JP6479625B2 - タッチ検出機能付き表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、タッチ検出機能付き表示装置に関する。
近年、いわゆるタッチパネルと呼ばれる近接又は接触を検出する装置を液晶表示装置等の表示装置に重畳するように設け、あるいはタッチパネルと表示装置とを一体化することにより、タッチパネルを介した情報入力を可能とした表示装置(以下、タッチ検出機能付き表示装置)が知られている。タッチ検出機能付き表示装置では、表示装置としての構成が生じさせるノイズがタッチ検出に与える影響を低減することを目的として、表示装置による1フレームの画像の表示を複数回に分けて部分的に実施し、係る複数回の表示の間隙にタッチパネルによるタッチ検出を実施しているものがある(例えば特許文献1)。
特開2010−187221号公報
特許文献1に記載されているタッチ検出機能付き表示装置では、表示出力のための表示走査処理及び表示走査処理の間隙に実施されるタッチ検出処理の期間が周期的であった。係る周期的な表示走査処理及び周期的なタッチ検出処理は、表示及びタッチ検出に影響を与えるノイズを周期的に発生させることがあり、周期的な分割表示出力のための分割表示領域(分割ブロック)毎の表示スジ、分割ブロック周期の輻射ノイズによるタッチ検出結果への影響等として顕在化することがあった。
本開示は、ノイズの周期的な発生を低減することができるタッチ検出機能付き表示装置を提供することを目的とする。
本開示のタッチ検出機能付き表示装置は、第1電極及び第2電極に与えられる電荷に応じて表示出力内容が変化する表示部と、前記第1電極又は前記第2電極のいずれか一方の電極と静電容量を形成するタッチ検出電極を有し、前記静電容量の変化に基づいてタッチ検出を行う検出部と、前記表示部及び検出部の動作タイミングを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記電荷の制御を行う表示処理と前記タッチ検出を行うタッチ検出処理とを1フレームの画像の表示期間中に交互に複数回実施し、1回分の前記表示処理が行われる第1期間と1回分の前記タッチ検出処理が行われる第2期間のうち少なくともいずれか一方の期間の長さを連続して表示される2フレームの画像の表示期間中に変化させる。
図1は、タッチ検出機能付き表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図2は、静電容量型タッチ検出の基本原理を説明するため、指が接触又は近接していない状態を表す説明図である。 図3は、図2に示す指が接触又は近接していない状態の等価回路の例を示す説明図である。 図4は、静電容量型タッチ検出の基本原理を説明するため、指が接触又は近接した状態を表す説明図である。 図5は、図4に示す指が接触又は近接した状態の等価回路の例を示す説明図である。 図6は、駆動信号及びタッチ検出信号の波形の一例を表す図である。 図7は、タッチ検出機能付き表示装置を実装したモジュールの一例を示す図である。 図8は、タッチ検出機能付き表示部の概略断面構造を表す断面図である。 図9は、タッチ検出機能付き表示部の画素配置を表す回路図である。 図10は、タッチ検出機能付き表示部の駆動電極及びタッチ検出電極の一構成例を表す斜視図である。 図11は、自己静電容量方式のタッチ検出の基本原理を説明するための、指が接触または近接していない状態を表す説明図である。 図12は、自己静電容量方式のタッチ検出の基本原理を説明するための、指が接触または近接した状態を表す説明図である。 図13は、駆動信号及びタッチ検出信号の波形の一例を表す図である。 図14は、タッチ検出機能付き表示装置を実装したモジュールの他の一例を示す図である。 図15は、COGの機能とCOGに接続された主要構成との関係を示すブロック図である。 図16は、DC/DCコンバータが有するチャージポンプの機能を説明するための概略図である。 図17は、DC/DCコンバータが有するチャージポンプの機能を説明するための概略図である。 図18は、DC/DCコンバータが有するチャージポンプの機能を説明するための概略図である。 図19は、第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。 図20は、周期的な第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。 図21は、変形例1に係る第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。 図22は、変形例2に係る第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(実施形態)
図1は、タッチ検出機能付き表示装置の一構成例を表すブロック図である。タッチ検出機能付き表示装置1は、タッチ検出機能付き表示部10と、制御部11と、ゲートドライバ12と、ソースドライバ13と、ソースセレクタ部13Sと、駆動電極ドライバ14と、タッチ検出部40とを備えている。このタッチ検出機能付き表示装置1は、タッチ検出機能付き表示部10がタッチ検出機能を内蔵した表示デバイスである。タッチ検出機能付き表示部10は、表示素子として液晶表示素子を用いている液晶表示デバイス20に静電容量型のタッチ検出デバイス30を内蔵して一体化した、いわゆるインセルタイプの装置である。なお、タッチ検出機能付き表示部10は、表示素子として液晶表示素子を用いている液晶表示デバイス20の上方に、静電容量型のタッチ検出デバイス30を装着した、いわゆるオンセルタイプの装置であってもよい。オンセルタイプの装置の場合、液晶表示デバイス20の直上にタッチ検出デバイス30が設けられていてもよいし、液晶表示デバイス20の直上ではなく他の層を介して上方にタッチ検出デバイス30が設けられていてもよい。また、本実施形態では、表示部として液晶表示デバイス20が採用されているが、表示部は、OLEDを採用した構成であってもよい。この場合、OLEDを形成するアノード及びカソードのうち一方を、後述するタッチ検出に係る駆動電極COMLとしても良い。
液晶表示デバイス20は、後述するように、ゲートドライバ12から供給される走査信号Vscanに従って、1水平ラインずつ順次走査して表示を行うデバイスである。制御部11は、後述するホストhostより供給された映像信号Vdispに基づいて、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、駆動電極ドライバ14、及びタッチ検出部40に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらが互いに同期して動作するように制御する回路である。本開示における制御装置は、制御部11、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、駆動電極ドライバ14を含む。
ゲートドライバ12は、制御部11から供給される制御信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示部10の表示駆動の対象となる1水平ラインを順次選択する機能を有している。
ソースドライバ13は、制御部11から供給される制御信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示部10の、各画素Pix(副画素SPix)に画素信号Vpixを供給する回路である。ソースドライバ13には、例えば6ビットのR(赤)、G(緑)、B(青)のデジタル画像信号Vsigが与えられる。ソースドライバ13は、1水平ライン分の映像信号Vdispから、液晶表示デバイス20の複数の副画素SPixの画素信号Vpixを時分割多重化した画素信号を生成し、ソースセレクタ部13Sに供給する。また、ソースドライバ13は、画像信号Vsigに多重化された画素信号Vpixを分離するために必要なスイッチ制御信号Vselを生成し、画素信号Vpixとともにソースセレクタ部13Sに供給する。ソースセレクタ部13Sは、ソースドライバ13と制御部11との間の配線数を少なくすることができる。ソースセレクタ部13Sはなくてもよい。
駆動電極ドライバ14は、制御部11から供給される制御信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示部10の、後述する駆動電極COMLにタッチ検出用の駆動信号(タッチ用駆動信号、以下駆動信号という。)VcomAC、表示用の電圧である表示用駆動電圧VcomDCを供給する回路である。
タッチ検出部40は、制御部11から供給される制御信号と、タッチ検出機能付き表示部10のタッチ検出デバイス30から供給されたタッチ検出信号Vdetに基づいて、タッチ検出デバイス30に対するタッチ(上述した接触状態)の有無を検出し、タッチがある場合においてタッチ検出領域におけるその座標などを求める回路である。このタッチ検出部40はタッチ検出信号増幅部42と、A/D変換部43と、信号処理部44と、座標抽出部45と、検出タイミング制御部46とを備えている。
タッチ検出信号増幅部42は、タッチ検出デバイス30から供給されるタッチ検出信号Vdetを増幅する。タッチ検出信号増幅部42は、タッチ検出信号Vdetに含まれる高い周波数成分(ノイズ成分)を除去し、タッチ成分を取り出してそれぞれ出力する低域通過アナログフィルタを備えていてもよい。
以下の説明では、図1に示したタッチ検出機能付き表示装置1の構成要素のうち、専ら表示のために用いられる構成要素をまとめて「表示部」ということがある。「表示部」は、例えば、液晶表示デバイス20と、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、駆動電極ドライバ14とを含む。
タッチ検出デバイス30は、静電容量型タッチ検出の基本原理に基づいて動作し、タッチ検出信号Vdetを出力する。図2〜図6を参照して、本実施形態のタッチ検出機能付き表示装置1におけるタッチ検出の基本原理について説明する。図2は、静電容量型タッチ検出の基本原理を説明するため、指が接触又は近接していない状態を表す説明図である。図3は、図2に示す指が接触又は近接していない状態の等価回路の例を示す説明図である。図4は、静電容量型タッチ検出の基本原理を説明するため、指が接触又は近接した状態を表す説明図である。図5は、図4に示す指が接触又は近接した状態の等価回路の例を示す説明図である。図6は、駆動信号及びタッチ検出信号の波形の一例を表す図である。
例えば、図2に示すように、容量素子C1は、誘電体Dを挟んで互いに対向配置された一対の電極、駆動電極E1及びタッチ検出電極E2を備えている。図3に示すように、容量素子C1は、その一端が交流信号源(駆動信号源)Sに接続され、他端Pは抵抗器Rを介して接地されると共に、電圧検出器(タッチ検出部)DETに接続される。電圧検出器DETは、例えば図1に示すタッチ検出信号増幅部42に含まれる積分回路である。
交流信号源Sから駆動電極E1(容量素子C1の一端)に所定の周波数(例えば数kHz〜数百kHz程度)の交流矩形波Sgを印加すると、タッチ検出電極E2(容量素子C1の他端)側に接続された電圧検出器DETを介して、出力波形(タッチ検出信号Vdet)が現れる。なお、この交流矩形波Sgは、後述する駆動信号VcomACに相当するものである。
指が接触(又は近接)していない状態(非接触状態)では、図2及び図3に示すように、容量素子C1に対する充放電に伴って、容量素子C1の容量値に応じた電流Iが流れる。このときの容量素子C1の他端Pの電位波形は、例えば図6に示す波形Vのようになり、図3に示す電圧検出器DETは、波形Vを検出する。
一方、指が接触(又は近接)した状態(接触状態)では、図4に示すように、指によって形成される静電容量があたかも容量素子C2として容量素子C1に付加するように作用する。そして、図5に示す等価回路でみると、容量素子C2は容量素子C1に直列に追加された形となる。この状態では、容量素子C1,C2に対する充放電に伴って、容量素子C1,C2に電流I,Iが流れる。このときの容量素子C1の他端Pの電位波形は、例えば図6の波形Vのようになり、電圧検出器DETは、波形Vを検出する。このとき、他端Pの電位は、容量素子C1,C2を流れる電流I,Iの値によって定まる分圧電位となる。このため、波形Vは、非接触状態での波形Vよりも小さい値となる。電圧検出器DETは、検出した電圧を所定のしきい値電圧Vthと比較し、このしきい値電圧Vth以上であれば非接触状態と判断する一方、しきい値電圧Vth未満であれば接触状態と判断する。このようにして、タッチ検出が可能となる。
図1に示すタッチ検出デバイス30は、駆動電極ドライバ14から供給される駆動信号Vcom(後述する駆動信号VcomAC)に従って、1検出ブロックずつ順次走査してタッチ検出を行うようになっている。
タッチ検出デバイス30は、複数の後述するタッチ検出電極TDLから、図3又は図5に示す電圧検出器DETを介して、検出ブロック毎にタッチ検出信号Vdetを出力し、タッチ検出部40のA/D変換部43に供給するようになっている。
A/D変換部43は、駆動信号VcomACに同期したタイミングで、タッチ検出信号増幅部42から出力されるアナログ信号をそれぞれサンプリングしてデジタル信号に変換する回路である。
信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に含まれる、駆動信号VcomACをサンプリングした周波数以外の周波数成分(ノイズ成分)を低減するデジタルフィルタを備えている。信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に基づいて、タッチ検出デバイス30に対するタッチの有無を検出する論理回路である。信号処理部44は、指による差分の信号のみ取り出す処理を行う。この指による差分の信号は、上述した波形Vと波形Vとの差分の絶対値|ΔV|である。信号処理部44は、1検出ブロック当たりの絶対値|ΔV|を平均化する演算を行い、絶対値|ΔV|の平均値を求めてもよい。これにより、信号処理部44は、ノイズによる影響を低減できる。信号処理部44は、検出した指による差分の信号を所定のしきい値電圧Vthと比較し、このしきい値電圧Vth以上であれば、外部近接物体の非接触状態と判断する。一方、信号処理部44は、検出したデジタル電圧を所定のしきい値電圧Vthと比較し、しきい値電圧Vth未満であれば、外部近接物体の接触状態と判断する。このようにして、タッチ検出部40はタッチ検出が可能となる。
座標抽出部45は、信号処理部44においてタッチが検出されたときに、そのタッチパネル座標を求める論理回路である。検出タイミング制御部46は、A/D変換部43と、信号処理部44と、座標抽出部45とが同期して動作するように制御する。座標抽出部45は、タッチパネル座標を信号出力Voutとして出力する。
図7は、タッチ検出機能付き表示装置を実装したモジュールの一例を示す図である。図7に示すように、タッチ検出機能付き表示装置1は、後述する画素基板2(TFT基板21)と、フレキシブルプリント基板Tとを備えている。画素基板2(TFT基板21)は、COG(Chip On Glass)19を搭載し、上述した液晶表示デバイス20の表示領域Adと、額縁Gdとが形成されている。COG19は、TFT基板21に実装されたICドライバのチップであり、図1に示した制御部11として機能する動作制御回路80等、表示動作に必要な各回路を内蔵した制御装置である。本実施形態では、上述したソースドライバ13及びソースセレクタ部13Sは、TFT基板21上に形成されている。ソースドライバ13及びソースセレクタ部13Sは、COG19に内蔵されていてもよい。また、駆動電極ドライバ14の一部である、駆動電極走査部14A,14Bは、TFT基板21に形成されている。また、ゲートドライバ12は、ゲートドライバ12A,12Bとして、TFT基板21に形成されている。また、タッチ検出機能付き表示装置1は、COG19に駆動電極走査部14A,14B、ゲートドライバ12などの回路を内蔵してもよい。なお、COG19はあくまで実装の一形態であってこれに限られるものでない。例えば、COG19と同様の機能を有する構成をCOF(Chip on film又はChip on flexible)で設けてもよい。
図7に示すように、TFT基板21の表面に対する垂直方向において、駆動電極COMLの駆動電極ブロックBと、タッチ検出電極TDLとは、立体交差するように形成されている。
また、駆動電極COMLは、一方向に延在する複数のストライプ状の電極パターンに分割されている。タッチ検出動作を行う際は、各電極パターンには、駆動電極ドライバ14によって駆動信号VcomACが順次供給される。同時に駆動信号VcomACが供給される、駆動電極COMLの複数のストライプ状の電極パターンが図7に示す駆動電極ブロックBである。駆動電極ブロックB(駆動電極COML)は、タッチ検出機能付き表示部10の長辺方向に形成されており、後述するタッチ検出電極TDLは、駆動電極ブロックBの延在方向と交差する方向に延在されており、例えば、タッチ検出機能付き表示部10の短辺方向に形成されている。タッチ検出電極TDLの出力は、タッチ検出機能付き表示部10の短辺側に設けられ、フレキシブルプリント基板Tを介して、フレキシブルプリント基板Tに実装されたタッチ検出部40と接続されている。このように、タッチ検出部40は、フレキシブルプリント基板T上に実装され、並設された複数のタッチ検出電極TDLのそれぞれと接続されている。フレキシブルプリント基板Tは、端子であればよく、フレキシブルプリント基板に限られず、この場合、モジュールの外部にタッチ検出部40が備えられる。本実施形態では、タッチ検出部40はフレキシブルプリント基板Tに実装されたタッチドライバICであるが、タッチ検出部40の一部の機能は、他のMPUの機能として設けられてもよい。具体的には、タッチドライバICの機能として設けられ得るA/D変換、ノイズ除去等の各種機能のうち一部の機能(例えば、ノイズ除去等)は、タッチドライバICと別個に設けられたMPU等の回路で実施されてもよい。また、ドライバICを1つ(1チップ構成)にする場合等、例えば、フレキシブルプリント基板T等の配線を介して検出信号をアレイ基板上のタッチドライバICに伝送するようにしてもよい。
ソースセレクタ部13Sは、TFT基板21上の表示領域Adの近傍に、TFT素子を用いて形成されている。表示領域Adには、後述する画素Pixがマトリックス状(行列状)に多数配置されている。額縁Gdは、TFT基板21の表面を垂直な方向からみて画素Pixが配置されていない領域である。ゲートドライバ12と、駆動電極ドライバ14のうち駆動電極走査部14A,14Bとは、額縁Gdに配置されている。
ゲートドライバ12は、例えば、第1ゲートドライバ12A、第2ゲートドライバ12Bを備え、TFT基板21上にTFT素子を用いて形成されている。第1ゲートドライバ12A及び第2ゲートドライバ12Bは、後述する副画素SPix(画素)がマトリックス状に配置された表示領域Adを挟んで両側から駆動することができるようになっている。また、走査線は、第1ゲートドライバ12A、第2ゲートドライバ12Bとの間に配列する。このため、走査線は、TFT基板21の表面に対する垂直方向において、駆動電極COMLの延在方向と平行な方向に延びるように設けられている。本実施形態では、第1ゲートドライバ12A、第2ゲートドライバ12Bとして2つの回路が設けられているが、これはゲートドライバ12の具体的構成の一例であってこれに限られるものでない。例えば、ゲートドライバ12は、走査線の一方端のみに設けられた1つの回路であってもよい。
駆動電極走査部14A,14Bは、TFT基板21上にTFT素子を用いて形成されている。駆動電極走査部14,14Bは、駆動信号生成部から、表示用配線LDCを介して、表示用駆動電圧VcomDCの供給を受けると共に、タッチ用配線LACを介して駆動信号VcomACの供給を受ける。駆動電極走査部14A,14Bは、並設された複数の駆動電極ブロックBのそれぞれを、両側から駆動することができるようになっている。表示用駆動電圧VcomDCを供給する表示用配線LDCと、タッチ用駆動信号VcomACを供給するタッチ用配線LACとは、並列に額縁Gd、Gdに配置されている。表示用配線LDCは、タッチ用配線LACよりも表示領域Ad側に配置されている。この構造により、表示用配線LDCにより供給される表示用駆動電圧VcomDCが、表示領域Adの端部の電位状態を安定させる。このため、特に、横電界モードの液晶を用いた液晶表示デバイスにおいて、表示が安定する。本実施形態では、駆動電極走査部14A,14Bとして2つの回路が設けられているが、いずれか1つのみであってもよい。
図7に示すタッチ検出機能付き表示装置1は、上述したタッチ検出信号Vdetを、タッチ検出機能付き表示部10の短辺側から出力する。これにより、タッチ検出機能付き表示装置1は、端子部であるフレキシブルプリント基板Tを介してタッチ検出部40に接続する際の配線の引き回しが容易になる。
図8は、タッチ検出機能付き表示部の概略断面構造を表す断面図である。図9は、タッチ検出機能付き表示部の画素配置を表す回路図である。タッチ検出機能付き表示部10は、画素基板2と、この画素基板2の表面に垂直な方向に対向して配置された対向基板3と、画素基板2と対向基板3との間に挿設された液晶層6とを備えている。
画素基板2は、回路基板としてのTFT基板21と、このTFT基板21上に行列状に配設された複数の画素電極22と、TFT基板21及び画素電極22の間に形成された複数の駆動電極COMLと、画素電極22と駆動電極COMLとを絶縁する絶縁層24と、を含む。TFT基板21には、図9に示す各副画素SPixの薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)素子Tr、図8に示す各画素電極22に画素信号Vpixを供給する信号線SGL、各TFT素子Trを駆動する走査線GCL等の配線が形成されている。このように、信号線SGLは、TFT基板21の表面と平行な平面に延在し、画素に画像を表示するための画素信号Vpixを供給する。図9に示す液晶表示デバイス20は、行列状に配置した複数の副画素SPixを有している。副画素SPixは、TFT素子Tr及び液晶素子LCを備えている。TFT素子Trは、薄膜トランジスタにより構成されるものであり、この例では、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のTFTで構成されている。TFT素子Trのソース又はドレインの一方は信号線SGLに結合され、ゲートは走査線GCLに結合され、ソース又はドレインの他方は液晶素子LCの一端に結合されている。液晶素子LCは、例えば、一端がTFT素子Trのドレインに結合され、他端が駆動電極COMLに結合されている。なお、画素電極22と駆動電極COMLとの位置関係は逆であってもよい。
図9に示す副画素SPixは、走査線GCLにより、液晶表示デバイス20の同じ行に属する他の副画素SPixと互いに結合されている。走査線GCLは、ゲートドライバ12と結合され、ゲートドライバ12より走査信号Vscanが供給される。また、副画素SPixは、信号線SGLにより、液晶表示デバイス20の同じ列に属する他の副画素SPixと互いに結合されている。信号線SGLは、ソースドライバ13と結合され、ソースドライバ13より画素信号Vpixが供給される。さらに、副画素SPixは、駆動電極COMLにより、液晶表示デバイス20の同じ行に属する他の副画素SPixと互いに結合されている。駆動電極COMLは、駆動電極ドライバ14と結合され、駆動電極ドライバ14より駆動信号Vcomが供給される。つまり、この例では、同じ一行に属する複数の副画素SPixが一本の駆動電極COMLを共有するようになっている。本実施形態の駆動電極COMLの延びる方向は、走査線GCLの延びる方向と平行である。本実施形態の駆動電極COMLの延びる方向は、限定されず、例えば、駆動電極COMLの延びる方向は、信号線SGLの延びる方向と平行な方向であってもよい。
図1に示すゲートドライバ12は、走査信号Vscanを、図9に示す走査線GCLを介して、画素PixのTFT素子Trのゲートに印加することにより、液晶表示デバイス20に行列状に形成されている副画素SPixのうちの1行(1水平ライン)を表示駆動の対象として順次選択する。図1に示すソースドライバ13は、画素信号Vpixを、図9に示す信号線SGLを介して、ゲートドライバ12により順次選択される1水平ラインを構成する各副画素SPixにそれぞれ供給する。そして、これらの副画素SPixでは、供給される画素信号Vpixに応じて、1水平ラインの表示が行われるようになっている。図1に示す駆動電極ドライバ14は、駆動信号Vcomを印加し、所定の本数の駆動電極COMLからなるブロックごとに駆動電極COMLを駆動する。
上述したように、液晶表示デバイス20は、ゲートドライバ12が走査線GCLを時分割的に線順次走査するように駆動することにより、1水平ラインが順次選択される。また、液晶表示デバイス20は、1水平ラインに属する副画素SPixに対して、ソースドライバ13が画素信号Vpixを供給することにより、1水平ラインずつ表示が行われる。この表示動作を行う際、駆動電極ドライバ14は、その1水平ラインに対応する駆動電極COMLを含むブロックに対して駆動信号Vcomを印加するようになっている。
液晶層6は、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものである。駆動電極COMLの駆動時、画素電極22に供給された画素信号Vpixに応じた電圧が印加され、電界が生じることで、液晶層6を構成する液晶が電界に応じた配向を示して液晶層6を通過する光を変調する。このように、画素電極22及び駆動電極COMLは、液晶層に電界を生じさせる第1電極及び第2電極として機能する。すなわち、液晶表示デバイス20は、第1電極及び第2電極に与えられる電荷に応じて表示出力内容が変化する表示部として機能する。なお、以下の説明では、画素電極22を第1電極とし、駆動電極COMLを第2電極としているが、逆でもよい。
本実施形態では、例えば、FFS(フリンジフィールドスイッチング)又はIPS(インプレーンスイッチング)等の横電界モードの液晶を用いた液晶表示デバイスが用いられる。なお、図8に示す液晶層6と画素基板2との間、及び液晶層6と対向基板3との間には、それぞれ配向膜が配設されてもよい。
対向基板3は、ガラス基板31と、このガラス基板31の一方の面に形成されたカラーフィルタ32とを含む。ガラス基板31の他方の面には、タッチ検出デバイス30の検出電極であるタッチ検出電極TDLが形成され、さらに、このタッチ検出電極TDLの上には、偏光板35が配設されている。なお、カラーフィルタ32の実装方式は、アレイ基板である画素基板2にカラーフィルタ32が形成された所謂カラーフィルタ・オン・アレイ(COA:Color-filter On Array)方式であってもよい。
図8に示すカラーフィルタ32は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に着色されたカラーフィルタの色領域を周期的に配置して、各副画素SPixにR、G、Bの3色の色領域32R,32G,32Bが対応付けられ、色領域32R,32G,32Bを1組として画素Pixを構成している。画素Pixは、走査線GCLに平行な方向及び信号線SGLに平行な方向に沿って行列状に配置され、後述する表示領域Adを形成する。カラーフィルタ32は、TFT基板21と垂直な方向において、液晶層6と対向する。このように、副画素SPixは、単色の色表示を行うことができる。なお、カラーフィルタ32は、異なる色に着色されていれば、他の色の組み合わせであってもよい。また、カラーフィルタ32は、なくてもよい。このように、カラーフィルタ32が存在しない領域、すなわち着色しない副画素SPixがあってもよい。また、画素Pixが有する副画素SPixは4以上であってもよい。
図10は、タッチ検出機能付き表示部の駆動電極及びタッチ検出電極の一構成例を表す斜視図である。本実施形態に係る駆動電極COMLは、液晶表示デバイス20の駆動電極として機能するとともに、タッチ検出デバイス30の駆動電極としても機能する。図10に示す駆動電極COMLは、TFT基板21の表面に対する垂直方向において、画素電極に対向している。タッチ検出デバイス30は、画素基板2に設けられた駆動電極COMLと、対向基板3に設けられたタッチ検出電極TDLにより構成されている。タッチ検出電極TDLは、駆動電極COMLの電極パターンの延在方向と交差する方向に延びるストライプ状の電極パターンから構成されている。そして、タッチ検出電極TDLは、TFT基板21の表面に対する垂直な方向において、駆動電極COMLと対向している。タッチ検出電極TDLの各電極パターンは、タッチ検出部40のタッチ検出信号増幅部42の入力にそれぞれ接続されている。駆動電極COMLとタッチ検出電極TDLにより互いに交差した電極パターンは、その交差部分に静電容量を生じさせている。タッチ検出デバイス30では、駆動電極ドライバ14が駆動電極COMLに対して駆動信号VcomACを印加することにより、タッチ検出電極TDLからタッチ検出信号Vdetを出力し、タッチ検出が行われるようになっている。つまり、駆動電極COMLは、図2〜図6に示したタッチ検出の基本原理における駆動電極E1に対応し、タッチ検出電極TDLは、タッチ検出電極E2に対応するものであり、タッチ検出デバイス30はこの基本原理に従ってタッチを検出するようになっている。このように、タッチ検出部デバイス30は、第1電極又は第2電極のいずれか一方の電極(例えば、第2電極としての駆動電極COML)と静電容量を形成するタッチ検出電極TDLを有し、静電容量の変化に基づいてタッチ検出を行う。
図10に示すように互いに交差した電極パターンは、静電容量式タッチセンサをマトリックス状に構成している。よって、タッチ検出デバイス30のタッチ検出面全体にわたって走査することにより、外部近接物体の接触又は近接が生じた位置の検出も可能となっている。つまり、タッチ検出デバイス30では、タッチ検出動作を行う際、駆動電極ドライバ14が、図7に示す駆動電極ブロックBを時分割的に線順次走査するように駆動する。これにより、スキャン方向Scanに駆動電極COMLの駆動電極ブロックB(1検出ブロック)は、順次選択される。そして、タッチ検出デバイス30は、タッチ検出電極TDLからタッチ検出信号Vdetを出力する。このようにタッチ検出デバイス30は、1検出ブロックのタッチ検出が行われるようになっている。
検出ブロックと表示出力におけるライン数との関係は任意であるが、本実施形態では、2ライン分の表示領域Adに対応するタッチ検出領域が1検出ブロックとなっている。なお、1検出ブロックを構成する2ラインのうちいずれか1ライン分に対応するタッチ検出領域でのタッチ検出を行いたい場合、当該1検出ブロックをそのまま動作させる。つまり、この場合、タッチ検出デバイス30は、タッチ検出を行いたい1ライン分と、必ずしもそうでない1ライン分とを含んだタッチ検出領域でのタッチ検出に係る動作を行う。1検出ブロックが3ライン分以上の表示領域Adに対応するタッチ検出領域である場合も、タッチ検出デバイス30は、同様の仕組みでタッチ検出領域の一部分に対応するタッチ検出に係る動作を行う。
なお、タッチ検出電極TDL又は駆動電極COML(駆動電極ブロック)は、ストライプ状に複数に分割される形状に限られない。例えば、タッチ検出電極TDL又は駆動電極COML(駆動電極ブロック)は、櫛歯形状であってもよい。あるいはタッチ検出電極TDL又は駆動電極COML(駆動電極ブロック)は、複数に分割されていればよく、駆動電極COMLを分割するスリットの形状は直線であっても、曲線であってもよい。
また、図2〜図6を参照して基本原理を説明した本実施形態のタッチ検出に係る方式はいわゆる相互静電容量方式であるが、他の方式であってもよく、例えば自己静電容量方式であってもよい。以下、図11〜図13を参照して、自己静電容量方式のタッチ検出の基本原理について説明する。図11は、自己静電容量方式のタッチ検出の基本原理を説明するための、指が接触または近接していない状態を表す説明図である。図12は、自己静電容量方式のタッチ検出の基本原理を説明するための、指が接触または近接した状態を表す説明図である。図13は、駆動信号及びタッチ検出信号の波形の一例を表す図である。なお、図11及び図12は、検出回路を併せて示している。
図11に示すように、指が接触または近接していない状態において、タッチ検出電極E2に所定の周波数(例えば数kHz〜数百kHz程度)の交流矩形波Sgが印加される。タッチ検出電極E2は、静電容量C3を有しており、静電容量C3に応じた電流が流れる。電圧検出器DETは、交流矩形波Sgに応じた電流の変動を電圧の変動(実線の波形V(図13参照))に変換する。
次に、図12に示すように、指が接触または近接した状態において、指とタッチ検出との間の静電容量C4が、タッチ検出電極E2の静電容量C3に加わる。したがって、タッチ検出電極E2に交流矩形波Sgが印加されると、静電容量C3及びC4に応じた電流が流れる。図13に示すように、電圧検出器DETは、交流矩形波Sgに応じた電流の変動を電圧の変動(点線の波形V)に変換する。そして、得られた波形V及び波形Vの電圧値をそれぞれ積分し、これらの値を比較することで、タッチ検出電極E2への、指の接触または近接の有無を判別することができる。なお、タッチ検出部40は、当該内容に限らず、圧力値を積分せずに比較するようにしてもよい。また、図13では、波形Vと波形Vについて、所定の基準電圧に低下するまでの期間を求めて、これらの期間を比較する等の方法であってもよい。
具体的には、図11及び図12に示すように、タッチ検出電極E2はスイッチSW1及びスイッチSW2で切り離すことが可能な構成となっている。図13において、時刻T01のタイミングで交流矩形波Sgは電圧Vに相当する電圧レベルを上昇させる。このときスイッチSW1はONしておりスイッチSW2はOFFしている。このためタッチ検出電極E2も電圧Vの電圧上昇となる。次に時刻T11のタイミングの前にスイッチSW1をOFFとする。このときタッチ検出電極E2はフローティング状態であるが、タッチ検出電極の容量C3(図11参照)、あるいはタッチ検出電極の容量C3に指等の接触または近接よる容量C4を加えた容量(C3+C4、図12参照)によって、タッチ検出電極E2の電位はVが維持される。更に、時刻T11のタイミングの前にスイッチSW3をONさせ所定の時間経過後にOFFさせ電圧検出器DETをリセットさせる。このリセット動作により出力電圧はVrefと略等しい電圧となる。
続いて、時刻T11のタイミングでスイッチSW2をONさせると、電圧検出器DETの反転入力部がタッチ検出電極E2の電圧Vとなり、その後、タッチ検出電極E2の容量C3(またはC3+C4)と電圧検出器DET内の容量C5の時定数に従って電圧検出器DETの反転入力部は基準電圧Vrefまで低下する。このとき、タッチ検出電極E2の容量C3(またはC3+C4)に蓄積されていた電荷が電圧検出器DET内の容量C5に移動するため、電圧検出器DETの出力が上昇する(Vdet2)。電圧検出器DETの出力(Vdet2)は、タッチ検出電極E2に指等が近接していないときは、実線で示す波形Vとなり、Vdet2=C3・V/C5となる。指等の影響による容量が付加されたときは、点線で示す波形Vとなり、Vdet2=(C3+C4)・V/C5となる。その後、タッチ検出電極E2の容量C3(またはC3+C4)の電荷が容量C5に十分移動した後の時刻T31のタイミングでスイッチSW2をOFFさせ、スイッチSW1及びスイッチSW3をONさせることにより、タッチ検出電極E2の電位を交流矩形波Sgと同電位のローレベルにするとともに電圧検出器DETをリセットさせる。なお、このとき、スイッチSW1をONさせるタイミングは、スイッチSW2をOFFさせた後、時刻T02以前であればいずれのタイミングでもよい。また、電圧検出器DETをリセットさせるタイミングは、スイッチSW2をOFFさせた後、時刻T12以前であればいずれのタイミングとしてもよい。以上の動作を所定の周波数(例えば数kHz〜数百kHz程度)で繰り返す。波形Vと波形Vとの差分の絶対値|ΔV|に基づいて、外部近接物体の有無(タッチの有無)を測定することができる。なお、タッチ検出電極E2の電位は、図13に示すように、指等が近接していないときはVの波形となり、指等の影響によるC4が付加されるときはVの波形となる。波形Vと波形Vとが、それぞれ所定の電圧VTHまで下がる時間を測定することにより外部近接物体の有無(タッチの有無)を測定することも可能である。
図14は、タッチ検出機能付き表示装置を実装したモジュールの他の一例を示す図である。自己静電容量方式の場合、マトリクス状に設けられた電極ELをタッチ検出電極TDL及び駆動電極COMLの機能を兼用する電極として用いるようにしてもよい。この場合、個々の電極ELが配線L1,L2等の接続部を介して駆動電極走査部14A,14B及びタッチ検出部40に接続される。なお、図14では一部の電極ELの配線L2のみ図示されているが、実際には全ての電極ELに個別に配線L2又はそれに類する接続部が設けられる。電極ELの形状及び大きさは任意であるが、例えば大きさを画素の大きさに対応させてもよい。この場合、画素を構成する電極(例えば、液晶表示装置の画素における画素電極22又は対向電極としての駆動電極COML)の1つを当該電極ELとして用いてもよい。すなわち、タッチ検出電極ELは、複数の画素を有する表示装置の画素の各々に設けられた電極と兼用されていてもよい。
図15は、COG19の機能とCOGに接続された主要構成との関係を示すブロック図である。COG19は、I/F回路61、データ処理回路62、メモリ63、タイミング生成回路64、ラッチ回路65、出力回路66、DC/DCコンバータ70、動作制御回路80等を含む。
I/F回路61は、ホストhostとCOG19とを接続するインターフェースとして機能し、ホストhostから出力された映像信号Vdispを受け付ける。データ処理回路62は、映像信号Vdispに基づいて画素信号Vpixを、行方向に並ぶ1ラインの画素の分だけ連続させたライン単位のデータとしてメモリ63に出力する。ホストhostは、例えばタッチ検出機能付き表示装置1が設けられる電子機器が備える制御装置であり、液晶表示デバイス20の表示出力内容の決定及びタッチ検出デバイス30によるタッチ検出結果に基づいた各種の処理を行う回路を有する。
メモリ63は、データ処理回路62から出力されたライン単位のデータを記憶する。すなわち、本実施形態のメモリ63は、表示部として機能する液晶表示デバイス20により表示される画像のデータをライン単位で記憶する。具体的には、メモリ63は、例えば所定数のライン分のデータを記憶する記憶領域を複数(例えば、2つ)有するパーシャルRAM(Partial Random Access Memory)である。これらの記憶領域は、書き込みと読み出しとを個別に行うことができるよう設けられている。このように、メモリ63は、書き込みと読み出しとを個別に行うことができる複数の記憶領域を有する。図15等では、メモリ63が有する2つの記憶領域を「BANK−A」、「BANK−B」と記載している。以後の説明でも当該記載を用いて2つの記憶領域を区別することがある。なお、メモリ63が有する記憶領域は、3つ以上であってもよい。
メモリ63は、BANK−AとBANK−Bに対する書き込みを交互に行う。ここで、BANK−Aに書き込まれるデータの量(ライン数)と、BANK−Bに書き込まれるデータの量(ライン数)とはそれぞれ異なってもよい。また、メモリ63は、BANK−A又はBANK−Bのいずれか一方に書き込みが行われている間に、他方に既に書き込まれているデータの読み出しが行われるよう設けられている。
メモリ63は、データの書き込みに要する時間よりもデータの読み出しに要する時間が短い。具体的には、BANK−A及びBANK−Bは、書き込みに要する時間の二分の一の時間で読み出しを行うことができる。このため、例えばBANK−Aに4ライン分のデータの書き込みを行う時間(4)の二分の一の時間(2)で、BANK−Aから当該4ライン分のデータを読み出すことができる(図19等参照)。
タイミング生成回路64は、例えば、いわゆるクロックジェネレータであり、所定周期でクロック信号を出力する。メモリ63におけるデータの入出力は、当該クロック信号に応じたタイミングで行われる。ラッチ回路65は、メモリ63から出力されたライン単位のデータを出力回路66の前段で保持する。出力回路66は、メモリ63から出力され、ラッチ回路65に保持されたライン単位のデータをソースドライバに出力する。
DC/DCコンバータ70は、タッチ検出機能付き表示部10に電力を供給する電源部として機能する。具体的には、DC/DCコンバータ70は、COG19の外部にコンデンサ(例えば、図15等に示すコンデンサ71,72等)が設けられたチャージポンプを有する。チャージポンプは、COG19に接続された直流電源(図16〜図18参照)からの電圧Vaに基づいた電圧でソースドライバ及びゲートドライバ等に直流電流を流す。
図16〜図18は、DC/DCコンバータ70が有するチャージポンプの機能を説明するための概略図である。チャージポンプは、電源から二又に分岐した配線を有する。二又に分岐した配線のうち一方の配線は、ソースドライバ及びゲートドライバ等、電流の供給先である出力側に接続されている。他方の配線は、グランド電位に接続されている。また、二又に分岐した配線にはそれぞれ2つのスイッチが直列に設けられている。図16〜図18では、一方の配線に設けられたスイッチに対して、直流電源に近い側からSW1,SW2の符号を付している。また、他方の配線に設けられたスイッチに対して、直流電源に近い側からSW3,SW4の符号を付している。
コンデンサ71,72は、二又に分岐した配線間を接続するよう設けられる。具体的には、コンデンサ71は、スイッチSW1とスイッチSW2との間及びスイッチSW3とスイッチSW4との間を接続する配線間に設けられている。コンデンサ72は、スイッチSSW2及びスイッチSW4の下流側で二又に分岐した配線間を接続するよう設けられる。
図16に示すように、スイッチSW1,SW2がONとなり、スイッチSW3,SW4がOFFとなった場合、チャージポンプは、直流電源の電圧Vaに応じた電流を流す。一方、図17に示すように、スイッチSW1,SW4がONとなり、スイッチSW2,SW3がOFFとなった場合、チャージポンプは、コンデンサ71に電圧Vaに応じた静電容量を充電する。コンデンサ71の充電後、図18に示すように、スイッチSW2,SW3がONとなり、スイッチSW1,SW4がOFFとなった場合、直流電源とコンデンサ71とが直列となって出力側に接続される。このため、出力側には直流電源及びコンデンサ71の静電容量による電圧(Va×2)が印加されることになり、ソースドライバ及びゲートドライバに流れる電流も当該電圧に応じた電流になる。なお、コンデンサ72は、平滑コンデンサとして機能する。
図16〜図18を参照した説明のように、DC/DCコンバータ70は、チャージポンプの動作によって電圧を調節することができる。なお、図16〜図18及び図16〜図18を参照した説明は、あくまでチャージポンプの動作原理に係る模式的な説明であり、DC/DCコンバータ70に設けられているチャージポンプが図16〜図18に示すものであることを意味しない。上記で説明したチャージポンプの原理に基づいてチャージポンプを多段にする等の回路構成により、DC/DCコンバータ70は、タッチ検出機能付き表示部10の各種動作に係り要求される電圧に応じて調節された電圧を出力することができる。
コンデンサ71,72は、例えばセラミックコンデンサであるが、タンタルコンデンサ等、チャージポンプに要求される静電容量に応じた各種コンデンサをコンデンサ71,72として用いることができる。本実施形態では、DC/DCコンバータ70は、セラミックコンデンサを用いたチャージポンプを有する。
本実施形態のタッチ検出機能付き表示部10は、後述するように、動作制御回路80による制御下で、液晶表示デバイス20による画像の表示とタッチ検出デバイス30によるタッチ検出とを1フレームの画像の表示期間中に交互に行う。なお、液晶表示デバイス20のフレームレートは任意であるが、例えば60fps又は120fpsとすることができるし、他のフレームレートとすることもできる。
液晶表示デバイス20による画像の表示処理が行われるタイミングと当該表示処理が行われないタイミングとでは、タッチ検出機能付き表示部10の消費電力が大きく変化する。これに伴い、DC/DCコンバータ70からの出力も、表示処理が行われるタイミングと表示処理が行われないタイミングとで大きく変化する。
セラミックコンデンサは、充放電に伴い伸縮する。当該伸縮は、セラミックコンデンサが設けられた基板等の構成に振動を生じさせる。当該伸縮が周期的に生じると、当該振動が周期的に発生することで可聴音を発生させることがある。このため、セラミックコンデンサの周期的な伸縮を伴うような周期的な表示処理のON/OFFは、いわゆる音鳴きの原因となる。仮に、チャージポンプのコンデンサがセラミックコンデンサでなかったとしても、周期的な表示処理のON/OFFは、例えば、分割ブロック毎の表示スジ、分割ブロック周期の輻射ノイズによるタッチ検出結果への影響等、タッチ検出機能付き表示装置1の動作に影響を与えるノイズを発生させることがある。
そこで、本実施形態では、動作制御回路80が、係る音鳴きやノイズを低減するための動作制御を行う。動作制御回路80は、COG19に設けられて上記の制御部11に係る機能を担う。具体的には、動作制御回路80は、ゲートドライバ12及びソースドライバ13等に対して制御信号を供給することで、表示部として機能する液晶表示デバイス20の動作タイミングを制御する。また、動作制御回路80は、タッチ検出部40に対して制御信号を供給することで、検出部として機能するタッチ検出デバイス30の動作タイミングを制御する。具体的には、動作制御回路80は、例えば、表示用駆動電圧VcomDC及び駆動信号VcomACの出力タイミングを制御する。
より具体的には、動作制御回路80は、電荷の制御(例えば、第1電極及び第2電極(画素電極22及び駆動電極COML)を介して液晶層6に印加される電圧の制御)を行う表示処理と、タッチ検出を行うタッチ検出処理と、を1フレームの画像の表示期間中に交互に複数回実施する。ここで、動作制御回路80は、1回分の表示処理が行われる第1期間と1回分のタッチ検出処理が行われる第2期間のうち少なくともいずれか一方の期間の長さを連続して表示される2フレームの画像の表示期間中に変化させる。
図19は、第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。図19等を参照した説明では、110ライン分の映像信号Vdispに対応した表示出力と、当該表示出力に伴い実施されるタッチ検出とを一例として説明している。
本実施形態では、動作制御回路80は、第1期間及び第2期間の長さを1フレームの画像の表示期間中に変化させる。例えば、動作制御回路80は、図19に示すように、タッチ検出処理が行われる第2期間を挟んで複数回実施される表示処理の期間(第1期間)を、4ライン分(2)、6ライン分(3)、8ライン分(4)、14ライン分(7)、10ライン分(5)、8ライン分(4)、6ライン分(3)、10ライン分(5)、12ライン分(6)、16ライン分(8)、10ライン分(5)、6ライン分(3)のようにすることで、第1期間の長さを毎回変化させる。上記のように、メモリ63は、書き込みに要する時間の二分の一の時間で読み出しを行うことができるため、クロック信号の周期と1ライン分の書き込みに要する時間とを合わせた場合、1周期で2ライン分の読み出し及び当該読み出しによる表示出力を行うことができる。このように、動作制御回路80は、表示処理においてメモリ63からライン単位でデータを読み出させる。また、第1期間の最小単位は、1又は複数ライン(例えば、2ライン)のデータ読み出し期間に対応する。なお、このうち奇数回目の第1期間は、BANK−Aに書き込まれたデータを読み出すことによる表示処理に係る第1期間である。また、偶数回目の第1期間は、BANK−Bに書き込まれたデータを読み出すことによる表示処理に係る第1期間である。動作制御回路80は、係る第1期間に対応した制御信号をゲートドライバ12及びソースドライバ13等に出力して、液晶表示デバイス20を動作させる。
表示領域Adにおけるどのラインをどのタイミングで出力するかは任意である。例えば、図19に示すように一端側から他端側に向かって順次ライン単位の表示出力を行うようにしてもよいし、所謂インターレース出力のように間欠的にライン単位の表示出力を行うようにしてもよい。
動作制御回路80が係る第1期間となるように液晶表示デバイス20を動作させることで、液晶表示デバイス20による画像の表示処理が行われるタイミングと当該表示処理が行われないタイミングとの間で生じるタッチ検出機能付き表示部10の消費電力の変化が非周期的になる。このため、本実施形態のようにチャージポンプにセラミックコンデンサが用いられていても音鳴きは生じない。また、ノイズが発生したとしても当該ノイズも非周期的となり、周期的なノイズに比してその影響を不確定な状況下に分散しやすくなることから、ノイズの影響を顕在化させにくくすることができる。
動作制御回路80は、期間の長さが毎回変化する第1期間と交互に実施されるタッチ検出処理の期間(第2期間)を、4検出ブロック(4)、5検出ブロック(5)、10検出ブロック(10)、3検出ブロック(3)、3検出ブロック(3)、2検出ブロック(2)、7検出ブロック(7)、7検出ブロック(7)、10検出ブロック(10)、2検出ブロック(2)、1検出ブロック(1)、1検出ブロック(1)のようにすることで、第2期間の長さを間欠的に変化させる。動作制御回路80は、係る第2期間に対応した制御信号をタッチ検出部40に出力して、タッチ検出デバイス30を動作させる。なお、図19等においてタッチ検出期間である第2期間の長さを表す数値が示す時間と第1期間の長さを表す数値が示す時間とは、等価の関係である。
本実施形態では、第2期間の長さとタッチ検出処理が行われる範囲の大きさとを対応させている。すなわち、第2期間の長さを示す数値がそのまま検出ブロック数に対応する。上記のように、1検出ブロックは2ライン分の表示領域に対応する。よって、上記で説明した第2期間の総期間長(55)により、タッチ検出デバイス30は、110ライン分の表示領域に対応するタッチ検出を行うことができることになる。また、どの位置のタッチ検出ブロックをどのタイミングで出力するかは任意であり、例えば上記の表示領域Adにおけるライン出力と同様のルールで扱うことができる。
本実施形態に係る第2期間は、並行して行われるメモリ63へのデータ書き込み時間に対応して設定されている。例えば、最初の4ライン分の表示処理に係る第1期間(2)後に実施されるタッチ検出処理に係る第2期間(4)は、当該第2期間に並行するBANK−Bへの6ライン分のデータ書き込み時間(6)のうち、当該第1期間(2)が行われている期間を除いた長さになっている。このように、本実施形態の第2期間は、具体的には、並行するデータの書き込み処理に係る時間から、当該データの書き込みに並行して行われるデータの読み出しに係る時間を差し引いた時間となっている。このように第2期間を決定することで、表示処理とタッチ検出処理とをインターバルを挟まず交互に実施することができ、表示処理及びタッチ検出処理に必要な総時間長をより短くすることができる。
なお、動作制御回路80は、連続して表示される複数フレームの表示期間において、図19に示すような第1期間及び第2期間の長さを1フレームの画像の表示期間中に変化させたパターンを所定のパターンとして毎フレーム繰り返してもよいし、第1期間及び第2期間の長さを毎フレーム変化させてもよい。
図20は、周期的な第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。従来のタッチ検出機能付き表示装置では、周期的に表示処理及びタッチ検出処理を繰り返していた。具体的には、例えば図20に示すように、従来のタッチ検出機能付き表示装置は、110ライン分の画像を11ラインずつ表示出力する表示処理に係る第1期間(5.5)と、表示処理後に5.5検出ブロック分のタッチ検出処理に係る第2期間(5.5)とを交互に周期的に実施していた。このため、画像の表示処理が行われるタイミングと当該表示処理が行われないタイミングとの間で生じる消費電力の変化が周期的になり、周期的なノイズの発生原因となっていた。また、チャージポンプにセラミックコンデンサが用いられている場合、音鳴きが生じていた。これに対し、本実施形態では、例えば図19に示すような非周期的な第1期間によって消費電力の変化を非周期的とし、これらの問題を解決することができる。
なお、連続する第1期間を例えば第1−1期間、第1−2期間とし、第1−1期間のデータ量を12、第1−2期間のデータ量を4とした場合、第1−1の書き込み期間は12×1/2の6となる。この場合、6を書き込む時間内に、第1−2期間の4の読み込みが終わってしまう。このようにすると、6−4=2データ分が、書き込みも読出しもしない期間となってしまう。このようなことが無ければ、総データ数110の場合にその半分に相当する55の期間でデータの書き込みを行ってもう半分(55の期間)を第2期間とすることができる。一方、このような場合、55+2の期間分のデータ書き込み時間が必要となり、第1期間と第2期間の関係性に変動が出てしまう。そこで、読み込み時間に対して、書き込み時間が1/nであった場合、第1−n期間の読み込み時間をa、第1−n+1期間の読み込み期間をbとした場合に、a×1/n≧bを満たすように制御した方がより好ましい。
以上、本実施形態によれば、第1期間と第2期間のうち少なくともいずれか一方の期間の長さを連続して表示される2フレームの画像の表示期間中に変化させるので、第1期間を非周期的にすることができる。よって、ノイズの周期的な発生を低減することができる。また、ノイズの周期的な発生が低減されることから、表示及びタッチ検出の精度をより高めやすくなる。
また、第1期間及び第2期間の長さを1フレームの画像の表示期間中に変化させることで、1フレームの画像の表示期間中に第1期間を非周期的にすることができることから、ノイズの周期的な発生の抑制のための非周期性の確保を1フレームの画像の表示期間中で完結させることができ、ノイズの周期的な発生をより確実に低減することができる。
また、メモリ63が書き込みと読み出しとを個別に行うことができる複数の記憶領域(例えば、BANK−A及びBANK−B)を有し、データの書き込みに要する時間よりもデータの読み出しに要する時間が短く、第1期間が1又は複数ラインのデータ読み出し期間に対応することで、データの書き込みに要する時間とデータの読み出しに要する時間との差に対応する時間を第2期間に割り当てることができる。よって、表示処理とタッチ検出処理とをインターバルを挟まず交互に実施することができ、表示処理及びタッチ検出処理に必要な総時間長をより短くすることができる。また、第1期間及び第2期間をライン単位で取り扱うことができることから、表示処理及びタッチ検出処理の実施に係る制御をより容易にすることができる。
(変形例)
以下、本発明の実施形態に係る変形例である変形例1及び変形例2について、図21及び図22を参照して説明する。変形例の説明に係り、実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略することがある。なお、変形例は、第1期間及び第2期間の長さが実施形態と異なることを除き、実施形態と同様である。
(変形例1)
図21は、変形例1に係る第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。動作制御回路80は、1フレームの画像の表示期間における第1期間及び第2期間の長さを固定の期間とし、連続して表示される2フレームの画像の各々の表示期間で第1期間及び第2期間のうち少なくともいずれか一方の期間の長さを異ならせるようにしてもよい。具体的には、例えば図21に示すように、動作制御回路80が最初の1フレームの画像に対応する110ライン分の画像を11ラインずつ表示出力する表示処理に係る第1期間(11/2)を1フレームの画像の表示期間中だけ周期的に行う場合について考える。この場合、動作制御回路80は、次の1フレームの画像に対応する110ライン分の画像を、直前の1フレームとは異なる第1期間(例えば、10ライン分に対応する第1期間(5))として1フレームの画像の表示期間中だけ周期的に行う。各フレームの第1期間は連続するフレーム同士で異なればよく、直前のフレームより第1期間が短くなってもよいし、長くなってもよい。
図21では、連続する2フレームの画像の表示期間について例示しているが、3フレーム目以降についても、動作制御回路80は、直前のフレームとは異なる第1期間で1フレームの画像の表示期間中だけ第1期間の長さを固定させるようにする。
変形例1では、各フレームの画像の表示期間中に実施されるタッチ検出処理に係る第2期間は、第1期間に応じた周期となる。例えば、110ライン分の画像を11ラインずつ表示出力する表示処理に係る第1期間(5.5)の場合、第2期間の長さも5.5検出ブロック分となる。また、110ライン分の画像を10ラインずつ表示出力する表示処理に係る第1期間(5)の場合、第2期間の長さも5検出ブロック分となる。
変形例1によれば、1フレームの画像の表示期間中、第1期間及び第2期間を固定の期間とすることができるので、表示処理及びタッチ検出処理に係るタイミング制御をより単純化することができる。また、変形例1のように、連続して表示される2フレームの画像の各々の表示期間で第1期間を異ならせることで、連続して表示される複数フレームの画像の表示期間中における第1期間を非周期的にすることができる。よって、より単純化されたタイミング制御で、ノイズの周期的な発生を低減することができる。
(変形例2)
図22は、変形例2に係る第1期間と第2期間との関係の一例を示すタイミングチャートである。変形例1では、連続して表示される2フレームの画像の各々の表示期間で第1期間及び第2期間を異ならせているが、動作制御回路80は、1フレームの画像の表示期間における第1期間及び第2期間の長さを固定の期間とし、連続して表示される2フレームの画像の各々の表示期間で第1期間を異ならせるようにしてもよい。具体的には、動作制御回路80は、例えば図22に示すように、第1期間に係る制御を変形例1と同様としつつ、第2期間を連続する複数フレームの表示期間に渡って固定の期間(n)とするようにしてもよい。この場合であっても、連続して表示される複数フレームの画像の表示期間中における第1期間を非周期的にすることができるので、さらに単純化されたタイミング制御で、ノイズの周期的な発生を低減することができる。
なお、変形例2に係る第2期間は、連続する複数フレームの画像の表示期間中で採用される最短の第1期間の実施周期に収まる期間となる。図22に示す例の場合、第2期間(n)は、図示する2フレームに係る第1期間のうちより短い第1期間(5)の実施周期に収まる期間となることから、n≧5である。
この他、第1期間又は第2期間のいずれか一方の長さを1フレームの画像の表示期間中に変化させ、他方を固定にするようにしてもよい。例えば、1フレームの画像の表示期間中に連続する第1期間の長さをa,b,…(a,bは異なる数値)とすることで、第1期間同士の間の第2期間の長さが固定であっても、第1期間を非周期的にすることができる。また、逆に、1フレームの画像の表示期間中に連続する第2期間の長さをc,d,…(c,dは異なる数値)とすることで、第1期間の長さが固定であっても、第1期間を非周期的にすることができる。
また、上記の変形例では1回の表示処理におけるライン数を変えることで第1期間の長さを変えているが、液晶の駆動速度を増減させるようにしてもよい。具体例を挙げると、表示処理及びタッチ検出処理の処理単位となる複数(M)の処理ブロックを表示領域Ad及びタッチ検出領域で共通して定め、係る処理ブロックに1回ずつ表示処理及びタッチ検出処理を行うのに係る時間を1ブロック時間とすると、1ブロック時間(Block)は、以下の式(1)のように表すことができる。式(1)において、FPSは、フレームレートを示す。また、1ブロック時間(Block)中には、1回ずつ表示処理及びタッチ検出処理が行われることから、第1期間をLC、第2期間をTOとすると、1ブロック時間(Block)は、以下の式(2)のように表すことができる。また、第1期間(LC)は、1ブロックのライン数(L)と1ラインの駆動時間(t)とを用いて、以下の式(3)のように表すことができる。ここで、連続するフレームの各々における1ラインの駆動時間(t)を異ならせることで、第1期間(LC)を変化させることができる。また、第1期間(LC)を変化させることで、式(2)により導かれる第2期間(TO)の長さ、すなわち、1ブロック時間(Block)から第1期間(LC)を差し引いた時間を変化させることもできる。
Block=1/FPS/M…(1)
Block=LC+TO…(2)
LC=L×t…(3)
また、1ブロック時間(Block)における第1期間の割合を表す数をYとすると、Yは、以下の式(4)のように表すことができる。また、1秒間でいくつの処理ブロックで表示処理が行われるかを示す数をブロック周波数(BHz)とすると、ブロック周波数(BHz)は、以下の式(5)のように表すことができる。ここで、連続するフレームの各々でYの値が変わるように、1ブロック時間(Block)に対する第1期間の割合を連続するフレームの各々で異ならせるようにしてもよい。
Y=LC/Block…(4)
BHz=FPS×M×Y…(5)
また、メモリ63はパーシャルRAMに限られず、ソースドライバ13経由で液晶表示デバイス20に出力される画像のデータを記憶することができる記憶装置(メモリ)であればよい。また、メモリ63の書き込み時間と読み出し時間との関係についても適宜変更可能である。また、第1期間の最小単位は、1ラインのデータ読み出し期間に対応していてもよいし、3ライン以上のデータ読み出し期間に対応していてもよい。
以上、実施形態及び電子機器への適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施形態等には限定されず、種々の変形が可能である。また、実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
1 タッチ検出機能付き表示装置
2 画素基板
3 対向基板
10 タッチ検出機能付き表示部
11 制御部
12、12A、12B ゲートドライバ
13 ソースドライバ
14 駆動電極ドライバ
14A,14B 駆動電極走査部
19 COG
20 液晶表示デバイス
21 TFT基板
22 画素電極
30 タッチ検出デバイス
40 タッチ検出部
42 タッチ検出信号増幅部
43 A/D変換部
44 信号処理部
45 座標抽出部
46 検出タイミング制御部
61 I/F回路
62 データ処理回路
63 メモリ
64 タイミング生成回路
65 ラッチ回路
66 出力回路
70 DC/DCコンバータ
71,72 コンデンサ
80 動作制御回路
COML 駆動電極
TDL タッチ検出電極

Claims (4)

  1. 第1電極及び第2電極に与えられる電荷に応じて表示出力内容が変化する表示部と、
    前記第1電極又は前記第2電極のいずれか一方の電極と静電容量を形成するタッチ検出電極を有し、前記静電容量の変化に基づいてタッチ検出を行う検出部と、
    前記表示部及び検出部の動作タイミングを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電荷の制御を行う表示処理と前記タッチ検出を行うタッチ検出処理とを1フレームの画像の表示期間中に交互に複数回実施し、1回分の前記表示処理が行われる第1期間と1回分の前記タッチ検出処理が行われる第2期間のうち少なくともいずれか一方の期間の長さを連続して表示される2フレームの画像の表示期間中に変化させ
    前記制御部は、1フレームの画像の表示期間における前記第1期間及び前記第2期間の長さを固定の期間とし、連続して表示される2フレームの画像の各々の表示期間で前記第1期間及び前記第2期間のうち少なくともいずれか一方の期間の長さを異ならせる
    タッチ検出機能付き表示装置。
  2. 第1電極及び第2電極に与えられる電荷に応じて表示出力内容が変化する表示部と、
    前記第1電極又は前記第2電極のいずれか一方の電極と静電容量を形成するタッチ検出電極を有し、前記静電容量の変化に基づいてタッチ検出を行う検出部と、
    前記表示部及び検出部の動作タイミングを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電荷の制御を行う表示処理と前記タッチ検出を行うタッチ検出処理とを1フレームの画像の表示期間中に交互に複数回実施し、1回分の前記表示処理が行われる第1期間と1回分の前記タッチ検出処理が行われる第2期間のうち少なくともいずれか一方の期間の長さを連続して表示される2フレームの画像の表示期間中に変化させ、
    前記制御部は、前記第1期間及び前記第2期間の長さを1フレームの画像の表示期間中に変化させる
    タッチ検出機能付き表示装置。
  3. 前記表示部により表示される画像のデータをライン単位で記憶するメモリを備え、
    前記制御部は、前記表示処理において前記メモリからライン単位でデータを読み出させ、
    前記第1期間の最小単位は、前記制御部による1又は複数ラインのデータ読み出し期間に対応する
    請求項1又は2に記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  4. 前記表示部に電力を供給する電源部を備え、
    前記電源部は、セラミックコンデンサを用いたチャージポンプを有する
    請求項1からのいずれか一項に記載のタッチ検出機能付き表示装置。
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