JP6483065B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6483065B2 JP6483065B2 JP2016150824A JP2016150824A JP6483065B2 JP 6483065 B2 JP6483065 B2 JP 6483065B2 JP 2016150824 A JP2016150824 A JP 2016150824A JP 2016150824 A JP2016150824 A JP 2016150824A JP 6483065 B2 JP6483065 B2 JP 6483065B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- winning
- big hit
- gaming state
- determination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
特別入賞口(34a,41a)と、第1始動入賞口(29a)と、開閉部材(33b)の変位に応じて開放状態および閉成状態に変化する第2始動入賞口(33a)と、第1および第2始動入賞口(29a,33a)の何れかへの遊技球の入賞を契機として当り遊技状態を生起させるか否かの判定を行う当り判定手段(60a)と、前記当り判定手段(60a)による判定が当りの判定結果となったことを契機として前記特別入賞口(34a,41a)への遊技球の入賞が可能な当り遊技状態を生起させる当り生起手段(60a)と、前記当り判定手段(60a)による判定が当りの判定結果となる確率が通常遊技状態より高確率となる確率変動状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる確変生起手段(60a)と、前記通常遊技状態よりも前記第2始動入賞口に遊技球を入賞させ易い入賞容易状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる入賞容易生起手段(60a)と、図柄を変動表示可能な図柄表示部(17)とを備え、該図柄表示部(17)に表示される図柄によって前記当り判定手段(60a)による判定の結果を報知または示唆可能に構成された遊技機において、
前記特別入賞口(34a,41a)が1つまたは複数設けられて、少なくとも1つの前記特別入賞口(34a,41a)に入賞した遊技球が特定の入球領域(41d)に入球し得るよう構成され、
前記確変生起手段(60a)は、前記特定の入球領域(41d)に遊技球が入球したことを契機として前記確率変動状態を生起させ得るよう構成される一方、計数手段(60a)により計数される前記確率変動状態の生起回数が上限回数に達した場合には、前記特定の入球領域(41d)への遊技球の入球が発生しても前記確率変動状態を生起させないよう構成され、かつ前記確率変動状態において前記図柄の変動表示が所定回数実行されることで前記確率変動状態を終了させるよう構成され、
前記当り生起手段(60a)は、前記特定の入球領域(41d)への遊技球の入球が可能な第1の当り遊技状態を生起可能に構成されると共に、前記特定の入球領域(41d)への遊技球の入球が不可能または前記第1の当り遊技状態よりも困難な第2の当り遊技状態を生起可能に構成され、
前記入賞容易生起手段(60a)は、前記当り判定手段(60a)が前記通常遊技状態において行った判定に基づいて前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態および前記第2の当り遊技状態の何れを生起させる場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、前記確率変動状態の生起回数が上限回数に達したことで前記確変生起手段(60a)が当り遊技状態の終了後に前記確率変動状態を生起させない場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、
前記第1始動入賞口(29a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に、前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも高い確率で前記第2の当り遊技状態を生起させるよう構成されると共に、
前記第2始動入賞口(33a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段(60a)が前記第2の当り遊技状態を生起させないよう構成されるか、または、前記第1始動入賞口(29a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率が、前記第2始動入賞口(33a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも低い確率となるよう構成され、
前記特定の入球領域(41d)への遊技球の入球が可能な入球可能期間を生起させることを事前に報知する事前報知演出と、前記入球可能期間であることを報知する期間報知演出と、前記特定の入球領域(41d)に遊技球が入球して前記確率変動状態を生起させる条件が成立したことを報知する確定報知演出とを、前記第1の当り遊技状態において実行可能に構成されて、
前記確率変動状態中の前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記当り遊技状態で前記確率変動状態を生起させる条件が成立しなかった場合に当該当り遊技状態の終了後に生起させる特定の入賞容易状態の開始から終了までの期間を認識可能に構成され、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態では、他の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態とは異なる態様で、前記事前報知演出および前記期間報知演出を実行するよう構成されると共に、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合は、他の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合とは異なる態様で、前記確定報知演出を実行するよう構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、第1始動入賞口への入賞を契機として第1の当り遊技状態よりも第2の当り遊技状態の方が生起され易く構成する一方で、第2始動入賞口への入賞を契機として第2の当り遊技状態が生起されないまたは第1の当り遊技状態が第1始動入賞口への入賞を契機とする場合より生起され易い構成とすることにより、各当り遊技状態が生起される期待度を何れの始動入賞口に遊技球が入賞したかによって相違させることができ、第2始動入賞口に遊技球が入賞することの価値を高めることができる。また、特定の入球領域への入球を契機として確率変動状態が生起されるよう構成することで、特別入賞口に入賞した後の遊技球の挙動により興趣を高めることができる。更に、確率変動状態の生起回数に応じた制限条件が成立した場合に当該確率変動状態が生起されないよう構成することで、確率変動状態の生起回数が過剰となるのを防ぐことができる。ここで、入賞容易状態において生じた第2始動入賞口への入賞を契機として当り遊技状態を生起させる場合において、その入賞容易状態が、通常遊技状態から移行した第1の当り遊技状態の終了後に生起されたものである場合よりも、通常遊技状態から移行した第2の当り遊技状態の終了後に生起されたものである場合の方が、通常遊技状態に復帰するまでに多くの当り遊技状態が生起される可能性が高まる。すなわち、意外性のある新たな遊技性を提供することができる。
特別入賞口(34a,41a)と、第1始動入賞口(29a)と、開閉部材(33b)の変位に応じて開放状態および閉成状態に変化する第2始動入賞口(33a)と、第1および第2始動入賞口(29a,33a)の何れかへの遊技球の入賞を契機として当り遊技状態を生起させるか否かの判定を行う当り判定手段(60a)と、前記当り判定手段(60a)による判定が当りの判定結果となったことを契機として前記特別入賞口(34a,41a)への遊技球の入賞が可能な当り遊技状態を生起させる当り生起手段(60a)と、前記当り判定手段(60a)による判定が当りの判定結果となる確率が通常遊技状態より高確率となる確率変動状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる確変生起手段(60a)と、前記通常遊技状態よりも前記第2始動入賞口に遊技球を入賞させ易い入賞容易状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる入賞容易生起手段(60a)とを備えた遊技機において、
前記特別入賞口(34a,41a)が1つまたは複数設けられて、少なくとも1つの前記特別入賞口(34a,41a)に入賞した遊技球が特定の入球領域(41d)に入球し得るよう構成され、
前記確変生起手段(60a)は、前記特定の入球領域(41d)に遊技球が入球したことを契機として前記確率変動状態を生起させ得るよう構成される一方、前記確率変動状態の生起回数に応じた制限条件が成立した場合に前記確率変動状態を生起させないよう構成され、
前記当り生起手段(60a)は、前記特定の入球領域(41d)への遊技球の入球が可能な第1の当り遊技状態を生起可能に構成されると共に、前記特定の入球領域(41d)への遊技球の入球が不可能または前記第1の当り遊技状態よりも困難な第2の当り遊技状態を生起可能に構成され、
前記入賞容易生起手段(60a)は、前記当り判定手段(60a)が前記通常遊技状態において行った判定に基づいて前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態および前記第2の当り遊技状態の何れを生起させる場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、前記制限条件が成立したことで前記確変生起手段(60a)が当り遊技状態の終了後に前記確率変動状態を生起させない場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、
前記第1始動入賞口(29a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に、前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも高い確率で前記第2の当り遊技状態を生起させるよう構成されると共に、
