JP6486248B2 - 出力制御装置、その制御方法、および、プログラム - Google Patents

出力制御装置、その制御方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本開示は、出力制御装置、その制御方法、および、プログラムに関し、特に、太陽電池からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナにおける出力電力を制御する出力制御装置、当該装置における出力電力制御の制御方法、および、当該装置において実行されるプログラムに関する。
従来、太陽光発電による太陽電池において生成された直流電力が、パワーコンディショナによって、交流電力へと変換される。なお、太陽電池が大量導入されると、電力需要の少ない時期(例えば、ゴールデンウィークや年末年始)に、水力発電や火力発電、原子力発電といった商用電力からの電力(「発電電力」とも呼ぶ)の電力量と太陽光による発電量とを合わせた総電力量が需要電力量を上回る場合がある。すなわち、余剰電力が発生する。
そこで、従来の発電システムでは、出力制御装置が、当該余剰電力を抑制するために、パワーコンディショナの出力電力を制御していた。このような出力制御装置は、たとえば特開2013−207862号公報(特許文献1)では、出力抑制管理装置として記述されている。
特開2013−207862号公報
上記のような余剰電力の抑制は、たとえば、電力会社が出力制御装置に出力制御指令値を送信し、出力制御装置が当該出力制御指令値に従ってパワーコンディショナの出力電力を制御することによって実現される。余剰電力の抑制は、総発電量が需要発電量を上回ることが予測される時刻に合わせて行なわれる必要がある。このことから、上記出力制御指令値は、時刻を特定する情報を含む。
出力制御装置が、当該出力制御装置に搭載されている時計を参照して、上記出力制御指令値に従った制御を実現する場合、当該時計によって計時される時刻が標準の時刻と異なるときには、発電システムにおいて、出力制御指令値において意図されている本来の出力制御が実現され得ない事態が生じ得る。このため、出力制御装置は、時計の時刻を補正できるように構成される場合が多い。
一方、出力制御装置において、時計の時刻が標準の時刻から離れるように補正された場合には、却って、本来の出力制御が実現され得ない。
本開示は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、出力制御装置における時計の時刻の補正を、発電量について、電力会社等から出力された制御情報(出力制御指令値)において意図された本来の出力制御を妨げない範囲に抑えることである。
本開示のある局面に従うと、太陽電池からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナにおける出力電力を制御するための出力制御装置が提供される。出力制御装置は、情報の入力を受け付けるための入力部と、時計と、時計の時刻を補正した履歴を記憶するための記憶部と、パワーコンディショナに、時計の時刻に基づいて、時刻情報を含む制御情報に従った出力電力の制御指示を出力する制御部とを備える。制御部は、入力部から時計の時刻を補正する指示を入力された場合に、当該指示による補正量と、記憶部に記憶されている履歴における時計の時刻の補正量との和が予め定められた量以下であることを条件として、時計の時刻を指示に基づいて補正し、指示に基づいた補正の履歴を記憶部に記憶する。
好ましくは、補正量の和は、当該補正量の絶対値の和である。
好ましくは、予め定められた量は、一定期間ごとに設定され、第1の一定期間に対して設定される予め定められた量は、当該第1の一定期間に対して定められた一定量と、当該第1の一定期間以前の一定期間に対して定められた一定量と当該第1の一定期間以前の一定期間において制御部によって実行された補正の量との差と、を足し合わせた量である。
好ましくは、出力制御装置は、外部の装置と通信するための通信部をさらに備える。通信部を介して取得した情報に基づいて時刻を補正した場合には、和は、当該情報に基づいて補正をした後の補正についての補正量に基づいて算出される。
好ましくは、通信部を介して取得した情報は、NTP(Network Time Protocol)サーバから取得された情報である。
好ましくは、出力制御装置は、情報を出力する出力部をさらに備える。制御部は、指示による補正量と記憶部に記憶されている履歴における時刻の補正量との和が予め定められた量を超える場合には、警告情報を出力するように構成されている。
好ましくは、制御部は、指示による補正量と記憶部に記憶されている履歴における時刻の補正量との和が予め定められた量を超える事態が複数回生じたことを条件として、警告情報を出力するように構成されている。
好ましくは、制御部は、指示による補正量と記憶部に記憶されている履歴における時刻の補正量との和が予め定められた量を超える場合には、警告情報を出力するように構成されている。
本開示の他の局面に従うと、太陽電池からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナにおける出力電力を制御するための出力制御装置を制御する方法が提供される。出力制御装置は、プロセッサと、時計と、記憶部とを備える。制御方法は、プロセッサが、パワーコンディショナに、時刻情報を含む制御情報に従った発電量の制御指示を、時計の時刻に基づいて出力することと、プロセッサが、時計の時刻を補正する指示を入力された場合に、当該指示による補正量と、記憶部に記憶されている履歴における時計の時刻の補正量との和が予め定められた量以下であることを条件として、時計の時刻を指示に基づいて補正することと、プロセッサが、指示に基づいた補正の履歴を記憶部に記憶することとを備える。
