JP6479320B2 - 電池監視システムおよび電池監視チップ - Google Patents

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Description

本発明は、電池監視システムおよび電池監視チップに関する。
複数の電池セルを直列に接続して構成されるバッテリ(組電池)の該複数の電池セルの各々の状態を監視する電池監視システムが知られている。
例えば、特許文献1には、通信経路が直列に接続された複数の電圧検出用ICと、一端の電圧検出用ICを介して複数の電圧検出用ICの各々を制御するメインマイコンとを含むシステムの構成が記載されている。また、特許文献1には、電圧検出用ICの各々は、電池セルから電力の供給を受けて自己の内部回路を駆動させる駆動電圧を生成する電源回路を備えることが記載されている。
一方、特許文献2には、ブロック毎にグループ化された各電池セルの電圧を監視ICにて検出する構成において、各監視ICから出力信号を出力する際に、各ブロックで消費される電流のバラツキを抑制することが記載されている。
特開2011−233413号公報 特開2012−161182号公報
本発明は、複数の電池セルを有するバッテリから供給される電力によって自己の内部回路を駆動するための駆動電圧を生成する電圧生成部を各々が備えた複数の電池監視チップが、電池セル群の各々に対応して設けられた電池監視システムにおいて、電池セル群間の電力消費量のばらつきを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電池監視システムは、直列に接続された複数の電池セル群の各々に対応して設けられ、互いに通信を行うための通信経路が直列に接続された複数の電池監視チップと、前記複数の電池監視チップのうちの一の電池監視チップに接続されると共に、前記一の電池監視チップから供給される駆動電圧によって駆動される被駆動部と、を含む。前記複数の電池監視チップの各々は、対応する電池セル群に含まれる電池セルの各々の状態を監視する電池監視機能部と、電源ノードを備え、前記電源ノードに入力される電圧によって駆動されて前記電池監視機能部の構成回路に供給する駆動電圧を生成する電圧生成部と、前記電源ノードの接続先を、前記対応する電池セル群と前記対応する電池セル群に直列に接続された上位の電池セル群との接点に接続する第1の電流経路と、前記直列に接続された複数の電池セル群のうち前記上位の電池セル群より上位にある電池セル群の高電位側の接点に接続する第2の電流経路と、に切り替える切り替え手段と、有し、前記被駆動部は、前記一の電池監視チップの電圧生成部によって生成された駆動電圧によって駆動される。
また、本発明に係る電池監視チップは、直列に接続された複数の電池セル群のうちの一の電池セル群に対応して設けられて前記一の電池セル群を構成する直列に接続された複数の電池セルの各々の状態を監視する電池監視機能部と、電源ノードを備え、前記電源ノードに入力される電圧によって駆動されて前記電池監視機能部の構成回路に供給する駆動電圧を生成する電圧生成部と、前記電源ノードの接続先を、前記対応する電池セル群と前記対応する電池セル群に直列に接続された上位の電池セル群との接点に接続する第1の電流経路と、前記直列に接続された複数の電池セル群のうち前記上位の電池セル群より上位にある電池セル群の高電位側の接点に接続する第2の電流経路と、に切り替える切り替え手段と、を含む。
本発明によれば、複数の電池セルを有するバッテリから供給される電力によって自己の内部回路を駆動するための駆動電圧を生成する電圧生成部を各々が備えた複数の電池監視チップが、電池セル群の各々に対応して設けられた電池監視システムにおいて、電池セル群間の電力消費量のばらつきを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る電池監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電池監視処理プログラムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るレギュレータの詳細な構成が示された電池監視システム1の構成図である。 比較例に係る電池監視システムの構成図である。 電池監視チップを収容した半導体パッケージの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る電池監視システムの各構成部品の配線基板上の実装形態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信部の電源ラインおよびグランドラインの配線を明示した電池監視システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る電池監視システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る電池監視システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る電流経路制御プログラムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るスイッチ素子制御プログラムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電池監視システムの構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または対応する構成要素には同一の参照符号を付与している。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電池監視システム1の構成を示すブロック図である。電池監視システム1は、バッテリ400に含まれる複数の電池セルC1〜C9の各々の電圧を監視するものである。電池監視システム1は、一例として3つの電池監視チップ100、200および300と、これら3つの電池監視チップ100、200および300を統括的に制御する被駆動部としてのマイクロコンピュータ500と、を含んで構成されている。本実施形態において、電池監視チップ100、200、300およびマイクロコンピュータ500は、それぞれ、別個の半導体チップとして構成されている。
電池監視システム1の監視対象であるバッテリ400は、一例として直列に接続された9つの電池セルC1〜C9を含んで構成されている。バッテリ400は、各々が互いに異なる3つの電池セルを含むように群分けされ、電池セル群410、420および430を形成している。電池監視チップ100は、最も低電位の電池セル群410に対応して設けられ、電池セル群410に含まれる電池セルC1〜C3の各々の電圧状態を監視する。電池監視チップ200は、中位の電位の電池セル群420に対応して設けられ、電池セル群420に含まれる電池セルC4〜C6の各々の電圧状態を監視する。電池監視チップ300は、最も高電位の電池セル群430に対応して設けられ、電池セル群430に含まれる電池セルC7〜C9の各々の電圧状態を監視する。電池監視チップ200が監視対象とする電池セル群420を構成する電池セルC4〜C6は、電池監視チップ100が監視対象とする電池セル群410を構成する電池セルC1〜C3よりも高電位である。同様に、電池監視チップ300が監視対象とする電池セル群430を構成する電池セルC7〜C9は、電池監視チップ200および電池監視チップ100が監視対象とする電池セル群420および410を構成する電池セルC4〜C6およびC1〜C3よりも高電位である。本明細書においては、一の電池監視チップからみてより高電位の電池セル群に属する各々の電池セルの電圧を監視対象とする電池監視チップを「上位の電池監視チップ」と表記する。また、一の電池監視チップからみてより低電位の電池セル群に属する各々の電池セルの電圧を監視対象とする電池監視チップを「下位の電池監視チップ」と表記する。例えば、電池監視チップ100からみ電池監視チップ200および300は、上位の電池監視チップである。また、電池監視チップ200からみて電池監視チップ100は下位の電池監視チップであり、電池監視チップ300は上位の電池監視チップである。電池監視チップ300からみて電池監視チップ100および200は下位の電池監視チップである。
以下電池監視チップ100の構成について説明する。電池監視チップ100は、電源端子131、セル電圧入力端子132〜135およびグランド端子136を備えている。電源端子131およびセル電圧入力端子132は、電池セルC3の正極に接続されている。セル電圧入力端子133は、電池セルC3の負極(電池セルC2の正極)に接続されている。セル電圧入力端子134は、電池セルC2の負極(電池セルC1の正極)に接続されている。セル電圧入力端子135およびグランド端子136は、電池セルC1の負極に接続されると共に接地されている。電源端子131、セル電圧入力端子132〜135およびグランド端子136は、電池監視チップ100が外部と電気的に接続されるための電極パッドとして構成されている。
電池監視チップ100は、電池監視機能部110とレギュレータ120と、を備えている。電池監視機能部110は、自身が形成された電池監視チップ100が監視対象とする電池セル群410に含まれる電池セルC1〜C3の電圧値を監視する機能を備えており、 構成として、セル選択スイッチ111、アナログレベルシフタ112、A/D変換器113、チップ内制御部114、通信部115、通信部116およびデジタルレベルシフタ117を有する。
