JP6485288B2 - ガラスロール製造装置、およびガラスロール製造方法 - Google Patents

ガラスロール製造装置、およびガラスロール製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6485288B2
JP6485288B2 JP2015169632A JP2015169632A JP6485288B2 JP 6485288 B2 JP6485288 B2 JP 6485288B2 JP 2015169632 A JP2015169632 A JP 2015169632A JP 2015169632 A JP2015169632 A JP 2015169632A JP 6485288 B2 JP6485288 B2 JP 6485288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
foil
glass foil
roll manufacturing
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015169632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017043524A (ja
Inventor
健 楢木
健 楢木
義規 井口
義規 井口
良博 清水
良博 清水
直幸 市東
直幸 市東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2015169632A priority Critical patent/JP6485288B2/ja
Publication of JP2017043524A publication Critical patent/JP2017043524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6485288B2 publication Critical patent/JP6485288B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

本発明は、ガラスロール製造装置、ガラスロール巻出装置、ガラスロール製造方法、およびガラスロール巻出方法に関する。
ガラスロールとして供給されるガラス箔は、薄く、幅広く、均一な厚みで成形することが求められる。また、近年より薄いガラス箔への要求が高まっている。
ガラスロール製造装置は、例えば、ダウンドロー法によってガラス箔を成形し、成形したガラス箔を円筒状に巻き取ることで、ガラスロールを製造する。ダウンドロー法は、加熱により軟化または溶融されたガラスを下方に引っ張ることで箔状に形成する。ダウンドロー法としては、例えばリドロー法、スリットダウンドロー法、フュージョン法などが挙げられる。リドロー法は、一度成形されたガラス板を再加熱し、薄く引き伸ばしてガラス箔を得る。フュージョン法は、樋の内部に溶融ガラスを連続的に供給し、樋の両側から溢れ出した溶融ガラスを樋の下端で合流させたものをさらに薄く引き延ばしてガラス箔を得る。スリットダウンドロー法は、溶融ガラスをスリットを通し幅方向に均等な厚みで供給し、さらに薄く引き延ばしてガラス箔を得る。
特許文献1には、リドロー法によるガラスロール製造装置が開示されている。このガラスロール製造装置は、熱処理炉と、一対の引張ローラと、巻取機とを有する。熱処理炉は、鉛直方向に搬送されながら成形されるガラス箔を熱処理する。一対の引張ローラは、熱処理炉から出たガラス箔を挟んで送り出す。巻取機は、一対の引張ローラから送り出されたガラス箔を円筒状に巻き取る。
国際公開2012/081503号
前述のように、より薄いガラス箔を得ようとすると、ガラス箔は破断しやすくなる。このため、ガラス箔が一対の引張ローラの位置で破断された場合には、その復旧作業が煩雑であり、また、安定的な成形が再び可能になるまでの時間が長かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、一対の引張ローラの位置でのガラス箔の破断に対処した、ガラスロール製造装置の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
所定方向に搬送されながら成形されるガラス箔を熱処理する熱処理炉と、前記熱処理炉から出た前記ガラス箔を挟んで送り出す一対の引張ローラと、一対の前記引張ローラから送り出された前記ガラス箔を円筒状に巻き取る巻取機とを有する、ガラスロール製造装置であって、
樹脂フィルムを帯電させる樹脂フィルム帯電装置と、
帯電済みの前記樹脂フィルムを、一対の前記引張ローラの間に向けて送り出すガイド部材とを有し、
