JP6481398B2 - 検波器及び通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検波器及び通信装置に関する。
変調信号のゲインをゲインコントロール回路で制御してアンテナから送信する送信系を備えるPHS基地局装置が知られている(特許文献1参照)。検波回路は、変調信号を検波する。自動パワー制御回路は、検波回路の検波出力電圧が温度変動を補償した第1基準電圧と等しくなるようにゲインコントロール回路を制御する。パワーモニタ回路は、第1基準電圧から生成された第2基準電圧と検波出力電圧とを比較し、その比較結果から送信系のパワーの有無を判定する。
また、任意のチャネル長及びチャネル幅を有するトランジスタに対し、各種温度におけるゲート・ソース間電圧に対するソース・ドレイン間電流の特性曲線を求める半導体装置が知られている(特許文献2参照)。半導体装置は、各種温度における複数の特性曲線が交わる特異点でのゲート・ソース間電圧をゲート端子に印加するように設定する。
特開2000−78034号公報 特開2000−22453号公報
検波回路は、温度変動及びプロセスばらつきにより、検波出力電圧が変化するため、変調信号を高精度で検波することが困難である。
本発明の目的は、温度変動及びプロセスばらつきによる電圧変動を防止することができる検波器及び通信装置を提供することである。
検波器は、第1のダイオードと、前記第1のダイオードのカソードに接続される容量と、前記第1のダイオードのカソードに接続される可変抵抗と、第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記可変抵抗の値を制御するコントローラとを有する。
また、検波器は、第1のダイオードと、前記第1のダイオードのカソードに接続される可変容量と、前記第1のダイオードのカソードに接続される抵抗と、第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記可変容量の値を制御するコントローラとを有する。
また、検波器は、第1のダイオードと、前記第1のダイオードのカソードに接続される容量と、前記第1のダイオードのカソードに接続される抵抗と、第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記第1のダイオードのサイズを制御するコントローラとを有する。
温度変動及びプロセスばらつきによる第1のダイオードの出力電圧の変動を防止することができる。
図1は、第1の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。 図2は、図1の無線通信装置の処理方法を説明するためのフローチャートである。 図3は、電圧及び電流特性を示すグラフである。 図4は、アンテナの出力電力と第1のダイオードの出力電圧の関係を示すグラフである。 図5は、第2の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。 図6は、第3の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。 図7は、第4の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。 図8は、第5の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。無線通信装置は、パワーアンプ101、アンテナ102、検波器103及びバイアス回路104を有する。アンテナ102は、パワーアンプ101の出力端子に接続される。検波器103も、パワーアンプ101の出力端子に接続される。パワーアンプ101は、例えば80GHzの変調信号を増幅し、その増幅した変調信号をアンテナ102を介して無線送信する。無線通信装置の温度が上昇すると、パワーアンプ101の出力電力が低下する。パワーアンプ101の出力電力の低下を防止するため、パワーアンプ101の出力電力をモニタリングするための検波器103が設けられる。
パワーアンプ101の出力電力は、所定の比率でアンテナ102及び検波器103に分配される。パワーアンプ101の出力電力のうちの大部分はアンテナ102に出力され、パワーアンプ101の出力電力のうちの残りの電力は検波器103に出力される。検波器103は、パワーアンプ101から入力した電力に応じた出力電圧Voutを検出する。出力電力評価回路122は、出力電圧Voutを基に、アンテナ102の出力電力を推定し、アンテナ102の出力電力が所望の電力になるように、バイアス回路104を制御する。バイアス回路104は、出力電力評価回路122の制御の下、パワーアンプ101にバイアス電圧を供給する。出力電力評価回路122は、アンテナ102の出力電力が所望の電力より低い場合には、パワーアンプ101の出力電力が高くなるようなバイアス電圧をバイアス回路104に出力させる。逆に、出力電力評価回路122は、アンテナ102の出力電力が所望の電力より高い場合には、パワーアンプ101の出力電力が低くなるようなバイアス電圧をバイアス回路104に出力させる。これにより、無線通信装置は、無線通信装置の温度が変動しても、アンテナ102から所望の電力を出力することができる。
次に、検波器103の構成を説明する。検波器103は、容量111,115、インダクタ112、直流電圧源113、第1のダイオード114、可変抵抗116、第2のダイオード117、ヒーター118、ダイオード温度特性評価回路119、ダイオード評価回路120、検波器調整回路121及び出力電力評価回路122を有する。
容量111は、パワーアンプ101の出力端子及び第1のダイオード114のアノード間に接続される。インダクタ112は、第1のダイオード114のアノード及び直流電圧源113の正極間に接続される。直流電圧源113の負極は、基準電位ノード(例えばグランド電位ノード)に接続される。容量115は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。可変抵抗116は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。出力電圧Voutは、第1のダイオード114のカソードの電圧である。
