JP6473914B1 - 回転気流生成装置およびレーザ加工機 - Google Patents

回転気流生成装置およびレーザ加工機 Download PDF

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Abstract

【課題】効率良く回転気流を生成する回転気流生成装置および粉塵等がレーザ光の照射の妨げにならないレーザ加工機を提供すること。【解決手段】本発明の一形態は、第1方向に延在する筒型であり、第1外周壁を有する第1筒部と、第1筒部の第1外周壁の外側に設けられ、第2内周壁を有し、第1外周壁と第2内周壁との間に空間を構成する第2筒部と、第1外周壁と第2内周壁との間に設けられ、空間を仕切ることで空間に渦巻き状の流路を構成する中間壁部と、空間の第1方向における一方端および他方端のうち一方端を閉じる第1蓋部と、他方端における前記中間壁部よりも外周側を閉じる第2蓋部とを備え、流路に空気が流れることで空間の他方端側に回転気流が形成される回転気流生成装置である。【選択図】図3

Description

本発明は、回転気流生成装置およびレーザ加工機に関するものである。
従来より、回転気流を利用したサイクロン式の集塵装置(掃除機など)が考えられている。サイクロン式の集塵装置では、回転気流によって塵と空気とを分離することで吸込効率の低下を抑制している。
例えば、特許文献1には、渦室の側壁に配設された吸い込み口より塵を含んだ空気を取り入れ、渦室内で旋回流を発生させ塵を分離し、渦室の中心軸位置に配設されたメインフィルタにて塵を捕集する集塵機が開示されている。
また、特許文献2には、含塵エアーを旋回させて粉塵とエアーとに分離するサイクロン式分離手段と、サイクロン式分離手段に向けて水を噴射するシャワー手段と、廃液を収容する廃液収容手段と、廃液を排出するドレン手段と、サイクロン式分離手段の内筒内に配設されたフィルタ手段と、フィルタ手段によって濾過されたエアーを排気する排気手段と、を備えた粉塵処理装置が開示されている。
また、レーザ加工機のような対象物に加工を行う装置では、加工に伴い対象物から煙や粉塵(以下、「粉塵等」とも言う。)が発生する。このため、加工途中において粉塵等を除去しながら処理を進める必要がある。通常、粉塵等を除去するためには、発生した粉塵等を吸引し、吸引した空気をエアフィルタに通すことで粉塵等を捕捉している。特許文献3には、レーザ光の回りを取り囲む集塵ダクトを配置し、集塵ダクト内に旋回流を生じさせてこの旋回流のまま粉塵等を排気する構成が開示されている。
特開2015−120138号公報 特開2004−001118号公報 特開2015−174102号公報
粉塵等が発生するレーザ加工部付近から上昇する回転気流を発生させることにより、加工部で発生した粉塵等の加工素材への付着を防止でき、また広域にわたり回転気流を発生させることにより広範囲で粉塵等を撹拌しながら集塵を行うことができる。結果、粉塵等の密度に起因するレーザ光の減衰を最小限に抑えることができる。このため、例えば集塵装置において回転気流を利用する場合、効果的に回転気流を生成する構成が望まれる。また、レーザ加工における集塵のみならず、プラズマ加工、切削加工における集塵および、特定区域の換気や排気を行う場合であっても回転気流を効果的に生成することは重要である。特に、レーザ加工機においては、加工の際に発生する粉塵等の量が多いと、加工素材への付着に起因する品質低下、舞い上がった粉塵等によるレーザ光の減衰による加工品質のばらつきの恐れがある。したがって、加工中に粉塵等を集塵装置で吸い込む場合、レーザ光の照射経路に粉塵等が残らないように処理することが重要である。
本発明は、効率良く回転気流を生成する回転気流生成装置および粉塵等がレーザ光の照射の妨げにならないレーザ加工機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一形態は、第1方向に延在する筒型であり、第1外周壁を有する第1筒部と、第1筒部の第1外周壁の外側に設けられ、第2内周壁を有し、第1外周壁と第2内周壁との間に空間を構成する第2筒部と、第1外周壁と第2内周壁との間に設けられ、空間を仕切ることで空間に渦巻き状の流路を構成する中間壁部と、空間の第1方向における一方端および他方端のうち一方端を閉じる第1蓋部と、他方端における中間壁部よりも外周側を閉じる第2蓋部とを備え、流路に空気が流れることで空間の他方端側に回転気流が形成される回転気流生成装置である。
このような構成によれば、第1筒部における第1外周壁と、第2筒部の第2内周壁との間に設けられる空間に中間壁部を設けて渦巻き状の流路が構成される。また、空間の一方端が第1蓋部によって閉じられ、他方端における中間壁部よりも外周側が第2蓋部によって閉じられているため、空間の他方端における第1筒部と中間壁部との間が開口している。この開口から流路に空気が流れることで、渦巻き状の流路に沿って気流が高速回転し、空間の他方端側(外側の領域)にも効率良く回転気流が形成される。
