JP6481669B2 - 増幅装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音声信号を増幅する増幅装置に関する。
音声信号を増幅する増幅装置を含むオーディオ機器は、各国安全規格によって、温度上昇上限が規定されている。また、増幅装置は、各国の機関によって、最大出力の測定方法が定められている。例えば、IEC(International Electrotechnical Commission)規格では、巻線の温度上昇上限は、150℃である。また、米国のFTC(Federal Trade Commission)規格では、2チャンネル出力の場合、定格の1/8出力で2チャンネルドライブ1時間エージングした後、定格出力で2チャンネル5分間連続出力し、その直後の出力を測定するとされている。測定中、増幅装置の各部品は、温度上昇を続けることになる。FTC規格の場合、5分後に測定を完了し、出力を下げれば、温度上昇は止まる。
なお、出願人は、増幅装置の温度上昇を防止するため、供給電圧の切替、ボリュームの調整を行う発明を特許出願している(特許文献1参照。)。
特開2015−122674号公報
IEC規格による安全規格限度値では、連続運転を行うことができる最大信号レベルで増幅装置の運転を行わなければならないとされている。このため、最大出力で連続運転を行うと、温度は上昇し続け、いずれ安全規格限度値に達するという問題がある。
本発明の目的は、増幅装置の温度上昇を防止することである。
第1の発明の増幅装置は、音声信号を増幅する増幅装置であって、設定値以下に前記音声信号のダイナミックレンジをコントロールする信号処理部と、消費電流に応じて、前記設定値を設定する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、制御部は、消費電流に応じて、信号処理部によるダイナミックレンジコントロールの設定値を設定する。これにより、消費電流に応じて、音声信号のダイナミックレンジ(出力)が抑えられるため、温度上昇を防止することができる。
また、ダイナミックレンジコントロールにより温度上昇を防止しているため、音声信号がクリップすることがなく、音質を保つことができる。ここで、ボリューム制御で出力を小さくする場合、大きな音も小さな音も小さくしてしまうため、全体の音量感も小さくなってしまう。ダイナミックレンジコントロールにより出力を小さくする場合、設定値を超えた大きな音のみ小さくし、設定値を超えない音は小さくしないため、全体の音量感が小さくならない。また、セリフ等の小さな音はそのままのため、ユーザーに聞こえにくくなることがない。
第2の発明の増幅装置は、第1の発明の増幅装置において、前記制御部は、前記消費電流が所定の閾値以上である場合に、前記設定値を所定値に設定することを特徴とする。
本発明では、制御部は、消費電流が所定の閾値以上である場合に、設定値を所定値に設定する。これにより、音声信号のダイナミックレンジが所定値以下に抑えられるため、温度上昇を防止することができる。
第3の発明の増幅装置は、第2の発明の増幅装置において、前記制御部は、前記消費電流が前記所定の閾値以上である状態が、所定時間連続した場合に、前記設定値を前記所定値に設定することを特徴とする。
消費電流が所定の閾値以上である状態が、所定時間連続すると、増幅装置を構成する部品(例えば、巻線)の温度が、安全規格限度値に上昇する。従って、本発明では、温度上昇を防止するため、制御部は、消費電流が所定の閾値以上である状態が、所定時間連続した場合に、設定値を所定値に設定する。
第4の発明の増幅装置は、第1〜第3のいずれかの発明の増幅装置において、前記消費電流を検出するための検出回路をさらに備え、前記検出回路は、前記消費電流を、前記消費電流に応じた電圧に変換し、前記制御部は、前記検出回路が変換した電圧に応じて、前記設定値を設定することを特徴とする。
第5の発明の増幅装置は、第1〜第4のいずれかの発明の増幅装置において、各部に電源電圧を供給するスイッチング電源をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、各部に電源電圧を供給するスイッチング電源をさらに備える。ここで、スイッチング電源は、過電流保護回路を備え、消費電流がスイッチング電源の容量を超えると、電源が落ちるという問題がある。本発明では、消費電流に応じて、音声信号のダイナミックレンジ(出力)が抑えられるため、電源が落ちることが防止される。また、スイッチング電源は、ノイズ対策用にコモンモードフィルターが用いられるが、温度ヒューズ等の過熱保護が設けられていない場合がある。このような場合でも、本発明では、温度上昇を防止することができる。
第6の発明の増幅装置は、第1の発明の増幅装置において、前記制御部は、前記消費電流に応じて、前記設定値を1dBずつ変更することを特徴とする。