本開示のさらに他の局面に従うと、太陽電池からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナにおける出力電力を制御するための出力制御装置が備えるプロセッサによって実行されるプログラムが提供される。出力制御装置は、時計と、記憶部とを備える。プログラムは、プロセッサに、パワーコンディショナに、時刻情報を含む制御情報に従った出力電力の制御指示を、時計の時刻に基づいて出力することと、時計の時刻を補正する指示を入力された場合に、当該指示による補正量と、記憶部に記憶されている履歴における時計の時刻の補正量との和が予め定められた量以下であることを条件として、時計の時刻を指示に基づいて補正することと、指示に基づいた補正の履歴を記憶部に記憶することとを実行させる。
本開示によれば、指示による補正量と、記憶部に記憶されている履歴における時計の時刻の補正量との和が予め定められた量以下であることを条件として、時計の時刻が当該指示に基づいて補正される。これにより、出力制御装置における時計の時刻の補正が、発電量について、電力会社等から出力された制御情報(出力制御指令値)において意図された本来の出力制御を妨げない範囲に抑えられる。
本発明の一実施形態に係る発電システムの概略構成を示すブロック図である。 出力制御装置の外観の一例を示す図である。 計時部の時刻を補正するために出力制御装置の演算部によって実行される処理のフローチャートである。 第4の実施の形態において実行される処理のフローチャートである。 第5の実施の形態において実行される処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
本実施の形態にかかる発電システムでは、出力制御装置が、電力会社等から取得した制御情報に従って、パワーコンディショナの出力電力を制御する。当該制御情報は、時刻に関する情報を含む。出力制御装置は、時計を内蔵し、当該時計の時刻を参照して、上記制御情報に基づいた制御を実現する。
出力制御装置内の時計は、基本的にはNTP(Network Time Protocol)サーバから取得された情報によって補正される。なお、出力制御装置がネットワークに接続できない場合に備えて、当該出力制御装置は、上記時計を手動で補正する構成を備える。そして、本開示では、出力制御装置は、当該手動の補正について、制限を与える構成を備える。当該手動の補正に対する制限についての概念を説明する。
(発電システム1)
図1に基づき、本発明の一実施形態に係る発電システム1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る発電システム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る発電システム1は、自身の管理下にある太陽光発電の出力抑制を行なう出力制御装置10と、太陽光発電を行なう複数の太陽光発電装置20a、20b、…、20n(ここでは、n個)とを備えている。発電システム1においては、1つの出力制御装置10に太陽光発電装置20a、20b、…、20nが通信ネットワーク50を介して接続されている。通信ネットワーク50は、双方向デジタル回線の環境を構築できるもの(RS485インターフェース等)であればよく、例えばインターネット、広帯域ISDN(Integrated Services Digital Network)の電話回線、都市型のCATVネットワーク、一般公衆回線、無線回線、イーサネット(登録商標)等である。出力制御装置10と太陽光発電装置20a、20b、…、20nとの間の通信の一例は、たとえばRS485の通信である。
なお、出力制御装置10が行なう、上述の「出力抑制」とは、実際に出力可能な電力を抑制する、あるいは、抑制しない、に関わらず、太陽光発電装置20a、20b、…、20nに、後述するPCS出力制限値を設定することを意味するものである。
(出力制御装置10)
出力制御装置10は、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々の出力抑制を管理する。出力制御装置10は、アンテナ11を備え、当該アンテナ11で、電力会社といった商用電力系統が管理・運営する系統側サーバ60から送信された抑制情報を受信する。抑制情報には少なくとも、PV(Photovoltaic)出力制限値(出力制限値)が含まれている。抑制情報はさらに、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々の出力抑制を開始および終了する時間を表わす時間情報や、それらの出力抑制の実行対象である日を表わす対象日情報を含んでいてもよい。
上記のPV出力制限値は、商用電力系統により設定されるものであり、例えば、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各最大発電量(定格出力)に対する割合として規定されている。太陽光発電装置20a、20b、…、20nには同一のPV出力制限値が設定される。PV出力制限値は、具体的には、「最大発電量の40%」の如くである。
この「最大発電量の40%」とは、例えば、最大発電量の40%相当分が抑制(削減)されることを意味する。この場合、最大発電量の60%相当分になるまでは出力可能となる。逆に、上記の「最大発電量の40%」とは、最大発電量の40%相当分になるまで出力可能であることを意味するものであってもよい。この場合、最大発電量の60%相当分が抑制(削除)されることになる。
なお、上記PV出力制限値は、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各最大発電量に対する割合として規定されるものに限られない。例えば、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々に一律である制限値であっても構わない。