上記回転気流生成装置において、中間壁部は、第2内周壁と接続される付け根部と、付け根部から第2内周壁および第1外周壁に沿って延在する仕切り壁部と、第2内周壁および第1外周壁に接続されない先端部と、を有していてもよい。これにより、第1外周壁および第2内周壁に沿って渦巻き状の流路が構成される。
上記回転気流生成装置において、中間壁部は、第1方向に互いに重なる第1中間壁部と第2中間壁部とを有し、第1中間壁部の先端部と、第2中間壁部の先端部とが周方向に互いにずれて配置されていてもよい。これにより、第1方向および周方向のそれぞれにおいて互いにずれた位置に2つの渦巻き状の流路が構成され、より効果的に回転気流を生成することができる。
上記回転気流生成装置において、中間壁部は、第1外周壁の周方向に互いにずれて配置された第1中間壁部と第2中間壁部とを有していてもよい。これにより、周方向に互いにずれた位置に2つの渦巻き状の流路が構成され、より効果的に回転気流を生成することができる。
上記回転気流生成装置において、前記空間の他方端側の一定領域を覆うスカート部をさらに備えていてもよい。これにより、スカート部で囲まれた一定領域で効率的に回転気流を生成することができる。
上記回転気流生成装置において、前記空間と連通するポートから吸引する吸引部をさらに備えていてもよい。これにより、吸引部で吸引することで、流路の空気がポートを介して外部に吸引され、この吸引による流路の空気の流れによって空間の他方端側に回転気流が生成され、この回転気流によって効率のよい吸引が行われる。
本発明の一態様は、対象物に照射するレーザ光を出射するレーザ出射ヘッドと、対象物の上方に配置された上記回転気流生成装置と、を備え、レーザ光を第1筒部の筒内を通して対象物に照射し、対象物から発生する煙や粉塵を回転気流によって旋回させながら吸引するレーザ加工機である。
このような構成によれば、回転気流生成装置によって生成された回転気流が対象物の上方に形成される。この回転気流によって粉塵等が回転しながら吸引される。この際、粉塵等は対象物と回転気流生成装置との間の領域で旋回しながら吸引されるため、第1筒部の筒内に粉塵等が残らないドーナツ状の領域が発生し、この領域を通してレーザ光を対象物に照射することができる。
本発明によれば、効率良く回転気流を生成する回転気流生成装置および粉塵等がレーザ光の照射の妨げにならないレーザ加工機を提供することが可能になる。
レーザ加工機の構成例を示す斜視図である。 本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルを例示する斜視図である。 集塵ノズルを例示する分解斜視図である。 (a)および(b)は、本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルを例示する平面図である。 本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルを例示する断面図である。 本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルでの回転気流の様子を例示する断面図である。 本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルでの回転気流の様子を例示する平面図である。 他のスカート部を例示する斜視図である。 回転気流生成装置の他の例(その1)を示す平面図である。 (a)および(b)は、回転気流生成装置の他の例(その2)を示す平面図である。 回転気流生成装置の他の例(その2)を示す分解斜視図である。 中間壁部の他の例(その1)を例示する平面図である。 中間壁部の他の例(その2)を例示する平面図である。 回転気流生成装置の他の例(その3)を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(レーザ加工機の構成)
図1は、レーザ加工機の構成例を示す斜視図である。
図1に示すレーザ加工機100は、レーザ光Lのエネルギーを利用して対象物Wの切断等の加工を行う装置である。
レーザ加工機100は、加工機本体110と、ステージ120と、レーザ出射ヘッド130と、集塵ノズル140と、移動ユニット150とを備える。本実施形態に係る回転気流生成装置1は集塵ノズル140に適用されている。加工機本体110には、正面にスイッチ類111が配置され、内部には図示しない電源ユニット、制御回路、負圧ポンプなどが組み込まれている。加工機本体110の近傍には、ディスプレイ115、キーボード116およびマウス117などの入出力機器が配置され、加工プログラムによる各種の加工条件の設定、読み込み、保存、加工制御を行えるようになっている。