一対の前記引張ローラは、前記樹脂フィルムと前記ガラス箔とを付着させ送り出す、ガラスロール製造装置が提供される。
本発明よれば、一対の引張ローラの位置でのガラス箔の破断に対処した、ガラスロール製造装置が提供される。
一実施形態によるガラスロール製造装置を示す側面図である。 図1の熱処理炉を示す側面図である。 図1の熱処理炉におけるガラス箔を正面から見た図である。 図1のガラスロール製造装置の一部を拡大して示す側面図である。 一実施形態によるガラスロール巻出装置を示す側面図である。 一実施形態によるガラス箔の切断装置を示す側面図である。 図6の切断装置を上からみた図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
図1は、一実施形態によるガラスロール製造装置を示す側面図である。図1に示すガラスロール製造装置は、リドロー法によってガラス箔を成形し、成形したガラス箔を円筒状に巻き取ることで、ガラスロールを製造する。
尚、本実施形態のガラスロール製造装置は、リドロー法を用いるが、フュージョン法などを用いてもよい。
ガラスロール製造装置は、例えば図1に示すように、ガラス母材供給装置10、熱処理炉20、一対の引張ローラ30、および巻取機40などを有する。
ガラス母材供給装置10は、ガラス母材2Aを熱処理炉20に供給する。ガラス母材2Aとは、ガラス箔2の、熱処理炉20に供給される前のものを意味する。ガラス箔2は、熱処理炉20の内部で薄く引き伸ばされる。成形後のガラス箔2の厚さは、ガラス母材2Aの厚さよりも薄い。
ガラス箔2の成形にリドロー法を利用する場合、ガラス母材2Aとしては予め成形されたガラス板が用いられる。このガラス板は、フロート成形、フュージョン成形、スリットダウンロード成形、引き上げ成形、ロールアウト成形などの一般的な成形方法で成形される。
尚、ガラス箔2の成形にフュージョン法やスリットダウンドロー法などを利用する場合、ガラス母材2Aとしては板状の溶融ガラスが用いられる。例えば、フュージョン法の場合、樋の両側から溢れ出した溶融ガラスを樋の下端で合流させたものが用いられる。
ガラス母材供給装置10は、例えば、ガラス母材供給ローラ11と、ガラス母材供給ローラ11を回転駆動させるモータとを有する。ガラス母材供給ローラ11の外周には、円筒状に巻き取られたガラス母材2Aで構成されるガラスロールが装着される。このガラスロールから引き出されたガラス母材2Aが、熱処理炉20に供給される。
ガラス母材供給装置10は、ガラス母材供給ローラ11と熱処理炉20との間に、ガラス母材2Aを案内するガイド部材を有してもよい。ガイド部材は、ガラス母材2Aの片側に配設されてもよいし、ガラス母材2Aの両側に配設されてもよい。
ガイド部材としては、ガイドレール、ガイドロールなどが用いられる。ガイドレールは、接触式、非接触式のいずれでもよい。非接触式の場合、気体や超音波などが用いられる。ガイドロールは、受動ロール、駆動ロールのいずれでもよい。受動ロールは、フリーロールとも呼ばれ、受動的に回転する。受動ロールには回転モータが接続されない。駆動ロールには回転モータが接続されており、駆動ロールは回転モータによって駆動される。ガイドロールが駆動ロールの場合、ガラス母材供給ローラ11は受動ロールでもよい。
尚、本実施形態のガラス母材供給装置10は、ガラスロールから引き出したガラス板を熱処理炉20に連続的に供給するが、複数のガラス板を断続的に供給してもよい。また、複数のガラス板は、熱処理炉に供給される前に、溶着等によりつなげられてもよい。
熱処理炉20は、所定方向に搬送されながら成形されるガラス箔2を熱処理する。所定方向は、鉛直方向下方であってよい。ガラス箔2に作用する重力を、搬送や成形に利用することができる。斜め下方の場合も同様である。尚、所定方向は、鉛直方向下方や斜め下方に限定されず、例えば水平方向でもよい。
熱処理炉20は、ガラス箔2の温度を軟化点付近まで上げ、その後、下げる。ガラス箔2は、温度の高い位置で、鉛直方向に引き伸ばされ、鉛直方向に垂直な幅方向に縮む。熱処理炉20は、ガラス箔2の幅方向の収縮を抑制するため、ガラス箔2の温度を最高温度から急激に下げてもよく、その後、徐々に下げてもよい。
尚、熱処理炉20は、複数の炉に分割されてもよい。
一対の引張ローラ30は、熱処理炉20から出たガラス箔2を挟んで送り出す。例えば、一対の引張ローラ30は、熱処理炉20の真下に配設され、熱処理後のガラス箔2を挟んで下方に送り出す。
巻取機40は、一対の引張ローラ30から送り出されたガラス箔2を円筒状に巻き取る。例えば、巻取機40は、ガラス箔2を巻き取る巻取ローラ41と、巻取ローラ41を回転駆動させるモータとを有する。巻取ローラ41の外周に、円筒状に巻き取られたガラス箔2を含むガラスロールが形成される。
