JP6477549B2 - プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法 - Google Patents

プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6477549B2
JP6477549B2 JP2016047046A JP2016047046A JP6477549B2 JP 6477549 B2 JP6477549 B2 JP 6477549B2 JP 2016047046 A JP2016047046 A JP 2016047046A JP 2016047046 A JP2016047046 A JP 2016047046A JP 6477549 B2 JP6477549 B2 JP 6477549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primer composition
primer
adhesive
molecular weight
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016047046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017160357A (ja
Inventor
宗直 廣神
宗直 廣神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2016047046A priority Critical patent/JP6477549B2/ja
Publication of JP2017160357A publication Critical patent/JP2017160357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6477549B2 publication Critical patent/JP6477549B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は、プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法に関し、さらに詳述すると、ポリブタジエン骨格を有する有機ケイ素化合物を含有するプライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法に関する。
近年、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリプロピレン(PP)およびポリエチレン(PE)等の難接着材質からなる被着体へコーティング剤や塗料を接着させたいという要求が高まっている。
被着体にプラズマ照射を行うことにより接着性を向上させることができるが、プラズマ照射にあたって設定条件を細かく設定する必要があることや、装置導入によるコストアップ等の問題点がある。
そのため、プライマー塗布という簡便な工程による接着性改善が強く求められている。
このような接着性を改善させるプライマーとして、例えば、特許文献1,2には、シラン変性ブタジエン重合体が開示されている。
しかし、この重合体は、その原料にメルカプトシランが用いられているため硫黄成分を含有しているが、その影響により、被着体の変色を引き起こしたり、被着体への密着性が悪化したりする虞がある。
また、特許文献3には、官能基を有するシラン変性ブタジエン重合体からなるプライマーが開示されている。この重合体の原料として用いられるブタジエンは、骨格中に官能基を有しているため、助触媒を使用しなくてもヒドロシリル化反応が進行するものの、その官能基の影響により被着体への密着性が悪化する虞がある。
特開昭62−265301号公報 特開2001−131464号公報 特開2004−197079号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、難接着材質からなる被着体への接着性を改善することのできるプライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリブタジエン骨格を有する所定の有機ケイ素化合物を含む組成物が、難接着材質からなる被着体への接着性が良好であるため、難接着材質をコーティング等する際のプライマー組成物として好適であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
1. 式(1)で表される有機ケイ素化合物を含有することを特徴とするプライマー組成物、
Figure 0006477549
(式中、R1は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基を表し、R2は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基を表し、fは、0以上の数を表し、eおよびgは、互いに独立して、0より大きい数を表し、mは、1〜3の整数を表す。ただし、各繰り返し単位の順序は任意である。)
2. 前記有機ケイ素化合物の数平均分子量が、25,000より大きい1のプライマー組成物、
3. (i)基材上に、1または2のプライマー組成物を塗布してプライマー塗膜を形成する工程、および
(ii)前記プライマー塗膜上に、接着剤またはコーティング剤を塗布する工程
を含むことを特徴とする接着結合方法、
4. 前記接着剤が、湿気硬化型接着剤である3の接着結合方法、
5. 前記コーティング剤が、湿気硬化型コーティング剤である3の接着結合方法、
6. (i)基材上に、請求項1または2記載のプライマー組成物を塗布してプライマー塗膜を形成する工程、および
(ii)前記プライマー塗膜上に、接着剤またはコーティング剤を塗布する工程
を含むことを特徴とする積層体の製造方法
を提供する。
本発明のプライマー組成物を用いることで、難接着材質からなる被着体への密着性を改善することができる。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に係るプライマー組成物は、式(1)で表される有機ケイ素化合物を含有するものである。なお、式(1)において、各繰り返し単位の順序は任意である。
Figure 0006477549
ここで、R1は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基を表し、R2は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基を表し、fは、0以上の数を表し、eおよびgは、互いに独立して、0より大きい数を表し、mは、1〜3の整数を表す。
炭素数1〜10のアルキル基としては、直鎖状、環状、分枝状のいずれでもよく、その具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基等が挙げられる。
炭素数6〜10のアリール基の具体例としては、フェニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられる。
これらの中でも、R1としては、直鎖のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基がより好ましい。
また、R2としては、直鎖のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基がより好ましい。
