JP2017011773A - 通信アダプタ、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信アダプタ、通信方法及びプログラム Download PDF

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【課題】通信量の増加を抑制しつつ通信異常の検知を可能とする。【解決手段】通信アダプタ20は、特定の命令を除く制御命令を受信すると該制御命令に従って稼働する宅内機器10を、制御命令を送信する制御装置30に接続するためのアダプタであって、宅内機器10の状態を第1状態とすることを指示するための特定の命令を制御装置30から受信した場合において、宅内機器10から通知された宅内機器10の状態が第1状態とは異なるときに、特定の命令を宅内機器10に送信することで宅内機器10の状態を第1状態とは異なる第2状態に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信アダプタ、通信方法及びプログラムに関する。
近年、アダプタを介して住宅内のネットワークに接続する機能を有する機器が数多く製品化されている。この機能を用いると、例えば、ネットワークに接続された制御装置は、アダプタを介して機器を制御することができる。ただし、アダプタを介した通信に異常があると、制御装置は、機器を制御することができなくなる。そこで、通信異常を解消するための技術を用いることが考えられる(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、電気機器と通信アダプタとの間に通信異常が発生したときに、再起動することで通信異常を解消する通信アダプタが開示されている。
特開2005−184487号公報
一方、アダプタと制御装置との間のネットワークに通信異常が発生することもある。ネットワークの通信異常は、種々の原因により発生するため、このような通信異常の解消は、比較的困難であるといえる。そのため、通信異常が解消されない事態に備えて、制御装置及び制御装置によって制御される機器は、ネットワークに発生した通信異常を検知可能であることが望ましい。
ここで、機器が通信異常を検知する手法として、ネットワークから機器へ伝送される信号を監視し、この信号の途絶を検出することが考えられる。しかしながら、アダプタと機器との間における通信にこのような信号の伝送が加わると、通信量が増加してしまい、好ましくない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、通信量の増加を抑制しつつ通信異常の検知を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信アダプタは、特定の命令を除く制御命令を受信すると該制御命令に従って稼働する宅内機器を、制御命令を送信する制御装置に接続するための通信アダプタであって、宅内機器の状態を第1状態とすることを指示するための特定の命令を制御装置から受信した場合において、宅内機器から通知された宅内機器の状態が第1状態とは異なるときに、特定の命令を宅内機器に送信することで宅内機器の状態を第1状態とは異なる第2状態に設定する。
本発明によれば、通信アダプタは、宅内機器から通知された宅内機器の状態が第1状態とは異なるときに、宅内機器の状態を第1状態とすることを指示するための特定の命令を宅内機器に送信することで宅内機器の状態を第1状態とは異なる第2状態に設定する。このため、宅内機器が第1状態とは異なる状態を宅内機器の状態として通知して、通信アダプタが特定の命令を宅内機器に繰り返し伝送することが可能となる。ひいては、通信量の増加を抑制しつつ通信異常の検知が可能となる。
実施の形態1に係る通信システムの構成を示す図である。 宅内機器の構成を示すブロック図である。 通信アダプタの構成を示すブロック図である。 設定モジュールによって実行される設定処理を示すフロー図である。 通知モジュールによって実行される通知処理を示すフロー図である。 送信判定モジュールによって実行される送信判定処理を示すフロー図である。 通信システムにおける通信について説明するための図である。 通信システムにおける通信について説明するための図である。 通信システムにおける通信について説明するための図である。 実施の形態2に係る設定処理を示すフロー図である。 実施の形態2に係る通知処理を示すフロー図である。 実施の形態3に係る設定処理を示すフロー図である。 実施の形態3に係る通知処理を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
図1には、実施の形態1に係る通信システム100の構成が示されている。通信システム100は、ネットワークを介して宅内機器10を制御するためのシステムである。通信システム100は、図1に示されるように、住宅H1内に設置された宅内機器10、ネットワークを介してコントローラ30に宅内機器10を接続するための通信アダプタ20、及び、宅内機器10を制御するコントローラ30、を有している。
宅内機器10及び通信アダプタ20は、互いに通信可能となるように通信路41を介して接続される。通信路41は、例えばシリアル通信を行うためのケーブルである。通信路41は、宅内機器10を制御するための制御命令を、通信アダプタ20から宅内機器10へ伝送する。
通信アダプタ20及びコントローラ30は、互いに通信可能となるように通信路42を介して接続される。通信路42は、無線LAN等の宅内ネットワークである。また、通信路42は、例えばECHONET Lite等の通信プロトコルに従うデータを伝送する。このデータには、宅内機器10に対する制御命令が含まれる。
宅内機器10は、住宅H1に居住するユーザによって使用される設備機器又は家電機器である。本実施の形態に係る宅内機器10は、住宅H1内の部屋における空気の状態を調節するエアコンディショナである。なお、宅内機器10は、エアコンディショナ以外の機器であってもよい。