ステージ120は加工機本体110の上に配置され、一方向(例えば、Y軸方向)に移動可能になっている。ステージ120の上には対象物Wが載置される。対象物Wは、ステージ120上に、例えば負圧によって吸着固定される。
移動ユニット150は、例えば門型に構成され、ステージ120の例えば上方に配置される。移動ユニット150には、レーザ出射ヘッド130が取り付けられる。レーザ出射ヘッド130は、移動ユニット150によって一方向(例えば、X軸方向)に移動可能になっている。なお、本実施形態では、移動ユニット150によってレーザ出射ヘッド130をX軸方向、ステージ120をY軸方向に移動させて、レーザ光Lと対象物WとのXY軸に沿った相対的な位置関係を設定しているが、移動ユニット150およびステージ120のいずれか一方をXY軸に沿って移動可能に構成してもよい。
レーザ出射ヘッド130は、レーザ光Lを図示しない光学系によって集光して対象物Wに照射する。本実施形態において、レーザ出射ヘッド130はスキャンミラーによってレーザ光Lの照射角度を変化させて、レーザ光Lの照射範囲を走査できるようになっている。レーザ出射ヘッド130は、例えばガルバノスキャナヘッドである。加工の対象物Wとしては、例えば金属、樹脂、紙、木材など、各種の材料のものである。
集塵ノズル140は、レーザ加工を行う際に対象物Wから発生する粉塵等を吸引して集める。本実施形態では、対象物Wの上方に集塵ノズル140が配置される。集塵ノズル140には、レーザ出射ヘッド130から出射されるレーザ光Lの照射範囲を取り囲むような円筒型のスカート部50が設けられる。また、集塵ノズル140には吸引ダクト145が設けられ、集塵ノズル140で集めた粉塵等を、吸引ダクト145を介して吸い上げている。
レーザ加工機100には集塵分離部170が設けられていてもよい。集塵分離部170は、吸引ダクト145と排気ダクト35との間に設けられる。集塵分離部170は、集塵ノズル140から吸い込んだ粉塵等を空気と分離するフィルタの役目を果たす。
このようなレーザ加工機100で対象物Wの加工を行うには、先ず、ステージ120上に対象物Wを載置して、吸引等によって固定する。次に、所定のプログラムによって加工手順を設定し、実行すると、レーザ出射ヘッド130から対象物Wにレーザ光Lが照射され、レーザ光Lのエネルギーによって対象物Wの加工(切断、溝加工、マーキングなど)が施される。レーザ光Lの照射位置は、プログラムの処理によって、レーザ光Lのスキャンと、ステージ120および移動ユニット150の動作によって制御される。
集塵分離部170の後段には図示しない吸引装置(吸引部)が接続されており、レーザ加工機100による加工処理を行う間、吸引装置で発生した負圧によって粉塵等の吸引を行う。すなわち、加工によって対象物Wから発生した粉塵等は、吸引装置の負圧による吸引力によって集塵ノズル140で集められ、吸引ダクト145を介して排気ダクト35に送られる。
集塵分離部170が設けられている場合には、集塵分離部170の内部で発生した回転気流によって吸引された粉塵等が遠心分離される。そして、粉塵等の除去された空気が排気ダクト35を介して吸引装置から排出される。
(集塵ノズルの詳細)
図2は、本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルを例示する斜視図である。
図3は、集塵ノズルを例示する分解斜視図である。
集塵ノズル140に適用される回転気流生成装置1は、集塵ノズル140内で発生させた回転気流に伴い集塵ノズル140の外部(例えば、下方空間)の空気を回転させて回転気流を生成する機能を備える。
図2に示す集塵ノズル140では、本体部15の下方にスカート部50が設けられている。なお、説明の便宜上、図3に示す集塵ノズル140ではスカート部50は省略されている。
図3に示すように、集塵ノズル140に適用される回転気流生成装置1は、第1筒部10、第2筒部20と、中間壁部30と、第1蓋部41と、第2蓋部42とを備える。第1筒部10は筒型に設けられ、本体部15の内側中央部に配置されている。本実施形態では第1筒部10は円筒型を有している。ここで、第1筒部10の筒の延在する方向を第1方向D1と言うことにする。また、第1筒部10の筒の周回りの方向を周方向と言うことにする。筒型の第1筒部10は、筒の外壁である第1外周壁11と、筒の内壁である第1内周壁12とを有する。レーザ加工機100では、この第1筒部10の筒内をレーザ光Lが通過するようになっている。
第2筒部20は、第1筒部10の第1外周壁11の外側に設けられる。すなわち、第2筒部20は、第1筒部10の外側を周方向に囲むように設けられる。第2筒部20は、第2内周壁22を有する。第2内周壁22は第1外周壁11の外側に配置され、第1外周壁11と第2内周壁22との間には空間Sが構成される。第2筒部20は本体部15の外周を構成し、ポートPを備えている。ポートPは空間Sと連通する。図示する例では2つのポートPが設けられている。
