JP6482938B2 - 光パルス検出回路及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、光パルスを検出する光パルス検出回路及び電子機器に関し、特に、携帯電話機等のポータブル機器に搭載するための小型物体検出装置の主要な構成要素である光パルス検出回路及び電子機器に関する。
近年、近接する物体の有無を検出するセンサ(以下「近接センサ」とも言う)が携帯電話機等のポータブル機器に搭載されることが一般的になっている。上記のようなポータブル機器のアプリケーションに向けた近接センサは、太陽光や蛍光灯などの外乱光耐性と、所望の検知感度、応答時間等のセンシング特性とを極めて小さい実装面積で実現することが必要である。また、近接センサ自身が極めて低消費電力であることが強く望まれる。このような近接センサが、例えば、特許文献1に開示されている。
特許第04644732号明細書(2011年03月02日発行)
上記のような携帯電話機等のポータブル機器では、小型化、低価格化等により、光パルス検出回路(近接センサ)に入力される電源ラインノイズが十分平滑化されない状況が存在する。スイッチング電源、デジタル回路等から発生する電源ラインノイズは上記光パルス検出回路の受光帯域周波数に含まれる周波数を有するノイズを出すことが多い。このような電源ラインノイズが光パルス検出回路に入力されると、安定性を高めるために設定している光パルス検出回路のヒステリシスが低下し、入力信号の検知閾値付近ではチャタリングが発生する場合がある。
以下、電源ラインノイズにより従来の光パルス検出回路のヒステリシスが低下する原因を説明する。
図17は、従来の光パルス検出回路90の回路図である。光パルス検出回路90は発光素子駆動回路6を備えている。発光素子駆動回路6は、ある一定の周期の発光素子電流を表す信号S11により発光素子5を駆動する。発光素子駆動回路6により駆動された発光素子5が照射パルス光L1を被検出物Dに向かって照射する。照射パルス光L1が被検出物Dにより反射された反射パルス光L2(信号S12)が、受光アンプ回路7に設けられた受光素子2aにより受光されてパルス電流信号に変換される。パルス電流信号は、受光アンプ回路7に設けられたトランスインピーダンスアンプ4aによりパルス電圧信号S13に変換される。トランスインピーダンスアンプ4aにより変換されたパルス電圧信号S13は、ヒステリシスコンパレータ3に入力される。
ダミーアンプ回路8は遮光板9により遮光されたダミー受光素子2bを備える。遮光板9により遮光されたダミー受光素子2bから遮光電流信号がトランスインピーダンスアンプ4bに供給される。遮光電流信号は、ダミーアンプ回路8に設けられたトランスインピーダンスアンプ4bにより遮光電圧信号S17に変換される。トランスインピーダンスアンプ4bにより変換された遮光電圧信号S17は、ヒステリシスコンパレータ3に入力される。
ヒステリシスコンパレータ3は、トランスインピーダンスアンプ4aにより変換されたパルス電圧信号S13と、トランスインピーダンスアンプ4bにより変換された遮光電圧信号S17と、閾値電流値Ithとに基づいて、コンパレータ出力信号Vcmpを出力する。
図18は、光パルス検出回路90に設けられたヒステリシスコンパレータ3の回路図である。図19(a)〜(g)は、光パルス検出回路90の電源ノイズが無い場合の検知時における動作を示すタイミングチャートである。
受光アンプ回路7のトランスインピーダンスアンプ4aからコンパレータ入力1にパルス電圧信号S13が入力される。ダミーアンプ回路8のトランスインピーダンスアンプ4bからコンパレータ入力2に遮光電圧信号S17が入力される。
図19(g)に示されるオフセットキャンセル信号S16がオンのオフセットキャンセル期間に、ヒステリシスコンパレータ3に設けられたスイッチSW01、SW02、及びSW05がオンになる。すると、PMOSトランジスタ415、NMOSトランジスタ419のドレイン出力がPMOSトランジスタ405のゲートに入力されることにより負帰還の構成が現れる。そして、基準電圧源401の電圧がPMOSトランジスタ406のゲートに入力され、基準電圧源401の電圧をPMOSトランジスタ405のゲートに仮想短絡することにより、このヒステリシスコンパレータ3に存在するオフセット電圧が容量素子403と容量素子403とに保持される。