セル選択スイッチ111は、セル電圧入力端子132〜135に接続されており、チップ内制御部114から供給される制御信号に応じて電池セルC1〜C3のいずれかの正極及び負極の各々を選択して、該正極及び負極の各々の電圧を出力する。
アナログレベルシフタ112は、セル選択スイッチ111から出力された電池セルC1〜C3のいずれか一の正極電位と負極電位との差分である差分電圧を、グランド端子136から入力されるグランド電位を基準としたレベルで出力する差分電圧出力回路である。
A/D変換器113は、アナログレベルシフタ112から出力された電池セルC1〜C3のいずれか一の正極電位と負極電位との差分である差分電圧に応じたデジタル信号を生成し、これをチップ内制御部114に供給する。すなわち、A/D変換器113は、セル選択スイッチ111から出力された電池セルC1〜C3のいずれか一の正極電位と負極電位との差分である差分電圧をデジタル信号に変換してこれをチップ内制御部114に供給する。
チップ内制御部114は、マイクロコンピュータ500から供給される制御信号に応じてセル選択スイッチ111を制御する。また、チップ内制御部114は、マイクロコンピュータ500および上位の電池監視チップ200との間での各種信号やデータの送受信制御を行う。例えば、チップ内制御部114は、マイクロコンピュータ500から供給される制御信号等を必要に応じて上位の電池監視チップ200に転送する制御を行う。また、チップ内制御部114は、A/D変換器113または上位の電池監視チップ200から供給されるセル電圧の測定結果等をマイクロコンピュータ500に転送する制御を行う。
通信部115は、チップ内制御部114とマイクロコンピュータ500との間での各種信号の送受信を行う。通信部115によって送受信される信号の電圧範囲は、電池監視チップ100とマイクロコンピュータ500との信号のやり取りが可能となるように、マイクロコンピュータ500において入出力可能な信号の電圧範囲と同じになるように設定されている。通信部116は、上位の電池監視チップ200との間での各種信号の送受信を行う。通信部116によって送受信される信号の電圧範囲は、電池監視チップ100と上位の電池監視チップ200との信号のやり取りが可能となるように、上位の電池監視チップ200のチップ内制御部214において入出力可能な信号の電圧範囲と同じになるように設定されており、通信部115によって送受信される信号の電圧範囲よりも高い。
デジタルレベルシフタ117は、上位の電池監視チップ200から受信した信号の電圧範囲がチップ内制御部114に認識可能な電圧範囲となるように上位の電池監視チップ200から受信した信号の電圧範囲を低電位側にシフトさせる。また、デジタルレベルシフタ117は、チップ内制御部114から上位の電池監視チップ200に向けて送信する信号の電圧範囲が電池監視チップ200のチップ内制御部214に認識可能な電圧範囲となるように上位の電池監視チップ200に向けて送信する信号の電圧範囲を高電位側にシフトさせる。
電圧生成部としてのレギュレータ120は、バッテリ400から供給される電力に基づいて電池監視機能部110の構成回路であるA/D変換器113、チップ内制御部114および通信部115を駆動するための一定電圧(例えば5V)の駆動電圧VREG1を生成してこれらに供給する。なお、レギュレータ120は、本発明における電圧生成部の一例である。
電池監視チップ100は、通信電源端子137、通信端子138、レギュレータ電源端子139、レギュレータ出力端子140、通信端子141を有する。
通信電源端子137は、通信部116を駆動するための駆動電圧を外部から入力するための端子であり、通信部116の電源ノードに接続されている。通信部116の電源ノードは、通信部116を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。
通信端子138は、通信部116から外部に向けて送信される信号を出力するとともに、外部から通信部116に向けて送信される信号を入力するための端子である。通信端子138は、通信部116の信号入出力ノードに接続されている。通信部116の信号入出力ノードは、通信部116に入出力される信号が通過するノードである。
電圧生成部の入力端としてのレギュレータ電源端子139は、レギュレータ120を駆動するための駆動電圧を外部から入力するための端子であり、レギュレータ120の電源ノードに接続されている。レギュレータ120の電源ノードは、レギュレータ120を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。電圧生成部の出力端としてのレギュレータ出力端子140は、レギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1を外部に出力する端子であり、レギュレータ120の出力ノードに接続されている。レギュレータ120の出力ノードは、レギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1が出力されるノードである。
通信端子141は、通信部115から外部に向けて送信される信号を出力するとともに、外部から通信部115に向けて送信される信号を入力するための端子である。通信端子141は、通信部115の信号入出力ノードに接続されている。通信部115の信号入出力ノードは、通信部115に入出力される信号が通過するノードである。
電池監視チップ100において、通信端子141を介して外部から入力された信号は、通信部115、チップ内制御部114、デジタルレベルシフタ117および通信部116を経由して通信端子138に出力される。また、通信端子138を介して外部から入力された信号は、通信部116、デジタルレベルシフタ117、チップ内制御部114および通信部115を経由して通信端子141に出力される。
以上、電池監視チップ100の構成について説明したが、電池監視チップ200および300は、電池監視チップ100と同一の構成を有する。すなわち、電池監視チップ200におけるセル選択スイッチ211、アナログレベルシフタ212、A/D変換器213、チップ内制御部214、通信部215、通信部216、レギュレータ220および端子231〜241は、それぞれ、上記した電池監視チップ100におけるセル選択スイッチ111、アナログレベルシフタ112、A/D変換器113、チップ内制御部114、通信部115、通信部116、レギュレータ120および端子131〜141に対応する。また、電池監視チップ300におけるセル選択スイッチ311、アナログレベルシフタ312、A/D変換器313、チップ内制御部314、通信部315、通信部316、レギュレータ320および端子331〜341は、それぞれ、上記した電池監視チップ100におけるセル選択スイッチ111、アナログレベルシフタ112、A/D変換器113、チップ内制御部114、通信部115、通信部116、レギュレータ120および端子131〜141に対応する。従って、電池監視チップ200および300について重複する説明は省略する。
電池監視チップ200において、電源端子231およびセル電圧入力端子232は、電池セルC6の正極に接続されている。セル電圧入力端子233は、電池セルC6の負極(電池セルC5の正極)に接続されている。セル電圧入力端子234は、電池セルC5の負極(電池セルC4の正極)に接続されている。セル電圧入力端子235およびグランド端子236は、電池セルC4の負極(電池セルC3の正極)に接続されている。
電池監視チップ300において、電源端子331およびセル電圧入力端子332は、電池セルC9の正極に接続されている。セル電圧入力端子333は、電池セルC9の負極(電池セルC8の正極)に接続されている。セル電圧入力端子334は、電池セルC8の負極(電池セルC7の正極)に接続されている。セル電圧入力端子335およびグランド端子336は、電池セルC7の負極(電池セルC6の正極)に接続されている。
以下において、電池監視システムの各構成要素間の接続関係について説明する。電池監視チップ100の通信端子141は、マイクロコンピュータ500の信号入出力ノードに接続されている。言い換えれば、電池監視チップ100とマイクロコンピュータ500とは、通信端子141を介して接続されている。マイクロコンピュータ500の信号入出力ノードは、マイクロコンピュータ500に入出力される信号が通過するノードである。これにより、電池監視チップ100とマイクロコンピュータ500との間で通信が可能となっている。電池監視チップ100の通信端子138は、電池監視チップ200の通信端子241に接続されており、これにより、電池監視チップ100と電池監視チップ200との間で通信が可能となっている。同様に、電池監視チップ200の通信端子238は、電池監視チップ300の通信端子341に接続されており、これにより、電池監視チップ200と電池監視チップ300との間で通信が可能となっている。このように、電池監視チップ100、200、300およびマイクロコンピュータ500は、互いに通信を行うための通信経路が直列に接続されたデイジーチェーンを形成しており、相互に通信が可能となっている。なお、本実施形態において、電池監視チップ100、200、300が互いに通信を行うための通信経路は、通信部115、チップ内制御部114、デジタルレベルシフタ117、通信部116、通信部215、チップ内制御部214、デジタルレベルシフタ217、通信部216、通信部315、チップ内制御部314を経由する経路である。
