JP6485798B2 - ガス切断機及びガス切断方法 - Google Patents

ガス切断機及びガス切断方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6485798B2
JP6485798B2 JP2014195374A JP2014195374A JP6485798B2 JP 6485798 B2 JP6485798 B2 JP 6485798B2 JP 2014195374 A JP2014195374 A JP 2014195374A JP 2014195374 A JP2014195374 A JP 2014195374A JP 6485798 B2 JP6485798 B2 JP 6485798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed curve
curve shape
shape
original
gas cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014195374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016064438A (ja
Inventor
太治 弓野
太治 弓野
飛田 敏光
敏光 飛田
順治 平澤
順治 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Institute of National Colleges of Technologies Japan
Original Assignee
Institute of National Colleges of Technologies Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Institute of National Colleges of Technologies Japan filed Critical Institute of National Colleges of Technologies Japan
Priority to JP2014195374A priority Critical patent/JP6485798B2/ja
Publication of JP2016064438A publication Critical patent/JP2016064438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6485798B2 publication Critical patent/JP6485798B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Description

本発明は、ガス切断機及びガス切断方法に関する。
従来、金属材料等の被加工材の加工機械として、ガス切断機が用いられることがある。この種のガス切断機としては、例えば特許文献1に、目的形状と同一の形状をトレーサによってトレースして、このトレーサに連動して切断トーチを移動させることにより目的形状の切断を行うものが開示されている。この種のガス切断機は、NC装置を用いることで精密な被加工材の加工を実現することができる。
また、従来、例えば特許文献2に、加工図形の図面等の加工領域の画像をスキャナ等で入力し、その画像データにあらわれる加工領域の輪郭線を抽出し、その輪郭線から加工領域の内側に向かい、径の異なる複数の工具で加工させる工具別加工領域を、径が小さい工具に対応するものから順に形成し、おのおのの工具のオフセット量とオーバラップ量に基づいてそれぞれの工具に対応した一筆書き状の2次元工具軌跡を形成するものが開示されており、この種の技術をガス切断機に適用することで、簡便に精密な被加工材の加工を実現することができる。
特開平05−169337号公報 特公平07−7292号公報
特許文献1に開示されるガス切断機は、特許文献2に開示されるような加工図形の図面の画像を用いることで、NC装置による複雑なプログラムを必要としないで、簡便に精密な被加工材の加工をすることが望まれている。しかし、特許文献1の技術に特許文献2の技術を組合せた場合、特許文献2に開示する技術の実現のためには、読み込んだ画像の画像処理や工具軌跡を形成するための演算が精密な演算を必要とされ、演算器は性能の高いものが必要とされるので、もって装置が高価なものとなり、経済的にガス切断機による被加工材の加工が行えない問題がある。また、これらの手法を用いた場合、上記精密な演算により時間を浪費してしまう問題もある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ガス溶断機による被加工材の加工を必要な精度を確保した上で容易にかつ経済的に加工することができるガス切断機を提供することである。
本発明は、また、ガス溶断機による被加工材の加工を必要な精度を確保した上で容易にかつ速やかに加工することができるガス切断機によって実行されるガス切断方法を提供することである。
本発明のガス切断機は、
画像入力手段と、該画像入力手段から取り込んだ画像から、ガス切断を行うトーチの移動軌跡を作成するトーチ移動軌跡作成手段と、作成された移動軌跡に対応して、トーチを移動させるトーチ移動手段とを備えたガス切断機において、
ガス切断機が板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断するものであって、
