JP6481927B2 - 気液二相流流量算出方法、及び気液二相流流量算出システム - Google Patents

気液二相流流量算出方法、及び気液二相流流量算出システム Download PDF

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Description

本発明は、気液二相流流量算出方法、及び気液二相流流量算出システムに関する。
化学プラント等に用いられるボイラーや復水器では、配管中の冷媒や作動流体の流れが、気体と液体とが混在した気液二相流の流れとなる。このような機器では、制御又は性能評価のために、配管中の気液二相流の流量を測定する必要がある。
気液二相流の流量測定方法としては、気体と液体とを混合前に別々に測定する方法が知られている。この方法は、気液二相流として配管内で混合される前に、ファンで送られてくる気体と、ポンプで圧送されてくる液体とをそれぞれ別々に流量を測定することで、配管中の気液二相流の流量を測定する。
気液二相流の流量測定方法としては、他にも、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の方法では、混合された後の気液二相流に対して静電容量検出器を用いて流量を測定している。この方法では、幅の異なる流速検知用電極板を配管内に複数配置し、電気力線を平行で均一な状態とすることで、精度の高い流量測定を実施している。
特開昭58−190719号公報
しかしながら、上述したような混合する前に気体と液体とを別々に測定する気液二相流の流量測定方法では、混合されて気液二相流となる前に流量測定を行っている。そのために、評価したい配管中等の流路での位置と、実際に測定した位置との間に距離が生じる。その結果、時間遅れが生じて評価結果の精度が低下するおそれがある。また、特許文献1のように、静電容量検出器を用いて気液二相流の流量を直接測定する方法では、複数の電極板を配管中に配置する必要がある。そのため、測定区間が長くなってしまい、測定構成が大掛かりになってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、コンパクトな装置構成で、精度の高い流量測定を行うことが可能な気液二相流流量算出方法、及び気液二相流流量算出システムを提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様における気液二相流流量算出方法は、管状流路を流通し、液体及び気体を含む気液二相流の流通方向と平行な流路断面の所定の測定点で、前記気液二相流の流路内ボイド率と流路内界面速度とを測定する測定工程と、前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度と気体の流速である気相流速との関係である予め取得した気相流速分布に基づいて、前記測定工程で測定した前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度から前記気相流速を算出する気相流速算出工程と、前記気相流速と液体の流速である液相流速との関係である予め取得した液相流速分布に基づいて、前記気相流速算出工程で算出した前記気相流速から前記気液二相流中の前記液相流速を算出する液相流速算出工程と、算出した前記気相流速及び前記液相流速から前記気液二相流の気体及び液体の流量をそれぞれ算出する流量算出工程と、を含む。
このような構成によれば、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布を利用することで、複数の測定点で測定したり、気体と液体とを個別に測定したりすることなく、所定の測定点のみで測定した結果に基づいて、気液二相流中の気体の流量と液体の流量とを取得することができる。したがって、複数の測定装置を用いることなく、少ない測定機器で気液二相流中の気体及び液体の流量を取得することができる。さらに、管状流路を流れる気液二相流から測定した流路内ボイド率及び流路内界面速度を用いることで、実際に評価したい位置で気液二相流を直接測定することができる。したがって、混合される前の気体の流量や液体の流量を測定する場合に比べて、時間遅れの影響を抑えることができ、精度の高いデータを取得する取得することができる。
また、上記気液二相流流量算出方法では、前記測定工程は、前記管状流路における前記流通方向と直交する流路断面の中央で前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度を測定してもよい。
