JP6476003B2 - 自動分析システム - Google Patents
自動分析システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6476003B2 JP6476003B2 JP2015032723A JP2015032723A JP6476003B2 JP 6476003 B2 JP6476003 B2 JP 6476003B2 JP 2015032723 A JP2015032723 A JP 2015032723A JP 2015032723 A JP2015032723 A JP 2015032723A JP 6476003 B2 JP6476003 B2 JP 6476003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- measurement
- emergency
- analysis
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、複数の検体容器を収容する検体ラックを複数搬送可能な検体搬送機構を備え、検体搬送機構上に既に設置された複数の検体ラックを後退させ、先頭に緊急検体ラックを設置可能とする構成が開示されている。
また、特許文献2には、略円弧状に複数の反応容器を配し、反応容器毎に透過光を測定する測定部を備え、血液凝固反応過程を同時に計測する構成が開示されている。
また、特許文献2では、複数の検体を同時に計測する構成であるものの、緊急検体計測に関する記載は無く、仮に、緊急検体計測が必要となる場合には、対をなす反応容器と測定部を所定数緊急検体用に予め確保しなければならず、通常時における自動分析装置のスループットの低下を招く恐れがある。また、自動分析装置全体での大型化が避けられない。
そこで本発明は、個々の測定を独立して行う測定ポートを有する自動分析システムにおいて、通常検体の分析スループットを維持しつつ、緊急検体への対応を可能とする自動分析システム及び自動分析方法を提供することにある。
また、本発明の自動分析システムは、生体試料である検体に所定の試薬を添加し収容する反応容器と、前記反応容器毎に設置された測定部と、緊急検体を受け付ける緊急検体受付処理部を有し、少なくとも、前記緊急検体受付処理部より入力される緊急検体の計測時間、緊急検体数及び、予め設定された通常検体測定スケジュールに基づき、前記受け付けられた緊急検体を前記測定部へ搬送し、直ちに計測可能か否かを判定する制御装置と、を備え、前記制御装置は、判定結果を表示装置に出力することを特徴とする。
更にまた、本発明の自動分析方法は、生体試料である検体に所定の試薬を添加し収容する反応容器と、前記反応容器毎に設けられた測定部よりなる測定ポートを複数備え、前記測定ポート毎に所定の分析項目の測定を行う自動分析方法であって、緊急検体が受け付けられると、前記測定ポート毎に通常検体の分析終了時刻を算出し、前記緊急検体の分析開始予定時刻と前記算出された測定ポート毎の分析終了時刻とを比較し、前記緊急検体の分析開始予定時刻以下となる測定ポート数を抽出し、前記抽出された測定ポート数が前記緊急検体数を超える場合、当該差分に応じた測定ポートに通常検体の分析を割り付けることを特徴とする。
自動分析装置2は、複数の反応容器22が設置され反応容器22毎に設けられた検出部21を有する反応容器測定ポート20、複数の反応容器22が収容される反応容器供給部23、反応容器22を移送する反応容器移送機構25、試薬昇温機能付き試薬分注機構26、測定後の反応容器22を廃棄するための反応容器廃棄部27、複数の検体容器41を収容する検体ディスク40、検体分注機構28、及び複数の試薬容器43を収容する試薬ディスク42を備える。ここで、反応容器22として、ディスポーザブル反応容器が用いられ、検体間でのコンタミが防止される。また、検体に対する分析項目として、血液凝固時間測定が含まれる場合では、反応容器22内にフィブリンによる血餅の固化が生じるため、反応容器22をディスポーザブル反応容器とすることが望ましい。なお、図1では反応容器測定ポート20に設置される反応容器22の数を一例として5個の場合を示しているが、これに限られず、反応容器測定ポート20への反応容器22の配置数を所望の個数に増減させても良い。また、図1では、反応容器測定ポート20は、複数の反応容器22を1ライン上に配置する構成を示すが、これに限られず、円環状に複数の反応容器22を配するディスク状の構成としても良い。
