JP6480170B2 - バンド長さ調整機構付きバックル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バンドの連結部に設けられ、装着部位に適したバンド長さに調整可能な機構を備えたバックル構造に関するものである。
通常、バンドの長さを調節するために、バンドを構成する駒体の取り外しが行われることが多い。その駒体の取り外しのためのアジャスト機構として、種々の機構のものが提案され、実施されている。
一般的には、駒体を連結する連結ピンを、駒体の側方からねじ込む構造であったり、弾性を有する長軸を用いる構造を用いたりしていた。
ところが、ねじや長軸を用いる構造では、バンドの長さを調節する作業を行う際に、小さなドライバや細いピンセットなどの特殊な治具を必要とし、バンド長さを簡単かつ容易に調整することはできないという問題がある。
そこで、バンドの長さを調整するため、特許文献1,2に記載のバンドのように、蓋状のバックル本体の外側表面の一部に開口部を形成し、この開口部に、周囲に溝が形成された軸状の操作部材を周方向に回転可能に設け、装着者が操作部材を周方向に回転操作することにより、バンドのバックル本体に対する出没量を調整できるようにした構成のものがある。
特許文献1,2によれば、装着者の腕にバンドを装着した状態において、装着者が、バンドを装着していない側の腕の手指で操作部材を周方向に回転させることにより、バンドをバックル本体に対して出し入れ調整することができる。このため、装着者は、当該調整のために特殊な治具を用いたりすることなく、容易かつ簡単にバンドの長さ調整を行うことができる。
特許文献1に記載の構造では、バックル本体の蓋(カバー)の外側表面の略中央部に常時露出している操作部材(ホイール)を設け、装着者が、カバー表面の操作部材を指によって周方向に回転させることにより、カバーに対するバンドの出没量を調整する。
特許文献2に記載の構造では、蓋状のバックル本体の外側表面における角部に常時露出している操作部材を設け、このバックル本体表面の操作部材を装着者が指によって周方向に回転させることにより、バックル本体に対するバンドの出没量を調整する。
特表2010−510844号公報 実用新案登録第3159560号公報
特許文献1,2に記載の構造では、装着者が手指で操作部材を周方向に回転させることにより、バンドをバックル本体に対して出し入れ調整を容易に行うことができる。しかし操作部材がバックル本体の蓋状部の外側表面に常時露出している構成になっているため、操作部材が指や服などに触れやすく、バンドの持ち運び/移動などに伴って操作部材が回転して、これによりバンドの出入量が不用意に変化してしまう問題がある。
勿論、操作部材の回動操作力を、簡単には回転できないように重くすればよいが、装飾品や時計のバンドのように、バンド自体が小型のものでは、操作部材も比較的小さな形状となり、このような小さな部材を強く/重い力で操作することは、一般的な使用者、特に女性にとっては容易なことではなく、実用上の面での問題が生じる。
そこで本発明は、前記課題を解決し、指先などによって簡単かつ容易にバンドの長さを調整することができ、不用意なバンド長さの調整が生じることがなく、しかも耐久性に優れたバンド長さ調整機構付きバックル構造を提供することを目的とする。
本発明のバンド長さ調整機構付きバックス構造は、蓋状のバックル本体の内部に、周囲に螺旋溝が形成された軸状の操作部材を周方向に回転可能に設け、前記操作部材の前記螺旋溝と噛合する複数の長孔が、前記螺旋溝と同方向に傾斜するように形成された移動部材を、前記バックル本体の内部にてバンド長手方向へ移動可能に設け、前記移動部材に一方のバンドを固定し、かつ前記バックル本体に他方のバンドを連結し、前記操作部材の周方向の回転操作により、前記螺旋溝部分から前記長孔周部への押圧によって前記移動部材を移動させることにより、前記一方のバンドの前記バックル本体に対する出没量を調整可能にし、前記操作部材を前記バックル本体の内部に設け、通常装着時には外部に露出しない構造としたことを特徴とする。
