JP2017059877A - スピーカ保護装置及びスピーカ保護方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカの破壊を防止することができるスピーカ保護装置を提供する。【解決手段】電圧検出回路101は、スピーカのボイスコイルの一端の電圧を検出する。電流検出回路104は、ボイスコイルに流れる電流を検出する。バンドパスフィルタ102は、スピーカの定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電圧値を抽出する。バンドパスフィルタ106は、定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電流値を抽出する。判定部1083は、バンドパスフィルタ102,106が抽出した電圧値及び電流値を用いて定格インピーダンスを算出し、定格インピーダンスの変化率に基づいてボイスコイルの温度を推定して、ボイスコイルの温度が予め設定した上限温度を超えているか否かを判定する。保護制御部1085は、ボイスコイルの温度が上限温度を超えていると判定されたとき、スピーカの保護回路を動作させるよう制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカが温度の上昇により破壊することを防止するスピーカ保護装置及びスピーカ保護方法に関する。
スピーカに継続的に過電流が流れると、ボイスコイルの温度が上昇して破損し、スピーカが破壊してしまう。一般的なスピーカにおいては、オーディオ増幅器からスピーカに過電流が継続的に供給される状態で使用されることは少ない。しかしながら、低音再生のためのウーハにおいては、定格を超える過電流が継続的に供給される状態で使用されることがある。
特開2011−55032号公報
スピーカに対して過電流が継続的に供給される状態で使用されたときに、スピーカの破壊を防止することができるスピーカ保護装置及びスピーカ保護方法が求められる。
本発明はこのような要望に対応するため、スピーカに対して過電流が継続的に供給される状態で使用されたときに、スピーカの破壊を防止することができるスピーカ保護装置及びスピーカ保護方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、スピーカのボイスコイルの一端の電圧を検出する電圧検出回路と、前記ボイスコイルに流れる電流を検出する電流検出回路と、前記電圧検出回路が検出した全周波数帯域の検出電圧値のうち、前記スピーカの定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電圧値を抽出する第1のバンドパスフィルタと、前記電流検出回路が検出した全周波数帯域の検出電流値のうち、前記定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電流値を抽出する第2のバンドパスフィルタと、前記第1及び第2のバンドパスフィルタが抽出した前記電圧値及び前記電流値を用いて前記スピーカの定格インピーダンスを算出し、定格インピーダンスの変化率に基づいて前記ボイスコイルの温度を推定して、前記ボイスコイルの温度が予め設定した上限温度を超えているか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記ボイスコイルの温度が前記上限温度を超えていると判定されたとき、前記スピーカの保護回路を動作させるよう制御する保護制御部とを備えることを特徴とするスピーカ保護装置を提供する。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、電圧検出回路によってスピーカのボイスコイルの一端の電圧を検出し、電流検出回路によって前記ボイスコイルに流れる電流を検出し、前記電圧検出回路が検出した全周波数帯域の検出電圧値のうち、前記スピーカの定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電圧値を第1のバンドパスフィルタによって抽出し、前記電流検出回路が検出した全周波数帯域の検出電流値のうち、前記定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電流値を第2のバンドパスフィルタによって抽出し、演算器によって、前記第1及び第2のバンドパスフィルタが抽出した前記電圧値及び前記電流値を用いて前記スピーカの定格インピーダンスを算出し、前記演算器によって、定格インピーダンスの変化率に基づいて前記ボイスコイルの温度を推定し、前記演算器によって、前記ボイスコイルの温度が予め設定した上限温度を超えているか否かを判定し、前記ボイスコイルの温度が前記上限温度を超えていると判定されたとき、前記演算器によって、前記スピーカの保護回路を動作させるよう制御することを特徴とするスピーカ保護方法を提供する。