図1に示すように、出力制御装置10は、上述したアンテナ11に加えて、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの出力抑制を個別に行なうための各種の演算処理する演算部100と、系統側サーバ60および太陽光発電装置20a、20b、…、20nとの間におけるデータの送受信のための通信部12と、情報を表示するための表示部13と、演算部100の演算結果、並びに系統側サーバ60および太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々から取得した各種のデータや数値を記憶する記憶部14と、情報の入力操作を受け付ける入力部15と、時計機能を有する計時部16とを備えている。
(演算部100)
演算部100は、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの出力抑制を個別に行なうべく、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々のPCS(Power Conditioning System)出力制限値(発電量制限値)を算出する。このPCS出力制限値は、上述したPV出力制限値と同様、例えば、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各最大発電量(定格出力)に対する割合として規定されている。具体的には、「最大発電量の50%」の如くである。
なお、PV出力制限値とPCS出力制限値とは、以下の(a)〜(c)の3点で異なる。
(a)PV出力制限値が一律に設定されるものであるのに対し、PCS出力制限値は太陽光発電装置20a、20b、…、20n毎に個別に設定されるものである
(b)PV出力制限値が系統側サーバ60により設定されるものであるのに対し、PCS出力制限値は演算部100により算出され、設定されるものである
(c)PV出力制限値が系統側サーバ60管内(例えば、関西電力管内等)に設けられた太陽光発電装置に関する出力制限値であるのに対し、PCS出力制限値は1つの出力制御装置10により出力抑制が管理されるエリア内に設けられた太陽光発電装置に関する出力制限値である
演算部100は、後述するように、太陽光発電装置20a、20b、…、20nから受け取った各々の発電量およびPCS出力制限値と、系統側サーバ60から受け取ったPV出力制限値とを用いて、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各PCS出力制限値を再計算する。もちろん、演算部100は、これらのデータ以外のデータや情報、例えば、後述するような、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの設置地域を表わし、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々が記憶し、保持する設置情報も、各PCS出力制限値の再計算に用いてもよい。さらに、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各設置地域の天気情報を用いてもよい。
なお、上記されたようなPV出力制御値から算出されたPCS出力制御値を用いた制御は、本開示の出力制御装置10による制御態様の一例である。本開示の出力制御装置10は、少なくとも、時刻情報に従って太陽光発電装置20a、20b、…、20nの発電量を制御するのであれば、他の態様で出力制御を実行する場合もあり得る。
演算部100は、例えば、各種プログラムの命令を処理するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、PCS出力制限値を再計算処理するプログラムなどが格納されているリードオンリーメモリと、一時記憶のデータを格納するランダムアクセスメモリと、を備えている。CPUは、リードオンリーメモリに記憶されているプログラムか、ランダムアクセスメモリに記憶されたプログラムにしたがって各種の処理を実施する。また、CPUは、ランダムアクセスメモリに各種のデータを一時記憶する。
(通信部12)
通信部12は、例えば、アンテナ11で受信された電波を検波する検波部と、検波されたアナログ電波信号を増幅する増幅部と、増幅されたアナログ電波信号をデジタル電波信号に変換するA/D(analogue/digital)変換器と、を有している。なお、検波部、増幅部、および、A/D変換器のそれぞれは、専用の回路によって実現されてもよいし、演算部100がソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。
上記構成により、通信部12は、受信した電波からデジタル信号に変換した抑制情報を検出する。例えば通信ネットワーク50がインターネットである場合、通信部12は、インターネットブラウザをさらに有し、そのインターネットブラウザを用いてインターネットにTCP/IP接続し、インターネットと通信する。通信部12は、要するには、系統側サーバ60および太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々との間において送受信可能な機能を有する構成を備えている。
なお、通信部12と系統側サーバ60との間における送受信は無線通信に限られるものではない。例えば、インターネットや専用線といった有線通信であっても構わない。また、通信部12と太陽光発電装置20a、20b、…、20nとの間における送受信は上述したような有線通信に限られるものではない。無線通信が用いられてもよい。
(表示部13)