前記第2始動入賞口(33a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段(60a)が前記第2の当り遊技状態を生起させないよう構成されるか、または、前記第1始動入賞口(29a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率が、前記第2始動入賞口(33a)への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段(60a)の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段(60a)が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも低い確率となるよう構成され、
前記特定の入球領域(41d)への遊技球の入球が可能な入球可能期間を生起させることを事前に報知する事前報知演出と、前記入球可能期間であることを報知する期間報知演出と、前記特定の入球領域(41d)に遊技球が入球して前記確率変動状態を生起させる条件が成立したことを報知する確定報知演出とを、前記第1の当り遊技状態において実行可能に構成されて、
前記確率変動状態中の前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記当り遊技状態で前記確率変動状態を生起させる条件が成立しなかった場合に当該当り遊技状態の終了後に生起させる特定の入賞容易状態の開始から終了までの期間を認識可能に構成され、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態では、他の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態とは異なる態様で、前記事前報知演出および前記期間報知演出を実行するよう構成されると共に、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合は、他の入賞容易状態での前記当り判定手段(60a)の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合とは異なる態様で、前記確定報知演出を実行するよう構成され、
演出を実行可能な演出実行手段(17,18,19)と、
前記演出実行手段(17,18,19)に演出を実行させる演出制御手段(65a)とを備え、
前記演出制御手段(65a)は、前記演出実行手段(17,18,19)が実行する演出の傾向が異なる複数種類の演出モードを決定可能に構成されると共に、前記第1の当り遊技状態において前記特定の入球領域(41d)に遊技球が入球した場合と入球しなかった場合とで異なる前記演出モードを決定するよう構成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、第1始動入賞口への入賞を契機として第1の当り遊技状態よりも第2の当り遊技状態の方が生起され易く構成する一方で、第2始動入賞口への入賞を契機として第2の当り遊技状態が生起されないまたは第1の当り遊技状態が第1始動入賞口への入賞を契機とする場合より生起され易い構成とすることにより、各当り遊技状態が生起される期待度を何れの始動入賞口に遊技球が入賞したかによって相違させることができ、第2始動入賞口に遊技球が入賞することの価値を高めることができる。また、特定の入球領域への入球を契機として確率変動状態が生起されるよう構成することで、特別入賞口に入賞した後の遊技球の挙動により興趣を高めることができる。更に、確率変動状態の生起回数に応じた制限条件が成立した場合に当該確率変動状態が生起されないよう構成することで、確率変動状態の生起回数が過剰となるのを防ぐことができる。ここで、入賞容易状態において生じた第2始動入賞口への入賞を契機として当り遊技状態を生起させる場合において、その入賞容易状態が、通常遊技状態から移行した第1の当り遊技状態の終了後に生起されたものである場合よりも、通常遊技状態から移行した第2の当り遊技状態の終了後に生起されたものである場合の方が、通常遊技状態に復帰するまでに多くの当り遊技状態が生起される可能性が高まる。すなわち、意外性のある新たな遊技性を提供することができる。
また、第1の遊技状態において特定の入球領域に遊技球が入球した場合と入球しなかった場合とで異なる演出モードを決定することで、該第1の遊技状態において特定の入球領域に遊技球が入球したか否かを報知または示唆し得る。
実施例1に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤20には、表示演出を行う演出実行手段としての表示装置(図柄表示部)17が配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明板13aで前後に開口する窓口13bを覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例1では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板部材であって、該遊技盤20の前面には、図2(a)に示す如く、略円形状に湾曲形成した案内レール23が配設されており、球発射装置から発射されたパチンコ球が案内レール23により画成される遊技領域24を流下するようになっている。また、遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が適宜位置に開設されており、各装着口に対して各種の遊技部品が前側から取り付けられると共に、遊技領域24の最下部位置には、該遊技領域24に打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口25が開設されている。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に取り付けられる各種遊技部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。なお、遊技盤20は、木材板の表面に各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート等を貼付けて装飾したものであってもよい。
前記枠状装飾体26は、前記遊技盤20の前面より前方に突出して遊技領域24と表示装置17の表示部17aを区切る庇状部36と、該庇状部36の後縁から外方に延出する薄板状の台板部37とを備えている(図2(a)参照)。枠状装飾体26は、台板部37を遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部37をネジ等の固定手段で遊技盤20に固定され、該枠状装飾体26の外側、具体的には庇状部36と案内レール23との間にパチンコ球が流下する遊技領域24(第1および第2流下経路24a,24b)が画成されるようになっている。なお、枠状装飾体26を遊技盤20に取り付けた状態で、庇状部36の後端縁から外方に延出する台板部37が遊技盤20の前面に沿って延在して、該台板部37の前側をパチンコ球が通り得るようになっている。
前記遊技盤20に配設された前記始動入賞部29の第1始動入賞口29aは、遊技領域24内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされ、該第1始動入賞口29aは、前記遊技領域24を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成される。また始動入賞部29は、前記第1始動入賞口29aに入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての第1始動入賞検出センサ54を備えている。第1始動入賞検出センサ54は主制御基板60と電気的に接続されており(図3参照)、該第1始動入賞検出センサ54によるパチンコ球の検出(第1の始動条件の成立)を契機として所定数(実施例1では4個)の賞球が払い出されるようになっている。ここで、主制御基板60(主制御CPU60a)は、第1始動入賞検出センサ54によるパチンコ球の検出を契機として、大当り状態(当り遊技状態)を生起させるか否かの特図当り判定(大当り抽選、大当り判定)を行うよう構成されている。そして、前記表示装置17の表示部17aでは、第1始動入賞検出センサ54によるパチンコ球の検出を契機として、特図当り判定の結果を示す図柄変動演出(演出用の図柄としての飾図の変動表示を含む表示演出)が行われるようになっている。
前記始動入賞装置33の第2始動入賞口33aは、開閉部材33bによって開閉するよう構成されており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド56(図3参照)の駆動に伴って開閉部材33bが第2始動入賞口33aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、第2始動入賞口33aは、始動入賞ソレノイド56を駆動することによる開閉部材33bの変位に応じて開放状態および閉成状態に変化することで、パチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成されている。具体的に、第2始動入賞口33aが開放状態の場合は、当該第2始動入賞口33aへのパチンコ球の入賞が第1始動入賞口29aよりも容易となり、第2始動入賞口33aが閉成状態の場合は、当該第2始動入賞口33aへのパチンコ球の入賞が不可能または困難となる。
前記第1特別入賞装置(特別入賞部)34は、大当り抽選の結果として大当りが発生した場合に第1特別入賞口(特別入賞口)34aを開閉する第1開閉部材(開閉部材)34bを備えている。第1開閉部材34bは、駆動手段としての第1特別入賞ソレノイド57(図3参照)に連繋されて、該第1特別入賞ソレノイド57を駆動することで、第1開閉部材34bが第1特別入賞口34aへのパチンコ球の入賞を阻止する閉鎖位置と該第1特別入賞口34aへのパチンコ球の入賞を許容する開放位置との間を移動するよう構成される。また第1特別入賞装置34には、前記第1特別入賞口34aに入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての第1特別入賞検出センサ58が配設されている。第1特別入賞検出センサ58は、前記主制御基板60と電気的に接続されており(図3参照)、第1特別入賞検出センサ58がパチンコ球を検出すると、検出信号を主制御基板60(主制御CPU60a)に出力し、該主制御基板60の制御下に予め設定された数(実施例1では10個)の賞球が払い出されるようになっている。なお、第1特別入賞装置34は、第1開閉部材34bにより第1特別入賞口34aを常には閉鎖する(入賞不能状態とする)よう構成され、後述する大当り状態(当り遊技状態)の発生に伴って第1特別入賞口34aを開放する(入賞可能状態とする)よう構成されている。すなわち、第1特別入賞装置34は、大当り状態で開放可能な入賞装置として機能する。