本発明のスピーカ保護装置及びスピーカ保護方法によれば、スピーカに対して過電流が継続的に供給される状態で使用されたときに、スピーカの破壊を防止することができる。
一実施形態のスピーカ保護装置を示すブロック図である。 一実施形態のスピーカ保護装置を備えるオーディオシステムの構成例を示すブロック図である。 オーディオシステムが備えるリミッタがクリッピング回路である場合の振幅制限動作を説明するための波形図である。 オーディオシステムが備えるリミッタがアッテネータである場合の振幅制限動作を説明するための波形図である。 一実施形態のスピーカ保護装置が検出するスピーカのボイスコイルの一端の電圧とボイスコイルに流れる電流を説明するための図である。 オーディオ信号の周波数に応じたスピーカの音圧の変化とボイスコイルの抵抗の変化それぞれの特性を示す特性図である。 一実施形態のスピーカ保護装置が備える演算器によるスピーカの保護処理の全体的な概要を示すフローチャートである。 演算器が用いる初期パラメータを示す図である。 オーディオ増幅器の電源投入後に演算器が用いるパラメータを示す図である。 図7におけるスピーカ監視・保護処理のステップの具体的な処理を示すフローチャートである。 スピーカのボイスコイルの温度の変化に対応するスピーカの保護処理と発光ダイオードの点灯の期間を説明するための図である。
以下、一実施形態のスピーカ保護装置及びスピーカ保護方法について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す一実施形態のスピーカ保護装置10は、例えば、図2に示すオーディオシステムを構成するオーディオ増幅器100内に設けられている。まず、図2を用いて、オーディオシステムの構成例を説明する。図2に示すオーディオシステムは一例として車載用オーディオシステムであるが、車載用に限定されることはない。
図2において、オーディオ増幅器100には、光ディスクを再生する光ディスクプレーヤ、半導体メモリに記憶されている音声データを再生するメモリプレーヤ、ラジオ受信機等の任意のオーディオ再生機200が接続されている。オーディオ増幅器100には、車載のバッテリ300からの電力が供給される。
オーディオ増幅器100には、ウーハであるスピーカ400が接続されている。但し、スピーカ400はウーハに限定されることはない。オーディオ増幅器100は、オーディオ再生機200より出力されたオーディオ信号に基づく音声をスピーカ400より発生させるようスピーカ400を駆動する。
具体的には、オーディオ増幅器100は、次のように動作する。オーディオ再生機200より出力されたオーディオ信号は、ゲイン回路1に入力される。ゲイン回路1は、ユーザによって指示された音量に対応するゲインでオーディオ信号を増幅して、増幅したオーディオ信号をリミッタ2に供給する。
リミッタ2は、一例としてクリッピング回路であり、他の一例として、アッテネータである。リミッタ2は、クリッピング回路とアッテネータとの双方を備えていて、いずれかを選択できるように構成されていてもよい。
リミッタ2がクリッピング回路である場合には、リミッタ2は、図3に示すように、オーディオ信号の波形をクリッピングして、振幅を振幅範囲Alimit1の範囲内に制限する。リミッタ2がアッテネータである場合には、リミッタ2は、図4に示すように、振幅を振幅範囲Alimit2の範囲内に制限するようオーディオ信号を減衰させる。
リミッタ2は、スピーカ保護装置10による制御に基づいて、過大なオーディオ信号がスピーカ400に供給されないようにして、スピーカ400を保護する保護回路の一例である。
リミッタ2は、スピーカ保護装置10より供給されるリミッタ制御信号Slimitに基づいて、オーディオ信号の振幅を制限することがある。リミッタ2より出力されたオーディオ信号は、パワーアンプ部3に供給される。パワーアンプ部3は、オーディオ信号を増幅して、スピーカ400に供給する。パワーアンプ部3は増幅回路によって構成される。