画像入力手段が、元図を読み込むスキャナで構成され、画像入力手段によってスキャンされた元図が、閉曲線形状図形の原図に転写され、転写された原図の閉曲線形状図形データがトーチ移動軌跡作成手段に送信され、
画像表示手段が、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された複数の細線閉曲線形状図形を表示し、複数の細線閉曲線形状図形から、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一である細線閉曲線形状図形を表示すること
を特徴としている。
本発明のガス切断機は、また、画像入力手段と、該画像入力手段から取り込んだ画像から、ガス切断を行うトーチの移動軌跡を作成するトーチ移動軌跡作成手段と、作成された移動軌跡に対応して、トーチを移動させるトーチ移動手段とを備えたガス切断機において、
ガス切断機が板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断するものであって、
画像入力手段が、元図を読み込むスキャナで構成され、画像入力手段によってスキャンされた元図が、閉曲線形状図形の原図に転写され、転写された原図の閉曲線形状図形データがトーチ移動軌跡作成手段に送信され、
トーチ移動軌跡作成手段によって、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された細線閉曲線形状図形が生成され、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一であると判定された時に、当該細線閉曲線形状図形が取得され、取得された細線閉曲線形状図形データがトーチ移動手段に送信されること
を特徴としている。
本発明のガス切断機は、また、データベースに、元図の閉曲線形状図形および該閉曲線形状図形の面積が対応して予め格納されたことを特徴としている。
本発明のガス切断機は、また、データベースに、取得した1ドットで表わされた細線閉曲線形状図形が元図の閉曲線形状図形と対応して格納され、ガス切断機が板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断する時に、元図の閉曲線形状図形と対応した、予め格納された細線閉曲線形状図形データがトーチ移動手段に出力されることを特徴としている。
本発明のガス切断機は、また、原図の閉曲線形状図形が、画面に表示され、始点が探索され、始点の周りの8点について閉曲線形状図形のドット線があるかが判定されて探索点が決定され、探索点に移動する操作を繰り返して始点に到達したかどうかが判定され、到達していれば細線化判定に供される細線閉曲線形状図形が取得されることを特徴としている。
本発明のガス切断機によって実行されるガス切断方法は、画像入力手段と、該画像入力手段から取り込んだ画像から、ガス切断を行うトーチの移動軌跡を作成するトーチ移動軌跡作成手段と、作成された移動軌跡に対応して、トーチを移動させるトーチ移動手段とを備えたガス切断機によって実行されるガス切断方法において、
ガス切断機が、板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断するものであって、
画像入力手段が、元図を読み込むスキャナで構成され、画像入力手段によってスキャンされた元図を、閉曲線形状図形の原図に転写し、転写された原図の閉曲線形状図形データをトーチ移動軌跡作成手段に送信し、
トーチ移動軌跡作成手段によって、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理を施して、細線化された図形線で生成された細線閉曲線形状図形を生成し、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一であると判定した時に、当該細線閉曲線形状図形を取得し、取得した細線閉曲線形状図形データをトーチ移動手段に送信すること
を特徴としている。
本発明のガス切断機によって実行されるガス切断方法は、また、データベースに、元図の閉曲線形状図形が格納され、各閉曲線形状図形の面積が予め格納されたことを特徴とするガス切断方法を特徴としている。
本発明のガス切断機によって実行されるガス切断方法は、また、データベースに、取得した1ドットで表わされる細線閉曲線形状図形が元図の閉曲線形状図形と対応して格納され、ガス切断機が、板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断する時に、元図の閉曲線形状図形と対応した、予め格納された細線閉曲線形状図形データをトーチ移動手段に出力することを特徴とするガス切断方法を特徴としている。
本発明のガス切断機によって実行されるガス切断方法は、また、原図の閉曲線形状図形を、画面に表示し、始点を探索し、始点の周りの8点について閉曲線形状図形のドット線があるかを判定して探索点を決定し、探索点に移動する操作を繰り返して始点に到達したかどうかを判定し、到達していれば細線化判定に供される細線閉曲線形状図形を取得することを特徴とするガス切断方法を特徴としている。
本発明は、画像表示手段が、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された複数の細線閉曲線形状図形を表示し、複数の細線閉曲線形状図形から、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一である細線閉曲線形状図形を表示することができるガス切断機を提供することである。