前記第2特別入賞装置(特別入賞部)41は、大当り抽選の結果として大当りが発生した場合に第2特別入賞口(特別入賞口)41aを開閉する第2開閉部材(開閉部材)41bを備えている。第2開閉部材41bは、駆動手段としての第2特別入賞ソレノイド42(図3参照)に連繋されて、該第2特別入賞ソレノイド42を駆動することで、第2開閉部材41bが第2特別入賞口41aへのパチンコ球の入賞を阻止する閉鎖位置と該第2特別入賞口41aへのパチンコ球の入賞を許容する開放位置との間を移動するよう構成される。具体的に、前記第2特別入賞口41aは、前記枠状装飾体26の右側方に開口するよう形成されると共に、前記第2開閉部材41bは、前後方向に延在する支軸を介して第2特別入賞口41aの開口下縁部側に揺動可能に軸支されており、第2特別入賞ソレノイド42の駆動に伴って、第2特別入賞口41aを閉鎖してパチンコ球の入賞を阻止する閉位置と、第2特別入賞口41aを開放してパチンコ球の入賞を許容する開位置とに揺動変位し得るようになっている。なお、第2特別入賞装置41は、第2開閉部材41bにより第2特別入賞口41aを常には閉鎖する(入賞不能状態とする)よう構成され、後述する大当り状態(当り遊技状態)の発生に伴って第2特別入賞口41aを開放する(入賞可能状態とする)よう構成されている。すなわち、第2特別入賞装置41は、大当り状態で開放可能な入賞装置として機能する。なお、実施例1では、大当り状態中の所定のタイミング(後述する特定ラウンドとして定められた規定回数目のラウンド遊技)で第2特別入賞口41aを開放する(入賞可能状態とする)よう構成されている。
前記球通過ゲート31は、該球通過ゲート31のゲート口を通過するパチンコ球を検出する球通過検出センサ72が設けられている。この球通過検出センサ72は、前記主制御基板60と電気的に接続されており(図3参照)、該球通過検出センサ72から主制御基板60(主制御CPU60a)への球検出信号の入力(すなわち球通過検出センサ72のパチンコ球の検出)に伴って各種情報(後述する普図当り判定用乱数)が取得され、この取得した情報に基づいて後述する普図当り判定(普図当り抽選)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果に応じて前記始動入賞装置33の始動入賞ソレノイド56が駆動制御されて開閉部材33bが開閉動作するようになっている。
前記サイド飾り部材30には、図2(a)に示す如く、2つの普通入賞口30aが設けられている。これに対し、前記普通入賞部材32には、前記球通過ゲート31の下方に1つの普通入賞口32aが設けられている。普通入賞口30a,32aは、前記遊技領域24内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされ、遊技領域24を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成されている。パチンコ機10は、普通入賞口30a,32aに入賞したパチンコ球を検出する普通入賞検出手段としての普通入賞検出センサ59を備えている。普通入賞検出センサ59は、前記主制御基板60と電気的に接続されており(図3参照)、普通入賞検出センサ59がパチンコ球を検出すると、検出信号を主制御基板60(主制御CPU60a)に出力し、該主制御基板60の制御下に予め設定された数(実施例1では10個)の賞球が払い出されるようになっている。なお、普通入賞検出センサ59は、普通入賞口30aに入賞したパチンコ球を検出するものと、普通入賞口32aに入賞したパチンコ球を検出するものとの2つがパチンコ機10に設けられているが、図3では1つのみ図示している。
図2(a)の下側に拡大図で示すように、前記遊技盤20には、前記主制御基板60(主制御CPU60a)により表示内容が制御される表示部として、前記第1および第2始動入賞口29a,33aへの入賞を契機として作動する第1および第2特図表示部61A,61Bが設けられている。第1および第2特図表示部61A,61Bは、前記主制御基板60と電気的に接続されており、該主制御基板60(主制御CPU60a)により表示内容が制御されるようになっている。ここで、第1特図表示部61Aは、前記第1始動入賞口29aへの入賞(第1始動入賞検出センサ54の検出)を契機として特別図柄(以下、特図という)の変動表示(以下、特図変動表示という場合がある)を開始した後に、最終的に複数種類の特別図柄の内の1つを大当り抽選(特図当り判定)の結果を示す特図として停止表示するよう構成されている。また、第2特図表示部61Bは、第2始動入賞口33aへの入賞(第2始動入賞検出センサ55の検出)を契機として特図の変動表示(以下、特図変動表示という場合がある)を開始した後に、最終的に複数種類の特別図柄の内の1つを大当り抽選(特図当り判定)の結果を示す特図として停止表示するよう構成されている。すなわち、特図表示部61A,61Bは、停止表示する特図によって大当り状態が生起されるか否かを報知する表示部として設けられている。なお、特図表示部61A,61Bは、何れも遊技領域24外の位置に配設されている。
実施例1のパチンコ機10は、前記第1始動入賞口29aにパチンコ球が入賞した際(第1の始動条件が成立した際)に取得される入賞情報(各種乱数情報)が記憶手段(実施例1では、主制御RAM60c)に第1特図始動保留情報(第1始動保留球)として記憶されるようになっている。同様に、前記第2始動入賞口33aにパチンコ球が入賞した際(第2の始動条件が成立した際)に取得される情報(各種乱数情報)は、記憶手段(実施例1では、主制御RAM60c)に第2特図始動保留情報(第2始動保留球)として記憶されるようになっている。そして、前記遊技盤20には、第1特図始動保留情報の保留数を表示する第1特図保留表示部62Aおよび第2特図始動保留情報の保留数を表示する第2特図保留表示部62Bが設けられている(図2(a)の拡大図を参照)。すなわち、前記第1および第2特図保留表示部62A,62Bの表示内容によって、保留されている第1特図変動表示および第2特図変動表示の回数(図柄変動演出の回数)が報知される。第1および第2特図保留表示部62A,62Bは、前記主制御基板60と電気的に接続されており(図3参照)、該主制御基板60(主制御CPU60a)により表示内容が制御されるようになっている。
前記遊技盤20には、前記球通過検出センサ72のパチンコ球の検出を契機として作動する普図表示部73が設けられている(図2(a)の拡大図を参照)。普図表示部73は、前記主制御基板60と電気的に接続されており(図3参照)、該主制御基板60(主制御CPU60a)により表示内容が制御されるようになっている。この普図表示部73では、球通過検出センサ72のパチンコ球の検出(球通過ゲート31のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普通図柄(以下、「普図」と示す場合がある)を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われる。そして、普図表示部73の最終的な表示結果から普図当りまたははずれを認識できるようになっている。
また、前記遊技盤20には、図2(a)に示すように、前記球通過ゲート31をパチンコ球が通過した際に取得される情報(後述する各種乱数情報)が機内部の記憶手段(主制御RAM60c)で始動保留情報として記憶された際に、該普図保留情報の保留数を表示する普図保留表示部74が配設されており、該普図保留表示部74の表示内容によって保留されている普図の変動回数が報知される。前記普図保留表示部74で表示される普図始動保留記憶数は、球通過ゲート31をパチンコ球が通過すると1加算され、普図変動表示が開始されることにより1減算される。なお、普図始動保留記憶数には所定の上限数(実施例1では「4」)が設定されており、該上限数まで普図始動保留記憶数を加算し得るよう設定されている。普図保留表示部74は、前記主制御基板60と電気的に接続されており、該主制御基板60(主制御CPU60a)により表示内容が制御されるようになっている。
実施例1のパチンコ機10では、特図当り判定に当選した場合に、後述する複数種類の大当り状態の中から1つの大当り状態が決定される。ここで、前記遊技盤20には、当選した大当り状態を構成するラウンド遊技の合計回数を報知するラウンド表示部63(図2(a)の拡大図を参照)が設けられている。実施例1では、大当り状態を構成するラウンド遊技の合計回数として「16回」および「10回」(2種類)が設定されており、該ラウンド表示部63を点灯する場合に各合計回数に合わせた2種類の点灯状態で点灯することで、16回のラウンド遊技からなる大当り状態が生起されることおよび10回のラウンド遊技からなる大当り状態が生起されることを識別可能に報知するようになっている。このラウンド表示部63は、前記主制御基板60と電気的に接続されて(図3参照)、該主制御基板60(主制御CPU60a)により表示内容が制御されるよう構成されている。具体的に、ラウンド表示部63は、大当り状態の開始タイミングで消灯状態から点灯状態へと変化し、大当り状態の終了タイミングで消灯状態へと変化するよう主制御基板60(主制御CPU60a)に制御される。すなわち、ラウンド表示部63は、大当り状態におけるラウンド遊技の合計回数を報知するのと同時に、大当り状態が生起される期間中であることを報知するようになっている。
図2(a)の拡大図に示すように、前記遊技盤20には、前記第2流下経路24bへパチンコ球を打ち出す右打ち遊技が予定された右打ち遊技状態であることを特定可能に表示する右打ち表示部64が配設されている。ここで、右打ち遊技状態では、第2流下経路24bへパチンコ球を打ち出して遊技を行うことで、第1流下経路24aへパチンコ球を打ち出して遊技を行う場合と比べて、多くの利益(例えば球通過ゲート31へのパチンコ球の入球(通過)や、第2始動入賞口33aへのパチンコ球の入賞や、特別入賞口34a,41aへのパチンコ球の入賞)を遊技者が獲得可能となる。実施例1では、第2流下経路24bに設けられた第1特別入賞口34aや第2特別入賞口41aにパチンコ球を入球させることが可能な大当り状態や、第2流下経路24bに設けられた第2始動入賞口33aにパチンコ球を入球させることが容易な変短状態(後述)が、右打ち遊技状態に該当している。