パワーアンプ部3とスピーカ400との間には、スピーカ400の破損を防止するためのスピーカ保護装置10が設けられている。スピーカ保護装置10の具体的構成及び動作は後述する。スピーカ保護装置10には、温度センサ11と発光ダイオード(LED)12が接続されている。
パワーアンプ部3は、ミュート回路31を有する。ミュート回路31は、スピーカ保護装置10による制御に基づいて、過大なオーディオ信号がスピーカ400に供給されないようにして、スピーカ400を保護する保護回路の他の一例である。ミュート回路31は、スピーカ保護装置10より供給されるミュート制御信号Smuteに基づいて、オーディオ信号をミュートすることがある。
図2に示す構成では、オーディオ増幅器100はリミッタ2とミュート回路31との双方を備えるが、いずれか一方であってもよい。
DC/DCコンバータ4には、バッテリ300から直流電圧が供給される。DC/DCコンバータ4は、制御回路5から供給されるゲート信号によって、内蔵する図示していないFETのオン・オフが制御される。DC/DCコンバータ4は、正負の電圧をパワーアンプ部3に供給する。
ユーザがオーディオ増幅器100の電源を投入または切断する指示をすると、オーディオ再生機200は、オーディオ増幅器100の電源を投入または切断する電源制御信号Spowerを電源制御部8に供給する。ユーザがオーディオ増幅器100の電源を切断し、オーディオ増幅器100にバッテリ300からの電力のみが供給されている状態は、オーディオ増幅器100のスタンバイ状態である。
電源制御部8にオーディオ増幅器100の電源を投入する電源制御信号Spowerが入力されると、電源制御部8は制御回路5にオーディオ増幅器100の動作開始を示す制御信号Sonoffを供給する。制御回路5は、制御信号Sonoffの入力に応答して、DC/DCコンバータ4を動作させる。
DC/DCコンバータ4からパワーアンプ部3へと正負の電圧を供給している状態が、オーディオ増幅器100の電源が投入されてオーディオ増幅器100が動作している状態である。
電源制御部8にオーディオ増幅器100の電源を切断する電源制御信号Spowerが入力されると、電源制御部8は制御回路5にオーディオ増幅器100の動作終了を示す制御信号Sonoffを供給する。制御回路5は、制御信号Sonoffの入力に応答して、DC/DCコンバータ4の動作を停止させる。制御信号Sonoffは、スピーカ保護装置10にも供給される。
オーディオ増幅器100が動作を開始すると、大電流検出回路6は、DC/DCコンバータ4の一次電流を監視し、大電流が流れているか否かを検出する。大電流検出回路6による検出値は積分回路7で積分されて、異常保護回路9に供給される。積分回路7はコンデンサで構成することができる。積分回路7は、異常保護回路9が検出値の瞬時値で動作しないように設けられている。
異常保護回路9は、積分回路7からの検出値と、パワーアンプ部3に流れる電流とを監視する。異常保護回路9は、検出値の異常やパワーアンプ部3に過電流が流れていることを検出すると、DC/DCコンバータ4の動作を停止させるよう、制御回路5に制御信号を供給する。
これによって、異常保護回路9はオーディオ増幅器100の動作を停止させ、オーディオ増幅器100の破壊を防止することができる。スピーカ400が何らかの理由で短絡すると、オーディオ増幅器100には過電流が流れる。異常保護回路9は、このような場合のオーディオ増幅器100の破壊を防止する。
図1及び図5を用いて、スピーカ保護装置10の具体的構成及び動作を説明する。図5に示すように、パワーアンプ部3とスピーカ400のボイスコイル401の一端とを結ぶプラスの信号線には、検出抵抗Rdetが設けられている。検出抵抗Rdetの抵抗値は、例えば100mΩである。
図1において、電圧検出回路101は、ボイスコイル401の一端であり、検出抵抗Rdetの出力端である端子P0の電圧Vを検出する。電圧Vの検出値を検出電圧値Detvとする。電流検出回路104は、検出抵抗Rdetを流れる電流Iを検出する。電流Iは、ボイスコイル401を流れる電流である。電流Iの検出値を検出電流値Detiとする。
電圧検出回路101より出力された検出電圧値Detvは、バンドパスフィルタ102に入力される。バンドパスフィルタ102は、全周波数帯域の検出電圧値Detvのうち、後述する所定の周波数帯域の電圧値を抽出する。積分回路103は、バンドパスフィルタ102より出力された電圧値を積分する。積分回路103は、コンデンサで構成することができる。
