JP2011124736A - 赤外線リモコン - Google Patents
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Abstract
【課題】電気機器の電気機器と赤外線リモコンとの距離に応じて適切な出力レベルで赤外線信号を送信できる赤外線リモコンを提供する。
【解決手段】角度センサ20で検出した赤外線リモコンの傾きが大きい場合は、赤外線信号の出力レベルが小さくなるように制御し、赤外線リモコンの傾きが小さい場合は、赤外線信号の出力レベルが大きくなるように制御することで、電気機器との距離に応じた適切な出力レベルで赤外線信号を送信できるため、発光素子での消費出力を抑制することができる。また、複数設置された電気機器の中から使用者の近くに設置されている電気機器のみ操作したいという場合も、当該電気機器に届く出力レベルで赤外線信号を発信するので、別の電気機器まで同時に操作してしまうといったことがない。
【選択図】図4
【解決手段】角度センサ20で検出した赤外線リモコンの傾きが大きい場合は、赤外線信号の出力レベルが小さくなるように制御し、赤外線リモコンの傾きが小さい場合は、赤外線信号の出力レベルが大きくなるように制御することで、電気機器との距離に応じた適切な出力レベルで赤外線信号を送信できるため、発光素子での消費出力を抑制することができる。また、複数設置された電気機器の中から使用者の近くに設置されている電気機器のみ操作したいという場合も、当該電気機器に届く出力レベルで赤外線信号を発信するので、別の電気機器まで同時に操作してしまうといったことがない。
【選択図】図4
Description
本発明は、電気機器を遠隔操作するための赤外線リモコンに係わり、特に、電気機器との距離に応じて、赤外線リモコンから送信する赤外線信号の出力レベルを制御する赤外線リモコンに関する。
従来、空調機器や映像機器等の電気機器を遠隔操作する赤外線リモコンでは、赤外線リモコンと電気機器との距離に関わらず、赤外線リモコンの送信部から最大出力レベルで赤外線信号を発信できるよう、送信部を構成する赤外線発光ダイオード等の発光素子に最大電流を流していた。従って、発光素子での消費電力が大きくなり、赤外線リモコンに備えられた電池の寿命が短くなるという問題があった。また、赤外線リモコンで操作できる電気機器が複数台設置されているような場合では、使用者に近い位置に配置された電気機器のみ操作したいにも関わらず、赤外線リモコンから送信される赤外線信号の出力レベルが大きいために、他の電気機器も操作されてしまうという虞があった。
このような問題を解決する方法として、電気機器の使用者が、赤外線信号の出力レベルを調整できる赤外線リモコンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されているのは、電気製品を遠隔操作できる赤外線リモコンであって、赤外線リモコンに回転ボリュームやスライドスイッチ等の可変抵抗器を備えており、使用者が可変抵抗器を操作することによって、送信部に備えられた赤外線発光ダイオードに流れる電流を制御して、赤外線信号の出力レベルを調整できるようにしたものである。
特許文献1に開示されているのは、電気製品を遠隔操作できる赤外線リモコンであって、赤外線リモコンに回転ボリュームやスライドスイッチ等の可変抵抗器を備えており、使用者が可変抵抗器を操作することによって、送信部に備えられた赤外線発光ダイオードに流れる電流を制御して、赤外線信号の出力レベルを調整できるようにしたものである。
このような赤外線リモコンでは、使用者が電気機器との距離に応じて可変抵抗器を操作することで、赤外線信号の出力レベルを電気機器との距離に応じた出力レベルとすることができ、赤外線発光ダイオードでの消費電力を抑制することができるため、電池の寿命を延ばすことができる。
しかし、この方法では、使用者が電気機器との距離を判断し可変抵抗器を操作するために、使用者の感覚による操作となってしまい、使用者(赤外線リモコン)と電気機器との距離に応じた、実際に必要な赤外線信号の出力レベルの制御、つまりは可変抵抗器の調整ができない虞があった。
例えば、使用者と電気機器との距離が近いにも関わらず、実際に必要な出力レベル以上の赤外線信号が送信されるような電流が赤外線発光ダイオードを流れるように可変抵抗器が調整されて、消費電力が大きくなる、逆に、使用者と電気機器との距離が遠いにも関わらず、実際に必要なレベル以下の赤外線信号が送信されるような電流が赤外線発光ダイオードに流れるように可変抵抗器が調整されて、一度の赤外線信号の送信では電気機器に到達せず(あるいは電気機器の赤外線受光部で検出できず)、可変抵抗器を調整しなおして何回も赤外線信号を送信することで消費電力が大きくなるという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決し、電気機器と赤外線リモコンとの距離に応じて適切な出力レベルで赤外線信号を送信できる赤外線リモコンを提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するものであって、本発明の赤外線リモコンは、内部に赤外線リモコン操作時における赤外線リモコンの傾きを検出する角度センサを備えており、角度センサで検出した赤外線リモコンの傾きに応じた出力レベルで赤外線信号を送信するよう、送信部の発光素子に流れる電流量を制御するものである。
