JP2007028498A - 無線パケット通信システム、通信回線接続方法、サービスエリア情報報知器およびサービスエリア情報検出器 - Google Patents

無線パケット通信システム、通信回線接続方法、サービスエリア情報報知器およびサービスエリア情報検出器 Download PDF

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Abstract

【課題】 無線端末が無線基地局に接続するときに要する時間を低減することを可能にする無線パケット通信システムを提供する。
【解決手段】 ネットワーク7に接続された無線基地局4と、無線基地局4の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器5と、ユーザが所有する情報端末1と無線端末2とサービスエリア情報検知器3とからなる無線パケット通信システムにおいて、サービスエリア情報報知器5は、無線端末2と無線基地局4との通信回線接続に用いる接続情報である事業者情報8および周波数チャネル情報9を無線発信する。サービスエリア情報検出器3は、該接続情報を受信すると起動信号および接続情報を出力する。情報端末1は、該起動信号を受けると自端末および無線端末2を動作状態にし、サービスエリア情報検出器5から受けた接続情報を出力する。無線端末2は、情報端末1から受けた接続情報を用いて無線基地局4との通信回線を確立する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の無線局間において利用可能な複数の周波数チャネルから選択された一つまたは複数の周波数チャネルを用いて無線パケットを交換する無線パケット通信システムに関する。
無線LAN(Wireless Local Area Network)システムを利用した公衆無線LANサービスは、外出先における情報取得を目的としている。このサービスを受けるためには、パソコンやPDA(Personal Digital Assistant)などの情報端末と、無線LANカードなどの無線端末が必要である。無線LANの電波が到達する距離は周波数帯や電波の強度により制限されているために、公衆無線LANサービスが利用可能なサービスエリアは、駅や喫茶店といった限られた場所となっている。さらに、それらのサービスエリアの中でも、実際に通信が可能となる通信可能エリアは限定的なものとなっている。
従来の公衆無線LANサービスは、無線端末が接続された情報端末を携帯しているユーザが、公衆無線LANサービスを利用して情報を取得しようとする場合、ユーザは最初に通信可能エリアに移動しなければならない。さらにユーザは、情報端末と無線端末を利用していないときは電池の節約のために電源を切っているので、通信可能エリアに移動してから電源を投入しなければならない。そのため、ユーザは、これらの起動のために一定時間待った後、情報端末を操作し無線端末を介して情報を取得し、情報取得後は電池の節約のために再び電源を切ることになる。このような操作を喫茶店で座りながら行うことは容易であるが、駅などに移動しながら行うことは困難である。そのため、ユーザは、限られた通信可能エリアに移動後、そこに立ち止まってこれらの操作を行う必要がある。しかも、その操作は煩雑であり、加えて通信可能エリアに留まることもユーザにとっては煩わしく、サービスの有効性を制限する要因となっている。
これを解決する手段として、非特許文献1および非特許文献2に記載のシステムが提案されている。このシステムでは、図12に示すように情報端末は無線端末およびRFID受信機に接続され、RFID(Radio Frequency IDentification system)受信機はRFID送信機が送信する電波を受信する。RFID送信機は、公衆無線LAN基地局のサービスエリアの付近に設置され、固有のID(Identification)を示す情報を定期的に報知している。RFID受信機は、自身に登録されているIDを示す情報を受信すると情報端末の電源を投入するための制御信号を出力する。この制御信号により情報端末の電源が投入され、続いて、情報端末は接続されている無線端末の電源を投入する。無線端末は情報端末に搭載されている制御用ソフトウェアの指示に従い公衆無線LAN基地局への接続処理を行う。公衆無線LAN基地局との接続が完了すると、制御用ソフトウェアは予め設定された受信すべきコンテンツの受信処理を行う。全てのコンテンツを受信すると、情報端末をサスペンドすることにより処理を終了する。なお、RFID送信機が報知するIDとして、公衆無線LANの事業者を識別するための事業者コードが使用される。
このように、サービスエリア付近で情報端末が自動的に起動してコンテンツを受信し、受信処理が終了すると自動的に情報端末がサスペンドすることによって、ユーザが操作することなくコンテンツを受信できるため、ユーザにとって利便性が向上する。また、情報端末や無線端末といった消費電力の大きい装置の電源を常時切っておき、消費電力の小さいRFID受信機のみを動作させておくことによって長時間の使用が可能となる。
柴山他、「RFIDを用いた情報取得システムの検討 −概要とハードウェア−」、電子情報通信学会総合大会、2004 岩谷他、「RFIDを用いた情報取得システムの検討 −ソフトウェア−」、電子情報通信学会総合大会、2004
しかしながら、前述した従来システムでは、無線端末は、電源が投入される、あるいは基地局への接続処理の開始を指示する制御信号を受信すると無線基地局への接続処理を行う。無線基地局への接続処理を行うためには、無線端末の周囲に存在する無線基地局を認識する必要があり、無線端末は無線媒体に送出されている信号について受信処理を行うことにより、周囲の基地局を認識する。この処理は検索処理と呼ばれるが、利用可能な周波数チャネルが複数ある場合には、各々の周波数チャネルについて無線基地局の検索処理を行う。例えば、IEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11無線LANを使用している公衆無線LANにおける検索処理では、無線基地局が周期的に送信するビーコン信号を受信することにより、当該無線基地局が存在していることと、それが使用している周波数チャネルを認識することが可能である。また、それぞれの周波数チャネルにおいてプローブリクエストパケットと呼ばれる制御信号を無線媒体に送信し、それに対する応答信号であるプローブレスポンスパケットを受信することによっても、検索処理を行うことができる。一般的に、ビーコン信号およびプローブレスポンスパケットには、無線基地局、あるいは、公衆無線LAN事業者等を識別するための識別子であるESS−ID情報が含まれており、無線端末が当該ESS−ID情報を含む接続要求信号を送信することによって接続処理が開始される。
当然のことながら、この検索処理は利用可能な周波数チャネルが少ないときには短い時間で完了するが、利用可能な周波数チャネルの数に比例して処理に要する時間が増大する。そのため、例えば、ユーザがサービスエリアの端を短い時間通りすぎるような場合には、検索処理に要する時間が長くなるとコンテンツの受信を完了できないという問題が生じる。
また、ユーザがある無線基地局のサービスエリア内に入り、コンテンツを受信しているときに、ユーザがサービスエリアの外に出てしまうとコンテンツの受信は中断されることになる。しかしながら、当該無線基地局のサービスエリアと隣接する無線基地局のサービスエリアがオーバーラップしている場合には、ハンドオフ処理を行うことによりユーザは継続してコンテンツを受信することができる。ハンドオフ処理を行うためには、無線端末がサービスエリアの外に出たことを検出して、同一周波数チャネルあるいは利用可能な他の周波数チャネルについて検索処理を行い、接続可能な無線基地局が存在するか否かを判断する必要がある。このとき、検索処理を行っている時間はネットワークヘの接続が切断されるため、検索処理に時間がかかるとデータパケットが破棄されてコンテンツの受信が不完全になるという問題がある。
さらに、通常のIEEE802.11無線LANのビーコン信号にはESS−ID情報が含まれているが、セキュリティ性を高めるためにESS−ID情報を報知しない無線基地局も存在する。このような無線基地局に接続するためには、無線端末は接続したい無線基地局のESS−ID情報を含むプローブリクエストパケットを無線媒体に送信し、その応答によって無線基地局の存在を認識することになる。ところが、公衆無線LANに接続される情報端末は家庭やオフィスのネットワークにも接続されることが多く、すなわち、複数のESS−IDを選択的に使用している場合が多い。それぞれのネットワークに接続されている無線基地局がそれぞれESS−ID情報を報知していれば、無線端末はそれに応じて接続要求を行う際に使用すべきESS−IDを認識し、切り替えることができる。しかしながら、ESS−ID情報を報知しない無線基地局に接続するためには、ユーザが外出する度に前もって公衆無線LANに接続するためのESS−IDを無線端末に設定しておき、無線端末は設定されたESS−ID情報をプローブリクエストパケットに含めて送信する必要がある。このことは、ユーザに煩雑な操作を行わせることになり、利便性が低下するという問題が生じる。
さらにまた、前述した従来システムでは、無線端末は無線基地局に接続した後、コンテンツを受信する前に、当該無線基地局が送信しているコンテンツの一覧である番組表を受信し、送信中のコンテンツとユーザが情報端末に登録した受信したいコンテンツとを比較して一致するコンテンツの受信処理を開始する。このため、ユーザが登録した受信したいコンテンツを無線基地局が送信していないときでも、それを認識するために無線端末は非動作状態から動作状態に移行し、電力が消費されるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の無線局間において、利用可能な複数の周波数チャネルから選択した一つまたは複数の周波数チャネルを用いて無線パケットを交換する無線パケット通信システムにおいて、無線端末が無線基地局に接続するとき、および、無線端末がハンドオフ処理を行うときに要する時間を低減するとともに、ESS−ID情報を報知しない無線基地局に対しても、ユーザが複雑な操作を行うことなく無線端末が自動的に接続することを可能にする無線パケット通信システムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、通信網に接続された無線基地局と、該無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器と、ユーザが所有するモバイル端末とからなる無線パケット通信システムにおいて、前記サービスエリア情報報知器は、前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる接続情報を無線発信し、前記モバイル端末は、前記接続情報を受信して、起動信号および前記接続情報を出力するサービスエリア情報検出器と、前記サービスエリア情報検出器から前記起動信号を受けると、動作状態になるとともに無線端末を動作状態にし、前記サービスエリア情報検出器から受けた前記接続情報を出力する情報端末と、前記情報端末から受けた前記接続情報を用いて前記無線基地局との通信回線を確立する前記無線端末とを備えることを特徴とする無線パケット通信システムである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無線パケット通信システムであって、前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の無線パケット通信システムであって、前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、前記接続情報は、前記周波数チャネル情報に加えて、前記隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報を含み、前記無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接周波数チャネル情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の無線パケット通信システムであって、前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、前記接続情報は、各無線基地局の前記周波数チャネル情報であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の無線パケット通信システムであって、前記接続情報は、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の無線パケット通信システムであって、前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、前記接続情報は、前記基地局識別情報に加えて、前記隣接無線基地局を識別する隣接基地局識別情報を含み、前記無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接基地局識別情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の無線パケット通信システムであって、前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、前記接続情報は、各無線基地局あるいは、各無線基地局に接続された前記通信網の前記基地局識別情報であることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の無線パケット通信システムであって、前記接続情報は、前記モバイル端末の無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報であることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の無線パケット通信システムであって、前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記無線端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、前記接続情報は、前記鍵情報に加えて、前記モバイル端末の無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報を含み、前記無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接鍵情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の無線パケット通信システムであって、前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、前記接続情報は、各無線基地局の鍵情報であることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の無線パケット通信システムであって、前記接続情報は、前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報であり、前記モバイル端末の情報端末は、前記サービス通知情報を受けると、予め自端末に登録されたサービスあるいはコンテンツと該サービス通知情報が通知するサービス或いはコンテンツとを比較し、一致するサービスあるいはコンテンツがある場合に、前記無線端末を起動することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれかの項に記載の無線パケット通信システムであって、前記サービスエリア情報報知器が無線送信する前記接続情報には、冗長な情報を含まないことを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、通信網に接続された無線基地局と、該無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器と、ユーザが所有し、サービスエリア情報検出器と情報端末と無線端末とを具備するモバイル端末とからなる無線パケット通信システムにおいて、前記サービスエリア情報報知器が、前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる接続情報を無線発信する第1の手順と、前記モバイル端末のサービスエリア情報検出器が、前記接続情報を受信して、起動信号および前記接続情報を前記情報端末に通知する第2の手順と、前記モバイル端末の情報端末が、前記起動信号を受けて、動作状態になるとともに前記無線端末を動作状態にし、前記サービスエリア情報検出器から受けた前記接続情報を前記無線端末に通知する第3の手順と、前記モバイル端末の無線端末が、前記情報端末から受けた前記接続情報を用いて、前記無線基地局との通信回線を確立する第4の手順とを備えることを特徴とする通信回線接続方法である。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の通信回線接続方法であって、前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報であることを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の通信回線接続方法であって、前記無線パケット通信システムは、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲とし、前記通信網に接続された隣接無線基地局を備え、前記接続情報は、前記周波数チャネル情報に加えて、前記隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報を含み、前記モバイル端末の無線端末が、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接周波数チャネル情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立する第5の手順を備えることを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の通信回線接続方法であって、前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、前記接続情報は、各無線基地局の周波数チャネル情報であることを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明は、請求項13に記載の通信回線接続方法であって、前記接続情報は、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報であることを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の通信回線接続方法であって、前記無線パケット通信システムは、前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、前記接続情報は、前記基地局識別情報に加えて、前記隣接無線基地局を識別する隣接基地局識別情報を含み、前記モバイル端末の無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接基地局識別情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立する第5の手順を備えることを特徴とする。
また、請求項19に記載の発明は、請求項17に記載の通信回線接続方法であって、前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、前記接続情報は、各無線基地局あるいは、各無線基地局に接続された前記通信網の前記基地局識別情報であることを特徴とする。
また、請求項20に記載の発明は、請求項13に記載の通信回線接続方法であって、前記接続情報は、前記モバイル端末の無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報であることを特徴とする。
また、請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の通信回線接続方法であって、前記無線パケット通信システムは、前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、前記接続情報は、前記鍵情報に加えて、前記モバイル端末の無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報を含み、前記無線端末が、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接鍵情報に基づく前記パラメータを用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立する第5の手順を備えることを特徴とする。
また、請求項22に記載の発明は、請求項20に記載の通信回線接続方法であって、前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、前記接続情報は、各無線基地局の鍵情報であることを特徴とする。
また、請求項23に記載の発明は、請求項13に記載の通信回線接続方法であって、前記接続情報は、該接続情報を送信した前記サービスエリア情報報知器が対象としている前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報であり、前記第3の手順は、前記情報端末が、前記起動信号を受けて、動作状態になるとともに前記無線端末に起動信号を通知し、続いて前記サービスエリア情報検出器から前記サービス通知情報を受けて、予め自端末に登録されたサービスあるいはコンテンツと該サービス通知情報が通知するサービス或いはコンテンツとを比較し、一致するサービスあるいはコンテンツがある場合に、前記無線端末に起動信号を通知することを特徴とする。
また、請求項24に記載の発明は、請求項13から23のいずれかの項に記載の通信回線接続方法であって、前記サービスエリア情報報知器が無線送信する前記接続情報には、冗長な情報を含まないことを特徴とする。
また、請求項25に記載の発明は、モバイル端末に情報を無線送信する無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器であって、前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる接続情報を定期的に無線発信する無線発信手段を有することを特徴とするサービスエリア情報報知器である。
また、請求項26に記載の発明は、請求項25に記載のサービスエリア情報報知器であって、前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報、前記無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報、もしくは、前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報のいずれかであることを特徴とする。
また、請求項27に記載の発明は、請求項26に記載のサービスエリア情報報知器であって、前記接続情報は、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲とする隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報、前記隣接無線基地局あるいは該隣接無線基地局に接続された前記通信網を識別する隣接基地局識別情報、もしくは、前記無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報のいずれかであることを特徴とする。
また、請求項28に記載の発明は、無線基地局から情報を受信するモバイル端末に接続されたサービスエリア情報検出器において、前記無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器が無線発信する情報であり、かつ、前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる情報である接続情報を受信すると、前記モバイル端末に起動信号を通知し、さらに前記接続情報を前記情報端末に通知することを特徴とするサービスエリア情報検出器である。
また、請求項29に記載の発明は、請求項28に記載のサービスエリア情報検出器であって、前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報、前記無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報、あるいは、前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報のいずれかであることを特徴とする。
また、請求項30に記載の発明は、請求項29に記載のサービスエリア情報検出器であって、前記接続情報は、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲とする隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報、前記隣接無線基地局あるいは該隣接無線基地局に接続された前記通信網を識別する隣接基地局識別情報、もしくは、前記無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報のいずれかであることを特徴とする。
この発明によれば、無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器が、モバイル端末が無線基地局と通信回線を確立する際に必要な情報である接続情報を報知し、サービスエリア情報検出器は、この接続情報を受信し、情報端末を経由して無線端末に通知する。無線端末は、このように接続情報を認識することによって、該接続情報を用いて無線基地局との接続処理を行う。このため、無線端末が無線基地局に接続する際に要する時間が低減される。
また、本発明によれば、サービスエリア情報報知器は、接続情報として無線基地局が使用している周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報を報知し、無線端末は周波数チャネル情報を認識することによって、該当する周波数チャネルに対してのみ検索処理を行う。これにより、無線端末が無線基地局に接続する際に要する時間が低減される。
また、本発明によれば、無線端末は隣接無線基地局が使用している周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報を保持するため、ハンドオフ時には当該周波数チャネルについてのみ検索処理を行う。これにより、ハンドオフ処理にかかる時間が低減される。
また、本発明によれば、無線基地局が複数設置されている場合でも、サービスエリア情報報知器は、接続情報として各無線基地局の周波数チャネル情報を報知し、無線端末は周波数チャネル情報を認識することによって、これらの周波数チャネルに対してのみ検索処理を行う。これにより、無線端末が無線基地局に接続する際に要する時間が低減される。
また、本発明によれば、無線端末は接続する無線基地局の基地局識別情報が情報端末を経由して通知されることにより、無線基地局が発信するビーコン信号に基地局識別情報が含まれていなくても当該無線基地局に対する接続要求を行うことが可能になる。これにより、ユーザが予めモバイル端末に基地局識別情報を設定することなく、基地局識別情報を報知しない無線基地局に、無線端末は自動的に接続することが可能となる。
また、本発明によれば、情報端末はサービス通知情報により、無線基地局が送信しているコンテンツを無線基地局に接続する前に認識できるため、自端末の周囲に無線基地局が存在していても受信したいコンテンツを送信していない場合には、無線端末を起動しない。これにより、消費電力を低減することが可能となる。
〔実施形態1〕
本発明は、離散的に無線基地局が配置されている公衆無線LANサービスにおいて、ユーザが複雑な操作をせずに、無線端末が無線基地局に短い時間で接続するシステムを実現する。図1は、本発明の無線パケット通信システムの第1の実施形態の全体概略構成を示す。
図1に示すように、ユーザは、無線端末2とサービスエリア情報検出器(RFID受信機)3が接続された情報端末1を携帯している。情報端末1および無線端末2は電池により駆動しており、常に電源を入れておくと電力消費が大きく、使用できる時間が短くなってしまうので、使用しないときは電源を切った状態で携帯する。
情報配信サーバ6と無線基地局4は、通信ネットワーク7に接続されている。情報配信サーバ6には、ニュース、タウン情報といった様々な情報が蓄積されており、ユーザはこれらの情報を情報端末1に取り込んで利用する。これらの情報は、通信ネットワーク7を介して無線基地局4へ配信され、無線基地局4から通信可能エリア12に対してデータ情報10として報知される。
さらに、サービスエリア情報報知器(RFID送信機)5から報知エリア11に常時報知されている事業者情報8を情報端末1に接続されたサービスエリア情報検知器3が受信したときに、情報端末1と無線端末2の電源が入る。また、同様にして報知エリア11に常時報知されている周波数チャネル情報9はサービスエリア情報検知器3により受信され、情報端末1を経由して無線端末2に通知される。無線端末2は、通知された周波数チャネル情報9に基づいて検索処理を行う無線チャネルを認識して、当該無線チャネルについてのみ検索処理を行う。
次に、図2を参照して実施手順を示す。その結果、接続すべき無線基地局が検出された
場合には、当該無線基地局との接続処理を行い、データ情報の送受信を開始する。
サービスエリア情報報知器5から報知されている事業者情報8および周波数チャネル情報9をサービスエリア情報検出器3が受信すると(ステップS11)、サービスエリア情報検出器3は情報端末1に対して起動信号を送信し(ステップS12)、情報端末1の電源が入る (ステップS13)。そして、電源が入った情報端末1は無線端末2に対して起動信号を送信し(ステップS14)、無線端末2の電源が入る(ステップS15)。
続いて、サービスエリア情報検出器3は、情報端末1に対して周波数チャネル情報9に基づいて生成した周波数チャネル制御信号を送信し(ステップS16)、情報端末1は、当該周波数チャネル制御信号を無線端末2に転送する(ステップS17)。無線端末2は、受信した周波数チャネル制御信号に基づいて周波数チャネルを設定し(ステップS18)、当該周波数チャネルについて検索処理を開始する。
無線基地局4は定期的にビーコン信号を送信する(ステップS19)。ビーコン信号を受信した無線端末2は、受信したビーコン信号よりESS−ID情報(無線基地局4の識別子)を抽出し、それを含む接続要求信号を無線基地局4へ送信する(ステップS20)。
本実施形態によれば、無線基地局のサービスエリア付近に設置されたサービスエリア情報報知器(RFID送信機)が、当該無線基地局が使用している周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報を報知し、サービスエリア情報検出器(RFID受信機)は、この周波数チャネル情報を受信し、情報端末を経由して無線端末に通知する。無線端末は無線基地局が使用している周波数チャネルを認識することによって、当該周波数チャネルに対してのみ検索処理を行う。これにより、無線端末が無線基地局に接続する際に要する時間が低減される。
〔実施形態2〕
本発明の無線パケット通信システムの第2の実施形態は、離散的に無線基地局が配置されている公衆無線LANサービスにおいて、ユーザが複数の無線基地局のサービスエリア間を短い時間でハンドオフするシステムを実現する。図3は、本発明の無線パケット通信システムの第2の実施形態の全体概略構成を示す。なお、図3において図1と同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図3に示すように、本実施の形態では二つの無線基地局4Aおよび無線基地局4Bはそれぞれ通信ネットワーク7に接続され、それぞれサービスエリア12Aおよび12Bに対してデータ情報10を報知している。サービスエリア情報報知器5は、事業者情報8、周波数チャネル情報9Aおよび周波数チャネル情報9Bを報知エリア11に常時報知している。周波数チャネル情報9Aは、当該サービスエリア情報報知器5と対応づけられている無線基地局4Aが使用している周波数チャネルに関する情報を示している。また、周波数チャネル情報9Bは、無線基地局4Aのサービスエリアから外に出るときにハンドオフすることが可能となる無線基地局4Bが使用している周波数チャネルに関する情報を示している。
これらの情報の設定については、それぞれの無線基地局およびサービスエリア情報報知器を設置するときに、公衆無線LAN事業者によって登録されることが考えられるが、それぞれの無線基地局間および無線基地局とサービスエリア情報報知器間で通信を行い、動的に設定を更新してもよい。周波数チャネル情報9Aはサービスエリア情報検知器3により受信され、情報端末1を経由して無線端末2に通知される。無線端末2は、通知された周波数チャネル情報9Aより検索処理を行う無線チャネルを認識して、当該無線チャネルについてのみ検索処理を行う。また、周波数チャネル情報9Bは周波数チャネル情報9Aと同様に無線端末2に通知されるが、無線端末2はこれをハンドオフ時の検索処理の対象となる周波数チャネルとして保持する。
無線端末2は、電源が投入された後に無線基地局4Aとの間で接続処理を行い、リンクが確立するとデータ情報の交換を開始する。無線端末2は、データ情報の交換を行っている間に、自身がサービスエリア12Aの圏内から出たことを検出した場合にはハンドオフの処理を開始する。なお、無線端末2がサービスエリア12Aの圏内から出たことを検出するための方法としては、受信電力が予め定めた同値よりも低くなったことを検出する方法、PER(Packet Error Rate)が予め定めた同値よりも高くなったことを検出する方法、あるいは、無線基地局との間でリンクが確立されていることを確認するために交換する制御信号が一定期間に渡って受信できないことから判断する方法等が考えられるが、本発明ではこれらの方法を限定しない。
無線端末2は、ハンドオフの処理を開始する前に、ハンドオフ時の検索処理の対象となる周波数チャネルを自身が保持しているか否かを調べる。保持している場合には、当該周波数チャネルについて検索処理を行い、その結果、適切な無線基地局から送信されたビーコン信号あるいはプローブレスポンスパケットを受信した場合には、当該無線基地局に対する接続処理を開始する。一方、自身がハンドオフ時の検索処理の対象となる周波数チャネルを保持していない、あるいは、保持している周波数チャネルに対して検索処理を行った結果、適切な無線基地局を検出できなかった場合には、利用可能なそれぞれの周波数チャネルについて検索処理を行う。本実施の形態では、無線端末2は周波数チャネルBについて検索処理を行い、無線基地局4Bに対する接続処理を開始する。
次に、図4を参照して実施手順を示す。
ステップS11〜ステップS20までは、第1の実施の形態における図2の動作と同様である。ただし、ステップS11、ステップS16およびステップS17において周波数チャネル情報9Aとともに周波数チャネル情報9Bが送信される点は図2の動作と異なる。また、無線端末2は、当該周波数チャネル情報9Bをハンドオフ時の検索処理の対象となる周波数チャネルとして保持する。
無線基地局4AはステップS20において無線端末2より送信された接続要求信号を受信すると、当該無線端末2を自局に接続してよいか否かを判断し、接続を許可する場合には接続応答信号を送信する(ステップS21)。無線端末2は、当該接続応答信号を受信することによって、リンクが確立されたことを認識し、データ情報の送受信を開始する(ステップS22)。なお、接続処理の前後に認証処理等が必要な場合もあるが、ここではそれについての記載を省略している。
無線端末2は、サービスエリア12Aの圏内から出たことを検出(ステップS23)した場合には、周波数チャネルを周波数チャネルBに変更して検索処理を行う(ステップS24)。無線端末2はステップS25において無線基地局4Bが送信したビーコン信号を受信し、当該無線基地局4Bに対して接続要求信号を送信する(ステップS26)。
本実施形態によれば、無線基地局のサービスエリア付近に設置されたサービスエリア情報報知器が、当該無線基地局が使用している周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報とともに、当該無線局に隣接しているハンドオフ可能な無線基地局が使用している周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報を報知する。サービスエリア情報検出器は、これら周波数チャネル情報を受信し、情報端末を経由して無線端末に通知する。これにより、無線端末はハンドオフ可能な無線基地局が使用している周波数チャネルを識別する情報を保持するため、ハンドオフ時には当該周波数チャネルについてのみ検索処理を行う。これにより、ハンドオフ処理にかかる時間が低減される。
〔実施形態3〕
本発明の無線パケット通信システムの第3の実施形態は、離散的に無線基地局が配置されている公衆無線LANサービスにおいて、複数の無線基地局が近隣に設置され、それぞれの無線基地局のサービスエリアに同様に近い位置に一つのサービスエリア情報報知器が設置されている状況において、ユーザがサービスエリア情報報知器の報知エリアに入ってきたときに、ユーザに複雑な操作を行わせることなく無線端末が自動的に適切な無線基地局に接続するシステムを実現する。図5は、本発明の無線パケット通信システムの第3の実施形態の全体概略構成を示す。なお、図5において図1と同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図5に示すように、本実施の形態では二つの無線基地局4Aおよび無線基地局4Bはそれぞれ通信ネットワーク7に接続され、それぞれサービスエリア12Aおよび12Bに対してデータ情報10を報知している。サービスエリア情報報知器5は、二つの無線基地局4Aおよび無線基地局4Bに対応付けられており、事業者情報8、周波数チャネル情報9Aおよび周波数チャネル情報9Bを報知エリア11に常時報知している。周波数チャネル情報9Aは、無線基地局4Aが使用している周波数チャネルに関する情報を示しており、また、周波数チャネル情報Bは、無線基地局4Bが使用している周波数チャネルに関する情報を示している。
周波数チャネル情報9Aおよび周波数チャネル情報9Bはサービスエリア情報検知器3により受信され、情報端末1を経由して無線端末2に通知される。無線端末2は、通知された周波数チャネル情報9Aより検索処理を行う周波数チャネルを認識して、当該周波数チャネルについて検索処理を行う。検索処理を行っている間にビーコン信号を受信した場合には、当該ビーコン信号の受信電力値を計測し、これを保持する。次に、無線端末2は周波数チャネル情報9Bに基づいて周波数チャネルを切り替え、当該周波数チャネルについて検索処理を行う。当該検索処理においても、受信したビーコン信号より受信電力値を計測し、これを保持する。それぞれの周波数チャネルにおいて取得した受信電力値を比較して、より高い受信電力値を示した周波数チャネルを選択し、当該周波数チャネルにおいて接続処理を開始する。選択されなかった周波数チャネルは、ハンドオフ時の検索処理の対象となる周波数チャネルとして保持される。無線端末2は、リンクが確立するとデータ情報の交換を開始する。なお、周波数チャネルを選択する方法として、受信電力値を例に挙げて説明したが、本発明では周波数チャネルを選択する方法について限定しない。例えば、前記無線基地局間が無線リンクで接続され、一方のみが有線ネットワークで接続されているようなメッシュネットワークが形成されている場合には、有線ネットワークに接続されている無線基地局の使用する周波数チャネルを選択するようにしてもよく、また、受信電力値以外の伝搬路の状況を示すパラメータに基づいて周波数チャネルを選択するようにしてもよい。
次に、図6を参照して実施手順を示す。
ステップS11〜ステップS19までは、第1の実施の形態における図2の動作と同様である。ただし、ステップS11、ステップS16およびステップS17において周波数チャネル情報Aとともに周波数チャネル情報Bが送信される点は図2の動作と異なる。
無線端末2はステップS19において無線基地局4Aから送信されたビーコン信号を受信すると、当該ビーコン信号の受信電力値を計測し、これを保持する(ステップS21)。次に、無線端末2は周波数チャネルを周波数チャネルBに切り替え、検索処理を再開する(ステップS22)。無線基地局4BがステップS23において送信したビーコン信号を受信すると、ステップS22と同様にして受信電力値を計測する。ステップS25では、ステップS21およびステップS24で取得した受信電力値を比較して使用する周波数チャネルを決定する。無線端末2は、選択した周波数チャネルにおいて接続処理を開始する(ステップS20)。
なお、本実施の形態では、二つの無線基地局4A、4Bが近隣に設置され、一つのサービスエリア情報報知器5がそれらに対応付けられているシステムを例にとって説明したが、一つのサービスエリア情報報知器5が二つ以上の無線基地局に対応付けられるシステムについても、サービスエリア情報検出器5が報知されているそれぞれの周波数チャネル情報を検出し、それを無線端末2に通知し、無線端末2が通知された周波数チャネルについてのみ検索処理を行うことによって同様に実現可能である。また、サービスエリア情報検出器3が複数のサービスエリア情報報知器5から報知された周波数チャネル情報等を検出した場合には、それらを無線端末2に通知し、無線端末2がそれらの周波数チャネル情報等に基づいて自端末の設定を行えばよい。
なお、本実施の形態では、二つの無線基地局4A、4Bが、一つのサービスエリア情報報知器5に対応付けられているシステムを例にとって説明したが、多数の無線基地局が近隣に設置されている場合などを想定して、サービスエリア情報報知器が報知する情報から冗長な情報を省くようにしてもよい。例えば、無線基地局H〜Kが対応付けられており、無線基地局HとJが周波数チャネルAを、無線基地局IとKが周波数チャネルBを使用している場合に、下記の(1)のように、全てを並べるのではなく、(2)のようにして、冗長な情報を省くことができる。
“無線基地局H:周波数チャネルA、無線基地局I:周波数チャネルB、無線基地局J:周波数チャネルA、無線基地局K:周波数チャネルB”・・・(1)
“周波数チャネルA:無線基地局H;無線基地局J、周波数チャネルB:無線基地局I;無線基地局K”・・・(2)
〔実施形態4〕
本発明の無線パケット通信システムの第4の実施形態は、離散的に無線基地局が配置されている公衆無線LANサービスにおいて、ユーザが複雑な操作をすることなく、ESS−IDを報知しない無線基地局に無線端末が接続するシステムを実現する。図7は、本発明の無線パケット通信システムの第4の実施形態の全体概略構成を示す。なお、図7において図1と同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図7に示すように、本実施の形態では、サービスエリア情報報知器5は、事業者情報8、周波数チャネル情報9およびESS−ID情報13を報知エリア11に常時報知している。サービスエリア情報検出器3が、事業者情報8を受信して情報端末1および無線端末2の電源を投入すること、および、周波数チャネル情報9を受信して無線端末2に周波数チャネル情報を通知することは実施の形態1と同様である。無線端末2には、予め一つ以上のESS−ID情報が設定されているものとする。
サービスエリア情報検出器3は、ESS−ID情報13を受信すると、これを情報端末1を経由して無線端末2に通知する。無線端末2は、通知されたESS−ID情報と自端末に登録されているESS−ID情報とを比較し、一致するものがある場合には、それを自端末に設定する。また、同様に通知された周波数チャネル情報9を設定し、当該周波数チャネルに対して当該ESS−IDを含むプローブリクエストパケットを送信する。プローブリクエストパケットを受信した無線基地局4は、プローブレスポンスパケットを送信する。無線端末2は、プローブレスポンスパケットを受信することよって、無線基地局4が自身の接続すべき無線基地局であることを認識して接続処理を開始する。
次に、図8を参照して実施手順を示す。
ステップS11〜ステップS17までは、第1の実施の形態における図2の動作と同様である。ただし、ステップS11、ステップS16およびステップS17において周波数チャネル制御信号とともにESS−ID制御信号が送信される点は図2の動作と異なる。
無線端末2は、通知されたESS−ID制御信号と自端末に設定されたESS−ID情報とを比較して一致するものがある場合には、周波数チャネル制御信号に基づいて自身に周波数チャネルを設定し(ステップS18A)、当該周波数チャネルに対して当該ESS−IDを含むプローブリクエストパケットを送信する(ステップS26)。プローブリクエストパケットを受信した無線基地局4は、プローブレスポンスパケットを送信する(ステップS27)。無線端末2は、プローブレスポンスパケットを受信すると、接続要求信号を送信する(ステップS20)。
なお、本実施例では予め無線端末2にESS−ID情報が登録されているが、ユーザが行う設定を少なくするために、サービスエリア情報検出器3が検出したESS−ID情報を無線端末2に逐次設定するようにしてもよい。また、無線パケットを暗号化するために必要な暗号化鍵をサービスエリア情報報知器5が報知するようにしてもよい。この場合には、サービスエリア情報報知器5が送信する信号を暗号化してセキュリティを高めた方が好ましい。さらに、無線端末2と無線基地局との接続処理が完了し、情報端末1がデータ通信を開始するために必要となる情報をサービスエリア情報報知器5が報知し、それをサービスエリア情報検出器3を介して情報端末1に設定してもよい。このような情報としては、proxyサーバのアドレスや利用可能なプリンタ等のネットワーク機器のアドレスなどが挙げられる。
無線端末は接続する無線基地局のESS−IDが情報端末を経由して通知されることにより、当該無線基地局のビーコン信号にESS−IDが含まれていなくても当該無線基地局に対する接続要求を行うことが可能になる。これにより、ユーザが予めESS−IDなどの基地局識別情報を設定することなく、ESS−IDを報知しない無線基地局に、無線端末は自動的に接続することが可能となる。
〔実施形態5〕
本発明の無線パケット通信システムの第5の実施形態は、離散的に無線基地局が配置されている公衆無線LANサービスにおいて、無線基地局が放送型サービスによりコンテンツ配信を行っているときに、情報端末に予め登録されているコンテンツを配信している無線基地局が存在するときにのみ無線端末を起動するシステムを実現する。図9は、本発明の無線パケット通信システムの第5の実施形態の全体概略構成を示す。なお、図9において図1と同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図9に示すように、本実施の形態では、サービスエリア情報報知器5は、事業者情報8およびサービス識別子14を報知エリア11に常時報知している。サービスエリア情報検出器3が、事業者情報8を受信して情報端末1の電源を投入することは実施の形態1と同様である。ユーザは、予め受信したいコンテンツを情報端末1に登録しており、登録されたコンテンツは固有の識別子と対応付けられて情報端末1により管理されている。
サービスエリア情報検出器3は、サービス識別子14を受信すると、これを情報端末1に通知する。サービス識別子14は、無線基地局が送信している一つ以上のコンテンツのそれぞれの固有の識別子を含んでいる。情報端末1は、通知されたサービス識別子14より無線基地局4が送信しているコンテンツの識別子を取得し、予め登録されたコンテンツの識別子と比較する。その結果、一つ以上一致した場合には、無線端末2が起動され接続処理が開始される。一方、一致するものがなかった場合には、情報端末1は自端末を非動作状態にする。
次に、図10および図11を参照して実施手順を示す。図10は、無線基地局がユーザの受信したいコンテンツを送信している場合を示し、図11は、無線基地局がユーザの受信したいコンデンツを送信していない場合を示している。
ステップS11〜ステップS13までは、第1の実施の形態における図2の動作と同様である。ただし、ステップS11においてサービス識別子が送信される点は図2の動作と異なる。 情報端末1は、ステップ28において通知されたサービス識別子より、無線基地局が送信しているコンテンツの識別子を取得し、自端末に登録されている識別子と比較する(ステップS29)。その結果、一つ以上一致した場合には、情報端末1は無線端末2に対して起動信号を送信する(図10ステップS29、 S14)。無線端末2は起動信号を受信すると自端末を起動する。一方、一致するものがなかった場合には、情報端末1は無線基地局に接続する必要はないと判断し、無線端末2を起動することなく自端末を非動作状態にする(図11ステップS29、30)。