容量111、インダクタ112及び直流電圧源113は、第1のダイオード114の所望の電圧及び電流特性の範囲を使用するために、第1のダイオード114のアノードにバイアス電圧を供給するための回路であり、省略可能である。第1のダイオード114は、アノードに入力される変調信号を整流し、その整流した信号を出力する。容量115は、その整流された信号を充電する。出力電圧Voutは、直流電圧であり、アンテナ102の出力電力に応じた電圧である。出力電力評価回路122は、上記のように、出力電圧Voutを基に、アンテナ102の出力電力を推定し、アンテナ102の出力電力が所望の電力になるように、バイアス回路104を制御する。
ここで、第1のダイオード114は、温度変動及びプロセスばらつきにより、出力電圧Voutが変動してしまう課題がある。以下、温度変動及びプロセスばらつきによる出力電圧Voutの変動を防止するための検波器103の構成を説明する。第2のダイオード117は、第1のダイオード114のプロセスばらつきを補正するために、第1のダイオード114と同一の半導体チップ上に形成されたリファレンスダイオードである。第2のダイオード117は、第1のダイオード114と同じサイズであり、第1のダイオード114と同じ特性を有する。ヒーター118は、第2のダイオード117の近くに配置され、第2のダイオード117の温度を制御する。ヒーター118は、抵抗であり、例えば半導体チップ上に積層された高濃度ポリシリコン、NiCr、又はPt等により形成される。
ダイオード温度特性評価回路119がヒーター118に電圧を印加しない場合には、ヒーター118は、オフになり、発熱しない。その場合、第2のダイオード117は、第1の温度(低温)になる。
ダイオード温度特性評価回路119がヒーター118に電圧を印加する場合には、ヒーター118は、オンになり、発熱する。その場合、第2のダイオード117は、第2の温度(高温)になる。第2の温度は、第1の温度とは異なる温度である。
図2は、図1の無線通信装置の処理方法を説明するためのフローチャートである。ステップS201では、ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度(低温)で図3に示す電圧及び電流特性301を測定する。第1の温度は、例えば室温である。具体的には、ダイオード温度特性評価回路119は、ヒーター118をオフにし、第2のダイオード117の温度を第1の温度(低温)にする。次に、ダイオード温度特性評価回路119は、第2のダイオード117に印加する電圧を変化させ、各電圧において第2のダイオード117に流れる電流を測定することにより、図3に示す電圧及び電流特性301を測定する。第1のダイオード114は第2のダイオード117と同じ特性を有するので、電圧及び電流特性301は、第1のダイオード114の特性でもある。
次に、ステップS202では、ダイオード温度特性評価回路119は、第2の温度(高温)で図3に示す電圧及び電流特性302を測定する。具体的には、ダイオード温度特性評価回路119は、ヒーター118をオンにし、第2のダイオード117の温度を第2の温度(高温)にする。次に、ダイオード温度特性評価回路119は、第2のダイオード117に印加する電圧を変化させ、各電圧において第2のダイオード117に流れる電流を測定することにより、図3に示す電圧及び電流特性302を測定する。第1のダイオード114は第2のダイオード117と同じ特性を有するので、電圧及び電流特性302は、第1のダイオード114の特性でもある。
次に、ステップS203では、ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度(低温)における第2のダイオード117の電圧及び電流特性301と、第2の温度(高温)における第2のダイオード117の電圧及び電流特性302が交差する交点の電圧Vcrossを導出する。電圧Vcrossにおける交点は、温度にかかわらず同じ電流Icrossが第2のダイオード117に流れる特性点である。第2のダイオード117は、温度に応じて、電圧及び電流特性が変化するが、電流値が変化しない特定の電圧Vcrossがある。その電圧Vcrossの点では、電流値は温度に依存しないため、第2のダイオード117のプロセスばらつきのみを評価することができる。
次に、ステップS204では、ダイオード温度特性評価回路119は、第2のダイオード117に電圧Vcrossを印加する。次に、ダイオード評価回路120は、第2のダイオード117に電圧Vcrossが印加されている時の電流Icrossを測定し、電流Icrossを表す信号を検波器調整回路121及び出力電力評価回路122に出力する。電流Icrossは、温度に依存しない一定の電流である。しかし、半導体チップ毎又は半導体ウェハ毎のプロセスばらつきにより、第1のダイオード114にプロセスばらつきが存在する。第2のダイオード117は、第1のダイオード114に対して、同じ半導体チップ上に形成され、同じサイズを有する。そのため、第1のダイオード114及び第2のダイオード117は、相互に同じプロセスばらつきを有する。第2のダイオード117にプロセスばらつきがない場合には、電流Icrossは規定値になる。これに対し、第2のダイオード117にプロセスばらつきがある場合には、電流Icrossは規定値からずれた値になる。
次に、ステップS205では、検波器調整回路121は、電流Icrossを表す信号を基に、テーブルを参照し、可変抵抗116の値を制御する。電流Icrossが規定値である場合には、可変抵抗116の値はデフォルト値に制御される。これに対し、電流Icrossが規定値からずれている場合には、可変抵抗116の値は補正される。可変抵抗116の値を制御することにより、第1のダイオード114のプロセスばらつきによる出力電圧Voutの変動を補正することができる。出力電圧Voutは、アンテナ102が所望の電力を出力する時に、温度に依存しない電圧になる。
次に、ステップS206では、無線通信装置は、パワーアンプ101を動作させる。パワーアンプ101は、変調信号を増幅し、その増幅した信号を出力する。すると、出力電圧Voutは、アンテナ102の出力電力に対応する電圧になる。
次に、ステップS207では、出力電力評価回路122は、パワーアンプ101の動作時の出力電圧Voutと電流Icrossを表す信号を基に、アンテナ102の出力電力を推定し、図4に示すように、アンテナ102の出力電力が所望の電力P1になっているか否かを判定する。アンテナ102の出力電力が所望の電力P1になっていれば、補正の完了を意味する。アンテナ102の出力電力が所望の電力P1になっていない場合には、その無線通信装置は、不良品であり、補正不可を意味する。