表示部13は、情報を表示する機器であり、たとえばランプによって実現される。なお、表示部13は、タッチパネル等の表示装置によって実現される場合もあり得る。
(記憶部14)
記憶部14は、演算部100の演算結果、並びに系統側サーバ60および太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々から取得した各種のデータや数値を記憶する。具体的は、記憶部14は、トータル発電電力情報141と、トータル発電電力余力情報142と、トータル発電電力上限値情報143と、PCS情報144と、天気情報145と、変更履歴情報146とを記憶する。記憶部14は、ハードディスクドライブなどの磁気ディスク装置や半導体メモリ等の公知の記憶装置から適宜選択して用いることができる。なお、記憶部14は、出力制御部160装置10の本体から着脱可能な記録媒体として実現される場合もある。
トータル発電電力情報141は、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各発電量の総和である総発電量を表わす情報である。太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々から各発電量を出力制御装置10が受信すると、演算部100により加算され、トータル発電電力が算出される。太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々から各発電量を、時間的にずれて、出力制御装置10が受信する場合であれば、演算部100は、その受信毎に、加算することになる。演算部100は、その加算結果であるトータル発電電力を、記憶部14に、トータル発電電力情報141として記憶させる。
なお、トータル発電電力は、ある一時刻における、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各発電量の総和である。この「ある一時刻」とは、例えば、予め定められた日時である。また、出力制御装置10からの要求により、太陽光発電装置20a、20b、…、20nが各々の発電量を出力制御装置10に送信する際、各々の発電量を測定するタイミングを「ある一時刻」としてもよい。
また、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々にPCS出力制限値が設定されている場合には、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各発電量は、各々のPCS出力制限値に基づく発電量となる。
トータル発電電力上限値情報143は、太陽光発電装置20a、20b、…、20nに対し、一律に、PV出力制限値を設定した場合における、その設定に基づく各発電量の総和である総発電量を表わす情報である。例えば、PV出力制限値が、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各最大発電量の50%であれば、各最大発電量の50%の総和がトータル発電電力上限値となる。
このトータル発電電力上限値は、系統側サーバ60が出力制御装置10に対し要求する、その配下にある太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各発電量の総和、すなわち、トータル発電電力が満たすべき上限値である。したがって、出力制御装置10は、トータル発電電力がトータル発電電力上限値を超えない限り、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各PCS制限値を任意に設定可能となる。すなわち、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各出力抑制を個別に行ない、各太陽光発電を有効利用可能となる。
トータル発電電力余力情報142は、トータル発電電力上限値とトータル発電電力との発電量差を表わす情報である。トータル発電電力は、このトータル発電電力余力がなくなるまで、すなわち、ゼロになるまで、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各PCS出力制限値を再計算し、トータル発電電力を増加させ、これにより、各太陽光発電を有効利用可能となる。
PCS情報144は、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々から取得した各種のデータや数値を表わす情報である。例えば、PCS情報144には、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々についての、ある一時刻における発電量(発電電力)、設定されているPCS出力制限値、および、設置情報、が含まれている。
天気情報145は、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各設置地域の気候や温度を表わす情報である。出力制御装置10は、例えば、通信部12を用いて、通信ネットワーク50と接続し、通信ネットワーク50に接続された、天気情報を提供する天気情報提供装置から、天気情報145を取得すればよい。
変更履歴情報146は、出力制御装置10の計時部16の時刻の変更の履歴を記憶する。変更の履歴は、時刻の変更のログであり、たとえば、変更が指示された(入力された)時刻と、変更された値とを含む。より具体的には、入力部15に対して、2015年4月1日10時00分に時刻を5秒進める指示が入力され、さらに、2015年4月1日13時30分に時刻を2秒戻す指示が入力された場合には、変更の履歴は、次の情報(ログ1およびログ2)を含む。「進める」「戻す」は、それぞれ、「+」「−」で表される。
ログ1:+5秒(2015年4月1日10時00分)
ログ2:−2秒(2015年4月1日13時30分)
