JP6482303B2 - 体内水分計 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の生体内の水分量を測定する体内水分計に関する。
生体における脱水症状を未然に回避するために、被検者の生体内の水分量を適確に把握することは重要である。特に、高齢者の場合、生体の水分保持能力自体が低下しているため、一般健常者と比較して脱水症状を起こしやすい。かかる背景のもと、例えば、下記特許文献1では、生体内の水分量を適確に把握するのに適した部位として被検者の腋窩に着目し、腋窩に電極を配したセンサ部をあてがい、当該電極間の静電容量を測定することで、被検者の生体内の水分を算出する体内水分計が提案されている。
国際公開第2014/027378号パンフレット
上述した体内水分計の非使用時は、センサ部を保護するために体内水分計の先端部にキャップを装着することが望ましい。しかし、キャップを体内水分計に装着する際、キャップを体内水分計に押し込み過ぎてしまうと、キャップの内側がセンサ部に接触し、センサ部を傷つける恐れがある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、キャップの装着の際にセンサ部が傷つくことを防止することができる体内水分計を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の体内水分計は、被検者の体表面に接触させることで生体内の水分に関するデータを測定するセンサ部が先端部に設けられた水分計本体と、前記水分計本体の前記先端部に着脱可能であり、前記水分計本体に装着された状態で前記センサ部を覆うキャップと、前記キャップを前記水分計本体に装着する際、係合により前記キャップを前記水分計本体に対して所定の規制位置にて停止させる規制構造と、を備え、前記キャップが前記水分計本体に対して前記規制位置に位置している状態で、前記キャップは前記センサ部と非接触である、ことを特徴とする。
上記のように構成された体内水分計によれば、キャップを水分計本体に装着する際、規制構造の係合作用により、水分計本体に対してキャップは所定の規制位置までしか押し込まれない。すなわち、水分計本体に対するキャップの装着深さが制限される。これにより、水分計本体に対してキャップを押し込み過ぎることがないため、キャップとセンサ部との接触を回避し、センサ部が傷つくことを防止できる。
上記の体内水分計において、前記水分計本体の外面には、前記規制構造の一部を構成する凸部が設けられていてもよい。
このように、水分計本体には規制構造の一部として凹部ではなく凸部が設けられているため、使用後に水分計本体の先端領域を拭き取り等により清掃する際に汚れを除去しやすい。
上記の体内水分計において、前記規制構造は、前記水分計本体及び前記キャップにおいて互いに反対側の部位に設けられた第1規制部及び第2規制部を有してもよい。
これにより、キャップの装着状態を安定させることができる。
上記の体内水分計において、前記水分計本体は、前記センサ部を前記水分計本体の筐体に対して可動に支持するスライド機構と、前記センサ部と前記筐体との間の前記スライド機構を液密に覆うとともに前記センサ部と前記筐体との相対変位に追従して変形可能な保護部材とを有し、前記キャップの互いに対向する内壁面には、前記キャップが前記水分計本体に装着された状態で前記保護部材に対向するリブが設けられていてもよい。
この構成により、キャップの装着状態におけるキャップのガタツキによって保護部材が傷つくことを防止できる。
上記の体内水分計において、前記キャップは、互いに対向する上壁部及び下壁部と、互いに対向する左右の側壁部とを有し、前記キャップに設けられた前記規制構造は、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に形成されており、前記リブは、前記左右の側壁部に形成されていてもよい。
この構成により、キャップの装着状態におけるキャップの横揺れによって保護部材が傷つくことを防止できる。
上記の体内水分計において、前記リブは、丸みを帯びたエッジを有し、前記キャップが前記水分計本体に対して前記規制位置に位置している状態で、前記エッジは前記保護部材と非接触であってもよい。
この構成により、リブのエッジによって保護部材が傷つくのを防止することができる。
上記の体内水分計において、前記水分計本体と前記キャップとを繋ぐストラップを備え、前記水分計本体は、直線状に形成された本体部と、前記本体部の先端から湾曲して延設された挿入部とを有し、前記キャップは、前記挿入部の湾曲形状に適合するように非対称形状に形成されており、前記ストラップの長さは、前記水分計本体に対して正規の向きで前記キャップを着脱するには足りる長さであるが、前記水分計本体に対して正規の向きとは逆向きで前記キャップを装着するには足りない長さに設定されていてもよい。