本発明は、トーチ移動軌跡作成手段によって細線閉曲線形状図形が取得されるように構成しているので、ガス溶断機による被加工材の加工を必要な精度を確保した上で容易にかつ経済的に加工することができるガス切断機を提供することができる。
また、本発明によれば、トーチ移動軌跡作成手段が細線閉曲線形状図形を取得するステップを備えているので、ガス溶断機による被加工材の加工を必要な精度を確保した上で容易にかつ速やかに加工することができるガス切断機によって実行されるガス切断方法を提供することができる。
本発明の実施例であるガス切断機の構成をブロック図で示す全体概略図である。 図1のガス切断機の機械的な構成の例を示す全体外略図である。 (a)は、本発明の実施例であるガス切断機による細線化処理における画面表示例を示し、(b)は、データベースにも格納される元図を示す図である。 本発明の実施例であるガス切断機による、トーチ軌跡生成手段による処理手順をフロー図で示した図である。 本発明の実施例であるガス切断機による、1ドット細線化処理の状態を画面で表示した図である。 図5の処理手順をフロー図で示した図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。また、以下同一構造の部品には同一符号で表して説明する。なお、以下本発明の実勢例で用いられる画像データはモノクロ2値画像が適用される。
図1は、本発明の実施例である(以下、本実施例と略称する。)ガス切断機の構成を示す全体概略斜視図であり、本実施例におけるガス切断機100は、画像入力手段10と、この画像入力手段10から取り込んだ画像から、ガス切断を行うトーチ82の移動軌跡を作成するトーチ移動軌跡作成手段20と、作成された移動軌跡に対応して、トーチ82を移動させるトーチ移動手段81とを備えている。このガス切断機100は、板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断するものである。
また、画像入力手段10が、元図1を読み込むスキャナ12で構成され、画像入力手段10によってスキャンされた元図1が、閉曲線形状図形の原図2に転写され、転写された原図2の閉曲線形状図形データ31がトーチ移動軌跡作成手段20に送信される。
また、トーチ移動軌跡作成手段20によって、スキャンされた原図2の閉曲線形状図形の図形線2Aを細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された細線閉曲線形状図形が生成され、元図1の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積1Bに、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一であると判定された時に、当該細線閉曲線形状図形が取得され、取得された細線閉曲線形状図形データ53がトーチ移動手段81に送信される。
また、画像表示手段70が、スキャンされた原図2の閉曲線形状図形の図形線2Aを細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された複数の細線閉曲線形状図形を表示し、複数の細線閉曲線形状図形から、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積1Bに、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一である細線閉曲線形状図形を表示する。以上により本実施例のガス切断機100が構成される。このガス切断機100について、以下詳述する。
本実施例のガス切断機100は、被加工材としては、ガス切断をすることができる鋼材等の金属材料からなる板材を対象としている。
画像入力手段10の読み込み対象である元図1は、閉曲線形状図形であればよく、手書きによる閉曲線形状図形をも適用することができる。また、この元図1は転写される原図2の元となる図であり、転写された原図2が、後述する画像の細線化処理等のデータ処理に用いられ、元図1自体は、画像処理等のデータ処理には用いられない。この元図1や原図2は、画像データとして後述する演算処理手段40により通信手段5を介してデータベース50に格納することができる。
また、画像入力手段10による元図1のスキャンは、スキャナ12によって元図1を捜査して画像データとして読み込むことでなされる。このスキャナ12としては、元図1の閉曲線形状図形を画像データとして読み込むことができるものであれば、どのような構造のものであってもよい。
転写された原図2の閉曲線形状図形データ31のトーチ移動軌跡作成手段20への送信は、通信手段5を介してトーチ移動軌跡作成手段20が有する入力手段30へ閉曲線形状図形データ31が送信されることでなされる。
入力手段30へ送信された閉曲線形状図形データ31は、通信手段5を介して演算処理手段40に送信される。演算処理手段40は、送信された閉曲線形状図形データ31について、細線化処理S41、細線閉曲線形状図形の生成S42、面積演算処理S43、判定処理S44、制御用データの取得S45および出力指示S46のステップを備えており、これらのステップにより、細線化図形データが取得されて、通信手段5を介して取得された細線化図形データがトーチ移動手段81に送られることになる。
ここで、細線化処理S41は、線を細くするような画像処理を行う細線化のアルゴリズムが用いられる。この細線化のアルゴリズムには、1次微分によるエッジ検出等の方式が用いられるが、例えばHilditch、田村の方法、Zhang Suenなどの手法が用いられる。その他、細線化できるアルゴリズムがあれば他の手法を用いてもよい。