図4は、アンテナ102の出力電力と出力電圧Voutの関係を示すグラフである。特性401は、低温におけるアンテナ102の出力電力及び出力電圧Voutの特性である。特性402は、高温におけるアンテナ102の出力電力及び出力電圧Voutの特性である。特性401及び402の交点では、温度に依存せず、アンテナ102の出力電力がP1である場合に、出力電圧Voutが一定値になる。
アンテナ102の出力電力に対応する出力電圧Voutには、図4に示すように、温度に依存しない出力電力P1における電圧点がある。ステップS205で制御する可変抵抗116の値は、出力電圧Voutが温度依存しないように、出力電力P1に対応する出力電圧Voutの値になるように決定される。これにより、出力電力評価回路122は、温度依存が無く、プロセスばらつきが補正された正確なアンテナ102の出力電力を推定することができる。
その後、出力電力評価回路122は、出力電圧Vout及び電流Icrossを表す信号を基に、アンテナ102の出力電力を推定し、アンテナ102の出力電力が所望の電力になるように、バイアス回路104を制御する。
以上のように、本実施形態によれば、ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度における第2のダイオード117の電圧及び電流特性301と、第2の温度における第2のダイオード117の電圧及び電流特性302との交点を検出する検出器である。検波器調整回路121は、ダイオード温度特性評価回路119により検出された交点に応じて、可変抵抗116の値を制御するコントローラである。
なお、第2のダイオード117を削除し、ダイオード温度特性評価回路119が第1のダイオード114の特性を、直接、測定するようにしてもよい。その場合、ヒーター118は、第1のダイオード114の近くに配置され、第1のダイオード114の温度を制御する。ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度における第1のダイオード114の電圧及び電流特性301と、第2の温度における第1のダイオード114の電圧及び電流特性302との交点を検出する。検波器調整回路121は、ダイオード温度特性評価回路119により検出された交点に応じて、可変抵抗116の値を制御する。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。図5の無線通信装置は、図1の無線通信装置に対して、可変抵抗116の代わりに、抵抗501a〜501d等及び電界効果トランジスタ(スイッチ)502a〜502d等を設けたものである。抵抗501a〜501d等及び電界効果トランジスタ502a〜502d等は、図1の可変抵抗116に対応する。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
抵抗501a及び電界効果トランジスタ502aの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。抵抗501b及び電界効果トランジスタ502bの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。抵抗501c及び電界効果トランジスタ502cの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。抵抗501d及び電界効果トランジスタ502dの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。検波器調整回路121は、電流Icrossを表す信号に応じて、複数の電界効果トランジスタ502a〜502d等のゲート電圧を制御することにより、複数の電界効果トランジスタ502a〜502d等のオン/オフを制御する。検波器調整回路121は、複数の電界効果トランジスタ502a〜502d等のうちのオンする電界効果トランジスタの数を制御することにより、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される抵抗の値を制御することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。図6の無線通信装置は、図1の無線通信装置に対して、容量115及び可変抵抗116の代わりに、可変容量602及び抵抗601を設けたものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
抵抗601は、図1の可変抵抗116に対応し、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。可変容量602は、図1の容量115に対応し、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。第1の実施形態と同様に、ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度における第2のダイオード117の電圧及び電流特性301と、第2の温度における第2のダイオード117の電圧及び電流特性302との交点を検出する。検波器調整回路121は、ダイオード温度特性評価回路119により検出された交点に応じて、可変容量602の値を制御する。本実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1の実施形態と同様に、第2のダイオード117を削除し、ダイオード温度特性評価回路119が第1のダイオード114の特性を、直接、測定するようにしてもよい。その場合、ヒーター118は、第1のダイオード114の近くに配置され、第1のダイオード114の温度を制御する。ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度における第1のダイオード114の電圧及び電流特性301と、第2の温度における第1のダイオード114の電圧及び電流特性302との交点を検出する。検波器調整回路121は、ダイオード温度特性評価回路119により検出された交点に応じて、可変容量602の値を制御する。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。図7の無線通信装置は、図6の無線通信装置に対して、可変容量602の代わりに、電界効果トランジスタ(スイッチ)701a〜701d等及び容量702a〜702d等を設けたものである。電界効果トランジスタ701a〜701d等及び容量702a〜702d等は、図6の可変容量602に対応する。以下、本実施形態が第3の実施形態と異なる点を説明する。