(入力部15)
入力部15は、たとえば、種々の情報の入力操作を受け付けるためのボタンによって構成される。図2は、出力制御装置10の外観の一例を示す図である。図2の出力制御装置10は、その本体の前面に、LED(light emitting diode)によって実現される表示部13と、3つの操作ボタン150,151,152によって実現される入力部15とを含む。操作ボタン150は、当該操作ボタン150を操作されることにより、演算部100に、たとえば、計時部16による時刻の変更のための入力が開始されたことを表わす情報と、当該時刻の変更の指示とを入力する。操作ボタン151は、操作されるたびに、演算部100に、時刻を1秒戻す情報を入力する。操作ボタン152は、操作されるたびに、演算部100に、時刻を1秒進める情報を入力する。
たとえば、操作ボタン150が1回操作され、操作ボタン152が5回操作され、そして、再度操作ボタン150が操作されると、演算部100には、計時部16の時刻を5秒進める指示が入力される。なお、この場合、演算部100は、記憶部14に、当該指示に対応するログ「+5秒(最後に操作ボタン150が操作された時刻)」を登録する。
(計時部16)
計時部16は、たとえばデジタル時計を構成する回路によって実現される。演算部100は、プログラムを実行する際に、計時部16の時刻を参照する。
(太陽光発電装置20a、20b、…、20n)
太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各々は、同一の構成および効果を備えている。ただし、太陽光発電装置20a、20b、…、20nの各最大発電量(定格出力)は同一である必要はなく、例えば、太陽光発電装置20aの最大発電量が3KW、太陽光発電装置20bの最大発電量が4KWであっても構わない。
以下、太陽光発電装置20aについて説明し、他の太陽光発電装置20b、…、20nについての説明は省略する。また、図面においては、太陽光発電装置20aの各構成要件と、他の太陽光発電装置20b、…、20nの各々の各構成要件と同一であることから、対応する構成部材に付記した数字にa、b、nのアルファベットを付記することにより、同一の構成要件であることを示すことにする。
太陽光発電装置20aは、直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ(Power Conditioning System)21aと、太陽光発電パネル22aと、を備えている。
(パワーコンディショナ21a)
パワーコンディショナ21aは、通信部(第1通信部)31aと、表示部32aと、記憶部33aと、制御部(抑制制御部)34aと、測定部35aと、電力変換部36aと、を備えている。
通信部31aは、出力制御装置10の通信部12と同様、例えば通信ネットワーク50がインターネットである場合、通信部31aは、インターネットブラウザを有し、そのインターネットブラウザを用いてインターネットにTCP/IP接続し、インターネットと通信する。
通信部31aは、要するには、出力制御装置10との間において送受信可能な機能を有するものであればよい。もちろん、通信部31aと出力制御装置10との間における送受信は上述したような有線通信に限られるものではない。無線通信を用いることも可能である。
表示部32aは、例えば、太陽光発電装置20aの現在の発電量や、太陽光発電装置20aに設定されているPCS出力制限値を表示する。表示部32aは、液晶表示パネルなどの表示装置を有し、表示内容に対応して警告情報なども表示するのが好ましい。この警告情報は、例えば、PCS出力制限値が設定されたことを利用者に報知するものであり、音声やライトの点滅等を用いることができる。
記憶部33aは、例えば、太陽光発電装置20aの設置地域を表わす設置情報を予め記憶する。また、記憶部33aは、出力制御装置10から送信されるPCS出力制限値を記憶する。記憶部33aは、ハードディスクドライブなどの磁気ディスク装置や半導体メモリ等の公知の記憶装置から適宜選択して用いることができる。記憶部33aは、タッチパネルなどの入力装置を備え、記憶部33aに、記憶させたい情報などを入力可能となっている。記憶部33aは、通信部31aと出力制御装置10との間における送受信が通信ネットワーク50を用いる場合、その通信ネットワーク50上での、出力制御装置10のアドレスを表わすアドレス情報を記憶してもよい。通信ネットワーク50がインターネットであれば、そのアドレス情報はIPアドレスとなる。もちろん、アドレス情報に限られず、通信部31aと出力制御装置10との間における送受信に必要な各種の通信情報も記憶してもよい。さらに、記憶部33aは、太陽光発電パネル22aの発電電力といった発電情報を記憶してもよい。
制御部34aは、パワーコンディショナ21aの各構成要件を各種制御する。制御部34aは、例えば、通信部31aを用いて、太陽光発電装置20aの発電量や、設定されているPCS出力制限値、記憶部33aに記憶されている設置情報を、出力制御装置10に送信する。
また、制御部34aは、出力制御装置10から送信されるPCS出力制限値に基づき、電力変換部36aにおける出力電力を制御する。この制御により、PCS出力制限値に基づく太陽光発電装置20aの出力抑制が行なわれる。
測定部35aは、電力変換部36aから商用系統電力40へ出力される交流電力の発電量を測定する。測定部35aは、例えば、制御部34aから測定指示を受け取ると、電力変換部36aの発電量を測定し、制御部34aに出力する。その発電量は、制御部34aが、通信部31aを用いて、出力制御装置10に送信されたり、記憶部33aに記憶されたりする。
電力変換部36aは、複数のDC/DCコンバータ361a、362a、363aと、DC/ACインバータ364aと、を備えている。