データベース50は、元図データ51として閉曲線形状図形と図形面積のデータ、原図データ52として転写された閉曲線形状図形のデータ、および取得制御データ53として制御用細線閉曲形状図形データが格納される。このデータベース50へのデータの送信やデータベースに対するデータの書き込み・読み込み命令は、演算処理手段40により通信手段5を介して行われる。
出力手段60は、例えばプリンタ等の機器が適用され、上記の図形データ等のデジタルデータを紙印刷にて出力ができるものである。この出力手段60へのデータの送信やデータ出力命令は、演算処理手段40により通信手段5を介して行われる。
画像表示手段70は、ディスプレイ72を備えており、図形表示S71のステップにより、複数の細線閉曲線図形や制御用細線閉曲線図形等をディスプレイ72に画面表示することができる。この画像表示手段70へのデータの送信や画像出力命令は、演算処理手段40により通信手段5を介して行われる。
トーチ移動手段81は、ガス切断手段80に備えられており、同じくガス切断手段80に備えられるトーチ82の移動の制御を行う。このトーチ移動手段81へのデータの送信やトーチの移動命令は、演算処理手段40により通信手段5を介して行われる。
図2は、図1のガス切断機の機械的な構成の例を示す全体外略図である。本実施例のガス切断機100は、図2に示すように、画像入力手段10としてスキャナ、トーチ移動軌跡生成手段20としてパーソナルコンピュータ、トーチ移動手段81およびトーチ82を備えるガス切断手段80としては、X−Yテーブルにより実現することができる。
この場合は、スキャナで原図を取り込み、取り込んだ画像はコンピュータに送られる。コンピュータは、送られた原図に細線化処理を施し、制御用細線閉曲形状図形データを生成し、X−Yテーブルに送信する。そして、X−Yテーブルのモータを制御用細線閉曲形状図形データに基づいて制御し、トーチ82を移動させ、被加工材の加工を行う。
図3(a)は、本発明の実施例であるガス切断機による細線化処理における画面表示例を示し、図3(b)は、データベースにも格納される元図を示す図である。
図3に示す例の場合、画像表示手段70が備えるディスプレイ72には、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施されて、細線化された図形線41A〜46Aで生成された複数の細線閉曲線形状図形41〜46が細線閉曲線形状図形の表示領域73に表示され、複数の細線閉曲線形状図形41〜46から、図計面積1Bと実質同一と判定された1つの細線閉曲線形状図形44が取得細線閉曲線形状図形の表示領域74に表示される。
この元図1の図形面積1Bは、予めトーチ移動軌跡作成手段20により演算されてデータベース50に格納されており、上記の細線化された図形線41A〜46Aで生成された複数の細線閉曲線形状図形41〜46で形成された図形の図形面積41B〜46Bとの実質同一であるかとの判定が行われる。
本実施例では、元図1の図形面積1B、細線化された図形線41A〜46Aを図示するように星形形状で示しているが、丸形、楕円形、角形等の形状であって、閉鎖された形状のものも含まれる。
これら図形の図形面積41B〜46Bについても、トーチ移動軌跡作成手段20により演算される。この実質同一であるかとの判定は、これらの図計面積1Bと図形面積41B〜46Bのいずれかの図形面積との面積の比較演算がトーチ移動軌跡作成手段20により行われることでなされる。ここで、判定がなされた時、判定がなされた細線閉曲線形状図形と元図の図形とを同一画面で対比して表示し、視認した上で、トーチ移動信号を生成するようにしてもよい。
図4は、本発明の実施例であるガス切断機による、トーチ軌跡生成手段による処理手順をフロー図で示した図である。まず、S41にて、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施される。次に、S42で細線化された図形線で生成された細線閉曲線形状図形が生成される。図3で示したように、細線化された図形線41A〜46Aで生成された細線閉曲線形状図形41〜46が生成される。次に、S43で細線閉曲線形状図形の図形面積の演算が行われる。
次に、S44で、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一かどうかの判定が行われる。実質同一と判定された場合は、S45もしくはS46のステップへと移行する。実質同一でないと判定された場合には、S41のステップに移行する。
ここで、実質的に同一であるということは、ガス切断機による被加工材の切断がなされた時に、元図に対応したガス切断がなされることを言う。また、このことを高い精度を確保しているという。
S45では、細線閉曲線形状図形の細線が予め定めた1ドットで表わされる線図に細線化されたかの判定を行う。1ドットで表わされる線図に細線化されたと判定された場合は、S46のステップへと移行する。
ここで、1ドットで表わされる線図に細線化されたと判定された場合は、S41のステップへと移行する。なお、このS45のステップは、1ドットで表わされる線図まで細線化されたかどうかの判定を行うものであって、S44の判定で図形面積が実質同一かの判定で充分である場合、すなわち線図が1ドットで表わされる線図まで細線化されなくてもよく、図形面積が実質同一であればよい程度である場合は、このステップS45は設けなくても充分に、読み込んだ画像データの細線化を達成することができる。