図19(g)に示されるオフセットキャンセル期間では、スイッチSW03、スイッチSW04がオンになり、容量素子402と容量素子403とにオフセット電圧が保持されていることにより、ヒステリシスコンパレータ3に存在するオフセットがキャンセルされる。スイッチSW03が設けられたラインから供給される閾値電流値Ithがこのヒステリシスコンパレータ3の閾値となる。ヒステリシスコンパレータ3の外部からの制御により、この閾値電流値Ithの値が切り替えられる。これにより、ヒステリシスコンパレータ3のヒステリシスが設けられる。
図18に示されるヒステリシスコンパレータ3の構成においては、オフセットキャンセル期間中に基準電圧源401がヒステリシスコンパレータ3の一方のコンパレータ入力1に接続されるため、電源ノイズが同相でキャンセルされない。このため、電源ノイズがオフセットキャンセルに大きく影響する。
図19には、電源ノイズが存在しない場合のヒステリシスコンパレータ3の検知判定時のタイミングチャートが示されている。ヒステリシスコンパレータ3の検知判定時の状態ではヒステリシスコンパレータ3の閾値電流値Ithが閾値電流値Ithonの値に設定される。
反射パルス光L2を表す信号S12がオンになると、パルス電流信号(発光素子電流)もオンになり、パルス電圧信号S13(受光アンプ出力)も立上る。そして、反射パルス光L2に基づくパルス電圧信号S13と遮光電圧信号S17とに基づく差動電流Idiffを表す信号S14が閾値電流値Ithonに到達するとコンパレータ出力信号Vcmpがオンになる。
図20(a)〜(g)は光パルス検出回路90の電源ノイズが無い場合の非検知時における動作を示すタイミングチャートである。図19を参照して前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は繰り返さない。
ヒステリシスコンパレータ3の非検知判定時の状態ではヒステリシスコンパレータ3の閾値電流値IthがIthonよりも小さいIthoffの値に設定される。反射パルス光L2に基づくパルス電圧信号S13と遮光電圧信号S17とに基づく差動電流Idiffを表す信号S14が閾値電流値Ithoffに到達しなくなると、コンパレータ出力信号Vcmpが反応しなくなる。
次に、電源ノイズが存在する場合の検知判定時のタイミングチャート、非検知判定時のタイミングチャートをそれぞれ図21、図22に示す。図21(a)〜(g)は光パルス検出回路90の電源ノイズが存在する場合の検知時における動作を示すタイミングチャートである。図22(a)〜(g)は光パルス検出回路90の電源ノイズが存在する場合の非検知時における動作を示すタイミングチャートである。
図21は、検知判定時に、差動電流Idiffを表す信号S14のピーク値から電源ノイズ成分Iocと通常時電源ノイズ成分Ipdとを減算した信号光成分Ionが最も小さくなる状態(検知距離が長くなる状態)を示している。オフセットキャンセル期間には基準電圧源401から電源ノイズが入る。図21(e)に示されるように、オフセットキャンセル期間の終わりが電源ノイズの+側ピークで終わった場合には、差動電流Idiffを表す信号S14が、電源ノイズの+側のピーク電圧に保持される。この電源ノイズ成分Iocは、閾値電流値Ith=Ithonに対する信号成分Ionを小さくする方向に働き、検知距離が長くなる方向に働く。
図22は、非検知判定時に、差動電流Idiffを表す信号S14のピーク値から電源ノイズ成分Iocと通常時電源ノイズ成分Ipdとを減算した信号光成分Ionが最も大きくなる状態(検知距離が短くなる状態)を示している。オフセットキャンセル期間には基準電圧源401から電源ノイズが入る。図22(e)に示されるように、オフセットキャンセル期間の終わりが電源ノイズの−側ピークで終わった場合には、差動電流Idiffを表す信号S14が、電源ノイズの−側のピーク電圧が保持される。この電源ノイズ成分Iocが、閾値電流値Ith=Ithoffに対する信号成分Ioffを大きくする方向に働き、検知距離が短くなる方向に働く。
図21、図22に示されるような現象により、閾値電流値Ithの設定値であるIthon、Ithoffによるヒステリシスが、電源ノイズの増大により小さくなることが示される。
これらの効果を距離換算として定式化すると図23のようになる。図23は、検知距離及び非検知距離の計算式を示す図である。
一般的に光パルス検出回路では発光部、受光部にレンズが用いられるため、距離の換算は信号光の大きさの2分の1乗の逆数に比例するとして示している。検知距離Lonを表す数式を(式1)に示し、非検知距離Loffを表す数式を(式2)に示す。ヒステリシスの定義式を(式3)に示す。
ここで、
Ithon:検知時の閾値電流値、
Ithoff:非検知時の閾値電流値、