本発明のプライマー組成物において、被着体との接着性を高めることを考慮すると、用いる有機ケイ素化合物の数平均分子量は25,000より大きいことが好ましく、30,000以上がより好ましい。
特に、上記有機ケイ素化合物の加水分解性シリル基を除いた炭化水素基の数平均分子量が20,000以上であることが好ましい。したがって、後述するように、原料として用いるポリブタジエンの数平均分子量が20,000以上であることが好ましい。
なお、数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算値である。
式(1)で表される有機ケイ素化合物は、下記スキームに示されるように、式(2)で表されるポリブタジエンと式(3)で表される有機ケイ素化合物とを白金化合物含有触媒の存在下、好ましくは白金化合物含有触媒および助触媒の存在下でヒドロシリル化することで得ることができる。
Figure 0006477549
(式中、R1、R2、fは、e、g、およびmは、上記と同じ意味を表す。)
式(2)で表されるポリブタジエンにおいて、得られるプライマー組成物の被着体に対する密着性を向上させることを考慮すると、(f+g)/(e+f+g)は0.01以上が好ましく、0.02以上が好ましく、0.05以上がより一層好ましい。
また、式(2)で表されるポリブタジエンは、得られるプライマー組成物の被着体に対する密着性を向上させることを考慮すると、数平均分子量20,000以上が好ましく、35,000以上がより好ましい。
式(2)で表されるポリブタジエンは、市販品として入手することもでき、例えば、NISSO−PB B−1000、NISSO−PB B−2000、NISSO−PB B−3000(以上、日本曹達(株)製)、Ricon130、Ricon131、Ricon134、Ricon142、Ricon150、Ricon152、Ricon153、Ricon154、Ricon156、Ricon157(以上、CRAY VALLEY社製)、LBR−302、LBR−307、LBR−305、LBR−300、LBR−352、LBR−361(以上、(株)クラレ製)が上市されている。
一方、式(3)で表される有機ケイ素化合物としては、トリメトキシシラン、メチルジメトキシシラン、ジメチルメトキシシラン、トリエトキシシラン、メチルジエトキシシラン、ジメチルエトキシシラン等が挙げられる。
上記ヒドロシリル化反応に用いられる白金化合物含有触媒としては、特に限定されるものではなく、その具体例としては、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエンまたはキシレン溶液、テトラキストリフェニルホスフィン白金、ジクロロビストリフェニルホスフィン白金、ジクロロビスアセトニトリル白金、ジクロロビスベンゾニトリル白金、ジクロロシクロオクタジエン白金等や、白金−炭素、白金−アルミナ、白金−シリカ等の担持触媒などが挙げられる。
ヒドロシリル化の際の選択性の面から、0価の白金錯体が好ましく、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエンまたはキシレン溶液がより好ましい。
白金化合物含有触媒の使用量は特に限定されるものではないが、反応性や、生産性等の点から、式(3)で示される有機ケイ素化合物1molに対し、含有される白金原子が1×10-7〜1×10-2molとなる量が好ましく、1×10-7〜1×10-3molとなる量がより好ましい。
上記反応における助触媒としては、無機酸のアンモニム塩、酸アミド化合物およびカルボン酸から選ばれる1種以上を用いることが好ましい。
無機酸のアンモニウム塩の具体例としては、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、アミド硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸二水素一アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸三アンモニウム、ジ亜リン酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、硫化アンモニウム、ホウ酸アンモニウム、ホウフッ化アンモニウム等が挙げられるが、中でも、pKaが2以上の無機酸のアンモニウム塩が好ましく、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムがより好ましい。
酸アミド化合物の具体例としては、ホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、プロピオンアミド、アクリルアミド、マロンアミド、スクシンアミド、マレアミド、フマルアミド、ベンズアミド、フタルアミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド等が挙げられる。
カルボン酸の具体例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、メトキシ酢酸、ペンタン酸、カプロン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、乳酸、グリコール酸等が挙げられ、これらの中でも、ギ酸、酢酸、乳酸が好ましく、酢酸がより好ましい。
助触媒の使用量は特に限定されるものではないが、反応性、選択性、コスト等の観点から式(3)で示される有機ケイ素化合物1molに対して1×10-5〜1×10-1molが好ましく、1×10-4〜5×10-1molがより好ましい。
なお、上記反応は無溶媒でも進行するが、溶媒を用いることもできる。
使用可能な溶媒の具体例としては、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素系溶媒などが挙げられ、これらの溶媒は、1種を単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
上記ヒドロシリル化反応における反応温度は特に限定されるものではなく、0℃から加熱下で行うことができるが、0〜200℃が好ましい。
適度な反応速度を得るためには加熱下で反応させることが好ましく、このような観点から、反応温度は40〜110℃がより好ましく、40〜90℃がより一層好ましい。
また、反応時間も特に限定されるものではなく、通常、1〜60時間程度であるが、1〜30時間が好ましく、1〜20時間がより好ましい。
本発明のプライマー組成物には、必要に応じて各種添加剤を添加することができる。
添加物の具体例としては、希釈溶媒、硬化触媒、生成する硬化被膜の引張特性を調整する物性調整剤、貯蔵安定性改良剤、ラジカル禁止剤、金属不活性化剤、オゾン劣化防止剤、滑剤、顔料等が挙げられる。
希釈溶媒は特に限定されるものではなく、その具体例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、デカン等の脂肪族炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒などが挙げられ、これらは単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、希釈溶媒を用いる場合、上記有機ケイ素化合物の濃度は1〜50質量%が好ましう、1〜40質量%がより好ましい。