また、本発明のバンド長さ調整機構付きバックル構造は、前記バックル本体の内部に、前記操作部材に弾接して前記操作部材の位置および動きを規制する付勢部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明のバンド長さ調整機構付きバックル構造は、前記操作部材と前記付勢部材とを、前記操作部材の周部の一部を露出させてユニット体の内部に設けたことを特徴とする。
また、本発明のバンド長さ調整機構付きバックル構造は、前記操作部材がウォームギャ構造であることを特徴とする。
また、本発明のバンド長さ調整機構付きバックル構造は、前記操作部材の外周部に滑り止め用の凹凸部を形成したことを特徴とする。
また、本発明のバンド長さ調整機構付きバックル構造は、前記バックル本体に折り畳み型の中留を介して前記他方のバンドを連結したことを特徴とする。
本発明のバンド長さ調整機構付きバックル構造によれば、装着者が指で操作部材を周方向に回転させるだけで、バンドのバックル本体に対する出し入れ調整を簡単かつ容易に行うことができる。
しかも、操作部材はバックル本体の内部に設けられて、通常装着時には外部に露出しない構造のため、操作部材が他物に不用意に引っ掛かったり、接触したりして誤動作が生じることはなく、調整設定状態を安定的に維持することができる。
さらに、操作部材の螺旋歯部と被操作部材である移動部材の複数の長孔とが噛合し、螺旋歯部から長孔周部への押圧によって、一方のバンドの移動部材を移動させる構造であるため、耐久性に優れたバンド長さ調整機構となる。
本発明の実施形態である時計バンドのバックルの外観斜視図である。 本実施形態のバックルの分解斜視図である。 本実施形態の操作部材と移動部材との噛合状態を示す斜視図である。 本実施形態のバックルを裏面側から見た斜視図である。 本実施形態の移動部材と周辺の部材を示す斜視図である。 本実施形態のバックルを裏面側から見てユニット体の一部を切断(ハッチング部分)して示す斜視図である。
以下に本発明の好適な実施形態を図面にて説明する。
図1,図2において、1は下面側が開放された蓋状の表蓋としてのバックル本体、2,3はそれぞれ複数の駒からなるバンド端部、4は折り畳み構造(本例では二つ折れ構造)の中留であって、中留4の一方端に形成されたカール部4aがピンによりバックル本体1の係止孔部1aと連結し、中留4の他方端に形成された係止孔部4bにピンにより一方のバンド2の端部が連結する。
5は中留4のバックル本体1に対する開閉を行うプッシュボタン6が内蔵されている公知の構造のプッシュボタンボックスである。
7は、バックル本体1内部をバンド長手方向(矢印A方向)に移動可能に設けられた移動体であるスライド部材であって、スライド部材7の係止部7aにピンにより他方のバンド3の端部が連結し、スライド部材7の板状部7bに複数の長孔8が移動方向に対して傾斜するように形成されている。
9は、周囲に螺旋歯部10が形成されたウォームギャ構造の操作部材であって、図3に示すように、螺旋歯部10がスライド部材7の長孔8と噛合する。操作部材9は、螺旋歯部10の外周部に滑り止め用の凹凸部が形成されており、図2,図4,図5に示すように、バックル本体1内部において、プッシュボタンボックス5の横側に配置される箱状のユニット体11の内部に軸体12により周方向に回転可能に支持される。
ユニット体11は、図2,図4,図6に示すように、一端側に設けられた一対の突起11aがバックル本体1の係止孔部1bに係止され、ユニット体11の内部には、平面視略U状をなし、スプリング13が内設された付勢部材としての一対のガイド体14,15が摺動可能に設けられており、一方のガイド体14が小突起14aによりバックル本体1の係止孔部1cに係止されて、ユニット体11がバックル本体1の内部に保持される。
図6に示すように、他方のガイド体15の端部がスプリング13の弾発力を受けて螺旋歯部10の側周一部に弾接し、付勢部材として作用して操作部材9のバックル本体1内での固定と、回転操作時の抵抗発生(適当な操作の重み)に寄与する。