中間壁部30は、第1外周壁11と第2内周壁22との間に設けられ、空間Sを仕切ることで空間Sに渦巻き状の流路Rを構成する部材である。ここで、渦巻き状とは、旋回するにつれ中心から遠ざかる(あるいは逆向きにたどれば近づく)ような曲線(螺旋型)であり、1周以上旋回してもよいし、1周未満の旋回(対数曲線的な形状)であってもよい。図示する例では2つの中間壁部30が設けられる。それぞれの中間壁部30は、第2内周壁22に接続される付け根部31と、付け根部31から第2内周壁22および第1外周壁11に沿って延在する仕切り壁部32と、第2内周壁22および第1外周壁11に接続されない先端部33とを有する。
中間壁部30が設けられることで、空間Sが第1外周壁11側の領域と、第2内周壁22側の領域とに分けられる。中間壁部30の先端部33は第2内周壁22および第1外周壁11に接続されていないため、周方向に渦巻き状となる流路Rが空間Sに構成されることになる。図示する例では、2つの中間壁部30が設けられているため、空間Sに互いに同軸となる2つの渦巻き状の流路Rが構成される。
第1蓋部41は、空間Sの第1方向D1における一方端および他方端のうち一方端を閉じるように設けられる。すなわち、第1蓋部41は、第1筒部10、第2筒部20および中間壁部30のそれぞれの第1方向D1における一方端と接するように設けられる。
第1蓋部41の中央部には孔41hが設けられる。この孔41hの径は、第1内周壁12の径よりも大きく、第1外周壁11の径よりも小さい。第1蓋部41は、一方端側において第1筒部10と孔41hとが同軸上に重なるように取り付けられる。
第2蓋部42は、空間Sの他方端における中間壁部30よりも外周側を閉じるように設けられる。すなわち、第2蓋部42は、第2筒部20および中間壁部30のそれぞれの第1方向D1における他方端と接するように設けられ、第1筒部10の第1方向D1における他方端とは接していない。第2蓋部42が第1筒部10の他方端と接していないことにより、第1筒部10の他方端と中間壁部30との間に開放口C(図5参照)が構成される。なお、第2蓋部42は一部において第1筒部10の他方端と接していてもよいが、開放口Cが構成されていればよい。
第2蓋部42の中央部には孔42hが設けられる。この孔42hの径は、第1外周壁11の径よりも大きく、中間壁部30の径(第1方向D1にみて中間壁部30を円相当にした場合の径)よりも小さい。第2蓋部42は、他方端側において中間壁部30の内周側に孔42hが配置されるように取り付けられる。ここで、回転気流生成装置1および集塵ノズル140において、第1蓋部41が設けられた側を一方端側、第2蓋部42が設けられた側を他方端側とも言うことにする。
図4(a)および(b)は、本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルを例示する平面図である。図4(a)には第1蓋部41が取り付けられた状態が示され、図4(b)には第1蓋部41を外した状態が示される。また、説明の便宜上、図4(b)では第2蓋部42の範囲をハッチングで示している。
図5は、本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルを例示する断面図である。図5には、図4(b)に示すA−A線断面図が示される。
図4(a)に示すように、第1蓋部41が取り付けられた状態では、空間Sにおける一方端側が全て閉じられる。一方、図4(b)に示すように、第2蓋部42が取り付けられた状態では、空間Sにおける他方端側の中間壁部30よりも外周側が閉じられ、中間壁部30と第1筒部10との間は開放している状態となる。
なお、第1蓋部41および第2蓋部42の両方を取り付けた状態では、第1筒部10の一方端側に孔41hが位置し、他方端側に孔42hが位置するため、第1筒部10の筒内は孔41hおよび42hを介して第1方向D1に貫通した状態となる。
図5に示すように、空間Sにおける中間壁部30よりも外周側は第1蓋部41および第2蓋部42の両方によって閉じられている。この閉じられた空間SとポートPとが連通した状態となっている。
一方、空間Sにおける中間壁部30よりも内周側は一方端側の第1蓋部41のみによって閉じられ、他方端側は開放している。したがって、この他方端側の開放している口(開放口C)は、第1筒部10の第1外周壁11に沿ってリング状に設けられる。また、渦巻き状に構成された流路Rの途中には、中間壁部30の先端部33が位置するため、中間壁部30は、流路Rの途中において第1筒部10側と第2筒部20側とを分岐する役目を果たしている。
(回転気流)
次に、回転気流について説明する。
図6は、本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルでの回転気流の様子を例示する断面図である。
図7は、本実施形態に係る回転気流生成装置が適用される集塵ノズルでの回転気流の様子を例示する平面図である。なお、説明の便宜上、図7には第1蓋部41および第2蓋部42は示されていない。
集塵ノズル140においては、ポートPに吸引ダクト145が接続されており、空間S内の空気をポートPから吸引している。この吸引によって流路Rが負圧となり、開放口Cから空気が流路R内に吸い込まれる。流路R内に吸い込まれた空気は、第1筒部10の第1外周壁11に沿って流れ、渦巻き状の流路Rに沿って回転していく。第1外周壁11に沿って回転する空気のうち、一部は中間壁部30で分岐され、第2内周壁22に沿ってポートPへ進む。残りの空気は第1外周壁11に沿って回転を続ける。
ここで、開放口Cはリング状に設けられているため、第1筒部10の他方端側の空気も開放口Cに沿ってリング状に吸い込まれることになる。そして、開放口Cより狭くなった流路Rに空気が吸い込まれることで、第1外周壁11に沿って回転する空気の流速は一気に高められ、流路Rに沿って高速旋回することになる。流路Rで生成される回転気流を流路内回転気流T1と言うことにする。
そして、この流路内回転気流T1の高速旋回に伴い、開放口Cの他方端側で孔42hまでの間の空間の空気も回転する。この空間で生成される回転気流を筒内回転気流T2と言うことにする。さらに、この筒内回転気流T2に伴って集塵ノズル140の他方端側の外部の空間(集塵ノズル140と対象物Wとの間の空間)の空気も高速回転することになる。この外部の空間の回転気流を他方端側回転気流T3と言うことにする。加えて、第1筒部10内などのノズル本体が負圧になることで、第1蓋部41の孔41hの近傍の空気が第1筒部10内に引き込まれながら回転する気流も発生する。この回転気流を一方端側回転気流T4と言うことにする。
本実施形態に係る集塵ノズル140において、流路内回転気流T1の流速が最も速く、次に筒内回転気流T2、その次に他方端側回転気流T3、さらにその次に一方端側回転気流T4の順となる。各回転気流は第1筒部10の筒の軸を中心として旋回することになり、これに伴って集塵ノズル140の他方端側の外側の空間に発生する他方端側回転気流T3も効率的に旋回することになる。また、孔41hの開口径および第1筒部10の高さの最適化によって一方端側および他方端側の気流のバランスを変えることができる。
レーザ加工機においては、集塵ノズル140の他方端側に加工の対象物Wを配置する。そして、対象物Wにレーザ光Lが照射され加工が始まると、対象物Wから粉塵等が巻き上がる。この際、舞い上がった粉塵等は集塵ノズル140によって生成された回転気流によって回転しながら開放口Cから流路Rに吸い込まれる。本実施形態では、先ず粉塵等は他方端側回転気流T3に乗って旋回し、続いて筒内回転気流T2に乗って集塵ノズル140内に引き込まれ、さらに旋回を続けながら開放口Cから流路Rに吸い込まれ、流路内回転気流T1に乗ってポートPから排出される。
回転気流によって回転する粉塵等はその重量による遠心力で中心から離れた位置で旋回しやすい。このため、回転気流の中心付近は周辺よりも粉塵等が少なくなる。すなわち、回転気流に沿って渦巻き状に旋回する粉塵等は、第1方向D1にみて第1筒部10の外側で多くなり、第1筒部10の筒内では少なくなる(旋回する粉塵等のドーナツ化)。
レーザ加工機において、レーザ光Lは第1筒部10の筒内を通過して対象物Wに照射される。集塵ノズル140によって吸い込まれる粉塵等はドーナツ化することから、レーザ光Lはこの粉塵等のドーナツ化した中央の領域(粉塵等がほとんど無い領域)を通過する。したがって、レーザ光Lは粉塵等に大きな影響を受けることなく対象物Wに到達することができる。
ここで、レーザ光Lをスキャンさせる場合、第1筒部10の筒内をスキャン範囲とすることで、レーザ光Lの照射領域が集塵ノズル140と干渉することはない。集塵ノズル140によって生成する回転気流の大きさをレーザ光Lの照射領域(スキャン範囲)に合わせて設定することで、スキャンするレーザ光Lであっても粉塵等による妨げを抑制することができる。
また、本実施形態に係る回転気流生成装置1では、第1蓋部41によって空間Sの一方端側が塞がれており、開放口Cが設けられた他方端側から粉塵等を吸引する。すなわち、集塵ノズル140の一方端側(第1蓋部41側)の圧力よりも他方端側(第2蓋部42側)の圧力のほうが低くなる。したがって、舞い上がった粉塵等が集塵ノズル140の一方端側から旋回することなく直接的に吸い込まれることを効果的に抑制することができる。すなわち、集塵ノズル140の他方端側の開放口Cからの吸い込みが優位であり、粉塵等の舞い上がりを抑制できる。
レーザ加工機100では、集塵ノズル140の一方端側から照射されたレーザ光Lが孔41hおよび42hを通して対象物Wに到達する。加工中に粉塵等が舞い上がり、集塵ノズル140の一方端側へ回り込むと、回り込んだ粉塵等によってレーザ光Lの照射の妨げとなる可能性が生じる。本実施形態では、この一方端側への粉塵等の回り込みが抑制されるため、レーザ光Lの照射の妨げを効果的に防止することができる。また、たとえ粉塵等が舞い上がって一方端側に回り込んだとしても、集塵ノズル140の一方端側で発生した一方端側回転気流T4によってドーナツ状に引き込まれていく。また、孔41hから外へ出ようとする粉塵等は一方端側回転気流T4によって押し戻されることになる。したがって、舞い上がった粉塵等がレーザ光Lの照射の妨げになることを効果的に抑制でき、集塵ノズル140の一方端側に設置される光学機器に粉塵等が接触することを防止することができる。なお、一方端側回転気流T4は、孔41hの開口径および第1筒部10の高さを最適化することで、流路内回転気流T1の気流の減衰を最小限に留め、一方端側の光学機器を保護することが可能となる。
ここで、一般的なサイクロン式の集塵装置(掃除機等)は、回転気流によって粉塵等の遠心分離を行うものである。しかし、本実施形態では回転気流生成装置1の内部で回転気流を発生させるのみならず、回転気流生成装置1の外側の空間においても回転気流(他方端側回転気流T3)を効果的に発生させている。これにより、旋回する粉塵等のドーナツ化を促進し、粉塵等がレーザ光Lの照射の妨げとならないようにする点で、一般的なサイクロン式の集塵装置とは全く技術思想が異なるものである。
より具体的には、一般的なサイクロン式の集塵装置では、旋回流を発生させて粉塵等を遠心分離し、分離後の空気を旋回流の中央から排出する。しかし、本実施形態に係る回転気流生成装置1を適用した集塵ノズル140は、ノズル内部のみならず外部にも回転気流を発生させて粉塵等を引き込み、そのまま流路RからポートPを介して(中央の孔41hから排出することなく)排出する。これにより、回転気流に乗せて粉塵等を効率良く吸引排出することができる。
図8は、他のスカート部を例示する斜視図である。
集塵ノズル140に適用される本実施形態に係る回転気流生成装置1において、スカート部50の形状は円筒型以外であってもよい。図8には、円錐台型のスカート部50が例示されている。円錐台型のスカート部50は、集塵ノズル140の本体部15から離れるほど径が大きくなっている。反対に、本体部15に近づくほど径が小さくなっている。このような形状のスカート部50により、スカート部50内の回転気流は本体部15に近づくほど旋回速度が高まり、効率よく回転気流を発生させることができる。
なお、スカート部50の形状はこれら以外であってもよい。すなわち、スカート部50の形状は、円筒型、円錐台型のほど、ラッパ型や逆円錐台型などであってもよい。
(回転気流生成装置の他の例)
図9は、回転気流生成装置の他の例(その1)を示す平面図である。説明の便宜上、図9には第1蓋部41および第2蓋部42は示されていない。
図9に示す回転気流生成装置1は、第1筒部10の第1外周壁11と、第2筒部20の第2内周壁22との間に1つの中間壁部30を備えている。この中間壁部30においては、付け根部31から先端部33まで延在する仕切り壁部32が第1筒部10の外周における約半周分(約180度)にわたり設けられている。この回転気流生成装置1では、空間Sと連通するポートPが1つである。
このように、比較的長い中間壁部30が設けられることで、中間壁部30によって構成される流路Rの渦巻き型の形状を明確に構成することができる。図9に示す例では、第1筒部10の外周に約1周半にわたる渦巻き状の流路Rが構成される。これにより、開放口Cから吸い込まれた空気が渦巻き状の流路Rを介してポートPまで流れる間に効率良く回転気流を生成することができる。
図10(a)および(b)は、回転気流生成装置の他の例(その2)を示す平面図である。
図11は、回転気流生成装置の他の例(その2)を示す分解斜視図である。説明の便宜上、図10および図11には第1蓋部41および第2蓋部42は示されていない。
図10および図11に示す回転気流生成装置1では、中間壁部30が第1中間壁部301と第2中間壁部302とを有している。図10(a)には第1中間壁部301が示され、図10(b)には第2中間壁部302が示される。図11に示すように、第1中間壁部301と第2中間壁部302とは、互いに第1方向D1に重なるよう配置される。
第1中間壁部301の先端部33と、第2中間壁部302の先端部33とは、周方向に互いにずれて配置されている。例えば、第1中間壁部301の付け根部31と、第2中間壁部302の付け根部31とはほぼ同じ位置であるが、それぞれ延在する仕切り壁部32の長さが異なっている。第1中間壁部301の仕切り壁部32の長さは、第2中間壁部302の仕切り壁部32の長さよりも短い。例えば、第1中間壁部301の仕切り壁部32の延在する周方向の角度は約10度〜90度、好ましくは約20度〜30度であり、第2中間壁部302の仕切り壁部32の延在する周方向の角度は約90度〜270度、好ましくは約170度〜180度である。これらの角度差は180度前後であることが好ましい。
第1中間壁部301によって周方向に渦巻き状の流路R1が構成され、第2中間壁部302によって周方向の渦巻き状の流路R2が構成される。流路R1およびR2は、互いに第1方向D1および周方向のそれぞれにおいてずれた位置に構成される。したがって、これらの2つの渦巻き状の流路R1およびR2によって第1方向D1に2段の回転気流が生成され、これにより回転気流生成装置1の他方端側の空間に効果的に回転気流が生成される。
なお、図10および図11に示す例では第1中間壁部301および第2中間壁部302によって2段の流路R1およびR2を構成しているが、3つ以上の中間壁部によって3段以上の流路を構成してもよい。また、第1中間壁部301および第2中間壁部302は別部品として形成して重ね合わせてもよいし、一体成形されてもよい。
(中間壁部の他の例)
図12は、中間壁部の他の例(その1)を例示する平面図である。説明の便宜上、図12には第1蓋部41および第2蓋部42は示されていない。また、図12には、回転気流生成装置1をレーザ加工機100の集塵ノズル140に適用した例が示される。
図12に示す集塵ノズル140では、2つの中間壁部30のそれぞれにおける先端部33が第1筒部10の第1外周壁11と接している。2つの中間壁部30におけるそれぞれの先端部33が第1外周壁11と接することで、第1筒部10の外側に形成される流路内回転気流T1のスタート位置が2つに分けられる。すなわち、1つのスタート位置から形成される流路内回転気流T1は1つのポートPへ達する経路を構成する。したがって、いずれかのスタート位置から吸い込まれた粉塵等は、他のスタート位置から吸い込まれた粉塵等と交錯することなくポートPへ送られる。
図13は、中間壁部の他の例(その2)を例示する平面図である。説明の便宜上、図13には第1蓋部41および第2蓋部42は示されていない。また、図13も図12と同様に、回転気流生成装置1をレーザ加工機100の集塵ノズル140に適用した例が示される。
図13に示す集塵ノズル140では、1つの中間壁部30における先端部33が第1筒部10の第1外周壁11と接している。これにより、流路内回転気流T1のスタート位置が1箇所となり、強力な流路内回転気流T1が形成される。粉塵等はこの1箇所のスタート位置から強力な流路内回転気流T1によって吸い込まれ、ポートPへ送られる。
集塵ノズル140を小型化することを考慮した場合、吸気の流路内圧力損失を最小限にするため、流路面積を大きくすることが望ましい。また、ポートPを1箇所にする場合は2箇所の場合と比較して気流の乱れも小さくなると考えられる。図13に示すように、1つの中間壁部30における先端部33を第1外周壁11と接するように構成することで、1つの強力な流路内回転気流T1を、気流の乱れが少ない状態で発生させることができ、集塵ノズル140を小型化した場合の流路内圧力損失を抑制して効果的な集塵を行うことが可能となる。
図14は、回転気流生成装置の他の例(その3)を示す斜視図である。
図14に示す回転気流生成装置1は、部屋1000の空調機器として適用されている。部屋1000の天井部分1100に本実施形態に係る回転気流生成装置1を配置することで、部屋1000の空気に回転気流を生成して、室内空気を掻き混ぜるように動かすことができる。
回転気流生成装置1は、部屋1000の空気を吸引してもよいし、部屋1000に空気を送り出すようにしてもよい。空気を吸引する場合には集塵ノズル140と同様にポートPから流路R内の空気を吸い込むようにし、空気を送り出す場合には反対にポートPから流路R内に空気を送出するようにする。
部屋1000に回転気流生成装置1を設ける場合、部屋1000の隅1001に湾曲板1200を設けておくことが好ましい。例えば部屋の四つの隅1001に湾曲板1200を配置する。それぞれの湾曲板1200は、第1方向D1にみて隅1001を覆うR型(円弧型)を成しており、例えば天井高さから第1方向D1に所定の長さで延在している。これにより、部屋1000の隅1001が丸くなり、4つの湾曲板1200と部屋1000の壁とによって部屋1000を囲む大きなスカート部50が設けられていることと等価となる。
湾曲板1200が設けられることで、回転気流生成装置1によって生成される回転気流は部屋1000の中で効果的に旋回することになる。空調機器として本実施形態に係る回転気流生成装置1を適用すれば、部屋1000の空調効率を高めることができる。
また、回転気流生成装置1は、部屋1000の空気清浄機として利用することも可能である。さらに、回転気流生成装置1は、工場等の室内や屋外の空気を吸引して集塵する装置として利用してもよいし、加湿した空気を送り出すことで加湿装置としても利用してもよい。
以上説明したように、実施形態によれば、効率良く回転気流を生成する回転気流生成装置1および粉塵等がレーザ光Lの照射の妨げにならないレーザ加工機100を提供することが可能になる。
なお、上記に本実施形態およびその具体例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、レーザ出射ヘッド130は一軸方向に移動する移動ユニット150に設けられる場合のほか、多関節アームに設けられていてもよい。また、集塵ノズル140は下方から粉塵等を吸引するよう配置された例を示したが、横から吸引するように横向きに配置してもよいし、吸引口を上や斜めに向けて配置するようにしてもよい。また、前述の各実施形態またはその具体例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
本実施形態に係る回転気流生成装置1は、レーザ加工機100以外の加工機、例えば、レーザ溶接機、レーザやレーザ以外のエネルギーを用いた加熱装置、ブレードによる切断装置、3次元造形装置(3Dプリンタ)など、加工処理の際に粉塵等が発生する加工機に好適に利用可能である。また、回転気流生成装置1は、レーザ加工機100や室内空調機器以外にも、屋外の空気を吸引して集塵する集塵装置に利用したり、空気を送出する送風装置に利用したりすることも可能である。
1…回転気流生成装置
10…第1筒部
11…第1外周壁
12…第1内周壁
15…本体部
20…第2筒部
22…第2内周壁
30…中間壁部
31…付け根部
32…仕切り壁部
33…先端部
35…排気ダクト
41…第1蓋部
41h…孔
42…第2蓋部
42h…孔
50…スカート部
100…レーザ加工機
110…加工機本体
111…スイッチ類
115…ディスプレイ
116…キーボード
117…マウス
120…ステージ
130…レーザ出射ヘッド
140…集塵ノズル
145…吸引ダクト
150…移動ユニット
170…集塵分離部
301…第1中間壁部
302…第2中間壁部
1000…部屋
1001…隅
1100…天井部分
1200…湾曲板
C…開放口
D1…第1方向
L…レーザ光
P…ポート
R…流路
R1…流路
R2…流路
S…空間
T1…流路内回転気流
T2…筒内回転気流
T3…他方端側回転気流
T4…一方端側回転気流
W…対象物

Claims (7)

  1. 第1方向に延在する筒型であり、第1外周壁を有する第1筒部と、
    前記第1筒部の前記第1外周壁の外側に設けられ、第2内周壁を有し、前記第1外周壁と前記第2内周壁との間に空間を構成する第2筒部と、
    前記第1外周壁と、前記第2内周壁との間に設けられ、前記空間を仕切ることで前記空間に渦巻き状の流路を構成する中間壁部と、
    前記空間の前記第1方向における一方端および他方端のうち前記一方端を閉じる第1蓋部と、
    前記他方端における前記中間壁部よりも外周側を閉じる第2蓋部と、
    を備え、
    前記流路に空気が流れることで前記空間の前記他方端側に回転気流が形成される回転気流生成装置。
  2. 前記中間壁部は、
    前記第2内周壁と接続される付け根部と、
    前記付け根部から前記第2内周壁および前記第1外周壁に沿って延在する仕切り壁部と、
    前記第2内周壁および前記第1外周壁に接続されない先端部と、を有する、請求項1記載の回転気流生成装置。
  3. 前記中間壁部は、前記第1方向に互いに重なる第1中間壁部と第2中間壁部とを有し、
    前記第1中間壁部の先端部と、前記第2中間壁部の先端部とが周方向に互いにずれて配置された、請求項1または2に記載の回転気流生成装置。
  4. 前記中間壁部は、前記第1外周壁の周方向に互いにずれて配置された第1中間壁部と第2中間壁部とを有する、請求項1または2に記載の回転気流生成装置。
  5. 前記空間の前記他方端側の一定領域を覆うスカート部をさらに備えた、請求項1から4のいずれか1項に記載の回転気流生成装置。
  6. 前記空間と連通するポートから吸引する吸引部をさらに備えた、請求項1から5のいずれか1項に記載の回転気流生成装置。
  7. 対象物に照射するレーザ光を出射するレーザ出射ヘッドと、
    前記対象物の上方に配置された請求項6記載の回転気流生成装置と、
    を備え、
    前記レーザ光を前記第1筒部の筒内を通して前記対象物に照射し、
    前記対象物から発生する煙や粉塵を前記回転気流によって旋回させながら吸引する、レーザ加工機。
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