硬化触媒は特に限定されるものではなく、その具体例としては、スタナスオクトエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチンオキサイド、ジブチルチンジメトキシド、ジブチルチンジマレエート、ジブチルチンビスアセチルアセトナート、ジブチルチンシリレート、オクチル酸ビスマス等の金属触媒;オクタン酸錫、オクチル酸錫、ブタン酸錫、ナフテン酸錫、カプリル酸錫、オレイン酸錫、ラウリン酸錫等の2価の有機錫化合物;ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジステアレート、ジブチル錫ジオレエート、ジブチル錫ベンゾエート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジバーサテート、ジフェニル錫ジアセテート、ジブチル錫ジメトキシド、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ビス(トリエトキシシリケート)、ジブチル錫オキサイドとフタル酸エステルとの反応物等の4価の有機錫化合物;ジブチル錫ジアセチルアセトナート、ジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)等の錫系キレート化合物;ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、ドデシルアミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン等の第一級アミンおよびそのカルボン酸塩;ジブチルアミン等の第二級アミンおよびそのカルボン酸塩;ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、グアニジン、ジフェニルグアニジン、キシリレンジアミン等のポリアミンおよびそのカルボン酸塩;トリエチレンジアミンおよびその誘導体、2−メチルトリエチレンジアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の環状アミンおよびそのカルボン酸塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミノアルコール化合物およびそのカルボン酸塩;2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等のアミノフェノール化合物およびそのカルボン酸塩;ベンジルトリエチルアンモニウムアセタート等の第四級アンモニウム塩;過剰のポリアミンと多塩基酸とから得られる低分子量アミド樹脂;過剰のポリアミンとエポキシ化合物との反応生成物などが挙げられ、これらの触媒は、1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも、微量で大きな触媒能を有するという観点から、錫系触媒(上記のうち錫原子含有化合物)、アミン系触媒(上記のうち、各種アミン化合物およびそのカルボン酸塩)が好ましい。
硬化触媒の配合量は、上記有機ケイ素化合物100質量部に対し、0.001〜5質量部が好ましく、0.01〜3質量部がより好ましい。
上記プライマー組成物を用いた本発明の接着結合方法および積層体の製造方法は、(i)基材上に上記プライマー組成物を塗布してプライマー塗膜を形成する工程、(ii)プライマー塗膜上に接着剤またはコーティング剤を塗布する工程を含む。
基材の具体例としては、鉄、ステンレススチール、アルミニウム、ニッケル、亜鉛、銅等の各種金属;ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、アルカリ処理されたフッ素樹脂等の合成樹脂材料;ガラス、セラミック、セメント、モルタル等の無機材料;変性シリコーン系、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリルウレタン系、ポリサルファイド系、変性ポリサルファイド系、ブチルゴム系、アクリル系、SBR系、含フッ素系、イソブチレン系等のシーリング材などが挙げられる。
本発明のプライマー組成物は、特に、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等の難接着材質からなる被着体への密着性を向上させることができる。
本発明のプライマー組成物の塗布方法は、特に限定されるものではなく、公知の各種コーティング法、例えば、ハケ塗り法、スプレーコーティング法、ワイヤーバー法、ブレード法、ロールコーティング法、ディッピング法等が採用できる。
また、本発明のプライマー組成物は、通常常温にて被膜を形成し得るが、被膜形成速度を調整するために加熱条件下で被膜形成を行ってもよい。
プライマー塗膜上に塗布される接着剤としては、従来公知の接着剤から適宜選択することができ、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤等が挙げられるが、中でも湿気硬化型接着剤が好ましい。
一方、コーティング剤の具体例としては、従来公知のコーティング剤から適宜選択することができ、例えば、アクリル系コーティング剤、エポキシ系コーティング剤、ウレタン系コーティング剤、シリコーン系コーティング剤等が挙げられるが、中でも湿気硬化型コーティング剤が好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、下記において、「部」は質量部を意味する。分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフ)測定により求めたポリスチレン換算の数平均分子量である。
[1]有機シラン化合物およびプライマー組成物の製造
[実施例1−1]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、B−1000(日本曹達(株)製、数平均分子量1,100、上記式(2)における(f+g)/(e+f+g)=0.9)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として1.6×10-4モル)、および酢酸1.0g(1.6×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン195g(1.6モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量3,300の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=2、f=0、g=18で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[実施例1−2]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、B−3000(日本曹達(株)製、数平均分子量3,200、上記式(2)における(f+g)/(e+f+g)=0.9)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として1.6×10-4モル)、および酢酸1.0g(1.6×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン196g(1.6モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量9,700の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=6、f=0、g=53で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[実施例1−3]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、Ricon130(Cray