本実施形態によれば、情報端末はサービス通知情報により、無線基地局が送信しているコンテンツを無線基地局に接続する前に認識できるため、自端末の周囲に無線基地局が存在していても受信したいコンテンツを送信していない場合には、無線端末を起動しない。これにより、消費電力を低減することが可能となる。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
この発明の第1の実施形態による無線パケット通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態における動作を説明するシーケンス図である。 この発明の第2の実施形態による無線パケット通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態における動作を説明するシーケンス図である。 この発明の第3の実施形態による無線パケット通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態における動作を説明するシーケンス図である。 この発明の第4の実施形態による無線パケット通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態における動作を説明するシーケンス図である。 この発明の第5の実施形態による無線パケット通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態における動作を説明するシーケンス図である。 同実施形態における動作を説明するシーケンス図である。 従来の無線パケット通信システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…情報端末
2…無線端末
3…サービスエリア情報検出器
4…無線基地局
4A…無線基地局
4B…無線基地局
5…サービスエリア情報報知器
6…情報配信サーバ
7…通信ネットワーク
8…事業者情報
9…周波数チャネル情報
9A…周波数チャネル情報
9B…周波数チャネル情報
10…データ情報
11…報知エリア
12…サービスエリア
12A…サービスエリア
12B…サービスエリア
13…ESS−ID情報
14…サービス識別子

Claims (30)

  1. 通信網に接続された無線基地局と、該無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器と、ユーザが所有するモバイル端末とからなる無線パケット通信システムにおいて、
    前記サービスエリア情報報知器は、前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる接続情報を無線発信し、
    前記モバイル端末は、
    前記接続情報を受信して、起動信号および前記接続情報を出力するサービスエリア情報検出器と、
    前記サービスエリア情報検出器から前記起動信号を受けると、動作状態になるとともに無線端末を動作状態にし、前記サービスエリア情報検出器から受けた前記接続情報を出力する情報端末と、
    前記情報端末から受けた前記接続情報を用いて前記無線基地局との通信回線を確立する前記無線端末と
    を備えること
    を特徴とする無線パケット通信システム。
  2. 前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報であることを特徴とする請求項1に記載の無線パケット通信システム。
  3. 前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、
    前記接続情報は、前記周波数チャネル情報に加えて、前記隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報を含み、
    前記無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接周波数チャネル情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立すること
    を特徴とする請求項2に記載の無線パケット通信システム。
  4. 前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、
    前記接続情報は、各無線基地局の前記周波数チャネル情報であることを特徴とする請求項2に記載の無線パケット通信システム。
  5. 前記接続情報は、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の無線パケット通信システム。
  6. 前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、
    前記接続情報は、前記基地局識別情報に加えて、前記隣接無線基地局を識別する隣接基地局識別情報を含み、
    前記無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接基地局識別情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立すること
    を特徴とする請求項5に記載の無線パケット通信システム。
  7. 前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、
    前記接続情報は、各無線基地局あるいは、各無線基地局に接続された前記通信網の前記基地局識別情報であることを特徴とする請求項5に記載の無線パケット通信システム。
  8. 前記接続情報は、前記モバイル端末の無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報であることを特徴とする請求項1に記載の無線パケット通信システム。
  9. 前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記無線端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、
    前記接続情報は、前記鍵情報に加えて、前記モバイル端末の無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報を含み、
    前記無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接鍵情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立すること
    を特徴とする請求項8に記載の無線パケット通信システム。
  10. 前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、
    前記接続情報は、各無線基地局の鍵情報であることを特徴とする請求項8に記載の無線パケット通信システム。
  11. 前記接続情報は、前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報であり、
    前記モバイル端末の情報端末は、前記サービス通知情報を受けると、予め自端末に登録されたサービスあるいはコンテンツと該サービス通知情報が通知するサービス或いはコンテンツとを比較し、一致するサービスあるいはコンテンツがある場合に、前記無線端末を起動することを特徴とする請求項1に記載の無線パケット通信システム。
  12. 前記サービスエリア情報報知器が無線送信する前記接続情報には、冗長な情報を含まないことを特徴とする請求項1から11のいずれかの項に記載の無線パケット通信システム。
  13. 通信網に接続された無線基地局と、該無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器と、ユーザが所有し、サービスエリア情報検出器と情報端末と無線端末とを具備するモバイル端末とからなる無線パケット通信システムにおいて、
    前記サービスエリア情報報知器が、前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる接続情報を無線発信する第1の手順と、
    前記モバイル端末のサービスエリア情報検出器が、前記接続情報を受信して、起動信号および前記接続情報を前記情報端末に通知する第2の手順と、
    前記モバイル端末の情報端末が、前記起動信号を受けて、動作状態になるとともに前記無線端末を動作状態にし、前記サービスエリア情報検出器から受けた前記接続情報を前記無線端末に通知する第3の手順と、
    前記モバイル端末の無線端末が、前記情報端末から受けた前記接続情報を用いて、前記無線基地局との通信回線を確立する第4の手順と
    を備えることを特徴とする通信回線接続方法。
  14. 前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報であることを特徴とする請求項13に記載の通信回線接続方法。
  15. 前記無線パケット通信システムは、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲とし、前記通信網に接続された隣接無線基地局を備え、
    前記接続情報は、前記周波数チャネル情報に加えて、前記隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報を含み、
    前記モバイル端末の無線端末が、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接周波数チャネル情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立する第5の手順を備えること
    を特徴とする請求項14に記載の通信回線接続方法。
  16. 前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、
    前記接続情報は、各無線基地局の周波数チャネル情報であることを特徴とする請求項14に記載の通信回線接続方法。
  17. 前記接続情報は、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報であることを特徴とする請求項13に記載の通信回線接続方法。
  18. 前記無線パケット通信システムは、前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、
    前記接続情報は、前記基地局識別情報に加えて、前記隣接無線基地局を識別する隣接基地局識別情報を含み、
    前記モバイル端末の無線端末は、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接基地局識別情報を用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立する第5の手順を備えること
    を特徴とする請求項17に記載の通信回線接続方法。
  19. 前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、
    前記接続情報は、各無線基地局あるいは、各無線基地局に接続された前記通信網の前記基地局識別情報であることを特徴とする請求項17に記載の通信回線接続方法。
  20. 前記接続情報は、前記モバイル端末の無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報であることを特徴とする請求項13に記載の通信回線接続方法。
  21. 前記無線パケット通信システムは、前記通信網と接続され、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲として前記モバイル端末に無線送信する隣接無線基地局を備え、
    前記接続情報は、前記鍵情報に加えて、前記モバイル端末の無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報を含み、
    前記無線端末が、前記無線基地局との通信範囲外であることを検出すると、前記接続情報の隣接鍵情報に基づく前記パラメータを用いて前記隣接無線基地局との通信回線を確立する第5の手順を備えること
    を特徴とする請求項20に記載の通信回線接続方法。
  22. 前記無線基地局は、前記サービスエリア情報報知器の近傍に複数配置され、
    前記接続情報は、各無線基地局の鍵情報であることを特徴とする請求項20に記載の通信回線接続方法。
  23. 前記接続情報は、該接続情報を送信した前記サービスエリア情報報知器が対象としている前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報であり、
    前記第3の手順は、前記情報端末が、前記起動信号を受けて、動作状態になるとともに前記無線端末に起動信号を通知し、続いて前記サービスエリア情報検出器から前記サービス通知情報を受けて、予め自端末に登録されたサービスあるいはコンテンツと該サービス通知情報が通知するサービス或いはコンテンツとを比較し、一致するサービスあるいはコンテンツがある場合に、前記無線端末に起動信号を通知すること
    を特徴とする請求項13に記載の通信回線接続方法。
  24. 前記サービスエリア情報報知器が無線送信する前記接続情報には、冗長な情報を含まないことを特徴とする請求項13から23のいずれかの項に記載の通信回線接続方法。
  25. モバイル端末に情報を無線送信する無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器であって、
    前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる接続情報を定期的に無線発信する無線発信手段を有することを特徴とするサービスエリア情報報知器。
  26. 前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報、前記無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報、もしくは、前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報のいずれかであることを特徴とする請求項25に記載のサービスエリア情報報知器。
  27. 前記接続情報は、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲とする隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報、前記隣接無線基地局あるいは該隣接無線基地局に接続された前記通信網を識別する隣接基地局識別情報、もしくは、前記無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報のいずれかであることを特徴とする請求項26に記載のサービスエリア情報報知器。
  28. 無線基地局から情報を受信するモバイル端末に接続されたサービスエリア情報検出器において、
    前記無線基地局の近傍に設置されたサービスエリア情報報知器が無線発信する情報であり、かつ、前記モバイル端末が前記無線基地局と通信回線を接続する際に用いる情報である接続情報を受信すると、前記モバイル端末に起動信号を通知し、さらに前記接続情報を前記情報端末に通知することを特徴とするサービスエリア情報検出器。
  29. 前記接続情報は、前記無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する周波数チャネル情報、前記無線基地局あるいは、該無線基地局に接続された前記通信網を識別する基地局識別情報、前記無線端末と前記無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる鍵情報、あるいは、前記無線基地局が提供中のサービスあるいはコンテンツを通知するサービス通知情報のいずれかであることを特徴とする請求項28に記載のサービスエリア情報検出器。
  30. 前記接続情報は、前記無線基地局の通信範囲と隣接する区域を通信範囲とする隣接無線基地局が使用する周波数チャネルを識別する隣接周波数チャネル情報、前記隣接無線基地局あるいは該隣接無線基地局に接続された前記通信網を識別する隣接基地局識別情報、もしくは、前記無線端末と前記隣接無線基地局の間で暗号化通信を行う際に暗号鍵として用いる隣接鍵情報のいずれかであることを特徴とする請求項29に記載のサービスエリア情報検出器。

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