実施例1のパチンコ機10は、図柄(飾図)を変動表示可能な前記表示装置17を備えており、この表示装置17の表示部17aに表示される図柄(飾図)によって特図当り判定の結果を報知または示唆可能に構成されている。なお、表示装置17では、図柄変動演出の他に、各遊技状態に適した遊技形態(右打ちや左打ちの打出し態様)を報知するための遊技情報(右打ち報知表示)を表示したり、遊技者に有利な遊技状態(後述する確変状態)が生起される条件(生起条件)が成立したことを報知するための遊技情報(確定報知演出)や、該生起条件を成立させ得ることを報知するための遊技情報(期間報知演出)や、該生起条件を成立させ易い状態となることを事前報知するための遊技情報(事前報知演出)を表示したりすることがあるが、これらの遊技情報の報知については後述する。
前記表示装置17には、図2(a)に示すように、飾図(図柄)を変動表示可能な左図柄列66a,中図柄列66b,右図柄列66cの3列の図柄列が左右横並び状に設定されており、前記第1始動入賞口29aまたは第2始動入賞口33aへの入賞を契機として、各図柄列66a,66b,66cの飾図が変動開始されるようになっている。実施例1の表示装置17には、図柄変動演出の結果として1つの飾図を停止表示可能な有効停止位置68が設定されており、図柄変動演出により、各図柄列66a,66b,66cの有効停止位置68を組み合わせた停止図柄有効ライン69に確定停止表示される飾図の図柄組み合わせを導出するようになっている。すなわち、実施例1の表示装置17には、1つの停止図柄有効ライン69が設定されている。
実施例1のパチンコ機10は、大当り状態の終了後に遊技者に有利な遊技状態として第1特典遊技状態(確率変動状態)を生起する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態は、前記特別入賞口34a,41aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が生起されていない状態に比べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、特図当り確率(特図当り判定が当りの判定結果となる確率)を当該第1特典遊技状態が生起されていない状態での特図当り確率(低確率)よりも高確率に設定することにより、特別入賞口34a,41aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態(確率変動状態)を、便宜的に「確変状態」という場合もある。
実施例1のパチンコ機10は、大当り状態の終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態を生起する機能を備えている。ここで、第2特典遊技状態は、当該第2特典遊技状態が生起されていない状態と比べて第2始動入賞口33aにパチンコ球を入賞させ易い入賞容易状態である。すなわち、第2特典遊技状態(入賞容易状態)は、当該第2特典遊技状態が生起されていない状態と比べて第2始動入賞口33aへのパチンコ球の入賞契機が増加する入賞率向上状態である。なお、この第2特典遊技状態(入賞容易状態)が生起された場合には、第1始動入賞口29aよりも第2始動入賞口33aにパチンコ球を入賞させ易い状態となる。
次に、実施例1のパチンコ機10で生起される大当り状態について説明する。大当り状態は、特図変動表示の結果として第1特図表示部61Aまたは第2特図表示部61Bに大当り図柄が確定停止表示された後に開始されるよう設定されており、当選した大当り状態(大当り図柄)の種類に応じて、第1特別入賞装置34の第1開閉部材34bまたは第2特別入賞装置41の第2開閉部材41bが開閉動作される。実施例1では、図4に示すように、第1開閉部材34bまたは第2開閉部材41bを合わせて1回または複数回開放するラウンド遊技を規定ラウンド数(実施例1では16回または10回)だけ実行した後に、大当り状態が終了するようになっている。1回のラウンド遊技は、特別入賞口34a,41aに規定入賞数(実施例1では、5個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定のラウンド時間(実施例1では、27000msおよび40ms)が経過することで終了する(ラウンド終了条件が成立する)よう設定されている。なお、大当り状態では、1回目のラウンド遊技を開始する前にオープニング演出時間が設定されると共に、最後のラウンド遊技の終了後にエンディング演出時間が設定される。また、大当り状態における各ラウンド遊技の終了からの開閉部材34b,41bが閉鎖状態で保持される待機時間として、インターバル時間(図5にINTで示している)が設定される。更に、特定ラウンドのラウンド時間の一部として、第2開閉部材41bが閉鎖状態で保持されるラウンド内待機時間(図5にstbで示している)が設定される。なお、実施例1では、大当り状態の種類に関わらず全てのインターバル時間が一定(実施例1では、2000ms)に設定されていると共に、ラウンド内待機時間が各インターバル時間と同じ時間(2000ms)に設定されている。これに対し、インターバル時間を複数種類の時間から適宜決定するようにしてもよい。また、ラウンド内待機時間をインターバル時間と異なる時間としてもよい。
図4に示すように、図柄A,aに分類される大当り図柄(特図)に対応する第1の大当り状態は、当該第1の大当り状態が決定された時点の遊技状態(確変状態および変短状態)に関わりなく、開閉部材34b,41bを予め定められた態様で動作させて特別入賞口34a,41aを開放するようになっている。具体的に、第1の大当り状態は、ラウンド遊技の合計回数が「16回」に設定された大当り状態であって、各ラウンド遊技の規定入賞数が「5個」に設定されている。また、第1の大当り状態では、全てのラウンド遊技でのラウンド時間として27000msが設定されている。そして、1回目から9回目までのラウンド遊技、および11回目から16回目までのラウンド遊技では、第1特別入賞ソレノイド57を27000msの開放時間(ラウンド時間と同じ時間)に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第1特別入賞装置34の第1開閉部材34bを第1長時間開放動作させて、第1特別入賞口34aを長時間に亘って開放させるよう設定されている。また、10回目のラウンド遊技では、第2特別入賞ソレノイド42を先ず40msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第2特別入賞装置41の第2開閉部材41bを短時間開放動作させた後、2000msのラウンド内待機時間の経過時点から26960msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第2開閉部材41bを第2長時間開放動作させて、第2特別入賞口41aを長時間に亘って開放させるよう設定されている。従って、第1の大当り状態の結果として払い出され得る実質最大賞球数は、16(ラウンド遊技の回数)×5(ラウンド遊技の規定入賞数)×10(1回の入賞に対する賞球数)=800個となる(図4参照)。
図4に示すように、図柄Bに分類される大当り図柄(特図)に対応する第2の大当り状態は、当該第2の大当り状態が決定された時点の遊技状態(確変状態および変短状態)に関わりなく、開閉部材34b,41bを予め定められた態様で動作させて特別入賞口34a,41aを開放するようになっている。具体的に、第2の大当り状態は、ラウンド遊技の合計回数が「10回」に設定された大当り状態であって、各ラウンド遊技の規定入賞数が「5個」に設定されている。また、第2の大当り状態では、1回目から9回目のラウンド遊技でのラウンド時間として27000msが設定されている。一方で、10回目のラウンド遊技のラウンド時間は、第1の大当り状態の特定ラウンドよりも大幅に短い40msに設定されている。
実施例1では、通常遊技状態において遊技者が遊技状態に合った遊技形態で遊技を行う(すなわち、遊技者が「左打ち」を行う)ことでパチンコ球を第1始動入賞口29aに入賞させることが可能となり、該第1始動入賞口29aへのパチンコ球の入賞を契機として行われる特図当り判定が当りの判定結果となった場合に、第1の大当り状態および第2の大当り状態のうち何れが生起される場合にも、その大当り状態の終了後に変短回数が100回の変短状態が生起され得るようになっている。また、変短状態において遊技者が遊技状態に合った遊技形態で遊技を行う(すなわち、遊技者が「右打ち」を行う)ことでパチンコ球を第2始動入賞口33aに入賞させることが可能となり、該第2始動入賞口33aへのパチンコ球の入賞を契機として行われる特図当り判定が当りの判定結果となった場合に、第1の大当り状態が生起されるようになっている。すなわち、主制御CPU60aが通常遊技状態において行った特図当り判定に基づいて第1の大当り状態および第2の大当り状態の何れを生起させる場合にも変短状態が生起されることから、通常遊技状態での特図当り判定の結果として第2の大当り状態が生起された場合であっても、その後の変短状態(非確変状態・変短状態)において第1の大当り状態が生起されることを充分に期待することができる。
図2(a)および図9に示すように、遊技盤20には、遊技状態(右打ち遊技状態および左打ち遊技状態)に適した遊技形態(打出し態様)に関する情報(遊技情報)を出力する情報出力手段として、遊技形態報知部100が設けられている。遊技形態報知部100は、パチンコ機10の裏側に配設された演出制御基板65(演出制御基板65に備えられる演出制御CPU65a)により制御されるよう構成されている。
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。
前記主制御基板60は、図3に示す如く、制御処理を実行する主制御CPU60a、該主制御CPU60aが実行する制御プログラムを記憶する主制御ROM60b、当該主制御CPU60aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能な主制御RAM60c等が備えられている。そして、主制御CPU60aは、パチンコ球を検出する各種の入球検出センサ(第1始動入賞検出センサ54、第2始動入賞検出センサ55、第1特別入賞検出センサ58、第2特別入賞検出センサ43、特定領域入球検出センサ44、球通過検出センサ72および普通入賞検出センサ59)と電気的に接続されて、各入球検出センサ54,55,58,43,44,72,59の検出状態を判定し得るよう構成されている。また、主制御CPU60aは、各種の遊技情報を表示するための表示部(第1特図表示部61A、第2特図表示部61B、第1特図保留表示部62A、第2特図保留表示部62B、普図表示部73、普図保留表示部74、ラウンド表示部63および右打ち表示部64)と電気的に接続されて、入球検出センサ54,55,44,72の検出を契機として対応する表示部61A,61B,62A,62B,73,74,63,64を点灯および消灯制御し得るよう構成されている。更に、主制御CPU60aは、駆動手段としての始動入賞ソレノイド56、第1特別入賞ソレノイド57、第2特別入賞ソレノイド42および切替えソレノイド45と電気的に接続されて、各駆動手段56,57,42,45を駆動制御する(励磁状態とする)ことで、可変部材である開閉部材33b,34b,41bや案内体41eを開閉作動するよう構成されている。