電池監視チップ300のレギュレータ電源端子339は、レギュレータ320の入力端であり、バッテリ400の最高電位を出力する電池セルC9の正極に接続されている。また、電池監視チップ300のレギュレータ電源端子339は、電源端子331およびセル電圧入力端子332に接続されている。電池監視チップ300のレギュレータ320は、電池セルC9の正極から出力され、レギュレータ電源端子339から入力される電圧によって駆動され、駆動電圧VREG3を生成する。レギュレータ320によって生成された駆動電圧VREG3は、電池監視チップ300内のA/D変換器313の電源ノード、チップ内制御部314の電源ノードおよび通信部315の電源ノードに供給されるとともに、レギュレータ320の出力端であるレギュレータ出力端子340から出力される。A/D変換器313の電源ノードは、A/D変換器313を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。チップ内制御部314の電源ノードは、チップ内制御部314を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。通信部315の電源ノードは、通信部315に駆動電圧を供給するためのノードである。レギュレータ出力端子340は、下位の電池監視チップ200のレギュレータ電源端子239および通信電源端子237に接続されている。
電池監視チップ200のレギュレータ220は、上位の電池監視チップ300のレギュレータ320にて生成されてレギュレータ出力端子340から出力され、レギュレータ220の入力端であるレギュレータ電源端子239から入力される駆動電圧VREG3によって駆動され、駆動電圧VREG2を生成する。レギュレータ220によって生成された駆動電圧VREG2は、電池監視チップ200内のA/D変換器213の電源ノード、チップ内制御部214の電源ノードおよび通信部215の電源ノードに供給されるとともに、レギュレータ220の出力端であるレギュレータ出力端子240から出力される。A/D変換器213の電源ノードは、A/D変換器213を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。チップ内制御部214の電源ノードは、チップ内制御部214を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。通信部215の電源ノードは、通信部215に駆動電圧を供給するためのノードである。レギュレータ出力端子240は、下位の電池監視チップ100のレギュレータ電源端子139および通信電源端子137に接続されている。
電池監視チップ100のレギュレータ120は、上位の電池監視チップ200のレギュレータ220にて生成されてレギュレータ出力端子240から出力され、レギュレータ120の入力端であるレギュレータ電源端子139から入力される駆動電圧VREG2によって駆動され、駆動電圧VREG1を生成する。レギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1は、電池監視チップ100内のA/D変換器113の電源ノード、チップ内制御部114の電源ノードおよび通信部115の電源ノードに供給されるとともに、レギュレータ120の出力端であるレギュレータ出力端子140から出力される。A/D変換器113の電源ノードは、A/D変換器113を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。チップ内制御部114の電源ノードは、チップ内制御部114を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。通信部115の電源ノードは、通信部115に駆動電圧を供給するためのノードである。レギュレータ出力端子140は、マイクロコンピュータ500の電源ノードに接続されている。マイクロコンピュータ500の電源ノードは、マイクロコンピュータ500を駆動するための駆動電圧が供給されるノードである。マイクロコンピュータ500は、電池監視チップ100のレギュレータ120から出力された駆動電圧VREG1によって駆動される。マイクロコンピュータ500は、電池監視チップ100、200、300のうちの一の電池監視チップ100に接続されて、一の電池監視チップ100のレギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1によって駆動される本発明における被駆動部の一例である。
このように、電池監視システム1において、電圧生成部としてのレギュレータは、自身の入力端が他のレギュレータの出力端に接続されている。すなわち、電池監視システム1においては、最上位の電池監視チップ300を除く電池監視チップ100、200のレギュレータ120、220は、自身に対応する電池セル群よりも高電位の電池セル群に対応する上位の電池監視チップのレギュレータによって生成された駆動電圧によって駆動されて自己の駆動電圧を生成する。電池監視チップ100、200は、自身が監視対象とする電池セル群よりも高電位の電池セル群を監視対象とする上位の電池監視チップのレギュレータから供給される駆動電圧をレギュレータの入力端(第1の端子)であるレギュレータ電源端子139、239から受給し、自身のレギュレータにて生成した駆動電圧をレギュレータの出力端(第2の端子)であるレギュレータ出力端子140、240から出力する。最上位の電池監視チップ300のレギュレータ320は、バッテリ400の最高電位の電池セルC9の電圧によって駆動される。いずれのレギュレータ120、220、320も、バッテリ400から供給される電力に基づいて駆動される。また、マイクロコンピュータ500は、自身に接続された電池監視チップ100のレギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1によって駆動される。
以下に、電池監視システム1において、バッテリ400を構成する電池セルC1〜C9の各々の電圧(セル電圧)を監視する処理について説明する。図2は、電池監視チップ100、200および300のチップ内制御部114、214および314によって実行される電池監視処理プログラムにおける処理の流れを示すフローチャートである。当該プログラムは、チップ内制御部114、214および314の記憶領域に予め格納されている。
マイクロコンピュータ500は、バッテリ400を構成する電池セルC1〜C9のうち、測定対象とする電池セルの電圧を検出する指示としてセル電圧検出指示を生成し、これを電池監視チップ100に送信する。当該セル電圧検出指示は、電池監視チップ100の通信部115を介してチップ内制御部114に受信される。
ステップS1において、チップ内制御部114、214、314は、マイクロコンピュータ500によって生成されたセル電圧検出指示が到来したか否かの判定を行う。チップ内制御部114、214、314は、セル電圧検出指示を受信すると処理を次のステップS2に移行する。
ステップS2において、チップ内制御部114、214、314は、受信したセル電圧検出指示によって示される電池セルが、自身が監視対象とする電池セルであるか否かを判定する。
チップ内制御部114、214、314は、受信したセル電圧検出指示によって示される電池セルが、自身が監視対象とする電池セルであると判定した場合には、ステップS3において、当該セル電圧検出指示によって示される電池セルの正極電位及び負極電位を抽出するべくセル選択スイッチ111、211、又は311を制御する。これにより、選択スイッチ111、211、又は311から当該セル電圧検出指示によって示される電池セルの正極電位及び負極電位が出力され、アナログレベルシフタ112、212、又は312からは該電池セルの電圧値としての該電池セルの正極電位と負極電位との差分電圧が出力されて、A/D変換器112、212、又は312からは該差分電圧がデジタル信号に変換されて出力される。
ステップS4において、チップ内制御部114、214、314は、ステップS3においてA/D変換器から出力されたデジタル信号を、セル電圧の測定結果として、通信部115、215、315を介して通信端子141、241、341から出力して本ルーチンを終了させる。
一方、チップ内制御部114、214は、受信したセル電圧検出指示によって示される電池セルが自身が監視対象とする電池セルではないと判定した場合には、ステップS5において、当該セル電圧検出指示を上位の電池監視チップに転送する。
ステップS6において、チップ内制御部114、214は、上位の電池監視チップからのセル電圧の測定結果を受信したか否かの判定を行い、セル電圧の測定結果を受信したと判定すると、処理をステップS4に移行する。ステップS4においてチップ内制御部114、214、314は、上位の電池監視チップから受信したセル電圧を示すデジタル信号を、セル電圧の測定結果として、通信部115、215を介して通信端子141、241から出力して本ルーチンを終了させる。
一例として、セル電圧検出指示によって電池セルC8が選択されている場合の電池監視処理について説明する。電池監視チップ100のチップ内制御部114は、ステップS1において通信部115を介してマイクロコンピュータ500から受信したセル電圧検出指示によって示される電池セルC8が、ステップS2において自身が監視対象とする電池セルC1〜C3ではないと判定し、ステップS5において当該セル電圧検出指示を、通信部116を介して、上位の電池監視チップ200に転送する。
電池監視チップ200のチップ内制御部214は、ステップS1において通信部215を介して下位の電池監視チップ100から受信したセル電圧検出指示によって示される電池セルC8が、ステップS2において自身が監視対象とする電池セルC4〜C6ではないと判定し、ステップS5において当該セル電圧検出指示を、通信部216を介して、上位の電池監視チップ300に転送する。
電池監視チップ300のチップ内制御部314は、ステップS1において通信部315を介して下位の電池監視チップ200から受信したセル電圧検出指示によって示される電池セルC8が、ステップS2において自身が監視対象とする電池セルC7〜C9であると判定し、ステップS3においてセル選択スイッチ311を制御して電池セルC8の電圧を測定する。チップ内制御部314は、ステップS4において電池セルC8のセル電圧の測定結果を通信部315を介して通信端子341に出力する。
電池監視チップ300の通信端子341から出力された電池セルC8のセル電圧の測定結果は、ステップS6において電池監視チップ200の通信部216で受信され、ステップS4においてチップ内制御部214を経て通信部215を介して通信端子241から出力される。電池監視チップ200の通信端子241から出力された電池セルC8のセル電圧の測定結果は、ステップS6において電池監視チップ100の通信部116で受信され、ステップS4においてチップ内制御部114を経て通信部115を介して通信端子141から出力される。電池監視チップ100の通信端子141から出力された電池セルC8のセル電圧の測定結果は、マイクロコンピュータ500に供給される。このようにして、電池セルC1〜C9の各々のセル電圧の測定結果がマイクロコンピュータ500によって認識される。
図3は、電池監視チップ100、200、300のレギュレータ120、220、320の詳細な構成が示された電池監視システム1の構成図である。なお、図3は、電池監視チップ100、200、300のレギュレータ120、220及び320の構成を説明することを主目的として用いるものであるため、図1に示した構成のうちレギュレータ120、220、及び320の説明に用いでない構成は適宜省略している。
電池監視チップ100のレギュレータ120は、演算増幅器121と基準電圧源122と、出力トランジスタ123と、抵抗素子124および125と、を含んで構成されている。出力トランジスタ123は、一例としてPチャネルMOSFETによって構成されている。演算増幅器121の非反転入力端子は、基準電圧源122に接続され、反転入力端子は、直列に接続された抵抗素子124と125との接続点に接続されている。演算増幅器121の出力端には出力トランジスタ123のゲートが接続されている。電源ノードN1を構成する、出力トランジスタ123のソースおよび演算増幅器121の電源端子は、レギュレータ電源端子139に接続されている。出力トランジスタ123のドレインはレギュレータ出力端子140に接続されている。直列に接続された抵抗素子124および125は、出力トランジスタ123のドレインとグランド端子136に接続されたグランドラインとの間に接続されている。また、演算増幅器121のグランド端子もグランドラインに接続されている。
演算増幅器121は、レギュレータ電源端子139から入力される上位の電池監視チップ200のレギュレータ220によって生成された駆動電圧VREG2によって駆動され、レギュレータ120の出力電圧(駆動電圧VREG1)が所定値となるように、出力トランジスタ123のゲートに供給すべき制御信号を生成する。出力トランジスタ123は、演算増幅器121から出力され、自身のゲートに入力される制御信号に基づいて、上位の電池監視チップ200のレギュレータ220によって生成された駆動電圧VREG2から自己の駆動電圧VREG1を生成する。
電池監視チップ200のレギュレータ220および電池監視チップ300のレギュレータ320は、電池監視チップ100のレギュレータ120と同一の構成を有する。従って、レギュレータ220および320について重複する説明は省略する。
レギュレータ220の演算増幅器221は、レギュレータ電源端子239から入力される上位の電池監視チップ300のレギュレータ320によって生成された駆動電圧VREG3によって駆動され、レギュレータ220の出力電圧(駆動電圧VREG2)が所定値となるように、出力トランジスタ223のゲートに供給すべき制御信号を生成する。出力トランジスタ223は、演算増幅器221から出力され、自身のゲートに入力される制御信号に基づいて、上位の電池監視チップ300のレギュレータ320によって生成された駆動電圧VREG3から自身の駆動電圧VREG2を生成する。
レギュレータ320の演算増幅器321は、バッテリ400の電池セルC9の正極から出力され、レギュレータ電源端子339から入力されるバッテリ電圧によって駆動され、レギュレータ320の出力電圧(駆動電圧VREG3)が所定値となるように、出力トランジスタ323のゲートに供給すべき制御信号を生成する。出力トランジスタ323は、演算増幅器321から出力され、自身のゲートに入力される制御信号に基づいて、上記バッテリ電圧から自身の駆動電圧VREG3を生成する。
ここで、バッテリ400の1つあたりの電池セルの電圧は、例えば4Vとなるように制御されている。従って、電池監視チップ100の電源端子131および電池監視チップ200のグランド端子236には12Vの電圧がバッテリ400から供給される。電池監視チップ200の電源端子231および電池監視チップ300のグランド端子336には24Vの電圧がバッテリ400から供給される。電池監視チップ300の電源端子331およびレギュレータ電源端子339には36Vの電圧がバッテリ400から供給される。
レギュレータ120、220、320は、それぞれ、グランド端子136、236、336に供給される電圧よりも一例として5V高い電圧レベルを有する駆動電圧VREG1、VREG2、VREG3を生成する。すなわち、レギュレータ120によって生成される駆動電圧VREG1は5Vであり、レギュレータ220によって生成される駆動電圧VREG2は17Vであり、レギュレータ320によって生成される駆動電圧VREG3は29Vである。
電池監視チップ300のレギュレータ320は、レギュレータ電源端子339から入力された電池セルC9の正極側の電圧(36V)を自身の駆動電圧として受給して駆動電圧VREG3(29V)を生成する。レギュレータ320は、生成した駆動電圧VREG3(29V)を、電池監視機能部310の所定の回路に供給するとともに、レギュレータ出力端子340から出力して下位の電池監視チップ200に供給する。
電池監視チップ200のレギュレータ220は、上位の電池監視チップ300のレギュレータ320によって生成されてレギュレータ電源端子239から入力された駆動電圧VREG3(29V)を自身の駆動電圧として受給して駆動電圧VREG2(17V)を生成する。レギュレータ220は、駆動電圧VREG2(17V)を、電池監視機能部210の所定の回路に供給するとともに、レギュレータ出力端子240から出力して下位の電池監視チップ100に供給する。
電池監視チップ100のレギュレータ120は、上位の電池監視チップ200のレギュレータ220によって生成されてレギュレータ電源端子139から入力された駆動電圧VREG2(17V)を自身の駆動電圧として受給して駆動電圧VREG1(5V)を生成する。レギュレータ120は、駆動電圧VREG1(5V)を、電池監視機能部110の所定の回路に供給するとともに、レギュレータ出力端子140から出力してマイクロコンピュータ500に供給する。マイクロコンピュータ500は、電池監視チップ100のレギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1を駆動電圧(電源電圧)として動作する。
図3において、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iの経路が破線矢印で示されている。図3に示すように、駆動電流Iは、電池セル群410、420、430、レギュレータ320、220、120を経由してマイクロコンピュータ500に供給される。このように、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iは、バッテリ400を構成する全ての電池セル群410、420、430を経由して流れる。従って、電池監視システム1を構成する1つの電池監視チップ100を介してマイクロコンピュータ500に電力を供給する構成において、バッテリ400を構成する各電池セル群410、420、430において均等に電力が消費される。
ここで、図4は、比較例に係る電池監視システム1Aの構成図である。図4において、上記した本発明の実施形態に係る電池監視システム1と同一の構成要素には、同一の参照符号を付与し、重複する説明は省略する。
比較例に係る電池監視システム1Aにおいて、電池監視チップ100A、200Aおよび300Aは、レギュレータ電源端子(本発明の実施形態に係るレギュレータ電源端子139、239および339に相当する端子)を有しない。レギュレータ電源端子は、上位の電池監視チップのレギュレータからの駆動電圧の供給を受けるための端子である。比較例に係る電池監視チップ100Aにおいて、レギュレータ120Aの電源ノードN1を形成する演算増幅器121の電源端子および出力トランジスタ123のソースは、電池監視チップ100Aの電源端子131に接続されている。同様に、比較例に係る電池監視チップ200Aにおいて、レギュレータ220Aの電源ノードN2を形成する演算増幅器221の電源端子および出力トランジスタ223のソースは、電池監視チップ200Aの電源端子231に接続されている。同様に、比較例に係る電池監視チップ300Aにおいて、レギュレータ320Aの電源ノードN3を形成する演算増幅器321の電源端子および出力トランジスタ323のソースは、電池監視チップ300Aの電源端子331に接続されている。マイクロコンピュータ500は、電池監視チップ100Aのレギュレータ出力端子140に接続されている。このように、比較例に係る電池監視システム1Aにおいて、各レギュレータ120A、220Aは、自身を駆動するための駆動電圧を、自身が形成された電池監視チップよりも上位の電池監視チップ内に形成されたレギュレータから受給するのではなく、自身が形成された電池監視チップが測定対象としている電池セル群410、420から受給する。
図4において、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iの経路が破線矢印で示されている。比較例に係る電池監視システム1Aにおいては、上記したように、各レギュレータ120A、220Aは、自身を駆動するための駆動電圧を自身が形成された電池監視チップよりも上位の電池監視チップ内に形成されたレギュレータから受給するのではなく、自身が形成された電池監視チップが測定対象としている電池セル群410、420から受給する。従って、駆動電流Iは、マイクロコンピュータ500に接続された電池監視チップ100Aが測定対象としている電池セル群410および電池監視チップ100Aのレギュレータ120Aを経由してマイクロコンピュータ500に供給される。すなわち、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iは、バッテリ400を構成する電池セル群410、420、430のうち、電池セル群410にのみ流れる。従って、比較例に係る電池監視システム1Aによれば、電池セル群410における電力消費量が、電池セル群420および430よりも大きくなる。このため、定期的に電池セル群410のみを対象とした充電を行うか、電池セル群420および430のみを対象とした放電を行うことによって、各電池セル群における充電量を均一にする必要がある。
一方、本発明の実施形態に係る電池監視システム1においては、最上位の電池監視チップ300を除く各電池監視チップ200、100において、レギュレータ電源端子139、239を、それぞれ上位の電池監視チップ200、300のレギュレータ出力端子240、340に接続している。すなわち、各レギュレータの出力トランジスタ123、223、323が直列に接続されている。これにより、電池監視チップ100を介してマイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iが、バッテリ400を構成する全ての電池セル群410、420、430を流れるので、各電池セル群410、420、430において均等に電力が消費される。すなわち、マイクロコンピュータ500は、バッテリ400を構成する電池セルC1〜C9の電力消費を伴って、電池監視チップ100のレギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1によって駆動される。
比較例に係る電池監視システムおいては、各電池セル群の電力消費量にばらつきがあった場合において、電力消費が顕著な電池セル群を満充電とするべくバッテリの充電を行うと、その他の電池セル群が過充電となり、これによってバッテリの寿命が短くなるおそれがある。また、過充電となったその他の電池セル群の放電処理が必要となり制御が複雑となる。一方、本実施形態に係る電池監視システム1によれば、各電池セル群410、420、430において均等に電力が消費されるので、各電池セル群間の電圧値のばらつきを抑制することができる。 このため、比較例に記載のような、一部の電池セル群が過充電となることや、一部の電池セル群に対して放電処理が必要となるような状況を回避することができる。
また、本発明の実施形態に係る電池監視システム1は、1の電池監視チップ100からマイクロコンピュータ500を駆動するための駆動電圧を供給する構成を有する。これにより、マイクロコンピュータ500の駆動電圧を生成するレギュレータを別途設ける必要がなくなるので、部品点数の削減およびシステムの小型化を図ることが可能となる。また、このような構成によれば、マイクロコンピュータ500との間で通信を行う通信部115およびマイクロコンピュータ500は、同一のレギュレータ120によって生成された駆動電圧VREG1によって駆動されることとなる。これにより、通信部115とマイクロコンピュータ500との間で送受信される信号のロジックレベルのずれがなくなるので、通信部115とマイクロコンピュータ500との間で齟齬を生じることなく情報伝達を行うことが可能となる。
本実施形態に係る電池監視システム1の構成によれば、電池監視チップ100のレギュレータ120の出力トランジスタ123のソースとドレインとの間には、それぞれ、上位の電池監視チップ200のレギュレータ220によって生成された駆動電圧VREG2(17V)が印加されるが、駆動電圧VREG2は、比較例に係る電池監視システム1Aにおいて電池監視チップ100の電源端子131からレギュレータ120Aの出力トランジスタ123Aのソースとドレインとの間に印加される電源電圧(それぞれ12V)よりも高い。従って、レギュレータ120を構成する出力トランジスタ123のソースとドレインとの間の耐圧は、比較例の電池監視システム1Aのレギュレータ120Aの出力トランジスタ123Aのソースとドレインとの間の耐圧よりも高くする必要がある。ここで、レギュレータ120の出力トランジスタ123は、自身のソースとドレインとの間の耐圧が、電池監視機能部110内のセル選択スイッチ111、アナログレベルシフタ112、A/D変換器113、チップ内制御部114、及び通信部115に用いられるトランジスタの耐圧よりも高くなるように形成することが好ましい。言い換えれば、電池監視機能部110内のセル選択スイッチ111、アナログレベルシフタ112、A/D変換器113、チップ内制御部114、及び通信部115に用いられるトランジスタは、自身のソースとドレインとの間の耐圧が出力トランジスタ123のソースとドレインとの間の耐圧よりも低くなるように形成することが好ましい。電池監視機能部110内のセル選択スイッチ111、アナログレベルシフタ112、A/D変換器113、チップ内制御部114、及び通信部115に用いられるトランジスタを、自身のソースとドレインとの間の耐圧が出力トランジスタ123の耐圧よりも低くなるように形成することで、本発明の第1の実施形態に係る電池監視システム1のレギュレータ120の出力トランジスタ123のソースとドレインとの間の耐圧を比較例に係る電池監視システム1Aのレギュレータ120Aの出力トランジスタ123Aのソースとドレインとの間の耐圧に比べて高くして出力トランジスタ123の素子面積が出力トランジスタ123Aの素子面積よりも大きくなった場合であっても、該出力トランジスタ123の素子面積の増大に付随して電池監視機能部110内のセル選択スイッチ111、アナログレベルシフタ212、A/D変換器213、チップ内制御部114、及び通信部215に用いられるトランジスタの素子面積を無駄に増大させる必要がなくなる。このため、電池監視機能部110内の上記各構成回路に用いられている各トランジスタの素子面積の増大を抑制することができ、ひいては電池監視チップ100全体としての面積の増大を抑制することができる。
同様に、レギュレータ220の出力トランジスタ223は、自身のソースとドレインとの間の耐圧が、電池監視機能部210内のセル選択スイッチ211、アナログレベルシフタ212、A/D変換器213、チップ内制御部214、及び通信部215に用いられるトランジスタの耐圧よりも高くなるように形成することが好ましい。言い換えれば、電池監視機能部210内のセル選択スイッチ211、アナログレベルシフタ212、A/D変換器213、チップ内制御部214、及び通信部215に用いられるトランジスタは、自身のソースとドレインとの間の耐圧が出力トランジスタ223のソースとドレインとの間の耐圧よりも低くなるように形成することが好ましい。
同様に、レギュレータ320の出力トランジスタ323は、自身のソースとドレインとの間の耐圧が、電池監視機能部310内のセル選択スイッチ311、アナログレベルシフタ312、A/D変換器313、チップ内制御部314、及び通信部315に用いられるトランジスタの耐圧よりも高くなるように形成することが好ましい。言い換えれば、電池監視機能部310内のセル選択スイッチ311、アナログレベルシフタ312、A/D変換器313、チップ内制御部314、及び通信部315に用いられるトランジスタは、自身のソースとドレインとの間の耐圧が出力トランジスタ323のソースとドレインとの間の耐圧よりも低くなるように形成することが好ましい。
ただし、製造プロセス簡素化のために、トランジスタ123、223、及び323をセル選択スイッチ211、アナログレベルシフタ212、A/D変換器213、チップ内制御部214、及び通信部215に用いられるトランジスタの耐圧と同一の耐圧としても良いし、これに限られない。
