JP2023003010A - 端末装置、プログラム及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の無線通信接続方式に対応した電子機器との通信接続を確立する際に、ユーザー利便性を向上できる端末装置等を提供すること。【解決手段】端末装置100は、電子機器200との無線接続を行う無線通信部120と、無線通信部120の通信制御を行う処理部110と、を含む。電子機器200は、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である。処理部110は、電子機器200から第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、その第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行う。処理部110は、電子機器200から第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行う。【選択図】 図6
Description
本発明は、端末装置、プログラム及び通信制御方法等に関する。
特許文献1には、PCと印刷装置が、仮接続の無線通信を確立し、PCが、仮接続の無線通信により本接続の設定情報を印刷装置に送信し、印刷装置が、受信した本接続の設定情報に基づいてアクセスポイントとの本接続の無線通信を確立する技術が、開示されている。
電子機器が、仮接続の無線通信の接続方式として複数の接続方式に対応しているとき、端末装置が仮接続に用いる接続方式と、電子機器が選択している接続方式とが異なる場合がある。この場合、例えば接続先探索のタイムアウトまでユーザーが待たされる等、ユーザーの使い勝手が悪いという課題がある。
本開示の一態様は、電子機器との無線接続を行う無線通信部と、前記無線通信部の通信制御を行う処理部と、を含み、前記電子機器は、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、前記第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能であり、前記処理部は、前記電子機器から前記第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行い、前記電子機器から前記第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行う端末装置に関係する。
また本開示の他の態様は、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、前記第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である電子機器との無線接続を制御するプログラムであって、前記電子機器から前記第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行うことと、前記電子機器から前記第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことと、をコンピューターに実行させるプログラムに関係する。
また本開示の他の態様は、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、前記第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である電子機器との無線接続を制御する通信制御方法であって、前記電子機器から前記第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行うことと、前記電子機器から前記第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことと、を含む通信制御方法に関係する。
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
1.仮接続の無線通信の接続方式について
図1と図2は、仮接続の無線通信の接続方式について説明する図である。なお、図面等においてアクセスポイントを適宜にAPと省略して記載する。
図1と図2は、仮接続の無線通信の接続方式について説明する図である。なお、図面等においてアクセスポイントを適宜にAPと省略して記載する。
図1に示す第1システムにおいて、第1端末装置は、第1接続方式で電子機器に仮接続する端末装置である。図2に示す第2システムにおいて、第2端末装置は、第1接続方式とは異なる第2接続方式で電子機器に仮接続する端末装置である。電子機器は外部アクセスポイントと本接続するが、第1システム及び第2システムともに本接続の接続方式は同じであってよい。
第1端末装置は例えばPCであり、第2端末装置は例えば携帯型情報処理端末である。PCはPersonal Computerの略である。なお、第1端末装置と第2端末装置は、これらに限定されず、無線通信に対応する端末装置であればよい。電子機器は、例えば印刷装置であるが、無線通信のアクセスポイントを有する電子機器であればよい。以下では、電子機器に内蔵されるアクセスポイントを内部アクセスポイントと呼び、電子機器の外部に設けられるアクセスポイントを外部アクセスポイントと呼ぶ。図1の電子機器と図2の電子機器は、例えば同一機種が想定されるが、同じ内部アクセスポイントを起動できる電子機器であればよい。外部アクセスポイントは、例えばネットワーク間を中継するルーター等に内蔵されたアクセスポイントである。