検体分注ポジション24に反応容器22が設置されると、検体分注機構28は、検体ディスク40に収容される複数の検体容器41の中から、測定対象となる検体を収容する検体容器41の直上へ、検体分注制御部5の指令に応じて、図1の破線円弧に示される軌道に沿って回動する。その後、検体分注機構28は、所定量の検体を吸引し、検体分注ポジション24に設置された反応容器22の直上へと回動し、当該反応容器22内へ所定量の検体を吐出する。
ここで、例えば、反応容器22内で試薬と混合された検体に対する分析項目が、血液凝固時間測定である場合、検出部21による血液凝固時間測定が開始される。検出部21は、例えば、LED等、所望の波長の照射光を反応容器22へ照射する光源、光源からの照射光により試薬と混合された検体から発する散乱光あるいは透過光を検出する受光部(測定部)から構成される。以下では、散乱光測定方式により血液凝固時間を測定する場合を例に説明するが、透過光測定方式、又は、吸光度測定方式等、その他所望の測定方式を採用することができる。
検出部21により測定された散乱光は、A/D変換器7によってデジタル信号に変換され、測定値として制御装置3へ送信される。なお、血液凝固時間測定についての詳細は後述する。血液凝固時間測定が完了すると、反応容器移送制御部4の指令により、反応容器移送機構25は、待機位置から、反応容器測定ポート20中の血液凝固時間測定が完了した反応容器22の直上へと移動する。その後、反応容器移送機構25は、測定完了後の反応容器22を把持し、反応容器廃棄部27へと移動し、当該反応容器22を廃棄する。測定完了後の反応容器22が廃棄されると、反応容器測定ポート20には空ポートが確保されるため、当該空きポートを用いて次の検体に対する分析が実行される。
プロセッサ30は、CPUあるいはMPU等が用いられ、記憶装置33は、プロセッサ30により読み出され実行される各種プログラムを格納するROM、或いは、プロセッサ30による演算過程のデータを一時的に格納するRAM等により実現される。また、記憶装置33は、各操作者のパスワード、出力装置38を構成する例えば液晶表示装置あるいはCRTディスプレイ等の各画面の表示レベル、分析パラメータ、分析項目依頼内容、キャリブレーション結果、分析結果等の情報を記憶する。ここで、各種プログラムは、図1に示した、反応容器移送機構制御部4、検体分注制御部5、及び試薬分注制御部6を制御するための制御プログラム、更には、後述する各検体に対する測定スケジュールを設定するプログラム等が含まれる。プロセッサ30は、内部バス36を介して記憶装置33へアクセスし、上記制御プログラムを読み出し実行する。制御プログラムの実行により得られた、反応容器移送機構制御部4への指令、検体分注制御部5への指令、及び試薬分注制御部6への指令は、内部バス36及び通信IF35を介してそれぞれ出力される。また、A/D変換器7によりデジタル信号に変換された分析項目に対応する測定結果は、通信IF35を介して制御装置3内に取り込まれる。取り込まれた測定結果は、分析結果として記憶装置33に格納されると共に、I/OIFを介して出力装置38へ出力される。
図4に示すように、検体情報DB32は、測定対象である検体を特定する「検体ID」毎に、例えば、「分析項目」、「分析時間」、「検体容器位置」、及び分析項目に対応して使用される「試薬」を紐付けて格納する。「検体容器位置」は、図1に示す検体ディスク40内における検体容器41の位置を示す情報である。図4に示すように、例えば、「検体ID」が“AAAA”の検体(通常検体)については、「分析項目」として、“血液凝固項目A”及び“血液凝固項目B”が設定されている。すなわち、異なる2種類の分析項目の測定を必要とする検体であることを意味している。血液凝固項目Aの測定に要する時間である「分析時間」は“T1”であり、血液凝固項目Bの測定に要する時間である「分析時間」は“T2”である。また、「検体容器位置」は、座標“X1,Y1”であり、この座標にて特定される検体ディスク40内の検体容器41内に、「検体ID」が“AAAA”で特定される通常検体が収容されていることが分かる。また、「試薬」欄に示されるように、血液凝固項目Aの測定では試薬R1が、また、血液凝固項目Bの測定では試薬R2が使用されことが分かる。なお、図4では、検体情報DBに格納される情報として、「検体ID」、「分析項目」、「分析時間」、「検体容器位置」及び「試薬」を示すが、これに限られず、更に、「試薬容器位置」等、必要に応じて適宜格納するよう構成すれば良い。また、「検体容器位置」を特定する情報として(X,Y)座標を用いる例を示すが、これに代えて、検体ディスク40に基準位置を設定し、この基準位置からの回転角度にて検体容器41の位置を特定しても良い。
また、図4では、「検体ID」が“BBBB”で特定される通常検体については、「分析項目」は“血液凝固項目A”のみが設定された場合を例示している。ここで、「分析時間」は、上述の反応容器22への検体分注(吐出)、反応容器測定ポート20への反応容器22の設置、試薬分注(反応容器22への試薬の吐出)、検出部21による測定、及び測定完了後の反応容器22の廃棄までに要する時間の総計である。また、例えば、血液凝固項目Aの測定に要する分析時間T1は10分であり、血液凝固項目Bの測定に要する分析時間T2は5分である。
以下、血液凝固項目Aを分析項目とし、緊急検体が受け付けられた場合を例に、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
なお、操作者によって、緊急検体設置予定時刻入力領域202に入力される時刻は、緊急検体の測定前に操作者が行う準備作業である、緊急検体の遠心分離、検体容器41への分取処理、及び分取後の検体容器41へのバーコードの貼付等が完了し、準備作業完了後の緊急検体を分析システム1に設置しスタートできる時刻となる。ここで、緊急検体設置時刻の入力の仕方として、緊急検体設置予定時刻入力領域202に、キーボード等の入力装置37により直接「時」、「分」を入力する構成あるいは、「時」及び「分」をプルダウンメニューから選択し入力する構成のいずれとしても良い。また、緊急検体を自動分析システム1に設置する予定時刻に替えて、緊急検体を自動分析システム1に設置するまでの時間[分]としても良く、特にその単位に限定はしない。
図7に示す画面表示状態にて、上述のように「登録」ボタンがクリックされると、図8に示す緊急検体設置時刻予約画面201に遷移する。図8に示すように、緊急検体設置時刻予約画面201は、図6と同様に、緊急検体設置予定時刻入力領域202及び測定項目数入力領域203を有する。緊急検体設置時刻予約画面201は、更に、緊急検体に対し実施される前準備作業工程表示領域305を備える。この前準備作業工程表示領域305に表示される情報は、上述の図7にて登録された内容である。また、図8中の緊急検体設置予定時刻入力領域201には、図7にて登録された準備作業工程である「遠心分離」、「検体分取」及び「バーコード貼付」に要する作業時間の総計20分を現在時刻「15:00」に加算し、自動的に「15:20」が推奨時刻として表示される。図7及び図8の表示画面構成及び表示画面遷移とすることで、図6の表示画面構成の場合に比べ、操作者に対する緊急検体設置予定時刻入力の負荷が軽減される。
上述の図6又は図8にて、「登録」ボタンがマウス等によりクリックされると、自動分析システム1は、緊急検体が設置される時刻と測定項目数(緊急検体数)を予め把握でき、緊急検体設置後、直ちに分析開始できるよう通常検体の測定スケジュールの割付チェックを開始する。
図3に示す制御装置3を構成するリスケジューラ47は、測定スケジュールDB31を参照し、反応容器測定ポート20を構成する測定ポートiの分析完了時刻(分析終了時刻tE)を算出する(ステップS11)。リスケジューラ47は、ステップS11にて算出された測定ポートiの分析完了時刻が、緊急検体受付処理部45から取得される緊急検体設置予定時刻以下か否かを判定する(ステップS12)。判定の結果、測定ポートiの分析完了時刻が緊急検体設置予定時刻以下の場合にはステップS13へ進む。また、判定の結果、測定ポートiの分析完了時刻が緊急検体設置予定時刻より大の場合には、後述するステップS16へ進む。
ステップS13において、リスケジューラ47は、N=iか否かを判定する。すなわち、リスケジューラ47は、ステップS11及びステップS12の処理を、反応容器測定ポート20が有する全ての測定ポート(N個)について実行したか否かを判定する。ここで、図1に示す場合を一例とし、Nは5である。判定の結果、N=iでない場合、ステップS14へ進みiを1インクリメント(i=i+1)し、ステップS11へ戻る。また、判定の結果、全ての測定ポートについてステップS11及びステップS12の処理が完了している場合(N=iの場合)、ステップS15へ進む。
ステップS17では、今回の通常検体の分析完了時刻が緊急検体設置予定時刻以下か否かを、リスケジューラ47が判定する。判定の結果、今回の通常検体の分析完了時刻が緊急検体設置予定時刻以下の場合、ステップS18に進む。また、今回の通常検体の分析終了時刻が緊急検体設置予定時刻より大の場合には、ステップS19に進み、通常検体分析不可として、今回、通常検体の測定スケジュールを測定ポートに割り付けることなく処理を終了する。
ステップS18では、リスケジューラ47は、本タイミングで通常検体の分析を行っても、緊急検体設置時の分析に影響を与えないことから、通常検体分析可能とし、当該今回の通常検体に対応する通常検体測定スケジュールを、測定スケジュールDB31に登録し、通常検体の測定スケジュール割付チェックを終了する。
これに対し、上述の図9に示すリスケジューラ47による通常検体測定スケジュール割付チェックを行うことにより、図12に示すリスケジューリング後における緊急検体到着時の各測定ポートでの分析状況を示すタイミングチャートとなる。すなわち、図12に示すように、登録された緊急検体設置予定時刻「15:20」において、測定ポート4及び測定ポート5は空き状態となり、緊急検体の分析に必要な測定ポート数(2個)分だけ測定ポートが確保され、2個の緊急検体を自動分析システム1に設置すると、直ちに分析に着手でき、緊急検体に対する分析結果を迅速に報告することが可能となる。
続いて、図14に示す状態から2分経過後の状態、すなわち、現在時刻が「15:18」における緊急検体設置予定時刻登録後の通常検体分析割付の状況を示すタイミングチャートを図15に示す。同様にリスケジューラ47は、図9のステップS11〜ステップS16までの処理を実行する。このとき、測定ポート1は通常検体の分析終了時刻(tE)が「15:25」、測定ポート2は通常検体の分析終了時刻(tE)が「15:26」、及び測定ポート3は通常検体の分析終了時刻(tE)が「15:27」であり、いずれも、緊急検体設置予定時刻である「15:20」を超えており、緊急検体設置予定時刻に使用可能な測定ポート数は、測定ポート4及び測定ポート5の「2個」となる。従って、ステップS16では、緊急検体の分析に必要な測定ポート数と緊急検体設置予定時刻に使用可能な測定ポート数が同一であることから、ステップS17に進む。
ステップS17では、リスケジューラ47は次のように判定する。すなわち、測定ポート4に今回、次の通常検体の測定スケジュールを割り付けると、「分析時間」が10分であることから、測定ポート4での通常検体の分析終了時刻(tE)は「15:28」となる。また、同様に測定ポート5に今回、次の通常検体の測定スケジュールを割り付けると、測定ポート5での通常検体の分析終了時刻(tE)は「15:29」となり、これら測定ポート4及び測定ポート5での通常検体の分析終了時刻が緊急検体設置予定時刻「15:20」を超過することから、ステップS19へ進み、測定ポート4及び測定ポート5へ通常検体の測定スケジュールを割り付けることなく、割り付けチェックを終了する。すなわち、測定ポート4及び測定ポート5に対する通常検体の測定スケジュールの割付が待機状態となる。これにより、緊急検体設置予定時刻「15:20」に到達時、緊急検体を自動分析システム1に設置後、直ちに、緊急検体の分析を開始できる状況を確保できる。
図16に、図15に示す状態から更に2分経過後、すなわち、現在時刻が登録された緊急検体設置予定時刻「15:20」に達した時点での通常検体分析割付お状況を示すタイミングチャートである。図16の測定ポート4の分析スケジュールより明らかなように、緊急検体が自動分析システム1に設置後、直ちに緊急検体の分析が開始される。
また、図4に示したように、同一の検体に対し、「血液凝固項目A」及び「血液凝固項目B」等の異なる種類の分析項目が設定され、或いは、異なる検体に、それぞれ異なる分析項目の測定が設定されている場合、「分析項目」に応じて「分析時間」が異なる。従って、このような場合において、図9に示すステップS17にて、仮に、ある「分析項目」に対応する通常検体の分析完了時刻が、緊急検体設置予定時刻を超過すると判定された場合、当該「分析項目」に代えて、「分析時間」の短い他の「分析項目」であれば登録された緊急検体設置予定時刻「15:20」以内に、分析が完了する場合、上記他の「分析項目」に入れ替え、通常検体の測定スケジュールを割り付ける構成としても良い。この場合、例えば、「分析項目」が“血液凝固項目A”(分析時間10分)から“血液凝固項目B”(分析時間5分)に入れ替えられる。
また、本実施例によれば、前準備作業が完了した緊急検体を自動分析システムに設置後、直ちに、当該緊急検体の分析を開始できるため、緊急検体測定開始までの時間的ロスを抑制し、緊急検体の測定結果を迅速に報告することができる。
更にまた、本実施例によれば、登録される緊急検体設置予定時刻までに尤度がある場合には、通常検体の分析を継続することができるため、通常検体の分析スループットを維持することができる。
緊急検体が検査室に到着すると、図18に示すように、出力装置38(図2)を構成する表示装置の画面上に、緊急検体設置時刻予約画面601及び現在時刻「15:00」が表示される。緊急検体設置時刻予約画面601は、緊急検体設置予定時刻入力領域602、測定項目数(緊急検体数)入力領域、及び緊急検体に対し、測定前に行うべき準備作業工程を入力及び/又は表示する領域から構成される。ここで、緊急検体に対し、その測定前に行うべき準備作業工程の設定については、上述の実施例1にて説明した図7と同様に行われる。
ステップS20では、リスケジューラ47は、検体情報DB32及び測定スケジュールDB31を参照し、測定ポートiの分析完了時刻(分析終了時刻(tE))を算出する。続いて、ステップS21にて、リスケジューラ47は、N=iか否かを判定する。判定の結果、N=iでない場合、ステップS22へ進み、iを1インクリメント(i=i+1)し、スッテプS20へ戻る。また、判定の結果、全ての測定ポートに対しステップS20の処理が完了(N=iの場合)している場合、ステップS23へ進む。
また、例えば、分析時間の長い分析項目を測定している場合、又は、前準備作業が不要な緊急検査が依頼された場合等において、緊急検体設置予定時刻を登録する時点で、既に予定時刻に緊急検体の分析に必要な測定ポート数が確保できないケースが生じ得る。このようなケースが生じた場合において、本実施例によれば、緊急検査を行う前に、操作者は予め遅れることを把握することが可能となり、他の自動分析システムあるいは自動分析装置により、当該緊急検体を測定すべきが、即座に判断でき、早期対処が可能となる。
2…自動分析装置
3…制御装置
4…反応容器移送機構制御部
5…検体分注制御部
6…試薬分注制御部
7…A/D変換器
20…反応容器測定ポート
21…検出部
22…反応容器
23…反応容器供給部
24…凝固時間検体分注ポジション
25…反応容器移送機構
26…試薬分注機構
27…反応容器廃棄部
28…検体分注機構
30…プロセッサ
31…測定スケジュールDB
32…検体情報DB
33…記憶装置
34…I/Oインターフェース(IF)
35…通信インターフェース(IF)
36…内部バス
37…入力装置
38…出力装置
40…検体ディスク
41…検体容器
42…試薬ディスク
43…試薬容器
44…スケジューラ
45…緊急検体受付処理部
46…緊急検体前処理登録部
47…リスケジューラ
201…緊急検体設置時刻予約画面
202…緊急検体設置予定時刻入力領域
203…測定項目数入力領域
301…緊急検体設置前準備設定画面
302…前準備作業の登録有無指定領域
303…前準備作業工程候補表示領域
304…前準備作業工程作業時間入力領域
305…緊急検体に対し実施される前準備作業工程表示領域
401…緊急検体到着時の分析状況
402…通常検体の分析を継続した場合の緊急検体設置予定時刻の分析状況
403…リスケジューリング後の緊急検体設置予定時刻の分析状況
501…現在時刻15:05の分析状況
502…現在時刻15:16の分析状況
503…現在時刻15:18の分析状況
504…現在時刻15:20の分析状況
505…現在時刻15:25の分析状況
601…緊急検体設置時刻予約画面
602…緊急検体設置予定時刻入力領域
603…登録確認画面
604…緊急検体測定可能時刻の表示領域
701…緊急検体到着時の分析状況
Claims (7)
- 生体試料である検体に所定の試薬を添加し収容する反応容器と、
前記反応容器毎に設置された測定部と、
緊急検体を受け付ける緊急検体受付処理部を有し、前記測定部により測定される通常検体に対し、予め設定された通常検体測定スケジュールを、前記緊急検体受付処理部より入力される緊急検体数及び/又は緊急検体計測時間に基づき、少なくとも、前記緊急検体が測定部に搬送される前に、当該緊急検体を含む通常検体測定スケジュールを作成する制御装置と、を備えることを特徴とする自動分析システム。 - 請求項1に記載の自動分析システムにおいて、