電流検出回路104より出力された検出電流値Detiは、増幅回路105に入力される。増幅回路105は、検出電流値Detiの大きさを検出電圧値Detvの大きさに近付けるために、検出電流値Detiを増幅する。増幅された検出電流値Detiは、バンドパスフィルタ106に入力される。
バンドパスフィルタ106は、全周波数帯域の検出電流値Detiのうち、所定の周波数帯域の電流値を抽出する。バンドパスフィルタ102が抽出する電圧値の周波数帯域と、バンドパスフィルタ106が抽出する電流値の周波数帯域は同じである。積分回路107は、バンドパスフィルタ106より出力された信号成分を積分する。積分回路107は、コンデンサで構成することができる。
積分回路103,107は、演算器108が電圧値または電流値の瞬時値で後述するスピーカ400の保護処理を実行しないように設けられている。
ここで、図6を用いて、バンドパスフィルタ102,106が電圧値または電流値を抽出する周波数帯域を説明する。図6において、一点鎖線は、オーディオ信号の周波数に応じたスピーカ400の音圧の変化を示す周波数−音圧特性である。スピーカ400はウーハであるので、低周波の領域で音圧が大きく、2kHz以上の高周波の領域では音圧が小さい。
図6において、実線は、オーディオ信号の周波数に応じたボイスコイル401の抵抗の変化を示す周波数−抵抗特性である。最低共振周波数f0以上の周波数で最も周波数が低い極小値の抵抗を定格インピーダンスと称している。図6の例では、定格インピーダンスは4Ωである。図6に太い破線で示しているように、ボイスコイル401の温度が上昇すると、定格インピーダンスは上昇する。
バンドパスフィルタ102,106は、全周波数帯域の検出電圧値Detv及び検出電流値Detiのうち、スピーカ400の定格インピーダンスにおける周波数を含む周波数帯域frimの電圧値及び電流値を抽出する。周波数帯域frimは、定格インピーダンスにおける周波数を中心とした所定の周波数範囲の帯域とするのがよい。
積分回路103,107より出力されたそれぞれの積分値は、演算器108に供給される。演算器108はCPU(マイクロプロセッサ)で構成することができる。演算器108は、機能的な内部構成として、サンプリング部1081,1082と、判定部1083と、パラメータ記憶部1084と、保護制御部1085とを有する。
図1及び図2では図示を省略しているが、オーディオ増幅器100にバッテリ300からの電力が供給されている状態では、演算器108には例えば電圧5Vの電力が供給されている。演算器108には、温度センサ11が検出したオーディオ増幅器100内の温度Tampが供給される。
演算器108に電源制御部8より動作開始を示す制御信号Sonoffが入力されると、演算器108は次のように動作する。演算器108は、スピーカ400を保護しなければならない状況であるか否かを判定する判定処理と、保護しなければならない状況であるときにスピーカ400を保護する保護処理とを実行する。
サンプリング部1081,1082は、それぞれ、積分回路103,107より出力された電圧値または電流値を所定の時間間隔でサンプリングして、サンプリング値を判定部1083に供給する。なお、電圧値及び電流値はそれぞれ図示していないA/D変換器によってデジタル信号とされている。
判定部1083は、サンプリング部1081,1082からのサンプリング値と、パラメータ記憶部1084が記憶している各種のパラメータとを用いて、スピーカ400のボイスコイル401の温度が過度に上昇して、スピーカ400を保護しなければならない状況であるか否かを判定する。
判定部1083がスピーカ400を保護しなければならない状況であると判定すると、保護制御部1085は、ミュート回路31にミュート制御信号Smuteを供給するか、リミッタ2にリミッタ制御信号Slimitを供給する。
また、保護制御部1085は、ユーザにスピーカ400を保護しなければならない状況であることを知らせるために、発光ダイオード12を点灯させるためのLED制御信号Sledを発光ダイオード12に供給する。
図7を用いて、演算器108によるスピーカ400の保護処理の全体的な概要を説明する。演算器108に電圧5Vの電力が供給されると、演算器108は、ステップS1にて、演算器108を初期化する。このとき、演算器108は、パラメータ記憶部1084に、図8に示す初期パラメータを記憶させる。