仮接続とは、端末装置が電子機器に対して本接続の接続設定を行うために一時的に用いられる無線通信接続のことである。無線通信は、ここではWi-Fi(登録商標)を想定しているが、ID情報等によって特定されるアクセスポイントに対して端末装置が接続する無線通信であればよい。Wi-Fiにおいては、ID情報はSSIDである。SSIDはService Set Identifierの略である。「接続方式が異なる」とは、接続先の内部アクセスポイントが異なることである。後述するように、内部アクセスポイントはソフトウェアAPによって実現されており、電子機器が複数のソフトウェアAPのうちいずれのソフトウェアAPを起動するかによって、内部アクセスポイントが異なる。第1接続方式は、例えばSSIDとパスワードを用いて通信確立を行う方式であり、第2接続方式は、例えばパスワードを用いずにSSIDで通信確立を行う方式である。パスワードは暗号化キーとも呼ばれる。なお、第1接続方式と第2接続方式は、上記に限定されず、接続先の内部アクセスポイントが異なっていればよい。
図3は、図2の第2システムにおける通信制御の処理フローである。電子機器は、第1内部アクセスポイント又は第2内部アクセスポイントを起動可能に構成されており、初回電源投入時においてデフォルト設定により第2内部アクセスポイントを起動するとする。第2内部アクセスポイントは、第2接続方式で一時的な仮接続を行うためのアクセスポイントである。電子機器は、第2内部アクセスポイントから、SSID_Bを含むビーコン信号を送信する。SSID_Bは、第2内部アクセスポイントを識別するSSIDである。
第2端末装置は、第2接続方式の仮接続の手順を開始すると、まずSSID_Bを探索する。例えば、第2端末装置が携帯型情報処理端末である場合、携帯型情報処理端末から電子機器を制御するためのアプリケーションソフトウェアが携帯型情報処理端末にインストールされている。ユーザーがアプリケーションソフトウェアを起動し、無線通信の設定手順を開始させる操作を行うと、アプリケーションソフトウェアが仮接続の手順を開始させる。
第2端末装置は、電子機器から送信されたSSID_Bを発見したとき、第2内部アクセスポイントとの仮接続の無線通信を確立する。第2端末装置は、仮接続の無線通信により外部アクセスポイントのSSIDとパスワードを電子機器に送信する。電子機器は、外部アクセスポイントのSSIDとパスワードを受信したとき、仮接続を切断し、受信したSSIDとパスワードを用いて外部アクセスポイントとの本接続を確立する。本接続においては、電子機器が端末側となる。電子機器は、外部アクセスポイントと本接続することで、インターネット等の外部ネットワークに接続できるようになる。
なお、第2端末装置も同様に外部アクセスポイントと無線通信接続している。電子機器が外部アクセスポイントに本接続した後は、第2端末装置と電子機器が外部アクセスポイントを介して互いに通信可能であると共に、その各々が外部アクセスポイントを介して外部ネットワークに接続可能になる。
図4は、本実施形態の通信制御を用いない場合の、図1の第1システムにおける通信制御の処理フローである。以下、図4を用いて、本実施形態の通信制御を用いない場合の問題点を説明する。
第1端末装置は、第2端末装置とは異なり、第1接続方式で仮接続を行う端末装置である。第1端末装置は、第1接続方式の仮接続の手順を開始すると、まずSSID_Aを探索する。SSID_Aは、第1内部アクセスポイントを識別するSSIDである。例えば、第1端末装置がPCである場合、PCから電子機器を制御するためのソフトウェアがPCにインストールされている。ユーザーがソフトウェアを起動し、無線通信の設定手順を開始させる操作を行うと、ソフトウェアが仮接続の手順を開始させる。
電子機器は、初回電源投入時においてデフォルト設定により第2内部アクセスポイントを起動し、第2内部アクセスポイントから、SSID_Bを含むビーコン信号を送信する。第1端末装置は、SSID_Aを発見できないため、探索がタイムアウトするまでSSID_Aの探索を続ける。
第1端末装置は、探索がタイムアウトすると、例えば手動による内部アクセスポイントの切り替えをユーザーに報知する。ユーザーは、電子機器に対して、手動で第2内部アクセスポイントから第1内部アクセスポイントへ切り替える操作を行う。第1内部アクセスポイントは、第1接続方式で一時的な仮接続を行うためのアクセスポイントである。電子機器は、第1内部アクセスポイントを起動し、第1内部アクセスポイントから、SSID_Aを含むビーコン信号を送信する。
第1端末装置は、SSID_Aを再探索し、電子機器から送信されたSSID_Aを発見したとき、第1内部アクセスポイントとの仮接続の無線通信を確立する。第1端末装置は、仮接続の無線通信により外部アクセスポイントのSSIDとパスワードを電子機器に送信する。電子機器は、外部アクセスポイントのSSIDとパスワードを受信したとき、仮接続を切断し、受信したSSIDとパスワードを用いて外部アクセスポイントとの本接続を確立する。
図5は、上記図4の処理フローにおいて第1端末装置の処理部が行う処理のフローチャートである。
ステップS1において、処理部は、SSID_Aの探索のループ処理を開始する。ステップS2において、処理部は、SSID_Aを探索する。具体的には、処理部は、電子機器から受信されたビーコン信号にSSID_Aが含まれるか否かを探索する。ステップS3において、処理部は、SSID_Aを発見したか否か、及び探索がタイムアウトしたか否かを判定する。
SSID_Aが発見されず、且つ探索がタイムアウトしていない場合、処理部はステップS2に戻りループを継続する。SSID_Aが発見された、又は探索がタイムアウトした場合、ステップS4において、処理部は探索のループ処理を終了する。
ステップS5において、処理部は、ループ処理においてSSID_Aが発見されたか否かを判定する。SSID_Aが発見された場合、処理部はステップS7に進む。SSID_Aが発見されなかった場合、ステップS6において、処理部は第1内部アクセスポイントへの手動切り替えをユーザーに案内し、ステップS7に進む。