本発明では、制御部は、消費電流に応じて、設定値を1dBずつ変更する。これにより、音声信号のダイナミックレンジが急激に変化することがない。
第7の発明は、第1〜第3、第5、第6のいずれかの発明の増幅装置において、前記消費電流を検出するための検出回路をさらに備え、前記信号処理部は、PWM変調器であり、前記制御部は、前記検出回路が異常であると感知した場合、前記PWM変調器の出力を停止することを特徴とする。
本発明では、制御部は、検出回路が異常であると感知した場合、PWM変調器の出力を停止し、検出回路が故障した場合に備えた安全上のフェールセーフを行う。ここで、検出回路の異常とは、検出電流値が、PWM変調器の無信号時の電流値以下である場合、検出回路に含まれるオペアンプの出力電圧値が、最低出力電圧以下を示した場合等をいう。
本発明によれば、増幅装置の温度上昇を防止することができる。
本発明の実施形態に係るAVアンプの構成を示すブロック図である。 検出回路の回路構成を示す図である。 消費電流と、マイクロコンピューターのA/Dポートに入力される入力値と、設定値と、の関係を示す図である。 DRC機能のステップと、設定値と、の関係を示す図である。 温度上昇を防止するための処理を示すフローチャートである。 温度上昇を防止するための処理を示すフローチャートである。 温度上昇を防止するための処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るAVアンプの構成を示すブロック図である。AVアンプ1(増幅装置)は、入力される音声信号を増幅してスピーカー8に出力する。AVアンプ1は、6チャンネルの音声信号を増幅可能である。図1に示すように、AVアンプ1は、マイクロコンピューター2、表示部3、操作部4、PWM変調器5、検出回路6、スイッチング電源7を備える。
マイクロコンピューター2(制御部)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等のハードウェアから構成されている。CPUは、ROMに格納されたプログラムに従って、AVアンプ1を構成する各部を制御する。すなわち、マイクロコンピューター2は、AVアンプ1を構成する各部を制御する。RAMは、CPU2の主メモリとして機能する。
表示部3は、設定画面、音量レベルなどを表示するものである。表示部3は、LCD(液晶ディスプレイ)や蛍光表示管等から構成されている。操作部4は、ユーザー操作を受け付けるためのものである。操作部4は、AVアンプ1の筐体に設けられた操作ボタン、リモートコントローラーにより構成されている。
PWM変調器5(信号処理部)は、音声信号にPWM変調を行う。PWM変調された音声信号は、スピーカー8に出力される。ここで、PWM変調器5は、ダイナミックレンジコントロール(以下、「DRC」という。)等の信号処理機能を有する。
検出回路6は、AVアンプ1の消費電流を検出するための回路である。検出回路6は、消費電流を、消費電流に応じた電圧に変換する。図2は、検出回路6の回路構成を示す図である。検出回路6は、抵抗R1〜R8、コンデンサC1、C2、ツェナーダイオードZD1、オペアンプOP1を有する。抵抗R1、R2は、検出抵抗である。抵抗R1の一端は、PVDD端子に接続されている。抵抗R1の他端は、VB端子に接続されている。PVDD端子に消費電流が入力される。VB端子に電源電圧が入力される。抵抗R2は、抵抗R1に並列に接続されている。抵抗R3の一端は、抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R3の他端は、オペアンプOP1の反転入力端子に接続されている。抵抗R4の一端は、抵抗R2の他端に接続されている。抵抗R4の他端は、オペアンプOP1の非反転入力端子に接続されている。
抵抗R5の一端は、抵抗R4の他端とオペアンプOP1の非反転入力端子との間に接続されている。抵抗R5の他端は、グラウンドGNDに接続されている。抵抗R6は、帰還抵抗である。抵抗R6は、オペアンプOP1の反転入力端子と、オペアンプOP1の出力端子と、に接続されている。抵抗R7の一端は、オペアンプOP1の出力端子に接続されている。抵抗R7の他端は、VADC端子に接続されている。VADC端子は、マイクロコンピューター2のA/Dポートに接続されている。抵抗R8の一端は、抵抗R7の他端とVADC端子との間に接続されている。抵抗R8の他端は、グラウンドGNDに接続されている。
オペアンプOP1は、電流を電圧に変換する。コンデンサC1の一端は、抵抗R7の他端とVADC端子との間に接続されている。コンデンサC1の他端は、グラウンドGNDに接続されている。コンデンサC2の一端は、抵抗R7の他端とVADC端子との間に接続されている。コンデンサC2の他端は、グラウンドGNDに接続されている。ツェナーダイオードZD1は、オペアンプOP1の出力電圧を制限する。ツェナーダイオードZD1により、オペアンプOP1の出力電圧が制限されることにより、マイクロコンピューター2のA/Dポートの破壊が防止される。ツェナーダイオードZD1のカソードは、抵抗R7の他端とVADC端子との間に接続されている。ツェナーダイオードZD1のアノードは、グラウンドGNDに接続されている。上述のように、VADC端子は、マイクロコンピューター2のA/Dポートに接続されているため、消費電流に応じた電圧が、マイクロコンピューター2のA/Dポートに入力される。