宅内機器10は、通信アダプタ20を介して制御命令を受信し、この制御命令に従って稼働する。例えば、宅内機器10は、運転を停止しているときに、冷房運転を開始させるための制御命令を受信すると、冷房運転を開始して、冷風を吹き出し口から送風する。
また、宅内機器10は、通信アダプタ20からの要求に対して応答する。例えば、冷房運転中の宅内機器10は、稼働状態の通知を要求された場合に、現在の稼働状態が「冷房モード」であることを通信アダプタ20に通知する。
宅内機器10の稼働状態は、例えば、ECHONET Liteにおけるプロパティの値により示される。宅内機器10についてのプロパティは、「運転モード」を含み、この「運転モード」の値は、「停止モード」、「冷房モード」、「省エネ(省エネルギー)モード」、及び「省エネ継続モード」を含む。
「停止モード」は、宅内機器10が運転を停止している状態を意味する。「冷房モード」は、宅内機器10が通常の冷房運転を行う状態を意味する。「省エネモード」は、宅内機器10がその稼働によるエネルギーの消費量を節約する状態を意味する。例えば、「省エネモード」は、「冷房モード」よりも設定温度が2度だけ高い状態である。これらの稼働状態は、コントローラ30からの制御命令に基づいて宅内機器10に設定される。
「省エネ継続モード」は、「省エネモード」に準じる状態であって、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令が、既に宅内機器10によって受信されていることを示す状態である。本実施の形態において、「省エネ継続モード」は、宅内機器10から通信アダプタ20へ稼働状態が通知される際にのみ用いられる。
図2には、宅内機器10の構成が示されている。図2に示されるように、宅内機器10は、宅内機器10の各構成要素を制御する制御部11、データを記憶する記憶部12、時間を測定するタイマ13、ユーザが宅内機器10を手動で操作するための入力部14、宅内機器10が稼働するための稼働部15、及び、宅内機器10が通信路41を介して通信するための通信部16、を有している。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)等から構成される。制御部11は、記憶部12に記憶されるプログラムP1を実行することにより、種々の機能を発揮する。制御部11は、その機能として、宅内機器10の稼働状態を設定する設定モジュール11a、及び、宅内機器10の稼働状態を通信アダプタ20に通知する通知モジュール11b、を有している。
記憶部12は、ハードディスク又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。記憶部12は、プログラムP1の他に、制御部11による処理に用いられる種々のデータを記憶している。そして、記憶部12は、制御部11によって利用されるデータを制御部11に供給し、制御部11から供給されたデータを記憶する。
タイマ13は、例えば水晶振動子等から構成される。タイマ13は、制御部11の指示に従って時間を測定する。また、タイマ13は、制御部11からの要求に応じて、測定結果を制御部11に出力する。
入力部14は、例えば入力キー及び静電容量方式のポインティングデバイス等から構成される。入力部14は、在宅のユーザによって入力された操作内容を取得して、この操作内容を制御部11に出力する。
稼働部15は、例えば、空気を吹き出すためのファン、並びに風向を調節するためのルーバ及びモータ等から構成される。稼働部15は、制御部11の指示に従って温度が調節された空気を、室内に送風する。また、稼働部15は、ユーザに対して情報を提示する液晶ディスプレイ又はスピーカ等を有していてもよい。
通信部16は、通信路41に適した形式のデータ信号を送受信するための通信インタフェース等から構成される。通信部16は、通信路41を介して受信した信号から、この信号により搬送されるデータを抽出して、抽出したデータを制御部11に出力する。また、通信部16は、制御部11から出力されたデータを搬送する信号を生成して、生成した信号を、通信路41を介して送信する。
図1に戻り、通信アダプタ20は、通信路42に適した形式のデータ信号を、通信路41に適した形式のデータ信号に変換することで、制御命令等の伝送を中継する装置である。ユーザは、通信アダプタ20を適切に設置し、通信路41、42を適切に配線・設定することにより、宅内機器10とコントローラ30とを、互いに通信可能となるように接続することができる。
通信アダプタ20は、図3に示されるように、通信アダプタ20の各構成要素を制御する制御部21、データを記憶する記憶部22、時間を測定するタイマ23、通信アダプタ20が通信路41を介して通信するための通信部26、及び、通信アダプタ20が通信路42を介して通信するための通信部27、を有している。
制御部21は、例えばCPU及びRAM等から構成される。制御部21は、記憶部22に記憶されるプログラムP2を実行することにより、種々の機能を発揮する。制御部21は、その機能として、記憶部22に記憶されている状態データ22aを更新する更新モジュール21a、及び、通信部26が制御命令を送信するか否かについて判定する送信判定モジュール21b、を有している。
記憶部22は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。記憶部22は、プログラムP2の他に、制御部21による処理に用いられる種々のデータを記憶している。そして、記憶部22は、制御部21によって利用されるデータを制御部21に供給し、制御部21から供給されたデータを記憶する。
記憶部22に記憶されるデータには、状態データ22aが含まれる。状態データ22aは、宅内機器10の現在の稼働状態として通信アダプタ20によって認識されている状態を示している。
タイマ23は、例えば水晶振動子等から構成される。タイマ23は、制御部21の指示に従って時間を測定し、制御部21の要求に応じて測定結果を制御部21に出力する。