DC/DCコンバータ361a、362a、363aは、それぞれ、太陽光発電パネル22aの各パネル221a、222a、223aに対応し、各各パネル221a、222a、223aが発電する直流電力を電圧調整する。DC/ACインバータ364aは、DC/DCコンバータ361a、362a、363aの直流電力を交流電力に電力変換し、商用系統電力40に出力する。
電力変換部36aにおける出力電力の抑制は、以下のように制御部34aにより行なわれる。
制御部34aは、測定部35aが測定するDC/ACインバータ364aからの出力電力を監視する一方、PCS出力制限値が制御部34aに設定されている。制御部34aは、DC/ACインバータ364aからの出力電力がPCS出力制限値より高ければ、DC/ACインバータ364aからの出力電力をPCS出力制限値に近づけるべく、DC/ACインバータ364aから出力電流が流れないようにする。逆に、DC/ACインバータ364aからの出力電力がPCS出力制限値より低ければ、DC/ACインバータ364aからの出力電力をPCS出力制限値に近づけるべく、DC/ACインバータ364aから出力電流が流れるようにする。
以上のように、制御部34aは、測定部35aが測定するDC/ACインバータ364aからの出力電力を監視しつつ、DC/ACインバータ364aから出力電流が流れるようにする、あるいは、DC/ACインバータ364aから出力電流が流れないようにすることにより、DC/ACインバータ364aからの出力電力が目標とするPCS出力制限値となるように制御する。
(処理の流れ)
図3は、計時部16の時刻を補正するために演算部100によって実行される処理のフローチャートである。図3の処理では、たとえば、1か月の間に受け付けられる補正の量が特定の時間(たとえば、以下を指示された時間の量が特定の時間)を超える場合には、当該特定の時間を超えた量の補正は実行されない。
図3を参照して、まずステップS10で、演算部100は、時刻を補正する指示が入力されたか否かを判断する。当該指示の入力は、たとえば、操作ボタン150に対する操作と、操作ボタン151または操作ボタン152に対する1回以上の操作と、その後の操作ボタン150に対する操作とによって発生する。演算部100は、当該指示の入力はないと判断すると、ステップS10へ制御を戻す。一方、演算部100は、当該指示の入力があったと判断すると、ステップS20へ制御を進める。
ステップS20で、演算部100は、当該指示の入力がなされた日が属する期間(たとえば、「月」(month))を特定する。たとえば、4月20日に当該指示が入力された場合、演算部100は、「4月」を特定する。そして、制御はステップS30へ進められる。
ステップS30で、演算部100は、ステップS20で特定した期間の補正値の合計時間を算出する。当該合計時間は、記憶部14の変更履歴情報146における当該期間の補正値の合計と、ステップS10で入力を検出された指示において指定されている時間との和である。たとえば、指示が入力されるまでの、その月の補正値の合計が2秒であり、そして、今回の指示で1秒の補正が指示されている場合には、ステップS20で算出される合計時間は「3秒」である。そして、制御はステップS40へ進められる。
ステップS40で、演算部100は、当該指示の入力がなされた日が属する期間に対して補正について許容されている時間の上限値(許容時間)を特定する。たとえば1か月間の補正量の上限が「4秒」と設定されている場合、ステップS40で、演算部100は、許容時間として「4秒」と特定する。そして、制御はステップS50へ進められる。
ステップS50で、演算部100は、ステップS30で特定された合計時間が、ステップS40で特定された上限値(許容時間)以下であるか否かを判断する。演算部100は、当該合計時間が当該許容時間以下であると判断するとステップS60へ制御を進め、当該合計時間が当該許容時間以下であると判断するとそのまま図3の処理を終了させる。
ステップS60で、演算部100は、ステップS10で特定された指示において指定されている時間に基づいて、計時部16の時刻を補正する。そして、制御はステップS70へ進められる。
ステップS70で、演算部100は、ステップS60における補正の履歴(ログ)を記憶部14の変更履歴情報146に登録して、ステップS10へ制御を戻す。
以上説明された第1の実施の形態では、1か月ごとに、計時部16の時刻に対する補正についての上限値(許容時間)が設定される。当該上限値は、たとえば、記憶部14内に格納される。なお、当該上限値は、出力制御装置10外の装置に格納されていてもよい。
なお、本発明の範囲は、第1の実施の形態において説明された具体例に限定されない。たとえば、計時部16の時刻を補正する指示の入力は、操作ボタン150,151,152(図2等)に対する操作以外の操作によっても入力され得る。たとえば、出力制御装置10が液晶表示装置等の表示装置を有する場合、または、出力制御装置10が表示装置に接続されている場合、当該表示装置に表示されたGUI(Graphical user interface)に対する操作によっても、時刻の補正の指示は入力され得る。
上記の説明によれば、第1の実施の形態では、ステップS30で算出された合計時間が許容時間を超えたときに(ステップS50でNO)、ステップS60での時計の時刻の補正は行われない。なお、ステップS60における「指示において指定されている時間に基づい」た補正は、これに限定されない。この意味において、演算部100は、ステップS30で算出された合計時間が許容時間を超えたとき、ステップS10で検出された指示による補正値のうち、合計時間が許容時間を超えない範囲で、時計の時刻を補正する。ステップS60における「指示において指定されている時間に基づい」た補正は、このような態様をも含む。