このような構成によれば、測定工程において、所定の測定点を流路断面の流通方向と直交する方向の中央とすることで、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布に沿った精度の高い測定結果を取得することができる。具体的には、気相流速分布及び液相流速分布は、気液二相流の流路断面において、中央付近が最も変化が少ない。そのため、測定する位置が流通方向と直交する方向にずれた際に、流路断面の端を測定点とした場合に比べて中央部分の方が、算出される気相流速や液相流速の値に対する測定結果の誤差の影響が少なくすることができる。これにより、より精度の高いデータを取得することができ、より精度の高い流量測定を行うことができる。
また、上記気液二相流流量算出方法では、事前に測定された複数の前記気液二相流の前記気相流速と、前記流路内ボイド率と、前記流路内界面速度とに基づいて、前記気相流速分布を推定する気相流速分布推定工程とを含んでいてもよい。
このような構成によれば、事前に測定した気相流速と、複数の流路内ボイド率及び流路内界面速度との関係に基づいて気相流速分布を算出することで、回帰直線として気相流速分布を容易に定めることができる。したがって、測定する気液二相流に含まれる気体の物性値が分からない場合や、流路断面が複雑な形状である場合であっても、管状流路での気液二相流の気相流速分布を推定することができる。
また、上記気液二相流流量算出方法では、事前に測定された複数の前記気液二相流の前記気相流速と、前記液相流速と、前記流路内ボイド率と、前記流路内界面速度とに基づいて、前記液相流速分布を推定する液相流速分布推定工程とを含んでいてもよい。
このような構成によれば、事前に測定した気相流速及び液相流速と、流路内ボイド率及び流路内界面速度との関係に基づいて液相流速分布を算出することで、回帰直線として液相流速分布を容易に定めることができる。したがって、測定する気液二相流に含まれる液体の物性値が分からない場合や、流路断面が複雑な形状である場合であっても、管状流路での気液二相流の液相流速分布を推定することができる。
また、本発明の第二の態様における気液二相流流量算出システムは、管状流路を流通し、液体及び気体を含む気液二相流の流通方向と平行な流路断面の所定の測定点で、前記気液二相流の流路内ボイド率と流路内界面速度とを測定する測定部と、前記測定部の測定結果に基づいて、前記気液二相流の気体及び液体の流量を算出する制御部とを備え、前記制御部は、前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度と気体の流速である気相流速との関係である予め取得した気相流速分布に基づいて、前記測定部で測定した前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度から前記気相流速を算出する気相流速算出部と、予め取得した前記気相流速と液体の流速である液相流速との関係である液相流速分布に基づいて、前記気相流速算出部で算出した前記気相流速から前記気液二相流中の前記液相流速を算出する液相流速算出部と、算出した前記気相流速及び前記液相流速から前記気液二相流の気体及び液体の流量を算出する流量算出部とを有する。
このような構成によれば、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布を利用することで、複数の測定点で測定したり、気体と液体とを個別に測定したりすることなく、所定の測定点のみで測定した結果に基づいて、気液二相流中の気体の流量と液体の流量とを取得することができる。したがって、複数の測定装置を用いることなく測定部だけで気液二相流中の気体及び液体の流量を取得することができる。さらに、管状流路を流れる気液二相流から測定した流路内ボイド率及び流路内界面速度を用いることで、実際に評価したい位置で気液二相流を直接測定することができる。したがって、混合される前の気体の流量や液体の流量を測定する場合に比べて、時間遅れの影響を抑えることができ、精度の高いデータを取得する取得することができる。
本発明によれば、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布と、流路内ボイド率及び流路内界面速度とを用いて気相流速と液相流速とを算出することで、コンパクトな装置構成で、精度の高い流量測定を行うことができる。
本発明の実施形態における気液二相流流量算出システムを示す模式図である。 本発明の実施形態における流路断面の中央付近で測定する測定部の様子を示す模式図である。 本発明の実施形態における中央流路内ボイド率及び中央流路内界面速度と事前気相流速との関係を示す図である。 本発明の実施形態における事前気相流速及び事前液相流速の合計値と断面平均界面速度との関係を示す図である。 本発明の実施形態における気液二相流流量算出方法を示すフロー図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態における気液二相流流量算出システム1を示す模式図である。