通信部26、27各々は、通信路41、42各々に適した形式のデータ信号を送受信するための通信インタフェース等から構成される。通信部26、27各々は、通信路41、42各々を介して受信した信号から、この信号により搬送されるデータを抽出して、抽出したデータを制御部21に出力する。また、通信部26、27各々は、制御部21から出力されたデータを搬送する信号を生成して、生成した信号を、通信路41、42各々を介して送信する。
図1に戻り、コントローラ30は、通信アダプタ20を介して宅内機器10へ制御命令を送信することにより、宅内機器10の稼働状態を特定の稼働状態とすることを宅内機器10に指示する装置である。例えば、コントローラ30は、あらかじめ定められた時刻(例えば午前10時)に制御命令を送信して、宅内機器10に対して、その稼働状態を「冷房モード」とすることを指示する。また、コントローラ30は、住宅H1全体の電力消費量が大きくなると、宅内機器10に対して、その稼働状態を「省エネモード」とすることを指示する。
続いて、宅内機器10の設定モジュール11a及び通知モジュール11b、並びに通信アダプタ20の送信判定モジュール21bによって実行される処理について、図4〜6を用いて順に説明する。
図4には、設定モジュール11aによって実行される設定処理が示されている。この設定処理は、宅内機器10に電源が投入されることで開始する。
図4に示されるように、設定処理において、設定モジュール11aは、まず、通信部16が通信アダプタ20から制御命令を受信したか否かを判定する(ステップS101)。通信部16が制御命令を受信していないと判定された場合(ステップS101;No)、設定モジュール11aは、ステップS105へ処理を移行する。
一方、通信部16が制御命令を受信したと判定された場合(ステップS101;Yes)、設定モジュール11aは、この制御命令が、稼働状態を「省エネモード」とすることを宅内機器10に指示するための制御命令であるか否かを判定する(ステップS102)。すなわち、設定モジュール11aは、通信部16によって受信された制御命令が、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」に設定することを目的として、コントローラ30から送信された命令か否かを判定する。
ステップS102の判定が否定された場合(ステップS102;No)、設定モジュール11aは、ステップS104へ処理を移行する。一方、ステップS102の判定が肯定された場合(ステップS102;Yes)、設定モジュール11aは、タイマ13をリセットする(ステップS103)。これにより、タイマ13は、リセットされた時刻から経過した時間の測定を開始する。
次に、設定モジュール11aは、通信部16によって受信された制御命令に従って、宅内機器10の稼働状態を設定する(ステップS104)。例えば、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」とするための制御命令が通信部16によって受信されたときに、設定モジュール11aは、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」に設定する。また、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令が通信部16によって受信されたときに、設定モジュール11aは、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」に設定する。具体的には、設定モジュール11aは、RAM等の一部の領域に稼働状態を示す値を書き込むことで、これらの稼働状態を設定する。そして、制御部11は、この値が保持されている間、この値に従って稼働部15を制御する。これにより、宅内機器10は、制御命令に従って稼働することとなる。
次に、設定モジュール11aは、宅内機器10の現在の稼働状態が「省エネモード」であるか否かを判定する(ステップS105)。現在の稼働状態が「省エネモード」ではないと判定された場合(ステップS105;No)、設定モジュール11aは、ステップS101以降の処理を繰り返す。
一方、現在の稼働状態が「省エネモード」であると判定された場合(ステップS105;Yes)、設定モジュール11aは、タイマ13がリセットされた時刻から、あらかじめ定められた時間が経過したか否かを判定する(ステップS106)。例えば、設定モジュール11aは、タイマ13によって測定されている時間が24時間を超えているか否かを判定する。
あらかじめ定められた時間が経過していないと判定された場合(ステップS106;No)、設定モジュール11aは、ステップS101以降の処理を繰り返す。一方、あらかじめ定められた時間が経過したと判定された場合(ステップS106;Yes)、設定モジュール11aは、通信路42における通信異常を検知したと判断する(ステップS107)。
次に、設定モジュール11aは、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」に設定する(ステップS108)。そして、設定モジュール11aは、タイマ13をストップさせる(ステップS109)。これにより、タイマ13は、時間の測定を停止する。
その後、設定モジュール11aは、ステップS101以降の処理を繰り返す。これにより、通信部16によって受信された制御命令に従って、宅内機器10の稼働状態が順次設定される。また、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令が通信部16によって受信されてから、タイマ13がリセットされることなく一定の時間が経過すると、宅内機器10の稼働状態は、「冷房モード」に変化する。
続いて、通知モジュール11bによって実行される通知処理について、図5を用いて説明する。この通知処理は、宅内機器10に電源が投入されることで開始する。なお、通知処理は、図4に示される設定処理とは並列に実行される。