電界効果トランジスタ701a及び容量702aの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。電界効果トランジスタ701b及び容量702bの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。電界効果トランジスタ701c及び容量702cの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。電界効果トランジスタ701d及び容量702dの直列接続回路は、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。検波器調整回路121は、電流Icrossを表す信号に応じて、複数の電界効果トランジスタ701a〜701d等のゲート電圧を制御することにより、複数の電界効果トランジスタ701a〜701d等のオン/オフを制御する。検波器調整回路121は、複数の電界効果トランジスタ701a〜701d等のうちのオンする電界効果トランジスタの数を制御することにより、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される容量の値を制御することができる。
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態による無線通信装置の構成例を示す図である。図8の無線通信装置は、図1の無線通信装置に対して、可変抵抗116の代わりに抵抗601を設け、電界効果トランジスタ(スイッチ)801a〜801d等、ダイオード802a〜802d等及び電界効果トランジスタ803a〜803d等を追加したものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
抵抗601は、図1の可変抵抗116に対応し、第1のダイオード114のカソード及び基準電位ノード間に接続される。電界効果トランジスタ801a、ダイオード802a及び電界効果トランジスタ803aの直列接続回路は、第1のダイオード114のアノード及びカソード間に接続される。電界効果トランジスタ801b、ダイオード802b及び電界効果トランジスタ803bの直列接続回路は、第1のダイオード114のアノード及びカソード間に接続される。電界効果トランジスタ801c、ダイオード802c及び電界効果トランジスタ803cの直列接続回路は、第1のダイオード114のアノード及びカソード間に接続される。電界効果トランジスタ801d、ダイオード802d及び電界効果トランジスタ803dの直列接続回路は、第1のダイオード114のアノード及びカソード間に接続される。
検波器調整回路121は、電流Icrossを表す信号に応じて、制御信号A1〜A4等を出力する。電界効果トランジスタ801a及び803aは、制御信号A1によりオン/オフが制御される。電界効果トランジスタ801b及び803bは、制御信号A2によりオン/オフが制御される。電界効果トランジスタ801c及び803cは、制御信号A3によりオン/オフが制御される。電界効果トランジスタ801d及び803dは、制御信号A4によりオン/オフが制御される。検波器調整回路121は、オンする電界効果トランジスタの数を制御することにより、第1のダイオード114に並列接続されるダイオード802a〜802dの数を制御することができる。すなわち、検波器調整回路121は、第1のダイオード114のサイズを制御することができる。
第1の実施形態と同様に、ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度における第2のダイオード117の電圧及び電流特性301と、第2の温度における第2のダイオード117の電圧及び電流特性302との交点を検出する。検波器調整回路121は、ダイオード温度特性評価回路119により検出された交点に応じて、第1のダイオード114のサイズを制御する。本実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1の実施形態と同様に、第2のダイオード117を削除し、ダイオード温度特性評価回路119が第1のダイオード114の特性を、直接、測定するようにしてもよい。その場合、ヒーター118は、第1のダイオード114の近くに配置され、第1のダイオード114の温度を制御する。ダイオード温度特性評価回路119は、第1の温度における第1のダイオード114の電圧及び電流特性301と、第2の温度における第1のダイオード114の電圧及び電流特性302との交点を検出する。検波器調整回路121は、ダイオード温度特性評価回路119により検出された交点に応じて、第1のダイオード114のサイズを制御する。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 パワーアンプ
102 アンテナ
103 検波器
104 バイアス回路
111,115 容量
112 インダクタ
113 直流電圧源
114 第1のダイオード
116 可変抵抗
117 第2のダイオード
118 ヒーター
119 ダイオード温度特性評価回路
120 ダイオード評価回路
121 検波器調整回路
122 出力電力評価回路

Claims (18)

  1. 第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される容量と、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される可変抵抗と、
    第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、
    前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記可変抵抗の値を制御するコントローラと
    を有することを特徴とする検波器。
  2. さらに、第2のダイオードを有し、
    前記検出器は、前記第1の温度における前記第2のダイオードの電圧及び電流特性と、前記第2の温度における前記第2のダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出することを特徴とする請求項1記載の検波器。
  3. 前記第2のダイオードは、前記第1のダイオードと同じサイズであることを特徴とする請求項2記載の検波器。