ループ処理において、SSID_Aが発見されない場合、タイムアウトするまでループ処理が終了しないので、ステップS6が実行されるのは探索がタイムアウトした場合である。
ステップS7において、処理部は電子機器の接続設定を行う。具体的には、処理部はステップS1~S5と同様の処理を実行する。手動切り替えにより電子機器は第1内部アクセスポイントを起動しているので、ループ処理においてSSID_Aが発見される。処理部は、SSID_Aを用いて仮接続を確立し、その仮接続を介して本接続のSSIDとパスワードを電子機器に送信する。
以上のように、第1端末装置が仮接続に用いる第1接続方式と、電子機器が選択している第2接続方式とが異なる場合、ユーザーの使い勝手が悪くなる。上記の例では、第1端末装置が第1内部アクセスポイントを探索するが、電子機器が第2内部アクセスポイントを起動していることをユーザーが知らないため、探索のタイムアウトまでユーザーが待たされてしまう。
2.システム、端末装置及び電子機器
図6は、本実施形態におけるシステム10の構成例である。システム10は、端末装置100と電子機器200と外部アクセスポイント300とを含む。
図6は、本実施形態におけるシステム10の構成例である。システム10は、端末装置100と電子機器200と外部アクセスポイント300とを含む。
端末装置100は、仮接続において電子機器200の第1内部アクセスポイントに対して端末として無線通信を行うと共に、本接続において外部アクセスポイント300に対して端末として無線通信を行う。即ち、端末装置100は、図1で説明した第1接続方式の仮接続を用いる第1端末装置と、図2で説明した第2接続方式の仮接続を用いる第2端末装置のうち、第1端末装置に対応している。端末装置100は、情報処理装置、又は携帯型情報処理端末等である。端末装置100は、処理部110と無線通信部120と記憶部130と表示部140とを含む。
記憶部130は、半導体メモリー又は磁気記憶装置等の記憶装置である。半導体メモリーは、RAM等の揮発性メモリー、EEPROM等の不揮発性メモリー、又はそれら両方であってよい。RAMはRandom Access Memoryの略であり、EEPROMはElectrically Erasable Programmable Read Only Memoryの略である。記憶部130は、通信制御プログラム135を記憶している。また、記憶部130は、処理部110のワーキングメモリーとして機能してもよい。
無線通信部120は、外部アクセスポイント300及び電子機器200の内部アクセスポイントとの無線通信を行う。無線通信部120は、無線通信回路又は無線通信装置とも呼ばれる。無線通信部120は、例えば、送信部と受信部とアンテナとを含む。送信部は、例えば、送信データに基づいて搬送波を変調する変調回路と、変調された搬送波でアンテナを駆動する駆動回路と、を含む。受信部は、例えば、アンテナからの受信信号を受信する受信回路と、受信信号から受信データを復調する復調回路と、を含む。無線通信は、ここではWi-Fiを想定しているが、ID情報等によって特定されるアクセスポイントに対して端末装置が接続する無線通信であればよい。
処理部110は、通信制御プログラム135を実行することで、無線通信の通信制御を行う。無線通信部120は、処理部110からの通信制御に基づいてアクセスポイントとの通信を行う。処理部110は、処理回路又は処理装置とも呼ばれる。処理部110は、CPU、マイクロコンピューター又はDSP等のプロセッサーである。或いは、処理部110は、ASIC、又はFPGA等であってもよい。CPUはCentral Processing Unitの略である。DSPはDigital Signal Processorの略である。ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略である。FPGAはField Programmable Gate Arrayの略である。
表示部140は、処理部110から送信される表示データに基づいて画像を表示する。例えば、処理部110がユーザーに対して報知処理を行うとき、その報知内容を含む画像を表示部140に表示させる。なお、報知の手段は画像表示に限定されず、音声、光又は振動等であってもよい。表示部140は、ディスプレイ又はモニターとも呼ばれる。
電子機器200は、仮接続の内部アクセスポイントとして機能すると共に、本接続において外部アクセスポイント300に対して端末として無線通信を行う。電子機器200は、処理部210と無線通信部220と記憶部230と操作部250とを含む。
記憶部230は、半導体メモリー又は磁気記憶装置等の記憶装置である。記憶部230は、第1ソフトウェアAP231と第2ソフトウェアAP232とを記憶している。また、記憶部230は、処理部210のワーキングメモリーとして機能してもよい。第1ソフトウェアAP231は、第1内部アクセスポイントの機能が記述されたプログラムであり、第2ソフトウェアAP232は、第2内部アクセスポイントの機能が記述されたプログラムである。
無線通信部220は、外部アクセスポイント300及び端末装置100の無線通信部120との無線通信を行う。無線通信部220は、例えば、無線通信部120と同様な構成の送信部と受信部とアンテナとを含む。無線通信部は、無線通信回路又は無線通信装置とも呼ばれる。