S46では、細線閉曲線形状図形が取得され、S47で取得された細線閉曲線形状図形データがトーチ移動手段に送信される。線図が1ドットで表わされる線図まで細線化された細線閉曲線形状図形が適用される場合は、次に説明する処理が行われる。
図5は、本発明の実施例であるガス切断機による、1ドット細線化処理の状態を画面で表示した図であり、図6は、図5の処理手順をフロー図で示した図である。まず、S71で原図の閉曲線形状図形が画面に表示される。次にS72で始点91が探索され、S73で始点91の周りの8点90A〜90Iが番号付けされて、右回りまたは左回りで閉曲線形状図形のドット線があるかが判定される。ドット線がある場合、S74に移行する。ドット線がない場合は、S72に移行する。
次に、S74で探索点95が決定され、S75で探索点に移動する操作が行われる。S76でて始点91に到達したかどうかが判定される。到達していればS77に移行して、細線化判定に供される細線閉曲線形状図形が取得される。始点91に到達していない場合は、S7に移行して、探索点95の周りの8点が番号付けされて、右回りまたは左回りで閉曲線形状図形のドット線があるかが判定される。
この場合にドット線がないと判定された場合は、図形が閉曲線図形でないため、強制ステップ終了となる。ドット線がある場合、S74に移行し、上述のステップが繰り返し行われる。このようにして、X−Yテーブルが細線閉曲線形状図形データに基づいてモータが制御されて、トーチ82の移動を行い、材料のガス溶断による切断が行われる。
本実施例のガス切断機100は、また、データベース50に、取得した1ドットで表わされた細線閉曲線形状図形が元図の閉曲線形状図形と対応して格納され、ガス切断機100が板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断する時に、元図の閉曲線形状図形と対応した、予め格納された細線閉曲線形状図形データがトーチ移動手段に出力されることが好ましい。
このようにしておけば、このデータを用いてスキャナにより画想を読み込む必要がなく、新たに原図を読み取ること無く、速やかに材料の切断加工が行える。また、原図を記憶しておけば拡大・縮小したものからトーチの移動軌跡を求めることにより、加工物を様々な大きさで切断することが可能になる。
また、本実施例のガス切断機100は、細線化の処理には、エッジ抽出を用いた細線化を適用してもよく、この場合は細線化処理の結果ドット数が十分細くなったかどうかを調べた上で、十分細いと判定されれば外部にのみエッジ検出をかけることで、これにより外周を1ドットの線で表すことができ、トーチの移動軌跡を求めることができる。
本実施例のガス遮断器100は、上述の構成であるので、手書き図面である元図を用いたとしても、ガストーチ軌跡生成手段によって、細線閉曲線形状図形データが生成され、これがトーチの移動に用いられるので、高い精度を確保した材料の加工を行うことができる。
また、上述の構成であるガス切断機100は、元図の図形面積と細線化処理した図形面積との実質同一判定という単純な方法で行うために、演算処理能力は高いものを必要とせず、経済的なガス切断機100を提供することができる。また、演算処理能力は高いものを必要としないので、演算処理に時間を要せず、速やかな細線閉曲線形状図形データが生成され、もって、速やかな材料のガス切断の加工を行うことができる。
本実施例によれば、画像表示手段が、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された複数の細線閉曲線形状図形を表示し、複数の細線閉曲線形状図形から、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形面積が実質同一である細線閉曲線形状図形を表示することができる。
また、本実施例によれば、元図をスキャンすることでトーチの移動軌跡を速やかに取得することができるので、ガス切断機を操作する作業者が熟練技術を持たなくても作業することができ、ガス溶断機による被加工材の加工を必要な精度を確保した上で容易にかつ経済的に加工することができるガス切断機を提供することができる。
また、本実施例によれば、ガス溶断機による被加工材の加工を必要な精度を確保した上で容易にかつ速やかに加工することができるガス切断機によって実行されるガス切断方法を提供することができる。
1…元図、1A…元図の図形線、1B…元図の図形(図形面積)、2…原図、2A…原図の図形線、1B…原図の図形(図形面積)、10…画像入力手段、12…スキャナ、20…トーチ移動軌跡作成手段、40…演算処理手段、41〜46…、41A〜46A…、41B〜46B…、50…データベース、53…細線閉曲線形状図形データ、70…画像表示手段、72…ディスプレイ、80…トーチ移動手段、91…始点、95…探索点、100…ガス切断機。

Claims (9)

  1. 画像入力手段と、該画像入力手段から取り込んだ画像から、ガス切断を行うトーチの移動軌跡を作成するトーチ移動軌跡作成手段と、作成された移動軌跡に対応して、トーチを移動させるトーチ移動手段とを備えたガス切断機において、
    ガス切断機が板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断するものであって、
    画像入力手段が、元図を読み込むスキャナで構成され、画像入力手段によってスキャンされた元図が、閉曲線形状図形の原図に転写され、転写された原図の閉曲線形状図形データがトーチ移動軌跡作成手段に送信され、