気液二相流流量算出システム1は、管状流路2aを流通し、液体3b及び気体3aを含む気液二相流3の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定することで、管状流路2aを流通する気体3aの流量と液体3bの流量とを算出する。本実施形態の気液二相流流量算出システム1は、断面円形状の配管2内の管状流路2aを流通する気液二相流3の気体3aと液体3bとの流量をそれぞれ算出する。
本実施形態の気液二相流流量算出システム1は、管状流路2a内の気液二相流3の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定する測定部10と、気液二相流3として混合される前の気体3aの流量を測定する気相流量計20と、気液二相流3として混合される前の液体3bの流量を測定する液相流量計30と、測定部10や気相流量計20や液相流量計30の測定結果に基づいて、管状流路2aにおける気液二相流3の気体3a及び液体3bの流量を算出する制御部40とを備える。
測定部10は、管状流路2aの気液二相流3の流通方向と直交する流路断面の任意の位置で、流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定可能とされている。測定部10は、測定した流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを制御部40に出力する。本実施形態の測定部10は、例えば、二針式光学ボイド計であり、管状流路2aを構成する配管2の内外を貫通するように配置されている。測定部10は、先端部の位置を変更することで、流路断面の任意の位置での気液二相流3の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定する。
気相流量計20は、配管2に流入して気液二相流3として混合される前の気体3aの流量を測定する。液相流量計30は、配管2に流入して気液二相流3として混合される前の液体3bの流量を測定する。気相流量計20や液相流量計30は、気体3aの流量や液体3bの流量を測定できる公知の装置が用いられる。
制御部40は、測定部10での測定結果や気相流量計20の測定結果や液相流量計30の測定結果に基づいて、気体3aの流速である気相流速と液体3bの流速である液相流速とをそれぞれ算出する。制御部40は、算出した気相流速と液相流速とに基づいて、気液二相流3中の気体3aの流量と液体3bの流量とをそれぞれ算出する。
本実施形態の制御部40は、測定部10から測定結果が入力される入力部41と、流路断面における気相流速の速度分布である気相流速分布を推定する気相流速分布推定部42と、流路断面における液相流速の速度分布である液相流速分布を推定する液相流速分布推定部43と、を有する。制御部40は、測定部10で測定した流路内ボイド率α及び流路内界面速度Vから気相流速を算出する気相流速算出部44と、気相流速算出部44で算出した気相流速から気液二相流3中の液相流速を算出する液相流速算出部45と、気相流速及び液相流速から気液二相流3中の気体3a及び液体3bの流量をそれぞれ算出する流量算出部46と、算出した気体3a及び液体3bの流量を外部装置に出力する出力部47とを有する。
入力部41は、測定部10で測定された流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとの情報が入力される。入力部41は、入力された流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとの情報を、気相流速分布推定部42と、液相流速分布推定部43と、気相流速算出部44と、液相流速算出部45とにそれぞれ出力する。
図2は、この発明の実施形態における流路断面の中央付近で測定する測定部10の様子を示す模式図である。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、入力部41に測定部10から入力される測定結果の情報のうち、特に、所定の測定点として流路断面の流通方向と直交する方向の中央付近で測定された流路内ボイド率αを中央流路内ボイド率αとし、流路内界面速度Vを中央流路内界面速度Vgcとする。
気相流速分布推定部42は、入力部41に入力された測定部10での複数の測定結果と、気相流量計20での複数の測定結果とに基づいて、気液二相流3中の気体3aの気相流速分布を推定する。本実施形態の気相流速分布推定部42は、気相流量計20で測定された気液二相流3として混合される前の気体3aの流量の情報が複数入力される。気相流速分布推定部42では、入力された気体3aの流量の情報を流路断面積で除することで、混合前の気体3aの流速である事前気相流速jg1を算出する。
本実施形態の気相流速分布推定部42は、気相流量計20で測定した際に、流路断面の中央付近で測定部10によって測定された中央流路内ボイド率αと中央流路内界面速度Vgcとの情報が入力部41から複数入力される。つまり、気相流速分布推定部42は、中央流路内ボイド率αと中央流路内界面速度Vgcとの情報が、気相流量計20での測定結果の情報が入力されるごとに入力部41から入力される。