より具体的に説明するために、1か月に対して設定されている許容時間が「10秒」である場合を想定する。当該月のそれまでの補正値の合計が「7秒」であり、今回の指示で「8秒」の補正が指示された場合、「合計時間」は、「7秒」と「8秒」の和、つまり、「15秒」と算出される。「合計時間」(15秒)は、「許容時間」(10秒)を超えている。この場合、演算部100は、「合計時間」が15秒以下となる範囲で、つまり、今回の指示の「8秒」のうち「3秒」だけ、時計の時刻を補正してもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態の発電システム1のハードウェア構成は、第1の実施の形態のものと同様とすることができる。なお、第1の実施の形態では、ステップS30(図3参照)で算出される合計時間は、補正量の正負を考慮して算出されていた。つまり、ある補正において「5秒」進められ、別の補正で「2秒」戻された場合、これらの補正についての補正量の合計時間は「3秒」とされた。
一方、第2の実施の形態では、ステップS30(図3参照)で算出される合計時間は、補正量の正負を考慮されない。つまり、合計時間は、補正量の絶対値の合計値とされる。これにより、ある「一定期間」において頻繁に補正が指示されたような場合には、時計の改ざんの試みが存在するものとして、当該指示による補正を行なわないようにすることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態の発電システム1のハードウェア構成は、第1の実施の形態のものと同様とすることができる。なお、第1の実施の形態では、計時部16の時刻の補正の指示が入力された場合(図3のステップS10でYES)、1か月ごとにのみ、補正量が上限値を超えるかどうかによって、計時部16の時刻を補正するか否かが決定された。第3の実施の形態では、各月において実行された補正の量が当該月の上限値に満たなかった場合、補正量についての上限値に対する余剰は翌月以降に持ち越されてもよい。
たとえば、1か月ごとの補正量の上限値として「10秒」が設定されている場合であって、ある年の4月に実行された補正における時間の合計が「6秒」であった場合には、その月の余剰である「4秒」は、翌月以降に持ち越されてもよい。これにより、その年の5月の上限値として、本来の5月分の上限値の「10秒」と、余剰である「4秒」とを足しあわされた、「14秒」が特定される。
また、当該持越しは複数の期間以上に亘って持ち越される場合もあり得る。つまり、上記の例において、その年の5月に補正が実行されなければ、当該5月における余剰は「14秒」となる。そして、当該余剰は6月以降に持ち越されてもよい。これにより、その年の6月の上限値として、本来の6月分の上限値の「10秒」と、5月からの余剰の「14秒」とを足し合わせた、「24秒」が特定される。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態の発電システム1のハードウェア構成は、第1の実施の形態のものと同様とすることができる。第4の実施の形態では、演算部100は、NTPサーバから受信した情報を用いて計時部16の時刻を補正した場合には、変更履歴情報146に格納された補正の履歴をリセットする。これにより、NTPサーバから受信された情報を用いて計時部16の時刻が補正されると、ステップS30(図3参照)において特定される合計時間は、当該補正以降に指示された補正における合計時間となる。当該合計時間には、NTPサーバから受信された情報を用いた補正における補正量が含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
図4は、第4の実施の形態において実行される処理のフローチャートである。図4に示された処理は、図3に示された処理と比較して、さらにステップS80,S90の制御を含む。第4の実施の形態では、演算部100は、ステップS10で補正の指示が入力されていないと判断すると、ステップS80へ制御を進める。また、演算部100は、ステップS70で補正の履歴を登録した後、ステップS80へ制御を進める。
ステップS80で、演算部100は、計時部16における時刻がNTPサーバから受信された情報を利用して補正されたかどうかを判断する。そして、演算部100は、NTPサーバから受信された情報を利用した補正がなされたと判断するとステップS90へ制御を進め、そうではないと判断するとステップS10へ制御を戻す。
ステップS90で、演算部100は、記憶部14の変更履歴情報146をリセットする。これにより、それまでの計時部16の時刻の補正の履歴が消去される。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態の発電システム1のハードウェア構成は、第1の実施の形態のものと同様とすることができる。第5の実施の形態では、演算部100は、計時部16の時刻の補正の指示が、補正する時間が上限値を超えるものである場合に、警告を行う。図5は、第5の実施の形態の出力制御装置10の演算部100によって実行される処理のフローチャートである。
図5に示された処理は、図3に示された処理と比較して、ステップS52の制御をさらに含む。演算部100は、ステップS50で、合計時刻が許容時間(上限値)を超えると判断すると、ステップS52へ制御を進める。
ステップS52で、演算部100は、警告を行う。当該警告は、たとえば、表示部13における表示によって実現される。表示部13は、赤色のLEDランプを備えている場合があり、ステップS52における警告の一例は、当該赤色のLEDランプの点灯である。他の例は、音声の出力である。
ステップS52の制御が実行された場合、たとえばユーザによって手動で制御をステップS10に戻す操作がなされたことを条件として、制御がステップS10に戻される。