この構成により、キャップの紛失を予防できるとともに、水分計本体に対して逆向きでキャップが装着されることを防止することができる。また、水分計本体が保護部材を備える場合、キャップが逆向きに装着されることによる保護部材の傷つきを防止することができる。
本発明の体内水分計によれば、キャップの装着の際にセンサ部が傷つくことを防止することができる。
本発明の実施形態に係る体内水分計の全体側面図である。 図1に示した体内水分計において、水分計本体からキャップを取り外した状態の斜視図である。 水分計本体の先端部に設けられたスライド機構の斜視図である。 水分計本体にキャップが装着された状態の体内水分計の先端領域の一部断面側面図である。 図5Aは、水分計本体に設けられた第1凸部及びその周辺部位を示す図であり、図5Bは、水分計本体に設けられた第2凸部及びその周辺部位を示す図である。 図6Aは、第1係止突起が見える角度からのキャップの斜視図であり、図6Bは、第2係止突起が見える角度からのキャップの斜視図である。 キャップのリブ周辺の断面図である。
以下、本発明に係る体内水分計について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各図において、X方向は体内水分計の長軸方向を示し、特に、Fr方向は先端方向を示し、Rr方向は基端方向を示す。また、LR方向は左右方向を、Z方向は上下方向を示す。
図1は、本発明の実施形態に係る体内水分計10の全体側面図である。体内水分計10は、被検者の水分量を計測する水分計本体12と、水分計本体12の先端領域に着脱可能なキャップ14とを備える。図2は、水分計本体12からキャップ14を取り外した状態の体内水分計10の斜視図である。
水分計本体12は、その先端にセンサ部16を備え、被検者の体表面にセンサ部16を接触させることで生体内の水分に関するデータを測定する。特に本実施形態の場合、水分計本体12は、被検者の体表面である腋窩の皮膚にセンサ部16を接触させ、センサ部16において、供給した電気信号に応じた物理量を検出することで被検者の体内の水分量を検出する。具体的には、当該物理量(生体内の水分に関するデータ)として被検者の静電容量を測定することにより、腋窩の皮膚の湿り具合を検出し、体内の水分量を算出する。
水分計本体12は、直線状に形成された本体部18と、本体部18の先端から湾曲して延設された挿入部20とを有する。
本体部18は、上面18a、下面18b、左右の側面18c、18dがそれぞれ長軸方向に略平行に形成されており、全体として直線状に形成されている。本体部18は、外殻を構成する筐体22を有し、この筐体22の表面に各種ユーザインターフェースが配置されている。
筐体22は、水分計本体12の本体部18の基端から挿入部20の先端までを形成している。また、筐体22は、左右半割れ構造となっており、左ケーシング22Lと右ケーシング22Rとを有する。筐体22は、例えば、硬質の樹脂材料(ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS等)により構成されるとよい。
図示しないが、筐体22の内部には体内の水分を算出するための演算制御部としての電子回路、水分計本体12の各部への電源供給を行う電源部(電池)等が収納されている。なお、水分計本体12への電力供給は、外部電源により行ってもよい。
この水分計本体12は、ユーザインターフェースとして電源スイッチ24及び表示部26を備える。本実施形態の場合、ユーザが水分計本体12を握った状態で電源スイッチ24を押しやすいように電源スイッチ24は本体部18の後端面に配置されている。電源スイッチ24が押されると、筐体22内に設けられた電源部から水分計本体12の各部への電源供給が開始され、水分計本体12は動作状態(電源オン)となる。
なお、電源スイッチ24の配置位置は、本体部18の後端面に限定されず、水分計本体12の他の適切な箇所(電源スイッチ24を押すのに支障のない箇所)であってもよい。
本実施形態の場合、表示部26は本体部18の側面18cに配置されている。表示部26には今回の水分量の測定結果が数値で表示される。なお、表示部26には、測定された水分量に応じた絵柄、前回の測定結果、電池の残量、測定エラーが発生した場合にその旨を報知するための記号等が表示されてもよい。