本発明の赤外線リモコンは、使用状態において、電気機器との距離が近い場合は傾きが大となり、電気機器との距離が遠い場合は傾きが小となるので、角度センサで検出した赤外線リモコンの傾きが大きい場合は、赤外線信号の出力レベルが小さくなるよう発光素子に流れる電流量を制御し、赤外線リモコンの傾きが小さい場合は、赤外線信号の出力レベルが大きくなるよう発光素子に流れる電流を制御することで、電気機器との距離に応じた適切な出力レベルで赤外線信号を送信できるため、発光素子での消費出力を抑制することができ、電池の寿命を延ばすことができる。
また、赤外線リモコンで操作ができる電気機器が複数設置されており、使用者の近くに設置されている電気機器のみ操作したいという場合でも、赤外線リモコンが傾きを検出して当該電気機器に届く出力レベルで赤外線信号を発信するので、遠くに設置された別の電気機器まで同時に操作してしまうといったことがなく、操作したい電気機器のみを適格に操作することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、実施例としては、操作される電気機器として一つの部屋に複数設置された天井埋込型室内機と、これらを操作できる1台の赤外線リモコンとを有する空気調和機を例に挙げて説明する(但し、空気調和機本体の図示は省略する)。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
図1は、本発明の実施例である赤外線リモコンの外観斜視図である。また、図2は赤外線リモコンの説明図であり、(A)は赤外線リモコンの要部断面図を含めた側面図、(B)は赤外線リモコンに備えられている角度センサの説明図である。また、図3は赤外線リモコンを傾けた際の説明図であり、(A)は赤外線リモコンを傾けた際の赤外線リモコンの要部断面図を含めた側面図、(B)は(A)におけるB部拡大図である。また、図4は赤外線リモコンの送信部に流れる電流を制御する回路ブロック図であり、(A)は赤外線リモコンの傾きが小さい場合、(B)は傾きが大きい場合である。
図1に示すように、赤外線リモコン10は、上部筐体1と、下部筐体2と、送信部3と、操作ボタン4と、表示部5とから構成されている。上部筐体1及び下部筐体2は、それぞれ樹脂材で形成されており、互いに嵌合して略直方体形状の箱体となるような形状とされている。
送信部3は、赤外線リモコン10の長手方向の一端に備えられており、後述する赤外線発光ダイオード60等から構成されている。操作ボタン4は、上部筐体1に配置されており、樹脂材で形成されている。この操作ボタン4は、図示しない天井埋込型室内機をオン/オフするための電源スイッチや室温設定ボタン、風量設定ボタン等、天井埋込型室内機を操作・制御するためのボタンで構成されている。
表示部5は、液晶パネル等からなり、赤外線リモコン10の設定温度や風量等の様々な情報を表示する。尚、この表示部5も操作ボタン4と同様に上部筐体1に配置されている。
赤外線リモコン10の使用者が、操作ボタン4を操作すると、赤外線リモコン10は、当該操作ボタン4に対応する制御コードを図示しない記憶部より読み出し、この制御コードから送信コードを生成する。そして、送信コードに対応する赤外線信号を生成して送信部3から天井埋込型室内機に送信すると共に、操作内容を表示部5に表示する。
赤外線リモコン10の使用者が、操作ボタン4を操作すると、赤外線リモコン10は、当該操作ボタン4に対応する制御コードを図示しない記憶部より読み出し、この制御コードから送信コードを生成する。そして、送信コードに対応する赤外線信号を生成して送信部3から天井埋込型室内機に送信すると共に、操作内容を表示部5に表示する。
赤外線リモコン10の内部には、図2(A)に示すように、角度センサ20が配置されている。この角度センサ20は、赤外線リモコン10の送信部3から送信される赤外線信号の送信方向に対しての、赤外線リモコン10の傾きを検出するものであって、図2(B)に示すように、角度センサ20は、鉄等の金属で形成され略扇形の形状とされている振り子21と、鉄等の金属で略円柱に形成され、振り子21の表裏面に対向するよう配置されている2個のウエイト22と、中央部が振り子21の一部に固定され、両端が上部筐体1に軸支されて、振り子21(及びウエイト22)を回転自在に上部筐体1に取り付けるための回転軸23と、発光ダイオード等からなる発光部30と、フォトトランジスタ等からなる受光部40とから構成されている。発光部30と受光部40とは、発光部30から発光した光を受光部40で受光できるよう対向して配置され、振り子21が所定の角度以上回転した場合に、振り子21の一部が発光部30と受光部40との間に位置するよう、上部筐体1あるいは下部筐体2に設置されている。
図3(A)に示すように、この赤外線リモコン10を傾けた場合(図3(A)では、例として赤外線リモコン10を45度傾けた場合を示している)、角度センサ20の振り子21がウエイト22の重さによって鉛直下方に位置するよう回転する。そして、図3(B)に示すように、角度センサ20の発光部30と受光部40とは、赤外線リモコン10が所定の傾き以上(図3の場合は45度以上)に傾いた場合に、振り子21が回転して発光部30と受光部40との間に位置し、発光部30から送信された光を遮って受光部40に届かないよう配置されている。尚、図3では、赤外線リモコン10を側面から見た場合の要部断面を示しているため、発光部30は図示されていないが、上述したように発光部30は、受光部40と対向する位置に設置されている。
以上説明した赤外線リモコン10では、赤外線リモコン10を使用者が操作する際に、赤外線リモコン10を所定の角度以上に傾けた場合は、振り子21が発光部30から送信された光を遮ることで、受光部40で光を受光できず、赤外線リモコン10が所定の角度以下の傾きの場合は、振り子21が発光部30から送信された光を遮ることがなく、受光部40で光を受光する。赤外線リモコン10は、受光部40で光を受光する/しないを検出し、これに応じて送信部3から送信する赤外線信号の出力レベルを変化させることで、赤外線リモコン10の傾き角度に応じた、つまりは赤外線リモコン10と天井埋込型室内機との距離に応じた出力レベルで赤外線信号を送信する。
次に、図1乃至図4を用いて、赤外線リモコン10と天井埋込型室内機との距離に応じた出力レベルで赤外線信号を送信する具体的な方法について説明する。赤外線リモコン10の送信部3は、制御手段50と、赤外線発光ダイオード60と、トランジスタ62、63と、電流制限抵抗(コレクタ抵抗)64と、電流制限抵抗(ベース抵抗)66とを備えており、図4に示すように、これらの素子が相互に電気的に接続されて、送信する赤外線信号の出力レベルを制御する回路が構成されている。
制御手段50は、使用者が操作ボタン4を操作して入力したキー信号と対応するコマンドを認識し、その操作内容を表示部5に表示する、入力したコマンドに対応する制御コードを図示しない記憶部より読み出し、この制御コードに対応する送信コードを作成する等、赤外線リモコン10の様々な制御を行っている。制御手段50には、入力ポートA/Bと出力ポートA/B/Cが備えられており、入力ポートAには、角度センサ20(の受光部40)が接続されている。制御手段50は、入力ポートAへの入力信号を監視することで、角度センサ20の振り子21が発光部30から送信された光を受光部40で受光したか否かを判断している。また、入力ポートBには、操作ボタン4が接続されており、制御手段50は、入力ポートBへの入力信号を監視することで、使用者が入力したキー信号と対応するコマンドを認識する。
制御手段50の出力ポートA/Bには、それぞれ電流制限抵抗(ベース抵抗)66を介してトランジスタ62、63のベースが接続されている。制御手段50は、出力ポートA/Bからの出力をオン/オフすることによって、トランジスタ62、63のオン/オフの制御を行っている。また、出力ポートCには、角度センサ20(の発光部30及び受光部40)が接続されており、制御手段50は、出力ポートCを制御することで角度センサ20(の発光部30及び受光部40)への駆動電力を制御する。
トランジスタ62、63のエミッタは、それぞれ電流制限抵抗(コレクタ抵抗)64の一端に接続されており、電流制限抵抗(コレクタ抵抗)64の他端は、接点61を介して赤外線発光ダイオード60のカソードに接続されている。また、トランジスタ62、63のコレクタは、接点65を介してGNDに接続されており、赤外線発光ダイオード60のアノードは電源Vccに接続されている。
次に、以上説明した回路の動作について説明する。使用者が赤外線リモコン10の操作ボタン4を押下して天井埋込型室内機を操作する際は、赤外線リモコン10から送信した赤外線信号が天井埋込型室内機の赤外線受光部に届くよう、赤外線リモコン10を天井埋込型室内機の赤外線受光部に向けて操作することになる。
使用者から天井埋込型室内機までの距離が遠い場合は、使用者は赤外線リモコン10をあまり傾けずに操作することになり、角度センサ20の振り子21が発光部30と受光部40との間を遮断する位置まで回転せず、発光部30から発光された光を受光部40で受光できる。
使用者から天井埋込型室内機までの距離が遠い場合は、使用者は赤外線リモコン10をあまり傾けずに操作することになり、角度センサ20の振り子21が発光部30と受光部40との間を遮断する位置まで回転せず、発光部30から発光された光を受光部40で受光できる。
発光部30から発光された光を受光部40で光を受光すると、制御手段50の入力ポートAに受光信号が入力される。この場合、制御手段50は、出力ポートAとBの両方から送信コードと対応するパルス信号を出力する。出力ポートA及びBからの出力を受けたトランジスタ62及び63はそれぞれパルス駆動され、図4(A)に示すように、接点61からトランジスタ62に電流71が、接点61からトランジスタ63に電流72がそれぞれ流れる。従って、赤外線発光ダイオード60には、電流71と電流72との和である大きな電流70が流れ、赤外線発光ダイオード60の発光レベルが大きくなるため、使用者より遠い位置にある天井埋込型室内機が操作できる高出力レベルの赤外線信号が送信され、当該天井埋込型室内機を確実に操作することができる。
一方、使用者から天井埋込型室内機までの距離が近い場合は、図3(A)に示すように、使用者は赤外線リモコン10を大きく傾けて操作することになり、角度センサ20の振り子21が、発光部30と受光部40との間を遮断する位置まで回転するため、発光部30から発光された光を受光部40で受光できない。
発光部30から発光された光を受光部40で受光しなければ、制御手段50の入力ポートAに受光信号が入力されない。この場合、制御手段50は、出力ポートAのみ送信コードと対応するパルス信号を出力し、出力ポートBからの出力は行なわない。出力ポートAからの出力を受けたトランジスタ62はパルス駆動され、図4(B)に示すように、出力ポートBからの出力を受けないトランジスタ63はオフのままであるため、接点61からトランジスタ62には電流71が流れるが、接点61からトランジスタ63には電流72が流れない。従って、赤外線発光ダイオード60を流れる電流70’は上述した電流70に比べて小さくなり、赤外線発光ダイオード60の発光レベルが小さくなるため、使用者に近い位置にある天井埋込型室内機が操作できる低出力レベルの赤外線信号が送信され、赤外線発光ダイオード60での消費電力を抑えつつ当該天井埋込型室内機を確実に操作することができる。
また、赤外線リモコン10と天井埋込型室内機との距離が近い場合は、赤外線信号の出力レベルを小さくするので、使用者より遠くに配置された別の天井埋込型室内機には赤外線信号が到達せず(あるいは到達しても天井埋込型室内機の赤外線受光部で赤外線信号を検出できず)、使用者が操作したくない天井埋込型室内機が誤って操作されることがない。
以上説明した実施例では、角度センサ20には、1個の発光部30と1個の受光部40とを備えた場合について説明したが、赤外線リモコン10の傾きをより細かく検出したい場合は、発光部と受光部の組合せを2個以上とし振り子21が受光部での光の受光を遮っている個数に対応して赤外線信号の出力レベルを制御するようにすればよい。また、角度センサ20は、振り子21が発光部30からの光を受光部40で受光することを遮断するか否かによって、傾きを検出するものを説明したが、加速度センサや振動ジャイロ等、他の検出方法を用いるものであってもよい。
次に、図5に示す制御手段50での処理を表すフローチャートを用いて、赤外線リモコン10と天井埋込型室内機との距離に応じて、赤外線発光ダイオード60に流す電流を制御して赤外線信号の出力レベルを調整する流れについて説明する。尚、図5においてSTはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。
まず、制御手段50は、使用者によって操作ボタン4が押されたか否かを判断する(ST1)。操作ボタン4が押されていなければ(ST1−No)、ST1に戻り、操作ボタン4が押されていれば(ST1−Yes)、制御手段50は押された操作ボタン4に対応した制御コードを記憶部から読み出す(ST2)。制御コードを読み出した制御手段50は、制御コードに対応する送信コードを作成する(ST3)。
次に、制御手段50は、角度センサ20の発光部30及び受光部40に電力を供給して角度センサ20を稼働させる(ST4)。そして、制御手段50は、受光部40での受光の有無を確認(ST5)した後、角度センサ20の発光部30及び受光部40への電力供給を停止する(ST6)。
次に、制御手段50は、受光部40で発光部30からの光を受光したか否かを判断する(ST7)。受光部40で受光していれば(ST7−Yes)、制御手段50は出力ポートA及びBの両方からパルス駆動信号を出力することで、トランジスタ62及び63を駆動して、赤外線発光ダイオード60に大きな電流を流し、赤外線信号の出力レベルを大きくする(ST8)。そして、ST1にジャンプする。
受光部40で受光していなければ(ST7−No)、制御手段50は出力ポートAのみパルス駆動信号を出力することで、トランジスタ62のみ駆動して、赤外線発光ダイオード60に小さな電流を流し、赤外線信号の出力レベルを小さくする(ST9)。そして、ST1にジャンプする。
以上説明した通り、本発明によれば、赤外線リモコンは使用状態において、天井埋込型室内機等の電気機器との距離が近い場合は傾きが大となり、電気機器との距離が遠い場合は傾きが小となるので、角度センサで検出した赤外線リモコンの傾きが大きい場合は、赤外線信号の出力レベルが小さくなるよう発光素子に流れる電流量を制御し、赤外線リモコンの傾きが小さい場合は、赤外線信号の出力レベルが大きくなるよう発光素子に流れる電流を制御することで、電気機器との距離に応じた適切な出力レベルで赤外線信号を送信できるため、発光素子での消費出力を抑制することができ、電池の寿命を延ばすことができる。
また、赤外線リモコンで操作ができる電気機器が複数設置されており、使用者の近くに設置されている電気機器のみ操作したいという場合でも、赤外線リモコンが傾きを検出して当該電気機器に届く出力レベルで赤外線信号を発信するので、遠くに設置された別の電気機器まで同時に操作してしまうといったことがなく、操作したい電気機器のみを適格に操作することができる。
以上説明した実施例では、赤外線リモコンを有する電気機器として、複数の天井埋込型室内機を有する空気調和機を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、映像機器や音響機器、照明器具等、赤外線リモコンで操作できる電気機器に広く応用できる。また、赤外線リモコンだけでなく、無線リモコンの出力電波レベルを同様に制御するようにしてもよい。
1 上部筐体
2 下部筐体
3 送信部
4 操作ボタン
5 表示部
20 角度センサ
21 振り子
22 ウエイト
23 回転軸
30 発光部
40 受光部
50 制御手段
60 赤外線発光ダイオード
62 トランジスタ
63 トランジスタ
2 下部筐体
3 送信部
4 操作ボタン
5 表示部
20 角度センサ
21 振り子
22 ウエイト
23 回転軸
30 発光部
40 受光部
50 制御手段
60 赤外線発光ダイオード
62 トランジスタ
63 トランジスタ
Claims (2)
- 操作ボタンと、赤外線信号を送信する送信部と、前記操作ボタンや前記送信部を制御する制御手段とを備え、前記操作ボタンの押下により、前記送信部から所定の赤外線信号を送信する赤外線リモコンにおいて、
前記赤外線リモコンの傾きを検出し、検出結果を前記制御手段へ出力する角度センサを備え、
前記制御手段は、前記角度センサで検出した傾きに応じて、前記送信部から送信される赤外線信号の出力レベルを制御することを特徴とする赤外線リモコン。 - 前記制御手段は、前記角度センサで検出した前記赤外線リモコンの傾きが大きくなるに従って、前記送信部から送信される赤外線信号の出力レベルを小さくなるよう制御することを特徴とする請求項1記載の赤外線リモコン。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009279968A JP2011124736A (ja) | 2009-12-10 | 2009-12-10 | 赤外線リモコン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009279968A JP2011124736A (ja) | 2009-12-10 | 2009-12-10 | 赤外線リモコン |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2011124736A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101763353B1 (ko) * | 2016-07-22 | 2017-07-31 | 임택규 | 기울기 스위치를 이용한 무선제어 장치 |
CN110473395A (zh) * | 2019-09-11 | 2019-11-19 | 格力电器(郑州)有限公司 | 一种家用空调器信号接收距离判定检测工具及检测方法 |
KR20240046218A (ko) | 2021-09-22 | 2024-04-08 | 가부시키가이샤 케이지츠 | 에지 부착 반사판을 구비한 리모컨(적외선 송신기) |
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