図5に示されるように、通知処理において、通知モジュール11bは、まず、通信アダプタ20から稼働状態の通知が要求されたか否かを判定する(ステップS111)。具体的には、通知モジュール11bは、宅内機器10の稼働状態の通知を要求するための信号が、通信部16によって受信されたか否かを判定する。
稼働状態の通知が要求されていないと判定された場合(ステップS111;No)、通知モジュール11bは、ステップS111の判定を繰り返す。一方、稼働状態の通知が要求されたと判定された場合(ステップS111;Yes)、通知モジュール11bは、宅内機器10の現在の稼働状態が「省エネモード」であるか否かを判定する(ステップS112)。
現在の稼働状態が「省エネモード」であると判定された場合(ステップS112;Yes)、通知モジュール11bは、「省エネ継続モード」を宅内機器10の稼働状態として通信アダプタ20に通知する(ステップS113)。具体的には、通知モジュール11bは、宅内機器10の稼働状態が「省エネ継続モード」であることを示す信号を、通信部16に送信させる。その後、通知モジュール11bは、ステップS111以降の処理を繰り返す。
一方、現在の稼働状態が「省エネモード」ではないと判定された場合(ステップS112;No)、通知モジュール11bは、宅内機器10の現在の稼働状態を通信アダプタ20に通知する(ステップS114)。例えば、宅内機器10の現在の稼働状態が「冷房モード」であるときに、通知モジュール11bは、「冷房モード」を宅内機器10の稼働状態として通信アダプタ20に通知する。具体的には、通知モジュール11bは、宅内機器10の稼働状態が「冷房モード」であることを示す信号を、通信部16に送信させる。
その後、通知モジュール11bは、ステップS111以降の処理を繰り返す。これにより、宅内機器10は、通信アダプタ20から稼働状態の通知を要求される度に、宅内機器10の現在の稼働状態を通信アダプタ20に通知する。ただし、現在の稼働状態が「省エネモード」であるときに、宅内機器10は、この「省エネモード」とは異なる「省エネ継続モード」を通知する。
続いて、通信アダプタ20の送信判定モジュール21bによって実行される送信判定処理について、図6を用いて説明する。この送信判定処理は、通信アダプタ20に電源が投入されることで開始する。
図6に示されるように、送信判定処理において、送信判定モジュール21bは、まず、通信部27がコントローラ30から制御命令を受信したか否かを判定する(ステップS201)。通信部27が制御命令を受信していないと判定された場合(ステップS201;No)、送信判定モジュール21bは、ステップS201の判定を繰り返す。
一方、通信部27が制御命令を受信したと判定された場合(ステップS201;Yes)、送信判定モジュール21bは、この制御命令により指示される稼働状態が、状態データ22aにより示される稼働状態に等しいか否かを判定する(ステップS202)。換言すると、送信判定モジュール21bは、通信部26によって受信された制御命令が、宅内機器10の稼働状態を変更しないものであるか否かを判定する。
ステップS202の判定が肯定された場合(ステップS202;Yes)、送信判定モジュール21bは、通信部27によって受信された制御命令を、宅内機器10に伝送することなく破棄する(ステップS203)。その後、送信判定モジュール21bは、ステップS201以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS202の判定が否定された場合(ステップS202;No)、送信判定モジュール21bは、状態データ22aを更新する(ステップS204)。具体的には、送信判定モジュール21bは、記憶部22に記憶されている状態データ22aを書き換えることで、状態データ22aにより示される稼働状態を、制御命令により指示される稼働状態に変更する。例えば、状態データ22aが「停止モード」を示しているときに、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」とするための制御命令が通信部27によって受信されると、送信判定モジュール21bは、「冷房モード」を示すように状態データ22aを上書きする。
次に、送信判定モジュール21bは、通信部27によって受信された制御命令を、宅内機器10へ送信する(ステップS205)。具体的には、送信判定モジュール21bは、制御命令を伝送するための信号を、通信部26に送信させる。これにより、宅内機器10の稼働状態を変更するものと送信判定モジュール21bによって判断された制御命令のみが、宅内機器10へ伝送されることとなる。
その後、送信判定モジュール21bは、ステップS201以降の処理を繰り返す。これにより、通信アダプタ20は、コントローラ30から宅内機器10へ向けて送信された制御命令の破棄又は伝送を、順次実行することとなる。
なお、通信アダプタ20の更新モジュール21aは、図6に示される送信判定処理とは並列に、更新処理を実行する。この更新処理において、更新モジュール21aは、宅内機器10に対して稼働状態の通知を定期的に要求する。具体的には、更新モジュール21aは、稼働状態を要求するための信号を、通信部26に送信させる。また、更新モジュール21aは、要求に応じて宅内機器10から通知された稼働状態を、状態データ22aとして書き込む。これにより、更新モジュール21aは、宅内機器10から通知された稼働状態に基づいて、記憶部22に状態データ22aとして記憶される稼働状態を更新することとなる。
続いて、宅内機器10、通信アダプタ20及びコントローラ30の間における通信について、図7〜9を用いて説明する。図7〜9のシーケンス図は、宅内機器10の稼働状態が「冷房モード」及び「省エネモード」に設定されてから「冷房モード」に変化するまでの、一連の通信の例を示している。
図7に示されるように、通信アダプタ20は、タイマ23を用いて、宅内機器10に対して定期的に稼働状態の通知を要求する(ステップS301、S303)。定期的な要求の周期T1は、例えば1分間である。宅内機器10は、通信アダプタ20からの要求に応じて、稼働状態を通信アダプタ20に通知する(ステップS302、S304)。通信アダプタ20は、宅内機器10から通知された稼働状態に基づいて状態データ22aを書き換えることで、記憶部22に記憶されている稼働状態を、例えば「停止モード」に更新する(ステップS305)。