図3は、この発明の実施形態における中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcと事前気相流速jg1との関係を示す図である。
本実施形態の気相流速分布推定部42は、例えば、図3に示すように、算出した事前気相流速jg1の情報と、事前気相流速jg1に対応する中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcの情報との関係から気相流速分布を求める。本実施形態のように断面円形状の流路断面の場合、気相流速分布は、以下の式1を満たすような回帰直線として算出される。
Figure 0006481927
気相流速分布推定部42は、この回帰直線の傾きから分布定数である第一パラメータKを算出する。つまり、気相流速分布推定部42は、第一パラメータKが定められた気相流速分布の情報を取得する。気相流速分布推定部42は、第一パラメータKが定められた状態の上記式1のような気相流速分布の情報を気相流速算出部44に送る。
液相流速分布推定部43は、入力部41に入力された測定部10での複数の測定結果と、気相流量計20及び液相流量計30での複数の測定結果とに基づいて、気液二相流3中の液体3bの液相流速分布を推定する。
本実施形態の液相流速分布推定部43は、気相流量計20で測定された気液二相流3として混合される前の気体3aの流量の情報と、液相流量計30で測定された気液二相流3として混合される前の液体3bの流量の情報とが複数入力される。液相流速分布推定部43では、気相流速分布推定部42と同様に、入力された気体3aの流量の情報を流路断面積で除することで、混合前の気体3aの流速である事前気相流速jg1を算出する。液相流速分布推定部43では、入力された液体3bの流量の情報流路断面積で除することで、混合前の液体3bの流速である事前液相流速jf1を算出する。液相流速分布推定部43は、算出した事前気相流速jg1と事前液相流速jf1との合計値を気液二相流3の全体の流速として算出する。
本実施形態の液相流速分布推定部43は、気相流量計20及び液相流量計30で測定した際に、流路断面の複数の測定点で測定された流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとの情報が入力部41から複数入力される。つまり、液相流速分布推定部43は、複数の流路内ボイド率α及び流路内界面速度Vの情報が、気相流量計20及び液相流量計30での測定結果の情報が入力される度に入力部41から入力される。液相流速分布推定部43は、入力された複数の流路内ボイド率αを流路断面積で除することで、断面平均ボイド率<α>を算出する。液相流速分布推定部43は、入力された複数の流路内界面流速を流路断面積で除することで、断面平均界面速度<V>を算出する。
図4は、この発明の実施形態における事前気相流速jg1及び事前液相流速jf1の合計値と断面平均界面速度<V>との関係を示す図である。
液相流速分布推定部43は、図4に示すように、算出した事前気相流速jg1と事前液相流速jf1との合計値と、入力された断面平均界面速度<V>との関係から液相流速分布を求める。本実施形態のように断面円形状の流路断面の場合、液気相流速分布は、以下の式2を満たすような回帰直線として算出される。
Figure 0006481927
液相流速分布推定部43は、この回帰直線の傾きから分布定数である第二パラメータCを算出し、切片からドリフト定数である第三パラメータVgjを算出する。つまり、液相流速分布推定部43は、第二パラメータC及び第三パラメータVgjが定められた液相流速分布の情報を取得する。液相流速分布推定工程S15は、算出した断面平均ボイド率<α>の情報と、第二パラメータC及び第三パラメータVgjが定められた状態の上記式2のような液相流速分布の情報とを液相流速算出部45に送る。
気相流速算出部44は、入力部41から送られる測定部10での流路断面の所定の測定点における測定結果の情報と、気相流速分布推定部42から送られる気相流速分布の情報とに基づいて、気液二相流3中の気相流速を気相みかけ流速jとして算出する。
本実施形態の気相流速算出部44は、測定部10によって測定された中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcの情報が入力部41から入力される。気相流速算出部44は、入力された第一パラメータKが定められた状態の式1の気相流速分布に対して、中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcの情報を当てはめることで、流路断面での気液二相流3中の気相流速として気相みかけ流速jを算出する。気相流速算出部44は、算出した気相みかけ流速jの情報を液相流速算出部45と流量算出部46とに送る。