Goc:電源電圧に対するオフセットキャンセル期間中のGm、
Gpd:電源電圧に対する通常期間以外のGm、
Vac:電源ノイズ振幅、
である。
従来の構成では、オフセットキャンセル期間のGmのGocが十分大きいとして、オフセットキャンセル期間外のGmのGpd=0として考えると、検知距離の特性は、図24で示されるように、検知距離Lonに対応する曲線G1、非検知距離Loffに対応する曲線G2により表される(検知距離Lonはノイズ無しの条件で1になるように規格化している)。横軸により表される電源ノイズ振幅が大きくなるにつれて、検知距離Lonに対応する曲線G1と、Loffに対応する曲線G2との間の距離が縮まり、チャタリングが発生しやすい状態になることが示される。
ここで、
Ithon=1、
Ithoff=0.5、
Goc=0.002、
Gpd=0
である。
図25は、光パルス検出回路90の電源ノイズ振幅に対する距離換算のヒステリシスを示すグラフである。曲線G3は、図24に示される曲線G2に対応する値から曲線G1に対応する値を減算した値に対応しており、Lonに対応する検知距離とLoffに対応する検知距離との差分によりヒステリシスコンパレータ3の距離に換算したヒステリシスの絶対値を示している。
このように、従来の構成では、電源ノイズの増大により、閾値電流値Ithの設定値であるIthon、Ithoffによるヒステリシスコンパレータのヒステリシスが減少するという課題があった。
本発明の目的は、電源ノイズの増大によるヒステリシスコンパレータのヒステリシスの減少を防止することができる光パルス検出回路及び電子機器を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る光パルス検出回路は、パルス光をパルス電気信号に変換する第1受光素子と、遮光されて遮光電気信号を供給する第2受光素子と、前記第1受光素子が前記パルス光を受信しない非受信期間に前記パルス電気信号及び前記遮光電気信号の経路を遮断することにより自身のオフセットを抑制し、前記パルス光を受信する受信期間に、前記オフセットが抑制された状態を維持するとともに、前記パルス電気信号及び前記遮光電気信号の経路を再接続するヒステリシスコンパレータとを備え、電源のノイズを前記パルス電気信号の経路に注入する第1容量素子を前記第1受光素子と前記電源との間に設けたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、電源ノイズの増大によるヒステリシスコンパレータのヒステリシスの減少を防止することができるという効果を奏する。
実施形態1に係る光パルス検出回路の回路図である。 (a)〜(g)は上記光パルス検出回路の検知時における動作を示すタイミングチャートである。 (a)〜(g)は上記光パルス検出回路の非検知時における動作を示すタイミングチャートである。 上記光パルス検出回路の電源ノイズ振幅に対する検知距離特性を示すグラフである。 上記光パルス検出回路の電源ノイズ振幅に対する距離換算のヒステリシスを示すグラフである。 上記光パルス検出回路の電源ノイズ振幅に対する他の検知距離特性を示すグラフである。 上記光パルス検出回路の電源ノイズ振幅に対する距離換算の他のヒステリシスを示すグラフである。 実施形態2に係る光パルス検出回路の回路図である。 実施形態3に係る光パルス検出回路の回路図である。 実施形態4に係る光パルス検出回路の回路図である。 実施形態5に係る物体検出センサの回路図である。 上記物体検出センサに設けられた信号処理回路の回路図である。 上記物体検出センサの非検知状態から検知状態への移行タイミングを示すタイミングチャートである。 上記物体検出センサの検知状態から非検知状態への移行タイミングを示すタイミングチャートである。 (a)は実施形態6に係る光パルス検出回路のキャパシタ構造を示す図であり、(b)は上記光パルス検出回路を説明するための回路図である。 (a)〜(i)は実施形態7に係る光パルス検出回路の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の光パルス検出回路の回路図である。 上記光パルス検出回路に設けられたヒステリシスコンパレータの回路図である。 (a)〜(g)は上記光パルス検出回路の電源ノイズが無い場合の検知時における動作を示すタイミングチャートである。 (a)〜(g)は上記光パルス検出回路の電源ノイズが無い場合の非検知時における動作を示すタイミングチャートである。 (a)〜(g)は上記光パルス検出回路の電源ノイズが存在する場合の検知時における動作を示すタイミングチャートである。 (a)〜(g)は上記光パルス検出回路の電源ノイズが存在する場合の非検知時における動作を示すタイミングチャートである。 検知距離及び非検知距離の計算式を示す図である。 上記光パルス検出回路の電源ノイズが存在する場合の検知距離の特性を示すグラフである。 上記光パルス検出回路の電源ノイズ振幅に対する距離換算のヒステリシスを示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〔実施形態1〕
(光パルス検出回路1の構成)
図1は、実施形態1に係る光パルス検出回路1の回路図である。
光パルス検出回路1は発光素子駆動回路6を備えている。発光素子駆動回路6は、ある一定の周期の発光素子電流を表す信号S11により発光素子5を駆動する。発光素子駆動回路6により駆動された発光素子5が照射パルス光L1を被検出物Dに向かって照射する。照射パルス光L1が被検出物Dにより反射された反射パルス光L2(パルス光、信号S12)が、受光アンプ回路7に設けられた受光素子2a(第1受光素子)により受光されてパルス電流信号(パルス電気信号)に変換される。パルス電流信号は、受光アンプ回路7に設けられたトランスインピーダンスアンプ4a(第1トランスインピーダンスアンプ)によりパルス電圧信号S13(パルス電気信号)に変換される。トランスインピーダンスアンプ4aにより変換されたパルス電圧信号S13は、ヒステリシスコンパレータ3に入力される。
本実施形態では、受光素子2aと電源ラインL(電源)との間に容量素子C1(第1容量素子)が設けられる。電源ラインLは、光パルス検出回路1の全体に係る電源ラインである。図18で前述した基準電圧源401に使用される電源ラインも電源ラインLと同じ電源ラインである。
ダミーアンプ回路8は遮光板9により遮光されたダミー受光素子2b(第2受光素子)を備える。遮光板9により遮光されたダミー受光素子2bから遮光電流信号(遮光電気信号)がトランスインピーダンスアンプ4b(第2トランスインピーダンスアンプ)に供給される。遮光電流信号は、ダミーアンプ回路8に設けられたトランスインピーダンスアンプ4bにより遮光電圧信号S17(遮光電気信号)に変換される。トランスインピーダンスアンプ4bにより変換された遮光電圧信号S17は、ヒステリシスコンパレータ3に入力される。
ヒステリシスコンパレータ3は、トランスインピーダンスアンプ4aにより変換されたパルス電圧信号S13と、トランスインピーダンスアンプ4bにより変換された遮光電圧信号S17と、閾値電流値Ithとに基づいて、コンパレータ出力信号Vcmpを出力する。ヒステリシスコンパレータ3は、図12を参照して前述した構成と同様の構成を有する。
ヒステリシスコンパレータ3は、受光素子2aが反射パルス光L2を受信しない非受信期間に、パルス電圧信号S13及び遮光電圧信号S17の経路を遮断することにより自身のオフセットを抑制する。そして、ヒステリシスコンパレータ3は、受光素子2aが反射パルス光L2を受信する受信期間に、前記オフセットが抑制された状態を維持するとともに、パルス電圧信号S13及び遮光電圧信号S17の経路を再接続する。
受光素子2aと電源ラインLとの間に設けられた容量素子C1は、電源ラインLからのノイズをパルス電圧信号S13の経路に注入する。
(光パルス検出回路1の動作)
図2(a)〜(g)は光パルス検出回路1の検知時における動作を示すタイミングチャートである。
図2は、前述した図15に対応し、検知判定時に、差動電流Idiffを表す信号S21のピーク値から電源ノイズ成分Iocと通常時電源ノイズ成分Ipdとを減算した信号光成分Ionが最も小さくなる状態(検知距離が長くなる状態)を示している。
図15との差異は、受光素子2aと電源ラインLとの間の容量素子C1を通って注入されたノイズが、差動電流Idiffを表す信号S14に重畳される点にある。この結果、通常時電源ノイズ成分Ipdが増大し、オフセットキャンセル時電源ノイズ成分Iocの通常時電源ノイズ成分Ipdに対する割合が低下する。
図3(a)〜(g)は光パルス検出回路1の非検知時における動作を示すタイミングチャートである。
図3は、前述した図16に対応し、非検知判定時に、差動電流Idiffを表す信号S14のピーク値から電源ノイズ成分Iocと通常時電源ノイズ成分Ipdとを減算した信号光成分Ioffが最も大きくなる状態(検知距離が短くなる状態)を示している。
図16との差異は、図2と同様に、受光素子2aと電源ラインLとの間の容量素子C1を通って注入されたノイズが差動電流Idiffを表す信号S14に重畳される点にある。この結果、通常時電源ノイズ成分Ipdが増大し、オフセットキャンセル時電源ノイズ成分Iocの通常時電源ノイズ成分Ipdに対する割合が低下する。
図2及び図3に示すように、電源ラインLから容量素子C1を介してノイズを注入し、ヒステリシスコンパレータ3の差動電流Idiffに重畳する通常時電源ノイズ成分Ipdを増大させることにより、検知判定時、非検知判定時共にオフセットキャンセル時電源ノイズ成分Iocのヒステリシスに対する割合を低下させることができる。
図23で示されるように、検知距離Lonと非検知距離Loffとに基づいて、ヒステリシスをLoff−Lonと定義すると(式3)、オフセットキャンセル時電源ノイズ成分Iocに比べ通常時電源ノイズ成分Ipdを大きくすることにより、電源ノイズに対するヒステリシスの低下が抑えられることが分かる。
図4は、光パルス検出回路1の電源ノイズ振幅に対する検知距離特性を示すグラフである。横軸は電源ノイズ振幅(mV)を表しており、縦軸は検知距離を表している。電源ノイズに対する通常期間以外のGmのGpdを、電源ノイズに対するオフセットキャンセル期間のGmのGocの2倍にした場合の検知距離の特性が示されている。検知距離の特性は、図4に示されるように、検知距離Lonに対応する曲線G4、非検知距離Loffに対応する曲線G5により表される。
図5は、光パルス検出回路1の電源ノイズ振幅に対する距離換算のヒステリシスを示すグラフである。横軸は電源ノイズ振幅(mV)を表しており、縦軸は検知距離に換算したヒステリシスの絶対値を表している。曲線G6は、図4に示される曲線G5に対応する値から曲線G4に対応する値を減算した値に対応しており、Lonに対応する検知距離とLoffに対応する検知距離との差分によりヒステリシスコンパレータ3の距離に換算したヒステリシスの絶対値を示している。
GpdがGocの2倍になった効果により、電源ノイズ振幅の増加による曲線G6のヒステリシスの低下が、図19に示す従来の曲線G3のヒステリシスの低下よりも遅延している態様が図5に示される。このように、本実施形態によれば、電源ノイズの増大によるヒステリシスコンパレータ3のヒステリシスの減少が防止される。
図6は、光パルス検出回路1の電源ノイズ振幅に対する他の検知距離特性を示すグラフである。横軸は電源ノイズ振幅(mV)を表しており、縦軸は検知距離を表している。電源電圧に対する通常期間以外のGmのGpdを、電源電圧に対するオフセットキャンセル期間のGmのGocの3倍にした場合の検知距離の特性が示されている。検知距離の特性は、図6に示されるように、検知距離Lonに対応する曲線G7、非検知距離Loffに対応する曲線G8により表される。
図7は、光パルス検出回路1の電源ノイズ振幅に対する距離換算の他のヒステリシスを示すグラフである。横軸は電源ノイズ振幅(mV)を表しており、縦軸は検知距離に換算したヒステリシスの絶対値を表している。
GpdがGocの3倍になった効果により、電源ノイズ振幅の増加に従って、ヒステリシス動作可能な電源ノイズ振幅の限界の120mVまでヒステリシスが低下しないことが示される。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、実施形態2に係る光パルス検出回路1aの回路図である。実施形態1で前述した光パルス検出回路1と異なる点は、全差動オペアンプ10を設けた点である。トランスインピーダンスアンプ4aから供給されるパルス電圧信号S13が全差動オペアンプ10の非反転入力端子に入力される。トランスインピーダンスアンプ4bから供給される遮光電圧信号S17が全差動オペアンプ10の反転入力端子に入力される。全差動オペアンプ10の2個の出力が容量素子402、容量素子403にそれぞれ接続される。
全差動オペアンプ10をヒステリシスコンパレータ3の前段に挿入することにより、光パルス検出回路1aのゲイン調整が容易になる。また、光パルス検出回路1aのトータルのゲインを高くできるため、電源電圧に接続する容量素子、受光素子を縮小することができ、小型化、低コスト化が可能になる。
〔実施形態3〕
図9は、実施形態3に係る光パルス検出回路1bの回路図である。前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図1に示される実施形態1の光パルス検出回路1及び図8に示される実施形態2の光パルス検出回路1aにおいて、容量素子C1を受光素子2aと電源ラインLとの間に設ける代わりに、ダミー受光素子2bと電源ラインLとの間に容量素子C1を設けてもよい。ヒステリシスコンパレータ3は、パルス電圧信号S13と遮光電圧信号S17とを差動入力するため、実施の形態1、2と同じ効果を得られるからである。
なお、受光素子2aと電源ラインLとの間と、ダミー受光素子2bと電源ラインLとの間との双方に容量素子を設けてもよい。
〔実施形態4〕
図10は、実施形態4に係る光パルス検出回路1cの回路図である。前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
実施形態1〜3において、ダミー受光素子2bをダミー容量素子Cdで代用することができる。ダミー容量素子Cdの容量値をダミー受光素子2bの容量値と同じ容量値に設定すれば、ダミー容量素子Cdはダミー受光素子2bと同一のAC特性を得られるため、好適である。光パルス検出回路1cを半導体チップ内に形成する場合、受光素子の容量値はMOSのゲート酸化膜を用いた容量値よりも小さいため、ダミー受光素子2bをダミー容量素子Cdで代用することにより光パルス検出回路1cを小型化、低コスト化することができる。
〔実施形態5〕
図11は、実施形態5に係る物体検出センサ11の回路図である。図12は、物体検出センサ11に設けられた信号処理回路13の回路図である。図13は、物体検出センサ11の非検知状態から検知状態への移行タイミングを示すタイミングチャートである。図14は、物体検出センサ11の検知状態から非検知状態への移行タイミングを示すタイミングチャートである。前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
上記の実施形態1〜4の構成の光パルス検出回路と、発光パルス、オフセットキャンセルタイミングの制御回路と、検知、非検知判定を保持するロジック回路と、照射パルス光L1、反射パルス光L2(又は透過パルス光)を集光するための光学レンズ12a・12bとを一体化することにより、電源ノイズによるヒステリシス低下を軽減することを可能とする、反射光検出型、或いは、透過光検出型の物体検出センサ11が実現できる。
物体検出センサ11は、光パルス検出回路1を備えている。物体検出センサ11には、照射パルス光L1を集光する光学レンズ12aと、反射パルス光L2を集光する光学レンズ12bとが設けられている。
物体検出センサ11は、クロック信号S38を生成する発振回路15と、クロック信号S38に基づいて、オフセットキャンセル信号S37を生成してヒステリシスコンパレータ3に供給し、発光素子駆動信号S35を生成して発光素子駆動回路6に供給し、閾値切り替え信号S32を生成して閾値電流切り替え回路16に供給するタイミング生成回路14と、ヒステリシスコンパレータ3からのコンパレータ出力信号Vcmp、タイミング生成回路14からの同期ゲート信号S36、及びリセット信号S34に基づいて信号処理回路出力信号S33を生成してタイミング生成回路14に供給する信号処理回路13と、タイミング生成回路14からの検知状態出力信号S31に基づいて出力信号S39を出力する出力回路17とを備える。
信号処理回路13は、コンパレータ出力信号Vcmpと同期ゲート信号S36とが供給されるAND回路18と、リセット信号S34とAND回路18の出力とに基づいて信号処理回路出力信号S33を出力するSRラッチ回路19とを有する。図13、図14に示すタイミングA1における信号処理回路出力信号S33に基づいて、物体検出センサ11の検知状態が判定される。
さらに、上記の物体検出センサを、複写機、携帯端末等の電子機器に搭載することにより、ヒステリシス低下によるチャタリングの誤動作が防止可能となるため、誤動作耐性の高いセンシング動作が実現可能となる。
〔実施形態6〕
図15(a)は実施形態6に係る光パルス検出回路のキャパシタ構造を示す図であり、(b)は上記光パルス検出回路を説明するための回路図である。
半導体チップ内に電源ラインLに接続する容量素子C1を実装する場合、図15に示されるようなダブルポリキャパシタDPCの構造を有する寄生容量を用いて実装することができる。
ダブルポリキャパシタDPCは、P型シリコン基板(Psub)に形成されたN型ウェル(NWell)と、ポリシリコンGP・FGを備える。ポリシリコンGPとポリシリコンFGとの間に薄い絶縁膜が形成され(図示せず)、この絶縁膜の厚さに反比例する容量が存在する。ポリシリコンGPとN型ウェル(NWell)との間に、ポリシリコンGPとポリシリコンFGとの間の絶縁膜よりも厚い絶縁膜が形成され(図示せず)、この絶縁膜の厚さに反比例する寄生容量が存在する。この構成により、ポリシリコンFGとポリシリコンGPとを電極とした容量としてダブルポリキャパシタDPCを使用することができる。
この場合、電源ラインLに接続する容量素子C1の面積を縮小することができ、光パルス検出回路の小型化、低コスト化につながる。実際の容量素子C1を用いる箇所では、トランスインピーダンスアンプに用いる容量素子などを容量素子C1として使用できる。
〔実施形態7〕
図16(a)〜(i)は実施形態7に係る光パルス検出回路の動作を説明するためのフローチャートである。
上記実施形態1〜6において、図16に示されるタイミングチャートのようなノイズ判定を行うことで、図2に示されるような通常時電源ノイズ成分Ipdを大きくとっている場合にノイズピーク時の周期の検知判定を無効化することができる。このため、検知の信号成分が大きい周期で判定でき、ヒステリシスをより高く保つことができる。
まず、オフセットキャンセル信号S16がオンであるオフセットキャンセル期間が終了した後、閾値電流値IthがIthonからIthoffに変更される。そして、ノイズ判定タイミング信号S18がオンであるノイズ判定タイミング期間で差動電流Idiffを表す信号S21と閾値電流値Ith=Ithoffとが比較される。
信号S21がIthoffよりも大きくなり、コンパレータ出力信号Vcmpが現れるときは、ノイズ判定保持信号S19がオンになり、1周期が終了するまで保持される。その後、閾値電流値IthがIthoffからIthonに戻される。そして、差動電流Idiffを表す信号S21と閾値電流値Ith=Ithonとが比較される。信号S21がIthonに到達している場合、コンパレータ出力信号Vcmpがオンになるが、ノイズ判定保持信号S19がオンで保持されている場合、コンパレータ出力信号Vcmpが無効とされる。
信号S21がIthoffに到達しないときは、ノイズ判定保持信号S19がオフのまま、1周期が終了するまで保持される。その後、閾値電流値IthがIthoffからIthonに戻される。そして、差動電流Idiffを表す信号S21と閾値電流値Ith=Ithonとが比較される。信号S21がIthonに到達している場合、コンパレータ出力信号Vcmpがオンになり、ヒステリシスコンパレータ3から出力される。
実施形態1〜7に係るパルス光受信回路は、少ない部品で電源ノイズによるヒステリシスの低下を抑えることができ、安定性向上を小型、低コストで実施可能となる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る光パルス検出回路1・1aは、パルス光(反射パルス光L2)をパルス電気信号(パルス電流信号)に変換する第1受光素子(受光素子2a)と、遮光されて遮光電気信号(遮光電流信号)を供給する第2受光素子(ダミー受光素子2b)と、前記第1受光素子(受光素子2a)が前記パルス光(反射パルス光L2)を受信しない非受信期間に前記パルス電気信号(パルス電圧信号S13)及び前記遮光電気信号(遮光電圧信号S17)の経路を遮断することにより自身のオフセットを抑制し、前記パルス光(反射パルス光L2)を受信する受信期間に、前記オフセットが抑制された状態を維持するとともに、前記パルス電気信号(パルス電圧信号S13)及び前記遮光電気信号(遮光電圧信号S17)の経路を再接続するヒステリシスコンパレータ3とを備え、前記パルス電気信号(パルス電圧信号S13)の経路と前記遮光電気信号(遮光電圧信号S17)の経路との少なくとも一方に電源(電源ラインL)のノイズを注入する容量素子C1を設けている。
上記の構成によれば、電源から容量素子を通って注入されたノイズがパルス電気信号と遮光電気信号との少なくとも一方に重畳される。このため、通常時電源ノイズ成分が増大し、オフセットキャンセル時電源ノイズ成分のヒステリシスに対する割合が低下する。従って、電源ノイズの増大によるヒステリシスコンパレータのヒステリシスの減少を防止することができる。
本発明の態様2に係る光パルス検出回路1aは、上記態様1において、前記パルス電気信号(パルス電圧信号S13)と前記遮光電気信号(遮光電圧信号S17)との差分を増幅する全差動オペアンプ10をさらに備え、前記全差動オペアンプ10からの出力が前記ヒステリシスコンパレータ3に入力されてもよい。
上記の構成によれば、光パルス検出回路1aのゲイン調整が容易になる。また、光パルス検出回路1aのトータルのゲインを高くできるため、電源電圧に接続する容量素子、受光素子を縮小することができ、小型化、低コスト化が可能になる。
本発明の態様3に係る光パルス検出回路は、上記態様1において、前記容量素子C1が、前記電源(電源ラインL)のノイズを前記パルス電気信号(パルス電圧信号S13)の経路に注入するために前記第1受光素子(受光素子2a)と前記電源(電源ラインL)との間に設けられる。
上記の構成によれば、電源から容量素子を通って注入されたノイズがパルス電気信号に重畳される。このため、通常時電源ノイズ成分が増大し、オフセットキャンセル時電源ノイズ成分のヒステリシスに対する割合が低下する。従って、電源ノイズの増大によるヒステリシスコンパレータのヒステリシスの減少を防止することができる。
本発明の態様4に係る光パルス検出回路は、上記態様1において、前記第2受光素子(ダミー受光素子2b)がダミーの容量素子であってもよい。
上記の構成によれば、光パルス検出回路を小型化、低コスト化することができる。
本発明の態様5に係る光パルス検出回路1・1aは、上記態様1において、前記第1受光素子(受光素子2a)が前記パルス光(反射パルス光L2)をパルス電流信号に変換し、前記第2受光素子(ダミー受光素子2b)が遮光電流信号を供給し、前記パルス電流信号をパルス電圧信号S13に変換する第1トランスインピーダンスアンプ(トランスインピーダンスアンプ4a)と、前記遮光電流信号を遮光電圧信号S17に変換する第2トランスインピーダンスアンプ(トランスインピーダンスアンプ4b)とをさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、簡素な構成で、電源ノイズの増大によるヒステリシスコンパレータのヒステリシスの減少を防止することができる。
本発明の態様6に係る電子機器は、本発明の態様1〜5のいずれか一態様に係る光パルス検出回路を搭載する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、光パルスを検出する光パルス検出回路及び電子機器に利用することができ、特に、携帯電話機等のポータブル機器に搭載するための小型物体検出装置の主要な構成要素である光パルス検出回路及び電子機器に利用することができる。
1 光パルス検出回路
2a 受光素子(第1受光素子)
2b ダミー受光素子(第2受光素子)
3 ヒステリシスコンパレータ
4a トランスインピーダンスアンプ(第1トランスインピーダンスアンプ)
4b トランスインピーダンスアンプ(第2トランスインピーダンスアンプ)
5 発光素子
6 発光素子駆動回路
7 受光アンプ回路
8 ダミーアンプ回路
9 遮光板
10 全差動オペアンプ
11 物体検出センサ
12a、12b レンズ
13 信号処理回路
14 タイミング生成回路
15 発振回路
16 閾値電流切り替え回路
17 出力回路
18 AND回路
19 SRラッチ回路
C1 容量素子(第1容量素子)
L 電源ライン
L1 照射パルス光
L2 反射パルス光(パルス光)
S1 パルス電流信号(パルス電気信号)
S2 パルス電圧信号(パルス電気信号)
S3 遮光電流信号(遮光電気信号)
S4 遮光電圧信号(遮光電気信号)
D 被検出物

Claims (5)

  1. パルス光をパルス電気信号に変換する第1受光素子と、
    遮光されて遮光電気信号を供給する第2受光素子と、
    前記第1受光素子が前記パルス光を受信しない非受信期間に前記パルス電気信号及び前記遮光電気信号の経路を遮断することにより自身のオフセットを抑制し、前記パルス光を受信する受信期間に、前記オフセットが抑制された状態を維持するとともに、前記パルス電気信号及び前記遮光電気信号の経路を再接続するヒステリシスコンパレータとを備え、
    前記パルス電気信号の経路と前記遮光電気信号の経路との少なくとも一方に電源のノイズを注入する容量素子を設けたことを特徴とする光パルス検出回路。
  2. 前記パルス電気信号と前記遮光電気信号との差分を増幅する全差動オペアンプをさらに備え、
    前記全差動オペアンプからの出力が前記ヒステリシスコンパレータに入力される請求項1に記載の光パルス検出回路。
  3. 前記容量素子が、前記電源のノイズを前記パルス電気信号の経路に注入するために前記第1受光素子と前記電源との間に設けられる請求項1に記載の光パルス検出回路。
  4. 前記第2受光素子がダミーの容量素子である請求項1に記載の光パルス検出回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光パルス検出回路を搭載することを特徴とする電子機器。
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