次に、コントローラ30が、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」とするための制御命令を送信する(ステップS401)。通信アダプタ20は、この制御命令に基づいて、記憶部22に記憶されている稼働状態を、「冷房モード」に更新する(ステップS402)。この更新は、送信判定処理におけるステップS204に相当する(図6参照)。
また、通信アダプタ20は、制御命令を宅内機器10へ伝送する(ステップS403)。この伝送は、送信判定処理におけるステップS205に相当する(図6参照)。宅内機器10は、この制御命令を受信すると、稼働状態を「冷房モード」に設定する(ステップS404)。この設定は、設定処理のステップS104に相当する(図4参照)。
その後に、通信アダプタ20が、稼働状態の通知を宅内機器10に要求すると(ステップS311)、宅内機器10は、その稼働状態として「冷房モード」を通知する(ステップS312)。この通知は、通知処理におけるステップS114に相当する(図5参照)。宅内機器10から通知された稼働状態「冷房モード」が、記憶部22に記憶されている稼働状態「冷房モード」に等しいため、通信アダプタ20は、記憶部22に記憶されている稼働状態を更新することはない。
次に、コントローラ30が、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」とするための制御命令を再度送信する(ステップS411)。この制御命令により指示される稼働状態「冷房モード」が、記憶部22に記憶されている稼働状態「冷房モード」に等しいため、通信アダプタ20は、制御命令を破棄する。このため、通信アダプタ20は、記憶部22に記憶されている稼働状態を更新することもないし、制御命令を伝送することもない。
このように、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」とするための制御命令がコントローラ30から繰り返し送信されても、通信アダプタ20は、制御命令を繰り返し伝送することがない。
次に、コントローラ30が、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令を送信する(ステップS421)。この制御命令により指示される稼働状態「省エネモード」が、記憶部22に記憶されている稼働状態「冷房モード」とは異なるため、通信アダプタ20は、記憶部22に記憶されている稼働状態を「省エネモード」に更新する(ステップS422)。また、通信アダプタ20は、制御命令を宅内機器10へ伝送する(ステップS423)。続いて図8に示されるように、宅内機器10は、この制御命令を受信すると、タイマ13をリセットして、稼働状態を「省エネモード」に設定する(ステップS424)。タイマ13のリセットは、設定処理におけるステップS103に相当する(図4参照)。
その後に、通信アダプタ20が、稼働状態の通知を宅内機器に要求すると(ステップS321)、宅内機器10は、その稼働状態として「省エネ継続モード」を通知する(ステップS322)。この通知は、通知処理におけるステップS113に相当する(図5参照)。宅内機器10から通知された稼働状態「省エネ継続モード」が、記憶部22に記憶されている稼働状態「省エネモード」と異なるため、通信アダプタ20は、記憶部22に記憶されている稼働状態を「省エネ継続モード」に更新する(ステップS323)。
次に、コントローラ30が、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令を再度送信する(ステップS431)。この制御命令により指示される稼働状態「省エネモード」が、記憶部22に記憶されている稼働状態「省エネ継続モード」とは異なるため、通信アダプタ20は、記憶部22に記憶されている稼働状態を「省エネモード」に更新する(ステップS432)。また、通信アダプタ20は、制御命令を宅内機器10へ伝送する(ステップS433)。宅内機器10は、この制御命令を受信すると、タイマ13をリセットする(ステップS434)。なお、宅内機器10が稼働状態を「省エネモード」に再度設定することとなるが、宅内機器10の稼働状態は、既に「省エネモード」であるため、実質的に変更されない。
その後に、ステップS321、S322と同様の通信が行われる(ステップS331、S332)。そして、ステップS323と同様に、記憶部22に記憶されている稼働状態が、「省エネ継続モード」に更新される(ステップS333)。
次に、コントローラ30が、ステップS431と同様の制御命令を再度送信すると(ステップS441)、ステップS432と同様に、記憶部22に記憶されている稼働状態が更新される(ステップS442)。そして、ステップS433と同様に制御命令が伝送されて(ステップS443)、ステップS434と同様にタイマ13がリセットされる(ステップS444)。
このように、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令がコントローラ30から送信される度に、宅内機器10は、この制御命令を受信して、タイマ13をリセットする。なお、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令は、コントローラ30から例えば1時間毎に送信される。
続いて図9に示されるように、通信路42に通信異常が生じると、コントローラ30は、制御命令を送信することができなくなる(ステップS451)。このため、宅内機器10のタイマ13は、ステップS444にてリセットされた以降にリセットされることがない。