液相流速算出部45は、液相流速分布推定部43から送られる液相流速分布の情報及び断面平均ボイド率<α>の情報と、気相流速算出部44から送られる気相みかけ流速jの情報とに基づいて、気液二相流3中の液相流速を液相みかけ流速jとして算出する。
本実施形態の液相流速算出部45は、第二パラメータC及び第三パラメータVgjが定められた状態の式2のような液相流速分布に基づいて、下記の式3のようなドリフトフラックスモデルの式を算出する。
Figure 0006481927
算出したドリフトフラックスモデルの式に対して、断面平均ボイド率<α>の情報と、気相みかけ流速jの情報を当てはめることで、流路断面での気液二相流3中の液相流速として液相みかけ流速jを算出する。液相流速算出部45は、算出した液相みかけ流速jの情報を流量算出部46に送る。
流量算出部46は、気相流速算出部44から入力される気相みかけ流速jの情報と液相流速算出部45から入力される液相みかけ流速jの情報と基づいて、流路断面での気液二相流3中の気体3aの流量と液体3bの流量とをそれぞれ算出する。流量算出部46は、気相みかけ流速jを流路断面積で除することで流路断面での気液二相流3中の気体3aの流量を算出する。流量算出部46は、液相みかけ流速jを流路断面積で除することで流路断面での気液二相流3中の液体3bの流量を算出する。流量算出部46は、算出した気体3aの流量の情報と液体3bの流量の情報とを出力部47に送る。
出力部47は、入力された気体3aの流量の情報と液体3bの流量の情報を不図示の表示装置や記憶装置等の外部装置に出力する。
次に上記実施形態の気液二相流流量算出方法S1について説明する。
図5は、この発明の実施形態における気液二相流流量算出方法S1のフロー図である。
気液二相流流量算出方法S1は、管状流路2aを流通し、液体3b及び気体3aを含む気液二相流3の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定することで、管状流路2aを流通する気体3aの流量と液体3bの流量とを算出する方法である。本実施形態の気液二相流流量算出方法S1は、気液二相流流量算出システム1によって実施される。
図5に示すように、本実施形態の気液二相流流量算出方法S1は、測定する気液二相流3の気相流速と液相流速との速度分布を事前に推定する流速分布事前推定工程S10と、管状流路2aを流通する気液二相流3の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定する測定工程S20とを有する。本実施形態の気液二相流流量算出方法S1は、測定工程S20で測定した流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとから気相流速を算出する気相流速算出工程S30と、気相流速算出工程S30で算出した気相流速から気液二相流3中の液相流速を算出する液相流速算出工程S40と、算出した気相流速及び液相流速から気液二相流3の気体3a及び液体3bの流量をそれぞれ算出する流量算出工程S50とを有する。
流速分布事前推定工程S10は、気液二相流3の流路内ボイド率α及び流路内界面速度Vと気相流速との関係である気相流速分布と、気相流速と液相流速との関係である液相流速分布とを予め定めて取得する。本実施形態の流速分布事前推定工程S10は、気液二相流3として混合される前の気体3aの流量と液体3bの流量と流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを事前に測定する事前測定工程S11を有する。流速分布事前推定工程S10は、事前測定工程S11の測定結果に基づいて気相流速分布を推定する気相流速分布推定工程S13と、事前測定工程S11の測定結果に基づいて液相流速分布を推定する液相流速分布推定工程S15と、を有する。
事前測定工程S11は、気体3aと液体3bとが混合される前に気体3aの流量と液体3bの流量とをそれぞれ測定する。事前測定工程S11では、気体3aの流量及び液体3bの流量を変化させて条件を変えた状態で、複数回にわたって測定を実施する。本実施形態の事前測定工程S11は、気相流量計20によって気体3aの流量を測定し、液相流量計30によって液体3bの流量を測定する。事前測定工程S11では、気相流量計20で測定した測定結果を制御部40の気相流速分布推定部42及び液相流速分布推定部43に入力する。事前測定工程S11では、液相流量計30で測定した測定結果を制御部40の液相流速分布推定部43に入力する。