    画像表示手段が、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された複数の細線閉曲線形状図形を表示し、複数の細線閉曲線形状図形から、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形形状及び面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形形状及び面積が実質同一である細線閉曲線形状図形を表示すること
    を特徴とするガス切断機。
  2. 画像入力手段と、該画像入力手段から取り込んだ画像から、ガス切断を行うトーチの移動軌跡を作成するトーチ移動軌跡作成手段と、作成された移動軌跡に対応して、トーチを移動させるトーチ移動手段とを備えたガス切断機において、
    ガス切断機が板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断するものであって、
    画像入力手段が、元図を読み込むスキャナで構成され、画像入力手段によってスキャンされた元図が、閉曲線形状図形の原図に転写され、転写された原図の閉曲線形状図形データがトーチ移動軌跡作成手段に送信され、
    トーチ移動軌跡作成手段によって、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理が施されて、細線化された図形線で生成された細線閉曲線形状図形が生成され、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形形状及び面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形形状及び面積が実質同一であると判定された時に、当該細線閉曲線形状図形が取得され、取得された細線閉曲線形状図形データがトーチ移動手段に送信されること
    を特徴とするガス切断機。
  3. 請求項2に記載されたガス切断機において、データベースに、元図の閉曲線形状図形および該閉曲線形状図形の面積が対応して予め格納されたことを特徴とするガス切断機。
  4. 請求項2に記載されたガス切断機において、データベースに、取得した1ドットで表わされた細線閉曲線形状図形が元図の閉曲線形状図形と対応して格納され、ガス切断機が板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断する時に、元図の閉曲線形状図形と対応した、予め格納された細線閉曲線形状図形データがトーチ移動手段に出力されることを特徴とするガス切断機。
  5. 請求項2に記載されたガス切断機において、原図の閉曲線形状図形が、画面に表示され、始点が探索され、始点の周りの8点について閉曲線形状図形のドット線があるかが判定されて探索点が決定され、探索点に移動する操作を繰り返して始点に到達したかどうかが判定され、到達していれば細線化判定に供される細線閉曲線形状図形が取得されることを特徴とするガス切断機。
  6. 画像入力手段と、該画像入力手段から取り込んだ画像から、ガス切断を行うトーチの移動軌跡を作成するトーチ移動軌跡作成手段と、作成された移動軌跡に対応して、トーチを移動させるトーチ移動手段とを備えたガス切断機によって実行されるガス切断方法において、
    ガス切断機が、板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断するものであって、
    画像入力手段が、元図を読み込むスキャナで構成され、画像入力手段によってスキャンされた元図を、閉曲線形状図形の原図に転写し、転写された原図の閉曲線形状図形データをトーチ移動軌跡作成手段に送信し、
    トーチ移動軌跡作成手段によって、スキャンされた原図の閉曲線形状図形の図形線を細線化する処理を施して、細線化された図形線で生成された細線閉曲線形状図形を生成し、元図の閉曲線形状図形で形成された図形によって定まる図形形状及び面積に、細線閉曲線形状図形で形成された図形の図形形状及び面積が実質同一であると判定した時に、当該細線閉曲線形状図形を取得し、取得した細線閉曲線形状図形データをトーチ移動手段に送信すること
    を特徴とするガス切断方法。
  7. 請求項6に記載されたガス切断方法において、データベースに、元図の閉曲線形状図形が格納され、各閉曲線形状図形の面積が予め格納されたことを特徴とするガス切断方法。
  8. 請求項6に記載されたガス切断方法において、データベースに、取得した1ドットで表わされる細線閉曲線形状図形が元図の閉曲線形状図形と対応して格納され、ガス切断機が、板材から、閉曲線形状図形の元図に対応した形状の製品をガス切断する時に、元図の閉曲線形状図形と対応した、予め格納された細線閉曲線形状図形データをトーチ移動手段に出力することを特徴とするガス切断方法。
  9. 請求項5に記載されたガス切断方法において、原図の閉曲線形状図形を、画面に表示し、始点を探索し、始点の周りの8点について閉曲線形状図形のドット線があるかを判定して探索点を決定し、探索点に移動する操作を繰り返して始点に到達したかどうかを判定し、到達していれば細線化判定に供される細線閉曲線形状図形を取得することを特徴とするガス切断方法。