処理部210は、第1ソフトウェアAP231を実行することで、無線通信部220を第1内部アクセスポイントとして機能させる。処理部210は、第2ソフトウェアAP232を実行することで、無線通信部220を第2内部アクセスポイントとして機能させる。無線通信部220は、処理部210が選択したソフトウェアに応じて第1内部アクセスポイント又は第2内部アクセスポイントとして機能するが、第1内部アクセスポイント及び第2内部アクセスポイントとして同時に機能することはできない。処理部210は、初回電源投入時等、本接続の接続設定が未設定であるとき、仮接続の内部アクセスポイントを自動的に起動する。デフォルト設定においては、処理部210は、第2内部アクセスポイントを起動する。
処理部210は、本接続においては、無線通信部220を、外部アクセスポイント300に対する端末側通信部として機能させる。処理部210は、処理回路又は処理装置とも呼ばれる。処理部210は、CPU、マイクロコンピューター又はDSP等のプロセッサーである。或いは、処理部210は、ASIC、又はFPGA等であってもよい。
外部アクセスポイント300は、無線通信の電波を送受信するための装置であり、ネットワーク間を中継するルーターに内蔵又は接続される。ルーターは、端末装置100及び電子機器200が接続されるLANと、インターネット等の外部ネットワークとの間を中継する。LANはLocal Area Networkの略である。端末装置100及び電子機器200は、外部アクセスポイント300に無線通信接続することで、ルーターを介して外部ネットワークにアクセスできるようになる。
以下、本実施形態における端末装置100の動作を説明する。より詳細な動作については図7及び図8で後述する。
端末装置100は、電子機器200との無線接続を行う無線通信部120と、無線通信部120の通信制御を行う処理部110と、を含む。電子機器200は、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である。処理部110は、電子機器200から第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、その第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行う。処理部110は、電子機器200から第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行う。
本実施形態によれば、電子機器200が第2内部アクセスポイントを起動している場合、即ち第1端末装置が仮接続に用いる第1接続方式と、電子機器が選択している第2接続方式とが異なる場合、ユーザーに対する報知処理が行われる。これにより、ユーザーがタイムアウトまで待つことなく、内部アクセスポイントを手動で切り替える等の対処を行うことが可能となり、ユーザー利便性が向上する。具体的には、電子機器200の初回電源投入時等において、デフォルト設定により第2内部アクセスポイントが起動している場合であっても、報知処理が行われることでユーザーが手動切り替え等の対処を行うことができる。
なお、第1接続方式は、例えばSSIDとパスワードを用いて通信確立を行う方式であり、第2接続方式は、例えばパスワードを用いずにSSIDで通信確立を行う方式である。但し、接続方式は、無線通信の規格、通信に用いられる電波帯域、通信速度、暗号化の有無、又は暗号化方式等によって区別される。即ち、第2接続方式は、無線通信の規格、通信に用いられる電波帯域、通信速度、暗号化の有無、又は暗号化方式等のうち、少なくとも1つが第1接続方式と異なっていればよい。
第1接続情報は、無線通信部120が第1内部アクセスポイントとの通信接続を確立する際に用いられる情報である。第2接続情報は、無線通信部120が第2内部アクセスポイントとの通信接続を確立する際に用いられる情報である。接続情報は、内部アクセスポイントを特定するSSID等のID情報を含む。また接続情報は、無線通信の規格の情報、又は暗号化方式の情報等を含んでもよい。
また本実施形態では、報知処理は、電子機器200の接続方式を第1接続方式へ変更することを促す処理である。又は、報知処理は、第2接続情報が受信されたことを報知する処理であってもよい。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1接続方式へ変更することを促す報知、又は第2接続情報が受信されたことを示す報知を受け取ることで、第1接続方式から第2接続方式に手動で切り替えることが可能となる。
なお、接続方式の切り替えは、電子機器200に設けられた操作部250に対してユーザーが操作を行うことで、実行される。操作部250は、操作装置とも呼ばれる。例えば、操作部250としてボタンが設けられ、電子機器200の処理部210は、ボタンの長押し操作を検出したとき、第1内部アクセスポイントを起動する。或いは、ディスプレイと共に、操作部250としてタッチパネルが設けられ、電子機器200の処理部210は、タッチパネルによる切り替え操作を検出したとき、第1内部アクセスポイントを起動してもよい。
また本実施形態では、処理部110は、上記の報知処理である第1報知処理を行った後、電子機器200から受信した第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行ったとき、接続成功を報知する第2報知処理を行う。
本実施形態によれば、仮接続の接続成功がユーザーに報知されることで、ユーザーは、ユーザーの手動切り替え操作により内部アクセスポイントが正しく切り替わったこと、及び端末装置100が電子機器200と仮接続の無線通信を確立できたことを、知ることができる。
また本実施形態では、処理部110は、第1内部アクセスポイントに通信接続を行った後、第1接続方式の無線通信により外部アクセスポイント300の接続情報を電子機器200に送信する。なお、外部アクセスポイント300の接続情報とは、電子機器200の無線通信部220が外部アクセスポイント300との通信接続を確立する際に用いられる情報である。