尚、ガラスロール製造装置は、熱処理炉20と引張ローラ30との間において、ガラス箔2の両側縁部を切除する切断機を有してもよい。ガラス箔2の残部(ネット部)が巻取ローラ41に巻き取られる。
図2は、図1の熱処理炉を示す側面図である。図3は、図1の熱処理炉におけるガラス箔を正面から見た図である。図2に示す熱処理炉20は、発熱体21と、伝熱部材22と、シャッター23とを有する。発熱体21、伝熱部材22、およびシャッター23は、それぞれ、ガラス箔2の両側に配設される。
発熱体21は、ガラス箔2の主表面に対向する。発熱体21は、例えば電気ヒータで構成される。発熱体21は、鉛直方向に間隔をおいて複数配設され、ガラス箔2の鉛直方向における温度分布を調整する。また、発熱体21は、ガラス箔2の幅方向に分割されてもよく、ガラス箔2の幅方向における温度分布を調整してもよい。
伝熱部材22は、発熱体21とガラス箔2との間を仕切る。伝熱部材22は、発熱体21の熱をガラス箔2に伝える。また、伝熱部材22は、発熱体21及び周囲の部材等からの揮発物や炉内雰囲気に含まれるレンガや断熱材などからの飛散物等からガラス箔2を隔離保護することにより、ガラス箔2の周囲を清浄に保つ。伝熱部材22は、例えば石英で形成される。石英は、発熱体21からの赤外線をガラス箔2に向けて透過させることができ、また、ガラス箔2の周囲を清浄に保つことができる。また、ガラス箔2と発熱体21の接触を防止することができる。これにより、ガラス箔2の破断を防止するとともに、発熱体21の破損も防止できる。
伝熱部材22は、ガラス箔2の両側に配設され、ガラス箔2の通路24を形成する。この通路24は、熱処理炉20の入口付近を含む第1区間Z1において、第1区間Z1よりも下流側の第2区間Z2よりも狭くなっている。これにより、第2区間Z2から第1区間Z1への上昇気流の侵入を抑制でき、その結果、第1区間Z1における温度の変動を抑制できる。また、第1区間Z1におけるガラス箔2のばたつきを、伝熱部材22がガラス箔2と接触することで抑制できる。
第1区間Z1における伝熱部材22同士の隙間の大きさは、例えば熱処理前のガラス母材2Aの厚さの2倍以上、3mm以下であってよい。熱処理前のガラス母材2Aの厚さは、例えば0.7mm以下、好ましくは0.5mm以下である。尚、熱処理後のガラス箔2の厚さは、例えば1μm以上300μm以下、好ましくは1μm以上100μm以下、さらに好ましくは1μm以上50μm以下である。
第1区間Z1は、ガラス箔2の温度が最も高い位置を含んでよい。この位置では、ガラス箔2が鉛直方向に引き伸ばされ、鉛直方向に垂直な幅方向に縮む。このガラス箔2の変形によるばたつきを、伝熱部材22がガラス箔2と接触することで抑制できる。
第1区間Z1は、ガラス箔2の温度が最高温度から急激に低下し始める位置をさらに含んでもよい。ガラス箔2がガラス軟化点付近の変形可能な温度となっている時間が短くなることにより幅方向の収縮が抑えられ、幅広のガラス箔2を得るために有利となる。また、ガラス箔2の側縁部における局所的な反りやうねりを、伝熱部材22がガラス箔2の側縁部と接触することで抑制できる。また、熱処理炉20を短くすることが可能になり装置を小型化することが可能になる。
第2区間Z2では、ガラス箔2の温度が最高温度よりも低いので、第1区間Z1に比べガラス箔2の変形がほとんど生じない。そこで、第2区間Z2では、ガラス箔2と伝熱部材22との隙間を十分に確保し、ガラス箔2と伝熱部材22との接触を抑制し、ガラス箔2の損傷を抑制できる。
尚、本実施形態では、第1区間Z1がガラス箔2の最高温度位置を含むが、第2区間Z2がガラス箔2の最高温度位置を含んでもよい。ガラス箔2の側縁部以外の部分において局所的な反りやうねりが生じた場合にガラス箔2と伝熱部材22との隙間を十分に確保されているため、ガラス箔2と伝熱部材22との接触を抑制し、ガラス箔2の主表面の損傷を抑制できる。
また、第2区間Z2が、ガラス箔2の温度が最高温度から急激に低下し始める位置をさらに含んでもよい。前述同様に幅方向の収縮が抑えられ、幅広のガラス箔2を得るために有利となる。
また、ここでは最高温度から急激に温度を低下させる例を示したが、ガラス箔2の最高温度からの低下速度を制御してガラス軟化点付近の変形可能な温度となっている時間が長くしてもよい。これにより、ガラス箔2の変形速度を小さくすることが可能になり、局所的な反りやうねりを抑制するのにさらに有利になる。このとき、第1区間Z1に最高温度位置があれば、ガラス箔2と伝熱部材22との隙間が小さいためガラス箔2の温度制御が容易になるとともに、ガラス箔2の変形によるばたつきを、伝熱部材22がガラス箔2と接触することで抑制できる。第2区間Z2に最高温度位置があれば、ガラス箔2が変形可能でガラス箔2の主表面が損傷しやすい状態であっても、ガラス箔2と伝熱部材22との接触を抑制し、損傷を抑制できる。