  4. 前記検出器は、前記第1の温度における前記第1のダイオードの電圧及び電流特性と、前記第2の温度における前記第1のダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出することを特徴とする請求項1記載の検波器。
  5. 前記可変抵抗は、抵抗及びスイッチの直列接続回路を複数有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の検波器。
  6. アンプと、
    前記アンプの出力端子に接続されるアンテナと、
    前記アンプの出力端子に接続される検波器とを有し、
    前記検波器は、
    第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される容量と、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される可変抵抗と、
    第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、
    前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記可変抵抗の値を制御するコントローラと
    を有することを特徴とする通信装置。
  7. 第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される可変容量と、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される抵抗と、
    第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、
    前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記可変容量の値を制御するコントローラと
    を有することを特徴とする検波器。
  8. さらに、第2のダイオードを有し、
    前記検出器は、前記第1の温度における前記第2のダイオードの電圧及び電流特性と、前記第2の温度における前記第2のダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出することを特徴とする請求項7記載の検波器。
  9. 前記第2のダイオードは、前記第1のダイオードと同じサイズであることを特徴とする請求項8記載の検波器。
  10. 前記検出器は、前記第1の温度における前記第1のダイオードの電圧及び電流特性と、前記第2の温度における前記第1のダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出することを特徴とする請求項7記載の検波器。
  11. 前記可変容量は、容量及びスイッチの直列接続回路を複数有することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の検波器。
  12. アンプと、
    前記アンプの出力端子に接続されるアンテナと、
    前記アンプの出力端子に接続される検波器とを有し、
    前記検波器は、
    第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される可変容量と、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される抵抗と、
    第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、
    前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記可変容量の値を制御するコントローラと
    を有することを特徴とする通信装置。
  13. 第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される容量と、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される抵抗と、
    第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、
    前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記第1のダイオードのサイズを制御するコントローラと
    を有することを特徴とする検波器。
  14. さらに、第2のダイオードを有し、
    前記検出器は、前記第1の温度における前記第2のダイオードの電圧及び電流特性と、前記第2の温度における前記第2のダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出することを特徴とする請求項13記載の検波器。
  15. 前記第2のダイオードは、前記第1のダイオードと同じサイズであることを特徴とする請求項14記載の検波器。
  16. 前記検出器は、前記第1の温度における前記第1のダイオードの電圧及び電流特性と、前記第2の温度における前記第1のダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出することを特徴とする請求項13記載の検波器。
  17. 前記第1のダイオードは、ダイオード及びスイッチの直列接続回路を複数有することを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の検波器。
  18. アンプと、
    前記アンプの出力端子に接続されるアンテナと、
    前記アンプの出力端子に接続される検波器とを有し、
    前記検波器は、
    第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される容量と、
    前記第1のダイオードのカソードに接続される抵抗と、
    第1の温度におけるダイオードの電圧及び電流特性と、前記第1の温度とは異なる第2の温度における前記ダイオードの電圧及び電流特性との交点を検出する検出器と、
    前記第1のダイオードに流れる電流が、前記検出器により検出された交点の電流に近付くように、前記第1のダイオードのサイズを制御するコントローラと
    を有することを特徴とする通信装置。
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