水分計本体12の挿入部20は、上面20a及び下面20bが曲面形状を有しており、本体部18に対して全体として下向きに緩やかに湾曲している。すなわち、挿入部20の上面20aは、湾曲形状の外側の面を構成しており、挿入部20の下面20bは、湾曲形状の内側の面を構成している。従って、下面20bの曲率は上面20aの曲率よりも大きい。
なお、水分計本体12において表示部26が設けられた側面とは反対側の側面(図示例では右側面)の先端近傍には、弾性部材からなる滑り止め28が設けられている。
図2及び図3に示すように、水分計本体12の先端部にはスライド機構30を介してセンサ部16が設けられている。センサ部16は、挿入部20の先端部の軸線aに対して略垂直な平面状のセンサヘッド17を有する。
図3において、スライド機構30は、センサ部16を水分計本体12の筐体22に対して可動に支持する。具体的には、スライド機構30は、挿入部20の先端部の軸線aに沿う方向(A方向)にセンサ部16をスライド可能に支持する。
本実施形態の場合、スライド機構30は、センサ部16から基端方向(A2方向)に延出した中空状のスライド軸部34と、挿入部20の先端に設けられスライド軸部34をA方向にスライド可能に支持する中空状のスライド筒36と、挿入部20の先端部が指向する方向(A1方向)にセンサ部16を弾性的に付勢する付勢部材としてのバネ38とを有する。
図示していないが、スライド軸部34はスライド筒36に対して先端方向への抜け止めがなされており、スライド軸部34の中空部には、センサヘッド17と筐体22内に設けられた電子回路とを電気的に接続する信号線が配設されている。
上記のように構成されたスライド機構30を備えた水分計本体12の本体部18を把持し、被検者の腋窩にセンサ部16を所定以上の力で押し当てると、バネ38の弾性力に抗してセンサ部16が挿入部20側(A2方向)に可動範囲分だけ変位する。一方、水分計本体12を腋窩から離す際には、バネ38の弾性力によってセンサ部16が前進し、初期位置に復帰する。
水分計本体12は、さらに、センサ部16と筐体22との間のスライド機構30を液密に覆うとともにセンサ部16と筐体22との相対変位に追従して変形可能な保護部材40を有する。保護部材40の周回りの大きさ(太さ)は、挿入部20の先端部の周回りの大きさ(太さ)よりも僅かに小さい(細い)。
保護部材40は、中空筒状に形成されており、その内側にスライド機構30が収納されている。保護部材40の先端内周部は、センサ部16の外周部に形成された環状溝43に液密に嵌合している。保護部材40の基端部は、筐体22の先端開口部23に液密に嵌合している。このような保護部材40が設けられているため、水分計本体12の使用後に、ウェットシート等により水分計本体12の先端領域(センサ部16及びその周辺部)の汚れを拭き取る際の水分計本体12内への液体(水、アルコール等)の浸入を防止することができる。
保護部材40は弾性部材により構成されるとよい。保護部材40の構成材料としては、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等が挙げられる。
図1及び図2に示すように、キャップ14は、水分計本体12の先端領域に着脱可能であり、水分計本体12に装着された状態(以下、「装着状態」ともいう)で少なくともセンサ部16を覆うように構成されている。本実施形態では、キャップ14は、装着状態でセンサ部16及び保護部材40を覆っている。
キャップ14は、前壁部14aと、上壁部14bと、下壁部14cと、左右の側壁部14d、14eとを有しており、上壁部14b、下壁部14c及び左右の側壁部14d、14eにより周囲壁が構成され、周囲壁の先端が前壁部14aによって閉じられている。
キャップ14は、挿入部20の湾曲形状に適合するように非対称形状に形成されている。具体的には、下壁部14cは、上壁部14bよりも長く形成されており(上壁部14bよりも基端方向に突出しており)、挿入部20の湾曲形状の内側(下面20b)に沿って湾曲している。下壁部14cは、キャップ14の装着状態で挿入部20の湾曲形状の内側に対向する。
図4は、水分計本体12にキャップ14が装着された状態の体内水分計10の先端領域の一部断面側面図である。なお、図4では、図示の便宜上、水分計本体12については側面を、キャップ14については断面を示している。図4に示すように、体内水分計10は、さらに、キャップ14を水分計本体12に装着する際、係合によりキャップ14を水分計本体12に対して所定の規制位置にて停止させる規制構造42を備える。キャップ14が水分計本体12に対して規制位置に位置している状態で、キャップ14はセンサ部16と非接触である。