スイッチング電源7は、増幅装置1を構成する各部に電源電圧を供給する。スイッチング電源7は、一次側の整流回路、一次側の平滑回路、スイッチング素子、スイッチング素子を制御する制御回路、トランス、二次側の整流回路、二次側の平滑回路等を有する。
図3は、消費電流と、マイクロコンピューター2のA/Dポートに入力される入力値と、設定値(後述)と、の関係を示す図である。図2に示すように、消費電流が、5.4Aの場合、A/Dポートには、1.6Vの電圧が入力される。また、消費電流が、2.9Aの場合、A/Dポートには、0.9Vの電圧が入力される。
上述したように、PWM変調器5は、DRC機能を有する。DRC機能は、設定値以下に音声信号のダイナミックレンジをコントロールする機能である。マイクロコンピューター2は、消費電流に応じて、すなわち、A/Dポートに入力される電圧に応じて、PWM変調器5によるDRC機能の設定値を設定する。図3に示すように、マイクロコンピューター2は、消費電流が5.4A以上である場合、DRC機能の設定値を−25dBに設定する。また、消費電流が2.9A以下である場合、DRC機能の設定値を−32dBに設定する。なお、マイクロコンピューター2は、PWM変調器5のレジスタに値をセットすることにより、DRC機能の設定値を設定する。
図4は、DRC機能のステップと、設定値と、の関係を示す図である。図4に示すように、ステップ0が、設定値−25.0dBに対応する。ステップ6が、設定値−35.0dBに対応する。マイクロコンピューター2は、消費電流に応じて、基本的に、1ステップ毎に、ステップ(設定値)を上げたり下げたりする。ここで、マイクロコンピューター2は、ステップ0からステップ1、及び、ステップ1からステップ0に移行する場合は、設定値を3dB上げたり下げたりする(±3dB)。また、マイクロコンピューター2は、ステップ1からステップ5までにおいては、設定値を1dB上げたり下げたりする(±1dB)。また、マイクロコンピューター2は、ステップ5からステップ6、及び、ステップ6からステップ5に移行する場合は、設定値を3dB上げたり下げたりする(±3dB)。
以下、温度上昇を防止するための処理を、図5〜図7に示すフローチャートに基づいて説明する。マイクロコンピューター2は、検出回路6をチェックする(S1)。次に、マイクロコンピューター2は、検出回路6が異常であるか否かを判断する(S2)。ここで、検出回路6の異常とは、検出電流値が、PWM変調器5の無信号時の電流値以下である場合、検出回路6に含まれるオペアンプOP1の出力電圧値が、最低出力電圧以下を示した場合等をいう。マイクロコンピューター2は、検出回路6が異常であると判断した場合(S2:Yes)、PWM変調器の出力を停止する(S3)。
マイクロコンピューター2は、検出回路6が異常でないと判断した場合(S2:No)、A/Dポートを監視する(S4)。次に、マイクロコンピューター2は、消費電流が5.4A以上であるか否かを判断する(S5)。ここで、消費電流5.4Aは、合計出力140Wに相当する。マイクロコンピューター2は、消費電流が5.4A以上であると判断した場合(S5:Yes)、DRC機能のステップを1ステップ上げる(S6)。
次に、マイクロコンピューター2は、設定値が−32dBとなったか否かを判断する(S7)。マイクロコンピューター2は、設定値が−32dBとなっていないと判断した場合(S7:No)、S4の処理を実行する。マイクロコンピューター2は、設定値が−32dBとなったと判断した場合(S7:Yes)、電源がオフになったか否か、又は、ファンクションが切り替えられたか否かを判断する(S8)。マイクロコンピューター2は、電源がオフになっていない、且つ、ファンクションが切り替えられていないと判断した場合(S8:No)、S4の処理を実行する。
マイクロコンピューター2は、電源がオフになった、又は、ファンクションが切り替えられたと判断した場合(S8:Yes)、温度上昇を防止するための処理を解除し、DRC機能の設定値を初期値に戻す(S9)。
マイクロコンピューター2は、消費電流が5.4A以上でない、すなわち、5.4A未満であると判断した場合(S5:No)、消費電流が4.9A(閾値)以上であるか否かを判断する(S10)。ここで、消費電流4.9Aは、合計出力120Wに相当する。また、消費電流4.9Aは、マイクロコンピューター2のA/Dポートに入力される電圧1.4Vに相当する。マイクロコンピューター2は、消費電流が4.9A以上であると判断した場合(S10:Yes)、消費電流が4.9A以上である状態が、2分間(所定時間)連続しているか否かを判断する(S11)。マイクロコンピューター2は、消費電流が4.9A以上である状態が、2分間連続していないと判断した場合(S11:No)、S4の処理を行う。