事前測定工程S11は、気相流量計20及び液相流量計30で流量を測定する際に、気体3aと液体3bが混合された後である流路断面での気液二相流3の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定部10で測定する。事前測定工程S11は、測定部10の先端部の位置を調整して、流路断面の流通方向と直交する方向の中央を含む複数の測定点で流路内ボイド率α及び流路内界面速度Vを測定する。事前測定工程S11では、測定部10で測定した測定結果を制御部40の入力部41に入力する。
気相流速分布推定工程S13は、事前測定工程S11で測定した複数の測定結果に基づいて、気液二相流3中の気相流速分布を推定する。本実施形態の気相流速分布推定工程S13は、制御部40の気相流速分布推定部42によって気相流速分布を算出する。
本実施形態の気相流速分布推定工程S13は、事前測定工程S11で測定した複数回にわたって気体3aの流量ごとに事前気相流速jg1を算出する。気相流速分布推定工程S13では、図3に示すように、算出した複数の事前気相流速jg1と、事前気相流速jg1に対応する気体3aの流量ごとに複数回にわたって所定の測定点である流路断面の中央付近で測定された中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcとの関係から気相流速分布を求める。具体的には、気液二相流流量算出システム1で説明したように、本実施形態のように断面円形状の流路断面の場合、気相流速分布は、上述した式1を満たすような回帰直線として算出される。気相流速分布推定工程S13は、この回帰直線の傾きから分布定数である第一パラメータKを算出し、気相流速分布を推定する。
液相流速分布推定工程S15は、事前測定工程S11で測定した複数の測定結果に基づいて、気液二相流3中の液相流速分布を推定する。本実施形態の液相流速分布推定工程S15は、制御部40の液相流速分布推定部43によって液相流速分布を算出する。
本実施形態の液相流速分布推定工程S15は、事前測定工程S11で複数回にわたって測定した液体3bの流量ごとに事前液相流速jf1を算出する。液相流速分布推定工程S15は、算出した複数の事前気相流速jg1と事前液相流速jf1との合計値を気液二相流3の全体の流速として算出する。液相流速分布推定工程S15は、流路断面の複数の測定点で測定された流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとをそれぞれ流路断面積で除することで、断面平均ボイド率<α>と断面平均界面速度<V>とを算出する。液相流速分布推定工程S15では、断面平均ボイド率<α>及び断面平均界面速度<V>が、算出された事前気相流速jg1及び事前液相流速jf1に対応する数だけ複数算出される。
液相流速分布推定工程S15は、図4に示すように、複数の事前気相流速jg1と事前液相流速jf1との合計値と、複数の断面平均界面速度<V>との関係から液相流速分布を求める。本実施形態のように断面円形状の流路断面の場合、液相流速分布は、上述した式2を満たすような回帰直線として算出される。相流速分布推定工程は、この回帰直線の傾きから分布定数である第二パラメータCを算出し、切片からドリフト定数である第三パラメータVgjを算出し、液相流速分布を推定する。
測定工程S20は、気液二相流3の流通方向と平行な流路断面の所定の測定点で、気液二相流3の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定する。本実施形態の測定工程S20は、測定部10の先端の位置を調整して、所定の測定点として流路断面の流通方向と直交する方向の中央付近の流路内ボイド率αと流路内界面速度Vとを測定する。したがって、測定工程S20は、事前測定工程S11とは別に、気液二相流3の中央流路内ボイド率αと中央流路内界面速度Vgcとを測定する。
気相流速算出工程S30は、流速分布事前推定工程S10で予め定めて取得した気相流速分布に基づいて、測定工程S20で測定した中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcから気相流速を算出する。本実施形態の気相流速算出工程S30は、制御部40の気相流速算出部44によって気相流速を気相みかけ流速jとして算出する。
気相流速算出工程S30は、第一パラメータKが定められた状態の式1の気相流速分布に対して、測定工程S20で測定した中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcを当てはめることで、気相みかけ流速jを算出する。
液相流速算出工程S40は、流速分布事前推定工程S10で予め定めて取得した液相流速分布に基づいて、気相流速算出工程S30で算出した気相流速から液相流速を算出する。本実施形態の液相流速算出工程S40は、制御部40の液相流速算出部45によって気相みかけ流速jから液相流速として液相みかけ流速jを算出する。