本実施形態の場合、規制構造42は、水分計本体12の外面に設けられた第1凸部44及び第2凸部46と、キャップ14の内面に設けられた第1係止突起48及び第2係止突起50とを有する。第1凸部44及び第2凸部46は水分計本体12の筐体22の先端近傍に形成されている。
図2に示すように、第1凸部44は、筐体22の外面において、挿入部20の湾曲形状の外側の面(上面20a)に設けられており、左右方向に延在している。第1凸部44は、筐体22の左ケーシング22Lと右ケーシング22Rの境界部25(合わせ目)に跨って形成されている。本実施形態の場合、図5Aに示すように、第1凸部44のうち、筐体22の左ケーシング22Lに設けられた部分44Lと筐体22の右ケーシング22Rに設けられた部分44Rとは、幅(前後方向の寸法)及び長さ(左右方向の寸法)が同じ、すなわち左右対称形状となっている。なお、第1凸部44の左右の部分44L、44Rは左右非対称形状となっていてもよい。
図2に示すように、第2凸部46は、筐体22の外面において、挿入部20の湾曲形状の内側の面(下面20b)に設けられており、左右方向に延在している。図5Bに示すように、第2凸部46は、筐体22の左ケーシング22Lと右ケーシング22Rの境界部25(合わせ目)に跨って形成されている。本実施形態の場合、第2凸部46は、後述するキャップ14の係合突起60(図6B参照)が係合する部分である。図5Bにおいて、第2凸部46のうち、筐体22の左ケーシング22Lに設けられた部分46Lと筐体22の右ケーシング22Rに設けられた部分46Rとは、幅(前後方向の寸法)及び長さ(左右方向の寸法)が同じ、すなわち左右対称形状となっている。なお、第2凸部46の左右の部分46L、46Rは左右非対称形状となっていてもよい。
図4に示すように、第1係止突起48は、キャップ14の上壁部14bの内面に形成されており、キャップ14を水分計本体12に装着する際に、水分計本体12に設けられた第1凸部44の先端面に当接する。水分計本体12に設けられた第1凸部44と、キャップ14に設けられた第1係止突起48により、挿入部20の湾曲形状の外側において水分計本体12に対するキャップ14の押込み位置を規制する第1規制部52が構成されている。
本実施形態の場合、図6Aに示すように、第1係止突起48は、キャップ14の開口部15近傍(開口部15よりも若干だけ奥側位置)であって上壁部14bの内面の左右方向略中央に形成されている。また、第1係止突起48の後方(開口部15側)には浅い凹部56が形成されており、図4のようにキャップ14の装着状態では、当該凹部56に第1凸部44が入り込む。
図4及び図6Bに示すように、第2係止突起50は、キャップ14の下壁部14cの内面に形成されており、キャップ14を水分計本体12に装着する際に、水分計本体12に設けられた第2凸部46の先端面に当接する。本実施形態の場合、第2係止突起50は、第1係止突起48に対向する位置に形成されおり、左右方向に離間して複数(図示例では2つ)設けられている。なお、第2係止突起50は1つだけ設けられてもよい。
図4に示すように、水分計本体12に設けられた第2凸部46と、キャップ14に設けられた第2係止突起50により、挿入部20の湾曲形状の内側において水分計本体12に対するキャップ14の押込み位置を規制する第2規制部54が構成されている。
このように、本実施形態の場合、規制構造42は、水分計本体12及びキャップ14において互いに反対側の部位に設けられた第1規制部52及び第2規制部54を有する。なお、第1規制部52と第2規制部54のうち一方をなくしてもよい。
図4及び図6Bに示すように、第2係止突起50の後方には、水分計本体12に設けられた第2凸部46の基端面に係合可能な係合突起60が形成されている。係合突起60は、水分計本体12にキャップ14を装着した状態において第2凸部46の基端面に弱い係合力で引っ掛かることにより、所定以上の力がキャップ14に掛からない限り、水分計本体12に対するキャップ14の装着状態を保持する。これにより、意図せずにキャップ14が水分計本体12から外れることが抑制されている。なお、キャップ14の装着状態で第2凸部46の基端面に係合する係合突起60に加えて、あるいは、係合突起60に代えて、キャップ14の装着状態で第1凸部44の基端面に係合する係合突起が設けられてもよい。
本実施形態の場合、係合突起60は、キャップ14の左右方向中心よりも片側(図示例では左側)にずれた位置に形成されている。これにより、筐体22の左ケーシング22Lと右ケーシング22Rの境界部25(合わせ目)を避けた位置で、係合突起60を横長形状の第2凸部46に係合させることができる。