また、上記の報知処理が行われた場合においては、処理部110は、報知処理を行った後、電子機器200から第1接続情報を受信したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行う。そして、処理部110は、第1内部アクセスポイントに通信接続を行った後、第1接続方式の無線通信により外部アクセスポイント300の接続情報を電子機器200に送信する。
本実施形態によれば、第1接続方式の仮接続を介して端末装置100から電子機器200へ外部アクセスポイント300の接続情報が送信される。これにより、その接続情報を用いて、電子機器200が、外部アクセスポイント300との通信接続を確立できる。
また本実施形態では、第1接続情報は、第1内部アクセスポイントの第1識別子を含む。第2接続情報は、第2内部アクセスポイントの第2識別子を含む。処理部110は、第1識別子及び第2識別子の探索処理を行う。
本実施形態によれば、処理部110は、第1識別子を探索することで、電子機器200から第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したか否かを判断できる。また、処理部110は、第2識別子を探索することで、電子機器200から第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したか否かを判断できる。そして、処理部110は、第1識別子と第2識別子とを同時に探索することで、電子機器200において第1内部アクセスポイント又は第2内部アクセスポイントのいずれが起動されているかを、判断できる。これにより、電子機器200において第2内部アクセスポイントが起動されていた場合に、処理部110がユーザーに報知できる。
また本実施形態では、処理部110は、探索処理において第2識別子を発見したとき、探索処理のタイムアウト前であっても報知処理を行う。
本実施形態によれば、電子機器200において第2内部アクセスポイントが起動されていた場合に、探索処理がタイムアウトする前に処理部110がユーザーに報知するので、ユーザーがタイムアウトまで待たされることがなく、ユーザー利便性が向上する。
また本実施形態では、処理部110は、探索処理において第1識別子を発見したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行う。処理部110は、探索処理において第2識別子を発見したとき、第2接続情報に基づいて第2内部アクセスポイントに通信接続を行う。
本実施形態によれば、処理部110は、第1識別子を発見したとき、第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したと判断して、第1内部アクセスポイントに通信接続できる。また、処理部110は、第2識別子を発見したとき、第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したと判断して、報知処理できる。
また本実施形態では、第1接続方式は、Wi-Fiダイレクトであり、第2接続方式は、Wi-Fiダイレクトとは異なる接続方式である。
仮接続にWi-Fiダイレクトを用いる第1端末装置と、仮接続にWi-Fiダイレクトとは異なる接続方式を用いる第2端末装置が混在し、電子機器が、Wi-Fiダイレクトとは異なる接続方式の第2内部アクセスポイントを起動していたとする。本実施形態によれば、このような場合であっても、第1端末装置に相当する端末装置100が、第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うので、ユーザーが手動切り替え等の対処を行うことができる。
なお、Wi-Fiダイレクトは、電子機器がソフトウェアAPを用いてアクセスポイントのように振る舞うことで、端末装置と電子機器の無線通信を行うWi-Fi通信の一種である。Wi-Fiダイレクトは、接続情報として、識別子であるSSIDと、暗号化キーであるパスワードとを用いる。第2接続方式は、一例としては、Wi-Fiダイレクトと同様にソフトウェアAPを用いたWi-Fi通信の一種であるが、パスワードを用いずにSSIDのみ用いる通信方式である。
また、以上の実施形態を、以下のようにプログラムとして実施することも可能である。即ち、プログラムは、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である電子機器200との無線接続を制御するプログラムである。プログラムは、電子機器200から第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行うこと、をコンピューターに実行させる。また、プログラムは、電子機器200から第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことと、をコンピューターに実行させる。図6においては、通信制御プログラム135が本プログラムに対応する。
また、上記プログラムは、コンピューターにより読み取り可能な媒体である非一時的な情報記憶媒体に格納できる。情報記憶媒体は、例えば光ディスク、メモリカード、HDD、或いは半導体メモリーなどにより実現できる。半導体メモリーは例えばROM又は不揮発性メモリーである。端末装置100の処理部110は、情報記憶媒体に格納されるプログラムとデータに基づいて本実施形態の種々の処理を行う。
以下、システム10の詳細な動作を説明する。図7は、本実施形態のシステム10における通信制御の処理フローである。
電子機器200の処理部210は、電子機器200の初回電源投入時においてデフォルト設定により第2内部アクセスポイントを起動する。第2内部アクセスポイントとして機能する無線通信部220は、SSID_Bを含むビーコン信号を送信する。SSID_Bは、第2識別子である。