伝熱部材22は、例えば対向板22aと、内張板22bとを含む。対向板22aは、熱処理炉20の入口から出口まで、ガラス箔2の主表面に対し平行に配設される。内張板22bは、対向板22aにおけるガラス箔2との対向面に設けられ、第1区間Z1を形成する。伝熱部材22が対向板22aと内張板22bとに分割されることで、内張板22bのみの交換によって第1区間Z1の長さ及び伝熱部材22の隙間の大きさが調整できる。
ここでは、対向板22aと、内張板22bが別体の形態を示したが、対向板22aと、内張板22bは一体で形成されてもよい。一体に成形することで、構造が簡易になるとともに、伝熱部材22を薄くすることが可能になり、発熱体21をガラス箔2に近づけることが可能になる。
2枚の対向板22aは2枚の接続板で接続されてもよく、2枚の対向板22aと2枚の接続板とで四角環状の断面形状を有するケースが構成されてもよい。このケースの内部をガラス箔2が通過する。
シャッター23は、熱処理炉20の出口の開口度を調整する。例えば、シャッター23は、熱処理炉20に対し水平に移動することで、熱処理炉20の出口の開口度を調整する。その開口度は、立ち上げ時に、成形時よりも大きく設定されてよい。立ち上げ時にガラス箔2の形状不良によるガラス箔2とシャッター23との接触を抑制でき、成形時に煙突効果による外気の侵入を抑制でき、外気の侵入による温度の変動を抑制できる。
シャッター23は、例えば石英で形成される。石英は透明であるので、ユーザはシャッター23を介して熱処理炉20の内部を確認できる。
熱処理炉20をガラス箔2が確実に通過できるように、ガラス箔2の静電気を除去するガラス箔除電装置50(図1参照)がガラスロール製造装置に備えられてもよい。ガラス箔除電装置50は、例えばドライフォグ加湿器で構成され、熱処理炉20の周辺にドライフォグを供給することで、ガラス箔2の静電気を除去する。ドライフォグは、熱処理炉20の外部から熱処理炉20の内部にも供給され、熱処理炉20の通過前および通過時にガラス箔2の静電気を除去する。静電気によるガラス箔2の熱処理炉20への付着を防止でき、熱処理炉20をガラス箔2が確実に通過できる。
尚、本実施形態のガラス箔除電装置50は、熱処理炉20の通過前および通過時にガラス箔2の静電気を除去するが、熱処理炉20の通過前または通過時にガラス箔2の静電気を除去してもよい。また、ガラス箔除電装置50は、ガラス母材供給装置10の設置された空間全体の静電気を除去してもよい。また、ドライフォグ加湿器の代わりに、イオナイザーを用いてもよい。イオナイザーは、プラスイオンとマイナスイオンの両方をガラス箔2に吹き付けることで、帯電したガラス箔2を逆極性のイオンで中和し、ガラス箔2の静電気を除去する。
図4は、図1のガラスロール製造装置の一部を拡大して示す側面図である。図4などに示すように、ガラスロール製造装置は、一対の引張ローラ30の他に、樹脂フィルム供給装置60、樹脂フィルム帯電装置70、およびガイドロール80を有する。
樹脂フィルム供給装置60は、樹脂フィルム4を樹脂フィルム帯電装置70に供給する。例えば、樹脂フィルム供給装置60は、樹脂フィルム供給ローラ61と、樹脂フィルム供給ローラ61を回転駆動させるモータとを有する。樹脂フィルム供給ローラ61の外周には、円筒状に巻き取られた樹脂フィルム4で構成される樹脂ロールが装着される。この樹脂ロールから引き出された樹脂フィルム4が、樹脂フィルム帯電装置70に供給される。
樹脂フィルム帯電装置70は、樹脂フィルム4を帯電させる。例えば、樹脂フィルム帯電装置70は、金属棒などを含み、金属棒と樹脂フィルム4との摩擦によって静電気を発生させ、樹脂フィルム4を帯電させる。樹脂フィルム4は、ガラス箔2よりも割れにくいので、金属棒との摩擦に適している。
ガイドロール80は、帯電済みの樹脂フィルム4を、一対の引張ローラ30の間に向けて送り出し、ガラス箔2に徐々に近づける。ガイドロール80は、樹脂フィルム4の移動に伴い受動的に回転する。樹脂フィルム4は、ガイドロール80の外周に抱き付きながら方向転換し、一対の引張ローラ30の間に向けて送り出される。ガイドロール80は、樹脂フィルム4を介してガラス箔2とは接触しないため、ガラス箔2を傷付けることはない。
ガイドロール80が特許請求の範囲に記載のガイド部材に対応する。ガイドロールは、受動ロール、駆動ロールのいずれでもよい。尚、ガイド部材としては、ガイドロールの他に、ガイドレールなども使用可能である。ガイドレールは、接触式、非接触式のいずれでもよい。非接触式の場合、気体や超音波などが用いられる。