図6A及び図6Bに示すように、キャップ14の互いに対向する内壁面には、キャップ14の内方に突出するリブ62が設けられている。具体的には、左右の側壁部の内面にリブ62が前後方向に延在して形成されている。リブ62は、キャップ14が水分計本体12に装着された状態で保護部材40に対向する。リブ62は、上下方向に間隔をおいて複数形成されている。
図7に示すように、リブ62は丸みを帯びたエッジ63を有する。なお、エッジ63は、リブ62の幅方向(短手方向)の両側縁部に位置し、リブ62の延在方向(長手方向)に延在する部分である。キャップ14が水分計本体12に対して規制位置に位置している状態(図4の状態)で、リブ62のエッジ63は保護部材40と非接触である。
なお、キャップ14は、例えば、硬質の樹脂材料(ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS等)あるいは金属材料(ステンレス、アルミニウム合金等)等により構成されるとよい。
図1及び図2に示すように、体内水分計10は、さらに、キャップ14の紛失を予防するために、水分計本体12とキャップ14とを繋ぐストラップ66を備える。ストラップ66は、全体として細長い可撓性を有する部材であり、本実施形態では、樹脂製の線状部材(紐状部材)により構成されている。なお、ストラップ66は鎖により構成されてもよい。
ストラップ66の一端は、水分計本体12(図示例では本体部18の基端近傍に設けられたストラップ取付部19)に連結されている。ストラップ66の他端は、キャップ14(図示例では下壁部14cの基端縁近傍に設けられたストラップ取付部67)に連結されている。
ストラップ66の長さは、水分計本体12に対して図1に示す正規の向きでキャップ14を着脱するには足りる長さであるが、水分計本体12に対して正規の向きとは逆向き(上下逆向き)でキャップ14を装着するには足りない長さに設定されている。
本実施形態に係る体内水分計10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
上記のように構成された体内水分計10の使用に際しては、水分計本体12からキャップ14を取り外す。この場合、キャップ14を所定の力以上で引っ張ると、キャップ14に設けられた係合突起60が水分計本体12に設けられた第2凸部46を乗り越えることで、キャップ14が水分計本体12から離脱する。
そして、水分計本体12に設けられた電源スイッチ24を押すと、各部への電池からの電力供給が開始され、水分計本体12が動作状態となる(電源オンとなる)。次に、電源がオンとなった水分計本体12の挿入部20を被検者の腋の下に挿入し、腋窩の皮膚にセンサ部16を押し当てると、バネ38の弾性力に抗してセンサ部16が後退する。水分計本体12は、センサ部16が所定位置まで後退したことを検知すると、水分量の測定を開始し、測定開始から所定時間経過後に測定を終了する。水分量の測定結果は表示部26に表示される。
体内水分計10は、キャップ14を有するので、非使用時には水分計本体12にキャップ14を装着してセンサ部16を覆うことにより、センサ部16が傷つくことを防止することができる。
この場合、本実施形態に係る体内水分計10によれば、キャップ14を水分計本体12に装着する際、規制構造42の係合作用より、水分計本体12に対してキャップ14は図4に示す規制位置までしか押し込まれない。すなわち、水分計本体12に対するキャップ14の装着深さが制限される。これにより、水分計本体12に対してキャップ14を押し込み過ぎることがないため、キャップ14とセンサ部16との接触を回避し、センサ部16が傷つくことを防止できる。
本実施形態の場合、水分計本体12には規制構造42の一部として凹状の係合部ではなく、凸状の係合部(第1凸部44及び第2凸部46)が設けられているため、使用に伴って凸状の係合部に汚れが付着しにくい。また、汚れが付着しても、使用後に水分計本体12の先端領域を拭き取り等により清掃する際に汚れを除去しやすい。これに対し、水分計本体12において規制構造42の一部として凸状の係合部ではなく凹状の係合部が設けられる場合、凹状の係合部には汚れが付着しやすい。また、凹状の係合部に汚れが付着した場合、使用後に水分計本体12の先端領域(センサ部16やその周辺領域)を拭き取り等により清掃する際に、凹状の係合部に汚れが残りやすい。
本実施形態の場合、規制構造42は、水分計本体12及びキャップ14において互いに反対側の外周面及び内周面に設けられた第1規制部52及び第2規制部54を有するので、キャップ14の装着状態を安定させることができる。