前記演出制御基板65には、演出実行手段17,18,19に演出を実行させる演出制御CPU(演出制御手段)65aが備えられている。該演出制御CPU65aには、図3に示す如く、演出制御ROM65bおよび演出制御RAM65cが接続されている。また、演出制御CPU65aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM65cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。また、演出制御ROM65bには、演出実行手段17,18,19や遊技形態報知部100を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU65aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行するようになっている。
演出制御CPU65aは、表示装置17での表示演出の演出傾向が異なる演出モードとして、図柄演出モードおよび当り演出モードを決定可能に構成されている。なお、各演出モードにおいて固有の演出を実行可能とするか、または所定の演出についての実行確率を演出モードの違いに応じて異ならせることで、「演出傾向が異なる」ように構成されている。表示装置17での表示演出について「演出傾向が異なる」とは、例えば、図柄変動演出の複数種類の演出パターンのうちで決定され得る演出パターンの一部が異なったり、当該演出パターンを決定する確率が異なったり、大当り状態が生起されるか否かを示唆または報知するための所定の予告演出を表示するか否か、または表示する確率が異なったり、または、背景画像として表示する内容が異なることを意味している。ここで、各演出モードでは、少なくとも背景画像が相互に異ならせてある。また、各演出モードにおいて表示演出の演出傾向が異なるのに対応して、ランプ装置18およびスピーカ19が実行する発光演出および音出力演出の演出傾向も異なるよう設定されている。ここで、図柄演出モードでは、始動入賞口29a,33aへの入賞を契機として表示装置17に図柄(飾図)を変動表示または停止表示したり、該入賞が生じない場合にはデモ演出を表示したりするようになっている。演出制御CPU65aは、図柄変動演出の演出傾向が異なる複数の図柄演出モードとして、確変状態および変短状態が何れも付与されていない遊技状態(非確変・非変短状態、すなわち通常遊技状態)であることを判別可能な態様で図柄変動演出を行う通常モードと、確変状態が付与されている遊技状態(確変・変短状態)であることを判別可能な態様で図柄変動演出を行う確変モードと、確変状態が付与されておらず変短状態が付与されている遊技状態(非確変・変短状態)であることを判別可能な態様で図柄変動演出を行う変短モードとを設定可能とされている。なお、図柄演出モードの種類はこれらに限定されるものではない。
演出制御CPU65aは、左打ちの遊技形態が適した遊技状態(非変短状態)を報知する場合には、図9(b)に示すように、前記切替報知部101に「左打ち」の文字を表示して報知すると共に前記左打ち報知部102で報知する(左打ち報知態様とする)よう遊技形態報知部100を制御するよう構成される。また、演出制御CPU65aは、右打ちの遊技形態が適した遊技状態(変短状態および大当り状態)を報知する場合には、図9(c)および図9(d)に示すように、切替報知部101に「右打ち」の文字を表示することなく右打ち報知部103に右向きの矢印を点灯して報知する(第1の右打ち報知態様とする)か、或いは切替報知部101に「右打ち」の文字を表示して報知すると共に右打ち報知部103に右向きの矢印を点灯して報知する(第2の右打ち報知態様とする)よう、当該遊技形態報知部100を制御するよう構成される。
演出制御CPU65a(表示制御CPU70a)は、図10に示すように、遊技状態に適したパチンコ球の打出し態様(遊技形態)を遊技者に報知する報知表示を表示装置17に表示し得るよう構成されている。すなわち、表示装置17に表示される報知表示に基づいて遊技者が操作ハンドル16を操作することで、パチンコ機10の制御条件に応じて左打ちの打出し態様および右打ちの打出し態様の内で適した打出し態様を選択し得るよう構成されている。ここで、表示装置17に表示可能な報知表示として、左打ちの打出し態様を報知する複数の左打ち報知表示(図10(e)および図10(f)参照)と、右打ちの打出し態様を報知する複数の右打ち報知表示(図10(a)、図10(b)、図10(c)および図10(d)における表示部17aの右上部に表示される内容)とが設定されており、パチンコ機10の制御条件に応じて何れかの報知表示を演出制御CPU65aが決定して表示装置17に表示させるよう構成されている。
演出制御CPU65aは、確変状態に関する情報として、確変状態の生起条件(すなわち、パチンコ球が特定入球通路41dに入球すること)を成立させ得る状態であることを報知するための期間報知演出を表示装置17に表示させ得るよう構成されている。具体的に、演出制御CPU65aは、図10(b)および図10(d)に示すように、期間報知演出として「Vチャレンジタイム」という文字情報を表示装置17に表示させ得るようになっている。なお、「V」とは、特定入球通路41d(特定の入球領域)を示している。すなわち、大当り状態において特定入球通路41dへのパチンコ球の入球が容易な第1期間(有利な特定ラウンド)において「Vチャレンジタイム」という文字情報を表示装置17に表示することで、パチンコ球を特定入球通路41dへ入球させることが可能な期間を報知するようになっている。実施例1では、第1の大当り状態における10回目のラウンド遊技(特定ラウンド)が第1期間となっているから、この特定ラウンドにおいて表示装置17に期間報知演出を表示する(図11参照)。一方で、特定入球通路41dへのパチンコ球の入球が見込めない第2期間(不利な第2の大当り状態の特定ラウンド)では、表示装置17に期間報知演出を表示しないようにしている。ここで、演出制御CPU65aは、第1の大当り状態において期間報知演出を10回目のラウンド遊技の開始時点で表示し、該ラウンド遊技の終了時点または特定領域入球検出センサ44がパチンコ球を検出した時点で当該期間報知演出を終了するよう表示装置17の表示制御を行う(図11参照)。但し、実施例1では、主制御CPU60aが有するリミットカウンタの計数値が生起回数の上限回数に対応する「9」となった状態(当該大当り状態の終了後に確変状態が生起されない場合)では、演出開始タイミングより前の時点で(例えば大当り状態の開始時点で)演出禁止コマンドが主制御CPU60aから演出制御CPU65aに出力されることで、当該大当り状態の特定ラウンドにおいて期間報知演出を行わないようになっている。なお、第1の大当り状態において期間報知演出を開始するタイミングとして、特定ラウンドの開始から2040msが経過した時点(すなわち、第2開閉部材41bによる第2長時間開放動作の開始時点)を設定してもよい。
次に、前述のように構成された実施例1に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
図12に示すように、図柄C,cに分類される大当り図柄(特図)に対応する第3の大当り状態は、当該第3の大当り状態が決定された時点の遊技状態(確変状態および変短状態)に関わりなく、開閉部材34b,41bを予め定められた態様で動作させて特別入賞口34a,41aを開放するようになっている。具体的に、第3の大当り状態は、ラウンド遊技の合計回数が「16回」に設定された大当り状態であって、各ラウンド遊技の規定入賞数が「9個」に設定されている。また、第3の大当り状態では、16回目を除く各ラウンド遊技でのラウンド時間として27000msが設定されている。そして、1回目から9回目までのラウンド遊技、および11回目から15回目までのラウンド遊技では、第1特別入賞ソレノイド57を27000msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第1開閉部材34bを第1長時間開放動作させて、第1特別入賞口34aを長時間に亘って開放させ、10回目のラウンド遊技(特定ラウンド)では、第2特別入賞ソレノイド42を40msおよび24960msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第2開閉部材41bを短時間開放動作の後に第2長時間開放動作させて、第2特別入賞口41aを長時間に亘って開放させるよう設定されている。これに対し、16回目のラウンド遊技は、第1特別入賞ソレノイド57を40msの開放時間に限り駆動状態(励磁状態)とすることで第1開閉部材34bを短時間開放動作させ、第1特別入賞口34aを短時間のみ開放させるよう設定されている。従って、第3の大当り状態の結果として払い出され得る実質最大賞球数は、16回目のラウンド遊技において基本的に入賞が発生しないことを考慮すると、15(規定入賞数のパチンコ球が入賞可能なラウンド遊技の回数)×9(ラウンド遊技の規定入賞数)×14(1回の入賞に対する賞球数)=1890個となる(図12参照)。
図12に示すように、図柄Dに分類される大当り図柄(特図)に対応する第4の大当り状態は、当該第4の大当り状態が決定された時点の遊技状態(確変状態および変短状態)に関わりなく、開閉部材34b,41bを予め定められた態様で動作させて特別入賞口34a,41aを開放するようになっている。具体的に、第4の大当り状態は、ラウンド遊技の合計回数が「16回」に設定された大当り状態であって、各ラウンド遊技の規定入賞数が「9個」に設定されている。また、第4の大当り状態における1回目から9回目までのラウンド遊技、および11回目から16回目までのラウンド遊技では、第1特別入賞ソレノイド57を27000msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第1開閉部材34bを第1長時間開放動作させて、第1特別入賞口34aを長時間に亘って開放させるよう設定されている。これに対し、10回目のラウンド遊技(特定ラウンド)は、第2特別入賞ソレノイド42を40msの開放時間に限り駆動状態(励磁状態)とすることで第2開閉部材41bを短時間開放動作させ、第2特別入賞口41aを短時間のみ開放させるよう設定されている。従って、第4の大当り状態の結果として払い出され得る実質最大賞球数は、10回目のラウンド遊技において基本的に入賞が発生しないことを考慮すると、15(規定入賞数のパチンコ球が入賞可能なラウンド遊技の回数)×9(ラウンド遊技の規定入賞数)×14(1回の入賞に対する賞球数)=1890個となる(図12参照)。