ステップS444にてタイマ13がリセットされてからあらかじめ定められた時間T2が経過すると、宅内機器10は、通信路42における通信異常を検知して、稼働状態を「冷房モード」に設定する(ステップS452)。この検知及び設定は、設定処理におけるステップS107、S108に相当する(図4参照)。これにより、宅内機器10は、通信路42における通信異常に応じて、稼働状態を変更することとなる。
以上、説明したように、本実施の形態に係る通信システム100において、通信アダプタ20は、特定の場合に限って、制御命令を伝送した。これにより、通信システム100は、通信路41における通信量を抑制することができる。また、通信システム100は、宅内機器10にかかる通信負荷が大きくなることを防ぐことができる。
また、宅内機器10は、現在の稼働状態が「省エネモード」である場合に、「省エネ継続モード」を宅内機器10の稼働状態として通信アダプタ20に通知した。そして、通信アダプタ20は、宅内機器10から通知された「省エネ継続モード」を、宅内機器10の稼働状態として認識した。このため、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令がコントローラ30から再度送信されたときに、通信アダプタ20は、この制御命令を宅内機器10へ伝送した。このように、宅内機器10は、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令に限って、通信アダプタ20に繰り返し伝送させることができる。したがって、宅内機器10は、通信路41における通信量の増加を抑制しつつ、通信路42における通信異常を検知することができる。
また、宅内機器10は、その稼働状態が「省エネモード」に設定されてから一定時間が経過すると、自らの稼働状態を「冷房モード」に変化させた。これにより、宅内機器10は、通信路42における通信異常に応じて稼働することができる。
また、「省エネモード」は、宅内機器10がエネルギー消費量を節約する状態であった。このため、宅内機器10は、コントローラ30の指示に従ってエネルギー消費量を一時的に節約し、コントローラ30との通信が途絶したときには、「省エネモード」から「冷房モード」に復帰することができる。
また、「省エネ継続モード」は、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令が、宅内機器10によって既に受信されていることを示す状態であった。このため、宅内機器10の実際の稼働状態が「省エネモード」であるにも関わらず、通信アダプタ20が宅内機器10の稼働状態を「省エネ継続モード」として認識しても、特に問題はないと考えられる。また、宅内機器10の稼働状態が「省エネ継続モード」であることがコントローラ30等に伝えられても、不都合は生じないと考えられる。
また、宅内機器10は、通信アダプタ20から要求されたときに限って、稼働状態を通知した。宅内機器10が自発的に稼働状態を通知する場合と比較すると、本実施の形態に係る通知処理では、タイマ処理等が不要となる。これにより、宅内機器10のハードウェア資源を節約することができる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施の形態に係る通信システム100は、「省エネ継続モード」が宅内機器10に設定される点で、実施の形態1に係るものと異なっている。
図10には、本実施の形態に係る設定処理が示されている。この設定処理において、設定モジュール11aは、ステップS103に続いて、宅内機器10の稼働状態を「省エネ継続モード」に設定する(ステップS501)。すなわち、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令が通信部16によって受信された場合に、宅内機器10の稼働状態は「省エネ継続モード」に設定される。なお、稼働状態が「省エネ継続モード」に設定された宅内機器10は、実施の形態1において稼働状態が「省エネモード」に設定された宅内機器10と同様に稼働する。その後、設定モジュール11aは、ステップS503へ処理を移行する。
ステップS102の判断が否定された場合(ステップS102;No)、設定モジュール11aは、通信部16によって受信された制御命令に従って、宅内機器10の稼働状態を設定する(ステップS502)。
次に、設定モジュール11aは、宅内機器10の現在の稼働状態が「省エネ継続モード」であるか否かを判定する(ステップS503)。現在の稼働状態が「省エネ継続モード」ではないと判定された場合(ステップS503;No)、設定モジュール11aは、ステップS101以降の処理を繰り返す。一方、現在の稼働状態が「省エネ継続モード」であると判定された場合(ステップS503;Yes)、設定モジュール11aは、ステップS106以降の処理を実行する。
続いて、本実施の形態に係る通知処理について、図11を用いて説明する。図11に示されるように、通知処理において、ステップS111の判定が肯定された場合(ステップS111;Yes)、通知モジュール11bは、宅内機器10の現在の稼働状態を通信アダプタ20に通知する(ステップS511)。その後、通知モジュール11bは、ステップS111以降の処理を繰り返す。
本実施の形態に係る宅内機器10、通信アダプタ20及びコントローラ30の間における通信は、図7〜9に示された例と同様に行われる。ただし、図8中のステップS424において、宅内機器10は、稼働状態を「省エネモード」に設定するのに代えて、「省エネ継続モード」に設定する。そして、本実施の形態に係る宅内機器10の稼働状態は、このステップS424が実行されてから、図9中のステップS452が実行されるまで、「省エネ継続モード」に維持される。
以上、説明したように、本実施の形態に係る宅内機器10は、稼働状態を「省エネモード」とするようコントローラ30から指示された場合に、稼働状態を「省エネ継続モード」に設定する。これにより、図11に示されたように、通知モジュール11bによる通知処理を比較的単純なものとすることができる。したがって、通知処理が設定処理より頻繁に実行される場合に、宅内機器10は、ハードウェア資源を節約することができる。
実施の形態3.