端末装置100の処理部110は、第1接続方式の仮接続の手順を開始すると、SSID_AとSSID_Bを探索する。SSID_Aは、第1識別子である。無線通信部120は、SSID_Bを含むビーコン信号を受信する。処理部110は、SSID_Bの受信を確認したとき、報知処理を行う。
ユーザーは、報知を受けて、電子機器200に対して、手動で第2内部アクセスポイントから第1内部アクセスポイントへ切り替える操作を行う。電子機器200の処理部210は、第1内部アクセスポイントを起動する。第1内部アクセスポイントとして機能する無線通信部220は、SSID_Aを含むビーコン信号を送信する。
端末装置100の処理部110は、SSID_Aを再探索する。無線通信部120は、SSID_Aを含むビーコン信号を受信する。処理部110は、SSID_Aの受信を確認したとき、第1内部アクセスポイントとの仮接続の無線通信を確立する。処理部110は、仮接続の無線通信により外部アクセスポイント300のSSIDとパスワードを電子機器200に送信する。電子機器200の処理部210は、外部アクセスポイント300のSSIDとパスワードを受信したとき、仮接続を切断し、受信したSSIDとパスワードを用いて外部アクセスポイント300との本接続を確立する。
なお、端末装置100も同様に外部アクセスポイント300と無線通信接続している。電子機器200が外部アクセスポイント300に本接続した後は、端末装置100と電子機器200が外部アクセスポイント300を介して互いに通信可能であると共に、その各々が外部アクセスポイント300を介して外部ネットワークに接続可能になる。
図8は、上記図7の処理フローにおいて端末装置100の処理部110が行う処理のフローチャートである。
ステップS11において、処理部110は、SSID_Aの探索のループ処理を開始する。ステップS12において、処理部110は、SSID_Aを探索する。具体的には、処理部110は、電子機器200から受信されたビーコン信号にSSID_Aが含まれるか否かを探索する。ステップS13において、処理部110は、SSID_Bを探索する。具体的には、処理部110は、電子機器200から受信されたビーコン信号にSSID_Aが含まれるか否かを探索する。ステップS14において、処理部110は、SSID_Aを発見したか否か、SSID_Bを発見したか否か、及び探索がタイムアウトしたか否かを判定する。
SSID_Aが発見されず、SSID_Bが発見されず、且つ探索がタイムアウトしていない場合、処理部110はステップS12に戻りループを継続する。SSID_Aが発見された、SSID_Bが発見された、又は探索がタイムアウトした場合、ステップS25において、処理部110は探索のループ処理を終了する。
ステップS16において、処理部110は、ループ処理においてSSID_Aが発見されたか否かを判定する。SSID_Aが発見された場合、処理部110はステップS18に進む。SSID_Aが発見されなかった場合、ステップS17において、処理部110は第1内部アクセスポイントへの手動切り替えをユーザーに案内し、ステップS18に進む。
ループ処理においてSSID_Aが発見されなかった場合、SSID_Bが発見されたか、又は探索がタイムアウトしたか、のいずれかである。即ち、ループ処理においてSSID_Bが発見された場合には、タイムアウトまでユーザーが待たされることなく、手動切り替えがユーザーに案内される。このことは、ループ処理においてSSID_AとSSID_Bの両方が探索されることで、実現されている。
ステップS18において、処理部110は電子機器200の接続設定を行う。具体的には、処理部110はステップS11~S16と同様の処理を実行する。手動切り替えにより電子機器は第1内部アクセスポイントを起動しているので、ループ処理においてSSID_Aが発見される。処理部110は、SSID_Aを用いて仮接続を確立し、その仮接続を介して本接続のSSIDとパスワードを電子機器200に送信する。
以上に説明した本実施形態の端末装置は、電子機器との無線接続を行う無線通信部と、無線通信部の通信制御を行う処理部と、を含む。電子機器は、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である。処理部は、電子機器から第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行い、電子機器から第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行う。
本実施形態によれば、電子機器が第2内部アクセスポイントを起動している場合、即ち第1端末装置が仮接続に用いる第1接続方式と、電子機器が選択している第2接続方式とが異なる場合、ユーザーに対する報知処理が行われる。これにより、ユーザーがタイムアウトまで待つことなく、内部アクセスポイントを手動で切り替える等の対処を行うことが可能となり、ユーザー利便性が向上する。
また本実施形態では、報知処理は、電子機器の接続方式を第1接続方式へ変更することを促す処理であってもよい。
本実施形態によれば、ユーザーは、第1接続方式へ変更することを促す報知を受け取ることで、第1接続方式から第2接続方式に手動で切り替えることが可能となる。
また本実施形態では、処理部は、報知処理である第1報知処理を行った後、電子機器から受信した第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行ったとき、接続成功を報知する第2報知処理を行ってもよい。
本実施形態によれば、仮接続の接続成功がユーザーに報知されることで、ユーザーは、ユーザーの手動切り替え操作により内部アクセスポイントが正しく切り替わったこと、及び端末装置が電子機器と仮接続の無線通信を確立できたことを、知ることができる。