次に、前述のように構成された実施例2に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
図13に示すように、図柄E,eに分類される大当り図柄(特図)に対応する第5の大当り状態は、当該第5の大当り状態が決定された時点の遊技状態(確変状態および変短状態)に関わりなく、開閉部材34b,41bを予め定められた態様で動作させて特別入賞口34a,41aを開放するようになっている。具体的に、第5の大当り状態は、ラウンド遊技の合計回数が「3回」に設定された大当り状態であって、各ラウンド遊技の規定入賞数が「10個」に設定されている。また、第5の大当り状態では、全てのラウンド遊技でのラウンド時間として27000msが設定されている。そして、1回目および2回目のラウンド遊技では、第1特別入賞ソレノイド57を27000msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第1開閉部材34bを第1長時間開放動作させて、第1特別入賞口34aを長時間に亘って開放させ、3回目のラウンド遊技(特定ラウンド)では、第2特別入賞ソレノイド42を40msおよび24960msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第2開閉部材41bを短時間開放動作の後に第2長時間開放動作させて、第2特別入賞口41aを長時間に亘って開放させるよう設定されている。従って、第3の大当り状態の結果として払い出され得る実質最大賞球数は、3(ラウンド遊技の回数)×10(ラウンド遊技の規定入賞数)×15(1回の入賞に対する賞球数)=450個となる(図13参照)。
図13に示すように、図柄Fに分類される大当り図柄(特図)に対応する第6の大当り状態は、当該第6の大当り状態が決定された時点の遊技状態(確変状態および変短状態)に関わりなく、開閉部材34b,41bを予め定められた態様で動作させて特別入賞口34a,41aを開放するようになっている。具体的に、第6の大当り状態は、ラウンド遊技の合計回数が「5回」に設定された大当り状態であって、各ラウンド遊技の規定入賞数が「10個」に設定されている。また、第6の大当り状態における1回目、2回目、4回目および5回目のラウンド遊技では、第1特別入賞ソレノイド57を27000msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第1開閉部材34bを第1長時間開放動作させて、第1特別入賞口34aを長時間に亘って開放させるよう設定されている。これに対し、3回目のラウンド遊技(特定ラウンド)は、第2特別入賞ソレノイド42を40msの開放時間に限り駆動状態(励磁状態)とすることで第2開閉部材41bを短時間開放動作させ、第2特別入賞口41aを短時間のみ開放させるよう設定されている。従って、第6の大当り状態の結果として払い出され得る実質最大賞球数は、3回目のラウンド遊技において基本的に入賞が発生しないことを考慮すると、4(規定入賞数のパチンコ球が入賞可能なラウンド遊技の回数)×10(ラウンド遊技の規定入賞数)×15(1回の入賞に対する賞球数)=600個となる(図13参照)。
図13に示すように、図柄gに分類される大当り図柄(特図)に対応する第7の大当り状態は、当該第7の大当り状態が決定された時点の遊技状態(確変状態および変短状態)に関わりなく、開閉部材34b,41bを予め定められた態様で動作させて特別入賞口34a,41aを開放するようになっている。具体的に、第7の大当り状態は、ラウンド遊技の合計回数が「16回」に設定された大当り状態であって、各ラウンド遊技の規定入賞数が「10個」に設定されている。また、第7の大当り状態における1回目および2回目のラウンド遊技と、4回目から16回目までのラウンド遊技とでは、第1特別入賞ソレノイド57を27000msの開放時間に亘って駆動状態(励磁状態)とすることで第1開閉部材34bを第1長時間開放動作させて、第1特別入賞口34aを長時間に亘って開放させるよう設定されている。これに対し、3回目のラウンド遊技(特定ラウンド)は、第2特別入賞ソレノイド42を40msの開放時間に限り駆動状態(励磁状態)とすることで第2開閉部材41bを短時間開放動作させ、第2特別入賞口41aを短時間のみ開放させるよう設定されている。従って、第7の大当り状態の結果として払い出され得る実質最大賞球数は、3回目のラウンド遊技において基本的に入賞が発生しないことを考慮すると、15(規定入賞数のパチンコ球が入賞可能なラウンド遊技の回数)×10(ラウンド遊技の規定入賞数)×15(1回の入賞に対する賞球数)=2250個となる(図13参照)。
次に、前述のように構成された実施例3に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
本願は前述した実施例1〜3の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 大当り図柄と当り遊技状態の種類との関係や、当り遊技状態の種類毎の当り振分確率や、ラウンド遊技の合計回数や、実質最大賞球数や、確率変動状態の生起条件成立時に生起される確率変動状態の期間や、生起される入賞容易状態の期間や、開閉部材の開放動作のパターンについて、実施例1〜3において設定した内容を適宜組み合わせてもよい。
(2) 実施例1〜3では、特別入賞口を複数設けると共に、該複数の特別入賞口のうち1つの特別入賞口に対応して特定の入球領域を設け、該1つの特別入賞口に入賞した遊技球が特定の入球領域に入球し得るよう構成したが、1つのみ設けた特別入賞口に対応して特定の入球領域を設けるようにしてもよいし、複数設けた特別入賞口に夫々対応する特定の入球領域を設けて、各特別入賞口に入賞した遊技球が対応する特定の入球領域に入球し得るよう構成してもよい。
(3) 実施例1〜3では、当り遊技状態の終了時点において確率変動状態を生起させない条件として、当り遊技状態中に(特定ラウンド中に)生起条件が成立しなかった場合と、確率変動状態の生起回数に応じた制限条件が成立した場合とを設けた。ここで、実施例1〜3では、リミットカウンタにより計数する生起回数が上限回数に達した場合に制限条件が成立するようにし、リミットカウンタにより計数する生起回数は当り遊技状態の終了時点で確率変動状態を生起させない場合にクリアされるものとしたが、異なる条件で計数される生起回数に応じて制限条件が成立するようにしてもよい。
例えば、リミットカウンタにより計数する生起回数を、当り遊技状態の終了時点で確率変動状態を生起させない場合においても計数値がクリアされない別条件での確率変動状態の生起回数をリミットカウンタにより計数するようにして、当該別条件で計数する生起回数が上限回数に達した場合に制限条件が成立するようにしてもよい。
(4) 実施例1および2では、第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする特図当り判定が当りの判定結果となった場合に第2の当り遊技状態が生起されないように構成し、かつ、第1始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする特図当り判定が当りの判定結果となった場合に第1の当り遊技状態を生起させる確率が、第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする特図当り判定が当りの判定結果となった場合に第1の当り遊技状態を生起させる確率より低い確率となるよう構成したが、実施例3のように第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする特図当り判定が当りの判定結果となった場合に第2の当り遊技状態が生起され得るように構成してもよいし、また、第1始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする特図当り判定が当りの判定結果となった場合に第1の当り遊技状態を生起させる確率が、第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする特図当り判定が当りの判定結果となった場合に第1の当り遊技状態を生起させる確率より高い確率となるよう構成してもよい。
(5) 実施例1〜3では、特定領域入球検出センサによる検出が確変状態の生起条件を成立させる有効な検出であるか否かを判定するための特定入球有効期間として、第1の当り遊技状態では特定のラウンド遊技の開始時点を開始タイミングとし、変位パターンに応じた可変部材の駆動制御を終了(切替作動終了条件が成立)するタイミングから2000msが経過した時点を終了タイミングとする期間を設定した。これに対し、当り遊技状態が生起される期間全体を特定入球有効期間としてもよい。また、特定のラウンド遊技の開始時点から所定秒数が経過した時点で特別入賞口を開放する場合には、該特別入賞口の開放開始時点を特定入球有効期間の開始タイミングとしてもよい。
(6) 実施例1〜3では、第2の当り遊技状態での特定のラウンド遊技について、開閉部材が短時間開放動作を行う開放時間(40ms)と、可変部材が第2姿勢に変位する変位時間(40ms)とが重なるように設定したが、開放時間の終了時点よりも後に変位時間を設定してもよい。この場合には例えば、変位時間の開始タイミングを、開放時間の終了タイミングに対して遊技球が特別入賞口に入賞してから特定の入球領域に到達するまでの時間(例えば300ms)以上に後のタイミング(例えば開放時間の終了タイミングから1000ms経過後)とすることで、当該特定のラウンド遊技において遊技球が特定の入球領域に入球する可能性を限りなくゼロに近づけることができる。