JP2014195374A 2014-09-25 2014-09-25 ガス切断機及びガス切断方法 Expired - Fee Related JP6485798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014195374A JP6485798B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 ガス切断機及びガス切断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014195374A JP6485798B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 ガス切断機及びガス切断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016064438A JP2016064438A (ja) 2016-04-28
JP6485798B2 true JP6485798B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=55804783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014195374A Expired - Fee Related JP6485798B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 ガス切断機及びガス切断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6485798B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077292B2 (ja) * 1986-03-24 1995-01-30 株式会社リコー 2次元工具軌跡生成方法
JPH05282030A (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 倣い方法及び倣い装置
JPH0844848A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Brother Ind Ltd 画像処理装置及び刺繍データ作成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016064438A (ja) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6250901B2 (ja) Cncとロボット制御装置が通信ネットワークを介して接続されたロボットシステム
JP5879725B2 (ja) 板金工程作業支援システム
JP2021016922A (ja) 三次元データ生成装置及びロボット制御システム
KR102235999B1 (ko) 변형 가공 지원 시스템 및 변형 가공 지원 방법
JP6485798B2 (ja) ガス切断機及びガス切断方法
KR20180076966A (ko) 용접로봇의 작업대상물 용접선 검출방법
JP5291482B2 (ja) ロボット教示プログラム修正装置
Rupanagudi et al. A novel automatic low cost cutting machine-cum-3D printer using an image processing based control
JP2016068241A (ja) 図形データ生成装置および図形データ生成プログラム
JP2017182113A (ja) ワーク判定装置及び方法
WO2014096412A2 (en) Method for determining the workpiece location
JP2016064437A (ja) ガス切断機及びガス切断方法
JP7343283B2 (ja) 切断線生成装置、切断線生成方法及び切断線生成プログラム
JPS62221003A (ja) 2次元工具軌跡生成方法
JP2004280205A (ja) 入力装置
JP2014195826A (ja) レーザー加工機
US9971334B2 (en) Inscription positioning apparatuses, systems, and methods of making and using the same
JP2001209665A (ja) 板金の図形データ生成方法及び自動プログラミング装置並びに板金の図形データ生成プログラムを記憶した記憶媒体
EP4372679A1 (en) Recognition model generation method and recognition model generation device
CN118135179B (zh) 切割板件的级联识别方法、装置、计算机设备和存储介质
US20240029355A1 (en) Three-dimensional point cloud data processing system
JP2701307B2 (ja) 領域加工のさらい工具軌跡生成方法
JP5918605B2 (ja) 加工用画像印刷システム、記録媒体、加工システムおよび加工用画像生成プログラム
CN114563978B (zh) 钻机指令生成方法及钻机指令生成装置
JP2006292682A (ja) Cad/cam装置及び電子ビーム照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6485798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees