JP6476229B2 - 眼科手術用器具 - Google Patents

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Description

本発明は眼球の角膜などに処置を施すための眼科手術用器具に関するものである。
下記の特許文献1などに開示された眼科手術用器具は、ハンドルと手術用機能部とを備え、ステンレス鋼などの金属により成形されている。この手術用機能部は、角膜厚さの測定や角膜へのマーク付与などの各種機能を有している。
特開平8−322795号公報
従来の眼科手術用器具は、ステンレス鋼などのように重量のある金属により成形されているため、眼球の角膜に手術用機能部を当てがって処置を施す際に、使い勝手が悪くなっていた。そのため、チタンなどの軽い金属により眼科手術用器具を成形した場合、使い勝手は良くなるが、高価になるため、再使用タイプとなっていた。また、ステンレス鋼やチタンなどの金属により眼科手術用器具を成形する場合には、製造コストが上がって高価になるため、再使用タイプとなっていた。
再使用する場合には、器具の洗浄及び滅菌に手間がかかったり、器具の洗浄及び滅菌の不良により感染症のリスクが高くなったりするおそれがあった。また、金属は不透明であるため、手術用機能部を通して角膜を視認することができず、正確な手術を行う際に障害になる場合があって、使い勝手が悪くなっていた。
この発明は、眼科手術用器具の使い勝手を良くすることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜6に示す第1実施形態、図7〜8に示す第2実施形態、図9〜10に示す第3実施形態)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる眼科手術用器具(1)は、第1〜3実施形態に対応し、頭端部(3a)と尻端部(3b)との間で延設したハンドル(3)と、手術用機能部(4)とを備えている。このハンドル(3)は、尻端部(3b)から頭端部(3a)側へ延設した把持部(14)と、この把持部(14)と頭端部(3a)との間で延設した頭部(15)とを有している。この頭部(15)と前記手術用機能部(4)とを樹脂により一体成形している。ハンドル(3)の延設方向(X)を含む鉛直面(V)に対し直交する幅方向(Y)で、この頭部(15)の最大幅寸法をこの把持部(14)の最大幅寸法より大きく設定するとともに、この手術用機能部(4)の最大幅寸法より小さく設定するかまたは同一に設定している。
請求項1の発明では、眼科手術用器具(1)において、ハンドル(3)の頭部(15)と手術用機能部(4)とを樹脂により一体成形したので、軽量になって眼球の角膜(38)などに処置を施し易くなるとともに、金属で成形する場合より製造コストが下がって安価になるために使い捨て易くなり、眼科手術用器具(1)の洗浄及び滅菌が不要となって感染症のリスクを低くすることができる。また、眼科手術用器具(1)において、ハンドル(3)の頭部(15)と手術用機能部(4)とを樹脂により一体成形したにもかかわらず、頭部(15)の強度を高めてハンドル(3)の強度を高めることができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかるハンドル(3)においては、把持部(14)と頭部(15)とを樹脂により一体成形している。請求項2の発明では、眼科手術用器具(1)において、手術用機能部(4)とハンドル(3)の頭部(15)とを樹脂により一体成形するばかりでなく、ハンドル(3)の頭部(15)と把持部(14)とを樹脂により一体成形したので、より一層軽量になって眼球の角膜(38)などに処置を施し易くなるとともに、安価となって使い捨て易くなり、眼科手術用器具(1)の洗浄及び滅菌が不要となって感染症のリスクを低くすることができる。
請求項3の発明にかかる眼科手術用器具(1)は、第1〜3実施形態に対応し、頭端部(3a)と尻端部(3b)との間で延設したハンドル(3)と、手術用機能部(4)とを備えている。このハンドル(3)は、尻端部(3b)から頭端部(3a)側へ延設した把持部(14)と、この把持部(14)と頭端部(3a)との間で延設した頭部(15)とを有している。この頭部(15)と前記手術用機能部(4)とを透過樹脂により一体成形している。ハンドル(3)の延設方向(X)を含む鉛直面(V)に対し直交する幅方向(Y)で、この頭部(15)の最大幅寸法をこの把持部(14)の最大幅寸法より大きく設定するとともに、この手術用機能部(4)の最大幅寸法より小さく設定するかまたは同一に設定している。
請求項3の発明では、眼科手術用器具(1)において、ハンドル(3)の頭部(15)と手術用機能部(4)とを樹脂により一体成形したので、軽量になって眼球の角膜(38)などに処置を施し易くなるとともに、金属で成形する場合より製造コストが下がって安価になるために使い捨て易くなり、眼科手術用器具(1)の洗浄及び滅菌が不要となって感染症のリスクを低くすることができる。また、眼科手術用器具(1)において、ハンドル(3)の頭部(15)と手術用機能部(4)とを樹脂により一体成形したにもかかわらず、頭部(15)の強度を高めてハンドル(3)の強度を高めることができる。特に、頭部(15)と手術用機能部(4)とを透過樹脂により一体成形したので、透過樹脂である手術用機能部(4)を通して眼球の角膜(38)などを容易に視認することができ、眼球の角膜(38)などに処置を施し易くなる。
請求項の発明を前提とする請求項の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかるハンドル(3,23)においては、把持部(14,33)と頭部(15,34)とを透過樹脂により一体成形している。請求項の発明では、眼科手術用器具(1,2)において、手術用機能部(4,24)とハンドル(3,23)の頭部(15,34)とを透過樹脂により一体成形するばかりでなく、ハンドル(3,23)の頭部(15,34)と把持部(14,33)とを透過樹脂により一体成形したので、より一層軽量になって眼球の角膜(38)などに処置を施し易くなるとともに、安価となって使い捨て易くなり、眼科手術用器具(1,2)の洗浄及び滅菌が不要となって感染症のリスクを低くすることができる。
請求項1の発明又は請求項3の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかるハンドル(3)において、頭部(15)の幅寸法は把持部(14)から手術用機能部(4)に向かうに従い次第に大きくなるように設定されている。請求項1の発明又は請求項3の発明では、ハンドル(3)の頭部(15)において、最も大きい曲げ応力が生じ易い頭端部(3a)の幅寸法を最も大きく設定したので、手術用機能部(4)に対し樹脂により一体成形した頭部(15)の強度を高めてハンドル(3)の強度を高めることができる。
請求項1の発明又は請求項3の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記ハンドル(3)の頭部(15)は、幅方向(Y)の両端部に設けた端壁(16)と、この両端壁(16)間に設けた底壁(17)と、この両端壁(16)と底壁(17)とにより囲まれた凹所(18)とを有している。請求項1の発明又は請求項3の発明では、眼科手術用器具(1)において、手術用機能部(4)に対し樹脂により一体成形した頭部(15)の断面形状を改良して、頭部(15)の強度を高めてハンドル(3)の強度を高めることができる。
請求項1の発明又は請求項3の発明を前提とする請求項の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかるハンドル(3)の頭部(15)において、底壁(17)には凹所(18)に対する反対側で補強部(19)を設けている。請求項の発明では、眼科手術用器具(1)において、手術用機能部(4)に対し樹脂により一体成形した頭部(15)の断面形状を改良して、頭部(15)の強度を高めてハンドル(3)の強度を高めることができる。
次に、請求項以外の技術的思想について実施形態の図面の符号を援用して説明する。
請求項3又は4の発明を前提とする第の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記透過樹脂の可視光の透過率は55%以上100%以下の範囲に設定されている。第の発明では、眼科手術用器具(1,2)において、手術用機能部(4,24)を通して眼球の角膜(38)などを容易に視認することができる。
請求項1〜のうちいずれか一つの請求項の発明または第の発明を前提とする第の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記手術用機能部は、幅方向(Y)を含む水平面(H)に対し直交する中心線(5a)の方向の両側のうち、一方の側にこの中心線(5a)を中心として所定円周角度で延びる表面(7)を設けるとともに、他方の側にこの中心線(5a)を中心として所定円周角度で延びる裏面(8)を設けたゲージ(4)であって、その表面(7)にはこの中心線(5a)を中心とする円周方向に沿う目盛(12)を付している。第の発明では、ゲージ(4)を有する眼科手術用器具(1)において、請求項1〜のうちいずれか一つの請求項の発明または第の発明の効果を発揮させることができる。
の発明を前提とする第の発明(第1実施形態に対応)において、前記ゲージ(4)の表面(7)は前記中心線(5a)から外側へ離間するに従い表面(7)側から裏面(8)側に向かうように傾斜して設けられている。第の発明では、ゲージ(4)において、目盛(12)を付した表面(7)における反射光の反射向きを中心線(5a)に直交する水平面(H)に対し傾斜させて目盛(12)を容易に視認することができる。
の発明を前提とする第の発明(第2実施形態に対応)において、前記ゲージ(4)の表面(7)は前記中心線(5a)に対し直交する水平面(H)に沿って設けられている。第の発明では、ゲージ(4)において目盛(12)が水平な表面(7)に付されているので、眼科手術のように顕微鏡を介して真上(鉛直方向)から術野を見る場合、目盛(12)を容易に視認することができる。
の発明を前提とする第1の発明(第3実施形態に対応)において、前記ゲージ(4)の表面(7)は前記中心線(5a)から外側へ離間するに従い裏面(8)側から表面(7)側に向かうように傾斜して設けられている。第1の発明では、ゲージ(4)において、目盛(12)を付した表面(7)における反射光の反射向きを中心線(5a)に直交する水平面(H)に対し傾斜させて目盛(12)を容易に視認することができる。
〜1の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第1の発明(第1,3実施形態に対応)において、前記ゲージ(4)の目盛(12)は凸状に設けられている。第1の発明では、ゲージ(4)において、目盛(12)を凸状にして容易に視認することができる。
〜1の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第1の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記ハンドル(1)の把持部(14)は前記ゲージ(4)の中心線(5a)から外側へ離間するに従いゲージ(4)の裏面(8)側から表面(7)側に向かうように傾斜して設けられている。第1の発明では、ゲージ(4)を有する眼科手術用器具(1)において、ハンドル(3)によりゲージ(4)を容易に操作することができる。
〜1の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第1の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記ゲージ(4)の表面(7)及び裏面(8)は内孔(5)の外周に設けられている。第1の発明では、ゲージ(4)を有する眼科手術用器具(1)を内孔(5)により軽くすることができる。また、内孔(5)内に例えばマーカ等の別の器具を配置し、それらの器具をゲージ(4)に合わせて配置したり調整したりして手術を容易に行うことができる。
第1の発明(第1〜3実施形態に対応)は、第1の発明に記載した第一の眼科手術用器具(1)と、頭端部(23a)と尻端部(23b)との間で延設したハンドル(23)とこの第一の眼科手術用器具(1)のゲージ(4)の内孔(5)に挿入される手術用機能部であるマーカ(24)を有する第二の眼科手術用器具(2)とを備えている。この第二の眼科手術用器具(2)のハンドル(23)は、尻端部(23b)から頭端部(23a)側へ延設した把持部(33)と、この把持部(33)と頭端部(23a)との間で延設した頭部(34)とを有している。このマーカ(24)にはこのゲージ(4)の内孔(5)でゲージ(4)の目盛(12)に対峙させることができる印部(30)を設けている。第1の発明では、ゲージ(4)を有する第一の眼科手術用器具(1)とマーカ(24)を有する第二の眼科手術用器具(2)とを互いに組み合わせ、ゲージ(4)の目盛(12)に合わせたマーカ(24)の印部(30)により眼球の角膜(38)などにマーク(M1,M2)を付けることができる。
第1の発明を前提とする第1の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる第二の眼科手術用器具(2)において、ハンドル(23)とマーカ(24)とを樹脂により一体成形している。第1の発明では、ハンドル(23)とマーカ(24)とを樹脂により一体成形した第二の眼科手術用器具(2)において、軽量になって眼球の角膜(38)などに処置を施し易くなるとともに、金属で成形する場合より製造コストが下がって安価になるために使い捨て易くなり、第二の眼科手術用器具(2)の洗浄及び滅菌が不要となって感染症のリスクを低くすることができる。
第1の発明を前提とする第1の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる第二の眼科手術用器具(2)において、ハンドル(23)とマーカ(24)とを透過樹脂により一体成形している。第1の発明では、第1の発明の効果に加え、透過樹脂であるマーカ(24)を通して眼球の角膜(38)などを容易に視認することができ、眼球の角膜(38)などに処置を施し易くなる。
第1〜1の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第1の発明(第1実施形態に対応)にかかるマーカ(24)においては、ハンドル(23)の延設方向(X)を含む鉛直面(V)に対し直交する幅方向(Y)を含む水平面(H)に対し直交する中心線(25a)の方向の両側のうち、一方の側にこの中心線(25a)を中心として所定円周角度で延びる表面(28)を設けるとともに、他方の側にこの中心線(25a)を中心として所定円周角度で延びる裏面(29)を設け、このマーカ(24)の表面(28)は前記中心線(25a)から外側へ離間するに従い表面(18)側から裏面(29)側に向かうように傾斜して設けられている。第1の発明では、マーカ(24)の表面(28)における反射光の反射向きを中心線(25a)に直交する水平面(H)に対し傾斜させてゲージ(4)の目盛(12)を容易に視認することができる。
第1〜1の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第18の発明(第2実施形態に対応)にかかるマーカ(24)においては、ハンドル(23)の延設方向(X)を含む鉛直面(V)に対し直交する幅方向(Y)を含む水平面(H)に対し直交する中心線(25a)の方向の両側のうち、一方の側にこの中心線(25a)を中心として所定円周角度で延びる表面(28)を設けるとともに、他方の側にこの中心線(25a)を中心として所定円周角度で延びる裏面(29)を設け、このマーカ(24)の表面(28)は前記中心線(25a)に対し直交する水平面(H)に沿って設けられている。第18の発明では、ゲージ(4)の目盛(12)が付された表面(7)に対しマーカ(24)の表面(28)が水平面(H)に沿って並ぶので、眼科手術のように顕微鏡を介して真上(鉛直方向)から術野を見る場合、ゲージ(4)の目盛(12)を容易に視認することができる。
第1〜1の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第19の発明(第3実施形態に対応)にかかるマーカ(24)においては、ハンドル(23)の延設方向(X)を含む鉛直面(V)に対し直交する幅方向(Y)を含む水平面(H)に対し直交する中心線(25a)の方向の両側のうち、一方の側にこの中心線(25a)を中心として所定円周角度で延びる表面(28)を設けるとともに、他方の側にこの中心線(25a)を中心として所定円周角度で延びる裏面(29)を設け、このマーカ(24)の表面(28)は前記中心線(25a)から外側へ離間するに従い裏面(29)側から表面(28)側に向かうように傾斜して設けられている。第19の発明では、マーカ(24)の表面(28)における反射光の反射向きを中心線(25a)に直交する水平面(H)に対し傾斜させてゲージ(4)の目盛(12)を容易に視認することができる。
第119の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第2の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる第二の眼科手術用器具(2)のハンドル(23)において、尻端部(23b)から頭端部(23a)側へ延設した把持部(33)は、前記マーカ(24)の中心線(25a)から外側へ離間するに従いマーカ(24)の裏面(29)側から表面(28)側に向かうように傾斜して設けられている。第2の発明では、マーカ(24)を有する第二の眼科手術用器具(2)において、ハンドル(23)によりマーカ(24)を容易に操作することができる。
請求項1〜の発明のうちいずれか一つの請求項の発明、または第〜2の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第2の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかるハンドル(3,23)の把持部(14,33)において、周方向で環状に連続する複数の突条(22,37)をハンドル(3,23)の延設方向(X)へ互いに間隔をあけて並設した滑止部(20,35)を設け、この滑止部(20,35)の各突条(22,37)で、ハンドル(3,23)の延設方向(X)を含む鉛直面(V)に沿う方向の両側のうち、一方の側に表部(22a,37a)を設けるとともに、他方の側に裏部(22b,37b)を設け、この鉛直面(V)に対し直交する幅方向(Y)の両側でこの表部(22a,37a)と裏部(22b,37b)とを結ぶ側部(22c,37c)を設け、この側部(22c,37c)はこの表部(22a,37a)から裏部(22b,37b)に向かうに従いハンドル(3,23)の尻端部(3b,23b)側から頭端部(3a,23a)側に向かうようにハンドル(3,23)の延設方向(X)に対し傾斜している。例えば、この側部(22c,37c)は前記中心線(5a,25a)に対し平行に設けられている。第2の発明では、眼科手術用器具(1,2)において、特定形状の突条(22,37)を有する滑止部(20,35)によりハンドル(3,23)の操作を行い易い。
第2の発明を前提とする第2の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかるハンドル(3,23)の把持部(14,33)において、滑止部(20,35)はハンドル(3,23)の尻端部(3b,23b)と頭部(15,34)との間の中間部とその頭部(15,34)との間に設けられている。第2の発明では、眼科手術用器具(1,2)において、特定形状の突条(22,37)を有する滑止部(20,35)によりハンドル(3,23)の操作を行い易い。
第2の発明を前提とする第2の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかるハンドル(3,23)の把持部(14,33)において、ハンドル(3,23)の尻端部(3b,23b)と滑止部(20,35)との間には滑止部(20,35)と異なる指当部(21,36)を設けている。第2の発明では、眼科手術用器具(1,2)において、特定形状の突条(22,37)を有する滑止部(20,35)とその滑止部(20,35)と異なる指当部(21,36)とによりハンドル(3,23)の操作を行い易い。
本発明は、眼科手術用器具(1,2)の使い勝手を良くすることができる。
(a)は第1実施形態にかかる第一の眼科手術用器具を示す斜視図であり、(b)は同じく正面図であり、(c)は同じく平面図であり、(d)は同じく正面側から見た断面図である。 (a)は図1(c)の部分拡大平面図であり、(b)は(a)のA1−A1線断面図であり、(c)は(a)のA2−A2線断面図であり、(d)は(a)のA3−A3線断面図である。 (a)は第1実施形態にかかる第二の眼科手術用器具を示す斜視図であり、(b)は同じく正面図であり、(c)は同じく平面図であり、(d)は同じく正面側から見た断面図である。 (a)は図3(c)の部分拡大平面図であり、(b)は(a)のB1−B1線断面図であり、(c)は(a)のB2−B2線断面図であり、(d)は(a)のB3−B3線断面図である。 (a)は第1実施形態にかかる第一の眼科手術用器具と第1実施形態にかかる第二の眼科手術用器具とを互いに組み合わせた使用状態を示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大斜視図であり、(c)はその使用状態を示す部分拡大平面図であり、(d)は(c)のC−C線における部分断面図である。 (a)は眼球の角膜の水平方向両側にマークM1を付けた状態を示す模式図であり、(b)は角膜のマークM1にゲージの目盛を合わせた状態を示す模式図であり、(c)は水平方向両側のマークM1を互いに結ぶ線に対する角膜の強主経線の交差角度だけマーカをずらしてゲージ の目盛に合わせた状態を示す模式図であり、(d)はマーカにより角膜にマークM2を付けた状態を示す模式図であり、(e)はレンズに付けたマークM3を角膜のマークM2に合わせた状態を示す模式図である。 (a)は第2実施形態にかかる第一の眼科手術用器具の部分拡大平面図であり、(b)は(a)のD−D線断面図である。 (a)は第2実施形態にかかる第二の眼科手術用器具の部分拡大平面図であり、(b)は(a)のE−E線断面図である。 (a)は第3実施形態にかかる第一の眼科手術用器具の部分拡大平面図であり、(b)は(a)のF−F線断面図である。 (a)は第3実施形態にかかる第二の眼科手術用器具の部分拡大平面図であり、(b)は(a)のG−G線断面図である。
まず、本発明の第1実施形態について図1〜6を参照して説明する。
第1実施形態にかかる眼科手術用器具セットは、図1及び図2に示す第一の眼科手術用器具1と図3及び図4に示す第二の眼科手術用器具2とを備え、図5に示すように第一の眼科手術用器具1と第二の眼科手術用器具2とを互いに組み合わせて使用する。
図1及び図2に示す第一の眼科手術用器具1は、頭端部3aと尻端部3bとの間で延設したハンドル3と、手術用機能部としてのゲージ4とを備えている。ハンドル3の長さは約100mmに設定されているが、それ以外の長さに設定してもよい。ハンドル3とゲージ4とは樹脂により一体成形されている。樹脂は例えばポリカーボネート樹脂を主体とし、透過性を有している。ポリカーボネート樹脂以外、例えばポリオレフィンや環状オレフィン・コポリマなどの樹脂を採用してもよい。透過樹脂の可視光の透過率は、55%以上100%以下、好ましくは65%以上95%以下の範囲に設定されている。
ゲージ4は、平坦な円筒形状をなし、内孔5と、内孔5の外周を囲う周壁6とを有している。ハンドル3の延設方向Xを含む鉛直面Vと、鉛直面Vに直交する幅方向Yを含む水平面Hとを想定した場合、内孔5は、水平面Hに直交する中心線5aを中心とする断面円形状をなし、中心線5aの方向の上下両側で開放されている。内孔5の内径は約12mmに設定されているが、それ以外の内径に設定してもよい。周壁6の上側には中心線5aを中心として360度の円周角度で延びる表面7が内孔5の外周に設けられ、周壁6の下側には中心線5aを中心として360度の円周角度で延びる裏面8が内孔5の外周に設けられている。周壁6の表面7の外周には端壁9がハンドル3に対する連続部10を除いて設けられ、表面7の上方で端壁9の内側に凹所11が内孔5に連通して設けられている。
凹所11においてゲージ4の表面7は中心線5aから外側へ離間するに従い表面7側から裏面8側に向かうように傾斜して設けられている。ゲージ4の表面7には内孔5の外周に沿って凸状の目盛12が付されている。凸状の目盛12の表面にはしぼ加工が施されているため、表面7と目盛12との見え方が異なり、目盛12が見易くなる。目盛12は5度ずつの間隔で付されているが、この間隔以外でもよく、例えば1度ずつの間隔で付してもよいし、それ以外の間隔で付してもよい。ゲージ4の裏面8は中心線5aに直交する水平面Hに沿って設けられている。ゲージ4の裏面8には複数の小突起13が円周方向へ互いに間隔をあけて並設されている。
ハンドル3は、尻端部3bから頭端部3a側へ延設した把持部14と、把持部14と頭端部3aとの間で延設した頭部15とを有し、頭端部3aでゲージ4の周壁6の上側に連続部10で連続している。ハンドル3の把持部14及び頭部15においてその延設方向Xは、ゲージ4の中心線5aから外側へ離間するに従いゲージ4の裏面8側から表面7側に向かうように、水平面Hに対し例えば45度だけ傾斜して設けられている。頭部15は、幅方向Yの両端部に設けた端壁16と、両端壁16間に設けた底壁17と、両端壁16と底壁17とにより囲まれた凹所18とを有している。頭部15の両端壁16はゲージ4の端壁9から連続して把持部14まで設けられている。頭部15の凹所18はゲージ4の凹所11に連続している。頭部15において底壁17には凹所18に対する反対側で補強部としてのリブ19がハンドル3の延設方向Xに沿って設けられている。頭部15の両端壁16間の幅寸法は把持部14からゲージ4に向かうに従い次第に大きくなるように設定されている。把持部14は丸棒状をなし、頭部15の最大幅寸法を把持部14の最大幅寸法より大きく設定するとともにゲージ4の最大幅寸法より小さく設定している。頭部15の最大幅寸法をゲージ4の最大幅寸法と同一に設定してもよい。
ハンドル3の把持部14においては、ハンドル3の尻端部3bと頭部15との間の中間部とその頭部15との間に滑止部20が設けられ、ハンドル3の尻端部3bと滑止部20との間には滑止部20と異なる指当部21が設けられている。滑止部20においては、周方向で円環状に連続する複数の突条22がハンドル3の延設方向Xへ互いに間隔をあけて並設されている。各突条22においては、鉛直面Vに沿う方向の上下両側のうち、上側に表部22aが設けられているとともに下側に裏部22bが設けられ、幅方向Yの両側で表部22aと裏部22bとを結ぶ側部22cが設けられている。両側部22cは、表部22aから裏部22bに向かうに従いハンドル3の尻端部3b側から頭端部3a側に向かうようにハンドル3の延設方向Xに対し傾斜しているとともに、ゲージ4の中心線5aと平行になっている。ハンドル3の指当部21は突条22のない平坦面になっている。
図3及び図4に示す第二の眼科手術用器具2は、頭端部23aと尻端部23bとの間で延設したハンドル23と、手術用機能部としてのマーカ24とを備えている。ハンドル23の長さは約100mmに設定されているが、それ以外の長さに設定してもよい。ハンドル23とマーカ24とは樹脂により一体成形されている。樹脂は例えばポリカーボネート樹脂を主体とし、透過性を有している。ポリカーボネート樹脂以外、例えばポリオレフィンや環状オレフィン・コポリマなどの樹脂を採用してもよい。透過樹脂の可視光の透過率は、55%以上100%以下、好ましくは65%以上95%以下の範囲に設定されている。
マーカ24は、内孔25と、内孔25の外周を囲う周壁26とを有している。ハンドル23の延設方向Xを含む鉛直面Vと、鉛直面Vに直交する幅方向Yを含む水平面Hとを想定した場合、内孔25は、水平面Hに直交する中心線25aを中心とする断面円形状をなし、中心線25aの方向の上下両側で開放されている。周壁26の上側にはハンドル23に対する連続部27が上方へ突出して設けられているとともに、中心線25aを中心として連続部27を除く円周角度で延びる表面28が内孔25の外周に設けられ、周壁26の下側には中心線25aを中心として360度の円周角度で延びる裏面29が内孔25の外周に設けられている。なお、内孔25を省略してもよい。
マーカ24の表面28は中心線25aから外側へ離間するに従い表面28側から裏面29側に向かうように傾斜して設けられている。マーカ24の裏面29は中心線25aに直交する水平面Hに沿って設けられている。マーカ24の周壁26の外周において幅方向Yの両側には中心線25aから離れる外側へ突出する印部30が180度間隔で設けられている。印部30において、上側には指針部31が設けられ、下側には裏面29より下方で転写部32が設けられている。
ハンドル23は、尻端部23bから頭端部23a側へ延設した把持部33と、把持部33と頭端部23aとの間で延設した頭部34とを有し、頭端部23aでマーカ24の周壁26の連続部27に連続している。ハンドル23の把持部33及び頭部34においてその延設方向Xは、マーカ24の中心線25aから外側へ離間するに従いマーカ24の裏面29側から表面28側に向かうように、水平面Hに対し例えば45度だけ傾斜して設けられている。頭部34は平坦な形状をなし、把持部33は丸棒状をなしている。周壁26の連続部27の最大幅寸法と頭部34の最大幅寸法と把持部33の最大幅寸法とは、互いにほぼ同一に設定されているとともに、周壁26の最大幅寸法より小さく設定されている。
ハンドル23の把持部33においては、ハンドル23の尻端部23bと頭部34との間の中間部とその頭部34との間に滑止部35が設けられ、ハンドル23の尻端部23bと滑止部35との間には滑止部35と異なる指当部36が設けられている。滑止部35においては、円周方向で円環状に連続する複数の突条37がハンドル23の延設方向Xへ互いに間隔をあけて並設されている。各突条37においては、鉛直面Vに沿う方向の上下両側のうち、上側に表部37aが設けられているとともに下側に裏部37bが設けられ、幅方向Yの両側で表部37aと裏部37bとを結ぶ側部37cが設けられている。両側部37cは、表部37aから裏部37bに向かうに従いハンドル23の尻端部23b側から頭端部23a側に向かうようにハンドル23の延設方向Xに対し傾斜しているとともに、マーカ24の中心線25aと平行になっている。ハンドル23の指当部36は突条37のない平坦面になっている。
図5に示すように、第一の眼科手術用器具1と第二の眼科手術用器具2とを互いに組み合わせて使用する場合には、ゲージ4の内孔5にマーカ24を挿入してマーカ24の両印部30の指針部31をゲージ4の目盛12に対峙させ、ゲージ4の目盛12に合わせてマーカ24を回動させてゲージ4に対するマーカ24の位置を設定する。
次に乱視矯正を伴う白内障手術における眼科手術用器具1,2の使用例を概説する。
図6(a)に示すように、患者が起きて正面を見た状態で角膜38の水平方向両側にインク付与器具により線状のマークM1を付ける。また、患者が起きて正面を見た状態で検査機器により角膜38の形状を測定及び分析し、角膜38の曲率半径が最も小さい部分である強主経線を求める。そして、水平方向両側のマークM1を互いに結ぶ線と強主経線との交差角度を算出する。
次に、図6(b)に示すように、患者が寝て上方を見た状態で角膜38の外周にゲージ4の目盛12を配置して、角膜38の両マークM1にゲージ4の目盛12(例えば0度及び180度)を合わせる。また、マーカ24の両印部30の転写部32にインクを付ける。そして、図6(c)に示すように、ゲージ4の内孔5にマーカ24を配置して、水平方向両側のマークM1を互いに結ぶ線に対する強主経線の交差角度だけゲージ4の目盛12(例えば0度及び180度)に対しずらしてマーカ24の両印部30の指針部31を合わせた後、マーカ24の両印部30の転写部32を角膜38に押し当てる。すると、図6(d)に示すように、角膜38にインクが付与されて線状のマークM2が付される。その場合、角膜38の両マークM2が角膜38の強主経線に一致する。
その後、ゲージ4及びマーカ24を角膜38から離した後、白内障の手術を行い、乱視矯正用眼内レンズ39を眼球内に挿入する。そして、図6(e)に示すように、乱視矯正用眼内レンズ39に付された両マークM3を角膜38の両マークM2に合わせるように、眼球内で乱視矯正用眼内レンズ39の向きを設定して、乱視矯正用眼内レンズ39を角膜38の強主経線に合う最適位置に配置することができる。従って、白内障の手術と同時に、乱視矯正用眼内レンズ39により角膜38の歪みを補正して乱視矯正を行うことができる。
図7〜8に示す本発明の第2実施形態において、ゲージ4の表面7及びマーカ24の表面28は中心線5a,25aに対し直交する水平面Hに沿って設けられ、ゲージ4の表面7に凹状の目盛12が付されている点で第一実施形態と相違する。
図9〜10に示す本発明の第3実施形態において、ゲージ4の表面7及びマーカ24の表面28は中心線5a,25aから外側へ離間するに従い裏面29側から表面28側に向かうように傾斜して設けられている点で第一実施形態と相違する。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 第1〜3実施形態において、第一の眼科手術用器具1のハンドル3及びゲージ4、または、第二の眼科手術用器具2のハンドル23及びマーカ24を透過樹脂により一体成形したので、軽量になって眼球の角膜38などに処置を施し易くなるとともに、金属で成形する場合より製造コストが下がって安価になるために使い捨て易くなり、第一の眼科手術用器具1及び第二の眼科手術用器具2の洗浄及び滅菌が不要となって感染症のリスクを低くすることができる。特に、透過樹脂であるゲージ4及びマーカ24を通して眼球の角膜38などを容易に視認することができ、眼球の角膜38などに処置を施し易くなる。従って、第一の眼科手術用器具1及び第二の眼科手術用器具2の使い勝手を良くすることができる。
(2) 第1〜3実施形態の第一の眼科手術用器具1において、ハンドル3の延設方向Xを含む鉛直面Vに対し直交する幅方向Yで、ハンドル3の頭部15の最大幅寸法をハンドル3の把持部14の最大幅寸法より大きく設定するとともに、ゲージ4の最大幅寸法より小さく設定するかまたは同一に設定している。特に、ハンドル3において、頭部15の幅寸法を把持部14からゲージ4に向かうに従い次第に大きくなるように設定して、頭部15で最も大きい曲げ応力が生じ易い頭端部3aの幅寸法を最も大きく設定している。例えば、ハンドル3の頭部15は、幅方向Yの両端部に設けた端壁16と、両端壁16間に設けた底壁17と、両端壁16と底壁17とにより囲まれた凹所18と、底壁17において凹所18に対する反対側で設けたリブ19とを有している。そのため、ハンドル3とゲージ4とを透過樹脂により一体成形したにもかかわらず、頭部15の断面形状を改良して頭部15の強度を高め、ハンドル3の強度を高めることができる。従って、第一の眼科手術用器具1及び第二の眼科手術用器具2の使い勝手を良くすることができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 第一の眼科手術用器具1のハンドル3及びゲージ4や第二の眼科手術用器具2のハンドル23及びマーカ24を透過樹脂以外に不透明樹脂により一体成形することができる。
・ 第一の眼科手術用器具1のハンドル3や第二の眼科手術用器具2のハンドル23において、頭部15,34に対し把持部14,33を透明樹脂により一体成形する以外に、頭部15,34に対し把持部を別素材により成形して連結したり把持部を着脱して交換可能にしたりすることができる。また、手術用機能部としてのゲージやマーカに対しハンドルを着脱可能に連結し、ゲージやマーカを使い捨てるとともにハンドルを着脱して複数回使用するようにしてもよい。
・ 第一の眼科手術用器具1のゲージ4や第二の眼科手術用器具2のマーカ24において、中心線5a,25aを中心とする360度の円周角度で周壁6,26を設ける以外に、例えば180度の円周角度で周壁6,26を設けることができる。
・ 手術用機能部としては、第一の眼科手術用器具1のゲージ4や、第二の眼科手術用器具2のマーカ24以外に、角膜厚さの測定など、眼科手術において必要な各種機能を採用することができる。
・ 混色成形または多色成形により、手術用機能部としてのゲージ4やマーカ24とハンドル3,23とを互いに異なる樹脂により成形してその樹脂の可視光の透過率を変えたり、手術用機能部としてのゲージ4やマーカ24を単色樹脂で成形するとともに、その単色樹脂と異なる色の樹脂を混合してハンドル3,23を成形するようにしてもよい。
・ ゲージ4の目盛12については、凹凸状の形態以外に、印刷やレーザーマーキングなどの表示手段を採用することができる。
なお、上記実施形態から導き出すことができる技術思想としては、次の点を挙げることができる。
(1)眼科手術用器具として、頭端部と尻端部との間で延設したハンドルと手術用機能部とを備えた眼科手術用器具において、このハンドルは尻端部から頭端部側へ延設した把持部と、この把持部と頭端部との間で延設した頭部とを有し、この頭部と前記手術用機能部とを樹脂により一体成形し、ハンドルの延設方向を含む鉛直面に対し直交する幅方向で、この頭部の最大幅寸法をこの把持部の最大幅寸法より大きく設定するとともにこの手術用機能部の最大幅寸法より小さく設定するかまたは同一に設定したこと。
(2)前記ハンドルにおいて把持部と頭部とを樹脂により一体成形したこと。
(3)眼科手術用器具として、頭端部と尻端部との間で延設したハンドルと手術用機能部とを備えた眼科手術用器具において、このハンドルは尻端部から頭端部側へ延設した把持部と、この把持部と頭端部との間で延設した頭部とを有し、この頭部と前記手術用機能部とを透過樹脂により一体成形し、ハンドルの延設方向を含む鉛直面に対し直交する幅方向で、この頭部の最大幅寸法をこの把持部の最大幅寸法より大きく設定するとともにこの手術用機能部の最大幅寸法より小さく設定するかまたは同一に設定したこと。
(4)眼科手術用器具として、頭端部と尻端部との間で延設したハンドルと手術用機能部とを備えた眼科手術用器具において、このハンドルは尻端部から頭端部側へ延設した把持部と、この把持部と頭端部との間で延設した頭部とを有し、この頭部と前記手術用機能部とを透過樹脂により一体成形したこと。
(5)前記ハンドルにおいて把持部と頭部とを透過樹脂により一体成形したこと。
(6)前記ハンドルにおいて頭部の幅寸法は把持部から手術用機能部に向かうに従い次第に大きくなるように設定されていること。
(7)前記ハンドルの頭部は、幅方向の両端部に設けた端壁と、この両端壁間に設けた底壁と、この両端壁と底壁とにより囲まれた凹所とを有していること。
(8)前記ハンドルの頭部において底壁には凹所に対する反対側で補強部を設けたこと。
1…第一の眼科手術用器具、2…第二の眼科手術用器具、3…第一の眼科手術用器具のハンドル、3a…頭端部、3b…尻端部、4…第一の眼科手術用器具のゲージ(手術用機能部)、14…ハンドルの把持部、15…ハンドルの頭部、16…頭部の端壁、17…頭部の底壁、18…頭部の凹所、19…頭部のリブ(補強部)、23…第二の眼科手術用器具のハンドル、23a…頭端部、23b…尻端部、24…第二の眼科手術用器具のマーカ(手術用機能部)、33…ハンドルの把持部、34…ハンドルの頭部、X…ハンドルの延設方向、V…鉛直面、Y…幅方向。

Claims (5)

  1. 頭端部と尻端部との間で延設したハンドルと手術用機能部とを備えた眼科手術用器具において、このハンドルは尻端部から頭端部側へ延設した把持部と、この把持部と頭端部との間で延設した頭部とを有し、この頭部と前記手術用機能部とを樹脂により一体成形し、ハンドルの延設方向を含む鉛直面に対し直交する幅方向で、この頭部の最大幅寸法をこの把持部の最大幅寸法より大きく設定するとともにこの手術用機能部の最大幅寸法より小さく設定するかまたは同一に設定し
    前記ハンドルにおいて頭部の幅寸法は把持部から手術用機能部に向かうに従い次第に大きくなるように設定され、前記ハンドルの頭部は、幅方向の両端部に設けた端壁と、この両端壁間に設けた底壁と、この両端壁と底壁とにより囲まれた凹所とを有していることを特徴とする眼科手術用器具。
  2. 前記ハンドルにおいて把持部と頭部とを樹脂により一体成形したことを特徴とする請求項1に記載の眼科手術用器具。
  3. 頭端部と尻端部との間で延設したハンドルと手術用機能部とを備えた眼科手術用器具において、このハンドルは尻端部から頭端部側へ延設した把持部と、この把持部と頭端部との間で延設した頭部とを有し、この頭部と前記手術用機能部とを透過樹脂により一体成形し、ハンドルの延設方向を含む鉛直面に対し直交する幅方向で、この頭部の最大幅寸法をこの把持部の最大幅寸法より大きく設定するとともにこの手術用機能部の最大幅寸法より小さく設定するかまたは同一に設定し
    前記ハンドルにおいて頭部の幅寸法は把持部から手術用機能部に向かうに従い次第に大きくなるように設定され、前記ハンドルの頭部は、幅方向の両端部に設けた端壁と、この両端壁間に設けた底壁と、この両端壁と底壁とにより囲まれた凹所とを有していることを特徴とする眼科手術用器具。
  4. 前記ハンドルにおいて把持部と頭部とを透過樹脂により一体成形したことを特徴とする請求項3に記載の眼科手術用器具。
  5. 前記ハンドルの頭部において底壁には凹所に対する反対側で補強部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つの請求項に記載の眼科手術用器具。
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