(7) 実施例1〜3では、第2の当り遊技状態において、可変部材が第2姿勢に変位する時間(40ms)と、開閉部材が短時間開放動作を行う開放時間(40ms)とを同じ時間に設定したが、異なる時間としてもよい。この場合には例えば、短時間開放動作を行う開放時間を、遊技球が特別入賞口に入賞してから特定の入球領域に到達し得る時間(実施例1〜3では300ms)としても、第2姿勢に変化する可変部材をこの短時間開放動作の開始タイミングから300ms以内に第1姿勢に戻すことで、当該特定のラウンド遊技において遊技球が特定の入球領域に入球し得ない構成を実現することができる。
(8) 実施例1では、当り遊技状態の終了後に入賞容易状態を生起させる期間(すなわち変短回数)として、大当り図柄の違いや、確率変動状態を生起させるか否か(生起条件が成立したか否か)に関係なく一定の期間を設定した。これに対し、条件に応じて異なる期間の入賞容易状態を当り遊技の終了後に生起させるようにしてもよい。
例えば、第1始動入賞口への入賞を契機とする当り遊技状態(図柄A,Bに対応する大当り状態)において確率変動状態の生起条件が成立しなかった場合に生起させる入賞容易状態の期間(例えば変短回数100回とする)を、第2始動入賞口への入賞を契機とする当り遊技状態(図柄aに対応する大当り状態)において確率変動状態の生起条件が成立しなかった場合に生起させる入賞容易状態の期間(例えば変短回数10回や0回)よりも長い期間とする。このようにすることで、計数手段(主制御CPU)により計数される確率変動状態の生起回数が上限回数に達したことに応じて確率変動状態が生起されない場合(確変生起制限機能が作動する場合)には、当り遊技状態が生起されることなく通常遊技状態に復帰する可能性が高くなる。従って、通常遊技状態において行われた特図当り判定を契機として第2の当り遊技状態(図柄Bに対応する第2の大当り状態)が生起され、かつその直後の入賞容易状態(非確変状態・変短状態)において行われた特図当り判定を契機として第1の当り遊技状態が生起された場合の方が、通常遊技状態において行われた特図当り判定を契機として第1の当り遊技状態(図柄Aに対応する第1の大当り状態)が生起され、かつその直後の入賞容易状態(確変状態・変短状態)において行われた特図当り判定を契機として第1の当り遊技状態が生起された場合よりも、通常遊技状態に復帰するまでに生起される大当り遊技の回数が多くなることを期待させることができる。
(9) 実施例1〜3では、計数手段(主制御CPUのリミットカウンタ)により計数される確率変動状態の生起回数が上限回数に達していないことを条件として、第1の当り遊技状態における特定ラウンドが開始される前のタイミングで、確率変動状態の生起条件を成立させ易い状態となることを事前報知するための事前報知演出を行うと共に、特定ラウンドの開始タイミングで、確率変動状態の生起条件を成立させ得る期間であることを報知するための期間報知演出を行うように構成した。
ここで、事前報知演出および期間報知演出の内容を、第1の当り遊技状態が生起される際の状況に応じて異ならせてもよい。例えば、確率変動状態において特図当り判定が当りとなって生起された当り遊技状態の終了時において、確率変動状態を生起させず、かつ入賞容易状態を生起させる場合(図7におけるステップS209の処理で「1」以上の計数値をクリアする場合)に、主制御RAMに設定(記憶)される制限フラグの値を「0」から「1」に変更すると共に、この制限フラグの設定値が「1」の状態であってかつ入賞容易状態を終了する場合に、制限フラグの設定値を「1」から「0」に変更するよう構成する。そして、制限フラグが「1」のときに第1の当り遊技状態が生起される場合には、事前報知演出として、確率変動状態の生起回数の計数値がクリアされた状態で新たに確率変動状態が生起される(確率変動状態が復活する)可能性が高いことを示す「確変の復活チャンスが来るよ!!」等の文字情報を表示装置に表示させると共に、期間報知演出として、確率変動状態を復活させる条件が成立し得る期間であることを示す「復活をかけたVチャレンジタイム」等の文字情報を表示装置に表示させるようにする。一方で、制限フラグが「0」のときに第1の当り遊技状態が生起される場合には、事前報知演出として、単に「確変GETのチャンスが来るよ!」等の文字情報を表示装置に表示させると共に、期間報知演出として、単に「Vチャレンジタイム」等の文字情報を表示装置に表示させるようにする。
この他、前述した制限フラグが「1」のときに第1の当り遊技状態が生起される場合であって確率変動条件が成立した場合に、それ以外の場合の確定報知演出(例えば「確変GET!!」)とは異なる態様の確定報知演出(例えば「確変復活!!」)を行うようにしてもよい。
(10) 実施例2〜3では、当り遊技状態の終了後に入賞容易状態を生起させる期間として、確率変動状態を生起させる場合および生起させない場合に対応する複数種類を設定した。例えば、実施例2では、確率変動状態を生起させる場合における入賞容易状態の期間として、各当り遊技状態の終了後であって149回の図柄変動演出が終了するまでの期間を設定する一方で、確率変動状態を生起させない場合における入賞容易状態の期間として、当り遊技状態の終了後であって100回の図柄変動演出が終了するまでの期間を設定した。これに対し、第2の当り遊技状態(実施例2では第4の大当り状態)における特定のラウンド遊技において特定の入球領域への入球が生じ得ないことを前提として、特定の入球領域に入球しない場合に対応する1種類のみを当該第2の当り遊技状態の終了後に生起させる入賞容易状態の期間として設定してもよい。
18 ランプ装置(演出実行手段)
19 スピーカ(演出実行手段)
29a 第1始動入賞口
33a 第2始動入賞口
33b 開閉部材
34a 第1特別入賞口(特別入賞口)
41a 第2特別入賞口(特別入賞口)
41d 特定入球通路(特定の入球領域)
60a 主制御CPU(当り判定手段、当り生起手段、確変生起手段、入賞容易生起手段、計数手段、クリア手段)
65a 演出制御CPU(演出制御手段)
Claims (2)
- 特別入賞口と、第1始動入賞口と、開閉部材の変位に応じて開放状態および閉成状態に変化する第2始動入賞口と、第1および第2始動入賞口の何れかへの遊技球の入賞を契機として当り遊技状態を生起させるか否かの判定を行う当り判定手段と、前記当り判定手段による判定が当りの判定結果となったことを契機として前記特別入賞口への遊技球の入賞が可能な当り遊技状態を生起させる当り生起手段と、前記当り判定手段による判定が当りの判定結果となる確率が通常遊技状態より高確率となる確率変動状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる確変生起手段と、前記通常遊技状態よりも前記第2始動入賞口に遊技球を入賞させ易い入賞容易状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる入賞容易生起手段と、図柄を変動表示可能な図柄表示部とを備え、該図柄表示部に表示される図柄によって前記当り判定手段による判定の結果を報知または示唆可能に構成された遊技機において、
前記特別入賞口が1つまたは複数設けられて、少なくとも1つの前記特別入賞口に入賞した遊技球が特定の入球領域に入球し得るよう構成され、
前記確変生起手段は、前記特定の入球領域に遊技球が入球したことを契機として前記確率変動状態を生起させ得るよう構成される一方、計数手段により計数される前記確率変動状態の生起回数が上限回数に達した場合には、前記特定の入球領域への遊技球の入球が発生しても前記確率変動状態を生起させないよう構成され、かつ前記確率変動状態において前記図柄の変動表示が所定回数実行されることで前記確率変動状態を終了させるよう構成され、
前記当り生起手段は、前記特定の入球領域への遊技球の入球が可能な第1の当り遊技状態を生起可能に構成されると共に、前記特定の入球領域への遊技球の入球が不可能または前記第1の当り遊技状態よりも困難な第2の当り遊技状態を生起可能に構成され、
前記入賞容易生起手段は、前記当り判定手段が前記通常遊技状態において行った判定に基づいて前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態および前記第2の当り遊技状態の何れを生起させる場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、前記確率変動状態の生起回数が上限回数に達したことで前記確変生起手段が当り遊技状態の終了後に前記確率変動状態を生起させない場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、
前記第1始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に、前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも高い確率で前記第2の当り遊技状態を生起させるよう構成されると共に、
前記第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段が前記第2の当り遊技状態を生起させないよう構成されるか、または、前記第1始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率が、前記第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも低い確率となるよう構成され、
前記特定の入球領域への遊技球の入球が可能な入球可能期間を生起させることを事前に報知する事前報知演出と、前記入球可能期間であることを報知する期間報知演出と、前記特定の入球領域に遊技球が入球して前記確率変動状態を生起させる条件が成立したことを報知する確定報知演出とを、前記第1の当り遊技状態において実行可能に構成されて、
前記確率変動状態中の前記当り判定手段の判定に基づく前記当り遊技状態で前記確率変動状態を生起させる条件が成立しなかった場合に当該当り遊技状態の終了後に生起させる特定の入賞容易状態の開始から終了までの期間を認識可能に構成され、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態では、他の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態とは異なる態様で、前記事前報知演出および前記期間報知演出を実行するよう構成されると共に、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合は、他の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合とは異なる態様で、前記確定報知演出を実行するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 特別入賞口と、第1始動入賞口と、開閉部材の変位に応じて開放状態および閉成状態に変化する第2始動入賞口と、第1および第2始動入賞口の何れかへの遊技球の入賞を契機として当り遊技状態を生起させるか否かの判定を行う当り判定手段と、前記当り判定手段による判定が当りの判定結果となったことを契機として前記特別入賞口への遊技球の入賞が可能な当り遊技状態を生起させる当り生起手段と、前記当り判定手段による判定が当りの判定結果となる確率が通常遊技状態より高確率となる確率変動状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる確変生起手段と、前記通常遊技状態よりも前記第2始動入賞口に遊技球を入賞させ易い入賞容易状態を前記当り遊技状態の終了後に生起させる入賞容易生起手段とを備えた遊技機において、
前記特別入賞口が1つまたは複数設けられて、少なくとも1つの前記特別入賞口に入賞した遊技球が特定の入球領域に入球し得るよう構成され、
前記確変生起手段は、前記特定の入球領域に遊技球が入球したことを契機として前記確率変動状態を生起させる一方、前記確率変動状態の生起回数に応じた制限条件が成立した場合に前記確率変動状態を生起させないよう構成され、
前記当り生起手段は、前記特定の入球領域への遊技球の入球が可能な第1の当り遊技状態を生起可能に構成されると共に、前記特定の入球領域への遊技球の入球が不可能または前記第1の当り遊技状態よりも困難な第2の当り遊技状態を生起可能に構成され、
前記入賞容易生起手段は、前記当り判定手段が前記通常遊技状態において行った判定に基づいて前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態および前記第2の当り遊技状態の何れを生起させる場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、前記制限条件が成立したことで前記確変生起手段が当り遊技状態の終了後に前記確率変動状態を生起させない場合にもその当り遊技状態の終了後に前記入賞容易状態を生起させ得るよう構成され、
前記第1始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に、前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも高い確率で前記第2の当り遊技状態を生起させるよう構成されると共に、
前記第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段が前記第2の当り遊技状態を生起させないよう構成されるか、または、前記第1始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率が、前記第2始動入賞口への遊技球の入賞を契機とする前記当り判定手段の判定が当りの判定結果となった場合に前記当り生起手段が前記第1の当り遊技状態を生起させる確率よりも低い確率となるよう構成され、
前記特定の入球領域への遊技球の入球が可能な入球可能期間を生起させることを事前に報知する事前報知演出と、前記入球可能期間であることを報知する期間報知演出と、前記特定の入球領域に遊技球が入球して前記確率変動状態を生起させる条件が成立したことを報知する確定報知演出とを、前記第1の当り遊技状態において実行可能に構成されて、
前記確率変動状態中の前記当り判定手段の判定に基づく前記当り遊技状態で前記確率変動状態を生起させる条件が成立しなかった場合に当該当り遊技状態の終了後に生起させる特定の入賞容易状態の開始から終了までの期間を認識可能に構成され、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態では、他の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態とは異なる態様で、前記事前報知演出および前記期間報知演出を実行するよう構成されると共に、
前記特定の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合は、他の入賞容易状態での前記当り判定手段の判定に基づく前記第1の当り遊技状態において前記確率変動状態を生起させる条件が成立した場合とは異なる態様で、前記確定報知演出を実行するよう構成され、
演出を実行可能な演出実行手段と、
前記演出実行手段に演出を実行させる演出制御手段とを備え、
前記演出制御手段は、前記演出実行手段が実行する演出の傾向が異なる複数種類の演出モードを決定可能に構成されると共に、前記第1の当り遊技状態において前記特定の入球領域に遊技球が入球した場合と入球しなかった場合とで異なる前記演出モードを決定するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016150824A JP6483065B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016150824A JP6483065B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018015490A JP2018015490A (ja) | 2018-02-01 |
JP6483065B2 true JP6483065B2 (ja) | 2019-03-13 |
Family
ID=61076972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016150824A Active JP6483065B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6483065B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6124388B2 (ja) * | 2012-05-17 | 2017-05-10 | サミー株式会社 | ぱちんこ遊技機 |
JP5406355B1 (ja) * | 2012-11-01 | 2014-02-05 | 株式会社藤商事 | 弾球遊技機 |
JP5927398B2 (ja) * | 2014-03-12 | 2016-06-01 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP6492244B2 (ja) * | 2015-01-22 | 2019-04-03 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP5985024B2 (ja) * | 2015-09-11 | 2016-09-06 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
-
2016
- 2016-07-29 JP JP2016150824A patent/JP6483065B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018015490A (ja) | 2018-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6625940B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6563871B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6416737B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6437484B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6326027B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7377557B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7377558B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6483065B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7083522B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6235949B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6043124B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5759273B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018015491A (ja) | 遊技機 | |
JP6242322B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7456630B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7456629B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6014453B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7083523B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2011229940A (ja) | 遊技機 | |
JP2009189862A (ja) | 遊技機 | |
JP6721274B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6496273B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6431501B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6181217B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6235995B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180629 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6483065 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |