以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る電動ブラインド制御システムの全体構成を示すブロック図である。実施の形態1に係る電動ブラインド制御システムは、複数の電動ブラインド装置10A,10A,…,10A、及びこれらの電動ブラインド装置10A,10A,…,10Aの動作を制御する操作パネル20A、並びに、複数の電動ブラインド装置10B,10B,…,10B、及びこれらの電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bの動作を制御する操作パネル20Bを備える。
電動ブラインド装置10A,10A,…,10A及び操作パネル20Aは、1つのグループ(グループA)を形成する。操作パネル20Aは、グループAに属する電動ブラインド装置10A,10A,…,10Aと無線通信が可能であり、これらの電動ブラインド装置10A,10A,…,10Aに対して制御信号を送信することにより、各電動ブラインド装置10A,10A,…,10Aの動作を制御する。
同様に、電動ブラインド装置10B,10B,…,10B及び操作パネル20Bは、1つのグループ(グループB)を形成する。操作パネル20Bは、グループBに属する電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bと無線通信が可能であり、これらの電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bに対して制御信号を送信することにより、各電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bの動作を制御する。
なお、以下の説明において、各グループの電動ブラインド装置10A,10Bを区別して説明する必要がない場合には、電動ブラインド装置10とも記載する。また、各グループの操作パネル20A,20Bを区別して説明する必要がない場合には、操作パネル20とも記載する。
電動ブラインド装置10は、例えば、金属製又はプラスチック製の細長い帯状の板からなるスラット(不図示)、スラットを昇降させる昇降機構を駆動するための電動モータ14M、スラットの角度を調節するチルト機構を駆動するための電動モータ15M、及び電動モータ14M,15Mの駆動制御を行う制御部11等を備え(図3を参照)、操作パネル20からの制御信号により、スラットの昇降、スラットの角度調節を行う。
操作パネル20は、無線通信により、電動ブラインド装置10の動作を制御する制御装置である。電動ブラインド装置10及び操作パネル20には、それぞれを識別するための識別子(以下IDという)が付与されており、電動ブラインド装置10と操作パネル20との間でそれぞれのIDを登録し合うことにより、ペアリングを行う。本実施の形態では、1つの操作パネル20に対し、複数の電動ブラインド装置10のIDを登録できるようにしてあり、操作パネル20と当該操作パネル20に登録(ペアリング)された複数の電動ブラインド装置10,10,…,10との間でグループを形成する。
図1に示す例では、操作パネル20Aには「0x00」のID、電動ブラインド装置10A,10A,…,10Aには「0x01」,「0x02」,…,「0x0F」のIDがそれぞれ付与されているものとしている。操作パネル20Aは、記憶部22(図3を参照)に「0x01」〜「0x0F」のIDを記憶させることにより、同一グループ内の電動ブラインド装置10Aを登録する。また、各電動ブラインド装置10Aは、記憶部12(図2を参照)に「0x00」のIDを記憶させることにより、同一グループ内の操作パネル20Aを登録する。グループBに属する電動ブラインド装置10B及び操作パネル20Bについても同様である。
なお、本実施の形態は、IDを16進数により表す構成としたが、IDは16進数に限られるものではなく、10進数、2進数等の数値により表されるものであってもよく、数字及びアルファベット等の文字の組み合わせにより表されるものであってもよい。また、本実施の形態では、1つのグループ内の電動ブラインド装置10の数を15台としたが、15台に限定されるものではない。また、本実施の形態では、各電動ブラインド装置10に対し、システム内で一意のIDを付与する構成としたが、グループ内で各電動ブラインド装置10が識別できれば十分であり、グループ間で同一のIDを有する電動ブラインド装置10が存在してもよい。
操作パネル20は、同一グループ内の電動ブラインド装置10のIDを指定した制御信号を生成し、生成した制御信号を無線通信により送信することにより、IDにより指定した電動ブラインド装置10の動作を制御する。
図2は制御信号の一例を示す概念図である。操作パネル20から同一グループ内の電動ブラインド装置10へ送信する制御信号は、例えば、信号長、信号種別、対象ID、対象外ID、操作項目1、値1、操作項目2、値2を含む。図2に一例として示す制御信号は、制御対象の電動ブラインド装置10のIDと、その電動ブラインド装置10が実行すべき制御内容とを含んでいる。
信号種別は、電動ブラインド装置10の制御種別を表す。具体的には、スラットの昇降位置のみの制御、スラットの角度のみの制御、スラットの昇降位置及び角度の双方の制御の何れを実行するのかを表している。
対象IDは、制御信号の宛先となる装置のIDを表す。1又は複数の特定の電動ブラインド装置10,10,…,10のIDを直接的に指定する構成であってもよく、特定のID(例えば0xFF)により全ての電動ブラインド装置10,10,…,10を一括して指定する構成であってもよい。また、IDの範囲指定(例えば0x01−0x05)により複数の電動ブラインド装置10,10,…,10を指定する構成であってもよい。
除外IDは、対象IDにより指定されている電動ブラインド装置10,10,…,10のうち、制御対象から除外すべき電動ブラインド装置10のIDを表す。例えば、対象IDにより制御対象として全ての電動ブラインド装置10,10,…,10が指定されている場合であって、除外IDが0x03に指定されている場合、全ての電動ブラインド装置10,10,…,10のうち、ID=0x03で指定される電動ブラインド装置10のみを制御対象から除外することを表している。
各電動ブラインド装置10は、無線通信により操作パネル20から送信される制御信号を受信した場合、受信した制御信号が自装置宛であるか否かを制御信号に含まれるIDにより判断し、自装置宛である場合にはその制御信号に応じた制御を行う。
制御信号の操作項目1及び値1(操作項目2及び値2)は、制御対象の項目及びその項目の値を表す。例えば、操作項目1がスラットの昇降位置の制御であり、その値(値1)が「Value1」である場合、当該制御信号を受信した電動ブラインド装置10は、スラットの昇降位置を制御する電動モータ14Mを駆動し、スラットを現在位置から上昇(又は下降)させることにより、スラットの昇降位置を「Value1」に変更する。また、操作項目2が、スラットの角度制御であり、その値が「Value2」である場合、当該制御信号を受信した電動ブラインド装置10は、スラットの角度を制御する電動モータ15Mを駆動し、スラットの角度を現在角度から変更することにより、スラットの角度を「Value2」に変更する。なお、昇降位置のみの制御、または角度のみの制御を行う場合、操作項目2及び値2が含まれていなくてもよい。
本実施の形態に係る電動ブラインド制御システムでは、操作パネル20と同一のグループに属する電動ブラインド装置10だけでなく、他のグループに属する電動ブラインド装置10についても動作の制御を可能にしている。このため、本実施の形態では、操作パネル20A,20B間で互いのIDを登録し合い、ペアリングを行うにより、異なるグループに属する操作パネル20A,20B間で無線通信を行えるようにしている。
グループAに属する操作パネル20Aにて、グループBに属する各電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bの動作を制御する場合、操作パネル20Aは、操作パネル20BのID(例えば0x10)を指定した制御信号を生成し、生成した制御信号を無線通信により送信する。
グループBに属する操作パネル20Bは、無線通信により操作パネル20Aから送信される制御信号を受信した場合、受信した制御信号が自装置宛であるか否かを制御信号に含まれるIDにより判断し、自装置宛である場合にはその制御信号に基づき、グループB内の各電動ブラインド装置10B,10B,…,10BのID(0x11−0x1F)を指定した制御信号を生成する。操作パネル20Bは、生成した制御信号を無線通信により送信することにより、「0x11」〜「0x1F」のIDにより指定した電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bの動作を制御する。
図3は電動ブラインド装置10の制御系の構成を示すブロック図である。電動ブラインド装置10は、制御部11、記憶部12、無線通信部13、昇降制御部14、チルト制御部15、電動モータ14M,15Mなどを備える。電動ブラインド装置は、図に示していない商用電源から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)などを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、装置全体を本発明に係る電動ブラインド装置として機能させる。また、制御部11は、無線通信部13を通じて受信する制御信号に基づき、昇降制御部14及びチルト制御部15に対する制御信号を送出することで電動モータ14M,15Mの駆動を制御し、スラットの昇降動作及び角度調整を行わせる。なお、制御部11は、時刻情報を出力する時計手段(不図示)、設定時間を計測するタイマ(不図示)等を備えていてもよい。
記憶部12は、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリにより構成されており、自装置のID、自装置とペアリングされた操作パネル20のID、スラットの高さデータ、角度データ、電動モータの回転数等の各種データを記憶する。
無線通信部13は、図に示していないアンテナを通じて電波を発信又は受信することにより、同一グループ内の操作パネル20との間で無線通信を行う。無線通信部13は、操作パネル20から発信される電波をアンテナにて受信した場合、受信した電波をデコードすることにより、操作パネル20からの制御信号を取得し、取得した制御信号を制御部11へ送出する。また、無線通信部13は、操作パネル20へ送信すべき信号が制御部11から入力された場合、入力された信号に基づいて電波を発信することにより、信号の送信を行う。
昇降制御部14は、制御部11からの制御信号に基づいて電動モータ14Mの回転を制御することにより、スラットを昇降させる昇降機構の駆動制御を行い、スラットを上昇させる動作、スラットを下降させる動作、スラットの昇降を停止させる動作を行わせる。
チルト制御部15は、制御部11からの制御信号に基づいて電動モータ15Mの回転を制御することにより、スラットの角度を調節するチルト機構の駆動制御を行い、スラットを回動させる動作、スラットの回動を停止させる動作を行わせる。
図4は操作パネル20の内部構成を示すブロック図である。操作パネル20は、制御部21、記憶部22、無線通信部23、表示部24、操作部25等を備え、ユーザによる操作を受付ける。
制御部21は、例えば、CPU、ROMなどを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、装置全体を本発明に係る制御装置として機能させる。なお、制御部21は、時刻情報を出力する時計手段(不図示)、設定時間を計測するタイマ(不図示)等を備えていてもよい。
制御部21は、例えば、操作部25を通じて入力される情報に基づき、対象ID、操作項目、操作項目の値等を含む制御信号を生成する。また、制御部21は、予め設定された日時情報等に基づき、対象ID、操作項目、操作項目の値等を含む制御信号を自動的に生成する構成であってもよい。制御部21は、外部へ送信すべき制御信号を生成した場合、生成した制御信号を無線通信部23を通じて外部へ送信させる。
記憶部22は、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、自装置のID、自装置とペアリングされた電動ブラインド装置10のID、自装置とペアリングされた他のグループの操作パネル20のID、制御対象の電動ブラインド装置10のスラットの高さデータ、角度データ、電動モータの回転数等の各種データを記憶する。
無線通信部23は、図に示していないアンテナを通じて電波を発信又は受信することにより、同一グループ内の電動ブラインド装置10及び他のグループの操作パネル20との間で無線通信を行う。無線通信部23は、外部へ送信すべき制御信号が制御部21から入力された場合、入力された信号に基づいて電波を発信することにより、制御信号の送信を行う。また、無線通信部23は、同一グループ内の電動ブラインド装置10又は他のグループの操作パネル20から発信される電波をアンテナにて受信した場合、受信した電波をデコードすることにより信号を取得し、取得した信号を制御部11へ送出する。
表示部24は、例えば液晶表示パネルを有し、操作部25を通じて受付けた情報、ユーザに報知すべき情報等を表示する。操作パネル20は、例えば、スラットの上昇を指示するボタン、スラットの下降を指示するボタン、昇降の停止を指示するボタン、スラットの角度の調整を指示するボタン等の電動ブラインド装置10の動作を制御するための各種操作ボタン、対象IDを入力するためのテンキー等を備え、ユーザによる情報の入力を受付ける。
以下、本実施の形態に係る電動ブラインド制御システムの動作について説明する。図5は実施の形態1に係る操作パネル20が制御信号を送信する際の処理手順を示すフローチャートである。操作パネル20の制御部21は、電動ブラインド装置10に対する制御の要否を判断する(ステップS101)。例えば、操作部25を通じて電動ブラインド装置10に対する制御指示を受付けた場合、又は制御すべきタイミングとして予め設定された時刻となった場合、制御部21は、電動ブラインド装置10に対する制御が必要であると判断する。電動ブラインド装置10に対する制御が必要でない場合(S101:NO)、制御部21は、電動ブラインド装置10に対する制御が必要となるまで待機する。
電動ブラインド装置10に対する制御が必要であると判断した場合(S101:YES)、制御部21は、制御対象は同一グループ内のみであるか否かを判断する(ステップS102)。例えば、制御対象として操作部25にて受付けたID又は制御対象として予め設定されたIDが操作パネル20と同一のグループに属する電動ブラインド装置10のIDのみであった場合、制御部21は、制御対象が同一グループ内のみであると判断する。
制御対象が同一グループ内のみであると判断した場合(S102:YES)、制御部21は、同一グループ内の電動ブラインド装置10のIDのみを含む制御信号を生成する(ステップS103)。図6は制御信号に含まれるIDの一例を示す模式図である。図6に示した例では、グループAに属する操作パネル20Aが、グループAに属する全ての電動ブラインド装置10A,10A,…,10AのIDを指定した状態を示している。なお、ステップS103で生成する制御信号には、グループAに属する全ての電動ブラインド装置10A,10A,…,10AのIDが含まれている必要はなく、対象とする電動ブラインド装置10AのIDのみが含まれていればよい。
一方、他のグループに属する電動ブラインド装置10の一括制御が指示された場合、制御対象は同一グループ内のみでないと判断し(S102:NO)、制御部21は、他のグループの操作パネル20のIDを含む制御信号を生成する(ステップS104)。このとき、他のグループに属する操作パネル20のIDだけでなく、同一グループ内の電動ブラインド装置10のIDが制御対象のIDとして含まれていてもよい。図7は制御信号に含まれるIDの他の例を示す模式図である。図7に示した例では、グループAに属する操作パネル20Aが、グループAに属する全ての電動ブラインド装置10A,10A,…,10AのIDと、グループBに属する操作パネル20BのIDとを指定した状態を示している。
次いで、制御部21は、ステップS103又はステップS104で生成した制御信号を無線通信部23を通じて外部へ送信する(ステップS105)。
操作パネル20から送信される制御信号を同一グループ内の電動ブラインド装置10が受信した場合、電動ブラインド装置10の制御部11は、受信した制御信号に自装置のIDが含まれるか否かを判断する。自装置のIDが含まれる場合には、制御部11は、受信した制御信号に基づいてスラットの昇降動作、スラット角度等を制御する。
一方、操作パネル20が他のグループの操作パネル20から送信される制御信号を受信した場合、以下の処理を実行する。
図8は実施の形態1に係る操作パネル20が制御信号を受信した際の処理手順を示すフローチャートである。操作パネル20が無線通信部23を通じて制御信号を受信した場合(ステップS111)、制御部21は、自装置のIDが対象IDに含まれるか否かを判断することにより、受信した制御信号が自装置宛の信号であるか否かを判断する(ステップS112)。受信した制御信号が自装置宛の信号でない場合(S112:NO)、制御部21は、以下の処理を実行せずに、本フローチャートによる処理を終了する。
受信した制御信号が自装置宛の信号である場合(S112:YES)、制御部21は、制御信号を受信した操作パネル20と同一のグループに属する各電動ブラインド装置10のIDを指定した制御信号を生成する(ステップS113)。このとき、制御部21は、制御対象の電動ブラインド装置10を個別に指定してもよく、0x11−0x1FのようにIDの範囲を指定することにより、同一グループ内の各電動ブラインド装置10を指定する構成としてもよい。
次いで、制御部21は、生成した制御信号を無線通信部23を通じて外部へ送信する(ステップS114)。
操作パネル20から送信される制御信号を同一グループ内の電動ブラインド装置10が受信した場合、電動ブラインド装置10の制御部11は、受信した制御信号に自装置のIDが含まれるか否かを判断する。自装置のIDが含まれる場合には、制御部11は、受信した制御信号に基づいてスラットの昇降動作、スラット角度等を制御する。
以上のように、実施の形態1では、一のグループに属する操作パネル20から、他のグループに属する電動ブラインド装置10の動作を直接的に制御することができない場合であっても、他のグループの操作パネル20を経由することにより、他のグループの電動ブラインド装置10の動作を一括して制御することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、一のグループに属する操作パネル20から、他のグループに属する電動ブラインド装置10の動作を制御する際、他のグループに属する操作パネル20のIDを制御信号に付加する構成したが、グループの異同に関わらず、全ての電動ブラインド装置10を一括して指定する識別子を付加することにより、各グループの電動ブラインド装置10の動作を一括制御する構成であってもよい。
実施の形態2では、各グループの電動ブラインド装置10の動作を一括制御する構成について説明する。なお、電動ブラインド制御システムの全体構成、電動ブラインド装置10及び操作パネル20の内部構成等は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略することとする。
図9は実施の形態1に係る操作パネル20が制御信号を送信する際の処理手順を示すフローチャートである。操作パネル20の制御部21は、電動ブラインド装置10に対する制御の要否を判断する(ステップS201)。例えば、操作部25を通じて電動ブラインド装置10に対する制御指示を受付けた場合、又は制御すべきタイミングとして予め設定された時刻となった場合、制御部21は、電動ブラインド装置10に対する制御が必要であると判断する。電動ブラインド装置10に対する制御が必要でない場合(S201:NO)、制御部21は、電動ブラインド装置10に対する制御が必要となるまで待機する。
電動ブラインド装置10に対する制御が必要であると判断した場合(S201:YES)、制御部21は、各グループに属する電動ブラインド装置10の一括制御が指示されたか否かを判断する(ステップS202)。
各グループに属する電動ブラインド装置10の一括制御の指示を操作部25にて受付けた場合、又は予め設定された時刻に実行すべき制御として一括制御が指示されている場合、制御部21は、一括制御が指示されたと判断し(S202:YES)、各グループの電動ブラインド装置10を一括指定した制御信号を生成する(ステップS203)。図10は制御信号に含まれるIDの一例を示す模式図である。本実施の形態では、グループに依らずに全ての電動ブラインド装置10を指定するIDとして特定のID(例えば0xFF)を用いる。図10に示した例では、個別のIDを指定する代わりに、全ての電動ブラインド装置10を指定する特定のIDを指定した状態を示している。
一方、一括制御が指示されていないと判断した場合(S202:NO)、制御部21は、実施の形態1と同様の手順により、対象IDを含む制御信号を生成する(ステップS204)。このとき、制御部21は、同一グループ内の電動ブラインド装置10のIDのみを含む制御信号を生成してもよい。また、制御部21は、同一グループ内の電動ブラインド装置10のIDと、他グループの操作パネル20のIDとを含む制御信号を生成してもよい。
次いで、制御部21は、ステップS203又はステップS204で生成した制御信号を無線通信部23を通じて外部へ送信する(ステップS205)。
操作パネル20から送信される制御信号を同一グループ内の電動ブラインド装置10が受信した場合、電動ブラインド装置10の制御部11は、受信した制御信号に一括指定を示す特定のID(0xFF)又は自装置のIDが含まれるか否かを判断する。一括指定を示す特定のID(0xFF)又は自装置のIDが含まれる場合には、制御部11は、受信した制御信号に基づいてスラットの昇降動作、スラット角度等を制御する。
一方、操作パネル20が他のグループの操作パネル20から送信される制御信号を受信した場合、以下の処理を実行する。
図11は実施の形態2に係る操作パネル20が制御信号を受信した際の処理手順を示すフローチャートである。操作パネル20が無線通信部23を通じて制御信号を受信した場合(ステップS211)、制御部21は、一括指定を示す特定のID(0xFF)又は自装置のIDが対象IDとして含まれるか否かを判断することにより、受信した制御信号が一括指定された制御信号であるか、又は自装置宛の制御信号であるか否かを判断する(ステップS212)。受信した制御信号が一括指定された制御信号ではなく、かつ自装置宛の制御信号でもない場合(S212:NO)、制御部21は、以下の処理を実行せずに、本フローチャートによる処理を終了する。
受信した制御信号が一括指定された制御信号、又は自装置宛の制御信号である場合(S212:YES)、制御部21は、制御信号を受信した操作パネル20と同一のグループに属する各電動ブラインド装置10のIDを指定した制御信号を生成する(ステップS213)。このとき、制御部21は、制御対象の電動ブラインド装置10を個別に指定してもよく、0x11−0x1FのようにIDの範囲を指定することにより、同一グループ内の各電動ブラインド装置10を指定する構成としてもよい。
次いで、制御部21は、生成した制御信号を無線通信部23を通じて外部へ送信する(ステップS214)。
操作パネル20から送信される制御信号を同一グループ内の電動ブラインド装置10が受信した場合、電動ブラインド装置10の制御部11は、受信した制御信号に自装置のIDが含まれるか否かを判断する。自装置のIDが含まれる場合には、制御部11は、受信した制御信号に基づいてスラットの昇降動作、スラット角度等を制御する。
以上のように、実施の形態2では、一のグループに属する操作パネル20から、他のグループに属する電動ブラインド装置10の動作を直接的に制御することができない場合であっても、他のグループの操作パネル20を経由することにより、他のグループの電動ブラインド装置10の動作を一括して制御することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、3つ以上のグループを含む電動ブラインド制御システムの構成について説明する。
なお、各グループが備える電動ブラインド装置10及び操作パネル20の内部構成等は実施の形態1と同様であるから、その説明を省略することとする。
図12は実施の形態3に係る電動ブラインド制御システムの全体構成を示すブロック図である。実施の形態3に係る電動ブラインド制御システムは、複数の電動ブラインド装置10A,10A,…,10A及び操作パネル20Aを備えるグループA、複数の電動ブラインド装置10B,10B,…,10B及び操作パネル20Bを備えるグループB、並びに、複数の電動ブラインド装置10C,10C,…,10C及び操作パネル20Cを備えるグループCを含む。
図12に示す例は、グループAに属する操作パネル20Aには「0x00」のID、電動ブラインド装置10A,10A,…,10Aには「0x01」,「0x02」,…,「0x0F」のIDがそれぞれ付与されているものとする。また、グループBの操作パネル20B及び各電動ブラインド装置10B、並びにグループCの操作パネル20C及び各電動ブラインド装置10CのIDについても図12に示すIDが付与されているものとする。
ここで、操作パネル20Aは、グループAに属する各電動ブラインド装置10A,10A,…,10A、及びグループBの操作パネル20Bとの間で無線通信を実行するために、それぞれとの間で予めペアリング(IDの相互登録)が行われているものとする。
同様に、操作パネル20Bは、グループBに属する各電動ブラインド装置10B,10B,…,10B、グループAの操作パネル20A、及びグループCの操作パネル20Cとの間で無線通信を実行するために、それぞれとの間で予めペアリングが行われているものとする。
また、操作パネル20Cは、グループCに属する各電動ブラインド装置10C,10C,…,10C、及びグループBの操作パネル20Bとの間で無線通信を実行するために、それぞれとの間で予めペアリングが行われているものとする。
なお、実施の形態3では、操作パネル20A及び20C間は、直接的には無線通信が行えないものとする。
以下の説明において、各グループの電動ブラインド装置10A,10B,10Cを区別して説明する必要がない場合には、電動ブラインド装置10とも記載する。また、各グループの操作パネル20A,20B,20Cを区別して説明する必要がない場合には、操作パネル20とも記載する。
図13は各操作パネル20の動作を説明する説明図である。グループAに属する操作パネル20Aにて、グループBに属する電動ブラインド装置10B、及びグループCに属する電動ブラインド装置10Cの動作を制御する場合、操作パネル20Aの制御部21は、操作パネル20BのID(0x10)及び操作パネル20CのID(0x20)を対象IDとして含む制御信号を生成し、生成した制御信号を無線通信により送信する。なお、グループAに属する電動ブラインド装置10Aの動作制御も併せて行う場合には、制御対象の電動ブラインド装置10AのIDが生成する制御信号に含まれていてもよい。
グループBに属する操作パネル20Bは、制御信号を受信した場合、受信した制御信号により指定される対象IDに、自装置のIDが含まれるか否か、及び他のグループに属する操作パネル20のIDが含まれるか否かを判断する。自装置のIDが含まれ、他のグループに属する操作パネル20(20A又は20C)のIDが含まれない場合、操作パネル20Bの制御部21は、グループBに属する各電動ブラインド装置10B,10B,…,10BのID(0x11−0x1F)を対象IDとして含む制御信号を生成し、生成した制御信号を無線通信により送信することにより、グループB内の電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bの動作を制御する。
また、受信した制御信号に自装置のID、及び他のグループに属する操作パネル20のIDが含まれる場合、操作パネル20Bの制御部21は、自装置のIDを削除すると共に、他のグループに属する操作パネル20(20A又は20C)のID、及びグループBに属する各電動ブラインド装置10B,10B,…,10BのID(0x11−0x1F)を対象IDとして含む制御信号を生成し、生成した制御信号を無線通信により送信する。グループBに属する各電動ブラインド装置10B,10B,…,10Bが操作パネル20Bからの制御信号を受信した場合、受信した制御信号に従って動作を行う。
また、他のグループの操作パネル20(20A又は20C)が操作パネル20Bからの制御信号を受信した場合、前述と同様に、自装置のIDが含まれるか否か、及び他のグループに属する操作パネル20のIDが含まれるか否かに応じて、対象IDに含めるIDを決定し、決定したIDを含む制御信号を生成して無線通信により外部へ送信する。
図13の例では、グループBの操作パネル20Bが、グループB及びCの操作パネル20B,20CのID(0x10,0x20)を含む制御信号を受信したので、自装置のID(0x10)を削除し、グループCの操作パネル20CのID(0x20)を含む制御信号を生成し、無線通信により送信した状態を示している。なお、図13に示す例は、簡略化のために、各電動ブラインド装置10のIDを省略して記載している。
図14は実施の形態3に係る操作パネル20が制御信号を受信した際の処理手順を示すフローチャートである。操作パネル20が無線通信部23を通じて制御信号を受信した場合(ステップS301)、制御部21は、自装置のIDが対象IDとして含まれるか否かを判断することにより、受信した制御信号が自装置宛の信号であるか否かを判断する(ステップS302)。受信した制御信号が自装置宛の信号でない場合(S302:NO)、制御部21は、以下の処理を実行せずに、本フローチャートによる処理を終了する。また、受信した制御信号に他のグループに属する操作パネル20のIDが含まれる場合、制御部21は、受信した制御信号を無線通信部23を通じて外部へ送信してもよい。
受信した制御信号が自装置宛の信号である場合(S302:YES)、制御部21は、他のグループに属する操作パネル20のIDが更に含まれているか否かを判断する(ステップS303)。他のグループに属する操作パネル20のIDが含まれると判断した場合(S303:YES)、制御部21は、自装置のIDを削除し、他のグループに属する操作パネル20のID、及び自装置と同一グループ内の各電動ブラインド装置10のIDを対象IDとして含む制御信号を生成する(ステップS304)。
一方、他のグループに属する操作パネル20のIDが含まれないと判断した場合(S303:NO)、制御部21は、自装置と同一のグループに属する各電動ブラインド装置10のIDを指定した制御信号を生成する(ステップS305)。
次いで、制御部21は、生成した制御信号を無線通信部23を通じて外部へ送信する(ステップS306)。
操作パネル20から送信される制御信号を同一グループ内の電動ブラインド装置10が受信した場合、電動ブラインド装置10の制御部11は、受信した制御信号に自装置のIDが含まれるか否かを判断する。自装置のIDが含まれる場合には、制御部11は、受信した制御信号に基づいてスラットの昇降動作、スラット角度等を制御する。
以上のように、実施の形態3では、操作パネル20A及び20Cの間で直接的に無線通信が行えない場合であっても、両者が通信可能な操作パネル20Bを経由することによって、異なるグループ間で互いの電動ブラインド装置10を制御することができる。
実施の形態3では、操作パネル20A及び20Cの間は、直接的に無線通信が行えないものとしたので、例えば、操作パネル20Aは、操作パネル20Cへ送信すべき制御信号を、操作パネル20Bにより中継させる構成とした。しかしながら、操作パネル20A及び20Cの間で直接的に無線通信が可能である場合には、実施の形態1及び2と同様に、操作パネル20A及び20Cの間の無線通信により、他グループの電動ブラインド装置10の動作を制御する構成であってもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4では、電動ブラインド装置が備える電動モータの制御手法の一例を開示する。
電動ブラインド装置が備える電動モータを駆動する駆動回路として、C接点リレーを使用して、電動モータの正転及び逆転を切り替えたり、モータ端子間を短絡したりする駆動回路が実用化されている。
図15は参考として示す従来の制御手法の一例を説明する説明図である。図15は、2つのC接点リレーRL1,RL2と、トランジスタ等のスイッチング素子Q5とを組み合わせた電動モータMの駆動回路を示したものである。
電動モータMの停止状態では、各C接点リレーRL1,RL2を共にオフにすると共に、スイッチング素子Q5をオフにする(図15Aを参照)。電動モータMの停止状態から、モータMの出力軸を正転させる場合、まず、スイッチング素子Q5をオフの状態にしたまま、C接点リレーRL1をオンにする(図15Bを参照)。この状態から、更にスイッチング素子Q5をオンにすることにより、図15Cに示す白抜き矢符の方向に電流が流れ、例えば電動モータMの出力軸が正転する。モータMの出力軸を逆転せる場合についても同様であり、停止状態からC接点リレーRL2をオンし、次いでスイッチング素子Q5をオンにする制御を行う。
接点においてアーク放電が発生した場合、接点の金属が消耗してしまい、接点面の荒れや、金属転移、接点の溶着などが発生し、接触不良の原因となる。このため、従来では、C接点リレーRL1(RL2)をオンにした後、スイッチング素子Q5をオンにすることにより、アーク放電の発生を抑えていた。
ところで、リレー接点に用いられる金属材料は、接続する負荷の種類に応じて適宜選択され、例えば、モータのような大電流負荷が接続される場合には、銅化合物が選択されることが多い。したがって、上記のような手法にてアーク放電の発生を抑えたとしても、リレー接点の表面には、酸化被膜や硫化被膜が形成され易いという問題点を有している。
そこで、実施の形態4では、リレー接点において意図的にアーク放電を発生させることにより、被膜の除去を行う。
図16は実施の形態4に係る制御手法の一例を説明する説明図である。図16は、前述と同様に、電動モータM(例えばスラットを昇降させるための電動モータ14M)を駆動する駆動回路は、2つのC接点リレーRL1,RL2、及びスイッチング素子Q5を備える。
電動モータMの停止状態では、各C接点リレーRL1,RL2を共にオフにすると共に、スイッチング素子Q5をオフにする(図16Aを参照)。電動モータMの停止状態から、モータMの出力軸を正転させる場合、まず、各C接点リレーRL1,RL2を共にオフのまま、スイッチング素子Q5をオンの状態にする(図16Bを参照)。この状態から、C接点リレーRL1をオンにすることにより、図16Cに示す白抜き矢符の方向に電流が流れ、例えば電動モータMの出力軸が正転する。このように、接点間に電圧を印加した状態にて、C接点リレーRL1をオンにすることにより、接点間にアーク放電を意図的に発生させることができる。この結果、接点表面に被膜が形成されていたとしても、アーク放電の熱エネルギーにより、被膜を除去することができるという効果が得られる。
なお、アーク放電を発生させない図15の制御手法のみを採用した場合には、リレー表面に酸化被膜等の被膜が形成され、接触不良が発生する可能がある。一方で、アーク放電を発生させる図16の制御手法のみを採用した場合には、接点の金属が消耗してしまい、接点面の荒れや、金属転移、接点の溶着などが発生することにより、接触不良の原因となる。
したがって、アーク放電を発生させない図15の制御手法と、アーク放電を意図的に発生させる図16の制御手法とを適宜切り替えることが好ましい。電動ブラインド装置10は、定期的(例えば、1日1回)にアーク放電を意図的に発生させてもよい。また、電動ブラインド装置10の設置環境に応じて、アーク放電の発生度合いを適宜変更しても良い。例えば、リレー開閉頻度が少ない場合には、リレー接点面に酸化膜や硫化膜などが形成される場合があるので、アーク放電の発生度合いを多くし、逆に、リレー開閉頻度が多い場合、接点金属の消耗を抑えるために、アーク放電の発生度合いを少なくすることが好ましい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
本願の電動ブラインド制御システムは、複数の電動ブラインド装置(10)と、該複数の電動ブラインド装置(10)と通信可能であり、制御対象の1又は複数の電動ブラインド装置(10)を宛先として含む制御信号を送信することにより、各電動ブラインド装置(10)の動作を制御する制御装置(20)とを複数組備える電動ブラインド制御システムにおいて、各制御装置(20A,20B)は、自装置とは異なる組に属する各電動ブラインド装置(10B,10A)の動作を制御する場合、前記各電動ブラインド装置(10B,10A)と同一の組に属する制御装置(20B,20A)を宛先として含む制御信号を送信する送信部(23)と、他の制御装置(20B,20A)から送信される制御信号を受信する受信部(23)と、該受信部(23)にて自装置宛の制御信号を受信した場合、受信した制御信号に基づき、自装置と同一の組に属する各電動ブラインド装置(10A,10B)の動作を制御する制御信号を生成する信号生成部(21)とを備え、該信号生成部(21)にて生成した制御信号を送信することにより、前記各電動ブラインド装置(10A,10B)の動作を制御することを特徴とする。
本願では、一の組に属する制御装置から、他の組に属する電動ブラインド装置の動作を直接的に制御することができない場合であっても、他の組の制御装置を経由することにより、他の組の電動ブラインド装置の動作を一括して制御することが可能となる。
本願の電動ブラインド制御システムは、各組に属する複数の電動ブラインド装置(10A,10B)及び制御装置(20A,20B)は、それぞれに付与された識別子を記憶する記憶部(12,22)を備え、同一の組に属する複数の電動ブラインド装置(10A,10B)及び制御装置(20A,20B)間、並びに、異なる組に属する複数の制御装置(20A,20B)間にて互いの識別子を登録することを特徴とする。
本願では、識別子を登録し合うことによりペアリングを行った装置間で通信を行うことができる。
本願の電動ブラインド制御システムは、各制御装置(20A,20B)は、異なる組に属する各電動ブラインド装置(10B,10A)の動作を制御する場合、前記各電動ブラインド装置(10B,10A)と同一の組に属する制御装置(20B,20A)の識別子を含む制御信号を前記送信部(23)を通じて送信することを特徴とする。
本願では、一の組に属する制御装置から、他の組に属する電動ブラインド装置の動作を直接的に制御することができない場合であっても、他の組の制御装置を経由することにより、他の組の電動ブラインド装置の動作を一括して制御することが可能となる。
本願の電動ブラインド制御システムは、各制御装置(20A,20B)は、各組に属する各電動ブラインド装置(10A,10B)の動作を制御する場合、特定の識別子を含む制御信号を前記送信部(23)を通じて送信し、前記特定の識別子を含む制御信号を前記受信部(23)にて受信した場合、自装置と同一の組に属する各電動ブラインド装置(10A,10B)の動作を制御する制御信号を前記信号生成部(21)にて生成することを特徴とする。
本願では、特定の識別子を含む制御信号を送信することにより、各制御装置にいて、同一の組に属する各電動ブラインド装置の動作を制御することができる。
本願の制御装置は、複数の電動ブラインド装置(10)と、該複数の電動ブラインド装置(10)と通信可能であり、制御対象の1又は複数の電動ブラインド装置(10)を宛先として含む制御信号を送信することにより、各電動ブラインド装置(10)の動作を制御する制御装置(20)とを複数組備える電動ブラインド制御システムにおける制御装置であって、自装置とは異なる組に属する各電動ブラインド装置(10B,10A)の動作を制御する場合、前記各電動ブラインド装置(10B,10A)と同一の組に属する制御装置(20B,20A)を宛先として含む制御信号を送信する送信部(23)と、他の制御装置(20B,20A)から送信される制御信号を受信する受信部(23)と、該受信部(23)にて自装置宛の制御信号を受信した場合、受信した制御信号に基づき、自装置と同一の組に属する各電動ブラインド装置(10A,10B)の動作を制御する制御信号を生成する信号生成部(21)とを備え、該信号生成部(21)にて生成した制御信号を送信することにより、前記各電動ブラインド装置(10A,10B)の動作を制御することを特徴とする。
本願では、一の組に属する制御装置から、他の組に属する電動ブラインド装置の動作を直接的に制御することができない場合であっても、他の組の制御装置を経由することにより、他の組の電動ブラインド装置の動作を一括して制御することが可能となる。