本実施形態の場合、水分計本体12は、センサ部16と筐体22との間のスライド機構30を液密に覆うとともにセンサ部16と筐体22との相対変位に追従して変形可能な保護部材40とを有し、キャップ14の互いに対向する内壁面には、キャップ14が水分計本体12に装着された状態で保護部材40に対向するリブ62が設けられている。この構成により、キャップ14の装着状態におけるキャップ14のガタツキによって保護部材40が傷つくことを防止できる。
本実施形態の場合、キャップ14に設けられた規制構造42は、上壁部14bと下壁部14cに形成されており、リブ62は左右の側壁部14d、14eに形成されている。この構成により、キャップ14の装着状態におけるキャップ14の横揺れによって保護部材40が傷つくことを防止できる。
本実施形態の場合、リブ62は丸みを帯びたエッジ63(図7参照)を有し、キャップ14が水分計本体12に対して規制位置(図4参照)に位置している状態で、リブ62のエッジ63は保護部材40と非接触である。この構成により、リブ62のエッジ63によって保護部材40が傷つくのを防止することができる。
本実施形態の場合、水分計本体12とキャップ14とを繋ぐストラップ66の長さは、水分計本体12に対して正規の向き(図1参照)でキャップ14を着脱するには足りる長さであるが、水分計本体12に対して正規の向きとは逆向き(図1に示すキャップ14の向きとは上下逆向き)でキャップ14を装着するには足りない長さに設定されている。この構成により、キャップ14の紛失を予防できるとともに、水分計本体12に対して逆向きでキャップ14が装着されることを防止することができる。また、キャップ14が逆向きに装着されることによる保護部材40の傷つきを防止することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…体内水分計 12…水分計本体
14…キャップ 16…センサ部
18…本体部 20…挿入部
42…規制構造 44…第1凸部
46…第2凸部 48…第1係止突起
50…第2係止突起 52…第1規制部
54…第2規制部 60…係合突起
62…リブ 63…エッジ

Claims (3)

  1. 被検者の体表面に接触させることで生体内の水分に関するデータを測定するセンサ部が先端部に設けられた水分計本体と、
    前記水分計本体の前記先端部に着脱可能であり、前記水分計本体に装着された装着状態で前記センサ部を覆うキャップと、
    前記キャップを前記水分計本体に装着する際、係合により前記キャップを前記水分計本体に対して所定の規制位置にて停止させる規制構造と、を備え、
    前記キャップが前記水分計本体に対して前記規制位置に位置している状態で、前記キャップは前記センサ部と非接触であ
    前記水分計本体は、直線状に形成された本体部と、前記本体部の先端から湾曲して延設された挿入部と、前記センサ部を前記水分計本体の筐体に対して可動に支持するスライド機構と、前記センサ部と前記筐体との間の前記スライド機構を液密に覆うとともに前記センサ部と前記筐体との相対変位に追従して変形可能な保護部材とを有し、
    前記保護部材は、弾性部材からなるとともに、前記筐体の先端部よりも先端側に配置されており、
    前記水分計本体の前記筐体の外面には、前記規制構造の一部を構成する凸部が設けられており、
    前記凸部は、前記挿入部の湾曲形状の外側の面に設けられた第1凸部と、前記挿入部の湾曲形状の内側の面に設けられた第2凸部とを有し、
    前記キャップは、前記装着状態で前記第1凸部を覆う第1壁部と、前記装着状態で前記第2凸部を覆う第2壁部と、前記第1壁部と前記第2壁部とを繋ぐ互いに対向する一対の側壁部とを有し、
    前記キャップの前記一対の側壁部の各々の内壁面には、前記装着状態で前記保護部材に対向するリブが設けられている、
    ことを特徴とする体内水分計。
  2. 請求項記載の体内水分計において、
    前記リブは、丸みを帯びたエッジを有し、
    前記キャップが前記水分計本体に対して前記規制位置に位置している状態で、前記エッジは前記保護部材と非接触である、
    ことを特徴とする体内水分計。
  3. 請求項1又は2記載の体内水分計において、
    前記水分計本体と前記キャップとを繋ぐストラップを備え
    記キャップは、前記挿入部の湾曲形状に適合するように非対称形状に形成されており、
    前記ストラップの長さは、前記水分計本体に対して正規の向きで前記キャップを着脱するには足りる長さであるが、前記水分計本体に対して正規の向きとは逆向きで前記キャップを装着するには足りない長さに設定されている、
    ことを特徴とする体内水分計。
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