前記制御装置は、
前記反応容器と対をなす計測部を有する測定ポートを複数有する反応容器測定ポートと、
少なくとも、前記通常検体を特定する検体ID、分析項目、及び分析時間を、予め対応付けて格納する検体情報データベースと、を備え、
前記検体情報データベースを参照し、前記各測定ポートにおける通常検体測定スケジュールを予め設定することを特徴とする自動分析システム。 - 請求項2に記載の自動分析システムにおいて、
前記緊急検体受付処理部は、緊急検体数、前記緊急検体に対する分析項目、及び、前記緊急検体の分析開始予定時刻を受け付けることを特徴とする自動分析システム。 - 請求項3に記載の自動分析システムにおいて、
前記分析項目は、少なくとも、血液凝固時間測定のための血液凝固項目及び生化学分析を含み、
前記制御装置は、前記測定ポート毎に、前記通常検体の分析終了時刻を求め、当該求めた通常検体の分析終了時刻が前記緊急検体の分析開始予定時刻前となる測定ポートを抽出し、前記通常検体測定スケジュールを作成することを特徴とする自動分析システム。 - 請求項4に記載の自動分析システムにおいて、
前記制御装置は、前記緊急検体の分析前に実行すべき、少なくともバーコード貼付を含む前準備作業を受け付ける緊急検体前処理登録部を備え、
前記緊急検体前処理登録部より受け付けた前記前準備作業に要する時間及び、前記測定ポート毎の通常検体分析終了時刻に基づき、前記緊急検体分析開始予定時刻の推奨時刻を表示装置に表示することを特徴とする自動分析システム。 - 請求項4に記載の自動分析システムにおいて、
前記求めた通常検体の分析終了時刻が前記緊急検体の分析開始予定時刻前となる測定ポート数が、前記緊急検体の分析に必要な測定ポート数を超える場合、前記制御装置は、前記測定ポート数の差分に応じた測定ポートに対し、他の通常検体の測定スケジュールを割り付けることを特徴とする自動分析システム。 - 生体試料である検体に所定の試薬を添加し収容する反応容器と、
前記反応容器毎に設置された測定部と、
緊急検体を受け付ける緊急検体受付処理部を有し、前記測定部により測定される通常検体に対し、前記緊急検体受付処理部より入力される緊急検体数及び/又は緊急検体計測時間に基づき、少なくとも前記緊急検体が測定部に搬送される前に、当該緊急検体を含む通常検体測定スケジュールを作成する制御装置と、を備えることを特徴とする自動分析システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015032723A JP6476003B2 (ja) | 2015-02-23 | 2015-02-23 | 自動分析システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015032723A JP6476003B2 (ja) | 2015-02-23 | 2015-02-23 | 自動分析システム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156628A JP2016156628A (ja) | 2016-09-01 |
JP2016156628A5 JP2016156628A5 (ja) | 2017-10-19 |
JP6476003B2 true JP6476003B2 (ja) | 2019-02-27 |
Family
ID=56825763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015032723A Active JP6476003B2 (ja) | 2015-02-23 | 2015-02-23 | 自動分析システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6476003B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3842809B1 (en) * | 2018-08-22 | 2024-05-01 | Hitachi High-Tech Corporation | Automatic analysis device and automatic analysis system |
WO2020129537A1 (ja) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置、及び分析方法 |