なお、第5の実施の形態では、ステップS52の警告と並行して、または、ステップS52の警告の代替として、演算部100は、パワーコンディショナ21a,21bに対して、発電の停止を指示してもよい。
第5の実施の形態によれば、発電システム1において時計の改ざんの試みがなされた場合、計時部16の時刻の補正を実行せずに改ざんを抑制するだけでなく、当該改ざんの試みが発生したことを報知できる。
今回開示された実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 発電システム、10 出力制御装置、14 記憶部、16 計時部、100 演算部。

Claims (10)

  1. 太陽電池からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置であって、
    情報の入力を受け付けるための入力部と、
    時計と、
    前記時計の時刻を補正した履歴を記憶するための記憶部と、
    前記パワーコンディショナに、前記時計の時刻に基づいて、時刻情報を含む制御情報に従った出力電力の制御指示を出力する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記入力部から前記時計の時刻を補正する指示を入力された場合に、当該指示による補正量と、前記記憶部に記憶されている履歴における前記時計の時刻の補正量との和が予め定められた量以下であることを条件として、前記時計の時刻を前記指示に基づいて補正し、
    前記指示に基づいた補正の履歴を前記記憶部に記憶する、出力制御装置。
  2. 補正量の前記和は、当該補正量の絶対値の和である、請求項1に記載の出力制御装置。
  3. 前記予め定められた量は、一定期間ごとに設定され、
    第1の一定期間に対して設定される前記予め定められた量は、
    当該第1の一定期間に対して定められた一定量と、
    当該第1の一定期間以前の一定期間に対して定められた一定量と当該第1の一定期間以前の一定期間において前記制御部によって実行された補正の量との差と、
    を足し合わせた量である、請求項1または請求項2に記載の出力制御装置。
  4. 外部の装置と通信するための通信部をさらに備え、
    前記通信部を介して取得した情報に基づいて前記時刻を補正した場合には、前記和は、当該情報に基づいて補正をした後の補正についての補正量に基づいて算出される、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の出力制御装置。
  5. 前記通信部を介して取得した情報は、NTP(Network Time Protocol)サーバから取得された情報である、請求項4に記載の出力制御装置。
  6. 情報を出力する出力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記指示による補正量と前記記憶部に記憶されている履歴における時刻の補正量との和が予め定められた量を超える場合には、警告情報を出力するように構成されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の出力制御装置。
  7. 前記制御部は、前記指示による補正量と前記記憶部に記憶されている履歴における時刻の補正量との和が予め定められた量を超える事態が複数回生じたことを条件として、前記警告情報を出力するように構成されている、請求項6に記載の出力制御装置。
  8. 前記制御部は、前記指示による補正量と前記記憶部に記憶されている履歴における時刻の補正量との和が予め定められた量を超える場合には、警告情報を出力するように構成されている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の出力制御装置。
  9. 太陽電池からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナにおける出力電力を制御するための出力制御装置を制御する方法であって、
    前記出力制御装置は、プロセッサと、時計と、記憶部とを備え、
    前記プロセッサが、前記パワーコンディショナに、時刻情報を含む制御情報に従った出力電力の制御指示を、前記時計の時刻に基づいて出力することと、
    前記プロセッサが、前記時計の時刻を補正する指示を入力された場合に、当該指示による補正量と、前記記憶部に記憶されている履歴における前記時計の時刻の補正量との和が予め定められた量以下であることを条件として、前記時計の時刻を前記指示に基づいて補正することと、
    前記プロセッサが、前記指示に基づいた補正の履歴を前記記憶部に記憶することとを備える、出力制御装置の制御方法。
  10. 太陽電池からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナにおける出力電力を制御するための出力制御装置が備えるプロセッサによって実行されるプログラムであって、
    前記出力制御装置は、時計と、記憶部とを備え、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記パワーコンディショナに、時刻情報を含む制御情報に従った出力電力の制御指示を、前記時計の時刻に基づいて出力することと、
    前記時計の時刻を補正する指示を入力された場合に、当該指示による補正量と、前記記憶部に記憶されている履歴における前記時計の時刻の補正量との和が予め定められた量以下であることを条件として、前記時計の時刻を前記指示に基づいて補正することと、
    前記指示に基づいた補正の履歴を前記記憶部に記憶することとを実行させる、プログラム。
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