Vally社製、数平均分子量2,500、上記式(2)における(f+g)/(e+f+g)=0.28)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として0.52×10-4モル)、および酢酸0.31g(0.52×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン63g(0.52モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量4,100の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=33、f=0、g=13で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[実施例1−4]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、Ricon134(Cray Vally社製、数平均分子量8,000、上記式(2)における(f+g)/(e+f+g)=0.28)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として0.52×10-4モル)、および酢酸0.31g(0.52×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン63g(0.52モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量13,000の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=107、f=0、g=41で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[実施例1−5]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、LBR−305((株)クラレ社、数平均分子量26,000、上記式(2)における(f+g)/(e+f+g)=0.1)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として0.19×10-4モル)、酢酸0.11g(0.19×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン23g(0.19モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量32,000の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=432、f=0、g=48で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[実施例1−6]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、LBR−305((株)クラレ製)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として0.19×10-4モル)、および酢酸0.06g(0.10×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン12g(0.10モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量29,000の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=432、f=24、g=24で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[実施例1−7]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、LBR−300((株)クラレ製、数平均分子量45,000、上記式(2)における(f+g)/(e+f+g)=0.1)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として0.19×10-4モル)、および酢酸0.11g(0.19×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン23g(0.19モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量55,000の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=749、f=0、g=83で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[実施例1−8]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、LBR−300((株)クラレ製)100g、トルエン200g、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として0.19×10-4モル)、酢酸0.06g(0.10×10-2モル)を納めた。この中に、トリメトキシシラン12g(0.10モル)を内温75〜85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量50,000の褐色透明液体を得た。生成物の分子量および1H−NMRスペクトルから求めた平均構造は、上記式(1)においてe=749、f=41、g=42で表される有機ケイ素化合物であった。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[比較例1−1]
特開昭62−265301号公報を参考に、以下の手法により有機ケイ素化合物を合成し、プライマー組成物を調製した。
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、B−1000(日本曹達(株)製)100g、トルエン200gおよび3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン129g(0.8モル)を納め、内温100℃で4時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量2,000の褐色透明液体を得た。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[比較例1−2]
特開昭62−265301号公報を参考に、以下の手法により有機ケイ素化合物を合成し、プライマー組成物を調製した。
撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた1Lセパラブルフラスコに、LBR−300((株)クラレ製)100g、トルエン200gおよび3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン30g(0.19モル)を納め、内温100℃で4時間撹拌した。
撹拌終了後、減圧濃縮を行い、数平均分子量36,000の褐色透明液体を得た。
得られた有機ケイ素化合物にトルエンを加えて有効成分濃度を5質量%に調整し、プライマー組成物を得た。
[2]ポリシロキサン塗膜を有する積層体の製造
[実施例2−1]
ポリプロピレン製基材の表面をエアフローにより洗浄し、この表面に実施例1−1で調製したプライマー組成物をはけ塗りにより薄く塗布し、乾燥させてプライマー塗膜を形成した。
次に、このプライマー塗膜面に、KR−401N(信越化学工業(株)製、アルコキシシロキサンオリゴマー)をバーコーター14にて塗工し、23℃、55℃RH条件下で1日間放置して養成して塗膜を形成し、積層体を得た。
[実施例2−2〜2−8]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、実施例1−2〜1−8で調製したプライマー組成物にそれぞれ変更した以外は、実施例2−1と同様にして積層体を得た。
[比較例2−1,2−2]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、比較例1−1,1−2で調製したプライマー組成物にそれぞれ変更した以外は、実施例2−1と同様にして積層体を得た。
[比較例2−3]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%デシルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−3103)トルエン溶液に変更した以外は、実施例2−1と同様にして積層体を得た。
[比較例2−4]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%3−アミノプロピルトリエトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBE−903)トルエン溶液に変更した以外は、実施例2−1と同様にして積層体を得た。
[比較例2−5]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−403)トルエン溶液に変更した以外は、実施例2−1と同様にして積層体を得た。
上記実施例2−1〜2−8および比較例2−1〜2−5で作製した積層体について、碁盤目密着性試験により塗膜の密着性を確認した。結果を表1に示す。
Figure 0006477549
表1に示されるように、本発明のプライマー組成物を用いている実施例2−1〜2−8で得られた積層体は、比較例2−1〜2−5よりも塗膜の密着性に優れており、特に、分子量の大きな有機シラン化合物を含むプライマー組成物を用いて得られた実施例2−5〜実施例2−8の積層体は、塗膜の密着性に極めて優れていることがわかる。
[3]シリコーンエラストマー塗膜を有する積層体の製造
[実施例3−1]
ポリプロピレン製基材の表面をエアフローにより洗浄し、この表面に実施例1−1で調製したプライマー組成物をはけ塗りにより薄く塗布し、乾燥させてプライマー塗膜を形成した。
次に、このプライマー塗膜面に、N,N−ジエチルヒドロキシアミンを放出する縮合型室温硬化性シリコーンエラストマー(信越化学工業(株)製、シーラントニュー70)を塗布して硬化させて塗膜を形成し、積層体を得た。
[実施例3−2〜3−8]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、実施例1−2〜1−8で調製したプライマー組成物にそれぞれ変更した以外は、実施例3−1と同様にして積層体を得た。
[比較例3−1,3−2]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、比較例1−1,1−2で調製したプライマー組成物にそれぞれ変更した以外は、実施例3−1と同様にして積層体を得た。
[比較例3−3]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%デシルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−3103)トルエン溶液に変更した以外は、実施例3−1と同様にして積層体を得た。
[比較例3−4]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%3−アミノプロピルトリエトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBE−903)トルエン溶液に変更した以外は、実施例3−1と同様にして積層体を得た。
[比較例3−5]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−403)トルエン溶液に変更した以外は、実施例3−1と同様にして積層体を得た。
上記実施例3−1〜3−8および比較例3−1〜3−5で作製した積層体について、14日経過後に硬化したシリコーンエラストマー塗膜と被着体との剪断接着力をJIS K−6249の方法に準拠して調べた。その結果を表2に示す。なお、表中の凝集破壊率は以下のようにして求めた。
凝集破壊率(%)=100×凝集破壊面積/(界面破壊面積+凝集破壊面積)
Figure 0006477549
表2に示されるように、本発明のプライマー組成物は、ポリプロピレン基材とシリコーンエラストマーとの高い密着性を有していることがわかる。
[4]ウレタン接着剤塗膜を有する積層体の製造
[実施例4−1]
ポリプロピレン製基材の表面に実施例1−1で調製したプライマー組成物をはけ塗りにより薄く塗布し、乾燥させてプライマー塗膜を形成した。
次に、このプライマー塗膜面に、ウレタン接着剤(UM700、セメダイン(株)製)を塗布した後、120℃で10分間の条件で加熱乾燥させ、さらに23℃、55℃RH条件下で3日間放置して養成して塗膜を形成し、積層体を得た。
[実施例4−2〜4−8]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、実施例1−2〜1−8で調製したプライマー組成物にそれぞれ変更した以外は、実施例4−1と同様にして積層体を得た。
[比較例4−1,4−2]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、比較例1−1,1−2で調製したプライマー組成物にそれぞれ変更した以外は、実施例4−1と同様にして積層体を得た。
[比較例4−3]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%デシルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−3103)トルエン溶液に変更した以外は、実施例4−1と同様にして積層体を得た。
[比較例4−4]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%3−アミノプロピルトリエトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBE−903)トルエン溶液に変更した以外は、実施例4−1と同様にして積層体を得た。
[比較例4−5]
実施例1−1で調製したプライマー組成物を、5質量%3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−403)トルエン溶液に変更した以外は、実施例4−1と同様にして積層体を得た。
上記実施例4−1〜4−8および比較例4−1〜4−5で作製した積層体について、ナイフカット試験による手剥離試験を行い、破壊の状態を目視で観察した。その結果を表3に示す。
Figure 0006477549
表3に示されるように、本発明のプライマー組成物は、ポリプロピレン基材とウレタン接着剤との高い密着性を有していることがわかる。

Claims (6)

  1. 式(1)で表され、数平均分子量が25,000より大きい有機ケイ素化合物を含有することを特徴とするプライマー組成物。
    Figure 0006477549
    (式中、R1は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基を表し、R2は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基を表し、fは、0以上の数を表し、eおよびgは、互いに独立して、0より大きい数を表し、mは、1〜3の整数を表す。ただし、各繰り返し単位の順序は任意である。)
  2. 希釈溶媒を含有し、前記有機ケイ素化合物の濃度が1〜50質量%である請求項1記載のプライマー組成物。
  3. (i)基材上に、請求項1または2記載のプライマー組成物を塗布してプライマー塗膜を形成する工程、および
    (ii)前記プライマー塗膜上に、接着剤またはコーティング剤を塗布する工程
    を含むことを特徴とする接着結合方法。
  4. 前記接着剤が、湿気硬化型接着剤である請求項3記載の接着結合方法。
  5. 前記コーティング剤が、湿気硬化型コーティング剤である請求項3記載の接着結合方法。
  6. (i)基材上に、請求項1または2記載のプライマー組成物を塗布してプライマー塗膜を形成する工程、および
    (ii)前記プライマー塗膜上に、接着剤またはコーティング剤を塗布する工程
    を含むことを特徴とする積層体の製造方法。
JP2016047046A 2016-03-10 2016-03-10 プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法 Active JP6477549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047046A JP6477549B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047046A JP6477549B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017160357A JP2017160357A (ja) 2017-09-14
JP6477549B2 true JP6477549B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=59857720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016047046A Active JP6477549B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6477549B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6988786B2 (ja) * 2018-12-28 2022-01-05 信越化学工業株式会社 ポリフェニレンエーテル樹脂組成物およびシラン変性共重合体
JP7021650B2 (ja) * 2019-02-15 2022-02-17 信越化学工業株式会社 ゴム組成物及び有機ケイ素化合物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925828A (ja) * 1982-08-05 1984-02-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
JP2001262040A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd プライマー組成物および接着方法
JP2002293991A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Fluorchem Inc 室温硬化性混成シリコーン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017160357A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6580590B2 (ja) アミジン基またはグアニジン基を含有するシラン
TWI403558B (zh) Room temperature hardened organopolysiloxane composition
JP6930917B2 (ja) 硬化性シロキサン組成物
JP6659594B2 (ja) シロキサン構造単位を含む架橋触媒
JP2018502182A (ja) シラン基を含む急速硬化性組成物
EP2130873A1 (en) Room temperature curable organopolysiloxane composition
EP2284239A1 (en) Bonder article
JPH034594B2 (ja)
US20140378608A1 (en) Curable polysiloxane coating composition
JP6477549B2 (ja) プライマー組成物およびそれを用いた接着結合方法
JP2009197048A (ja) トリアジンチオール基及びアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン及びその製造方法、並びに当該オルガノポリシロキサンを含有する接着用プライマー組成物
JPWO2019069706A1 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び物品
JP6291820B2 (ja) シリル基含有ホスホリルコリン化合物及びその製造方法、並びに、重縮合体及び表面改質剤
JP6112067B2 (ja) プライマー組成物及び接着結合又はシーリング方法
WO2020026731A1 (ja) 室温硬化性ポリブタジエン樹脂組成物、その製造方法及び実装回路基板
TW201739615A (zh) 層合體及其製造方法
JP6439304B2 (ja) プライマー組成物
EP4059991A1 (en) Organopolysiloxane and coating composition containing same
JP2018039909A (ja) シラン変性共重合体、その製造方法および密着向上剤
JP2811140B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP6024638B2 (ja) シリコーン粘着剤組成物、密着向上剤の製造方法及び粘着性物品
KR20240089740A (ko) 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물, 접착제, 시일제 및 코팅제
WO2018139134A1 (ja) 室温硬化性シラン含有樹脂組成物及び実装回路基板
JP6828002B2 (ja) 硬化性組成物
WO2023199747A1 (ja) シラン変性共重合体、その製造方法およびそれを含む組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6477549

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150