JP6954949B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2021-10-27 | 日本電子株式会社 | 自動分析装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3757180B2 (ja) * | 2002-03-27 | 2006-03-22 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 臨床検査システム |
AU2003900810A0 (en) * | 2003-02-24 | 2003-03-13 | Vision Biosystems Limited | Method of scheduling |
JP4829716B2 (ja) * | 2006-08-18 | 2011-12-07 | シスメックス株式会社 | 血液凝固分析装置 |
JP5945573B2 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-07-05 | シスメックス株式会社 | 分析装置および分析方法 |
-
2015
- 2015-02-23 JP JP2015032723A patent/JP6476003B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016156628A (ja) | 2016-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7218458B2 (ja) | 自動分析装置及び自動分析方法 | |
US20180080949A1 (en) | Automated scheduler for laboratory equipment | |
EP2518514B1 (en) | A method for operating an automated sample workcell | |
JP6715960B2 (ja) | 生体試料検査室スクリーニングのためのシステムおよび方法 | |
EP3432003B1 (en) | Automated analysis device | |
CN106548039B (zh) | 分析检测管理系统和方法 | |
JP6307446B2 (ja) | 遠心分離システム、検体前処理システム、制御方法 | |
JP6550152B2 (ja) | 自動分析装置 | |
US11215627B2 (en) | Automatic analyzer | |
JP6476003B2 (ja) | 自動分析システム | |
CN110325864A (zh) | 自动分析装置 | |
EP3182133B1 (en) | Automated analytical system and method for operating thereof | |
JP5174629B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP5398705B2 (ja) | 実験室自動化システムにおけるサンプルの評価分析の実行の順序を決定するための方法 | |
CN112782411A (zh) | 一种样本重测策略的设置方法、重测方法和样本分析系统 | |
US20220011330A1 (en) | Automated Analysis Device, and Analysis Method | |
US11385250B2 (en) | Systems and methods for classifying a biological sample regarding the presence of an analyte | |
JP6234765B2 (ja) | 検体検査自動分析システム | |
CN112345778A (zh) | 级联的样本分析系统、装置和质控项目失控的处理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170911 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180717 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6476003 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |