JP6485222B2 - 通信システム、電子機器、通信端末、機器検索方法及びプログラム - Google Patents

通信システム、電子機器、通信端末、機器検索方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、電子機器、通信端末、機器検索方法及びプログラムに関する。
複数の電子機器の中からユーザが利用する電子機器の選択を支援する技術が知られている。
例えば特許文献1は、利用者が端末装置を用いて、好適なプリンタを選択できるように支援する技術を開示している。具体的に説明すると、特許文献1に開示された端末装置は、複数のプリンタの位置情報を取得し、複数のプリンタが設置されたエリア内に端末装置が位置する場合に、エリア内の複数のプリンタのうち、端末装置から最も近いプリンタに印刷を実行させる。これにより、エリア内に複数のプリンタがある場合に、適切なプリンタに印刷を実行させることができる。
特開2014−146203号公報
上記特許文献1に開示された端末装置は、端末装置の位置情報と複数のプリンタの位置情報とを取得して、端末装置と複数のプリンタのそれぞれとの間の距離を算出することにより、端末装置から最も近いプリンタを特定するものである。しかしながら、より簡易な手法で、複数の電子機器の中からユーザが利用する電子機器を好適に選択できるようにしたい、との要望がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであり、複数の電子機器の中からユーザが利用する電子機器を好適に選択することが可能な通信システム、電子機器、通信端末、機器検索方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信システムは、
通信端末と、複数の電子機器と、を備える通信システムであって、
前記通信端末は、
前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信する要求送信手段を備え、
前記複数の電子機器のそれぞれは、
無線信号を発信する信号発信手段と、
前記通信端末から送信された前記応答要求を受信する要求受信手段と、
前記要求受信手段によって受信された前記応答要求に対する応答を、前記通信端末に送信する応答送信手段と、を備え、
前記通信端末は、
前記複数の電子機器のそれぞれから発信された前記無線信号を受信する信号受信手段と、
前記複数の電子機器のそれぞれから送信された前記応答を受信する応答受信手段と、
前記応答受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段によって決定された前記順序で、前記複数の電子機器を報知する報知手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の電子機器の中からユーザが利用する電子機器を好適に選択することが可能な通信システム、電子機器、通信端末、機器検索方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 (a)は、通信端末の物理構成を示すブロック図である。(b)は、電子機器の物理構成を示すブロック図である。 (a)は、通信端末の機能構成を示すブロック図である。(b)は、電子機器の機能構成を示すブロック図である。 複数の電子機器のそれぞれがビーコンを発信する様子を示す図である。 ビーコンテーブルの例を示す図である。 通信端末が応答要求をブロードキャストする様子を示す図である。 複数の電子機器のそれぞれが応答要求に対する応答を通信端末に送信する様子を示す図である。 機器テーブルの例を示す図である。 結合テーブルの例を示す図である。 ソートテーブルの例を示す図である。 データの送信先となる電子機器の選択画面の例を示す図である。 通信端末がデータの送信先として選択された電子機器にデータを送信する様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信システムにおいて実行されるビーコン送受信処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る通信システムにおいて実行される機器検索処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。
本実施形態に係る通信システムは、図1に示すように構成される。通信システム1は、共にネットワークセグメント10内に設置された通信端末100と複数の電子機器200a〜200nとを備える。
通信端末100は、ユーザによって操作される操作器であって、無線通信を介して複数の電子機器200a〜200nと通信可能なPC(Personal Computer)等の情報処理装置である。通信端末100は、無線通信として、具体的にはWi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線LAN(Local Area Network)による通信を介して、複数の電子機器200a〜200nとの間で各種データを送受信する。
複数の電子機器200a〜200nは、例えば住居、会社、工場、公共施設等のような同一の施設内に設置されている機器である。複数の電子機器200a〜200nのそれぞれは、具体的にはサーマルプリンタであって、より詳細に説明すると、所望のパターン(文字、記号、図形等)を表す印面(印章やスタンプを押した時に、文字、記号、図形等からなる印影を形成する部分)を、製版メディアに形成する小型の製版機器(スタンプメーカー)である。
通信端末100及び複数の電子機器200a〜200nは、同一のネットワークセグメント10に属している。ネットワークセグメント10は、ネットワークを構成する範囲の単位であって、リピータハブやスイッチングハブ等によって区切られる範囲である。ネットワークセグメント10は、ブロードキャストドメインともいい、ブロードキャストによって不特定多数の機器に同じメッセージを送信可能なエリアに相当する。
なお、複数の電子機器200a〜200nは、互いに同等の構成及び機能を有する。そのため、以下では、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれを特に区別せず称する場合には、電子機器200と称する。
また、ネットワークセグメント10内には、複数の電子機器200a〜200n以外の機器も設置されている。通信端末100は、製版機器以外の様々な機器に対しても、ブロードキャストによってメッセージを送信することができる。
図2(a)に、通信端末100の物理構成を示す。通信端末100は、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ111と、入力部112と、表示部113と、無線LAN通信部121と、無線LANアンテナ122と、BT(Bluetooth(登録商標))通信部131と、BTアンテナ132と、を備える。
CPU110は、例えばマイクロプロセッサ等であって、様々な処理や演算を実行する中央演算処理部である。CPU110は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスを介して通信端末100の各部と接続され、通信端末100全体を制御する。
メモリ111は、例えばCPU110のワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等のような不揮発性メモリを含む。メモリ111は、CPU110が各種処理を行うために使用する各種プログラム及びデータ、CPU110が各種処理を行うことにより生成又は取得する各種データを記憶する。
入力部112は、例えばキーボード、マウス、ボタン又はタッチパネル等の入力手段を備える。入力部112は、ユーザから入力された各種の操作指示を受け付け、受け付けた操作指示をCPU110に送信する。
表示部113は、例えば液晶ディスプレイ等のような表示手段を備える。表示部113は、例えば各電子機器200に送信するデータ等、各種の情報をCPU110から取得して、取得した情報を示す画像を表示する。
無線LAN通信部121は、CPU110の制御のもと、無線LANアンテナ122を介して無線通信するための無線LANモジュールである。無線LAN通信部121は、DSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、及び、シリアル/パラレル変換回路やベースバンド回路等の各種の回路を備える。
より詳細に説明すると、無線LAN通信部121は、CPU110から供給された送信データに対してシリアル/パラレル変換等の処理を実行して、送信データを無線LANアンテナ122から通信先となる電子機器200に送信する。また、無線LAN通信部121は、電子機器200から送信されたデータを、無線LANアンテナ122を介して受信すると、受信データに対してシリアル/パラレル変換等の処理を実行して、受信データをCPU110に供給する。
また、無線LAN通信部121は、UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)による通信機能を備え、UDP/IPの通信方式により、複数の電子機器200a〜200nと1対多で通信することができる。また、無線LAN通信部121は、ブロードキャスト発信機能を備え、予め定められたブロードキャストアドレス宛てにメッセージを送信することによって、複数の電子機器200a〜200nを含むネットワークセグメント10内の全て(不特定)のノードに対してメッセージを発信することができる。
BT通信部131は、CPU110の制御のもと、BTアンテナ132を介してBluetooth通信(以下、「BT通信」という。)するためのBluetoothモジュールである。BT通信部131は、DSP等のプロセッサ、及び、シリアル/パラレル変換回路やベースバンド回路等の各種の回路を備える。
より詳細に説明すると、BT通信部131は、低消費電力で通信可能な近距離無線通信規格であるBLE(Bluetooth Low Energy)に基づいて、BT通信する。そして、BT通信部131は、例えばiBeacon(登録商標)機能等を備え、BLEによるBT通信を介して、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから発信されるビーコンと呼ばれる無線信号(無線標識)を受信するビーコン受信機として機能する。
図2(b)に、電子機器200(すなわち、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれ)の物理構成を示す。電子機器200は、CPU210と、メモリ211と、無線LAN通信部221と、無線LANアンテナ222と、BT通信部231と、BTアンテナ232と、を備える。また、電子機器200は、製版制御部240と製版部241とを備え、製版データに従ったパターンを製版メディアに製版する製版機器(スタンプメーカー)として機能する。
CPU210は、例えばマイクロプロセッサ等であって、様々な処理や演算を実行する中央演算処理部である。CPU210は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスを介して電子機器200の各部と接続され、電子機器200全体を制御する。
メモリ211は、例えばCPU210のワークメモリとして機能するRAM、及びROMやフラッシュメモリ等のような不揮発性メモリを含む。メモリ211は、CPU210が各種処理を行うために使用する各種プログラム及びデータ、CPU210が各種処理を行うことにより生成又は取得する各種データを記憶する。
無線LAN通信部221は、CPU210の制御のもと、無線LANアンテナ222を介して無線通信するための無線LANモジュールである。無線LAN通信部221は、DSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、及び、シリアル/パラレル変換回路やベースバンド回路等の各種の回路を備える。
より詳細に説明すると、無線LAN通信部221は、CPU210から供給された送信データに対してシリアル/パラレル変換等の処理を実行して、送信データを無線LANアンテナ222から通信端末100に送信する。また、無線LAN通信部221は、通信端末100から送信されたデータを、無線LANアンテナ222を介して受信すると、受信データに対してシリアル/パラレル変換等の処理を実行して、受信データをCPU210に供給する。
また、無線LAN通信部221は、UDP/IPによる通信機能を備え、UDP/IPによる通信方式により、通信端末100からブロードキャストされたメッセージを受信することができる。
BT通信部231は、CPU210の制御のもと、BTアンテナ232を介してBT通信するためのBluetoothモジュールである。BT通信部231は、DSP等のプロセッサ、及び、シリアル/パラレル変換回路やベースバンド回路等の各種の回路を備える。
より詳細に説明すると、BT通信部231は、例えばiBeacon(登録商標)機能等を備え、BLEによるBT通信を介して、自機の周囲にビーコンを発信するビーコン発信機として機能する。
製版部241は、例えば無線LAN通信部221を介して受信した製版データに従って、製版処理を実行する機構である。具体的に説明すると、製版部241は、印刷媒体挿入口(製版挿入部)に挿入された製版メディアを排出口に向けて搬送する搬送部、及び、搬送中の製版メディアにサーマルヘッドを押し付け、サーマルヘッドが有する複数の発熱体を選択的に加熱することにより、所望のパターンを表す印面を製版メディアに形成する印面形成部等を備える。製版制御部240は、CPU210の制御のもと、このような製版部241における製版処理を制御する。
また、電子機器200は、図示しないが、ユーザからの操作入力を受け付ける入力部と、各種画像を表示する表示部と、時間を計測する計時部と、を備える。CPU210は、入力部を介して入力された各種データをメモリ211に保存し、メモリ211に保存された各種データを、表示部を介して外部に表示出力する。また、CPU210は、計時部による時間を計測に基づいて、BT通信部231がビーコンを発信するタイミングが到来したか否かを判定する。
図3(a)に、通信端末100の機能構成を示す。通信端末100は、ビーコン受信部(ビーコン受信機)151と、要求送信部152と、応答受信部153と、順序決定部154と、報知部155と、選択受付部156と、データ送信部157と、を備える。CPU110は、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して、そのプログラムを実行し、図2(a)に示す通信端末100の各物理構成を制御することにより、これら各部として機能する。また、通信端末100は、メモリ111等によって実現されるテーブル記憶部160を備える。テーブル記憶部160には、詳しくは後述するように、ビーコンテーブル31と、機器テーブル32と、結合テーブル33と、ソートテーブル34と、が記憶される。
図3(b)に、電子機器200の機能構成を示す。電子機器200は、機能的には、ビーコン発信部(ビーコン発信機)251と、要求受信部252と、応答送信部253と、データ受信部254と、を備える。CPU210は、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して、そのプログラムを実行し、図2(b)に示す電子機器200の各物理構成を制御することにより、これら各部として機能する。
以下、必要に応じて図4〜図12を参照しながら、図3(a)及び図3(b)に示す通信端末100及び電子機器200の各機能について説明する。
電子機器200において、ビーコン発信部251は、ビーコン(無線信号)を発信する。ビーコン発信部251は、CPU210がBT通信部231及びBTアンテナ232等を制御し、これらが協働することによって実現され、BLEに基づいて自機の周囲にビーコンを発信する。ビーコン発信部251は、信号発信手段の一例である。
具体的には図4に示すように、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、ビーコン発信部251は、各電子機器200の周囲のBT通信可能な範囲内にビーコンを発信する。BT通信可能の範囲は一般的には10mから100m程度であるため、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから10mから100m程度の範囲内(例えば同一施設内)に通信端末100が位置している場合、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから発信されたビーコンは、通信端末100によって受信される。
より詳細に説明すると、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、ビーコン発信部251は、複数の電子機器200a〜200nの間で互いに同じ強度のビーコンを、予め定められた周期(時間間隔)で繰り返し発信する。ビーコンの強度が複数の電子機器200a〜200nの間で同じに保たれることにより、ビーコンを受信した通信端末100が、ビーコンの受信強度によって通信端末100から複数の電子機器200a〜200nのそれぞれまでの距離を取得することができる。
また、ビーコン発信部251から発信されるビーコンには、自機の識別情報であるビーコンID(Identification)が含まれる。このビーコンIDは、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれを個別に識別可能な識別情報であって、電子機器200毎にユニークに設定されたIDである。ビーコン発信部251から発信されるビーコンは、このようなビーコンIDを含むことができるように、十分な長さ(例えば128ビット)を有する。ビーコン発信部251は、このようなビーコンIDを含むビーコンを一定の周期(時間間隔)且つ一定の強度で発信することにより、自機の情報を周囲の機器に向けて発信する。
通信端末100において、ビーコン受信部151は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから発信されたビーコン(無線信号)を受信する。ビーコン受信部151は、CPU110がBT通信部131及びBTアンテナ132等を制御し、これらが協働することによって実現され、自機の周囲から発信されたビーコンを受信する。ビーコン受信部151は、信号受信手段の一例である。
ビーコン受信部151は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから、予め定められた周期で繰り返し発信されたビーコンを受信する。ビーコン受信部151は、受信したビーコンに含まれているビーコンIDによって、受信したビーコンの発信元の電子機器200を識別する。
テーブル記憶部160は、ビーコン受信部151によって複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから受信されたビーコンによって定められる情報と、受信されたビーコンに含まれるビーコンIDと、を対応付けたビーコンテーブル31を記憶する。ここで、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから受信されたビーコンによって定められる情報とは、具体的には受信されたビーコンの電波強度である。すなわち、ビーコン受信部151は、ビーコンを受信すると、受信したビーコンの電波強度を取得する。
ビーコン受信部151は、受信したビーコンに含まれるビーコンIDと受信したビーコンの電波強度とを対応付けて、例えば図5に示すようなビーコンテーブル31を生成して、テーブル記憶部160に記憶する。具体的に説明すると、図5に示すビーコンテーブル31は、ビーコンIDが“xx:xx:xx:xx:01”であって、電波強度が“64”のビーコン、ビーコンIDが“xx:xx:xx:xx:02”であって、電波強度が“200”のビーコン、ビーコンIDが“xx:xx:xx:xx:03”であって、電波強度が“95”のビーコン、及び、ビーコンIDが“xx:xx:xx:xx:04”であって、電波強度が“180”のビーコンを受信した場合の例を示している。このように、ビーコン受信部151は、受信したビーコンのそれぞれについて、ビーコンIDと電波強度とを対応付けてリスト化したビーコンテーブル31を生成する。
ビーコンの強度は、伝搬距離が長くなるほど減衰するため、通信端末100から遠くに位置する電子機器200から受信したビーコンの強度ほど小さくなる。上述したように、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれは、同じ強度のビーコンを発信しているため、受信したビーコンの強度から、受信したビーコンの発信元の電子機器200までの距離の大小を推定することができる。
テーブル記憶部160は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから繰り返し発信されるビーコンをビーコン受信部151が受信する毎に、受信したビーコンの電波強度とビーコンIDとを対応付けて、ビーコンテーブル31に記憶する。このとき、ビーコン受信部151が受信したビーコンに含まれるビーコンIDが、ビーコンテーブル31に含まれていない場合、これは、そのビーコンIDによって特定される電子機器200から初めてビーコンを受信した場合に相当する。この場合、ビーコン受信部151は、ビーコンテーブル31に、受信したビーコンのビーコンIDと電波強度とを新たに追加する。一方で、ビーコン受信部151が受信したビーコンに含まれるビーコンIDが、ビーコンテーブル31に既に含まれている場合、これは、そのビーコンIDによって特定される電子機器200から過去にビーコンを受信していた場合に相当する。この場合、ビーコン受信部151は、ビーコンテーブル31におけるそのビーコンIDに対応付けられた電波強度を、新たに受信したビーコンの電波強度に更新(上書き)する。このように、ビーコン受信部151は、ビーコンを受信する度に、電波強度を追加又は更新することによって、ビーコンテーブル31を最新の状態に保つ。
通信端末100において、要求送信部152は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれに対する応答要求を送信する。応答要求とは、応答要求の受信機器が特定の機器であった場合に応答を返すように受信機器に要求する要求指令である。要求送信部152は、CPU110が無線LAN通信部121及び無線LANアンテナ122等を制御し、これらが協働することによって実現され、UDP/IP方式の無線LAN通信を介して、応答要求を送信する。要求送信部152は、要求送信手段の一例である。
具体的に説明すると、要求送信部152は、通信端末100からネットワークセグメント10内の機器を検索する要求(指令)が受け付けられた場合に、応答要求を送信する。このような検索要求は、通信端末100からネットワークセグメント10内のいずれかの機器にデータを送信する際において、データの送信先となる機器をユーザが決定するために必要となる。また、このような検索要求は、例えば入力部112を介してユーザから入力されてもよいし、或いは、定期的なタイミングで検索要求が自動的に発せられてもよい。
要求送信部152は、検索要求が受け付けられると、送信するデータを処理可能な機器を検索対象の機器として指定して、応答要求を受信した機器が検索対象の機器であった場合に応答を返すように要求する応答要求を生成する。要求送信部152は、例えば送信するデータが製版データである場合には、製版機器である複数の電子機器200a〜200nを検索対象の機器として指定し、送信するデータが他の形式のデータである場合には、送信する形式のデータを処理可能な複数の機器を検索対象の機器として指定する。以下では、送信するデータが製版データであって、要求送信部152が製版機器である複数の電子機器200a〜200nを検索対象の機器として指定する場合を例にとって、説明する。
要求送信部152は、製版データの送信先となる電子機器200の検索要求を受け付けると、複数の電子機器200a〜200nを検索対象の機器に指定した応答要求を生成する。そして、図6に示すように、ブロードキャスト発信機能により、複数の電子機器200a〜200nを含むネットワークセグメント10内に、応答要求をブロードキャスト送信する。これにより、要求送信部152は、ネットワークセグメント10内における全て(不特定)の機器に対して、検索対象の機器であった場合に応答を返すよう、要求する。
複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、要求受信部252は、通信端末100から送信された応答要求を受信する。要求受信部252は、CPU210が無線LAN通信部221及び無線LANアンテナ222等を制御し、これらが協働することによって実現される。要求受信部252は、要求受信手段の一例である。
要求受信部252が応答要求を受信すると、応答送信部253は、受信した応答要求に対する応答を通信端末100に送信する。応答送信部253は、CPU210が無線LAN通信部221及び無線LANアンテナ222等を制御し、これらが協働することによって実現される。応答送信部253は、応答送信手段の一例である。
具体的に説明すると、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、応答送信部253は、受信した応答要求に対する応答を生成し、図7に示すように、受信した応答要求の送信元である通信端末100宛てに無線LANを介してユニキャスト送信する。複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから送信される応答には、自機の機器名、IPアドレス、及び、ビーコンIDが含まれる。
通信端末100において、応答受信部153は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから送信された応答を受信する。応答受信部153は、CPU110が無線LAN通信部121及び無線LANアンテナ122等を制御し、これらが協働することによって実現される。応答受信部153は、応答受信手段の一例である。
例えば、複数の電子機器200a〜200nの中に、電源が投入されていない、省電力状態(スリープ状態)になっている、又は、故障等により正常に稼働していない電子機器200がある場合、その電子機器200は、応答を送信しない。或いは、ネットワークトラブルによって、応答要求に対する応答が通信端末100まで送信されない電子機器200がある場合には、応答受信部153は、その電子機器200から応答を受信しない。そのため、通信端末100は、応答受信部153によって応答を受信することにより、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれが、データを送信先として適切な機器であるか否かを知ることができる。
応答受信部153は、要求送信部152が応答要求を送信してから予め定められた時間(例えば3秒間)が経過するまで、応答の受信を待ち受ける。そして、応答受信部153は、待ち受け時間が経過すると、それまでに受信した応答に含まれる機器名、IPアドレス、及びビーコンIDを集計して、例えば図8に示すような機器テーブル32を生成する。なお、以下では、理解を容易にするため、要求送信部152が応答要求を送信してから待ち受け時間が経過するまでに、応答受信部153が複数の電子機器200a〜200nの全てから応答を受信できた場合について説明する。
図8に示すように、機器テーブル32は、HOSTNAME(機器名)と、IPアドレスと、ビーコンIDと、を対応付けてリスト化したものである。生成された機器テーブル32は、テーブル記憶部160に記憶される。
順序決定部154は、応答受信部153によって複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから応答を受信すると、ビーコン受信部151によって複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから受信したビーコンに基づいて、複数の電子機器200a〜200nの順序を決定する。この順序は、複数の電子機器200a〜200nをデータの送信先の候補としてユーザに報知する際に、どの電子機器200を優先的に報知するかを示す順序である。順序決定部154は、CPU110がメモリ111等を制御し、これらが協働することによって実現される。順序決定部154は、順序決定手段の一例である。
具体的に説明すると、順序決定部154は、応答受信部153によって複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから応答を受信すると、テーブル記憶部160に記憶された複数のテーブルのビーコンIDを参照して、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれと、ビーコン受信部151によって受信されたビーコンの電波強度と、の対応関係を取得する。そして、取得した対応関係に基づいて、受信されたビーコンの電波強度が大きい順に、複数の電子機器200a〜200nの順序を決定する。
すなわち、テーブル記憶部160に記憶されたビーコンテーブル31及び機器テーブル32には、どちらもビーコンIDが含まれている。順序決定部154は、ビーコンテーブル31と機器テーブル32とを、ビーコンIDを参照して結合する。これにより、順序決定部154は、例えば図9に示すような、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれと、ビーコン受信部151によって受信されたビーコンの電波強度と、を対応付けた結合テーブル33を生成する。生成された結合テーブル33は、機器テーブル32に、ビーコンの電波強度の列が追加されたテーブルである。生成された結合テーブル33は、テーブル記憶部160に記憶される。
なお、ビーコンテーブル31は、複数の電子機器200a〜200nのいずれかからビーコン受信部151が新たなビーコンを受信する度に、更新されている。順序決定部154は、応答受信部153によって複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから応答を受信すると、その時点での最新のビーコンテーブル31を用いて、上述のように結合テーブル33を生成する。
結合テーブル33を生成すると、順序決定部154は、生成した結合テーブル33の行を、電波強度が大きい順にソートする。これにより、順序決定部154は、例えば図10に示すような、受信したビーコンの電波強度が大きい順に複数の電子機器200a〜200nが並び替えられたソートテーブル34を生成する。このようなソート(並び替え)により、ソートテーブル34では、通信端末100から近くにあると推定される電子機器200から順に並べられる。生成されたソートテーブル34は、テーブル記憶部160に記憶される。
報知部155は、順序決定部154によって決定された順序で、複数の電子機器200a〜200nを報知する。報知部155は、CPU110が表示部113等を制御し、これらが協働することによって実現される。報知部155は、報知手段の一例である。
具体的に説明すると、報知部155は、例えば図11に示すように、表示部113の表示画面に、生成されたソートテーブル34における順序で、複数の電子機器200a〜200nを表示する。表示部113の表示画面には、電子機器200のHOSTNAME(機器名)と、その電子機器200から受信されたビーコンの電波強度とが、電波強度が強い順に上から並んで表示される。これにより、報知部155は、データの送信先の候補となる複数の電子機器200a〜200nを、通信端末100からの距離がより近いと推定される電子機器200の順に並べて、ユーザに報知する。そして、報知部155は、ユーザにいずれかの電子機器200の選択を促す。選択を促す方法は、表示部113へ文字や画像を表示することにより行ってもよいし、或いは、通信端末100がスピーカ等の音声出力手段を備える場合には、音声を出力することにより行ってもよい。
選択受付部156は、複数の電子機器200a〜200nのうちからデータの送信先となる電子機器200の選択を受け付ける。選択受付部156は、CPU110が入力部112等を制御し、これらが協働することによって実現される。選択受付部156は、選択受付手段の一例である。
ユーザは、入力部112を介して、表示部113の表示画面に表示された複数の電子機器200a〜200nのうちから、データの送信先となる電子機器200を選択する。例えば図11は、破線で囲ったように、電波強度が最も強い、すなわち通信端末100から最も近くに位置していると考えられる電子機器Bを選択した様子を示している。複数の電子機器200a〜200nが、受信されたビーコンの電波強度が強い順に上から表示されているため、ユーザは、より自身に近い位置にある電子機器200を容易に選択することができる。
データ送信部157は、選択受付部156によって選択を受け付けた電子機器200に、データを送信する。データ送信部157は、CPU110が無線LAN通信部121及び無線LANアンテナ122等を制御し、これらが協働することによって実現される。データ送信部157は、データ送信手段の一例である。
例えば図12は、電子機器200bにデータを送信する様子を示している。このように、データ送信部157は、選択受付部156によって電子機器200bの選択を受け付けた場合、選択を受け付けた電子機器200bのIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスを宛先として指定し、無線LANを介して送信データ(例えば電子機器200bにおいて製版出力する製版データ)をユニキャスト送信する。
複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、データ受信部254は、通信端末100から送信されたデータを受信する。データ受信部254は、CPU210が無線LAN通信部221及び無線LANアンテナ222等を制御し、これらが協働することによって実現される。データ受信部254は、データ受信手段の一例である。
例えば図12に示したように、通信端末100が電子機器200bにデータを送信した場合、電子機器200bにおけるデータ受信部254は、通信端末100から送信されたデータを受信する。データ受信部254によってデータを受信すると、電子機器200bは、受信したデータに従った処理を実行する。例えば受信したデータが製版データであった場合、電子機器200bにおける製版制御部240は、製版部241を制御して、受信した製版データに従って製版メディアに製版を実行する。通信端末100から最も近い位置にある電子機器200bにおいて製版を実行することによって、ユーザは、製版結果を容易に確認及び取得することができる。
なお、要求送信部152が応答要求を送信してから予め定められた時間(例えば3秒間)が経過するまでに、応答受信部153が複数の電子機器200a〜200nのうちの一部の電子機器200のみから応答を受信した場合、順序決定部154は、ビーコン受信部151によってこの一部の電子機器200のそれぞれから受信したビーコンに基づいて、この一部の電子機器200の順序を決定する。すなわち、この場合は、複数の電子機器200a〜200nの中に、電源が投入されていない、省電力状態(スリープ状態)になっている、又は、故障等により正常に稼働していない電子機器200がある場合、若しくは、ネットワークトラブルによって、応答要求に対する応答が通信端末100まで送信されない電子機器200がある場合等に相当する。この場合、順序決定部154は、応答を受信した一部の電子機器200のみによって、機器テーブル32、結合テーブル33、及び、ソートテーブル34を生成する。そして、報知部155は、応答を受信した一部の電子機器200を、順序決定部154によって決定された順序(ソートテーブル34における順序)で報知し、選択受付部156は、この一部の電子機器200の中からデータの送信先となる電子機器200の選択を受け付ける。
以上のような通信システム1において実行される処理の流れについて、図13及び図14に示すフローチャートを参照して、説明する。図13に示すフローチャートは、通信システム1において実行されるビーコン送受信処理の流れを示しており、図14に示すフローチャートは、通信システム1において実行される機器検索処理の流れを示している。
図13のフローチャートに示すビーコン送受信処理は、通信端末100及び複数の電子機器200a〜200n(電子機器A〜N)のそれぞれにおいて、電源が投入されてビーコンの送受信が可能な状態になると、開始する。
なお、図13のフローチャートは、理解を容易にするため、複数の電子機器200a〜200n(電子機器A〜N)の処理を、1つの共通のフローチャート(ステップS21,S22)で示している。しかしながら、実際には、複数の電子機器200a〜200n(電子機器A〜N)のそれぞれが、独立にこのフローチャート(ステップS21,S22)の処理を実行する。
ビーコン送受信処理が開始すると、通信端末100において、ビーコン受信部151は、複数の電子機器200a〜200nのいずれかから発信されたビーコンを受信するまで待機する(ステップS11)。一方、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、ビーコン発信部251は、ビーコンを発信するタイミングまで待機する(ステップS21)。
具体的に説明すると、ビーコン発信部251は、予め定められた周期でビーコンを発信する。そのため、ビーコン発信部251は、自機が最後にビーコンを発信した時刻からの経過時間を計時部によって計測し、最後にビーコンを発信した時刻から予め定められた周期に相当する時間が経過した場合に、ビーコンを発信するタイミングが到来したと判定する。ビーコンを発信するタイミングが到来すると、ビーコン発信部251は、BT通信部231を介して、予め定められた強度で自機の周囲にビーコンを発信する(ステップS22)。
ビーコンを発信すると、ビーコン発信部251の処理は、ステップS21の処理に戻る。すなわち、ビーコン発信部251は、計時を再開して、次にビーコンを発信するタイミングが到来するまで待機する。このように、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれは、電源が落ちている状態や省電力状態(スリープ状態)等、ビーコンを発信不可能な状態でない限り、一定の周期で一定の強度のビーコンを発信し続ける。
通信端末100側では、複数の電子機器200a〜200nのいずれかからビーコンが発信されると、ビーコン受信部151は、BT通信部131を介して、発信されたビーコンを受信する(ステップS12)。すなわち、ビーコン受信部151は、図4に示したように、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから定期的に発信されるビーコンを順次受信する。
なお、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれは、必ずしも互いに同じ周期及び同じタイミングでビーコンを発信する訳ではない。そのため、ビーコン受信部151は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから互いに異なるタイミングで発信される度に、そのビーコンを受信する。
ビーコンを受信すると、ビーコン受信部151は、受信したビーコンの電波強度及びビーコンIDを取得する(ステップS13)。そして、ビーコン受信部151は、受信したビーコンの電波強度及びビーコンIDに基づいて、ビーコンテーブル31を生成又は更新する(ステップS14)。すなわち、ビーコン受信部151は、受信したビーコンの電波強度とビーコンIDとを対応付けて、例えば図5に示したようなビーコンテーブル31を生成する。或いは、既にビーコンテーブル31が生成されている場合には、ビーコン受信部151は、新たに受信したビーコンの電波強度とビーコンIDとで、ビーコンテーブル31を更新する。
ビーコンテーブル31を生成又は更新すると、ビーコン受信部151の処理は、ステップS11に戻る。すなわち、ビーコン受信部151は、次にビーコンを受信するまで待機する。そして、ビーコン受信部151は、ビーコンを受信すると、ステップS12〜S14の処理を繰り返して、ビーコンテーブル31を更新していく。このように、通信端末100は、電源が落ちている状態や省電力状態(スリープ状態)等、ビーコンを受信不可能な状態でない限り、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから発信されたビーコンを受信し続ける。
図14のフローチャートに示す機器検索処理は、図13に示した処理を実行しながらビーコンの受信を待ち受けている間に、例えば複数の電子機器200a〜200に製版データを送信して製版を実行するために、製版データの送信先となる電子機器200の検索要求が受け付けられた場合に、開始する。要求送信部152は、このような電子機器200の検索要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS31)。
検索要求を受け付けていない場合(ステップS31;NO)、要求送信部152は、処理をステップS31に留めて、検索要求を受け付けるまで待機する。この間、複数の電子機器200a〜200nのいずれかから発信されたビーコンを受信した場合には、ビーコン受信部151が、図13のフローチャートに示したステップS13,S14の処理を実行して、ビーコンテーブル31を生成又は更新する。
一方で、検索要求を受け付けた場合(ステップS31;YES)、要求送信部152は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれに対する応答要求を、ネットワークセグメント10内にブロードキャストする(ステップS32)。すなわち、要求送信部152は、検索要求を受け付けると、複数の電子機器200a〜200nを検索対象の機器に指定した応答要求を生成し、例えば図6に示したように、ネットワークセグメント10内の不特定の機器に対して、応答要求をブロードキャスト送信する。
通信端末100が応答要求をブロードキャストすると、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、要求受信部252は、ブロードキャストされた応答要求を受信する(ステップS41)。
応答要求を受信すると、応答送信部253は、応答要求に対する応答を通信端末100に送信する(ステップS42)。すなわち、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおいて、応答送信部253は、応答要求を受信すると、自機のIPアドレスとビーコンIDとを含む応答を生成する。そして、応答送信部253は、生成した応答を、例えば図7に示したように、応答要求の送信元である通信端末100宛てにユニキャスト送信する。
通信端末100において、応答受信部153は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから送信された応答を受信する(ステップS33)。このとき、応答送信部153は、応答要求部152が応答要求をブロードキャストした後、予め定められた期間(例えば3秒程度)、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれからの応答を待ち受けている。
応答を受信すると、応答受信部153は、受信した応答に含まれる機器名、IPアドレス、及び、ビーコンIDを集計して、機器テーブル32を生成する(ステップS34)。すなわち、応答受信部153は、例えば図8に示したような機器テーブル32を生成して、テーブル記憶部160に記憶する。
機器テーブル32を生成すると、順序決定部154は、テーブル記憶部160に記憶されたビーコンテーブル31と機器テーブル32とを結合して、例えば図9に示したような結合テーブル33を生成する(ステップS35)。すなわち、順序決定部154は、ビーコンIDを参照して、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれと、ビーコン受信部151によって受信されたビーコンの電波強度と、を対応付けた結合テーブル33を生成する。
結合テーブル33を生成すると、順序決定部154は、生成された結合テーブル33に含まれる複数の電子機器200a〜200nを、ビーコンの受信強度が大きい順にソートして、例えば図10に示したようなソートテーブル34を生成する(ステップS36)。このようなソートにより、ソートテーブル34では、通信端末100からの距離がより近いと推定される電子機器200の順に並べられる。
ソートテーブル34が生成されると、報知部155は、ソートテーブル34においてソートされた順序で、複数の電子機器200a〜200nを表示出力する(ステップS37)。すなわち、報知部155は、例えば図11に示したように、複数の電子機器200a〜200nをビーコンの受信強度が大きい順に並べて、表示部113の表示画面に表示する。
複数の電子機器200a〜200nを表示出力すると、選択受付部156は、機器の選択入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS38)。すなわち、報知部155による報知を受けたユーザは、入力部112を介してデータの送信先となる電子機器200を選択することができる。選択入力を受け付けていない場合(ステップS38;NO)、選択受付部156は、処理をステップS38に留めて、いずれかの機器の選択入力を受け付けるまで待機する。
いずれかの機器の選択入力を受け付けると(ステップS38;YES)、データ送信部157は、選択入力を受け付けた電子機器200に、製版データを送信する(ステップS39)。例えば図12に示したように、電子機器200bがユーザによって選択された場合、データ送信部157は、製版データを、電子機器200b(電子機器B)宛てに無線LANを介してユニキャスト送信する。
電子機器200bにおいて、データ受信部254は、通信端末100から送信された製版データを受信する(ステップS51)。製版データを受信すると、電子機器200bにおける製版制御部240は、製版部241を制御して、受信した製版データに従って製版メディアに製版を実行する(ステップS52)。製版が終了すると、電子機器200bは、その旨を通信端末100に通知し、通信端末100は、電子機器200bからの製版終了の通知をユーザに報知する。以上によって、図14のフローチャートに示した機器検索処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る通信システム1において、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれは、一定周期で一定強度のビーコンを発信し、通信端末100は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから発信されたビーコンを受信する。通信端末100は、データの送信先となる電子機器200の検索要求を受け付けると、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれに対する応答要求をブロードキャスト送信し、応答要求に対する応答を待ち受ける。そして、通信端末100は、ビーコンIDをもとに、応答を送信した電子機器200とその電子機器200から発信されたビーコンとを対応付け、応答を送信した電子機器200を、ビーコンの電波強度が大きい順にユーザに報知する。
その結果、データの送信先となる機器として、通信端末100に近い機器を優先的に選択させることができ、ユーザが意図しない機器(例えば、遠く離れた機器や電源が投入されていない機器等)にデータを送信してしまうことを防止することができる。また、機器の数が限定的な場合には、報知の順序によって、各機器がどこに位置している機器であるのかをユーザが容易に予想することができ、ユーザが所望する機器を容易に選択することができる。
さらに、本実施形態に係る通信システム1は、ビーコンの受信強度によって通信端末100から複数の電子機器200a〜200nのそれぞれまでの距離を推定している。すなわち、距離の推定に、通信端末100及び複数の電子機器200a〜200nのそれぞれの位置情報を取得する処理や位置情報から距離を算出する処理等、複雑な処理が必要ない。そのため、通信端末100が複数の電子機器200a〜200nのそれぞれと無線で接続されている場合であって、且つ、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれが持ち運び可能な小型の機器である場合のように、複数の電子機器200a〜200nの位置が高い頻度で変わる場合であっても、ユーザから近くに位置している電子機器200の情報を、複雑な処理を実行することなく、取得することができる。
(変形例)
以上に本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、本発明の実施形態は種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、通信端末100は、無線LANを介して複数の電子機器200a〜200nのそれぞれと通信した。しかし、本発明の別の実施例の通信システムにおいて、通信端末は、例えばBluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、アドホックネットワーク等、他の規格又は方式の無線通信を介して、複数の電子機器のそれぞれと通信してもよい。
また、通信端末は、無線通信に限らず、複数の電子機器のそれぞれと、有線で通信してもよい。有線による通信の例として、例えば有線LANやUSB(Universal Serial Bus)等が挙げられる。通信端末が複数の電子機器のそれぞれと有線で接続されている場合であっても、特に接続された機器の数が多い場合等は、複数の電子機器の中からユーザが利用したい機器を探すことが難しいこともある。そのため、通信端末が複数の電子機器のそれぞれと有線で接続されている場合であっても、通信端末が、ビーコンの電波強度等に基づいて、通信端末の近くに位置している電子機器の情報をユーザに報知することは、効果がある。
また、上記実施形態では、複数の電子機器200a〜200nは、同一のネットワークセグメント10に属しており、通信端末100は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれに対する応答要求を、ネットワークセグメント10内における不特定の機器にブロードキャスト送信した。しかし、本発明の別の実施例の通信システムでは、複数の電子機器は、全てが同一のネットワークセグメントに属していなくてもよい。その場合、通信端末における要求送信手段は、異なるネットワークセグメントに属する機器にも応答要求を届けるために、応答要求をブロードキャスト送信せず、複数の電子機器のそれぞれ宛てに個別に応答要求を送信する。また、複数の電子機器が同一のネットワークセグメントに属している場合であっても、通信端末における要求送信手段は、応答要求をブロードキャスト送信せず、複数の電子機器のそれぞれ宛てに個別に応答要求を送信してもよい。
また、上記実施形態では、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおけるビーコン発信部251は、既存のiBeacon機能によってビーコンを発信した。しかし、本発明が適用される実施例において、ビーコン(無線信号)を発信する方法は特定の機能に限られない。また、本発明が適用される別の実施例では、ビーコンは、一定の時間間隔おきに周期的に発信されることに限らず、ランダムな時間間隔おきに発信されてもよい。
また、上記実施形態では、通信端末100は、複数の電子機器200a〜200nのいずれかから発信されたビーコンをビーコン受信部151が受信する毎に、テーブル記憶部160に記憶されたビーコンテーブル31を更新した。しかし、本発明が適用される別の実施例では、ビーコンテーブルの生成又は更新のタイミングは、ビーコンを受信する毎であるとは限らない。例えば、通信端末は、検索要求を受け付けてから、応答要求手段が応答要求を送信するまでの間に、ビーコンテーブルを生成してもよい。すなわち、通信端末は、応答送信手段が応答要求を送信する前の予め定められた期間の間にビーコン受信部151によって受信されたビーコンの電波強度とビーコンIDとを対応付けて、ビーコンテーブルを生成又は更新し、テーブル記憶部160等の記憶手段に記憶してもよい。これにより、検索時の処理が増えるため検索に必要な時間が若干増えるが、ビーコンテーブルの生成又は更新のタイミングを検索時のみに限定できるため、通信端末の消費電力を抑えることができる。
また、上記実施形態では、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれにおけるビーコン発信部251は、BLEによるBT通信を介してビーコンを発信し、通信端末100におけるビーコン受信部151は、複数の電子機器200a〜200nのそれぞれから発信されたビーコンを受信した。しかし、本発明の別の実施例において、複数の電子機器のそれぞれにおける信号発信手段は、無線LANや赤外線通信等、BT通信以外の通信を介してビーコンを発信し、通信端末における信号受信手段は、BT通信以外の通信を介してビーコンを受信してもよい。
また、本発明の別の実施例の通信システムにおいて、複数の電子機器のそれぞれにおける信号発信手段は、ビーコン以外の無線信号を発信し、通信端末における信号受信手段は、ビーコン以外の無線信号を受信してもよい。例えば、信号発信手段は、高速通信及び位置検出が可能な無線方式である超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)の方式に基づく無線信号を発信してもよい。この場合、通信端末における信号受信手段は、UWBの方式に基づく無線信号を受信すると、受信した無線信号によって定められる情報として、例えばUWBの転送レートを取得する。そして、順序決定手段は、取得した転送レートから通信端末と複数の電子機器のそれぞれとの距離を算出し、報知手段は、複数の電子機器を距離が近い電子機器から順にユーザに報知する。
また、上記実施形態では、通信端末100は、選択受付部156とデータ送信部157とを備えていた。しかし、本発明の別の実施例において、通信端末は、選択受付手段とデータ送信手段とを備えなくてもよい。すなわち、たとえ通信端末がユーザからの選択を受け付ける機能を有していなくても、ビーコンの受信強度等に基づいて、通信端末の近くに位置している電子機器の情報をユーザに報知することで、ユーザが利用し易い電子機器の選択を支援することができる。
また、本発明の別の実施例の通信端末において、報知手段は、データの送信先の候補となる複数の電子機器を、表示画面における表示出力でなく、音声によって、順序決定手段によって決定された順序でユーザに報知してもよい。
また、上記実施形態では、通信端末100として、PCを例にとって説明した。しかし、本発明の別の実施例において、通信端末は、PCに限らない。例えば、通信端末は、スマートフォン、タブレット端末、又はウェアラブル端末等、複数の電子機器との間で有線又は無線でデータを通信できるものであれば、他の形式の端末であってもよい。
また、上記実施形態では、電子機器200として、製版機器(スタンプメーカー)を例にとって説明した。しかし、本発明の別の実施例の通信システムにおいて、電子機器は、製版機器に限らない。例えば、電子機器は、電子辞書や電子手帳等の電子文具、可搬型の印刷装置、据え置き型の印刷装置、複写機、スキャナ、ファクシミリ、又はデジタルカメラ等、通信端末との間で有線又は無線でデータを通信できるものであれば、他の機器であってもよい。
また、上記実施形態では、通信端末100及び電子機器200は、それぞれCPU110及びCPU210を備えていた。しかし、本発明の別の実施例の通信システムにおいて、通信端末及び電子機器は、CPUの代わりに、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用の制御回路を備えていてもよい。
なお、本発明に係る機能を実現するための構成を予め備えた通信端末及び電子機器として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の情報処理装置等を、本発明に係る通信端末又は電子機器として機能させることもできる。すなわち、上記実施形態で例示した通信端末100又は電子機器200による各機能構成を実現させるためのプログラムを、既存の情報処理装置等を制御するCPU等が実行できるように適用することで、本発明に係る通信端末又は電子機器として機能させることができる。また、本発明に係る機器検索方法は、通信端末又は電子機器を用いて実施できる。
また、このようなプログラムの適用方法は任意である。プログラムを、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して適用できる。さらに、プログラムを搬送波に重畳し、インターネットなどの通信媒体を介して適用することもできる。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にプログラムを掲示して配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行できるように構成してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
通信端末と、複数の電子機器と、を備える通信システムであって、
前記通信端末は、
前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信する要求送信手段を備え、
前記複数の電子機器のそれぞれは、
無線信号を発信する信号発信手段と、
前記通信端末から送信された前記応答要求を受信する要求受信手段と、
前記要求受信手段によって受信された前記応答要求に対する応答を、前記通信端末に送信する応答送信手段と、を備え、
前記通信端末は、
前記複数の電子機器のそれぞれから発信された前記無線信号を受信する信号受信手段と、
前記複数の電子機器のそれぞれから送信された前記応答を受信する応答受信手段と、
前記応答受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段によって決定された前記順序で、前記複数の電子機器を報知する報知手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする通信システム。
(付記2)
前記通信端末は、
前記複数の電子機器のうちからデータの送信先となる電子機器の選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段によって前記選択を受け付けた前記電子機器を送信先に指定して、当該電子機器に前記データを送信するデータ送信手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
前記信号発信手段は、自機の識別情報を含む前記無線信号を発信し、
前記通信端末は、
前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信された前記無線信号によって定められる情報と、当該無線信号に含まれる前記識別情報と、を対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
前記順序決定手段は、前記応答受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記記憶手段に記憶された前記識別情報を参照して、前記複数の電子機器のそれぞれと前記無線信号によって定められる情報との対応関係を取得し、当該取得した対応関係に基づいて、前記順序を決定する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の通信システム。
(付記4)
前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
前記信号発信手段は、前記無線信号を、繰り返し発信し、
前記通信端末において、
前記信号受信手段は、前記複数の電子機器のそれぞれから、前記繰り返し発信された前記無線信号を受信し、
前記記憶手段は、前記信号受信手段が前記無線信号を受信する毎に、当該無線信号によって定められる情報と、当該無線信号に含まれる前記識別情報と、を対応付けて記憶する、
ことを特徴とする付記3に記載の通信システム。
(付記5)
前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
前記信号発信手段は、前記無線信号を、繰り返し発信し、
前記通信端末において、
前記信号受信手段は、前記複数の電子機器のそれぞれから、前記繰り返し発信された前記無線信号を受信し、
前記記憶手段は、前記要求送信手段が前記応答要求を送信する前の予め定められた期間の間に前記信号受信手段によって受信された前記無線信号によって定められる情報と、当該無線信号に含まれる前記識別情報と、を対応付けて記憶する、
ことを特徴とする付記3に記載の通信システム。
(付記6)
前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
前記信号発信手段は、前記複数の電子機器の間で互いに実質的に同じ強度の前記無線信号を発信し、
前記通信端末において、
前記順序決定手段は、前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号の強度が大きい順に、前記順序を決定する、
ことを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記7)
前記通信端末において、
前記順序決定手段は、前記要求送信手段が前記応答要求を送信してから予め定められた時間が経過するまでに、前記応答受信手段が前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器のみから前記応答を受信した場合、前記信号受信手段によって当該一部の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、当該一部の電子機器の順序を決定する、
ことを特徴とする付記1から6のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記8)
信号受信手段と、要求送信手段と、応答受信手段と、順序決定手段と、報知手段と、を備える通信端末に、
前記信号受信手段によって受信させるために無線信号を発信する信号発信手段と、
前記要求送信手段によって送信させた応答要求を受信する要求受信手段と、
前記応答受信手段によって受信させるために前記応答要求に対する応答を送信する応答送信手段と、
を備える電子機器であって、
前記通信端末に、さらに、
前記応答受信手段により前記応答を受信させてから、前記信号受信手段により受信させた前記無線信号に基づいて、前記順序決定手段によって、前記電子機器と別の前記電子機器との間の順序を決定させ、かつ、前記順序決定手段によって決定させた前記順序で、前記電子機器と別の前記電子機器とを報知させるために、
前記信号発信手段によって前記無線信号を発信し、前記要求受信手段によって前記応答要求を受信し、前記応答送信手段によって前記応答を送信する、
ことを特徴とする電子機器。
(付記9)
複数の電子機器のそれぞれから発信された無線信号を受信する信号受信手段と、
前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信する要求送信手段と、
前記複数の電子機器のそれぞれから送信された、前記応答要求に対する応答を受信する応答受信手段と、
前記応答受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段によって決定された前記順序で、前記複数の電子機器を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。
(付記10)
複数の電子機器のそれぞれから発信された無線信号を受信し、
前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信し、
前記複数の電子機器のそれぞれから送信された、前記応答要求に対する応答を受信し、
前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定し、
決定した前記順序で、前記複数の電子機器を報知する、
ことを特徴とする機器検索方法。
(付記11)
コンピュータに、
複数の電子機器のそれぞれから発信された無線信号を受信させ、
前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信させ、
前記複数の電子機器のそれぞれから送信された、前記応答要求に対する応答を受信させ、
前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信させると、前記複数の電子機器のそれぞれから受信させた前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定させ、
決定させた前記順序で、前記複数の電子機器を報知させる、
ことを特徴とするプログラム。
1…通信システム、10…ネットワークセグメント、31…ビーコンテーブル、32…機器テーブル、33…結合テーブル、34…ソートテーブル、100…通信端末、110,210…CPU、111,211…メモリ、112…入力部、113…表示部、121,221…無線LAN通信部、122,222…無線LANアンテナ、131,231…BT通信部、132,232…BTアンテナ、151…ビーコン受信部、152…要求送信部、153…応答受信部、154…順序決定部、155…報知部、156…選択受付部、157…データ送信部、160…テーブル記憶部、200,200a,200b,200c,200n…電子機器、240…製版制御部、241…製版部、251…ビーコン発信部、252…要求受信部、253…応答送信部、254…データ受信部

Claims (11)

  1. 通信端末と、複数の電子機器と、を備える通信システムであって、
    前記通信端末は、
    前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信する要求送信手段を備え、
    前記複数の電子機器のそれぞれは、
    無線信号を発信する信号発信手段と、
    前記通信端末から送信された前記応答要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段によって受信された前記応答要求に対する応答を、前記通信端末に送信する応答送信手段と、を備え、
    前記通信端末は、
    前記複数の電子機器のそれぞれから発信された前記無線信号を受信する信号受信手段と、
    前記複数の電子機器のそれぞれから送信された前記応答を受信する応答受信手段と、
    前記応答受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定する順序決定手段と、
    前記順序決定手段によって決定された前記順序で、前記複数の電子機器を報知する報知手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信端末は、
    前記複数の電子機器のうちからデータの送信先となる電子機器の選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段によって前記選択を受け付けた前記電子機器を送信先に指定して、当該電子機器に前記データを送信するデータ送信手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
    前記信号発信手段は、自機の識別情報を含む前記無線信号を発信し、
    前記通信端末は、
    前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信された前記無線信号によって定められる情報と、当該無線信号に含まれる前記識別情報と、を対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記順序決定手段は、前記応答受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記記憶手段に記憶された前記識別情報を参照して、前記複数の電子機器のそれぞれと前記無線信号によって定められる情報との対応関係を取得し、当該取得した対応関係に基づいて、前記順序を決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
    前記信号発信手段は、前記無線信号を、繰り返し発信し、
    前記通信端末において、
    前記信号受信手段は、前記複数の電子機器のそれぞれから、前記繰り返し発信された前記無線信号を受信し、
    前記記憶手段は、前記信号受信手段が前記無線信号を受信する毎に、当該無線信号によって定められる情報と、当該無線信号に含まれる前記識別情報と、を対応付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
    前記信号発信手段は、前記無線信号を、繰り返し発信し、
    前記通信端末において、
    前記信号受信手段は、前記複数の電子機器のそれぞれから、前記繰り返し発信された前記無線信号を受信し、
    前記記憶手段は、前記要求送信手段が前記応答要求を送信する前の予め定められた期間の間に前記信号受信手段によって受信された前記無線信号によって定められる情報と、当該無線信号に含まれる前記識別情報と、を対応付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  6. 前記複数の電子機器のそれぞれにおいて、
    前記信号発信手段は、前記複数の電子機器の間で互いに実質的に同じ強度の前記無線信号を発信し、
    前記通信端末において、
    前記順序決定手段は、前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号の強度が大きい順に、前記順序を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記通信端末において、
    前記順序決定手段は、前記要求送信手段が前記応答要求を送信してから予め定められた時間が経過するまでに、前記応答受信手段が前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器のみから前記応答を受信した場合、前記信号受信手段によって当該一部の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、当該一部の電子機器の順序を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 信号受信手段と、要求送信手段と、応答受信手段と、順序決定手段と、報知手段と、を備える通信端末に、
    前記信号受信手段によって受信させるために無線信号を発信する信号発信手段と、
    前記要求送信手段によって送信させた応答要求を受信する要求受信手段と、
    前記応答受信手段によって受信させるために前記応答要求に対する応答を送信する応答送信手段と、
    を備える電子機器であって、
    前記通信端末に、さらに、
    前記応答受信手段により前記応答を受信させてから、前記信号受信手段により受信させた前記無線信号に基づいて、前記順序決定手段によって、前記電子機器と別の前記電子機器との間の順序を決定させ、かつ、前記順序決定手段によって決定させた前記順序で、前記電子機器と別の前記電子機器とを報知させるために、
    前記信号発信手段によって前記無線信号を発信し、前記要求受信手段によって前記応答要求を受信し、前記応答送信手段によって前記応答を送信する、
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 複数の電子機器のそれぞれから発信された無線信号を受信する信号受信手段と、
    前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信する要求送信手段と、
    前記複数の電子機器のそれぞれから送信された、前記応答要求に対する応答を受信する応答受信手段と、
    前記応答受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記信号受信手段によって前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定する順序決定手段と、
    前記順序決定手段によって決定された前記順序で、前記複数の電子機器を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  10. 複数の電子機器のそれぞれから発信された無線信号を受信し、
    前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信し、
    前記複数の電子機器のそれぞれから送信された、前記応答要求に対する応答を受信し、
    前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信すると、前記複数の電子機器のそれぞれから受信した前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定し、
    決定した前記順序で、前記複数の電子機器を報知する、
    ことを特徴とする機器検索方法。
  11. コンピュータに、
    複数の電子機器のそれぞれから発信された無線信号を受信させ、
    前記複数の電子機器のそれぞれに対する応答要求を送信させ、
    前記複数の電子機器のそれぞれから送信された、前記応答要求に対する応答を受信させ、
    前記複数の電子機器のそれぞれから前記応答を受信させると、前記複数の電子機器のそれぞれから受信させた前記無線信号に基づいて、前記複数の電子機器の順序を決定させ、
    決定させた前記順序で、前記複数の電子機器を報知させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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