続いて、実施の形態3について、上述の実施の形態2との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態2と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施の形態に係る通信システム100は、宅内機器10に設定される稼働状態として、「省エネモード」及び「省エネ継続モード」がない点で、実施の形態2に係るものと異なっている。
図12には、本実施の形態に係る設定処理が示されている。この設定処理において、設定モジュール11aは、ステップS103に続いて、宅内機器10の稼働状態を「送風モード」に設定する(ステップS601)。「送風モード」は、例えば、宅内機器10が冷房運転を停止して、単に送風のみを行っている状態である。「送風モード」の宅内機器10は、住宅H1内の部屋の空気の温度を調節することはできないが、室内で空気を循環させることができる。
次に、設定モジュール11aは、宅内機器10の現在の稼働状態が「送風モード」であるか否かを判定する(ステップS602)。なお、設定モジュール11aは、ステップS502に続いて、ステップS602の判定を実行する。また、設定モジュール11aは、ステップS101の判定が否定された場合(ステップS101;No)、ステップS602の判定を実行する。
ステップS602の判定が否定された場合(ステップS602;No)、設定モジュール11aは、ステップS101以降の処理を実行する。一方、ステップS602の判定が肯定された場合(ステップS602;Yes)、設定モジュール11aは、ステップS106以降の処理を繰り返す。
続いて、本実施の形態に係る通知処理について、図13を用いて説明する。この通知処理において、ステップS111の判定が否定された場合(ステップS111;No)、通知モジュール11bは、宅内機器10の現在の稼働状態が「送風モード」であるか否かを判定する(ステップS611)。
現在の稼働状態が「送風モード」であると判定された場合(ステップS611;Yes)、通知モジュール11bは、「省エネ継続モード」を宅内機器10の稼働状態として通信アダプタ20に通知する(ステップS612)。その後、通知モジュール11bは、ステップS111以降の処理を繰り返す。
一方、現在の稼働状態が「送風モード」ではないと判定された場合(ステップS611;No)、通知モジュール11bは、宅内機器10の現在の稼働状態を通信アダプタ20に通知する(ステップS613)。その後、通知モジュール11bは、ステップS111以降の処理を繰り返す。
本実施の形態に係る宅内機器10、通信アダプタ20及びコントローラ30の間における通信は、図7〜9に示された例と同様に行われる。ただし、図8中のステップS424において、宅内機器10は、稼働状態を「省エネモード」に設定するのに代えて、「送風モード」に設定する。そして、宅内機器10の稼働状態は、このステップS424が実行されてから、図9中のステップS452が実行されるまで、「送風モード」に維持される。
以上、説明したように、本実施の形態に係る宅内機器10は、その稼働状態を「省エネモード」又は「省エネ継続モード」に設定することがない。しかしながら、本実施の形態に係る宅内機器10は、実施の形態1、2に係る宅内機器10と同様に、通信路41における通信量の増加を抑制しつつ、通信路42における通信異常を検知する通信システム100を構成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態に係る設定モジュール11aは、宅内機器10の稼働状態を設定したとき以降において、他の稼働状態となることを指示するための制御命令が通信部16によって受信されるまで、又はタイマ13によって測定された時間が一定時間を超えるまで、宅内機器10の稼働状態を変更することがなかった。しかしながら、これに限定されず、設定モジュール11aは、宅内機器10の稼働状態を変更してもよい。例えば、設定モジュール11aは、宅内機器10の稼働状態を「省エネモード」とするための制御命令が通信部16によって受信された場合に、宅内機器10の稼働状態を「送風モード」に設定し、タイマ13によって測定された時間が12時間を超えたときに、宅内機器10の稼働状態を「省エネ継続モード」に設定してもよい。その上で、設定モジュール11aは、タイマ13によって測定された時間が24時間を超えたときに、宅内機器10の稼働状態を「冷房モード」に設定してもよい。
また、コントローラ30は、宅内機器10に対する遠隔操作の指示を中継するゲートウェイサーバとして機能してもよい。例えば、コントローラ30は、住宅H1の外から伝送された操作指示に基づいて、制御命令を生成してもよい。
また、宅内機器10の稼働状態を細分化してもよい。例えば、「設定温度25度の冷房モード」と「設定温度26度の冷房モード」とを異なる稼働状態として扱ってもよい。
また、宅内機器10の稼働状態として、「冷房モード」及び「暖房モード」の双方が設定可能である場合に、「冷房モード」及び「暖房モード」の各々について、「省エネモード」及び「省エネ継続モード」を設けてもよい。
例えば、「停止モード」を示す具体的なビット列を、「00000」とする。また、「冷房モード」を示すビット列を「00001」として、「暖房モード」を示すビット列を「00010」とする。ここで、最上位の1ビットを「省エネモード」を意味するフラグとして、次の1ビットを「継続モード」を意味するフラグとすれば、ビット列「10001」は上記実施形態に係る「省エネモード」を表し、「11001」は上記実施形態に係る「省エネ継続モード」を表すことになる。これらのビット列を用いると、「暖房省エネモード」及び「暖房省エネ継続モード」を扱うことが可能となる。