マイクロコンピューター2は、消費電流が4.9A以上である状態が、2分間連続していると判断した場合(S11:Yes)、表示部3に、過電流である旨を表示し、設定値を−35dB(所定値)に設定する(S12)。ここで、消費電流が4.9A以上である状態が、2分間連続すると、巻線の温度が安全規格限度値に上昇する。従って、温度上昇を防止するため、設定値を−35dBに設定する。次に、マイクロコンピューター2は、電源がオフになったか否か、又は、ファンクションが切り替えられたか否かを判断する(S13)。マイクロコンピューター2は、電源がオフになっていない、且つ、ファンクションが切り替えられていないと判断している間は(S13:No)、S13の処理を繰り返し実行する。マイクロコンピューター2は、電源がオフになった、又は、ファンクションが切り替えられたと判断した場合(S13:Yes)、温度上昇を防止するための処理を解除し、DRC機能の設定値を初期値に戻す(S14)。
マイクロコンピューター2は、消費電流が4.9A以上でない、すなわち、4.9A未満であると判断した場合(S10:No)、消費電流が3.6A(閾値)以上であるか否かを判断する(S15)。ここで、消費電流3.6Aは、合計出力90Wに相当する。また、消費電流3.6Aは、マイクロコンピューター2のA/Dポートに入力される電圧1.0Vに相当する。マイクロコンピューター2は、消費電流が3.6A以上であると判断した場合(S15:Yes)、消費電流が3.6A以上である状態が、7.5分間(所定時間)連続しているか否かを判断する(S16)。マイクロコンピューター2は、消費電流が3.6A以上である状態が、7.5分間連続していないと判断した場合(S16:No)、S4の処理を行う。
マイクロコンピューター2は、消費電流が3.6A以上である状態が、7.5分間連続していると判断した場合(S16:Yes)、表示部3に、過電流である旨を表示し、設定値を−35dB(所定値)に設定する(S17)。ここで、消費電流が3.6A以上である状態が、7.5分間連続すると、巻線の温度が150℃(安全規格限度値)に上昇する。従って、温度上昇を防止するため、設定値を−35dBに設定する。次に、マイクロコンピューター2は、電源がオフになったか否か、又は、ファンクションが切り替えられたか否かを判断する(S18)。マイクロコンピューター2は、電源がオフになっていない、且つ、ファンクションが切り替えられていないと判断している間は(S18:No)、S18の処理を繰り返し実行する。マイクロコンピューター2は、電源がオフになった、又は、ファンクションが切り替えられたと判断した場合(S18:Yes)、温度上昇を防止するための処理を解除し、DRC機能の設定値を初期値に戻す(S19)。
マイクロコンピューター2は、消費電流が3.6A以上でない、すなわち、3.6A未満であると判断した場合(S15:No)、消費電流が2.9A以下であるか否かを判断する(S20)。ここで、消費電流2.9Aは、合計出力70Wに相当する。マイクロコンピューター2は、消費電流が2.9A以下でない、すなわち、2.9Aよりも大きいと判断した場合(S20:No)、S1の処理を実行する。マイクロコンピューター2は、消費電流が2.9A以下であると判断した場合(S20:Yes)、DRC機能のステップを1ステップ下げる(S21)。
次に、マイクロコンピューター2は、電源がオフになったか否か、又は、ファンクションが切り替えられたか否かを判断する(S22)。マイクロコンピューター2は、電源がオフになっていない、且つ、ファンクションが切り替えられていないと判断している間は(S22:No)、S22の処理を繰り返し実行する。マイクロコンピューター2は、電源がオフになった、又は、ファンクションが切り替えられたと判断した場合(S22:Yes)、温度上昇を防止するための処理を解除し、DRC機能の設定値を初期値に戻す(S23)。
以上説明したように、マイクロコンピューター2は、消費電流に応じて、PWM変調器5によるDRC機能の設定値を設定する。これにより、消費電流に応じて、音声信号のダイナミックレンジ(出力)が抑えられるため、温度上昇を防止することができる。
また、DRC機能により温度上昇を防止しているため、音声信号がクリップすることがなく、音質を保つことができる。ここで、ボリューム制御で出力を小さくする場合、大きな音も小さな音も小さくしてしまうため、全体の音量感も小さくなってしまう。DRC機能により出力を小さくする場合、設定値を超えた大きな音のみ小さくし、設定値を超えない音は小さくしないため、全体の音量感が小さくならない。また、セリフ等の小さな音はそのままのため、ユーザーに聞こえにくくなることがない。
