可能にされる,請求項1または4に記載の電力測定装置。
  6. 前記電力測定装置は,前記専用電源装置と前記共用電源装置の出力電圧と出力電流のデータを取得可能である,請求項1に記載の電力測定装置。
  7. CPUコアを含むCPUチップと,少なくともメモリを含む周辺装置とをそれぞれ有す
    る複数の論理ユニットと,前記CPUコアそれぞれに電源電圧を供給する専用電源装置と,前記複数の論理ユニットの前記周辺装置に電源電圧を供給する共用電源装置とを有する情報処理装置の電力測定方法において,
    前記専用電源装置の出力電圧と出力電流を取得して前記専用電源装置の出力電力を生成する出力電力生成工程と,
    前記CPUチップの温度を取得する温度取得工程と,
    前記CPUチップの温度に対する係数であって,前記CPUコアの動作率に非依存の第1の消費電力係数と,前記動作率に依存する第2の消費電力係数と,前記出力電力とから,前記CPUコアの動作率を生成する動作率生成工程と,
    第1の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第1の論理ユニットの周辺装置の動作率に非依存の第3の消費電力係数と,前記動作率に依存する第4の消費電力係数と,前記第1の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第1の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定し,第2の論理ユニットの前記周辺装置の温度に対する係数であって,前記第2の論理ユニットの周辺装置の動作率に非依存の第5の消費電力係数と,前記動作率に依存する第6の消費電力係数と,前記第2の論理ユニットのCPUコアの動作率とから,前記第2の論理ユニットの前記周辺装置の消費電力を推定する消費電力推定工程と,
    前記第1,第2の論理ユニットそれぞれについて,前記専用電源装置の出力電力と前記周辺装置の推定消費電力とを加算して前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの消費電力を生成する消費電力生成工程とを有する電力測定方法。
  8. 前記消費電力推定工程は,更に,前記共用電源装置の出力電圧と出力電流から求められる出力電力を,前記第1の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力と,前記第2の論理ユニット内の前記周辺装置の推定消費電力とで按分して,前記第1,第2の論理ユニットそれぞれの周辺装置の推定消費電力を補正する,請求項7に記載の電力測定方法。
  9. さらに,前記CPUコアを第1,第2の動作率でそれぞれ動作させる第1,第2のプログラムをそれぞれ実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記専用電源装置の第1,第2の出力電力と,前記第1,第2の動作率とに基づいて,前記CPUコアの第1,第2の消費電力係数求め,複数の温度毎の前記CPUコアの前記第1,第2の消費電力係数を求める工程を有し,
    前記動作率生成工程で,前記第1,第2の消費電力係数を参照する,請求項7に記載の電力測定方法。
  10. さらに,前記周辺装置を第3,第4の動作率でそれぞれ動作させる第3,第4のプログラムをそれぞれ前記CPUコアに実行させながら,前記情報処理装置を所定の温度状態に保った状態で得られる前記周辺装置の専用電源装置の第3,第4の出力電力と,前記第3,第4の動作率とに基づいて,前記周辺装置の第3,第4,第5,第6の消費電力係数を求め,複数の温度毎の前記周辺装置の前記第3,第4,第5,第6の消費電力係数を求める工程を有し,
    前記消費電力推定工程で,前記第3,第4,第5,第6の消費電力係数を参照する,請求項7または9に記載の電力測定方法。
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