一対の引張ローラ30は、樹脂フィルム4とガラス箔2とを付着させ送り出す。樹脂フィルム4は、その静電気によってガラス箔2に付着したまま、ガラス箔2と共に巻取ローラ41に巻き取られる。巻取ローラ41の外周に形成されるガラスロールは、ガラス箔2と樹脂フィルム4とを重ねて円筒状に巻き取ったものである。
ところで、一対の引張ローラ30の位置で、ガラス箔2が、上流側部分と下流側部分とに破断されることがある。このとき、ガラス箔2の下流側部分は、当然に、樹脂フィルム4の静電気によって樹脂フィルム4に付着したままである。一方、ガラス箔2の上流側部分は、樹脂フィルム4の静電気によって樹脂フィルム4に吸い寄せられ、樹脂フィルム4に付着する。樹脂フィルム4は、ガラス箔2よりも柔軟性に優れガラス箔2とは異なり破断されないので、付着させたガラス箔2の上流側部分を一対の引張ローラ30の間に導き入れることができる。よって、ガラス箔2の破断時に復旧作業が不要であり、安定的な成形が再び可能になるまでの時間が短縮できる。
樹脂フィルム4は、ガラス箔2の片側から一対の引張ローラ30の間に供給されてもよいが、図4などに示すようにガラス箔2の両側から一対の引張ローラ30の間に供給されてもよい。後者の場合、ガラス箔2の両側に、樹脂フィルム供給装置60、樹脂フィルム帯電装置70、およびガイドロール80が配設される。
樹脂フィルム4は、ガイドロール80から引張ローラ30に至る間に、平坦部分を有する。樹脂フィルム4の平坦部分の、ガラス箔2に対する傾斜角θは、0°以上20°以下であることが好ましい。傾斜角θが20°以下であれば、ガラス箔2が上流側部分と下流側部分とに破断された際に、ガラス箔2の上流側部分が樹脂フィルム4に吸い寄せられやすく樹脂フィルム4に付着しやすい。傾斜角θが0°の場合、ガイドロール80と樹脂フィルム4の接触圧は引張ローラ30と樹脂フィルム4の接触圧よりも小さい。
また、傾斜角θは、0°より大きく10°以下であることがより好ましい。ガラス箔2と樹脂フィルム4の不要な接触を防止できるとともに、破断された際のガラス箔2がより確実に樹脂フィルム4に吸い寄せられるからである。
傾斜角θは、2°以上であることがさらに好ましい。傾斜角θが°2以上であれば、樹脂フィルム4を介したガイドロール80とガラス箔2との接触が確実に防止できる。
樹脂フィルム4とガラス箔2との間隔Sは引張ローラ30の上流端を通る直線であってガラス箔2に対し垂直な直線上において、例えば0mm以上50mm以下である。ガラス箔2が上流側部分と下流側部分とに破断された際に、ガラス箔2の上流側部分が樹脂フィルム4に吸い寄せられやすく樹脂フィルム4に付着しやすい。一方、間隔Sが5mm以上であれば、樹脂フィルム4を介したガイドロール80とガラス箔2との接触が確実に防止できる。間隔Sは、好ましくは5mm以上30mm以下、より好ましくは5mm以上10mm以下である。
次に、図1〜図4を再度参照して、ガラスロール製造方法について説明する。ガラスロール製造方法は、所定方向に搬送されながら成形されるガラス箔2を熱処理炉20で熱処理し、熱処理炉20から出たガラス箔2を一対の引張ローラ30で挟んで送り出し、一対の引張ローラ30から送り出されたガラス箔2を円筒状に巻き取る。
本実施形態のガラスロール製造方法は、帯電済みの樹脂フィルム4を、ガイドロール80によって一対の引張ローラ30の間に向けて送り出し、ガラス箔2に徐々に近づける工程を有する。一対の引張ローラ30は、樹脂フィルム4とガラス箔2とを付着させ送り出す。よって、一対の引張ローラ30の位置でガラス箔2が上流側部分と下流側部分とに破断される場合に、ガラス箔2の上流側部分が樹脂フィルム4に吸い寄せられ付着するので樹脂フィルム4と共に一対の引張ローラ30の間に導き入れられる。よって、ガラス箔2の破断時に復旧作業が不要であり、安定的な成形が再び可能になるまでの時間が短縮できる。
図5は、一実施形態によるガラスロール巻出装置を示す側面図である。ガラスロール巻出装置100は、巻出ローラ110と、回収ローラ120とを有する。巻出ローラ110の外周には、例えば図1〜図4に示すガラスロール製造装置によって製造されるガラスロールが装着される。このガラスロールは、ガラス箔2と樹脂フィルム4とを重ねて円筒状に巻き取ったものである。樹脂フィルム4は、ガラスロールから引き出されると共にガラス箔2から剥離され、回収ローラ120の外周に巻き取られる。尚、樹脂フィルム4は、ガラスロールから引き出された後にガラス箔2から剥離されてもよい。