本実施形態の各部の作動について説明する。中留4の開閉は、公知のものと同様であって、使用者がバックル本体1の側面のプッシュボタン6を内部に押すことにより、プッシュボタンボックス6に内蔵されている公知の係止構造が解除され、バックル本体1を持ち上げることにより、中留4が開放可能な状態になる。また、バックル本体1を閉じることにより、プッシュボタンボックス6により中留4が閉鎖状態に保持される。
バンド長さの調整の時には、上記のように中留4を開放状態にして、図4に示すように、バックル本体1の裏側にある操作部材9の螺旋歯部10を露出させた状態する。この状態で使用者が指先にて螺旋歯部10の外周部を周方向に回転させると、この回転により、螺旋歯部10が長孔8の周側壁部を側方へ押す力が生じ、スライド部材7が長手方向に移動することになる。
上記のようにスライド部材7がバックル本体1内部で移動することにより、他方のバンド端部3がバックル本体1に対してバンド長手方向へ移動し、バンド端部3の出没量の調整ができる。このようにして、スライド部材7をバンド長手方向に無段階的に移動させることができることにより、バンド長さが微細に調整することが可能になる。
このように本実施形態によれば、操作部材9は、通常使用時にはバックル本体1の裏側に位置するため、他物に触れたり、触れて回動したりすることがないため、不用意にバンド長さの変化が生じることがない。また、螺旋歯部10と長孔8との接触/押圧作用により、調整操作が行われる確実かつ堅固な構造であるため、耐久性に優れたバンド長さ調整機構付きバックル構造となる。
なお、本実施形態において説明した部材の形状や設置数などは、実際の実施に際しては仕様などに対応させて適宜変える必要がある。
本発明は、時計バンドや装飾具のバンド類などのバンド長さを調整し得るバックル構造として有効である。
1 バックル本体(表蓋)
2,3 バンド端部
4 中留(二つ折れ)
5 プッシュボタンボックス
6 プッシュボタン
7 スライド部材(移動部材)
8 長孔
9 操作部材
10 螺旋歯部
11 ユニット体
12 軸体
13 スプリング
14,15 ガイド体

Claims (6)

  1. 蓋状のバックル本体の内部に、周囲に螺旋溝が形成された軸状の操作部材を周方向に回転可能に設け、
    前記操作部材の前記螺旋溝と噛合する複数の長孔が、前記螺旋溝と同方向に傾斜するように形成された移動部材を、前記バックル本体の内部にてバンド長手方向へ移動可能に設け、
    前記移動部材に一方のバンドを固定し、かつ前記バックル本体に他方のバンドを連結し、
    前記操作部材の周方向の回転操作により、前記螺旋溝部分から前記長孔周部への押圧によって前記移動部材を移動させることにより、前記一方のバンドの前記バックル本体に対する出没量を調整可能にし
    前記操作部材を前記バックル本体の内部に設け、通常装着時には外部に露出しない構造としたことを特徴とするバンド長さ調整機構付きバックル構造。
  2. 前記バックル本体の内部に、前記操作部材に弾接して前記操作部材の位置および動きを規制する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のバンド長さ調整機構付きバックル構造。
  3. 前記操作部材と前記付勢部材とを、前記操作部材の周部の一部を露出させてユニット体の内部に設けたことを特徴とする請求項1または2記載のバンド長さ調整機構付きバックル構造。
  4. 前記操作部材がウォームギャ構造であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のバンド長さ調整機構付きバックル構造。
  5. 前記操作部材の外周部に滑り止め用の凹凸部を形成したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のバンド長さ調整機構付きバックル構造。
  6. 前記バックル本体に折り畳み型の中留を介して前記他方のバンドを連結したことを特徴とする請求項1記載のバンド長さ調整機構付きバックル構造。
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