また、本実施形態では、マイクロコンピューター2は、消費電流が4.9A(所定の閾値)、又は、3.6A(所定の閾値)以上である場合に、設定値を−35dB(所定値)に設定する。これにより、音声信号のダイナミックレンジが−35dB以下に抑えられるため、温度上昇を防止することができる。
ここで、消費電流が4.9A以上である状態が、2分間(所定時間)連続すると、巻線の温度が安全規格限度値に上昇する。従って、温度上昇を防止するため、設定値を−35dBに設定する。
また、消費電流が3.6A以上である状態が、7.5分間(所定時間)連続すると、例えば、巻線の温度が、安全規格限度値に上昇する。従って、本実施形態では、温度上昇を防止するため、マイクロコンピューター2は、消費電流が3.6A以上である状態が、7.5分間連続した場合に、設定値を−35dBに設定する。
また、本実施形態では、各部に電源電圧を供給するスイッチング電源7をさらに備える。ここで、スイッチング電源7は、過電流保護回路を備え、消費電流がスイッチング電源7の容量を超えると、電源が落ちるという問題がある。本実施形態では、消費電流に応じて、音声信号のダイナミックレンジ(出力)が抑えられるため、電源が落ちることが防止される。また、スイッチング電源7は、ノイズ対策用にコモンモードフィルターが用いられるが、温度ヒューズ等の過熱保護が設けられていない場合がある。このような場合でも、本実施形態では、温度上昇を防止することができる。
また、本実施形態では、マイクロコンピューター2は、基本的に、消費電流に応じて、設定値を1dBずつ変更する。これにより、音声信号のダイナミックレンジが急激に変化することがない。
また、本実施形態では、マイクロコンピューター2は、検出回路6が異常であると感知した場合、PWM変調器5の出力を停止し、検出回路6が故障した場合に備えた安全上のフェールセーフを行う。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態における消費電流の連続時間(上述の実施形態では、2分間、7.5分間)、DRC機能の設定値等の数値は、温度上昇、消費電流等に基づいて、適宜変更可能である。また、増幅装置が増幅可能な音声信号のチャンネル数は、6チャンネルに限られない。チャンネル数が変われば、DRC機能の設定値も変更される。
上述の実施形態においては、PWM変調器5がDRC機能を有し、PWM変調器5が、音声信号のダイナミックレンジをコントロールするようになっている。これに限らず、DRC機能を有するDSP(Digital Signal Processor)等が、音声信号のダイナミックレンジをコントロールするようになっていてもよい。
本発明は、音声信号を増幅する増幅装置に好適に採用され得る。
1 AVアンプ(増幅装置)
2 マイクロコンピューター(制御部)
3 操作部
4 表示部
5 PWM変調器(信号処理部)
6 検出回路
7 スイッチング電源
8 スピーカー

Claims (6)

  1. 音声信号を増幅する増幅装置であって、
    設定値以下に前記音声信号のダイナミックレンジをコントロールする信号処理部と、
    電源の消費電流に応じて、前記設定値を設定する制御部と、
    前記消費電流を検出するための検出回路と、を備え、
    前記信号処理部は、PWM変調器であり、
    前記制御部は、前記検出回路が異常であると感知した場合、前記PWM変調器の出力を停止することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記制御部は、前記消費電流が所定の閾値以上である場合に、前記設定値を所定値に設定することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記制御部は、前記消費電流が前記所定の閾値以上である状態が、所定時間連続した場合に、前記設定値を前記所定値に設定することを特徴とする請求項2に記載の増幅装置。
  4. 前記検出回路は、前記消費電流を、前記消費電流に応じた電圧に変換し、
    前記制御部は、前記検出回路が変換した電圧に応じて、前記設定値を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の増幅装置。
  5. 前記電源として、各部に電源電圧を供給するスイッチング電源をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の増幅装置。
  6. 前記制御部は、前記消費電流に応じて、前記設定値を1dBずつ変更することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
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