図8において、T0はオーディオ増幅器100内の予め設定した初期温度であり、例えば40℃である。オーディオ増幅器100内の温度Tampは、温度センサ11が検出した実測値である。ηは定格インピーダンスの変化率であり、変化率ηの初期値は変化しないことを示す“1”である。
R0はスピーカ400の暫定定格インピーダンスであり、例えば8Ωである。オーディオ増幅器には接続して用いるスピーカの推奨インピーダンスがあるが、オーディオ増幅器100に推奨インピーダンスのスピーカが接続されているとは限らない。
そこで、演算器108は、パラメータ記憶部1084に、暫定的に所定のインピーダンス値を暫定定格インピーダンスR0として記憶させる。暫定定格インピーダンスR0は推奨インピーダンス値であってもよい。
I0は比較電流開始値であり、例えば1Aである。t1はボイスコイル401の復帰温度であり、例えば180℃である。tmaxはボイスコイル401の上限温度であり、例えば220℃である。上限温度tmaxは、上限温度tmax以上の高温が継続すると、ボイスコイル401が破損するおそれがある温度である。
αはボイスコイル401の定質量抵抗温度係数である。定質量抵抗温度係数とは、銅線の温度による膨張収縮を考慮せず、定質量の所定の銅線の抵抗が温度変化に対してどのように変化するかを示す温度係数である。
図7に戻り、演算器108は、ステップS2にて、オーディオ増幅器100の電源投入・遮断の状態を監視する。演算器108は、制御信号Sonoffが動作開始を示すか動作終了を示すかによって、オーディオ増幅器100の電源投入・遮断の状態を判定することができる。
演算器108は、ステップS3にて、電源投入の状態であるか否かを判定して、電源投入の状態でなければ(NO)、ステップS2及びS3の処理を繰り返し、電源投入の状態であれば(YES)、処理をステップS4に移行させる。
演算器108は、ステップS4にて、スピーカ400の監視と、監視の結果、保護しなければならない状況であるときにスピーカ400の保護処理とを実行させる。このとき、演算器108は、パラメータ記憶部1084に、図9に示すパラメータを記憶させる。演算器108は、図8または図9に示すパラメータを用いて、スピーカ400を監視し、必要に応じて保護処理を実行させる。
図9において、Vはサンプリング部1081がサンプリングした検出電圧であり、Iはサンプリング部1082がサンプリングした検出電流である。検出電圧Vは検出電圧値Detvが示す端子P0の電圧Vとは厳密には同じではないが、便宜上、同じ符号Vを用いることとする。検出電流Iは検出電流値Detiが示す検出抵抗Rdetを流れる電流Iとは厳密には同じではないが、便宜上、同じ符号Iを用いることとする。
Rは後述のように推定した推定定格インピーダンスである。暫定定格インピーダンスR0は、ステップS4にて推定定格インピーダンスRへと書き換えられる場合がある。定格インピーダンスの変化率ηは、ステップS4にて書き換えられる場合がある。
t0はボイスコイル401の予め設定した初期温度であり、例えば30℃である。tは後述のように推定したボイスコイル401の温度である。
t_prtはスピーカ400を保護する際の1回の保護時間であり、例えば5秒である。即ち、本実施形態においては、演算器108は、1回の保護時間を5秒として、必要に応じて5秒の保護時間を繰り返して、スピーカ400の保護処理を実行させる。
図10を用いて、ステップS4の具体的な処理を説明する。図10において、演算器108は、ステップS401にて、パラメータ記憶部1084に保護時間t_prtを書き込んで設定する。演算器108は、ステップS402にて、温度Tampを取得する。
演算器108は、ステップS403にて、温度Tampが初期温度T0(ここでは40℃)未満であるか否かを判定する。オーディオ増幅器100内の温度Tampが40℃未満であれば、オーディオ増幅器100またはスピーカ400は動作を開始した直後で温度がさほど上昇していない状態であると推定できる。
演算器108は、温度Tampが初期温度T0未満であれば(YES)、処理をステップS404に移行させ、温度Tampが初期温度T0未満でなければ(NO)、処理をステップS408に移行させる。
演算器108は、ステップS404にて、サンプリング部1081からの所定回数の検出電圧Vの平均値と、サンプリング部1082からの所定回数の検出電流Iの平均値とを算出する。
演算器108は、ステップS405にて、検出電流Iが比較電流開始値I0を超えているか否かを判定する。演算器108は、検出電流Iが比較電流開始値I0を超えていれば(YES)、処理をステップS406に移行させ、検出電流Iが比較電流開始値I0を超えていなければ(NO)、処理をステップS404に戻す。