ガラスロール巻出装置100は、樹脂フィルム除電装置130を有する。樹脂フィルム除電装置130は、例えばイオナイザーで構成され、プラスイオンとマイナスイオンの両方を樹脂フィルム4に吹き付けることで、帯電した樹脂フィルム4を逆極性のイオンで中和し、樹脂フィルム4の静電気を除去する。プラスイオンとマイナスイオンは、樹脂フィルム4とガラス箔2との剥離時に、その剥離界面に向けて吹き付けられてよい。剥離を円滑に進行でき、ガラス箔2の損傷を抑制できる。
樹脂フィルム除電装置130は、ガラス箔2の両側に付着する樹脂フィルム4の静電気を除去するため、ガラス箔2の両側に配設されるが、ガラス箔2の片側に配設されてもよい。また、樹脂フィルム除電装置130は、樹脂フィルム4の除電を剥離時に行うが、剥離前に行ってもよく、剥離時および剥離前に行ってもよい。いずれの場合も、剥離を円滑に進行でき、ガラス箔2の損傷を抑制できる。
尚、本実施形態の樹脂フィルム除電装置130は、イオナイザーで構成されるが、ドライフォグ加湿器、除電ブラシなどで構成されてもよい。ドライフォグ加湿器は、ガラスロールの周辺にドライフォグを供給することで、樹脂フィルム4の静電気を除去する。除電ブラシは、アースされており、樹脂フィルム4との接触によって、樹脂フィルム4の静電気を除去する。樹脂フィルム4は、ガラス箔2よりも割れにくいので、除電ブラシとの接触に適している。
次に、図5を再度参照して、ガラスロール巻出方法について説明する。ガラスロール巻出方法は、円筒状に巻き取られたガラス箔2を含むガラスロールからガラス箔2を引き出す。ガラスロールは、ガラス箔2に付着する帯電済みの樹脂フィルム4を有する。
本実施形態のガラスロール巻出方法は、ガラス箔2と樹脂フィルム4との剥離時および/または剥離前に、樹脂フィルム4の静電気を除去する工程を有する。よって、ガラス箔2と樹脂フィルム4との剥離を円滑に進行でき、ガラス箔2の損傷を抑制できる。
図6は、一実施形態によるガラス箔の切断装置を示す側面図である。図7は、図6の切断装置を上からみた図である。この切断装置は、例えば図6に示すガラスロール巻出装置によって樹脂フィルム4から剥離されたガラス箔2を切断する。
切断装置140は、支持台141と、治具142と、カッター143とを有する。支持台141は、ガラス箔2を支持する。治具142は、ガラス箔2を局所的に支持台141から持ち上げ、ガラス箔2を自重または荷重によって曲げ変形させ、ガラス箔2の上面に引張応力を生じさせる。この引張応力は、治具142の頂部を中心に生じる。カッター143は、治具142によって曲げ変形されたガラス箔2の端部に初期クラックを形成する。初期クラックが形成されると、初期クラックから治具142の頂部に沿ってクラックが伸展し、治具142の頂部に沿ってガラス箔2が切断できる。
所定寸法に切り出されたガラス箔2は、スポンジで挟み、梱包される。スポンジは、ガラス箔2の主表面全体に面接触してもよいが、ガラス箔2の主表面外周部のみに面接触してもよい。
以上、ガラスロール製造装置の実施形態などについて説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、図2に示す熱処理炉20と、図4に示す樹脂フィルム供給装置60と、樹脂フィルム帯電装置70およびガイドロール80と、図5に示すガラスロール巻出装置と、図6に示す切断装置140とは、セットで用いられなくてもよく、単独で用いられてもよい。例えば、図6に示す切断装置140は、一般的なガラス箔2の切断に用いられてもよい。
また、樹脂フィルム4は、一対の引張ローラ30の位置でのガラス箔2の破断に対処する目的で帯電されるが、ガラス箔2との剥離性を高める目的で離型処理を施されてもよい。離型処理としては、帯電防止用の導電膜の成膜処理、サンドブラスト処理などが挙げられる。
2 ガラス箔
2A ガラス母材
4 樹脂フィルム
10 ガラス母材供給装置
20 熱処理炉
21 発熱体
22 伝熱部材
23 シャッター
30 引張ローラ
40 巻取機
50 ガラス箔除電装置
60 樹脂フィルム供給装置
70 樹脂フィルム帯電装置
80 ガイドロール
110 巻出ローラ
120 回収ローラ
130 樹脂フィルム除電装置
140 切断装置

Claims (16)

  1. 所定方向に搬送されながら成形されるガラス箔を熱処理する熱処理炉と、前記熱処理炉から出た前記ガラス箔を挟んで送り出す一対の引張ローラと、一対の前記引張ローラから送り出された前記ガラス箔を円筒状に巻き取る巻取機とを有する、ガラスロール製造装置であって、
    樹脂フィルムを帯電させる樹脂フィルム帯電装置と、
    帯電済みの前記樹脂フィルムを、一対の前記引張ローラの間に向けて送り出すガイド部材とを有し、
    一対の前記引張ローラは、前記樹脂フィルムと前記ガラス箔とを付着させ送り出す、ガラスロール製造装置。
  2. 前記熱処理炉は、前記ガラス箔の主表面に対向する発熱体と、前記発熱体と前記ガラス箔との間を仕切る伝熱部材とを有し、
    前記伝熱部材は、前記ガラス箔の両側に配設され、前記ガラス箔の通路を形成し、
    前記通路は、前記熱処理炉の入口付近を含む第1区間において、第1区間よりも下流側の第2区間よりも狭くなっている、請求項1に記載のガラスロール製造装置。
  3. 前記第1区間は、前記ガラス箔の温度が最も高い位置を含む、請求項2に記載のガラスロール製造装置。
  4. 前記第2区間は、前記ガラス箔の温度が最も高い位置を含む、請求項2に記載のガラスロール製造装置。
  5. 前記伝熱部材は、石英で形成される、請求項2〜4のいずれか1項に記載のガラスロール製造装置。
  6. 前記熱処理炉は、前記熱処理炉の出口の開口度を調整するシャッターを有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のガラスロール製造装置。
  7. 前記熱処理炉の通過前および/または通過時に、前記ガラス箔の静電気を除去するガラス箔除電装置をさらに有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラスロール製造装置。
  8. 前記所定方向は鉛直方向下方である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラスロール製造装置。
  9. 所定方向に搬送されながら成形されるガラス箔を熱処理炉で熱処理し、前記熱処理炉から出た前記ガラス箔を一対の引張ローラで挟んで送り出し、一対の前記引張ローラから送り出された前記ガラス箔を円筒状に巻き取る、ガラスロール製造方法であって、
    帯電済みの樹脂フィルムを、ガイド部材によって一対の前記引張ローラの間に向けて送り出す工程を有し、
    一対の前記引張ローラは、前記樹脂フィルムと前記ガラス箔とを付着させ送り出す、ガラスロール製造方法。
  10. 前記熱処理炉は、前記ガラス箔の主表面に対向する発熱体と、前記発熱体と前記ガラス箔との間を仕切る伝熱部材とを有し、
    前記伝熱部材は、前記ガラス箔の両側に配設され、前記ガラス箔の通路を形成し、
    前記通路は、前記熱処理炉の入口付近を含む第1区間において、第1区間よりも下流側の第2区間よりも狭くなっている、請求項に記載のガラスロール製造方法。
  11. 前記第1区間は、前記ガラス箔の温度が最も高い位置を含む、請求項10に記載のガラスロール製造方法。
  12. 前記第2区間は、前記ガラス箔の温度が最も高い位置を含む、請求項10に記載のガラスロール製造方法。
  13. 前記伝熱部材は、石英で形成される、請求項1012のいずれか1項に記載のガラスロール製造方法。
  14. 前記熱処理炉は、前記熱処理炉の出口の開口度を調整するシャッターを有する、請求項13のいずれか1項に記載のガラスロール製造方法。
  15. 前記熱処理炉の通過前および/または通過時に、前記ガラス箔の静電気を除去する工程をさらに有する、請求項14のいずれか1項に記載のガラスロール製造方法。
  16. 前記所定方向は鉛直方向下方である、請求項15のいずれか1項に記載のガラスロール製造方法。
JP2015169632A 2015-08-28 2015-08-28 ガラスロール製造装置、およびガラスロール製造方法 Active JP6485288B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169632A JP6485288B2 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガラスロール製造装置、およびガラスロール製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169632A JP6485288B2 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガラスロール製造装置、およびガラスロール製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017043524A JP2017043524A (ja) 2017-03-02