上述の実施形態に係る宅内機器10及び通信アダプタ20の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、記憶部12、22に記憶されているプログラムP1、P2を、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムP1、P2をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。
また、プログラムP1、P2をインターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。
また、インターネット等のネットワークを介してプログラムP1、P2を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
更に、プログラムP1、P2の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムP1、P2を実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
また、宅内機器10及び通信アダプタ20の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を専用のハードウェア(回路等)によって実現してもよい。例えば、設定モジュール11a、通知モジュール11b、更新モジュール21a、及び送信判定モジュール21bを、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成すれば、宅内機器10及び通信アダプタ20の省電力化を図ることができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明の通信アダプタ、通信方法及びプログラムは、ネットワークを介して制御される機器のための通信に適している。
100 通信システム、 10 宅内機器、 11、21 制御部、 11a 設定モジュール、 11b 通知モジュール、 12、22 記憶部、 13、23 タイマ、 14 入力部、 15 稼働部、 16、26、27 通信部、 20 通信アダプタ、 21a 更新モジュール、 21b 送信判定モジュール、 22a 状態データ、 30 コントローラ、 41、42 通信路、 H1 住宅、 P1、P2 プログラム。

Claims (6)

  1. 特定の命令を除く制御命令を受信すると該制御命令に従って稼働する宅内機器を、前記制御命令を送信する制御装置に接続するための通信アダプタであって、
    前記宅内機器の状態を第1状態とすることを指示するための前記特定の命令を前記制御装置から受信した場合において、前記宅内機器から通知された前記宅内機器の状態が前記第1状態とは異なるときに、前記特定の命令を前記宅内機器に送信することで前記宅内機器の状態を前記第1状態とは異なる第2状態に設定する、通信アダプタ。
  2. 前記第1状態は、前記宅内機器に設定されることがない稼働状態である、
    請求項1に記載の通信アダプタ。
  3. 前記第1状態は、前記宅内機器がエネルギーの消費量を節約する状態である、
    請求項1又は2に記載の通信アダプタ。
  4. 前記宅内機器の状態を記憶する記憶部と、
    前記宅内機器の状態の通知を前記宅内機器に繰り返し要求し、該要求に応じて前記宅内機器から通知された前記宅内機器の状態に基づいて、前記記憶部に記憶される前記宅内機器の状態を更新する更新部と、を備え、
    前記宅内機器の状態を前記第1状態とすることを指示するための前記特定の命令を前記制御装置から受信した場合において、前記記憶部に記憶されている前記宅内機器の状態が前記第1状態とは異なるときに、前記特定の命令を前記宅内機器に送信する、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信アダプタ。
  5. 宅内機器を制御する制御装置に前記宅内機器を接続するための通信アダプタによる通信方法であって、
    前記宅内機器の状態を第1状態とすることを指示するための命令を前記制御装置から受信するステップと、
    前記宅内機器の状態の通知を前記宅内機器から受けるステップと、
    前記宅内機器から通知された前記宅内機器の状態が前記第1状態とは異なるときに、前記命令を前記宅内機器に送信することで前記宅内機器の状態を前記第1状態とは異なる第2状態に設定するステップと、を含む通信方法。
  6. 宅内機器を制御する制御装置に前記宅内機器を接続するための通信アダプタに、
    前記宅内機器の状態を第1状態とすることを指示するための命令を前記制御装置から受信し、
    前記宅内機器の状態の通知を前記宅内機器から受け、
    前記宅内機器から通知された前記宅内機器の状態が前記第1状態とは異なるときに、前記命令を前記宅内機器に送信することで前記宅内機器の状態を前記第1状態とは異なる第2状態に設定する、ことを実行させるためのプログラム。
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