また本実施形態では、処理部は、第1内部アクセスポイントに通信接続を行った後、第1接続方式の無線通信により外部アクセスポイントの接続情報を電子機器に送信してもよい。
本実施形態によれば、第1接続方式の仮接続を介して端末装置から電子機器へ外部アクセスポイントの接続情報が送信される。これにより、その接続情報を用いて、電子機器が、外部アクセスポイントとの通信接続を確立できる。
また本実施形態では、処理部は、報知処理を行った後、電子機器から第1接続情報を受信したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行ってもよい。処理部は、第1内部アクセスポイントに通信接続を行った後、第1接続方式の無線通信により外部アクセスポイントの接続情報を電子機器に送信してもよい。
本実施形態によれば、電子機器の内部アクセスポイントが第1内部アクセスポイントに切り替えられた後に、端末装置が第1内部アクセスポイントに接続され、第1接続方式の仮接続を介して端末装置から電子機器へ外部アクセスポイントの接続情報が送信される。これにより、その接続情報を用いて、電子機器が、外部アクセスポイントとの通信接続を確立できる。
また本実施形態では、第1接続情報は、第1内部アクセスポイントの第1識別子を含んでもよい。第2接続情報は、第2内部アクセスポイントの第2識別子を含んでもよい。処理部は、第1識別子及び第2識別子の探索処理を行ってもよい。
本実施形態によれば、処理部は、第1識別子及び第2識別子を探索することで、電子機器において第1内部アクセスポイント又は第2内部アクセスポイントのいずれが起動されているかを、判断できる。これにより、電子機器において第2内部アクセスポイントが起動されていた場合に、処理部がユーザーに報知できる。
また本実施形態では、処理部は、探索処理において第1識別子を発見したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行ってもよい。処理部は、探索処理において第2識別子を発見したとき、報知処理を行ってもよい。
本実施形態によれば、処理部は、第1識別子を発見したとき、第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したと判断して、第1内部アクセスポイントに通信接続できる。また、処理部は、第2識別子を発見したとき、第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したと判断して、報知処理できる。
また本実施形態では、処理部は、探索処理において第2識別子を発見したとき、探索処理のタイムアウト前であっても報知処理を行ってもよい。
本実施形態によれば、電子機器において第2内部アクセスポイントが起動されていた場合に、探索処理がタイムアウトする前に処理部がユーザーに報知するので、ユーザーがタイムアウトまで待たされることがなく、ユーザー利便性が向上する。
また本実施形態では、報知処理は、第2接続情報が受信されたことを報知する処理であってもよい。
本実施形態によれば、ユーザーは、第2接続情報が受信されたことを示す報知を受け取ることで、第1接続方式から第2接続方式に手動で切り替えることが可能となる。
また本実施形態では、第1接続方式は、Wi-Fiダイレクトであってもよい。第2接続方式は、Wi-Fiダイレクトとは異なる接続方式であってもよい。
仮接続にWi-Fiダイレクトを用いる第1端末装置と、仮接続にWi-Fiダイレクトとは異なる接続方式を用いる第2端末装置が混在し、電子機器が、Wi-Fiダイレクトとは異なる接続方式の第2内部アクセスポイントを起動していたとする。本実施形態によれば、このような場合であっても、第1端末装置に相当する本実施形態の端末装置が、第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うので、ユーザーが手動切り替え等の対処を行うことができる。
また本実施形態のプログラムは、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である電子機器との無線接続を制御するプログラムである。プログラムは、電子機器から第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行うことと、電子機器から第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことと、をコンピューターに実行させる。
また本実施形態の通信制御方法は、第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である電子機器との無線接続を制御する通信制御方法である。通信制御方法は、電子機器から第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、第1接続情報に基づいて第1内部アクセスポイントに通信接続を行うことと、電子機器から第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことと、を含む。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本開示の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。また端末装置、電子機器、外部アクセスポイント及びシステム等の構成及び動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10…システム、100…端末装置、110…処理部、120…無線通信部、130…記憶部、135…通信制御プログラム、140…表示部、200…電子機器、210…処理部、220…無線通信部、230…記憶部、231…第1ソフトウェアAP、232…第2ソフトウェアAP、300…外部アクセスポイント
Claims (12)
- 電子機器との無線接続を行う無線通信部と、
前記無線通信部の通信制御を行う処理部と、
を含み、
前記電子機器は、
第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、前記第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能であり、
前記処理部は、
前記電子機器から前記第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行い、
前記電子機器から前記第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことを特徴とする端末装置。 - 請求項1に記載された端末装置において、
前記報知処理は、
前記電子機器の接続方式を前記第1接続方式へ変更することを促す処理であることを特徴とする端末装置。 - 請求項1又は2に記載された端末装置において、
前記処理部は、
前記報知処理である第1報知処理を行った後、前記電子機器から受信した前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行ったとき、接続成功を報知する第2報知処理を行うことを特徴とする端末装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載された端末装置において、
前記処理部は、
前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行った後、前記第1接続方式の無線通信により外部アクセスポイントの接続情報を前記電子機器に送信することを特徴とする端末装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載された端末装置において、
前記処理部は、
前記報知処理を行った後、前記電子機器から前記第1接続情報を受信したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行い、前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行った後、前記第1接続方式の無線通信により外部アクセスポイントの接続情報を前記電子機器に送信することを特徴とする端末装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載された端末装置において、
前記第1接続情報は、
前記第1内部アクセスポイントの第1識別子を含み、
前記第2接続情報は、
前記第2内部アクセスポイントの第2識別子を含み、
前記処理部は、
前記第1識別子及び前記第2識別子の探索処理を行うことを特徴とする端末装置。 - 請求項6に記載された端末装置において、
前記処理部は、
前記探索処理において前記第1識別子を発見したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行い、
前記探索処理において前記第2識別子を発見したとき、前記報知処理を行うことを特徴とする端末装置。 - 請求項6又は7に記載された端末装置において、
前記処理部は、
前記探索処理において前記第2識別子を発見したとき、前記探索処理のタイムアウト前であっても前記報知処理を行うことを特徴とする端末装置。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載された端末装置において、
前記報知処理は、
前記第2接続情報が受信されたことを報知する処理であることを特徴とする端末装置。 - 請求項1乃至9のいずれか一項に記載された端末装置において、
前記第1接続方式は、
Wi-Fiダイレクトであり、
前記第2接続方式は、
前記Wi-Fiダイレクトとは異なる接続方式であることを特徴とする端末装置。 - 第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、前記第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である電子機器との無線接続を制御するプログラムであって、
前記電子機器から前記第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行うことと、
前記電子機器から前記第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことと、
をコンピューターに実行させるプログラム。 - 第1接続方式の第1内部アクセスポイント、又は、前記第1接続方式とは異なる第2接続方式の第2内部アクセスポイントを起動可能である電子機器との無線接続を制御する通信制御方法であって、
前記電子機器から前記第1内部アクセスポイントの第1接続情報を受信したとき、前記第1接続情報に基づいて前記第1内部アクセスポイントに通信接続を行うことと、
前記電子機器から前記第2内部アクセスポイントの第2接続情報を受信したとき、報知処理を行うことと、
を含むことを特徴とする通信制御方法。
Priority Applications (3)
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2022
- 2022-06-20 CN CN202210696815.2A patent/CN115589587A/zh active Pending
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