液相流速算出工程S40は、第二パラメータC及び第三パラメータVgjが定められた状態の式2のような液相流速分布に基づいて、上述した式3のようなドリフトフラックスモデルの式を算出する。算出したドリフトフラックスモデルの式に対して、断面平均ボイド率<α>と、気相みかけ流速jを当てはめることで、液相みかけ流速jを算出する。
流量算出工程S50は、算出した気相みかけ流速j及び液相みかけ流速jと流路断面積から気液二相流3中の気体3a流量及び液体3bの流量をそれぞれ算出する。
上記のような気液二相流流量算出方法S1及び気液二相流流量算出システム1によれば、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布から、所定の測定点である流路断面の中央付近で測定した中央流路内ボイド率αと中央流路内界面速度Vgcとに基づいて、管状流路2aを流れる気液二相流3中の気相流速である気相みかけ流速jと液相流速である液相みかけ流速jとをそれぞれ算出することができる。そのため、算出した気相みかけ流速jと液相みかけ流速jとから、流路断面での気液二相流3中の気体3aの流量と液体3bの流量とをそれぞれ取得することができる。つまり、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布を利用することで、複数の測定点で測定したり、気体3aと液体3bとを個別に測定したりすることなく、所定の測定点のみで測定した結果に基づいて、気液二相流3中の気体3aの流量と液体3bの流量とを取得することができる。したがって、複数の測定装置を用いることなく、本実施形態では測定部10である二針式光学ボイドだけを用いたように、少ない測定機器で気液二相流3中の気体3a及び液体3bの流量を取得することができる。
さらに、管状流路2aを流れる気液二相流3から測定した中央流路内ボイド率α及び中央流路内界面速度Vgcを用いることで、実際に評価したい位置で気液二相流3を直接測定することができる。したがって、混合される前の気体3aの流量や液体3bの流量を測定する場合に比べて、時間遅れの影響を抑えることができ、精度の高いデータを取得する取得することができる。
これらにより、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布と、流路内ボイド率α及び流路内界面速度Vとを用いて気相流速と液相流速とを算出することで、コンパクトな装置構成で、精度の高い流量測定を行うことができる。
また、測定工程S20において、所定の測定点を流路断面の中央とすることで、予め取得した気相流速分布及び液相流速分布に沿った精度の高い測定結果を取得することができる。具体的には、気相流速分布及び液相流速分布は、気液二相流3の流通方向と平行な流路断面において、図2に破線で示すように、中央付近が最も変化が少ない。そのため、測定する位置が流通方向と直交する方向にずれた際に、流路断面の端を測定点とした場合に比べて中央部分の方が、算出される気相みかけ流速jや液相みかけ流速jの値に対する測定結果の誤差の影響が少なくすることができる。これにより、より精度の高いデータを取得することができ、より精度の高い流量測定を行うことができる。
また、気相流速分布推定工程S13で、事前測定工程S11で測定した事前気相流速jg1と、複数の流路内ボイド率α及び流路内界面速度Vとの関係に基づいて気相流速分布を算出することで、回帰直線として気相流速分布を容易に定めることができる。したがって、測定する気液二相流3に含まれる気体3aの物性値が分からない場合や、流路断面が複雑な形状である場合であっても、管状流路2aでの気液二相流3の気相流速分布を推定することができる。
また、液相流速分布推定工程S15で、事前測定工程S11で測定した事前気相流速jg1及び事前液相流速jf1と、複数の流路内ボイド率α及び流路内界面速度Vからそれぞれ算出した断面平均ボイド率<α>及び断面平均界面速度<V>との関係に基づいて液相流速分布を算出することで、回帰直線として液相流速分布を容易に定めることができる。したがって、測定する気液二相流3に含まれる液体3bの物性値が分からない場合や、流路断面が複雑な形状である場合であっても、管状流路2aでの気液二相流3の液相流速分布を推定することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、本実施形態の気液二相流流量算出方法S1では、測定工程S20の前に予め気相流速分布を推定するために気相流速分布推定工程S13や液相流速分布を推定するために液相流速分布推定工程S15を実施する流速分布事前推定工程S10を含んでいるが、このような構成に限定されるものではない。例えば、本実施形態のように流路断面の形状が単純な形状である場合や、気液二相流3中の気体3aや液体3bの物性値が既知である場合のように、既存のデータで気相流速分布や液相流速分布が推定可能な場合には、流速分布事前推定工程S10を含んでいなくともよい。したがって、流速分布事前推定工程S10は、測定する気液二相流3に含まれる気体3aや液体3bが新規で物性値が分からない場合や、流路断面が複雑な形状である場合に実施されることが好ましい。