演算器108は、ステップS406にて、検出電圧Vの平均値と検出電流Iの平均値とに基づいて算出される推定定格インピーダンスRが暫定定格インピーダンスR0未満であるか否かを判定する。
演算器108は、推定定格インピーダンスRが暫定定格インピーダンスR0未満であれば(YES)、処理をステップS407に移行させ、推定定格インピーダンスRが暫定定格インピーダンスR0未満でなければ(NO)、処理をステップS408に移行させる。
演算器108は、ステップS407にて、暫定定格インピーダンスR0を推定定格インピーダンスRに書き換える。
オーディオ増幅器100内の温度Tampが40℃未満であれば、ボイスコイル401の温度はさほど上昇していない。ボイスコイル401の温度がさほど上昇していなければ、スピーカ400の定格インピーダンスを比較的正確に算出することができる。
そこで、演算器108は、オーディオ増幅器100内の温度Tampが40℃未満であるのとき、検出電流I及び推定定格インピーダンスRの状況に応じて、暫定定格インピーダンスR0を推定定格インピーダンスRに書き換える。
具体的には、演算器108は、検出電流Iが比較電流開始値I0を超え、かつ、推定定格インピーダンスRが暫定定格インピーダンスR0未満であるという条件を満たせば、暫定定格インピーダンスR0を推定定格インピーダンスRに書き換える。
この条件を満たすとき、ボイスコイル401にはより大きい電流が流れる可能性があるということである。よって、演算器108は、暫定定格インピーダンスR0を、正確に算出された推定定格インピーダンスRに書き換える。
図10におけるステップS402〜S407の暫定定格インピーダンスR0の書き換え処理は必須ではないが、設けることが好ましい。ステップS402〜S407を設けることにより、スピーカ400を保護しなければならない状況であるか否かをより正確に検出することが可能となる。
オーディオ増幅器100内の温度Tampが40℃を超えていれば、スピーカ400の定格インピーダンスを正確に算出することはできないため、暫定定格インピーダンスR0が継続して用いられる。
図10において、演算器108は、ステップS408にて、検出電圧Vの平均値と検出電流Iの平均値とを算出する。演算器108は、ステップS409にて、ボイスコイル401の温度を推定する。
図6で説明したように、定格インピーダンスはボイスコイル401の温度によって変化する。ボイスコイル401がある温度tであるときの定格インピーダンスをRtとする。暫定定格インピーダンスR0(または推定定格インピーダンスR)は、温度が上昇する前の定格インピーダンスである。
ここでは、暫定定格インピーダンスR0が推定定格インピーダンスRに書き換えられていないとすると、定格インピーダンスの変化率ηは、Rt/R0である。Rt/R0は定質量抵抗温度係数αを用いて、次の式(1)で表すことができる。
Rt/R0=1+α(t−t0) …(1)
式(1)において、Rt/R0は、ボイスコイル401の温度tが変化したときの温度tに応じたスピーカ400の定格インピーダンスの変化率である。(t−t0)は、ボイスコイル401の温度tが変化したときの温度tの差分である。
演算器108は、変化率Rt/R0と温度tの差分(t−t0)と定質量抵抗温度係数αとを用いた関係式である式(1)に基づいて、ボイスコイル401の温度tを推定することができる。
演算器108は、ステップS410にて、ボイスコイル401の温度tが上限温度tmax(ここでは220℃)を超えているか否かを判定する。演算器108は、ボイスコイル401の温度tが上限温度tmaxを超えていれば(YES)、処理をステップS411に移行させ、超えていなければ(NO)、処理をステップS413に移行させる。
ステップS401〜S409は、演算器108における判定部1083で実行される処理である。
演算器108は、ステップS411にて、ユーザにボイスコイル401の温度tが上限温度tmaxを超えていることを知らせるために、発光ダイオード12にLED制御信号Sledを供給して、発光ダイオード12を点灯させる。
また、演算器108は、ステップS411にて、スピーカ400を保護するための処理を実行させる。具体的には、演算器108は、ミュート回路31にミュート制御信号Smuteを供給してオーディオ信号をミュートするか、リミッタ2にリミッタ制御信号Slimitを供給してオーディオ信号の振幅を制限する。
演算器108は、ステップS412にて、保護時間t_prt(ここでは5秒)が終了したか否かを判定する。演算器108は、保護時間が終了したら(YES)、処理をステップS408に戻し、保護時間t_prtが終了していなかったら(NO)、処理をステップS411に戻す。
演算器108は、ステップS413にて、保護処理を実行したか否かを判定する。演算器108は、保護処理を実行したら(YES)、処理をステップS414に移行させ、保護処理を実行しなかったら(NO)、処理をステップS408に戻す。ステップS413の意味については後述する。
演算器108は、ステップS414にて、ボイスコイル401の温度tが復帰温度t1(ここでは180℃)未満であるか否かを判定する。演算器108は、ボイスコイル401の温度tが復帰温度t1未満であれば(YES)、処理をステップS415に移行させ、復帰温度t1未満でなければ(NO)、処理をステップS408に戻す。
演算器108は、ステップS415にて、発光ダイオード12に供給するLED制御信号Sledを停止して発光ダイオード12を消灯させ、スピーカ400の保護処理を解除して、処理をステップS5へと戻す。
図11を用いて、図10に示す処理についてさらに説明する。図11の(a)は、ボイスコイル401の温度tの変化の一例を示している。時刻tm0は、ボイスコイル401の温度tが復帰温度t1の180℃を超えているものの上限温度tmaxの220℃未満であるタイミングである。
演算器108は、図10のステップS410でボイスコイル401の温度tが上限温度tmaxを超えていないと判定する。よって、演算器108は、ステップS413にて、保護処理を実行したか否かを判定する。時刻tm0ではまだ保護処理を実行していないので、演算器108は処理をステップS408に戻す。
ボイスコイル401の温度tが上限温度tmaxを超える直前まで、演算器108は、ステップS408〜S410及びS413の処理を繰り返す。
図11の(a)に示すように、時刻tm1で、ボイスコイル401の温度tが上限温度tmaxを超える。すると、時刻tm1直後の時刻tm11で、演算器108は、ステップS410でボイスコイル401の温度tが上限温度tmaxを超えていると判定する。
すると、図11の(b)に示すように、演算器108は、時刻tm11で、保護時間t_prtの保護処理を実行させる。保護処理オンとは、保護処理を実行している状態、即ち、オーディオ信号をミュートするかオーディオ信号の振幅を制限する状態である。
ボイスコイル401の温度tが上限温度tmax未満となるまで、ステップS408〜S412の処理が繰り返されるので、保護時間t_prtの保護処理が繰り返される。その結果、時刻tm2で、ボイスコイル401の温度tが上限温度tmax未満となる。
時刻tm2直後の時刻tm21で、演算器108は、ステップS410でボイスコイル401の温度tが上限温度tmax未満であると判定し、ステップS413にて、保護処理を実行したか否かを判定する。ここでは保護処理を実行した後であるので、演算器108は処理をステップS414に移行させる。
時刻tm21以降の例えば時刻tm3では、演算器108は、ステップS414で温度tは復帰温度t1未満ではないと判定する。ボイスコイル401の温度tが復帰温度t1未満となる直前まで、ステップS408〜S410, S413及びS414の処理が繰り返される。
以上の説明より分かるように、ステップS413は、図11の(a)における温度tが復帰温度t1から上限温度tmaxへと上昇している途中の温度であるのか、上限温度tmaxから復帰温度t1へと下降している途中の温度であるのかを判定する処理である。
演算器108は、時刻tm21以降、保護処理オンの状態を継続させる。すると、温度tは下降していき、時刻tm4で復帰温度t1未満となる。演算器108は、時刻tm4(またはその直後)に、ステップS415で保護処理を解除するので、保護処理はオフとなる。
図11の(c)に示すように、発光ダイオード12は、保護処理オンの期間でオン(点灯)とされる。
図11の(a)において、演算器108は、時刻tm4以降、温度tが上限温度tmaxを超えれば同様の処理を実行させる。図11の(b),(c)に示すように、温度tが上限温度tmaxを超えている期間とそれに続く温度tが復帰温度t1を超えている期間とに対応して、保護処理及び発光ダイオード12がオンとされる。
図10に示す処理では、ボイスコイル401の温度tが上限温度tmax未満となるまで、ステップS408〜S412の処理が繰り返されるが、保護時間t_prtの保護処理を繰り返す回数に上限を設けてもよい。
この場合、保護時間t_prtの保護処理を上限の回数だけ繰り返しても温度tが上限温度tmax未満とならなければ、スピーカ保護装置10はオーディオ増幅器100の電源を切断する等の制御を実行させるのがよい。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
2 リミッタ(保護回路)
31 ミュート回路(保護回路)
101 電圧検出回路
102,106 バンドパスフィルタ
104 電流検出回路
400 スピーカ
401 ボイスコイル
1083 判定部
1085 保護制御部

Claims (4)

  1. スピーカのボイスコイルの一端の電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記ボイスコイルに流れる電流を検出する電流検出回路と、
    前記電圧検出回路が検出した全周波数帯域の検出電圧値のうち、前記スピーカの定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電圧値を抽出する第1のバンドパスフィルタと、
    前記電流検出回路が検出した全周波数帯域の検出電流値のうち、前記定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電流値を抽出する第2のバンドパスフィルタと、
    前記第1及び第2のバンドパスフィルタが抽出した前記電圧値及び前記電流値を用いて前記スピーカの定格インピーダンスを算出し、定格インピーダンスの変化率に基づいて前記ボイスコイルの温度を推定して、前記ボイスコイルの温度が予め設定した上限温度を超えているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記ボイスコイルの温度が前記上限温度を超えていると判定されたとき、前記スピーカの保護回路を動作させるよう制御する保護制御部と、
    を備えることを特徴とするスピーカ保護装置。
  2. 前記保護回路は、前記スピーカに供給するオーディオ信号をミュートするミュート回路と、前記オーディオ信号の振幅を制限するリミッタとの少なくとも一方であり、
    前記保護制御部は、前記ミュート回路によって前記オーディオ信号をミュートさせるか、前記リミッタによって前記オーディオ信号の振幅を制限させるよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ保護装置。
  3. 前記判定部は、前記ボイスコイルの温度が変化したときの温度に応じた前記スピーカの定格インピーダンスの変化率と、前記ボイスコイルの温度が変化したときの温度の差分と、定質量抵抗温度係数とを用いた関係式を用いて、前記ボイスコイルの温度を推定することを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ保護装置。
  4. 電圧検出回路によってスピーカのボイスコイルの一端の電圧を検出し、
    電流検出回路によって前記ボイスコイルに流れる電流を検出し、
    前記電圧検出回路が検出した全周波数帯域の検出電圧値のうち、前記スピーカの定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電圧値を第1のバンドパスフィルタによって抽出し、
    前記電流検出回路が検出した全周波数帯域の検出電流値のうち、前記定格インピーダンスにおける周波数を含む所定の周波数帯域の電流値を第2のバンドパスフィルタによって抽出し、
    演算器によって、前記第1及び第2のバンドパスフィルタが抽出した前記電圧値及び前記電流値を用いて前記スピーカの定格インピーダンスを算出し、
    前記演算器によって、定格インピーダンスの変化率に基づいて前記ボイスコイルの温度を推定し、
    前記演算器によって、前記ボイスコイルの温度が予め設定した上限温度を超えているか否かを判定し、
    前記ボイスコイルの温度が前記上限温度を超えていると判定されたとき、前記演算器によって、前記スピーカの保護回路を動作させるよう制御する
    ことを特徴とするスピーカ保護方法。
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