本実施形態において、電池監視チップ100、200および300は、半導体パッケージに収容されている。図5は、電池監視チップ100を収容した半導体パッケージ100Pの構成を示す図である。電池監視チップ100は、シリコン等からなる半導体基板をベースとする半導体チップによって構成されている。電池監視チップ100の各端子131〜141は、半導体チップ表面に形成された電極パッドとして構成されている。なお、図5に示す電極パッドとして構成される各端子131〜141のチップ上の配置は一例である。各端子131〜141のチップ上の配置は、電池監視チップ100を構成する各回路のレイアウト等に応じて適宜変更することが可能である。半導体パッケージ100Pは、一例としてQFP(Quad Flat Package)の形態を有しており、電池監視チップ100を封止する矩形形状の封止部190と、封止部190の4辺に沿って配列された複数のリード端子191と、を有する。電池監視チップ100の各端子131〜141と、リード端子191とは、ボンディングワイヤ192によって電気的に接続されており、電池監視チップ100の各端子131〜141に対応する外部端子131a〜141aが形成されている。
電池監視チップ200および300を収容する半導体パッケージ200Pおよび300P(図6参照)は、図5に示す半導体パッケージ100Pと同一の構成を有する。また、マイクロコンピュータ500も、半導体基板をベースとする半導体チップによって構成されており、半導体パッケージ500P(図6参照)に収容されている。なお、本実施形態では、電池監視チップ100、200および300をそれぞれ収容する半導体パッケージをQFPタイプとしているが、電池監視チップ100、200および300を収容する半導体パッケージは、CSP(Chip Size Package)タイプであってもよい。CSPは、チップサイズに近い外形寸法を有するパッケージであり、半田ボールを実装面に配置した端子構造を有する。電池監視チップ100、200および300が収容される半導体パッケージがCSPである場合には、各電池監視チップが備える端子131〜141は、半導体パッケージが外部の電位と接続される複数の外部端子としての半田ボールに各々が電気的に接続された構成としても良い。
図6は、電池監視システム1の各構成部品の配線基板上の実装形態の一例を示す図である。配線基板600上には、電池監視チップ100、200および300をそれぞれ収容した半導体パッケージ100P、200Pおよび300Pと、マイクロコンピュータ500を収容した半導体パッケージ500Pとが搭載されている。配線基板600上には、更に、電池監視システム1による監視対象とされるバッテリ400が搭載されている。配線基板600上には、上記の搭載部品相互間を電気的に接続するための複数の配線610が形成されている。
[第2の実施形態]
図7は、通信部116、216、316の電源ラインおよびグランドラインの配線を明示した第1の実施形態に係る電池監視システム1の構成図である。図7において通信部116、216に供給される駆動電流Iの経路が破線矢印で示されている。なお、図7において、説明に必須でない構成は適宜省略している。また、図7において、図1等と同一の参照符号を付与した構成要素は、同一のものであり、重複する説明は省略する。
電池監視チップ100の通信部116の電源ノードは、通信電源端子137に接続されており、通信電源端子137は、上位の電池監視チップ200のレギュレータ出力端子240に接続されている。電池監視チップ100の通信部116のグランドノードは、電源端子131に接続されている。
同様に、電池監視チップ200の通信部216の電源ノードは、通信電源端子237に接続されており、通信電源端子237は、上位の電池監視チップ300のレギュレータ出力端子340に接続されている。電池監視チップ200の通信部216のグランド端子は、電源端子231に接続されている。
電池監視チップ300の通信部316の電源ノードは、通信電源端子337に接続されており、通信電源端子337は、電池セルC9の正極(電源端子331)に接続されている。電池監視チップ300の通信部316のグランドノードは、電源端子331に接続されている。すなわち、最上位の電池監視チップ300の通信部316は、電源ノードとグランドノードとが同電位とされており、動作しないようになっている。このように、最上位の電池監視チップ300において、通信部316を機能停止させているのは、電池監視チップ300よりも上位に電池監視チップが設けられておらず、従って、上位の電池監視チップとの間で通信が行われることがないからである。
電池監視チップ100の通信部116に供給される駆動電流Iは、電池セル群420、430、電池監視チップ300のレギュレータ320、電池監視チップ200のレギュレータ220、電池監視チップ100の通信電源端子137、通信部116および電源端子131を経由する経路を流れる。電池監視チップ200の通信部216に供給される駆動電流Iは、電池セル群430、電池監視チップ300のレギュレータ320、電池監視チップ200の通信電源端子237、通信部216および電源端子231を経由する経路を流れる。一方、電池監視チップ300の通信部316は、上記したように電源ノードとグランドノードが同電位とされており、通信部316には駆動電流Iは流れない。
上記したことから明らかなように、第1の実施形態に係る電池監視システム1において、通信部116および216に供給される駆動電流Iは、電池セル群410を流れない。従って、第1の実施形態に係る電池監視システム1においては、電池セル群410における電力消費量が、電池セル群420および430よりも小さくなる。このため、電池セル群410の電圧値と電池セル群420、及び430の電圧値との間にばらつきが発生してしまう。但し、マイクロコンピュータ500に流れる駆動電流Iが数mA〜数十mAであるのに対して、通信部116および216に流れる駆動電流Iは、数十μA〜数百μAであることから、図6に示す比較例に係る電池監視システム1Aと比較して、第1の実施形態に係る電池監視システム1における電池セル群間の電力消費量のばらつきの度合いは、かなり小さいといえる。しかしながら、長時間の使用によりばらつきが蓄積されることも想定されるので、電池セル群間の電力消費量を均一化するための調整手段を設けることが好ましい。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る電池監視システム2の構成図である。なお、第1の実施形態に係る電池監視システム1と同一の構成要素には同一の参照符号を付与し重複する説明は省略する。
電池監視システム2において、電池監視チップ100のレギュレータ120の電源ノードN1と電源端子131との間にスイッチ素子151が設けられ、レギュレータ120の電源ノードN1とレギュレータ電源端子139との間にスイッチ素子152が設けられている。スイッチ素子151は、オン状態となることによってレギュレータ120の電源ノードN1を電源端子131(電池セルC3の正極)に接続する。スイッチ素子152は、オン状態となることによってレギュレータ120の電源ノードN1をレギュレータ電源端子139(電池監視チップ200のレギュレータ出力)に接続する。なお、電源ノードN1は、レギュレータ120の出力トランジスタ123のソースおよび演算増幅器121(図5参照)の電源端子が接続されているノードである。スイッチ素子151、152は、一例としてPチャネルMOSFETにより構成され、チップ内制御部114から供給されるゲート信号によってオンオフが制御される。
同様に、電池監視チップ200のレギュレータ220の電源ノードN2と電源端子231との間にスイッチ素子251が設けられ、レギュレータ220の電源ノードN2とレギュレータ電源端子239との間にスイッチ素子252が設けられている。スイッチ素子251は、オン状態となることによってレギュレータ220の電源ノードN2を電源端子231(電池セルC6の正極)に接続する。スイッチ素子252は、オン状態となることによってレギュレータ220の電源ノードN2をレギュレータ電源端子239(電池監視チップ300のレギュレータ出力)に接続する。なお、電源ノードN2は、レギュレータ220の出力トランジスタ223のソースおよび演算増幅器221(図5参照)の電源端子が接続されているノードである。スイッチ素子251、252は、一例としてPチャネルMOSFETにより構成され、チップ内制御部214から供給されるゲート信号によってオンオフが制御される。
同様に、電池監視チップ300のレギュレータ320の電源ノードN3と電源端子331との間にスイッチ素子351が設けられ、レギュレータ320の電源ノードN3とレギュレータ電源端子339との間にスイッチ素子352が設けられている。スイッチ素子351は、オン状態となることによってレギュレータ320の電源ノードN3を電源端子331(電池セルC9の正極)に接続する。スイッチ素子352は、オン状態となることによってレギュレータ320の電源ノードN3をレギュレータ電源端子339に接続する。なお、電源ノードN3は、レギュレータ320の出力トランジスタ323のソースおよび演算増幅器321(図5参照)の電源端子が接続されているノードである。スイッチ素子351、352は、一例としてPチャネルMOSFETにより構成され、チップ内制御部314から供給されるゲート信号によってオンオフが制御される。
図8には、一例として、電池監視チップ100のスイッチ素子151がオフ状態とされ、スイッチ素子152がオン状態とされ、且つ電池監視チップ200のスイッチ素子251がオン状態とされ、スイッチ素子252がオフ状態とされた場合の、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iの経路が破線矢印で示されている。上記のように各スイッチ素子のオンオフを制御することで、駆動電流Iは、電池セル群410、420、スイッチ素子251、レギュレータ220、スイッチ素子152、レギュレータ120を経由してマイクロコンピュータ500内に流れる。すなわち、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iは、電池セル群430を流れず、電池セル群430における電力消費量が抑制される。これにより、通信部116、216に駆動電流Iを供給することに伴う電池セル群間における電力消費量のばらつきを解消することができる。すなわち、継続的な使用により、電池セル群430における電力消費に伴う電圧の低下分が、電池セル群420、410における電力消費に伴う電圧低下分よりも所定値以上大きくなり、電池セル群間における電圧値のばらつきが顕著になってきた場合に、図8に示すようにスイッチ素子151、152、251、252を制御することにより、電池セル群430の電力消費が抑制され、電池セル群相互間の電力消費量のばらつきに伴う電圧値のばらつきを解消することができる。
図9には、他の例として、電池監視チップ100のスイッチ素子151がオン状態とされ、スイッチ素子152がオフ状態とされた場合の、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iの経路が破線矢印で示されている。上記のように各スイッチ素子のオンオフを制御することで、駆動電流Iは、電池セル群410、スイッチ素子151、レギュレータ120を経由してマイクロコンピュータ500内に流れる。すなわち、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iは、電池セル群420、430を流れず、電池セル群420、430における電力消費量が抑制される。これにより、通信部116、216に駆動電流Iを供給することに伴う電池セル群間における電力消費量のばらつきを解消することができる。すなわち、継続的な使用により、電池セル群430、420における電力消費量が、電池セル群410よりも顕著に大きくなった場合に、図9に示すようにスイッチ素子151、152を制御することにより、電池セル群430、420の電力消費が抑制され、電池セル群相互間の電力消費量のばらつきを解消することができる。
図10は、上記のように電池セル群相互間の電力消費量のばらつきを解消させるべくマイクロコンピュータ500の駆動電流Iの経路を制御するための電流経路制御プログラムにおける処理の流れを示すフローチャートである。当該プログラムは、マイクロコンピュータ500によって実行されるプログラムであり、マイクロコンピュータ500の記憶領域に予め格納されている。
ステップS11において、マイクロコンピュータ500は、各電池監視チップ100、200、300から通知された電池セルC1〜C9の電圧の測定結果に基づいて、各電池セル群410、420、430相互間の電圧差を導出する。すなわち、マイクロコンピュータ500は、電池セルC1〜C3のセル電圧を合算したものを電池セル群410の電圧として導出し、電池セルC4〜C6のセル電圧を合算したものを電池セル群420の電圧として導出し、電池セルC7〜C9のセル電圧を合算したものを電池セル群430の電圧として導出する。続いて、マイクロコンピュータ500は、導出した各電池セル群410、420、430の電圧に基づいて、電池セル群410、420、430相互間の電圧差を導出する。電池セル群相互間の電圧差は、各電池セル群相互間の電力消費量のばらつきの度合いを示す指標である。
ステップS12において、マイクロコンピュータ500は、ステップS11で導出した電池セル群410、420、430相互間の電圧差が許容範囲内であるか否かを判定する。マイクロコンピュータ500は、電池セル群410、420、430相互間の電圧差が許容範囲内であると判定した場合には、本ルーチンを終了させ、許容範囲内にないと判定した場合には、処理を次のステップS13に移行する。
ステップS13において、マイクロコンピュータ500は、電池セル群410、420、430相互間の電圧差が小さくなるような駆動電流Iの経路を導出し、導出した電流経路を示す電流経路情報を生成する。マイクロコンピュータ500は、例えば電池セル群430の電圧が、電池セル群410、420の電圧と比較して許容範囲を超えて小さいと判定した場合には、図8において破線矢印で示される電流経路を示す電流経路情報を生成する。また、マイクロコンピュータ500は、例えば電池セル群430、420の電圧が、電池セル群410の電圧と比較して許容範囲を超えて小さいと判定した場合には、図9において破線矢印で示される電流経路を示す電流経路情報を生成する。
ステップS14において、マイクロコンピュータ500は、ステップS13において生成した電流経路情報を各電池監視チップ100、200、300に向けて送信して本ルーチンを終了させる。マイクロコンピュータ500から送信された電流経路情報は、電池監視チップ100の通信部115によって受信される。当該電流経路情報は、各電池監視チップ間に形成されたデイジーチェーンを介して電池監視チップ200および300に転送される。
図11は、各電池監視チップ100、200、300のチップ内制御部114、214、314が、各スイッチ素子151、152、251、252、351、352を制御するためのスイッチ素子制御プログラムにおける処理の流れを示すフローチャートである。当該プログラムは、各チップ内制御部114、214、314によって実行されるプログラムであり、各チップ内制御部114、214、314の記憶領域に予め格納されている。
ステップS21において、チップ内制御部114、214、314は、マイクロコンピュータ500によって生成された上記の電流経路情報が到来したか否かの判定を行う。チップ内制御部114、214、314は、マイクロコンピュータ500または下位の電池監視チップから電流経路情報を受信すると処理を次のステップS22に移行する。
ステップS22において、チップ内制御部114、214、314は、受信した電流経路情報によって示されるマイクロコンピュータ500の駆動電流Iの経路を形成するべく、対応するスイッチ素子151、152、251、252、351、352のオンオフを制御する。例えば、電流経路情報によって示される駆動電流Iの経路が、図8において破線矢印で示される経路である場合、電池監視チップ100のチップ内制御部114は、スイッチ素子151をオフ状態とし、スイッチ素子152をオン状態とするゲート信号をスイッチ素子151およびスイッチ素子152に供給する。また、この場合において、電池監視チップ200のチップ内制御部214は、スイッチ素子251をオン状態とし、スイッチ素子252をオフ状態とするゲート信号をスイッチ素子251およびスイッチ素子252に供給する。
ステップS23において、チップ内制御部114、214は、受信した電流経路情報を上位の電池監視チップに転送して本ルーチンを終了させる。
このように第2の実施形態に係る電池監視システム2は、複数の電池セル群の相互間の電圧差に応じて、複数の電池監視チップの各々のレギュレータを駆動するための電力の受給経路を、当該電池監視チップに対応する電池セル群よりも高電位の電池セル群に対応する上位の電池監視チップから受給する経路から当該電池監視チップに対応する電池セル群から受給する経路に切り替える切り替え手段を含む。すなわち、電池監視システム2は、各電池監視チップ100、200、300内に設けられたレギュレータ120、220、320の電源ノードN1、N2、N3を上位の電池監視チップのレギュレータ出力に接続するか、電池セルに接続するかの切り替えを行うための上記切り替え手段としてのスイッチ素子151、152、251、252、351、352を有し、これらのスイッチ素子は、電池セル群間の電圧差に応じて制御される。すなわち、電池監視システム2によれば、マイクロコンピュータ500に供給される駆動電流Iが、電圧レベルが相対的に低い電池セル群を経由しない電流経路に切り替えられる。換言すれば、電池セル群410、420、430相互間の電圧差に応じて、レギュレータ120、220、320を駆動するための電力の受給経路が、上位の電池監視チップから受給する経路から当該電池監視チップに対応する電池セル群から受給する経路に切り替えられる。これにより、電力消費量が相対的に大きい電池セル群における電力消費を抑えることができるので、電池セル群相互間における電力消費量のばらつきを解消することが可能となる。
なお、本実施形態では、スイッチ素子151、152、251、252、351、352をPチャネルMOSFETで構成する場合を例示したが、これらのスイッチ素子はバイポーラトランジスタで構成されていてもよい。また、本実施形態では、マイクロコンピュータ500が電流経路情報を生成し、チップ内制御部114、214、314が当該電流経路情報に基づいてスイッチ素子151、152、251、252、351、352のオンオフを制御することとしたが、マイクロコンピュータ500が各スイッチ素子のオンオフの状態を示すスイッチ制御情報を生成してもよい。また、本実施形態では、スイッチ素子151、251、351の一端を電源端子131、231、331に接続しているが、セル電圧入力端子132、232、332に接続してもよい。なお、セル電圧入力端子132、232、332の電位に基づいて各電池セルの電圧が測定されるので、セル電圧入力端子132、232、332の電位は、安定していることが好ましい。セル電圧入力端子132、232、332にスイッチ素子151、251、351を介してレギュレータの電源ノードN1、N2、N3を接続すると、セル電圧入力端子132、232、332の電位が不安定となるおそれがある。従って、スイッチ素子151、251、351の一端を電源端子131、231、331に接続する方が好ましい。また、図12に示すように、スイッチ素子151、251、351の一端を電池監視チップの外部に引き出すための端子142、242、342に接続し、この端子142、242、342と、電源端子131、231、331とを電池監視チップ100、200、300の外部で接続してもよい。
本発明は、上記各実施形態に係る電池監視システムの構成に限定されるものではなく、種々の改変を施すことが可能である。
上記の各実施形態では、バッテリ400の電池セルの総数を9つとし、各々3つの電池セルを含むように3つの電池セル群を形成する場合を例示したが、バッテリ400に含まれる電池セルの総数、電池セル群の数、および1つの電池セル群に含まれる電池セルの数は、適宜増減することが可能である。また、電池セル群間で電池セルの数が異なっていてもよい。また、上記各実施形態では、3つの電池監視チップを含む構成としたが、電池監視システム内に設けられる電池監視チップの数は、監視対象となるバッテリの電池セルの数や電池セル群の編成等に応じて適宜増減することが可能である。
また、上記各実施形態においては、マイクロコンピュータ500を最下位の電池監視チップ100に接続する構成としたが、マイクロコンピュータ500をより上位の電池監視チップ(例えば、電池監視チップ200または300)に接続してもよい。
また、上記各実施形態においては、例えば、電池監視チップ100において、レギュレータ電源端子139と通信電源端子137とを別々に設けているが、これらの端子を単一の端子で構成してもよい。これにより電池監視チップ100の電極パッドの数を減らすことができ、チップ面積の縮小を図ることが可能となる。
また、上記各実施形態においては、電池監視チップ100、200、300を介してマイクロコンピュータ500に電力を供給する場合を例示したが、駆動電力の供給先は、マイクロコンピュータに限らず、例えば、高圧側と低圧側を分離するアイソレータ等、他の負荷であってもよい。
また、上記各実施形態においては、レギュレータ120、220、320を、基準電圧源、演算増幅器、抵抗素子およびPチャネルMOSFETを含む構成としたが、レギュレータ120、220、320を、バイポーラトランジスタを用いた回路構成としてもよい。
また、各電池監視チップ100、200、300の電源端子131、231、331およびセル電圧入力端子132〜135、232〜235、332〜335に雑音防止のためのフィルタ回路を挿入してもよい。
なお、上記した本発明の実施形態における電池監視システム1および2は、本発明における電池監視システムの一例である。電池監視チップ100、200、300は、本発明における電池監視チップの一例である。マイクロコンピュータ500は、本発明における被駆動部の一例である。レギュレータ120、220、320は、本発明における電圧生成部の一例である。電池監視機能部110、210、310は、本発明における電池監視機能部の一例である。レギュレータ電源端子139、239、339は、本発明における電圧生成部の入力端および第1の端子の一例である。レギュレータ出力端子140、240、340は、本発明における電圧生成部の出力端および第2の端子の一例である。スイッチ素子151、251、351は、本発明における第1のスイッチ素子の一例であり、スイッチ素子152、252、352は、本発明における第2のスイッチ素子の一例である。バッテリ400は、本発明におけるバッテリの一例であり、電池セル群410、420、430は、本発明における電池セル群の一例である。
1、1A、2 電池監視システム
100、200、300 電池監視チップ
110、210、310 電池監視機能部
114、214、314 チップ内制御部
120、220、320 レギュレータ
121、221、321 演算増幅器
123、223、323 出力トランジスタ
139、239、339 レギュレータ電源端子
140、240、340 レギュレータ出力端子
151、152、251、252、351、352 スイッチ素子
400 バッテリ
410、420、430 電池セル群
500 マイクロコンピュータ
C1〜C9 電池セル

Claims (10)

  1. 直列に接続された複数の電池セル群の各々に対応して設けられ、互いに通信を行うための通信経路が直列に接続された複数の電池監視チップと、前記複数の電池監視チップのうちの一の電池監視チップに接続されると共に、前記一の電池監視チップから供給される駆動電圧によって駆動される被駆動部と、を含む電池監視システムであって、
    前記複数の電池監視チップの各々は、
    対応する電池セル群に含まれる電池セルの各々の状態を監視する電池監視機能部と、
    電源ノードを備え、前記電源ノードに入力される電圧によって駆動されて前記電池監視機能部の構成回路に供給する駆動電圧を生成する電圧生成部と、
    前記電源ノードの接続先を、前記対応する電池セル群と前記対応する電池セル群に直列に接続された上位の電池セル群との接点に接続する第1の電流経路と、前記直列に接続された複数の電池セル群のうち前記上位の電池セル群より上位にある電池セル群の高電位側の接点に接続する第2の電流経路と、に切り替える切り替え手段と、を有し、
    前記被駆動部は、前記一の電池監視チップの電圧生成部によって生成された駆動電圧によって駆動される
    電池監視システム。
  2. 前記切り替え手段は、前記複数の電池セル群の相互間の電圧差に応じて、前記電源ノードの接続先を、前記第1の電流経路又は前記第2の電流経路に切り替える
    請求項1に記載の電池監視システム。
  3. 前記複数の電池セル群の相互間の電圧差が所定範囲内の場合には、前記一の電池監視チップの電圧生成部は、自身に対応する電池セル群よりも高電位の電池セル群に対応する上位の電池監視チップの電圧生成部にて生成された駆動電圧によって駆動される
    請求項2に記載の電池監視システム。
  4. 前記複数の電池セル群のうち最高電位の電池セル群に対応する最上位の電池監視チップの電圧生成部は、前記複数の電池セル群のうち最高電位の電池セルの電圧によって駆動され、
    前記複数の電池セル群の相互間の電圧差が所定範囲内の場合には、前記最上位の電池監視チップ以外の電池監視チップの各々の電圧生成部は、自身に対応する電池セル群よりも高電位の電池セル群に対応する上位の電池監視チップの電圧生成部から供給される駆動電圧によって駆動される
    請求項2に記載の電池監視システム。
  5. 前記複数の電池セル群の相互間の電圧差が所定範囲内の場合には、前記最上位の電池監視チップ以外の電池監視チップの各々は、自身に対応する電池セル群よりも高電位の電池セル群に対応する上位の電池監視チップの電圧生成部から供給される駆動電圧を第1の端子から受給し、自身の電圧生成部にて生成した駆動電圧を第2の端子から出力する
    請求項4に記載の電池監視システム。
  6. 前記電圧生成部は、演算増幅器と、前記演算増幅器から供給される制御信号に基づいて前記駆動電圧を生成するトランジスタとを備え、
    前記複数の電池セル群の相互間の電圧差が所定範囲内の場合には、前記最上位の電池監視チップ以外の電池監視チップの各々の電圧生成部において、前記演算増幅器は、自身に対応する電池セル群よりも高電位の電池セル群に対応する上位の電池監視チップの電圧生成部から供給される駆動電圧によって駆動されて前記制御信号を生成し、前記トランジスタは、前記演算増幅器から供給される前記制御信号に基づいて、当該上位の電池監視チップの電圧生成部から供給された駆動電圧から自身の駆動電圧を生成する
    請求項4または請求項5に記載の電池監視システム。
  7. 前記被駆動部は、前記一の電池監視チップを介して前記複数の電池監視チップの各々を制御する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電池監視システム。
  8. 直列に接続された複数の電池セル群のうちの一の電池セル群に対応して設けられて前記一の電池セル群を構成する直列に接続された複数の電池セルの各々の状態を監視する電池監視機能部と、
    電源ノードを備え、前記電源ノードに入力される電圧によって駆動されて前記電池監視機能部の構成回路に供給する駆動電圧を生成する電圧生成部と、
    前記電源ノードの接続先を、前記対応する電池セル群と前記対応する電池セル群に直列に接続された上位の電池セル群との接点に接続する第1の電流経路と、前記直列に接続された複数の電池セル群のうち前記上位の電池セル群より上位にある電池セル群の高電位側の接点に接続する第2の電流経路と、に切り替える切り替え手段と、
    を含む電池監視チップ。
  9. 前記電圧生成部は、
    前記電源ノードに入力される電圧によって駆動されて制御信号を生成する演算増幅器と、
    前記制御信号に基づいて、前記電源ノードに入力された電圧から前記駆動電圧を生成し、生成した駆動電圧を出力するトランジスタと、
    を含む請求項8に記載の電池監視チップ。
  10. 前記電圧生成部のトランジスタは、電池監視チップ内の全てのトランジスタの中で最も高い耐圧を有する請求項9に記載の電池監視チップ。
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