同様に、気液二相流流量算出システム1は、気相流量計20や液相流量計30や気相流速分布推定部42や液相流速分布推定部43を有しておらず、気相流速算出部44や液相流速算出部45に対して気相流速分布や液相流速分布を予め登録したり、外部から入力可能としたりする構成としてもよい。
また、本実施形態で測定する気液二相流3の流通する管状流路2aは、断面円形状の流路断面であることに限定されるものではなく、種々の形状であってよい。例えば、管状流路2aは、矩形状の配管2によって構成され断面四角形状であってもよく、複数の配管2が並列した管群によって形成されていてもよい。
1…気液二相流流量算出システム 2…配管 2a…管状流路 3…気液二相流 3a…気体 3b…液体 10…測定部 20…気相流量計 30…液相流量計 40…制御部 41…入力部 42…気相流速分布推定部 43…液相流速分布推定部 44…気相流速算出部 45…液相流速算出部 46…流量算出部 47…出力部 α…流路内ボイド率 V…流路内界面速度 α…中央流路内ボイド率 Vgc…中央流路内ボイド率 jg1…事前気相流速 K…第一パラメータ jf1…事前液相流速 <α>…断面平均ボイド率 <V>…断面平均界面速度 C…第二パラメータ Vgj…第三パラメータ j…気相みかけ流速 j…液相みかけ流速 S1…気液二相流流量算出方法 S10…流速分布事前推定工程 S11…事前測定工程 S13…気相流速分布推定工程 S15…液相流速分布推定工程 S20…測定工程 S30…気相流速算出工程 S40…液相流速算出工程 S50…流量算出工程

Claims (5)

  1. 管状流路を流通し、液体及び気体を含む気液二相流の流通方向と平行な流路断面の所定の測定点で、前記気液二相流の流路内ボイド率と流路内界面速度とを測定する測定工程と、
    前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度と気体の流速である気相流速との関係である予め取得した気相流速分布に基づいて、前記測定工程で測定した前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度から前記気相流速を算出する気相流速算出工程と、
    前記気相流速と液体の流速である液相流速との関係である予め取得した液相流速分布に基づいて、前記気相流速算出工程で算出した前記気相流速から前記気液二相流中の前記液相流速を算出する液相流速算出工程と、
    算出した前記気相流速及び前記液相流速から前記気液二相流の気体及び液体の流量をそれぞれ算出する流量算出工程と、を含む気液二相流流量算出方法。
  2. 前記測定工程は、前記管状流路における前記流通方向と直交する流路断面の中央で前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度を測定する請求項1に記載の気液二相流流量算出方法。
  3. 事前に測定された複数の前記気液二相流の前記気相流速と、前記流路内ボイド率と、前記流路内界面速度とに基づいて、前記気相流速分布を推定する気相流速分布推定工程とを含む請求項1または請求項2に記載の気液二相流流量算出方法。
  4. 事前に測定された複数の前記気液二相流の前記気相流速と、前記液相流速と、前記流路内ボイド率と、前記流路内界面速度とに基づいて、前記液相流速分布を推定する液相流速分布推定工程とを含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の気液二相流流量算出方法。
  5. 管状流路を流通し、液体及び気体を含む気液二相流の流通方向と平行な流路断面の所定の測定点で、前記気液二相流の流路内ボイド率と流路内界面速度とを測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に基づいて、前記気液二相流の気体及び液体の流量を算出する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度と気体の流速である気相流速との関係である予め取得した気相流速分布に基づいて、前記測定部で測定した前記流路内ボイド率及び前記流路内界面速度から前記気相流速を算出する気相流速算出部と、
    予め取得した前記気相流速と液体の流速である液相流速との関係である液相流速分布に基づいて、前記気相流速算出部で算出した前記気相流速から前記気液二相流中の前記液相流速を算出する液相流速算出部と、
    算出した前記気相流速及び前記液相流速から前記気液二相流の気体及び液体の流量を算出する流量算出部とを有する気液二相流流量算出システム。
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