JP6485288B2 true JP6485288B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=58209787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015169632A Active JP6485288B2 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガラスロール製造装置、およびガラスロール製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6485288B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6642798B2 (ja) * 2016-03-14 2020-02-12 日本電気硝子株式会社 ガラス板の製造装置
JP6883282B2 (ja) * 2017-11-27 2021-06-09 日本電気硝子株式会社 ガラスロールの製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2463249B1 (en) * 2009-08-07 2015-04-29 Asahi Glass Company, Limited Method for manufacturing ultra-thin glass substrate
TWI586544B (zh) * 2011-10-31 2017-06-11 康寧公司 以靜電釘固之玻璃捲及其製造方法與裝置
WO2014008036A1 (en) * 2012-07-02 2014-01-09 Corning Incorporated Methods of processing a glass substrate and glass apparatus
US20140367030A1 (en) * 2013-06-17 2014-12-18 Corning Incorporated Apparatuses and methods to process flexible glass laminates

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017043524A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI601701B (zh) 板玻璃的製造方法以及製造裝置
KR101804192B1 (ko) 밴드 형상 글라스 필름 할단 장치 및 밴드 형상 글라스 필름 할단 방법
EP2900611A1 (en) Edge trim management for flexible glass ribbon
US10889519B2 (en) Method for manufacturing glass roll
KR20170088953A (ko) 얇은 유리 시트와 이를 형성하는 시스템 및 방법
CN107848859B (zh) 在分离线处加热移动的玻璃带和/或从玻璃带中分离玻璃片的设备和方法
JP6485288B2 (ja) ガラスロール製造装置、およびガラスロール製造方法
JP2022018102A (ja) 極薄ガラスの長さを切断する装置および方法
US11479496B2 (en) Method for manufacturing glass roll
JP2011240291A (ja) ガラスフィルムの回収装置及び回収方法
TW201228951A (en) Method for manufacturing molded glass plate, and device for manufacturing molded glass plate
EP2900609A1 (en) Methods of processing a continuous glass ribbon
TWI805598B (zh) 玻璃膜的製造方法
KR102410719B1 (ko) 유리 필름의 제조 방법
US20200325061A1 (en) Bead removal apparatuses and methods for separating beads from glass sheets with glass engaging units
JP5488906B2 (ja) ガラスフィルムの製造装置及び製造方法
KR102632622B1 (ko) 유리 리본을 분리하는 유리 제조 장치 및 방법
CN205076975U (zh) 用于玻璃钢化炉的玻璃输送装置
TWI853110B (zh) 玻璃卷的製造方法
WO2015118983A1 (ja) 樹脂塗膜付ガラスシートの製造方法
JP6607017B2 (ja) ガラスリボンの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6485288

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250